各国首脳が集うG7サミットが5月19日から21日の日程で始まっている。今回のサミットは日本が議長国で、会場は岸田文雄首相の地元、広島。ウクライナ情勢を筆頭に、経済、環境、AIなど、議題はいろいろとあるが、その先に控えていると噂されているのが解散総選挙だ。
「岸田内閣の支持率は、スタートから約1年は支持が不支持を上回っていたものの、昨年秋に支持と不支持が逆転。一時は10ポイント…
各国首脳が集うG7サミットが5月19日から21日の日程で始まっている。今回のサミットは日本が議長国で、会場は岸田文雄首相の地元、広島。ウクライナ情勢を筆頭に、経済、環境、AIなど、議題はいろいろとあるが、その先に控えていると噂されているのが解散総選挙だ。
「岸田内閣の支持率は、スタートから約1年は支持が不支持を上回っていたものの、昨年秋に支持と不支持が逆転。一時は10ポイント…
日本列島は、7月10日に投票日を迎える参院選の選挙戦のまっただなか。衆院選より投票率が低い参院選は、投票率アップの方法が毎回議論されるが、一肌脱いだのが芸能人たちだ。6月21日、芸能人26人が投票を呼びかける動画がYouTubeに登場。選挙への思いを語り、投票を促している。
「この動画は、昨年の衆院選の際に公開された『VOICE PROJECT 投票はあなたの声』の第2弾。衆…
3月24日に告示される神奈川県相模原市の市長選。候補者である本村賢太郎・前衆議院議員の選挙ポスターが、地元で話題を呼んでいる。
本村氏とともにポスターに写るのは、バナナマン日村勇紀と瓜二つの女性。ポスターには、「日村君香」とある。バナナマンがパーソナリティーを務めるラジオ番組『バナナマンのバナナムーンゴールド』(TBSラジオ)などで、日村の相方の設楽統がしばしば“キミカ”とイジる、あの日村の母親である。髪型を除けば、日村とそっくりの満面の笑顔は、まさしく親子と言うしかない。
「公職選挙法で告示前は候補者の単独ポスターが禁じられているため、候補者が所属する政党、あるいは公認を受けた党の党首や大物議員と一緒に写るのが普通です。しかし、本村氏は無所属であるため、相模原市民と一緒に写るポスターを作成。もちろん、日村のお母さんが政治活動をしている、なんてことはなく、保育士をしている彼女が日頃から本村事務所にお世話になっていた縁からだそうです」(スポーツ紙記者)
相模原は日村の地元ではあるのだが、母親の君香さんの知名度が高いわけではない。しかし、本村陣営が地元の大スターである日村の人気や知名度を当て込んで、君香さんに白刃の矢を立てたのは、想像に難くない。何しろ、母親の知名度はなくとも、顔は日村と同じである。しかし、日村といえば、若手時代に起こした当時16歳のファン女性との淫行が昨年に報じられた。もちろん、母親と日村が起こしたスキャンダルは無関係だが、ささやかな風評にも敏感な政治家としては気にならなかったのか。
「16年前の出来事だったし、相手の女性ファンが21歳と年齢を偽って日村に近づいてきたことなどから、スキャンダルにも世間は日村に同情的でした。何よりも、バナナマンが売れっ子であるからという芸能界特有の忖度が働き、騒動は早々の幕引きとなりましたからね。本村氏も問題ナシと判断して、君香さんをポスターに起用したのでしょう」(同)
いくら不問に付されようとも、日村がファン心理につけ込んで、淫行を犯したのは事実。やはり、芸能人は“売れるが勝ち”なのか。
4月7日に投開票が予定されている大阪府知事選挙に、俳優の辰巳琢郎が自民党が推す与党候補として急浮上し話題となった。3月10日に突如名前が取り沙汰されるも、辰巳側は家族会議を開き、同日夜に出馬を辞退した。理由として「大阪愛は人一倍あるが、話があまりにも急だった」と述べている。
辰巳は大阪市出身で、京都大学を卒業したインテリ肌の人物である。俳優としても知名度は十分にある。いざ選挙となった場合には、維新の会との直接対決となるため立憲民主党、共産党をはじめとした野党との共闘も視野に入れる必要がある。その点、特定の政治力がついておらずスマートなイメージのある辰巳は適役だったともいえるが、立候補が叶わなかったのは残念ではあろう。さらにネット民は別の点で悔しがっているようだ。
