不振の大河ドラマ『西郷どん』に“救世主”現る!? 二階堂ふみ登場で視聴率急上昇!

 視聴率が低迷するNHK大河ドラマ『西郷どん』(鈴木亮平主演/日曜午後8時~)に“救世主”が現れたかもしれない。

 同ドラマの視聴率は、第16話では11.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)まで落ち込んだが、直近の第18話(13日放送)では14.4%まで回復したのだ。しかも、裏の『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)が番組歴代3位タイとなる22.4%の高視聴率を記録しただけに、『西郷どん』の健闘ぶりが光った。

 同ドラマは、同話から、「奄美大島編」に突入した。スト―リー的には、月照(尾上菊之助)とともに、冬の錦江湾に身を投げた西郷吉之助(鈴木)は奇跡的に生き返る。だが、藩命により菊池源吾という仮の名で、ひそかに奄美大島に流される。そこで、龍家の当主・龍佐民(柄本明)の世話になるが、吉之助は絶望し、島人たちを容易に近づけない。そんな中、佐民の姪で、吉之助の世話をする、とぅまと呼ばれる娘・愛加那(二階堂ふみ)と出会い、心が変わっていく。後に、愛加那は吉之助の2番目の妻となる。

 当初、同ドラマは「薩摩言葉がわかりづらい」と視聴者から多くの声が寄せられたようだが、「奄美編」でも、標準語ではなく、「奄美言葉」を用いている。「薩摩言葉」より、さらに難解な「奄美言葉」は、なじみがない視聴者にはほとんど理解不能。そのため、字幕が付けられるという異例の事態となっている。このあたりは、島の情緒をより忠実に表現したいという脚本家(中園ミホ氏)の“こだわり”なのだろう。

 奄美は琉球に近く、沖縄出身の二階堂を「奄美編」のヒロインに起用したのは、絶妙のキャスティングといえそうで、彼女の演技力や南国系のルックス、「奄美言葉」も出色。視聴率も劇的に回復しただけに、二階堂は“救世主”といえるのかもしれない。

 同ドラマは、初回15.4%で大河史上ワースト2位の発進となったが、第2話以降、14~15%台で、安定した数字をキープしていた。ところが、4月1日のオンエアで、「特別編」が流され、本編が休止されたことをきっかけに視聴率が急降下。第15話で、主演の鈴木を支えてきた渡辺謙が演じる島津斉彬が死んだため、今後に暗い影が差していた。

「NHKは深夜に『西郷どん』の再放送をしたり、番宣を流したりで、視聴率回復に躍起になっていました。渡辺の出演シーンは第17話で終わりましたが、第18話から「奄美編」がスタートするとあって、視聴者の興味を引いたのではないでしょうか。そもそも二階堂が『数字を持っている』とは、あまり思えませんので、それだけの要因で数字が上がったとは言い切れないですね。ただ、この役は二階堂以外の若手女優では、なかなか演じきることはできないでしょうから、彼女の評価は高まりそうです」(テレビ誌関係者)

 視聴率が回復したといっても、まだ1回だけ。次の第19話(20日放送)で、再び下降するようでは意味がない。次回以降も高視聴率をマークしなければ先はない。物語ももちろんだが、極めて難解な「奄美言葉」が、その視聴動向にどう影響するか注目されるところ。
(文=田中七男)

渡辺謙なしではやっていけない!? NHK大河ドラマ『西郷どん』お先真っ暗!

 前半は、まずまずの視聴率を挙げていたNHK大河ドラマ『西郷どん』の様子が、どうにもおかしくなってきた。ここにきて、視聴率が急降下しているのだ。

 同ドラマは初回15.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)で、史上ワースト2位の発進。先行きが不安視されたが、第2話から第12話までは、14~15%台を記録し、安定した数字で推移していた。

 ところが、4月1日に「特別編」放送のため、本編が休止になると、その後、状況が変わった。2週ぶりのオンエアとなった第13話は13.0%と急落。さらに、第14話では11.9%まで落ち込んだ、第15話は13.4%まで持ち直したが、第16話(4月29日)では11.1%と、自己ワーストを更新。第13話以降の4回で、3度も自己最低を更新する低調ぶりなのだ。

