眞子さま・小室圭さん問題で「佳子さまの乱!」堂々“メディア批判”に週刊誌はどう答える?

今週の注目記事・第1位
「『佳子さま』炎上で問われる『秋篠宮家』の家庭教育」(「週刊新潮」4/4号)「奔放プリンセス佳子さまの乱全内幕」(「週刊文春」4/4号)

同・第2位
「ローラ『親密な夜』を撮った」(「FLASH」4/5号)
「ローラ『東京セレブ』デート」(「フライデー」4/12号)

同・第3位
「カルロス・ゴーン『神話への報酬』」(「週刊ポスト」4/12号)

同・第4位
「LIXIL『潮田くん、君は間違っている』」(「週刊現代」4/13号)

同・第5位
「NGT48AKS女社長が荒れさせた保護者会」(「週刊文春」4/4号)

同・第6位
「留学生が告白『東京福祉大はタコ部屋だった』」(「週刊文春」4/4号)

同・第7位
「イチローはどこで自分には『人望がない』と感じたのか」(「週刊現代」4/13号)
「イチロー父<独占告白>『引退します』試合前、そう言うと」(「週刊文春」4/4号)

同・第8位
「日本史上最高のIQ188 太田三砂貴くんは幸せになれるか」(「週刊現代」4/13号)

同・第9位
「厚労省泥酔課長の酒癖と女癖」(「週刊文春」4/4号)

同・第10位
「GACKT<違法営業疑惑>音声」(「週刊文春」4/4号)

同・第11位
「小池百合子<延命予算>が酷すぎる」(「週刊文春」4/4号)

同・第12位
「65歳以上を狙う『詐欺の子』たち」(「週刊現代」4/13号)

同・第13位
「老人ホーム倒産、ほぼ全財産喪失」(「週刊現代」4/13号)

同・第14位
「脚本家・倉本聰『ショーケンは天才だった』」(「週刊現代」4/13号)

同・第15位
「大塚家具久美子社長を救った中国人社長が助成金1・3億円不正受給」(「週刊文春」4/4号)

同・第16位
「アイドルを作った男/『私は出たくない』紅白を拒んだ南沙織」(「週刊文春」4/4号)

同・第17位
「元コーチから指導料未納の証文が届いた大坂なおみ不徳の父」(「週刊新潮」4/4号)

同・第18位
「死ぬまでSEX死ぬほどSEX イケる女性器、イケるセックス」(「週刊ポスト」4/12号)

同・第19位
「『平成の大横綱』の称号は誰の手に」(「週刊新潮」4/4号)

【巻末付録】現代とポストのSEXYグラビアの勝者はどっちだ!

 火曜日から日曜日まで、ハワイのマウイ島へ行ってきた。オアフ島は日本人観光客で一杯だったが、マウイでは日本人も中国人も見かけなかった。

 春休みなのか、子ども連れの白人が多かった。マウイはBig Islandと呼ばれるハワイ島の次に大きな島だが、鄙びた、昔のハワイはこうだったんだろうなと思わせる古い街並みや、レストランが多く残っている。

 滞在はたった丸4日間だから、忙しいだろうといわれるが、そんなことはない。行は6時間と少しでオアフ着。飛行機を乗り継いでマウイ島に着いたのが昼頃。

 リゾートのホテルのチェックインは午後4時。それまで浜辺に出て海を眺めていると、日本の時間とは違う“時間”が流れ始める。

 持っていった本など1冊も開くことなく、浜辺を散歩して、疲れたらプールサイドのバーでマイタイを飲む。

 夜は、スーパーで買って来たステーキ用の安い肉を、外にあるバーベキュー用の器機で焼き、ワインを飲みながら星空を眺める。

 ただそれだけの繰り返しであるが、これが何ともいえず心地いい。

 ハワイはどこにいても風が気持ちいい。これほどの風は、これまでいくつか行ったどこの国の風とも違うと思う。

 食べるものにやや難がある(味付けが濃く、ボリュームがあり過ぎる=新潮にいわせれば、超高カロリーの肥満、高血圧、糖尿病へ一直線)が、日本から持っていった醤油、ソース、タバスコで補うことができる。

 2年ぶりのハワイだが、前回も書いたが、日光浴をしている男女でKindleを読んでいるのを見かけない。

 少し前は、多くの観光客がKindleを読んでいたが、やはり、まだまだ文庫本やペーパーバックを超える手軽さ、読みやすさがKindleにはないからだ。

 ハワイの物価は東京と比べても高いとは思うが、風はただである。これと安いステーキ肉があれば、私にとっては「極楽浄土」。そのうえ、はち切れそうな若い水着美人たちを眺められるのだ。

 もっとも、隣にいるカミさんに見つかると、夜のステーキにありつけなくなるから用心しながらだが。

 さて、口明けは新潮から。白鵬が42回目の優勝で平成最後の大相撲を締めくくったが、新潮は、それが痛く気に入らないらしく、平成の大横綱は誰なのかと、6人の評論家やジャーナリストに選ばせている。

 第1位は貴乃花、3位が武蔵丸というのは私も納得だが、2位に稀勢の里というのは首を傾げる。

 白鵬の64連勝を阻止したことが評価されているようだが、横綱としての評価となると、目ぼしいものはない。

 私は、1位貴乃花、2位白鵬だと思うが、読者諸兄はどうだろう。

 このところポストも現代も、SEX記事がおとなしくなってきていたと思っていたが、今週は両誌ともにページを取って、力の入れようはハンパではない。

 特にポストは、現代の相続路線には対抗できず、歯医者ものの記事をやっていたが、内容はなかなかだったと思うが、読者はあまり食いつかなかったのではないか。

 今週も巻頭は「年金は『早くもらったほうがいい』これだけの理由」というお馴染みの話だが、もう聞き飽きたと思うのは、私だけだろうか。

 今回のSEX特集は、産婦人科医たちが教えるというのがミソ。これまでもやってきてはいるが、今回は気合が入っているように思う。

 たとえば、産婦人科医・高橋怜奈先生が教える『“中イキ”は早く動かしちゃダメですよ』。産婦人科医・丹羽咲江先生のアドバイス『吹きやすい体位があるんです』。膣トレーナー・西村理沙先生は知っています『“締まり”は体位でこんなに変わるのよ』などなど。

 やることはみなほとんど同じなのに、こうして見ると、なにやらムズムズとコーフンしてくるというのは、人間っておかしなものですね。

 話はガラッと変わる。テニスの大坂なおみが苦しんでいる。

 このままでは1位から陥落は時間の問題。新コーチとの間に何か問題でもあるのか?

 新潮は、そうではなく、子どもの頃、なおみにテニスを教えた元コーチから、指導料を払えと請求されていることが、相当プレッシャーになっているのではないかという。

 なおみは意外にプレッシャーに弱いそうだ。こうしたトラブルが起きた場合、父親のフランソワが対処するべきなのだが、元コーチとの間で契約書を交わしており、サインもしているというのである。

 新潮がいうように、大坂の名前が広がり始めているタイミングで、元コーチらに心づけを渡していれば、このような騒ぎにはならなかったのであろう。

 大坂のことだから、また強さを見せてくれるだろうが、心にはかなり大きな傷を残したかもしれない。

 さて、南沙織という歌手がいた。写真家の篠山紀信と結婚して子どもをもうけたが、まだまだ往時の美しさを残している。

 彼女には思い出がある。私のカミさんの弟は、若いころから沙織の大ファンだった。

 彼が結婚式を挙げる時、何としてでも、南沙織に出てもらいたくて、彼女の家を探し出し、「出席して頂けないか」という手紙を渡しにいったのである。

 一ファンの願いなど聞くわけはないと、私も思っていたのだが、南は出席してくれたのである。

 花嫁よりも目立つ凛とした美しさに、会場のほとんどの視線は彼女に釘付けになった。

 彼女への手紙の中に、彼女の心を打つ言葉があり、それが響いたのだろう。いわゆるアイドルらしくない彼女の生き方が、弟の結婚披露宴に来た人間の心に長く残ったことは間違いない。

 文春で、多くのアイドルを送り出した名プロデューサー酒井政利が、南について話している。

 沖縄出身の南は、持って生まれた音感を生かし、あっという間にアイドルの頂点に登り詰めたが、NHKの紅白歌合戦に出るのを嫌がったそうだ。

 紅白に出てしまえば、芸能界から引退できなくなる。早く沖縄に帰りたい、そう考えていたそうだ。

 そんな彼女が、引退しますと酒井に打ち明けた時は、同時に篠山と結婚することを決めた後だったそうである。

 大塚家具の大塚久美子社長は、会社を傾け、倒産するところまで追いつめられてしまった。

 もはやこれまでと思っていたところ、日中間の電子取引サービスを手掛けるハイラインズというところが、救いの手を差し伸べてくれた。

 やれやれだが、久美子社長の経営手腕のなさは万人が知るところなのだから、頃合いを見て、辞任させるのではないのか。

 文春によると、このハイラインズという会社の陳海波社長(46)は、かつて自分のつくった会社に助成金を厚労省から1億3000万円も受け取っていたのに、これが不正だったことが発覚し、全部返却させられた過去があったそうである。

 陳社長は、過去の話だし、全部返還しているのだから問題ないと主張しているが、久美子社長、あなたは美人だから、今度は男で失敗しないよう気をつけたほうがいい。

 ショーケンこと萩原健一が亡くなった。享年68。フライデーとも取材を巡って立ち回りをしたり、数々の女優と浮名を流したりと、ジェットコースターのような人生だった。

 現代で、脚本家の倉本聰が、演技力や器用さにおいては一種の天才でしたと語っている。

『前略おふくろ様』の撮影が始まる前、彼は銀座の料理屋で修業して、撮影が始まるころには包丁さばきがプロ級になっていたし、『ガラスの知恵の輪』の時には、ピエロに扮してパントマイムをやるシーンがあったが、普通なら2年かけて習得するところを、たった2ヶ月で覚えてしまったという。

 私は一度も会ったことはないが、一度酒を呑んでみたい男だった。

 ところで新元号が決まった。「令和(れいわ)」。出典は漢書からではなく万葉集からだという。

「万葉集にある和歌「初春(しょしゅん)の令月(れいげつ)にして、気淑(きよ)く風和(やわら)ぎ、梅は鏡前(きょうぜん)の粉を披(ひら)き、蘭は珮後(はいご)の香(こう)を薫(かお)らす」(書き下し文)から二文字をとった」(朝日新聞DIGITAL/4月1日11時58分より)

「令」という漢字は、ネットの「漢字/漢和/語源辞典」によると、

「成り立ち 会意文字です(亼+卩)。『頭上に頂く冠の象形』と『ひざまずく人』の象形から、人がひざまずいて神意を聞く事を意味し、そこから、『命ずる・いいつける』を意味する『令』という漢字が成り立ちました」

 ややホッとした。噂の域を出なかったが、安倍晋三首相が、自分の一字「安」を押し込むのではないという風聞が流れていたからだ。

 何も後世に残るもののない安倍にとって、自分の一字を入れ込めば、歴史に残ることになる。だが、われわれ国民は、元号を書くたびに安倍のことを思い出すのではやりきれない。

 令和は何か冷たい感じがするが、慣れていけばいいのだろう。

 さて、やっと入った老人ホームが倒産したらどうなるのだろう。

 考えたくもないが、現代によると、昨年12月に大磯・二宮で特養老人ホームを運営していた社福法人が倒産しているし、3年連続で100件を超えているそうだ。

 老人ホームでは入居率8割、特養老人ホームでは9割を超えないと赤字といわれるそうである。

 では安全な老人ホームを見分けるにはどうしたらいいのか。介護・暮らしジャーナリストの太田差恵子は、入居者が8割以上、勤務歴が長い職員が多いこと、それに新規オープンしたところは内容が不明なので、慎重にという。

 同じ現代が、65歳以上を狙うオレオレ詐欺の連中は、日に日に進化していると報じている。

 連中の中には、大学生はもちろんのこと、中学、高校生まで加わっているケースもあるという。

 さらに、カモにするターゲットが一目でわかる「カモリスト」というのがあるそうだ。

 名簿屋という人間がいて、「関東在住の65歳以上のデータを500件ほしい」というと、500件×100円ですぐに提供してくれる。

 中には1件1000円のデータもあり、そこには、家族構成や学歴まで記載してあるという。

 さらに1件1万円もあるそうだ。これには、その高齢者がどれぐらい資産を持っているのかまで書いてあるのではないだろうか。

 今の時期は、「改元詐欺」というのが一番危ないそうである。

 ある日、「全国銀行協会」と記された封筒が届く。中には、「5月1日からの改元による銀行法改正に伴い、全金融機関のキャッシュカードが、不正操作防止機能が付いたカードへ変更となりました」。

 封筒には、「キャッシュカード変更申請書」と書かれた書類が入っていて、銀行名や口座番号、暗証番号まで記入する欄まであり、今使用しているキャッシュカードを同封して返却するようにと書いてあるそうだ。

 これならオレも騙されそうだな。くわばらくわばら……。

 文春はまた今週も小池都知事が、自分が延命するためにどんどん予算をバラまいている実態を報じている。

 中でも、18年度補正予算に盛り込まれた公立小中学校体育館に冷暖房を設置するという、公明党の要望を、財務局が査定ゼロにしたのに、小池都知事の査定で、約99億円も付けたというのである。

 小池にとって公明党は命綱のようなもの。だからなんでもいうことを聞く。こんなことばかりやっていて、都民はほったらかしでは、再選は絶対にない。

 さて、GACKTというタレントがいる。私から見れば、普通のタレントだが、やれ味の違いがわかる、何でもよく知っているなどと、一味違った大物タレントのように扱っているテレビ局があるという。

 だがこの男、文春によれば、仮想通貨業者のブラックスターが手がけている仮想通貨「スピンドル」の広告塔になり、今買えばめちゃめちゃ儲かるといい、50億円以上を集めたそうである。

 しかもこのブラックスターは、仮想通貨の売買・交換などを行う金融庁への登録をしていないそうだ。

 購入した者の中には、大損したのもいるそうだが、GACKTらは上場直後、約7000万円も売り抜けていたというのである。

 これって詐欺じゃないのか? ゆめゆめ騙されないように。

 韓国の空港で泥酔した挙句、「アイ・ヘイト・コリアン」と怒鳴り、空港職員らに殴りかかった厚生労働省の武田康祐賃金課長(47)には呆れた。

 それも、文春によれば、国家公務員が海外渡航する際には事前に届け出が必要なのだが、それもしていなかったというのである。

 日韓関係が最悪の中、このような愚行を働けばどうなるか、この男には分からなかったらしい。

 厚労省も調査して厳正に対処するといっているから、処分の成り行きに注目しよう。

 ところで太田三砂貴という24歳の男性がいるそうだ。この人何とIQが、日本で一番高い188もあるというのである。

 東大生の平均が120といわれるそうだ。何しろ現代によれば、幼稚園児の時に、ひらがなのブロックや幾何学模様のメダルに夢中で、「世の中の美しい形には、ある一定の比率」、つまり黄金比に気づいたという。

 ピアノやヴァイオリンも習わずに弾け、交響曲まで作曲してしまう。

 こんな人間なら、東大か何かに入り、一生が保証されていると思うのだが、そうではないと現代はレポートしている。

 まず、高卒の両親は、教育方針から大学には行かせなかった。

 それに、今の東大の入試は暗記が主だが、彼は暗記が苦手なのだそうだ。

 今は、学位を取るために、地方国公立大学を目指して浪人中だという。

 何ともおかしな話だが、やはり親の都合で、高いIQを持ちながら、大学を出なかったため、その後の人生に苦しんでいる人もいる。

 日本という社会は、大学さえ出ていれば、高卒の優秀な人間に出世で負けることはそうそうない。おかしいじゃないか。学校など行かなくても才能があり、人類のために大きな仕事をした人間はたくさんいる。

 かえって大学にいるのは無駄だと考え、自分のやりたいことをやり、それで名を成したほうがいいのに、日本のやり方はそうなっていない。

 これでは、真の天才は出てこない。そう思う。

 イチローの引退は日本中を沸かせたが、一人だけ蚊帳の外にいたのがイチローの父親、鈴木宣之(76)であった。

 文春によれば、東京ドームに見に行き、試合の直前、イチローの妻の弓子夫人が来て、「お義父さん、今日試合が終わったら引退します」と告げたという。

 彼は、チチローといわれ、文字通り精魂込めてイチローを育て上げた。

 一卵性双生児のように仲の良かった時期もあったが、弓子と結婚するのに大反対したため、以来疎遠になったという。

 だがそのイチローも、引退を発表してから変わってきたそうだ。

 弓子夫人から、「ゴルフを一緒にやりたいといっています」と伝えられ、近々、やる予定だそうだ。

 現代は、会見でイチローが「僕は人望がないから監督は無理」だといったことにこだわり、本当にそうか検証している。

 イチロー、野茂英雄、長谷川滋利、田口荘などの教え子をメジャーに挑戦させた名伯楽・仰木彬監督は、大酒のみで女性関係も派手だったが、人望はあった。

 イチローはそういうタイプではないが、スポーツジャーナリストの二宮清純のいうように、「監督に向いているかどうかは、選手本人にはわからないことだ」。オレ流の落合博満だって、監督で4回も優勝している。

 イチローの監督姿も見てみたいものである。

 ところで、東京福祉大学というのはひどいところだ。昨年1年間で受け入れた約2700人の研究生のうち、約700人が姿を消してしまったというのだから。

 初め聞いたときは、この700人が集団自殺でもしたのかと思った。

 そうではなく、この大学にいても日本でいい職に就けることなどないと、集団で逃げてしまったそうだ。

 学生を収容するために、コンビニの2階や、銭湯まで借りあげていたという。

 なにしろ、大学の創設者で事務総長を務めた中島恒雄は、08年に女性職員への強制ワイセツで実刑判決を受けたが、収監中にも、「留学生をたくさん取れ」と指示していたそうだ。

 入れてしまえば、後はどうなろうと知ったことはない。こんなところへ入れられた留学生たちが哀れである。

 NGT48の山口真帆(23)が、アイドルたちを食い物にしている連中に暴行された事件は、一向に収まる気配がない。

 その理由の最大のものは、運営会社のASKの無責任極まる対応のためだが、第三者委員会の調査報告書が出たのにもかかわらず、その説明を父兄にしている間にも、山口は「何で嘘ばかりつくのでしょうか」とツイッターで反論していた。

 嘘で塗り固めて事態を収めようという運営側と、それに納得しない少女たち。メディアも企業も、ここから離れていっている。

 こんな商法を生み出した元凶の秋元康は、陰に隠れて出てこない。これこそが、この商法のいかがわしさを物語っていると思う。

 LIXILというのは、イナックスとトステムというのが統合してできたそうだ。今やグループ全体で社員6万人の大企業だ。

 だが、去年から、CEOの潮田洋一郎(65)のワンマンぶりが目に余り、瀬戸欣哉CEOの職を独断で解き、自らがその席に座ってしまったのだ。

 今年の5月には、臨時株主総会を開き、潮田の解任決議を行うといわれているそうである。

 現代で、イナックスの創業者の三男で、会長も務めた伊奈輝三(81)が、潮田を批判している。

 昨年10月以降、株価は2割近くも値を下げているという。それにこうした騒動に嫌気をさした従業員たちが次々に辞めていっているそうである。

 由々しき事態のようだが、伊奈は、会社は社会のもので創業者一族のものではない。潮田も、自分の為ではなく会社のためにやっているのだと思うが、株主や周囲の人ときちんとやっていってほしいと話す。

 当然の言葉だが、残念ながら迫力に欠ける。こうした“いい人”ばかりだから、会社が混迷しても、直言できる人材が出てこないのだろう。危うし! LIXIL。

 やはり混迷する日産自動車のカルロス・ゴーン問題だが、副社長や共同会長としてゴーン体制を支えた小林至(77)が、ポストで、なぜ救世主が独裁者に変わったのか話している。

 小林は、現在の西川社長の知らない当時の内情を知る立場だが、内容に見るべきものはない。

 ゴーンは非常時に強い。在任期間が長すぎて、矩を超え、日本人を甘く見るようになった。この危機を乗り越えるために西川と団結して頑張ってほしいなどなど。

 今彼が語らなくてはならないのは、ゴーンのことより、なぜ日産が一人の人間に蹂躙されるようになってしまったのか、日産のどこに間違いがあったのかであるはずだ。

 このような会社が、再び立ちあがれるのか、心配である。

 さて、ローラ(28)の華麗な交友を、FLASHとフライデーがともに掲載している。

 FLASHの方は凄いぞ。場所はビバリーヒルズの路上。

 相手は、映画『戦場のピアニスト』でアカデミー賞主演男優賞を受賞したエイドリアン・ブロディ(45)である。

 一緒にいるだけで絵になる。彼は親日家で、女好きでも知られているという。ローラ危うし!

 フライデーのほうは、IT企業のおっさんと、一緒にスッポンを食べたというのである。

 どうやらこのおっさん、ローラのパトロンではないかというのだが、どちらにしても、ローラほどの女に群がる男は、世界中にいるということだ。私にとっては悲しい現実だが……。

 さて今週の第1位は、文春、新潮ともにやっている「佳子の乱」である。

 私も、佳子さんの出した文書を見て、すごいことをいったものだと感涙にむせんだ。

 皇室の歴史の中で、これほど勇気ある発言をしたのは、私が知る限り、皇太子の雅子妃に対する宮内庁や報道への反論以外は知らない。

 国際基督教大学(ICU)の卒業式に出席した佳子さんは、大学構内で記者団の写真撮影に応じ、「充実した学生生活を送ることができ、感謝しています」と述べたという。

 朝日新聞DIGITAL・3月22日16時30分によると、

「佳子さまは卒業にあたり、宮内記者会の質問に文書で回答し、『一つの分野を集中的に学んだ経験も、幅広く学んだ経験もこれからの仕事に活(い)かすことができれば』と記した。
 佳子さまは文書で、延期となっている姉・眞子さまと小室圭さんとの結婚についての質問にも答えた。『私は、結婚においては当人の気持ちが重要であると考えています』とし、『姉の一個人としての希望がかなう形になってほしい』と記した。
 眞子さまについては『いつでも私の味方でいてくれました』と振り返り、『いつもありがとうと思っています』と感謝した。
 また『姉の件に限らず、以前から私が感じていたことですが、メディア等の情報を受け止める際に、情報の信頼性や情報発信の意図などをよく考えることが大切だと思っています』と言及。『今回の件を通して、情報があふれる社会においてしっかりと考えることの大切さを改めて感じています』と述べた。過熱する報道などを念頭に置いた発言とみられる。
 一方、自らの結婚は『遅過ぎずできれば良い』とし、相手がいるかどうかについては『今後も含めお答えするつもりはございません』とした」

 姉の眞子さんの小室圭との結婚問題に踏み込み、お姉さんは一途に思っているのだから、その意思を尊重してといい切ったのである。

 それに加えて、これについての一連の報道に対しても、嘘か誠か分からない報じ方に、自分でしっかりと考えることが大切だと、報道への疑問をハッキリと述べたのである。

 さあ、この報道の対象は週刊誌であろう。この佳子発言に、週刊誌はどう答えるのか、答えないのか。

 文春で皇室記者が、「まさかここまではっきり仰るなんて……」とあ然としている。

 文春によれば、佳子さんと両親との仲は、秋篠宮が手をあげることもあったそうで、以前からしっくりいっていなかったという。

 だがそうであっても、娘としては、父親がこの結婚に前向きでないのに、それに反旗を翻すのは相当な覚悟がいったこと、間違いない。

 文春は、この文章は秋篠宮夫妻は事前に目を通しているはずだが、子どもの自主性を尊重してきた手前、手を入れるようなことはしなかったという。

 文春の全体のトーンは、それほど厳しいものではない。だがこのままではと考えたのだろう。

 皇室ジャーナリストの山下晋司にこういわせている。

「皇族は『国民とともに歩む』存在であり、ご結婚には公的な側面が絡んでくるのも事実です。例えば、結婚に伴なって国庫から一億円以上の『一時金』が支給されます。佳子内親王殿下は、そのことについてはどのようなお考えなのか、気になりました」

 小さいことを気にするものだ。佳子さんなら、それだったら私はもらいません、そういうだろう。

 俺たちの税金を小室圭なんかにやりたくないなどと、国民の多くがいうだろうか。

 それに結婚は庶民にとっても公なものである。皇室だけが特別ではないと思う。

 新潮はどうか。こちらは凄い。何しろ、どこのニュースサイトかは知らないが、「国民のことをまるで考えていない思慮の浅い言葉でした。悠仁様は、大丈夫なのか」という、批判が多く寄せられているというのである。

 そして、「その文言を読む限り、皇族というお立場を理解なさっていないとの指摘は止むを得まい」と切り捨てるのだ。

 これはご両親への宣戦布告で、学習院へ行っていれば違っていたのにと、秋篠宮家の教育方針にも疑問を呈するのである。

 こうした娘たちの反乱に、父親である秋篠宮は、このところやせて、心ここにあらずという態だという。

 この佳子さんの反乱の次は、眞子さんの反乱も起こるに違いない。姉妹の「自由をわれらの手に」という闘争の火ぶたが切られ、さらに広がるのではないか。

 めでたく眞子さんと小室圭さんの結婚がまとまった時、週刊誌はその同じ筆で何と書くのだろう。(文中敬称略)

【巻末付録】

 まずは現代から。「出口亜梨沙、Gの衝撃-関西で大ブレイク中の『巨乳すぎるリポーター』」。こんなレポーターなら取材されてみたいね。

 袋とじは「60歳からの『愛とSEX』/秘密の習い事」。女性誌『anan』の物真似だが、ここまでやると、現代のオリジナルといってもいいのではないか。難をいえば、もっと写真を大きく使ってくれないかな。

 ポストは、「私がエッチな写真を投稿する理由-人気グラドルたちの仁義なきインスタ戦争」

「ハワイでパンツを脱がされちゃいました・・元東北放送アナウンサー・薄井しお里」「シリーズあの頃のわたし/釈由美子-最新撮り下ろし&貴重写真集復刻」
最後は「乱れて、揺れる!日本一美しい全裸騎乗位SEX-3人の女優が魅せた!」。釈由美子がやはりいいね。

 今週は、どちらも決め手に欠けると思う。よって引き分け。
(文=元木昌彦)

眞子さま、小室圭さんの次は紀子さまが標的に! 週刊誌の皇室叩きが止まらない!?

今週の注目記事・1位
「悠仁さま東大計画で支度が始まった高下駄-成績は中ぐらいでも紀子さま悲願」(「週刊新潮」3/28号)
「眞子さまを傷つけた紀子さまのお言葉」(「週刊文春」3/28号)

同・2位
「冤罪だった『滋賀・呼吸器外し』事件」(「週刊現代」4/6号)

同・3位
「『放射能測定マップ』が教えるあなたの町のセシウム汚染度」(「週刊現代」4/6号)

同・4位
「2019年防衛大卒業式で大量の任官拒否が出た-卒業生約1割が民間へ」(「フライデー」4/5号)

同・5位
「大林組派遣社員が『私を採った部長も強引に・・』」(「週刊文春」3/28号)

同・6位
「『人工透析』と『尊厳死』-治療再開の意思に病院は応じず・・・」(「週刊新潮」3/28号)

同・7位
「不倫男性を直撃『僕はDV夫から後藤真希を救うつもりだった』」(「週刊文春」3/28号)

同・8位
「青学入試口利き<子供騙し>反論に新証拠を突きつける!」(「週刊文春」3/28号)

同・9位
「内田裕也『樹木希林との<壮絶>夫婦ゲンカ』」(「週刊文春」3/28号)

同・10位
「吉永小百合という人生」(「週刊現代」4/6号)

同・11位
「『東証1部』から脱落する企業」(「週刊ポスト」4/5号)

同・12位
「食べてはいけない『外食チェーン』第3弾-超高カロリーメニュー」(「週刊新潮」3/28号)

同・13位
「亀梨和也は金髪白人美女が好き-深田恭子との破局乗り越え深夜六本木デート」(「フライデー」4/5号)

同・14位
「嵐・二宮<匂わせ彼女>が宣言『2020年に結婚する』」(「週刊文春」3/28号)

同・15位
「『母子密着』とエゴサーチが羽生結弦を創った」(「週刊文春」3/28号)

同・16位
「イチローが20年で殖やした30億円の財テク術」(「週刊新潮」3/28号)

同・17位
「コカイン事件で新聞テレビが報じない『ピエール瀧』裏の裏」(「週刊新潮」3/28号)

同・18位
「片山さつきは私の目の前で100万円を要求した」(「週刊文春」3/28号)

同・19位
「アポ電強盗殺人『妹を自殺に追い込んだ』22歳主犯の鬼畜人生」(「週刊文春」3/28号)

同・20位
「小池百合子690億円『血税乱費』の大罪」(「週刊文春」3/28号)

同・21位
「貴乃花・我が相撲道/『<絶縁>の母へ』」(「週刊文春」3/28号)

同・22位
「『南野陽子』夫が隠す『振り込め詐欺ドン』と裏人脈」(「週刊新潮」3/28号)

【巻末付録】現代とポストのSEXYグラビアの勝者はどっちだ!

 今週の週刊現代は60周年特大号で定価は500円。ポストは450円だから、よほどの増ページかスクープネタでも入っていなければ読者は満足しないはずだ。

 だが、いつもと同じ巻頭特集は「やってはいけない『家を売って老後の資金に』は大間違い」と、老人向け特集である。

 私が編集長でいたのは、もう20年以上前になる。表紙も誌名も変わってはいないが、別の雑誌の様だ。

 もはや昔日の現代の面影を見つけだすことはできないほど変容してしまった。これでは週刊誌の棚に置かず、壮快や健康といった雑誌の横に置いた方が売れるはずだ。

 昔なら、滋賀で起きた冤罪事件や、放射能測定マップなどはもっと大きく扱われていただろうと思うが、今週は小さくて見落とすところだった。

 週刊誌は世につれ、世は週刊誌につれてという時代が、確かにあった。いまの高齢化した読者は、そんなものより健康や相続に関心があるのだといわれれば、そうかもしれないと思うしかないが、一抹の寂しさを禁じ得ない。

 ではポストはどうか。こちらはもっと切ない。読むものがほとんどないのだ。ここの編集者たちは、世の中にはもっと面白いことや、読者に知らせなければいけないことがあることを知らないのだろうか。

 両誌の編集者たちにいいたい。もっと外に出て、目的などなくていいからうろついてみたまえ。

 映画、演劇、オペラ、歌舞伎を見るのもよし、落語を聞くのもいいだろう。ディズニーランドで遊ぶのもいい。

 行く先を決めず、来た電車に乗って、あてもない時間を過ごすのもいい。新宿、渋谷、池袋のベンチで一日通行人を眺めているのもいいだろう。

 会社にいる時間は一日2時間。あとはスマホなんて持ち歩かず、日がな、永井荷風のように東京中を歩いてみたまえ。

 SNSで汚れきった頭が少しきれいになるまで歩き続け、疲れたら場末の一膳めし屋でサバ煮定食でも食べながら、日本のこれからでも考えてみることだ。

 月曜日から、怒りを爆発させてしまったが、このままいけば現代、ポストの余命は、団塊世代がいなくなるあと5年か10年だろうと思うから、今のうちに苦言を呈しておく。

 さて、では他の週刊誌はどうかといえば、こちらも威張れたものではない。そこで今週は、順位なしとする。

 まずは文春が先週報じた南野陽子の4歳年下の亭主の横領&暴行疑惑だが、今度は新潮が、彼は、振り込め詐欺のドンといわれ、水資源や金山開発の投資詐欺などで、総額160億円を騙し取ったとして逮捕された男とも、通じていたと報じている。

 南野は、「私はまったくわからない」というばかりだが、自分の亭主のこともわからないのでは、一人前の夫婦とはいえまい。

 同じ文春から。貴乃花の文春の連載も10回になった。今回は、父親と母親の離婚と、兄の相撲界からの引退について。

 母親の藤田憲子(71)や兄と、和解をして会おうと思っていると話している。これを聞いて、母親、兄はどう思うのだろう。何やら、こんなしおらしいことをいい出したのは、参議院選へ出馬の下心からか?

 やはり文春に、小池都知事のやっていることは血税の無駄遣いで、すでに690億円も乱費しているという記事がある。

 利用者14人しかいないベビーシッター事業に72億円、五輪ロゴの変更に44億円、趣味で始めた風呂敷事業に6億円などなど。

 彼女のいっていること、やっていることは、その場限りの思い付きでしかないこと、都民の多くはわかっている。

 任期一杯やらずに、早く身を引いたほうがいい。それは安倍首相も同じだが。

 東京・江東区のマンションで、高齢女性が3人組に殺された「アポ電強盗殺人事件」の犯人は、現場のマンションから神奈川方面へ走り去った軽自動車を、防犯カメラの「リレー捜査」で、あっという間に逮捕された。

 3人ともに20代で、主犯は長野県出身の須江拓貴容疑者(22)と見られているという。

 父親はバイク屋をやっていて羽振りはよかったが、須江が14歳の時に父親が乗用車にはねられて死亡してから、タガが外れたようになったという。

 父親の保険金が7~8,000万手に入り、暴走族に出入りするようになるが、先輩たちにタカラれて、あっという間にカネはなくなったらしい。

 妹がキャバクラで稼いできたカネをパクり、ついに妹は、練炭自殺をしてしまったそうである。

 付き合う女からもカネをむしり取り、殴る蹴るの暴力を振い、逮捕されているという。

 22歳のガキが、カネ欲しさにアポ電強盗を企み、ついには殺しまでしてしまう。救いようのない連中のようである。

 こいつらと比べるのは失礼だろうが、片山さつきという政治家も、相当な人間のようである。

 文春は、彼女の元政策秘書、磯脇賢二が、片山のこれまで報じられた疑惑について話しているが、彼はこれまで報じられた口利き疑惑について、自分も関与していたり、その現場を見ていたと証言している。

 こうした事実を突きつけられて、これでも片山は逃げおおせると思っているのだろうか。ちなみに、片山の代理人はあの「無罪請負人」弘中惇一郎弁護士である。

 ところでコカイン所持で逮捕された俳優・ピエール瀧(本名・瀧正則)容疑者(51)が出演した映画『麻雀放浪記2020』が、予定通り4月5日に公開されることが決まった。

 当然だし、映画はヒットするのではないか。

 私は、ピエールがやっていたテクノユニット「電気グルーヴ」というのを知らなかったのでYouTubeで聴いてみた。いいね! クスリが欲しくなるのはチョッピリわかるな。

 新潮は、20年ほど前、ドイツ・ベルリンで開催されたテクノミュージックの祭典「ラブパレード」に参加した女性が、クラブで会った男から、エクスタシーというMDMA(違法薬物)をもらった話を書いている。

 その男が「電気グルーヴ」のメンバーだったというのである。だが、それがピエールかどうかは書いていない。どうやら、別の人間のようだが。

 彼女からドラッグの話を聞いたジャーナリストが、そのほかの人間にも取材して集めた情報を04年に警視庁へ提供したが、動かなかったそうである。

 新潮によると、今度の事件で麻薬取締部の後塵を拝した警視庁組対5課は、巻き返しを図るべく、「ドラマで主演を張ることも少なくない30代の演技派女優、時代劇からSF大作までこなすベテラン俳優」などが標的になっていると、社会部記者が話している。

 芸能界とクスリの結びつきは長い。私も現役編集者時代には、大物歌手や俳優が覚せい剤をやっているという情報をもとに、追いかけたことがあった。

 一網打尽という言葉があるが、芸能界に覚せい剤などが流れるルートはそれほど多くないはずだ。一人逮捕できれば芋づる式に次々逮捕される。

 2009年に酒井法子が逮捕されて以来、ここ10年足らずでASKA、清原和博、ピエール瀧はコカインだが、大物が次々と逮捕されるのは、闇ルートが警察につかまれたのではないか。

 今も、標的たちの行動確認を慎重に続けているはずだから、次なる大物芸能人が逮捕されるのも近いのではないかと思う。

 さて、スポーツ選手の引退会見で、これほど感動させられたのは、誰以来だろう。私が後楽園球場で聴いた長嶋茂雄の「巨人軍は永遠です」は、昭和を代表する名言である。

 3月20日の深夜から始まったイチローの会見での発言は、間違いなく平成を代表するものになるに違いない。

 記者のボケた質問にツッコミを入れながら、イチローは野球を通じて体得した己の人生を存分に語った。テレビを見ながらメモしたものだから、正確ではないかもしれないが、こんな言葉が耳に残った。

「成功という言葉は嫌いだ」「50までやると思っていたから、ここまで続けてこられた」「これまでを振り返って? こんなもんかなぁ」「監督? 絶対無理。僕には人望がない。それぐらい自分でもわかる」「勝つということは大変なこと」「少しずつ積み重ねていくことでしか自分を成長させられない」。

 中でも、いい歳をして、こんな言葉に胸を熱くした。

「何でもいい、やりたいと思ったことがあれば、それに向かって進めばいい」

「アメリカに渡って、初めて外国人となって知ったことがある。それはこれからの人生で大切なものになる」

 スポーツ紙ではほとんど取り上げられないイチ節の中にこそ、聴くべき内容があったと思う。

 イチローの家族は妻と年老いた老犬「一弓」。「18歳になる老犬の懸命に生きる姿が、僕を支えてくれた」。私も、昨年4月に老犬を亡くしている。彼女も18歳になる数日前まで、必死に生きた。声も出せなかったのに、亡くなる直前、別れを告げるように高らかに吠え、カミさんの腕の中で息絶えた。

 アメリカでの野球人生を共に生きた老犬との日々を、イチローは生涯忘れることはないだろう。イチローの野球人生のすべてが1時間20分に凝縮された、素晴らしい会見だった。

 新潮によると、イチローはマリナーズと「引退後払い」という契約を結んでいるそうで、これが30億円を超すといわれるそうである。

 そのほか、メジャーに10年以上在籍していると、62歳から生涯、年金1,110万円が出るそうだ。

 まあ、これだけの働きをした人間なんだから、もっともらってもいいと思う。

 さて、フィギアスケート界のレジェンドになりつつあるのは羽生結弦(24)である。五輪を2連覇し、現在は母親と2人でカナダのトロントに暮らしているという。

 文春は今号が60周年記念特大号だが、彼についての記事と後半のグラビアページで特集を組んでいる。文春によれば、姉が通うスケート教室にくっついてきた羽生に、コーチが「やってみたら」というと、いきなりリンクの中に入って、そのままダッシュして、転んでもまた立って走っていたという。

 天性の運動神経を持っていたが練習は嫌いだった。だが母親が、羽生の手作りの衣装を「すっごいカッコいい! 王子様みたい」とほめると、その気になって練習したという。

 音楽を感じながら身体を使って伝える能力は目を見張るものがあったそうだ。それに大変なナルシスト。

「練習の仕方を見ていると、勝つためにトレーニングをしているという気迫をひしひしと感じました」と、ライバルだったハビエル・フェルナンデスが話している。

 先輩スケーターの中村健人が、こんなことをいっている。

「練習が終わった後、『一緒にオリンピックへ行こうね!』と言ってくれたんです。でもそのときの僕は、自分の置かれている状況も実力もある程度わかっていて、弱気だったんですよね。『行けるように頑張るよ』と返したんです」

 その時靴のエッジを拭く羽生の手が止まったという。

「健人君、先輩ですけどちょっと言わせてください。『行けるように頑張る』って言ってる人は行けないです。僕は行くために頑張ってます。メダルを取るために頑張ってます」といって、帰って行ったという。イチローの考えと通じるところがあるように思う。

 失礼だが、羽生が引退するとき、どんなことを話すのか、今から楽しみである。

 文春は、嵐の二宮和也(35)が、一緒に暮らしている元フリーアナウンサーの伊藤綾子(38)と、2020年には結婚すると報じている。フライデーも、KAT-TUNの亀梨和也(33)が深田恭子との破局を乗り越え、金髪美女と六本木デートをしていたと報じている。

 30も半ばになる男たちが、事務所が結婚するのを許さないからといって、唯々諾々と従ってきたことの方がおかしい。人生は1回しかないのだ、どんどん結婚してどんどん別れろ!

