“ヘアヌードの父”元名物編集長が語る「コンビニエロ本撤去問題」

今週の注目記事・第1位
「『貴乃花』停戦条件は『モンゴル互助会』殲滅」(「週刊新潮」12/7号)
「貴乃花が激怒した白鵬の『暗黒面』」(「週刊文春」12/7号)
「大相撲が白鵬に独裁支配される日」(「週刊ポスト」12/15号)

同・第2位
「これが日本経済『未来の年表』-<インタビュー>ジム・ロジャーズ」(「週刊現代」12/16号)

同・第3位
「宮司家嫡男と高円宮家『典子さま』夫婦破綻で進む<遠大なる>離婚計画」(「週刊新潮」12/7号)

同・第4位
「朝鮮労働党幹部が再び口を開いた『金正恩は我慢の限界。もう戦争しかない』」(「週刊現代」12/16号)

同・第5位
「宮根誠司<隠し子>の母<激白>『もう我慢の限界です』」(「週刊文春」12/7号)

同・第6位
「籠池長男が語る『接見禁止のまま勾留4カ月。いくらなんでも酷すぎる』」(「週刊現代」12/16号)

同・第7位
「<幸福老人と不幸老人>その境界線がわかった!」(「週刊ポスト」12/15号)

同・第8位
「新天皇即位と元号変更『2019年5月1日の0時00分』に起きること」(「週刊ポスト」12/15号)

同・第9位
「フジテレビ永島優美アナ『Mr.サンデー』ディレクターとお泊まり愛」(「フライデー」12/15号)

同・第10位
「原子力ムラの皆さん、正気なの?『喉元過ぎれば再稼働』」(「週刊現代」12/16号)

同・第11位
「美女マラソン選手が新婚コーチを略奪自主トレ撮」(「週刊ポスト」12/15号)

同・第12位
「来年4月介護保険『改悪』で起きる大問題」(「週刊ポスト」12/15号)

同・第13位
「武田鉄矢、ジジイからエロ雑誌を奪わないで下さい」(「週刊ポスト」12/15号)

同・第14位
「『るろう剣心』作者の児童ポルノ摘発で見えたアウトの線引き」(「週刊新潮」12/7号)

同・第15位「告白/がん治療断念、コマツ元会長<生前葬>を決意した理由」(「週刊文春」12/7号)

同・第16位
「角界以上に深刻!競馬界日本人ジョッキー冬の時代」(「週刊ポスト」12/15号)

【巻末付録】現代とポストのSEXYグラビアの勝者はどっちだ!

 まず競馬の話題から。昨日(12月3日)の難解だった「チャンピオンズカップ」を制したのは、ムーア騎乗の8番人気・ゴールドドリームだった。

 ルメール、デムーロに、短期免許で来日した世界ナンバー1のムーアなどの活躍で、日本人騎手との「騎乗力」の差が歴然としてきた。

 ポストによれば、ジャパンカップ前のG1の20レース中10レースをルメールとデムーロが勝っている。

 日本人騎手は武豊がキタサンブラックで勝った3勝だけ。とくにG1では、日本人騎手から外国人騎手への乗り替わりが目立つ。

 それもルメールとデムーロの連対率が40%を超えているから致し方がない。競馬で儲けたかったら、この2人を買っておけば間違いない。

 これでは若手を育てられないという嘆きはわかるが、馬主からしたら、勝ちたいという思いが強いから、これからも外国人騎手への乗り替わりは避けられないだろう。

 建設機器大手の「コマツ」安崎暁(80)元会長が、日経に告知広告を出し、胆のうがんを患ったが、放射線や抗がん剤による治療をせず、元気なうちに「生前葬」をやると案内したことが話題である。

 10月上旬にがんが見つかり、他にも転移していて手術のしようがないといわれ、「クオリティ・オブ・ライフ」を優先することにしたそうだ。

「コマツ」をV字回復させた下地を作ったが、引き際も潔く、相談役退任後は社から距離を置き、「日中の民間交流と、故郷・徳島県のベンチャー企業支援に力を注いでいました」(経済部記者=文春)。

 第二の人生は、囲碁を習い、ゴルフは年間で年齢以上の回数をプレーする「エイジ・ラウンド」を目指したそうだ。うらやましい!

 回想録を出版した後は「次は推理小説を書くのが夢」だといっているという。潔さもさることながら、人生の達人として感心する。

『るろう剣心』という漫画がある。累計6,000万部を超すヒット作だという。私は映画でしか見ていないが、まあ、漫画である。

 その作者・和月伸宏が、女児のポルノDVDを所持していたとして、児童ポルノ禁止法違反で書類送検された。

 新潮によると、警察が事務所や自宅を捜索したところ、10代前半とみられる裸の女児の映像が記録されたDVDが見つかったという。

 このところこういうケースが多いが、常習だと起訴され、懲役1年か100万円以下の罰金になるそうだ。

 だが、所持していなければいいらしく、ネットでダウンロードしなければ、何度見ても罪に問われないそうである。おかしな法律ではないか。

 ところで、気になっていることがある。イオンが成人向け雑誌の販売を中止する方針だという。

 書店を含め、雑誌を扱うグループの全国7,000店で、来年1月から販売をやめるそうだし、傘下のコンビニ「ミニストップ」は、12月から千葉市内で先行して取り組むという。

 女性や子どもが安心して店舗を訪れるよう配慮するためだというのだが、成人誌というあいまいないい方が、とても心配である。

 今でもエロが中心の雑誌は別の棚に置かれ、目立たないようにしている。女性や子供に配慮というなら、先週の現代のように表紙にデカデカと「紀州のドン・ファン4,000個の女性器を語る」は引っかかるのではないか。

 フライデーはどうなのか。いまや週刊誌はコンビニの売り上げが頼りである。そこから排除されたら、即休刊という雑誌は多い。

 私の経験を話そう。ヘアヌード全盛時、この言葉を創ったとして朝日新聞を始め、多くのメディアに叩かれた。

 その理由は、女性や子どもが手に取れる雑誌にこんなものを載せるのは許せないというものだった。

 そのころ裁判沙汰になっていた新興宗教団体が、現代に広告を出している企業に「広告を出すのを止めろ」と押しかけたりしていた。メディアも航空業界に「機内誌から外せ」といい出し、ついに、JALやANAなどすべての航空会社は機内誌から現代とポストを外してしまった。

 被害は8,000部だった。今なら休刊に追い込まれるかもしれない。現代、ポスト、フライデーが成人誌に指定されないとも限らない。そのせいか、このところポストは、死ぬまでSEXを表紙で大きく謳っていない。

 言論規制は必ずエロから入る。書店、キオスクが減り続ける中で、コンビニからも外されたら、雑誌が存続するのは難しい。雑誌協会と書籍出版協会は、もっと危機感を持って、コンビニ業界に「成人誌」の線引きについて問いただすべきである。

 ポストで、俳優の武田鉄矢が、「女性をはじめ、不快感を抱く方がいるのはわかりますが、(成人誌などを)排除することで世の中が清潔になる、という考え方はあまり好きではないなぁ、と思うのです」と語っている。

 12位もポストの記事。政府は膨張する介護保険を圧縮するため、来年8月からは年収360万円以上の利用者については、3割負担とする。

 その上、利用者の要介護度を引き下げると別途ボーナスを出すようになるため、自治体や事業所が、ボーナス欲しさに、実態の伴わない軽い介護度にしてしまう心配がある。

 90歳と70歳の2人がいれば、回復度の高い70歳のほうを事業者が優先するということも起きる可能性があるはずだ。

 私の先輩に、長年愛人を持っている人がいる。もう80歳近いから、愛人というより妻が2人いるというのに近いが、その彼女が最近、認知症の気が出て困っている。

 まだ入院させるほどではないが、だんだん進行してくるとすれば、そうしたことも考えなくてはいけない。

 だが、今の介護制度では、特養に入るのは要介護3にならなければダメである。かなり高いハードルで、そこに入れなければ、自宅で介護となるが、2つの家庭を持っているから、どうしたらいいのかと悩んでいるに違いない。

 私は幸か不幸か、そうした心配はいらないが、これからは、そうした問題を抱える人も多く出てくるのではないか。

 東京五輪を狙う美人マラソン選手が、結婚しているコーチを略奪して自主トレをしていると、これもポストが報じている。

 女性の名は岩出玲亜(22)。19歳でマラソンデビューすると、10代の日本記録を更新し、「さいたま国際マラソン」では日本人最高の5位に入り、東京五輪の最有力候補と目されているという。

 マラソンに集中したいと実業団のノーリツを退社し、スポーツメーカー「アンダーアーマー」の日本正規代理店のドームに入社した。

 その彼女と行動を共にしたのがノーリツのコーチだったA(35)だそうだ。

 2人は神奈川県内でともに暮らしているが、Aには昨年9月に結婚した妻がいる。

 岩出は、2人の結婚式でAKB48のコスプレで「会いたかった」を踊り祝ってくれたという。

 岩出はAと一緒に暮らしているのかと問うポストに、「暮らしていないしッ!」といい、Aは、知人の家で暮らしていて、早朝来ているというのだ。

 すでに妻とは別居しているようだが、新婚生活が始まったばかりで、別れてくれといわれた彼女の心中、察するに余りある。

 このところすっかり忘れられたような原発問題だが、現代が久しぶりにこの問題を取り上げている。

 11月24日、日本原子力発電が、東海第二原発の運転延長を原子力規制委員会に申請した。

 だが第二原発は40年間の運転期限が迫っているのだ。それなのに、20年延長させようというのである。

 現代によると、申請を行う1週間前に「驚くべき事実が明るみになった」という。

「原発廃炉のための『解体引当金』(原電の場合、4基で合計1800億円)を流用し、なんと敦賀3・4号機の原発建設費用に充てていたというのだ。その結果、緊急時に使える手元の現預金は3月末で187億円しか残っていなかった」(現代)