「第15話のエンディングで、渡辺謙演じる島津斉彬が急死しました。渡辺に、そんなに高い潜在視聴率があるとは思えませんが、主演の鈴木亮平を強力に支えていたのは事実。普通に考えれば、今後は回想シーンを除けば、渡辺が出演することはないため、第16話で急降下した可能性もありそうです。第16話に渡辺は“亡霊”として登場しましたが、それを知らなかった視聴者も多かったのでしょうね」(テレビ誌関係者)

 NHKのドラマでは、3月で終了したNHK連続ドラマ小説『わろてんか』で、主人公・てん(葵わかな)の夫・藤吉(松坂桃李)が死んだにもかかわらず、その後も頻繁に幽霊で出演するという“反則技”が使われた。

 すでに、渡辺の出演シーンは撮了しており、さすがに、これと同じ手は使えないだろう。いわば、“支柱”を失った『西郷どん』は、この先、ズルズルと視聴率を下げていくしかないのか? お先真っ暗なのかもしれない。
(文=田中七男)

NHK大河ドラマ『西郷どん』、特別編で“いい流れ”止め視聴率爆下げ……編成の責任は重大!

 NHK大河ドラマ『西郷どん』(鈴木亮平主演/日曜午後8時~)の第14話が15日に放送され、視聴率は11.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)しか取れず、自己ワーストを更新した。

 同日同時間帯では、日本テレビ系が『行列のできる法律相談所 さんまVS怒る美男美女!不倫騒動M登場で大波乱3時間SP』をオンエアしたが、15.2%どまり。前週の『世界の果てまでイッテQ!』の17.5%から大幅ダウンした。つまり、日テレの自滅すら、『西郷どん』は生かせなかったということになる。

 また、フジテレビ系は『マイナビスペシャル FUJI BOXING』と題して、2大世界戦を放送し、前半の比嘉大吾VSクリストファー・ロサレス戦が10.5%を取ったが、視聴者層が異なるだけに、それが大河の視聴率に影響したとは、あまり考えられないだろう。

 となると、『西郷どん』の視聴率急降下の要因として思い当たるのは、前々週(1日)の特別編放送のための“本編休止”だ。

 同ドラマは、初回15.4%で、史上ワースト2位のスタートだったものの、その後は、14~15%台が続き、爆発的に高い回こそないものの、安定した数字をキープしていた。ところが、1日に特別編をはさむために、本編の放送を休んだことで、完全に“いい流れ”が止まってしまったようだ。

 その特別編は9.7%で1ケタ台しかマークできず。前週(第13話)は13.0%で、これも自己ワーストだった。第12話(3月25日)は14.1%だったため、本編は3回連続で、自己最低を記録する惨状に陥った。

「NHKは“働き方改革”のため、今年から大河の放送回数が3回減りました。その穴埋めが、特別編だったのですが、特別編は1ケタしか取れない。さらに、いい流れを止めて、それ以降、視聴率が爆下げしてしまったのですから、笑い話にもなりません。せっかく、ついていた固定視聴者が、どこかに消えてしまったのですから、これはもう編成の大失策。これが民放なら、責任者は即刻飛ばされても致し方ないところです」(テレビ誌関係者)

 次回、第15話が放送される22日、日テレは高視聴率のレギュラー番組『イッテQ!』をオンエア。そのほかの局では、テレビ東京が月イチのレギュラー番組となった『緊急SOS! 池の水ぜんぶ抜く大作戦』を放送する。同番組は10%前後が見込まれるだけに、これまた強力な裏番組となりそう。

『西郷どん』は、第15話で巻き返しを図れないとなると、このままズルズル低視聴率で推移しかねない気配が漂ってくる。間違っても、テレ東にも負けて、4回連続で自己ワースト更新なんてことだけは避けてほしいものだが……。
(文=田中七男)