 新潮の「食べてはいけない 外食チェーン」、今回はカロリー編。外で食べることの多い私には、見るだけで恐ろしくなる数字が並んでいる。

 ココスのフォアグラチキンステーキ丼、1181kcal、ガストの肉盛り!チーズINプレートガーリックソース1286kcal、極めつけはCoCo壱番屋のポーク三昧カレー1849kcalである。

 体重60キロの人が1000kcalを消費するためには、足歩なら333分、ランニングなら136分、水泳なら133分続けないといけないそうである。

 もちろん回転ずしなども10貫食べれば800kcalオーバー。酒を呑むときは、肴は冷ややっこと御新香、あたりめにするか。

 文春でビートたけしの実録小説『ゴルフの悪魔』が始まった。出て来る人物が実名というところがミソだが、それ以外はなにもない。なぜこんなものを載せたのだろう?

 唯一のポストの記事。我々貧乏人には何の関係もない話だが、東京証券取引所が、市場再編を議論しているという。

 プレミアム市場、スタンダード市場、新興企業向けのエントリー市場に分けようというものだそうだ。

 そして上位市場への昇格基準も厳格化しようとしているとポストが報じている。

 なぜそのようなことをするのか? 一流企業が多すぎるからだという。

 だから、時価総額1000億円以上に絞り、ここに上場された企業だけが「一流」だとするというのである。

 そうなると、1000億円に満たない「コメダホールディングス」「グンゼ」「モスフードサービス」「テレビ東京ホールディングス」「ワタミ」などが、そこから弾き出されてしまうそうだ。

 いいんじゃないかな。これまでが緩すぎたのだから、一流とはいえない企業までが、一部上場だからうちは一流でございなどと嘯いていた。

 一流とは、カネだけではなく、品位も備えていなくてはいけない。そうなると、ほとんどの企業はふるい落とされることになると思うが。

 お次は現代の吉永小百合特集。グラビアでデビューから60年とあるが、写真は若いときのものばかりである。

 今の吉永をなぜ出さないのか。美しく年を取っている、われらが団塊世代の美熟女代表だ。

 水着姿でもいけるはずだが、なぜ、オファーしないのか。といっても、なぜか小百合は現代嫌いである。

 私は熱烈なサユリストだから、私のせいではない。今の夢は、小百合と1時間でいいから酒でも呑みながら話がしてみたい。

 それにしても、はるかに年上の亭主は頑張っているね。失礼ないい方になるが、憎まれっ子、世にはばかるとはこのことだろうな。

 生きるロックンローラー、内田裕也が亡くなった。享年79。スポーツ紙などは見開きにデカデカと内田の特集を組んだ。

 これも樹木希林の亭主という勲章のおかげではないかと、私のようなひねくれ者は考えてしまう。

 文春は、内田と樹木の壮絶な夫婦ゲンカを取り上げている。夜中に樹木の家のドアを開け、「コノヤロー、出て来い!」と叫び、樹木は鉄パイプを後ろに隠して対峙する。

 何しろ、結婚していた45年間のうち、一緒にいたのは数十日だという。それでも内田が離婚届を出したが、樹木は頑として応じようとしなかったそうだ。

 内田の盟友だったミュージシャンの白竜は、ハワイのアラモアナショッピングセンターで買い物をしていた2人を見かけ、樹木は内田を支え、内田も樹木には頭が上がらなかったのではなかったかと話している。

 樹木が黒柳徹子の『徹子の部屋』(テレビ朝日系=2010年9月)に出た時、内田についてこう語ったそうだ。

「あのー本当にすべてが好きですね。もし、この次生まれてくることがあったらお互いに用心しながら出会わないようにしたいと思うわねえ、という感じです」

 あの世で樹木は内田と再び出会い、また結婚生活を始めるのだろうか。今度はうまくやれよ! そういってやりたいね。

 青山学院初等部への「お受験口利き疑惑」を報じたのも文春だが、こちらも青学側は、法的手段を取ると息巻いているそうだ。

 今回は、当該の、子どもを入れるために理事長などを接待した人間が、高級フレンチの領収書など、すべて証拠があると示し、反論している。

 青学は内部調査委員会が調べ、報告を出すとしているが、「青学の常任理事が委員長を務める内部調査では、公正な結論など出ない」(青学元幹部)そうである。

 これも先週、文春が報じたゴマキこと後藤真希の不倫問題だが、後藤の亭主が不倫相手の男性を訴え、裁判になっている。

 その中で、後藤は、肉体関係があったことを認めてはいるが、拒んだが断り切れず、行為に及んでしまったと、まるで被害者のようなことをいっているそうだ。

 だが、不倫相手は、後藤が亭主の激しいDVから逃れたいと訴え、彼女を救うつもりだった、裁判所でいっていることは彼女の本心ではないと、文春に訴えている。

 さて、この裁判の行方、どうなるのだろう。

 日本は人工透析大国といわれているそうだ。全国で約32万5000人が透析を受け、昔は保険がきかなかったが、現在はきくため、医療費は年間1兆5500億円になるという。

 腎臓病患者にとっては「命綱」だが、東京の公立福生病院で、患者に「透析を止めますか」と聞き、患者は「透析中止」を選び、透析を止めたため、患者は亡くなったと報じられている。

 そのような患者が他にもいたことが明らかになって、「悪魔の医師」「自殺ほう助」ではないかという批判が起こっている。

 先週のポストは、この病院の判断は間違っていないと、腎臓移植の名医、万波誠医師にいわせていた。

「複雑な経緯もあるから、第三者が軽々しく言うことはできないが」と前置きして、「透析が嫌な患者はいくらでもいる。なんでもかんでも透析をするというのはおかしい。患者の意思を尊重して、透析をやめたい人はやめる。強制する必要はないと思う」

 透析は人間の体にいいものではないし、しんどい。

「人間らしく生きるためには、腎臓移植の方がいいが、ドナーが少ないから最初から諦めている人が多い。(中略)諸外国では移植手術の件数がどんどん増えている。しかし、日本では透析患者ばかり増え、移植の数は10年前とほとんど変わっていない。理由は行政のシステムや法整備の違いとしか言いようがない。外国ではドナーを増やし、移植を推進しているが、日本は『透析でいいじゃないか』で止まり、患者は『死ぬよりいい』と我慢させられている。中には透析の苦しみから逃れるために、海外に行って移植手術を受ける人がかなりいる。これが現実です」

 今週の新潮は、この病院の院長にインタビューして、こう語らせている。

「1分1秒でも、どういう形であるにしろ生きながらえるのが善で、1分1秒でも命が短いことは悪だというシンプルなものではないと、私は思います」

 苦しみながら生きることは是ではない? という問いに、

「それは患者ご本人が決めないとしょうがないこと。他人様が、苦しんでも生きるのが正義だなんて言うものではないでしょう」

 そして、「今回の件で、命についての議論が深まると思います。命の根本に関わるものすごく難しい問題です」と語っている。

 この院長は、確たる考えがあって、こうした措置をとっていたことが窺える。

 新潮は、透析には血液透析と腹膜透析の2種類があり、血液透析は週3回程度、4~5時間透析器に繋がれ、終えた後は激しい疲労感が残るが、腹膜透析の方は自宅ででき、透析液と専用の機械さえ持っていけば海外旅行もできるし、そこから血液透析に移行することもできるという。

 だが日本では血液透析が97%を占める。なぜ、腹膜透析にしないのか?

 新潮によれば、透析患者は病院にとって年500万円を確保できる「長期安定財源」だからだそうだ。患者の医療費負担も少なく、国庫からカネを引き出せる病院にとっておいしい話だからだ。そのために患者は死ぬまで長時間ベッドに括りつけられる。

 私も糖尿病だから、これから透析を受けることになるかもしれない。苦しいのは嫌だな。

 透析をやめることはけしからんと一方的に批判するだけではなく、腎臓移植を増やすにはどうしたらいいのか、当面、腹膜透析を多くするべきではないのか、そういう問題提起をすることもメディアの役割であるはずだ。さらに安楽死の問題について国民的議論が必要な時が来ているとも思う。

 文春が報じた大林組の「わいせつ就活」問題だが、今度は元派遣社員の女性が、「私も数年前に派遣社員として働いていましたが、採用の面接官だった上司と入社後に関係を持ち、ずっと悩み続けていた」と告白している。

 この男、現在は部長で、将来の役員といわれているというのである。彼女は、社内のハラスメント相談窓口に2度連絡を試みたそうだが、担当者から名前を聞かれ、「いったらどうなるのか?」といったところ、「相手に伝える可能性がある」といわれたので、相談できなかったという。当然だ。

 大林というゼネコンも、一人前の企業とはいえないようだ。

 フライデーは、防衛大学校では3月17日に卒業式が開かれたが、478人の卒業生のうち1割を超える49人が「任官拒否」したと報じている。湾岸戦争を巡る自衛隊派遣論議があった91年には、94人の任官拒否が出たが、それ以来最多だという。

 防衛大学校では月給とボーナスが出る。それなのに自衛隊に行かずに民間企業に行くというのは、少なからず勇気がいる。

 フライデーによれば、背景には危険地域へ派遣されるという安倍政権への不安があるというのだが、安倍にとってはショックだろうな。

 さて、3・11も過ぎ、東北を除くと、日本には原発事故などなかったかのような空気が蔓延している。

 チェルノブイリ原発事故並みの大事故なのに、彼の国の方がより深刻に対処していると思われるほど、この国の為政者も、東電も、多くの民も無責任極まりない。

 今ではほとんどの週刊誌も扱わなくなったこの重大問題を、現代が久しぶりに取り上げている。

 ただし、扱いは驚くほど小さいが。

 自分たちの暮らす町が、どれだけ汚染されているのか知りたい、そいう思いで全国31の市民測定室のネットワークからなる、「みんなのデータサイト」が、14年10月に「東日本土壌ベクレル測定プロジェクト」を始動した。

 延べ4000人の市民が無償で、原発事故後に、国が放射線量の測定対象として指定した17都県、3400地点の土壌を採取し、測定、マップ化した。

 国は、航空機モリタリングで空間線量を測定し、そこから推定したものを汚染度として発表しているが、これはあくまでも推定値だから精度は高くないという。

 数値を見る指標となるのが2800Bq/kgという値だそうだ。チェルノブイリ原発事故の5年後に、汚染のひどい地区で、住民に避難する権利や補償を与える基準が。測定単位に換算するとこの値になるという。

 これを超えるところが首都圏にも多くある。栃木県北部、茨城県南部、千葉北西部などがそうだ。

 栃木県那須郡那須町豊原乙では今も、20310Bq/kgもある。葛飾区立石6丁目では1660 Bq/kg、世田谷区弦巻、北区豊島5丁目遊び場、新宿区神楽河岸で400~500Bq/kgもある。

 こうしたマップはネットにあるのだろうな。こうしたものを見て、日々、二度と原発事故を起こしてはいけない、そう心に刻むのだ。

 同じ現代に、13年に滋賀県・湖東記念病院で入院患者の人工呼吸器のチューブを外し、窒息死させたとして逮捕され、自白もあり、懲役12年の判決が下った元看護助手・西山美香さん(39)の事件で、当時、新聞がどう報じたのかを検証している。

 彼女は、一貫して無罪を主張していて再審請求が最高裁で認められたのである。

 死亡した患者は、慢性の呼吸不全で、入院した当初から意識がなく、自然死した可能性が高いという証拠が見つかったのである。

 各紙は、社説などで、捜査のやり方や、自白を強要したことを難じ、西山さんに同情する言説を振りまいたが、現代は、お前たちは彼女が逮捕された当時、警察や検察のいうがままに、彼女が犯人だといい続けたではないかと、新聞の反省のない、ご都合主義の報じ方を、口を極めて難じている。

 現代のいうとおり、各紙の「自白をしたのだから犯人に違いない」という書き方は、今更反省しても手遅れというしかない。西山さんに土下座して詫びるべきだろう。

 だが、では週刊誌はどうだったのだろう。あまり大きく取り扱わなかったかもしれないが、冤罪の可能性を指摘したところはあったのか。

 こうしたメディアを検証する記事をやる場合、自分たちはどうだったのかという視点を入れなければ、説得力のあるものにはならない。

 自分たちは小さなマスゴミだから許して下さいよ、では通らない。

 自分の手も汚れていたが、それでもなお、新聞の方がひどいといわなければ、読者の心には響かない。いかがだろうか。

 今週の1番手は、いつもながらの眞子&圭問題である。今週はそこから踏み込んで、秋篠宮家の内部にまで確執が広がっているというのだ。

 週刊誌が皇室バッシングを好きなのは、売れるからである。

 かつては美智子皇后が皇太子妃の時代、嫁姑の確執があった、女官たちからいじめを受けたなどと書きたてた。

 雅子妃についても心無い報道が溢れ、皇太子がそのことを批判する事態にまでなった。

 今度のターゲットは秋篠宮紀子さんのようだ。これまでも紀子さんが秋篠宮家に仕える人間たちに厳しく接していることが報じられたが、長女の眞子さんと小室圭との結婚問題が起きてからは、秋篠宮との夫婦関係や、眞子さん、佳子さんとの母子関係について、あれこれ詮索する報道が多くなっている。

 今週の文春は、秋篠宮の誕生日会見の紀子さんの発言を、眞子さんが怒り、「お父さまとは話をしてもいいけれど、お母さまとは話をしたくない」という気持ちになり、母子の間に会話がなくなったと報じている。

 記者団から、眞子さんの近況を聞かれ、秋篠宮が「最近はそれほど娘と話す機会がないので、よく分かりませんけれども」と答え、それを引き継いで紀子さんが、昨年暮れから長女の体調が優れないことが多く、大丈夫だろうかと心配していると話した。
母親として当然の言葉だと思うが、秋篠宮家周辺の人間によると、紀子さんは、ここで私も娘と話をしていないので分からないというと、皇后さまから「母親として何をやっているのか」と叱られることを恐れて、話をすり替え、保身に走ったと、眞子さんが思ったからだというのである。

 そのために、紀子さんは娘に何かいいたいことがあっても、直接話ができず、人を介して伝えているというのだ。同じように、次女の佳子さんも、姉とは仲がいいが、両親との会話は減っているそうである。

 長女が、結婚問題で週刊誌という“世間”から心無い報道をされ、傷ついているのを見て心配しない親はいないはずだと思う。

 さらに新潮では、先日、お茶の水女子大付属小学校を卒業し、4月から同じ付属の中学校へ進学する悠仁さんについても、紀子さんがゆくゆくは東大に入れようと計画していると報じている。

 何やら悪いことを企んでいるような書き方だが、いいではないか。紀子さんの父親も弟も東大出で、秋篠宮も東京大学総合研究博物館で特招研究員をしているから、東大とは浅からぬ縁がある。

 だが、新潮によると、一般入試で東大を受験して、もし失敗したら大きな挫折体験になってしまうから、推薦入試という制度を使って入れようとしているのではないかと匂わせるのである。

 それも倍率が低い農学部(教養学部は7.33倍、文学部は3.27倍、農学部は1.67倍)ではないかとまで推測している。

 ここで新潮は、悠仁さんの卒業文集を持ち出し、父親と似て植物や昆虫に興味があるから、「水面下ながら東大への、そして農学部への道は舗装されつつあるようだ」(新潮)と、毎度おなじみの牽強付会的結論を導き出す。

 一度皇族方は会見でも開いて、これまでの週刊誌報道に対する率直な意見をいってみたらどうだろうか。何もいえないことをいいことに、どこの誰ともわからない関係者たちに、家庭内のプライバシーを吹聴させるのは、いい加減にしたらと思うのは、私だけではないはずだ。

 ICUを卒業した次女の佳子さんが、報道陣へ発表した文書で、珍しく、はっきりと姉の眞子さんと圭さんの結婚を応援していること、マスコミ報道のおかしさを率直に述べている。

「姉が結婚に関する儀式を延期していることについてですが、私は、結婚においては当人の気持ちが重要であると考えています。ですので、姉の一個人としての希望がかなう形になってほしいと思っています。
また、姉の件に限らず、以前から私が感じていたことですが、メディア等の情報を受け止める際に、情報の信頼性や情報発信の意図などをよく考えることが大切だと思っています。今回の件を通して、情報があふれる社会においてしっかりと考えることの大切さを改めて感じています」

 皇室の若い人は、自分の意見をきちっと持ち、中傷マスコミに対してもしっかりした考えがあるということである。

 揣摩臆測で、ないことないことばかりを書き続けると、痛いしっぺ返しを食らうことになるはずだ。

【巻末付録】

 現代「竹内由恵-「報道ステーション」キャスターが初グラビアに挑戦」。私の好みでいえば、彼女はいいとは思えない。男性の噂が多いからではない。金曜日だけとはいっても、やはりスポーツ以外の分野では素人。説得力がない。

 袋とじは「雑誌グラビア・ヌード史-あの感動をもう一度 野平ゆき、山口いづみ、太地喜和子、麻田奈美、辺見マリ」。これもこんなものかというだけである。

 ポストは意外に力が入っている。巻頭には「園都、汗だくの女-週4で通う筋金入りの<サウナー>がビキニで・・・」と、袋とじ「佐々木あき、さよならヘアヌード-支援者426人から763万円を集めた写真集」

 後半の袋とじは「たかしょー渾身の全裸一文字メッセージ「さよなら○○○○」。「BJJ(美熟女)スター誕生総選挙-あなたが一番好きな美熟女さんは誰?」
そして「妻の名は塔子-帰ってきた!大ヒットにつき第2弾デジタル写真集発売!」。やはり妻の名は塔子はいいね。

 今週は、50円安い平週号ながらポストの圧勝だ。
(一部敬称略/文=元木昌彦)

眞子さまご成婚に影を落とす小室圭さん母は「失踪?」「蒸発?」週刊誌が追う

今週の注目記事・第1位
「青山学院理事長の小学校『300万円』入学口利きを告発する」(「週刊文春」3/21号)

同・第2位
「『ホテルで関係を・・』後藤真希不倫<告発文書>」(「週刊文春」3/21号)

同・第3位
「ゴーン凄腕弁護士3人衆への賛否両論」(「週刊文春」3/21号)
「『ゴーン』保釈生活-やりたい放題に裁判所も驚愕!」(「週刊新潮」3/21号)

同・第4位
「大島優子『初めての熱愛写真』-イケメン長身米国人と手つなぎデート撮った」(「フライデー」3/29号)

同・第5位
「小宮悦子120分インタビュー」(「週刊ポスト」3/29号)

同・第6位
「『アルツハイマー』と『歯』の怖い関係-『脳寿命』チェックリスト付き」(「週刊新潮」3/21号)

同・第7位
「間違いだらけの歯医者選び」(「週刊ポスト」3/29号)

同・第8位
「4人死亡東京福生病院の『透析中止判断』は間違っていない」(「週刊ポスト」3/29号)

同・第9位
「珍名・難読名字の深~いお話」(「週刊現代」3/30号)

同・第10位
「夫の死後まで考えて準備した樹木希林らしい『死後の手続き』」(「週刊現代」3/30号)

同・第11位
「被害女性社員に『なぜ断らなかった』大林組人事部長180分詰問音声」(「週刊文春」3/21号)

同・第12位
「『美智子皇后』を苛立たせた『小室圭さん』母上の沙汰無し」(「週刊新潮」3/21号)

同・第13位
「食べてはいけない『外食チェーン』第2弾-塩分非開示メニューを独自調査」(「週刊新潮」3/21号)

同・第14位
「ピエール瀧『真夜中は別の顔』」-コカイン使用で逮捕」(「フライデー」3/29号)

同・第15位
「『錦戸脱退に触れるな』ジャニーズ必死のマスコミ工作」(「週刊文春」3/21号)

同・第16位
「佳子さまお忍び『旅立ちダンス』」(「FLASH」3/26号)

【巻末付録】現代とポストのSEXYグラビアの勝者はどっちだ!

 まずはFLASHから。秋篠宮佳子さんの生き生きとしたダンス姿を写した写真を掲載している。これは必見だ。

 彼女は3月22日にICUの卒業式を迎える。24歳の彼女が今一番打ち込んでいるのがダンスだと、少し前の女性自身が報じていた。

 FLASHは、彼女が通っているダンススクール主催の公演、留学前の2017年、18年の9月と12月のDVDを手に入れたそうだ。

 総勢20人のセンターで踊る姿、楽曲を口ずさみながらHIPHOPを踊る姿は、眞子さんにはない熱気が伝わってくる。

 眞子さんも妹と一緒にジャズダンスでもやったらいいのに。立川談志や樹木希林の言葉ではないが、「人生成り行き」、くよくよしていても仕方がない。時にはパーッと踊りなはれ、歌いなはれ!

 さて、関ジャニ∞の錦戸亮がグループから脱退すると、先週の文春が報じたため、ジャニーズ事務所は、テレビはもちろん、週刊誌にまで「記事にしないでほしい」と通達したという。

 だが、事務所の神通力も力を失いつつあり、今度は週刊女性が、脱退するのは錦戸だけではない、心無いファンの迷惑行為で嫌気がさしている大倉忠義も考えていると報じたのである。

 どうやら今夏のドーム公演が、6人で行う最後のツアーになるようだ。

 ところで個性的な顔と演技で人気があった俳優・ピエール瀧(51)がコカイン使用容疑で逮捕された。

 フライデーは、2007年に路上で、某女と熱烈なキスをしている写真を掲載している。

 20代の頃から薬物に手を出していたと報じられているが、新井浩文や彼のような個性的な俳優が、不祥事で姿を消していくのは残念だ。

 お子様ランチのような俳優・女優ばかりでは、大人のドラマは成り立たないはずだ。といっても、原作自体がお子様ランチ向けのものばかりだからいたしかたないか。

 売れっ子俳優だったため、NHKの『いだてん』や封切り直前の映画『麻雀放浪記 2020』などがお蔵入りになる、損害賠償は10億は下らないなど、いつもの大騒ぎが起きている。

 殺人犯ならともかく、なぜ、瀧の出ているシーンがあるから放送できないとなるのか。彼の活躍ぶりを追いかけたドキュメンタリーではないのだ。ドラマや映画の中の人物を、瀧が演じているのだ。中には、容疑者の顔など見たくないという人間もいるかもしれないが、それはごく少数だろう。

 私は『麻雀放浪記 2020』は見に行きたいと思っている。

 新潮の「食べてはいけない外食チェーン」第2弾。外食は塩分を摂り過ぎるというのは、当たり前すぎて、あまり考えてこなかったが、牛丼一杯で一日の食塩摂取量を超えてしまうという「事実」には考えさせられる。

 今週は、とんかつ、うどん、定食屋チェーン、ケンタッキー、サブウェイ、マクドナルドなどのハンバーガーチェーンの塩分を出している。

 ロースカツ丼が5.7g、カレーそば7.2g、チキン南蛮とエビフライの定食7.0gなど、ぞっとしてくる塩分の多さである。

 意外なのは、マックのハンバーガー1.4g、モスバーガー2.2g、骨なしケンタッキー1ピースが1.9gなど、ファストフードの方が塩分控えめなのだ。

 マックのフライポテト(M)は0.8gである。これは、ポテトを揚げてから最後に塩をかけるから、塩辛さを感じるので、意外に塩分は少ないというのだ。

 塩分を取りたいが心配な向きには、食べる直前に塩を振りかけるのがよさそうだ。

 お次は、また眞子&圭問題である。新潮によれば、美智子皇后までが最近、「小室さんのお母様は、いまどこにいらっしゃるの。なぜ、誰も把握できていないのかしら」と、しきりに側近に訊ねていると報じている。

 たしかに、小室圭の動向は伝えられるが、母親の佳代がどうしているのかは、ほとんど報じられない。勤務先の洋菓子店も長らく休んでいるようで、「蒸発」「失踪」などという物騒な言葉も飛び交っているのである。

 そこで新潮が、小室一家が住んでいる自宅周辺を聞き込みしたところ、住民がこう話している。

「圭さんが渡米後も、引き続き自宅に住み続けています。職場を休んでいるのは、外に出て騒がれたくないからで、同居する80代のお父さんに食材などの買い物を頼み、本人はひたすら自宅に引き籠っているのです」

 よかったと思うが、週刊誌にあることないことを書かれて、たぶんうつ状態なのではないのだろうか。心配である。

 先週文春が報じた、大林組のリクルーターが就職希望の女子大生に対して、内定を餌に肉体関係を何度も結んでいた件で、新入社員の斉藤絵美(24・仮名)が、ハラスメント問題を担当する古瀬耕司人事部長と女性の人事課長に事情聴取されていた。

 だが、古瀬たちからは、「なぜ、断れなかったのか」「彼氏に対して、申し訳なさとか逃げ出したいとは思わなかったんですか」「どっちが分が悪いと追っていったら、高橋さん(加害者=筆者注)の方がよほど分が悪い」「(会社にレイプがいるみたいなことをいうのは=筆者注)今後のあなたにとって損をすることが多いと思いますよ」と、まるで彼女が悪いといいわんばかりで、「典型的なセカンドレイプです」(新村響子弁護士)

 最後まで彼らから、「つらい思いをさせて悪かった」という言葉はなかった。彼女はこのやりとりを録音していて、文春デジタルで聴くことができる。

 今やまさに相続ブームといっていいかもしれない。

 現代がこの問題に目をつけ、毎週、相続問題についての特集をやって、部数を伸ばしている。

 遅れてはならじと、他の週刊誌もワイドショーも追随して、相続無くしては夜も日も明けないようだ。

 現代は今週、樹木希林の見事な「死後の手続き」をやっているが、これはここで紹介した女性セブンの焼き直しである。

 樹木は、亡くなるまでに相続を終えていた。不動産の名義変更、二次相続で多額の相続税を取られないよう、亭主の内田裕也には一切、不動産はやらず、子どもへ全て相続させ、孫へも生前贈与をしていた。

 内田には、生きていけるだけの現金を渡していたという。内田もそれで納得していたのだろう。

 その内田が、樹木の後を追うように3月17日、肺炎のため東京都内の病院で死去した。享年79。

 何回かの離婚の危機があったが、樹木は別れるつもりはなかったといっていたし、内田もその気はなかったのであろう。

 妻唱夫随。内田がロックシンガーとしてどれほどのものかは、私は知らないが、樹木希林という見事な女を妻にしたことが人生最大の仕事であった。

 あの世でもまた激しい喧嘩をするのだろうか。合掌。

 古館伊知郎は、『報道ステーション』(テレビ朝日系)を離れてからパッとしなかったが、NHKの『ネーミングバラエティー 日本人のおなまえっ!』で、ようやく彼の話芸を活かせる番組が見つかったようである。

 私はたまに見るだけだが、見始めると見続けてしまう。「鬼」という名字がある。先祖は朝鮮出兵の時、鬼のように強かったと豊臣秀吉から、そう名乗れといわれた武将が先祖だそうだ。

「毒島(ぶすじま)」という名字がある。群馬県桐生市に多い名字で、その由来はトリカブトの別名である「附子(ぶす)」とされているようだ。

 トリカブトは漢方の生薬としても使われる薬草で、その薬の製造に関わっていた人たちが、この名字を名乗ったそうである。

「目」という名字もある。これは「さっか」と読むそうだ。由来は1000年以上も昔にさかのぼる。奈良時代に設けられた官職に由来し、事務や文書の作成などの行政全般を司っていた。すべてに目を通していたことから「目」の字が当てられたという。

 私の「元木」という名字は四国に多いと聞いたことがあるが、私の家は四国とのつながりはない。

 変わった名字の由来をテーマにする番組はこれまでも多くあったが、これは古館の話芸で、面白く見せていると思う。

 ところで、権利者の許可なくネットに上げられたと知りながら漫画、写真、論文などをダウンロードすることを違法とする著作権法改正案を、自民党が通常国会への提出を見送ることを決めた。

 まだ自民党にも“正気”の人間がいたということか。こんなものが通れば、こうした週刊誌批評もできなくなるかもしれないと心配していただけに、ひと安心ではある。だが、権力者にとって都合のいいこの法改正を諦めるとは思えない。まだまだ要注意である。

 さて、日本は人工透析大国といわれ、全国で約32万5,000人が透析を受け、昔は保険がきかなかったが、現在はきくため、医療費は年間1兆5,500億円になるという。

 腎臓病患者にとっては「命綱」だが、東京の福生病院で、患者に「透析を止めますか」と聞き、患者は「透析中止」を選び、透析を止めたため、患者は亡くなった。

 そういう患者が4人いたことが明らかになって、「悪魔の医師」「自殺ほう助」ではないかという批判が起こっている。

 だがポストは、この判断は間違っていないと、腎臓移植の名医、万波誠医師にいわせている。万波医師はこういう。

「複雑な経緯もあるから、第三者が軽々しく言うことはできないが」と前置きして、「透析が嫌な患者はいくらでもいる。なんでもかんでも透析をするというのはおかしい。患者の意思を尊重して、透析をやめたい人はやめる。強制する必要はないと思う」

 透析は人間の体にいいものではないし、しんどい。

「人間らしく生きるためには、腎臓移植の方がいいが、ドナーが少ないから最初から諦めている人が多い。(中略)諸外国では移植手術の件数がどんどん増えている。しかし、日本では透析患者ばかり増え、移植の数は10年前とほとんど変わっていない。理由は行政のシステムや法整備の違いとしか言いようがない。外国ではドナーを増やし、移植を推進しているが、日本は『透析でいいじゃないか』で止まり、患者は『死ぬよりいい』と我慢させられている。中には透析の苦しみから逃れるために、海外に行って移植手術を受ける人がかなりいる。これが現実です」

 私も糖尿病だから、これから透析を受けることになるかもしれない。苦しいのは嫌だな。

 透析をやめることはけしからんと批判するだけではなく、こうした移植を増やし、患者の苦痛を和らげる(死なしてはいけないとは思うが)治療を考えることもメディアの役割である。

 同じポストに、歯医者選びを間違ってはいけないという特集がある。

 私も、歯の治療だけではなく、愕関節炎で、痛みで口が大きく開けられないのだが、かかりつけの歯医者ではいつまでたっても治らないので、大学病院の口腔外科に行き始めた。

 歯医者は星の数ほどあるが、いい医者、頼りになる歯医者を見つけるのはなかなか至難である。

 ましてや、堀ちえみで有名になったが、舌がんは、一般の歯医者では見つけにくいし、確定判断はできないそうだ。

「舌の一部が白く変色して浅い潰瘍になり、痛みが1カ月以上も続く」ようなら、がんの可能性が高いので、耳鼻咽喉科や口腔外科を受診したほうがいいそうである。

 新潮では、歯とアルツハイマーの関係について特集をしている。ここのところいわれ始めているが、これは、歯周病が出す毒素によって歯肉などの炎症が起きると、血液中に炎症物質「サイトカイン」が流れ込み、これは脳にたどり着くと、「アミロイドβ」というたんぱく質が脳の中で増え、これが記憶を司る「海馬」を中心に少しずつ溜まって、それに圧迫される形で脳細胞が死滅し、記憶力が低下していくというのである。

 歯磨きは15分。それに歯間ブラシと、「オイルプリング」といって、オリーブオイルなどを口に含み、クチュクチュとやるといいそうだ。今晩からやるか!

 ポストは懐かしい女子アナを登場させている。小宮悦子、60歳。悦ちゃんももう還暦か。

 小宮と久米宏のテレ朝『ニュースステーション』は視聴率が20%もあるお化け番組であった。

 久米にいろいろ教えられ、その日の衣装に合わせてボールペンまで変えたという。

 彼女が、今の報道番組について、こう批判している。

「いまは国内外で重大ニュースが目白押しです。泥沼の中東情勢や揺れるEUに、トランプ政権、朝鮮半島情勢とロシアの領土問題。
 日本でも森友・加計学園問題から統計改ざん、ゴーン事件と数え切れないほどあります。
 それぞれツッコミどころが満載なのに、各局横並びで、問題の本質がいまいち分からない。
 全ての事象には原因と結果があります。誰がなぜ、どうやったのか。もっと掘り下げてほしい。
 当時の『ニュースステーション』が厚労省の統計改ざん問題を報じたなら、数式を出して、どこをいじったのかを解説するでしょう。
 少なくとも私や久米さん、『ニュースステーション』のみんなは、強いものに抗っていくのも仕事のうち、そこに醍醐味があることを自覚していました」

 彼女に指摘されるほど、今の『報道ステーション』を含めたニュース番組の報道姿勢には首を傾げることが多い。

 だいたい、テレ朝のトップが政権と近いのでは、首を覚悟しない限り、政権批判だけではなく、おかしいことをおかしいといえるMCやアナなど育つわけはない。

 3月16日の「LITERA」によれば、『報道ステーション』で、硬派な取材で存在感を見せていた平石直之アナが、小川アナと同じように、AbemaTVに出されると報じている。

 富永アナも精彩を欠くなか、お前もかである。もはや報道のテレ朝などと恥ずかしくていえないだろう。

 NHKはもとより、民放も国営放送化していくのだろう。この平成という時代は、新聞もだが、特に、テレビがジャーナリズム性を失っていったと記憶されるだろう。困ったものだ。

 さて、フライデーが、AKB48を国民的アイドルにした功労者である大島優子(30)がイケメン長身アメリカ人と「熱愛」していると報じている。

 2人は大島の自宅マンションで同棲生活をしているという。しかも、大島の父親と3人で寿司屋へ行ったり、彼がロサンジェルスへ戻る時、大島の代わりに飛行場まで送りに行っているのである。

 父親公認の仲ということのようだ。見物は2人が並んだ写真だ。大島が小さすぎるのだろうか、男の二の腕ぐらいに彼女の頭がある超凸凹カップルである。

 大島がAKBを卒業して、17年の夏から1年間アメリカ留学した時に知り合ったようだ。

 カルロス・ゴーンが釈放されて以来、そのうっ憤を晴らすかのように、毎日のように出歩き、豪華な食事をしていることが様々なメディアで報じられている。

 新潮によれば、3月10日には、港区麻布台にある「東京アメリカンクラブ」に妻と赴き、そこでフランス人の記者の取材を受けていたようだという。

 だが、ゴーンが釈放されたのは、出入り口に監視カメラを付けたり、日産幹部ら事件関係者とは会わない、メールの送受信やインターネットへの接続が出来ない携帯電話を使用するなど、約10項目の厳しい保釈条件が付いていたからだが、どうやら「証拠隠滅を阻止するチェックはきかず、ノーズロ状態」(新潮)だそうである。

 渋谷のラブホ街にほど近い、築40年を超える狭い一室が彼の「制限住居」だが、その出入り口にある監視カメラは、同じマンションの住人にいわせると、「いつでも取り外しができますし、都合の悪いものが写らないようにレンズの向きも簡単に変えることができます」という代物。

 おまけに、近々、セレブなマンションへ引っ越すといわれているようだ。

 舐められた東京地検特捜部は、ゴーンだけではなく、関わりのある約40人をフルマークしているようだ。

 ゴーンを“演出”しているのは弘中惇一郎ら3人の弁護士たちだが、文春によれば、森本宏特捜部長は、弘中よりも「(警戒すべきは)弘中というより高野だな」といっているそうだ。

 高野隆弁護士は、2月にも、男性医師が女性患者にわいせつ行為をしたとされた事件で、女性のせん妄に基づく幻覚だったと主張して、無罪判決を勝ち取っている。

 文春は、こうした最強の弁護団への報酬は5億円といわれているとし、さらにアメリカの法律事務所にも弁護を依頼しているそうだから、着手金だけでも4億円になるのではないかと見ている。

 これでもしゴーンが無罪になったら、地獄の沙汰も無罪を勝ち取るのもカネ次第ということになるのだろうか。

 ゴマキこと後藤真希は33歳だというが、顔だけ見ているとほれぼれするいい女である。

 彼女は13歳で「モーニング娘。」に加入。その時出した「LOVEマシーン」は160万枚の大ヒットになった。

 02年にグループを卒業後、12年までソロで活動していた。だが、07年に弟が窃盗で逮捕され、10年には母親が転落死するなど、プライベートでは苦難続きだった。

 文春によると、14年に建設現場で働く弟の友人だった3歳年下のAと結婚。2児の母親になりママタレとして再ブレークしている。

 ようやく普通の幸福を手に入れたと思われていたゴマキだったが、その幸せも彼女自身の「不倫」で、手からこぼれ落ちそうだというのだ。

 彼女の夫Aが、妻の不倫相手B(28)を相手取って330万円の損害賠償を請求する民事訴訟を起こしているのである。

 ゴマキは陳述書で、Bと肉体関係があったことは認めている。だが、Bにいわせれば、彼女は亭主からDVやモラルハラスメントを日常的に受けていて、離婚したいという意思を自分に伝えていたため、権利侵害行為はないと主張しているという。

 Bは準備書面で、「真希によれば、原告(A)の自己中心的な態度、過度の束縛、性行為の強要に苦しんでいたが、芸能界にいるため、誰にも相談できずに精神的に追い詰められていた」といっているそうだ。

 証拠として提出されたBとゴマキとのLINEのやりとりの中には、離婚しようとAに伝えたところ、「人間じゃないだの、狂っているだの、罵られまくって、だったら人間辞めてやるから待ってなよってなって。あちこちアザができて。もう無理だったのよ」というくだりがある。

 これが事実なら、ゴマキはAと別れると思われたが、そうではなかったようだ。

 後藤は自分のブログを更新して、「私の未熟で軽率な行いにより生涯を誓った夫を深く傷つけ、妻として母として、またこのような立場でありながら自覚が足りず、信頼を裏切る事となりました。後悔の思いとともに深く反省しております」と書き、夫の許しをもらって関係を修復したとしている。