 東海第二原発を動かさないと宣言したら、基本料収入も債務保証もなくなる。再稼働しない限り、会社が破たんしてしまう状況にあるから、廃炉にはできないのだ。

 福島第一原発事故を経験して、いったん「事故が起これば人権も生存権も侵害する」(同志社大学浜矩子教授)のに、それを忘れ去ったかのような東電などの電力会社は、「人の道に外れてないか」(現代)。こういう連中を「人非人」というのである。

 お次はフライデー。フジテレビ『めざましテレビ』でMCを務める永島優美アナ(26)の熱愛物語。

「’14年にフジに入社し、いまや同局のエースとも言える永島アナは、都内にある彼女の自宅マンションで、毎週のように先輩局員と「お泊り愛」を育んでいたのである――。
 11月14日午前11時、自宅最寄り駅近くのスーパーに永島アナはいた。夕飯の食材を手早く買い込んだ後、自宅マンションへと帰っていく。それから約3時間半後の午後2時半。今度は、錦織圭をキリッとさせた感じのイケメンが、彼女のマンションへと入っていった。
 ユミパンのお相手は、一つ年上、5年目の先輩局員・A君です。現在は『Mr.サンデー』でVTR制作をしていますが、入社から4年間は『めざまし』のディレクターを務めていた。’16年4月『めざまし』の司会になったユミパンに、先輩として仕事を教えたことで、交際に発展したようです」(フジテレビ関係者)

 翌週月曜日の夕方、またしてもA氏は永島アナのマンションへ。さらに、永島アナの26歳の誕生日である11月23日にも、2人は逢瀬を重ねた。

 永島アナは、父である元サッカー日本代表の永島昭浩氏(53)には「カレ氏ができても言わない」と発言していたこともあるが、A氏のこともまだ報告していないのだろうか。永島アナを直撃した。

――Aさんとのご関係について伺えますでしょうか。

「プライベートなことは話せないんです。すみません、こんな朝早くから……」

――交際宣言をする予定は?

「そんなそんな、恐れ多いです」」(YAHOO!JAPANニュース12月1日配信より)

 女子アナは花形だが、外の人間と付き合う時間があまりない。そこで社内恋愛が自然と多くなるのだ。私も、出版社ではなくテレビ局へ入っていれば、そう思うが手遅れだな。

 政府は1日の皇室会議を踏まえ、天皇陛下の退位日を2019年4月30日とすることを決めた。

 皇太子が5月1日に新天皇へ即位し、改元する。

 ここまで来るのには宮内庁と安倍官邸との間で、熾烈なバトルがあったと、有識者会議で座長代理を務めた御厨貴東大名誉教授が語っている。

 宮内庁の意を受けたNHKが、4月1日だとスクープすれば、官邸は5月1日にと、ひっくり返した。

 5月1日は「メーデー」の日である。皮肉な話だ。

 こうした宮内庁・天皇皇后陛下 VS. 安倍官邸の水面下の丁々発止は、ぜひ読んでみたいと思うのだが、週刊誌はまだ扱っていない。

 ポストがやっているが、そのへんのところの生臭い話は扱っていない。10連休になるとかはどうでもいい話である。

 次の文春、新潮に期待したい。

 ポストの幸福老人と不幸老人。読みどころは、当然の話だが、おカネで幸福は買えないということである。

 貧しい人間にとっておカネが必要なことは間違いないが、物質的な満足感は一定の生活水準に達してしまえば、それ以上は上がらない。

 もっと稼ごうと無理して働いて健康を損なうこともあるし、家庭を顧みなくなるなど、他が犠牲になれば幸福度は下がってしまうという。

 筒井義郎大阪大学名誉教授は「その境界線は1,500万円」だという。

 今の私には夢のような金額だが、たしかに1,500万円というのはわかる気がする。

 それ以上あっても、生活が膨らむだけで、今度はそうして膨らんだ生活を続けなくてはならなくなる。

 何事もほどほどがいいのだが、それにつけてもカネの欲しさよ。

 森友・加計学園問題、特に森友学園では、近畿財務局が森友・籠池理事長(当時)側とやり取りした音声データがスクープされ、新たな局面を迎えている。

「ゼロに近い金額まで努力する」「(地中のごみは)知らなかった事実なので(補償を)きっちりやる必要があるというストーリーをイメージしている」など、「近畿財務局が大幅値下げのために価格交渉や口裏合わせではないのか」(朝日新聞12月1日付より)。この内容を補強するメモも示され、これまでの財務局側の答弁が「ウソ」だったことが明らかになった。

 安倍首相の妻の昭恵が籠池の後ろにいることで、財務局側が「忖度」して、到底信じられない価格で国有地を売却したことは、100%立証されたといってもいいのではないか。

 だが、麻生財務相は、再調査をすることを拒み、安倍首相は、適切に処理したと報告を受けたから、そう答弁したまでだと「丁寧なごまかし答弁」で逃げるだけだ。

 週刊誌は、日馬富士騒動に大幅に紙面を割き、モリカケ問題など忘れたかのようである。東京新聞の望月衣塑子記者は、私へのメールの中で「森友がなかったことのように扱われ、軍産複合体国家が当然のこととなっていく現状に不安を感じております」と書いてきた。

 漠たる不安ではない。弱者いじめの税制改革、憲法改悪、穏健派のティラーソン国務長官を辞任させると伝えられるトランプ大統領に盲従して、北朝鮮危機を煽り、戦争へ突き進もうとしているかのような安倍首相の姿勢に、はっきりとした不安を国民は感じているのだ。

 籠池夫妻は、罪を認めていないため、接見禁止のまま拘留は4カ月以上になる。

 籠池の長男は「はっきり言って囚人扱いですよ」(現代)と憤る。もはや証拠隠滅の危険もない2人をなぜ保釈しないのか。

 拘置所には冷暖房がないという。これから寒くなる中、長男は2人の体を心配する。

 早く、2人を保釈せよと、大声を上げなくてはいけない。東京地検ともあろうものが、安倍首相を「忖度」しているのではあるまいな。

 さて、宮根誠司(54)というアナウンサーがいる。どう見ても私には「茶の間の顔」とは思えないのだが、それなりに人気があるという。不思議だ。

 その宮根の「隠し子の母」というのが文春で激白している。彼女のことは6年前に女性セブンで取り上げられ、この欄でも紹介している。

 その時、宮根は「妻とは別の女性との間に隠し子がいる」ことを認めたが、宮根に都合のいい内容になっていたので、隠し子の母であるA子(30代)は、反論しようと思ったが、マスコミに出る勇気がなく、我慢するしかなかったという。

 A子の話によると、出会ったのは彼女が大阪・北新地のクラブで働いていた04年の6月だったそうだ。

 宮根は当時、大阪の朝日放送を辞めてフリーになったばかり。食事に誘われ、交際が始まった。

 付き合って2年ぐらいたったころ、宮根から「君より先に付き合っている人がいる」と打ち明けられた。ショックを受けたA子は、「その人と結婚する気があるなら、私はすぐ別れる」と数えきれないぐらいいったという。

 その上、その彼女と結婚したことを宮根は黙って、彼女と付き合っていたそうだ。

 07年6月、妊娠したことを伝えると、「え?」という困惑した返事が返ってきた。

 4日後に、「実は結婚している」と打ち明けたそうだ。宮根は謝罪し、妊娠半年後に、A子の両親のいる四国の実家にも行き、土下座して謝った。

 生まれた子どもを認知もした。だが、妻にはそのことを隠し続けたそうだ。

 08年、宮根は結婚していることをブログで公表し、『ミヤネ屋』の放送中に共演者から祝福を受けているテレビを見て、A子は思わず、生後10カ月の子どもを乗せて、宮根の母親に「自分のことを知ってもらおう」と、宮根の実家にクルマを走らせたという。

 母親は驚きながらも「孫の顔が見られてうれしい」と喜んでくれた。養育費も月々もらい、娘と宮根とディズニーランドへも1度だけ行ったそうだ。

 娘にも「誠司のおかげで今の生活がある」と口を酸っぱくしていっていたし、娘もたまに来る宮根を好きになっていたそうだ。

 だが、あることを両親から聞かされ、それが今回の告白をする動機になったという。

 娘が1歳になった頃、宮根と妻が、彼女には黙って、両親のところを訪ねてきたそうだ。

 近くのホテルに父親を呼びつけ、妻が「こんなことになって、どうしてくれるんだ」と詰問口調で責め立てた。

 そのことを父親は彼女を気遣って話さず、9年近くたって知らされた。

「なぜ、彼と奥さんは、私ではなく父を責め立てたのでしょうか。なぜ、私に黙って家族を訪ねたのでしょうか」(A子)

 宮根が謝罪に来た時、父親は怒るどころか、逆に「頑張らなあかん」と励ましたそうだ。

「彼と奥さんが取った行動は、そんな父の優しさを踏みにじる行為です」(同)

 10月23日に、宮根に会って「奥さんに私と私の父に謝ってほしい」と伝えたが、細かいことは覚えていないと話をそらした。すべてを公表するというと、公表してもいい、仕事がなくなって、社会的に叩かれるかもしれないが、甘んじて受け入れると答えたという。

 別れ際に、「僕と戦うんですか?」といったそうだ。

 彼女は、宮根の愛人、隠し子というイメージを拭い去りたいという。

 これだけ赤裸々に元愛人に告白されたら、テレビで「正義の味方」のフリはもはやできないだろう。不倫好きのワイドショーは、この話題を取り上げたのだろうか。

 次は現代お得意の北朝鮮労働幹部のインタビューである。

 11月29日に日本海に向けてICBMを発射したことで、トランプ米大統領は、怒り心頭だという。

 だが、この記事を読む限り、北朝鮮への圧力は相当な効果を出しているようだ。

 幹部の口から、現在、90年代に200万人が餓死したといわれる「苦難の行軍」の再来だといわれ、平壌でも、落ちたトウモロコシを拾って食べている子どもを見かけるという。

