「女性作家は、賞よりビジュアル」美人作家獲得に奔走する、出版業界の“新常識”

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『かみにえともじ』(講談社)

 「本屋大賞以外の文学賞が盛り上がらない」と言われて久しい出版業界。芥川賞・直木賞でさえ、昨年の受賞者をすぐに思い出せない人がほとんどだろう。名だたる文学賞には、ほかにも「川端康成文学賞」「山本周五郎賞」「三島由紀夫賞」など、挙げてみれば数はあるものの、「受賞作が発表になってもほとんど報じられず、世間では話題にならないし、売り上げにもつながらない」(出版業界関係者)のが現状だという。

 このように、文学賞が威力を発揮しなくなった今、出版業界内では「作家に必要なのは賞よりビジュアル!」論が高まっているようだ。「特に女性作家にとっては、ビジュアルが最大の武器」と語るのは、ある編集者だ。

金原ひとみが「消えかけている」!? 芥川賞受賞の人気作家が没落した理由

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『蛇にピアス』(集英社)

 19歳の時、『蛇にピアス』(集英社)で芥川賞を受賞した金原ひとみ。同じく19歳だった綿矢りさとの同時受賞で脚光を浴び、一躍人気作家の仲間入りとなったが、金原は2012年春にフランス・パリに2人の子どもと集英社の編集者である夫を連れて移住。最近では仕事をしている気配もなく、関係者の間では、現在の懐事情を心配する声も上がっているという。

「2011年に、自身の育児経験をもとにつづった長編『マザーズ』(新潮社)以来、新作は出ておらず、エッセイなどの連載もない状態です。『マザーズ』は、昨年末に文庫化されましたが、重版は一度もかかっていないと聞きました。初版は2万部ほどといわれていますが、人気作家・有川浩などは初版20万部刷ることを考えると、読者もどんどん離れているようですね」(出版業界関係者)