 夫婦というのは不思議なものである。ゴマキのいい分を丸ごと信じ込み、結婚まで考えたBがチョッピリ哀れである。

 今週の第1位は、文春が報じている青山学院大学初等部の裏口入学の話だ。

 だいぶ昔になるが、慶應幼稚舎の合格率がやたらと高い塾が話題になったことがあった。

 月謝もバカ高いが、カネに糸目をつけず、自分の子どもを入れたい親が門前市を成した。だが、そこはお受験教育ばかりではなく、幼稚舎の先生に高額な付け届けをしろ、1,000万円を慶應に寄付しなさいなどと指示され、その通りにしたのに合格しなかった親たちが怒って新聞に話し、大きな社会問題になったことがあった。

 だが、こうした子どもを溺愛する親バカたちからカネをむしり取ろうとする輩は、いつの時代でも必ずいるのである。

 今週の文春は、慶應大学、学習院と並ぶ「お受験御三家」の青山学院初等部にも、同様のことがあったと報じている。

 冒頭、都内のイタリアンレストランを借り切って行われた青山学院・堀田宣彌(のぶみつ)理事長の再任と、山本与志春の院長昇格のお祝いの会で、両氏や校友会副会長、俳優の高橋克典らが一緒に写っている記念写真が紹介される。

 そこには、この会を開いた会社経営者の鎌田雄一(仮名・50代)夫妻と、青学アドバイザーの肩書を持つ竹石爾(ちかし)もいる。

 この鎌田が、わが子を何としてでも初等部へ入れたい当人で、彼がかねてから昵懇にしていた知人を通して、青学校友会の人間を紹介され、その後、アドバイザーの竹石を知ることになったのが17年の4月頃だったという。

 竹石は、04年から14年まで青学の常務理事や常任監事をしていて、学内に部屋を持っているため、「それほど力のある人が協力してくれるなら全面的に頼るべきだと思ったのです」(鎌田)

 文春によれば、竹石は堀田理事長の名前を再三出しながら、17年秋から受験本番までの約1年間、鎌田にあれこれ便宜を図ってくれたそうである。

 昨年1月には、竹石と校友会の人間が連れ立って鎌田を推薦するために、堀田理事長のもとを訪れ、彼の子どもAの「推薦状」を渡したという。

 後日、竹石から、「A君は青学の“トップ推薦”になった」といわれる。もちろん、鎌田が理事長や院長を何度も会食に誘い、大相撲の枡席にも招待したことが功を奏したこと、いうまでもない。

 鎌田が付けていた支払いの記録によると、17年から18年にかけて、理事長たちの会食に費やした金額は100万円を超えたそうだ。

 さらに青学には合計で300万円寄付している。だがその後竹石が、合格した暁には青学に3000万円寄付するようにと話していると伝え聞き、試験の1カ月前になると、竹石は「青学ではなく私を支持してほしい」といいだしたそうだ。

 だが、昨年の11月6日にあった結果発表で、子どもは「不合格」になってしまうのである。

 ここまでしたのになぜ? これが事実なら、青学の内規というよりも、どこの学校の内規にも違反していることは明らかである。

 文春の直撃に竹内はどう答えるのか。彼は、自分はアドバイスをしただけ、推薦はしたが初等部には一切いってない、そして「こんなケース、どの学校でもいっぱいあるでしょう。慶應でも早稲田でも、『お金でどうした』とか。青学はまだいい方だと思いますよ」といい放った。

 堀田理事長は、鎌田とは1回会ったことは認めたが、「理事長に再任された祝の会へ行ったら、鎌田もいたので名刺を交わした」だけだといい繕う。

 鎌田が寄付したことについては、「勝手に寄付したんでしょう」、竹石から推薦状を受け取っていたことは、「見たこともない」と突っぱねたが、その後、受け取ったが見ていないと「回答を奇妙に変化させた」(文春)そうだ。

 山本院長は、推薦状は受け取っても初等部には渡さずに、こういう方の紹介があったと伝えるだけだが、「ボーダーラインで(並んだ二人の)どっちがいいか分からない時に、(推薦を)使ってくださいということでお願いしている」と、話している。

 要は、彼らが推薦した子どものほうが優遇されるということである。寄付や会食接待についても認め、寄付は返す、接待分は自分のポケットマネーから返すと、動揺が言葉に出てしまっている。

 青学は、鎌田が、一連の経緯を記し学校側の見解を問う内容証明に対して、内部調査委員会を立ち上げ、3月28日までに調査結果をまとめるそうだが、この告発が事実なら、理事長、院長の辞職は避けられないはずだ。

【巻末付録】

 もうすぐ春ですね~。今週末には桜の開花宣言が出るようだが、暖かくなるにつれて、現代、ポストのグラビアもやや春めいてきたような気がする。

 まずは現代から。「安座間美優、パーフェクトSEXY-一流ファッション誌で専属モデル」。「Oggi」(オジイと読むのか?)のモデルだそうだが、いいね~。

「久松郁実、グラビア歴5年の最高傑作-ハワイで撮影された極上ボディ」。こちらもハッとするほどいい子だ。ヘア・ヌードを見せてくれたらもっといいのに。

 袋とじは「女優・永岡怜子、息を呑む全裸SEXシーン-神に愛された身体」。なかなか粒ぞろいのSEXYショットに、クラクラしてきた。

 ポストは、「前代未聞の総力大特集・岩本和子大解剖-奇跡の43歳、ハダカの履歴書」という大特集。

 彼女、43歳だそうだが、熟れた色気が堪らない。袋とじでも「岩本和子、ヘアヌード七変化-和子さんが乱れて、濡れて」、「山崎真実、白銀ヌーディ-人気女優が北の大地ですべてを晒した!」。こちらは健康な色気。

 よくわからないのが「パチンコ&パチスロ美女ライター、ビキニでフィーバー」という企画。まあ、そこそこ美人ぞろいだから許すか。

 今週もSEXY度は伯仲しているが、私の好みでいうと現代の女性たちだな。というわけで今週は現代に軍配だ。
(文中敬称略/文=元木昌彦)

【告知】
読者の皆様へ
「ノンフィクションの醍醐味」3月の講演会のお知らせです。
今月のゲストは元講談社随一のノンフィクション編集者の加藤晴之さんです。
加藤さんはフライデー、週刊現代の編集長も歴任し、大相撲の八百長問題を仕掛け、大きな話題を呼びました。
200万部のベストセラー『海賊とよばれた男』(百田尚樹)や講談社ノンフィクション賞を受賞した『告白 あるPKO隊員の死』などを手がけています。
3月22日(金曜日)7時から9時まで。
【場所】カフェ・ミヤマ 高田馬場駅前店2号室(電話03-5292-5772) 
東京都新宿区高田馬場2-17-4 菊月ビル地下1階
(地下鉄東西線の高田馬場駅から3秒。濡れずに行けます)
「ゼロメガ」の部屋です。直接会場へおいで下さい。
私のメールアドレスはm.mo1to2ki3@gmail.comです。
【会費】 コーヒー代として1000円
よろしくお願いします。

眞子さま&小室圭さん狂想曲は続く……「結婚させるべき」「させないべき」週刊誌の論調は?

今週の注目記事・第1位
「就活女子大生の私を弄んだ大林組幹部」(「週刊文春」3/14号)

同・第2位
「『安倍総理』の野望が透けた『新元号』の舞台裏」(「週刊新潮」3/14号)

同・第3位
「『梅宮辰夫』芸能界への遺言-6度目の『がん闘病』『人工透析』を初告白」(「週刊新潮」3/14号)

同・第4位
「命まで取られる『アポ電強盗』の撃退術」(「週刊新潮」3/14号)「『アポ電強盗』犯人グループの正体」(「週刊文春」3/14号)

同・第5位
「24時間営業で不便が生じた『コンビニ』紛争の明日」(「週刊新潮」3/14号)

同・第6位
「韓国ファクトチェック」(「ニューズウイーク日本版」3/12号)

同・第7位
「小室さん金欠ピンチと眞子さまを独り占めした元女性大臣」(「週刊文春」3/14号)
「眞子さまと小室さん 結婚させるべき、させないべき」(「週刊現代」3/23号)

同・第8位
「関ジャニ∞・錦戸亮<脱退>で関ジャニ崩壊危機」(「週刊文春」3/14号)

同・第9位
「親戚に財産を奪われないための『死後の手続き』『事前の準備』」(「週刊現代」3/23号)

同・第10位
「食べてはいけない『外食チェーン』-胃がん、脳卒中リスクが増大!!」(「週刊新潮」3/14号)

同・第11位
「『島根王国』再興の切り札は後継『DAIGO』」(「週刊新潮」3/14号)

同・第12位
「『まんぷく』安藤百福の即席麺『発明』は嘘だ」(「FLASH」3/19号)

同・第13位
「なりもの ヤフー・井上雅博伝」(「週刊現代」3/23号)

同・第14位
「茶会欠席だけではなかった『雅子妃』新皇后に不安材料」(「週刊新潮」3/14号)

同・第15位
「47都道府県 セックス県民SHOW」(「週刊ポスト」3/22号)

同・第16位
「『大坂なおみ』指導経験ゼロの新コーチについた疑問符」(「週刊新潮」3/14号)

同・第17位
清く正しく/宝塚男優トップ有力・松岡修造長女の熱さと硬さが凄い」(「週刊文春」3/14号)

【巻末付録】現代とポストのSEXYグラビアの勝者はどっちだ!

 8年前の今日の午後2時過ぎ、私は中国の北京にいた。買ったばかりのiPadを開き、朝日新聞DIGITALを見ていた。

 東北地方に大きな地震があったと第1報が流れた。中国要人と会ってから、再びiPadを開いたら震度7強になっていた。

 急いでホテルに戻り、部屋のテレビをつけた。津波が船や家屋、ビルまでも飲みこんでいく映像が流れ、茫然と立ちすくんだ。

 電話はつながらない。iPadからメールでカミさんに「大丈夫か」と送った。幸い、すぐに「こちらは大丈夫」だという返事が来た。

 翌日の夜、東京に戻って、福島第一原発が地震による津波で破壊され、大量の放射能が漏れて広がったことを知った。

 大震災から20日後に福島にクルマで入った。眼にする光景は、私の想像をはるかに超えていた。

 しかし、いまだに東日本の復興は遅々として進まず、第一原発の廃炉化も日暮れて道遠しである。

 関東大震災が起きた時でさえも、日本人は力強く復興してきた。日本中が焦土と化した敗戦からも立ちあがり、ジャパン・アズ・ナンバーワンといわれるまでになった。

 だが、阪神淡路大震災に続いて起きた東日本大震災からの復興は、なぜ遅れているのか。

 日本人が大自然災害の前に立ちあがる気力を失ってしまったからなのか。政治家や役人が無能だからか。

 一つだけいえることは、この大災害が原発事故を引き起こしたからだ。自然に壊されたなら、また元に戻せばいい。

 だが原発事故による放射能災害は可視化しにくい。故郷には以前と変わらない家があり、庭があり、田畑がある。

 匂いも痛みも感じないが、そこに人は住めない。政府は、放射能を除染したから故郷へ帰ってもいいというが、これまでやってきたことを思えば、その言葉を信じることはできない。

 まして子どもを抱えた親は、この子の将来を思えば、躊躇するのは当然である。

 あれだけの原発事故を起こしたにもかかわらず、政府は原発を止めることなく全国にある原発を再稼働させるという。

 自然災害には慣れている日本人も、放射能という見えない敵との闘い方を知らない。

 このままいけば、必ず原発事故が再び起こる。営々として積み上げてきた生活が根底から覆される。

 そうした“無力感”が、復興を遅らせているのである。安倍という政治家が一強といわれ、直期政権を続けていられるのは、日本中にまん延するあきらめにも似た無力感からであろう。

 どれほど安倍が嘘をつき、デタラメをやっても、日本人は怒らなくなった。

 どうせ、誰がやっても、何も変わりはしない。もうすぐ東京にも関東大震災並みの大地震が起きるのは間違いない。

 日本中に大地震が起こり、原発事故が誘発され、日本は沈没するのだ。明日のことを考えるのはよそう。8年前に起きた原発事故が、日本人から明日を考え、立ちあがる力を奪ってしまったのである。

 もう一度、日本人を立ちあがらせるためには「原発をなくす」と政治家が宣言することだ。

 さて、話はガラッと変わる。人気タレント松岡修造(51)の長女・恵(19)が宝塚音楽学校を卒業したという。

 なかなかの美形だ。芸名は「稀惺(きしょう)かずと」で、男役である。

 無遅刻・無欠勤で特別皆勤賞を受賞した頑張り屋で、トップスターへの期待が高まっているそうである。

 イケメンコーチを突然切った大坂なおみの新コーチに、セリーナ・ウイリアムズら世界のトップランカーのヒッティングパートナーを務めたジャーメーン・ジェンキンス(34)が決まった。

 コーチとしての実力は未知数だが、ヒッティングパートナーというのは、練習で次戦の対戦相手の得意な球を打ってあげるなど、高度なテクニックが要求されるそうだから、そう心配はないというのだが。

 大坂は、BNPパリバ・オープンに出場し、クリスティナ・ムラデノビッチ(フランス)を6-3、6-4で危なげなく下した。新コーチ効果が出たのだろうか。

 ところでポストが心配だ。現代は相続についての連載や、それをまとめた増刊号の売れ行きがいいらしい。

 だが、ポストは現代ほど相続問題に特化できず、かといって文春、新潮のようなスクープ路線も難しいだろう。中途半端な誌面作りで精彩がない。

 今週も、読むところはほとんどない。編集部が迷っているのが誌面に出ている。

 今週紹介するのはこの1本だけ。それも先週の焼き直し記事である。

 相模ゴム工業が20~60代の男女14000人を対象に調査した「県民のセックス」である。浮気率のトップは埼玉県だと先週紹介したが、コンドームの使用率でもトップになった。当たり前か。

 これと矛盾する結果もある。結婚・交際相手以外とのセックス回数で、トップは福島県だが、最も少ないのは埼玉県なのだ。浮気率は多いのに、セックス回数は少ない。どういうこと?

 セックス満足度のトップは宮崎県。オナニーの回数の一番多いのは秋田県。結婚・交際相手とのセックス回数が最も多いのは鹿児島県だ。

 これは何となくわかる気がする。

 今までの経験人数が一番多いのも、初体験の年齢が一番低く19.6867歳なのも沖縄県である。これもわかるな!

 次は新潮から。このところまた体調に不安が窺えるのが雅子妃だそうである。2月25日と26日に行われた天皇皇后両陛下主催の茶会を欠席したが、次の日の青年海外協力隊との接見も、皇太子一人で出席したそうだ。

 これから天皇即位の式典が続くが、雅子妃の回復が早いことを祈ろう。

 さて、2017年の4月24日から、カリフォルニア州で、年代物のヴィンテージカーを持ち込み、田舎道を1600キロ走る「カリフォルニア・ミッレ・ミリア」が行われた。

 そこに1939年型の白いジャガーで出場した日本人がいた。だが、時速100キロを超える速度で走っていたジャガーが突然斜めによれ、ハイウェイから飛び出し、大木に正面衝突してしまった。

 亡くなったのは、毎年そのレースに出場してきた井上雅博、60歳だった。井上は元ヤフージャパンの社長だった。井上は、孫正義から社長に命ぜられ、創業から2年足らずの97年11月にジャスダックに株式を公開し、99年には株式時価総額が1兆円を突破し、翌年は1株当たり1億6,000万円という高値を付けた。

 井上の総資産は1,000億円を超えるといわれるそうである。だが、そんな井上だが、莫大な財産をひけらかすようなことはせず、ヤフーの社員も、ビジネス関係者も、素顔の井上について知るものはほとんどいないという。

 その井上の「数奇な生涯」を追うノンフィクションが現代で始まった。筆者はノンフィクション・ライターの森功。

 彼は、ソフトバンクやヤフーの関係者を取材するだけではなく、アメリカの現地取材もして、骨太のノンフィクションにするようだ。

 先日、森に会ったら、「おもしろいものになりますよ」といっていた。期待しよう。

 横山秀夫の『ノースライト』(新潮社)を一気に読んだ。おもしろい。

 今回の主人公は一級建築士。ミステリー性は弱いが、その代わり建築、ブルーノ・タウト、男同士の確執、夫婦の物語を軸に、横山の小説の世界にぐいぐい引き込まれる。

 しかも読後感がいい。今年のベスト10上位に入る傑作である。

 ピエール・ルメートルの『天国でまた会おう』(早川書房)もいい。これもミステリーというより、戦争に翻弄された2人の男の人生ドラマ。

 全く緩むことなく、次から次へと繰り出す物語の展開は、見事というしかない。久しぶりに読書の楽しみを十分に味わえた2冊である。

 NHKの朝ドラ『まんぷく』は高視聴率を保ったまま大団円を迎えそうである。だが、ここへきて、日清食品の「チキンラーメン」は安藤百福の発明ではなかったとFLASHが噛みついた。

 同誌によると、安藤は20歳前後までを台湾で過ごしている。南部では戦前から揚げ麺をチキンのスープで食べる文化があり、戦後は、食糧難だった日本にも輸入されていたという。

 在日華僑のひとり張國文は、歯科技工士として日本に渡り、大阪阿倍野で中華料理店を経営しながら、即席麺「長寿麺」をつくり上げたそうだ。これが1958年の春だった。

 日清食品の社史によると、「チキンラーメン」を発売したのは同じ年の8月。

 長寿麺は50年代に始まった南極観測隊でも採用され、59年に発売された雑誌には、「ヒマラヤ越冬隊 南極越冬隊御採用」という広告が掲載されている。

 張は58年12月に「味付乾麺の製法」で特許を出願し、安藤側は翌年1月に「即席ラーメンの製造法」で出願しているという。

 さらに、張の特許が認められる直前に、日清食品は張の特許を2千300万円(現在の貨幣価値でいうと3億円程になるそうだ)で買い取っているのである。

 誌面には、その際の契約書が載っている。もちろん日清食品側は、長寿麺とチキンラーメンとは別物だと主張している。

 東洋大学の藤本貴之教授は、「NHKの連続テレビ小説で扱われた企業のイメージアップは計り知れません。フィクションであるにもかかわらず、エピソードが独り歩きするケースも少なくない。(中略)個人的には、公共放送のNHKが、視聴率がいいという理由だけで、実在の創業者がモデルのドラマを多発するべきではない」と話している。

 私も、この意見には同意する。

 ところで竹下登という政治家がいたことを覚えておいでか。島根県の造り酒屋の出で、田中角栄と袂を分かち経世会を立ち上げ、ドンとして君臨した時代があった。

 だがその後を継いだ竹下亘が食道がんにかかり、跡目を誰にするかに注目が集まっていると新潮が報じている。

 先の登の次女と元毎日新聞の竹下番記者との間に生まれた次男がタレントのDAIGO(40)で、妻は北川景子(32)である。

 知名度はあるが、本人も周囲も、その可能性はないといっている。だが、島根王国の復活という大義が立てば、DAIGOより、北川景子を出馬させれば当選間違いないだろう。

 先ほども触れたが、週刊現代別冊、年寄りのではない『おとなの週刊現代 死後の手続きはこんなに大変です』(980円)が売れているようだ。発売後、すぐに増刷したそうである。

 新潮の「食べてはいけない」シリーズもなかなか好調のようだ。今週は「外食チェーン」の塩分が高いという特集。

 ここでも何度か書いているが、私は牛丼の「すき家」フリークである。普段は牛丼の並みだが、懐が温かいと奮発して牛すき焼き丼・二倍盛とビールを飲むのが至福の時間である。

 新潮によると、この「二倍盛」というのは食塩が7.4gもあるそうだ。厚労省の「日本人の食事摂取基準」(2015年版)によると、男女ともに一日当たりの塩分の必要量は1.5gだから、5日分の塩分を1回の食事で摂ってしまうことになる。

 塩分過多→高血圧→脳出血や脳梗塞のリスクが高まるというのは、私にもわかる。これから牛丼は10日に1回にしなくては。

 どこもかしこも相続相続。現代が火をつけ、今週は第12弾である。

 もうやることはないのではと思っていたら、今週は「30年ぶりに会った甥がカネを要求」という特集である。

 なるほど、相続というのは兄弟姉妹はもちろんのこと、義父や義母、甥っ子や姪っ子、いとこばかりか、状況によっては最大で、はとこの6親等まで関与することになるそうである。

 私の時もそうだったが、遠くにいる甥や姪などは相続対象とは考えなかったし、何もいってこなかったからいいが、要求されたら困ったことになったかもしれない。

 このぶんだと、まだまだ続けるのだろうな。

 文春が、「関ジャニの人気者、錦戸亮がグループの解散を強硬に主張し、自分は脱退するといっている」と報じている。

 昨年、同メンバーの渋谷すばるが「音楽活動の追求」を理由に脱退したことがきっかけだったという。

 SMAPが解散し、嵐も来年末で活動を休止する。嵐に続く60万人超のファンクラブ会員を持つ関ジャニが解散となれば、ジャニーズ事務所の将来はない。

 お次はまたまた眞子&圭問題である。困ったことが発覚した。小室圭が7月にニューヨーク州の司法試験を受けるという情報が流れ、それに合格すれば晴れて弁護士になれると思っていたのだが、文春の調べによると、事実は違うようだ。

 小室圭は現在、奨学金をもらってLLMコースに通っている。このコースは5月で修了し、その後JD(法務博士)コースに進むが、そこには同じような奨学金はないそうである。

 出てもLLMよりかなり減額されるという。さらにLLMコースを修了して、一足飛びにNY州の弁護士試験を受けるには事前審査があり、法学部を卒業していない圭は、7月に受けられる資格はないというのである。

 圭の弁護士の上芝も、「受験資格はないと認識している。予定通りJDに進学する」と認めているのである。そうなると、受験できるのは今から3年後以降となるのだろう。

 眞子&圭のいばらの道はまだまだ続くということになりそうである。

 現代は、この結婚問題について、何人かに意見を聞いている。小説家の山本一力は、「常識的に考えて、自分の娘が400万円もの借金トラブルを抱えた男を家に連れてきて、すんなりと結婚を認める親がどこにいますか」と、否定的だ。

「説明を求められた事柄に明確な答えを出さず、『勉強する』という名目で海を渡った小室さんの行動は、『常識に欠ける』と見られても仕方ないでしょう」と、評論家の八幡和郎も批判的だ。

 漫画家の小林よしのりは、先日サンデー毎日に載ったコメントと同じ「肯定派」である。

 2人にカネがないことを心配するが、ジャーナリストの田原総一朗は「貧乏でも幸せになることはできる」と話す。

 ジャーナリストの大谷昭宏も「今の小室さんを国民が敬愛の念を持って迎えられるかといえば、疑問が残ります」と否定派だ。

 最後に作家の藤田宜永は、こう話す。

「それでもなお、二人の気持ちを尊重するべきだ。(中略)もちろん。お二人に『世の中、そんなに甘くはありませんよ』と言いたい人の気持ちはわかる。でも、経験してみないとわからないこともあるじゃないですか。細かいことは言わず、『大変だろうけど、上手くいってほしいな』と願うのが、大人の態度ではないかな」

 この意見、秋篠宮家はどう聞くのだろう。

 ところで『FACTFULNESS』(日経BP)という本が話題を呼んでいる。これはデータや事実に基づき、世界を読み解く習慣というような意味で、著者のハンス・ロスリングがつくった言葉である。

 著者は、どんなに立派な人でも、彼が出した13の質問に全問はおろか、正解率は平均で7%程度で、チンパンジーより劣っているという。

 たとえば、「世界の人口のうち、極度の貧困にある人の割合は、過去20年でどう変わったのでしょう?」という質問。Aは約2倍になった。Bはあまり変わっていない。Cは半分になった。

「世界中の1歳児の中で、なんらかの病気に対して予防接種を受けている子供はどれくらいいるでしょう?」。Aは20%。Bは50%。Cは80%。

「世界の平均寿命は現在およそ何歳でしょう?」。Aは50歳。Bは60歳。Cは70歳。

 2017年に14カ国、1万2000人に行ったオンライン調査では、地球温暖化の質問を除くと、正解数は12問中たったの2問だったという。

 先ほどの質問の正解は、C→C→Cである。

 著者は、確実に世界は豊かに、良い方向へ進んでいるのに、出されたデータを正確に把握していない人がなぜこれほど多いのかと疑問を投げかける。

 詳しくは本を読んでもらうとして、ニューズウイーク日本版に日本人の韓国理解のファクトチェックという特集があるが、これも面白い。

 日本では、韓国は日本が重要な貿易相手国だから、これ以上反日を強めるのなら、対韓国貿易を減らしてしまえという“暴論”がまかり通る。

 しかし、韓国の貿易相手国は中国が圧倒的で、次がアメリカ、日本はわずか8%程度しかない。

 韓国経済は日本と比べて脆弱だといわれるが、通貨危機を克服して以来、経常収支は黒字が続いている。2012年以降はGDPに対する経常収支の割合が、日本を上回り続けているのだ。

 軍事力も韓国は貧弱? 2017年の軍事費は日本の9割になり、ドイツに肉薄しているのである。

 大卒の給料は323万円、外国に住む韓国人は中国に次いで多い743万人で、そのうちの3分の1以上が北米で暮らしている。

 キャッシュレス比率は96%。慰安婦と徴用工問題にばかりこだわり続けると、近々、経済でも追い抜かれてしまう日が来るかもしれないのだ。

 さて、コンビニの最大手、セブン-イレブンの24時間営業に関心が集まっている。

 セブン大阪南小阪店のオーナーの松本実敏が、人手不足と妻をがんで亡くしたため、本部に伝えたうえで、朝6時から深夜1時までと営業時間を短縮した。

 だが、本部から契約違反だといわれ、契約解除と賠償金1700万円を払うよういわれたことに端を発し、24時間も開けている必要があるのかという論争が起きたのである。

 そこから、コンビニは本部だけが儲かる仕組みで、毎日夫婦で12時間以上働いても、ロイヤリティや保険料、税金を引かれると、手取りは20万から30万円程にしかならないという「オーナー残酷物語」へと発展していった。

 セブンというのは、以前も、売れ残った弁当を値引きして売りたいというオーナーの声を認めず、全部廃棄しろと指示していたことが問題になり、結局、世論に推されてセブン側が値引きを認めざるを得なくなるという“失態”があった。

 今度も、世論に推されて、「3月中旬から直営店舗で短時間営業の実験を始める」(セブン広報)といわざるを得なくなった。

 店名通り「7時から11時まで」、遅くとも12時までやればいいと思う。今年の正月も、元日だけではなく3が日休むデパートや飲食店が増えてきたが、不都合なことはそれほどない。

 そのうち、Amazonに頼むと、2、3時間で家まで届けてくれるサービスが始まるだろう。日本で一番の3K職場であるコンビニから働き方改革を始めるべきである。

 アポ電なる妖怪が跋扈している。今年1月から、渋谷区初台で90代の夫と80代の妻を縛ったうえで、現金2000万円と宝石などを奪った。

 3人組の男が渋谷区笹塚の一軒家に押し入り、80代の夫と70代の妻を縛り、現金400万円を奪った。

 そして2月28日、江東区のマンションに住む80歳の女性が殺されてしまった。これらの事件に共通するのは、事前にアポ電があったことだ。

 犯行予兆電話、アポ電がかかってきたという通報は、昨年だけで3万4658件と、前年より8747件も増えているという。

 振り込め詐欺の件数は減ってきているが、詐欺師たちは稼がなくてはいけないため、手口が凶悪化してきているのではないかと、新潮で犯罪ジャーナリストの小川泰平が指摘している。

 アポ電があっても、電話に出ない、現金をいくら家に置いているかを分からせないことが重要だが、詐欺師の手口はますます巧妙になっているという。

 例えば、特殊詐欺だとわかる電話をかけてきて、撃退したと得意になっていると、別の人物から、「警察ですが、先ほど変な電話がありませんでしたか」と電話してきて、ついカネを家に置いているとしゃべってしまう。

 電話がかかると、「この電話の通話内容は防犯のため会話内容を自動録音いたします」などとアナウンスが流れる迷惑電話防止機能のついた固定電話を設置するのがいいそうだ。

 ところで、私は梅宮辰夫という俳優が好きではない。『不良番長』や『前略おふくろ様』は見ていない。『仁義なき戦い』は見ているが、菅原文太や松方弘樹の存在感と比べると影が薄い。

 料理は玄人はだしで、『料理の鉄人』にも出演しているし、たしか梅宮の名前を付けた漬物を買って食べたことがある。

 その梅宮が、81年の人生で、6度もがんになり闘ってきたことを、新潮を読んで初めて知った。まだ30代半ばだった頃に睾丸がんにかかり、それが左の肺に転移した。それから30年ほどの期間を経て、今度は初期の胃がん、次は十二指腸乳頭部がんで11時間に及ぶ大手術をしたという。

 昨年夏には前立腺がん、今年1月には尿管がんになっているそうだ。尿管の手術では腎臓も一緒に摘出したので、これからは1日おきに4時間の人工透析受けなくてはいけないという。

 長い間がんと闘ってきた梅宮は、「若い頃にがんを患ったことに感謝すべき」だといっている。それは、「80歳を過ぎてから初めてがんを宣告された患者さんは、精神的にかなり落ち込むと思います。たとえ体力に自信があっても、がんと戦うための気力を保つのは至難の業」だからだというのである。

 彼は、がんだとわかったら、「踏み潰してやる」という気負いはなるべく持たず、信頼のおける医者の説明に耳を傾けて覚悟を決めたら、すべてを委ねるのがいいという。

 彼の父親が医者だったこともあって、医療に任せ、「もしもの時にはそれが自分の『寿命』だと受け入れた方がいい」ともいう。

 梅宮はここで芸能界批判もしている。自分がテレビに出なくなったのは、「理由はハッキリしています。単純にいまの芸能界が心底、面白くないからです」。一般人と同じような奴ばかりが跋扈して、圧倒的な存在感のある俳優がいなくなってきたからだが、そういう意味では昭和の香りを残した数少ない俳優の一人である。

 新元号が4月1日に発表される。新潮によれば、元号案を検討する際に留意すべき6つの条件があるという。

「国民の理想としてふさわしい意味」「漢字2字」「書きやすい」「読みやすい」「過去の元号やおくり名(追号)で未使用」「俗用されていない」ということだそうだ。

 官邸では早くも絞り込みが始まっているといわれるが、今回の元号には安倍首相の意向が色濃く反映されるのではないかといわれているそうである。

 その一番大きなものは、これまで、最初の元号である大化から現在の平成までのうちで、出典が確認できるものは77あり、すべてが中国の古典(漢籍)からだが、これを安倍は、「新元号は日本で書かれた書物をもとにしたい」といっているのである。

 だが、「国書からよい意味を持つ漢字を抜き出すのは容易ではありませんでした。当時、国文学では『源氏物語』『徒然草』『枕草子』などが研究対象となることが多かったのですが、宮中の日常や恋愛、あるいは随想から有用な文字を選ぶのは非常に難しい。また企業名や商品名などで、国書出典の漢語の方が日本で俗用されている可能性が高いから大変です。俗用が後から判明すれば、皇室の尊厳にも傷がつきかねません」と、昭和天皇ご不例のさなか、極秘で元号選定準備を進めていた、当時の内閣内政審議室長だった的場順三が語っている。

 もし、国書由来の元号が誕生すれば、1400年近い中で初めてであり、「文字通り総理は歴史に名を残すことになる」(官邸関係者)そうだが、何もレガシーがつくれなかった安倍首相が、自分の名を残すために元号を決めるとすれば、天皇陛下はもちろんのこと、国民への背信行為といえよう。あってはならないことである。

 さて、文春で多くの若い女性に「性暴力」をふるっていたことを告発された「DAYSJAPAN」元編集長で写真家の広河隆一(75)が、「創」に手記を寄せている。そこにこういう記述がある。

「誰にも会わない新年を迎えていた時、鏡に映る自分の顔を見て、その醜さにぎょっとした。他人から自分がどう見えているか、思い知った瞬間だった。(中略)鏡に映る年取った男が、若い娘を口説き落とそうと一生懸命になる姿は、想像するだに不気味で、同時に悲しい姿だった。(中略)さらにそのとき、私の立場や力が、他人からはどう見えているのかも、考え始めた。
 そしてそれは同時に、男である私にとって『性暴力』という問題が少しずつ見え始めた瞬間でもあった」

 これに対して、各方面から批判が上がっているそうだ。中には「これはセカンドレイプではないのか」というものもあるという。

 批判もわかるが、性暴力を働いた人間が、何を考えているのかを知ること、読者に知らせることは、メディアの重要な役割の一つである。

 篠田編集長の作る「創」は、これまでも、宮崎勤など凶悪犯の手記を多く掲載してきた。

 こうしたものを載せることなどまかりならんというのでは、言論弾圧と同じである。

 そんなことをしていれば、こうした貴重な雑誌を失うことになる。

 まずは広河のいい分を聞き、聞き終わってから、反論、論破すればいい。

 これをきっかけに、別の戦場カメラマンのセクハラやウソが、ネットに出回っているそうだ。

 だが、戦場カメラマンがみな高貴な志をもって仕事をしているわけではない。有名になりたい、カネを稼ぎたい、女にもてたい、そう考えながら、ベトナム戦争を取材したり、イラク戦争に従軍したカメラマンは多くいたはずだ。

 人間とはそういうものだ。そこから物事を考えていかないと、説得力のある批判は出来まい。

 今週の1位も、そうした人間の話を文春が取り上げている。

 スーパーゼネコントップの大林組で、OB訪問をしてきた女子大生を自宅に連れ込み、わいせつ行為を働いたとして、2月18日に社員の宗村港容疑者(27)が逮捕された。

 だが、就職を熱望する女子大生を甘い餌で誘い、こうした非道なことをしているのは、宗村だけではないと、文春は新入社員の斉藤絵美(24=仮名)の告発を掲載している。

 彼女が就活をしていたのは2年前。大学で土木を学び、スーパーゼネコンへの就職が希望だった。就職情報サイト「マイナビ」を通じて大林組にエントリーすると、大学のOBでリクルーターという男から電話があり、ホテルメトロポリタン仙台の喫茶店で会ったそうだ。

 出された名刺には「○○工事事務所所長 高橋修一(仮名)」とあり、54歳、長年リクルーターとして大学のセミナーに出ていたと話した。

 その日は食事をおごってもらって別れた。その後採用試験を受け、一次試験を通過し、役員面接を受ける目前に、高橋から電話があり、「もう内定が決まったようなものだから、お祝いしよう」といってきたそうだ。

 斉藤は指定校推薦制度で受けていたから、「リクルーターの印象で合否が左右される」といわれているため、誘いを受けたという。その際、「会うときは私服で来て」と要求したそうだ。違和感を抱いたが、その通りにして有名な焼肉屋へと向かった。

 個室で並んで座り、高橋は「本部にいっておいた」「これで落すことはないから」といい、飲めない酒を勧められて酔いが回ってきた彼女を口説き始めたそうである。

 気がついたら高橋が泊まっているホテルの部屋に入っていて、「最初は戸惑ったのですが、ずいぶん酔っていたこともあり、受け入れてしまった……。避妊はされませんでした」(斉藤)。

 同僚がいうには、高橋は土木技術に関する特許取得を主導するなど実績を積み上げ、次期支店長候補といわれているそうだ。

 内定はもらった彼女だが、入社までにも3、4回ラブホなどで関係を持ったという。誘いを断ると内定を取り消されるのではないかという不安を抱えていて、断れなかったそうだ。

 入社してからは、高橋とは勤務地が違い、一度も会っていないが、社内で関係がバレているのではと心配になったことがあり、LINEメールを送ると、こんなメールが返ってきた。

「変な噂は社内ではマイナスなので、バレないようにシラを切って下さいね」

 文春の取材に高橋は、肉体関係について否定することはなかったが、「本人がいない前では話せない」といい、「斉藤さんが意図的に私を貶めようとしている」と語っている。

 大林組のコーポレート・コミュニケーション室は、本件については社内で事実関係を確認中だとし、事実だった場合は厳重に処分すると答えている。

 だが、回答した翌日、斉藤は人事部から呼び出され、人事部長から「高橋には妻子がいて、役職もある。失うものが多いんだ」「お世話になった会社ではなく、なぜ文春に話すのか。相談窓口があるだろう」と何度も問い詰められたそうである。

「女性が働きやすい会社」を標榜する企業の実態は、いまだにお家大事、男性社員中心の旧態然たる体質が残ったままなのだ。

 ここまで告発した彼女が、この会社に居続けることはかなり難しいのではないか。文春は、これを掲載した以上、彼女のこれからを見続け、彼女が不利益を被らないよう、支えていく義務があると思う。

【巻末付録】

 ポストからいこう。巻頭は「大人の修学旅行/壇蜜が驚嘆した『奇想の系譜』」。これは壇蜜が裸で案内するのではない。「『沼』を持つ女優-出演作品が相次ぐ<正統派最旬美女>白石聖」は1ページ。

 巻末は、「超難問!おとなの『ヌード間違いさがし』」。袋とじは「幻の国民的アイドル、奇跡のヘアヌード AV女優・夢見照うた」。何が悲しくてAVに。「七菜乃×大塚咲、ヌード撮り合いっこ-写真展に先駆けて初公開」。「葉加瀬マイ(見納めミラクルボディ)-トップグラドルの引退グラビア」。葉加瀬は女優業に専念するそうだ。残念だ。

 現代は、巻頭で「女子ゴルフ開幕記念/松田鈴英、美しき挑戦者」。昨年は新人ながら賞金ランキング11位だった。なかなかの美形。現代は、アスリートを脱がすのがうまいから、そのうちヘア・ヌードを楽しみにしよう。

 後半は、「奥山かずさ、ランジェリー姿の戦隊ヒロイン-鍛えられた肉体美を見よ!」「奈月セナ、軌跡の美脚-長身Gカップで人気沸騰」。

 袋とじは「渡辺万美、激しく、美しい『濡れ場&自慰』ヌード」この中では渡辺万美がいい。今週は珍しく両誌ともに力が入っていた。いい勝負で、引き分けだな。
(文中敬称略/文=元木昌彦)

【告知】
読者の皆様へ
「ノンフィクションの醍醐味」3月の会のお知らせです。
今月のゲストは元講談社随一のノンフィクション編集者の加藤晴之さんです。
加藤さんはフライデー、週刊現代の編集長も歴任し、大相撲の八百長問題を仕掛け、大きな話題を呼びました。
200万部のベストセラー『海賊とよばれた男』(百田尚樹)や講談社ノンフィクション賞を受賞した『告白 あるPKO隊員の死』などを手がけています。
3月22日(金曜日)7時から9時まで。
【場所】カフェ・ミヤマ 高田馬場駅前店2号室(電話03-5292-5772) 
東京都新宿区高田馬場2-17-4 菊月ビル地下1階
(地下鉄東西線の高田馬場駅から3秒。濡れずに行けます)
「ゼロメガ」の部屋です。直接会場へおいで下さい。
【会費】 コーヒー代として1,000円
よろしくお願いします。

NHK・桑子真帆は1億5,000万、テレ朝・宇賀なつみは6,000万……人気女子アナ“フリー”のお値段

今週の注目記事・第1位
「日産西川社長<激白120分>『ゴーンは日本人をナメていた』」(「週刊文春」3/7号)

同・第2位
「南野陽子、夫の『横領』『暴行』で女優生命ピンチ」(「週刊文春」3/7号)

同・第3位
「黒いマタニティクリニック、母子突然死と謎の中国人」(「週刊文春」3/7号)

同・第4位
「『ビデオをまわしながら高2の私を』田畑毅に未成年淫行疑惑」(「週刊文春」3/7号)
「警察が『安倍官邸』に忖度する『田畑代議士』準強姦捜査の腰砕け」(「週刊新潮」3/7号)

同・第5位
「井岡一翔と谷村奈南『離婚の真相』-前妻を容赦なく切捨て長身モデル美女と」(「フライデー」3/22号)

同・第6位
「この国ではやる気のない社員が7割、無気力な社員が2割4分」(「週刊現代」3/16号)

同・第7位
「<白熱対決>籠池夫妻×森友スクープ記者『安倍さんからのお詫び文書』」(「週刊文春」3/7号)

同・第8位
「政治部記者覆面座談会『ヤバい安倍政権』」(「週刊ポスト」3/15号)

同・第9位
「人気女子アナ30人『フリーになったらこの値段!』」(「週刊ポスト」3/15号)

同・第10位
「視聴率の新女王戦国絵巻-北川景子、広瀬すずがしのぎ削る、渡米・米倉涼子」(「週刊新潮」3/7号)

同・第11位
「『小室圭さん』の『NY州弁護士』挑戦前倒し作戦」(「週刊新潮」3/7号)

同・第12位
「俳優・新井浩文という物語」(「週刊現代」3/16号)

同・第13位
「世界に輸出される史上最大の『反日キャンペーン』」(「週刊新潮」3/7号)

同・第14位
「逃げる『貴乃花』追う『自民党』という参院選の綱引き」(「週刊新潮」3/7号)

同・第15位
「高血圧『新目標値』130に専門医が異議あり!」(「週刊文春」3/7号)

同・第16位
「日本人開発者が語ったCAR-T細胞の真実-1回5000万円でがん消滅」(「フライデー」3/22号)

同・第17位
「市販の花粉症薬で心筋梗塞になる人」(「週刊現代」3/16号)

【巻末付録】現代とポストのSEXYグラビアの勝者はどっちだ!

