ONFは2017年8月にEP「ON/OFF」でデビューし、今回の「SPIN OFF」は5枚目のEPになります。3枚目のEPのタイトル曲「사랑하게 될 거야 (We Must Love)」のMVはベトナム、4枚目のEPのタイトル曲「WHY」のMVはドイツ・フランス・スイス・ロシアなど、アルバム曲の「Moscow Moscow」のMVはロシアで撮影されており、今回も「Sukhumvit」(タイの首都バンコクの地域・通りの名前)とついていることから、タイでのMV撮影の予定があったもののCOVID-19の影響でかなわず、残念ながらCGとセットでの舞台になってしまいました。
メントは徐々にジャマイカ島中に広がり、1940年代にはダンスや社交行事で使われる唯一の音楽供給源になり、50年頃からCount LasherやAlerth Bedassee、Harold Richardson and The Ticklersなどのたくさんのメントシンガーが登場します。これらのアーティストを検索すると、「Calypso(カリプソ)」と曲名につくものが多いですが、カリプソはトリニダード・トバゴで発達した音楽ジャンルで、源流は違っていても類似性があることから同じものと混同されやすいです。イギリス領だったトリニダード・トバゴから戦後、イギリスに人が流れ、50年代にはイギリスでカリプソブームが起こったこともあり、アメリカのレコード会社がより知名度の高いカリプソを称してメントの楽曲が売られたことが原因です。
「USA for Africa」の提唱者Harry Belafonteが歌った「Banana Boat Song」は100万枚以上を売り上げたカリプソのヒット曲として有名ですが、実際はメントの楽曲で、カリプソ風にアレンジしたと言われたりしています。 ■Harry Belafonte - Banana Boat Song (1956)
このように、50年代のジャマイカではメントがはやっていましたが、イギリス統治の影響から首都キングストンではブラスバンド形式のジャズ楽団があり、主にメントは労働者階級がメインで、中産階級にはジャズが好まれていました。1880年に設立されたキングストンにあるAlpha Boys Schoolはカトリック系の職業訓練学校で、ストリート生まれの恵まれない子や家庭に問題を抱えている子どもたちに厳しい躾を教育するのと共に、1950年代頃からジャズの音楽教育プログラムも取り入れられましたが、生計が立てられるようにという意味も込められていたのではないかと思います。
Alpha Boys Schoolの卒業生は、ジャマイカのビッグバンド(ジャズを大人数のバンド形式で演奏するもの)で演奏したり、ラスタファリアンたちとナイヤビンギという集会で管楽器を演奏するセッションが度々行われました。ラスタファリアンというのはラスタファリ運動(ラスタファリアニズム)の実践者のことで、1930年代にジャマイカの労働者階級と農民を中心に発生したアフリカ回帰運動のことです。
また今までは曲の冒頭や間奏部分で楽曲の紹介をする役割の人(Deejay)がVersionが発明された以降はそこに言葉を乗せ、歌手のようにレコーディングし曲を発表するようになります。この「Deejay」は現在Hiphopなどで一般的な選曲をする「DJ」とは違い、Versionに乗せて喋ったり語ったりする(トースティングする)役割の人のことを言います。Deejayによるトースティングはレゲエ特有のボーカルスタイルとして定着していき、後のラップを生み出すことに影響を与えたと言われています。 ■U-Roy - Wake The Town (70)
4-2:74年、Billboardチャートで初の1位〜「ダンスホールレゲエ」誕生
レゲエの語源については諸説ありますが、1つはパトワ語の「rege-rege」(レゲレゲ、ぼろ・ぼろ布・口喧嘩・口論の意味のスラング)から転じたと言われており、Toots & The Maytalsの「Do The Reggae」という曲によってジャマイカ全体に広がったようです。
72年にはSimon & GarfunkelのPaul Simonがレゲエを取り入れた「Mother and Child Reunion」の入ったアルバムをリリースしビルボードチャート4位になり、今までは欧米圏でイギリスしか認知のなかったレゲエがアメリカでも注目されることとなります。
