大富豪、億万長者、大資産家――「フォーブス」世界富豪ランキングの上位には、若く麗しい男性の名も少なくない。彼らが手にした誰もが嫉妬する成功と、スキャンダルを紹介する。
By TechCrunch, , Link
[File.12]
エヴァン・トーマス・スピーゲル Evan Thomas Spiegel
経済力★★★☆☆
ゴシップ力★★★★☆
女性人気★★☆☆☆
オシャレ度★★★☆☆
カリスマ性★★★☆☆
国籍:アメリカ
年齢:26歳(1990年6月4日生まれ)
役職:「Snapchat」CEO
学歴:スタンフォード大学中退
総資産:21億ドル(約2470億円)
婚約者:ミランダ・カー
「フォーブス」世界富豪ランキング:世界最年少ビリオネア(2015年)
◎金と頭脳を持ち合わせて誕生した勝ち組
世の金持ちの大半がそうであるように、エヴァン・スピーゲルもまた、とっても裕福な家庭に生まれた。
父も母も、ともに優秀なやり手弁護士という、アメリカの“クサい”ドラマだってなかなかない設定の一家は、訴訟社会アメリカを勝ち抜き大豪邸を構える成功者。生まれながらの勝ち組だったエヴァンは、ずいぶんワガママ放題に育てられたようだ。日々の浪費だけでは飽き足らず、高校の時には、パパに平然と高級車をおねだりするまでになっていった。
それでも優秀なDNAを両親から受け継いでいたエヴァン。学業は極めて優秀、高校を素晴らしい成績で卒業すると、超名門スタンフォード大学の門をくぐった。
子どもの頃からパソコンやネットに親しんでいたこともあり、情報工学を専門に学び続けていたが、別の学校ではアートの勉強に励み、ついでにインターン生として社会で働きはじめるなど、精力的な学生生活を送る。そして、大学の授業の一環として行われたプロジェクトで、画像共有アプリ「Snapchat(スナップチャット)」の開発を始める。その特徴は、
「こちらが選んだ相手に、画像や動画を送ることができる。ただし、その相手が閲覧できる時間は最大10秒だけ」
というもの。短い閲覧時間がネックになって、「普及は難しいのでは」という意見が学内では多かったというが、そこがむしろポイントだった。写真はすぐに消えてしまうから、逆にどんなものでも気軽に送ることができる。くだらない内容でもハズかしいものでも、きわどいものだって、すぐに消えてしまうのだ。それがウケた。
2012年11月に完成したアプリを公開すると、スナップチャットは爆発的に流行した。互いの刹那を見せ合うというスタイルは、特に女子の心をつかんだのか、アメリカでは10代女子が熱中。やがて2億ダウンロードを稼ぐに至るお化けアプリのうち、利用者の7割が女子だという。「スナチャ」で、「いま」を切り取った写真を送りあうことが世界的ブームにもなった。
◎中退してセレブ界で名を馳せる
栄光を確信したエヴァン君は、スタンフォードをクールに颯爽と中退。Appleのスティーブ・ジョブズ、facebookのマーク・ザッカーバーグ、Microsoftのビル・ゲイツらと同じく、超名門大学中退→IT長者というコースを意識していたことは想像に難くない。
スナップチャット共同開発者ボビー・マーフィーと起業したエヴァン君は、一気に若き億万長者として、一足飛びにセレブの世界に駆け上がる。スナップチャットの価値を認めたザッカーバーグが買収に乗り出し、30億ドル(約3540億円)という膨大な額でオファーしたものの、それを蹴ったという伝説も残る。
当然、学生時代からヤリチンだった彼には浮名も多数。有名歌手テイラー・スウィフトと付き合っていたこともあるそうな。遊んだ女は数知れずだ。
しかしそんな彼に、運命的な日が訪れる。14年、ニューヨークのルイ・ヴィトンで開かれていたセレブ限定の勝ち組パーティーで、オーストラリア出身のスーパーモデル、ミランダ・カーと出会うのだ。
こちらも「フォーブス」誌の「世界の富豪モデルランキング」でギャラの高さ第6位に選出されたキャリアを持つ。コスメ、香水、下着メーカー、バッグ、航空会社……数々の超有名ブランドの広告塔をこなす、やはり億万長者である。俳優のオーランド・ブルームと結婚し、息子を出産したものの、結婚から3年後の13年に離婚してしまう。そんな折りにエヴァン君が現れた。ミランダの方が7歳年上であったものの、2人は意気投合。
そしてロサンゼルスの超高級住宅街ブレントウッドに1200万ドル(約14億円)、7,100平米というリッチな豪邸を購入し、庶民の想像の及ばぬ同棲生活を開始した。ミランダは自らのインスタグラムに、結婚指輪をはめた画像を投稿。そこにはひざまづいて彼女に求婚するエヴァン君のイラストが添えられていた。エヴァン君は、ミランダの息子フリン君もわが子として育てる器の大きさをアピールし、16年には婚約。17年に正式に結婚するとみられている。
◎女性蔑視、“ファック”まみれのメールが流出
ここまで、完璧超人のように見える若きイケメン富豪だが、意外な事実が発覚。アメリカのとあるニュースサイトが、彼がスタンフォード時代に仲間に送ったメールを入手、公開したのだ。
“昨日の夜は6人以上の女子がお前らのチンポをしゃぶったんだろうな。俺のとこには1人も来なかったぜ”
それはファックとビッチにまみれた、知的さのカケラもない、スタンフォードの名誉をおとしめるメールであった。そのほか日常的なメールも文章の至るところファックだらけであり、酒を浴びてやるセックスがいかにすばらしいか、学友の女性をいじめるくだり、麻薬の使用を匂わせる描写まであり、エヴァン君の評判は地に落ちた。あこがれのまなざしでエヴァン君を見つめていた女性たちは一気に離れたといわれる。
女性蔑視だと激しいバッシングを浴び、本人は謝罪のコメントを出したが、生粋のお坊ちゃまだけに、あまり反省はしていない様子だ。
いったいミランダはどう思っているのだろう……と世間が想像をめぐらしていた16年の10月、ミランダ邸に賊が侵入した。2人が同居している御殿とは別の、ミランダの私邸である。
侵入者と警備員の間で銃撃戦になるという激しいものだったが、幸いミランダと息子は外出しており無事だった。
メール事件でヘイトを集めたエヴァン君、今後は新しい一家を守っていけるのだろうか。
(室橋裕和)