 トランプと金正恩のトップ会談が不調に終わろうと、トランプの経済制裁で中国の経済が悪化し、全人代が大変なことになっていようと、日本の週刊誌はそんなことにはお構いなしだ。

 週刊誌を読んでいると、この国にとっての国際問題は「嫌韓」「嫌中」しかないようだと思えてくる。

 国内問題で最大のものは花粉症である。私は30年来の由緒正しい花粉症だが、年をとると症状が和らぐものだと思っていたら、そんなことはないようだ。

 おまけに現代によると、花粉症薬でクシャミ鼻水が止まるが、心臓まで止まるというのである。

 それも私のように、降圧剤を飲んでいる人間はなおさら危ないようだ。花粉症に効く薬には血管を狭くする成分が含まれているのだそうだ。

 そうすると当然、血圧が上昇する。となると、狭心症や心筋梗塞になるリスクが増えるということだ。

 記事中に血圧を上昇させる花粉症薬がずらっと並んでいる。恐る恐る眺めてみると、あった! 私が長年飲んでいる新コンタック600プラス(グラクソ・スミスクライン・CHJ)である。

 私はこの薬を、1年中飲んでいる。花粉だけではなくハウスダストや何やらで、年がら年中クシャミが出るからだ。

 もうかれこれ20年ぐらいになるだろうか。以前は「新」はつかなかったが。

 花粉症には薬ではなく、ビタミンDがいいそうだ。これには、外部から入ってきたアレルギー物質に対して、害があるかどうか判断するのを助ける働きがあるそうだ。その上、身体のあらゆる粘膜を強くする働きもあるというのである。

 Dは、魚の内臓に多く含まれる。よし、今夜はシシャモで一杯といくか。

 フライデーに朗報が載っている。日本人が開発したCAR-T細胞療法という最新のがん治療があるそうだ。まだ治療費は1回5,000万円以上と高いが、難治性の急性リンパ性白血病の患者の8割、難治性の悪性リンパ腫の患者の5割が、投与から3カ月以内にがんが消えるというのである。

 CAR-T細胞療法というのは、患者から採取したリンパ球に遺伝子操作を行い、がんに対する攻撃力を高めた細胞を大量に培養して、それを患者の身体に点滴で戻すという治療法だそうだ。

 すると一部の白血病や悪性リンパ腫に多く発現する「CD19」という細胞の表面にあるたんぱくを消滅させてしまうそうである。

 これを使えば池江璃花子の白血病も治るのではないか。

 お次は文春。同誌によると「日本高血圧学会」が5年ぶりにガイドラインを改定するという。

 これまでは上が140、下が90だったが、今回は上が130、下が80になるというのである。より厳しくすれば大量に高血圧患者が増えるから、製薬会社の意を受けてではないかと勘ぐってしまうが、そうではないようだ。

 こうした厳しくするやり方は世界的なものらしく、厳しくするほうが心臓病の発生率が約25%、総死亡率が約27%低下するそうである。

 だが高齢者はこの限りではないようだ。65歳から74歳までの管理目標は140/90未満だそうだから、私はセーフだ。

 血圧はストレスがいけないそうだから、少々高くても気楽に生きることが何よりの薬である。

 ここで貴乃花の話題を少々。参院選に出るのか出ないのか。新潮によれば、本人は出る気はないというが、知名度で100万票は固いといわれる貴乃花だから、自民党からの「出てくれ」という猛攻が続いているという。

 スポーツ議連の座長である遠藤利明元五輪担当相が、数日以内に会うという話があるそうだし、安倍首相や森喜朗とは何度か会っているそうだ。

 遠藤本人は、そんなことをいえる立場にないと否定しているが、本音では、他の党から出てもらっては困るから、感触を探る狙いがあるのではないかと、自民党関係者が語っている。

 もし50万票とれば比例で2人は引き上げられるというから、100万票なら4人か。安倍自民党は心底欲しいだろうな。

 ところで3月1日は、韓国で起きた「3・1独立運動」から100年になった。これについて、新潮で武藤正敏元駐韓大使がこう語っている。

「(大韓帝国初代皇帝の)高宗が亡くなった際に、“彼の息子が日本の皇族と結婚することに抗議して服毒自殺”、あるいは“日本によって毒殺”などの噂が流れました。結果、ナショナリズムが刺激されて『3・1運動』という独立運動が起こったのです。(中略)その後それが朝鮮全土に広がり、200万人もの民衆を巻き込む運動となりました」

 日本の外務省は、日韓関係が悪化している中だからと、渡韓を控えるよう警告している。

 新潮によれば、100周年を機に記念事業が26も計画されているそうだ。主なものは、「3・1」をユネスコ世界記憶遺産へ登録させることを目指す。伊藤博文を暗殺した安重根の遺骨を発掘すする。3月1日から臨時政府樹立記念日とされる4月11日まで「独立のたいまつ」が全国100カ所を回るそうだ。

 いやがうえにも両国で反日、嫌韓の機運が盛り上がってしまうのだろうか。

 先日、映画『金子文子と朴烈』を見た。1923年に起きた関東大震災の後、朝鮮人が井戸に毒を入れたなどというデマが流れ、朝鮮人狩りが起こり、多くの朝鮮人が殺された。

 暴動が広がるのを恐れた政府は、皇太子暗殺を企てたという大逆罪で朴烈と実質的な妻である金子文子を逮捕し、死刑宣告する(後に恩赦と称して無期刑に)。

 反日映画だと一部でいわれたが、内容は、朴と文子の純で激しい恋物語である。拘留中に、睦まじい2人が写った写真が流出し、新聞に掲載される。

 この時、この写真を持ち出し、新聞社に持ち込んだのは、私の知人のアナーキストだった父親だった。彼から「朴烈事件」のことはよく聞いていた。文子は刑務所に移送してすぐに自殺(?)してしまうのだが、朴は太平洋戦争が終わるまで生きながらえ、出所して大勢の支持者たちに迎えられたことを、これを見て初めて知った。

 不幸な過去を背負った日韓の間の壁は、ベルリンの壁よりも高くて固い。この壁を壊すために何が必要なのかを考えながら、館を後にした。

 さて、「強制わいせつ」容疑で逮捕されていた在日コリアン三世の俳優・新井浩文(40)が保釈された。

 現代は、彼の生い立ちからの「物語」を特集している。青森県弘前市で生まれ、高校を中退して上京するまでの19年間をここで過ごした。

 88才になる祖母がこう新井のことを話している。

「本当にやさしい子なんです。事件のことはいまだに信じられない。自慢の孫です」

 拘留中は弁護士をしている孫が、新井の面倒を見てくれたという。

 新井の母親は医療事務の資格を取り病院に勤めていたが、今は外資系の保険会社で営業をしているそうだ。

 だが、新井の父親のことになると表情を曇らせた。かなり前から一緒には住んでいなかったようだ。

 そんな母親と妹と暮らしていた新井は、内気で家にこもりマンガを読んだりゲームをしたりしていたそうだが、小学校4年生から始めた卓球には熱心に取り組み、高校時代は全国大会にも出場したという。

 だが、高3になり、日本映画学校(現・日本映画大学)へ進学したかったが、遅刻や欠席が多かったため、教師が推薦を断り、それをきっかけに中退してしまう。

 彼も、自分が在日コリアンだとは同級生にもいわなかったそうだ。

 鬱屈を抱えながら上京した新井は、屋台で知り合った映画プロデューサーの荒戸源次郎(故人)と知り合い、女優の大楠道代の付き人になり、映画界へ足を踏み入れるのだ。

 だが、天性のものなのだろう、あっという間に俳優として売れっ子になっていく。

 2001年に窪塚洋介主演の映画『GO』で、在日コリアンの役をやると、05年には『ゲルマニウムの夜』で早くも単独主演を果たし、以来、テレビドラマに映画にと、陰のある役を演じ続けたのである。

 今回の事件で俳優生命が危ぶまれるが、新井を応援する俳優たちが多くいて、心配してくれているそうだ。

 現代は、「もう、俳優としては再起不能だろう」というが、私はそうは思わない。

 人を殺したわけではない。小さなとはいわないが、この事件で彼のすべてを葬ってしまうのはかわいそうだ。

 何年間か雌伏して、個性派俳優として戻ってくればいい。私はそう思う。

 先週、アカデミー賞作品賞を獲った『グリーンブック』を観た。グリーンブックとは、黒人が泊まれるホテルが掲載されている小雑誌である。

 1962年ニューヨーク。有名な黒人のピアニスト、ドン・シャーリーがクラブで用心棒として働いているイタリア人・トニー・リップを運転手として雇う。

 バンド仲間と人種差別が激しい南部を、リップの運転で演奏旅行する。何かというと暴力を振うリップと衝突するシャーリーとのやりとりが見どころ。

 あまりに激しい人種差別を目の当たりにしたリップが、なぜシャーリーが南部を選んだのかに気づき、2人は次第に友情を築いていくハートウォーミングな実話をもとにした映画である。

 ラスト近くで、演奏するはずだった黒人差別の激しい高級ホテルをキャンセルし、街場の酒場で、地元のジャズメンたちと楽しそうに演奏するシャーリー、それを満足そうに見つめるリップの姿。泣けるぜ。

 先週も触れたが、今回のアカデミー賞は黒人への人種差別問題をテーマにした作品が多く取り上げられている。

 この映画のようなひどい人種差別は少なくなったが、いまだに南部を中心に差別主義は残る。

 翻って、日本では韓国や在日コリアンへのヘイトスピーチが鳴りやまず、より大きくなっている。

 付和雷同して韓国人へヘイトスピーチをしている連中は、この映画を観たらいい。差別している人間たちの愚かさと、それに立ち向かい、毅然として揺るがないシャーリーのどちらが人間として上等か。

 さて、眞子&圭の結婚の行方もまだ道半ばである。新潮は今週も、小室圭が前倒しでNY州の弁護士試験を受けるそうだが、なかなか難しいのではと疑問を呈し、天皇陛下のご在位30年を祝う茶会でも、眞子さんと秋篠宮さんが目を合わせなかったと報じている。

 いい加減に、どこの誰ともわからない関係者を動員しての憶測報道は止めたほうがいい。

 新潮によれば、視聴率女王に君臨している米倉涼子(43)だが、今年の夏はアメリカに渡り、ミュージカル『シカゴ』に出演し、その後も日本で凱旋公演をするため、ドラマの世界を留守にするそうだ。

 そこで、その間隙をぬって、ポスト米倉の座を誰が奪うのか注目されているというのである。

 一番手は北川景子だそうだが、彼女も32歳で、本人は妊活を望んでいるそうだから、露出は少なくなるという。

 それ以外では、吉高由里子(30)や広瀬すず(20)、綾瀬はるか(33)の名が上がるが、みな帯に短したすきに長し。

 まだまだ米倉の時代が続きそうである。だが彼女、43歳にもなるんだね、ご苦労様。

 ポストによれば、女子アナの世界も大きな変動がありそうだという。

 TBSでは椿原慶子アナが退職するそうだし、テレ朝は宇賀なつみと小川彩佳アナが辞める。

 小川は、TBSの『NEWS23』に移り、雨宮塔子は降板するといわれる。

 ポストが入手したという某広告代理店が作成した「年間ギャラ調査表」によれば、有働由美子が最高で2億円。高島彩が1億8,000万、滝川クリステルと夏目三久が1億5,000万、加藤綾子、膳場貴子が1億円だそうだ。

 小川彩佳はフリーになれば1億円、宇賀なつみは6,000万円、NHKの桑子真帆は1億5,000万になるという。垂涎とはこのことをいうのだ。

 わたしゃ500万でもいいからどこかないかね。

 同じポストに政治部記者覆面座談会というのがある。

 覆面だから相当な裏話があるかと思ったが、大した話はない。

 二階幹事長が「安倍の四選はある」と仄めかしたのは、安倍の求心力が衰えては、自分の権力基盤も危ういと考えたから。

 総裁選で争った石破茂のことを安倍は、オフレコでは、「石破が党を出たいというなら出ていけばいい、除名してもいいんだ」と口走った。

 安倍は、消費税値上げを止めたいらしいなどなど。

 この中でも、菅官房長官と東京新聞の望月衣塑子記者とのバトルに触れている。

 菅の意向で、官邸報道室が内閣記者会に対して、「事実を踏まえた質問をするよう」要請したことで、新聞労連などが抗議声明を出すなど騒ぎになっている。

 私にいわせれば馬鹿馬鹿しい騒ぎである。もともと、森友学園や加計学園問題で、何も質問しない菅の会見に望月記者が乗り込み、記者ならば聞くのが当たり前の質問をしたことから始まった。

 政治部の連中がやらなければいけないことを、社会部の記者がしただけのことだ。

 以前ここでも書いたが、望月記者のいうように、「記者として当然のことをしたのに、これほど騒がれるのはおかしい」のだ。

 だいたい菅程度の人間に何もいえない、嫌なことはもっと聞けない内閣記者会など解散してしまえばいい。

 新聞社は、新人の記者たちに何を教えているのか。オレたちは権力におもねるのではなく、国民の知る権利にこたえるために存在するのだと教育していないのだろう。

 第一、そういえる先輩、幹部が、新聞社にもテレビ局にもいないからだ。

 新人には肝試しをさせるべきだ。前科三犯のヤクザの前で、1対1で、「お前はこれまでで一番感じた体位はどんなものか」と質問させろ。

 菅の顔が怖くなくなる。政治家なんぞに怯えているのでは記者とはいえない。

「安倍さんは私を嘘つき呼ばわりしていましたが、あなた自身が嘘つきではないのか。森友事件も統計不正も総理大臣が嘘をついている。そのことは、何より子どもたちの教育にとって大きなマイナスだと、そう思います」

 これは文春でNHKを辞めた相澤冬樹と話している森友学園前理事長の籠池泰典の言葉である。

 3月6日に、補助金を巡る詐欺などの罪で起訴された籠池夫妻の初公判が開かれる。

 籠池は、裁判では「国策捜査だったんだということを懸命に訴えていく」と語っているが、裁判の過程で、安倍昭恵との“親密”な関係も明らかにされるはずだ。

 現代によると、世論調査などを手掛ける米ギャラップ社が世界の企業を調査したところ、日本では「やる気のない社員」が7割、「周囲に不満をまき散らしている無気力な社員」が2割4分で、「熱意にあふれる社員」はわずか6%しかいないそうである。

 調査した139カ国の中で最下位クラス、日本よりも熱意にあふれる社員が少ないのは、ブータン、イタリア、パキスタンぐらいしかいないという。

 こんなことで驚くことはない。熱意にあふれる社員がゼロではなく6%もいるのだからいいではないかと、私は思う。

 全員がやる気があって熱意がある企業なんて、宗教団体じゃないんだから、気持ち悪いよ。

 どの編集長もそう思っているだろうが、部員が30人いれば、仕事を任せられる人間は2割もいればいい。

 8割は、そいつらの足を引っ張らないようにしていてくれれば、雑誌はつつがなく出せる。

 私がいた頃も、若い奴で「編集長になりたくない」というのが、いっぱいいた。何でかと聞くと、給料はそれほど上がらないのに、責任は重くなり、間違うと名誉棄損で訴えられ、逮捕されるかもしれないから嫌だというのである。

 イタリアと同程度というのがいい。この特集の中でも、かつてソニーの井深大が、「仕事の報酬は仕事である」といったと出てくる。こんなこと、今の若い者にいってごらん。

 仕事もホメ言葉もいらないから、カネをくれというに決まっている。また、熱意などというものは長続きしない。

 そんなあやふやなものに頼っては、仕事もいい雑誌もできはしない。

 日本的組織がダメになってきたのは、そうしたことをわけもなく求めるアホな上司が多いからではないか。

「熱意を持って取り組め」「やる気がない者は去れ」などといえたのは、年功序列、終身雇用が完備していたからこそであった。

 政治から経済までガタガタになってきたこの国で、これまでの「一億火の玉」のようなやり方は通用しない。

 やる奴はやる。やらない奴はやらない。それでも仕事を続けていけるような組織づくりが求められてる。

 いいじゃないか、いい加減。「のんびり行こうよオレたちは~」というCMソングが昔あったな。今こそブータンやイタリアに学ぶ時だ。そう私は思う。

 さて、トランプと金正恩の首脳会談が大失敗に終わったが、この結果は会談前から予想されていたことだった。

 この首脳会談より、アメリカ中の注目を集めたのは、トランプの元顧問弁護士マイケル・コーエンが連邦下院の委員会で行う宣誓証言のほうだった。彼は、トランプの不倫相手のポルノ女優へ口止め料を払ったことや大統領選中にロシアとビジネス取引していたこと、民主党全国委員会のメール漏えいについてもトランプは承知していたと証言した。

 コーエンはトランプを「人種差別主義者」「詐欺師」「いかさま」と呼んだという。

 なんとしてでも、全米の目を外へそらさなくてはと考えたトランプが企んだ「窮余の一策」が米朝会談だったのだ。トランプにとって、会談の成果など二の次だったはずである。

 トランプは金正恩が制裁の全面的解除をいい出したため、会談は不成功に終わったといったが、北朝鮮の外相が深夜に会見を開き、「我々が要求したのは全面的な制裁の解除ではなく、一部の解除だった」(朝日新聞DIGITAL/3月1日04時00分)とバラしてしまった。「嘘」は安倍とトランプの得意技である。

 お次はフライデーから。3階級を制覇した元ボクシング世界王者の井岡一翔(28)は、歌手の谷村奈南(31)と結婚生活わずか1年半で、昨年11月に離婚している。

 その井岡が、30代の元モデルと同棲しているというのである。しかも、彼女は妊娠中だそうだ。予定は今夏だという。

 おせっかいな話だが、もしかすると谷村と別れる前から付き合っていたのではないか。離婚が成立する前に妊娠していたのではないかという「疑問」が湧いてくる。

 事務所の答えは、谷村とは4月から別居していて、井岡は離婚する準備を整えていた。子どもができたとわかったのは、大みそかの世界タイトルマッチの前だという。まあ、お幸せに。

 先週、新潮が被害女性の告白を掲載し、準強姦罪で訴えられた田畑毅自民党衆議院議員だが、なんとか離党で済ませたいと本人も二階派も考えていたようだ。

 だが、今週の文春が、田畑が日銀を辞めて行政書士時代に、当時16歳の女子高生を事務所に連れ込み、貯めこんでいた大人のオモチャを見せ、力任せに覆いかぶさり、無理やり犯す姿を、ハンディカムで撮影していたというさらなる“悪事”を暴露したのである。

 8年前のことだが、さすがに進退窮まった田畑は、文春が出る前日に議員辞職願を衆院に提出した。

 この男の趣味のセックス自撮りが、動かぬ証拠となったというのは、因果応報ということだろう。

 新潮は、この件を捜査中の愛知県警が、田畑が二階派だから二階幹事長に忖度して“腰砕け”になりそうだと報じているが、議員でなくなれば会期中の不逮捕特権もなくなるから、遠慮会釈なくやるのではないか。

 あくどいということでは、文春が追及している埼玉県日高市の「太田マタニティクリニック」も引けを取らないようである。

 今回文春は、切迫流産で入院していた妊婦が、シャワー室で心肺停止状態で発見され、そのまま母子ともに息を引き取ったケース。

 長年不妊治療に取り組み、ようやく授かった赤ちゃんだったが、破水後、長時間たっても陣痛が起こらないため太田クリニックへ転院してきたが、胎児の心肺が急低下し、緊急の帝王切開をしたが、命こそ取りとめたが、植物状態になってしまったケースだ。

 当然備えているべきAED(電気ショックを与え、機能を喪失した心臓を正常なリズムに戻す装置)がなかったり、院長が不在だったために起きた「事故」ではなかったかというのである。

 これを読む限り、このクリニックは真っ黒である。早く真相究明しないと、さらなる犠牲者が出る恐れがある。

 ところで南野陽子(51)には一度だけ会ったことがある。まだ20代の頃だったが、美人というより活発なオネエチャンという印象だった。

 その南野は、1984年に主演したドラマ『スケバン刑事II 少女鉄仮面伝説』で一躍スターになり、歌手としても活躍した。

 恋多き女でもある。当時の少年隊の東山紀之とは熱愛だったが、ジャニーズ事務所の猛反対で破局する。

 その後は、文春によれば、ヤクルトの池山隆寛や古田敦也など数多くの男と浮名を流すが、長続きはしなかったという。

 その南野が2010年に出会ったのが、IT関連企業社長を名乗っていたXだった。交際わずか半年でスピード婚する。だが結婚早々から、Xが結婚前に住んでいたマンションの家賃を滞納していたことや、エステなどの事業を営む会社から4億8,000万円を騙し取ったなどのスキャンダルが報じられる。

 結婚4年後には、銀座のクラブのママを愛人にし、子どもを産ませたが、認知を拒否して泥沼の裁判に発展した。

 そして今回、文春が報じたのは、銀座で開業していたクリニックが、事務長に据えていたXが1億8,000万円を騙し取った、告訴するというケースである。

 これだけではない。埼玉県内にある病院(現在は閉院)の元医師が、事務局長として勤務していたXに、口座から約1,170万円も黙って引き出されていたと告訴して、現在係争中だという。

 それ以外にも銀座の病院の従業員に暴力を振った件で、罰金刑が下っているそうだ。南野も、亭主が知人から1億8,000万円を借りる時、作成された証書には、連帯保証人となっている医療法人の株主として南野の本名が記載されているから、こうした金銭トラブルと無関係とはいえないと文春は指摘する。

 文春が彼女を直撃すると、事務所から「私の知る限り、夫にやましいことはありません」と返してきたそうである。

 ここに書かれていることが事実なら、Xというのは相当あくどい人間のようだが、妻が知らないということは考えにくいが。

 今週の第1位は文春の西川廣人日産社長のインタビューである。西川は「ゴーンは日本人をナメていた」といっている。

 ゴーン元日産会長の逮捕以来、インタビューに答えていなかった西川廣人社長兼CEO(65)が、文春に120分間“激白”している。

 日経新聞も同日に西川のインタビューを掲載しているから、西川社長側に思惑があって、新聞1紙、週刊誌1誌を選んだのであろう。

 内容はひとことでいえば「丸ごと自己弁護」である。いくつかあげよう。冒頭に紹介したように、西川は、「日本への敬意があれば、あんな不正ができるはずはありません」と前置きして、ゴーンは日本をナメていたと難じている。

 最後にゴーンと会ったのは昨年9月下旬で、ルノーとの経営統合について話し合ったが平行線に終わったとし、「彼の不正を知ることになったのは、そう言い合っていた矢先のことでした。まさに青天の霹靂だったんです」と、自分が何も知らされていなかったかのように話している。

 内部通報をきっかけに社員の何人かが調査を行い、その結果が西川に報告された。最初の感想は「何なんだ、これは」というものだった、「とにかくワケが分からなかった」というのだ。このような重大事を、彼に知らせないで社内で密かに動いたというのは有り得ないと思う。もしそうだとしたら、よほど西川は社内の信頼がなかったのであろう。

「私はまさか自分のボスが裏でこんな重大な不正行為をしているとは、思いもよらなかった」「私はゴーン氏と個人的に親しいわけではありません。(中略)今回の事件で高級マンション暮らしが取り上げられるまで、どこに住んでいるかも知りませんでした」

 その一方で、ゴーンとは問題意識を共有していたから、「ゴーン氏のほうは私のことを、たぶん『日本人のボスとしても、外国人のボスとしても務まる男だ』と見ていたのでしょう」と、自己顕示することは忘れない。

 ゴーンが約2兆円の有利子負債を抱えていた日産をV字快復させたことについても、「実際の改革を成し遂げたのは、工場、開発、販売……その前線に立つ従業員、それぞれの仕事の現場の力であり、一人のリーダーの力ではない」と斬り捨てる。

 ゴーン・チルドレンの最右翼といわれ、僕(しもべ)のようにゴーンに付き従ってきた自分のことを棚に上げ、これからのルノーと日産とのアライアンスについても、自分がルノーの新会長と話し合い、「(自分なら=筆者注)良い方向に進化させることができる」と語る。

 今回の件で日産の輝きが失われてはならない、より磨きをかけなくてはいけない、「それが、今の私に課せられた使命だと思っています」と、まるで自分に責任などないといわんばかりである。

 世界(岩波書店)3月号で、会計評論家の細野祐二が「日産ゴーン事件の研究」を寄稿している。ここで細野は、有価証券報告書虚偽記載罪など、ゴーンが起訴されている罪状の一つ一つを検証している。

 ここで詳しく紹介する紙幅はないが、ゴーンが先送りした50億円の報酬を、「手にする蓋然性は極めて低かったと判断すべき」だとし、この虚偽記載は根拠がないとしている。

 また、会社私物化についても、海外の高額マンションは日産が購入したものだし、それをゴーンが専属的に使用していたということに過ぎない。そこには損失が発生していないから会計上の役員報酬とはならないそうである。

 特別背任も、ゴーンが故意にやったことで日産の財産上の損害が認定できなくてはならないが、それはなかったから犯罪事実は成立しないとしている。

 さらに、二回目の有価証券報告書虚偽記載罪では、報告書の代表者名は「西川廣人」と記載されれているから、「本件二回目の有価証券報告書虚偽記載罪が成立するとすれば、その主犯は西川廣人現社長になるはずで、ゴーン元会長はその共犯者あるいは幇助犯ということになる。特捜検察は、今回第二回目の逮捕において、正犯容疑者を逮捕することなく共犯あるいは幇助犯容疑者だけを逮捕した」と指摘する。

 だが、特捜検察は、ゴーン容疑者の逮捕容疑のほぼ全てを日産の内部情報に依存しているから、検察と西川は共存関係にあるために、西川を逮捕できない。

「特捜検察は、一民間自動車会社の内紛に刑事司法をもって介入したばかりに、愁霜烈日たるべき法の正義を自ら歪めてしまった」と批判している。

 私には会計法など全く分からないから、細野のいうことの三分の一も理解できないが、少なくとも、西川社長のいい分よりは利があると思うのだが。

【巻末付録】

 もはや現代、ポストともにヘア・ヌードグラビアからは手を引きたいと考えているのだろう。

 惰性でやっているようにしか見えない。そうならば早くすっぱりやめたらどうか。そう思うが、そうなるとデジタル版の写真集がつくれない。誌面から消してデジタルだけにして、雑誌を買った人間がそれを見られるようにすればいいと思うのだが。

 とにかく今週は、まず現代から。

「女優・大原優乃、人気ドラマ「3年A組」に出演中」「藤崎里菜、凄いヌード-説明不要、見ればわかる」、撮影は西田幸樹である。

 袋とじは「物語のあるSEXをあなたに/昼下がりのスナックで・・・」。いつもの物語のあるSEXシリーズ。

 ポストは、いつもながらの“いきなり”「なをん/岡元あつこ、鼓草」。ページをあけるとコレだからね、ビックリ!

 薄い袋とじは「あやみ旬果、浅草ロック座ストリップ動画-おっぴろげ映像におったまげ!」。

 後半の袋とじは「美女11人のおっぱい当てクイズ-原寸大おっぱい生写真プレゼント」。

「日本人のSEXを変えたアレ/1989~1999年 女性誌『an・an』、SEX特集、ダイヤルQ2、イメクラ」

 これも袋とじ「脊山さん!ここまでやっちゃうの?!-『大人のハダカ』披露 元日本テレビアナウンサー・脊山麻理子」。お次は「シン・モグラ四天王、砂浜のキャットウォーク 松川菜々花、遠山茜子、みうらうみ、黒木麗奈」。シン・モグラとはモデル+グラドルのことだそうな。

 偉大なるマンネリ企画の勝者は? ポストのほうがやや気合が入っているから、ポストの勝ち。
(文中敬称略/文=元木昌彦)

小室圭さん『コイン詐欺』報道の違和感……眞子さまとの結婚はなぜ“妨害”されるのか

今週の注目記事・第1位
「『田畑代議士』を準強姦で告訴した被害女性の独占激白10時間」(「週刊新潮」2/28号)

同・第2位
「鈴木京香、長谷川博己、まんぷく愛の結論」(「週刊文春」2/28号)

同・第3位
「パナソニック津賀一宏社長には何が見えているのか」(「週刊現代」3/9号)

同・第4位
「あなたの虎の子を狙う最新『詐欺手口』」(「週刊新潮」2/28号)

同・第5位
「警察は私を逮捕しようとしてる-家政婦が告白、紀州のドン・ファン怪死事件」(「フライデー」3/8号)

同・第6位
「自治医大付属病院『心臓手術で患者死亡』の重大事故」(「週刊ポスト」3/8号)

同・第7位
「驕れる安倍晋三のフェイクを撃つ」(「週刊文春」2/28号)

同・第8位
「『アルツハイマー』予防に劇的効果の既存薬」(「週刊新潮」2/28号)

同・第9位
「胃がん、口腔がんと舌の“黒ずみ”“しこり”」(「週刊ポスト」3/8号)

同・第10位
「『もう一度この声で…』堀ちえみが涙で歌ったあの曲」(「週刊文春」2/28号)

同・第11位
「次期大統領候補が糸を引く『日本製品不買条例』」(「週刊新潮」2/28号)

同・第12位
「韓国『慰安婦7人 涙の“感謝”映像』はなぜ封印されたのか」(「週刊ポスト」3/8号)

同・第13位
「『秋篠宮家』が模索する『小室家』との金銭解決」(「週刊新潮」2/28号)
「小室圭さん『コイン詐欺』と『宮内庁職員なりすまし』写真」(「週刊文春」2/28号)

同・第14位
「倉重篤郎のニュース最前線」
「サンデー時評」
「眞子さま圭さんご結婚延期問題『私はこう考える』」(「サンデー毎日」3/10号)

同・第15位
「大川隆法<長男>独白6時間『清水富美加との<結婚強制>』」(「週刊文春」2/28号)

同・第16位
「結婚したい男2019」(「週刊文春」2/28号)

同・第17位
「埼玉県浮気ランクで全国1位」(「週刊ポスト」3/8号)

【巻末付録】現代とポストのSEXYグラビアの勝者はどっちだ!

 早速いこう。まずはポストから。“だ埼玉”という呼称が定着した感のある埼玉県だが、大手コンドームメーカーの相模ゴム工業が実施した調査によると、「浮気率の高い都道府県ランキング」で堂々1位になったというのだ。

 当然ながらコンドーム装着率でも第1位。なぜなのか? コラムニストの辛酸なめ子がこういっている。

「ヤンキーが多かったり、中学・高校でやたら部活やスポーツが盛んだったりする県民性の影響で、埼玉の人は体力が余っちゃってるんでしょうか」

 東京のベッドタウンだから、浮気の相手は東京人かもしれない。何はともあれ目出度い。

 文春の「結婚したい男」の第1位は竹野内豊、2位が高橋一生、3位が堂本剛。岡田准一や福山雅治が結婚して、ガラッと変わったそうだ。

 同じ文春に幸福の科学という新興宗教団体の教祖・大川隆法の長男が、父親批判をしている特集がある。

 この中でも触れているが、私がフライデー編集長の時、この教団と揉めたことがあり、信者だった歌手の小川知子や直木賞作家の景山民夫(故人)ら教団の人間たちが、講談社の前の通りを連日デモをして歩き、話題になった。

 その当時は、小さな教団だったが、現在、彼らがいっているだけだが、1,000万人を超えたという。

 出版だけではなく、「幸福実現党」と名乗って候補者を立てたり、清水富美加を教団のプロダクションに入れ、芸能活動までしている。

 長男は、東大へ行けという父親の期待に応えられず、見放されたようだ。彼のいう大川隆法のインチキ性は、この言葉を引用すれば足りるだろう。

「『霊言』の現場に立ち会ったことがありますが、父は、『霊』を呼び出す前、その人物についての資料を熱心に確認していますからね」

 彼は父親についてこう話している。

「父は、僕にとって最高の反面教師です。名誉欲や金銭欲にまみれると、人生で一番大事なものを失う──。それを教えてくれたのが他でもない父でした」

 やはり父親というのは偉大だ。

 ところで、講談社が決算を発表した。売上高は1,204億8,400万円(前年比102.1%)、当期純利益は28億5,900万円(同163.6%)、増収増益である。

 だが、担当取締役が、「主たる出版事業では落ち込みに歯止めがかからない製品売上をデジタル・版権分野を中心とした事業収入によりカバーする構造が続いております」といっているように、本業では苦戦しているようだ。

 会見で、海賊版規制についての質問も出たようだ。今度の法改正がストリーミングの海賊版サイトには取り締まりが届かないこと、それに比べ、創作や研究のためのダウンロードやスクリーンショットを規制することになり、表現の自由を犯しかねない危険性について、その発端を作った出版社の責任についてどう思うのか。

 野間省伸社長はこう語ったという。

「法改正によって、表現の自由と作者の創作意欲が阻害されることがあってはならないとして『違法化のためのハードルはあればあるほど良いと思っている』と述べた。違法となる行為の範囲が広がりすぎることに懸念を示した形の発言だ」(朝日新聞DIGITAL2月22日12時00分より)

 講談社がらみでは、2月19日の読売新聞オンラインが、「東京都文京区の自宅で妻を殺害したとして、殺人罪に問われた出版大手『講談社』元編集次長で韓国籍の朴鐘顕(パクチョンヒョン)被告(43)に対する裁判員裁判の初公判が19日、東京地裁(守下実裁判長)であった。朴被告は罪状認否で『妻を殺していない』と起訴事実を否認。弁護側も『妻は自殺した』として無罪を主張した」と報じた。

 朴被告は逮捕以来、一貫して犯行を否認し、黙秘を貫いているという。意志の強い男である。彼がこのような件で逮捕されなかったら、まだまだ売れるマンガを産み続けていただろうに。

 さて、週刊朝日は現代路線を追いかけているが、サンデー毎日はそれとは違う、識者たちの「意見」を多く載せている。

 今週の「ご意見」の中から3つ選んで紹介しよう。

 まずは倉重篤郎の「ニュース最前線」から。今週は藤井裕久元民主党最高顧問が語る、安倍長期政権について。

「長期政権の哀しい末路もある。吉田茂首相は立派なこともやったが、最後はバカヤロー解散で自滅した。佐藤栄作首相も沖縄返還をやったが、長くなりすぎて実際には国民や永田町からは飽きられていた。中曽根康弘首相は大型間接税を入れないとの公約違反、いわばウソで身を持ち崩した。この3例にすべてあてはまるのが安倍政権だ。自滅、飽き、ウソ。そろそろ限界だ」

 次は眞子&圭さんの結婚延期問題。保守論者の小林よしのりがこういっている。

「ご結婚問題では眞子さまの気持ちが最も大切であるはずなのに、その意思がまったく顧みられていない。自由恋愛の勧めをしたのは、父親の秋篠宮殿下だ。それでも『皆から祝福してほしい』と国民の気持ちを忖度する思いはあるだろうから、親としては複雑だろう。
 眞子さまにとって恋愛の機会はそれほど多くないはず。自らつかんだ純愛を破局に追い込もうとする現在の流れは、眞子さまの精神状態がどうなるかとても心配だ。(中略)
 眞子さまはご結婚の意思が固いといわれている。そうなのであれば、国民の勝手な思い込みだけで破局に追い込むことは、奈落の底に突き落とす結果になってしまうのではないだろうか。そこからは、皇族という高貴な身分の人の不幸が見たい、そんな大衆の嫌な心理が垣間見えてくる」

 高村薫は「サンデー時評」で。池江璃花子が白血病になったと聞いて、「がっかり」だといった国務大臣や、10歳の少女の死を防げなかった児童相談所について触れながら、こう書く。

「先の大臣は言うに及ばず、当事者の自覚を欠いた大人たちが若いアスリートの夢を汚し、社会の片隅で助けを求めている子どもを死に追いやる。ずっと昔、いつの間にか戦争始めて若者を戦場へ送ったのも、こういう大人たちではなかったか。この国は、子どもや若者を少しも大事にしていない」

 その眞子&圭の結婚問題だが、文春の記事がひどい。タイトルが「小室圭さん『コイン詐欺』と『宮内庁職員なりすまし』写真」と、まるで小室圭が詐欺を働いているかのようないい方である。

 内容は他愛もないことだ。ツイッターに圭の写真が載っているのだが、それを「彼が宮内庁職員になりすまして、当時イギリスに留学していた眞子さんに会いに行き、帰ってきたところの証拠写真だ」と、悪意のあるツイートをする輩がいるというのである。