 だが「『貧しいから(北朝鮮が)白旗を掲げる』という考えは、完全に誤っている。むしろ貧しくなればなるほど、われわれは戦争の道を選択するだろう」といっている。

 そうだろう。主体思想で洗脳させられた多くの北朝鮮の国民には、誤ったアメリカ帝国主義を倒すことこそ、理想の国家をつくると信じているのだから。

 件の幹部は、北朝鮮問題を解決するには、「トランプ自身が平壌に来るのが、一番の早道だろう」という。

 北朝鮮政策では穏健派のティラーソン国務長官を辞めさせ、強硬派を据えたところで、トランプは何もできないだろう。

 平壌でなくとも、第三国で米朝首脳会談をやるのが最善の道であること、間違いない。

 ところで、高円宮憲仁親王と久子妃殿下の間に生まれた次女の典子さん(29)が、出雲大社のトップ、宮司・千家尊祐氏の嫡男、千家国麿氏(44)と結婚したのは、14年10月5日だった。

 出雲大社の参道を歩く2人の姿は、さながら絵巻物から飛び出してきたかのような印象を与え、私などもため息をついたものであった。

 さぞ幸福な日々を送っているだろうと思っていたが、新潮によると、このところ「典子さんの姿が出雲から消えた」「別居説も出る頻繁過ぎる里帰り」など、不仲説も飛び出しているというのである。

 千家家の事情に詳しい関係者によると、

「確かに、我々はみな2人の関係が芳しくないという認識をしています。典子さんは都会で、東京のど真ん中でずっと暮らしてきて、突然あんな田舎に連れてこられても土台無理。出雲の寒さに音をあげられたというのも大きい。若い頃にちょっと会っただけでロクにデートもせず、“大丈夫?”って声はしきりにありましたけどね。基本的に別居しており、もうその期間は長くなっています」

 しかし、寒さが嫌だというくらいで別居に至るものではないだろう。

 新潮が取材してみると、国麿氏が体調を崩しがちで、それが長引いているというのだ。

 昨年10月に建てた新居には、「人の匂い、住んでいる形跡は全くない」(新潮)そうだ。

 先の関係者がこうもいう。

「宮司(國麿氏の父=筆者注)は“息子夫婦の仲が良くないこと、基本的に別居状態にあること、将来の離婚を覚悟していること”を漏らしています」

 だが、尊いお方の離婚は、2人が合意すればいいというものではないらしい。典子さんの母親、久子妃は東京五輪の立役者で、その前には天皇退位や新元号がスタートする。

 それに水を差すようなことはできないから、離婚するとしても、その後ということになるらしい。

 下々と違って、くっついたり離れたりも、大変なようだ。

 現代のこの記事が面白い。世界3大投資家の一人ジム・ロジャーズが、日本経済の先行きを「極めて悲観的に見ている」というインタビュー記事だ。

 彼はアメリカの投資情報ラジオ番組の中で、もし私がいま10歳の日本人だったら、

「そう、私は自分自身にAK-47を購入するか、もしくは、この国を去ることを選ぶだろう。
 なぜなら、いま10歳の日本人である彼、彼女たちは、これから大惨事に見舞われるだろうからだ」

 インタビューの中で、今の日本株が上昇しているのは黒田日銀総裁がじゃぶじゃぶ紙幣を刷ったうえ、日本株や日本国債をたくさん買っているからで、今の株高は「日本政府が人工的に株を上げているに過ぎない」(ジム)。

 しかし、10歳の子どもが40歳になるころには、「日本は大変なトラブルを抱えていることでしょう」(同)。

「20年後に振り返った時には、安倍晋三首相は日本経済を破壊させた張本人として歴史に名を残しているでしょうね」(同)

 だが解決方法はいたって簡単だという。「まず財政支出を大幅に削減し、さらに減税をする。この2つを断行するだけで、状況は劇的に改善します」(同)。

 そして、日本人にとって一番の解決方法は「将来にツケを回すような政府を退陣させることなのでしょう。日本国民がイニシアティブを取り戻して、国の借金を減らし、人口を増やす構造改革に着手する。そうするだけで、状況はいまよりずっと改善すると思います。日本人は早く動き出すべきです。日本の破産はもうすでに始まっているのです」(同)。

 外国人に、いわれなくてはわからない、日本人という民族の頭の悪さを、つくづく感じさせる好インタビューである。

 今週の1位は、やはり日馬富士の暴行騒動。

「礼節」とは、コトバンクによると「社会生活の秩序を保つために必要とされる行動・作法」とある。

 衣食足りて礼節を知る。懐かしい言葉である。死語になっていたと思っていたが、横綱・日馬富士の引退会見で、記者から「なぜ貴ノ岩に暴行したのか」と問われ、「礼儀と礼節がなっていないのを正してあげるのは先輩の義務と思っていた。横綱としてやってはいけないことをしてしまった」といったのだ。

 さすが、法政大学大学院にこの春まで通っていただけのことはある。貴乃花部屋はガチンコ相撲を旗印に、モンゴル勢とはつるむなと厳しく教育しているというが、先輩に対する礼儀や礼節を教えていないではないか。言外に、貴乃花への激しい批判が込められている。

 暴行をした事実は認めたが、その後、貴ノ岩が謝罪に来て、それで終わったと思っていた。まさか、引退にまで追い込まれるとは考えていなかったようだ。

 最後まで貴ノ岩への謝罪の言葉を口にしなかったのは、横綱として目下の者を教育するのは当然の義務だという信念からだろうか。

 日馬富士の引退会見は、土俵際に追い詰められた日馬富士が、貴乃花を起死回生のうっちゃりで屠ったとでもいえようか。

 翌日のワイドショーでは、日馬富士の引退は惜しい、早すぎる、残念という声が続出した。

 貴乃花に近いスポニチだけが、貴乃花の言葉として、「『親睦というなら土俵の上で力いっぱい正々堂々と相撲を取ることが親睦ではないのか』と持論を展開。酒をあおるのではなく、神聖な土俵上で礼節を尽くし、戦うことこそが本当の力士同士の交流である考えを示した」と報じている。

 日馬富士が引退したことで、モンゴル勢はもちろんのこと、相撲ファンの多くからも批判に晒されている貴乃花は、これからどう動くのだろうか。

 今日(11月30日)発売の週刊文春、週刊新潮を見てみよう。両誌の締め切りは火曜日だから、水曜日の日馬富士の引退発表は想定外である。

 両誌の矛先は、優勝の表彰式で、「日馬富士関と貴ノ岩関を再び、この土俵に上げてあげたい」と発言し、観客に万歳三唱をさせた白鵬に向いている。文春は、日馬富士暴行のきっかけは「白鵬の目配せ」にあり、貴ノ岩を殴打しているのを黙認していた。

 その後、白鵬と日馬富士は「ホステスをナンパしていた」。貴ノ岩のケガは、「協会が発表した診断医の釈明により、貴ノ岩の怪我は重傷ではない印象に変えられましたが、実際は今も安静にしなければいけない状態のようです。(中略)現時点では、来場所に出場できるかどうかも分かりません」と、貴乃花部屋の後援者にしゃべらせている。

 池坊保子相撲協会評議員会議長が、テレビで貴乃花の批判をしまくっているのも気にいらないらしい。

 文春はさらに、暴行事件で引退した朝青龍や、やはりテレビで、貴ノ岩についてしゃべりまくっている旭鷲山にも矛先を向ける。

 朝青龍は現役中から「ASAグループ」を立ち上げ、銀行業から不動産、旅行代理店など幅広く手掛け、今やモンゴルの大実業家で、大統領特使の肩書を持ち、「安倍首相とはいつでも話せる」と吹聴しているという。

 旭鷲山が引退したのは、暴力団との金銭トラブルからで、彼もモンゴルに帰国後、「KYOKUSHUグループ」を立ち上げ、幅広く事業を手掛けて、「将来は大統領になる」と息巻いているという。

 彼らには「怪しい利権」があると見ているようだが、白鵬や日馬富士は、そうした利権から距離を置いているとしている。白鵬は親族のためにマンションを建て、日馬富士は自身が出資して「新モンゴル日馬富士学校」を建設中だが、刑事処分となれば今後の学校経営に影響を及ぼす可能性があり、「森友問題を彷彿とさせる」としているが、いくら何でも牽強付会ではないのか。

 新潮のほうは、貴乃花が目指しているのは「モンゴル互助会」の八百長殲滅だと報じている。

 八百長のことをモンゴル語で「ナイラ」というそうだが、貴ノ岩は、モンゴル人力士がよく出入りする店に一般人の友人と来ると、よく「俺はナイラはやらない」「俺は人に知られて恥ずかしいことは何もない」と大声でいっていたそうだ。

 それが白鵬たちの耳に入り、今回の「殴打事件」につながったというのだ。

 貴乃花が協会からの聴取をはぐらかしているのは、貴ノ岩が警察の聴取に対して「八百長」「ガチンコ」という言葉を口にすれば、「それは供述調書という公的な書類に残される。貴乃花親方が民事訴訟も辞さない構えを見せているのも同様の理由で、裁判の過程で貴ノ岩が八百長に言及すれば、それは裁判記録に残るし、傍聴した記者が記事にするかもしれない。(中略)それが公になれば協会の八角理事長も動かざるを得なくなる。貴乃花親方の狙いはそこにあるのです」(貴乃花親方に近い相撲協会関係者)。

 傍聴した記者が「記事にするかもしれない」とは、いかに相撲記者たちが協会や力士たちにすり寄り、なれ合っているが故の危惧であろう。

 もし、モンゴル力士から貴ノ岩に「八百長の依頼」があったのなら、早急に会見を開いて、そのことを告白し、世に問うべきであろう。警察の力など借りる必要などない。

 アサヒ芸能は、貴乃花は以前、八百長疑惑が向けられた勢力を一掃し、ガチンコ相撲を標榜する「第二相撲協会」を立ち上げようとしたことがあったと報じている。

 だが、後ろ盾である北の湖理事長の急逝で、角界で孤立するようになり、「もはや孤立無援状態で、来春の理事長選はおろか、理事すら落ちる可能性もあります。たとえ日馬富士を逮捕・引退に追い込んだとしても何もいいことはありませんよ」(スポーツ紙相撲担当記者)。

