壮絶炎上ドラマ『聖者の行進』がブルーレイ化!! 野島伸司が参考にした障害者虐待事件とは……?

 平成時代のテレビドラマを振り返る際に、必ず名前が挙がるのが1990年代に大人気を博した野島伸司作品だ。彼が脚本を手掛けたフジテレビ系のドラマ『101回目のプロポーズ』(91年)や『ひとつ屋根の下』(93年)はそれぞれ最高視聴率36.7%、37.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と驚異的な数字を記録。コメディもので評価を得た野島作品は、TBS系のドラマ『高校教師』(93年)で近親相姦、『人間・失格』(94年)でイジメや自死といった過激な題材を扱うセンセーショナルな作風へと変わっていく。そんな過激路線のピークを極めたTBSの金曜ドラマ『聖者の行進』(98年)が、放送から21年の歳月を経てブルーレイBOXとしてソフト化された。

 いしだ壱成、酒井法子、広末涼子ら当時の売れっ子キャストに加え、雛形あきこ、松本莉緒(当時は松本恵)、安藤政信ら期待の若手俳優たちがそろった『聖者の行進』は、現在の地上波テレビでは考えられないほど強烈な内容だった。軽度の知的障害を持つ若者・永遠(いしだ壱成)らが住み込みで働くプラスチック工場が舞台だが、永遠たち従業員は雇用主である工場の社長(段田安則)や、その甥っ子(デビッド伊東)らに毎回のように暴行を受ける。さらに永遠たちと一緒に働く妙子(雛形あきこ)は、コスプレ好きな社長によってウェディングドレスなどに着替えさせられた上でレイプされるシーンが合計4回にわたって盛り込まれた。ヒロイン役の広末涼子がクライマックス前にフェードアウトしてしまったことを忘れるほど、刺激的なシーンの連続だった。

 平均視聴率20.3%という高い数字を残した『聖者の行進』だが、TBSには毎週放送後にクレームの電話が鳴り響いた。「週刊文春」(文藝春秋)は大型キャンペーン「テレビが病んでいる」を張り、いしだ壱成らが役づくりのために見学した都内の養護学校の教員が暴力的なドラマ内容に不満を持っていることを伝えている。TBSはマスコミや視聴者への対応に追われ、一部のスポンサーが企業名を番組テロップから外すという騒ぎに。今でいう“大炎上ドラマ”だった。

 放送時34歳だった脚本家の野島伸司が『聖者の行進』の企画を思いつき、ストーリーづくりのベースにしたのが、1995年に発覚した「水戸事件」と呼ばれるものだった。茨城県水戸市で段ボール工場を経営していた赤須社長は、知的障害者を積極的に採用していることで地元の名士として知られていた。ところが実際は、知的障害者の雇用は市からの助成金が目的。助成金が支払われる期間である1年半を過ぎると、工場で働く知的障害者たちは金属バットや椅子で殴られるなど激しい暴力を受け、退職することを余儀なくされていた。

 赤須社長が手に入れたのは、市からの助成金だけではなかった。工場で働く知的障害者には毎月3,000~5,000円が給料として支払われたが、彼らが自立することを願って工場へ送り出した家族には毎月3万円の寮費や寄付金が求められた。給料よりも家族が支払う金額のほうが遥かに多かった。ドラマでは社長から性的暴行を受けるのは雛形あきこだけだったが、実際の事件では女性従業員の多くが社長やその友人の性欲の犠牲となっていたことが『福祉を食う 虐待される障害者たち』(毎日新聞社)に書かれている。

 社長を訴えれば、知的障害者が働く場所がなくなってしまうため、被害者もその家族もなかなか事件化することができずにいた。また、警察も知的障害者から事実内容について聞き取り調査をすることに及び腰だった。横暴の限りを尽くした赤須社長は96年に逮捕されるものの、刑事裁判では詐欺罪・暴行罪・傷害罪のみを問われ、懲役3年執行猶予4年という実刑なしの軽い処分で許されてしまう。その判決内容に怒り、赤須社長らに詰め寄った支援者たちは、逆に器物破損や暴行などで実刑判決を喰らっている。非常に多くの問題を抱えた事件だった。『聖者の行進』の放映終了後も係争は続き、社長から性的暴行を受けた女性従業員たち3名による民事裁判が2004年まで行なわれた。