 文春が調べたら何のことはない、留学生向けの就職セミナーに出ていた時の写真だった。

 今一つは、コムロコインという仮想通貨のサイトが立ち上がっているというお話。誰かが、小室圭の名をかたって開いた詐欺まがいのサイトだそうである。

 しかし、こうした中傷タイトルが新聞広告やネットで流れ、読みもしない連中の間で「小室圭はけしからん奴」という風評が広がっていくのだ。

 秋篠宮さん、タイトルだけで信用しないでね。

 ところで、第91回アカデミー賞が決まった。今回は音楽をテーマにした映画が2本も作品賞にノミネートされたり、昨年と同じメキシコの映画監督アルフォンソ・キュアロンの『ROMA/ローマ』の評価が高く、話題の多いアカデミー賞だった。

 特に『ROMA』は、Netflixが制作して、劇場公開はしたが短期間で、ネットの会員向け限定にしたため、映画館で見ることができる映画に限るというアカデミーの方針とは違うため、その是非を巡って賛否があった。

 私は、主演男優賞は『ボヘミアン・ラプソディ』のラミ・マレック、女優賞は『アリー/ スター誕生』のレディー・ガガか、『天才作家の妻 40年目の真実』のグレン・クローズ、作品賞は『ボヘミアン・ラプソディ』だと見ていた。

 いつも思うことだが、映画は時代を映す鏡である。作品賞を受賞した映画の多くには、色濃く時代の匂いや問題点が浮き彫りにされる。

 結果は、主演男優賞にはラミ・マレック、女優賞には『女王陛下のお気に入り』のオリビア・コールマン、作品賞はヨルゴス・ランティモス監督の『グリーンブック』が選ばれた。

『ROMA』は外国映画賞などは受賞したが、やはり、Netflix制作というのがマイナスになったのか、作品賞は逃した。

 だが、作品の完成度は群を抜いているし、モノクロの透き通った画面は見た者に強い印象を残した。

 メキシコの監督が2年連続で話題になり、作品賞の『グリーンブック』は白人と黒人の心の交流を描いたハートウオーミングなものだという。

 メキシコ国境に壁をつくり移民を受け入れないといい、白人と黒人の対立を煽るトランプ大統領へ突きつけた映画人たちの強烈な「皮肉」だと思うのは、私だけだろうか。

 このところ日韓の関係が最悪といわれる。ポストは、外務省が基金を管理し、1990年代に撮影されていた、韓国の慰安婦たちの生の声を収録したドキュメンタリーが、「韓国内でバッシングを受けることを外務省が怖れて」、20年余りの間公開されることなく、封印されてきたと報じている。

 そこでは、慰安婦たちが日本軍から受けた暴力や非情な仕打ちなどについて語っているが、中には日本兵士と結婚の約束を交わした者もいたり、心の交流について語っているというのである。

 また、「日本を悪いとは思っていない。戦争のため、その時に私たちが日本人に変えられ、つかまって行ったのだから恨んでも仕方ない。運命だから、私はそう思う」という声もあるという。

 たしかに、こうした慰安婦の生の声を日韓双方の国民は、今一度じっくり耳を傾けるべきだろう。

 このところの徴用工問題、自衛隊機が威嚇飛行した、ついには、韓国の文喜相国会議長の「天皇陛下に謝罪要求」というトンデモ発言まで飛び出し、日本側の憤りは頂点に達している。

 保守系雑誌の雄である新潮は、毎号のように韓国けしからん特集を組んでいる。今週は、韓国の首都ソウル市の市議会で、「日本製品不買条例」が発議されたと報じている。

 読んでみれば、発議はされたようだが、もちろん通りはしなかった。だが、こうした記事を毎回読まされれば、韓国撃つべしという空気がますます広がっていくはずだ。

 それは韓国側も同じで、「今の韓国では、日本に対してであれば何をやってもいい雰囲気が醸成され、『三・一独立運動の日』が近付いていることもあり、そうした空気がより強まっている」(武藤正敏元駐韓大使)。

 武藤は、市議たちがこうした反日的な振る舞いをするのは、文在寅大統領自らが反日的な行動をしているからだという。上がバカなことをやるから、下はそれを見習ってよりバカなことをする。なるほど、今の安倍政権と同じ構造である。やはり日韓って似た者同士なんだ。

 日本文学研究者のドナルド・キーンが24日、心不全で亡くなった。

 彼は2011年9月、東日本大震災を契機に日本国籍を取得して日本に永住すると公表し、12年に日本国籍を取得している。

「日本国籍を取得したキーン氏の態度の置きどころは、“日本スゴイ”を喜び勇んで広める『愛国者』などではなく、前述の通り『これまで遠慮して言わなかった日本の悪口も、どしどし言うつもりです』というものだった」(「LITERA」2月25日より)

「日本人はときどき忘れてしまうようですが、太平洋戦争が終わってから、戦死した日本人は一人もいません。しかしその間、アメリカ人は戦争で大勢命を落としています。アメリカだけでなく、世界中のあちこちで、多くの人が戦争で死にました。それなのに、日本人は一人も戦死していない。そのことを、決して忘れてはいけないと思います」(同)

 こうした“得難い”日本人が次々に消えていく。久しぶりにキーンの本を読んでみよう。

 ところで堀ちえみの口腔がんは他人ごとではない。私もよく口内炎ができる。幸い、夜、薬を塗れば朝には治るからいいが、激痛が走るほどの痛みは、つらいだろうな。

 ポストは、胃がんや口腔がん、脳卒中などの危険信号は、舌の「黒ずみやしこり」に現れることが多いという。

 舌は「臓器の映し鏡」といわれるそうだ。そのほかにも「足裏がジンジン」するのは糖尿病の合併症かもしれない。

 片方だけの瞼が垂れ下がる場合は脳梗塞を疑え。耳たぶにシワができる、曲げると痛いなどというときは、心臓発作のリスクに注意だという。

 自分の身体の異変は、必ずどこかが教えてくれているということであろう。一度、静かなところで、自分の身体の声に耳をすますことである。

 がんも怖いがアルツハイマーも怖いな。新潮に「アルツハイマー予防に劇的な効果がある」既存薬があるという記事。読まなくては。

 大阪市立大学富山貴美研究教授が注目したのは、ハンセン病患者には高齢者になっても認知症を発症する頻度が極めて低いことだった。

 薬を調べると、「リファンピシン」というのがそれだとわかったという。これがアルツハイマーの原因になるアミロイドβの蓄積を抑える作用があるというのだ。

 残念ながら、臨床試験に入るのは2年後だというから、私には間に合わないな。

 文春が、「安倍首相のフェイクを撃つ」という特集をやっている。その中で、トランプ大統領自らが、「安倍がノーベル平和賞に推薦してくれた」とバラしたことについて、安倍が「外交儀礼上よくあること」と弁明したが、結局、トランプに高額な防衛装備備品の輸入を要求されるなど、「都合よく利用されているに過ぎない」(外務省関係者)と難じている。

 今回の厚労省の統計不正問題も、安倍の首相秘書官だった中江元哉が、安倍を忖度して、調査方法を(政権に都合よく)改善しろと要求し、厚労省が、調査対象者の定義も密かに変更し、低賃金の日雇い労働者を外して、賃金の上昇率を上振れさせたことが明らかになってきている。

 自衛隊の新規募集に都道府県の6割が協力を拒否という安倍発言も、事実ではないことがわかり、自衛隊内部からも批判が出ている。

 なぜ、安倍首相はすぐウソだとわかることを口にしてしまうのだろうか。そんなトップを見ていて、安倍チルドレンたちは、「オレたちだってウソをついても、何をしてもいいんだ」と思ったに違いない。かくして永田町はバカと阿呆の跋扈する人間動物園と化したのである。

 さて、このところ大病院の不祥事が多いが、今週のポストは、自治医大付属病院でも起きていると報じている。

 自治医大は5つの系列病院を持つそうである。そこのさいたま医療センターで、昨年7月に起きた。

 持病の胸部大動脈瘤の悪化が判明したAさんが、ここを受診した。

 同センターの医師は早期の手術を勧め、9月に受けることにしたという。

 だが、その後、連絡が来ない。後でわかるその理由は、心臓血管外科手術が外部への告知もなく、手術が止められていたのだ。

 ポストは、一通の文書を入手する。

 それは、自治医大さいたま医療センターの心臓血管外科のB医師が、あるクリニックのC医師に宛てたものだという。

 文書の日付は平成30年8月9日。

「実を申し上げますと、当センター心臓血管外科手術において合併症が発生し、原因究明のためスタッフ一同全力を尽くしております。そのため開心術および重症患者様の手術は中止が妥当と判断しており、この状況が改善するまでに今しばらく時間がかかりそうな状況です」

 さらに取材を進めると自治医大関係者がこういったというのである。

「昨年5月から8月にかけて、心臓血管外科で手術を受けた6人が術後に重大な合併症を発症しました。死亡した患者もいます。一連の事故を受けて、院内で調査が始まりました」

 予期せぬ死亡事故が起きた場合は、所在地の保健医療部もしくは保健所に報告するのだが、していなかったそうだ。

 先のAさんは、他の病院で手術を受けたが、もう少し遅ければ命の危険があったという。

 病院側はいまだに説明責任を果たさない。

 さて、紀州のドン・ファンこと野崎幸助が怪死してから、はや9カ月が過ぎようとしている。和歌山県警の懸命の捜査にもかかわらず、犯人逮捕どころか、目星さえたっていないと報じられてきたが、フライデーが、ドン・ファンの家政婦だった竹田純代(67)に絞ってきたようだと報じている。

 竹田はドン・ファンの若妻と一緒に、野崎が死ぬとき階下にいた。2人は真っ先に疑われたが、その線は消えたと思われていたのだが、竹田がこう憤る。

「いまさらになって、何で私がまた疑われなきゃいけないのよ!(中略)歳で薄くなってきた貴重な髪の毛を100本も抜かれて、毛髪検査までされたんですよ? これ以上、何を探ろうっていうのですか。ホント、和歌山県警には嫌になっちゃいますよ」

 フライデーによると、和歌山県警は捜査1課内に新たに「ドン・ファン怪死事件担当チーム」を結成し、改めて疑わしい関係者を徹底的に洗い始めたそうである。

 いまさらなぜと、私も思うが、県警には、このまま迷宮入りになったら赤っ恥だという焦りがあるという。竹田の元夫には覚せい剤を使用した逮捕歴があり、野崎は覚せい剤を飲まされて殺されたという疑惑があるから、当初からマークされてはいたが、その線は消えていたと思っていたが。

 さらに驚くのは、和歌山だけではなく、大阪府警も出張って来ていて、野崎と親交のあった商店主のところへ訪ねてきて、いろいろ聞いていたというのである。

 容疑をかけられていた若妻は、捜査対象からは外れたようだが、こちらは田辺市から、「裁判所が任命した弁護士の許可なく野崎氏の遺産には一切触れてはならない」という通知書が送られているという。

 それは、野崎が生前、「全財産を田辺市に寄付する」という内容の遺言を残しているからだ。その遺言書が有効か否かを市と遺族で話し合っているため、勝手に遺産を管理している彼女に注意を喚起したようだ。

 果たして、野崎の一周忌までに犯人逮捕となるのだろうか。

 先週も触れたが、騎手の藤田菜七子をいまだに持ち上げるスポーツ紙が多いのはどうしたことだろう。

 現在の彼女の力は「並みの騎手」である。可愛いだけでは一流の騎手にはなれない。

 先週、土曜日(2月23日)の小倉競馬場のメインレース「周防灘特別」でニシノウララという馬に乗った。休み明けだが、あのアーモンドアイに新馬戦で勝ったほどの馬である。

 6番人気だったが、何の見せ場もなく6着に敗れた。今の彼女は、実力のある人気馬でしかほとんど勝てない。

 女性騎手だから仕方ないは勝負の世界では許されない。彼女が他の騎手の何倍かの努力をしているのは知っている。

 だが、今の彼女に必要なのは、欠点を指摘し、直言するスポーツジャーナリズムである。だから私は厳しくいうのだ。

 世に詐欺の種は尽きない。これだけオレオレ詐欺に引っかからないようにしようといわれているのに、年々増え続け、17年の被害総額は約400億円、都内では昨年だけで3,913件も起きているという。

 手口も巧妙になってきて、警察の者ですが、先ほど中国人の窃盗集団を逮捕したら、盗品にあなたのカードが混ざっていた、再発行しないと悪用されるから、隣の金融庁の人間に替わるから暗証番号を教えてくれ。

 外国人のグループがあなたのカードをスキミングして家電量販店で買い物をした、早急に調べる必要があるから、行った人間にすべてのキャッシュカードなどを預けてくれ。

 うまいね~。ほれぼれする。オレだって騙される。しかし、オレには現金はもちろん、カードも10万円までしか使えないから、残念でした。

 新潮によれば、昨年の都内の特殊詐欺の被害者は、76%が70歳以上で、77%が女性だったという。女が騙されやすいというより、家でカネを牛耳っているのは女が多いからだと思う。私の家でも、私の自由になるカネはせいぜい10万円ぐらいだもの。

 KINGと称して、約1万3,000人から460億円も集めた詐欺師、銅子正人(41)が逮捕された。

 新潮によれば、銅子は資産数千億円、ライブで歌を唄い、神主でもあると称して、月に3%の配当をすると口から出まかせをいって、カネを集めたという。

 騙された大半は60代以上の女性で、年金暮らし。それにしても年利36%だぜ。そんなうまい話があればオレが乗りたいよ。

 新潮の記事の中に、こうした詐欺師の常とう句に気をつけろというのがある。「元本保証」「高利回り」「絶対損しません」「友達を紹介してもらうと特典がある」。最近は「仮想通貨に替えませんか」というのもあるそうだ。

 だまされるほどカネがあるのが幸せか、オレオレ詐欺さえ電話をかけてこない貧乏を嘆くべきか。こんな戯れ歌を紹介しておく。

「貧乏をすれどこの家(や)に風情あり質の流れに借金の山」

 私は、現代とポストの違いは、ポストはまだ事件取材やスクープを取ろうとする熱意は失っていないが、現代はもはやそれを諦めてしまったというところにあると思う。

 私は、スクープを追いかけない週刊誌は週刊誌とはいえないと思っている。

 もちろん、スクープには企画もののスクープというのもある。現代の前の「飲んではいけない薬」や、今回の「老親が死ぬ前に相続を」というのも、その一つではある。

 だが、それを延々続ければ、読者は飽きて離れていく。そうした中では、以下のパナソニックの記事は、なかなか良くできていると思う。

 現代によれば、パナソニックの津賀一宏社長(62)という人は、なかなかユニークではっきりものをいう人らしい。

 2月10日(日曜日)の日経新聞朝刊に掲載された、津賀社長のインタビュー記事が、パナソニック内で話題になっているという。

 津賀はこういっている。

「現在の危機感はもう200%、深海の深さだ。今のままでは次の100年どころか10年も持たない」

 津賀は12年に社長に就任して以来、大赤字を垂れ流したプラズマテレビ事業の撤退戦を指揮するなど、老舗の革命児としてトップを張ってきたという。

 その社長が「近いうちに潰れるかもしれない」といったのだから、社内の波紋は大きかったようだ。幹部社員がこういう。

「経営がうまくいっていないことが、活字になって念を押されたような形で、会社よりも自分の将来を不安視する社員が増えました」

 そんなことをいうのなら、オレが社を立て直してやる。そういう松下幸之助のDNAを受け継いだ社員はいないようだ。そこが都賀社長のいう危機感なのだろう。

 津賀はこうもいう。

「米国の店に行ったら消費者がうちのプラズマテレビとティッシュとバナナを同じワゴンに入れて買っていた。『テレビが安いからプールサイドかガレージで使うんや』と。開発者はホームシアターとしてリビングで使ってもらおうと高画質にしているのに。
 アホらしくてやってられるか、と思った。日本メーカーがなぜ世界を席巻する商品を出せていないか。答えは単純だ。日本のお客様の声を聞いてきたから」

 津賀は、テスラ社との騒動の顛末についても、包み隠さず答えている。

「(テスラの問題が落ち着いたのか)知りません。テスラのお守りしてるわけではないですから。大変な一年だった。(中略)イーロンから『もうかってない』とメールが来る。私は『本当は隠してるのとちゃう』『ロス多いからやろ』と返す。せめぎ合いですよ。はっきり言ってうちはもうかってない。こんなはずではない」

 提携相手とのこともこうしてハッキリしゃべってしまうのは、社員としては、困ることもあるのだろう。

 日経記事の真意を聞きに行ってみたら、ご本人も、

「申し訳ないけど、あの記事に関しては、あんまり取り上げられたくないんですよね……」

 それはないんじゃないの社長! 活字になったら、その言葉が独り歩きするのだ。それを知らなかったとすれば、あんたは幸之助に叱られるぞ。

 NHK朝ドラの『まんぷく』はずっと見てなかった。ようやく即席ラーメン誕生になったので、このところ続けて見ている。

 安藤百福(日清食品創業者)が発明したチキンラーメンが発売されたのは昭和33年(1958年)8月25日だそうだ。

 初めて食べたときは、珍しかったがうまくはなかったという記憶がある。『まんぷく』の中でも、発売当初はかなり苦労した様子が描かれているが、爆発的に売れ出したのはTVコマーシャルをやりだしてからだった。

 その後、私の家では、チキンラーメンに野菜を炒めたものを入れて食べるようになった。大学時代、カネのない地方から来た学生は、仕送りが来るまで万年布団に寝たまま、毎日チキンラーメンをそのままボリボリ食べていたものだった。

 その『まんぷく』で主演を務める長谷川博己(41)は、来年の大河ドラマ『麒麟がくる』の主役も決定したという。

 朝ドラと大河の主役連投は極めて異例だそうだ。文春は、その長谷川と長年同棲していた年上女優・鈴木京香(50)が、一時は破局したといわれていたが、『まんぷく』のドラマそのままに人生大逆転、破局説から一転、逆転劇が見られる日は遠くないと報じている。

 2人の交際が発覚したのは2011年のこと。10年に放送されたドラマ『セカンドバージン』(NHK総合)の共演がきっかけだった。

 京香が演じる出版社勤務の女性と年下の金融マン、長谷川との不倫で、過激な性描写が話題を呼んだ。

 だがこの頃、長谷川は無名に近い俳優で、京香は大女優。だが、彼女は長谷川を10年近くにわたって支え続け、鼓舞し続けたという。

 京香は、その前はやはり無名に近い堤真一と付き合い、やがて堤がブレイクし、その後破局を迎えてしまう。

 京香という女性、気さくで可愛らしい一面もあり、シャンパンならいくらでも飲めるという「酒豪」だそうだ。

 岩手県にあるジャズ喫茶の名店にも一人で気軽に顔を出すそうだ。これは一関市にあるジャズ喫茶「ベイシー」のことだろう。私も何度か行ったことがある。

 京香と長谷川は同棲生活を送っていたが、3年前に、長谷川は彼女の近くにマンションを借りたそうだ。そんなことから同棲解消、破局と見られたようだが、文春が1月26日、大阪で仕事を終えた長谷川が、京香のマンションに入っていくのを目撃したのである。

 独身を貫く最後の大物女優が、長年支え、鼓舞して、NHK大河ドラマの主役にまで育てた男と一緒になる。いい話ではないか。

 結婚しなくてもいいから、京香と連れ立って「ベイシー」でジャズを聞きたい。そう思うのは私ばかりではないだろう。

 さて、今週のバカ大賞ではなく、注目記事の第1位はこれだ!

「バカヤロー」と思わず大声を上げそうになった。地下鉄の中で新潮の「田畑毅代議士(46)を準強姦で告訴」の記事を読んでいた時だった。

 人非人とはこういう輩をいうのである。即刻、議員辞職すべきだ。自民党離党だけで済ませては、安倍首相が世界中の笑いものになる。

 この話は新潮と文春が報じているが、新潮は被害に遭った女性の「独占激白10時間」だから、内容的には新潮の圧勝である。

 話に入る前に田畑の経歴はこうだ。1972年埼玉県生まれで、早稲田大学法学部を卒業後に日本銀行へ入行。そこを退職して行政書士になり、2012年に自民党から出馬し、以来、当選3回。いわゆる悪名高い安倍チルドレン「魔の3回生」である。バツイチで現在は独身。

 被害女性は名古屋市在住の20代、中村清美(仮名)。彼女によれば、田畑から昨年夏に突然、「誕生日おめでとうございます」というメッセージが届いたという。

 知らないうちにフェイスブック上の「友達」になっていたそうで、プロフィールには国会議員とあったので、警戒せずに「ありがとうございます」と返信した。

 それ以来やり取りが始まって、秋半ばに田畑から食事の誘いがあったという。焼肉屋で会った第一印象は「マジメで誠実」に見えたようだ。

「キヨちゃんとは仕事じゃなくて、個人的にお付き合いしたい」といわれ、付き合いが始まった。

 年の離れた2人だが大人同士、男女の仲になるのに時間はかからなかったようだ。

 だが、セックスのとき、田畑は避妊具を使わなかったという。「何で?」と聞くと、そういう主義だし、彼女の身体のスケジュールは把握していると答えたそうだ。

 これだけならカップルの痴話げんかで済んだかもしれないが、彼女には看過できないことがあったという。

 いつからか、日常的に盗撮されているのではないかという疑問が湧いてきた。スマホで動画を撮る時の小さな電子音が聞こえてくる。エッチをする前にスマホをテレビの台の上に立たせようと、ゴソゴソしていることもあった。

 そんなことがあり、冬になり、「そろそろ別れたい」、そんな気持ちになっていたクリスマスイブの夜に“事件”が起こるのである。

 どうしても会いたいという田畑の求めに、やむを得ず出かけていった彼女は、居酒屋でハイボールを1杯飲み、次の焼肉屋でグラスのシャンパンを1杯と赤ワインのボトルを1本空けたと新潮は書く。「(彼女は)かなりの酒豪だ」と評しているが、相手の田畑は飲まなかったのか、または飲めないのかについては触れていない。

 疲れと酔いが回り彼女は、記憶がおぼろげになっていったという。

「ハッと気がついたら私の家にいて、しかも全裸で毛布をかけられていたんです。慌てて私は服を着ました。田畑さんは、肌着にトランクス姿だったと思います」(中村)

「この時、既に“行為”は行われていた」(新潮)のだが、その時彼女気付かなかったという。再び、男は身体を求めてきたが、彼女は拒否した。

 田畑が、「LINEで知り合いがあなたの悪口をいっている」というので、その画面を見せてもらい、写真に撮ろうとしたら、田畑が「プライバシーですから」といってスマホを取り上げた。

 そこで彼女がカチンときて、「私にもプライバシーはあるよ。盗撮してるでしょ。消してよ」というと、男は素直に認めたそうだ。

 そこで田畑のスマホを取り上げ、画像フォルダの中を見て驚いた。彼女の鞄の中や携帯の待ち受け画面から、「ブラジャーのタグを写したものや、私と田畑さんがエッチしている過去の動画もありました」(中村)、さらに「今夜」の動画もあったのだ。「全裸で横たわる私の姿が舐めるように写されていて……私の身体から、彼の“した後のもの”が流れるところも撮られていたんです」(同)。それ以外にも、別の女性との行為を撮影したものもあったという。

 気持ちが悪くなった彼女は、トイレに駆け込む。田畑がドアを叩き「開けて~」と叫ぶ。

 怖くなった彼女は、以前から田畑のことを相談していた勤務先の社長と母親に電話し、「盗撮されている」と110番するのだ。

 社長の到着から10分ぐらいして警察官が5人ほど来て、捜査が始まったという。事情を聞かれた彼女は、その後、病院へ連れていかれ、緊急避妊薬を飲み検査を受け、警察と自宅へ戻り、ゴミ箱からティッシュなどが押収された。

 田畑は警察に対して、「自慰のオカズにするために撮った」と話しているそうだ。

 彼女を告訴にまで踏み切らせたのは、その後の田畑のやり方の酷さだった。5~6人の弁護士を並べた文書を送り付け、お詫びの気持ちとして100万円払いたいといってきた。

「札束でほっぺたを引っぱたかれたような気分」(中村)にさせてしまったのである。

 文春は、被害者のインタビューが取れなかった口惜しさからなのか、少しニュアンスが違う。田畑は警察に、「付き合っていたのだから、強姦ではなく痴話喧嘩だ」と主張しているとし、愛知県警刑事部は、「もともと肉体関係があった男女のトラブルということで、捜査一課は立件にはかなり消極的」(捜査関係者)だと見ている。

 もし田畑議員が準強制性交等罪で有罪になれば、初犯でも実刑になる可能性があるそうだ。

 田畑は二階派だが、幹部は「単なる痴話げんか、すぐ示談になる」と火消しに必死だというが、これには選挙区事情がある。田畑が議員辞職すれば、繰り上げ当選するのは岸田派の議員になる。その議員は、先日、特別会員として二階が受け入れた細野豪志と同じ選挙区になるため、二階は田畑の議員辞職は何としても阻止したいというのである。

 もし、安倍自民党がこのような議員を辞職させずに放置しておくならば、国民の堪忍袋は弾けて爆発するに違いない。否、そうでなければ、韓国や中国を批判できなくなると、私は思う。

 豊田真由子、宮崎謙介、中川俊直、今回の田畑といい「魔の3回生」にはろくなものがいない。なぜこんな連中ばかり排出するのか? 結論は「トップがアホだから」ということに尽きると思う。

【巻末付録】

 今週は両誌ともに迫力不足。ポストは「薄井しお里、うすしおの湯-美人アナが初の温泉ロケに挑戦」。袋とじ「西山さゆりYes!なハダカ-『高須クリニック』の美人受付嬢が脱いだ!」「なをん/吉沢明歩、お別れする前に。」

 現代は「橋本環奈、完全未公開ショット!-写真集『NATUREL』が大ヒット」「北向珠夕、旭化成の現役キャンギャルが初登場」。

 袋とじは「たかしょーとプライベートSEX-トップアイドルの無防備な姿を見よ!」。

 高橋しょう子は、残念ながらトップアイドル時代のオーラがなくなり、普通のオンナの子になってしまったようだ。というわけで、今週も引き分けだな。
(文中敬称略/文=元木昌彦)

 

「スーパーフリー」和田真一郎、15年ぶりの娑婆で「スマホにびっくり」「ステーキに感動」

今週の注目記事・第1位
「刑期を終えた『スーフリ事件』主犯『和田サン』懺悔録」(「週刊新潮」2/21号)

同・第2位
「曾祖母が自伝に綴った『北方領土』収奪の日」(「週刊新潮」2/21号)

同・第3位
「NHK組織大改編で職員72名が提出した『反論意見書』スクープ入手」(「週刊ポスト」3/1号)

同・第4位
「オードリー春日が結婚決めて彼女(ドッグカフェ店員)の実家お泊まり愛」(「フライデー」3/1号)

同・第5位
「五輪どころではない『池江璃花子」の急性白血病』(「週刊新潮」2/21号)

同・第6位
「社長候補の妻が覚醒剤逮捕で『毎日新聞』のよろめく明日」(「週刊新潮」2/21号)

同・第7位
「国も学者も新聞もみんなで人口を減らそうとしていた頃」(「週刊現代」3/2号)

同・第8位
「ジャーナリストの目 岩瀬達哉」(「週刊現代」3/2号)

同・第9位
「片山さつき『美人秘書』のプロフィール-自民党大会で一番注目を集めた女性」(「フライデー」3/1号)

同・第10位
「嵐・ロス極秘旅行と消されたスキャンダル」(「週刊文春」2/21号)

同・第11位
「テレ朝退社小川彩佳アナがTBS『NEWS23』に!?“脱局アナ”たちの椅子取りゲーム」(「週刊ポスト」3/1号)

同・第12位
「世界中でこんまり『片付け』で20億円稼ぐ法」(「週刊文春」2/21号)

同・第13位
「心愛ちゃん虐待鬼父の『暗黒面』」(「週刊文春」2/21号)

同・第14位
「すべて栄養学の根拠あり!30の症状に効く『最強食』」(「週刊文春」2/21号)

同・第15位
「食べると、どんどん老化が進む食べ物60」(「週刊現代」3/2号)

同・第16位
「日本人が道徳を失った『バカ店員動画』への溜息」(「週刊新潮」2/21号)

同・第17位
「黒いマタニティクリニックに埼玉県が立ち入り検査に入った!」(「週刊文春」2/21号)

【巻末付録】現代とポストのSEXYグラビアの勝者はどっちだ!

 今週は新潮の大活躍が目立ち、文春の特集に元気がない。ちと心配だね。

 その文春から。先週、文春が報じた違法中絶を行っていたという埼玉県日高市の産婦人科「太田マタニティクリニック」に、埼玉県の医療整備課と狭山保健所が立ち入り検査に入ったという。

 任意で3時間。「担当者が院内で該当するカルテ等を確認したところ、歯抜けになっていた。県は不信感を強め、徹底的に調査を進める方針」だと、県の関係者が話している。

 さて、「ビッグエコー」「すき家」「くら寿司」「バーミヤン」などで、店員がバカな動画をネットに上げ、問題になっている。

 動画になったのは、インスタやTikTokといったアプリが流行し、簡単に編集・投稿できるようになったからだが、新潮で、ネットニュース編集長の中川淳一郎が、こうしたバカッターたちは、「バカなツイートを投稿するのはあくまでも仲間内のウケ狙い。それがネット上に拡散して大炎上するとは思いもしなかったはず」といっているが、私は頷けない。

 ワイドショーでは、こうした連中は、安いおカネで働かされ、将来の保証もない鬱憤を、こうした形で晴らしているのだという論争もあるが、これも、私には頷けない。

 また新潮がいうように、今の若者は「恥」や「道徳」を知らないからだと嘆くのも、私には頷けない。

 いつの時代もこうしたバカがいたのだ。時代やネットのせいではない。確かに仲間内でバカをやっているよりも、ネットは便利で拡散してくれて、反響も大きいから、面白さも大きくなるのかもしれないが、それだけ批判も大きいし、下手をすればお縄になることもある。

 ましてや、世の中の不公平に異を唱えるための「行為」などと、この連中は考えたこともないはずだ。

 成人式でなんの理由もなく暴れる連中と同じだ。だが、こうしたバカは、いつの時代どこの国でも、一定程度の割合でいるのだ。ワイドショーのように、世の中の一大事のように伝えるから、模倣する奴が出てくる。バカなことをされた店は許せないだろう。訴えて損害賠償を要求すればいい。メディアは無視することだ。他に報じなければいけないニュースが山ほどあるのだから。

 このところ「食べてはいけない」特集が目立つ。あれはいけないこれはいけない、といわれると、それじゃ何を食べればいいんだよといいたくなる。

 今週の現代は、これを食べるとどんどん老化が進むとい食べものを60あげている。

 私にはもはや関係ないが、老化を進めるのは「AGE」という終末糖化産物、つまりタンパク質と糖が結びつくことで、老化やさまざまな悪影響が出るというのである。

 まあ、だいたい身体に悪いものは美味しいのだ。ここにもあるとんかつ、てんぷら、春巻き、ミックスピザ、サーロインステーキ、カツカレー、うな重、みんな大好き。

 AGEを抑えるにはブロッコリーやカリフラワーなどに含まれているスルフォラファンというのがいいそうだが、レモンやお酢を使うと、AGEを半減させるそうだ。

 気になる方はやってみたら。

 文春では、30の症状に効く「最強食」を紹介している。

 血圧、血糖に効くのは沖縄の柑橘類「シークワーサー」が最強で、これは生活習慣病予防全般にいいそうである。

 やはりお酢というのがいいようだ。血圧が高めなら大匙いっぱいのお酢を飲めばいいという。

 悪玉コレステロールには大豆。認知症予防にはクロマグロがベスト。鬱っぽい症状には牛肉、イライラを抑えたい人はギャバロン茶。

 老眼や白内障、緑内障の進行を遅延させるには黒豆や紫キャベツ。下痢には番茶や紅茶がいいそうである。

 まま、食べるもので血圧や血糖が改善するなら、やってみてもいいかもしれない。

 文春は心愛ちゃんを虐待して死に至らしめたのではないかという容疑で逮捕された栗原勇一郎容疑者(41)の“暗黒部分”をレポートしているが、先週新潮が報じた以上の新しい事実はさほどない。

 勇一郎方の祖父母が聴取に応じて、勇一郎が「あれは暴力ではなく躾だ」という主張とおなじことを強硬にいっているそうだ。

 だが新しい事実が次々に出てきているようだ。「司法解剖で心愛さんの肺から水が検出された」「廊下や浴室で寝かしていた」などなど。同じ逮捕された妻のなぎさ(32)は、夫の虐待を止めることなく、自らも殴っていたといもいわれる。

 勇一郎は外ではいい父親を演じていたようだが、「DVや虐待の加害者が外面がいいというのはよくあるケースです。この父親は精神病ではなく、サイコパスや反社会性パーソナリティ障害に近いのではないでしょうか。妻や子供を自分の付属品、一部だと思い、何をしても許されると考え、言うことを聞かないことが許せない。そいう理屈で精神的、物理的に支配下に置いている」(精神科医の岩波明)という。

 心愛ちゃんの遺体は安置されたままで、葬儀の予定はまだないそうだ。

 ところで「片付け」という日本語は、世界語になったそうだ。

 近藤麻理恵(34)、通称「こんまり」が書いた『人生がときめく片づけの魔法』がベストセラーになったが、これが世界中で翻訳され、15年には米誌タイムの「世界で最も影響力のある百人」に選ばれるなど、こんまりの知名度は天井知らずである。

 そのこんまりが、アメリカの片づけ下手な家を訪問して、片づけの極意を授けるという番組が、NetFlixで1月から配信されているのだが、全米で大人気になり、英語版は全米のゼストセラーになったのである。

 かくしてこんまりは、20億円も稼ぐと、文春が報じている。

 現在、彼女は夫とロスに住み、2人の娘を育て、片づけコンサルタントで大忙しだという。

 私もNetFlixを見てみた。ゴミの山に埋もれているアメリカ人の屋敷を訪れて、日本語で話しながら、みるみるうちにゴミの山を片づけていく。

 昔の日本には「始末する」という言葉が生きていた。昔の家は狭いため、快適に暮らすためには、モノを貯めずに始末することが当然だった。

 私の祖母や母は、そうやって生きてきた。今は身の始末や物を捨てることもできない輩が多すぎる。

 こんまりが稼げるというのは、自分の始末さえできない、どうしようもない女や男が増えたからである。

 モノのあまりない生活というのは、なかなか快適なものである。私は、1年経って使わないモノはどんどん捨てることにしている。

 だが困るのは、本の始末である。これだけは片づけるそばから増えていく。ああ!