「辰巳がレギュラーを務めた『くいしん坊!万才』(フジテレビ系)にならって、当選した場合には『大阪府知事、当選バンザイ』とやってほしかったといった書き込みがみられますね。辰巳が同番組のレギュラーを務めたのは1991年1月から93年12月までの約3年間です。山下真司や松岡修造など、ほかの『くいしん坊』もいますが、なぜ辰巳の知名度が高いのかといえば、同時期に放送されていた『たけし・逸見の平成教育委員会』(同)にも出演しており、各教科ともに抜群の正答率を誇っていためでしょう。これにより辰巳琢郎といえばイケメン&インテリ&食いしん坊のイメージがついたといえます」(芸能関係者)
今回は急なオファーであったが辰巳の選挙出馬はいかにも「出そう」といったイメージもあり「さもありなん」な話でもあろう。半分ネタであるとはいえ、確かに辰巳琢郎が政治家となり「当選バンザイ!」となる瞬間は見てみたいものだ。
(文=平田宏利)
かねてよりウワサになっていたが、細野豪志衆議院議員が、無所属のまま自民党二階派に「特別会員」として所属することが決まり注目を集めている。
細野議員は、民主党時代には環境大臣も務めた人物。だが、民主党が凋落してからは迷走が続いていた。2017年8月には民主党を離党。同9月には、小池百合子東京都知事を代表とする新党「希望の党」立ち上げに参加。だが、直後の10月に行われた衆院選で、希望の党は大惨敗。18年4月には、同党を離れて無所属となっていた。
鳴り物入りで誕生したにもかかわらず、代表となった小池百合子東京都知事が、知事を辞職して衆院選に出馬することもなかったために、瞬く間に凋落した希望の党。なんとか議席を確保した議員も次の選挙には何も希望を見いだせなくなっている。
18年5月に、希望の党は民進党と合流し国民民主党を結成。この時に、所属議員は国民民主党・(新)希望の党・無所属のいずれかの選択を迫られた。だが、どこに所属しようともいずれの議員にも時流を読み間違えた負け組感が漂っている。この1月には国民民主党が自由党と統一会派を組むことが発表されたが、まったく注目されていない。一部の所属議員は、反発されながらも自民党入りの布石を打てた細野議員へ羨望のまなざしすら向けているという。
さらに悲惨なのは、2017年の衆院選で国会議員を目指して、希望の党に参加した人たち。
希望の党結党に先立って、小池百合子東京都知事の後ろ盾を得て若狭勝衆議院議員(当時)は、政治塾「輝照塾」を立ち上げた。
講義を受ければ希望の党公認として立候補できる可能性が強かったため、当初は、200人あまりの政治家志望者や地方議員らも詰めかけた。
だが、自腹で立候補した候補者は、希望の党が投票日を待たずに凋落したことで、大損をすることになった。
「貯金も失いましたし。以降のケアは何もありません。当初は“地方に党支部をつくるから”という話もあったのですが、立ち消えになりました。希望の党から出馬した経歴があると、もうほかの党に入れてもらえるはずもなくて……政治家になる夢は閉ざされました」(元立候補者)
人を見る目を誤ると、人生は大変なことになるのか。
6月10日投票、11日に開票された中野区長選(東京都)で、中野駅周辺再開発の見直しを訴えた新人の酒井直人氏が初当選した。
「中野区役所と中野サンプラザ地区の再整備計画が今回の区長選の大きな争点でした。現在の再整備計画は、区役所と中野サンプラザを解体し、新たな区役所と1万人収容の大きなアリーナを建設するというもの。老朽化が著しい中野サンプラザは2024年前後に解体される予定ではありますが、その後どういった形の施設が建設されるかは、新区長の方針によって決まっていくと思われます」(週刊誌記者)
中野サンプラザといえば、“アイドルの聖地”とも呼ばれ、多くのコンサートが開催されている。ホールの収容人数は2,222人で、その規模は“ちょうどいい”と言われている。音楽関係者は話す。