 水戸事件の発覚と同時期に、滋賀サン・グループ事件、白河育成園事件など日本各地で障害者たちが蹂躙されている事実が次々と明らかになり、11年になって「障害者虐待防止法」が成立することになる。『聖者の行進』が曲がりなりにも問題提起した知的障害者たちを取り巻く環境は、法律が整備されたことで変わったのだろうか。いや、残念ながらそうはならなかった。

 16年に神奈川県相模原市の知的障害者福祉施設「津久井やまゆり園」が元職員の男性(犯行時26歳)によって襲撃され、入所者19人が刺殺される残虐な事件が起きている。犯人逮捕後も亡くなった方たちの名前は公表されず、歪んだ思想を持つ犯人の主張ばかりが大きく報道されるという異常な事態となった。物議を醸した『聖者の行進』の放送から21年。知的障害者たちを取り巻く環境は、ますます厳しくなっていると言わざるをえない。
(文=長野辰次)

『聖者の行進』ブルーレイBOXは4月2日より発売。

壮絶炎上ドラマ『聖者の行進』がブルーレイ化!! 野島伸司が参考にした障害者虐待事件とは……?

 平成時代のテレビドラマを振り返る際に、必ず名前が挙がるのが1990年代に大人気を博した野島伸司作品だ。彼が脚本を手掛けたフジテレビ系のドラマ『101回目のプロポーズ』(91年)や『ひとつ屋根の下』(93年)はそれぞれ最高視聴率36.7%、37.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と驚異的な数字を記録。コメディもので評価を得た野島作品は、TBS系のドラマ『高校教師』(93年)で近親相姦、『人間・失格』(94年)でイジメや自死といった過激な題材を扱うセンセーショナルな作風へと変わっていく。そんな過激路線のピークを極めたTBSの金曜ドラマ『聖者の行進』(98年)が、放送から21年の歳月を経てブルーレイBOXとしてソフト化された。

 いしだ壱成、酒井法子、広末涼子ら当時の売れっ子キャストに加え、雛形あきこ、松本莉緒(当時は松本恵)、安藤政信ら期待の若手俳優たちがそろった『聖者の行進』は、現在の地上波テレビでは考えられないほど強烈な内容だった。軽度の知的障害を持つ若者・永遠(いしだ壱成)らが住み込みで働くプラスチック工場が舞台だが、永遠たち従業員は雇用主である工場の社長(段田安則)や、その甥っ子(デビッド伊東)らに毎回のように暴行を受ける。さらに永遠たちと一緒に働く妙子(雛形あきこ)は、コスプレ好きな社長によってウェディングドレスなどに着替えさせられた上でレイプされるシーンが合計4回にわたって盛り込まれた。ヒロイン役の広末涼子がクライマックス前にフェードアウトしてしまったことを忘れるほど、刺激的なシーンの連続だった。

 平均視聴率20.3%という高い数字を残した『聖者の行進』だが、TBSには毎週放送後にクレームの電話が鳴り響いた。「週刊文春」(文藝春秋)は大型キャンペーン「テレビが病んでいる」を張り、いしだ壱成らが役づくりのために見学した都内の養護学校の教員が暴力的なドラマ内容に不満を持っていることを伝えている。TBSはマスコミや視聴者への対応に追われ、一部のスポンサーが企業名を番組テロップから外すという騒ぎに。今でいう“大炎上ドラマ”だった。

 放送時34歳だった脚本家の野島伸司が『聖者の行進』の企画を思いつき、ストーリーづくりのベースにしたのが、1995年に発覚した「水戸事件」と呼ばれるものだった。茨城県水戸市で段ボール工場を経営していた赤須社長は、知的障害者を積極的に採用していることで地元の名士として知られていた。ところが実際は、知的障害者の雇用は市からの助成金が目的。助成金が支払われる期間である1年半を過ぎると、工場で働く知的障害者たちは金属バットや椅子で殴られるなど激しい暴力を受け、退職することを余儀なくされていた。

 赤須社長が手に入れたのは、市からの助成金だけではなかった。工場で働く知的障害者には毎月3,000~5,000円が給料として支払われたが、彼らが自立することを願って工場へ送り出した家族には毎月3万円の寮費や寄付金が求められた。給料よりも家族が支払う金額のほうが遥かに多かった。ドラマでは社長から性的暴行を受けるのは雛形あきこだけだったが、実際の事件では女性従業員の多くが社長やその友人の性欲の犠牲となっていたことが『福祉を食う 虐待される障害者たち』(毎日新聞社)に書かれている。