 さて、小川彩佳がテレ朝を辞めたことが話題である。櫻井翔と別れて、一般男性(なんといういい方だろう。小川は一般人ではないのか?)と結婚する予定で、寿退社だといわれたが、どうやらそうではないというのだ。

 視聴率が低迷する『NEWS23』の新キャスター候補に挙がっていると、スポーツ紙が報じた。

 ポストは、報道をこなせる女性アナウンサーが少ないため、小川は喉から手が出るほど欲しいところがあると、書いている。

 確かに、NHKを辞してフリーになった有働由美子アナは、報道の経験がないため、『news zero』で苦戦している。

 カトパンこと、加藤綾子が4月から、夕方の報道番組のメインキャスターをするらしいが、やはり報道の現場経験がない彼女に、不安の声は多いようだ。

 テレ朝では、朝の顔であった宇賀なつみアナも退社し、TBSでも、吉田明世アナ、宇垣美里アナもフリーになるそうだ。

 だが、フリーになっても、早々次のいい仕事が見つかるわけではないようだ。

 女子アナがアイドルであった時代は、もはや遠い過去になっているように思うのだが。

 女性といえば、2月17日の日曜日、JRAのG1レース「フェブラリーS」に藤田菜七子騎手が、女性としては初めて騎乗し話題を集めた。

 今日(2月18日)の朝日新聞の一面に、「初G1 涙出そうに」というタイトルで藤田の写真が載っていた。

 だが待ってくれ。藤田の乗ったコパノキッキングが勝ったのなら、一面扱いでもいいのだろうが、コパノは5着だった。しかも1着のインティに5馬身以上離されてしまっているのだ。ちなみに2着のゴールドドリームはインティと首差である。

 日本のスポーツジャーナリズムは、この騎乗の下手なことを責めることをしない。

 馬主のDr.コパと事前に話し合って、後方からいこうと決めていたというが、賢い騎手なら、ペースが遅いことに気づいて、早めに中団まで上がるのが「常識」である。

 それに今の東京競馬場は、先行馬有利の馬場コンディションである。四角最後方から追い込んで届くはずがない。

 ゴールドに騎乗したルメールは、直線に入ったところで早めに追い出し、インティを首の差まで追いつめた。3着のユラノトとは4馬身もちぎれている。

 これが、前回騎乗したマーフィーなら、こうした判断ミスは犯さなかったはずだ。

 馬が可哀想である。コパノはいい馬である。騎手がルメールかM.デムーロなら勝ち負けに持ち込んでいたかもしれない。

 藤田の騎乗ミスだとなぜ書かないのか。これでは藤田は競馬界のアイドルで終わってしまう。

 これまでの女性騎手にないいいものを持っていることは間違いない。だが、間違いは間違いだと指摘してやらないと、このままでは進歩がない。

 馬主は自分の馬に勝ってもらいたい。今回の藤田の騎乗を見ていて、大方の馬主は、やっぱりと思っているに違いない。

 だいぶ前にも書いたが、イギリスのアスコット競馬場で、武豊の騎乗した日本馬が人気になったが、後方のまま惨敗したことがあった。

 次の日の新聞は、武の騎乗がひどすぎると酷評した。私もレースを見ていてそう思った。

 競馬に限らず、日本ではスポーツジャーナリズムが育たない。勝てば大喜びし、負けても、「泣くな、明日がある」式の情緒的なスポ根ドラマにして、何が足らずに負けたのかの分析など、紙面の片隅に追いやられてしまう。

「藤田菜七子にG1は5年早かった」と、なぜ書かないのか。こうした真っ当な評価と、どこを直さなければいけないのかを直言しなくては、彼女は伸びない。ましてや競馬にはオレたちの命から二番目に大切なおカネがかかっているのだ。

 私はハナから藤田の馬を蹴っ飛ばしたからいいが、これだけはいっておきたい。

 文春の「嵐」のロス極秘旅行に触れておこう。2月6日、「嵐」の5人と、ジャニーズ事務所の藤島ジュリー景子副社長(52)がロス行きの飛行機に乗り込んだそうだ。

 ファーストクラスを借りきっての豪華旅行。すべてを合わせると1,000万円以上するという。

 ロスではグラミー賞の授賞式などを見たそうだ。ロスというのは、ジャニー、メリー喜多川が幼少期を過ごした、ジャニーズの聖地だそうだが、今回のようなVIP待遇は異例中の異例だそうである。

 来年末で活動を休止する「嵐」だが、ジュリー直々に、休止をしても事務所を離れないでくれと頼んだのだろうか。引退すると宣言している大野智(38)を、みんなで説得したのだろうか。

 文春は、5人の過去の女性関係や、現在、付き合っている女性たちを上げて、「活動休止後、結婚を含めた五人の私生活はさらに自由なものになるでしょう」(プロダクション関係者)といっている。

 私は、もはや中年オジサングループである「嵐」の再結成だけはないと思っているのだが。

 さて、これはぜひ買って見てもらいたいな。フライデーに、あの“疑惑のデパート”といわれる片山さつきの公設第二秘書・中嶋規恵(31)という別嬪の女性が載っているのだ。

 こういうのが写真誌の強みである。

 昔タレント活動をしていたそうだが、片山と並ぶと、一層彼女の美しさが際立つだろうな。

 片山が嫉妬して、クビにしないか心配だが。

 現代に「ジャーナリストの目」というコラムがある。何人かの持ち回りで、今回はフリージャーナリストの岩瀬達哉。

 第三者委員会という存在のおかしさを論じているが、その通りである。

 厚生労働省の統計不正問題でも、厚労官僚たちは早く幕引きを図ろうと、外部委員からなる「特別監察委員会」を立ち上げた。

 だが外部委員とは嘘で、大半が官房長など身内によるお手盛り調査で、「組織的な隠ぺいは認められない」という中間報告を出し、火に油を注いだ形になってしまった。

 岩瀬は、2020年の東京オリンピックの開催を決めるIOC総会の前後に、東京の招致委員会から約2億3,000万円のコンサルタント料が、シンガポールにあるコンサルタント会社に流れ、そのカネで複数のIOC委員を買収して招致を買い取った疑惑を例にとっている。

 このケースのときも、JOCの中に第三者委員会ができ、「違法と解される余地はない」と結論付けたのである。

 だが、企業法務に詳しい弁護士やジャーナリストでつくる「第三者委員会報告書格付け委員会」は、調査報告書の体を成していないと、最低ランクに位置付けた。

 フランスの司法当局も、JOCの竹田会長を容疑者として、予審判事の手続きを開始している。

 このように、第三者委員会を立ち上げ、そこで、疑惑を追及されている関係者と利害のある人間を据えて、都合の良い結論を出し、終わりにしようというのは、安倍政権が得意とするところである。

 ジャーナリズムは、もっと声を上げなくてはいけないこと、いうまでもない。

 ところで週刊誌が総“現代化”している。文春は「これで大丈夫! 『葬儀』の手続き」、朝日が「夫や妻と死別後の手続き」、サンデー毎日が「穏やかに逝く心得」と、現代かと見紛うような特集ばかりである。

 理由は簡単だ、売れるからである。日販ウェブメディア「ほんのひきだし」にその“証拠”が載っている。

 今年1月の雑誌月間売上冊数のトップは小学館の「コロコロコミック」2月号、第2位は集英社の「週刊少年ジャンプ」、第3位は宝島社の「otona MUSE」2月号と常連が並んでいる。

 だが、文春を抑えて堂々、現代が第10位に入ったというのだ。1月7日発売の合併号で、巻頭特集は「老親とあなたに降りかかる『面倒』を解決! 死ぬ前に用意しておくこと」だ。昨年同時期と比較しても130%に迫る売れ行きだったそうである。

 現代はそこから「最期の手続き大特集」を続け、今週号は「大反響! みんな読んでる本家本元」と謳って「間違いだらけの『死後手続き』」が第9弾になる。

 死ぬ前から始まって、死んだ後の手続きまで懇切丁寧に解説してくれているが、次はどうするのか? 「老親の三回忌にしなければいけないこと大特集」でもやるのだろうか。

 堺屋太一が亡くなったが、彼が名付けた「団塊世代」がみな高齢者になり、これから数年間は死亡ラッシュになることは間違いない。

 ここ数日の朝日新聞の死亡欄の充実ぶりは凄い。寒さが厳しい、インフルエンザの流行など、いろいろ要因はあるだろうが、例年以上に多い気がする。

 もうすぐ冥界に旅立つ年寄りを抱えている家庭が、現代を買ってきて、夫婦で密かに読んでいるのだろうか。

 現代は15日に、「完全保存版 おとなの週刊現代」(定価980円)を発売した。内容はこれまでやってきた「死後の手続きはこんなに大変です」の集大成。

 今週号が480円だから、2週我慢して別冊を買えばいいと、私は思ってしまうのだが。

 これほど相続問題がクローズアップされるのは、残された者たちに深刻な老後への不安があること間違いない。

 現代は、戦後、「みんなで人口を減らそうとしていた頃」があったじゃないかと特集しているが、たしかに国もメディアも、「子供は二人まで」にして人口を抑制せよと、挙国一致体制で減らしてきたのである。

 その上、バブル崩壊、新自由主義導入で、多くの非正規の若者たちを生み出し、結婚して子どもを産み育てることさえままならなくなってしまった。

 このままいけば、膨大な貧しい中高年が日本中に溢れ、年金介護を含めた社会保障制度が崩壊するかもしれない。いまのうちに少しでもカネを貯めなくては、豊かな老後ではなく、そこそこの老後さえ送れないという“恐怖”から、一銭でも多く親から相続したいという空気が蔓延しているからであろう。

 アベノミクスの失敗で現代が儲かる、という図式なのかもしれない。皮肉なものだ。

 毎日新聞が大変なことになっている。社長候補とまでいわれている増田耕一常務(63)の妻が、覚せい剤所持容疑で逮捕されたというのである。

 増田常務は、50過ぎまで独身だったそうだが、10年ほど前に20歳若い女性と結婚したそうだ。

 発端は、兵庫県警が麻薬密売組織の捜査をしている過程で、購入者として増田の妻の名前が上がり、夫と暮らしているマンションをガサ入れしたところ、ブツが発見されたというのだ。

 増田常務は知らなかったようだが、このままいくと「今の役職に留まるのは難しいのでは」(毎日の幹部社員)といわれているそうだ。

 だが、夫が全く関与していないのなら、妻とは別人格、他人なのだから、可哀想な気がする。まあ、妻の所業も把握していなかった人間に大新聞のかじ取りは出来ないということになるのだろうが。

 先週はスポーツ界で大きな話題があった。一つは女子テニス世界1位に輝いた大坂なおみが、彼女を育ててくれたサーシャ・バインコーチとの契約を解消したというニュースである。

 あれだけ親しそうに見えた“イケメン”コーチとの間に何があったのか。

 二つ目は水泳の池江璃花子(18)が、白血病だと診断されと、自身のツイッターで公表したのである。

 これらのニュースは文春、新潮の締め切り直前だったので、どうするかと思っていたら、文春はどちらも触れていないが、新潮は池江について1ページだが掲載していた。大坂についても触れているが、これは北方領土と絡んだ話で、コーチとのことではない。

 まず池江から。白血病というと、夏目雅子や本田美奈子のような痛ましいケースを連想するが、池江のは「年齢を考えれば、急性リンパ性白血病である可能性が高いでしょう。白血病は若いほど治りやすく、逆に年を取っていると治りにくくなる病気です」(医療ガバナンス研究所の上昌広理事長)

 少し安心するが、治療は点滴による抗がん剤治療が主になり、一時的に造血機能が低下するそうだ。そのために身体の免疫機能が極端に低下するから感染症のリスクが高まる。

 衛生環境が保たれた無菌室での生活を余儀なくされ、治療は約半年かかるという。さらに、「池江さんの場合はアスリート。とくに競泳は水の中のスポーツであり、黴菌に触れる機会も多い」(上理事長)ので、免疫力が低下した池江が競技に復帰するためには、2年ぐらいかかるそうである。

 しかも、体力が極端に落ちてしまうため、再び世界的アスリートとして伍していくには、かなりの苦労があるでしょう」(同)。

 池江の祖母は、「水泳なんてやんなくていいから、とにかく長生きして。私より先にいっちゃうなんて、いやだから」と話している。池江はまだ若い。きっと、頑張り屋の彼女だから、見事病気を克服して再び世界の大舞台で華麗な泳ぎを見せてくれるに違いない。

 お次はフライデーから。お笑い芸人のオードリー春日(春日俊彰・40)が、長年独身を貫き、カネを貯めることに打ち込んできたが、ついに結婚しそうだという。

 相手は、都内下町に住む女性で、彼女も同じ年だそうだ。彼女は都内のドッグカフェで働く一般女性で、知り合ったのは5年前になるという。

 2月1日の前夜、彼女の実家を訪れ、一夜を過ごしているから、親も公認なのだ。

 彼女の自宅前で直撃した彼女の父親は、挨拶は済ませていると語り、春日のことは「別に普通だよ。無口な人だからね。そりゃ、テレビとは違うよ!」といっている。

 お笑い芸人や喜劇役者は、外で笑わせる分、家では無口なものだ。典型は渥美清だろう。親の前でも無口なのは、気を使わないからだろう。結婚は間違いないようだ。

 次はポストから。NHKが組織を大改編しようとしているそうだ。

 だが、文化・福祉番組部の職員(海外留学中の部員を除く)全員が、制作局局長に「要望書」を出したというのである。

 そこでは、「現状の説明では納得がいかない」「番組全体の多様性が失われる」と書かれているそうだ。

 この部は、ドキュメンタリー番組の「ETV特集」や、LGBTや障がい者の悩みなどを取り上げる「ハートネットTV」など良心的な番組が多い。

「ETV特集」では、憲法九条や日本の戦争責任、女性の権利などを取り上げている。

 有名なのは、2001年に放送した「ETV2001 問われる戦時性暴力」という中で、慰安婦問題を扱う女性国際戦犯法廷を取りあげたことだ。

 当時幹事長代理だった安倍晋三が、放送日前にNHK幹部と面会し「一方的ではなく、公正で客観的な番組にするよう」番組内容の変更を求めたことが、後に明らかになる。

 そうしたこともあって、安倍首相とNHKの現場の間に確執があり、これまでも、安倍は自分に近い人間を経営委員に送り込み、ついには籾井勝人という人間を会長にまで据えたのである。

 政治部長をやった小池英夫を報道局長にし、やはり政治部の岩田明子を贔屓にして、NHK全体を自分に忖度する人間たちで固め、最後の仕上げが、この大改編ということになるのではないか。

 歴史的にも、田中角栄に近かった島桂次、竹下派をバックにした海老沢勝二など、NHKは「自民党政治」と近い人間が会長についてきた。

 そうした中で、権力と距離をとり、権力をチエックするNHKの人間もいたのだが、それを根こそぎなくそうというのは、許してはならない暴挙である。

 文化・福祉番組部の職員たちと会社側の話し合いは続いているという。他のメディアも、ジャーナリストたちも、成り行きを注視しなくてはならないはずだ。

 さて、大坂なおみがコーチとの契約を解除したことが話題になっている。

 全豪オープンを勝って女子テニス界の頂点に立ったのになぜ? 金銭トラブルか、はたまた男女間の縺れかと、外野席は喧しい。

 聞くところによると、大坂の前の世界ランク1位にいたシモナ・ハレプ選手も、全豪オープンの途中でコーチを解任していたというから、よくあることのようだが。

 その大坂と北方領土問題? どいう関係があるのだろうか。

 安倍首相は、2月7日の「北方領土の日」に、これまでは「四島の帰属問題の解決を」といっていたのに、今回は「領土問題を解決して平和条約を締結するとの基本方針のもと、交渉を進めていく」とあいさつした。

 これがプーチン側に「配慮」した発言だと捉えられているそうである。

 今のところ、四島はおろか二島も帰ってこないという見方が多いようだが、実は、大坂家は北方領土問題の「当事者」だというのだ。

 大坂の祖父の鉄夫(74)の母親は大坂みつよという。彼女は2004年に94歳で亡くなっているが、11人の子供を産み、北海道根室の漁業関係者の間では、「大坂のかあさん」と呼ばれていた豪傑だったそうである。

 みつよが生まれた実家は根室で雑貨屋を営んでいたが、倒産して差し押さえられたため、一家は逃げるようにして歯舞群島の一つである勇留(ゆり)島に移住した。それが1921年のことだったそうだ。

 彼女が書いた自伝によると、電気もなく戸もない貧しい生活だったという。だが、彼女には、家を差し押さえられたことがずっと気持ちの中にあり、「今に見ておれ、きっと仇をとってやる」と思っていた。

 生計を支えるために、櫓を押して海に出て、海老とかカレイ、コマイなどの小魚類を獲っていたそうだ。

 そんな日を送る中、敗戦を迎える。戦争に負けたと知ると彼女は、一家心中まで考えたという。それは、日ソ中立条約を一方的に破棄して、ソ連が北方領土に侵攻してきたからだった。

 島の住民約500人も恐怖に脅えていた。男は殺され、女は全部妾にするといわれていたからだ。

 敗戦の翌年の4月、海の氷が溶けだした頃、大坂一家は夜陰に紛れてボロ舟を出し、必死に根室へ向かって漕ぎだしたそうだ。

 これだけの修羅場を経験してきたみつよは、男勝りで利かん気で度胸満点の女性だったという。根室へ引き上げてからは漁業で成功をおさめ、彼女の主導で旅館業やヘルスセンターを建てるなど、強気で事業を拡大していった。

 その彼女は、北方領土返還運動などで根室に来る大臣や代議士に対して、「毎年毎年『島よ還れ』って叫んでも一向に島は帰って来そうもない。本当に島が戻ってくるのならいいけどただ物見遊山に来るのなら先生方来なくていいよ」といったそうだ。

 この前向きで、目標を目指して突き進む強さは、なおみに受け継がれていると、なおみの大叔母にあたる河野良子(71)が語っている。

 みつよが生きていたら、今の安倍首相の弱腰を何といっただろう。

 ところで安倍首相がトランプ米大統領に対して、「北朝鮮問題でノーベル平和賞に推薦」したことが、トランプの口から明かされた。

 予算委員会で野党が首相を追及したが、相変わらずのすっとぼけた答えに終始している。

 今年も「ウソは安倍首相の始まり」という状態が続いているが、一国の首相の器でないことが次々に暴露され、多くの国民はいい加減にせいと、思っているはずだ。

 文化審議会著作権分科会が、インターネット上にある漫画や写真、論文などあらゆるコンテンツについて、著作権を侵害していると知りながらダウンロードすることを全面的に違法とする方針について了承した。

 政治家や官公庁のスキャンダル資料が内部告発者によってインターネット上に公開されていた場合でも、これをダウンロードして資料にすると違法だそうである。

 こんなバカなことを許すきっかけになったのは、マンガの海賊版がインターネット上に氾濫し、そのためにマンガの売上が落ちたと、政治に泣きついたマンガ出版社経営者たちの目先のことしか考えない浅慮のためである。

 権力側に口実を与えれば、自分たちの都合のいいように変えられること、自明の理である。

 日本マンガ学会の会長、竹宮恵子も、「厳密には著作権侵害があるかもしれない。でも、摘発されずに黙認されてきたからこそ、漫画文化が発展してきた側面がある」として、「法改正するなら、違法の範囲を慎重に絞ってほしい」といっている。

 マンガだけのためだったはずが、他のあらゆるものに網をかけ、違法という名のもとに、言論を封じていこうというのは、断じて認めるわけにはいかない。

 出版社は即刻、「これは我々の考えている規制とはかけ離れている。言論を委縮させるような法改正は望んでいない」と声明を出すべきだ。

 さて、今週の新潮は充実している。1位も新潮のこれだ!

 2003年に輪姦事件を起こした早稲田大学のサークル「スーパーフリー」の主犯、和田真一郎(44)の独占手記である。

 スーパーフリーは、六本木のディスコなどでイベントを開き、二次会で女性に酒を飲ませて酔わせ、みんなで輪姦するという悪質な犯行を繰り返していた。

 参加していたのは、早稲田大学以外に東京大学、慶應義塾大学、明治大学、法政大学、学習院大学、日本大学などの学生で、そのうち14人が準強姦罪で実刑判決を受けた。

 和田は14年の懲役刑を受け、千葉刑務所を満期出所したのは昨年の6月29日だったという。

 15年ぶりで娑婆に出た彼は、スマホにびっくりし、ステーキの味に感動したという。

 現在は、刑務所にいる間に、「就労支援」制度で受け入れてくれた会社社長のところで、名前を変えて仕事をしているそうだ。家族とは一切連絡をとっていないという。

 刑務所内では、仕事が終わると読書三昧。その上、簿記の1級や危険物取り扱いの甲種・乙種、2級のボイラー技士免許などの資格も取得した。

 もともとは、中央大学の経済部に入学したが、「イノシシが出没するような八王子」が嫌で、たいして勉強をせずに早稲田大学の政経学部に合格したというから、地頭はよかったのであろう。

 早稲田に入り、スーフリの先輩に声をかけられて入ったそうだ。最初の飲み会で、2、3年生の先輩が6~7人、1年生が5~6人に対して、女の子が40~50人もいたそうだ。

 彼は、これぞキャンパスライフだとすっかり舞い上がってしまった。

 スーフリは82年にできたが、月に1回の飲み会が主な活動だったというから、女を目当てのためだけの会だったようである。

 先輩が抜け、和田が会長になるが、中心メンバーは男3人だけだったという。

 スーフリが変貌したのは、和田が六本木のディスコ「ヴェルファーレ」でバイトを始めてからだ。そこを辞めて、98年4月に六本木のクラブでイベントを開いたところ500人以上が集まり、大成功したことから、イベント中心に回りだした。

 そのあたりから「サークル内で輪姦が常態化していった」そうだ。その流れで大勢で1人の女性を犯したが、後々トラブルになることはなかったという。

 サークルの中には「ギャルズ」と呼ばれる常連の子もいて、そういう行為を知っていたり、被害に遭った後に常連になった子もいたそうだ。和田は輪姦へ移行した理由を、こう語っている。

「私が“セックスできる女性を独占するのは他の参加者に悪い”“自分だけがおいしい思いをするのはズルい”という、狂った感覚に囚われていたからです。被害に遭った女性からすればたまったものではありませんが、ちょうど後輩や友達に食事をおごるような気分に近かった」

 やった女をメモしている奴もいたという。和田の場合はセックスした女は200~300人という。

 そうした悪事が、被害に遭った女性が被害届を出したことで明るみにでるのである。

 当然ながら、和田は被害者の女性たちへの謝罪、損害賠償を求められれば、分割払いでも払うといっている。だが、どこまでが本心なのか、これを読んでも伝わってこない。

 服役中に、性犯罪者は再犯の可能性が高いために、「再犯防止プログラム」を受講させられるという。同じ罪を犯した同士で議論したり、出所後にどう自分を抑えていくかを考えるそうである。

 だが中には、「出たら被害者だと称する女をぶっ殺してやる」と平然と口にする受刑者もいたという。

 残りの人生を社会の片隅でひっそり送っていく覚悟だと語っている。女性を欲望のはけ口としか見なかった男の当然の末路といえばそれまでだが、同じ早稲田大学の先輩としては、なんともやりきれない思いがしてならない。

【巻末付録】

 ポストからいこう。巻頭は「なをん/吉沢明歩、お別れする前に。」。いつ見てもいいね。だが、巻頭からというのはいささか? だが。

「男も女も幸せになる大江戸性愛四十八手-気持ちよくて体にいい性愛術」。袋とじは「河合奈保子<デジタル写真集>PHOTO・BOOK全集」。といってもヌードはないよ。

「女性が憧れる奇跡のカラダを持つ人気モデル<七菜乃>の未発表写真公開」「私たち二足のわらじグラドルです!-手に職をつけたグラビアアイドル」。

 現代へいこう。

「わちみなみ、100点満点グラビア-福岡の名門・修猷館高校卒のアイドル」。袋とじは「渡辺万美、はじめての濡れ場シーン-映画『こえをきかせて』で迫真演技」

 ポストでは吉沢明歩が抜群にいい。現代は「バンビ」だな。ともに譲らず、今週は引き分けだ。
(文中敬称略/文=元木昌彦)

「スーパーフリー」和田真一郎、15年ぶりの娑婆で「スマホにびっくり」「ステーキに感動」

今週の注目記事・第1位
「刑期を終えた『スーフリ事件』主犯『和田サン』懺悔録」(「週刊新潮」2/21号)

同・第2位
「曾祖母が自伝に綴った『北方領土』収奪の日」(「週刊新潮」2/21号)

同・第3位
「NHK組織大改編で職員72名が提出した『反論意見書』スクープ入手」(「週刊ポスト」3/1号)

同・第4位
「オードリー春日が結婚決めて彼女(ドッグカフェ店員)の実家お泊まり愛」(「フライデー」3/1号)

同・第5位
「五輪どころではない『池江璃花子」の急性白血病』(「週刊新潮」2/21号)

同・第6位
「社長候補の妻が覚醒剤逮捕で『毎日新聞』のよろめく明日」(「週刊新潮」2/21号)

同・第7位
「国も学者も新聞もみんなで人口を減らそうとしていた頃」(「週刊現代」3/2号)

同・第8位
「ジャーナリストの目 岩瀬達哉」(「週刊現代」3/2号)

同・第9位
「片山さつき『美人秘書』のプロフィール-自民党大会で一番注目を集めた女性」(「フライデー」3/1号)

同・第10位
「嵐・ロス極秘旅行と消されたスキャンダル」(「週刊文春」2/21号)

同・第11位
「テレ朝退社小川彩佳アナがTBS『NEWS23』に!?“脱局アナ”たちの椅子取りゲーム」(「週刊ポスト」3/1号)

同・第12位
「世界中でこんまり『片付け』で20億円稼ぐ法」(「週刊文春」2/21号)

同・第13位
「心愛ちゃん虐待鬼父の『暗黒面』」(「週刊文春」2/21号)

同・第14位
「すべて栄養学の根拠あり!30の症状に効く『最強食』」(「週刊文春」2/21号)

同・第15位
「食べると、どんどん老化が進む食べ物60」(「週刊現代」3/2号)

同・第16位
「日本人が道徳を失った『バカ店員動画』への溜息」(「週刊新潮」2/21号)

同・第17位
「黒いマタニティクリニックに埼玉県が立ち入り検査に入った!」(「週刊文春」2/21号)

【巻末付録】現代とポストのSEXYグラビアの勝者はどっちだ!

 今週は新潮の大活躍が目立ち、文春の特集に元気がない。ちと心配だね。

 その文春から。先週、文春が報じた違法中絶を行っていたという埼玉県日高市の産婦人科「太田マタニティクリニック」に、埼玉県の医療整備課と狭山保健所が立ち入り検査に入ったという。

 任意で3時間。「担当者が院内で該当するカルテ等を確認したところ、歯抜けになっていた。県は不信感を強め、徹底的に調査を進める方針」だと、県の関係者が話している。

 さて、「ビッグエコー」「すき家」「くら寿司」「バーミヤン」などで、店員がバカな動画をネットに上げ、問題になっている。

 動画になったのは、インスタやTikTokといったアプリが流行し、簡単に編集・投稿できるようになったからだが、新潮で、ネットニュース編集長の中川淳一郎が、こうしたバカッターたちは、「バカなツイートを投稿するのはあくまでも仲間内のウケ狙い。それがネット上に拡散して大炎上するとは思いもしなかったはず」といっているが、私は頷けない。

 ワイドショーでは、こうした連中は、安いおカネで働かされ、将来の保証もない鬱憤を、こうした形で晴らしているのだという論争もあるが、これも、私には頷けない。

 また新潮がいうように、今の若者は「恥」や「道徳」を知らないからだと嘆くのも、私には頷けない。

 いつの時代もこうしたバカがいたのだ。時代やネットのせいではない。確かに仲間内でバカをやっているよりも、ネットは便利で拡散してくれて、反響も大きいから、面白さも大きくなるのかもしれないが、それだけ批判も大きいし、下手をすればお縄になることもある。

 ましてや、世の中の不公平に異を唱えるための「行為」などと、この連中は考えたこともないはずだ。

 成人式でなんの理由もなく暴れる連中と同じだ。だが、こうしたバカは、いつの時代どこの国でも、一定程度の割合でいるのだ。ワイドショーのように、世の中の一大事のように伝えるから、模倣する奴が出てくる。バカなことをされた店は許せないだろう。訴えて損害賠償を要求すればいい。メディアは無視することだ。他に報じなければいけないニュースが山ほどあるのだから。

 このところ「食べてはいけない」特集が目立つ。あれはいけないこれはいけない、といわれると、それじゃ何を食べればいいんだよといいたくなる。

 今週の現代は、これを食べるとどんどん老化が進むとい食べものを60あげている。

 私にはもはや関係ないが、老化を進めるのは「AGE」という終末糖化産物、つまりタンパク質と糖が結びつくことで、老化やさまざまな悪影響が出るというのである。

 まあ、だいたい身体に悪いものは美味しいのだ。ここにもあるとんかつ、てんぷら、春巻き、ミックスピザ、サーロインステーキ、カツカレー、うな重、みんな大好き。

 AGEを抑えるにはブロッコリーやカリフラワーなどに含まれているスルフォラファンというのがいいそうだが、レモンやお酢を使うと、AGEを半減させるそうだ。

 気になる方はやってみたら。

 文春では、30の症状に効く「最強食」を紹介している。

 血圧、血糖に効くのは沖縄の柑橘類「シークワーサー」が最強で、これは生活習慣病予防全般にいいそうである。

 やはりお酢というのがいいようだ。血圧が高めなら大匙いっぱいのお酢を飲めばいいという。

 悪玉コレステロールには大豆。認知症予防にはクロマグロがベスト。鬱っぽい症状には牛肉、イライラを抑えたい人はギャバロン茶。

 老眼や白内障、緑内障の進行を遅延させるには黒豆や紫キャベツ。下痢には番茶や紅茶がいいそうである。

 まま、食べるもので血圧や血糖が改善するなら、やってみてもいいかもしれない。

 文春は心愛ちゃんを虐待して死に至らしめたのではないかという容疑で逮捕された栗原勇一郎容疑者(41)の“暗黒部分”をレポートしているが、先週新潮が報じた以上の新しい事実はさほどない。

 勇一郎方の祖父母が聴取に応じて、勇一郎が「あれは暴力ではなく躾だ」という主張とおなじことを強硬にいっているそうだ。

 だが新しい事実が次々に出てきているようだ。「司法解剖で心愛さんの肺から水が検出された」「廊下や浴室で寝かしていた」などなど。同じ逮捕された妻のなぎさ(32)は、夫の虐待を止めることなく、自らも殴っていたといもいわれる。

 勇一郎は外ではいい父親を演じていたようだが、「DVや虐待の加害者が外面がいいというのはよくあるケースです。この父親は精神病ではなく、サイコパスや反社会性パーソナリティ障害に近いのではないでしょうか。妻や子供を自分の付属品、一部だと思い、何をしても許されると考え、言うことを聞かないことが許せない。そいう理屈で精神的、物理的に支配下に置いている」(精神科医の岩波明)という。

 心愛ちゃんの遺体は安置されたままで、葬儀の予定はまだないそうだ。

 ところで「片付け」という日本語は、世界語になったそうだ。

 近藤麻理恵(34)、通称「こんまり」が書いた『人生がときめく片づけの魔法』がベストセラーになったが、これが世界中で翻訳され、15年には米誌タイムの「世界で最も影響力のある百人」に選ばれるなど、こんまりの知名度は天井知らずである。

 そのこんまりが、アメリカの片づけ下手な家を訪問して、片づけの極意を授けるという番組が、NetFlixで1月から配信されているのだが、全米で大人気になり、英語版は全米のゼストセラーになったのである。

 かくしてこんまりは、20億円も稼ぐと、文春が報じている。

 現在、彼女は夫とロスに住み、2人の娘を育て、片づけコンサルタントで大忙しだという。

 私もNetFlixを見てみた。ゴミの山に埋もれているアメリカ人の屋敷を訪れて、日本語で話しながら、みるみるうちにゴミの山を片づけていく。

 昔の日本には「始末する」という言葉が生きていた。昔の家は狭いため、快適に暮らすためには、モノを貯めずに始末することが当然だった。

 私の祖母や母は、そうやって生きてきた。今は身の始末や物を捨てることもできない輩が多すぎる。

 こんまりが稼げるというのは、自分の始末さえできない、どうしようもない女や男が増えたからである。

 モノのあまりない生活というのは、なかなか快適なものである。私は、1年経って使わないモノはどんどん捨てることにしている。

 だが困るのは、本の始末である。これだけは片づけるそばから増えていく。ああ!

 さて、小川彩佳がテレ朝を辞めたことが話題である。櫻井翔と別れて、一般男性(なんといういい方だろう。小川は一般人ではないのか?)と結婚する予定で、寿退社だといわれたが、どうやらそうではないというのだ。

 視聴率が低迷する『NEWS23』の新キャスター候補に挙がっていると、スポーツ紙が報じた。

 ポストは、報道をこなせる女性アナウンサーが少ないため、小川は喉から手が出るほど欲しいところがあると、書いている。

 確かに、NHKを辞してフリーになった有働由美子アナは、報道の経験がないため、『news zero』で苦戦している。

 カトパンこと、加藤綾子が4月から、夕方の報道番組のメインキャスターをするらしいが、やはり報道の現場経験がない彼女に、不安の声は多いようだ。

 テレ朝では、朝の顔であった宇賀なつみアナも退社し、TBSでも、吉田明世アナ、宇垣美里アナもフリーになるそうだ。

 だが、フリーになっても、早々次のいい仕事が見つかるわけではないようだ。

 女子アナがアイドルであった時代は、もはや遠い過去になっているように思うのだが。

 女性といえば、2月17日の日曜日、JRAのG1レース「フェブラリーS」に藤田菜七子騎手が、女性としては初めて騎乗し話題を集めた。

 今日(2月18日)の朝日新聞の一面に、「初G1 涙出そうに」というタイトルで藤田の写真が載っていた。

 だが待ってくれ。藤田の乗ったコパノキッキングが勝ったのなら、一面扱いでもいいのだろうが、コパノは5着だった。しかも1着のインティに5馬身以上離されてしまっているのだ。ちなみに2着のゴールドドリームはインティと首差である。

 日本のスポーツジャーナリズムは、この騎乗の下手なことを責めることをしない。

 馬主のDr.コパと事前に話し合って、後方からいこうと決めていたというが、賢い騎手なら、ペースが遅いことに気づいて、早めに中団まで上がるのが「常識」である。

 それに今の東京競馬場は、先行馬有利の馬場コンディションである。四角最後方から追い込んで届くはずがない。

 ゴールドに騎乗したルメールは、直線に入ったところで早めに追い出し、インティを首の差まで追いつめた。3着のユラノトとは4馬身もちぎれている。

 これが、前回騎乗したマーフィーなら、こうした判断ミスは犯さなかったはずだ。

 馬が可哀想である。コパノはいい馬である。騎手がルメールかM.デムーロなら勝ち負けに持ち込んでいたかもしれない。

 藤田の騎乗ミスだとなぜ書かないのか。これでは藤田は競馬界のアイドルで終わってしまう。

 これまでの女性騎手にないいいものを持っていることは間違いない。だが、間違いは間違いだと指摘してやらないと、このままでは進歩がない。

 馬主は自分の馬に勝ってもらいたい。今回の藤田の騎乗を見ていて、大方の馬主は、やっぱりと思っているに違いない。

 だいぶ前にも書いたが、イギリスのアスコット競馬場で、武豊の騎乗した日本馬が人気になったが、後方のまま惨敗したことがあった。

 次の日の新聞は、武の騎乗がひどすぎると酷評した。私もレースを見ていてそう思った。

 競馬に限らず、日本ではスポーツジャーナリズムが育たない。勝てば大喜びし、負けても、「泣くな、明日がある」式の情緒的なスポ根ドラマにして、何が足らずに負けたのかの分析など、紙面の片隅に追いやられてしまう。

「藤田菜七子にG1は5年早かった」と、なぜ書かないのか。こうした真っ当な評価と、どこを直さなければいけないのかを直言しなくては、彼女は伸びない。ましてや競馬にはオレたちの命から二番目に大切なおカネがかかっているのだ。

 私はハナから藤田の馬を蹴っ飛ばしたからいいが、これだけはいっておきたい。

 文春の「嵐」のロス極秘旅行に触れておこう。2月6日、「嵐」の5人と、ジャニーズ事務所の藤島ジュリー景子副社長(52)がロス行きの飛行機に乗り込んだそうだ。

 ファーストクラスを借りきっての豪華旅行。すべてを合わせると1,000万円以上するという。

 ロスではグラミー賞の授賞式などを見たそうだ。ロスというのは、ジャニー、メリー喜多川が幼少期を過ごした、ジャニーズの聖地だそうだが、今回のようなVIP待遇は異例中の異例だそうである。

 来年末で活動を休止する「嵐」だが、ジュリー直々に、休止をしても事務所を離れないでくれと頼んだのだろうか。引退すると宣言している大野智(38)を、みんなで説得したのだろうか。

 文春は、5人の過去の女性関係や、現在、付き合っている女性たちを上げて、「活動休止後、結婚を含めた五人の私生活はさらに自由なものになるでしょう」(プロダクション関係者)といっている。

 私は、もはや中年オジサングループである「嵐」の再結成だけはないと思っているのだが。

 さて、これはぜひ買って見てもらいたいな。フライデーに、あの“疑惑のデパート”といわれる片山さつきの公設第二秘書・中嶋規恵(31)という別嬪の女性が載っているのだ。

 こういうのが写真誌の強みである。

 昔タレント活動をしていたそうだが、片山と並ぶと、一層彼女の美しさが際立つだろうな。

 片山が嫉妬して、クビにしないか心配だが。

 現代に「ジャーナリストの目」というコラムがある。何人かの持ち回りで、今回はフリージャーナリストの岩瀬達哉。

 第三者委員会という存在のおかしさを論じているが、その通りである。

 厚生労働省の統計不正問題でも、厚労官僚たちは早く幕引きを図ろうと、外部委員からなる「特別監察委員会」を立ち上げた。

 だが外部委員とは嘘で、大半が官房長など身内によるお手盛り調査で、「組織的な隠ぺいは認められない」という中間報告を出し、火に油を注いだ形になってしまった。

 岩瀬は、2020年の東京オリンピックの開催を決めるIOC総会の前後に、東京の招致委員会から約2億3,000万円のコンサルタント料が、シンガポールにあるコンサルタント会社に流れ、そのカネで複数のIOC委員を買収して招致を買い取った疑惑を例にとっている。

 このケースのときも、JOCの中に第三者委員会ができ、「違法と解される余地はない」と結論付けたのである。

 だが、企業法務に詳しい弁護士やジャーナリストでつくる「第三者委員会報告書格付け委員会」は、調査報告書の体を成していないと、最低ランクに位置付けた。

 フランスの司法当局も、JOCの竹田会長を容疑者として、予審判事の手続きを開始している。

 このように、第三者委員会を立ち上げ、そこで、疑惑を追及されている関係者と利害のある人間を据えて、都合の良い結論を出し、終わりにしようというのは、安倍政権が得意とするところである。

 ジャーナリズムは、もっと声を上げなくてはいけないこと、いうまでもない。

 ところで週刊誌が総“現代化”している。文春は「これで大丈夫! 『葬儀』の手続き」、朝日が「夫や妻と死別後の手続き」、サンデー毎日が「穏やかに逝く心得」と、現代かと見紛うような特集ばかりである。

 理由は簡単だ、売れるからである。日販ウェブメディア「ほんのひきだし」にその“証拠”が載っている。

 今年1月の雑誌月間売上冊数のトップは小学館の「コロコロコミック」2月号、第2位は集英社の「週刊少年ジャンプ」、第3位は宝島社の「otona MUSE」2月号と常連が並んでいる。

 だが、文春を抑えて堂々、現代が第10位に入ったというのだ。1月7日発売の合併号で、巻頭特集は「老親とあなたに降りかかる『面倒』を解決! 死ぬ前に用意しておくこと」だ。昨年同時期と比較しても130%に迫る売れ行きだったそうである。

 現代はそこから「最期の手続き大特集」を続け、今週号は「大反響! みんな読んでる本家本元」と謳って「間違いだらけの『死後手続き』」が第9弾になる。

 死ぬ前から始まって、死んだ後の手続きまで懇切丁寧に解説してくれているが、次はどうするのか? 「老親の三回忌にしなければいけないこと大特集」でもやるのだろうか。

 堺屋太一が亡くなったが、彼が名付けた「団塊世代」がみな高齢者になり、これから数年間は死亡ラッシュになることは間違いない。

 ここ数日の朝日新聞の死亡欄の充実ぶりは凄い。寒さが厳しい、インフルエンザの流行など、いろいろ要因はあるだろうが、例年以上に多い気がする。

 もうすぐ冥界に旅立つ年寄りを抱えている家庭が、現代を買ってきて、夫婦で密かに読んでいるのだろうか。

 現代は15日に、「完全保存版 おとなの週刊現代」(定価980円)を発売した。内容はこれまでやってきた「死後の手続きはこんなに大変です」の集大成。

 今週号が480円だから、2週我慢して別冊を買えばいいと、私は思ってしまうのだが。

 これほど相続問題がクローズアップされるのは、残された者たちに深刻な老後への不安があること間違いない。

 現代は、戦後、「みんなで人口を減らそうとしていた頃」があったじゃないかと特集しているが、たしかに国もメディアも、「子供は二人まで」にして人口を抑制せよと、挙国一致体制で減らしてきたのである。

 その上、バブル崩壊、新自由主義導入で、多くの非正規の若者たちを生み出し、結婚して子どもを産み育てることさえままならなくなってしまった。

 このままいけば、膨大な貧しい中高年が日本中に溢れ、年金介護を含めた社会保障制度が崩壊するかもしれない。いまのうちに少しでもカネを貯めなくては、豊かな老後ではなく、そこそこの老後さえ送れないという“恐怖”から、一銭でも多く親から相続したいという空気が蔓延しているからであろう。

 アベノミクスの失敗で現代が儲かる、という図式なのかもしれない。皮肉なものだ。

 毎日新聞が大変なことになっている。社長候補とまでいわれている増田耕一常務(63)の妻が、覚せい剤所持容疑で逮捕されたというのである。

 増田常務は、50過ぎまで独身だったそうだが、10年ほど前に20歳若い女性と結婚したそうだ。

 発端は、兵庫県警が麻薬密売組織の捜査をしている過程で、購入者として増田の妻の名前が上がり、夫と暮らしているマンションをガサ入れしたところ、ブツが発見されたというのだ。

 増田常務は知らなかったようだが、このままいくと「今の役職に留まるのは難しいのでは」(毎日の幹部社員)といわれているそうだ。

 だが、夫が全く関与していないのなら、妻とは別人格、他人なのだから、可哀想な気がする。まあ、妻の所業も把握していなかった人間に大新聞のかじ取りは出来ないということになるのだろうが。