 現在の相撲界はモンゴル人力士を抜きには成り立たない。だが、仲間内で星のやりとりがあるという疑惑は拭えない。だが、相撲村では日本人力士の間でも、昔からそうしたことが行われてきたのも事実である。

 そうした積年の「膿」を出し切るというのなら、貴乃花も現役時代に見聞きした「八百長」のことまで洗いざらい「白状」する覚悟をもってやってもらいたい。

 ポストは、白鵬に大相撲が「独裁支配される」日が来ると嘆いているが、白鵬にも明らかに衰えが見え始めてきた。

 そこまで心配する必要はないのではないか。

【巻末付録】

 ABCの雑誌部数(2017年1月から6月まで)が発表された。軒並み部数減である。

 文春は約37万で、前期比87.17。現代は2番目だが、約26万部で、前期比は84.19。

 新潮は約25万部で96.21。ポストは約22万部で88.32。フライデーは約13万部で、89.82である。

 月刊誌だが文藝春秋は約25万部で89.96。文春はあれだけスクープを飛ばしながら部数大幅減である。

 何のためのスクープか? 新谷編集長はどう考えているのだろう。

 今週のSEXグラビアは、ポストの「西田幸樹 なおん。ジュリエッタ」が断然いい。舶来の女性でヘアは見えないが、綺麗でうっとりする身体だ。

 いい頃のプレイボーイを彷彿とさせる。今週はポストの勝ちだ。
(文=元木昌彦)

バーニング・周防氏による『レコ大』私物化“実名告発”の中身とは?「レコ大が死んでしまう」

今週の注目記事・第1位
「貴乃花の逆襲」(「週刊文春」11/30号)
「貴乃花『反撃の肉声』と『裏切りのX親方』」(「週刊ポスト」12/8号)
「暴行『日馬富士』謀略『貴乃花』7つの謎」(「週刊新潮」11/30号)

同・第2位
「前最高責任者が覚悟の実名告発『レコード大賞を私物化したあの男は許せない!』」(「週刊文春」11/30号)

同・第3位
「『安倍官邸』がフタしたい『美智子皇后の乱』」(「週刊新潮」11/30号)

同・第4位
「あぶない刑事」(「週刊新潮」11/30号)

同・第5位
「『5年連続100歳以上』が日本一多い『島根県』の秘密」(「週刊新潮」11/30号)

同・第6位「ビートたけしの『21世紀毒談』」(「週刊ポスト」12/8号)

同・第7位
「2018年、大きく変わる『税と社会保険』いまから準備しないと損をする」(「週刊現代」12/9号)

同・第8位
「『説教中にスマホいじり』許せますか?」(「週刊ポスト」12/8号)

同・第9位
「ZOZOTOWN前澤友作が密愛する17歳年下の美人女優」(「フライデー」12/8号)

同・第10位
「ゴッドマザー『安倍洋子』が悲嘆にくれた『岸信介』の嫡男の寂しき死」(「週刊新潮」11/30号)

同・第11位
「札幌タクシー蹴りまくり弁護士は本誌取材から逃げまくり」(「週刊文春」11/30号)

【巻末付録】現代とポストのSEXYグラビアの勝者はどっちだ!

 いや~まいった。現代に読みたい記事がない。巻頭の安倍政権がたくらむ大増税問題も、少し前にやったポストの記事のほうが余程インパクトがあったし、もう人工透析は要らなくなる腎臓再生は大きなテーマだが、実用化はまだ先のようだ。

 株の記事は、私には関係ない。熱々のご飯に納豆をかけるのは間違っている(熱で納豆キナーゼの働きが弱くなるそうだ)といわれてもな~。

 AbemaTVがテレビを支配する日が来るのかもしれないが、私が見たい番組はまだない。

 林真理子の日経の連載小説が「最高のエロス」で話題だといっても、彼女を思い浮かべてSEXシーンを読むのは……。

 どこか、読者の関心事とズレている気がするのだが。

 今週はどこもかしこも日馬富士暴行騒動で持ち切りだから、この話題に触れていない現代は、ちとおかしいのではないか。

 まずは11月6日に、札幌すすきのからタクシーに乗った杉山央(ひさし・37)弁護士が、酔って運転席の後ろのシートや防護板を蹴りながら暴言を吐き、挙句に「こんなカスに、金ないわ」と車体にスマホを投げつけ、990円の運賃を踏み倒したという文春の記事。

 一部始終はドライブレコーダーに記録されていて、北海道県警が杉山を暴行・器物損壊容疑で書類送検した。

 この杉山、父親は公認会計士で、自身は北海道大学法学部に進み、大学院在学中に司法試験に受かっている。

 約8年前から「赤れんが法律事務所」を立ち上げ、地元では知られた存在だという。

 だがビジネスには熱心だが、仕事を別の弁護士に丸投げするなど評判はよくないようだ。

 文春の取材にも答えることはなく、まあ、答えられないだろうが、逃げまくって、タクシー会社には謝罪も、示談交渉もまだないという。

 弁護士がエリートという時代は終わった。これからは人を見て依頼する時代である。こういう人間は淘汰されていくだろう。

 新潮のワイドの1本に、岸信介元総理の嫡男・岸信和(95)がひっそりと息を引き取ったという記事がある。

 彼は安倍首相のゴッドマザー安倍洋子(89)の実兄である。

 父親の秘書官を務めていたが、父親が政界を引退すると、西部石油に入り、後に会長になったという。

 信和夫妻は子宝に恵まれなかったため、安倍首相の父、晋太郎夫妻の三男、信夫を養子に迎えた。

 だが、信夫が政治家に転身するにあたって、信和夫妻と洋子との間で確執が生じ、信和の妻は離婚しているそうだ。

 最後は同じ老人ホームに入って過ごしていたという。2人の孫がいて、この2人が安倍首相と信夫の地盤を継げば、プリンスの血脈は続いていくと、新潮は結んでいる。

 今週のフライデーの張り込みネタは、時価総額1兆円といわれるファッション通販サイト「ZOZOTOWN」を運営している前澤友作(42)が17歳年下の美女と「お食事」「お泊り」をしているというお話。

 彼が夢中になっている美女の名は下京慶子(25)。『紳助社長のプロデュース大作戦!』(TBS系)なる番組で2010年に紳助が「日本一可愛い素人」と激賞した女優であるという。

 さて、日馬富士暴行騒動は混迷を深めているが、日馬富士が貴ノ岩に怒ったのは、白鵬が話をしている時に、貴ノ岩がスマホをいじっていたことに腹を立てたことからだといわれている。

 ポストは、貴方だったら、説教中に部下がスマホをいじっていたら、「許せますか?」という特集を組んでいる。

 こういうところに眼を付けるのがポストはうまい。私が上司で、部下に非を分からせようと説教している最中にスマホをいじっていたら、その瞬間にぶん殴っているだろう。

 だがこういう御時世だから、パワハラはいけませんなどという訳知り、ものわかりがいいことをいう人間が多いと思ったら、「島耕作」の著者の弘兼憲史のように、

「礼儀として考えられません。(中略)今は怒られ方を知らない人が多い。私は会社に入って怒鳴りつけられた時に、“相手の目をじっと見て、反省した形をみせること”がサラリーマンにとって重要だと学びました。
 今の時代でも、スマホに眼を落とさずに相手の目を見るのが当然の礼儀でしょう」

 こういう意見が多いようだ。中には「怒る時には笑いを心がける」という人もいるが、やはり怒るときはきっちり怒る、場合によっては殴ることが、相手のためになるのだ。躊躇することはない。

 現代の巻頭特集を“お情け”で取り上げよう。11月22日、インナーと呼ばれる自民党税制調査会の非公式幹部会メンバーが自民党本部に集まった。

 そこで宮沢洋一税制調査会長がこういった。

「今年も所得税の基礎控除、給与控除等を含めた所得税を議論してまいります」

 日本のサラリーマンは欧米に比べて控除が圧倒的に多いそうだ。そこにメスを入れ、もっと税金をぶん取れということである。

 中でも基礎控除を大幅に減らすというのは、実質的な大増税としてサラリーマンに重くのしかかることは、先にポストでやっているのでバックナンバーを読んでもらいたい。

 現代は、配偶者控除、介護保険制度の変更があるので、今から準備しておいたほうがいいといっている。

 私のような高齢者にとっては、高額療養費制度が変更になることで、これからの不安が増大してくる。

 年収が約370万円未満の場合、通院の自己負担が月額1万4,000円だったのが、1万8,000円になるという。

 私には関係ないが、年収1,160万円を超えていると、70歳以上でも月約26万円の自己負担、実に5倍にもなるそうだ。

 何度もいっているが、国は「長生きは罪」だと考えているに違いない。これまでは高齢者の票が当落のキャスティングボードを握っていると考えてきたが、どうやら若い層のほうが保守的で、自民党支持が多いそうだとわかって、若者優遇策(でもないが)、高齢者切り捨て路線にかじを切り始めたようだ。

 高齢者が社会から追い出される時代が、すぐそこまで来ているのだ。

 ビートたけしというタレント、テレビのコメントや彼の映画はつまらないが、ポストの連載で、時々いいことをいう。

 今週も、日馬富士の件に触れて、生前の大鵬親方に会った時、大鵬がこう語ったといっている。

「タケちゃん、俺でも新弟子の時のシゴキはヤバかった。辛くて死ぬかと思った」

 今回の日馬富士と貴ノ岩の「遺恨」を逆手にとって、日馬富士と貴ノ岩の取り組みを最高のエンターテインメントにしてしまえともいう。

 何場所先か、この2人の取り組みがあれば、満員御礼はもちろん、日本中がテレビを見ることになる。JRAにいって、どちらが勝つか馬券(ではないか)を売ったらどうか。

 たけしの舌鋒は、安倍首相が打ち出した「高等教育の無償化」にも向く。これは間違いなく「世紀の愚策」になる。

「もしどんな大学に行く学生でも学費を無償化するとしたら、税金で『バカ』を量産しているようなもん。社会に出ても使い物にならない、大甘なヤローばかりがドンドン出てくるに決まってんだからね。(中略)
 きっと高等教育無償化が実現したら、家に引きこもってゲームとネットの書き込みばかりしているようなのが今より増えちまうんじゃないのか」