 社長を訴えれば、知的障害者が働く場所がなくなってしまうため、被害者もその家族もなかなか事件化することができずにいた。また、警察も知的障害者から事実内容について聞き取り調査をすることに及び腰だった。横暴の限りを尽くした赤須社長は96年に逮捕されるものの、刑事裁判では詐欺罪・暴行罪・傷害罪のみを問われ、懲役3年執行猶予4年という実刑なしの軽い処分で許されてしまう。その判決内容に怒り、赤須社長らに詰め寄った支援者たちは、逆に器物破損や暴行などで実刑判決を喰らっている。非常に多くの問題を抱えた事件だった。『聖者の行進』の放映終了後も係争は続き、社長から性的暴行を受けた女性従業員たち3名による民事裁判が2004年まで行なわれた。

 水戸事件の発覚と同時期に、滋賀サン・グループ事件、白河育成園事件など日本各地で障害者たちが蹂躙されている事実が次々と明らかになり、11年になって「障害者虐待防止法」が成立することになる。『聖者の行進』が曲がりなりにも問題提起した知的障害者たちを取り巻く環境は、法律が整備されたことで変わったのだろうか。いや、残念ながらそうはならなかった。

 16年に神奈川県相模原市の知的障害者福祉施設「津久井やまゆり園」が元職員の男性(犯行時26歳)によって襲撃され、入所者19人が刺殺される残虐な事件が起きている。犯人逮捕後も亡くなった方たちの名前は公表されず、歪んだ思想を持つ犯人の主張ばかりが大きく報道されるという異常な事態となった。物議を醸した『聖者の行進』の放送から21年。知的障害者たちを取り巻く環境は、ますます厳しくなっていると言わざるをえない。
(文=長野辰次)

『聖者の行進』ブルーレイBOXは4月2日より発売。

『高嶺の花』石原さとみ今度は“パリピ”化、千葉雄大は“AV男優”へ!? 散漫な内容に困惑の声殺到!

 石原さとみ主演ドラマ『高嶺の花』(日本テレビ系)の第2話が7月18日に放送され、平均視聴率は9.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区。以下同)を記録。前回の11.1%から1.5ポイント減となりました。

 1話放送中から、「役柄が石原さとみに合わない」「下品」や「話がつまらない」「テンポが遅い」「ストーリーが古い」「耐えられません。離脱しま~す」など、散々な声ばかりがあがっていた同ドラマ。今週はそんな声を払拭することができたのでしょうか?

 ではでは、あらすじから軽く振り返りましょう!

■ももの負った心の傷を徐々に埋めていく直人

 月島流の行事に突如現れ、見事な作品を仕上げたもも(石原)。それを見た新進気鋭の若手華道家・龍一(千葉雄大)はひと目で気に入り、ももの父・市松(小日向文世)に仲を取り持ってもらえるように頼む。しかし裏では、ももの妹・なな(芳根京子)とななの母・ルリ子(戸田菜穂)にも近づき、野心を露わにしていた。

 一方ももは、直人(峯田和伸)らにキャバクラ嬢と勘違いされ、ひょんなことからキャバクラで働くことに。婚約破棄で負った傷を癒やすように、直人や商店街の人たちと仲を深めていく。そんな中、夏祭りがあることを知り、参加したもも。しかし、不意に婚約破棄した元カレ・吉池(三浦貴大)を思い出し、直人の前で涙を見せる。そんな姿を見た直人はももを優しく慰める、といったストーリーでした。

■石原さとみの“下品”に“パリピ”が追加!