 先週はスポーツ界で大きな話題があった。一つは女子テニス世界1位に輝いた大坂なおみが、彼女を育ててくれたサーシャ・バインコーチとの契約を解消したというニュースである。

 あれだけ親しそうに見えた“イケメン”コーチとの間に何があったのか。

 二つ目は水泳の池江璃花子(18)が、白血病だと診断されと、自身のツイッターで公表したのである。

 これらのニュースは文春、新潮の締め切り直前だったので、どうするかと思っていたら、文春はどちらも触れていないが、新潮は池江について1ページだが掲載していた。大坂についても触れているが、これは北方領土と絡んだ話で、コーチとのことではない。

 まず池江から。白血病というと、夏目雅子や本田美奈子のような痛ましいケースを連想するが、池江のは「年齢を考えれば、急性リンパ性白血病である可能性が高いでしょう。白血病は若いほど治りやすく、逆に年を取っていると治りにくくなる病気です」(医療ガバナンス研究所の上昌広理事長)

 少し安心するが、治療は点滴による抗がん剤治療が主になり、一時的に造血機能が低下するそうだ。そのために身体の免疫機能が極端に低下するから感染症のリスクが高まる。

 衛生環境が保たれた無菌室での生活を余儀なくされ、治療は約半年かかるという。さらに、「池江さんの場合はアスリート。とくに競泳は水の中のスポーツであり、黴菌に触れる機会も多い」(上理事長)ので、免疫力が低下した池江が競技に復帰するためには、2年ぐらいかかるそうである。

 しかも、体力が極端に落ちてしまうため、再び世界的アスリートとして伍していくには、かなりの苦労があるでしょう」(同)。

 池江の祖母は、「水泳なんてやんなくていいから、とにかく長生きして。私より先にいっちゃうなんて、いやだから」と話している。池江はまだ若い。きっと、頑張り屋の彼女だから、見事病気を克服して再び世界の大舞台で華麗な泳ぎを見せてくれるに違いない。

 お次はフライデーから。お笑い芸人のオードリー春日(春日俊彰・40)が、長年独身を貫き、カネを貯めることに打ち込んできたが、ついに結婚しそうだという。

 相手は、都内下町に住む女性で、彼女も同じ年だそうだ。彼女は都内のドッグカフェで働く一般女性で、知り合ったのは5年前になるという。

 2月1日の前夜、彼女の実家を訪れ、一夜を過ごしているから、親も公認なのだ。

 彼女の自宅前で直撃した彼女の父親は、挨拶は済ませていると語り、春日のことは「別に普通だよ。無口な人だからね。そりゃ、テレビとは違うよ!」といっている。

 お笑い芸人や喜劇役者は、外で笑わせる分、家では無口なものだ。典型は渥美清だろう。親の前でも無口なのは、気を使わないからだろう。結婚は間違いないようだ。

 次はポストから。NHKが組織を大改編しようとしているそうだ。

 だが、文化・福祉番組部の職員(海外留学中の部員を除く)全員が、制作局局長に「要望書」を出したというのである。

 そこでは、「現状の説明では納得がいかない」「番組全体の多様性が失われる」と書かれているそうだ。

 この部は、ドキュメンタリー番組の「ETV特集」や、LGBTや障がい者の悩みなどを取り上げる「ハートネットTV」など良心的な番組が多い。

「ETV特集」では、憲法九条や日本の戦争責任、女性の権利などを取り上げている。

 有名なのは、2001年に放送した「ETV2001 問われる戦時性暴力」という中で、慰安婦問題を扱う女性国際戦犯法廷を取りあげたことだ。

 当時幹事長代理だった安倍晋三が、放送日前にNHK幹部と面会し「一方的ではなく、公正で客観的な番組にするよう」番組内容の変更を求めたことが、後に明らかになる。

 そうしたこともあって、安倍首相とNHKの現場の間に確執があり、これまでも、安倍は自分に近い人間を経営委員に送り込み、ついには籾井勝人という人間を会長にまで据えたのである。

 政治部長をやった小池英夫を報道局長にし、やはり政治部の岩田明子を贔屓にして、NHK全体を自分に忖度する人間たちで固め、最後の仕上げが、この大改編ということになるのではないか。

 歴史的にも、田中角栄に近かった島桂次、竹下派をバックにした海老沢勝二など、NHKは「自民党政治」と近い人間が会長についてきた。

 そうした中で、権力と距離をとり、権力をチエックするNHKの人間もいたのだが、それを根こそぎなくそうというのは、許してはならない暴挙である。

 文化・福祉番組部の職員たちと会社側の話し合いは続いているという。他のメディアも、ジャーナリストたちも、成り行きを注視しなくてはならないはずだ。

 さて、大坂なおみがコーチとの契約を解除したことが話題になっている。

 全豪オープンを勝って女子テニス界の頂点に立ったのになぜ? 金銭トラブルか、はたまた男女間の縺れかと、外野席は喧しい。

 聞くところによると、大坂の前の世界ランク1位にいたシモナ・ハレプ選手も、全豪オープンの途中でコーチを解任していたというから、よくあることのようだが。

 その大坂と北方領土問題? どいう関係があるのだろうか。

 安倍首相は、2月7日の「北方領土の日」に、これまでは「四島の帰属問題の解決を」といっていたのに、今回は「領土問題を解決して平和条約を締結するとの基本方針のもと、交渉を進めていく」とあいさつした。

 これがプーチン側に「配慮」した発言だと捉えられているそうである。

 今のところ、四島はおろか二島も帰ってこないという見方が多いようだが、実は、大坂家は北方領土問題の「当事者」だというのだ。

 大坂の祖父の鉄夫(74)の母親は大坂みつよという。彼女は2004年に94歳で亡くなっているが、11人の子供を産み、北海道根室の漁業関係者の間では、「大坂のかあさん」と呼ばれていた豪傑だったそうである。

 みつよが生まれた実家は根室で雑貨屋を営んでいたが、倒産して差し押さえられたため、一家は逃げるようにして歯舞群島の一つである勇留(ゆり)島に移住した。それが1921年のことだったそうだ。

 彼女が書いた自伝によると、電気もなく戸もない貧しい生活だったという。だが、彼女には、家を差し押さえられたことがずっと気持ちの中にあり、「今に見ておれ、きっと仇をとってやる」と思っていた。

 生計を支えるために、櫓を押して海に出て、海老とかカレイ、コマイなどの小魚類を獲っていたそうだ。

 そんな日を送る中、敗戦を迎える。戦争に負けたと知ると彼女は、一家心中まで考えたという。それは、日ソ中立条約を一方的に破棄して、ソ連が北方領土に侵攻してきたからだった。

 島の住民約500人も恐怖に脅えていた。男は殺され、女は全部妾にするといわれていたからだ。

 敗戦の翌年の4月、海の氷が溶けだした頃、大坂一家は夜陰に紛れてボロ舟を出し、必死に根室へ向かって漕ぎだしたそうだ。

 これだけの修羅場を経験してきたみつよは、男勝りで利かん気で度胸満点の女性だったという。根室へ引き上げてからは漁業で成功をおさめ、彼女の主導で旅館業やヘルスセンターを建てるなど、強気で事業を拡大していった。

 その彼女は、北方領土返還運動などで根室に来る大臣や代議士に対して、「毎年毎年『島よ還れ』って叫んでも一向に島は帰って来そうもない。本当に島が戻ってくるのならいいけどただ物見遊山に来るのなら先生方来なくていいよ」といったそうだ。

 この前向きで、目標を目指して突き進む強さは、なおみに受け継がれていると、なおみの大叔母にあたる河野良子(71)が語っている。

 みつよが生きていたら、今の安倍首相の弱腰を何といっただろう。

 ところで安倍首相がトランプ米大統領に対して、「北朝鮮問題でノーベル平和賞に推薦」したことが、トランプの口から明かされた。

 予算委員会で野党が首相を追及したが、相変わらずのすっとぼけた答えに終始している。

 今年も「ウソは安倍首相の始まり」という状態が続いているが、一国の首相の器でないことが次々に暴露され、多くの国民はいい加減にせいと、思っているはずだ。

 文化審議会著作権分科会が、インターネット上にある漫画や写真、論文などあらゆるコンテンツについて、著作権を侵害していると知りながらダウンロードすることを全面的に違法とする方針について了承した。

 政治家や官公庁のスキャンダル資料が内部告発者によってインターネット上に公開されていた場合でも、これをダウンロードして資料にすると違法だそうである。

 こんなバカなことを許すきっかけになったのは、マンガの海賊版がインターネット上に氾濫し、そのためにマンガの売上が落ちたと、政治に泣きついたマンガ出版社経営者たちの目先のことしか考えない浅慮のためである。

 権力側に口実を与えれば、自分たちの都合のいいように変えられること、自明の理である。

 日本マンガ学会の会長、竹宮恵子も、「厳密には著作権侵害があるかもしれない。でも、摘発されずに黙認されてきたからこそ、漫画文化が発展してきた側面がある」として、「法改正するなら、違法の範囲を慎重に絞ってほしい」といっている。

 マンガだけのためだったはずが、他のあらゆるものに網をかけ、違法という名のもとに、言論を封じていこうというのは、断じて認めるわけにはいかない。

 出版社は即刻、「これは我々の考えている規制とはかけ離れている。言論を委縮させるような法改正は望んでいない」と声明を出すべきだ。

 さて、今週の新潮は充実している。1位も新潮のこれだ!

 2003年に輪姦事件を起こした早稲田大学のサークル「スーパーフリー」の主犯、和田真一郎(44)の独占手記である。

 スーパーフリーは、六本木のディスコなどでイベントを開き、二次会で女性に酒を飲ませて酔わせ、みんなで輪姦するという悪質な犯行を繰り返していた。

 参加していたのは、早稲田大学以外に東京大学、慶應義塾大学、明治大学、法政大学、学習院大学、日本大学などの学生で、そのうち14人が準強姦罪で実刑判決を受けた。

 和田は14年の懲役刑を受け、千葉刑務所を満期出所したのは昨年の6月29日だったという。

 15年ぶりで娑婆に出た彼は、スマホにびっくりし、ステーキの味に感動したという。

 現在は、刑務所にいる間に、「就労支援」制度で受け入れてくれた会社社長のところで、名前を変えて仕事をしているそうだ。家族とは一切連絡をとっていないという。

 刑務所内では、仕事が終わると読書三昧。その上、簿記の1級や危険物取り扱いの甲種・乙種、2級のボイラー技士免許などの資格も取得した。

 もともとは、中央大学の経済部に入学したが、「イノシシが出没するような八王子」が嫌で、たいして勉強をせずに早稲田大学の政経学部に合格したというから、地頭はよかったのであろう。

 早稲田に入り、スーフリの先輩に声をかけられて入ったそうだ。最初の飲み会で、2、3年生の先輩が6~7人、1年生が5~6人に対して、女の子が40~50人もいたそうだ。

 彼は、これぞキャンパスライフだとすっかり舞い上がってしまった。

 スーフリは82年にできたが、月に1回の飲み会が主な活動だったというから、女を目当てのためだけの会だったようである。

 先輩が抜け、和田が会長になるが、中心メンバーは男3人だけだったという。

 スーフリが変貌したのは、和田が六本木のディスコ「ヴェルファーレ」でバイトを始めてからだ。そこを辞めて、98年4月に六本木のクラブでイベントを開いたところ500人以上が集まり、大成功したことから、イベント中心に回りだした。

 そのあたりから「サークル内で輪姦が常態化していった」そうだ。その流れで大勢で1人の女性を犯したが、後々トラブルになることはなかったという。

 サークルの中には「ギャルズ」と呼ばれる常連の子もいて、そういう行為を知っていたり、被害に遭った後に常連になった子もいたそうだ。和田は輪姦へ移行した理由を、こう語っている。

「私が“セックスできる女性を独占するのは他の参加者に悪い”“自分だけがおいしい思いをするのはズルい”という、狂った感覚に囚われていたからです。被害に遭った女性からすればたまったものではありませんが、ちょうど後輩や友達に食事をおごるような気分に近かった」

 やった女をメモしている奴もいたという。和田の場合はセックスした女は200~300人という。

 そうした悪事が、被害に遭った女性が被害届を出したことで明るみにでるのである。

 当然ながら、和田は被害者の女性たちへの謝罪、損害賠償を求められれば、分割払いでも払うといっている。だが、どこまでが本心なのか、これを読んでも伝わってこない。

 服役中に、性犯罪者は再犯の可能性が高いために、「再犯防止プログラム」を受講させられるという。同じ罪を犯した同士で議論したり、出所後にどう自分を抑えていくかを考えるそうである。

 だが中には、「出たら被害者だと称する女をぶっ殺してやる」と平然と口にする受刑者もいたという。

 残りの人生を社会の片隅でひっそり送っていく覚悟だと語っている。女性を欲望のはけ口としか見なかった男の当然の末路といえばそれまでだが、同じ早稲田大学の先輩としては、なんともやりきれない思いがしてならない。

【巻末付録】

 ポストからいこう。巻頭は「なをん/吉沢明歩、お別れする前に。」。いつ見てもいいね。だが、巻頭からというのはいささか? だが。

「男も女も幸せになる大江戸性愛四十八手-気持ちよくて体にいい性愛術」。袋とじは「河合奈保子<デジタル写真集>PHOTO・BOOK全集」。といってもヌードはないよ。

「女性が憧れる奇跡のカラダを持つ人気モデル<七菜乃>の未発表写真公開」「私たち二足のわらじグラドルです!-手に職をつけたグラビアアイドル」。

 現代へいこう。

「わちみなみ、100点満点グラビア-福岡の名門・修猷館高校卒のアイドル」。袋とじは「渡辺万美、はじめての濡れ場シーン-映画『こえをきかせて』で迫真演技」

 ポストでは吉沢明歩が抜群にいい。現代は「バンビ」だな。ともに譲らず、今週は引き分けだ。
(文中敬称略/文=元木昌彦)

眞子さま&小室圭さん、どうなる!? 週刊誌はなぜ「どうしても別れさせたい」のか……?

今週の注目記事・第1位
「痣は見えない部分に集中、DV離婚も復縁、鬼父の本性を暴く」(「週刊文春」2/14号)

同・第2位
「新聞テレビが報じない『金銭トラブル』の代償-茨城「女子大生殺人事件」(「週刊新潮」2/14号)

同・第3位
「『赤ちゃんを水に浸け、窒息させた』黒いマタニティクリニック」(「週刊文春」2/14号)

同・第4位
「ZOZO『前澤社長』の背伸びがバレた!-テナント離脱、業績下方修正!」(「週刊新潮」2/14号)

同・第5位
「逆襲のゴーン!中東の販売代理店が日産を訴える理由-日産・検察連合と死闘」(「週刊新潮」2/14号)

同・第6位
「片山さつき事務所新疑惑『二千万円口利き』」(「週刊文春」2/14号)

同・第7位
「貴乃花、初めて語る宮沢りえ婚約と破局」(「週刊文春」2/14号)

同・第8位
「元『ももクロ』の有安杏果(23歳)精神科医(48歳)と『禁断の愛』」(「フライデー」2/18号)

同・第9位
「樹木希林さん(享年75)さすが!『死ぬ前手続き』家族を幸せにする相続術」(「女性セブン」2/21号)

同・第10位
「<選び方ガイド>腰痛、ひざ痛…その痛み、原因は靴にあり」(「週刊文春」2/14号)

同・第11位
「食べてはいけない『スーパーの超加工食品』」実名リスト」(「週刊新潮」2/14号)

同・第12位
「アウトレイジ・ビヨンド<金網>-強制性交等の容疑で逮捕された新井浩文」(「週刊新潮」2/14号)

同・第13位
「花粉症を根治する」(「AERA」2/18号)

同・第14位
「『美智子さま』」が思いを込めたさよなら代わりの『眞子さま三公務』」(「週刊新潮」2/14号)
「『婚約中止』秋篠宮さまのご決意」(「週刊文春」2/14号)

同・第15位
「『盟友』『政敵』10人が『細野豪志』」へ贈る言葉」(「週刊文春」2/14号)

 今週は現代とポストが合併号でお休み。早速いこう。

 細野豪志(47)という政治家は節操のない人間である。民主党政権時代、要職を歴任し、安倍首相のことを自著で「安倍総理の思想は、保守というより国家主義への回帰」だと批判していたのに、野党に居場所がなくなると、自民党の二階派に潜り込んでしまったのだ。

 かつての仲間はもちろん、自民党内からも、地元選挙区の後援者からも批判されているが当然だろう。思えば、日本一美しいといわれた山本モナとのキス写真がフライデーに載ったころが、この男の絶頂期だったな。

 さて、小室圭が出した文書が大きな波紋を広げている。私は、それでも眞子と圭は結婚すると考えているが、週刊誌は、なんとしてでも別れさせたいようだ。

 新潮は美智子皇后が眞子さんに対して、「もうあの人とはさよならしなさい」といわんばかりに、眞子さんの公務を三つにしたというのである。

 公務は、ひとたび担当すれば、結婚が近いからといった理由で別の皇族にバトンタッチすると、行事の主催者に礼を欠くことになるから、難しいようだ。

「皇室はこぞって破談を前提に物事を進めている」(さる宮内庁関係者)

 しかし、その新潮でさえ、「お気持ちは完全に小室さん側に傾いたままです」(秋篠宮家の事情に通じる関係者)と書かざるを得ないのだ。

 文春は、秋篠宮が「婚約中止」を決意したと報じている。だがどこを読んでも秋篠宮の肉声はなく、毎度毎度の関係者のオンパレードで、伝聞・推定、だとしたらというものである。

 ひとつ気になるのが、小室家側の代理人、上芝直史という弁護士のメディアへの発言である。

 金銭トラブルについて「元婚約者の方の理解を得られるよう、前のめりに対応していきたい」。圭は眞子も文書の内容を知っているといったようだが、皇室利用ではないかという批判が出ているがという疑問には、「『婚約者』というのがどういう意味か分かりませんけど、ご本人たちは結婚しようと思っているわけでしょ。それだけの話じゃないですか」と語っているようだが、言葉の使い方、内容ともに意味不明である。

 中でも眞子と圭が様々なトラブルの中で、結婚の意思を貫こうとしているのに、「それだけの話」と突き放すのは、私には理解不能である。

 テレビでも上芝弁護士は、元婚約者とはまだ接触できていないような発言をしていたが、自分に課された役割を十分理解していないのではないかと、心配になる。

 お次はAERAの花粉症の特集。今年もつらい季節が来る。

 1日1回、スギ花粉の抗原エキスを舌の下に入れて飲み込む「舌下免疫療法」が有名だが、これも治る人と治らない人がいる。

 だが、研究が進み、効果が出ない人が事前にわかるようになってきたという。

 これからは、「舌下免疫療法」が効いた人の口腔内からとった細菌を分析することで、花粉症に効く新薬を開発することが期待できるというが、今すぐというわけにはいかない。

 漢方で根治しようという医者もいる。体の毒素を排出する「十味敗毒湯」がいいそうだが、花粉症には保険適用外だそうだ。

 その他には「小青龍湯」や「苓甘姜味辛夏仁湯」がいいそうだし、こちらは保険適用可だ。

 スギ花粉米を食べて、カラダの中の抗体を慣らして免疫力をつけるということも行われているという。

 また生まれる前からアレルギー体質になるのを防ぐ研究も進められているそうだ。

 だがどれも、今そこにある花粉症には間に合いそうもない。仕方ない。また目薬と鼻炎薬のお世話になろうか。

 さて、俳優の新井浩文(40)が、自宅に呼んだ女性マッサージを押さえつけ、無理やり行為に及んだとして、強制性交の容疑で逮捕された。

 私は新井をたけし監督の『アウトレイジ・ビヨンド』のチンピラ役しか見ていないが、なかなかいろいろな役ができるバイプレーヤーで、公開を控えていた映画も2本あったという。

 この事件で映画が公開されない可能性が高く、他のものも入れると賠償金は5億円を超えると新潮が報じている。逮捕されて知ったのだが、彼は在日韓国人三世だそうだ。

 するとネットでは、新井をヘイトする書き込みが溢れたそうだ。中には「性犯罪は韓国人のお家芸」などというバカというしかないものまであるという。

 なぜ、韓流ドラマは歓迎するのに、在日の人たちには罵詈雑言を浴びせるのか。やったことは許せないが、ああいう陰を持った役を演じられる役者はなかなかいない、貴重な俳優だったはずだ。

 最近は韓国や中国の旅行者を笑いものにするワイドショーも多いが、ほんの少し前、日本人旅行者が欧米人の笑いものになっていたことを忘れたのだろうか。

 日本人の行動様式は「恥の文化」だといったのはベネディクトだが、今や死語である。

 新潮のスーパーにある食べてはいけない「超加工食品」特集の第三弾。

 項目を並べてみよう。

▼なぜ摂取量10%増加で「罹患率」が12%も上昇するのか!?
▼再点検すべき「ハンバーグ」「パン」「サラダ」「チキンナゲット」「ピザ」
▼便利だから危ない「チルド商品」ワースト51
▼インド産「添加物」に「ダイオキシン」「除草剤」成分
▼「糖質オフ」商品に砂糖の1万倍甘い「人工甘味料」
▼「サッポロ一番」「どん兵衛」「緑のたぬき」……避けたい「インスタント麺」72ランキング
▼「ノンフライ」増加の背景に発がん性物質「アクリルアミド」

 私は、この記事を作るためにどれだけの人間が関わったのかを考える。ご苦労なことだ。

 私は、現場の編集者時代、こうした地道な取材ができなかった。根がないのである。

 スーパーに並んでいる商品を片っ端から調べる。間違えればメーカーから必ず訴えられる。

 この記事はd-マガジンでは読めない。そうだろうと思う。

 これが一冊にまとまったら買おうと思っている。

 ところで、この年になってようやく、靴で歩きが変わるということが実感できた。

 大きすぎてもダメだが、足の指が靴先に当たり過ぎると、爪が変形してしまう。靴選びはなかなか大変である。

 今週の文春に、腰痛、膝の痛みは靴に原因があると、ロコモ・ジャーナリストのかじやますみこが書いている。

 足の専門医の「足のクリニック 表参道」の桑原靖院長は、「高齢化がさらに進むと、足の問題はさらに重要になる。普段から足の健康に気を配り、“足の耐用年数”を伸ばす必要がある」と話している。

 当然のことだが、靴は、足や身体を支え、足を守り、歩行をサポートするものである。合わない靴は万病の元だという。

 ではどんな靴を選べばいいのか。

*かかとが柔らかい靴は避ける。
*軽すぎるより、ある程度重みのある靴を選ぶ。
*足のサイズを測り、ぴったりの靴を探す。そのためには足のサイズを測れ。
*ひもやベルトで甲を固定できるデザインを選び、できればインソールを入れる。出来ればオーダーメイドのインソールがいいそうだ。

 私のインソールは100均だからだめかな。

 さて、死ぬ前に遺言書を書け、相続でもめないためにはこれとこれをやれと、週刊誌は挙って大特集を組んでいる。

 だが、その多くが無味乾燥なノウハウばかりで、読む気を削ぐものばかりだ。

 だが今週の女性セブンは一味違う。樹木希林のやり方に見習えというのである。

 読んでみた。樹木は、ああ見えても大金持ちだから、われわれ下々とは違うが、読み物として面白い。

 現代やポストも、こうした読んで面白くてためになる記事作りをすべきであろう。

 長いが引用してみよう。

「ローン返済が終わってからは義理で仕事をしていたの。目指すものもなければ、役作りの努力もしないタイプ。ずうずうしい人間です」

 これは『樹木希林 120の遺言』(宝島社)の中の樹木の言葉だ。

「極力服を買わず、手土産も断るなど『物を持たない生活』にこだわった樹木さん。そんな彼女が、ローン組んででも持つことにこだわったのが不動産だった」とセブンはいう。芸能関係者がこう話す。

「樹木さんは若い頃から不動産が趣味でした。女優を始めて間もない21才で初めて東京・大田区に戸建てを購入し、その後も売買を続けていましたね。“女優になっていちばんよかったのは、住宅ローンを早く返せたこと”と言い、目の病気で入院した際は、“お見舞いの品はいらないから、不動産屋のチラシを持ってきて”と頼むほどだったそうです」

 さらに芸能界関係者はこういっている。

「樹木さんは口癖のように、“芸能人は生活の保証がないから、お金があるうちに不動産を買うべき”と言っていました。娘の也哉子さん(42才)、本木雅弘さん(53才)夫妻にも、“年金のつもりで家賃収入をいただきなさい”と勧めて、本木さんは都内に高級マンションの一室を購入。後にこのマンションは、洗脳騒動があった元オセロの中島知子さん(47才)が住んだことで有名になりました」

 セブンが調べた限りでは、亡くなる前、8軒もの不動産を所有していたという。

 都内の高級住宅地にある地下1階、地上3階建ての戸建て。78年に新築し、也哉子さんと一緒に住んでいたが、現在は飲食店に貸し出しているそうだ。

 都内の一等地で約400平米の土地に建つ戸建て。01年に新築したバリアフリー対応の2世帯住宅。樹木はここで最期を迎えた。

 そこから車で10分ほどの距離にあるマンションは、樹木の個人事務所である「希林館」が所有し、夫の内田裕也(79才)が住んでいるという。

 その他にも都内に戸建て3軒、マンション2棟を所有しているそうである。8つの不動産と土地を合算すると、総額は優に10億円を超えるという。

 先の芸能関係者は、「これだけ巨額の遺産がありながら、樹木さん亡き後、遺族の相続はもめることなく驚くほどすんなり決まったそうなんです」と話す。

 樹木の遺産の法定相続人は配偶者の内田、娘の也哉子、婿養子として養子縁組を結んだとされる本木だが、このうち、夫の内田は相続の全てを放棄することに同意したとみられるという。

 樹木の死後、都内にある3つの戸建ては、相続により名義が樹木から也哉子に変更され、マンションは本木や孫の所有となっているそうだ。

 相続コーディネーターの曽根恵子は、樹木が遺言書を作っていた可能性を指摘している。

「通常の相続では、亡くなった後10か月の申告期間中に不動産などの財産評価を行って相続税を算出し、遺産分割協議を行います。樹木さんの場合は早いうちに遺産相続が終わっていたようで、生前に相続先を指定する遺言書を書いていたと思われます」

 さらに曽根は、「配偶者が相続する場合、1億6000万円まで非課税という配偶者控除があり、大幅に節税できます。それでも今回、内田さんが不動産の相続を放棄したとみられるのは、樹木さんの意思を尊重し、『2次相続』の対策を考えたのかもしれません」という。

 2次相続とは、最初の相続で残された配偶者が亡くなった際、子供に降りかかる2回目の相続のことで、「親が高齢なほど、2次相続を迫られる時期が早まる可能性があります。こうした場合、1次相続の段階で残された配偶者が財産を増やさないようにする方が家族全体の負担は少ない。樹木さんも、将来也哉子さん一家が2次相続で多額の税で苦しむことがないように、内田さんを含めてご家族で話し合い、マンションに住み続けられるようにして、内田さんが樹木さんの遺言書の内容を受け入れられるようにしたのではないでしょうか」(曽根)。

 内田家の知人は、「樹木さんは生前、“私が死んでも、夫には遺産を残さないわよ”と言っていました。理由は“あの人、お金があったら一晩で全部使っちゃうから”と。いかにも樹木さんらしい愛情の表れです。とはいえ、自分がいなくなった後の内田さんのことを心配していましたから、相続税がかからない配偶者控除額の範囲で、預貯金を遺産として渡したんじゃないでしょうか」。

 やはり樹木希林は女優としても然りだが、人生の達人でもあったということがよくわかる。

 フライデーから1本。ももクロというところにいた有安杏果(ありやすももかと読む・23)という女性が、48歳の精神科医と「禁断の愛」の真っ最中だという。

 彼女は昨年1月に「普通の女の子の生活を送りたい」と至極真っ当なことをいって、芸能活動を休止したそうだ。

 フライデーによれば、有安は「ももクロ」内の立ち位置に悩んでいて、この精神科医からアドバイスを受け、その後付き合い出したのではないかという。

 そして今年1月に突然ソロ活動を始めると宣言したが、事務所の所在地は件の精神科医のクリニックと同じ場所。フライデーが目撃したところでは、2人は半同棲中だそうである。

 年上だろうと誰だろうといいが、精神病理学者の野田正彰は、「医師として許しがたい行為だ」と難じる。

 たしかに野田がいうように、精神科医が特に注意すべきは、「患者との適切な距離をとる」ことだろう。よく、精神科医にカウンセリングしてもらっているうちに、医者のことが好きになる話を聞く。もし、この男が、彼女のカウンセリングをしているうちに、彼女と恋仲になってしまったとしたら、医者としての倫理に反する行為である。

 文春の貴乃花の連載が、宮沢りえとの婚約と破局という最大の山場になった。

 今でもよく覚えている。私はフライデーの編集長だった。久米宏の『ニュースステーション』(テレビ朝日系)をなんとなく見ていた。月曜日だった。

 突然久米が、貴花田と宮沢りえが婚約したといったのである。編集部員たちに「貴とりえが婚約したそうだ」と怒鳴った。部屋にいた何人かはテレビの前に集まり、何人かが取材先に電話をかけ始めた。

 11月場所終了後に婚約記者会見を開くと、貴花田の父親が発表した。挙式は来年5月末。媒酌人は元巨人軍の王貞治。

 11月12日にホテルニューオータニ「鳳凰の間」で行われた会見は、平日の昼下がりにもかかわらず、視聴率合計で40%を超えたそうだ。

 貴花田はこの時、大関とりに挑む関脇だった。しかし、奇妙なことに、この年の暮れから2人の破局説が流れるのである。

 婚約会見からわずか61日しか経っていなかった。1月場所を終えた直後の1月27日、両者の話し合いが行われ、婚約解消が決定。

 その夜、宮沢りえ一人で記者会見を開いた。貴乃花は午後11時から藤島部屋で報道陣に、「自分の愛情がなくなりました」と答えた。記者からの「横綱を狙う者の品格としていかがなものか」という質問に、「無責任ですね。これから身につけたいと思います」と話すだけだった。

 このスピード婚約破棄の理由は何か? フライデーも取材に東奔西走したが、真相は「よくわからない」ままだった。

 文春の連載で、その一部でも明かされるかと期待した。だが文春も、

「破局に至る背景には様々な要素が積み重なっていたことだろう。ただひとつ言えるとすれば、純粋に惹かれ合った若い二人は、結婚というステップを前に、初めてそれぞれが背負っている宿命の大きさを突きつけられたのだ」

 何を今さらである。こんなわけのわからない解説を読みたくて文春を買ったわけではない。

 貴乃花は相も変わらず煮え切らないいい方しかしていない。こうだ。

「それぞれが進むべき道が違い過ぎたわけですが、背負っているものはとても似ていました。ともに一家の柱になるべくして生まれてきて、十代からひたすらにその道を歩んできた。お互いがその喜びも孤独も理解できますし、似たような境遇に共鳴、共感したところがあります」

 巷間いわれているのは、りえが結婚して芸能界を引退し、相撲部屋の女将さんになるのを、りえママが許さなかった。貴乃花の父親も、結婚したら引退して部屋の女将さんになることが当然だと譲らなかったというものだ。

 貴乃花も、ここでこういっている。

「もし(宮沢が芸能界を引退して)職を捨てることになれば、その生き方ができなくなるわけです。お互い、親から生まれてきた身です。二人が名もない花だったら、それぞれの本意を大切にして、花を咲かせることができたのかもしれませんけどね……」

 そんなことは付き合い始めてすぐにわかることだ。お互いの親も会っていて、話もしている。本当に好きなら、親を説得し、結婚するための努力を2人はするべきだったはずだ。

 今でもお互いが口に出せない、もっと深刻な要因があったのではないか。

 秋篠宮眞子と小室圭の2人には、貴乃花と宮沢りえのケースは参考になるはずだが。

 ところで貴乃花の参議院選出馬がささやかれている。新潮によれば、2月2日、名古屋のホテルで会費2万円のパーティを開いたという。

 この日は元愛弟子の貴ノ岩の断髪式だったが、そちらは欠席した。フライデーによれば出席者は約200人。

 本人は政界転出を否定しているが、公示直前まで出馬を明言せず、ギリギリで表明するというは立候補者の常とう手段だ。

 自民党からというのが有力だが、フライデーによれば、女性候補を多数擁立しようと考えている立憲民主党は元妻の河野景子に接触しているという。参議院選という土俵で元夫婦が激突すれば、盛り上がることは間違いない。

 さて、文春のトップ記事。疑惑の宝庫といわれる片山さつき議員にまたまた「2000万円口利き疑惑」が浮上したというのである。

 要約すると、徳島県のイチゴ業者が、事業をやるために2000万円の融資を日本政策融資公庫に頼んだが断られた。

 そこで2014年、議員会館の片山事務所で公設秘書と会い、口利きの依頼をしたら、「(片山氏は)旧大蔵省出身だから、電話一本で融資が決まる」との触れ込みで、融資が決まり、成功報酬として融資額の2割の200万円を渡したと、業者の融資に関わった関係者が話しているというのである。

 この話には永田町の十全ビルに拠点を持つ実業家が関わっているそうだが、彼は相手側に片山事務所の名刺を見せているという。

 これに関わっていたのが片山の公設秘書、磯脇賢二という人物だったそうだ(後に事務所から離れた)。

 この融資話は最初、やはり「融資不可」とされてしまうのだが、三度目の申請でようやく融資を受けられたという。

 だが、あまりにも決定した時期が遅いため、実業家に支払いを拒否したところ、民事訴訟を起こされたそうだ。口利き料をもらえなかったと民事訴訟を起こすのは前代未聞であろう。

 磯脇は文春に対して、徳島の件でその人間と会ったこと、件の実業家から謝礼として65万円をもらったことを認めている。片山事務所の弁護士は、この件は片山とは関係がなく、磯脇個人でやったことだと答えている。

 とまあ、これまでの口利き疑惑も含めると、片山事務所を舞台に口利きビジネスが頻繁に行われ、それは片山議員も暗黙の了解をしていた、または上前をはねていたのではないかと思えてくるのだが。

 ところで、昨年末、内閣記者会の加盟社に上村秀紀・総理大臣官邸報道室長の名前で、東京新聞の望月衣塑子記者の発言を規制しろといわんばかりの文書を送っていたことがわかった。何をバカなことをと思うが、それに対するメディア側の反論が弱々しい。

 東京新聞も、政治部から「望月は迷惑だ」という声が出ているというが、今や彼女は菅官房長官にきつい質問ができる唯一の新聞記者といってもいい。望月がんばれ!!