「1万人規模のアリーナでコンサートができるのは、ごく一部の人気アーティストのみ。しかし、2,000人規模の中野サンプラザであれば、まだ世間にそこまで知られていないアーティストでもどうにかコンサートが開けるんです。しかも、山下達郎のような大物アーティストや一流の洋楽アーティストもコンサートを行っている会場なので、ブランド力も高い。キャリアに箔をつけるという意味でも、ブレーク前のアーティストにとって中野サンプラザは“ちょうどいい目標”なんですよ」
また、2,000人規模のコンサート会場自体が不足しているという現状もある。
「2015年に渋谷公会堂(渋公)や五反田ゆうぽうとホールなど、2,000人規模の会場が相次いで閉鎖、渋公は現在建て替え中ですが、いま音楽業界は都内のコンサート会場不足にあえいでいます。そんななかで、中野サンプラザが1万人規模になってしまっては、本当に登竜門的な会場がなくなってしまう。業界内では、仮に1万人規模のアリーナにするとしても、2,000人規模のホールを併設してほしいとの声が多いですね」(同)
かつては、芸能事務所が中野サンプラザを買収するのではないかというウワサもあったという。
「中野サンプラザで頻繁にコンサートを開催しているハロー!プロジェクトが所属するアップフロントグループが中野サンプラザの買収に動いていると言われていた時期がありました。アップフロントグループ内にはオデッセーというイベンターもあるので、あとは自社のコンサート会場があれば、すべてを社内でまかなえる状態になりますからね。まあ結局、アップフロントの買収話に動きはなかったようですが、たしかに芸能事務所が中野サンプラザを買収するというのはアリだと思います。音楽ビジネスをしっかり理解しているところが運営してくれれば、アーティストにとっても音楽ファンにとっても最高のコンサート会場になりますよ。たとえば、アミューズさんあたりの音楽系事務所が中野サンプラザを買い取ってくれると、音楽業界的にはありがたいんですがね……」(同)
しかし、そもそも中野駅前に1万人規模のアリーナを造ること自体無謀なのではないかとの声もある。
「中野サンプラザのいいところは、中野駅から徒歩1分程度で交通の便がいいところですが、その分、会場までのスペースに限りがあり、1万人がコンサート目的で押し寄せたら、中野駅が人であふれかえってしまうのではないかとも言われていますね」(前出・週刊誌記者)
酒井新区長がどういった形で中野駅周辺の再整備計画を見直すのか、そして中野サンプラザはどんな形に生まれ変わることとなるのか──。音楽業界が固唾をのんで見守っている。
6月10日投票、11日に開票された中野区長選(東京都)で、中野駅周辺再開発の見直しを訴えた新人の酒井直人氏が初当選した。
「中野区役所と中野サンプラザ地区の再整備計画が今回の区長選の大きな争点でした。現在の再整備計画は、区役所と中野サンプラザを解体し、新たな区役所と1万人収容の大きなアリーナを建設するというもの。老朽化が著しい中野サンプラザは2024年前後に解体される予定ではありますが、その後どういった形の施設が建設されるかは、新区長の方針によって決まっていくと思われます」(週刊誌記者)
中野サンプラザといえば、“アイドルの聖地”とも呼ばれ、多くのコンサートが開催されている。ホールの収容人数は2,222人で、その規模は“ちょうどいい”と言われている。音楽関係者は話す。
「1万人規模のアリーナでコンサートができるのは、ごく一部の人気アーティストのみ。しかし、2,000人規模の中野サンプラザであれば、まだ世間にそこまで知られていないアーティストでもどうにかコンサートが開けるんです。しかも、山下達郎のような大物アーティストや一流の洋楽アーティストもコンサートを行っている会場なので、ブランド力も高い。キャリアに箔をつけるという意味でも、ブレーク前のアーティストにとって中野サンプラザは“ちょうどいい目標”なんですよ」
また、2,000人規模のコンサート会場自体が不足しているという現状もある。
「2015年に渋谷公会堂(渋公)や五反田ゆうぽうとホールなど、2,000人規模の会場が相次いで閉鎖、渋公は現在建て替え中ですが、いま音楽業界は都内のコンサート会場不足にあえいでいます。そんななかで、中野サンプラザが1万人規模になってしまっては、本当に登竜門的な会場がなくなってしまう。業界内では、仮に1万人規模のアリーナにするとしても、2,000人規模のホールを併設してほしいとの声が多いですね」(同)