全てジャマイカで制作された初の長編映画『The Harder They Come』はジャマイカからロンドンに活動の場を映したジャマイカ人、Jimmy Cliffが主演をし、73年にはBob Marley & The Wailersがメジャーデビュー、74年にはEric ClaptonがBob Marley & The Wailersの「I Shot The Sheriff」をカバーし、レゲエ楽曲として初めてBillboard Hot 100チャートで1位を獲得します。
昨今のコロナ禍で大きな打撃を受けた映画界。とりわけ、世界各国の多様で良質な映画を届ける、日本ならではの劇場システムである“ミニシアター”は、外出自粛による減収、さらには長引く休館の対応により、存続の危機に立たされた。一方で「SAVE the CINEMA」の署名運動が活発化し、「ミニシアター・エイド基金」のクラウドファンディングで前例のない金額が集まるなど、日常生活においてミニシアターが欠かせない存在であることを多くの人が再認識する機会にもなった。
昨今のコロナ禍で大きな打撃を受けた映画界。とりわけ、世界各国の多様で良質な映画を届ける、日本ならではの劇場システムである“ミニシアター”は、外出自粛による減収、さらには長引く休館の対応により、存続の危機に立たされた。一方で「SAVE the CINEMA」の署名運動が活発化し、「ミニシアター・エイド基金」のクラウドファンディングで前例のない金額が集まるなど、日常生活においてミニシアターが欠かせない存在であることを多くの人が再認識する機会にもなった。
iMe KOREA所属6人組グループ、Dreamnoteの3枚目シングル・アルバム『Dream Wish』の収録曲です。アルバムをブラック・アイド・ピルスンのチェ·ギュソンがプロデュースしており、全体的にコンセプトがしっかりした良いアルバムです。「Bittersweet」はChill House系の楽曲で、サビで聞こえるメインボーカルのララの特徴的な声が大好きです。
事務所があまり聞き馴染みがないかもしれませんが、北京に本社がありアジア10カ国に子会社を置く、音楽を総合的に扱うiME Entertainment Group Asiaの子会社です。iME KOREAにアイドルグループが所属するのはDreamnoteが初で、俳優のイ・セジンやR&BデュオのFly to the skyが所属しています。
펜타곤 (PENTAGON) - TALK (2020.02.12)
CUBE ENTERTAINMENT所属9人組グループ、Pentagonの初フルアルバム『UNIVERSE:THE BLACK HALL』の収録曲で、歌詞をメンバーのジノ、ウソクが書いています。1つ前のEP『SUM(ME:R)』に収録されている「SUMMER!」と作曲・作詞が同じ顔ぶれで、どちらもポップさと寂しさが共存する趣のある曲です。
昨年、日本語楽曲の「HAPPINESS」について記事を書きましたが、音楽的にも彼らの実力が高いことは明らかなので、今後も今まで以上に多様なPentagonを見せて欲しいです。4月から6月にかけてMnetのサバイバル番組『Road to Kingdom』に出演し、兵役直前のジノへのサプライズステージが話題になりましたが、デビューからのさまざまな苦難を思い出し、私はまんまと大号泣しながら視聴しました。
NCT127 - 낮잠 (Pandora's Box) (2020.03.06)
SM Entertainment所属10人組グループ、NCT127の2枚目のフルアルバム『NCT#127 Neo Zone』の収録曲です。アルバム全ての曲にTrack VideoというショートMVのようなものがあり、リリース前からすでにかなりの労力がかかっていることがわかりました。ちなみに「Pandora's Box」のTrack Videoはこちらです。このようなグルーヴたっぷりのR&Bをラップも乗せた上でさらりとこなせるメンバーの技術力の高さに毎回感嘆します。
TOP MEDIA所属5人組グループMCNDのシングル曲です。5月の特集で取り挙げているため細かい説明は不要だと思いますが、コロナ禍でこの曲と歌詞、彼らのプロモーションに救われた人がいるんじゃないかと思います。まだデビューして半年少しでシングルが2曲、EPが1枚しかリリースされていないですが今後に期待したいです。