 カルロス・ゴーンが塀の中に落ちて2カ月半が経つ。これから裁判へ向けての協議が始まるそうだが、新潮を読むと、ルノー関係者を通じて、ゴーン側の「反撃」が始まっているようである。

 ベイルートにあるゴーンの邸宅について、日産側は18億円超を負担した、日産の私物化だという報道が流れた。だが、ゴーンはルノーなど世界的超大企業のトップで、あの地はイスラエルと戦闘をしている過激派組織ヒズボラが拠点を構えているので、誘拐などの危険がある。したがってホテルなどを利用することはできず、そのための費用もそうとうかかっている。

 また検事には、自分が来た時の日産本社のオフィスにはピカソなどがかかり、都内の一等地に社長公邸があった。ゴーンは、自分はそれらを処分したのだが、自分がやっていることはそれほど異常なのか? と聞くと、以来、豪邸などを購入したことが特別背任にあたるという話をしなくなった。

 レバノンやオマーンの販売代理店の社長は、ゴーンのマネーロンダリングに加担したかのように報じられ、怒り心頭で、日産に対して告訴も辞さないといっているという。

 日経や海外メディアと接見を始めたゴーンだが、釈放されたらどんなことをいわれるかと日産の連中も検察も怯えているのかもしれない。この事件はこれからが本番だ。

 前澤友作ZOZO社長の評判がよくない。新潮では、会計評論家の細野祐二が、新規のプライベートブランド事業がうまくいかなくなって、昨年から急激に財務体質が悪くなっていると指摘している。また136億円という純利益は見せかけで、実際は14億円の赤字だともいっている。

 私はこうした数字は全く分からないが、前澤社長が突然、ツイッターを止めて社業に専念するといい出したのは、この指摘が的外れではないことを物語っているように思う。

 IT業界はごくごく一部を除けば毎日が下克上の世界である。女優と浮名を流している時ではない。

 文春が違法な中絶を行っていると告発している「黒いマタニティクリニック」の話を紹介しよう。

 埼玉県日高市にある産婦人科クリニックがそれで、無休、24時間体制でお産をサポートすると謳い、地域では一番人気のある病院だそうだ。院長は太田克行医師(77)。

 ここに長年勤務していたA子さんが、こう語る。

「母性保護法では、満二十二週以降の中絶は禁止されています。ところが太田クリニックでは、週数オーバーの妊婦さんの違法な中絶が頻繁に行われていました。中には三十三週や三十四週の中絶もありました」

 彼女は院長に何度も反対をしたそうだが、逆に院長から、「そうだよ、これは犯罪だよ。だから誰にも言っちゃダメだよ」と脅されたという。

 元スタッフのB子さんも、都合の悪い資料は診察が終わると院長が自宅に持ち帰り、カルテを改ざんし処理していたと証言している。

 元助産師のC子さんは、院長の手で月に1~2回ほど中絶手術が行われていて、よそでは堕ろせないものも、太田はみな受け入れていたと語り、こんなおぞましいことを証言している。

 24、5週前後になると30センチぐらいになっていて、男か女かもはっきりわかり、生きている。院長はそういう手術の時は水を張った「ベースン」というたらいをそばに置き、赤ん坊が泣かないうちに、うつぶせにして水に浸けていたというのだ。

 文春の取材班は、2015年にここで中絶をした患者を探し出し、彼女についての資料を入手する。その患者は25週5日だったにもかかわらず、資料には21週1日と記載されていた。

 患者からヒアリングし母子手帳を見て、日誌には正しい週数が記されているが、院長の指示により、中絶ではなく「死産」とされ、死産証書は母体保護法に抵触しないように改ざんされるというのである。

 こうした違法行為をなぜやるのか。もちろん週数が増えれば料金上がるからだが、ここには違法中絶用の「闇料金表」が存在していて、先の患者には54万円請求したそうだ。

 それだけではない。自己都合の中絶は自由診療になるから保険は適用されないが、死産の場合は病気扱いで保険が適用される。

 ここでは、高額な闇料金を取りながら、事務処理上は死産とするから、保険適用の領収書を別途作成して、診療報酬を二重取りしていたというから、これが事実なら国に対する不正請求で、これも犯罪である。

 さて、こうした告発に太田院長はどう答えるのか。

 当然ながら、違法な中絶はしていないが、22週以降の死産の手術はやっていると話す。

 先の患者のケースは、中絶希望できたが、突然破水して死産に替わった。高額なカネを要求したのはこちらのミスだということに、文春からいわれて気がついたので、返金するといい出した。

 そして、「全部デタラメですよ。私に恨みを持って辞めた人が、復讐したくて言っているんですよ。病院の宣伝になるかもしれない。お好きなように(書いてください)」。

 ずいぶん、院長を恨んでいる人間が多くいるようだ。

 ここを管轄している埼玉県母体保護法指定医師審査委員会の小室順義委員長は文春に対して、こうした情報はこれまで把握していなかったが、「近く、太田院長に聞き取りを行いたいと思っております」と答えている。

 医師らが対象になる業務上堕胎罪の時効は5年、診療報酬詐取の時効は7年だそうだ。どういう結論を審査委員会が出すのか、必ず報告してもらいたいものである。

 次も新潮の、これまたなんともやりきれない記事。

 1月31日未明に、茨城県神栖市の空き地から、翌月19歳になる菊池捺未さんの遺体が掘り起こされた。

 逮捕された廣瀬晃一容疑者(35)とは、ネットの掲示板上で出会った。昨年11月20日に、お茶の水にある日本薬科大学の授業が終わって電車を乗り継ぎ、JR鹿島線の鹿島神宮駅までやってきたというのだ。

 そこから待ち合わせに指定されたコンビニ近くでタクシーを降りた。友人にはLINEで「男の人に会いたいといわれている」と伝えていたという。

 捜査関係者によると、廣瀬がそこにきて、目隠しをして彼女を自分のアパートへ連れていった。

 2人でしばらく過ごした後、廣瀬は数キロ離れた畑まで彼女を連れていって置き去りにしたそうである。だが彼女は、そこから歩いて廣瀬のアパートの近くまで戻り、近くの家でアパートの場所を聞き、「東京から来たのだけど、お金がなくて帰れない」「男の人ととの間でお金の問題があって」などと泣きながら話していたという。

 アパートに舞い戻った菊池さんは、再度その家を訪れて「解決しました」と告げていた。

 だが、廣瀬のクルマに乗せられた彼女の携帯電話の位置情報は、午後11時ごろ、10数キロ離れた遺体発見現場で途切れたままになってしまうのである。

 廣瀬は性犯罪などで2度の検挙歴があるそうだ。昨年4月には千葉県に住む女子高生に現金を渡してみだらな行為に及んだとして、罰金50万円の有罪判決を受けている。

 この時も、その少女と知り合ったのは携帯電話のSNSだった。

 新潮によれば、廣瀬が菊池さんに提示した金額は30万円だったそうだ。だが廣瀬は働いておらず、そんな金額が払えるはずはなかったのだろう。

 菊池さんの執念が悲劇を招いてしまったようだ。私には、ネットで知り合っただけの見ず知らずの男の部屋に、なぜ若い女性が訪ねて行くのかが理解できない。

 男は狼にも殺人者にもなるのだから。

 今週の第1位も、心が苦しくなる切なくてやりきれない事件の記事である。

 心愛と書いて「みあ」と読む。これだけを見れば、この娘の父親は、この子が生まれたことを心から喜び、愛しくて名付けたのだろうと思ってしまう。

 だが、心愛ちゃんはわずか10歳で、名付けた父親の暴力によって命を絶たれてしまうのである。

 鬼の父親は栗原勇一郎、41歳。妻のなぎさ(31)も、「夫の暴行を止めることもなく、消極的な幇助があったとみなされ」、傷害容疑で逮捕されてしまうのだ。

 文春によれば、心愛ちゃんは千葉県野田市の自宅の浴室であおむけに倒れ、心肺停止していたという。

「勇一郎は心愛ちゃんを長時間立たせたり、冷水でシャワーを浴びせたりしたほか、首近辺を鷲掴みにして髪を引っ張るなどした。(中略)胃にはほとんど内容物がなかった」(捜査関係者)

 栗原は沖縄で「沖縄観光コンベンションビューロー」に勤務していた当時、なぎさと知り合い結婚した。だが、外では温厚でコミュニケーション能力も高いといわれていたようだが、家庭内では暴力がひどく、それが原因で妻は精神科に通院することになり、娘を連れて実家に戻ってしまう。離婚が成立したのだが、栗原が復縁を懇願し、その後復縁するのである。

 だが沖縄で一緒に暮らしている間も、妻や娘に対して暴力を振い続けていた。やがて栗原一家は野田市に引っ越す。

 転校先の小学校のいじめに関するアンケートに心愛ちゃんは、「お父さんに暴力を受けています。先生、どうにかなりませんか」とSOSを発信。柏児童相談所は彼女を保護するのだが、父親が野田市教育委員会に怒鳴り込んでくる。

 無理やり書かせたに違いない「アンケートを見せてもいい」という心愛ちゃんの手紙を見せて脅し、震え上がった担当者は、無責任にもそれを渡してしまうのである。

 栗原は娘を転校させ、児相にこれも脅して書かせた心愛ちゃんの「父親の暴力は嘘」という書面を見せ、娘を自宅に連れ戻してしまうのだ。

 責任感の欠如した学校、教育委員会、児童相談所の連中は、その後の彼女をフォローすることはなかった。助けられる小さな命があったのに。

 新しい学校で、心愛ちゃんは自ら立候補して学級委員長を務め、いつも満面の笑みで元気に挨拶していたという。父親への恐怖と服の下のあざを隠しながら。(※文中一部敬称略)

(文=元木昌彦)

 

【告知】
 今年から、月に1度、ノンフィクション・ライターの方に来ていただいて、話を聞く会を開催します。ぜひ、ご参加ください。
 2月は、現在ノンフィクション界をけん引している第一人者・森功さんに来ていただいて、話を伺います。

「森功氏 ノンフィクションの醍醐味」

【日時】2月22日(金曜日)6時半~8時半

【場所】カフェ・ミヤマ 高田馬場駅前店2号室(電話03-5292-5772)
    東京都新宿区高田馬場2-17-4 菊月ビル地下1階
   (地下鉄東西線の高田馬場駅から3秒。濡れずに行けます)

【会費】 コーヒー代として1,000円

*予約不要。直接お越しください。

■森功さん著書
『高倉健 七つの顔を隠し続けた男』。2018年『悪だくみ 「加計学園」の悲願を叶えた総理の欺瞞』で大宅壮一ノンフィクション大賞受賞。『地面師―他人の土地を売り飛ばす闇の詐欺集団』など多数。

元名物編集長・元木昌彦氏から、亡き岡留安則氏へ「噂の真相は嫌いだった──」

今週の注目記事・第1位
「小室圭さん『マスコミは文書を誤読している』」(『週刊文春』2/7号)「『紀子さま』が『小室圭さん』釈明文書にきつすぎるお言葉」(「週刊新潮」2/7号)

同・第2位
「広河隆一は私を二週間毎晩レイプした」(「週刊文春」2/7号)

同・第3位
「食べてはいけない『超加工食品』実名リスト 第2弾」

同・第4位
「がんになりやすいスーパーで売っている『異性化糖』『増量剤』『隔離剤』が入った食品 実名100」(「週刊現代」2/16・23号)

同・第5位
「偽りだらけの安倍晋三」(「週刊文春」2/7号)

同・第6位
「“老人ホーム女帝(70)”のドケチと強欲」(「週刊文春」2/7号)

同・第7位
「嵐を崩壊させた大野『屈辱謝罪』と二宮“匂わせ婚”」(「週刊文春」2/7号)

同・第8位
「『運転しながらPC仕事』スバル“絶望工場”」(「週刊文春」2/7号)

同・第9位
「全豪優勝に冷や水!『大坂なおみ』色白アニメに怒った人々」(「週刊新潮」2/7号)

同・第10位
「『ボヘミアン・ラプソディ』大ヒットでバレた監督の性犯罪」(「週刊新潮」2/7号)

同・第11位
「『最後の手続き』この4つは押さえておきたい」(「週刊現代」2/16・23号)

同・第12位
「藤田菜七子が競馬の歴史を変える-フェブラリーSでG1騎乗が決定」(「フライデー」2/15号)

同・第13位
「チコちゃんに叱られちゃうかな」(『週刊現代』2/16・23号)

【巻末付録】現代とポストのSEXYグラビアの勝者はどっちだ!

 現代が500円になった。現代、ポストは今週発売は合併号だが、ポストは480円だ。
 いよいよ週刊誌が500円時代に突入した。2冊買うと980円。もう一冊週刊大衆を買おうと思って棚から一度持ち上げたが、止めた。

 980円なら牛丼は2杯食べられる。夜食用にスーパーでバラ寿司と鳥のから揚げ、ビール2缶買ったが1000円でおつりがきた。

 それに先にも書いたが、ポストには読みたい記事がほとんどない。「年金」「親が死んだときの葬式と相続」は私には関心がない。

「新元号こうなる」は、何人かに新元号を予言させているが、こんなのやってどうするのか? それより、新元号に安倍首相の安を入れるのではないかという噂が流れているようだ。

 とんでもない。たしかに安全、安心は国民の願いだが、安倍の安は不安の安である。

 そんなバカなことはないと思うが、在職中、国民を騙し、不安を駆り立てることしかしてこなかった安倍のことだから、こうなったら自分のことを忘れさせないために、強引に安の字をつけるよう命名者たちに“忖度”させることもやりかねない。

 そういう視点から、元号問題特集を組めば、読みたかったが。

 樹木希林の生前の言葉が何冊も出て売れている。しかしポストの便乗記事はいただけない。もっと他に気の利いた言葉はなかったのかね。

 唯一読んだのは「大江戸・性愛四十八手」という記事だけだった。

 目新しくはないが、「椋鳥」(男性主導のシックスナイン)、「鵯越えの逆落し」(女性が仰向けになる体位)、「しがらみ」(女性が足を閉じる)など、言葉の面白みが、想像力をかきたてる。

 ということで、ポストは注目記事ゼロとなった。編集部の一層の奮起を促したい。

 ポストの四十八手の中に「雁が首」というのがある。現代のフェラチオと同様だというが、現代に、「フェラチオっていつからするようになったの?」と「チコちゃんに聞く」というのがある。

 それによれば、記録が残っているのは古代エジプトからだそうだ。エジプト神話に、大地の神と天空の神の間に生まれたオシリスが弟に殺されてしまう。

 心を痛めた妹は、バラバラにされた兄の身体を集めてくっつけたが、どうしてもペニスだけが見つからない。

 そこで粘土でそれをつくり、つけて、生命力を吹き込むために妹がペニスを咥え、精気を与えたという記述があるそうだ。

 紀元前1450年頃に出された『死者の書』、古代インドの『カーマ・スートラ』にも「口唇による性交」の技法が描かれているという。

 しかし、NHKの人気番組をこういうSEX記事に使って怒られないのだろうか。

 読みながら、それが気になった。

 お次はフライデー。騎手・藤田菜七子が2月17日に行われるGⅠ「フェブラリーS」に、JR女性騎手として初めて出ることが決まった。

 藤田は、1月27日に行われた「根岸S」で勝ったコバノキッキングに騎乗するのだが、この馬の馬主で、他にも多くの馬を所有するDr.コパこと小林祥晃が、「菜七子騎手は、競馬の歴史を変えるかもしれません」と話している。

 当日は大きな盛り上がりを見せるだろうが、私は、藤田が勝つ可能性はほとんどないと思っている。

 たしかにコバノは強い馬だ。9戦7勝の4歳馬。根岸Sはマーフィ騎手騎乗のため2番人気になり、余裕をもって差し切り勝ちした。

 だがマーフィもいっているように、この馬のベスト距離は1,200mぐらいだろう。1600mは長い。それにマーフィと藤田では腕が違い過ぎる。今度はGⅠだから相手関係も強くなる。競馬界もDr.コパも、話題になればいいと考えているのだろうが、生半可のGⅠ騎乗は藤田のためにもならない。

 まだ未熟なのに、一流騎手とやれば屈辱感だけが残ることになりかねない。まだ3年早い。アイドルもどきの人気が、彼女の仇になる。そう思っているのだが。

 現代は今週のトップ記事は老親の死後手続きを詳述した特集だが、完全に開き直って、リードにこう書いている。

「週刊ポスト、週刊文春、週刊朝日も後追いして大反響」

 たしかに新潮も含めて、現代の高齢世代特集路線を後追いしている。だが、毎週毎週、似たり寄ったりの大特集を飽きもせずにやっているのは、現代とポストぐらいのものである。

 おまけに現代は、この手の増刊を2月15日に完全保存版として出すそうだ。

 ニュースも事件も、スクープにも手を出さず、ひたすら高齢者とその子供たちへの相続や葬式についての特集ばかりに精魂込めているのは、私には、異様に感じられる。

 この状態があと数年続けば、編集部員は年金、相続、葬式には詳しいが、事件や報道を手掛けたことのない人間ばかりになる。

 それっておかしくないか? それに、近々、平週号でも500円になるだろう。それなら2週我慢して本を買おうかとなるはずだ。

 それとも、もうすぐ60周年を迎えるそうだから、それを機に月刊誌へ移行するつもりなのだろうか。

 特集の中で少し気になったのが、老親が入っている生命保険についてのところだ。

 生命保険などは、請求しなければ、生保側から教えてくれることなどないし、請求期限は3年だから、あっという間に紙切れ同然になる。

 気になったのは、クレジットカードに医療保険などの付帯保険が付いている場合、問い合わせて名義変更を行えば、契約が引き継げるし、解約して解約返戻金を受け取ることができるというのである。

 よくは分からないが、私もいくつかカードを持っているし医療保険が付いているから、今度カード会社に問い合わせしてみよう。

 ところで今年のアカデミー賞レースはおもしろい。作品賞も主演男優・女優賞も音楽をテーマにした「ボヘミアン・ラプソディ」「アリー/スター誕生」から出るのではないか。

 前評判は「ROMA/ローマ」が高い。私はNetFlixで観たが、2作品と比べるとパッとしない(映画館のスクリーンで見ると印象が違うという声もあるが)。

「ボヘミアン」は人気ロックバンド「クイーン」のボーカルで、45歳の若さでこの世を去ったフレディ・マーキュリーを描いた伝記ドラマだが、ラミ・マレックの演技に酔いしれた。今でもエンディングの時に歌う「ママー」という声が耳の奥に残っている。

「アリー」は3度目の映画化だが、レディ・ガガの演技と歌唱力は、2作目の主演でアカデミー賞歌唱賞を獲ったバーブラ・ストライサンドを超えたと思う。

「ボヘミアン」は興行収入が約850億円、日本だけでも100億円を超えたという。だが好事魔多しである。監督のブライアン・シンガー監督(53)が過去に行った性的虐待が暴露されてしまったのだ。

 2003年当時、シアトル在住の17歳の少年をレイプしたとして、訴訟を起こされていて、事態を知った20世紀フォックスに、映画を8割がた撮り終えたところで解雇されてしまっていたと、新潮が報じている。

 彼が在籍していた南カリフォルニア大学は、卒業名簿から名前を消してしまったというから、作品賞は難しいかもしれない。

 全豪オープンを勝ち、世界1位になった大坂なおみだが、順風満帆な彼女に降りかかった災難が、日清のPR動画騒動だ。

 日清の創業者・安藤百福をモデルにしたNHK朝ドラ「まんぷく」が好調らしいが、その日清がYouTubeに上げたカップヌードルのPR動画に、クレームが殺到し、削除されてしまったのである。

 問題の動画は、大坂と錦織のアニメキャラが登場するものだが、「問題視されたのは大坂の肌の色である。ほぼ白で錦織と変わらない」(新潮)。英語で「ホワイトウォッシュ」という。「有色人種に対する白人の優位性を前提とした発想で、人種差別を助長する演出手法だと見做されている」(同)

 まだこんなバカなことをやっているのかと批判が起こり、ニューヨーク・タイムズまでが取り上げた。

 日清の広報は「大坂のマネジメント会社にも確認してもらっている」というが、そうではなかったようだ。

 だが、当の大坂は大人の対応を見せた。私の肌は褐色です。それはとても明らかなことです。ただ彼らがホワイトウォッシュを狙ってやったとは考えていないといい、「でも次に、彼らが私のことをモデルに描く時には、(事前に)私に話すべきだって絶対にそう思っています」(同)

 もし大坂が白人だったら、ここまで日本人が盛り上がっただろうか。キュートでカッコいい褐色の少女だから、われらがアイドルになったのだと思う。いい加減に黄色人種の白人コンプレックスは解消すべきであろう。

 このところ朝日新聞がおかしい。 

 先週の現代は、朝日新聞のウェブサイト「テリング」で女性記者が「“パパ活”ルポ 女としての値踏みをされてみた」というのを書いて、まるでデートクラブの宣伝みたいだと社内でも問題にされて、削除されたと報じた。

 2月1日の第二社会面に、「道新出版物から引き写し 本誌記者、事実上の盗用」という見出しと、中村史郎東京本社編集局長の「お詫び」、25面に「本誌記事 取り消しの経緯」が載っている。

 要は、北海道版で、ギリヤーク尼ヶ崎という大道芸人の連載をした。それをまとめる際に写真集から引用したのだが、それは北海道新聞が過去に連載していたものだった。記者はそれに気づかず、そこの文章を何カ所か使って記事を作成してしまったというのである。

 資料から引用する際のイロハだが、天下の朝日の記者がこの程度か。

 続いて、横浜DeNAベイスターズの筒香嘉智外野手が1月25日、都内の日本外国人特派員協会で記者会見し、高校野球のあり方について苦言を呈した。

「高校の部活に大きなお金が動いたり、教育の場と言いながらドラマのようなことを作ったりすることもある。新聞社が高校野球を主催しているので……。(メディアの側にも)子供たちにとって良くないと思っている方がたくさんいると思う。高校野球が悪というか、全てを否定しているわけではないですが、子供たちのためになっていないという思いを(メディアが)なかなか伝えきれていないのが現状だと思います」(文春オンライン01/27より)

 よくぞいった筒香! 高校野球を見世物にしてカネを稼ぐのはいい加減にしてくれといいたいのであろう。

 この発言にまずいと思ったのか、1月31日の朝日新聞がこう報じた。「今夏の第101回全国高校野球選手権大会(朝日新聞社、日本高校野球連盟主催)で、選手の負担を減らすために休養日が増えることになった。30日、大阪市内で開かれた第1回運営委員会で、暑さ対策を採り入れた大会日程が承認された」。遅すぎると思うがね。

 竹田恒和JOC会長とマスコミの新年会が行われたが、「朝日新聞だけがボイコットした」と新潮が報じているが、この決断だけはよしとするが。

 私は自動車には今も昔も全く関心がない。だがこのところ不祥事が続発しているスバルという会社は、他に比べるとましだと思っていたが、そうではなかったようだ。

 文春によると、17年以降、無資格者による検査や燃費試験のデータ改ざん、膨大なサービス残業で自殺する社員、パワーステアリング機能が停止する不具合で群馬県の製作所が操業を停止していたが、公表しなかったなど、次々に不祥事が起きているという。

 新に、自殺した社員の遺族が記者会見して残業代の未払いを指摘したため、スバルが調べたところ15年から17年にかけて、7億7000万円もの残業代未払いがあったことがわかったそうである。

 元開発エンジニアはこう嘆く。

「社員は皆、スバルの安全性に自信を持っている。そのためなら残業も厭わない社員も本来はたくさんいる。でも、会社は残業を正当に認めず、パワハラ的に強いてきた。操業停止などの問題が起きたら隠蔽する。それで安全なクルマがつくれるのでしょうか」

 ところで小林喜光経済同友会代表幹事の「平成の30年間、日本は敗北の時代だった」という発言に全面的に同意する。

「国家の未来図が描かれないままの政治が、与野党含めて続いてしまったためです。今さえよければ、という本音の中で、国民も政治家も生きてきた」(朝日新聞1月30日付)。日本全体が挫折状態にあるのに、挫折と感じないで、この辺でいいやと思っているうちに、世界から置いていかれてしまった。

 さらに深刻なのは少子高齢化が加速していることだ。前田正子甲南大学教授は、2017年には人口が約40万人減少している。これは毎日約1100人が日本から消えていることになる。そして日本は『無死高齢化』(岩波書店)という、これまで人類が経験したことがない時代に入っていくといっている。

 人が溢れている東京にいては、この深刻な事態は可視化できないのだ。もはや手遅れだが、労働力としての外国人受け入れなどという生ぬるいやり方ではなく、国の形を変えるぐらいの政策を考えなくては、日本は消滅する。

 先週発売の文春、新潮には「嵐解散でジャニーズ帝国崩壊」の見出しが躍るに違いないと思っていた。

 だが、予想に反して、文春は「嵐を崩壊させた大野『屈辱謝罪』と二宮“匂わせ婚”」というタイトルで、記事中の見出しに「ジャニーズはもってあと五年」とあるだけ。

 新潮は触れてもいない。新潮はこの話題よりも「小室圭の釈明文書」のほうに気があるようだ。

 もはやジャニーズというのは、私が思っているような大きなものではなく、週刊誌にとっては「終わった人」という感じなのだろうか。

 文春は、リーダーの大野の持つキャラクターが活動休止(私は実質的な解散だと思う)を招いたとみている。大野の知人が、彼は目立つのが好きなタイプではなく芸能人には向いていなかった、「アイドルであり続けることに“疲れた”というのが彼の偽らざる本音」だと話す。

 元々大野は、得意なダンスを極めたいというのが目標で、ジャニー喜多川が大野の歌とダンスの才能を見出し、嵐のメンバーに加えることを決めた後も、どうやって逃げ出そうかと考え続けていたそうだ。

 大野は絵を描きたいという夢があり、以前、自作アートの個展を開いた時、1000万円近いギャラが振り込まれたことを自慢していたという。

 大野も10歳年下の元女優と交際していることがフライデーで報じられたりと、女性との噂があったが、事務所側は結婚はもちろん、交際していることさえ彼に否定させてきた。

 二宮和也も、元キャスターの伊藤綾子との熱愛が報じられた。周囲は反対したが、文春は昨年、2人が南の島で婚前旅行を楽しんでいたことを報じ、「二宮君が彼女と結婚したがっていることは事務所では周知の事実です」(二宮を知る元タレント)。だが、藤島ジュリー景子副社長は、解散でもしなければ結婚は許さないという方針で、二宮は絶望し、「もう待てない」といい出してメンバーと険悪な関係になったこともあったという。

 櫻井翔も、テレ朝の小川彩佳との結婚を真剣に考えていたのだが、事務所の反対で交際が進展しないため、連日連夜酒に溺れていたこともあったそうだ。

 アラフォーに近い男たちを恋愛禁止で縛るという事務所のやり方への憤懣が、解散への引き金の一つになったことは間違いないのだろう。

 独立計画がとん挫したSMAPがテレビでやらされた謝罪会見は、「公開処刑」のようだといわれた。今回の嵐の会見が和気藹々に見えたのは、アイドルという呪縛から逃れられる、自由に恋愛できるという開放感があったからではないか。

 ジャニー喜多川が嵐解散について聞かれ、「昔は、嵐くらいの年齢で歌ったり踊ったりすると笑われたものです」と答えている。今でも、アラフォーの5人が若作りをして歌い踊る姿は、私には異様に見えるが。

 解散後、大野以外にピンで活躍できるのは、俳優として需要がある二宮のほかはいないと見られているようだ。

 しかし、一番厳しいのは、年間売上300億円に達すると見られる超ドル箱がいなくなるジャニーズ事務所である。

 嵐が解散する来年の12月末までに、2000億円を稼ぐといわれるそうだ。嵐の後継には「関ジャニ∞」を猛プッシュしていて、事務所の命運は彼らにかかっているそうだが、SMAPや嵐の穴を埋めることは難しいだろう。

 さて、老人を食い物にする輩は多いが、文春が報じている首都圏で37の有料老人ホームを運営していた「未来設計」の創業者・伊藤英子(70)というのも、そのひとりである。

 2000年2月に会社を設立した伊藤は、企業の社員寮や福利厚生施設だった建物を賃借して、老人ホームとして活用する手法で事業を拡大していったという。

 だが、毎晩、幹部クラスを引き連れて五つ星レストランで豪遊する、財布やバッグ、洋服は高級ブランドで飾り立てるなどして、社員からは「まるでイメルダ夫人のようだ」といわれていたそうだ。

 しかも、自分だけは年収約3億円も取っているのに、施設などに必要な備品は買わないなど、徹底してケチっていたというのだ。

 だが、彼女の浪費癖もあったのだろうか、長年にわたって赤字経営だったにもかかわらず、黒字に見せかけていたことが発覚してしまった。

 社会部記者によると、11年ごろから債務超過に陥っていたそうで、31億円ほど残っているはずの一時金は12億円程しかなく、入居者の遺族らに返還するべき一時金が滞っているそうだ。

 ようやく国会が始まったが、毎度おなじみの安倍首相の謝罪と論点はずしの答弁が続いている。

 文春は、「偽りだらけ安倍晋三」として、まず、日露首脳会談を上げる。プーチン大統領が訪日したのは1回だけで、安倍は10回も訪露しているのは、ロシアに媚びている外交だと難じ、こうしたやり方がロシア側をつけ上がらせたという。

 北方領土四島を返せといい続けてきたのに、ここへきて、平和条約締結を目指す、二島返還でもといい換えてきたのは、佐瀬昌盛防衛大学名誉教授によると、

「安倍さんは『(二一年九月までの)任期内で歴史に名を残さなければ』と功を焦っているように映ります。二島を取り戻し、残る二島は経済交流でお茶を濁す“二島プラスアルファ”という案もあると聞きます。国際政治の場では一度降りた電車には二度と乗れない。一度合意してしまえば、それ以上のものは望めないのです」

 また、厚労省の統計不正問題が浮上した。勤労統計を、昨年1月に算出方法を変えていたのに、変更前と単純比較していたため、旧来のものより数値が高く出ることになった。

 昨年6月に名目賃金が前年同月比で3.6%増を記録したと速報したが、安倍首相にとって都合のいいデータにするために、不正を行ったのではないかと見られているのである。

 文春によると、安倍首相は元々厚労族だが、次官候補といわれていた香取照幸が、GPIF改革を巡り、安倍のお小姓の塩崎恭久と激しく対立したため、小国の大使に出されてしまった。「以来、厚労省に“物言う官僚”は現れず、官邸にすり寄った二田一男氏や蒲原基道氏らが次官になったのです」(厚労省幹部)。その結果、彼らの時代に不祥事が続発したというのである。

 腐臭漂う安倍政権だが、立憲民主党を筆頭とする野党にも、この政権を何が何でも追い落としてやるという気概も迫力も感じない。困ったものだ。

 樹木希林の残した言葉本のように、出版界は二匹目、三匹目のドジョウを狙うのは恥ずかしくもなんともない。

 現代が、新潮の「食べてはいけない『超加工食品』実名リスト」が消費者の間で大問題になっていると持ち上げながら、同じ企画をやっている。

 こちらはスーパーで売っているがんになりやすい「異性化糖」「増量剤」「隔離剤」が入っている食品を100、実名を挙げている。

 聞きなれない異性化糖というのは、ぶどう糖と果糖の混合液で、あらゆる食品に使われているが、多くの研究から肥満や高血圧、糖尿病などの原因だとわかり、過剰摂取は危険だと、アメリカ・ボストン在住の大西睦子内科医がいっている。

 増量剤はハムやソーセージに使われ、これと一緒にリン酸塩も一緒に使われるという。

 これも大西医師は、リン酸塩を過剰に摂取するとカルシウムの吸収を阻害し、骨がもろくなり骨粗しょう症の原因になるそうである。

 隔離剤というのは酸化防止剤の一種で、毒性の強さから食品衛生法で厳密に使用料が限られているそうだ。

 缶詰や瓶詰に含まれていて、染色体異常やがん発症のリスクがあるという。

 私がよく食べている「老舗の味 鎌倉 塾生ロースハム」(鎌倉ハム)には増量剤が入っているそうである。

 やはり「シャウエッセン」(日本ハム)というソーセージには発色剤が使われているとある。

 ハムやソーセージ、ベーコンなどは日常よく食べるものだから、できる限り添加物など使ってほしくはないが、そうなると値段が高くなるのだろう。

 どこかに安くてうまくて安全なものはないだろうか。

 次は“本家”新潮の「食べてはいけない『超加工食品』実名リスト」第2弾。

 ここではAGE牧田クリニックの牧田善二院長のこの言葉を引用しておこう。

「アクリルアミドは、WTOや厚労省が発がん性を認めています。高温で加熱した食品に大量に含まれ、揚げた炭水化物、特にポテトチップスなどのスナック菓子やフライドポテト、ビスケット、ドーナッツなどにたくさん入っています。油で調理して時間が経過した食品には、過酸化脂質という発がん物質もあって動脈硬化の原因にもなる。こうした点から、ポテトチップスは最悪の食品と言えます」

 どうしよう。ポテトチップスって好きなんだが。

 新潮と現代にお願いだが、今度は「これは食べても安心食品200」というのをやってくれないか。

 少し高くても、安心が買えるのなら、我慢できると思うから。

 文春が、写真家・広河隆一(私は、彼がフォト“ジャーナリスト”だとはもはや思わない)のさらなるレイプ行為を告発している。

 2000年代後半の秋、ジャーナリストに憧れていた当時20代の女性が広河の講演「女性差別」を聞きに行き、終了後に広河から声をかけられたという。

 広河に誘われ、彼の事務所でアルバイトをするようになった。通い出してすぐに居酒屋に誘われ、帰り際に「俺の女にならないか」といわれたそうだ。

 その後、広河から海外取材に同行してほしいと告げられる。性的なことへの心配はあったが、現地妻がいる、向こうでドイツ人ジャーナリストと合流するなどといわれ、承諾する。

 だが、現地のホテルへ着くと、部屋は一つしかとっていなかった。その時、広河のいい方が実に汚い。

「取材先の男性スタッフたちが、君を貸してほしいといっている」。彼らとセックスするか、僕と一つになるかと迫ったというのである。

 知らない国で誰にも助けを求められない彼女を、帰国の途に就くまでの2週間、バイアグラを常用して広河は毎夜、レイプしたそうである。

 帰って来てからも、広河はセックスを求め、こういい放ったという。

「女性は嫌がると妊娠しやすくなるから気をつけろ。戦地に妊婦が多いのはレイプが行われているからだ」

 9か月後、彼女が事務所を辞めて、広河の性的虐待から逃れるが、しばらくは人を信じることができず、うつのように無気力な状態が続いたそうだ。

 今は、その後に結婚した優しい夫と子どもに救われているという。

 彼女は、広河を告発した文春の記事を読んで、被害を受けた女性たちの話に涙が止まらず、思い切って文春編集部に電話したそうだ。

 性的虐待もパワハラも、やった人間は忘れていても、被害を受けたほうは忘れることはできない。それにしても、ここまで非道なことをやっていたのか。もはやジャーナリストを名乗る資格はない、人間失格であろう。

 ところで岡留安則元『噂の真相』編集長が肺がんのため亡くなった。享年71。

2004年に『噂真』を休刊して以来、沖縄に居を構えていたが、16年に脳梗塞を発症し、その後、肺がんが発見され、那覇市内の病院で息を引き取ったそうだ。

「マスコミが書けない皇室や警察、検察、政治家のスキャンダル、大物作家のゴシップなどを暴露してきた雑誌だ」(LITERA2月2日より)

 朝日新聞も報じ、佐高信たちが追悼文を書き、岡留の死を悼んでいる。

 業界ゴシップ誌だった『噂真』の名を一躍有名にしたのは、1999年に『噂真』5月号が放った「則定衛高検検事長が愛人ホステスを公費出張に同伴し偽名で宿泊、愛人と別れる際には慰謝料をパチンコ業者に肩代わりさせた」というスキャンダルを報じたことからだろう。

 朝日新聞が、『噂真』発売前に一面を使って、『噂真』によればと報じ、業界誌から天下の『噂真』へと格上げされた。

 彼は「東京アドエージ」出身で、そこを退社して『マスコミ評論』を創刊する。だが、うまくいかず、一人で『噂真』を立ち上げる。

 当初の頃の『噂真』は、ひと言でいえば、どうしようもない三文雑誌だった。

 出版業界の噂話を、取材もしないで載せて省みなかった。私も、現場にいるころよく書かれた。

 私は買って読んだことはないが、他人にいわれて読んでみると、的外れな伝聞記事で、よくこんなものを載せるものだと、変に感心したことがあった。

 私が主宰していた『マスコミ情報研究会』というのもよく取り上げられていた。政治家と癒着している、不透明なカネが流れているのではないかという推測記事だったが、困ったのは、そのどうしようもない記事を信用して、私を詰問してくる講談社の上の人間がいたことだった。

 どんな根も葉もないことでも、活字になると、それを事実ではないと証明することはなかなか難しい。

 その経験から、活字にする以上は、その内容に責任をもつべきだという、至極当然なことを『噂真』から学んだ。

 現代編集長時代、ゴールデン街のバーで偶然、岡留と会った。彼から、たまには飲みましょうよと声をかけられたが、「お前さんの雑誌や編集のやり方は嫌いだ。オレが編集長でいる間は付き合わない」と答えた。

 だが、創刊何周年だか忘れたが、オレに『噂真』について書いてくれと頼んできたことがあった。

「『噂真』はろくでもない雑誌で嫌いだ」と書いても載せるかというと、「かまわない、そのまま載せる」というので送ったら、そのまま掲載されていた。

 岡留と付き合いが始まったのは、編集長を降りてからである。

 年末になると、花田紀凱さんと岡留と3人で、今年を振り返ってという趣旨の座談会に何度か出たことがある。

 素顔の彼は、シャイで人たらしの好人物であった。

 私は、『噂真』が反権力だとか、真っ当なジャーナリズムを志向していたとは思わない。この雑誌の強みは「破れかぶれ」なところだった。世の中に開き直っていたといってもいいだろう。

 そうでなければ、真偽のほども分からない危ない情報を、誌面の左右の端に「一行情報」として載せるなど狂気の沙汰である。

 私は何度か、これは止めた方がいいといったことがある。間違いなく訴えられたら負けるものばかりだった。

 雑誌が絶頂期に休刊を決定したのも、個人情報保護法などが成立すれば、告訴の山になるから、それを恐れてのことだったはずである。

 沖縄でゴルフ三昧だと聞いたので、CSの彼の冠番組へ呼ばれたとき、遊びに行くからゴルフをやろうといった。

 いつでも来てください。日に焼けた顔をニヤリとさせた。

 結局、行く機会がないうちに、脳梗塞で倒れたと人伝に聞いた。

 亡くなったから、奴は凄いジャーナリストだったと持ち上げる気は、私にはない。

 だが幸せな人生だったのではないかとは思う。ゴールデン街も若者の町に変貌し、そこを愛した作家やジャーナリストたちも消えていった。寂しくなる。

 さて、今週の1位は小室圭が公開した文書を巡る文春と新潮の記事。これでもう眞子との結婚はない、いや、これは圭の決意表明だとやたら喧しい。

 新潮は、この文書に対して、秋篠宮紀子さんは、「今さら何でしょうか。遅すぎます」「内容も、よく意味がわかりません」と憮然としていたと報じている。

 さらにこの文書は、小室母子による秋篠宮家分断工作ではないか、眞子さまのお気持ちを掴んでいる限りは何とかなるという小室の胸中が見てとれると、手厳しい。

 文春はどうか。ここでは小室の代理人を務めている上芝直史弁護士が、かなり長くインタビューに答えている。

 この文書は、元婚約者にむけたものでも、反論でもないのに、メディアによって「完全に誤読」されているという。

 昨年11月に秋篠宮のいった「相応の対応」へのすべてではないが、その一環だそうだ。

 したがって、今後、元婚約者との間で互いに納得ができれば、結婚へ向けてハードルが下がると認識していると話す。

 眞子さんはこの件を知っているのかという問いには、

「眞子さんは、圭さんが発表した文書の存在と内容、そしてこうした形(マスコミを通じて)で、皆さんにお届けするというのを知っていらっしゃった」

 結婚の意志については、

「小室さんは少なくとも『結婚する』という意思は変わっていないし、眞子さんから『それは違う』ということも聞いていない」

 文書の内容、文面については、眞子さんと同意があったということ。これを秋篠宮と紀子さんに伝えていたかどうかは、断定できないが、私は何らかの形で伝えていたと見る。

 いくつかの週刊誌報道では、元婚約者には「解決金」というような名目で、圭さんの大学の入学金や留学費用など約300万円程度を支払うのではないかといわれる。

これに対して元婚約者は、金銭トラブルの発端を作った週刊女性でこう話している。

「本音は全額を返金してほしいですが、最悪、生活費は諦めてもいいと思っています。ただ、ICUの入学金と授業料、アメリカ留学費用、アナウンススクールにかかった費用は、小室家が生活をしていくのに関係のないお金なので、必ず返してほしいです。

 お金を返してもらえるなら例えば“和解金”という名目などでも納得して、この件は打ち止めでかまいません。

 少なくとも、相手側は1歩踏み出してきたし、私も弁護士と相談しながら今後、協議を進めていくつもりです」

 いろいろいわれるが、まずは解決へ一歩踏み出したことは間違いない。

【巻末付録】

 今週は現代、ポストともに合併号だから、気合だけは入っているようだ。

 最初は現代から。

「女優という人生/酒井和歌子とその時代-時を経ても変わらず楚々として」。酒井ね、よかったな~。「妄想カラー『私はネコになりたい』-ネコに生まれてよかったニャア!」

「NHK朝ドラ女優・小芝風花、すっかり大人になりました」。連ドラの「あさが来た」に出ていたんだそうだ。

 袋とじは毎度おなじみになったananを真似た「60歳からの『愛とSEX』-ゆるーく愛して、長ーく愛して」。いいね、こんな子が横にいるだけで幸せだろうな。

 次はポスト。

「河合奈保子、モルディブのマーメイド-写真集電子書籍化第6弾」。電子書籍は税込1620円で108ページだそうだ。お買い得かな。

「私は見た!グラビアアイドルスター誕生の瞬間」。写真家たちが撮った小池栄子、橋本マナミ、井上和香たちのデビューの頃。「ポスト平成の新星たち-次の時代を担うスター候補は彼女だ! 石神澪、関根優那、緒方咲、安位薫」もついてるよ。

袋とじは「奇跡の42歳・岩本和子、いけない日常-週刊ポストデジタル写真集発売記念」

「2大巨匠が愛したロマンポルノの女たち」。神代辰巳監督と田中登監督の作品紹介。

 袋とじ「ヘアヌードゆき祭り-白肌が美しい11人のゆきさんが全員全裸で大集合!」。雪のように肌の白い女たちが勢ぞろい。

「なをん/吉沢明歩、お別れする前に。」「大島優香さん、40歳。平成最後の美熟女-熟れ熟れ写真集独占公開」「森咲智美、『過激水着』を自作するオンナ-刺激的すぎて閲覧注意!」

 今週はポストのほうが量、質共に優っていると思う。この精力を記事のほうにも使ってほしいものだ。

(文=元木昌彦)