嵐の活動休止は、大野智の“人間宣言”……メリー&ジュリー母子の「想像を絶する絶望」

今週の注目記事・1位
「宮内庁が腰を抜かす『小室圭さん』ご母堂の『天皇陛下』謁見要求」(「週刊新潮」1/31号)
「小室の乱『眞子さま洗脳』」(「週刊文春」1/31号)
「眞子さまと小室圭さん それでも二人は結婚する」(「週刊現代」2/9号)

同・2位
「ニュースに映って不倫がばれた『平成最後の福男』」(「週刊新潮」1/31号)

同・3位
「竹田JOC会長、堕ちた旧皇族の暗部、東京五輪を控え安倍官邸は」(「週刊文春」1/31号)

同・4位
「風俗に堕ちた京都の女子大生260人」(「フライデー」2/8号)
「女衒大学生グループの女子大生風俗送りマニュアル」(「週刊文春」1/31号)

同・5
「創業者・盛田昭夫の作った『ソニー神社』が現経営者に取り壊されるまで」(「週刊現代」2/9号)

同・6位
「日産に16億クルーザーを買わせたゴーン<強欲妻>」(「週刊文春」1/31号)

同・7位
「LINE入手NGT48運営査問にメンバーが『ファンと』」(「週刊文春」1/31号)

同・8位
「食べてはいけない『超加工食品』実名リスト-論文でがんリスク増大判明!」(「週刊新潮」1/31号)

同・9位
「NHKが失速させた『いだてん』クドカンハートブレイク」(「週刊新潮」1/31号)

同・10位
「『新しい地図を使ってやって』SMAP復活、中居の深意」(「週刊文春」1/31号)

同・11位
「朝日新聞が突然削除『パパ活』礼賛記事のあきれた中身」(「週刊現代」2/9号)

同・12位
「がんになった『がん専門医』の独白」(「週刊新潮」1/31号)

同・13位
「CM降板『菅野美穂」が見誤った『堺雅人』賞味期限」(「週刊新潮」1/31号)

同・14位
「貴乃花・我が相撲道/『千代の富士からの初金星』」(「週刊文春」1/31号)

同・15位
「都道府県『ヌケる都市』ランキング」(『週刊アサヒ芸能』1/31号)

【巻末付録】現代とポストのSEXYグラビアの勝者はどっちだ!

 ニュースだ! 今週は取り上げる記事が一本もなかったぞ、ポストは。毎週月曜日に現代とポストの新聞広告を見ると、正直、ゲンナリする。

 今週も、両誌のトップは「親が『ボケる前』『ボケた時』やるべきこと」(ポスト)、「老親もあなたも死んでからでは遅い」(現代)。大切なことだとはわかってはいるが、週の始めにこれを読みたいか?

 ポストは、これ以外に「ソフトバンク株をどうすりゃいいの?」「大腸がん胃がんの検査の落とし穴」「あぶない韓国食品」「次の日本人横綱候補はこの6力士」などなど。

 今日の話題は、大坂なおみ、嵐の解散で持ちきりである。そこにこれではな~。ポストには悪いが、今週はパスさせてもらう。

 といって、他の雑誌にも大スクープがあるわけではない。そこで今週は順位なしとした。

 まずはアサ芸の「47都道府県ヌケるランキング」から。

 SPA! に続いて、女性を性の対象としてしか見ていないと、女性たちから怒られそうな企画だが、この欄は紹介するだけだから、女性のみなさん、ゴメンナサイ!

 堂々1位は北海道ススキノ。「おっパブから格安ソープまで遊び放題」とある。おっパブとは、「純朴な道産子のおっぱいをわずか数千円でナマ揉みできる」ということだそうだ。

 2位は福岡県中州で、「西日本最大の桃源郷は1980円手コキ店から0.00ミリソープ(なんじゃそれ?)まで格安&過激がウリ」。書き写す手が震える。これって、わが県を侮辱したと訴えられるんじゃないかね。3位は京都だ。

 ちなみに46位は長崎県浜町で、「江戸の三大遊郭『丸山』は今や名跡に。観光地のため県条例により店舗型風俗店は皆無」だという。

 最下位はいわずと知れた長野県上山田温泉。教育県だからソープはなし。「抜け道は温泉連れ出しスナック」だそうだ。

 ところで、「コンビニエンスストア大手のセブン-イレブン・ジャパンとローソンは21日、国内の全店での成人向け雑誌の販売を8月末までに原則中止することを明らかにした。女性や子ども、訪日外国人客らに配慮する。日本の多くのコンビニの店頭から成人誌が消えることになりそうだ」(朝日新聞1月22付)という。

 いつものことだが、成人誌の線引きはどこなのだろう。この定義を曖昧にしたままでいいわけはない。

 表紙に女性の露わな肢体が載っている雑誌は、外国人や女性たちは嫌がるからというのでは、現代やポスト、フライデーも危ないかもしれない。

 日本雑誌協会は「成人誌の基準があいまいで選別方法が不明瞭だ」として、慎重な判断を求めるというが、この流れは止められそうにもない。

 BuzzFeedNews(1月23日)が、日本フランチャイズチェーン協会にインタビューしたところ、現代、ポスト、プレイボーイのように女性のヌードグラビアのある雑誌でも、「基本的に入ってくることはありません」というが、「ただ今後、そいう特集を組まれた雑誌を扱わない、という判断は出て来ると思います。それは会員社の判断です」と付け加えている。

 現代とポストが機内誌から外されたのは、某宗教団体と朝日新聞の「ヘア・ヌードのある雑誌は排除しろ」という執拗なキャンペーンによってだったが、同じようなことが起きる可能性は十分ある。

 コンビニもダメとなれば、こうした雑誌は生き延びることはできない。

 お次は文春の貴乃花の連載だが、よくまとめてはあるが品が良すぎる。次回は宮沢りえとの愛と別れの巻になるそうだ。どこまで本音を語るか心配だが、これは読まねばなるまい。

 最近テレビで、あの『半沢直樹』で42%という高視聴率をとった堺雅人の姿を見ない。

 吉永小百合主演の映画『北の桜守』に出ていたが、半沢直樹そのままで、見ていて白けてしまった。

 新潮によると、カミさんの菅野美穂(41)も、花王のCMから消えたそうだから、夫婦そろって「賞味期限切れ」なのだろうか。

 役を選んでいるというが、堺は、進んでいろんな役をやったほうがいい。三枚目、犯罪者、お笑い芸人、数をこなすことで視聴者の見る目も変わってくるはずだ。その若さで渥美清になるのは早すぎる。

 新潮に、「がんの練習帳」というコラムを連載していた東大病院放射線科の中川恵一准教授が、自分が膀胱がんになったと独白している。

 毎年のがん検診でも尿検査でも「異常なし」だったのに、酒を呑み過ぎるので肝臓が心配になり、超音波エコーで自分の肝臓を診ていたら、膀胱が白く不気味に盛り上がっている影を見つけたというのだ。

 精密検査すると、大きさ1.5センチだった。ここまで来るのに10年ほどかかっているそうだが、もちろん自覚症状はない。

 内視鏡で切除したそうだが、麻酔が醒めてからの痛みがすごかったという。

 中川准教授によると、日本人の「ヘルスリテラシー」はミャンマーやベトナムより低いそうだ。簡単なセルフチェックでも、がんの早期発見につながるという。

 現代とポストに、小さい記事だが、朝日新聞のウェブサイトに「テリング」というのがあるそうだ。

 そこで女性記者が「“パパ活”ルポ 女としての値踏みをされてみた」というのを書いたそうだ。

 現代によれば、パパ活するためには会員登録が必要で、銀座にある面接会場に行き、業界トップクラスの交際クラブ「ユニバース倶楽部」のスタッフの七瀬結から、「この交際クラブでは5つの交際タイプに分かれていて、ここでいう交際には実質セックスも含む」と説明を受ける。

 ネットで調べると、最近のセックス相場では3万円から5万円。身元をしっかり把握するために免許書のコピーをとるから、出会い系アプリとは違う、交際クラブの強みになるなど、まるでデートクラブの宣伝みたいだというのである。

 社内でも問題になり、掲載から1週間後に記事が突然削除されたという。

 朝日新聞側は、結婚制度の問題点を考えるという本来の趣旨が伝わりにくかったと話しているが、自分のところでも「男女の出会い系サービス」をやっているのだから、もともと批判する気などなかったのではないか。

 うちのところでは、身元がハッキリした方ばかりですから、安心して初対面でもセックスできますよ。そういいたかったのではないかと、私は邪推するのだが。

 文春に、元SMAPの中で、事務所に残った中居正広と木村拓哉の仲が、未だに悪いという話が載っている。私にはどっちでもいいがね。

 そう思っていたが、日曜日に流れた「嵐解散」のビッグニュースを見ると、中居とキムタクの確執だけではなく、ジャニーズ事務所の中は、それこそ暴風のような嵐が渦巻いていたようである。

 次号の文春、新潮には「ジャニーズ帝国崩壊」の見出しが躍るに違いない。

 事務所の半分ぐらいを稼ぐという嵐がいなくなるということは、メリー&ジュリー母子の力がほとんど削がれるということを意味する。

 ジャニー喜多川は、嵐たちに対して、君たちの考えるようにやればいいといったそうだが、もともと、だいぶ前から嵐にはタッチしていなかったはずだから、そういえるのだろう。

 リーダーの大野が2017年にいい出し、5人で話し合ってきたというが、そうではあるまい。

 メリー&ジュリー母子が、そんな勝手なことを許すはずがない。クビにした飯島マネジャーが親身になって面倒を見ていたのがSMAP。メリー母子は、それを面白くなく、飯島の面前で、SMAPの連中が踊れないことを批判し、だから、嵐とは共演させないのだとはっきりいい切っていた。

 そうしたことがあり、飯島は事務所を去り、SMAPは解散してしまった。

 その嵐までが、自分から離れていくということを知った時、メリー&ジュリー母子の怒りと落胆は想像を絶するものがあったに違いない。

 大野は会見で、「普通の生活をしてみたい」といっていた。10代の始めからアイドル稼業を20年続けてきて、このような人生が本当のものであるわけはないと気付いたのであろう。

 あと2年で40になるのだ。その年までアイドルグループでいられるというのは、相当、無神経か無自覚な人間であろう。

 大野の「人間宣言」といってもいいのではないか。私はもろ手を挙げて賛同する。

 近年、ジャニーズ事務所を辞めたり、現役を引退する人間が増えている。スキャンダルで潰れていく人間も後を絶たない。

 ジャニー&メリー喜多川が築いてきた「アイドル王国」は、ガラガラと崩れていっているのだが、本人たちはその現実を見ようともしなかったのであろう。

 ある時期、永遠に回転していくかのように思えたジャニーズ商法だったが、そういかなくなったのは、私は、アイドルを見出す天才だったジャニー喜多川の衰えが最大の要因だと思う。

 彼の特殊な感覚は、やはり若さが失われるとともに鋭敏ではなくなってしまったのだ。

 大野の口ぶりから、もっと早く解散したかったのだろう。だが、来年12月31日の紅白をもって解散するまでにどれだけ稼げるかを考える母子に、これ以上、逆らえるはずはなかった。

 会見で、休止といっているが、再開はいつになるのかという質問が飛んだ。大野はきっと、「バカヤロー、再開なんかあるわけないだろう」と思っているはずだ。

 SMAPのように、5人のうちの何人かが去り、何人かが残るのだろうが、嵐というグループは消えるのだ。

 私は芸能記者でもなければ、ジャニーズ事務所ウォッチャーでもない。だが、たのきんトリオの時代から、いろいろな因縁があって、この事務所を見てきた。ついにこの日が来たかと、感慨深いものがある。

 さて、新潮にNHKの大河ドラマ『いだてん』の視聴率が悪い理由について“考察”した記事がある。私は、第1回だけを見たが、それ以後は見ていない。このドラマの失敗は、金栗四三という人間の知名度の低さや、宮藤官九郎の脚本にも欠点があるのだろうが、なんたって、ビートたけしを古今亭志ん生役に起用したことがすべてである。

 姿かたちは似ても似つかないが、それでも、志ん生のように滑舌が良く、人間味があればいいが、彼にはどちらもない。

 立川談志の弟子だったことはあるが、彼に落語家の資質はない。

 この中でも碓井広義上智大教授がいっているが、たけしは志ん生に見えないし、「たけしさんの声が聞き取りづらいのが致命的です。あれでは視聴者が話についていけません」。バイク事故の後遺症だろう。可哀想だとは思うが、もはやたけしはテレビ界から引退したほうがいい。

 次は新潮の二匹目のドジョウ企画「食べてはいけない『超加工食品』実名リスト」から。

 超加工食品とは、多くの食品添加物が含まれたもので、「すぐ食べたり飲んだり温めたりできる」「非常に口当たりが良い」「国際的な企業によりブランド戦略が組まれて販売されている」食品のことだという。

 世界4大医学雑誌であるBMJ誌が、この食品の摂取割合が10%増加するとがんリスクが12%有意に上昇したという研究論文を発表したそうである。

 食べてはいけない「超加工パン」ワースト41をざっと眺めると、食品添加物の多いものは食べるなということらしい。1位に挙げられた山崎製パンの「ふんわり包とろ~りとろけるチーズピザ」には14もの添加物が入っているそうだ。

 山崎製パンのものがずらっと並んでいる。よく売れているという「ランチパックスクランブルエッグからしマヨネーズ風味」も13の添加物が入っているという。

 避けたい「超加工冷凍食品」ワースト66の1位はトップバリューの「大盛和風たらこ」で14の添加物が入っているそうである。

 先日買って食べたイートアンドの「大阪王将 羽根つき餃子」は9つか。まあ、冷凍食品などは食べずに、安くてもいいからスーパーで買ってきて、家で作れということだろう。

 分かっちゃいるけどな~。

 ところでNGT48の山口真帆が「アイドルハンター」と呼ばれる連中から襲われた事件は、まだ収束していない。

 文春によれば、運営会社がメンバーたちを査問しているそうだが、ファンたちと携帯の連絡先を交わしていた、プライベートで食事をした、その人間の家に入ったことがあると答えたのは少数ではなかったという。

 中でも10代のE子は、問題になっているハンターの一人と付き合っていると告白したため、男と別れさせられたうえ、内々に処分されたそうである。

 総勢約40名のうち数名がファンたちとつながっていた。これが秋元康が掲げる「恋愛禁止」AKBビジネスの実態なのだ。

 お次はカルロス・ゴーンのお話。文春によると、ゴーンの妻がフランスのパリ・マッチ誌に、「推定無罪の夫がどうしてこんなに長く拘留されるのか。フランスの薬の服用も認められず、コレステロールの治療中断も迫られている」と話しているという。

 日本の「人質司法」の酷さに世界から批判が起きている。罪を認めないなら釈放しないという人道無視のやり方は、どういい募っても理はない。

 文春は、オマーンの知人に渡った約35億円のうち、約16億円がゴーン夫人へ贈られたクルーザーの購入代金に充てられていたという。

 自宅マンションを含めて、こうした私的流用は裁判で明らかにするべきだ。罪を認めて自白しなければ拘置所から出さないというやり方は、検察や裁判所への不信につながる。はやく止めたほうがいい。

 現代に、ソニーの創業者・盛田昭夫が生前作った「ソニー神社」が、今の経営陣によって取り壊されたという話が載っている。

 盛田は、トランジスタラジオやウォークマンなどの生みの親で、ソニーを大会社にした功労者である。

 先日、名古屋に行った帰り、駅前のビルの上にある高給居酒屋へ寄った。そこで「盛田」なる酒を初めて呑んだ。

 うまい酒だった。そこのパンフレットを見ると、これは盛田という造り酒屋が作っているとある。

 そうかと思い出した。盛田は愛知県の造り酒屋の出であった。昔何度か会った盛田を偲んで、何杯か杯を重ねた。

 彼が、1993年にソニーの本社の敷地内に神社を建立した。それは、相次ぐ社員の病気や事故が起きたため、御霊を鎮めるためだったという。

 向こう200年にわたり、この神殿の造営地として使用するため、大国主大神に捧げる「買地券」として、金小判30枚、銀小判51枚が埋蔵されたと、地鎮祭で盛田の介添え役を務めた常陸国出雲大社の高橋正宣宮司(71)が話している。

 それに盛田直筆の「大願意」という文章も収められたそうだ。

 この神社の祭祀を25年間にわたって任されてきたのだという。

 だが、その神社が昨年4月に、ソニーの手によって解体され、更地にされてしまったというのである。

 現在、高橋と常陸国出雲大社は、「債務不履行、宗教的人格権の侵害」を主張して、裁判を起こしているそうだ。

 ソニー側は、神殿は取り壊したのではなく、港区港南の新本社に移設したのだといっている。

 どちらにしても、鎮護した怨霊が解き放たれぬよう、穏便に収めたほうがいいと思うが。

 フライデーと文春が、京都市内で飲食店を経営している岸井謙典容疑者(24)と男子大学生らの計4名が、職業安定法違反の容疑で逮捕されたことを報じている。

 岸井らはナンパした女子大生を自分の店に連れ込み、高額な支払いを要求して数百万の負債を抱えさせ、返済するために風俗店へ沈めるという悪質なやり方で、年間7,000万円以上の紹介料を受け取っていたというのである。

 フライデーで20代の女子大生はこう語っている。

「私があのバーに通うようになったのは、河原町(京都市下京区)でスカウトマンにナンパされたことがキッカケでした。声をかけてきた人も京都市内の大学生で、めっちゃイケメンで……。『もっと話がしたいから、祇園にあるオレのバイト先のバーに来ない?』って誘われました。最初は料金も2時間5000円ぐらいで、安いなと思ったんです。でも、通っているうちにだんだん感覚が麻痺してきて。声をかけてきたスカウトマンに夢中になるあまり、300万円以上をバーにツケている状態になりました。最終的には『稼ぎのいい仕事を紹介するから』と風俗を斡旋されて……気付いたときには遅かったんです」

 文春によると、同志社大、京都産業大などの私大に通うイケメン約20人が所属していて、彼らには「色恋管理」というマニュアルが与えられ、それを覚え込んで女子大生を騙すそうだ。

 1年間で260人以上を風俗へ送り込んでいたというからすごい。「ヤレる女子大生」など、SPA! なんぞ読まずとも一目で分かるのだろう。

 さて、フランス司法当局から、東京五輪招致の贈賄疑惑をかけられている竹田恒和JOC会長の評判がすこぶる悪い。

 前会長が急逝したため、50代の若さで会長になったが、それだけ長きに渡って要職に就いているにもかかわらず、招致委員会が13年に計2億3,000万円を実体のないシンガポールのコンサルタント会社に振り込んでいたのを、「いかなる意思決定プロセスにも関与していない」と会見でいい放ったのだ。

 この御仁、明治天皇のひ孫にあたり、2度の五輪に馬術日本代表として出場している。

 だが文春に、新婚旅行から帰国後に自動車で22歳の女性を撥ねて死亡させるという事故を起こしていること、多額の負債、離婚、怪しい人脈などを暴かれている。

 その上、外務省出身でフランス留学のある緒方林太郎衆院議員に、「フランス政界には今回の竹田氏のように司法当局が予審手続きに入った場合、大臣は即辞任するという“不文律”があります。(中略)つまりフランス人から見れば、竹田会長は“アウト”なのです」といわれてしまっている。

 安倍首相も、今年6月に任期切れになるので、五輪前だが竹田切りを考えているそうだ。

 だが、起訴されると、会長をクビというだけでは済まないはずだ。汚れた東京五輪には参加しないという国が多く出るのではないか。

 ところで「人生は冗談だ」といったのはアルベール・カミユだが、新潮の「不倫がばれた平成最後の福男」という記事を読むと、しみじみそう思う。

 兵庫県の西宮神社では毎年1月10日、午前6時に表の大門が開く。最も早く本殿にたどり着こうと大勢の人が走り出す光景は、ワイドショーでもお馴染みだ。

 一番に着いた人は「一番福」に認定され、その一年の福をその身に集める「福男」になる。

 今年も5000人が参加したそうだ。福男は広島県在住の22歳。中高時代は陸上部で全国レベルの成績を上げていたそうで、現在は広島市内で消防士を務め、昨年11月に長男が生まれたばかり。

 平成最後の福男としてワイドショーにインタビューされ、「皆さんが一年間笑顔で過ごせるような福を授けたいです」と満面の笑みで答えていたという。

 だが、テレビでこれを見ていた24歳の女性が、ツイッターで「彼女おらん一人暮らしのはずがずっと騙されていた」と呟き、この男とのやりとりを示すラインの履歴までアップしたというのである。

 この福男と彼女が出会ったのは昨年11月末。友だち2人と、広島市内の「相席屋」を訪れて2人の男と知り合ったという。

 そのひとりの福男と意気投合して2次会のカラオケへと流れた。この男、24歳で東京に住み、職業は「特殊部隊に務めている」と自己紹介したそうだ。

 一気飲みしているうちに2人になり、市内のネットカフェに泊まることに。彼女は酔いで意識不明になり寝入ったが、朝起きると下半身裸で寝ていたという。

 警察に行こうと思っていると福男が、付き合おうといってきた。タイプだったし、結婚に焦っていたが、「距離が遠い」というと、4月には転勤で広島に戻るという。

 以来、「長距離恋愛」が始まった。だが、福男になったために、すべてがバレてしまったのである。

 怒りの収まらない女性が、新潮に話を持ち込んだのだろう。福男が一転、大凶男になってしまったのだ。

 新潮によると、歴代の「福男たち」は、意外にその後がよくないそうだ。「インフルエンザに2回かかった」「バイクを盗まれた」「彼女にふられた」「受験に失敗」「当て逃げされた」などなど。

 だが西宮神社の千鳥祐兼禰宜のいうように、「小難は起こったが、大難を避けられた」と考えるべきなのかもしれない。件の福男も、奥さんから怒鳴られ、周囲からはバカな奴だといわれるぐらいで済んだのをよしとしなくては。

 先週前半は、小室圭の出した一文の話題ばかりであった。これに対してさまざまな批判や感想がワイドショーだけではなく、新聞でも取り上げられた。

 週刊誌もそうだが、大方は難じる声が多かった。

 私も、つくづく小室圭と佳代さん母子は「世間知」がないと思わざるを得ない。

 私は、眞子&圭を応援している数少ないメディア人の一人だと自任している。だが、小室圭が1月22日に出した文書には、頭を抱えてしまった。

 内容以前に、なぜ、やったカネを返せといい募っている母親の元婚約者と、第三者を通じてでも事前に話し合い、ある程度の妥協点を見出してから公表しなかったのか。

 もちろん、接触すれば週刊誌などにベラベラしゃべってしまうだろう。そのリスクを考えに入れても、「金銭問題はすべて解決済み」と切って捨てるより、はるかによかったと思う。

 これまでは元婚約者の一方的ないい分だけが週刊誌に載っているだけだったが、母親が婚約中に金銭的な支援を受けていたことをはっきり認め、元婚約者側が、生活費まで佳代が要求してくることに嫌気がさして婚約を解消したこと、彼のほうからカネを返してくれという要求があったことなど、話の大筋を認めてしまったのである。

「母が婚約期間中に受けた支援については清算させていただきたいとお伝えしたところ、元婚約者の方から『返してもらうつもりはなかった』という明確なご説明がありました」といったところで、相手はそんなことはいっていない、カネを返せといっているのだから、どこまでいっても藪の中で、何ら解決にはならない。

 秋篠宮がいっている「国民の理解を得る説明」どころではなく、不信感を増幅することになってしまった。

 案の定、朝日新聞(1月22付)までが、「小室家に金銭的支援をしたとされる男性は朝日新聞の取材に『トラブルは解決していない』と反論した」と報じた。

 なぜこの期に及んでも圭の母・佳代さんは自分で件の男に会い、話し合いをしようとしないのか。圭のUCLAへの入学金や留学費用も含まれているとしても、これは母親と元婚約者との問題である。子どもを矢面に立たせるのは無責任だという誹りは免れまい。

 文春は、元婚約者との和解は遠のいたと書いている。さらに宮内庁関係者が「今回の文書発表の件は、秋篠宮さまには知らされていませんでした」と話し、秋篠宮の真意は“贈与だったといい続けているだけではだめだ”ということだったのに、「今回も同内容のコメントをしたことに、秋篠宮さまはむしろ憤っているはずです」といわせている。

 また、小室圭が文書を出すとスクープしたのは共同通信だったが、そこに「関係者によると、眞子さまと小室さんの結婚の意志は固い。眞子さまも文書の公表を把握している」という記述があったことが、問題視されているというのである。

 宮内庁関係者によると、ここには小室家側の狙いが込められていたに違いないが、「これこそが皇室に携わるものがもっとも遠ざけるべき『皇室利用』に他なりません」と批判するのだ。

 さらに、この関係者は、眞子さんは圭と頻繁にスカイプなどで話しているうちに、「眞子さまは小室さんにまるで“洗脳”されている状態にあると言えます」とまでいい出すのだ。

 新潮になるとさらにエスカレートする。こちらは「さる宮内庁関係者」が仰天情報を打ち明けたというのである。

「実は、殿下の会見以降、佳代さんが宮内庁に直接連絡をしてきて『両陛下にお会いして、お話しさせて頂けませんか』などといった要請をしているのです」

 いくら世間知のない女性だといっても、このような「蛮行」(新潮)をするはずはないと思うが、今回の中途半端な文書が、週刊誌の小室母子への不信感に油を注いだ格好になったのは間違いない。

 私は、今回の文書を公表することを、眞子さんが知らなかったとは考えにくいと思っている。何らかの合意のもとに文案を練り、同意したものだとは思う。だが残念ながら社会人としての経験も、世間という魔物にも疎い2人だから、発表後の批判の嵐は予想外だったのではないか。

 2人が世間の風の冷たさに負けて「平成枯れすすき」にならないためには、眞子さんが皇籍離脱するか、ニューヨークへ逃避行するしかないのかもしれない。

 ただし、佳代さんという義母と一緒には暮らさないということが条件だが。

 現代だけが、「それでも二人は結婚する」と書いている。根拠は、小室圭が出した文書は、眞子さんと結婚するという「意思表明」で、彼女のほうも結婚するという意思は固く、圭が帰国するであろう3年後には、その方向へ行くだろうと見ている。

 皇室典範が改正され、「女系天皇」が容認されれば、眞子の女性天皇の可能性もなしとはしないが、若い二人には、それよりも結婚することが重大事であろう。

 弁護士を立てて、金銭トラブルについて元婚約者との話し合いに入るといわれるが、どうなることであろう。

【巻末付録】

 現代から。「女優・山本美月、NHK大河『いだてん』の美人記者」「永岡怜子、神に愛された裸身、再臨-いま日本でいちばん美しいヘアヌード」。

 袋とじ「独占入手!モザイクなし!青春のブロンド女優ノーカット濡れ場シーン20」。

 ポストは「大きなおっぱい七不思議/おっぱいが大きい人は『感じにくい』のか?」「河合奈保子、20歳のメモリー-もっと逢いたい!」「小芝風花、風のように花のように-朝ドラでブレイクの新進女優が魅せた」。

 両誌ともに力の入ってないことおびただしい。引き分けだが、ポストの次号は合併号らしいから、次に期待しよう。
(文=元木昌彦)

「女性をモノ扱い」で謝罪も……SPA!の「ヤレる大学ランキング」を、元名物編集長はどう読んだ?

今週の注目記事・第1位
「紅白出場 純烈メンバー『凄惨DV』と『三千万』使い込み」(「週刊文春」1/17号)

同・第2位
「子供が欲しいCAに結婚詐欺した『東大教授』謝罪文」(「週刊新潮」1/17号)

同・第3位
「東京医大裏口をガイドした『赤枝代議士』の言い分」(「週刊新潮」1/17号)

同・第4位
「安倍秘書官の“天下り先”」(「週刊ポスト」1/18・25号)

同・第5位
「『福田淳一前財務次官』を救った『弁護士資格認定制度』」(「週刊新潮」1/17号)

同・第6位
「JAL現役パイロット『オーストラリア飲酒隠蔽』を告発する」(「週刊文春」1/17号)

同・第7位
「裁判所は“VIP待遇”連発 ゴーンが獄中ですがる『仏陀の教え』」(「週刊文春」1/17号)

同・第8位
「NGT山口真帆 暴行事件号泣告白でも残された謎」(「FLASH」1/29号)

同・第9位
「ベガスに新婚旅行の『佳つ乃』お相手はあの『有名企業』御曹司」(「週刊新潮」1/17号)

同・第10位
「放置したから『元旦テロリスト』に化けたイカレ男の履歴書」(「週刊新潮」1/17号)

同・第11位
「貴乃花 我が相撲道」(「週刊文春」1/17号)
「元貴乃花親方独占直撃インタビュー 一家離散を嘆く」(「フライデー」1/25号)

同・第12位
「街場の2019年論」(「サンデー毎日」1/27号)

同・第13位
「MEGA地震予測が緊急警戒宣言『南関東大地震に繋がるこれだけの理由』」(「週刊ポスト」1/18・25号)

同・第14位
「米津玄師『引きこもり』を『若者の教祖』に育てた10歳年上『彼女』」(「週刊文春」1/17号)

同・第15位
「低コストで9割の人に効果という『がん光免疫療法』」(「週刊新潮」1/17号)

同・第16位
「『頻尿』に克つ」(「週刊文春」1/17号)

同・第17位
「稀勢の里に援軍」(「週刊ポスト」1/18・25号)

【巻末付録】ポストのSEXYグラビア総点検!

 今年は年初から、「SPA!」(扶桑社)の「ヤレる大学ランキング」が、若い女性たちに批判され、もしかすると休刊に追い込まれるか、という騒ぎにまでなっている。

 これについては後で少し詳しく、私の考えを書いてみたいと思っている。

 まずは、予想通り、初場所初日から連敗して、あっという間に引退が現実のものになりそうな稀勢の里から。

 場所前に発売のポストによると、是が非でも日本人横綱を絶やしたくない親方連中が、「八百長してでも残せないか」と、力士たちに声をかけているというのだ。審判部が決めるという序盤の対戦相手が注目であった。

 確かに初日の相手は御嶽海だったから、一気に押し込まれることはない。いい相手を選んだと思ったが、なんのことはない、左の回しにこだわり過ぎているうちに棒立ちになり、押し出されてしまった。

 2日目は平幕だが体の大きな逸ノ城だから、誰の目から見ても勝ち味はなかった。

 ここで引退させるべきなのを、これを書いている時点では、3日目も出るそうだ(3日目も栃煌山に敗退)。

 身体もできていないが、精神的に相当追い込まれているのだろう。早く楽にしてやった方がいい。

 文春が「頻尿に勝つ」をやっている。このところ朝のワイドショーでも、相続や尿漏れの話題が多くなってきた。これからのネタ元は文春、新潮から現代、ポストに移るのか。

 頻尿とは、たいして溜まっていないのにトイレに行かないと不安になるのをいうそうだ。また、朝起きてから就寝までの間に8回以上排尿があるのを頻尿、寝てから朝起きるまでに1回でもトイレに行くことを夜間頻尿というそうだ。

 私はどれくらい行くだろう。日曜日、家で競馬をやっているときには、頻繁にトイレに行くので、カミさんに尿漏れ用のパンツでも買ったらといわれる。これは緊張からではないか。たいして馬券を買うわけでもないのに、人間が小さいからだが、文春によると、「膀胱は心の鏡」というそうだ。やっぱり。

 トレーニングには、肛門に力を入れて5秒、次に5秒緩めるという運動がいいらしい。

 こちらは新潮の健康もの。低コストで9割のがん患者に効く「がん光免疫療法」についての特集をやっている。

 オプジーボでも肺がんの奏効率は約20%だというが、これはなんと93.3%だというのである。

 開発したのは米国立衛生研究所で主任研究員を務める小林久隆医師(57)。これはライトや光ファイバーで患部に近赤外線を照射するだけだという。

 テレビのリモコンにも近赤外線が使われているから、もしかすると、リモコンを自分に向けて照射するといいかも?

 これができると、がんを予防する意味がなくなると、小林医師はいう。夢のような治療法だが、数年以内には「がんは慢性疾患のひとつになる」そうだ、待ち遠しい。

 次は文春から。米津玄師(けんし・27)という歌手を紅白で初めて知った。地元徳島の大塚国際美術館からの生中継で「Lemon」を熱唱し、高視聴率を叩きだしたそうだ。

 文春によれば、高校卒業後、大阪の美術専門学校に通ったが1年で中退し、自宅に引きこもりながらネットで自分の音楽を発信し、ネット音楽界のカリスマになったという。

 今の時代ならではの歌手なのであろう。池袋で行った自作CD販売に来ていた、「ユニバーサル・ミュージック」の元女性社員と半同棲生活をしているそうだ。

 ポストから。このところ東京でも、身体に感じる地震が起きている。

 揺れるたびに、いよいよ来たかと心も揺さぶられる。

 ポスト御用達のMEGA地震予測が1月3日の熊本地震(震度6弱)を的中させたとして、今後の最も警戒を要するゾーンは、首都圏・東海ゾーンと南海・東南海ゾーンだという。

 地震予測は当たるも八卦だが、近々必ず起こることは間違いない。警戒しておくに越したことはないはずだ。

 サンデー毎日で、内田樹氏が「2019年の予測」をやっている。今年は3つの大きな流れがあるという。

 一つは統一地方選で、新しいタイプの立候補者が出てくるという。市井の名も知られていない人だが、これまで自分の手の届く範囲で「公共的」な仕事をしてきた人が、その恩恵に浴した人たちから「あなたのような人が議会に出て、現状を変えてほしい」と負託を受けて登場するというのである。

 安倍政権最大の功績は、国会の威信低下・機能不全に力を尽くしてきたことであるとし、現在の立法府の空洞化に対抗するために、こうした「公共的」な人たちが出てくるという。

 二つ目は、7月の参院選で自民党が大敗する。これは説明を要しないであろう。

 三つめは、国際社会はますます無秩序化していくそうだ。これはトランプ大統領だけではなく、メルケルの力が消えたドイツ、EU離脱問題で大揺れのイギリス、大衆のデモが吹き荒れるフランス、中国、韓国はいうには及ばず、第二次大戦後最大の混乱期といってもいいだろう。

 内田氏は、こういう時に必要なのは、「わずかな入力の変化を察知して、能動的に『驚く』人だけが『驚かされる』リスクを低減できる」のだという。

 鈍感でいてはならない。こまめに驚き、驚くことを楽しめというのである。

 ところで、石破茂氏が文春の「阿川佐和子のこの人に会いたい」に出て、安倍首相批判をチョッピリしている。

「たとえば以前、『こんな人たちに負けるわけにはいかない』なんていう発言もありましたが、“こんな人”も日本国民なんですよね。敵、味方を分けるんじゃなく、色んな意見を取り込んだうえで、できるだけ全ての人に公平、公正にやってるんだよ、ということを分かってもらわなきゃいけない。あるいは自由な議論が行われているか、常に点検して、そうじゃないと思われているならば、直していかなきゃいけませんよね」

 これが石破の精一杯のいい方なのだろうが、かったるいね。

 さて、貴乃花の連載を文春が始めた。父親・貴ノ花が大好きで、これだけ叩かれても裏切られても生きてこられたのは、自分は父親の分け身で、親父の代わりに生きなくてはと思っているからだと話している。あまりに真っ当過ぎて、読み物として面白味はない。

 フライデーも、独占インタビューと打っているが、こちらは「独占立ち話」。東大で昨年12月から、大学院生に相撲界の組織改革についての講義を受け持っているというので、その講義から出てきたところを直撃したようだ。

 一度、貴乃花の講義を聴講して、何を話しているのかを教えてくれないか。そっちの方が興味がある。

 元日の早朝、原宿の竹下通りにクルマを乗り入れ、8人をはね、そのうち19歳の大学生は硬膜下血腫で意識不明の重体という事件が起きた。

 犯人は日下部和博(21)。彼は普段から奇行が多く、逮捕されても「死刑制度に反対するためにやった」と話しているそうだ。

 もはや措置入院が必要なレベルだったのではないかと思われるが、近隣住民は逆恨みなどが怖くて、警察に通報できなかったのではないかと新潮は見ている。

 バカは隣の火事より怖いのだ。私だったらどうしていただろう。

 新潮に伝説の祇園芸者といわれた佳つ乃の近況が載っている。

 そうか佳つ乃も、もう54になるのか。郷ひろみや奥田瑛二と浮名を流したらしいが、私が覚えているのは、作家の伊集院静氏と競馬場へ来た時のことだ。

 素晴らしい着物姿で、ゴンドラ席の赤じゅうたんを歩く姿が、目に残っている。

 祇園遊びはしたことがないが、あんないい女と2人で酒を飲めたらいいだろうなとしみじみ思った。

 彼女が自分のブログで、12月12日に、「今迄、男性に頼らずに1人で頑張ってきましたが、お互いに心から信頼し支え合える生涯のパートナーに出会えて幸せどす」。

 新潮によると、この果報者は、任天堂の創業者の御曹司、長男の山内克人氏59歳だという。

 うらやましい話だが、一生安楽に暮らせるだけの株を、父親から譲り受けたらしい。

 まだ一緒には暮らさないで結婚もしないそうである。

 落語には紺谷高尾という噺がある。貧しい紺屋の職人が、吉原の花魁道中で高尾太夫という絶世の美女に会い一目ぼれする。

 男の棟梁が、3年我慢してカネを貯めたら、高尾に会わせてやるというので、一心不乱にカネを貯め、一晩だけ高尾と閨を共にする。

 そのとき、自分は貧しい職人で、今度会いに来られるのは3年後だと、高尾に打ち明けるのだ。

 高尾はそれを聞いて、年が明けたら、主と一緒になるといい、約束の日に、彼の家にやってくるという人情噺だ。

 だが、今はそんな話は、夢のまた夢なのだろう。佳つ乃が、すてきな下流老人と所帯を持つ。やってくれたらやっぱり祇園の女は粋だね、そういってやりたかったが、いくつになっても、やっぱりカネのある所へいってしまうのか。ちょっぴり寂しいね。