 前回、視聴者から「下品すぎる」と大不評で、“見たいのはこれじゃない感”満載だった石原さとみですが、今回はなんとそこに“パリピ感”が追加され、ブーイングの嵐に。特に、指摘が多かったのが、キャバクラでのシーン。友人たちが直人に「(ももと)付き合っちゃえよ!」と勧め、ももはゲラゲラ笑うという場面なんですが、セリフがひとつも面白くない……。画面から聞こえる石原の大音量の笑い声だけが、むなしく部屋に響く始末。筆者も思わず「さ、寒すぎる……」と言いながら、白目をむいてしまいました。

 やはり、このシーンには視聴者も批判的で、「ゲラゲラ笑って、お前はお祭り女か!?」「笑いツボが低すぎる……クスリでもやってんだろうか?」「笑いすぎてパリピっぽい!」との声が。また、現役キャバ嬢という視聴者からは「お客様の前であんな上から目線の態度や脚の組み方はしません! キャバ嬢をバカにするな!」と怒りの声もあがり、前回以上に不評となった様子。その上、石原がセリフを早口で言うため滑舌の悪さが目立ち、「聞き取れない!」「何言ってんだかわからない」「さとみ、はっきりしゃべって!」と、石原の声にも不満の声が殺到し、ネットは批判の嵐に。そして、ついには「音声消してみると、さとみのかわいさと美しさだけ楽しめていいよ!」と、新しいドラマの見方(?)を提案する人まで登場……。

 正直言って、玄人が作ったドラマよりも素人のネットの声の方が面白かったです(笑)。

 でも確かに、1話のときから、Twitterでは、石原の容姿を褒める言葉ばかりで、誰一人、ドラマの内容や役者の演技を褒める声は少なかったですからね。いっそ「石原さとみによる石原さとみの為のドラマ」または「石原さとみのプロモーションビデオ」としてみるのもいいかもしれませんね。

■野心を抱く千葉雄大、“AV男優”へ一直線!?

 月島家を自分のものにしようと企んでいる新進気鋭の華道家を演じている千葉ですが、今回、その野望がから回って(?)ななの母・ルリ子と寝るという衝撃の展開に!

 もも狙いと言うことを知ったルリ子は、龍一に月島流の顧客名簿を渡すから自分の実子であるななと結婚しろと迫るのですが、龍一は「あなたが約束を破らないと限らない。絶対破れない約束が欲しい」と言いながらルリ子を襲うんです……。

 この展開に、ネットでは「どうした?」「バーチーにこんなの求めてない!」「役の幅広げたかったのかもしれないけど、これはマジでない!」と石原に続き、千葉にも散々な声が。また、「90年代の昼メロドラマっぽい……」「急にVシネっぽくなったぞ……」と展開に困惑の声が続々。そしてさらに、「整理したんだけど、娘たち狙っておいて、母親にまで手を出したってことは、“親子丼”って展開になるの? それってもうAV男優だよね(笑)」と言う声まで。

 正直、この展開に関しては見ていて「昔ドラマで見たことある~古い展開だよ!」と思った上、「親子に手を出すって……、野島さんはコアなAVの見すぎだよ!」と、放送中に爆笑してしまいました。

 もう少し頭ひねって考えたら、もっといい別の展開があったでしょうに……。野島伸司氏は昔から「のし上がる=セックス」もしくは「のし上がる=殺人」とまとめる作品が多い。『家なき子』(同)はその典型かと。しかし、90年代はよかったかもしれませんが、もう、2000年代ですからね~。「#ME TOO」ムーブメントが起こる時代ですから、こういう考えかたはダサい上に嫌悪感を持ってしまいました。

■伏線の回収が遅すぎて、物語が散漫に……

 前回もセリフのひとつひとつが古いといいましたが、それにプラスして、今回感じたのは「不愉快極まりない」ということです。特に感じたのはキャバクラのシーン。石原以外のキャバ嬢を「怪物」と呼んだり、キャバクラを「怪物ランド」「掃き溜め」呼ばわり。石原の美しさを強調したいのでしょうが、表現があんまりです。ネットでも「不愉快だ!」と女性層を中心に非難の声がたくさんあがっていました。野島氏はもう少し、女性への対応を勉強したほうがいい。野島氏は交際のウワサが立つのが女優ばかりで、世間の女性を知らないのかもしれませんが、そういうところが、“野島脚本衰退の要因”ではないかと思います。

 また、セリフに合わせてなのか、出てくる小道具まで古い。直人の自宅にある手作りチャイムに、石原のキャバ嬢の衣装など。チャイムなんてホームセンター行けば電池式の安チャイムが売ってますよ! それに、今時、地方のキャバ嬢でもあんな衣装を着ていないし、スナックのチーママですよ、あれじゃ。

 また、不登校の男子のシーンでも、ガテン系ヤンキーが出てきて絡むのですが、急に男子に優しくなるのも、よく昔のドラマやアニメで見る“あるある”ネタですよね。映画版の『ドラえもん』でのジャイアンなんてその例ですよ。本当に古すぎる。もうすぐ、平成終わりますよ。いつまで、平成を引きずり続けるのでしょうか?