 たけしのいうように、そのカネを保育園を作る方に回すことのほうが先だろう。

 ところで昨今の週刊誌のテーマは不倫か長生きである。健康雑誌顔負けの長寿のための方法を、手を変え品を変えて紹介している。

 その中で、新潮の「100歳以上が日本一多い島根県の秘密」を紹介しよう。

 敬老の日を前に、厚労省が発表した「百寿者」は6万7,824人。東京都が5,835人で一番多いが、これは人口が多いからで、島根県は673人(男性80人、女性593人)だが、百寿者率で換算すると、全国平均が53.43人のところ、島根は97.54人で堂々のトップだそうだ。

 ちなみに島根の人口に占める高齢化率は33.1%で、全国で第3位。

 なぜそんなに長生きできるのか? 理由は「島根県の場合は、不便だからこそ健康的に過ごせる」(島根大学医学部矢野彰三准教授)、「若い人が少なく、高齢者は自分で草むしりや雪かきをしなければならない。生きていくため主体的に動き続けられる環境が整っている」(加藤病院の加藤節司理事長)。

 聞いてみれば納得だが、こういう環境で生きていくのは、都会育ちの軟弱な私にはできない。

 男性も女性も、70、80になっても筋肉隆々の人がいるというから、RIZAPなどへ行かずとも、タダでできるのだ。

 その上、山の幸海の幸に恵まれ、宍道湖の「宍道湖七珍」というスズキ、モロゲエビ、ウナギ、アマサギ(ワカサギ)、シラウオ、コイ、シジミも豊富。

 中でもシジミは、どこの雑誌でも納豆と並んで体にいい食べ物のベスト1を競っているが、松江市のシジミの消費量は約2,200グラムと、全国平均の約7倍で第1位。

 また、低脂肪高たんぱくのイノシシやシカ肉も家庭で食されるという。

 長寿の村で盛んなのはエゴマ栽培。エゴマはシソ科で「畑の青魚」と称えられるほどオメガ脂肪酸が豊富だそうで、東北ではこれを食べると10年長生するといわれ、「じゅうねん」と呼ばれるという。

 エゴマは私も好きだ。いつものパターンだが、今夜はエゴマの和え物とシジミ汁、イノシシの肉でも買ってきて(どこに売ってるのか?)、一杯やりますか。

 さて、警視庁捜査1課長といえば花形である。その名を上野洋明。約400人の部下がいて、座間市の男女9人殺害事件も手がけているそうだ。

 そんな上野一課長自らが、とんでもない事件の主人公になってしまっていると新潮が報じている。

 新聞各紙が「9人全員の身元特定」と写真&実名を報じたのは11月10日の朝刊だった。

「かねて上野さんは、白石隆浩容疑者の供述内容などがバンバン報じられることに捜査妨害だと苛立っていました。そこへ9日、共同通信の男性記者から“うちは把握済みの被害者の身元を今日の夜に配信します”と告げられ、掟破りのフライングじゃないかと激昂。“調子に乗るな。その顔を整形してこい”と暴言を吐いたんです」(警視庁クラブの関係者)

 それだけでは終わらなかった。

「上野さんはそうして不機嫌なまま、日付が変わった10日午前零時、クラブ詰めの記者へのレクチャーを開きました。その席でさらなる事件は起きたんです。
 ドヤドヤ集まる記者たちに“チンタラしてんじゃねえよ”とキレ、同席した広報課員A氏に“さっさと仕切れよ”とまたキレた。
 記者から“9人の職業は?”と質問されるとA氏に“これ、答えないといけないことか”と尋ね、“あ、はい”と曖昧に返事したA氏にむかって“はい、じゃねえよ”と怒声を浴びせ、なんと胸を突き飛ばした」(同)

 警視総監が共同通信に謝罪し、A氏の上司が、部下がパワハラに遭ったと抗議する騒ぎになったそうだ。新潮が家に帰ってきた上野一課長の顔を載せ、「あぶない刑事」と見出しをつけた。本当におっかなそうだ。

 トランプが来日した際、皇居に招かれて天皇皇后両陛下に会ったが、その調整が行われていた9月頭ごろ、美智子さんが「陛下をトランプさんに会わせていいものか」と漏らしていたという。その話が今頃になって流れ、それに対して安倍官邸は「こうした情報が出てくること自体が面白くない」と感じていると新潮が報じている。

 トランプと並んで写真を撮られ、その会話の中身や写真をツイートされるのが心配だったようだ。

 だが、トランプは国賓扱いではなく、公式実務訪問賓客という扱いになったので、宮中晩さん会を催し、両陛下がトランプと席を一緒にすることはなく、美智子さんの杞憂に終わった。

 だが安倍官邸とは、退位の時期についても考えが違い、まだまだ天皇皇后と宮内庁 vs 安倍首相という「犬猿の仲」は予断を許さないようだ。

 朝日新聞が報じた、「天皇陛下退位は19年3月末」に対して、安倍首相は「朝日の逆にしたい」と漏らしているようだ。

 この決着、どうなるのだろう。

 年末のレコード大賞を巡って、文春で、昨年までレコ大の最高責任者である制定委員長を4年間務めていた作曲家の叶弦大(81)が、芸能界のドンといわれる周防郁雄を告発している。

 これには伏線がある。昨年、文春は、11月3日号で、「三代目JSBはレコード大賞を一億円で買った」というスクープを放った。

 三代目J Soul Brothers from EXILE TRIBEが大賞に選ばれたが、その裏では、所属事務所からバーニングプロダクションに1億円が払われていたと、請求書まで開示したのだ。

 それから1年が過ぎ、今年もレコ大の季節だが、早くも誰それが受賞するというウワサが出ているのである。叶はこういう。

「今年も日本レコード大賞(レコ大)の審査が大詰めを迎えています。
 現在、メディアでは大賞や新人賞などの“確定”情報が飛び交っています。十二月三十日に、委員の投票で決定されるはずの賞が、なぜ現段階で確定などと報じられるのか? それは、投票日の前に周防さんが票を取りまとめているからです。
 彼の“鶴の一声”で大賞が決められ、それが外部に漏れ伝わるのでしょう。
 栄えある日本レコード大賞がこんな状態でいいのか。何より審査は公正中立であるべきだし、全国の音楽ファンの皆さまが納得し、喜べるものであるべきです。
 しかし、現場はその対極にある。このままではレコ大は死んでしまう。本来の姿に戻すために、現状を糾弾するほかはない──。そう決意し、取材にお答えすることにしました」

 叶は、周防のやりたい放題を許しているのは、メディアの人間たちだという。

「審査員の多くを占めるのはテレビ局、一般紙、スポーツ紙の代表ですが、周防さんは彼らマスコミに影響力を及ぼすことでレコ大をコントロールしてきました。
 周防さんの影響下にある芸能事務所、そこに所属するタレントは膨大な数です。もともとマスコミ各社には“B担”と呼ばれるバーニング担当者がいて、日ごろから親密に付き合っている。歌手のインタビューやネタを提供してくれる周防さんに頼まれれば断れない立場の人間が、審査員を務めているのです」

 もうだいぶ前から、レコ大は周防郁雄の私的なお祭りに成り下がっているのだ。叶の告発は遅きに失したというしかないが、それを見てみないフリをしてきたTBSなどの罪も大きいと思う。

 文春と周防とのやりとり。LDHから支払われた1億円の問題について聞きたい。

周防「答えるわけにはいかないよ」

 周防社長らが結託して票を集めているそうだが。

周防「そんなことはありえない」

「権力者の手によって“つくられた受賞曲”ばかりが跋扈し、ファンの皆様が一番愛した曲がいちばん評価される、という形になっていない。本来、日本レコード大賞こそがその役割を果たさねばならないはずです」(叶)

 レコ大も紅白歌合戦も役割は終えたと思う。消えたほうがいいのではないか。

 今週の第1位は、日馬富士暴行騒動。九州場所は白鵬の40回目の優勝で終わったが、その白鵬が、表彰式で突然、「日馬富士関と貴ノ岩関を再びこの土俵に上げてあげたいと思う」といい、場内から歓声が上がった。

 その上、万歳三唱をしたから場内は盛り上がったが、白鵬がなぜこの場で、まだ決着のついていない問題について言及したのか、批判を含めてまたまた騒動に火が付いた格好である。

 この騒動は、貴ノ岩を除くモンゴル力士たちと貴乃花の「暗闘」という図式が出来てきている。

 それに何ら手を打てない八角理事長&相撲協会のだらしなさと、その周りをうろうろしているメディア。

 特に問題なのはメディアであろう。日馬富士や白鵬側に問題があるのはもちろんだが、被害者である貴ノ岩を隠したまま、沈黙を続けている貴乃花側のやり方も、批判されてしかるべきである。

 だがスポーツ紙もテレビも、一般紙さえも何もいえない、何もいわないのは、どうしたことだろう。

 日ごろから、メディアと取材対象という距離感を持って人間関係を作っていれば、こういうとき、貴乃花に「あなたは今回の件で何を考えているのか、貴ノ岩を政争の具に使っていないのか、きちんと会見を開いて説明するべきだ」といえるはずだ。