 NGT48というのは新潟を中心に活動するグループだそうだ。そこに山口真帆(23)という青森からやってきた子がいる。

 その山口が、12月8日の午後9時ごろ、帰宅したマンションの入り口で男2人に襲われ、顔を掴まれるなどの暴行を受けた。

 男らは逮捕されたが、12月28日に不起訴となったそうだ。

 山口は、1月8日に、「殺されたらどうするんだって思う。生きている感じがしない」と暴行被害を号泣しながら告発し、ツイッターには、あるメンバーが彼女の帰宅時間や家の住所、そこへ行けとそそのかしたと、犯人に協力したのがいると訴えたという。

 FLASHによると、昨夏には、荻野由佳(19)が、レッスンの帰りに襲われ、クルマに連れ込まれそうになったことがあったという。

 グループの運営会社は、メンバーが帰宅時間を教えていたことは認めているという。

「グループの運営会社『AKS』(東京)は14日未明、今村悦朗・NGT48劇場支配人を交代させる人事を公式サイトで明らかにした。AKSでは今後、第三者委員会を設置し、問題の経緯などについて調査を進めるという」(朝日新聞DIGITAL1月14日)

 いつものように、秋元康は表には出ず、NGT48の運営幹部を叱責しただけだそうだ。

 手の届くアイドルといって、握手会などでファンとじかに接するやり方は、もともと危ういものであったはずだ。

 たびたび、これに類似した事件が起きているのに、根本からやり方を見直すことなく、だらだらと続けてきた秋元の非は明らかではないのか。

 アイドルになるためには、何でもOKという子たちを集めれば、嫉妬や妬みが必ず生まれ、大きな悲劇に結び付くこと間違いない。

 なぜこれだけの被害を受けたのに、男たちは不起訴なのか。彼らに山口の帰宅時間を教えたメンバーの責任はどうなるのか。

 こんな危なっかしいやり方は早く止めたほうがいい。

 話は変わるが、兼高かおるが亡くなった。享年90。

 私の世代は、彼女の日曜朝の「兼高かおる世界の旅」(59年から「兼高かおる世界飛び歩き」、60年から同タイトルになり99年まで続いた)で、生身の外国を知った。ニューヨーク、ロンドン、パリははるかに遠い異国だった。

 寿屋(現サントリー)の「トリスを飲んでHawaiiへ行こう!」(作家の山口瞳がつくった)というキャンペーンが流行語になったのは61年である。

 流暢な英語を操り、世界中の街を自由に歩き回る兼高の姿は、長嶋茂雄以上に、日本人に夢と希望を与えてくれた。

 日本人に自由渡航が許されたのは64年(昭和39年=東京オリンピックの年)4月1日からだ。私も多くの国を旅したが、どこにも兼高の足跡が残っていた。彼女が海外旅行の素晴らしさを教えてくれたのだ。一度会ってみたかった。

 カルロス・ゴーン容疑者が8日、勾留理由の説明を受ける手続きの場で、「自分は無実だ」と主張し、注目を浴びた。ゴーンの弁護側は勾留の取り消しを請求したが、東京地裁はこれを却下した。

 欧米のマスメディアからは、日本の「人質司法」への批判が高まり、フランスでは推定無罪の原則があるのだから、ルノーのCEOからゴーンを降ろす必要はないという声も、閣僚から上がっている。

 今回、ゴーン容疑者の主張から明らかになったのは、容疑の核心の一つである、16億円を不正送金したといわれるサウジアラビアの実業家に対して、検察側は接触もしていなかったという「事実」である。

 あまりにも杜撰な検察側のやり方に、「国策捜査」だという批判が高まるのは必至だろう。

 文春は、ゴーン容疑者は拘置所で熟読しているという3冊の本をあげている。彼は熱心なカトリック教徒だが、今読んでいるのはチベット仏教の米国人尼僧による啓発書で、「恐れや痛みを受け入れること」「全ての始まりには終わりがあること」などと書かれているそうだ。

 もう一冊は、孤児で過去に性暴力を受けた男性主人公を中心に、同性愛や暴力、友情、絶望が書かれている、日系米国人の人気作家ハニヤ・ヤナギハラの『小さな人生』、それに、タイなどで修業した米国人僧侶の書いた『仏陀の教え』だそうだ。

 絶望、諦観、寛容と、揺れ動いているゴーンの心を表しているような本だと思うのは、穿ち過ぎか。

 ところでフランスの捜査当局が、JOCの竹田会長の東京五輪招致めぐる贈賄容疑の正式な捜査に着手したことが報じられ、騒然となっている。

 ゴーン逮捕への報復ではないかというウワサまで飛び交っているが、これは以前から報じられていたことで、急に出てきた話ではない。

 いろいろな見方があるようだが、この件には電通が深く関与しているという話もあり、広がりによっては、東京オリンピック開催にも影を落とすかもしれない。

 JALといえば、今や酒飲みの副操縦士や、機内でシャンパンを飲んでいたCAなどが次々に出て、交通省航空局から事業改善命令が出されたことが話題だ。

 だが文春で、JALの社員が、パイロットが当局のアルコール検査にひっかかり、乗務を禁止されたケースがほかにもあると告発している。

 告発者は、JALには独特の文化があり、機長以下全員が口裏合わせをして社内検査をパスすることもあるので、「外国当局から指摘されない限り、飲酒パイロットを発見できない状況でした」といっている。

 この春、私もハワイへ行くが、JALはやめとこうかな。

 お次は新潮から。巻頭の「御代替わり7つの謎」は紹介するところがないが、あの福田淳一前財務次官が、弁護士資格を認定されたという。

 民間企業では顧問弁護士にという引きがあるようだが、新潮ではないが、社内のセクハラ問題などが出てきたらどうするのだろう。

 次はポストから。安倍首相の秘書官を務め、加計学園問題では、愛媛県職員に「本件は首相案件」といったといわれる柳瀬唯夫が、昨年、経産審議官を退任したのは知られているが、柳瀬が12月1日に、東芝の関連会社の東芝クライアントソリューションに再就職していたと、ポストが報じている。

 柳瀬は、経産省内では、原発推進派として知られていたし、東芝とアメリカの原発メーカー・ウェスチングハウスの買収も後押しした。

 だが、福島第一原発事故が起きて、結果、東芝は破綻に追い込まれたのだ。

 その柳瀬が、なぜ、東芝の関連にいったのか。それに、彼が入った直後に、社名から東芝の文字が消え、ダイナブックという社名に変更したのだ。

 どうやら手厚く遇されるようだが、ポストがいうように、「これも首相案件」ではないのか。

 ところで東京医大というのは、私の家から近いし、カミさんの父親が入院していたので、昔から知っているが、度し難い病院のようだ。

 昨年7月に、文科省の局長が、息子を裏口入学させてもらう見返りとして、助成金を支給することが明るみに出て、東京地検に逮捕・起訴された。

 これだけではなく、贈賄側の臼井正彦・理事長(当時)らは、特定の受験生の得点に加算するなどの便宜をはかる見返りとして、大学側への寄付金を受け取ってきたのである。

 新潮によれば、去年の12月29日に、この件についての第三者委員会の最終報告書がひっそりと大学のHPに上げられたという。

 そこには、第二次試験の試験問題が受験生に漏れていた疑いがある。2006年から男子の受験生を優遇してきた。臼井は特定の受験生の親から、「もし入学が許されたら寄付を3000万円用意する」という手紙を受け取っていたという。

 さらに問題は、裏口入学の依頼者は、ある国会議員に対し、受験生の氏名及び受験番号を記したFAXを送っていて、臼井氏がそれを保管していたそうだ。

 当然、この国会議員は誰だと、メディア各社が取材に走り、同大学出身で同窓会の役員を務める赤枝恒雄元自民党代議士であることがわかった。

 赤枝元代議士は悪びれることなく、私学と国立は違う、二次試験で恣意的に合格者を選んだってなにも悪くない、口利きは1年に1人か2人ぐらいだったと新聞に答えている。

 新潮に対しては、誰が受かったのか覚えていない、同窓会関係者は臼井理事長に嫌われていたから、ほとんど蹴っ飛ばされている、寄付金は1000万円は入れてくださいと同窓生にはいってきたと話している。

 私大にはよくある話だが、毎年、推薦枠を作り、入れてやった学生の親たちから高額な寄付金を取ることが常習化していたことは間違いない。そこにハイエナのように政治家がたかる。

 現代やポスト編集部に頼みたい。「行ってはいけない病院ワースト100」というのをやってくれないか。裏口、多額の寄付金が常習化しているということは、そこにいる医者の質も知れたものだと思う。医療過誤で死なないための病院選びは、患者がぜひ知りたいマスト特集だと思うが。

 さて、SPA!が掲載した「ヤレる女子大学生ランキング」に、女性たちから非難の声が上がり、編集部が「読者に訴求したくて煽情的な表現を使ってしまった」と謝罪した。

 私は、新聞広告で見たような気がしたが、それほど気にはならなかったので、当該の記事を読んでいなかったし、これほどの「大事件」になるとは思っていなかった。

 私のところにも毎日新聞から取材が来たので、記事を読み、考えてみた。

 たしかにホメられた表現ではない。だが、SPA!はもともとサブカル系雑誌で出発し、この手の話をこれまでも山ほどやってきた雑誌である。おそらく読者のほとんどは男だろう。

 編集部に「女性蔑視」「女性をモノ扱い」しているという強い偏見は、おそらくなかったのではないか。編集部の肩を持つわけではないが、そうした意識があったら、こうしたタイトルは付けないと思うからだ。

「女性とヤリたい」といういい方自体は昔からあったと思うが、人口に膾炙したのは1994年に発売されたホイチョイプロダクションの『東京いい店やれる店』がベストセラーになったころからであろう。

 私は現代の編集長だったが、やられたとおもった。直截で男心を掴む強いタイトルだった。

 一緒に一夜を過ごしたいと焦がれている女性を、どういう店に連れていけば、その気にさせることができるのか。

 男にとってはある種、人生最大の賭けのようなものである。決して女性をモノ扱いしているのではない。この手の話は、小説でも映画でも腐るほど描かれてきた。

 いくつになっても、男にとって女性は憧れの対象なのだ。もちろんどんな女性でもいいというわけではないが。

 男同士の間では、「あの子ヤレるかな」という会話は最大の関心事といってもいい。編集部は、その層へ向けて発信することを考えて企画を立て、彼らの関心を引くような強いタイトルをつける。

 だが現代は、ネットで記事のコピーがあっという間に拡散される時代である。今回署名に賛同した女性たちで、雑誌を買って読んでいた人は少ないのではないか。

 このタイトルはけしからん、女性をなんだと思っているのだという「正論」の旗手が現れれば、同調者はあっという間に膨れ上がる。

 そこに、大メディアが乗っかり、SPA!をつるし上げろ、休刊に追い込めという空気が作り出される。

 私には既視感がある。70年代の初め、ウーマンリブ運動が盛んになった時、ピンクのヘルメットをかぶって、中絶禁止法に反対し、ピル解禁を要求する女性解放連合、略称「中ピ連」の代表だった美人の活動家がいた。

 彼女たちは不倫している男の会社に押し掛け、つるし上げるなどの過激なやり方がマスメディアに取り上げられ、一躍スターになった。

 だが当時のピルは副作用が大きく、また、彼女が製薬会社と関係があるなどというウワサが流れ、運動は下火になり、彼女も姿を消してしまった。

 今回の騒ぎを見ていて、あの当時のことがふっと頭をよぎったのである。

 今回、編集部の最大の過ちは、読者のことしか考えずにタイトルをつけてしまったことであろう。

 大学から抗議が来るということは考えに入れたかもしれない。だが名誉棄損で告訴されるようなことにはなるまいと、高を括っていたのであろう。

 だが、矢は思わぬところから飛んできた。海外生活の長い女性にとっては見逃すことのできない記事だった。

 過去の記事も蒸し返され、女性を蔑視している雑誌だとの烙印を押されたのである。

 同様の批判は、ヘア・ヌードを毎週掲載している現代やポストにも向けられるかもしれない。

 かつてのように、不倫している芸能人ばかりではなく、大企業のサラリーマンや大学教授、政治家、役人のところに彼女たちが押し掛けるということが起きるかもしれない。

 安倍政権はあらゆる分野で女性が活躍してほしいといっておられる。「中ピ練」で失敗した教訓を生かし、女性蔑視、差別、格差を是正するため、この運動を、一雑誌編集部の問題で終わらせるのではなく、日本が真っ当に女性を尊敬し、崇める国にするきっかけにして欲しいものである。

 私は今、現代編集長でなくてよかったと、つくづく思っている。

 今週のスキャンダルその1。その主人公は、英国の大学を出て、一昨年9月に45歳の若さで「東大教授」になったピカピカのエリートである。名を坪井貴司(46)という。

「広域科学専攻・生命環境科学系の教授にふさわしい」と、東大教養学部のHPに記されているそうだ。

 新潮によれば、彼は大学時代の同級生の女性に「今はバツイチで独身。いい人がいたら紹介してくれ」と再三せがみ、大手航空会社の美貌の40代CAを紹介してもらったそうである。

 彼女のほうは、結婚して子どもを産みたいと切望していた。坪井とは「結婚を前提としたお付き合い」だと信じていたが、実は坪井は既婚者であった。そのことを隠して、不倫へとひた走ってしまったというのだ。

 だが、こんなことが長く続くわけはない。ついに教授は、自分は妻子持ちだということを打ち明けることになる。驚き不実を詰られたのだろう、坪井教授は彼女に「謝罪文」を書くのである。

 内容は、妻子持ちであることを隠して付き合ったことを詫び、今後彼女が結婚して家庭を持ち、子どもをもうけるまで全面的にサポートしていくとある。

 だが、その後、坪井教授と連絡が取れなくなり、誠意を示さないままだという。

 新潮が話を聞きに坪井の家を訪ねると、どういうわけか、彼の妻が出てきて「答える」というのである。妻いわく、「私は夫が世のため人のためになると確信しています」。さらに、CAを紹介した女性から「精神的打撃と友人の信頼を喪失」したと損害賠償請求訴訟を起こされているため、係争中なので出すわけにはいかないというのである。

 妻の鑑である、と私は思う。こんな女房がいたら私の人生ももう少しましなものになっていたと思う。妻のいい分は、夫は彼女にいい寄られて困っていた、相手のプライドを傷つけまいとしているうちに事態が進んでしまった、謝罪文は切羽詰まって書かされたものだというのである。

 亭主の東大教授という高級ブランドを守り抜くという強い意志が窺える。だが、いい年をした男が、押し入れに隠れて、女房に尻拭いしてもらうというのでは、あまりにも情けない。自らが一人の女性の生きる環境を壊して、学生にどの面下げて、何を説こうというのか。

 さて、16年の文春砲はベッキーの不倫で幕を開け、17年はなかったが、去年は「フジ秋元優里アナ『荒野のW不倫』」、2号目で「小室哲哉“裏切りのニンニク注射”」というスクープをかっ飛ばした。

 今年は昨年の紅白に初出場した5人組「純烈」メンバーの「凄惨DV」と「3000万円使い込み」スキャンダルが初荷である。

 紅白といえば、紅組司会をやった広瀬すずの評判が悪い。何しろ欅坂46の曲が終わる際に「乃木坂46のみなさん有難う」とやってしまったのだから、救いようがない。

「純烈」は平均年齢40歳。2007年にデビューしたが、鳴かず飛ばずでレコード会社からクビにされた。それでもへこたれずに健康ランドやスーパー銭湯を回り「夢は紅白 親孝行」をキャッチコピーに、オバちゃんたちのアイドルになり、悲願の紅白出場を果たしたのだ。

 彼らが歌った「プロポーズ」を紅白で初めて聞いた。われわれ世代には懐かしい「昭和ムード歌謡」である。黒沢明とロス・プリモスや鶴岡雅義と東京ロマンチカのほうはがはるかにうまいが、オバちゃんに受ける理由はわかる。

 このメンバーの1人、友井雄亮(38)は、10代の頃は関西ジャニーズJr.に在籍していたそうだ。その後、俳優に転身して『仮面ライダーアギト』などに出演したがパッとせず、フリーになり、映画で共演した女優と結婚し女児をもうけたが、08年に離婚している。

 離婚する前の年に「純烈」に参加したが、独り身になった友井は、芸能関係者の30代A子と同棲生活を始めた。

 近隣住民は、昼間は仲睦まじそうに見えたが、夜になると彼の怒鳴り声や彼女の「怖い、怖い」という悲鳴が聞こえてきたそうで、警察が来ることもあったという。

 浮気を繰り返す友井に、A子が不満を漏らすと、怒鳴る、殴るなどの暴力を振っていたが、ついにはA子に大けがを負わせ、さらに、子どもはつくらないという約束だったのに、妊娠させ、その上、流産させてしまったというのである。

 文春が入手した16年5月に作成された「誓約書」(友井の署名と指印がある)には、「(A子の=筆者注)その傷ついた体と心に輪をかけるように『逆によかったやん』といたわる事もせず、ひどい言葉で深く傷つけてしまいました」とあり、今後一切、A子と接触しないよう約束すると書いてあるそうだ。

 さらにA子と同棲している時期に、関西在住の元恋人で40代のB子とも付き合い、彼女を東京に呼び寄せ、将来は一緒になる約束を交わし、B子は近所の一軒家を購入することを決めていたそうである。

 だが、競馬好きの友井は、彼女の口座から競馬代など、3年間で3000万円を越えるカネを黙って引き出していたという。

 ポップスが歌謡曲といわれていた頃には履いて捨てるほどよくあった話だが、スーパー銭湯のアイドルのままだったら、文春も取り上げなかっただろう。紅白に出たが因果だと、友井は悔やんでいるかもしれない。

 文春が発売された2日後、友井は謝罪会見をし、芸能界を引退するといった。

「週刊文春(1月17日号)で複数の女性とのDVトラブルを報じられたメンバーの友井雄亮(38)が11日に会見し、体が床に直角になるくらい、深々と頭を下げた。友井は文春報道を認め、『純烈を脱退し、芸能界を引退します』と涙を流した。
 メンバー5人が全員揃った会見ではなく、友井1人ぼっちの会見だった。
 友井は疑惑の持ち上がったA子さんへのDVに関しては『もともと怒りっぽい性格なんですけど、そこに抑える自分の強さがなかったんだと思います』と認めた。
 本誌が会見でどんなDVだったのか問いかけると、『殴ったり、蹴ったり、相手を思いやる気持がなかった。また傷を痛めて、ひょっとしたら入院したということになったのかもわかりません』などと、抑えられないかったDVへの衝動を語った。
『A子さんに関しても、B子さんに関しても、やっぱり、これから先もなんですけれども、負わしてしまった傷だったり、精神的なものだったりということは一生終わらないことだと思ってます』と反省した。
 また、同棲していたB子さんの貯金3000万円を使い込み、うち半分以上は競馬に使っていたという。
『1日に30万円すった日もありました』と、負けを取り返そうとしてさらに泥沼にハマったことを明かした」(AERAdot.1月12日より)

 潔いようにも思えるが、以前にも、引退同然のことをしているから、ここで少し世間の冷たい視線から逃れて、ほとぼりが醒めてから、また戻ろうと考えているのではないのか。

 オバちゃんたちの引退しないでおくれという署名が3万人近く集まったという。こういう「情け」が、こうした人間をつけ上がらせ、同じ過ちを犯すことになりかねない。

 これから彼は、全国銭湯女湯懺悔の旅でも始めたらどうか。オバちゃんたちの背中を流す三助でもやれば、ご祝儀が結構集まるかもしれない。

【付録】

 今酒はポストだけだが、合併号だけに盛りだくさんではある。

「大江麻理子『40歳は“不惑ワクワク”です』-スペシャルインタビュー」。もちろんヌードではない。

「池岡星香<魅せた!>はじめての美尻-お天気お姉さんが美ボディを披露」「なをん/和久井雅子-人は平成最後の愛人と云う」

 袋とじは鳥居清永の「傑作春画『袖の巻』<全12図>復刻プロジェクト」。陰毛の描き方には彫師も摺師も力量が試されるそうだが、なるほどな。

「『妻の名は塔子』シリーズでおなじみ<並木塔子>が雑誌の上で動き出す!」。お馴染みになってきたARである。

「女優だから、濡れた/昭和と平成で濡れ場はどう変わったか?」。袋とじ「一般女性11人女性器測定会-衝撃の測定結果は袋とじの中で!」。こういう企画をいつまで続けるのか。もうとっくに飽きられていると思うが。

「ヌード世界一周-見るだけで旅するグラビア」「河合奈保子、グアムの風に吹かれて-お宝写真集がデジタル補正で甦る!」「アグネス・ラムから届いた手紙<秘蔵写真発掘>」

 これだけグラビアを作り込む力を、特集に注いだらと、いつも思うのだが。ご苦労さん!
(文=元木昌彦)

小室圭さん&眞子さま狂想曲! 破談? 皇籍離脱? 「そんなバカな」なお正月週刊誌報道

今週の注目記事・第1位
「人生100年分のお金を守るためにできること」(「週刊ポスト」1/11号)

同・第2位
「ニトリ会長とジム・ロジャーズ 日米の大金持ち2人はこう考える」(「週刊現代」1/19・26号)

同・第3位
「7月参院選で自民大惨敗!」(「週刊ポスト」1/11号)
「ダブル選挙で衆院自民は40議席超減らす!」(「サンデー毎日」1/20号)

同・第4位
「小室家の逆襲『秋篠宮邸へ突撃』」(「FLASH」1/22号)
「眞子さまに残された“恋愛結婚”への最終手段」(「週刊女性」1/15・22号)

同・第5位
「日産が消滅する日」(「フライデー」1/18号)

同・第6位
「2020年の大統領選を占えば」(「ニューズウイーク日本版」1/1・8号)

同・第7位
「ホンマは『おもろない』大阪人」(「週刊ポスト」1/11号)

同・第8位
「ASKAが愛人Tさんと別れられない理由」(「フライデー」1/18号)

同・第9位
「死ぬ前に用意しておくこと」(「週刊現代」1/19・26号)

同・第10位
「『生まれ変わり』の謎」(「週刊ポスト」1/11号)

【特別付録】2018年度のスクープBEST10
【巻末付録】現代とポストのSEXYグラビアの勝者はどっちだ!

 明けましておめでとうございます。

 今年も週刊誌のおもろいエッセンスを抜き出してお届けしようと思います。

 今週は文春、新潮が合併号でお休み。週刊誌らしいスクープはないけど、読み応えのある記事をピックアップしてみました。

 まずは、お正月らしいというか、ポストの「生まれ変わり」についての記事。

 私は、こういう話を信じないほうだが、自分は生まれ変わった、前世にはこういうことがあったと「証言」している人は多くいるそうだ。

 ジャーナリストの森田健氏は、中国奥地に実在するという「生まれ変わりの村」を訪ねて、村人たちの証言を集めた『生まれ変わりの村』(河出書房新社)を4巻も出している。

 米バージニア大学の医学部には「知覚研究所」というのがあり、そこの教授が、前世の記憶を持つ子どもたち、世界40カ国、2,600例を収集しているそうだ。

 そこで客員教授を務めた中部大学の大門正幸教授によると、日本にもいて、関西地方に住む男の子・トモ君は3歳11カ月の時、突然、「ニンニクを剥きたい」といい出したそうだ。

 母親が理由を尋ねると、自分はイギリスの料理屋の息子だったといい、普段は右利きなのに左手で器用にニンニクを剥きだしたという。

 トモ君が4歳の時、列車事故のニュースを見ていて、イギリスのサウスオールでも列車事故があったといった。

 父親が調べてみると、1997年9月にロンドンで列車事故が起こり、7人が死亡していた。トモ君が生まれる2年も前のことだった。

 だが、こうした前世のことを覚えているのは6歳から7歳までで、8歳ぐらいになると、かなりの部分の記憶を喪失してしまうそうである。

 自分の前世はなんだったのだろうと考えると、今度死んだら何に生まれ変わるのだろうと考えられるから、死生観が変わるのだろう。

 そろそろ、次は何に生まれ変わろうか、神や仏にお祈りしてみようか。私は、今度生まれ変わってもやはり編集者になりたいと思うのだが。

 ところで今朝(1月7日)の朝日新聞朝刊の宝島社の全面広告をを見ただろうか。

 湾岸戦争の時、イラクがまいた油によって、油まみれになった水鳥の写真が大きな話題を呼んだ。

 この写真の真偽は不明なようだが、戦争の理不尽さをよく表していた。水鳥の横にこう書いている。

「嘘つきは戦争の始まり」

 去年は樹木希林が水の中に横たわっている写真が話題になったと思うが、宝島いいね!

「ポーランド侵攻もトンキン湾事件も、嘘から始まったと言われている。陰謀も隠蔽も暗殺も、つまりは、嘘。そして今、多くの指導者たちが平然と嘘をついている。(中略)嘘に慣れるな、嘘を止めろ、今年、嘘をやっつけろ」

 トランプ大統領、プーチンロシア大統領、金正恩たちは、嘘をつき続け、国民を騙している。

 その筆頭にいるのが安倍首相である。去年「嘘は安倍の始まり」という言葉が流行った。これは安倍政権への直截な批判である。

 新聞の全面を使って安倍批判。出版社はこうでなくちゃ。宝島は女性誌ばかりで、ジャーナリズム系の雑誌はない。だが、新聞を使って、宝島もこう思うということをハッキリ宣言するのは、俺たちもジャーナリズムだぜという気持ちがあるからであろう。

 それに比べ、せっかくジャーナリズム系雑誌を発行している講談社や小学館が、新年明けの号で、「死ぬ前に用意しておくこと」(現代)「人生100年分のお金を守るためにできること」(ポスト)というのでは、もったいなくはないか。

 週刊誌は、部数はどうあれ出版社の「顔」である。その顔がどっちを向いているのか、何を考えているのか、新聞広告や中づり、表紙で国民に訴えることができるのだ。

 それをしない週刊誌は、役割を放棄していると断じざるを得ない。

 次にいこう。新年早々、暗い気持ちになる現代の巻頭特集である。

 内容はどうということはない。親が亡くなったら「死亡診断書は1通しかもらえないから、コピーしておけ」「健康保険や介護保険はすぐ止めろ」「年金は急いで止めないと罪に問われる」「死亡保険金は請求しないともらえない」「相続で申告ミスをすると加算税、滞納税がセットでやってくる」などなど。

 私は、両親が亡くなった時に、こうしたことを経験しているから、どうということはないが、早く知っておくに越したことはないだろう。

 だが、新年早々、こうした記事を読みたいか? 私は嫌だね。

 これもどうでもいい記事の代表のようなものだが、フライデーが、全国ツアーを始めたASKAが、以前、一緒に覚せい剤に溺れていた愛人と暮らしていると報じている。

 フライデーも案じているが、覚せい剤を使っていた人間が、それを断ち切るのは至難である。

 ましてや、一緒にやっていた女と切れずに同棲しているとなれば、再び薬に手を出す確率ははるかに高くなる。

 そうならないように願うが、ASKAの「本気度」が試されているはずだ。

 お次は大阪人について書いた井上章一氏の本を取り上げたポストの記事。

 彼は、ほんまは大阪人というのは物静かで思慮深い人たちだというのである。

 だが、大阪人はがめつい、おもろいというイメージがなぜついてしまったのか。井上氏によると、大阪の「おもろいおばはん」が生まれたのは、83年に放送が開始されたテレビ大阪の番組『まいどワイド30分』に関係があるという。

 ここのコーナー「決まった! 今夜のおかず」で登場させた主婦たちは、制作側がおもしろいと判断した主婦だけを取り上げたというのだ。

 これが大人気になり、東京のキー局も目をつけ、「大阪人=おもしろい」というイメージができたというのである。

 菊田一夫が書いた大ヒット舞台、『がめつい奴』に出てくる荒っぽい大阪弁で強欲な人々も、大阪=荒っぽい=がめついという大阪人の代表だと、世に流布してしまったという。

 また、大阪人は熱烈な阪神ファンというのも、メディアがつくり出したものだそうだ。

 それまではほとんどが巨人ファンだったのに、69年からサンテレビが阪神戦の完全中継に乗り出してから変わったという。

 ノーパン喫茶やストリップ、ラブホの回転ベッドなども大阪発といわれ、大阪人は助平やというイメージができてきたが、ノーパン喫茶の発祥の地は京都で、ストリップは東京発で、昭和20年代は「本場の東京から来た!」のが売りだったそうだ。井上氏はこういう。

「大多数は東京人ともなんら変わらない普通の人々なのに、大阪的なイメージを求められ、それに抗うことなく応じ続ける様は、東京という王に仕える道化師にも映ります。道化師は自分の愚かさを誇張します。それが王に仕える道だからです」

 なるほどな~。せやけど、大阪弁が全国区になったのは、やはりおもろいからやろ。あんなに吉本の芸人が大量に毎年出てきて、東京で稼げるのも、大阪弁の持っているおかしさ、親しみやすさだと思う。いいじゃないの幸せならば。

 ところで、年末発売した文春のスクープ、写真家・広河隆一氏のセクハラ報道は大きな反響を呼んでいる。

 ここで、彼がやってきた写真誌「DAYS JAPAN」の故事来歴に触れておきたい。

「DAYS JAPAN」を講談社が創刊したのは1988年だった。大版でカラーページをふんだんに使ったビジュアルな雑誌である。創刊号には広瀬隆氏と広河隆一氏による「四番目の恐怖」が掲載された。チェルノブイリ、スリーマイル島、ウィンズケール、青森県六ヶ所村での「放射能汚染」の危険を伝えている(Wikipediaより)。広河氏はその後も「地球の現場を行く」を連載している。

 当時、創刊号は広告が1億円入ったと聞いた。当時としては大変な額である。出だしはよかったが、だんだん、広瀬隆の個人雑誌の風を呈してきて(反原発的論調)、部数は伸び悩んでいたと記憶している。

 ある号で、タレントや文化人たちの講演料を掲載した。だが、歌手のアグネス・チャンからクレームがついた。高すぎるというのだ(もちろんタダではない)。

 当時アグネスは、講談社と関わりのある仕事をしていて、面識のある社長に、直接談じ込んだと聞いている。社長のほうから、この件を早く処理しなさいという声がかかったのだろう、編集長はもちろん、担当の専務も動き、謝罪することになった。

 だが、その謝罪の仕方が過剰だった。私の記憶では、誌面で大々的にお詫びをしただけではなく、新聞広告にも詫び文をかなりのスペースで載せたと思う。

 私を含めた部外の人間からは、書いた金額がやや多かっただけで、なぜここまで謝るのかという声が上がった。社長も、これほどのお詫びを求めたのではないと、編集部のやり方に異を唱えたのである。

 結局、今度は社長の一言で、雑誌は休刊、専務は責任を取って辞任、編集長は退社、編集部は解散となってしまった。わずか2年足らずで「DAYS JAPAN」は消えてしまうのである。

 だいぶ後になって、広河氏が「DAYS JAPAN」という雑誌名を買い取り、フォトジャーナリズム雑誌として復刊するという話を聞いた。

 編集部へ行って、旧知の彼と話をした。広河氏はこの雑誌名に大変な愛着があり、なんとか復刊したいと考えていたという。わずかな賛助金を出し、できることがあれば協力しようと申し出たように思う。

 1年ばかり、私のもとに雑誌を送ってくれた。こうした雑誌を出し続けるのは大変だろうと、陰ながら応援していたのだが、残念なことになった。

「DAYS JAPAN」という不幸な雑誌は、広河氏の不届きな性暴力といってもいいセクハラで、息の根を止められたのである。

 ニューズウイーク日本版が、「2019年の世界を読み解く」という特集をやっている。

 そこに、2020年のアメリカ大統領選を占うというのがあるが、共和党はトランプしかいないが、民主党も今のところ有力な候補者がおらず、このままいくとヒラリー・クリントンとの再戦になるという見方をしている。

 トランプは、ロシア疑惑で追い詰められ、起訴を免れる大統領職を退くことは、その翌日起訴され、刑務所入りも現実になりかねない。

 何がなんでも立候補するのは間違いないようだが、ヒラリーが再出馬すれば、勝つ確率は相当高いと見る。

 アメリカの有権者にとって、ヒラリーを落選させたという後悔の念が強いだろうから、私もそうなると思うが、日本にとってはやりにくい相手になるはずだ。そのときは安倍首相はいない。ポスト安倍は、誰がなっても難しい舵取りになる。

 カルロス・ゴーン容疑者がいよいよ釈放されることになりそうだ。

 シャバに戻ったゴーンが何を仕掛けてくるのか、西川社長を始め日産の連中は戦々恐々だろうが、それよりも心配なのは、売り上げが落ちている日産の今後であると、フライデーが報じている。

 今の危機は、ゴーンのようなカリスマ的経営者がいないことが原因で、西川社長はその任ではないという声が多いようだ。

 アメリカの市場で日産車が売れない。18年11月には、前年同月比でマイナス18.7%という最悪の数字だった。

 このままいけば、ルノーにとっても日産の価値が落ち、シャープや東芝のように部門ごとに切り売りされてしまうかもしれないそうである。

 日産にとっては、ゴーンが有罪になろうが、もはや関係ないということなのだろう。

 ゴーン容疑者の逆襲ともども、注目である。

 さて、小室圭さんが正月休みにも帰らなかったことで、週刊誌はさまざまな憶測を報じている。

 中でもFLASHは、小室圭さん側が、眞子さんとの結婚は諦めたからと会見して、秋篠宮家とどんなやりとりがあったのか、眞子さんとどんな付き合いをしてきたのかを、全部ばらし、その上、暴露本を出すのではないかと心配していると報じている。

 そんなバカなと私は思うが、同誌は「破談にするならカネをくれ」といい出すのではないかとまで書いている。

 週刊女性は、これとは真反対で、眞子さんの圭さんを思う気持ちに変わりはなく、この愛を成就させるために、皇籍を離脱し、民間人になって圭さんと添い遂げるという見方をしている。

 これも、そんなバカなであるが、小室圭さん側がなんのリアクションもしないことから、こうした臆測がささやかれるのだ。

 一度、圭さんは帰国して、眞子さんと一緒の姿でも見せれば、世論はガラッと変わるのだろうが。

 今年は地方選、参議院選が行われる。また、憲法改悪を目論む安倍首相は、衆院選挙を一緒にやるダブル選挙を目論んでいるともいわれ、予断を許さない。

 ポストは、自民党選対本部の関係者が、「議席の大幅減は避けられない」と見ていると報じている。

 大勝した6年前の参院選は1人区で29勝2敗で65議席を獲得したが、今回は50議席台前半がやっとだという。

 そうなれば、憲法改正に消極的な公明党は頼りにならないから、安倍の悲願は潰えることになる。

 サンデー毎日も、選挙プランナーの三浦博史氏が、ダブル選挙でも、参議院の自民党は、14議席減らして110議席。

 衆議院はもっと悲惨で、48議席減の235議席に終わるという。どちらにしても先の見えた安倍政権はじり貧で、惨敗すれば選挙後に安倍降ろしが始まるに違いない。やはり公明党の安倍離れが致命的だろう。

 ところで、ネット通販のZOZOの前澤友作社長というのは度し難い人のようだ。

 剛力彩芽とどうこうというのは勝手にしろというだけだが、6日に、Twitterでリツイートした100人に各々100万円ずつ計1億円をプレゼントするというバカげたやり方には虫唾が走った。

 この男は、何か勘違いしているとしか思えない。たかがIT成り金のくせに、貧しいヤツにカネを恵んでやる、オレは100億、200億なんぞカネだと思っていないという卑しい思い上がりが鼻につく。

 所詮あぶく銭、どう使おうといいが、難民たちの集落でカネをばらまくようなやり方は、必ず大きな反発を招くはずだ。

 私も下流老人だからカネは欲しい。だが、恵んでやるという思い上がりをあからさまに持った人間からは、びた一文だってもらいたくはない。

 こんな行為を持ち上げるメディアはどうしようもないが、IT成り金たちも、みなこうした類の人間だと思われたくなければ、前澤のようなやり方を批判するべきではないのか。こういう手合いを拝金野郎というのだ。

 さて、株価が下落している。予想されたことではあったが、みな大慌てだろう。

 現代によると、こうした事態を、ニトリホールディングスの似鳥昭雄会長は、昨年1月に現代で予測していたというのだ。

 日本経済の失速がハッキリしてくるのは18年の10月から12月ぐらいで、日経平均は2万円を切るといっていた。

 根拠の一つは米中の景気の停滞だ。両国共に景気拡大がストップし、それが日本へ波及する。

 彼が注視しているのは、住宅の売れ行きだという。景気が良かったときは、毎年120万戸が売れていた。それが一昨年から減りだし、昨年も95万戸に届かなかったのではないか。

 警鐘を鳴らすのは彼だけではない。投資の神様といわれるジム・ロジャーズ氏も、1カ月前に持っている日本株をすべて売ったという。

 それに、こんな状況なのに、安倍首相は10月に消費税増税を行うという。クレイジーな政策で信じられないそうだ。

 自分が日本人だったら、すぐに日本から逃げ出しているとまでいっているのである。

 もやはこの国の景気減速、株価の低迷は避けられないようだ。元号が改められてもこの状況が変わりはしない。

 今週1位に上げたのは、ポストのおカネの話だ。何より恐ろしいのは、この数字である。

 ポストによれば、10月に消費税が10%に引き上げられると、厚労省の標準モデル年金に近い月額22万円(夫16万円、妻6万円)の世帯の場合、物価が増税幅と同じ2%上昇すれば、実質的に年間5万2,800円の減額になるというのである。