 それに、1話に伏線がたくさんあった(番宣時の石原談)とのことですが、それが一向に回収されていないような気がするのですが……。その上、一向に回収しないまま、話が進むので話が散漫になりテンポの悪さが際立ち見ていてつまらない。これが、視聴率急落の最大の原因だと思います。最近の視聴者は刑事ドラマなどの1話完結式ストーリーになれてしまい、1クール通しての物語には飽きてしまう傾向があります。多分、最後の2話ぐらいでおおよその伏線を回収するつもりなんでしょうが、それだと手遅れなような気が……。1話の伏線回収は遅くても3話までにして、新しい伏線を盛り込むというのがベストな感じがします。

 以上、2話のレビューでした。

 本当はまだまだ、言いたいことは山ほどあるのですが、(千葉プレゼンツの華道ショーがダサい! 出てくるあの白塗りの男性は麿赤兒ですか?それとも浜崎あゆみの仲間のティミーさんですか? など)それを言ってると、膨大な文章になってしまうため、今回はカットしたいと思います。

 次回は、ついにももと直人がキスしそうな予感。その上、ななが覚醒するとのシーンもあり、そろそろ中だるみ感ともおさらばできそう。ここまできたら離脱なんてせずに、楽しみに放送を待ちましょう!

(どらまっ子KOROちゃん)

 

『高嶺の花』石原さとみの下品すぎる役に「これじゃない」の声が殺到! 時代錯誤な内容で離脱者続出……

 石原さとみ主演ドラマ『高嶺の花』(日本テレビ系)の第1話が7月11日に放送され、初回平均視聴率は11.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録しました。

 『高校教師』(TBS系)など、90年~2000年初頭にヒット作を次々と生み出した脚本家・野島伸司のオリジナル作品。さらに、主演が“なりたい顔NO.1”の石原さとみ、NHK朝ドラ『ひよっこ』で人気急上昇した峯田和伸が共演ということで注目度も高く、日テレも放送前の番宣に力を入れていただけあって、この視聴率は納得! ですが、肝心の内容は……。

 ではでは、簡単にあらすじから説明したいと思います。

■偶然出会った陽キャラ美女と陰キャラ野獣

 華道の名門「月島流」本家に生まれた令嬢で才色兼備の月島もも(石原さとみ)は、婚約者の吉池拓真(三浦貴大)との結婚が破談になり意気消沈となっていた。そんな中、気分転換に自転車に乗っていたところ、誤って自転車を大破させてしまい、近くの商店街にあった自転車店で修理を依頼。店主の風間直人(峯田和伸)に出会う。ももは、彼が周りから“ぷーさん”というニックネームで呼ばれ、愛されていること知り、彼のとこが気になりはじめ、行動を共にするように。ももは少しずつ心が癒やされていき……、というのが今回のストーリーでした。

■石原さとみはじめミスキャスティング多し!

 石原さとみといえば、これまで『失恋ショコラティエ』や『5→9〜私に恋したお坊さん〜』(ともにフジテレビ系)、直近では『アンナチュラル』(TBS系)など、かわいい女性役や知的な女性役が多く、それらで人気を博してきました。今回も『高嶺の花』というタイトル通り、可憐で知的な女性役だと思っていた視聴者がたくさんいたようですが、蓋を開けたら予想外すぎてびっくり。高嶺の花とはかけ離れた、容姿だけよくて、性格も態度も最悪な女だったんです。これには視聴者もショックが大きかったよう。「思っていたのと違う」「さとみにこんな役やって欲しくなかった」という声が殺到していました。

 多分、石原側としてはこの役でお嬢様女優を脱却したいと考えているのかもしれません。しかし、石原は映画『進撃の巨人』(2015)、『シン・ゴジラ』(16)やドラマ『地味にスゴイ! 校閲ガール・河野悦子』(日本テレビ系)などで、こういう気の強い役や品がない女性の役を過去にも演じたことがありましたが、不機嫌そうな顔を見せ、低い声でセリフを言うだけで、あまり演じ切れていなかった印象が強い。本人もこういう役はあまり得意じゃないのかもしれません。まだ1話ということであまり言いたくありませんが、“ミスキャスティング”だと感じました。