 相撲を含めたスポーツにジャーナリズムはないとよくいわれる。なれ合い、じゃれ合い、ファンの知る権利に応えようなどと考えている記者はほとんどいはしない。

 このままいくと、白鵬を中心にしたモンゴル力士たちが反発して、来年の初場所をボイコットする事態も考えられる。

 相撲はもはや国技ではない。「和風モンゴル相撲」とでもいったほうがいい。モンゴル勢が昨今の相撲文化を支えてきたことは間違いない。

 さて、各誌のこの問題の報じ方を見てみよう。

 さすが文春というべきだろう。今週号で貴乃花側のいい分を掲載している。記事中で貴乃花の肉声をよく知る極めて近い関係者が、その胸中をこう代弁したとあるが、私が推測するに、これは貴乃花本人か、または彼と親しい相撲担当記者からのリークではないだろうか。

「この事件は、単なる力士同士の暴力事件ではありません。貴乃花親方が、なぜ被害届を出すような行動をとったのか。その怒りの原点は、件の会合の経緯にあります」

 貴ノ岩は、母校である鳥取城北高校の会合に出ていると思っていたのに、その実態はモンゴル三横綱の揃う、事実上のモンゴル会だったことを貴乃花が知るのは事件後だが、「そこで何が起きたかを把握した親方は『これは隠蔽されてはならない』と、被害届の提出に踏み切ったのです」(関係者)。

 事件が起こった二次会は、モンゴルの上位陣たちが貴ノ岩を「クンロク(制裁)」を入れる場として仕組んだのではないか、貴乃花はそう疑っていると別の関係者が語っている。

 これを裏付けるのは、日馬富士が鳥取県警の事情聴取でこういっているからだ。

「九月下旬頃、都内で貴ノ岩が先輩のモンゴル出身の元力士らと飲んでいた際に、『俺は白鵬に勝った』『あなたたちの時代は終わった』など失礼な言動があったと聞いた」

 そこで白鵬が、日馬富士、鶴竜に声をかけ、二次会に貴ノ岩を誘ったというのである。こうなると、白鵬が貴ノ岩の言動に腹を立てて、二横綱を入れて3人で「焼き」を入れようと画策した張本人だということになる。

 その証拠に、二次会の席で白鵬が貴ノ岩に「そういうことをいったのか」と切り出したといわれている。

 だが、その最中に貴ノ岩がスマホをいじりだした。

「その態度に腹を立てた日馬富士が『大横綱が話している時に何をしているんだ!』と叱りつけると、貴ノ岩が睨み返してきたためカッとなり、暴行が始まったそうです」(ベテランの相撲記者)

 この修羅場を新潮はこう伝えている。

「日馬富士は“何シカトしてるんだ”とモンゴル語で怒り、まずカラオケのマイクを貴ノ岩に投げつけました。ドスのきいた声で“オーイ!”と言いながら、さらに氷やマドラー、カラオケのリモコンを“オーイ!”と言いながらすごい勢いで投げつけたのです。
 そして日馬富士の口から相手を侮辱する『最悪の言葉』が出たという。
 彼は何度も“ビスタ!”と言って貴ノ岩を罵った。モンゴル語で女性器のことで、“女のアソコでも舐めとけクソ野郎!”といった意味です。そのうちに日馬富士は身を乗り出して、貴ノ岩のおでこを拳で力一杯何度も殴り始めた。これは相撲界で“クラワシ”と呼ばれる制裁方法です」(モンゴル力士に詳しい関係者)

 だが、当初はすみませんとやられるに任せていた貴ノ岩も耐え切れずにモンゴル語でこういったという。

「こんなことやってる場合じゃないですよ。だからモンゴル人力士はダメだって言われる。こんな下らないことはオレたちの時代で止めますから」

 日馬富士の怒りにさらに火が付き、焼酎「魔王」の瓶を掴んで殴りかかろうとしたのを白鵬が制止し、外に連れ出したそうだ。

 文春、新潮ともに、戻ってきた日馬富士に貴ノ岩が謝り、日馬富士も、オレもやり過ぎだな、悪かったと謝って、皆で乾杯し直して、再び和気あいあいと飲み始めたと報じている。

 文春によると、事件後貴ノ岩は鳥取城北の関係者に連れられて治療に行き、頭部の傷口を医療用ホチキスで塞ぐ治療を受けたそうだ。

 しかし、貴ノ岩を問い詰め、事件の全容を知った貴乃花親方は、傷は軽度という診断書を添えて、鳥取県警に被害届を出した。

 この暴行事件は、加害者の関係者だらけの中で起きたため、彼らが口裏を合わせるのを懸念したため、彼らが本当のことをいわざるを得ない状況を強制的につくることを目的としたというのだ。

 貴乃花は以前から、なれ合ってつるんでいるモンゴル力士たちを苦々しく思っていたから、相撲人気が盛り上がっている今こそ、角界を浄化するために徹底的に戦うといっているそうだ。

 貴乃花の刃は、相撲協会を私物化していると彼が考えている、現在の八角理事長にも向いている。

 だが、世論に押され、場所中にもかかわらず真相解明に動き出した危機管理委員会の事情聴取の依頼にも、すげなく「お断りします」と拒んだ貴乃花に、さすがにメディアは批判的だ。

「協会の発展に努める理事として、貴乃花親方には協会に協力する義務がある。ファンが望んでいるのは早期解決と情報の開示。足を引っ張る行為は看過できない」(スポーツ報知・相撲担当キャップ網野大一郎)

 新潮で、相撲評論家の中澤潔もこう指摘する。

「協会の構成員、しかも巡業部長という重要なポストにいる人間が、協会に事情を聞かれても『分からない』と、とぼけてみせるなんて、貴乃花親方が騒動を大きくしようと意図していたとしか考えられません」

 酒癖が悪いと書かれている日馬富士だが、新潮は日馬富士の行きつけの銀座のクラブや、博多の中洲の店での飲み方を取材し、日馬富士は荒れた姿を見せたことがないと報じている。

 しかし、たまに怒ることはあったという。

「後輩力士の態度や言葉遣いが悪い時です。放置していたら横綱として示しがつかないと思ったのでしょう」(行きつけの店の関係者)

 日馬富士は法政大学に通い、自ら絵筆を取り、富士山をモチーフにした油絵を描くことで有名だ。相撲取りの中では、かなりのインテリといえるかもしれない。

 その日馬富士が「新潮45」12月号に手記を寄せている。そこにこんな言葉がある。

「稽古は嘘をつきません。神様の導きと親からもらった丈夫な体だけでは、相撲に勝つことはできないんです。稽古をした者しか勝てないんですよ。(中略)一日中相撲のことを考えているのが横綱。力士全員にそれを求めるのは難しいでしょうが、『強くなりたい』と思うなら、若手力士にはそれぐらいの気持ちで相撲に取り組んでほしいと思うのです」

 2020年の東京オリンピックまで現役を続けたいともいっているのだが、どうなるか。

 日馬富士は貴ノ岩を「教育してやろう」という思いで殴ったという見方もあるが、いくら何でもやり過ぎであろう。

 だが、今回の問題と朝青龍の一般人暴行事件は区別して考えるべきだと思う。品格などというあいまいな言葉で、一人の横綱を角界から追放していい訳はない。

【巻末付録】

 まずは現代から。「2017年の人気女優、大集合」。綾瀬はるか、高畑充希、広瀬アリス、広瀬すずなど。

「僕と彼女のプライベート・エロス」。カメラマンが4年間撮り続けた川上奈々美という女の子の写真。

 袋とじは「美しきヘアヌード 宮崎ますみ」。これは発表当時も話題になったが、今見ても迫力十分。こういう女優がいなくなった。

 ポストは、久しぶりの巻頭で西田幸樹の「なおん」。今回はグラビア界に旋風を巻き起こす「Hカップ女子大生 わちみなみ」。こちらも迫力はある。

 後半は「都合のいい女 あや」「2018年超セクシーカレンダー3傑」。袋とじは「Bカップからできる パイズリの教科書」と「元銀行員のセックス おっぱいでイク女 りつさん」。私の好みは「りつさん」かな。素人とプロの間の不思議なエロスがある。

 ポストは、袋とじが2本あるので特別定価450円なのか。現代は430円。値段ほどの差はない。今回は引き分け!
(文=元木昌彦)

「頭に包帯なく、柔和な表情で……」暴行被害で雲隠れの大相撲・貴ノ岩、週刊誌が撮った“現在”

今週の注目記事・第1位
「インディ王者『佐藤琢磨』のドリフト不倫」(「週刊新潮」11/23号)

同・第2位
「東京23区『健康格差』地帯を歩く」(「週刊現代」12/2号)

同・第3位
「貴ノ岩、雲隠れ姿撮った!『疑惑の診断書』」(「FLASH」12/5号)

同・第4位
「貴乃花が許せなかったモンゴル派閥『血の結束』」(「週刊現代」12/2号)
「日馬富士『殴打事件』」(「週刊文春」11/23号)
「日馬富士『ビール瓶殴打事件』と貴乃花VS.伊勢ヶ濱の『遺恨』」(「週刊ポスト」12/1号)

同・第5位
「『反安倍』の口撃を始めた荒ぶる小皇帝『小泉進次郎』」(「週刊新潮」11/23号)

同・第6位
「監督が出演女優と『ご休憩190分』板尾創路『火花』不倫」(「FLASH」12/5号)

同・第7位
「白石隆浩は遺体損壊をスマホで撮影していた」(「週刊文春」11/23号)

同・第8位
「安倍官邸“補佐官”医師のセクハラを被害女性が告発」(「週刊文春」11/23号)

同・第9位
「西内まりや事務所所長ビンタ事件」(「週刊文春」11/23号)

同・第10位
「山尾志桜里急展開」(「週刊文春」11/23号)

同・第11位
「山口組新報マル暴川柳」(「週刊ポスト」12/1号)

同・第12位
「病気と遺伝のタブーに踏み込む」(「週刊ポスト」12/1号)

同・第13位
「好調日本株『暴落のサイン』」(「週刊ポスト」12/1号)

同・第14位
「兜町で話題の『予言レポート』入手」(「週刊現代」12/2号)
「マネックス証券『松本大』が説き明かした『日経平均3万円』のインパクト」(「週刊新潮」11/23号)

同・第15位
「女の怨讐『ジャニーズ事務所』VS.『元マネージャー』」(「週刊新潮」11/23号)

【巻末付録】現代とポストのSEXYグラビアの勝者はどっちだ!