 由々しき事態だ。年金は、物価や賃金に応じて支給額を調整する制度があるが、マクロ経済スライドの導入で、この機能が働かないのだ。

 それに、ポイント還元などの負担軽減策もあるにはあるが、複雑すぎて、年寄りには何がなんだかわからない。

 経済ジャーナリストの荻原博子氏は、安倍首相は本音では消費税増税をやりたくないという。それはそうだろうが、破れかぶれでやってしまうことは十分考えられる。

 家は老朽化、年収は下落、年金は目減りでは、あと数年、どう生きていったらいいのだろう。居酒屋で飲むのもままならない。

 落語には「因果と丈夫」という言葉がよく出てくるが、病気になったらもはや地獄。生まれ変われたら、兆万円長者の家に生まれ、カネの苦労なしに編集者をやってみたいと思う。

【特別付録】2018年度のスクープ大賞BEST10

 昨年1年間のスクープの中から10本を選んでみた。

第10位
「日本の医療費が中国人に食い物にされている」(「週刊現代」5/26号)

 これは嫌中記事ではない。日本の医療制度の“欠陥”を指摘した現代が放ったスマッシュヒットである。

 安倍政権は、唐突に出入国管理法改正案を提出し、強引に成立させてしまった。労働力不足を外国人労働者で補うというのだが、受け入れるためには、こうした医療問題を含め、山積しているさまざまな問題を早急に解決しなければならないはずだ。外国人を単なる“労働力”としか考えないのであれば、待遇のひどさや低賃金への不満から、多くが自殺や就労放棄をしている外国人実習生たちと同じになること間違いない。

第9位
「『滝川クリステル』も見限った『ピースワンコ』の捨て犬虐待」(「週刊新潮」9/20号)

 昨年春に我が家に18年もいた老犬・モエが亡くなった。彼女が亡くなって、私のような年寄りには犬が最高の友だちであることを、嫌というほど知らされた。今でも月命日には、写真に花をあげ、モエの思い出にふける。犬と暮らしたことがある人間ならば、そんな気持ちはよくわかるだろう。その犬を食い物にしているNPOがいると、新潮が告発したのだ。この号だけを買った犬好きも多かったのではないか。

第8位
「デパートのアダルトグッズ店に殺到した『バイブ女子』の本音」(「週刊ポスト」10/5号)


「世界初『マスターベーション』大調査-驚きの結果発表!」(「週刊現代」6/16号)


「刑務所専門求人誌の募集要項」(「週刊ポスト」5/25号)

 風俗は、週刊誌が果たすべき役割の重要な柱である。後世の人が、2018年に普通の人たちはどんなことをして楽しんでいたのかを知るためには、週刊誌を引っ張り出して読むのが一番いい。

「週刊誌は時代の目撃者であれ」。それは政治や事件だけではない。庶民の暮らしを書き残しておくことも重要であるはずだ。

第7位
「山口達也が女子高生連れ込んでチューした犯行現場-強制わいせつで書類送検」(「フライデー」5/18号)

 18年も、芸能界発のスキャンダルも多かった。中でもジャニーズ事務所のタレントたちが世を騒がせた。中でも、このTOKIOの山口スキャンダルは、破壊力満点だった。

 紅白歌合戦の常連で、NHK・Eテレの情報番組の司会をやっていた山口が、アル中で、女子高生に強制わいせつ容疑で書類送検されたというのだから。

 これはフライデーの独自スクープではない。警察沙汰になったため、NHKが速報を流し、すべての週刊誌、テレビ、大新聞までが報じた。だが、相も変わらず、ジャニーズ事務所に忖度して、テレビや新聞までが「山口メンバー」と訳の分からない肩書をつけて呼んでいたが、これは間違いなく、ジャニーズ事務所の終わりの始まりを象徴する事件であった。

第6位
「靖国神社トップ『皇室批判』の波紋」(「週刊ポスト」10/12・19号)

 ポストの見事なスクープである。小堀邦夫宮司はこの発言の責任をとって辞任した。当然であろう。平成が終わり、新しい元号になるとき、靖国神社をこのまま放置せず、どうするのかを考える時だと思う。私は、大東亜戦争の戦犯たちの遺骨は、別に移すべきだと思うのだが。

第5位
「『黒田課長』のつつましい夕食」(「週刊新潮」3/1号)

 この人の名は黒田慶樹さん(48)といって、東京都建設局の担当課長である。妻はサーヤこと黒田清子さん。尊いお方と結婚して早12年が経つ。

 妻が、昭和天皇の四女池田厚子さんから伊勢神宮の祭主を引き継ぎ、神事とその準備で忙殺され、家を空けることが多いそうで、夕食は一人で取ることが多いようだ。

 何も付け加えることがない。何万語を費やしても一葉の写真には適わない。写真週刊誌にこういう写真が毎週出ていたら、今ひとたび100万部も夢ではないだろう。

第4位
「『イッテQ』は宮川大輔『祭り企画』をデッチあげた」(「週刊文春」11/15号)

 テレビの歴史はヤラセ、デッチアゲの歴史でもある。視聴率がよければ、それを維持しようと、ありもしないことをデッチアゲ、バレると下請けのせいにする。

 第一報では強気だった日テレ側も、第二弾「『イッテQ!』手越祐也カリフラワー『祭り』にもデッチ上げ証言」(「週刊文春」11/22号)が出ると、あっさり降参した。文春の取材力を軽視していたのではないか。

 番組を止めるのかと思ったら、祭りコーナーだけを休止して、存続させてしまった。昨今、長年視聴率首位を走ってきたフジテレビが信じられないような凋落ぶりである。対応を間違えると、日テレもフジの二の舞になる。

第3位
「女子レスリング伊調馨『悲痛告白』」(「週刊文春」3/8号)

 18年ほど、スポーツ界の醜聞が多く飛び出した年はないだろう。

 その最初が、国民栄誉賞を受賞した伊調が告発した、栄監督のパワハラだった。その後、日大アメフト部の傷害事件、日本ボクシング協会を私している山根会長のパワハラと暴力団との深い関わり、体操界を揺るがした塚原夫妻のワンマンぶりなど、次々に明るみに出てくるのである。

 こうした問題は、週刊誌の独壇場である。中でも文春の取材力には何度も驚かされた。

 スポーツ界のスキャンダルは、大新聞やスポーツ紙は事件化しなければ書かない。

 これらのスキャンダルも、週刊誌が追及しなければ、ここまで追い込めなかったであろう。

 栄監督も粘り腰を見せたが、FLASHが栄はキャバクラで豪遊していたと報じたため、辞任に追い込まれた。週刊誌畏るべし。

 伊調は復帰した天皇杯全日本レスリング選手権で17年ぶりに負けはしたが、決勝戦では見事に勝利して復活をアピールした。

第2位
「ろくでもない『財務事務次官』のセクハラ音源」(「週刊新潮」4/19号)

 18年最大の大物を辞任に追い込んだ新潮の天晴れなスクープである。

 こんなことをいったことはないと、シラを切り続けた福田を、「セクハラをしらばっくれた『福田次官』の寝言は寝て言え!」(「週刊新潮」4/26号)と追い詰めた。

 スキャンダル記事のお手本である。

第1位
「小室哲哉“裏切りのニンニク注射”」(「週刊文春」1/25号)


「『小室哲哉は許せない』KEIKO 親族怒りの告発」(「週刊文春」7/12号)

 この2本の記事がすごい。第1報の後、小室が泣きながら会見を開き、これからは妻と一緒に生きていくといったため、「小室が可哀想だ」と、文春への批判の声があちこちから上がった。

 文春も戸惑ったに違いない。だが、文春は半年かけて、小室のいい分が本当かどうか検証したのである。これってなかなかできないことだ。

 故郷に帰って順調に回復してきているKEIKOの元気な姿を写真に撮り、会見後、小室が一度も帰って来ていないという親族の証言をとり、小室の嘘を完膚なきまでに暴いた。

 文春は、何の根拠もなく汚された“誇り”を、再取材することで見事晴らして見せたのである。

 文春を敵にしたら怖い。多くのすねに傷を持つ芸能人や文化人を震え上がらせたに違いない。スキャンダルの大きさでは新潮の福田事務次官の記事が勝るとは思うが、週刊誌の矜持を見せてもらったということで、こちらを1位にした。

【残念なスクープ記事たち】

 1年間、週刊誌は挙って秋篠宮眞子さんと小室圭さんについて報じた。週刊女性に端を発したスキャンダルだが、どこの誰ともわからない元婚約者の話と、宮内庁や秋篠宮家の関係者の談話ばかりで、真実性に乏しいと思わざるを得ない。

 新潮の爆笑問題・太田光の日大裏口入学問題は、話は面白いが、どこまで裏をとった話なのか疑問が残った。

 同じく新潮の、「タモリの最後の愛人」の記事は、新潮ともあろうものが当事者取材もなく、腰が引けた内容だった。事務所からの圧力があったのだろうか。

 やはり新潮。「『地面師マネー』に汚染された警視庁の『黒い警視』!?」(「週刊新潮」11/1号)は、事実だとすれば重大な問題だが、私にはこれを事実だと判断する何ものもない。

 文春は「貴乃花親方を引退に追い込んだ相撲協会の吊し上げ」(「週刊文春」10/4号)など、貴乃花に密着して、彼のいい分を十二分に取り上げてきたが、残念なことに、突然の引退発表、景子夫人との離婚をスクープできなかったため、マイナス点。

【番外編】

 ベスト10には入れなかったが、面白く読んだ記事を上げておきたい。

 さわやかなスクープとでもいおうか。

「角界一の色男『勢』がガチンコで接吻した『美人ゴルファー』」(「週刊新潮」7/5号)

 公になっているデータの中からどれを選んでくるのか、編集者の視点がいい。
「製薬会社から謝礼貰って原稿執筆する医師350人全実名」(「週刊ポスト」8/10号)

 この動画を見て、彼女の違反のひどさを実感させられた。

「吉澤ひとみ『ドラコレ』に記録されたひき逃げ動画」(「フライデー」9/28号)

 タイトルもうまい。

「バドミントン『桃田賢斗』と『美貌選手』の『夜這いシャトル』事件」(「週刊新潮」10/18号)

 産経新聞の情報公開請求で、片山が2015年9月に関東信越国税局に何らかの問い合わせの電話をしていたことが判明した。

「片山さつき大臣国税口利きで百万円、証拠文書入手!」(「週刊文春」10/25号)

だが、政治家としては小物だな。

【巻末付録】

 まずはポストから。「晴れ着の年女たち-亥年生まれの女優・アイドルが初春を華やかに寿ぐ 岡田奈々、榊原郁恵、石川ひとみ、林寛子、高田美和」「亥年生まれグラドル11人のセクシー新年会-ビキニで抱負と野望を大宣言 相原美咲、比留川マイ、久松かおり、百川晴香、彩川ひなの」。

「斉藤由貴、多様性の女-変幻自在の活躍を続ける女優が語った仕事と家庭」。もちろんヌードではない。

 今流行のAR袋とじ「たかしょー&三上悠亜が雑誌の上で動き出す!」。こういうのやってみようという気が起きないのだ。老いたのか!

 お懐かしや袋とじ「謎の美女YURI『幻の写真集』があった!」。あの頃はよかったな。

「美熟女ランナー松山まなか鍛え抜かれたヘアヌード-マラソンで2時間59分」「シリーズ初脱ぎ/まだ誰にも見せたことのない本当の私。伊賀まこさん21歳」。

 この中では伊賀まこが意外にいい。ポストは合併号でもないのに大盤振る舞い。480円。

 現代は、「小祝さくら、2019年の誓い-大人気美女ゴルファーを撮り下ろし」。まあどうということはないね。

「白石麻衣-売り上げナンバーワン「写真集の女王」が初登場」。初めて見る白石麻衣。やっぱり売れる子は違う。

「人妻・熊田曜子のエロス-色気がますますアップ」これもAR袋とじで「2019年、最初の衝撃!『たかしょー』とSEXできる」。これで500円。

 SEXYという意味では白石には不満ありだ、仕方ないけど。今週はSEXY度でポストがやや優勢勝ちか。
(文=元木昌彦)

小室圭さん&眞子さま狂想曲! 破談? 皇籍離脱? 「そんなバカな」なお正月週刊誌報道

今週の注目記事・第1位
「人生100年分のお金を守るためにできること」(「週刊ポスト」1/11号)

同・第2位
「ニトリ会長とジム・ロジャーズ 日米の大金持ち2人はこう考える」(「週刊現代」1/19・26号)

同・第3位
「7月参院選で自民大惨敗!」(「週刊ポスト」1/11号)
「ダブル選挙で衆院自民は40議席超減らす!」(「サンデー毎日」1/20号)

同・第4位
「小室家の逆襲『秋篠宮邸へ突撃』」(「FLASH」1/22号)
「眞子さまに残された“恋愛結婚”への最終手段」(「週刊女性」1/15・22号)

同・第5位
「日産が消滅する日」(「フライデー」1/18号)

同・第6位
「2020年の大統領選を占えば」(「ニューズウイーク日本版」1/1・8号)

同・第7位
「ホンマは『おもろない』大阪人」(「週刊ポスト」1/11号)

同・第8位
「ASKAが愛人Tさんと別れられない理由」(「フライデー」1/18号)

同・第9位
「死ぬ前に用意しておくこと」(「週刊現代」1/19・26号)

同・第10位
「『生まれ変わり』の謎」(「週刊ポスト」1/11号)

【特別付録】2018年度のスクープBEST10
【巻末付録】現代とポストのSEXYグラビアの勝者はどっちだ!

 明けましておめでとうございます。

 今年も週刊誌のおもろいエッセンスを抜き出してお届けしようと思います。

 今週は文春、新潮が合併号でお休み。週刊誌らしいスクープはないけど、読み応えのある記事をピックアップしてみました。

 まずは、お正月らしいというか、ポストの「生まれ変わり」についての記事。

 私は、こういう話を信じないほうだが、自分は生まれ変わった、前世にはこういうことがあったと「証言」している人は多くいるそうだ。

 ジャーナリストの森田健氏は、中国奥地に実在するという「生まれ変わりの村」を訪ねて、村人たちの証言を集めた『生まれ変わりの村』(河出書房新社)を4巻も出している。

 米バージニア大学の医学部には「知覚研究所」というのがあり、そこの教授が、前世の記憶を持つ子どもたち、世界40カ国、2,600例を収集しているそうだ。

 そこで客員教授を務めた中部大学の大門正幸教授によると、日本にもいて、関西地方に住む男の子・トモ君は3歳11カ月の時、突然、「ニンニクを剥きたい」といい出したそうだ。

 母親が理由を尋ねると、自分はイギリスの料理屋の息子だったといい、普段は右利きなのに左手で器用にニンニクを剥きだしたという。

 トモ君が4歳の時、列車事故のニュースを見ていて、イギリスのサウスオールでも列車事故があったといった。

 父親が調べてみると、1997年9月にロンドンで列車事故が起こり、7人が死亡していた。トモ君が生まれる2年も前のことだった。

 だが、こうした前世のことを覚えているのは6歳から7歳までで、8歳ぐらいになると、かなりの部分の記憶を喪失してしまうそうである。

 自分の前世はなんだったのだろうと考えると、今度死んだら何に生まれ変わるのだろうと考えられるから、死生観が変わるのだろう。

 そろそろ、次は何に生まれ変わろうか、神や仏にお祈りしてみようか。私は、今度生まれ変わってもやはり編集者になりたいと思うのだが。

 ところで今朝(1月7日)の朝日新聞朝刊の宝島社の全面広告をを見ただろうか。

 湾岸戦争の時、イラクがまいた油によって、油まみれになった水鳥の写真が大きな話題を呼んだ。

 この写真の真偽は不明なようだが、戦争の理不尽さをよく表していた。水鳥の横にこう書いている。

「嘘つきは戦争の始まり」

 去年は樹木希林が水の中に横たわっている写真が話題になったと思うが、宝島いいね!

「ポーランド侵攻もトンキン湾事件も、嘘から始まったと言われている。陰謀も隠蔽も暗殺も、つまりは、嘘。そして今、多くの指導者たちが平然と嘘をついている。(中略)嘘に慣れるな、嘘を止めろ、今年、嘘をやっつけろ」

 トランプ大統領、プーチンロシア大統領、金正恩たちは、嘘をつき続け、国民を騙している。

 その筆頭にいるのが安倍首相である。去年「嘘は安倍の始まり」という言葉が流行った。これは安倍政権への直截な批判である。

 新聞の全面を使って安倍批判。出版社はこうでなくちゃ。宝島は女性誌ばかりで、ジャーナリズム系の雑誌はない。だが、新聞を使って、宝島もこう思うということをハッキリ宣言するのは、俺たちもジャーナリズムだぜという気持ちがあるからであろう。

 それに比べ、せっかくジャーナリズム系雑誌を発行している講談社や小学館が、新年明けの号で、「死ぬ前に用意しておくこと」(現代)「人生100年分のお金を守るためにできること」(ポスト)というのでは、もったいなくはないか。

 週刊誌は、部数はどうあれ出版社の「顔」である。その顔がどっちを向いているのか、何を考えているのか、新聞広告や中づり、表紙で国民に訴えることができるのだ。

 それをしない週刊誌は、役割を放棄していると断じざるを得ない。

 次にいこう。新年早々、暗い気持ちになる現代の巻頭特集である。

 内容はどうということはない。親が亡くなったら「死亡診断書は1通しかもらえないから、コピーしておけ」「健康保険や介護保険はすぐ止めろ」「年金は急いで止めないと罪に問われる」「死亡保険金は請求しないともらえない」「相続で申告ミスをすると加算税、滞納税がセットでやってくる」などなど。

 私は、両親が亡くなった時に、こうしたことを経験しているから、どうということはないが、早く知っておくに越したことはないだろう。

 だが、新年早々、こうした記事を読みたいか? 私は嫌だね。

 これもどうでもいい記事の代表のようなものだが、フライデーが、全国ツアーを始めたASKAが、以前、一緒に覚せい剤に溺れていた愛人と暮らしていると報じている。

 フライデーも案じているが、覚せい剤を使っていた人間が、それを断ち切るのは至難である。

 ましてや、一緒にやっていた女と切れずに同棲しているとなれば、再び薬に手を出す確率ははるかに高くなる。

 そうならないように願うが、ASKAの「本気度」が試されているはずだ。

 お次は大阪人について書いた井上章一氏の本を取り上げたポストの記事。

 彼は、ほんまは大阪人というのは物静かで思慮深い人たちだというのである。

 だが、大阪人はがめつい、おもろいというイメージがなぜついてしまったのか。井上氏によると、大阪の「おもろいおばはん」が生まれたのは、83年に放送が開始されたテレビ大阪の番組『まいどワイド30分』に関係があるという。

 ここのコーナー「決まった! 今夜のおかず」で登場させた主婦たちは、制作側がおもしろいと判断した主婦だけを取り上げたというのだ。

 これが大人気になり、東京のキー局も目をつけ、「大阪人=おもしろい」というイメージができたというのである。

 菊田一夫が書いた大ヒット舞台、『がめつい奴』に出てくる荒っぽい大阪弁で強欲な人々も、大阪=荒っぽい=がめついという大阪人の代表だと、世に流布してしまったという。

 また、大阪人は熱烈な阪神ファンというのも、メディアがつくり出したものだそうだ。

 それまではほとんどが巨人ファンだったのに、69年からサンテレビが阪神戦の完全中継に乗り出してから変わったという。

 ノーパン喫茶やストリップ、ラブホの回転ベッドなども大阪発といわれ、大阪人は助平やというイメージができてきたが、ノーパン喫茶の発祥の地は京都で、ストリップは東京発で、昭和20年代は「本場の東京から来た!」のが売りだったそうだ。井上氏はこういう。

「大多数は東京人ともなんら変わらない普通の人々なのに、大阪的なイメージを求められ、それに抗うことなく応じ続ける様は、東京という王に仕える道化師にも映ります。道化師は自分の愚かさを誇張します。それが王に仕える道だからです」

 なるほどな~。せやけど、大阪弁が全国区になったのは、やはりおもろいからやろ。あんなに吉本の芸人が大量に毎年出てきて、東京で稼げるのも、大阪弁の持っているおかしさ、親しみやすさだと思う。いいじゃないの幸せならば。

 ところで、年末発売した文春のスクープ、写真家・広河隆一氏のセクハラ報道は大きな反響を呼んでいる。

 ここで、彼がやってきた写真誌「DAYS JAPAN」の故事来歴に触れておきたい。

「DAYS JAPAN」を講談社が創刊したのは1988年だった。大版でカラーページをふんだんに使ったビジュアルな雑誌である。創刊号には広瀬隆氏と広河隆一氏による「四番目の恐怖」が掲載された。チェルノブイリ、スリーマイル島、ウィンズケール、青森県六ヶ所村での「放射能汚染」の危険を伝えている(Wikipediaより)。広河氏はその後も「地球の現場を行く」を連載している。

 当時、創刊号は広告が1億円入ったと聞いた。当時としては大変な額である。出だしはよかったが、だんだん、広瀬隆の個人雑誌の風を呈してきて(反原発的論調)、部数は伸び悩んでいたと記憶している。

 ある号で、タレントや文化人たちの講演料を掲載した。だが、歌手のアグネス・チャンからクレームがついた。高すぎるというのだ(もちろんタダではない)。

 当時アグネスは、講談社と関わりのある仕事をしていて、面識のある社長に、直接談じ込んだと聞いている。社長のほうから、この件を早く処理しなさいという声がかかったのだろう、編集長はもちろん、担当の専務も動き、謝罪することになった。

 だが、その謝罪の仕方が過剰だった。私の記憶では、誌面で大々的にお詫びをしただけではなく、新聞広告にも詫び文をかなりのスペースで載せたと思う。

 私を含めた部外の人間からは、書いた金額がやや多かっただけで、なぜここまで謝るのかという声が上がった。社長も、これほどのお詫びを求めたのではないと、編集部のやり方に異を唱えたのである。

 結局、今度は社長の一言で、雑誌は休刊、専務は責任を取って辞任、編集長は退社、編集部は解散となってしまった。わずか2年足らずで「DAYS JAPAN」は消えてしまうのである。

 だいぶ後になって、広河氏が「DAYS JAPAN」という雑誌名を買い取り、フォトジャーナリズム雑誌として復刊するという話を聞いた。

 編集部へ行って、旧知の彼と話をした。広河氏はこの雑誌名に大変な愛着があり、なんとか復刊したいと考えていたという。わずかな賛助金を出し、できることがあれば協力しようと申し出たように思う。

 1年ばかり、私のもとに雑誌を送ってくれた。こうした雑誌を出し続けるのは大変だろうと、陰ながら応援していたのだが、残念なことになった。

「DAYS JAPAN」という不幸な雑誌は、広河氏の不届きな性暴力といってもいいセクハラで、息の根を止められたのである。

 ニューズウイーク日本版が、「2019年の世界を読み解く」という特集をやっている。

 そこに、2020年のアメリカ大統領選を占うというのがあるが、共和党はトランプしかいないが、民主党も今のところ有力な候補者がおらず、このままいくとヒラリー・クリントンとの再戦になるという見方をしている。

 トランプは、ロシア疑惑で追い詰められ、起訴を免れる大統領職を退くことは、その翌日起訴され、刑務所入りも現実になりかねない。

 何がなんでも立候補するのは間違いないようだが、ヒラリーが再出馬すれば、勝つ確率は相当高いと見る。

 アメリカの有権者にとって、ヒラリーを落選させたという後悔の念が強いだろうから、私もそうなると思うが、日本にとってはやりにくい相手になるはずだ。そのときは安倍首相はいない。ポスト安倍は、誰がなっても難しい舵取りになる。

 カルロス・ゴーン容疑者がいよいよ釈放されることになりそうだ。

 シャバに戻ったゴーンが何を仕掛けてくるのか、西川社長を始め日産の連中は戦々恐々だろうが、それよりも心配なのは、売り上げが落ちている日産の今後であると、フライデーが報じている。

 今の危機は、ゴーンのようなカリスマ的経営者がいないことが原因で、西川社長はその任ではないという声が多いようだ。

 アメリカの市場で日産車が売れない。18年11月には、前年同月比でマイナス18.7%という最悪の数字だった。

 このままいけば、ルノーにとっても日産の価値が落ち、シャープや東芝のように部門ごとに切り売りされてしまうかもしれないそうである。

 日産にとっては、ゴーンが有罪になろうが、もはや関係ないということなのだろう。

 ゴーン容疑者の逆襲ともども、注目である。

 さて、小室圭さんが正月休みにも帰らなかったことで、週刊誌はさまざまな憶測を報じている。

 中でもFLASHは、小室圭さん側が、眞子さんとの結婚は諦めたからと会見して、秋篠宮家とどんなやりとりがあったのか、眞子さんとどんな付き合いをしてきたのかを、全部ばらし、その上、暴露本を出すのではないかと心配していると報じている。

 そんなバカなと私は思うが、同誌は「破談にするならカネをくれ」といい出すのではないかとまで書いている。

 週刊女性は、これとは真反対で、眞子さんの圭さんを思う気持ちに変わりはなく、この愛を成就させるために、皇籍を離脱し、民間人になって圭さんと添い遂げるという見方をしている。

 これも、そんなバカなであるが、小室圭さん側がなんのリアクションもしないことから、こうした臆測がささやかれるのだ。

 一度、圭さんは帰国して、眞子さんと一緒の姿でも見せれば、世論はガラッと変わるのだろうが。

 今年は地方選、参議院選が行われる。また、憲法改悪を目論む安倍首相は、衆院選挙を一緒にやるダブル選挙を目論んでいるともいわれ、予断を許さない。

 ポストは、自民党選対本部の関係者が、「議席の大幅減は避けられない」と見ていると報じている。

 大勝した6年前の参院選は1人区で29勝2敗で65議席を獲得したが、今回は50議席台前半がやっとだという。

 そうなれば、憲法改正に消極的な公明党は頼りにならないから、安倍の悲願は潰えることになる。

 サンデー毎日も、選挙プランナーの三浦博史氏が、ダブル選挙でも、参議院の自民党は、14議席減らして110議席。

 衆議院はもっと悲惨で、48議席減の235議席に終わるという。どちらにしても先の見えた安倍政権はじり貧で、惨敗すれば選挙後に安倍降ろしが始まるに違いない。やはり公明党の安倍離れが致命的だろう。

 ところで、ネット通販のZOZOの前澤友作社長というのは度し難い人のようだ。

 剛力彩芽とどうこうというのは勝手にしろというだけだが、6日に、Twitterでリツイートした100人に各々100万円ずつ計1億円をプレゼントするというバカげたやり方には虫唾が走った。

 この男は、何か勘違いしているとしか思えない。たかがIT成り金のくせに、貧しいヤツにカネを恵んでやる、オレは100億、200億なんぞカネだと思っていないという卑しい思い上がりが鼻につく。

 所詮あぶく銭、どう使おうといいが、難民たちの集落でカネをばらまくようなやり方は、必ず大きな反発を招くはずだ。

 私も下流老人だからカネは欲しい。だが、恵んでやるという思い上がりをあからさまに持った人間からは、びた一文だってもらいたくはない。

 こんな行為を持ち上げるメディアはどうしようもないが、IT成り金たちも、みなこうした類の人間だと思われたくなければ、前澤のようなやり方を批判するべきではないのか。こういう手合いを拝金野郎というのだ。

 さて、株価が下落している。予想されたことではあったが、みな大慌てだろう。

 現代によると、こうした事態を、ニトリホールディングスの似鳥昭雄会長は、昨年1月に現代で予測していたというのだ。

 日本経済の失速がハッキリしてくるのは18年の10月から12月ぐらいで、日経平均は2万円を切るといっていた。

 根拠の一つは米中の景気の停滞だ。両国共に景気拡大がストップし、それが日本へ波及する。

 彼が注視しているのは、住宅の売れ行きだという。景気が良かったときは、毎年120万戸が売れていた。それが一昨年から減りだし、昨年も95万戸に届かなかったのではないか。

 警鐘を鳴らすのは彼だけではない。投資の神様といわれるジム・ロジャーズ氏も、1カ月前に持っている日本株をすべて売ったという。

 それに、こんな状況なのに、安倍首相は10月に消費税増税を行うという。クレイジーな政策で信じられないそうだ。

 自分が日本人だったら、すぐに日本から逃げ出しているとまでいっているのである。

 もやはこの国の景気減速、株価の低迷は避けられないようだ。元号が改められてもこの状況が変わりはしない。

 今週1位に上げたのは、ポストのおカネの話だ。何より恐ろしいのは、この数字である。

 ポストによれば、10月に消費税が10%に引き上げられると、厚労省の標準モデル年金に近い月額22万円(夫16万円、妻6万円)の世帯の場合、物価が増税幅と同じ2%上昇すれば、実質的に年間5万2,800円の減額になるというのである。

 由々しき事態だ。年金は、物価や賃金に応じて支給額を調整する制度があるが、マクロ経済スライドの導入で、この機能が働かないのだ。

 それに、ポイント還元などの負担軽減策もあるにはあるが、複雑すぎて、年寄りには何がなんだかわからない。

 経済ジャーナリストの荻原博子氏は、安倍首相は本音では消費税増税をやりたくないという。それはそうだろうが、破れかぶれでやってしまうことは十分考えられる。

 家は老朽化、年収は下落、年金は目減りでは、あと数年、どう生きていったらいいのだろう。居酒屋で飲むのもままならない。

 落語には「因果と丈夫」という言葉がよく出てくるが、病気になったらもはや地獄。生まれ変われたら、兆万円長者の家に生まれ、カネの苦労なしに編集者をやってみたいと思う。

【特別付録】2018年度のスクープ大賞BEST10

 昨年1年間のスクープの中から10本を選んでみた。

第10位
「日本の医療費が中国人に食い物にされている」(「週刊現代」5/26号)

 これは嫌中記事ではない。日本の医療制度の“欠陥”を指摘した現代が放ったスマッシュヒットである。

 安倍政権は、唐突に出入国管理法改正案を提出し、強引に成立させてしまった。労働力不足を外国人労働者で補うというのだが、受け入れるためには、こうした医療問題を含め、山積しているさまざまな問題を早急に解決しなければならないはずだ。外国人を単なる“労働力”としか考えないのであれば、待遇のひどさや低賃金への不満から、多くが自殺や就労放棄をしている外国人実習生たちと同じになること間違いない。

第9位
「『滝川クリステル』も見限った『ピースワンコ』の捨て犬虐待」(「週刊新潮」9/20号)

 昨年春に我が家に18年もいた老犬・モエが亡くなった。彼女が亡くなって、私のような年寄りには犬が最高の友だちであることを、嫌というほど知らされた。今でも月命日には、写真に花をあげ、モエの思い出にふける。犬と暮らしたことがある人間ならば、そんな気持ちはよくわかるだろう。その犬を食い物にしているNPOがいると、新潮が告発したのだ。この号だけを買った犬好きも多かったのではないか。

第8位
「デパートのアダルトグッズ店に殺到した『バイブ女子』の本音」(「週刊ポスト」10/5号)


「世界初『マスターベーション』大調査-驚きの結果発表!」(「週刊現代」6/16号)


「刑務所専門求人誌の募集要項」(「週刊ポスト」5/25号)

 風俗は、週刊誌が果たすべき役割の重要な柱である。後世の人が、2018年に普通の人たちはどんなことをして楽しんでいたのかを知るためには、週刊誌を引っ張り出して読むのが一番いい。

「週刊誌は時代の目撃者であれ」。それは政治や事件だけではない。庶民の暮らしを書き残しておくことも重要であるはずだ。

第7位
「山口達也が女子高生連れ込んでチューした犯行現場-強制わいせつで書類送検」(「フライデー」5/18号)

 18年も、芸能界発のスキャンダルも多かった。中でもジャニーズ事務所のタレントたちが世を騒がせた。中でも、このTOKIOの山口スキャンダルは、破壊力満点だった。

 紅白歌合戦の常連で、NHK・Eテレの情報番組の司会をやっていた山口が、アル中で、女子高生に強制わいせつ容疑で書類送検されたというのだから。

 これはフライデーの独自スクープではない。警察沙汰になったため、NHKが速報を流し、すべての週刊誌、テレビ、大新聞までが報じた。だが、相も変わらず、ジャニーズ事務所に忖度して、テレビや新聞までが「山口メンバー」と訳の分からない肩書をつけて呼んでいたが、これは間違いなく、ジャニーズ事務所の終わりの始まりを象徴する事件であった。

第6位
「靖国神社トップ『皇室批判』の波紋」(「週刊ポスト」10/12・19号)

 ポストの見事なスクープである。小堀邦夫宮司はこの発言の責任をとって辞任した。当然であろう。平成が終わり、新しい元号になるとき、靖国神社をこのまま放置せず、どうするのかを考える時だと思う。私は、大東亜戦争の戦犯たちの遺骨は、別に移すべきだと思うのだが。

第5位
「『黒田課長』のつつましい夕食」(「週刊新潮」3/1号)

 この人の名は黒田慶樹さん(48)といって、東京都建設局の担当課長である。妻はサーヤこと黒田清子さん。尊いお方と結婚して早12年が経つ。

 妻が、昭和天皇の四女池田厚子さんから伊勢神宮の祭主を引き継ぎ、神事とその準備で忙殺され、家を空けることが多いそうで、夕食は一人で取ることが多いようだ。

 何も付け加えることがない。何万語を費やしても一葉の写真には適わない。写真週刊誌にこういう写真が毎週出ていたら、今ひとたび100万部も夢ではないだろう。

第4位
「『イッテQ』は宮川大輔『祭り企画』をデッチあげた」(「週刊文春」11/15号)

 テレビの歴史はヤラセ、デッチアゲの歴史でもある。視聴率がよければ、それを維持しようと、ありもしないことをデッチアゲ、バレると下請けのせいにする。

 第一報では強気だった日テレ側も、第二弾「『イッテQ!』手越祐也カリフラワー『祭り』にもデッチ上げ証言」(「週刊文春」11/22号)が出ると、あっさり降参した。文春の取材力を軽視していたのではないか。

 番組を止めるのかと思ったら、祭りコーナーだけを休止して、存続させてしまった。昨今、長年視聴率首位を走ってきたフジテレビが信じられないような凋落ぶりである。対応を間違えると、日テレもフジの二の舞になる。

第3位
「女子レスリング伊調馨『悲痛告白』」(「週刊文春」3/8号)

 18年ほど、スポーツ界の醜聞が多く飛び出した年はないだろう。

 その最初が、国民栄誉賞を受賞した伊調が告発した、栄監督のパワハラだった。その後、日大アメフト部の傷害事件、日本ボクシング協会を私している山根会長のパワハラと暴力団との深い関わり、体操界を揺るがした塚原夫妻のワンマンぶりなど、次々に明るみに出てくるのである。

 こうした問題は、週刊誌の独壇場である。中でも文春の取材力には何度も驚かされた。

 スポーツ界のスキャンダルは、大新聞やスポーツ紙は事件化しなければ書かない。

 これらのスキャンダルも、週刊誌が追及しなければ、ここまで追い込めなかったであろう。

 栄監督も粘り腰を見せたが、FLASHが栄はキャバクラで豪遊していたと報じたため、辞任に追い込まれた。週刊誌畏るべし。

 伊調は復帰した天皇杯全日本レスリング選手権で17年ぶりに負けはしたが、決勝戦では見事に勝利して復活をアピールした。

第2位
「ろくでもない『財務事務次官』のセクハラ音源」(「週刊新潮」4/19号)

 18年最大の大物を辞任に追い込んだ新潮の天晴れなスクープである。

 こんなことをいったことはないと、シラを切り続けた福田を、「セクハラをしらばっくれた『福田次官』の寝言は寝て言え!」(「週刊新潮」4/26号)と追い詰めた。

 スキャンダル記事のお手本である。

第1位
「小室哲哉“裏切りのニンニク注射”」(「週刊文春」1/25号)


「『小室哲哉は許せない』KEIKO 親族怒りの告発」(「週刊文春」7/12号)

 この2本の記事がすごい。第1報の後、小室が泣きながら会見を開き、これからは妻と一緒に生きていくといったため、「小室が可哀想だ」と、文春への批判の声があちこちから上がった。

 文春も戸惑ったに違いない。だが、文春は半年かけて、小室のいい分が本当かどうか検証したのである。これってなかなかできないことだ。

 故郷に帰って順調に回復してきているKEIKOの元気な姿を写真に撮り、会見後、小室が一度も帰って来ていないという親族の証言をとり、小室の嘘を完膚なきまでに暴いた。

 文春は、何の根拠もなく汚された“誇り”を、再取材することで見事晴らして見せたのである。

 文春を敵にしたら怖い。多くのすねに傷を持つ芸能人や文化人を震え上がらせたに違いない。スキャンダルの大きさでは新潮の福田事務次官の記事が勝るとは思うが、週刊誌の矜持を見せてもらったということで、こちらを1位にした。

【残念なスクープ記事たち】

 1年間、週刊誌は挙って秋篠宮眞子さんと小室圭さんについて報じた。週刊女性に端を発したスキャンダルだが、どこの誰ともわからない元婚約者の話と、宮内庁や秋篠宮家の関係者の談話ばかりで、真実性に乏しいと思わざるを得ない。

 新潮の爆笑問題・太田光の日大裏口入学問題は、話は面白いが、どこまで裏をとった話なのか疑問が残った。

 同じく新潮の、「タモリの最後の愛人」の記事は、新潮ともあろうものが当事者取材もなく、腰が引けた内容だった。事務所からの圧力があったのだろうか。

 やはり新潮。「『地面師マネー』に汚染された警視庁の『黒い警視』!?」(「週刊新潮」11/1号)は、事実だとすれば重大な問題だが、私にはこれを事実だと判断する何ものもない。

 文春は「貴乃花親方を引退に追い込んだ相撲協会の吊し上げ」(「週刊文春」10/4号)など、貴乃花に密着して、彼のいい分を十二分に取り上げてきたが、残念なことに、突然の引退発表、景子夫人との離婚をスクープできなかったため、マイナス点。

【番外編】

 ベスト10には入れなかったが、面白く読んだ記事を上げておきたい。

 さわやかなスクープとでもいおうか。

「角界一の色男『勢』がガチンコで接吻した『美人ゴルファー』」(「週刊新潮」7/5号)

 公になっているデータの中からどれを選んでくるのか、編集者の視点がいい。
「製薬会社から謝礼貰って原稿執筆する医師350人全実名」(「週刊ポスト」8/10号)

 この動画を見て、彼女の違反のひどさを実感させられた。

「吉澤ひとみ『ドラコレ』に記録されたひき逃げ動画」(「フライデー」9/28号)

 タイトルもうまい。

「バドミントン『桃田賢斗』と『美貌選手』の『夜這いシャトル』事件」(「週刊新潮」10/18号)

 産経新聞の情報公開請求で、片山が2015年9月に関東信越国税局に何らかの問い合わせの電話をしていたことが判明した。

「片山さつき大臣国税口利きで百万円、証拠文書入手!」(「週刊文春」10/25号)

だが、政治家としては小物だな。

【巻末付録】

 まずはポストから。「晴れ着の年女たち-亥年生まれの女優・アイドルが初春を華やかに寿ぐ 岡田奈々、榊原郁恵、石川ひとみ、林寛子、高田美和」「亥年生まれグラドル11人のセクシー新年会-ビキニで抱負と野望を大宣言 相原美咲、比留川マイ、久松かおり、百川晴香、彩川ひなの」。

「斉藤由貴、多様性の女-変幻自在の活躍を続ける女優が語った仕事と家庭」。もちろんヌードではない。

 今流行のAR袋とじ「たかしょー&三上悠亜が雑誌の上で動き出す!」。こういうのやってみようという気が起きないのだ。老いたのか!