 また、ミスキャスティングだったといえば、まるでホストのような新進気鋭の華道家・宇都宮龍一役の千葉雄大もそのひとり。宇都宮の年齢は31歳との設定なんですが、まだ20歳前半の若者にしか見えない……。すごい違和感を持ちました。それに、すごく野心家で裏がある人物なんですが、これをかわいい千葉が演じると、説得力がない(笑)。ミスキャスティングの典型例ですよ。個人的には、こういう役は成田凌とか、年上すぎですが、オダギリジョーといった目が鋭くひげが似合う俳優が演じたほうがいいと思うんですよね~。

 それに、恋愛ドラマに“アパ不倫”報道で注目を浴びた袴田吉彦を脇役として起用するのも、30代~40代の女性層が嫌がりそうな予感……。

『これで本当にいいのか!? 日本テレビ!』と疑問を放送開始から持ってしまいました。

■時代錯誤の野島伸司には“もう地上波は無理”!?

 1話を見て強く思ったのが、説教じみたセリフが多く、悪い意味で野島イズムが健在であるというところ。過去の野島作品にもいえるのですが、野島氏が考える、こうあるべき姿を登場人物たちに長々としゃべらせるのです。同作では、ももが“男は元来、獣の性格を持っているから他人の子どもを食い殺す習性がある。だから子持ちと再婚しないほうがいい”という考えを長々と説教し、周りがそれに納得するんです。セリフとして脚本に書いたということは、この考えは野島氏の考えとみられても仕方がない。筆者、このセリフを聞いた瞬間にひどい嫌悪感に襲われ、「考えが偏ってる! これはないわ~」と思い、賛同する周りを見た瞬間に「誰か1人ぐらい反論するやつ入れろ!」と怒鳴ってしまいました。

 結構昔、野島氏脚本で『リップスティック』(フジテレビ系)という広末涼子主演の鑑別所を舞台にしたドラマがあったのですが、その中で、鑑別所教官の三上博史が収容生の母親に『子どもを産んだら女をやめろ!』と罵倒していたシーンを見て、『えっ? と言うことは結婚して子ども産んだら、何があっても離婚できないということ?』『夫と離婚や死別したシングルマザーは恋できないの? 1人で子ども育てろってこと?』と、子どもながらに考えたことを思い出しました。きっと、野島氏は保守的な考えの方なのでしょう。時代錯誤な考えをまだお持ちで、それを同作でも入れてくるとは、本当に残念です。

 また、もうひとつ強く思ったのが、セリフが古臭く寒い。一番それが色濃く出たのが、結婚が破談になった理由を明かしたももを、直人は「喜怒哀楽」という四字熟語を使って励まそうとするシーン。「愛していたら憎まない、憎めないんです。あなたのように。愛があるから」とまるで金八先生のような取ってつけたようなセリフをいい、ももを「あなたはいい女だ」と助言。さらに周りもその言葉に同調して「めちゃくちゃいい女だよ」「さっきの子どもの考え方も正義感強くて!」というんです。元婚約者にまとわり付いて接近禁止令が出ているももに……。「説得力ねぇ~(笑)。何言ってんだ? こいつら」って感じで、寒い! 悪寒が襲ってくるほど寒いです!

 こんな寒くて古臭いセリフを今後も続けられると思うと、最悪としかいいようがありません。野島氏はもう少し、現代日本を知ったほうがいいのではないでしょうか?

■ストーリーのテンポの悪さに離脱者続出!

 番宣で「伏線がいっぱいある」と石原が言っており、その部分を楽しみにみていたのですが、伏線の前に、話の内容が意味不明。華道家と自転車屋の恋なのに、直人が引きこもりの少年を預かるシーンが出てきたり、その子に自転車で日本1周に出ることを促したりと意味のないシーンが出てきて、一体何が言いたいのかわからない……。視聴者は何とか、同作の概要だけでもつかもうとしているようで、ネット掲示板ではいろいろと補足情報が飛び交う状態になっていました(笑)。

 また、いろいろ内容を入れすぎて、肝心のメインストーリー部分のテンポの悪さに困惑する人も出ており、早々に「つまらない!」「面白くない!」と離脱する人が続出。さらに、「今週は最後まで見たけど、来週以降は見ない」という人もたくさんいる状態。もしかしたら同作で高視聴率を出すのが“高嶺の花”なのかもしれません!