かつては、芸能事務所が中野サンプラザを買収するのではないかというウワサもあったという。
「中野サンプラザで頻繁にコンサートを開催しているハロー!プロジェクトが所属するアップフロントグループが中野サンプラザの買収に動いていると言われていた時期がありました。アップフロントグループ内にはオデッセーというイベンターもあるので、あとは自社のコンサート会場があれば、すべてを社内でまかなえる状態になりますからね。まあ結局、アップフロントの買収話に動きはなかったようですが、たしかに芸能事務所が中野サンプラザを買収するというのはアリだと思います。音楽ビジネスをしっかり理解しているところが運営してくれれば、アーティストにとっても音楽ファンにとっても最高のコンサート会場になりますよ。たとえば、アミューズさんあたりの音楽系事務所が中野サンプラザを買い取ってくれると、音楽業界的にはありがたいんですがね……」(同)
しかし、そもそも中野駅前に1万人規模のアリーナを造ること自体無謀なのではないかとの声もある。
「中野サンプラザのいいところは、中野駅から徒歩1分程度で交通の便がいいところですが、その分、会場までのスペースに限りがあり、1万人がコンサート目的で押し寄せたら、中野駅が人であふれかえってしまうのではないかとも言われていますね」(前出・週刊誌記者)
酒井新区長がどういった形で中野駅周辺の再整備計画を見直すのか、そして中野サンプラザはどんな形に生まれ変わることとなるのか──。音楽業界が固唾をのんで見守っている。
プロ野球・北海道日本ハムファイターズのキャンプ地で、大きな論争が起きている。
沖縄県名護市長選(2月4日投開票)が28日に告示され、新人で元市議の渡具知武豊氏(56)=自民、公明、維新推薦=と、現職で3選を狙う稲嶺進氏(72)=民進、共産、自由、社民推薦、立憲民主支持=の無所属2人が立候補し、一騎打ちとなった。一番の争点は、米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設についてで、その是非が問われているのだが……。
他方、この選挙の行方にプロ野球・北海道日本ハムの関係者が気をもんでいるというのだ。
「1979年から名護市をキャンプ地としている日ハムですが、使用する名護市営球場が老朽化。球団は、再三にわたって市に改修を求めてきましたが、なかなか進展が見込めず、2016年からアメリカのアリゾナ州で1次キャンプを行っています。市営球場は、ようやく改修が決まり、2年後の20年キャンプから新球場となる予定ですが、サブグラウンドや投球練習場、クラブハウスの改修、新設は未定です。経済振興を掲げる新人候補が当選すれば、スムーズに事が進む可能性がありますが、これまで早期改善を見送ってきた現職が当選となると、施設の全面的なリニューアルとはいかない可能性が高くなるのではないか、とささやかれています。そうすると、しばらくはアメリカでのキャンプを続けていかざるを得なくなりそうなんです」(プロ野球関係者)
とはいえ、アメリカでのキャンプ実施には莫大な渡航費・滞在費がかかる。前出の関係者は「費用的に、アメリカでのキャンプ実施は長く続けられない。球団は名護市でのキャンプ開催を諦めて、日本国内の他の市町村で実施することも検討しているようです」と語る。
名護市では「キャンプ期間は1年の中で、たった1カ月だけ。そのためだけに、市が整備費用を出すのか」という意見がある一方「プロ野球のキャンプは経済効果を生み出す。早く施設を整えるべき」との意見もあり、真っ二つに割れているという。
日ハムのキャンプは、来季以降どこで行うことになるのか、選挙の結果によって大きく変わってくるのかもしれない。
10月の衆議院選挙で自民党の「タレント候補者」として事前に数名がリストアップされていたという話があるのだが、その中に女優の藤原紀香や、元AKB48の高橋みなみの名前が挙がっていたという。衆院解散のウワサが流れだした6月ごろ、ある選挙対策関係者の書類に、ハッキリ記されていたというのだ。