 お懐かしや袋とじ「謎の美女YURI『幻の写真集』があった!」。あの頃はよかったな。

「美熟女ランナー松山まなか鍛え抜かれたヘアヌード-マラソンで2時間59分」「シリーズ初脱ぎ/まだ誰にも見せたことのない本当の私。伊賀まこさん21歳」。

 この中では伊賀まこが意外にいい。ポストは合併号でもないのに大盤振る舞い。480円。

 現代は、「小祝さくら、2019年の誓い-大人気美女ゴルファーを撮り下ろし」。まあどうということはないね。

「白石麻衣-売り上げナンバーワン「写真集の女王」が初登場」。初めて見る白石麻衣。やっぱり売れる子は違う。

「人妻・熊田曜子のエロス-色気がますますアップ」これもAR袋とじで「2019年、最初の衝撃!『たかしょー』とSEXできる」。これで500円。

 SEXYという意味では白石には不満ありだ、仕方ないけど。今週はSEXY度でポストがやや優勢勝ちか。
(文=元木昌彦)

小室圭さん、眞子さま、雅子さまの次は“紀子さまバッシング”へ──週刊誌の異様な執着

今週の注目記事・第1位
「世界的人権派ジャーナリストの性暴力を告発する」(「週刊文春」1/3・10号)

同・第2位
「貴乃花全激白10時間『長男優一に花田を名乗る資格なし』」(「週刊文春」1/3・10号)

同・第3位
「朝礼から職員が逃げ出して『紀子さま』朝令暮改の度が過ぎます」(「週刊新潮」1/3・10号)

同・第4位
「『貴ノ岩』が腹を割って本音4時間!『貴乃花親方に見届けてほしかった』」(「週刊新潮」12/27号)

同・第5位
「ハレンチ大臣 外務省美人官僚と100万円瀬戸内不倫クルーズ撮った」(「週刊文春」1/3・10号)

同・第6位
「工藤静香“娘ゴリ押し”でキムタク『家庭内独居』」(「週刊文春」1/3・10号)

同・第7位
「爪に火をともして『南青山』住人が『児童相談所』反対の言い分」(「週刊新潮」1/3・10号)

同・第8位
「告発続々 アパマン社長『罵声ノルマ』」(「週刊文春」1/3・10号)

同・第9位
「かるた永世クイーン(54)披露宴から新郎棋士(32)が逃げ出した」(「週刊文春」12/27号)

同・第10位
「貴乃花の遺産『貴景勝』美人母の『芦屋ビル』『大豪邸』が競売にかけられるまで」(「週刊新潮」1/3・10号)

同・第11位
「山口百恵 苦境の長男に『いい日旅立ち』カラオケ歌唱指導」(「週刊文春」12/27号)

同・第12位
「貴乃花一家離別を招いた河野景子(54)・優一(23)異様な『母子密着』」(「週刊文春」12/27号)

同・第13位
「『島田紳助』『M-1上沼騒動』を叱る」(「週刊新潮」12/27号)

同・第14位
「雅子さま(55)V字快復 愛子さま東大より学習院大進学へ」(「週刊文春」12/27号)

同・第15位
「死闘になった『ゴーン』VS.『特捜部』7つの謎」(「週刊新潮」1/3・10号)

同・第16位
「業者告白! 『私が「串カツ田中」更衣室に盗撮カメラを仕掛けた理由』」(「週刊新潮」1/3・10号)

同・第17位
「『自動運転』ベンチャー企業が銀座ホステスに訴えられた『下半身暴走』」(「週刊文春」1/3・10号)

同・第18位
「全336社『大きくなっている会社』『小さくなっている会社』」(「週刊現代」1/5・12号)

同・第19位
「いよいよ始まったAI医療診断」(「週刊ポスト」1/1・4号)

同・第20位
「ついに無冠 棋士仲間が見た羽生善治の“震え”と“衰え”」(「週刊文春」1/3・10号)

【巻末付録】現代とポストのSEXYグラビアの勝者はどっちだ!

 今週は、文春と新潮が2号分。よって情報量はたっぷりある。年末年始はこれで楽しんでほしい。

 羽生善治(48)がおかしい。27年ぶりに無冠になってしまった。確かに、将棋でも囲碁でも、棋士は若いほど有利だし、50歳近くまでトップであり続けるのは奇跡なのだろうが、羽生にはそれができる、そう思っていたのだが。

 大山康晴15世名人は、49歳で無冠になったが、56歳の時、王将位を得たそうだから、今一度、羽生にも頑張ってもらいたいものである。

 ポストから。AIが病気の早期発見に使われていることは知られている。胃がんの疑いを検出するのに、AIなら0.02秒ででき、発見率90%以上だという。

 ほくろの画像を取り込むだけで、皮膚がんになる悪性かどうかの判定はたった15秒でできる。その上、専門医の識別率は85%なのに、AIは92%だそうだ。

 この記事の中に、歩く速さをGPSで計測すれば、認知症リスクがすぐにわかるというアプリのことが載っている。無料のアプリで「チャミー」という。AIのGPS情報分析に加えて、スマホに内蔵されているセンサーを使って分速1メートル単位で出せるそうだ。

 歩く速度が落ちてくると、表示マークが黄色、赤と変化し、赤が出たら認知症の初期症状が出ている可能性があり、早めに医師と相談した方がいいという。早速入れてみた。

 居酒屋で飲んでいる時、2時間以上座っていると、アラームが鳴るようにしてくれるといいな。河岸を変えれば少しは歩くから、カラダにいいはずだが、深酒すれば同じだがね。

 現代が「2025年に大きくなっている会社、小さくなっている会社 実名366社」という特集をやっている。

 自動車業界の中では、トヨタ自動車が11点という高い評価を受けているが、日産は三菱と共にゼロである。ちなみにホンダ、マツダ、スズキ、SUBARUは2点。

 ゴーン事件がさらに日産の将来を暗くしたことは間違いない。

 自動運転時代になれば、グーグルにはトヨタでさえ太刀打ちできない。自動車だけではなく、あらゆる業界で、GAFA(グーグル、アップル、フェイスブック、アマゾン)と呼ばれる巨大企業が既成の企業を飲み込んでいく。

 現代があげた366社のうちで、10点以上を獲得しているのは、トヨタ以外では、アイリスオーヤマ、ヤフー、セブン-イレブン・ジャパン、グーグル(日本)、アマゾンジャパン、ユー・エス・ジェイ(ユニバーサル・スタジオ・ジャパン)、ちなみにオリエンタルランドは9点。

 12月25日、東京株式市場は1,000円超も急落し、2万円を割ってしまった。アメリカがクシャミをすれば日本が悪性のインフルエンザに罹るという構造は、ますます強くなっているようだ。

 安倍政権の悪行はいくつもあるが、ひとつだけといわれれば、私は、アメリカの属国化をますます強めたことだと思う。これだけでも万死に値する。

 新潮に、自動車のベンチャー企業「ZMP」の谷口恒社長(54)が、銀座のクラブのホステスに、ドレスの裾から手を入れ陰部を触れる、覆いかぶさるなどのわいせつ行為をして、そのホステスから訴えられたという記事がある。

 これが事実なら、バカなことをしたものだ。

 私のいる早稲田の近くにも「串カツ田中」はある。さほどうまいとは思わないが、安さもあって結構人はいる。

 そんな田中の神奈川県内の4店舗で、盗撮が行われていたというのである。

 カメラを設置した業者が、知り合いに、彼が運営する田中の店の更衣室の天井にカメラをつけてくれといわれたというのだ。

 他の店で盗難があったため、防犯用だといわれたが、抵抗感はあったが取り付けたという。

 他の3店にも取り付けた。この事実を知った新潮は、その知り合いという人間を直撃したが、疑惑を全否定するだけ。

 串カツ田中の本社に取材を申し込むと、更衣室にカメラを取り付けたことは認めたが、あくまで防犯のためだといい募ったという。

 防犯なら、従業員に知らせるべきなのに、なぜしなかったのか。逃げられないと思ったのか、この盗撮の件を発表したのだが、こうしたことをやる店が、まさかトイレの盗撮などしてはいないだろうな。

 さて、ゴーン前日産会長は新年を東京拘置所で迎えるようだが、拘置所でもクリスマスや新年は特別メニューが出るそうだ。

 新潮で、512日間を拘置所で過ごした元外務省主任分析官で作家の佐藤優氏が、クリスマスの夜はヘーゼルナッツ入りのチョコレートケーキが出たし、大みそかには年越しそば、元日の朝は、おせちの折詰が出たといっている。そんなものゴーン容疑者にはうれしくもないだろうが。

 東京地検特捜部があわてて追加した特別背任容疑は、無理筋だ、否、もともとこれでやろうとしていたのだから、そうとう自信があるはずだと、意見が分かれている。

 新潮によると、特別背任は2つの事案があり、ひとつは10年前にリーマンショックの煽りを受けて、新生銀行で運用していた金融派生商品の取引で18億円の損失が出て、それを日産に付け替えた件。今ひとつは、信用保証に協力した知人のサウジアラビア人の資産家に、謝礼として日産子会社から16億円を支払った件だ。

 ゴーン側は、付け替えたことは認めているが、取締役会に諮っているし、損失も与えていないから問題はない。資産家への謝礼は、現地の子会社が抱えていたトラブル解決を依頼したロビー活動費だったと説明しているという。

 さらに、ゴーンが長女に指示して、リオデジャネイロのマンションから持ち出したのは、ゴーンの犯罪を裏付ける重要書類ではなかったかと、日産関係者は見ているようだ。

 この事件は、安倍首相とフランス・マクロン大統領との関係にまで発展し、G20の際、マクロン氏が会談を求めてきたのを、安倍は忙しいことを理由に、立ち話であしらったと、週刊文春が報じている。

 新潮によると、日産側は特捜部に対して、会社を食い物にしているゴーンの銭ゲバぶりを暴くために、ゴーンが住んでいた海外の豪邸を調査してほしかったのに、それには手をつけず、また、ゴーンの調査報告書を一刻も早く公表したいのに、特捜部がストップをかけていることに不満が噴出しているという。

 さらに日産側が一番恐れているのは、年明けに釈放されるとゴーンが、外国人特派員協会などで世界へ発信する「反撃会見」を開き、「業績を回復した途端、無実の罪を着せて私を追い出そうとする卑怯な裏切り者め」と、日産のこれまでの“悪事”をバラすこともやりかねないことだ。

 それに、ゴーンは今も取締役だから、西川社長の解任動議を提出すると、1人の寝返りで、通ってしまうことになる。そのキーマンは、ゴーンチルドレンの代表といわれる志賀俊之取締役だそうである。

 日仏政府を巻き込んだゴーン逮捕事件の着地点は、まだまだ見えない。

 文春に、業界一の雅子妃ウオッチャー・友納尚子氏が、「雅子さまの病状がV字回復している」と寄稿している。

 それは、11月9日に開かれた秋の園遊会への出席でよくわかったという。

 春の園遊会と同じように着付けなどに時間のかかる和装で出席したことや、約2,000人の招待客という不特定多数の人たちと過ごしたのは、療養生活が始まって以来初めてだったそうだ。

 皇室にとって最も忙しい年末を迎えるが、雅子妃は年明けの一般参賀、読書始めの儀などの諸行事もこなすことを目標にしているという。

 東宮職の一人が、「最近はストレッチを欠かさず、オリーブオイルやアマニ油、えごま油なども飲まれているそうですよ」と話している。

 皇太子と結婚して25年。皇太子へ綴った文書にはこうあったそうだ。

「沢山の喜びも悲しみもありましたが、皇太子殿下には、いつも傍らで私を支えて下さいました」

 沢山の悲しみを味わった雅子妃だが、それは決して失われた時間ではなく、彼女をより強く、より優しくするために必要な時間だったと思う。

 新潮に、引退して7年が経つ、島田紳助(62)がインタビューに答えている。内容は何かと思えば、上沼恵美子(63)騒動についてである。

 紳助は、上沼が海原千里万理という漫才をやっていた時、漫才をカセットに録音して、全部セリフを書きだして勉強していたという。

「当時、上沼さんはまだ17歳やったから、『なんでこんなん若いのに、おもしろいことできるんやろ』って。たくさんのテクニックは使ってないんです。ただ、キーがまったくぶれない。笑いってキーなんですよ。(中略)キーは声の上げ下げですけど、上沼さんは、生まれながらの天才的な声のキーを持っていました」

 今回騒動になった舞台の『M-1グランプリ』を企画し、大会委員長として審査員も務めてきたのが紳助だった。

 その理由を、こう話している。

「芸人を辞めなあかんやつは辞めなあかんってこと。10年やって決勝に上げれんやつは、辞めなあかんのです。芸能界で一番不幸なのは、才能のないのに辞めない子。そんな子らに見切りをつけてもらうためにも、こういう大会が必要だろうと。だから、『3回戦通らんやつにはギャラやるな』と、オレは言ってましたよ。逆に、3回戦通ったら、お笑いのプロライセンスを発行してもええなって、相談してました」

 だが審査員探しには苦労したという。公開で採点するため、リスクを負うがギャラは少ない。上沼には紳助が頼んで入ってもらった。

 点数が出演者から見えるから、その後若手たちが飲んで、審査員の悪口をいうのは「全然オッケーやねん」。「ただ、それは陰で言えって話やろ。SNSにアップするってことは、面と向かって言っているのと同じことやから、明らかにケンカ売ってるわけでしょ」。

 悠々自適、ストレスは全然ないという紳助は、上沼に会ったら、「(芸能界を)辞めたほうがいいっすよ」といいたいそうだ。

 尖った物いいでお笑い界をリードしてきた紳助だが、7年も離れていると、いうことが当たり前で、ちっとも面白くない。もはやお笑い界復帰はないということは、これを読んでもよくわかる。

 ところで、私の好きなローラが、政治的な発言をしたと話題のようだ。LITERA(12月19日)はこう書いている。

「ローラは18日の朝、インスタグラム内のストーリーにこう投稿した。
〈We the people Okinawa で検索してみて。美しい沖縄の埋め立てをみんなの声が集まれば止めることができるかもしれないの。名前とアドレスを登録するだけでできちゃうから、ホワイトハウスにこの声を届けよう〉
ローラのインスタグラムのフォロワーは520万人で、国内では渡辺直美に次ぐ発信力をもっている。そんなローラが署名を呼びかけたことの影響は計り知れず、実際、18日15時ごろに署名はホワイトハウスが対応することになっている10万を突破。本日20時時点で12万8000を超え、いま現在も増え続けている」

 このところプラスティックを減らそうなどと発言して存在感を示してきたローラだが、やってくれたね。アメリカで暮らし始めて意識が変わってきたのだろう。

 ネットなどで、芸能界から干される、CMに出られなくなるなどのコメントが出ているようだが、いらぬお世話だ。日本の外から沖縄を見れば、おかしいと思わない方がおかしい。

 もっとおかしいのは、沖縄以外に住んでいる日本人が、沖縄の現状に何も異議を申し立てないことだ。トランプによる、日本の属国化はますますひどくなる。今後5年間で防衛予算総額を27兆円台にするそうだが、アメリカに脅されていらぬ装備を次々に買うから歯止めがきかない。世界から見れば、一番戦争を起こしそうな危険な国は日本ではないのか。ローラに続く、俳優、女優、お笑い芸人たちよ出て来い!

 逃げた女房に未練があるのだろうか、貴乃花(46)側から出ていると思われる前のカミさん・河野景子(54)へのバッシングが激しい。

 スポニチと並んで親・貴乃花メディアの週刊文春が、景子と長男の優一(23)が「異様な母子密着」だという特集を組んでいる。

 別れた妻のほうは、自分が主催する話し方教室「言葉のアカデミー」で、「私たちはそれぞれが幸せな道を選択してこういう形になりました」と語り、受講生やスタッフの涙を誘ったそうだ。古巣のフジテレビなどは、彼女の復帰に向けて交渉をしているという。

 その一方で、元夫のほうは、現在無職で、当てにしていた相撲協会からの退職金と功労金は合わせても2,000万円程度しか出ないようだ。その上、元弟子の貴ノ岩が付け人を殴るという暴力沙汰が公になり、引退に追い込まれてしまった。泣きっ面に蜂とはこのことだろう。

 対照的な元夫婦だが、文春によれば、景子が貴乃花と初めて会った時、横綱になっていなかったため、彼女は歯牙にもかけなかったという。

 だが、横綱に昇進が決まると、彼女は急接近し、貴乃花の部屋に泊まっていくようになったという。

 結婚し、貴乃花が引退して貴乃花部屋をつくると、彼女は「相撲協会理事長夫人という未来図を描いていた」(相撲部屋の関係者)そうだ。その夢は叶わないどころか、相撲界からも引退してしまったことで、彼女は夫に“見切り”をつけたのではないのか。

 長男を巡る「子育て」でも考えを異にしていたようだ。花田家に近い関係者は、母親と息子の愛情が非常に強く、父親が間にまったく入れない「一卵性母子」だったという。

 長男・優一は青山学院の幼稚園から小中学校を経て、15歳でアメリカ留学する。その後、靴職人を目指してイタリアのフィレンツェに渡るが、最低でも10年以上の下積みを要する世界なのに、たった3年に満たない修業期間で「靴職人」と名乗った。

 優一の親友が、何をやっても長続きしないと語っているが、母親はそんな長男でも全面的に支援していたそうだ。

 貴乃花は、長男がNBAの選手になりたいといっていた時、「お前が本当にバスケットボールの選手になりたいんだったら、勉強なんてしなくていい。毎日バスケをしていろ。その覚悟がないなら勉強しろ」といっていたという。

 母親が甘やかせた結果か、長男は靴づくりより芸能活動を優先させ、結婚しているのに女と遊び歩き、事務所をクビになり、わずか1年あまりで離婚してしまうのである。

 三田佳子の息子の例を出すまでもなく、親の存在が大きければ大きいほど、息子は親の呪縛から逃れようとあがき反抗するが、それを過ぎると、今度は親の七光を使って生きやすい道を選ぶようになる。

 貴乃花家には2人の娘がいて、現在は留学中だそうだ。娘たちの親権は貴乃花がもっているといわれるが、どんな娘に育っているのか、知りたいものである。

 山口百恵という「伝説の歌手」の家でも、一人前になれない息子のために、お母さんは大変だと、同じ文春が報じている。

 百恵には2人の息子がいる。祐太朗(34)と貴大(33)で、上は歌手、下は俳優だそうだ。弟のほうは映画やドラマで仕事がコンスタントにあるが、兄貴のほうはデビューから10年も経つのに、ヒット曲はゼロ。

 今年の8月に出したアルバムには、百恵が宇崎竜童・阿木燿子夫妻に頼んだ新曲が入っている。ライブでは彼女のヒット曲、「さようならの向こう側」や「いい日旅立ち」などをも歌っているそうだ。

 自宅にはカラオケ設備があり、百恵が長男に歌唱指導をしているという。母親もつらいんだ。

 さて、貴乃花の元弟子・貴景勝は、初場所で大関取りに挑む。彼の父親のリッチぶりや、母親が「綺麗すぎる」と話題になったが、新潮によれば、貴が2歳から中1まで過ごした西宮区苦楽園にある90坪の家は、登記を見ると、1度は競売開始決定になり、父親が社長を務める会社が所有してきた芦屋市内のビルも国や兵庫県などに何度も差し押さえられた挙句、2014年に公売にかけられているというのだ。

 父親は、幼い頃に父を亡くし、高卒で社会に出たが、インスタントラーメンを2食に分けて食べたこともあるという。

 その後、武富士に就職し、最年少支店長になり、パチンコ店勤務を経て不動産産業に転身。

 しかし、買えば上がると調子に乗って買いまくっているうちにバブルが弾けてしまった。やがて税金を払うのもままならなくなったという。

「とは言っても、あの時期、差し押さえを食らうのは、不動産屋の宿命みたいなものでした。夜逃げをしたり、首を吊ったりした人もいましたから、自分はまだマシな方です」(父親の佐藤一哉氏)

 美人妻は会社の事務員だったそうだ。どん底を味わった貴は、精神的に強いのかもしれない。

 文春に、かるた永世クイーンといわれる渡辺令恵(ふみえ)さん(54)と、将棋のプロ棋士・渡辺正和五段(32)の結婚披露宴が開かれたが、結局、新郎は欠席し、そのまま式は進められたと報じている。

 理由はどうやら、2人が喧嘩したからだそうだが、それにしても年上の奥さんにひどいことをするものだ。

 同じ文春から。「紅白に出てほしい歌手、出てほしくない歌手」という企画ものがある。出てほしい歌手のベスト5は、1位からC&K、西城秀樹、米津玄師、沢田研二、中島みゆき。

 出てほしくない歌手の上位5人は、上から、和田アキ子、AKB48、嵐、BTS、TWICEだそうだ。どうでもいいが、横文字の歌手が多くなってきた。私もぺンネームをM&Mにでもすると、もう少し物書きとして売れるかな。

 札幌で大変な爆発事故を起こした不動産仲介業者「アパマンショップ」だが、謝罪したのは店舗を運営する子会社の社長で、APAMAN株式会社の大村浩次社長(53)は雲隠れしたままだ。

 大村は、地元不動産屋に入社した後、1999年に会社を立ち上げた。当時としては画期的だったインターネットを活用した不動産情報サービスをして、たちまち全国区になったそうだ。

 現在、総資産は文春の調べでは、約32億円になるという。だがワンマンで、社員を怒鳴りつけ、1年で150人以上が辞めた時もあったという。

 さらに、社員を強制的に自民党員に加入させることもしているそうだ。これは当然ながら、思想良心、集会結社の自由を侵していること間違いない。

 あれだけの事故を起こしておきながら、出てきて謝れないような人間のいる企業が、この先生き残れるはずはない。

 先週も触れたが、南青山に児童相談所をつくるという港区に、住民が反対している騒動が、ワイドショーなどで取り上げられ、話題である。

 新潮によると、この南青山の反対する人たちの選民意識と差別感情を見てとった一部の人が、これを「南ア」問題といっているそうである。

 反対の理由は、地価が下がる、児相は裁判所や警察のようなもの、子どもが逃げて暴力事件が増えるなどさまざまだが、中にはスーパーの値段が高いから住むのが大変だという、同情しているかのような妙な理由もあるようだ。

 私も書いたが、ここで生まれて育った70代の女性も、「この地域だってもともとはこれほどお店が沢山あったわけではありませんし、私たちに言わせれば、この一帯はどんなに偉そうなことを言っても他所から来た人たちばかりですから」といっている。

 爪に火を灯して働いて、やっと移ってきたのに、児相なんぞができて、ブランド店が他へ移り、地価が下がったらどうしてくれるの、それが本音なのであろう。

 南青山に事務所を持つ大宅映子氏のいい分は正論である。

「児童相談所は、困っている子供たちを救うための場所。それを忌み嫌うことはおかしなことですよ。(中略)南青山には虐待なんか一件もないと思っているのかしら。見たくないのか、見えていないだけでしょう」

 さて、こちらは、父と娘の話である。キムタクの次女にモデルで作曲もすると評判のKoki,(15)という子がいる。

 何しろ、デビューがファッション誌「エル・ジャポン」だったことで、一躍、名が知られ、ブルガリやシャネルとタイアップする派手なデビューだった。

 これをお膳立てしたのは、母親の工藤静香で、事務所も工藤の個人事務所に所属しているそうだ。

 だが、こうして母親が、亭主の名前をバックに、派手なステージママぶりを発揮することに、ネットなどでは批判が多いようだが、家庭内でも、貴乃花の家と同様、否、それ以上、夫婦の間で葛藤があるようだ。

 それに、「静香の母親は近所に住んでいますが、木村の両親とはあまり連絡を取っておらず、疎遠になっています」と、木村家をよく知る人物が語っている。

 長女と次女と工藤との会話は、家では日本語を使わずフランス語か英語だそうだ。だが、キムタクがご帰還になると、水を打ったように静かになるという。どこの家でもある光景だが、キムタクという天下の二枚目がと思うと笑える。

 キムタクは、渡辺謙や真田広之のように、ハリウッド進出を考えているというが、長女には国内の学校で音楽を学ばせ、デビューさせたいという静香の方針のため、アメリカ移住を断念したそうである。

 キムタクも46歳。冒頭、家の近くだろう、2匹の犬を散歩させているキムタクの姿を描写している。家庭で孤立し、昔のように視聴率も稼げなくなったキムタクの“悲哀”がわかるような気がする。

 今週のハレンチ人間は、女癖の悪さで名高いといわれる、福井照自民党衆議院議員(65)で、この間まで内閣特命担当大臣をやっていた御仁だ。

 不倫の相手は、外務省国際協力局地球規模課題総括課の岡垣さとみだという。

 ともに既婚者だから、いわゆるW不倫である。文春に目撃されたのは、12月22日。

 広島県福山駅でハイヤーに乗り、瀬戸内海に停泊しているラグジュアリー客船に乗り込み、宮島沖・大三島沖錨泊3日間、1人50万から100万円の極上の旅を満喫したという。

 男も男だが、こういう“先生”と不倫しようという女の気持ちがわからない。

 福井氏の奥さんは、こうしたことに諦めきっているのか、文春から伝えられても、「そうですか」と呟いただけだったそうだ。

 女の亭主は、この記事を読んで、何と思うのだろう。

 新潮では、貴ノ岩(28)のインタビューをしている。モンゴル出身の彼は、昨年11月に日馬富士の暴行を受け、「頭蓋骨骨折」というケガを負った。その結果、日馬富士は引退するが、その被害者だった貴ノ岩が、冬巡業中の12月5日、付け人の顔面を素手で殴打したことが判明し、自身が引退に追い込まれてしまったのだ。

 貴ノ岩は、引退は協会からの圧力ではなく、自分で決めたという。「責任を取らなきゃあかんな」という気持ちになったそうだが、「正直メディアの報道もキツかった。テレビとネット、両方です。報道のされ方があまりに強くて、それで気持ちが切れてしまったという面はあります」と話している。

 それに、日馬富士騒動で、相撲を取れない時期が長く、そうした相撲の取れない生活に戻るのが嫌だという気持ちも強かったそうだ。

 モンゴルで家族が非難されるのがつらい、モンゴルで誤解されたくないという思いも強く、家族と相談して決めたそうである。

 だが、元師匠の貴乃花がテレビで、「貴ノ岩とは10年どんな状況でも会わない」と発言したことが、ショックだったようだ。

「高校生で日本に出てきて、貴乃花部屋に入って一生懸命頑張ってきました。だからこそ、貴乃花親方には“最後まで見届けてほしかった”というのが正直な想いだし、親方が協会から去ったときは心細く感じました。テレビでのコメントを見て、複雑な気持ちにもなりました。断髪式には貴乃花親方にも来てほしい」

 貴乃花もここまでいわれれば、行かないわけにはいかないだろうと思うが、さてどうする。

 巷間いわれているプロレスへの転身は、「やるつもりはない」、「まずはモンゴルに一度帰って、支えになってくれた家族とゆっくりしたい」と語っている。

 モンゴル嫌いの貴乃花が唯一迎えたモンゴル出身の弟子だったが、自業自得とはいえ、故郷に錦を飾れず、無念の帰還となってしまった。

 このところ秋篠宮へのバッシングというべきものが目立つ。今週の新潮も、大嘗祭をできるだけの身の丈に合った儀式にすればという発言などを、天皇陛下も心配していらっしゃるのではないかと“忖度”している。

 大嘗祭を身の丈にというわりには、住まいを赤坂東邸と併せて一体的に活用するための増改築には、3年間で実に33億円、それを公費で賄われるというのは釈然としないと、宮内庁関係者にいわせている。

 また紀子さんが、職員に厳しく当たることを取り上げている。そこから、悠仁さんが、何かに負けると機嫌を損ねるのは、将来天皇になるための教育がされているのかと、話は広がっていく。

 雅子妃バッシングが一段落したと思ったら、今度は秋篠宮家バッシングか。余計なお世話だと思うがね。

 貴乃花が文春に10時間も語ったという。どうという内容ではないが、ドラ息子の優一への厳しいいい方は、傾聴に値する。

 貴乃花は、息子の芸能活動には一貫して反対だったという。だが、妻だった景子は、甘やかし、無条件にサポートしてきたそうだ。

「職人を語る以上、チャラチャラと表に出ている暇があったら、靴を作って土台をしっかり築くべき。まずは一流の職人になるのが先ですよ。タレントになりたいのなら、中途半端に靴職人の肩書を使っちゃいけない。本当の職人さんに対して失礼です。
 自分に力がないのに、親の名前でメシを喰おうとしているのが現状です。今はチヤホヤされるかもしれないけど、世の中はそんなに甘くない。我が子ながら、恥ずかしくないのかと思います。
 私の靴ですか? もちろん作らせていません。百年早いですよ」

 政界出馬ははっきり否定した。元力士たちのセカンドキャリアを支援する人材派遣のプロダクションを立ち上げたそうだ。

 相撲関連の商材を扱う会社もつくり、後世に残るような相撲の絵本をつくりたいそうだ。

 それに花が好きだから花屋もやってみたいという。

 ホロッとさせるのは、母親にも兄貴にも会いたくないが、「叶うのなら、親父にもう一度だけ、会ってみたいですね」という一言。

「私はずっと、親父の分け身だと思って生きてきました。親父の存在だけが支えでした」

 初代貴ノ花は、小兵ながら大関を張り、相撲にも自分にも厳しかったようだ。その血が次男にも受け継がれているのだろう。

 意外にも、貴乃花は、土俵を下り、相撲界を離れてからが面白いのかもしれない。

 今週の第1位はこれだ。

 私は、広河隆一というフォトジャーナリストを知っている。パレスチナ人の苦難やチェルノブイリ原発事故、薬害エイズ事件で被害者側に立って、写真を撮り、原稿を書き続けてきた。

 土門拳賞など数々の賞を受賞しているし、3・11以降の福島の子どもたちの保養事業にも力を入れているそうだ。

 彼がこの間まで出し続けていた「DAYS JAPAN」という月刊報道写真誌は、もともとは講談社が同名の月刊誌を出していたのだが、ある「事件」が起きて休刊してしまったのを、彼が「もったいない」と、引き継いだ形でやり続けてきたのだ。

 彼も75歳だそうだ。こんな形で、晩節を汚すようになるとは思わなかった。

 文春で、ライターの田村栄治という朝日新聞にいた人が、広河の「性暴力」を告発している。

 彼は、「DAYS JAPAN」で10数年間、毎月1回、編集を手伝ってきたという。

 内容が丸ごと事実ならば、残念だが、彼はフォトジャーナリストを続けていく資格はない。

 被害女性は「DAYS JAPAN」で仕事をしたい、広河という高名な写真家に教えてもらいたいという若い女性たちである。

 それをいいことに、自分の性欲を満たすために、彼女たちを押し倒し、SEXしたというのである。

 11年前の杏子さん(仮名)のケース。都内の大学生だった彼女はフォトジャーナリスト志望で、「DAYS JAPAN」でデータ整理などのアルバイトを始めた。

 1、2カ月後、「君は写真が下手だから、教えてあげよう」と広河にいわれた。指定された京王プラザホテルへ行くと、電話で、「部屋にあがってきて」と指示される。

 彼女は「人権を大事にする偉大なジャーナリスト」と広河を信頼していたという。

 だが、その信頼はあっという間に崩されてしまう。

 部屋に入るなりベッドへ連れていかれ、恐怖で何もいえない、抗えないままSEXされてしまったというのである。

 だが、彼女は、このままで諦めてはだめだ、フォトジャーナリズムを学べるのはここだけだと、仕事を続けた。

 だが、また呼び出され、歌舞伎町のホテルへ連れこまれてしまう。

 ある時は、編集部で2人きりになった時、背後から抱かれ、トイレに連れ込まれそうになったという。

 それを機に、彼女はそこを辞めた。

 同じように、ジャーナリストを目指してやってくる女性を次々に毒牙にかけていたようだ。

 そうしたことが元で、身体が変調をきたし、うつになってしまった女性もいる。

 繰り返し、求めに応じてSEXしたのだから、性暴力とはいえないのではないかという疑問に、齋藤梓目白大専任講師は、当事者に上下関係がある場合、上位の日との誘いを下位の人が断ることは、その世界での生活を失うなどのリスクがあり、難しい。

 一度関係を持つと、断ることがさらに難しくなる。性暴力被害者は、自分を責める気持ちが強く、PTSDや抑うつ感が長期にわたって続く傾向があるから、人生への影響が非常に深刻な被害だという。

 共通するのは、そうしたSEXを強要した彼女のヌードを写真に撮っていることだ。

 田村氏は、そうした女性がほかにも4人いるという。

 広河氏は、田村氏に、出入りしていた女性たちと性的関係を持ったことは「いろんな形である」と認めている。

 しかし、望まない人間を無理やりホテルに連れてはいかないという。

 広河という著名なフォトジャーナリストであるという立場を利用して、性行為やヌード撮影をしたのではないかという問いには、「(女性たちは)僕に魅力を感じたり憧れたりしたのであって、僕は職を利用したつもりはない」。

 女性たちは傷ついているという問いには、「僕のせいじゃないでしょ」。

 人間の尊厳をカメラに写し取ってきたジャーナリストが、彼女たちへの一欠けらの謝罪の言葉もない。

 残念というより、やりきれない思いでいっぱいになる。

【巻末付録】

 今週の現代。ポストはヌードグラビアだけ新年合併号という雰囲気がある。

 できれば、この万分の一でも、記事に注力してくれたらなと思うのだが。

 まずはポストから。「矢田亜希子、白肌の色香-新春特別撮り下ろし」「河合奈保子の『別冊近代映画』が一冊まるごと甦る!!」。

 袋とじは「女性器アーティストが『極秘来日』-日本人女性の秘部を撮った」。やはり袋とじ「奇跡の美熟女・岩本和子が雑誌の上で動き出す!-袋とじAR」。

「8330人の女性器写真は語る/日本人女性外性器の構造と機能の全貌」。これはプレゼント企画だな。「週刊ポスト『眼福ヘアヌードカレンダー2019』」「あの大女優が脱いだ!-スクープ撮り下ろし写真がデジタル写真集で復活!」。

 デジタルではヌードが強いようだ。なかなかの品揃えだ、覗いてみたら。

 現代にいこう。

「女優という人生/竹下景子のすべて-青春時代を思い出すと彼女の顔が」。やはり竹下はいい。とくに、『北の国から』がよかった。

 袋とじは「細川ふみえ、独占ヌード完全初公開-社会現象になったヘアヌードから9年」。

 袋とじではないが「女優・内田有紀の世界へようこそ-色香を増す彼女が5年ぶりのグラビアに」がいい。大人になったものだ。今度はヘア・ヌードで見たいな。

 袋とじ「2019、あなたの初夢週刊現代が叶えましょう-着物でアーレー」。

 グラビアは頑張っている。その努力に頭が下がる。質量ともに互角だ。そこで今週は引き分けにする。
(文=元木昌彦)

小室圭さん、眞子さま、雅子さまの次は“紀子さまバッシング”へ──週刊誌の異様な執着

今週の注目記事・第1位
「世界的人権派ジャーナリストの性暴力を告発する」(「週刊文春」1/3・10号)

同・第2位
「貴乃花全激白10時間『長男優一に花田を名乗る資格なし』」(「週刊文春」1/3・10号)

同・第3位
「朝礼から職員が逃げ出して『紀子さま』朝令暮改の度が過ぎます」(「週刊新潮」1/3・10号)

同・第4位
「『貴ノ岩』が腹を割って本音4時間!『貴乃花親方に見届けてほしかった』」(「週刊新潮」12/27号)

同・第5位
「ハレンチ大臣 外務省美人官僚と100万円瀬戸内不倫クルーズ撮った」(「週刊文春」1/3・10号)

同・第6位
「工藤静香“娘ゴリ押し”でキムタク『家庭内独居』」(「週刊文春」1/3・10号)

同・第7位
「爪に火をともして『南青山』住人が『児童相談所』反対の言い分」(「週刊新潮」1/3・10号)

同・第8位
「告発続々 アパマン社長『罵声ノルマ』」(「週刊文春」1/3・10号)

同・第9位
「かるた永世クイーン(54)披露宴から新郎棋士(32)が逃げ出した」(「週刊文春」12/27号)

同・第10位
「貴乃花の遺産『貴景勝』美人母の『芦屋ビル』『大豪邸』が競売にかけられるまで」(「週刊新潮」1/3・10号)

同・第11位
「山口百恵 苦境の長男に『いい日旅立ち』カラオケ歌唱指導」(「週刊文春」12/27号)

同・第12位
「貴乃花一家離別を招いた河野景子(54)・優一(23)異様な『母子密着』」(「週刊文春」12/27号)

同・第13位
「『島田紳助』『M-1上沼騒動』を叱る」(「週刊新潮」12/27号)

同・第14位
「雅子さま(55)V字快復 愛子さま東大より学習院大進学へ」(「週刊文春」12/27号)

同・第15位
「死闘になった『ゴーン』VS.『特捜部』7つの謎」(「週刊新潮」1/3・10号)

同・第16位
「業者告白! 『私が「串カツ田中」更衣室に盗撮カメラを仕掛けた理由』」(「週刊新潮」1/3・10号)

同・第17位
「『自動運転』ベンチャー企業が銀座ホステスに訴えられた『下半身暴走』」(「週刊文春」1/3・10号)

同・第18位
「全336社『大きくなっている会社』『小さくなっている会社』」(「週刊現代」1/5・12号)

同・第19位
「いよいよ始まったAI医療診断」(「週刊ポスト」1/1・4号)

同・第20位
「ついに無冠 棋士仲間が見た羽生善治の“震え”と“衰え”」(「週刊文春」1/3・10号)

【巻末付録】現代とポストのSEXYグラビアの勝者はどっちだ!