 以上、1話のレビューでした。

 貶してばかりですが、石原の妹・なな役の芳根京子は、本当にかわいく、役柄に合っている感じがしました。離脱者が続出しており先行き不安ですが、2話で持ち返すことに期待し、放送を待ちましょう!

(どらまっ子KOROちゃん)

『高嶺の花』石原さとみの下品すぎる役に「これじゃない」の声が殺到! 時代錯誤な内容で離脱者続出……

 石原さとみ主演ドラマ『高嶺の花』(日本テレビ系)の第1話が7月11日に放送され、初回平均視聴率は11.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録しました。

 『高校教師』(TBS系)など、90年~2000年初頭にヒット作を次々と生み出した脚本家・野島伸司のオリジナル作品。さらに、主演が“なりたい顔NO.1”の石原さとみ、NHK朝ドラ『ひよっこ』で人気急上昇した峯田和伸が共演ということで注目度も高く、日テレも放送前の番宣に力を入れていただけあって、この視聴率は納得! ですが、肝心の内容は……。

 ではでは、簡単にあらすじから説明したいと思います。

■偶然出会った陽キャラ美女と陰キャラ野獣

 華道の名門「月島流」本家に生まれた令嬢で才色兼備の月島もも(石原さとみ)は、婚約者の吉池拓真(三浦貴大)との結婚が破談になり意気消沈となっていた。そんな中、気分転換に自転車に乗っていたところ、誤って自転車を大破させてしまい、近くの商店街にあった自転車店で修理を依頼。店主の風間直人(峯田和伸)に出会う。ももは、彼が周りから“ぷーさん”というニックネームで呼ばれ、愛されていること知り、彼のとこが気になりはじめ、行動を共にするように。ももは少しずつ心が癒やされていき……、というのが今回のストーリーでした。

■石原さとみはじめミスキャスティング多し!

 石原さとみといえば、これまで『失恋ショコラティエ』や『5→9〜私に恋したお坊さん〜』(ともにフジテレビ系)、直近では『アンナチュラル』(TBS系)など、かわいい女性役や知的な女性役が多く、それらで人気を博してきました。今回も『高嶺の花』というタイトル通り、可憐で知的な女性役だと思っていた視聴者がたくさんいたようですが、蓋を開けたら予想外すぎてびっくり。高嶺の花とはかけ離れた、容姿だけよくて、性格も態度も最悪な女だったんです。これには視聴者もショックが大きかったよう。「思っていたのと違う」「さとみにこんな役やって欲しくなかった」という声が殺到していました。

 多分、石原側としてはこの役でお嬢様女優を脱却したいと考えているのかもしれません。しかし、石原は映画『進撃の巨人』(2015)、『シン・ゴジラ』(16)やドラマ『地味にスゴイ! 校閲ガール・河野悦子』(日本テレビ系)などで、こういう気の強い役や品がない女性の役を過去にも演じたことがありましたが、不機嫌そうな顔を見せ、低い声でセリフを言うだけで、あまり演じ切れていなかった印象が強い。本人もこういう役はあまり得意じゃないのかもしれません。まだ1話ということであまり言いたくありませんが、“ミスキャスティング”だと感じました。

 また、ミスキャスティングだったといえば、まるでホストのような新進気鋭の華道家・宇都宮龍一役の千葉雄大もそのひとり。宇都宮の年齢は31歳との設定なんですが、まだ20歳前半の若者にしか見えない……。すごい違和感を持ちました。それに、すごく野心家で裏がある人物なんですが、これをかわいい千葉が演じると、説得力がない(笑)。ミスキャスティングの典型例ですよ。個人的には、こういう役は成田凌とか、年上すぎですが、オダギリジョーといった目が鋭くひげが似合う俳優が演じたほうがいいと思うんですよね~。

 それに、恋愛ドラマに“アパ不倫”報道で注目を浴びた袴田吉彦を脇役として起用するのも、30代~40代の女性層が嫌がりそうな予感……。

『これで本当にいいのか!? 日本テレビ!』と疑問を放送開始から持ってしまいました。

■時代錯誤の野島伸司には“もう地上波は無理”!?