 今週は、不倫についたタイトルが面白かった。新潮の「ドリフト不倫」とFLASHの「火花不倫」。

 これだけ毎週不倫があると、どう差別化するか編集長は頭を悩ますはずだ。まだまだつけようはある。そう思わせてくれた。

 まずは新潮から。ジャニーズ事務所を離れた3人が、インターネットテレビの「AbemaTV」の72時間テレビに出たことが話題になっている。

 3日間の累計視聴者数数が7,400万だったという。これを仕掛けたのは、やはりジャニーズ事務所を追い払われた飯島三智元マネジャーで、極秘裏に行われたため、ジャニーズ事務所側も、出資しているテレ朝も、発表されるまで知らなかったと、新潮が報じている。

 これは飯島の古巣に対する意趣返しで、その象徴が、ジャニーズがSMAPとの共演をNGにしてきた元メンバーの森且行を番組に出したことだという。この飯島とジャニーズの「戦争」は、どんな広がりを見せるのだろう。

 現代が、兜町で話題の予言レポートを入手したことを「スクープ」と謳って巻頭でやっているが、これは新潮ですでにやっているのだから、二番煎じと謳うべきであろう。

 新潮のほうを紹介する。マネックス証券の松本大社長が記者会見して、「2019年3月末までに日経平均株価が3万円に達する」とぶち上げた。

 その根拠は、選挙で自民党が大勝したから、黒田日銀総裁の続投か、替わってもその路線を引き継ぐ。年金積立金の半分が株で運用されているから、株価の上昇は必須。国民みんなが「株価が高いことはいいことだ」と思うようになる等々だ。

 しかし、素朴な疑問だが、株でメシを食っている株屋のトップが、株が上がるというのを真に受けていいのだろうか。予測が失敗したら、どう責任を取るのだろう。

 競馬の予想屋だって、たびたび当たらなければ人は来なくなって、競馬場からいなくなる。松本という御仁は、予想が当たらなければ全財産を養護施設へでも寄付するのだろうか。腹でも掻っ捌いて果てるのだろうか。そうした覚悟を見せてもらわなければ、信用する気にはなれない。

 今週は現代が値上がりに積極的だが、今までとは反対に、ポストは弱気である。

「永遠に右肩上がりの相場はない。『引き際』はいつなのか」とリードに書いている。

 このように週替わりで、強気と弱気が交互するのでは、読者は混乱するばかりだと思うのだが。

「暴落は米国から起きる」「カギは外国人投資家たちの『売り』」「黒田退任なら『売り』」「来夏までに内閣『不支持率上昇』なら暴落」。先ほどもいったが、値上がりの前提が崩れれば、当然ながら株は値下がりする。

 何度もいうが、不安材料の最大のものは「安倍首相」なのだ。口から出まかせのご都合主義なやりかたは、早晩、国民から見限られるに違いない。

 後で触れるが、自民党内からも、小泉進次郎をはじめ、安倍批判をする者が続々と出てきている。

 北朝鮮も、中国の特使を受け入れ、日本の頭越しに米朝会談が行われるかもしれない。国難だから解散という前提が崩れ、安倍は世界の中で唯一の孤児になる。

 トランプなんぞを信用して、取り入ったのがバカだったという批判が大波のように押し寄せ、安倍政権は崩壊するに違いない、と思う。

 お次はポストの、病気は遺伝するかという特集。

 がんは遺伝するか? ハゲは? 生活習慣病は?

 がんは、親から受け継ぐ遺伝要因は5%程度だという。だが、がんの5%を占める「遺伝性大腸がん」は、遺伝子を受け継いでいると80歳までに82%が大腸がんに罹るという。乳がんや前立腺がんも遺伝性が強いという。

 逆に、肺がん、胃がん、肝がんは遺伝リスクが少ないそうだ。

 また死因の上位を占める脳卒中(脳梗塞、脳内出血、くも膜下出血)や心筋梗塞は、親が脳卒中になった家庭では、その子供も発症する確率は高くなるという。

 その他、遺伝との関係が高いのは、緑内障、認知症、不眠症、虫歯などがあるそうだ。

 高血圧、糖尿病も遺伝するといわれるそうである。

 今は数万円で簡単に遺伝子検査が受けられる。そんなことは知りたくないと思うか、自分の遺伝子を知って対策を若いうちからとるか、選択する時代になることは間違いない。

 さあ、貴方ならどうする?

 11位は、山口組の機関紙『山口組新報』に掲載された、組員たちの川柳。意外に自虐的なものが多い。

「指一本 スマホと俺をつかう妻」

「俺は内 豆を撒きたい鬼嫁に」

「正月は 子供見るたび財布泣く」

「加齢です 医師の所見の的確さ」

「酒飲んで 出るのは愚痴と腹ばかり」

「深刻は 情報漏れより尿の漏れ」

 ヤクザも人の子、我々と変わらない。悩みは妻と高齢化だ。

 さて、不倫疑惑を報道された山尾志桜里議員の、当選後の行動は不可解というしかない。

 不倫相手といわれる倉持麟太郎弁護士を、山尾は「政策顧問」として起用することを発表した。これに対して「今回、早すぎる行動をしたのはどうなのかねという思いがある」と反発した地元の後援会長が辞任したのである。

 神奈川新聞(11月7日付)のインタビューの中で山尾は、文春をはじめとしたマスコミに対して「むき出しの好奇心になど屈しない」と語っている。

 その心意気を私は買うが、倉持をそばに置くことで、メディアのむき出しの好奇心に火をつけることになったのは感心しない。

 今回文春は、倉持弁護士の奥さんの母親にインタビューしている。聞けば奥さんは脳梗塞で療養中だという。彼女は文春に対して、「まだ定期的な検査が続いている状態なので体が心配で。もう仕事が出来ないかもしれないですし、精神的にも思い悩むこともあるでしょうから、本当に心配なんです」。

 今回のことはマスコミを通じて知るだけだという。倉持の方から今後のことについての相談はあるのかと聞くと、「いまは大変な状況なので、何事も(進まない)みたいな状況ではあります。私の気持ちとしては、娘の命さえ無事であればと思っています」。

 私の友人のフリーライターは、妻子と離婚した直後に、脳梗塞で倒れてしまった。二度目だったから、術後は思わしくないが、この病気にはストレスが一番いけないのだ。

 今のような状態は病床の妻へ強いストレスを与え続けていることになる。そのことを、倉持はもちろん、山尾も考え、分別のある行動をとるべきではないのか。

 さて、西内まりや(23)という女優がいるそうだ。その西内が、「もう我慢できない!」と、所属事務所へ飛び込んで、ライジングプロ関連会社の社長である春日隆にビンタを食らわせたという。

 西内は、ファッション誌のカリスマで、日本レコード大賞の最優秀新人賞を受賞している。

 今年はフジテレビの月9枠で連ドラ主演を果たしたそうだ。視聴率はさんざんだったそうだが。

 彼女は去年暮れあたりから過呼吸状態になることがあり、主演ドラマの撮影中にも体調不良を理由に、撮影をストップしたことが何度かあったという。

 事務所側は、彼女を心配して8月には彼女の希望通り、米国留学を許可し、その間も毎月200万の給料を払っていたそうだ。

 このゴタゴタの結果、ライジング側は、来年4月以降の契約更新をしない旨を、西内側に通告したそうである。

 どちらがどうだというつもりはない。西内は、芸能界で働くには神経が繊細過ぎたのではないか。

 これを機に、結婚、引退したほうがいいと思うのだが。

 またまたセクハラ“事件”である。宮田俊男(42)という、「みいクリニック」院長で、安倍官邸で非常勤の補佐官を務めたこともある人物だそうだ。

 そこで働いていたA子は、宮田から「僕の師匠みたいな先生と飲むから、来ないか」と誘われ、友人のB子を誘って新宿にあるレストランで食事をしたそうだ。

 その後、バーを2件はしごし、その先生が帰るのを見送り、また別の店で飲んだが、宮田が、さっきの個室のある店へ戻りたいというので3軒目の店へ戻ったという。

 A子もB子もそこで酔っぱらって眠ってしまう。すると、宮田がA子の胸を触り、B子の下着の中にも手を入れてきたそうだ。

 2人は、宮田が会計している間に逃げ出した。

 その日の晩、宮田から「申し訳なかったです」というSNSが来たそうだが、返信してはいないという。

 その後、A子はクリニックを辞め、弁護士を通して慰謝料や謝罪を求める内容証明を出したが、なしのつぶてだそうだ。

 宮田は文春の電話取材に、「まったく事実無根」だと答えている。その場には師匠と慕う先生もいたし、彼女は「重度の精神疾患を抱え、薬も飲んでいる」とも話している。

 彼女のほうは疾患のことを否定し、店の店員も、店に戻ってきたときは3人だったと証言している。

 2人は、11月9日、裁判所に民事訴訟の訴状を出したという。

 たしかに、朝方まで深酒していたというのは、やり過ぎだと思うが、ここまで2人を怒らせたのは、単なる触っただけとは思えない。

 相当なことまでされたのではないのか。そう思わざるを得ないのだが、さて宮田院長はどうなさるおつもりか。

 元TBSワシントン支局長のように、官邸に泣きついて、もみ消してもらうつもりなのだろうか。

 9人の人間を殺し、遺体を損壊した白石隆浩容疑者は、取り調べに対して饒舌のようだ。

 文春によると、浴室に横たわる遺体に手をかけ、解体していく一部始終を自分のスマホで撮影していたという。

「この事件は、金銭目的という単純な犯行動機では到底説明がつかない。その画像の多くは、まるで“戦利品”のようで、捜査が進むにつれ“快楽殺人”という側面が見えてきたのです」(捜査関係者)