 今週は、文春と新潮が2号分。よって情報量はたっぷりある。年末年始はこれで楽しんでほしい。

 羽生善治(48)がおかしい。27年ぶりに無冠になってしまった。確かに、将棋でも囲碁でも、棋士は若いほど有利だし、50歳近くまでトップであり続けるのは奇跡なのだろうが、羽生にはそれができる、そう思っていたのだが。

 大山康晴15世名人は、49歳で無冠になったが、56歳の時、王将位を得たそうだから、今一度、羽生にも頑張ってもらいたいものである。

 ポストから。AIが病気の早期発見に使われていることは知られている。胃がんの疑いを検出するのに、AIなら0.02秒ででき、発見率90%以上だという。

 ほくろの画像を取り込むだけで、皮膚がんになる悪性かどうかの判定はたった15秒でできる。その上、専門医の識別率は85%なのに、AIは92%だそうだ。

 この記事の中に、歩く速さをGPSで計測すれば、認知症リスクがすぐにわかるというアプリのことが載っている。無料のアプリで「チャミー」という。AIのGPS情報分析に加えて、スマホに内蔵されているセンサーを使って分速1メートル単位で出せるそうだ。

 歩く速度が落ちてくると、表示マークが黄色、赤と変化し、赤が出たら認知症の初期症状が出ている可能性があり、早めに医師と相談した方がいいという。早速入れてみた。

 居酒屋で飲んでいる時、2時間以上座っていると、アラームが鳴るようにしてくれるといいな。河岸を変えれば少しは歩くから、カラダにいいはずだが、深酒すれば同じだがね。

 現代が「2025年に大きくなっている会社、小さくなっている会社 実名366社」という特集をやっている。

 自動車業界の中では、トヨタ自動車が11点という高い評価を受けているが、日産は三菱と共にゼロである。ちなみにホンダ、マツダ、スズキ、SUBARUは2点。

 ゴーン事件がさらに日産の将来を暗くしたことは間違いない。

 自動運転時代になれば、グーグルにはトヨタでさえ太刀打ちできない。自動車だけではなく、あらゆる業界で、GAFA(グーグル、アップル、フェイスブック、アマゾン)と呼ばれる巨大企業が既成の企業を飲み込んでいく。

 現代があげた366社のうちで、10点以上を獲得しているのは、トヨタ以外では、アイリスオーヤマ、ヤフー、セブン-イレブン・ジャパン、グーグル(日本)、アマゾンジャパン、ユー・エス・ジェイ(ユニバーサル・スタジオ・ジャパン)、ちなみにオリエンタルランドは9点。

 12月25日、東京株式市場は1,000円超も急落し、2万円を割ってしまった。アメリカがクシャミをすれば日本が悪性のインフルエンザに罹るという構造は、ますます強くなっているようだ。

 安倍政権の悪行はいくつもあるが、ひとつだけといわれれば、私は、アメリカの属国化をますます強めたことだと思う。これだけでも万死に値する。

 新潮に、自動車のベンチャー企業「ZMP」の谷口恒社長(54)が、銀座のクラブのホステスに、ドレスの裾から手を入れ陰部を触れる、覆いかぶさるなどのわいせつ行為をして、そのホステスから訴えられたという記事がある。

 これが事実なら、バカなことをしたものだ。

 私のいる早稲田の近くにも「串カツ田中」はある。さほどうまいとは思わないが、安さもあって結構人はいる。

 そんな田中の神奈川県内の4店舗で、盗撮が行われていたというのである。

 カメラを設置した業者が、知り合いに、彼が運営する田中の店の更衣室の天井にカメラをつけてくれといわれたというのだ。

 他の店で盗難があったため、防犯用だといわれたが、抵抗感はあったが取り付けたという。

 他の3店にも取り付けた。この事実を知った新潮は、その知り合いという人間を直撃したが、疑惑を全否定するだけ。

 串カツ田中の本社に取材を申し込むと、更衣室にカメラを取り付けたことは認めたが、あくまで防犯のためだといい募ったという。

 防犯なら、従業員に知らせるべきなのに、なぜしなかったのか。逃げられないと思ったのか、この盗撮の件を発表したのだが、こうしたことをやる店が、まさかトイレの盗撮などしてはいないだろうな。

 さて、ゴーン前日産会長は新年を東京拘置所で迎えるようだが、拘置所でもクリスマスや新年は特別メニューが出るそうだ。

 新潮で、512日間を拘置所で過ごした元外務省主任分析官で作家の佐藤優氏が、クリスマスの夜はヘーゼルナッツ入りのチョコレートケーキが出たし、大みそかには年越しそば、元日の朝は、おせちの折詰が出たといっている。そんなものゴーン容疑者にはうれしくもないだろうが。

 東京地検特捜部があわてて追加した特別背任容疑は、無理筋だ、否、もともとこれでやろうとしていたのだから、そうとう自信があるはずだと、意見が分かれている。

 新潮によると、特別背任は2つの事案があり、ひとつは10年前にリーマンショックの煽りを受けて、新生銀行で運用していた金融派生商品の取引で18億円の損失が出て、それを日産に付け替えた件。今ひとつは、信用保証に協力した知人のサウジアラビア人の資産家に、謝礼として日産子会社から16億円を支払った件だ。

 ゴーン側は、付け替えたことは認めているが、取締役会に諮っているし、損失も与えていないから問題はない。資産家への謝礼は、現地の子会社が抱えていたトラブル解決を依頼したロビー活動費だったと説明しているという。

 さらに、ゴーンが長女に指示して、リオデジャネイロのマンションから持ち出したのは、ゴーンの犯罪を裏付ける重要書類ではなかったかと、日産関係者は見ているようだ。

 この事件は、安倍首相とフランス・マクロン大統領との関係にまで発展し、G20の際、マクロン氏が会談を求めてきたのを、安倍は忙しいことを理由に、立ち話であしらったと、週刊文春が報じている。

 新潮によると、日産側は特捜部に対して、会社を食い物にしているゴーンの銭ゲバぶりを暴くために、ゴーンが住んでいた海外の豪邸を調査してほしかったのに、それには手をつけず、また、ゴーンの調査報告書を一刻も早く公表したいのに、特捜部がストップをかけていることに不満が噴出しているという。

 さらに日産側が一番恐れているのは、年明けに釈放されるとゴーンが、外国人特派員協会などで世界へ発信する「反撃会見」を開き、「業績を回復した途端、無実の罪を着せて私を追い出そうとする卑怯な裏切り者め」と、日産のこれまでの“悪事”をバラすこともやりかねないことだ。

 それに、ゴーンは今も取締役だから、西川社長の解任動議を提出すると、1人の寝返りで、通ってしまうことになる。そのキーマンは、ゴーンチルドレンの代表といわれる志賀俊之取締役だそうである。

 日仏政府を巻き込んだゴーン逮捕事件の着地点は、まだまだ見えない。

 文春に、業界一の雅子妃ウオッチャー・友納尚子氏が、「雅子さまの病状がV字回復している」と寄稿している。

 それは、11月9日に開かれた秋の園遊会への出席でよくわかったという。

 春の園遊会と同じように着付けなどに時間のかかる和装で出席したことや、約2,000人の招待客という不特定多数の人たちと過ごしたのは、療養生活が始まって以来初めてだったそうだ。

 皇室にとって最も忙しい年末を迎えるが、雅子妃は年明けの一般参賀、読書始めの儀などの諸行事もこなすことを目標にしているという。

 東宮職の一人が、「最近はストレッチを欠かさず、オリーブオイルやアマニ油、えごま油なども飲まれているそうですよ」と話している。

 皇太子と結婚して25年。皇太子へ綴った文書にはこうあったそうだ。

「沢山の喜びも悲しみもありましたが、皇太子殿下には、いつも傍らで私を支えて下さいました」

 沢山の悲しみを味わった雅子妃だが、それは決して失われた時間ではなく、彼女をより強く、より優しくするために必要な時間だったと思う。

 新潮に、引退して7年が経つ、島田紳助(62)がインタビューに答えている。内容は何かと思えば、上沼恵美子(63)騒動についてである。

 紳助は、上沼が海原千里万理という漫才をやっていた時、漫才をカセットに録音して、全部セリフを書きだして勉強していたという。

「当時、上沼さんはまだ17歳やったから、『なんでこんなん若いのに、おもしろいことできるんやろ』って。たくさんのテクニックは使ってないんです。ただ、キーがまったくぶれない。笑いってキーなんですよ。(中略)キーは声の上げ下げですけど、上沼さんは、生まれながらの天才的な声のキーを持っていました」

 今回騒動になった舞台の『M-1グランプリ』を企画し、大会委員長として審査員も務めてきたのが紳助だった。

 その理由を、こう話している。

「芸人を辞めなあかんやつは辞めなあかんってこと。10年やって決勝に上げれんやつは、辞めなあかんのです。芸能界で一番不幸なのは、才能のないのに辞めない子。そんな子らに見切りをつけてもらうためにも、こういう大会が必要だろうと。だから、『3回戦通らんやつにはギャラやるな』と、オレは言ってましたよ。逆に、3回戦通ったら、お笑いのプロライセンスを発行してもええなって、相談してました」

 だが審査員探しには苦労したという。公開で採点するため、リスクを負うがギャラは少ない。上沼には紳助が頼んで入ってもらった。

 点数が出演者から見えるから、その後若手たちが飲んで、審査員の悪口をいうのは「全然オッケーやねん」。「ただ、それは陰で言えって話やろ。SNSにアップするってことは、面と向かって言っているのと同じことやから、明らかにケンカ売ってるわけでしょ」。

 悠々自適、ストレスは全然ないという紳助は、上沼に会ったら、「(芸能界を)辞めたほうがいいっすよ」といいたいそうだ。

 尖った物いいでお笑い界をリードしてきた紳助だが、7年も離れていると、いうことが当たり前で、ちっとも面白くない。もはやお笑い界復帰はないということは、これを読んでもよくわかる。

 ところで、私の好きなローラが、政治的な発言をしたと話題のようだ。LITERA(12月19日)はこう書いている。

「ローラは18日の朝、インスタグラム内のストーリーにこう投稿した。
〈We the people Okinawa で検索してみて。美しい沖縄の埋め立てをみんなの声が集まれば止めることができるかもしれないの。名前とアドレスを登録するだけでできちゃうから、ホワイトハウスにこの声を届けよう〉
ローラのインスタグラムのフォロワーは520万人で、国内では渡辺直美に次ぐ発信力をもっている。そんなローラが署名を呼びかけたことの影響は計り知れず、実際、18日15時ごろに署名はホワイトハウスが対応することになっている10万を突破。本日20時時点で12万8000を超え、いま現在も増え続けている」

 このところプラスティックを減らそうなどと発言して存在感を示してきたローラだが、やってくれたね。アメリカで暮らし始めて意識が変わってきたのだろう。

 ネットなどで、芸能界から干される、CMに出られなくなるなどのコメントが出ているようだが、いらぬお世話だ。日本の外から沖縄を見れば、おかしいと思わない方がおかしい。

 もっとおかしいのは、沖縄以外に住んでいる日本人が、沖縄の現状に何も異議を申し立てないことだ。トランプによる、日本の属国化はますますひどくなる。今後5年間で防衛予算総額を27兆円台にするそうだが、アメリカに脅されていらぬ装備を次々に買うから歯止めがきかない。世界から見れば、一番戦争を起こしそうな危険な国は日本ではないのか。ローラに続く、俳優、女優、お笑い芸人たちよ出て来い!

 逃げた女房に未練があるのだろうか、貴乃花(46)側から出ていると思われる前のカミさん・河野景子(54)へのバッシングが激しい。

 スポニチと並んで親・貴乃花メディアの週刊文春が、景子と長男の優一(23)が「異様な母子密着」だという特集を組んでいる。

 別れた妻のほうは、自分が主催する話し方教室「言葉のアカデミー」で、「私たちはそれぞれが幸せな道を選択してこういう形になりました」と語り、受講生やスタッフの涙を誘ったそうだ。古巣のフジテレビなどは、彼女の復帰に向けて交渉をしているという。

 その一方で、元夫のほうは、現在無職で、当てにしていた相撲協会からの退職金と功労金は合わせても2,000万円程度しか出ないようだ。その上、元弟子の貴ノ岩が付け人を殴るという暴力沙汰が公になり、引退に追い込まれてしまった。泣きっ面に蜂とはこのことだろう。

 対照的な元夫婦だが、文春によれば、景子が貴乃花と初めて会った時、横綱になっていなかったため、彼女は歯牙にもかけなかったという。

 だが、横綱に昇進が決まると、彼女は急接近し、貴乃花の部屋に泊まっていくようになったという。

 結婚し、貴乃花が引退して貴乃花部屋をつくると、彼女は「相撲協会理事長夫人という未来図を描いていた」(相撲部屋の関係者)そうだ。その夢は叶わないどころか、相撲界からも引退してしまったことで、彼女は夫に“見切り”をつけたのではないのか。

 長男を巡る「子育て」でも考えを異にしていたようだ。花田家に近い関係者は、母親と息子の愛情が非常に強く、父親が間にまったく入れない「一卵性母子」だったという。

 長男・優一は青山学院の幼稚園から小中学校を経て、15歳でアメリカ留学する。その後、靴職人を目指してイタリアのフィレンツェに渡るが、最低でも10年以上の下積みを要する世界なのに、たった3年に満たない修業期間で「靴職人」と名乗った。

 優一の親友が、何をやっても長続きしないと語っているが、母親はそんな長男でも全面的に支援していたそうだ。

 貴乃花は、長男がNBAの選手になりたいといっていた時、「お前が本当にバスケットボールの選手になりたいんだったら、勉強なんてしなくていい。毎日バスケをしていろ。その覚悟がないなら勉強しろ」といっていたという。

 母親が甘やかせた結果か、長男は靴づくりより芸能活動を優先させ、結婚しているのに女と遊び歩き、事務所をクビになり、わずか1年あまりで離婚してしまうのである。

 三田佳子の息子の例を出すまでもなく、親の存在が大きければ大きいほど、息子は親の呪縛から逃れようとあがき反抗するが、それを過ぎると、今度は親の七光を使って生きやすい道を選ぶようになる。

 貴乃花家には2人の娘がいて、現在は留学中だそうだ。娘たちの親権は貴乃花がもっているといわれるが、どんな娘に育っているのか、知りたいものである。

 山口百恵という「伝説の歌手」の家でも、一人前になれない息子のために、お母さんは大変だと、同じ文春が報じている。

 百恵には2人の息子がいる。祐太朗(34)と貴大(33)で、上は歌手、下は俳優だそうだ。弟のほうは映画やドラマで仕事がコンスタントにあるが、兄貴のほうはデビューから10年も経つのに、ヒット曲はゼロ。

 今年の8月に出したアルバムには、百恵が宇崎竜童・阿木燿子夫妻に頼んだ新曲が入っている。ライブでは彼女のヒット曲、「さようならの向こう側」や「いい日旅立ち」などをも歌っているそうだ。

 自宅にはカラオケ設備があり、百恵が長男に歌唱指導をしているという。母親もつらいんだ。

 さて、貴乃花の元弟子・貴景勝は、初場所で大関取りに挑む。彼の父親のリッチぶりや、母親が「綺麗すぎる」と話題になったが、新潮によれば、貴が2歳から中1まで過ごした西宮区苦楽園にある90坪の家は、登記を見ると、1度は競売開始決定になり、父親が社長を務める会社が所有してきた芦屋市内のビルも国や兵庫県などに何度も差し押さえられた挙句、2014年に公売にかけられているというのだ。

 父親は、幼い頃に父を亡くし、高卒で社会に出たが、インスタントラーメンを2食に分けて食べたこともあるという。

 その後、武富士に就職し、最年少支店長になり、パチンコ店勤務を経て不動産産業に転身。

 しかし、買えば上がると調子に乗って買いまくっているうちにバブルが弾けてしまった。やがて税金を払うのもままならなくなったという。

「とは言っても、あの時期、差し押さえを食らうのは、不動産屋の宿命みたいなものでした。夜逃げをしたり、首を吊ったりした人もいましたから、自分はまだマシな方です」(父親の佐藤一哉氏)

 美人妻は会社の事務員だったそうだ。どん底を味わった貴は、精神的に強いのかもしれない。

 文春に、かるた永世クイーンといわれる渡辺令恵(ふみえ)さん(54)と、将棋のプロ棋士・渡辺正和五段(32)の結婚披露宴が開かれたが、結局、新郎は欠席し、そのまま式は進められたと報じている。

 理由はどうやら、2人が喧嘩したからだそうだが、それにしても年上の奥さんにひどいことをするものだ。

 同じ文春から。「紅白に出てほしい歌手、出てほしくない歌手」という企画ものがある。出てほしい歌手のベスト5は、1位からC&K、西城秀樹、米津玄師、沢田研二、中島みゆき。

 出てほしくない歌手の上位5人は、上から、和田アキ子、AKB48、嵐、BTS、TWICEだそうだ。どうでもいいが、横文字の歌手が多くなってきた。私もぺンネームをM&Mにでもすると、もう少し物書きとして売れるかな。

 札幌で大変な爆発事故を起こした不動産仲介業者「アパマンショップ」だが、謝罪したのは店舗を運営する子会社の社長で、APAMAN株式会社の大村浩次社長(53)は雲隠れしたままだ。

 大村は、地元不動産屋に入社した後、1999年に会社を立ち上げた。当時としては画期的だったインターネットを活用した不動産情報サービスをして、たちまち全国区になったそうだ。

 現在、総資産は文春の調べでは、約32億円になるという。だがワンマンで、社員を怒鳴りつけ、1年で150人以上が辞めた時もあったという。

 さらに、社員を強制的に自民党員に加入させることもしているそうだ。これは当然ながら、思想良心、集会結社の自由を侵していること間違いない。

 あれだけの事故を起こしておきながら、出てきて謝れないような人間のいる企業が、この先生き残れるはずはない。

 先週も触れたが、南青山に児童相談所をつくるという港区に、住民が反対している騒動が、ワイドショーなどで取り上げられ、話題である。

 新潮によると、この南青山の反対する人たちの選民意識と差別感情を見てとった一部の人が、これを「南ア」問題といっているそうである。

 反対の理由は、地価が下がる、児相は裁判所や警察のようなもの、子どもが逃げて暴力事件が増えるなどさまざまだが、中にはスーパーの値段が高いから住むのが大変だという、同情しているかのような妙な理由もあるようだ。

 私も書いたが、ここで生まれて育った70代の女性も、「この地域だってもともとはこれほどお店が沢山あったわけではありませんし、私たちに言わせれば、この一帯はどんなに偉そうなことを言っても他所から来た人たちばかりですから」といっている。

 爪に火を灯して働いて、やっと移ってきたのに、児相なんぞができて、ブランド店が他へ移り、地価が下がったらどうしてくれるの、それが本音なのであろう。

 南青山に事務所を持つ大宅映子氏のいい分は正論である。

「児童相談所は、困っている子供たちを救うための場所。それを忌み嫌うことはおかしなことですよ。(中略)南青山には虐待なんか一件もないと思っているのかしら。見たくないのか、見えていないだけでしょう」

 さて、こちらは、父と娘の話である。キムタクの次女にモデルで作曲もすると評判のKoki,(15)という子がいる。

 何しろ、デビューがファッション誌「エル・ジャポン」だったことで、一躍、名が知られ、ブルガリやシャネルとタイアップする派手なデビューだった。

 これをお膳立てしたのは、母親の工藤静香で、事務所も工藤の個人事務所に所属しているそうだ。

 だが、こうして母親が、亭主の名前をバックに、派手なステージママぶりを発揮することに、ネットなどでは批判が多いようだが、家庭内でも、貴乃花の家と同様、否、それ以上、夫婦の間で葛藤があるようだ。

 それに、「静香の母親は近所に住んでいますが、木村の両親とはあまり連絡を取っておらず、疎遠になっています」と、木村家をよく知る人物が語っている。

 長女と次女と工藤との会話は、家では日本語を使わずフランス語か英語だそうだ。だが、キムタクがご帰還になると、水を打ったように静かになるという。どこの家でもある光景だが、キムタクという天下の二枚目がと思うと笑える。

 キムタクは、渡辺謙や真田広之のように、ハリウッド進出を考えているというが、長女には国内の学校で音楽を学ばせ、デビューさせたいという静香の方針のため、アメリカ移住を断念したそうである。

 キムタクも46歳。冒頭、家の近くだろう、2匹の犬を散歩させているキムタクの姿を描写している。家庭で孤立し、昔のように視聴率も稼げなくなったキムタクの“悲哀”がわかるような気がする。

 今週のハレンチ人間は、女癖の悪さで名高いといわれる、福井照自民党衆議院議員(65)で、この間まで内閣特命担当大臣をやっていた御仁だ。

 不倫の相手は、外務省国際協力局地球規模課題総括課の岡垣さとみだという。

 ともに既婚者だから、いわゆるW不倫である。文春に目撃されたのは、12月22日。

 広島県福山駅でハイヤーに乗り、瀬戸内海に停泊しているラグジュアリー客船に乗り込み、宮島沖・大三島沖錨泊3日間、1人50万から100万円の極上の旅を満喫したという。

 男も男だが、こういう“先生”と不倫しようという女の気持ちがわからない。

 福井氏の奥さんは、こうしたことに諦めきっているのか、文春から伝えられても、「そうですか」と呟いただけだったそうだ。

 女の亭主は、この記事を読んで、何と思うのだろう。

 新潮では、貴ノ岩(28)のインタビューをしている。モンゴル出身の彼は、昨年11月に日馬富士の暴行を受け、「頭蓋骨骨折」というケガを負った。その結果、日馬富士は引退するが、その被害者だった貴ノ岩が、冬巡業中の12月5日、付け人の顔面を素手で殴打したことが判明し、自身が引退に追い込まれてしまったのだ。

 貴ノ岩は、引退は協会からの圧力ではなく、自分で決めたという。「責任を取らなきゃあかんな」という気持ちになったそうだが、「正直メディアの報道もキツかった。テレビとネット、両方です。報道のされ方があまりに強くて、それで気持ちが切れてしまったという面はあります」と話している。

 それに、日馬富士騒動で、相撲を取れない時期が長く、そうした相撲の取れない生活に戻るのが嫌だという気持ちも強かったそうだ。

 モンゴルで家族が非難されるのがつらい、モンゴルで誤解されたくないという思いも強く、家族と相談して決めたそうである。

 だが、元師匠の貴乃花がテレビで、「貴ノ岩とは10年どんな状況でも会わない」と発言したことが、ショックだったようだ。

「高校生で日本に出てきて、貴乃花部屋に入って一生懸命頑張ってきました。だからこそ、貴乃花親方には“最後まで見届けてほしかった”というのが正直な想いだし、親方が協会から去ったときは心細く感じました。テレビでのコメントを見て、複雑な気持ちにもなりました。断髪式には貴乃花親方にも来てほしい」

 貴乃花もここまでいわれれば、行かないわけにはいかないだろうと思うが、さてどうする。

 巷間いわれているプロレスへの転身は、「やるつもりはない」、「まずはモンゴルに一度帰って、支えになってくれた家族とゆっくりしたい」と語っている。

 モンゴル嫌いの貴乃花が唯一迎えたモンゴル出身の弟子だったが、自業自得とはいえ、故郷に錦を飾れず、無念の帰還となってしまった。

 このところ秋篠宮へのバッシングというべきものが目立つ。今週の新潮も、大嘗祭をできるだけの身の丈に合った儀式にすればという発言などを、天皇陛下も心配していらっしゃるのではないかと“忖度”している。

 大嘗祭を身の丈にというわりには、住まいを赤坂東邸と併せて一体的に活用するための増改築には、3年間で実に33億円、それを公費で賄われるというのは釈然としないと、宮内庁関係者にいわせている。

 また紀子さんが、職員に厳しく当たることを取り上げている。そこから、悠仁さんが、何かに負けると機嫌を損ねるのは、将来天皇になるための教育がされているのかと、話は広がっていく。

 雅子妃バッシングが一段落したと思ったら、今度は秋篠宮家バッシングか。余計なお世話だと思うがね。

 貴乃花が文春に10時間も語ったという。どうという内容ではないが、ドラ息子の優一への厳しいいい方は、傾聴に値する。

 貴乃花は、息子の芸能活動には一貫して反対だったという。だが、妻だった景子は、甘やかし、無条件にサポートしてきたそうだ。

「職人を語る以上、チャラチャラと表に出ている暇があったら、靴を作って土台をしっかり築くべき。まずは一流の職人になるのが先ですよ。タレントになりたいのなら、中途半端に靴職人の肩書を使っちゃいけない。本当の職人さんに対して失礼です。
 自分に力がないのに、親の名前でメシを喰おうとしているのが現状です。今はチヤホヤされるかもしれないけど、世の中はそんなに甘くない。我が子ながら、恥ずかしくないのかと思います。
 私の靴ですか? もちろん作らせていません。百年早いですよ」

 政界出馬ははっきり否定した。元力士たちのセカンドキャリアを支援する人材派遣のプロダクションを立ち上げたそうだ。

 相撲関連の商材を扱う会社もつくり、後世に残るような相撲の絵本をつくりたいそうだ。

 それに花が好きだから花屋もやってみたいという。

 ホロッとさせるのは、母親にも兄貴にも会いたくないが、「叶うのなら、親父にもう一度だけ、会ってみたいですね」という一言。

「私はずっと、親父の分け身だと思って生きてきました。親父の存在だけが支えでした」

 初代貴ノ花は、小兵ながら大関を張り、相撲にも自分にも厳しかったようだ。その血が次男にも受け継がれているのだろう。

 意外にも、貴乃花は、土俵を下り、相撲界を離れてからが面白いのかもしれない。

 今週の第1位はこれだ。

 私は、広河隆一というフォトジャーナリストを知っている。パレスチナ人の苦難やチェルノブイリ原発事故、薬害エイズ事件で被害者側に立って、写真を撮り、原稿を書き続けてきた。

 土門拳賞など数々の賞を受賞しているし、3・11以降の福島の子どもたちの保養事業にも力を入れているそうだ。

 彼がこの間まで出し続けていた「DAYS JAPAN」という月刊報道写真誌は、もともとは講談社が同名の月刊誌を出していたのだが、ある「事件」が起きて休刊してしまったのを、彼が「もったいない」と、引き継いだ形でやり続けてきたのだ。

 彼も75歳だそうだ。こんな形で、晩節を汚すようになるとは思わなかった。

 文春で、ライターの田村栄治という朝日新聞にいた人が、広河の「性暴力」を告発している。

 彼は、「DAYS JAPAN」で10数年間、毎月1回、編集を手伝ってきたという。

 内容が丸ごと事実ならば、残念だが、彼はフォトジャーナリストを続けていく資格はない。

 被害女性は「DAYS JAPAN」で仕事をしたい、広河という高名な写真家に教えてもらいたいという若い女性たちである。

 それをいいことに、自分の性欲を満たすために、彼女たちを押し倒し、SEXしたというのである。

 11年前の杏子さん(仮名)のケース。都内の大学生だった彼女はフォトジャーナリスト志望で、「DAYS JAPAN」でデータ整理などのアルバイトを始めた。

 1、2カ月後、「君は写真が下手だから、教えてあげよう」と広河にいわれた。指定された京王プラザホテルへ行くと、電話で、「部屋にあがってきて」と指示される。

 彼女は「人権を大事にする偉大なジャーナリスト」と広河を信頼していたという。

 だが、その信頼はあっという間に崩されてしまう。

 部屋に入るなりベッドへ連れていかれ、恐怖で何もいえない、抗えないままSEXされてしまったというのである。

 だが、彼女は、このままで諦めてはだめだ、フォトジャーナリズムを学べるのはここだけだと、仕事を続けた。

 だが、また呼び出され、歌舞伎町のホテルへ連れこまれてしまう。

 ある時は、編集部で2人きりになった時、背後から抱かれ、トイレに連れ込まれそうになったという。

 それを機に、彼女はそこを辞めた。

 同じように、ジャーナリストを目指してやってくる女性を次々に毒牙にかけていたようだ。

 そうしたことが元で、身体が変調をきたし、うつになってしまった女性もいる。

 繰り返し、求めに応じてSEXしたのだから、性暴力とはいえないのではないかという疑問に、齋藤梓目白大専任講師は、当事者に上下関係がある場合、上位の日との誘いを下位の人が断ることは、その世界での生活を失うなどのリスクがあり、難しい。

 一度関係を持つと、断ることがさらに難しくなる。性暴力被害者は、自分を責める気持ちが強く、PTSDや抑うつ感が長期にわたって続く傾向があるから、人生への影響が非常に深刻な被害だという。

 共通するのは、そうしたSEXを強要した彼女のヌードを写真に撮っていることだ。

 田村氏は、そうした女性がほかにも4人いるという。

 広河氏は、田村氏に、出入りしていた女性たちと性的関係を持ったことは「いろんな形である」と認めている。

 しかし、望まない人間を無理やりホテルに連れてはいかないという。

 広河という著名なフォトジャーナリストであるという立場を利用して、性行為やヌード撮影をしたのではないかという問いには、「(女性たちは)僕に魅力を感じたり憧れたりしたのであって、僕は職を利用したつもりはない」。

 女性たちは傷ついているという問いには、「僕のせいじゃないでしょ」。

 人間の尊厳をカメラに写し取ってきたジャーナリストが、彼女たちへの一欠けらの謝罪の言葉もない。

 残念というより、やりきれない思いでいっぱいになる。

【巻末付録】

 今週の現代。ポストはヌードグラビアだけ新年合併号という雰囲気がある。

 できれば、この万分の一でも、記事に注力してくれたらなと思うのだが。

 まずはポストから。「矢田亜希子、白肌の色香-新春特別撮り下ろし」「河合奈保子の『別冊近代映画』が一冊まるごと甦る!!」。

 袋とじは「女性器アーティストが『極秘来日』-日本人女性の秘部を撮った」。やはり袋とじ「奇跡の美熟女・岩本和子が雑誌の上で動き出す!-袋とじAR」。

「8330人の女性器写真は語る/日本人女性外性器の構造と機能の全貌」。これはプレゼント企画だな。「週刊ポスト『眼福ヘアヌードカレンダー2019』」「あの大女優が脱いだ!-スクープ撮り下ろし写真がデジタル写真集で復活!」。

 デジタルではヌードが強いようだ。なかなかの品揃えだ、覗いてみたら。

 現代にいこう。

「女優という人生/竹下景子のすべて-青春時代を思い出すと彼女の顔が」。やはり竹下はいい。とくに、『北の国から』がよかった。

 袋とじは「細川ふみえ、独占ヌード完全初公開-社会現象になったヘアヌードから9年」。

 袋とじではないが「女優・内田有紀の世界へようこそ-色香を増す彼女が5年ぶりのグラビアに」がいい。大人になったものだ。今度はヘア・ヌードで見たいな。

 袋とじ「2019、あなたの初夢週刊現代が叶えましょう-着物でアーレー」。

 グラビアは頑張っている。その努力に頭が下がる。質量ともに互角だ。そこで今週は引き分けにする。
(文=元木昌彦)

眞子さま・小室圭さん“破談”のXデーは来年2月24日か? 美智子皇后の「根深い不快感」

今週の注目記事・第1位
「森友スクープ記者はなぜNHKを辞めたのか」(「週刊文春」12/20号)

同・第2位
「大島由香里アナ離婚決意 フィギュア小塚崇彦“羽生芸人”と女性ホテル連れ込み」(「週刊文春」12/20号)

同・第3位
「ロッテ井口監督 元ミス沖縄と裏切りの不倫入籍」(「週刊文春」12/20号)

同・第4位
「逆襲の『カルロス・ゴーン』」(「週刊新潮」12/20号)
「ゴーンVS.日産『リオ極秘資料を奪え』」(「週刊文春」12/20号)

同・第5位
「山口組抗争最大の謎を解く/中野太郎「宅見射殺」の真相を明かした」(「フライデー」12/28号)

同・第6位
「『NHK』が放置する中核子会社の赤字付け替え疑惑」(「週刊新潮」12/20号)

同・第7位
「豊洲『ターレ』事故で死亡者第1号となった女性の系譜」(「週刊新潮」12/20号)

同・第8位
「貴乃花部屋は恐怖と暴力に支配されていた-貴ノ岩が付け人殴って引退」(「フライデー」12/28号)

同・第9位
「『上沼恵美子』は『どれだけの人』か」(「週刊新潮」12/20号)

同・第10位
「ハウステンボス女帝のパワハラ地獄」(「週刊文春」12/20号)

同・第11位
「『2月までに結論を』破談を急ぐ『美智子さま』ご決断の刻限」(「週刊新潮」12/20号)

同・第12位
「米中衝突 ファーウェイご令嬢CFO(46)を待ち受ける禁固30年」(「週刊文春」12/20号)

同・第13位
「マクロン主義はそれでも生き残る」(「ニューズウイーク日本版」12/18号)

同・第14位
「経済負担が際立っても『紀平梨花』を育てたサラリーマン家庭」(「週刊新潮」12/20号)

同・第15位
「男でミソをつける女子ゴルフ界に嘆息『イ・ボミ』お前もか!?」(「週刊新潮」12/20号)

同・第16位
「セカンドオピニオンはなぜダメなのか」(「週刊現代」12/29号)

 今週はポストがお休み(12月20日発売)なので、たまには現代をじっくり読んでみよう。

 巻頭のグラビアは「冬の富山を味わう」。かに鍋がうまそうだ。モノクログラビアは「さようならの向こう側 2018」。今年亡くなった有名人たちへの哀惜グラビア。西城秀樹、大杉漣、星野仙一、野中広務、桂歌丸、津川雅彦、さくらももこ、西部邁、樹木希林などなど。

 私は劇団四季の浅利慶太さんが逝ってしまったことが、一番残念である。来年は誰がこのグラビアを飾るのだろう。アンケート調査をしてみたらいいのに。冗談だが。

 巻頭特集は毎度毎度の「死んだら必要な書類36」。これが第1部で第2部が「印鑑のありか・暗証番号教えてくれないまま逝った老親」。切実な話だが、月曜日からこんなの読みたくないね。

 次が、渋谷のハロウィンで、軽トラを横転させた15人が逮捕されたが、その連中を特定した警視庁の「ご苦労」と、割り出すのに力を発揮した監視カメラ(防犯カメラ)の凄さを褒めたたえている特集。

 そのうち、中国のように、国民全員の顔写真を登録させ、顔認証で、どこにいても一瞬で把握される時代になるのだろう。

 自由よりも安全が大事だと、世界中の人たちが思い始めたというのだが、本当にそうだろうか。

 現代も書いているように、どこにいても「監視」され、やがて自分の家の中にいても、カメラに覗かれるようになる。そうなれば、プライバシーだ、自由だなどと寝言をいう国民を、国家は一顧だにしなくなるどころか、逮捕して牢屋にぶち込む。

 今という時代は、大きな「岐路」に差し掛かっているはずだが、メディアは沈黙したままだ。

 現代やポストのような週刊誌は、そうしたことを目指す権力者にとっては都合のいいメディアだろう。政治も理不尽な事件も、国民間の不平等も扱わず、相続と病気のことだけにしか関心のない週刊誌は。

 まあ、年金問題は政治に根深く関わっているが、概ね、両誌の論調は、年金をいつからもらうのが得かどうかということだから、政治を変え、年金をわれわれ一人一人にどう取り戻すかという話にはならない。

 国家にとって安心、安全なメディアということになる。

 伝説の銀行支店長たちという短期連載を始めた。私は、政府と銀行、生保は信用するなという考えだから、こうした特集は素通りする。

 コラム、連載小説などには触れない。特別読み物としてノンフィクション作家の森功氏による「あなたの土地を狙う地面師たち」がある。

 彼は、五反田の医療法人「青葉会」の土地を使って、アパグループを騙したとして逮捕された宮田康徳被告と連絡を取り、地面師事件に関する情報提供を受けてきたという。

 森氏の活躍には頭が下がる。忙しいだろうに、高倉健の再婚相手のことを調べて本にしたり、森友学園問題を追いかけたり、私の主催のゴルフコンペにも参加してくれたり、事件と聞けば飛んでいく。

 お次は特別企画「1960年~1970年代 青春フォークソング隠れた名曲100」。この中で私の一番思いが深いのは、三上寛の「小便だらけの湖」だ。

 こんなものが歌になるんだ。衝撃だった。中でも三上の「夢は夜ひらく」は最高だったな。今でも時々聞いているが、こんな泣かせる歌はない。今晩も聴こうか。

 現代、ポストの定番。「死ぬまでSEX」の変型版で、NHKの「チコちゃん」に聞いてみたという企画。

 たとえば、「なぜ男の人は女の人の裸を見るとうれしいの?」「なぜセックスが終わるとすぐ眠くなるの?」「なぜ女の人のアソコはびちょびちょになるの?」。

 このぐらいだったらNHKでもできるかも。「なぜ大人になると『陰毛』が生えてくるの?」。やってみたらNHKさん?