信頼できる自民党関係者からこの話を聞いたというフリーの政治記者によると「出馬の交渉があったわけではなく、こういった方々に交渉をしてみてはどうかという案の段階だったようだけど、このような提案から実際に出馬となったのが昨年の参院選に出た今井絵理子だから、あながち可能性がゼロではない話だったと思う」という。
リストが作成された6月には、官邸とパイプのある日本維新の会の代表、松井一郎・大阪府知事が、自民大阪府連との対立から衆院選を強く意識、同市内で開かれた維新衆院議員のパーティーでハッキリ「年内に解散がある」と予言していた。
7月になると、民進党の幹事長だった野田佳彦が解散に備え、党代表選の日程を前倒しする考えを示すなど、次第に騒がしくなっていた。当然、この頃には自民党の選対関係者がタレント議員の擁立に動いていてもおかしくはなかっただろう。
「いつも名前が挙がる、おなじみタレントのDAIGOの名前もあったそうだよ」と記者。
DAIGOといえば、昨年の参院選でも出馬のウワサが立った政界の血筋。祖父が竹下登元首相とあって、かねてから竹下派の流れをくむ額賀派が目を付けていた“隠し玉”といわれる。“参議院のドン”と呼ばれる青木幹雄が、そのサポートに全力で動くという話もあった。ただ、芸能関係者によると「当のDAIGOにその気がなく、所属事務所も乗り気じゃない」という。
「逆に、政界に出る可能性が何度か持ち上がったのが、藤原紀香。DAIGOは大手バーニング系の事務所所属だけど、そのバーニングのボス、周防郁雄社長が、かつて紀香を政界に進出させようと狙っていたなんてウワサもあったほど。最近はその周防社長との関係に足並みがそろっていないともいわれる紀香だけど、一時は『ポスト扇千景(元女優の元国交大臣)に』なんて声もあった。ただ、政界の連中は芸能界の事情をわかってないから、DAIGOや紀香の名前を出すのは恒例行事みたいなものでもある」(同)
一方、リストに名前があった中でも意外なのが、元AKB48の高橋みなみだ。
「ある国会議員の私設秘書になる仰天プランを、AKB側が提案したというウワサがあった。AKB総選挙に出たタレントを本物の選挙に――っていうのは、いかにも運営が考えそうなこと。グループ脱退後の活動がパッとしないので、本人がやる気になったら実現すると思う」(同)
一方、メディア関係者の間では、女優・菊川怜の出馬説もささやかれていたのだが、こちらは関係者が入手にしたリストには名前がなかったという。結局は前述のタレントたちは誰も出馬することはなかったわけだが、記者によると「その原因は今井絵理子にもある」という。
「参院選ではタレント出身議員の山東昭子が後見人として今井を全面バックアップしたんだけど、応援演説で『平和な日本を作っていく担い手として今井絵理子がいる!』とまで叫んでいた。副総裁の高村正彦も、今井を『ヤングデモクラシーの旗手。頭脳明晰で、100人に1人の政治家』なんて持ち上げていた。でも、今井当人はろくに勉強もせず無知丸出しのまま、あげく不倫騒動をやらかして自民党の支持を下げるありさまだったから、党内でも大ヒンシュクを買った。当然、持ち上げた連中は、みんな後で恥をかいた形。その影響で、タレント候補を立てようとした連中も、すっかり声を上げられなくなっていた」(同)
近年、タレントの政治家転身は、高給など待遇だけが目当ての“就職先”とも揶揄されているだけに、結果としては無駄なタレント議員が生まれなくてよかったかもしれない。そこは今井が成し遂げた唯一の仕事と言えなくもない。
(文=藤堂香貴/NEWSIDER Tokyo)
「第48回衆議院総選挙」(10月22日投開票)にあたって、NHK、民放キー局で、開票特番が放送されたが、その“あり方”に関して一石を投じたのが、ボクシング中継を強行したフジテレビの姿勢だ。