에이핑크 (Apink) - Yummy (2020.04.13)
Play M Entertainment所属6人組グループ、Apinkの9枚目のEP『LOOK』の収録曲です。一つ前のEP『PERCENT』も全体的に良く、今回も「Yummy」と「Be Myself」で本当に悩みましたが、「Be Myself」はメンバー3人のユニット曲なため、全員いる「Yummy」を選びました。ちなみに、あとの3人のユニット曲「Love is Blind」も良い曲で、音楽番組ではタイトル曲の「덤더럼(Dumhdurum)」とユニット曲の計3曲を披露して活動しました。
WM Entertainment所属7人組グループOH MY GIRLの7枚目のEP『NONSTOP』のタイトル曲です。OH MY GIRLは19年下半期に『Queendom』というMnetのサバイバル番組に出演し知名度を上げ、その後初めてのリリースが今回の『NONSTOP』でした。成績は恐らく誰もが想像する以上で、音楽番組で1位獲得はもちろんのこと、melon(韓国でシェア1位の音楽配信サイト)のチャートでもかなり長い期間にわたって1位、及び上位にチャートインします。melonは利用にあたり、韓国の携帯番号での認証が必要なため実質韓国に住む人しか利用ができず、音楽番組や他配信サイトに比べて、より韓国内での人気を反映しているチャートと言えます。
この記事を書いている7月末に確認しても、いまだに「Nonstop」が13位にチャートインしています(ちなみに12位には収録曲「Dolphin」がいます)。また曲中のミミのラップが非常に良く、デビュー当時からOH MY GIRLの楽曲に好きなものはたくさんありましたが、デビューから5年たってようやくそれに気付けた曲でもあります。
공원소녀 (Girls in the Park) - 공중곡예사 (Wonderboy, the Aerialist) (2020.04.28)
KIWI Media Group所属7人組グループ公園少女の4枚目EP『the Keys』の収録曲です(今回はメンバー・ソソがケガなどの理由で活動に参加していません)。デビューから「夜の公園シリーズ」と称してDeep House・UK Garage楽曲がタイトル曲のEPを3枚リリースしましたが、今回はタイトル曲が少しElecto寄りの楽曲になっており、また別のシリーズが始まるようです。
今までの3枚のEPも全て良いのですが、今回も「공중곡예사(Wonderboy, the Aerialist)」と「Tweaks ~ Heavy cloud but no rain」の2曲でどちらを挙げるか非常に悩みました。4つ打ちやバラードの楽曲をやる女性アイドルグループはたくさんあれど、このようなシャッフル調のJazz楽曲をやるグループはあまりないためこちらを選びました。この曲はタイトル曲「BAZOOKA!」の後続曲として音楽番組で何度かステージも披露しているので検索して見てみて下さい。特に人気や反応などに左右されず、毎回最高クオリティの楽曲を準備出来るKIWI Mediaに、これからもよろしくね! と言いたいです。
もはや説明不要、SM Entertainment所属EXOのメインボーカル・ベッキョンの2枚目のソロEP『Delight』の収録曲です。こちらもEPの「R U Ridin'?」「Bungee」「Poppin'」と、どれにするか迷いました。6月の記事で特集しています。SMのグループに所属するアーティストでソロ活動が好きなのは、SHINeeのキーとベッキョンなのですが、2人ともセルフプロデュースがうまく、今後もソロアルバムをリリースして欲しいなと思わせます。
ESTiは学生時代、外大の日本語学科に所属していた経歴もあり、昔からゲーム音楽を作成したり、日本の音系・メディアミックス同人即売会M3に参加し楽曲を発表するなど日本との縁が深く、「アイドルマスター2」や「アイドルマスターシンデレラガールズ」などのゲーム楽曲を複数制作しています。ユキカがESTIMATEに所属してからは、全ての楽曲のプロデュースとクリエイティブディレクターをESTiが手掛けており、不思議な巡り合わせだなぁと感じます。アルバム『서울여자』も「From HND to GMP」という東京からソウルに行くのに定番の航路をタイトルにした楽曲が1曲目に置かれており、アルバムとして完成された作りなので是非通して聞いてみて下さい。