 最後の医療大特集は「セカンドオピニオンはなぜダメなのか」と「すべての死に至る病は『のど』から始まる」。セカンドオピニオンは注目記事でやっているから省く。

 のどでいうと、喉頭がんと咽頭がんがどう違うのかに触れている。これって意外と難しい。

 喉頭とはのど仏などがある器官で、下部は気管とつながっているから、がんを発症して声を失うのはこっち。

 咽頭は、鼻の奥から食道にかけての食べ物が通る10センチの管のこと。下部は食道とつながっていて、この咽頭の下部に腫瘍ができるのを下咽頭がんという。

 食事中にむせたり、胸やけがする、飲み込むのが辛いという「のど力」の低下は死に至る病の始まりだそうだ。

 むせたり胸やけは毎度のことだが、もしかすると? 先週は、3日ほど、調子が悪くて酒を呑まないことがあった。

 社会人になってよほどひどい風邪などを引かなければ、酒を控えたことなどない。これって何かの兆候かな?

 こんなことを週の初めに心配するのは、カラダにいいわけはない。

 グラビアに移ろう。

「徳江かな、清純派NUDY-ファースト写真集が好評発売中」。まだ20歳だそうだ。何が悲しくて、裸になるのか。お前の母さんは泣いているぞ。そんな文句が昔ありましたな。

 袋とじは「60歳からの愛とSEX-『anan』人気企画を週刊現代風にアレンジ」。今度は「70歳からの愛とSEX」をやっておくれ。

 私は、巻末のグラビア「人に教えたくなる店 私のベスト3」のファンである。好きな店、贔屓の店を紹介すると、その人の人間性が出る。

 今回、フリーアナウンサーの登坂淳一氏が紹介するのは、麻布十番にある「あじと 本店」。まあ居酒屋ですね。私も前に行ったことがある。雰囲気は悪くないが、やはり私は「あべちゃん」がベストですな。

 というわけで、この内容で460円。あなたは買いますか?

 さて、今週の注目記事、まずは現代から。セカンドオピニオンという言葉は定着した。がんと診断されると、多くの人は2人目の医者を求めて、別の病院を訪ねる。

 だが、そこには落とし穴があるというのだ。第一、セカンドオピニオンを、自分の都合のいいことをいってくれる、安心させてくれる医者探しと誤解しているというのは、順天堂大学医学部病理・腫瘍学の樋野興夫教授だ。

「セカンドオピニオンの基本的な目的は、ファーストオピニオンの『補完』です。もちろん最初の医者の診断が明らかに間違っている場合は、違う治療を提案しますが、本来は『その治療法で大丈夫ですよ』と、患者さんを安心させてあげるのがセカンドオピニオンの大きな役割です」

 それに、現代いわく、セカンドオピニオンを転院と勘違いしている人が多いが、セカンドオピニオン外来では、基本的に再検査はしない。

 元の主治医から送られてきた診断結果や所見診断を基に判断するだけ。

 保険がきかない自由診療だし、時間をとられるので面倒だと思っている医者も多いそうだ。

 また、患者を自分の所へ来させようとして、いい加減なこという医者もいるという。

 セカンドオピニオン必ずしも正しくはない。そう考えて診てもらった方がいいそうだ。納得である。

 すい星のように現れたフィギュアの紀平梨花だが、それに比べて、最近絶不調なのが女子ゴルファーのイ・ボミ(30)である。今季の獲得賞金は約869万円。賞金女王に2年連続で輝いた彼女だが、このところ精彩がない。

 彼女は韓国の俳優、イ・ワンと恋仲で、恋愛をすると女子ゴルファーはダメになる典型なのだろうか。可愛いのにな~。

 だが、凄い16歳がまた現れたものである。紀平梨花があっという間にフィギュアスケートのGPファイナルで、あのザギトワを破り頂点に立ってしまった。

 どんな凄いスケート一家から出てきたのかと思ったら、新潮によれば、父親は普通のサラリーマンで、奥さんはデパートでパートタイムの仕事をしていたという。

 その上、3年前には自宅を売却して、学校とリンクに通いやすい場所に転居したそうだ。

 テニスの大坂なおみは、その後苦しんでいるようだが、この子は、どうなるのだろう。楽しみである。

 さて、フランスではマクロン大統領が打ち出した燃料税導入が発端となり、「黄色いベスト運動」が吹き荒れている。

 彼の富裕層ばかり優遇する政策に、地方の低賃金労働者たちが立ちあがって、パリは燃え上がり、マクロンもついに、燃料税の引き上げは来年いっぱい行わないといわざるを得なくなった。

 だが、この運動は、マクロンの支持率を低下させてはいるが、倒すところまではいかないだろうと、ニューズウイーク日本版が特集している。

 なぜなら、運動を主導する人々は、右派とも左派とも距離を置いていて、支持率が上昇した政党はないからだという。

 また、「マクロンは、多くの有権者が弱いEUを求めるなかで、強いEUを模索している。ナショナリズムが台頭するなかで、多国間主義を断固として支持し、反移民主義を認めようとしない」マクロンは、リベラルな普遍主義と保守的なナショナリズムのどちらでもない中道が示される可能性があるとして、彼は生き残ると見ている。

 それにしても、同じように富裕層や大企業優先の政策をとる日本で、こうした運動が起きないのはなぜなのだろう。

 ところで、ファーウェイという企業を、孟晩舟・最高財務責任者が逮捕されて、初めて知った。

 カナダで逮捕されたことで、株価が世界的に下落したことでも、この企業の力がわかる。

 携帯電話基地局整備ではシェア世界一だそうだが、彼女の父親がやっていた時は小さな代理店だったという。

 日本との縁も深いそうだ。東日本大震災が起きた時、彼女の会社は残ることを決め、エンジニアたちは防護服に身を包み、通信設備の修理のために福島へ入ったそうだ。

 文春によれば、アメリカのイラン制裁に反した取引をしたという容疑だそうだが、アメリカに引き渡されれば、禁固30年ということもあり得るという。

 そうなれば中国政府が黙っていないだろうが、こういうものはえてして「ディール(取引)」に使われることが多い。

 トランプ大統領は、何を取引にしようかと思案しているに違いないと思う。

 また眞子さんの話だが、すぐ終わるから我慢して。新潮はトップの特集で、美智子皇后が、秋篠宮眞子さんと小室圭さんの「破談」の決断を、来年2月24日に国立劇場で予定されている政府主催のご在位三十周年記念式典を一つの節目として、答えを出すと見ている。

 なぜ、これが節目なのか、読んでもよくわからないが、要は、美智子皇后は、小室圭という男が、5年もの長きにわたって眞子さんと交際していたのに、この間、いわれているような事実を隠したまま、不実な対応をしてきたことに強い不快感を抱いているということのようである。

 前にも書いたが、圭さんが今度一時帰国した時、どういう行動を取るかで、すべては決まるということは間違いないであろう。

 長崎県佐世保市にある「ハウステンボス」は、一時経営破たんしたが、旅行代理店HISの澤田秀雄社長の力でV字回復した。

 だが、そこで、沢田社長の威を借りて「顧問」という肩書なのに、社員たちをパワハラ地獄にしているSという女性がいると、文春が報じている。

 内部書類によると、この8年で退職した従業員はゆうに1,000人を超えるという。社長代理のA氏は、度重なるパワハラによって精神を患い、現在は出社不能の状態で自宅にいるそうだ。

 そのために、マンパワーが不足し、重大事故につながりかねないバンジージャンプのワイヤーが切れたりということが、毎日のように起きているというのである。

 これが事実なら由々しきことである。

 ところでカラオケで一番好きな歌を挙げろといわれたら、私は「大阪ラプソディー」をあげる。1976年に海原千里万里という美人漫才コンビが歌って大ヒットした。

 昔は酒に酔うと、ノンフィクション・ライターのIさんと肩を組んで、よく歌ったものだった。懐かしい。

 そのコンビの片割れが上沼恵美子(63)というタレントになって、関西で「毒舌の女王」といわれていることは知っていた。往年の可愛らしさは面影すらもなくなり、きつい関西弁を話すオバちゃんである。

 そのオバちゃんを巡って騒動が起きているという。ネットではよく知られている話だから、概略だけを紹介する。漫才界のレコ大といわれる『M-1グランプリ』が12月2日に放送された。上沼は審査員の一人だった。

 番組終了後、とろサーモンの久保田かずのぶとスーパーマラドーナの武智が、酔った勢いもあって、上沼を「クソみたいなやつ」「更年期障害」と発言し、それをインスタで配信して大騒ぎになった。

 悪口はこっそりいうのが楽しいのに、バカなことをしたものだ。新潮によれば、上沼の亭主は関西テレビの元常務で、上沼は和田アキ子など及びもつかない大物だそうだ。

 ネットは炎上し、ワイドショーは連日、この「事件」を取り上げて久保田と武智の非をあげつらっている。

 これも新潮によるとだが、上沼がひと言いえば、タレントやお笑い芸人、番組のADまで、その人間の人生が終わるほどの絶大な力を持っているというのである。

 アサヒ芸能によれば、上沼がテレビ局入りする時は、番組関係者がお迎えし、エレベーターは待機状態にして、廊下ですれ違う局員は頭を下げ、まさに大名行列のようだと、プロダクション関係者が話す。また、暴言を吐いた2人は、3年は干されるか、最悪、お笑い界追放もあると在阪テレビ局関係者が明かしている。

 そんなバカなと私は思う。みのもんたの騒動の時もいわれたが、そのようにつけ上がらせてしまうのは、テレビ局側の責任大である。

 上沼も、いい年なんだから、笑って済ませる度量があってほしいものである。

 付き人を殴ったことで引退をした貴ノ岩だが、来年2月に引退式をやるそうだ。

 フライデーは、貴ノ岩がほかにも暴力をふるっていたと、相撲協会関係者が話している。
17年5月、同じモンゴル出身で他の部屋の力士を自宅に呼びつけ、態度が気に食わないと殴り倒したというのである。

 相撲とは、土俵に上がってやる喧嘩のようなものだから、気が弱くてはつとまらない。自然と気が荒くなるのだろうが、元貴乃花部屋は特に弟子に厳しかったという。

 シゴキが日常茶飯になっていたという証言もある。そんな体質に嫌気がさして、妻の景子さんは離婚したのではないかという見方がある。

 それに、貴ノ岩とは今後10年は会わないといっているが、「元師匠としての責任を放棄しているとしか見えません」(やくみつる氏)という声もある。

 相撲取に、暴力はいけないといっても、聞く耳は持たないだろうな。

 さて、新潮によれば、豊洲で小型運搬車「ターレ」事故で、死者が出ていたそうだ。11月15日、あちこちで「買い回り」していた70代の女性が、カーブで荷台から振り落とされ、頭などに重傷を負って、1か月後に死亡したという。

 心配が現実になった。築地は狭いからスピードは出せなかったが、豊洲は制限速度8キロでも、15キロ以上でビュンビュン飛ばしているというのだ。

 それに、ターレは一人乗りで、荷台に人を乗せて走るのは禁止されている。亡くなった女性は都内を中心に展開している中華料理店のオーナーの姉で、普段はアメリカにいることが多かったそうだ。こうした事故がこれからも起こりうる。いわんこっちゃない。

 作家・百田尚樹の『日本国紀』(幻冬舎)が、間違いとコピペだらけだと大変な批判を受けている。私は未読だし、読もうとも思わないが、彼の作家としての資質は、やしきたかじんの最後の妻のことを書いた『殉愛』(幻冬舎)を読めばわかる。

 妻の側の話を真に受けて一方的に書いたため、たかじんの長女や元マネジャーから訴えられ、次々に敗訴している。

 対照的な本を紹介しよう。元朝日新聞記者の角幡唯介は、冒険とは「脱システム」だと喝破し、北極圏最北の村・シオラパルクから、4か月も太陽が顔を出さない極夜の地を旅することで、われわれに教えてくれた。

 それは『極夜行』(文藝春秋)としてまとめられ、本屋大賞第1回ノンフィクション賞を受賞する。ここ10年で最高のノンフィクションだと思う。ぜひご一読を。

 お次はNHKの話題。新潮では、NHKの中核会社が赤字を付け替えているのではないかという疑惑を報じている。

 NHKの子会社であるグローバルメディアサービス(GMS)が、2020年の東京オリンピックに向けて何かいい企画はないかと某制作会社に依頼した。

 そこでネット版のスポーツ百科事典というものを提案し、それでいこうとなったという。だが、GMS内でNHK本体と結びつきが強いスポーツ部門が反対したらしく、担当者から「今の名目では経費が払いにくい」といわれた。その後も、みずほ銀行へ事業をプレゼンする資料を作ってほしいなどといわれ、簡単な資料を作ったが、それに対してGMSから多額のカネが振り込まれたという。

 結局、この事業は16年12月に、採算が取れないと頓挫してしまう。制作会社側に支払われた約1300万円は、「特別な事情で発生した『特別損金』として決算書に計上すべきもの」(丸森一寛日大大学院准教授)、または「制作会社への寄付金」(同)としなければならないはずだが、16年度、17年度の決算書を見ても計上されていないというのである。
MGS側は付け替えや見積書の改ざんを行ったことはないと回答しているし、指導監督責任を負うNHK本体は他人事だそうだ。

 フライデーに、山口組中野会元会長の中野太郎氏(82)が、97年8月に「新神戸オリエンタルランドホテル」のラウンジで、山口組の宅見勝若頭が射殺された事件の真相を明かしている。

 中野氏に宅見殺しを頼んできたのは、山口組五代目・渡邉芳則組長だった。組長がナンバー2の若頭を殺せと、何度もいってきたそうだ。もう病気で、長いことはないといっても、聞き入れなかったという。なぜそこまで憎んだのだろうか。

 中野氏は、五代目は宅見から「五代目にしてやった」といわれるのが、堪らなかったそうだ。それに、宅見若頭は経済ヤクザといわれたように、バブル時代に不動産などに手を出し、圧倒的な資金力をもっていた。

 悩んだ中野氏は、副会長らに相談した。彼らが作戦を立て、ついにその日が来る。「宅見射殺の第一報を聞いたのは、事件後すぐだった」と話しているから、直接指示はしなかったのだろう。

 宅見若頭といえば、最近、西城秀樹の姉を愛人にしてたということが明らかになり、話題を呼んだ。

 ゴーン容疑者の起訴、再逮捕が10日に決まり、20日までは拘留が延長された。年内に保釈されるかどうかは微妙だが、ここへきて「ゴーンの逆襲」という見出しが多くなってきた。

 新潮によれば、ブラジル、フランス、レバノンの大使館関係者と面会を重ね、好きなコントラクトブリッジの本を読んだり、アインシュタイン、レオナルド・ダ・ヴィンチの本を差し入れてもらって読んでいるという。

 新潮は、この日産によるクーデターが起きたのは、4年前にフランスで「フロランジュ法」ができたことだと、東京地検関係者が話している。この法律は、企業の株を2年間保有すると議決権が2倍になるというもので、フランス政府はルノーの株を15%持っているから、これによって30%相当の議決権を得た。

 そこでフランス政府は、ゴーンがルノーのCEOを続投する条件として、日産との経営統合を実行するよう求めたというのだ。

 また、ゴーン逮捕に「司法取引」が適用されたと先の地検関係者が認めている。だが、ゴーン側も、実娘に証拠隠滅工作を指示したり、ルノーのイラン人副社長にも、フランス大使館経由で指示を出しているという。

 ゴーンが暴露本を書くという話もあるそうだ。その中で、西川社長などゴーンチルドレンたちの「不正」を明らかにしようとしているというのである。

 企業法務に詳しい郷原信朗弁護士は、先送り報酬は日産の取締役会にも諮られていなかったため、特捜部の筋書き通りに「支払いは確定していた」ことを立証するのは容易ではないと見ている。

 文春も、再逮捕したのは15年から17年の3年間にも虚偽記載があるとしたからだが、西川社長は16年11月からCEOを務めているから、虚偽記載のあった有報作成の最終責任者である。OBからも「西川も辞めるべきだ」という声が上がっているという。

 文春は、意外な人物の10日夜の行動を目撃している。森本宏特捜部長の姿が、クリスマスムードに包まれた表参道の和食ダイニングにあったというのだ。

 旧知の記者たちと宴席を設け、上機嫌で白ワインを呑み、こんなことをいっていたそうだ。

「(人質司法への批判に)海外へ行ったりしたら、捕まえようがないわな。領事や弁護士も面会するし、実質的な取り調べは一日二、三時間。大変なんだよ」

 まだ、楽観できるほど容疑が固まったわけではないのに、記者たちにべらべらしゃべるのは、特捜部のトップとしてはいかがなものか。自信のなさの裏返しなのではないかと、心配になる。

 千葉ロッテの監督・井口資仁(44)が、昨年9月に行われた彼の引退試合に、すでに離婚していた元妻を連れて来ていたと、文春が報じている。

 20年近く連れ添った糟糠の妻で、井口がメジャーリーグに移籍からも、内助の功を発揮してきたという。

 だが、結婚18年目を迎えた14年ごろ、沖縄の飲食店でアルバイトしていた18歳年下の女性と知り合い、不倫関係に陥る。翌年、その子は「ミス沖縄」に選ばれた。

 その不貞行為を妻が知るところとなり、3人が火花を散らす修羅場になった。そこで井口は、「僕は結婚するつもりだ。君は僕の今後の出世にとって足を引っ張る存在でしかない」といい放ち、離婚届にサインするよう求めたという。

 今年10月に井口はこっそり、彼女を「極秘入籍」させたそうだ。

 男というのは身勝手な生き物だが、自著に、「家族を幸せにできなければ、野球選手としてのどんな成功を意味はなくなる」書いたようだから、まずいのではないかね。

 私は、自慢じゃないが、そんなこと書いたこともいったこともないぞ。

 同じ文春。小塚崇彦(29)はフィギュア界のサラブレッドといわれていたそうだ。祖父は名古屋にスケート文化を築き、父親は全日本を3連覇し、グルノーブル五輪にも出場した。

 小塚も、バンクーバー五輪代表、世界選手権銀メダリストという経歴で、フィギュア人気を支えてきた。

 フジテレビの大島由香里アナ(34)は、そんな小塚に憧れ、交際を始め、16年2月に入籍した。17年に長女を出産し、それを機にフジテレビを退社して、小塚の実家がある名古屋市内のマンションに移った。

 だが、14年にソチ五輪代表を小塚が落選して、「何かタガが外れてしまった」(スポーツ記者)そうだ。それからは、夜遊びを覚え、酒と女に溺れるようになったと、フィギュア関係者が話す。

 12月9日未明、紀平梨花がフィギュアスケートのGPファイナルで最高得点を出した試合を解説していた小塚は、放送後、タクシーに乗り込み、横浜へ向かったという。途中で、羽生結弦の物真似芸人(そんなのがいるんだ!)羽生ゆずれない(23)を拾い、横浜中華街裏のクラブへ行く。

 1時間後、年配の男と2人は、若い女性2人と合流。タクシーで「ヨコハマ グランドインターコンチネンタル ホテル」へ。

 その日の午後2時に、小塚は「としまえん」でイベントがあったが、3回転ジャンプに見事に失敗してしまう。

 小塚は文春に、ホテルに女性を同伴したと聞かれ、「部屋に入って話をして。(中略)客観的に見れば、間違いなくそういう(不貞行為をした)ふうにとられてしまうシチュエーション。(中略)もうちょっと考えれば良かったなと思っています」。奥様以外の女性関係はあるかと聞かれ、「それは、関係ゼロでございます」。

 このような夫に、妻は、「離婚も決意しているようです」(大島の友人)。「結婚は人生の墓場」というケースがここにもあった。

 ところで書店が激減しているが、生き残りをかけた新しい試みも始まっている。朝日新聞(11月11日付)によると、1990年代の終わりに2万3000店ほどあった書店は、2018年には1万2026店にまで減少したが、実数はもっと少ないといわれるそうだ。

「東京・六本木の青山ブックセンターの跡地で11日、入場料1500円を支払う書店『文喫(ぶんきつ)』が開店した。出版不況のなか、本の販売以外の新たなビジネスモデルを探ろうと入場料制を導入。付加価値のある空間を目指すという。
店を手がける出版取次大手の日本出版販売(日販)によると、国内初の試みで、料金は美術展や映画と同じ価格帯を意識した。書店としては中規模の約460平方メートルの売り場に約3万冊が並ぶが、マイナーな本が品ぞろえの中心なのが特徴。(中略)約90席を備える店内の喫茶室では、ひきたてのコーヒーと煎茶が飲み放題。パソコンを持ち込める電源つきの作業机、靴を脱いで本を読める小上がりなどもある」(朝日)

 中国では「シェア書店」というのがいくつもできているそうだ。書店と図書館のコラボで、読者は書店で図書カードを提示して本を借りることができる。

 その本を図書館が引き取るのである。これによって図書館の蔵書が豊かになり、書店は販売促進ができ、読者は無料で新しい本が読める。

 もちろん借りられる冊数には制限があるが、書店にはカフェが併設され、その売り上げも期待できる。日本とは事情が違うかもしれないが、面白い試みである。

 今週の第1位はこの記事。今年の8月、大阪報道部で森友学園問題で数々のスクープを放った相澤冬樹記者がNHKを離れた。

 その相澤氏が、NHKを辞めた理由を書いている。彼は、森友学園に国有地が不当に安く売却されたという情報を追い、名誉会長に安倍昭恵夫人が就任していたという原稿を書くが、デスクの判断でこの部分が削られてしまう。

 8億円の値引きも、放送は関西のみ。相澤は、「NHKの森友報道は忖度で始まった」と書く。

 さらに彼は、売却交渉の過程で、近畿財務局側が、学園にいくらまで出せるか聞きだしていたというスクープをものにするが、なかなか放送OKが出ない。

 最後は、「大阪地検特捜部もこの情報を把握して捜査している」と付け足して、ようやく、夜の『ニュース7』で報じられた。

 この報道に、NHKの報道部門を束ねる小池英夫報道局長は激怒し、大阪放送局の相澤氏の上司、A報道部長に電話をしてきて、「私は聞いていない。なぜ出したんだ」と電話口で吠えたそうだ。

 そして、「将来はないと思え」と、A部長を通じて相澤氏に通告したというのである。
安倍首相は、「森友学園問題に、もし私や妻が関係していたら、総理も議員も辞める」と発言したのが去年の2月17日。

 今年3月、朝日新聞が「財務省が公文書書き換え」というスクープを放つ。新しいネタを追っていた相澤は、昨年2月に、森友学園側に、「トラック何千台もゴミを搬出したことにして欲しい」と電話をかけていたことを掴む。

 これを夜の『クローズアップ現代+』でやろうとするが紆余曲折があり、『クロ現』ではやれずに、『ニュース7』で最後に短く、『ウオッチ9』では分厚く報じられたという。

 そして5月14日、A部長から「次の異動で考査部へ異動」が告げられ、辞める決心を固める。

 相澤氏は、文書改ざんに関わり、3月7日に自ら命を絶った近畿財務局の上席国有財産管理官・Bさんのことがずっと頭に残っているという。

「森友事件は森友学園の問題ではない。国と大阪府の事件だ。国の最高責任者は安倍首相、大阪府の最高責任者は松井一郎府知事。二人は説明責任を果たしたと言えるだろうか。(中略)私がNHKを辞めた最大の目的は、この残された謎を全て解明することだ」

 彼は今、大坂日日新聞に籍を置いている。これからの取材に期待したい。

 先日、ノンフィクション作家の後藤正治氏が『拗ね者たらん 本田靖春 人と作品』(講談社)を上梓した。

 本田靖春は、ノンフィクション作家として優れた仕事をしただけではなく、周囲の編集者たちから、これほど愛された人はいない。

 本田の著作を丁寧に読み込み、彼と親交のあった編集者たちに取材し、ノンフィクションの巨星の作品と人となりを描いている。

 私も編集者の一人として、本田との思い出を語っている。これを読むと、ノンフィクションとは何か、書く人間は、どういう視点を持たなければいけないのか、よくわかる。
本田は、あまりジャーナリズムについて真っ向から語ることは、そう多くはなかったが、『体験的新聞紙学』の中にこんな一節がある。

「記者における『言論の自由』は、いい立てるものではない。日常の中で、つねに、反覆して、自分の生身に問わなければならないものだ」

 生身に点が打ってある。この言葉を相澤氏に捧げたい。
(文=元木昌彦)

眞子さま&小室圭さんの“スキャンダル報道”止まず……週刊誌はなぜ「別れさせたい」のか?

今週の注目記事・第1位
「『松野頼久』別居の『美人妻』に『柔道家・小川直也』は寝技をかけたか」(「週刊新潮」12/13号)

同・第2位
「『カルロス・ゴーン』未だ解けない七つの謎」(「週刊新潮」12/13号)
「ゴーンと日銀審議委員 政井貴子『緊迫の60分』」(「週刊文春」12/13号)

同・第3位
「ASKA(60) 前妻は『絶対許さない』愛人(41)とニンニク注射」(「週刊文春」12/13号)

同・第4位
「出世したからバラされた 農水事務次官が女性部下へ『粘着メール&キモい電話』」(「フライデー」12/21号)

同・第5位
「小室圭さん急接近 NY女傑弁護士の正体」「秋篠宮さまご覚悟『私が言うしかない』」(「週刊文春」12/13号)

同・第6位
「大地震でエレベータに閉じ込められた時に『尿意・便意』を催したらどうしたらいいのか」(「週刊現代」12/22号)

同・第7位
「宮内庁の解剖」(「週刊ポスト」12/21号)

同・第8位
「トヨタ自動車2019年1月1日付人事を読む」(「週刊現代」12/22号)

同・第9位
「QUEEN やっぱり愛してる!」(「AERA」12/17号)

同・第10位
「何に使った『二階幹事長』自民党からの『機密費』14億円」(「週刊新潮」12/13号)

同・第11位
「日本人初『NBAドラフト』の『八村塁』は何十億円稼ぐ!?」(「週刊新潮」12/13号)

同・第12位
「『浅田美代子』『杉本彩』告発の『ピースワンコ』が摘発された!」(「週刊新潮」12/13号)

同・第13位
「ソフトバンク上場でも銀行が固唾を呑む『孫正義』の有利子負債13兆円」(「週刊新潮」12/13号)

同・第14位
「片山さつき『茂木大臣の方が』怪気炎と公選法違反疑惑」(「週刊文春」12/13号)

同・第15位
「大量退所 ジャニーズJr.『なぜ僕たちは事務所を辞めるのか』」(「週刊文春」12/13号)

同・第16位
「川口、江藤、大竹……35億丸を待ち受ける巨人の天国と地獄」(「週刊文春」12/13号)

同・第17位
「講演は年3000万円『河野景子』の陰で『貴乃花』は無収入」(「週刊新潮」12/13号)

同・第18位
「JRAがルールを変えても勝たせたい客寄せパンダ『藤田菜七子』」(「週刊新潮」12/13号)

同・第19位
「頑張れ! 外国人労働者 その日本語の使い方はとても斬新です」(「週刊現代」12/22号)

番外
「ミステリーベスト10 2018年」(「週刊文春」12/13号)

【巻末付録】現代とポストのSEXYグラビアの勝者はどっちだ!

 ポストや現代の目次を見ると、その週が暗くなる。だって、「医者はなぜ『がんで死にたい』と言うのか」「『夫婦で老人ホームに入りたい』だったら5つのルールを守りましょう」「男の『便秘』『頻尿』あぁ恐い」(ポスト)、「『安心して、さよなら』の手続き」「多剤服用はこんなに怖い」「愛するペットのために私はこんな準備をした」(現代)。

 こんな特集を週の初めに読まされたら、落ち込まない人はそうはいないだろう。

 ポストで読みたいと思ったのは「宮内庁の解剖」とグラビアの「佐川女子」くらい。

 現代では「大地震でエレベータに閉じ込められた時に『尿意・便意』を催したらどうしたらいいのか」と「トヨタ自動車2019年1月1日付人事を読む」「頑張れ! 外国人労働者 その日本語の使い方はとても斬新です」ぐらいか。

 まずは番外から。文春恒例の2018年「ミステリーベスト10」の発表。ミステリー好きとしては楽しみな企画だが、このところハズレが多く、ガッカリすることが多い。

 去年、国内ベスト1に選ばれた『屍人荘の殺人』(今村昌弘=東京創元社)は、ゾンビが出てきた時点で本を閉じた。今年はどうか。

 国内の1位から5位までは、『沈黙のパレード』(東野圭吾=文藝春秋)、『それまでの明日』(原寮=早川書房)、『ベルリンは晴れているか』(深緑野分=筑摩書房)、『雪の階』(奥泉光=中央公論新社)、『火のないところに煙は』(芦沢央=新潮社)。

 私は、『それまで~』と、7位の『宝島』(真藤順丈=講談社)、9位の『凶犬の眼』(柚月裕子=KADOKAWA)を読んでいる。『それまで』は、期待していたハードボイルド色も薄く、ストーリーも意外性なし。私のお勧めは『凶犬』かな。東野圭吾は読むのが怖い。これほど書き続けて、まだ傑作が書けるのか。そんな不安があるのだ。

 海外は、予想通り『カササギ殺人事件』(アンソニー・ホロヴィッツ)、『そしてミランダを殺す』(ピーター・スワンソン)、『乗客ナンバー23の消失』(セバスチャン・フィツェック)、『IQ』(ジョー・イデ)、『監禁面接』(ピエール・ルメートル)。

 私は、『カササギ』と『ミランダ』、『許されざる者』(レイフ・GW・ペーション)を読んでいる。『カササギ』は、アガサ・クリスティ調の懐かしいミステリーではある。

 前後半で、ガラッと変わるところなど、意外性もあり、構成力にも優れている。だが、肝心の「核心」が、私にはどうもピンとこない。犯人当てというミステリーを読む最大の楽しみが、私には感じられなかった。

 冒頭部分はやや冗長だが、『ミランダ』は、十分楽しめたし、『許されざる者』もおすすめ。今度は、『数字を一つ思い浮かべろ』を読もうと思っている。

 ここには入らなかったが、12月5日に発売になった『大統領失踪』(早川書房)を読み始めたが、なかなかいい。

 元大統領のビル・クリントンが構想を書き、『1番目に死がありき』(角川文庫)などのベストセラーを数多く書いているジェイムズ・パタースンがまとめたミステリーだ。

 初っ端から、弾劾される大統領のシーンで始まる。これは模擬テストだが、なかなか真に迫っている。

 アメリカは、Netflixなどのドラマも、大統領が主人公のものが多く、どれも面白い。

 これはクリントンが原案を書いているのだから、ホワイトハウスの内部が生き生きと描かれ、ストーリーのテンポもいい。

 もともとミステリー好きだったクリントンが、満を持して書いたそうだ。上下巻だが、楽しみである。

 本を読むのが一番安い娯楽だ。それは今の時代でも変わらない。映画もシニア料金は1,100円だから、本と映画があれば、退屈することはない。

「移民法」が通ってしまったから、来年4月からは、より多くの外国人労働者を街のあちこちで見かけることになる。

 現代が、ちょっと斜っかいに、この問題を見ている。読み書きができる外国人は多いようだが、やはり会話が難しいようだ。

「ボクは、危険が、いっぱいありマス」「早く子どもができたいデス」「あなた臭いよ? 大丈夫?」「おちちはございますか?」

 これらの奇妙な日本語の本当の意味は、「ボクは、経験が、いっぱいあります」「早く子どもを持ちたいデス」「この料理は独特な香りがしますが、大丈夫ですか?」「父親はいますか?」だが、日本人でも難しい。

 放送プロデューサーのデープ・スペクターでも、福岡空港で「東京行きですか?」と聞かれて、「いや、雪は降っていないはずですよ」と答えたという。

 われわれも外国へ行って片言の英語を使うとき、おかしな表現をすることがままある。

 それを笑うのではなく、日本語の種類が増えた、そう思わないと、うまくやっていくことはできないだろう。

 ところで藤田菜七子(21)人気がすごい。先週は文春のカラーページ「原色美女図鑑」に登場した。何しろ、JRAが彼女一人のためにルールを変えてしまったのだから。

 騎手は、勝利を重ねるごとに斤量が増えていく。100勝すると、それ以降はゼロになるのだが、これを来年3月から、女性騎手は、101勝後もマイナス2キロのアドバンテージを得られるようにしたのである。

 JRAは、女性騎手の騎乗機会の拡大を図るためだといっているが、現在、中央競馬で対象になるのは藤田ただ一人である。

 騎手にしては美形で、騎乗技術もそこそこ。これからは、人気者になりたいアイドルたちが、騎手を目指す時代になるのかもしれない。

 だが、外国人ジョッキーに歯が立たない日本人の男どもにこそ、3キロぐらいのハンデをあげるべきだと思うのだが。

 9日のメインレース「阪神JF」でも、勝ったのはC・デムーロ騎乗のダノンファンタジーだった。やや強引な騎乗だったが、技術だけではない、ここぞというときのとっさの判断が、とても素晴らしい。

 今年の年末は、ルメールが、武豊の1年間の最多勝利数212勝を抜けるかどうかが、大きな楽しみである。私はギリギリ達成できると思うのだが。

 ところで12月5日、貴ノ岩が付け人を殴ったことが発覚した。この春にも貴公俊が付け人を殴り問題になった。

 元貴乃花部屋の弟子教育に問題があったのではないかという声が、相撲協会から上がってきそうである。

 せっかく貴景勝が優勝して、さすが貴乃花のガチンコ相撲はすごいという評判が出ていたのに、残念なことである。

 貴乃花は離婚後、無収入で大変だが、元妻・河野景子のほうは、1回60万円を超える講演が年に50本もあり、別れてからますます忙しいと新潮が報じている。

 なんでも貴乃花には住宅ローンもあり、「3億円近い借金が残っていてもおかしくはない」(新潮)そうだ。

 それに留学している娘2人の教育費もある。唯一アテにできるのは協会からの退職金と功労金だが、それも3,000万円から4,000万円程度だそうだから、焼け石に水。

 やっぱり、参議院選に出るしか道はないのかもしれない。

 お次もスポーツの話題。広島の主軸だった丸佳浩(29)が、巨人に移籍することが決まった。だが、文春によると、FAで巨人に移籍した選手は24人いるが、平均5年ほどで引退しているという。

 カネにあかして他球団のFA宣言した選手を獲りまくっている原巨人だが、また同じ失敗を繰り返すのではないか。

 先週のポストで元巨人監督の堀内恒夫氏が、「これは補強とはいえない」と手厳しく批判している。

 その典型が、来季は捕手だらけになるという補強の仕方。阿部慎之助を捕手に戻し、大城もいるし、宇佐美もいる。そこに炭谷まで1億5,000万円も払って獲得した。

 堀内氏はもっと補強すべきところがあるという。私も同感だが、菅野しかいない投手陣の補強をなぜしないのか。謎である。

 ジャニーズ事務所に異変が起きていると文春が報じた。ここには100名近いデビュー組がいるが、一方で、バックダンサーなどを務めるデビュー予備軍の約300名のジュニアがいるそうだ。

 そのジュニアの中で、1~2の人気を誇る「Love-tune」というグループの7人が、事務所を離脱すると発表したのだ。

 ジャニーズ事務所は、SMAPのように、移籍したり独立したりするタレント防止のため、契約書を交わそうとしたところ、彼らはサインを保留したという。すると、事務所側の対応が激変したそうである。

 ジュリー社長はこの件で会ってもくれなかったという。結果、7人は退所を公表することを希望して、事務所を出たというのだ。

 ジュニアといっても、20代後半の者も少なくないそうだ。これから大量離脱が始まるのかもしれない。

 文春は、片山さつき大臣を連続追及しているが、よくもまあ出てくるものだと感心する。今回は、2016年6月16日に名古屋市大須で、片山が愛知県事務所を開いた。その事務所は彼女のスポンサー所有のビルの一部屋だったが、賃料を記載していないというのである。