同選挙特番で貫禄を見せたのは、やはりNHKで、その『2017衆院選開票速報』は17.1%(第1部=ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)の高い視聴率をマークした。民放でトップだったのは、池上彰をメーンキャスターに据えたテレビ東京『池上彰の総選挙ライブ』で9.8%をマーク。これでテレ東は、13年の参院選、14年の衆院選、16年の参院選に続き、国政選挙での特番において、4回連続で民放首位となった。ただ、NHKとは7.3ポイントもの大差がついており、民放の選挙特番の難しさを改めて露呈した。
民放2位は日本テレビ『ZERO×選挙2017』で9.3%、同3位はテレビ朝日『選挙ステーション』で8.8%、同4位はフジテレビ『FNN選挙特番 ニッポンの決断!2017』で7.2%、同最下位はTBS『激突!与野党大決戦 選挙スタジアム2017』で5.5%の順。
日テレは日曜ゴールデンの人気バラエティ番組『世界の果てまでイッテQ!』『行列のできる法律相談所』、TBSは15日の初回で14.7%の高視聴率を挙げた日曜劇場『陸王』(役所広司主演)を休止してまで選挙特番をオンエアしたが、いずれも1ケタ台に沈んだ。
そんな中、異例な体制で臨んだのがフジだ。22日、同局は午後7時から9時30分まで、『村田諒太VSエンダム2』を放送した。選挙特番は、午後9時30分からのオンエアとなったが、ボクシング中継は20.5%を記録し、同局の今年すべての番組の中で最高視聴率をマーク。ほかの民放局の選挙特番に大きく水をあけたのだ。試合は7回終了後、エンダムの棄権によるTKO勝ちで、村田が悲願の世界王座奪取を果たす理想的な展開により、視聴率向上につながった。
そもそも、エンダム対村田の世界戦は、5月20日にWBA世界王座決定戦として行われ、エンダムが判定勝ちを収めたが、不可解な判定が問題となり、再戦に至った経緯がある。その際もフジが中継し、17.8%と高い視聴率を記録した背景があった。いうまでもなく、村田は2012年ロンドン五輪のボクシング・ミドル級金メダリストで、13年のプロ転向後も注目を集め、初の世界戦となったこの一戦は、視聴者の大きな関心を集めていた。
22日の再戦が、5月の世界戦以上の高視聴率を弾き出せたのは、もともと世の関心が高く、なおかつ、ほかの民放局の番組が弱かったためといえそう。衆院選と重なっていなければ、日テレの強力な番組を裏に回して、苦戦を強いられた可能性が高い。その意味では、同局にとって、衆院選と村田の世界戦の日程がバッティングしたのは“ラッキー”以外の何物でもないだろう。また、村田の試合を録画ではなく、生中継で強行した同局編成部の判断も、結果的にはファインプレーだった。
村田の試合が高視聴率を獲得したことについて、同局・宮内正喜社長は27日の定例会見で、「『国民の関心が何であるか?』を基本に編成した。結果として難しい調整をいい編成バランスでできた。視聴率、結果も、そのへんが功を奏したと思っております」と評価。
とはいえ、ボクシング中継後の衆院選特番は7.2%と急降下して、多くの人が他局にチャンネルを替えてしまったのも事実。
現状、国政選挙の際は、NHKのみならず、民放キー局すべてが、横並びで選挙特番を放送するのが慣例となっている。しかし、今回ボクシングが高視聴率を得たように、多くの視聴者が「選挙特番」を望んでいないのも、これまた現実だ。今回のフジの決断は、国政選挙の際の番組編成のあり方に一石を投じたのは確か。
「フジの措置は、いわば反則技みたいなもので、同局内外で賛否両論出ているようです。やはり国政選挙の際、キー局は“報道機関”としての伝える責務があるからです。ただ、民放が選挙特番をやっても、NHKにかなうわけがなく、低視聴率になるのは明白。今回の視聴率を判断材料として、今後国政選挙のときに選挙特番を放送せず、視聴率至上主義に走る局が、フジ以外にも出てくるかもしれません」(スポーツ紙記者)
いってみれば、禁じ手ともいえる手法で、高視聴率を獲得したフジ。低視聴率に沈んでいる同局だけに、これに味を占めて、次の国政選挙の際に、同じ手を使う可能性もありそうだ。
(文=田中七男)
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