NHK大河ドラマ“ブランド力崩壊”の危機! 『西郷どん』は事実上歴代ワースト発進

 57作目となるNHK大河ドラマ『西郷どん』(鈴木亮平主演/日曜午後8時~)が、7日に放送開始となった。だが、初回15分拡大版の視聴率は15.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)どまりで、今後に大きな影が差した。

 これは、歴代ワースト4位スタートだった昨年の『おんな城主 直虎』(柴咲コウ主演)初回の16.9%を大きく下回り、歴代ワースト2位という最悪の発進だ。

 第1話「薩摩のやっせんぼ」では、主演である鈴木の登場シーンはほとんどなく、子役による演技から始まった。1840年(天保11年)、薩摩の国で、後に西郷隆盛を名乗る西郷小吉(渡邉蒼)は、大久保正助(石川樹)ら町内の仲間たちと、学問や剣術を切磋琢磨する日々を過ごしていた。「妙円寺詣り」という薩摩藩最大の行事の際、一番乗りで寺に到着した小吉たちは褒美をもらい、薩摩藩の世継ぎ・島津斉彬(渡辺謙)と運命的な出会いをする。しかし、小吉は恨みを持った他の町の少年に刀で肩口を切られ、二度と剣が振れなくなる……という展開だった。

 同ドラマの原作は、直木賞作家・林真理子氏の小説『西郷どん!』(KADOKAWA)で、脚本は米倉涼子主演『ドクターX~外科医・大門未知子~』(テレビ朝日系)を大ヒットに導いた中園ミホ氏。主人公・西郷隆盛は日本人なら誰もが知る人物とあって、世の関心は高いかと思われたが、フタを開けてみれば大爆死で、散々なスタートとなった。

 唯一の救いは、地上波より2時間早く放送されているBSプレミアムの視聴率が4.9%をマークし、2012年に本格的にBSで先行放送が始まって以降、最高値を記録したことくらい。ネット上では、劇中で用いられる薩摩弁が「理解できない」との声が多数噴出しており、今後の課題になりそうだ。

 長い大河ドラマの歴史上、初回最低視聴率を記録したのは、1989年の『春日局』(大原麗子主演)の14.3%だが、この年は、“特殊な”事情があった。過去作品で、ただ一度だけ、元日に初回が放送されたのだ。さすがに元日は各局がさまざまな特番を組み、視聴率争いを繰り広げるため、このような結果になってしまったことが推察される。現実に、同ドラマは2週間後にオンエアされた第2話で33.1%の高視聴率を記録。その後も、ほとんどの回で30%を超え、全話平均は32.4%をマークするヒット作となった。その意味では、『西郷どん』は、事実上歴代ワーストのスタートといっていいだろう。

 かつて、20%突破が当たり前だった大河だが、近年では、その視聴率は低迷。特に12年以降は、12年『平清盛』(松山ケンイチ主演)と、15年『花燃ゆ』(井上真央主演)が平均12.0%で歴代ワースト視聴率となり、17年『直虎』も12.8%で同ワースト3位を記録するなど、わずか7年間で3作がワースト3に名を連ねる惨状となっている。

「大河は歴史上の人物が主人公で、時代劇、戦国モノがほとんど。飽きられた感は否めません。主人公も著名ではない人物が増え、主役もトップスターとはいえない役者が務めるケースが多くなり、視聴者離れに拍車がかかっているようです。また、地上波の連ドラが3カ月クールなのに対し、大河は1年も見続けなければならないとあって、かなりの根気が必要。特に若い人を中心に、大河を見なくなった層が増えているのは事実でしょうね」(テレビ誌関係者)

 現実として、ここ数年、明らかに“格”が落ちる役者が主演を務め、『花燃ゆ』や『直虎』のように、主人公がどんな人物なのか、視聴者にもよくわからず、感情移入しづらくなっているのは確か。今年は、西郷隆盛は著名でも、主演の鈴木はまだ中堅俳優の域を出ない。このままでは、大河のブランド力はどんどん低下していき、崩壊してしまいかねないだろう。
(文=田中七男)