 文春のいうように片山氏は「スキャンダル創生担当大臣」という肩書にしたらいい。

 さて、12月6日に発生したソフトバンク携帯の大規模通信障害は、現代という時代がいかにシステムに依存し、それが脆弱であるかを知らしめてくれた。

 友人と待ち合わせたのに会えない、アイドルのコンサートに紙のチケットがなくて入れないぐらいなら「ソフトバンクのバカヤロー」と笑っていられるが、実はもっと深刻な事態が起きていたのではないのか。

 12月19日にはソフトバンクグループの「ソフトバンク(旧名ソフトバンクモバイ)」の東証1部上場がある。新潮によれば、これで調達できる額は約2兆6,000億円に上ると見られているという。スウェーデンやインドネシアの国家予算に匹敵する13兆円という莫大な借金を抱えるソフトバンクグループの孫正義社長にとっては、この上場にケチがつけば死活問題になりかねない。

 経済ジャーナリストの町田徹氏は、「孫さんは“あくなき膨張主義”で事業を拡大してきましたが、ここに来てダイエーの末期に似た危うさを感じます」といっている。

 このトラブルが孫時代の終わりの始まりになる。そんな予感がしてならない。

 新潮が少し前に、広島県から、殺処分対象になったワンコをすべて引き取り、里親に渡すNPO「ピースワンコ・ジャパン」が、ワンコたちを劣悪な環境で飼っていること、多くのワンコが死んでいることを報じた。

 そこが、先月20日に、広島県警に書類送検されていたというのである。県警に近い関係者は、「怠慢な広島県が主犯でピースワンコが共犯」だと話している。ワンコを食い物にしているNPOは、私も許せない。

 世界最高峰といわれる米バスケットボールリーグ(NBA)に、日本人の大器が入るそうだ。

 ベナン人民共和国の父と日本人の母親の間に生まれた八村塁(20)がそれだ。富山県に生まれ、バスケの強豪・宮城の名成高校へ進学し、全国高校選抜優勝大会で3連覇を成し遂げている。

 米国でプレーするために、英語の勉強を猛烈にして、現在はアメリカのゴンザガ大学の3年生。全米の大学の強豪が集うトーナメントで、優勝候補のデューク大学を撃破し、優勝した。八村はその中心選手としてMVPを獲得したという。

 203センチ、102キロでフォワード。来年6月のドラフトで、上位指名が確実といわれているそうだ。スター選手ともなれば年棒10億円超の世界。日本人初のNBAスーパースターが誕生するか、楽しみである。

 新潮が、二階俊博幹事長が昨年、14億円もの「機密費」を使っていたことが、政治資金収支報告書が公開されたことでわかったと報じている。

 このカネは、政策活動費として議員個人に支出された場合、その使い道を公開する義務がないそうだ。

 昨年10月の解散総選挙の際、5億円が幹事長に支出されているが、これは、選挙に出る候補者たちに配ったのではないかと、推測している。こうしたカネが二階の力の源泉のようだ。

 私は、「QUEEN」というバンドに興味を持ったことはなかった。一度もじっくり聞いたことはない。

 ボーカリストのフレディ・マーキュリーが中心で、彼は晩年、エイズに感染して発症し、1991年、私の誕生日の日、11月24日に45歳の若さで亡くなった。

 彼の人生を、歌と共に描いた伝記映画『ボヘミアン・ラプソディ』が、口コミで広がり、大ヒットしている。

 先週、私も見たが、ラストでマーキュリーが歌う『ボヘミアン・ラプソディ』がとてもいい。

「ママ~」と絶唱する姿が次第に涙で霞んでくる。曲自体は、長くて、意味不明なところが多くあるが、「ママ~」というのは、映画館を出てからも耳に残る。

 彼らは、日本が好きで、日本からの土産を部屋に飾っていたそうだ。

 改めて、アルバムを聞いてみた。『ボヘミアン・ラプソディ』は訳詞をいくつか読んでみたが、よくわからない。私の好みではないが、もう少し生きていたら、エイズから生還できたかもしれない。

 だがプレスリーが42歳。やりつくして燃え尽きたというべきなのだろう。

 現代は、トヨタ自動車が来年1月1日から、人事を大幅に変える「意図」を探っている。

 社長以下の執行役員を55人から23人に大幅に減らすそうである。

 これから来る大変革期に備えて、意思決定の迅速化を図るということのようだ。

 だが、その裏には、トヨタは工場の効率はいいのに、大卒エリートホワイトカラーの生産性が低いと常々いわれてきたそうだ。

 そうした背景には、当然ながら、莫大な資金力にものをいわせて、この業界に殴り込んできている、アマゾンやGoogleに対抗するために、研究費を絞り出すことが喫緊の課題だからであろう。

 世界のガリバーでも、ちょっと隙を見せれば二流メーカーに落ち込んでしまう。日産を他山の石として、トヨタの新たな人事制度がどう動くのか、注目ではある。

 秋篠宮が誕生日記者会見で、来年11月14日に行われる「大嘗祭」は「内廷費で賄うべきだ」と発言したことが話題である。

 宮内庁にはいったが、聞く耳もたなかったと手厳しく批判し、山本信一郎宮内庁長官は、「申し訳ない」と謝罪した。

 これに対して、賛否はあるが、相当な覚悟でこれについて述べたことは間違いない。
 しかし、宮内庁という組織はよくわからない。宮内庁が独特なのは、他の官庁の公務員は国民全体の奉仕者なのに対して、宮内庁職員は天皇家という家に仕える皇室の官吏だから、意識の持ち方が違うそうだ。

 また出世のルールも独特で、公務員試験をパスして採用されたプロパーの職員が、係長や侍従長、東宮大夫など最高幹部に出世することは絶対ないという。

 歴代宮内庁長官は戦前の内務省の流れをくむ総務省、厚労省、国土交通省、警察庁の4省庁の事務次官経験者が順番に就任するそうだ。

 こうしたことが、宮内庁をよくわからない、下々と隔絶しているのではないかと、批判されるゆえんであろう。

 今週一番切実に読んだのは、現代のエレベーターに閉じ込められた時、尿意や便意をどうするかという記事である。

 肛門や膣に力を入れたりする運動を、急にその中でやっても間に合わないだろう。

 どうするか? 恥ずかしがらずに周囲の人間に伝えるしかないという。

 なんだ、と思うだろうが、それしかないのだ。そういう場合のために「携帯トイレ」があればいいのだが、そうでない場合は、エレベーターの中に、最近は、「備蓄ボックス」が置いてあるところがあるそうだ。

 高齢者用のイスにも備蓄ボックスが設置されているそうだ。排せつ物から出るアンモニアは、体調に影響を与えるから、袋をきつく縛っておくといいそうだ。

 こうした目に遭いたくはないが、地震はいつ起こらないとも限らない。こうした準備と、心の準備はしておかなくてはいけない。

 文春は、この忙しい時期に、またまた小室圭の話題がトップである。冒頭は、彼がいかに真面目に授業に取り組んでいるかという報告。

 続いて、先日の秋篠宮の発言が、「お言葉の端々から怒り」がにじみ出ていたと宮内庁関係者に語らせ、圭に、本当に眞子と結婚する意志があるのかと改めて問うたのだとしている。

 この記事の新味は、小室家とわずか数キロの距離にあるところに、Yという、昔、小室家で暮らしていたという人物が登場したことである。

 小室母子が今でも信頼を寄せているY氏は彫金師だそうで、文春の取材に、「借金問題というが、本当は贈与じゃないのか」「小室さんに取材をするのは、やめてあげた方が良い」と話したそうだ。

 至極真っ当な意見だと思うが、なおも文春は、「渡米後も圭さんとスカイプで頻繁に話している」(皇室記者)眞子さんのことや、圭さんが信頼している、現在ロスに在住している国際弁護士・立川珠里亜氏が、テレビの電話取材に「彼は彼女のために立派に弁護士になろうと思っているし(略)人様に何も言われないように、立派に彼女を迎え入れようとしているんじゃないですか?」「彼女は彼の本質が好きなんですよ」と答えたことを、「皇族に対して“彼女”と呼ぶ態度には、違和感を覚えざるを得ません」と、皇室ジャーナリストにいわせている。

 私も、圭さんは、どこかの時点で会見を開き、眞子さんとの結婚について話すべきだとは思う。

 だが、このような、重箱の隅を突いてなんとか2人を別れさせようとしている週刊誌に、何をいっても無駄のような気もする。秋篠宮さん、こういう記事は読まないほうが、心の健康のためにもいいと思いますよ。

 フライデーは、今年7月に農水事務次官に就任した末松広行氏(59)が、部下の女性にハラスメントをしていたと報じている。

 大量のメールを送ったり、電話を繰り返して、食事に誘っていたというのだ。それも必ず勤務時間外で、時には深夜の2時3時だったりしたこともあったそうだ。

「仕事の打ち合わせがあるから今すぐ来い」といわれ、彼女は逆らえなかった。だが、そうしたハラスメントで、彼女は、休職寸前まで追い込まれ、人事部に相談したが、何ら手を打ってはくれなかった。

 結局、そうした行為は「末松さんがA子に飽きるまで続きました」(彼女から相談を受けていた親しい同僚)。フライデーの直撃に末松氏は、「全くない」と答えている。

 残念ながら、この話は03年ごろのことである。たしかに、ハラスメントを受けた側の心の傷が癒えることはないのだろう。だからこそ、事務次官というトップになったのを機に、こうした話が蒸し返されたのではないか。

 こうした人間は、同じようなことを、別の人間にもやっていた可能性が高いと思うのだが。フライデーは取材でそれを掘り起こし、証言の裏を取り、再び本人にぶつける。そうした執念深い取材を期待したい。

 ところで酒井法子、清原和博、ASKA。みな覚せい剤で逮捕された人たちだが、清原はやや覚せい剤の後遺症で悩んでいるようだが、のりピーは歌手活動が好調の様だし、ASKAは、5年ぶりにツアーを再開したそうだから、順調に回復しているのだろう。

 文春は、ASKAの今を追っている。ASKAは歌だけではなく、インターハイに出たこともある剣道に力を入れ、今年8月には四段に合格したそうだ。

 だが、彼を支えてきた奥さんと離婚し、愛娘でミュージシャンの宮崎薫(29)も、父親のために2年以上も歌手活動休止を余儀なくされたという。

 ASKAのために人生を狂わされた人たちがいる一方、彼と一緒に逮捕された愛人(41)とは半同棲生活を送り、彼女と結婚すると周囲に話しているという。

 主治医も、ASKAの体調に太鼓判を押しているそうだ。だが、文春で国立精神・神経医療研究センターの松本俊彦医師のいうように、

「(覚せい剤=筆者注)依存症は別名『忘れる病気』ともいわれ、喉元を過ぎてそのことを忘れ、薬物と遭遇するライフスタイルに戻ってしまいがちです」

 挫折したヒーローやヒロインが復活すると、そのカネを目当てに再び売人たちが寄ってくるかもしれない。そのとき、彼ら3人を守って盾になる人間がいるのだろうか。

 さて、カルロス・ゴーン日産会長逮捕から、かなり日が経つが、聞こえてくるのは、「検察はゴーンを有罪にできるのか」という疑問の声のようだ。

 逮捕容疑は、2010年度から5年間に約100億円の報酬があったのに、有価証券報告書には半分の約50億円しかなかったと虚偽記載した「金融商品取引法違反」だ。

 新潮は、次の第二幕が上がり、直近の3年間でも同様に30億円をごまかしていた容疑で再逮捕される見込みだと書いていたが、10日になってその予言通り、ゴーンとグレゴリー・ケリーは再逮捕された。

 ゴーンは、退任後に日産からコンサルタント料や競合他社へ再就職しないための契約料名目などで、年10億円ずつ、トータル80億円を受け取ろうとしていたが、金商法では、将来の報酬でも、受取額が確定した段階で開示しなければいけないという。

 ゴーン側は、「受け取ることは未確定だから記載義務はない」と否認している。だが、退任後の報酬の支払いは確定していたという「雇用契約書」なる文書が存在し、長らく秘書室長を務め、2年前に三菱自動車に移った大沼敏明理事が、司法取引に応じて、その文書を特捜部に提出したと新潮は報じている。

 11月6日の朝日新聞も、退任後に支払うと、日産側とゴーンが結んだ合意文書を特捜部は入手し、この書面には、ケリー前代表取締役と西川広人社長兼CEOの署名があると報じている。

 その他にも、個人投資で損をした17億円を日産に転嫁した、姉に年間約1,120万円のコンサルタント料を払わせていた、レバノン、フランスなどの不動産を買わせ、個人の邸宅として使用していたなどの疑惑があるが、元東京地検特捜部副部長で弁護士の若狭勝氏は、こうした「特別背任」を立件するのは難しいと語っている。

 レバノンなどの豪邸も、年に一度でも商談やパーティをしていれば、業務上必要だったということができるし、姉へのコンサルタント料についても、業務について全く相談していなかったと立証するのは、ハードルが高いという。

 17億円損失については、公訴時効を過ぎている。そうなると、形式犯である金商法しか立件できないことになり、巻き起こっている欧米メディアからの検察批判がより大きくなることも考えられる。

 しかし、先週の現代で元東京地検特捜部長の石川達紘氏は、「ゴーン氏は、いろんなところで日産のカネを使っているんだから、問題があることは間違いない。有価証券報告書の虚偽記載についても、起訴は難しいという意見が出ているようだけれど、問題がある以上、検察は徹底的にやっていくしかない」と檄を飛ばす。

 だが、検察内部からも「逮捕は勇み足だったのではないか」という弱音が漏れ始めているそうだ。

 日産関係者も、ゴーン氏が逮捕され、いろいろな事実が明らかになっても「これほどまで検察が決定的な証拠を押さえていないなんて、びっくりだ」と嘆息しているそうである。

 新潮に戻ると、有罪無罪、どちらに転んでも、ゴーンの「100億円の老後」は安泰らしい。もし、退任後の報酬80億円が確定したもので、有価証券報告書に記載しなかったことで有罪になるとしたら、日産はその前提に従い「契約」を実行しなければならないし、無罪になれば大手を振ってカネをもらってフランスかブラジルへ帰るだろう。

 文春は、17億円を日産へつけ回した問題や、パリやレバノンの豪邸がゴーンの私邸として使われていたなどで、特捜部は「特別背任」でいくのではないかと見ているようだ。

 私は、ゴーン側が、特捜部のマスコミへのリークは「国家公務員法違反」ではないかと激怒しているという新潮の報道が気になる。

 警察や検察は、自分たちの有利になるようメディアを利用する。こんな悪いヤツは逮捕されて当たり前、有罪にすべきだという世論を作り出し、起訴&有罪に持っていくのは常とう手段である。

 少なくとも、否認し続ける容疑者は拘置し続ける「人質司法」を、今回のケースでやってはいけないこと、いうまでもない。

 今週の第1位はこれだ。売り家と唐様で書く三代目。昔から祖父さん、父親が築いてきた財産を、孫が道楽で喰い潰すというのが相場だ。政治家しかりである。

 安倍晋三、松野頼久(58)などは、その典型だと、私は思う。松野氏の父親・頼三氏には何度か会ったことがある。労働・農林大臣を歴任し、永田町の策士、ご意見番などといわれた。元海軍士官だけあって眼光鋭く、相手を射すくめるような物言いをした。

 だが、息子の頼久氏は、幼稚舎から慶應大学を出て、衆議院議員を6期務めたが、政治家らしくない「ワイシャツのボタンを常に二つも三つも開けたホスト風の姿」(新潮)が印象に残るぐらいだ。

 それも昨年の総選挙で落選し、ただの人になってしまった。その頼久氏の名前が久々、新潮のトップ記事に載った。

 彼の再婚した4歳年下の“美魔女風”妻が、柔道王、暴走王、ハッスル王として知られる、小川直也(50)と「W不倫」しているというのである。頼久氏の心境、察するに余り有る。

 この妻も再婚で、高級スーパーで買い物中に、彼女が松野氏に一目惚れして「逆ナンパ結婚」したそうだ。亭主好みのミニスカートにハイヒールで選挙応援をして、地元で話題になったというから、似たもの夫婦の様だ。

 2人の娘をもうけ、次女は2016年にミス日本グランプリに輝き、芸能界デビューを果たしている。

 だが、彼女は以前、「代議士じゃなくなったら離婚する」といっていたそうだ。だからか、落選してから夫婦仲はよくないらしく、現在は別居状態だという。

 主のいない渋谷区松濤の豪邸に、小川の姿がちょくちょく見られるというのである。小川にも糟糠の妻がいる。

 ちなみに、小川はバルセロナ五輪の銀メダリストで、1997年にはアントニオ猪木に弟子入りしてプロレスに転身、そこでも成功を収めている。新潮によると、「3、2、1、ハッスル、ハッスル」という決め台詞が流行語になり、当時の安倍幹事長が真似ていたそうである。

 11月上旬のとある日、小川と彼女は、彼女の運転する白いベンツを駆って、所沢の焼肉屋でデートをし、再び松濤の家に戻り、小川が出てきたのは2時間半後で、日付は変わっていたそうだ。

 11月中旬には、彼女が小川の自宅とは別に道場兼自宅として使っている茅ヶ崎に出向き、朝帰りしていた。

 新潮は「茅ケ崎で一夜を共に過ごしていましたね」と小川を直撃すると、小川は「覚えてないです。記憶にないです。全然、不倫なんて仲じゃないんで」と答えている。

 不倫相手の松野の妻を直撃すると、長女が、「2人は共通の趣味があってよく会っているが、『吉方取り』といって、北とか南、西へ行ってご飯を食べると運気がアップするために、方々へ行っている」と答えている。

 だが、新潮のいうとおり、「互いに家庭を持つ身の男女が、ふたりきりで頻繁に会うこと自体、両者の家庭に『吉』をもたらすとは思い難い」。最後は亭主の松野氏を直撃。

 離婚を話し合っているかについては、「私的なことなので」と否定はしないが、小川とのことは「いや、全く知りません」と答えている。

 頼久氏、父親から受け継いだファミリー企業を持ち、グループで2億以上の売上があり、別荘、自宅、別宅と資産家ゆえ、離婚も簡単ではないようだ。

【巻末付録】

 今週の見どころはポストの「宅配美女図鑑 『佐川女子』をお届けします」だな。営業職だけでなく、セールスドライバーの佐藤美姫さんなんかいいぞ。埼玉県に会いに行くかな。これでヘア・ヌードがあれば、ヤマトから佐川に移そう。この写真集、小学館から発売されるそうだ。売れるぞ、これ!

「あの頃のわたし/かとうれいこ-ハイレグを着こなす清純派」「エロ本黄金時代/エロ本が一番盛り上がっていた時代に私たちはそこにいた」。

 袋とじは「六九人のゆ、美熟女温泉へようこそ-ヘアヌード美女と混浴してみませんか?川島なお美、杉浦幸、脊山麻理子、青木りん、五月みどり」「『ご支援ヌード』の女神たち-撮影資金をありがとうございました」。

 現代は、「『週刊現代』を飾った女優たち2018-本誌でしか見られない珠玉のカット 松坂慶子、深田恭子、羽田美智子、吉岡里帆、浜辺美波」。袋とじは「『週刊現代』を飾った女優たち2018-スクープヌードセレク 山咲千里、あさいあみ、脊山麻理子」

 今週は佐川女子のポストの勝ち!!
(文=元木昌彦)

眞子さまと小室圭さんは、即刻記者会見すべし!? 秋篠宮さまの“発言”は2人へのエールだ

今週の注目記事・第1位
「不快感を隠されなかった『秋篠宮』会見の高すぎる『納采ハードル』」(「週刊新潮」12/6号)
「小室さんから辞退を『誕生日会見でも語られなかった』秋篠宮さまの真意」(「週刊文春」12/6号)
「眞子さま(27)『結婚断行』に秋篠宮さまの『白旗宣言』」(「女性セブン」12/13号)

同・第2位
「カルロス・ゴーン20の疑問/『100億円の老後』は水泡に帰したか?」(「週刊新潮」12/6号)
「日産『極秘チーム』ゴーン追放『一年戦記』」(「週刊文春」12/6号)
「日産と検察 元特捜部長石川達紘が明かす」(「週刊現代」12/15号)
「剛腕ゴーンが落ちたクーデターの闇」(「ニューズウイーク日本版」12/4号)

同・第3位
「貴乃花<独占告白>景子夫人との離婚 すべてを語った」(「週刊文春」12/6号)
「『河野景子』に男の影を疑った『貴乃花』へ長男からも『離婚報告』」(「週刊新潮」12/6号)
「元貴乃花親方、銀座で美女と深夜デート-花田家一家離散は当然の結果だった」(「フライデー」12/14号)

同・第4位
「国税は芦屋・六麓荘の超富裕層たちの何に目をつけたのか」(「週刊現代」12/15号)

同・第5位
「連続告発、私は片山さつきを許せない」(「週刊文春」12/6号)

同・第6位
「<恐怖の年末>直前『ヤマト・佐川は本当に変わったのか』」(「週刊文春」12/6号)

同・第7位
「『原巨人のFA』を堀内恒夫が採点する」(「週刊ポスト」12/14号)

同・第8位
「高千穂6人殺人、バツイチ次男を駆り立てたW不倫」(「週刊文春」12/6号)

同・第9位
「イチローのす々め 大谷翔平『姉さん女房をもらえ』」(「FLASH」12/11号)

同・第10位
「中国資本の支度金60億円に飛びついた大塚家具『かぐや姫』の嫁入り」(「週刊新潮」12/6号)

【巻末付録】現代とポストのSEXYグラビアの勝者はどっちだ!

 今週はポストに読むべき記事がほとんどない。ここは秋篠宮の誕生日会見やゴーン逮捕のその後という話題に、ほとんど関心がないようだ。

 現代のほうがまだましだが、それでもゴーンや秋篠宮の特集は目立たない小さなタイトルである。そうした話題より、相続や検査結果の話題のほうがランクが上にあるようだ。

 ということで早速いこう。

 3年で売り上げが4割も落ちている瀕死の大塚家具だが、ここへきて中国の家具販売大手「居然之家」から、秋波が送られてきたという。

 だが新潮によれば、大塚家具側もここと販売交渉をしていることは認めているが、業績が回復しなければ、否応なしに経営に介入してくるから、かぐや姫は逡巡しているようだ。

「居然之家」は日本のブランドと高品質の家具を中国の富裕層へ売ろうというのだが、そのためには再び父親のやっていた高級路線へ回帰する以外に道はない。

 悩んでいるようだが、他に道はないようである。

 新人王獲得で、来季のさらなる活躍が期待される大谷翔平だが、ここへきて「お嫁さん」のウワサが絶えないようだ。

 そのひとりが、元ロンドン五輪女子バレー日本代表の狩野舞子だそうだ。2人が同じブランドのブレスレットをつけていたり、ドジャー・スタジアムで大谷の試合を狩野が観戦している姿が写真に撮られている。

 大谷より年上のようだが、イチローを始め、ダルや田中も、奥さんは年上である。

 大リーガーで成功する秘訣は年上女房にあり。イチローも大谷に、そう勧めているそうだ。

 大谷は否定しているが、火のないところに、であろうか。まだ、結婚するのは早いと、私は思うのだが。

 さて、日本の神話の舞台として名高い、宮崎県高千穂町の山間の集落で起きた「家族皆殺し事件」は、犯人と思われる次男も自殺しているようで、犯行動機はよくわからない。犯行現場は、首が切断されるなど、まさに地獄絵のようだとフライデーが報じている。

 激しい夫婦喧嘩の末、仲裁に呼んだ男性までが殺されるという悲惨な事件は、なぜ起きたのか。溺愛していた娘まで殺すという強い殺意はどこから生じたのであろう。

 全員が亡くなっているため、事件の全容解明は難しいと思わざるを得ないが。

 今年も金にあかして広島の丸をはじめ、他球団のFA宣言した選手を獲りまくっている原巨人だが、またまた同じ失敗をするのではないか。

 元巨人監督の堀内恒夫氏は、「これは補強とはいえない」と手厳しい。

 その典型が、来季は捕手だらけになるという補強の仕方。阿部慎之助を捕手に戻し、大城もいるし、宇佐美もいる。そこに炭谷まで1億5,000万円も払って獲得した。

 堀内氏はもっと補強すべきところがあるという。私も同感だが、菅野しかいない投手陣の補強をなぜしないのか。

 また、堀内氏は「外人選手はギャンブル」だといいきる。日本の野球に合うかどうか、やってみなければわからないし、巨人の外国人選手獲りの下手さは実証済みである。

 何を考えているのかわからないチームが、いい成績を上げることはできない。史上最弱といわれる巨人の優勝は来季もなさそうだ。

 さて、宅配大手のヤマト運輸や佐川急便の「働き方改革」で、Amazonも宅配料を値上げしたり、雑誌なども合わせ買い対象にするなど、われわれ利用者には大きな負担になってきている。

 では、ヤマトや佐川のドライバーたちの待遇はどれほどよくなったのだろうか。文春は、現役ドライバーたちの座談会をやっている。

 そこで聞こえるのは、何も変わっていないということである。休憩時間については、佐川のドライバー氏が「昼休憩が1日で10~15分取れればいい方」だと話している。

 退勤前の点呼で、今日はどれぐらい休憩をとったのかと聞かれ、正直に答えようものなら、「今から休憩を取ってから帰れ」といわれるそうだ。笑える話である。

 未払いの残業代を払うといったが、満額もらえたのはほとんどいないようだ。

 聞き捨てならないのは、値段が高いクール宅急便だが、生産性が落ちるため、お歳暮やお中元の時期は、常温室に積んで運んでいるという。一度溶けたものを車両の冷凍庫に入れて、再び凍らせることもあるそうだ。何のためのクール代なのか。

 人を増やさないので、依然としてサービス残業はなくならないという。何のための値上げだったのか。

 お次は、やや飽きが来た片山さつき大臣の話である。今週の文春の中でおもしろいのは、ここである。またまたまた政治資金流用疑惑が露呈したというのだ。

「きぐるみアザラシバスボール」「ヒルアロン酸ウェットティッシュ」「開運だるま貯金」。これらを政治資金で爆買いしていたというのである。

 これってみんな百円ショップで売っているモノである。中でも「バスボール」などは10個も買って、それを「お土産用袋代」「消耗品代」として記載していたというのだ。

 みみっちいというなかれ。覚えておいでだろうか。片山の元夫君、舛添要一元都知事が、公用車を乗り回して別荘に毎日帰宅したり、海外で贅沢三昧していたことを文春が追及したとき、最初のうちは、それほど都民の中に怒りは湧かなかった。

 怒りに火がついたのは、自宅近くの店で家族で食べた飲食代や、マックまで公費で落していたことが暴かれ、都民の怒りが爆発したのである。

 百均で勝ったモノぐらい、自分のカネで買えよ。元夫婦はみみっちいところまで似た者同士だったのである。もうダメだね。

 お次は現代。兵庫県芦屋市の六麓荘は、日本屈指の高級住宅地として知られている。かつては、光世証券創業者で「北浜の風雲児」として知られた巽悟朗氏や、ダイエー創業者の中内功氏などが住んでいたことで知られる。

 現在も小林製薬の小林一雅会長や日本管財の福田武会長、UCCの上島一族など、日本の財界のトップたちが住んでいるそうである。

 まさに桁違いの超富裕層ばかりが暮らすこの街に、世間の注目がにわかに集まったのは、11月20日のことだという。

 朝日新聞朝刊に掲載された記事がきっかけだった。

「芦屋の資産家ら 申告漏れ30億円 大阪国税局指摘 富裕層への監視強化」

 昨年7月からの約1年間で、少なくとも50人以上が総額30億円超の申告漏れを指摘されたことがわかったというのである。

 この町の人口は650人。単純に計算すれば人口の10%近くが申告漏れを指摘されたというのだ。住人たちの心中は穏やかではないだろうと現代は推察する。

 この意図はどこにあるのか。元東京国税局職員で、税理士の高木重利氏はこういう。

「7~8年前からでしょうか。国税庁は富裕層への課税強化のための調査研究を一気に進めています。たとえば、名古屋国税局管内の昭和税務署では、対富裕層のスペシャリストである『国際担当統括国税調査官』を配置し、富裕層の資産運用の実態を調査する手法を蓄積してきました。そのノウハウをどんどん広げるかたちで、東京や大阪にも、次々と『調査チーム』ができています」

 それだけではない。

「総資産3億円以上等の条件にあてはまる人に提出が義務付けられる『財産債務調書制度』や、やはり5000万円超の国外資産の保有で義務付けられる『国外財産調書制度』など、富裕層の課税逃れに目を光らせるためのシステムが次々と整備されてきています。今までよりも、かなり緻密に資産状況を把握できる土壌が生まれているのです」

 まあ、われわれのような下流老人には関係ない話だが。

 さて、九州場所は貴景勝の優勝で盛り上がった。貴の母親の美しさも話題になった。これで貴乃花も鼻高々かと思っていたら、その翌日、突然の離婚発表である。

 以前から、不仲はささやかれてはいたが、このタイミングで発表するかよ、と思った人は多いのではないか。

 元妻・景子さん(54)はフジテレビの美人アナ。1995年、貴乃花が横綱だった時に結婚した。

 新潮によると、以前から幾度も離婚の危機があったが、今回の決め手になったのは、やはり、9月末に相撲協会を退職したことだった。それも、このことを妻には全く相談していなかったという。

 元後援者がこう話す。

「直情径行な言動を繰り返しては周囲と軋轢を生む夫に愛想が尽きていたんです。(中略)とりわけ最近は、パーティーなど公式な行事には顔を出し、おかみさん然と振る舞うものの、部屋そのものには寄り付かなかった。親方の身の回りは荒れ放題だったそうです」

 自分の事務所を立ち上げ、講演活動などに熱心だったという妻に、男ができたのではないかと、嗅ぎまわるようになったという。

 2人には息子と娘2人がいるが、靴職人の息子は母親ベッタリで、それがもとで、息子の嫁との折り合いが悪く、離婚の危機にあるそうだ。

 文春では、貴乃花のインタビューを掲載している。離婚届を出したのは10月25日だそうだ。やはり、景子さんの相撲以外の仕事に対しての不満があったようだ。

「彼女は『仕事がある限りはやり続ける』ということで。相撲部屋のおかみさんであれば、師匠である私と一緒に、弟子たちを我が子以上の気持ちで支えていかなきゃいけない。その意見を聞いて、そうじゃないんだよなと感じたのは事実です」(貴乃花)

 またこうも話す。

「今まで以上に本腰を入れて、これから先の人生を歩んでいこうとする時に、私の生き方についてこられない人をムリについてこさせる権利は、私にはありません。彼女には彼女の人生を歩んでもらった方がいいだろうと。夫婦卒業は、互いのケジメなんです」

 いいこというじゃん。「円満な夫婦なら離婚なんてしません。気づけば、円満ではなくなっていたということです」といい、離婚ではなく「卒婚」だという。

 私もそういってみたいな。そういう亭主が、私を含めて多くいることだろう。円満でなくても、カミさんが自分を振り向かなくても、離婚できずにいる世の亭主たちよ、立ちあがってこういおうではないか。「卒婚しよう」と。

 フライデーは、「元貴乃花」といういい方は何かしっくりこないが、景子さんと離婚したばかりのモテ男が、銀座で美女とデートしている姿をバッチリ、フライデーが撮っている。

 長男も靴もつくらずに女性と遊び歩いているそうだ。似たもの親子である。

 ところで「ゴーン・ショック」の余震が収まらない。ルノー本社のあるフランスだけではなく、世界中のメディアが、逮捕後のゴーン容疑者の動向を注視している。

 中でも、長期拘留に対しての批判が多い。米紙ウォールストリート・ジャーナルはこうした扱いは「詐欺や私的金融取引を行った前歴のない世界企業トップにではなく、暴力団の構成員にこそふさわしい」(朝日新聞DIGITAL・11月28日)。

 ゴーン逮捕のスクープを報じた朝日新聞でさえ、取り調べに弁護士が立ち会えない、否認し続ければ釈放しない「人質司法」への批判が強まっていると報じている。

 メディア間での温度差の違いも出てきている。検察のリーク情報でゴーン批判を強めている朝日に対して、11月27日の読売朝刊は、1面トップで「退任後報酬認めたゴーン容疑者『違法ではない』」と報じた。

 報酬の開示義務がなくなる退任後に受け取ることにした時点で、「過少記載を立証できる」と強調する検察のいい分に対して、「後払い分は日産社内で積み立てられておらず、ゴーン容疑者の退任後、日産に蓄積された利益の中から支払われる予定だった」と確定してはいなかったと、開示義務違反に問えるか疑問を呈した。

 それに対して、朝日(11月29日付)は、やはり一面で、「報酬合意文 秘書室で秘匿」と報じ、「約10億円を退任後に受領するという文書を、毎年、日産と交わしていた」合意文書を特捜部は入手していて、日産秘書室の幹部は「将来の支払いは確定している」と証言していると“反撃”した。

 また、ゴーン氏の逮捕の正当性には疑問があるとする声も、郷原信郎弁護士や古賀茂明氏などから上がっている。

 そうした中、文春と新潮が大特集を組んできた。文春は、ゴーン追放を仕掛けた日産の「極秘チーム」を実名で報じている。

 ルノーとの経営統合に舵を切ったゴーンに危機感を持った日産は、ゴーンの不正に関する情報収集を始めた。そのひとりはマレー系英国人で弁護士資格を持つハリ・ナダ氏。彼は代表取締役になったとき、ゴーンのインド事業の私物化などで、ゴーンのやり方に疑問を持つ。

 リーマンショックなどで減益になったため、ゴーンはインドのホバー社と独占代理店契約を結ぶ。この会社の社長の娘はゴーンの長女と同じ学校で、家族ぐるみの付き合いだった。しかし、売れ行きがよくないために関係が悪化し、6年後の14年には契約を解除している。

 こうした情報を彼は、菅官房長官とも親しい川口均専務執行役員に届けている。今津英敏監査役は、オランダに設立された子会社「ジーア・キャピタルBV」の資金がバージン諸島に置く孫会社に流れ、ブラジルとレバノンにあるゴーンの高級住宅の購入や改装費に充てられていたことを知る。

 彼らは実行役のO氏を説得して「ある資料」を手に入れる。だが、これを検察に告発すると、O氏やハリ・ナダ氏は法的責任を問われる。そこで元検事の熊田彰英弁護士、名取俊也弁護士に相談する。

 そして6月から始まる司法取引制度を利用しようと決まった。文春によると、西川廣人社長に調査結果がもたらされたのは8月頃だという。もともとゴーン・チルドレンだった西川社長だったが、ゴーンの私物化のすべてを知らされ、検察の捜査に全面協力する決意を固めたというのである。

 今回の捜査の責任者・森本宏東京地検特捜部長は、強気の捜査姿勢で知られるそうだ。「今後は直近三年分の有報の虚偽記載(約三十億円)で再逮捕し、最大四十日間の拘留期間でさらに調べを進め、業務上横領や特別背任に繋げたい意向です」(検察関係者)。

 新潮は「20の疑問」という特集。いくつか見てみよう。特別背任が成立すれば、10年以下の懲役か1,000万円以下の罰金だが、これがなくても合計約80億円の報酬を記載していないことになり、動機が悪質だと認定されれば、実刑の可能性もあるという。早くも「有罪」認定である。

 レバノンに17億円の豪邸と報じられているが、経済力世界80位のレバノンにそんな豪邸があるのか? という疑問には、元レバノン大使の天木直人氏が、写真を見る限り10億円なら納得できるし、このような豪邸はいくつもあると話している。

 ベルサイユ宮殿で再婚相手との結婚パーティーを催したというが、そんなことは可能なのか? そこは宮殿とは別で、離宮がある大トリアノン宮殿の部屋の一つだという。一般でも利用することはでき、ゴーン夫妻の場合は参加者は120名ぐらいだったから、場所代食事代合わせて500万円から600万円ぐらいだそうだ。ゴーン容疑者からすれば、小銭であろう。

 ルノーの大株主であるフランス政府が、これから口を出してくるが、黙らせるには? 日産が今後、フランス政府やルノーから干渉されないためには、現在日産が所有しているルノー株15%を、25%に買い増すか、両社の関係を従来通り維持し、人事などの重要事項に関しては、お互い干渉しないという覚書を結べという。

 ゴーンの夢は、2022年に控えるブラジル大統領選に出馬することだったといわれる。特別背任などで実刑になれば出馬は不可能だが、仮に、灰色無罪、または執行猶予がつけば、出馬の可能性はあるのではないか。これは私の個人的な意見だが。

 大スポンサーである日産に気を使って、テレビはこの事件を扱うのに消極的だ。だが、私の目から見て、この逮捕事件にはまだまだ裏があるに違いないと考える。

 もし検察が、証拠が不十分なのに逮捕・長期拘留して「自白」を当てにしているとしたら、手ひどいしっぺ返しを世界中から受けることになる。

 検察にのめり込み過ぎる朝日新聞は、今一度客観的にこの事件を見直したほうがいい。

 それに、ゴーンを検察に売り渡した日産幹部たちの「罪」も、同時に、直視すべきである。私は、ゴーン容疑者が無罪だというのではない。だが、今のゴーンバッシングは、ヒステリックに過ぎる。このままでは、韓国、中国に続いて、嫌仏という空気が蔓延しかねない。心配である。

 ゴーン逮捕でまだ語られていないのが「日本版・司法取引」である。私の記憶では、ロッキード事件で田中角栄前総理が逮捕されたとき、日本でも大きな話題になった。賄賂を渡したほうが司法取引で罪を問われないのはおかしい、司法取引で得られた証言を日本の裁判で採用するのはやめるべきだなど、侃々諤々の議論が巻き起こった。