 1話を見て強く思ったのが、説教じみたセリフが多く、悪い意味で野島イズムが健在であるというところ。過去の野島作品にもいえるのですが、野島氏が考える、こうあるべき姿を登場人物たちに長々としゃべらせるのです。同作では、ももが“男は元来、獣の性格を持っているから他人の子どもを食い殺す習性がある。だから子持ちと再婚しないほうがいい”という考えを長々と説教し、周りがそれに納得するんです。セリフとして脚本に書いたということは、この考えは野島氏の考えとみられても仕方がない。筆者、このセリフを聞いた瞬間にひどい嫌悪感に襲われ、「考えが偏ってる! これはないわ~」と思い、賛同する周りを見た瞬間に「誰か1人ぐらい反論するやつ入れろ!」と怒鳴ってしまいました。

 結構昔、野島氏脚本で『リップスティック』(フジテレビ系)という広末涼子主演の鑑別所を舞台にしたドラマがあったのですが、その中で、鑑別所教官の三上博史が収容生の母親に『子どもを産んだら女をやめろ!』と罵倒していたシーンを見て、『えっ? と言うことは結婚して子ども産んだら、何があっても離婚できないということ?』『夫と離婚や死別したシングルマザーは恋できないの? 1人で子ども育てろってこと?』と、子どもながらに考えたことを思い出しました。きっと、野島氏は保守的な考えの方なのでしょう。時代錯誤な考えをまだお持ちで、それを同作でも入れてくるとは、本当に残念です。

 また、もうひとつ強く思ったのが、セリフが古臭く寒い。一番それが色濃く出たのが、結婚が破談になった理由を明かしたももを、直人は「喜怒哀楽」という四字熟語を使って励まそうとするシーン。「愛していたら憎まない、憎めないんです。あなたのように。愛があるから」とまるで金八先生のような取ってつけたようなセリフをいい、ももを「あなたはいい女だ」と助言。さらに周りもその言葉に同調して「めちゃくちゃいい女だよ」「さっきの子どもの考え方も正義感強くて!」というんです。元婚約者にまとわり付いて接近禁止令が出ているももに……。「説得力ねぇ~(笑)。何言ってんだ? こいつら」って感じで、寒い! 悪寒が襲ってくるほど寒いです!

 こんな寒くて古臭いセリフを今後も続けられると思うと、最悪としかいいようがありません。野島氏はもう少し、現代日本を知ったほうがいいのではないでしょうか?

■ストーリーのテンポの悪さに離脱者続出!

 番宣で「伏線がいっぱいある」と石原が言っており、その部分を楽しみにみていたのですが、伏線の前に、話の内容が意味不明。華道家と自転車屋の恋なのに、直人が引きこもりの少年を預かるシーンが出てきたり、その子に自転車で日本1周に出ることを促したりと意味のないシーンが出てきて、一体何が言いたいのかわからない……。視聴者は何とか、同作の概要だけでもつかもうとしているようで、ネット掲示板ではいろいろと補足情報が飛び交う状態になっていました(笑)。

 また、いろいろ内容を入れすぎて、肝心のメインストーリー部分のテンポの悪さに困惑する人も出ており、早々に「つまらない!」「面白くない!」と離脱する人が続出。さらに、「今週は最後まで見たけど、来週以降は見ない」という人もたくさんいる状態。もしかしたら同作で高視聴率を出すのが“高嶺の花”なのかもしれません!

 以上、1話のレビューでした。

 貶してばかりですが、石原の妹・なな役の芳根京子は、本当にかわいく、役柄に合っている感じがしました。離脱者が続出しており先行き不安ですが、2話で持ち返すことに期待し、放送を待ちましょう!

(どらまっ子KOROちゃん)

“あざとい”野島伸司監修ドラマ、『明日、ママがいない』の騒動は「想定内とも言える」

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『野島伸司というメディア』(図書新聞)

 初回平均視聴率が14.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)とまずまずの結果を残した、子役の芦田愛菜主演のドラマ『明日、ママがいない』(日本テレビ系)が思わぬトラブルに見舞われている。熊本市の慈恵病院が「養護施設の子供や職員への誤解偏見を与える」と、同ドラマの放送を中止するよう日本テレビに申し入れるという。

 同病院は、ドラマの中で「赤ちゃんポスト」に捨てられた芦田演じる少女のあだ名を「ポスト」と名付けるなどしていたことに、「預けられた子供を傷つけ、精神的な虐待、人権侵害になる」と問題視。