 ゴーン逮捕の衝撃が大きすぎて、まだそこまで考えが回らないのだろうが、ニューズウイーク日本版は、これからは司法取引を前提としたコンプライアンス・クーデターが日本で本格化する可能性があると指摘、だが、「企業のコンプライアンス違反を口実とした『クーデター』には、捜査機関との司法取引で都合の良い虚偽の自白が行われるリスクもある。日本企業はこの『両刃の剣』を使いこなせるのだろうか」と疑問を呈している。

 現代で元東京地検特捜部長の石川達紘氏(79歳)が事件について語っている。

 元特捜のエースとして名高い石川氏は、元自民党副総裁で政界のドン・金丸信の脱税事件を指揮し、現在は弁護士に転じている。

「ゴーン氏は、いろんなところで日産のカネを使っているんだから、問題があることは間違いない。有価証券報告書の虚偽記載についても、起訴は難しいという意見が出ているようだけれど、問題がある以上、検察は徹底的にやっていくしかない」

 だが、この件で犯罪を立証していくのは難しいともいう。

 デリバティブ取引の損失を日産に付け替えたとする事案は、公訴時効を過ぎている。石川氏はだが、という。

「たしかにこのこの件は時効だ。しかし過去に会社の資産を個人的に動かしたという背景があることは、特別背任を立証していく上で、貴重な情報になっていく。
 状況証拠をつかんでいくということかな。海外のペーパーカンパニーを使って、会社の資産を自宅に換えていたという話もあるけれど、海外の案件で落としきるのは無理だろう。
 大事なのは、国内でそうしたカネの動きがあったかどうかをなんとか押さえていくことだ。たとえ帳簿的には問題がなかったとしても、実質的に会社の資産がゴーンの所得となっていることを示していく」

 今後、東京地検特捜部が狙っていくのは、不動産や金融資産を含め、書類上は日産や孫会社以下のペーパーカンパニーが所有していたとしても、実質的にはゴーン氏のものだったことを立証してことになると見ている。

 しかし検察内部からも「逮捕は勇み足だったのではないか」という弱音が漏れ始めているそうだ。

 日産関係者も、「ゴーン氏が逮捕され、色々な事実が明らかになっても『これほどまで検察が決定的な証拠を押さえていないなんて、びっくりだ』と嘆息しているそうである。

 今週の第1位は秋篠宮が誕生日会見で発言した内容の詳細をスクープしていた新潮に捧げる。それ以外にも、関連報道として、文春、女性セブンの記事も、加えておきたい。

 秋篠宮の22日に行われた誕生日会見が、30日に解禁になった。一部では、眞子さんの結婚問題について破局を匂わせる発言があったため、誕生日まで解禁を延ばしたのではないかという憶測が流れた。

 だが、そうではなかった。天皇の代替わりに行う皇室行事「大嘗祭」に、「宗教色が強いものを国費で賄うことが適当かどうか」として、政府は公費を支出するべきではないという考えを示したのである。

 1990年に行われた「大嘗祭」では、宮廷費約22億5,000万円が使われたという。秋篠宮は、天皇家の私費にあたる「内廷会計」で賄うべきだ、つまり質素にやるべきだと宮内庁の山本信一郎長官らに「かなりいった」が、聞き入れてもらえなかったと話している。

 宮内庁はまったく知らされていなかったため、大慌てのようだ。政教分離の観点からも重大発言だが、そうしたことを全く考えずに前例を踏襲して公費を支出することを決めた、安倍政権への異議申し立てでもある。

 テレビや新聞の写真で見る53歳になった秋篠宮の表情には凄みが出てきた。天皇皇后や皇太子がいえないことを私がいう。そうした覚悟をした男の顔である。

 今週の新潮も文春も、こうした発言の要旨は入手していたようだが、眞子さんと小室圭さんの結婚問題についてしか触れていない。両誌や女性誌は、秋篠宮の「このままでは納采の儀を行うことはできません」という発言だけを取り上げて、「千代田のお城から『さようなら小室圭さん』」(新潮)、「小室圭さんから辞退を 秋篠宮さまの真意」(文春)と、婚約破棄が決まったかのような騒ぎである。

 11月30日の各局のワイドショーも、再び小室さんの母親の元婚約者による一方的な発言を取り上げ、小室家側の非をあげつらう論調だった。

 私には、どうして秋篠宮夫妻の発言が「2人の結婚は許さない」ということになるのか、さっぱりわからない。

 さらに秋篠宮は、週刊誌の一連の記事の何本かを読んでいると語っている。先週の女性誌では、眞子さんの結婚問題で自暴自棄になった秋篠宮が、毎晩やけ酒を飲んでいると書いたところもあった。私がそばに居たら、「殿下、こういったものはお読みにならないほうが」というだろう。

 名前も顔も出さず、一方的に小室母子を非難する元婚約者と名乗る男性の話だけが独り歩きしている。これまでの週刊誌報道のほとんどは、「それが事実だとすれば」という前提で、話が組み立てられている。

 いつもの週刊誌なら、件の男性の話の裏付けを取り、なぜ、圭さんの婚約が決まりそうになった時期に、この話を蒸し返し、週刊女性に持ち込んだのか、その背景を取材するはずだが、不可思議なことに、今回はそれをほとんどしていないのはなぜなのか。

 眞子さん圭さんについての週刊誌報道を見てきたが、一つだけ確かなことがある。どれを読んでも、眞子さんの圭さんに対する思いが変わったと書いたところは、私が知るかぎり、どこにもないということだ。

 2人に厳しいセブンでさえも、宮内庁関係者がこう語っている。

「秋篠宮さまの胸の中には、積極的に眞子さまを翻意させようという気はないようです。“心変わりしないなら、そのうちに金銭トラブルについて周囲が納得をし、結婚すればいい”という諦観さえ抱いているように見えます」

 また眞子さんの知人は、

「(眞子さんは=筆者注)結婚の延期や、それについての報道をまったく意に介していないような雰囲気で、どちらかというと、“もうすぐ結婚します!”という幸せオーラを漂わせていることには、驚きもありました」

 といっているのである。

 以上のようなことを前提にして、秋篠宮夫妻の会見を読んでみた。私には、どうして秋篠宮さんの発言が「2人の結婚は許さない」ということになるのか、さっぱりわからないのである。

 ここで秋篠宮さんはこういっているのだ(11月30日のNHK NEWS WEBを参考にしました)。

「私は最近はそれほど、娘と話す機会がない」として、「私は今でもその二人が結婚したいという気持ちがあるのであれば、やはりそれ相応の対応をするべきだと思います」と、結婚したいのなら、週刊誌などで報じられている「金銭問題」について、きちんと世間に向けて話せといっているのである。

 また母親の紀子さんは、

「昨年の夏から、さまざまなことがありました。そして、折々に、私たちは話合いを重ねてきました。そうした中で、昨年の暮れから、だんだん寒くなっていく中で、長女の体調がすぐれないことが多くなりました。(中略)これからも、長女への思いは変わることなく、大切に見守りたいと思っております」

 うっすら涙を浮かべているようにも見えた。

 天皇家を含めた皇族は、世相を映す鏡である。娘が好きになった男の母親にやや問題があり、そうしたところへ嫁がせていいのだろうかと思い悩む両親。

 そうしたことで親子の仲もぎくしゃくして、話す機会もあまりなくなっている娘と、どう付き合っていいかわからない両親の心の内を吐露しているのだ。

 これは眞子さんへ向けた両親からのメッセージである。

 言外に窺えるのは、眞子さんが圭さんとの結婚に強い思いを抱いているということ。それを理解したうえで、それほどまでに思っているのなら、2人で相談して、世間に対して理解をしてもらう方策を考えなさい。私たちは決してお前を見放しはしませんよ。

 眞子さんの両親から、これほど強いメッセージをもらったのなら、眞子さんと圭さんのやることは一つしかないはずだ。

 記者会見を開き、自分たちの強い思いと、週刊誌などで書かれている「金銭問題」について納得のいく説明をし、少しでも世間に理解をしてもらうよう努めることである。

 27歳にもなった男と女が、それぐらいのことができなくてどうする。

 といっても、眞子さんはやんごとなきお方の娘さんであり、失礼だが、世間というものをまだよくわからないはずだ。

 圭さんは父親に死なれ、母子家庭で育ち、世間の冷たさや怖さをそれなりに知っていると思う。

 ここは大学を一時休学してでも、自から週刊誌記者たちの前に出て、2人の結婚への強い意志と、ささやかれている金銭問題をどう処理するつもりなのを、2017年9月3日にやった婚約内定会見の時と同じように、正々堂々と申し開きするべきである。

 圭さんの母親も隠れてばかりいないで、息子の一生に一度の大勝負のために、行動を起こす時だ。

 それを秋篠宮夫妻も、眞子さんも待ち望んでいる。秋篠宮夫妻の言葉の中に、その思いがにじみ出ている、私はそう思う。

 それができずに、NYの象牙の塔に閉じこもり、沈黙を通すのなら、小室圭という男は、眞子さんの結婚相手にはふさわしくない。眞子さん&圭さんの味方を任ずる私でも、そう断じざるを得ない。

【巻末付録】

 現代から。「大島優子、1年ぶり!完全プライベート・ショット」。AKB卒業から4年が経つのか。女優としての存在感が出てきた。

「石橋杏奈、連ドラ『ドロ刑』に出演中-女優として躍進中の彼女に注目」。たしかに正統派美女である。

 袋とじは「ゆきぽよ 初めての袋とじで美尻を見せた!」。『サンデージャポン』で大人気のギャルモデルだそうだ。エキゾチックな顔と肢体である。まあ、頑張りなはれ。

 ポストにいこう。「『ピンク四天王』とポルノ映画の時代/剥き出しの情を描く時裸は欠かせない」。AV監督のサトウトシキ、瀬々敬久、佐藤寿保、佐野和宏らが語っている。

 袋とじは「平成最後の『AV・OPEN』開幕!-栄冠に輝いたヌード美女が大集合」。AV女優の高橋しょう子、三上悠亜など。

「シリーズ初脱ぎ/優月心菜さん。23歳。-その大きな瞳に吸い込まれる」。なかなか大胆な女性だ。「美熟女の卵 三十路グラドル艶名鑑」はそれなりに。

 というわけで、今週もこれというのはない。で、引き分けだ。
(文=元木昌彦)

国民的歌手・谷村新司の晩年を狂わせた「息子のトイレ盗撮」と「スピリチュアル人間」の闇

今週の注目記事・第1位
「谷村新司(69)息子 トイレ盗撮で家族離散の哀歌」(「週刊文春」11/29号)

同・第2位
「強欲ゴーンVS.日産『離婚訴訟費用まで』」(「週刊文春」11/29号)
「『カルロス・ゴーン』の『酒』と『女』と『社食ラーメン』」(「週刊新潮」11/29号)
「カルロス・ゴーンをぶった斬れ! 西川社長『極秘告発部隊』の236日」(「週刊現代」12/8号)
「日産経営陣は『独裁者ゴーン』とこう戦った」(「週刊ポスト」11/7号)

同・第3位
「『プーチン』の寝技に誘い込まれた『安倍総理』」(「週刊新潮」11/29号)
「国後、択捉を失った『安倍ファースト』外交の罪」(「週刊文春」11/29号)
「『北方領土は“2島”でいい』もはや安倍首相は歴史に“名前”を残したいだけだ」(「週刊ポスト」12/7号)

同・第4位
「安倍内閣が処分したい『片山さつき』から『ダイオキシン』」(「週刊新潮」11/29号)
「『片山さつき“国税口利き”現場を私は見た』」(「週刊文春」11/29号)

同・第5位
「ちょいワル雑誌名物編集長(67)の“極悪”倒産」(「週刊文春」11/29号)

同・第6位
「東京五輪を襲う中国ダークウェブ」(「ニューズウイーク日本版」11/27号)

同・第7位
「しゃぶしゃぶ鍋に顔を突っ込む『芸能プロ社長』凄絶パワハラの証拠動画」(「週刊新潮」11/29号)

同・第8位
「中国製の器具を使ってニッポンは金メダルゼロ」(「フライデー」12/7号

同・第9位
「ライザップ『瀬戸社長』慙愧を語る」(「週刊新潮」11/29号)

同・第10位
「東京医科歯科大『学内乱倫トラブル』」(「週刊ポスト」12/7号)

同・第11位
「新垣結衣『AIアダルト乱行動画』」(「週刊アサヒ芸能」11/29号)

同・第12位
「『体にいい酒』『体に悪い酒』知らなかった本当のこと」(「週刊ポスト」12/7号)

同・第13位
「桑子真帆アナ 2度目の紅白総合司会は『ポスト有働』の“実技試験”!?」(「週刊ポスト」12/7号)

【巻末付録】現代とポストのSEXYグラビアの勝者はどっちだ!

 先週は、カルロス・ゴーン逮捕のニュースで持ちきりだったが、残念ながら、週刊誌にはタイミングが悪く、「突っ込んだ」だけで、新情報はなかった。

 週明けの現代、ポストはどうかと見たが、どちらも巻頭は「主治医を信じてるけれど、別の医者の『別の意見』も聞いてみる」(ポスト)、「平成が終わる日」(現代)。おいおい、お前たちは週刊誌じゃないのか。いつやってもいい暇ネタをトップにもってくる、その神経が私には理解できない。

 編集者は時代に敏感でなければいけない。そう私は教わってきたし、教えてきたつもりだが。愚痴はいうまい嘆くまい。気を取り直していくぞ!

 NHKの『ニュースウオッチ9』の桑子という女子アナは、なかなかいい。『報道ステーション』の女性アナより、自然体だし、時々、視聴者を睨みつけるような眼がまたいい。

 ポストによると、今年も紅白歌合戦の総合司会をやるそうだ。この司会を有働由美子もやって、NHKの顔になった。今回、桑子が上手く仕切れば、ポスト有働は彼女に決まりだそうだ。

 私にはどうでもいい話だが、NHKの顔だったはずの有働が、日本テレビの夜の顔になろうと頑張ってはいるが、視聴者からはあまり好感を持って受け入れられていないようである。

 やはりNHKと民放は、何かが違うようだ。桑子アナはNHKを出ないで、『ニュースウオッチ9』のメインキャスターになってもらいたい。

 これからは忘年会シーズンだという。サラリーマンでなくなってだいぶ経つから、そういう感覚はなくなったが、これからは燗酒がうまくなるシーズンではある。

 ポストは、これまでいわれてきている酒に対する考え方に、異論を唱えている。なかでも、休肝日はいらないという。これは読まなくては。

 休肝日があることで、その日以外はたらふく飲むことがいけないのはわかるが、大量に飲む、禁酒、大量に飲むというよりは、毎日飲む方が健康的だというのだ。

 理由はよくわからないが、休肝日が必要ないということだけ覚えておこう。

 とりあえずビールとは、皆で飲むときの定番だが、これは理に適っているそうだ。空腹時に強い度数の酒を飲むと、内臓に負担がかかるという。またビールに含まれている炭酸ガスは、胃液の分泌を促進するから、消化を助け、食欲増進にもなるそうだ。

 晩酌より昼飲みのほうがいい。ダラダラ飲んだほうがいい。ビールは痛風に悪いというのは「心配し過ぎ」だといろいろあるが、考えすぎて酒をまずくするより、何も考えずに飲んだほうが、心の健康にはいいということである。今夜も飲もうぜ、ご同輩!

 新垣結衣が3P乱交している! パソコンの画面を見ていて「驚愕する」人が続出しているとアサ芸が報じている。

 なんでも、インターネットの動画サイト「F」に1分余りの動画が2本アップされていて、タイトルには「本気で感じてしまう新垣結衣」「アヘ顔晒す新垣結衣」とついているそうだ。

 ITジャーナリストの井上トシユキ氏によると、

「それは『ディープフェイク』と呼ばれるAI(人工知能)で精巧に作られた動画です。狙いをつけた人物のデータを集めてAIに学習させ、もともと存在する動画の顔だけを有名人にすげ替えて、あたかも自然に見えるよう合成しています」

 その他にも広瀬すず、吉岡里帆、吉田羊などもあるそうだ。

 名誉棄損で訴えられることもあると思うが、とりあえず、吉永小百合はないだろうか。なかったら私用に作ってもらえないだろうか。もちろん使う顔は「夢千代日記」の頃のものがいいな。

 これからは、こうしたAVが主流になるのかもしれない。本人たちには迷惑だろうが。

 ポストによれば、婚約中の女性歯科医が、職場の先輩歯科医と関係を持ったことを恨み、男がその歯科医を切りつけるという事件が昨年5月に起きた。

 その病院が東京医科歯科大だったが、またも男女のトラブルを同大学が抱えているというのである。

 今度は、ボート部の現役学生と、そのコーチの妻が「不倫関係」に陥り、コーチは、その学生を訴えると息巻いているというのである。

 当該の学生は、そういう関係にあったことは認めるが、慰謝料は払えないので、弁護士と相談させてもらっているという。

 このコーチは、大学側にもこのことを話したそうだが、原田和幸弁護士によると、これは犯罪ではなく、プライベートなことだから、不倫された側が大学や会社に通告するというのは、名誉棄損に当たる可能性があるそうだ。

 ゴキブリではないが、1つ見つかると、何匹もいるのと同じように、同大学には「不倫体質」のようなものがあるのかもしれない。

 一度、虫干しをしたほうがいいのではないか。

 ところで、日曜日の話題は、貴景勝の優勝と、3歳牝馬・アーモンドアイの「ジャパンカップ」ぶっちぎり勝利であった。

 貴乃花部屋を潰し、力士たちは涙ながらに部屋を移った。その一人、貴景勝が賜杯を手にしたのだから、皮肉なものである。

 賞状を渡す八角理事長の顔が歪んで見えたのは、私の錯覚だろうか。横綱のいない場所ではあったが、貴景勝のガチンコ相撲は、貴乃花の恨みが乗り移ったような凄みがあった。

 この勢いで行けば、ケガさえしなければ大関は狙える。

 今や日本競馬界の顔になったのは3歳牝馬・アーモンドアイである。1番人気でオッズは1.5倍。

 相手は、超はつかないが、どれもG1を勝った実力馬がそろった。もしかすると惜敗もあるかなとレースを見ていた。スタートは互角に出て、逃げるキセキの4番手。4コーナーを周ると、インからじわじわ上がっていってキセキの直後につけて坂を上がる。

 キセキの川田が懸命にムチを入れるのを横目で見ながら、並んでかわす。3番手以降は懸命に追いかけるが、差は開く一方だった。

 最後は馬なりでキセキに1馬身半の差をつけゴールイン。楽々勝ったことにも驚いたが、タイムが表示されてどよめきが起きた。

 何と2分20秒6のレコードタイムである。競って来る馬がいたらどこまで記録を伸ばしたか。秋華賞ではなく、凱旋門賞に出ていたら、そう思わせる走りを見せてくれた。

 史上最強牝馬という称号は、史上最強馬と変わった。平成の終わりに、とてつもない馬が出てきたものだ。

 このまま日本に置いておくのはもったいない。年明けから、フランスへでも連れていって、向こうで何戦かやらせて、凱旋門賞に挑戦してほしいものである。

 さて、案の定というか、RIZAPグループの経営危機が発覚し、同社の株は2日続けてストップ安になってしまった。無理もない、2019年3月期通期の業績予想は、純損益が70億円の赤字、営業損益は32億円の赤字に転落すると、瀬戸健社長(40)が発表したのだから。

 これまでは、本業よりも、M&Aを繰り返して成長してきたのを、カルビー会長からRIZAPに転じてきた松本晃代表取締役が、M&A自体を全て止めるべきだと進言したのだ。

 瀬戸社長は新潮で、「買収した企業が増えるにつれ、買収先への経営人材の派遣などが手薄になったのは間違いない。そこは素直に反省しなければならないと思っております」と語り、「今回の件でご迷惑をおかけした皆様の信頼回復に向けて不退転の覚悟で構造改革を行う」と決意を述べている。

 役員報酬も営業利益が230億円を越えるまで自主返納するという。だが、売上よりもCM放映料のほうが多いのではないかといわれるRIZAPが、自転車操業を一度止めたら、転倒することにならないのだろうか。

 フライデーで、体操の白井健三(22)の父親・勝晃氏が、中国の器機は危険だと告発している。

 先月25日からドーハ(カタール)で行われた体操世界選手権で、3連覇がかかっていた白井は床運動で銀、内村航平(29)も鉄棒で銀、前回優勝の団体では銅に終わった。

 その原因が、中国のメーカー「泰山」にあるというのである。過剰に硬いのに、まるで反発がない。勝晃氏がこう話す。

「健三は幼少期からトランポリンでジャンプをしていた影響で、演技中に踵が床に着かないクセがついた。(中略)ただその反面、ウサイン・ボルト並みの数値と認定された、並みはずれた跳躍力にも繋がっています。(中略)ただ今回、H難度の『シライ3』を繰り出していたら、選手生命が危ぶまれる可能性すらあった。健三の『心が折られるような器具だった』という発言には、本当に胸が痛みました」

 得をするのは、この器具を使い慣れていた中国選手だけだった。スポーツライターの小林信也氏はこう指摘する。

「今のスポーツ界では、国の政治力や商業的な要素が強くなりすぎている。その結果、“アスリートファースト”の精神が弱まり、選手たちが十分なパフォーマンスを発揮できない状況になっている」

 東京五輪では、このメーカーの器具を使わないことが決定したそうである。

 ワイドショーで、芸能プロの社長に、首をつかまれ煮えたぎった鍋の中に顔を漬けられる動画が、流された。これは新潮が提供した動画だが、もはやパワハラという次元ではなく、殺人未遂ではないのか。

 起きたのは2015年12月。加害者の社長は当時25歳、被害者の従業員は23歳だった。社長から「面白いことをやれ」といわれたが何もできないので、一気飲みをさせられ、挙句に、鍋に顔を突っ込めといわれたというのだ。

 この従業員、火傷は1カ月程度で治ったそうだが、損害賠償は要求していなかった。今回、新潮に話したことで、提訴するというのだが、遅すぎないか。

 渋谷区内で事務所を構え、若年層に人気の女性タレントや元モデルなどが所属していたらしいが、新潮の取材後、そこからいなくなったそうだ。

 次は東京五輪の話。中国政府系のハッカーが、ここをめがけて攻撃してくるとニューズウイーク日本版が報じている。

 中国のハッカーが、技術力に定評のあるロシアのサーバー攻撃ツールを購入し、その額は約1年余りで3億ドルにもなるといわれているそうだ。中国は00年に、「ネット・フォース」といわれるサイバー攻撃部隊を創設しているが、その予算は150万ドルだったという。

 そうした攻撃に対して、日本の対応は非常にお粗末である。ニューズもこう指摘している。

「日本の不安要素は多い。パソコンを使ったことがないと認めているサイバーセキュリティ担当大臣が、関連法案や対策案をほとんど理解すらできないという事実だけではない(この大臣は五輪担当でもある)。日本にはダークウェブに仮想エージェントを送り込める情報機関もない」

 安倍首相は、本気で東京五輪を成功させようと思っているのだろうか。

 雑誌界の話題を一つ。01年に主婦と生活社が創刊した「LEON」は、ちょいワルオヤジというコンセプトが受け一世を風靡した、そうだ。

 これを立ち上げた編集長の岸田一郎氏は、一躍名物編集者として脚光を浴びた。主婦生を離れた岸田氏が、旅行代理店のH.I.S.などから出資を受けて創刊したのが「GG」(ゴールデンジェネレーションズの略)だった。コンセプトは「ちょいワルオヤジの余生快楽誌」。だが、時代は変わってしまっていた。

 下流老人が増え、老後破産がたびたびニュースになる中で、贅沢志向の雑誌は苦しいだろうと、私は見ていたが、案の定、創刊時から赤字を続けてきた「GG」は、総額1億3,000万円を超える負債を残して、10月16日、突然休刊が発表された。

 印刷所はもちろん、編集プロダクション、執筆者たちへの原稿料の未払いが、業界内では大きな問題になっている。

 文春によれば、編集部員からは、岸田氏の部下に対する激しいパワハラ、色あせていた岸田ブランド、クライアントたちからは「あいつがいる限り広告は出さない」といわれたなどという怨嗟の声が上がっているそうである。

 それに、休刊前の9月に、「俺は疲れたわ、後は任せた」と、さっさと編集長を退任し、取締役も退任していたというのである。

 制作スタッフの一人は、「岸田さんは自分も被害者だと思っているようですが、編集長として雑誌を主導してきたのは事実」だと難じている。

 確かに、「GG」を出す会社を立ち上げ、取締役になり、編集長としてやりたい放題やって、倒産する前に逃げ出したのでは、無責任というそしりを受けても致し方ないだろう。

 どんなに優秀なワンマン編集長でも、一人で雑誌は作れない。編集長の意を汲んで動いてくれるスタッフが、最低でも2、3人は必要である。

 それなのに、パワハラで部員が次々辞めていったというから、そもそも編集部の体を成していなかったのだろう。岸田氏に資金を提供した一人、ベンチャーの草分けともいうべき西和彦氏が、こういっている。

「名物編集長も老いてしまったということじゃないですか。肉体的にではなく、編集者としての精神性でしょう」

 私も70歳の男だけに限定にした雑誌を創刊しようと考えている。だが、自分でもびっくりするほどの記憶力や気力の衰えは、昔のように「見る前に跳べ」というわけにはいかない。

 私も、雑誌作りに失敗すれば、結局、あいつはヘア・ヌードだけしかできなかったなと、いわれるだろうな。

 新潮いわく「安倍内閣の産業廃棄物」状態になっている片山さつき地方創成大臣だが、今回は静岡県御前崎市で、片山大臣が誘致に尽力した産廃処分場が大騒動を巻き起こしているというのだ。

 登場するのが御前崎市の阿南澄男市議で、片山の秘書の肩書も持っている。彼が昨年11月、産廃処分場を誘致する文書を地元で配り、住民はそれで初めて知ったという。

 大手産廃業者の「大栄環境」(神戸市)が処分場を建設するのは、地区住民の「財産区」といわれる場所で、市長が選任する7人の管理会が利用法を決定することになっているのだが、7人のうち4人が阿南市議の息がかかるっているそうで、賛成多数で決めてしまったというのである。

 現地で反対運動を展開するメンバーが、その処分場にはC型肝炎やエイズなどの治療に使われた医療廃棄物まで県外から持ち込まれるというので、住民は不安を募らせていると話している。

 阿南市議は原田昇左右元建設相の秘書を務めていた。浜岡原発利権などを受け継ぎ、建設業者は彼のいいなりだそうだ。この処分場には4年間にわたって市が補助金1億円を支給することも決まった。阿南市議のファミリー企業が施設の保守点検を請け負うというから、住民無視のやりたい放題である。

 新潮によれば、当然ながら片山大臣にも、それ相応の見返りがあるという。処分場が排出する焼却灰を再処理する会社と関連会社から、片山が代表を務める政党支部が、16年の収支報告書によると100万円の寄付を受けているそうだ。

 片山大臣は新潮に対して、阿南市議がやったことで、私は知らないというが、「大栄環境」の金子文雄社長は、阿南市議から片山大臣を紹介されたといっているし、片山のパーティ券を買ったことも認めている。

 文春では、片山の後援会の役員だった人間が、国税に口利きをした現場を見たと、話している。身内からも造反の火の手が上がり、片山大臣の厚化粧で隠されていたウソが次々に暴かれていく。

 さて、安倍首相が「1956年の日ソ共同宣言を基礎として、プーチンと平和条約交渉を加速させる」と発言したことが、さまざまな批判や憶測を呼んでいる。

 共同宣言を原点だとすると、条約を結んだとしても、北方領土四島返還ではなく、歯舞、色丹の二島しか返還されないことになる。

 この問題に詳しい鈴木宗男氏は、「大きな前進だ」と評価しているが、「四島返還を自ら放棄した」(木村汎北海道大学名誉教授)という批判も多い。

 これでは保守層を基盤にしてきた安倍首相は、反発を喰うのではないのかと思うのだが、そうではないという見方も多いようだ。

 四島一括返還は裏切られたが、やはり安倍だから二島返還ができたではないかと受け入れ、大きな打撃にはならないというのである。

 私は、参議院選の前に、なんでもいいからぶち上げようという安倍首相の焦りを感じてならない。これまで犬猿の仲だった中国・習近平主席にすり寄り、トランプ、プーチンの愛玩動物と化している安倍は、とても日本ファーストと考えているとは思えない。首相の座にしがみつき、あわよくば4期目も目指そうとするのは、いったいなんのためなのか。目的を見失ったため、移民法改正もそうだが、場当たりとしか思えないものを出して、国民の目をごまかしていく手法しか取れない、私はそう見ている。

 ポストは、安倍首相が、2島返還でもいいやと考えるようになったのは、残り少ない任期で、4島返還にこだわれば、平和条約を締結するのは難しい、拉致問題も、全員帰国は難しいから、北朝鮮側から内々でいってきている2人を帰国させることで妥協しようとしていると見ている。

 それは、そうすれば平和条約を締結した北朝鮮との間にある拉致問題を“解決”し、国交正常化をした首相として、歴史に名が残ると考えているからだと指摘する。

 もはや、何もできなくなった安倍首相は、どんな形でもいいから、歴史に名をとどめたいという「願望」だけで、首相の椅子にしがみついているというのだ。まあ、そんなところが本音なのだろうが、まずいのは交渉相手にそれを見透かされていることである。

 さて、ゴーン逮捕は朝日新聞のスクープであった。衝撃という言葉がこれほどふさわしいニュースはなかった。

 だが、文春、新潮にとっては最悪のタイミングだった。だが、ニュース週刊誌の底力を見せてもらった気がした。11月21日(水)の新聞広告のことである。

 文春は「強欲ゴーンVS.日産『離婚訴訟費用まで』」、新潮は「200億円荒稼ぎ!『カルロス・ゴーン』の『酒』と『女』と『社食ラーメン』」と右トップに特筆大書してあるではないか。

 ゴーン逮捕の一報が流れたのは19日、月曜日の夕方であった。今週は金曜日が祝日のため、両誌の発売は1日早い21日である。したがって、ほぼ校了という段階で、この衝撃的なニュースが編集部に飛び込んできたはずだ。

 私にも経験があるが、これを入れるか入れないか、瞬時の判断を編集長は求められる。入れるとなれば、即刻取材を開始し、まとめ原稿を印刷所に入れて、校了するのは深夜になる。酒も呑めない。これが辛いのだ。

 今は、もっとスピーディなのだろうが、取材する時間は今も昔も同じである。しかも、文春はこれを巻頭に持ってきた(新潮は後半)。失礼だが、内容は両誌とも新味はない。文春は以前、独占告白させたゴーンの前妻・リタ・ゴーンさんの電話インタビューだけが、新情報といえるだろう。彼女はこういっている。

「おカネに関しては、カルロスは正しいことをしたことがありません。高額な所得を隠すために、色々なことをしていた。今回の逮捕は、彼のような人間には当然の結果だと思います。彼の弁護士から『俺は(税金などについて)魔法を使える』と自慢されたこともある。カルロスはお金(ママ)に関する感覚がおかしい。(中略)日本での逮捕を機に、フランスでも何か出てくるでしょう。あの国は税や所得関連の不正を探すのが得意だから」

 かなり冷たいいい方だが、離婚に当たってそうとうゴタゴタし、その後も、2人の間のことをべらべらしゃべったことで、ゴーンがレバノンの裁判所に、高額な賠償金を払うよう求めたことなどが、尾を引いているのであろう。

 世界第2位の自動車産業のトップ、レバノンの英雄、ブラジルでは大統領候補ともいわれていたという「大物」の逮捕は、これからどう推移していくのだろう。

 今回は6月から始まった日本版「司法取引」で、日産内部の人間たちが捜査に協力したと報じられている。これについて東洋経済オンライン(11月21日)で田上嘉一弁護士がこう書いている。

「司法取引によって免責されるのはあくまで刑事責任にすぎない。前述の取締役の善管注意義務違反(過少申告の事実を知りながら作成に協力した)に基づく責任などは、司法取引によっても免れるわけでない。いかにゴーンに権限が集中していたとはいえ、これだけの報酬差額が生じていたにもかかわらず、不正を見抜けなかった、もしくは見過ごしていたのだとすれば、企業のガバナンスとして大きな支障があることは間違いなく、他の経営陣も何らかの責任追及は免れないのではないだろうか」

 ルノーに吸収される話が進んでいたため、それを是としない日産幹部たちのクーデターという見方もあるが、捜査が進めば、西川広人日産社長を含めた幹部たちも無傷ではいられないはずだ。

 ゴーンショックは、フランス政府まで巻き込んで国際問題に発展すること必至である。

 現代、ポストは、十分に取材する時間があったにもかかわらず、誌面にこれはと思う情報はない。

 取材力が落ちているのか、この事件の何について読者が知りたがっているのかを把握してないのではないか。

 この事件は、日仏関係にも大きな影響を及ぼすとともに、日本の自動車産業がどう生き残るのかの試金石になるはずだ。

 ぜひ、いいノンフィクション・ライターをつけて、総力取材をすべきだと思う。新聞とは違う、斬新な切り口で連載し、まとめて本にすべきだ。

 今週の第1位は、ゴーンショックがなければ、もっと話題になっていたはずの文春の記事に贈る。

 歌手の谷村新司(69)の息子(40)の「トイレ盗撮」騒動である。

 冒頭、谷村が謝るシーンで始まる。

「原因を作ったのは崇(仮名)だし、それでどれだけの人に迷惑をかけているのか。こんなことを二回もして。一回目ももちろんそうだけど二回目をやった時は何を考えているんだ、と思った。死に物狂いで働け、と言っていたのに……」

 事務所関係者たちが固唾を飲んで見守っている前で、谷村は「親としてやるせない。本当に申し訳ありません」。そう口にすると、涙を浮かべながら頭を垂れたという。

 これは文春が目撃したのではなく、事務所の人間が文春に話したものである。

 いまさら谷村の歌手としての凄さを、縷々述べても致し方ないだろう。歌手としてだけではなく、日本と中国の友好にも長年尽力してきた。今年北京で開かれた日中平和友好条約40周年を祝う式典でも「昴」を歌い、名門・上海音楽学院の名誉教授でもあり、中国では絶大な人気を誇るそうだ。

 家の外では暖かい風が吹いていても、家の中はこのところ冷たい嵐が吹き荒れていたという。

 谷村には、無名の頃、彼を助けてくれた妻のほかに、歌手の長女(38)と自称アートディレクターの長男がいる。

 02年に谷村は個人事務所「ダオ」を設立し、妻が代表取締役、谷村、息子、娘が取締役に入っている。谷村はこれまでも折に触れて、家族への思いを語ってきた。

 だが、3年ほど前と今年の春、ある事件が起きて家族はバラバラになったという。谷村の息子が、事務所の女子トイレにカメラを設置して、女性スタッフのことを密かに撮影していたことが発覚したのである。

 それを被害女性の知るところとなり、彼女は「こんな事務所では働けない」と大問題になった。当然だろう。

 谷村が内々で収めるべく、スタッフを説得し、彼女も我慢してくれることになったというのだ。だが、これで一件落着ではなかった。

 谷村は、息子を有名私立校に入れてエスカレーター式に大学までいかせ、卒業してからも事務所に入れて、仕事も与えてきた。

 同じ高層マンションに部屋まで持たせ、甘やかし続けてきた息子が自立などできるはずはなかったのだ。

 息子を事務所から退社させ、盗撮事件についてはかん口令を敷き、息子夫婦を京都へ移り住むようにしたそうだ。だが、経緯を知らなかった妻は、後で事実を知らされ、苦しみぬいた末に、子どもへの影響を考えて離婚に踏み切ったというのだ。今年7月のことだった。

 その際、谷村は、「不愉快な思いをさせてしまった」と詫び、子どものために月々50万円を生活費として払うといったという。

 だが、後日、谷村はこの約束を反故にしてしまったそうだ。彼女は2人の子どもを抱え、元夫から送られてくる月数万円の養育費では生活できず、働いているという。

 このほかにも、谷村の事務所に名を連ねているスピリチュアルな力のあるという人間に、谷村は「先生」と心酔している話もあるが、ここは割愛。

 家の顔と外の顔の違いのある谷村に、娘は反発し、昨年2月に結婚したが、以後、音信不通だという。文春の直撃に谷村は、こう答える。

 長男の盗撮事件については、「お話しすることは何もありません」。家族が一家離散状態にあることについては、「ええ、それは自由にお考えいただいて、はい」。

 今、病に臥せっている長嶋茂雄の家もそうだったが、国民的歌手とまでいわれる谷村の家も、外からは窺い知れない「修羅」を抱えていたようである。

【巻末付録】

 ポストから。巻頭から西田幸樹の「なおん。」今回は「すっぴんNUDE 小阪有花」。ミスマガジンのグランプリに輝いたこともある元人気グラドルが、7年ぶりに脱いだそうだ。ヘア・ヌードはないが、30越えでも綺麗なカラダである。

 後半は「湯めぐりエロス 仲村美海」「美熟女温泉へいらっしゃい」。私の好みは仲村美海。張りのあるボディは、新鮮なエロスを感じさせる。

 現代は、「写真家・池谷朗が愛した女優たち」で、岡田奈々、叶和貴子、大場久美子など。やはり叶はいいね。

 袋とじは「これがいま一番美しいカラダだ 永岡怜子 神が宿るヘアヌード」。

 永岡はなかなか野性味のある女性だ。こんな女性に挑まれたら、今の草食男は、引いてしまうのではないだろうか。

 というわけで、今週はともに決め技なしで、引き分けだな。
(文=元木昌彦)