 この事件を追っている知り合いの新聞記者に聞いたら、白石は被害者が亡くなる前か後かはわからないが、「犯している」そうである。

 1人目の女性を殺害後、白石は「死体の解体」「腐敗臭の抑え方」というキーワードや、「死姦」「死体を食べる」という言葉で検索していたそうだ。

 この事件の全容が明らかになるのは、まだまだ時間がかかりそうである。

 文春は、この事件では被害者の顔写真や実名が報じられているが、それについての賛否をメルマガ読者にアンケート調査した。

 総数655のうち、賛成が約22%、反対が62%だったという。反対する人の理由では、被害者のプライバシーを大事にしてというものが多いようだ。

 ジャーナリストの江川紹子は賛成派で、その理由こう話す。

「いつどこで誰が何をしたという要素を分かる範囲でしっかり書くというのが、報道の基本。人間の存在は数字や記号だけで表せるものではありません。みな名前があり、様々な表情を持つ個人です。その人生が絶たれた。その事実を実感を伴って伝えるために、実名と写真を報じるのはとても大事なことだと考えます」

 私も同じ考えだ。相模原障害者施設殺傷事件のとき、警察は障害者という理由で、被害に遭った人たちの実名を公表しなかったため、警察は恣意的に匿名にするべきではないという批判が起きた。

 原則は実名発表。それを載せるかどうかを判断するのは個々のメディアに任せる。

「近年あらゆる場面で匿名性が浸透し、タブーばかりが増えいく傾向にありますが、それでは結果的に公的機関の不手際などが隠蔽されてしまう恐れもあるのです」(立教大学の服部孝章名誉教授)

 さて、FLASHがこのところ気を吐いている。まずはお笑いタレントの板尾創路がグラドルとラブホで一戦交えていたという張りネタから。

「11月上旬のある夜、庶民的なイタリアンレストランに、板尾創路(54)の姿はあった。この日、板尾は自身が監督を務める映画『火花』のプロモーションを終え、渋谷にやってきたのだ。
 板尾の向かいの席に座っているのは、巨乳を武器に活動するグラビアアイドル豊田瀬里奈(27)。2人は閉店時間の午後11時まで楽しく食事を続け、カラオケ店へ。1時間後に店を後にすると、向かった先はラブホテル。ホテルから出てきたのは深夜3時半で、じつに3時間以上の『ご休憩』だった。
 後日、本誌は板尾に声をかけたが、何を聞いても終始無言を貫いた。板尾が所属する吉本興業に問い合わせたが、期日までに回答はなかった。豊田は『(ホテルでは)映画を観ていただけで、男女の関係は一切ありません』との回答を寄せた。
 公開が待たれる注目作をよそに、男の胸中には後悔の火花がむなしく散った」(YAHOO!JAPANニュース11月18日配信より)

 火花不倫というのはいいね! さぞ、2人の間に熱い火花が飛び交っていたのだろう。

 ところで、小泉進次郎(36)は「荒ぶる小皇帝」になっていると新潮が特集を組んでいるが、果たしてそうだろうか。

 小泉が安倍首相を批判していることはよく知られている。安倍が衆院選直前にいきなり、幼児教育無償化をいい出し、その後、足りない分の3,000億円を経済界に負担してもらうといい出したことに、「党は何も聞いていないし、まったく論議していない。このままだったら自民党は必要ない」といった。

 小泉も幼児教育の無償化を目指そうとしているが、この場合、労使が費用を相互負担するのが前提だから、「使」が一方的に負担するのは彼の持論を無視したことになる。そのためにキレたのではないかと、全国紙の政治部デスクが解説している。

 また総選挙で大勝したが、「議席の数ほど自民党への信頼は回復していない」と主張して、党内の有志を集めて「反省会」を開くという行動にも出た。

 そのほかにも、「有権者は、今の執行部を信頼していない」。選挙の最終日に安倍が秋葉原で街頭演説したことも、「秋葉原に集まったのは『シンパ』でしょ。所詮、彼らは応援団なんだから勘違いしてはいけない」ときつい一発を、安倍にお見舞いした。

 新潮によると、企業でいえば課長クラスが社長の経営方針に反旗を翻したようなもので、ふつうは血祭りにあげられ、地方へ左遷されても致し方ないのだが、安倍や二階幹事長すら、処分はおろか批判もしないのはおかしいと、おっしゃる。

 そうだろうか。小泉進次郎のいうことすべてが正しいなどというつもりはないが、少なくとも、ここに上げた彼の批判は的を射ていると、私は思う。

 口ばかりの石破茂や、安倍のポチに成り下がったままの岸田文雄より、なんぼかいい。

 これは自民党ではないが、維新の会の足立康史という議員には困ったものである。加計学園問題を巡る朝日新聞の11月11日付の社説に対して、自身のTwitterに「朝日新聞、死ね」とツイートし、その後も「ねつ造報道」などと繰り返し投稿したのである。

 それだけではない。加計学園の獣医学部新設問題について審議した衆院文部科学委員会で、足立が質問に立ち、自民党の石破茂元幹事長、希望の党の玉木雄一郎代表と立憲民主党の福山哲郎幹事長を名指しして、「犯罪者だと思っている」と発言したのだ。

 安倍の忠臣気取りなのだろうが、こんな人間が国会にいるかと思うと、情けなくなる。

 国会議員の国会内での発言には免責特権を認めているそうだが、度を越した輩には、厳しい処分を下すべきであろう。ついでに、加計学園問題で逃げ回る安倍にも、国会軽視、説明責任放棄で「懲罰」を科すべきだと思う。

 九州場所が大荒れである。初日、白鵬は勝ったが、稀勢の里と日馬富士は黒星スタート。

 日馬富士は2日目も敗れたが、翌朝、スポニチが「日馬富士が酒に酔って貴ノ岩に暴行していた」とスクープして大騒ぎになった。

 それによると、10月25日に鳥取市で開催された巡業の後、日馬富士、白鵬、鶴竜ら横綱と、モンゴル出身力士たちが集まって飲み会を開き、その席で、酒癖の悪い日馬富士が、東前頭8枚目の貴ノ岩(27・貴乃花部屋)の頭をビール瓶で殴ったというのだ。

 相撲協会に提出された診断書には「脳振盪(しんとう)、左前頭部裂傷、右外耳道炎、右中頭蓋(ずがい)底骨折、髄液漏の疑いで全治2週間」とあり、貴ノ岩は初日から休場している。

 以前にも、朝青龍が酒を飲んでいて暴行事件を起こし、引退に追い込まれたことがあったから、翌日のスポーツ各紙には「日馬富士引退へ」の大見出しが一面に載った。

 だが、その後の報道で、不可解な点が次々に出てきたのである。貴ノ岩は暴行を受けた後も元気で、その後も鳥取巡業に参加していたし、テレビで見る限り大ケガをしたようには見えない。

 貴乃花親方は10月末に鳥取県警に被害届を出していたが、相撲協会には伝えていなかった。協会がこの問題を知ったのは、その数日後の11月2日だが、その日、貴乃花と貴ノ岩はそろって福岡県田川市の市長を表敬訪問し、記念写真まで撮っている。

 5日になってようやく貴ノ岩は福岡市内の病院に入院する。先の診断書は11月9日付だから、暴行を受けてから2週間以上が経っているのである。

 日馬富士は暴行の事実を認め、3日目から休場している。だが、被害者側である貴乃花は報道陣に口を開いていない。

 文春によれば、現場はカラオケボックスで、日ごろは、貴乃花からモンゴル力士とはつるむなといわれている貴ノ岩が、こうした席へ出ることはないという。

 どういう経緯かわからないが、日馬富士に向かって貴ノ岩が、「これからはオレたちの時代です」といい、それにブチ切れて日馬富士がビール瓶だけでなく、マイクでも頭を殴ったそうだ。

 ガチンコ相撲を貫く貴ノ岩は、今年初場所で、初顔合わせの白鵬を破り、稀勢の里の初優勝をアシストしていたから、モンゴル力士たちの間に何やらわだかまりがあったのかもしれない。

 文春で相撲担当記者が、大きな存在感を持つモンゴル勢だが、そのつながりの強さが時として八百長ではないかという疑惑をささやかれることにもなると話し、「それと距離を置いていた貴ノ岩が暴行の被害に遭っており、より深い背景まで、しっかり調査すべきではないか」(相撲担当記者)。

 横綱の暴行事件は許されるべきではないが、相撲協会の中で特異な存在である貴乃花の不可解な行動が、この件をより複雑にしているようである。

 この問題で連日ワイドショーは大騒ぎだが、白鵬が、日馬富士はビール瓶で殴っていない、その場で貴ノ岩も謝罪し、先に帰宅させたと報道陣に答えたことで、様相がガラッと変わってきた。

 場所中に、横綱が発言するのは異例だろう。他にも現場にいたのだから、もしこの証言が嘘だとしたら、白鵬も引退に追い込まれるかもしれない。

 そうした覚悟のうえでの証言だから非常に重いはずだ。しかも、貴ノ岩が警察に出した診断書には、骨折はしていない、軽いけがだと書いてあると、朝日新聞が報じた。

 だとすれば、沈黙している貴乃花が、モンゴル勢への嫌がらせとして、事を大きくしたのだろうか。風向きは、貴乃花と貴ノ岩の方へと変わり始めたようだ。

 週刊誌もワイドショーも、暴力はいけないが、貴乃花のやり方もおかしい、いや、日本相撲協会の体質を変えなければいけないなどと侃々諤々だ。

 八角理事長を追い落とすための貴乃花の「陰謀」説まで出てきて、場外乱闘の様相である。

 現代は、この件がここまで拡大しては、八角理事長も、次と見られていた伊勢ヶ濱親方の目もなくなり、相撲協会改革を訴える貴乃花が理事長になってもおかしくないと、スポーツ紙関係者にいわせているが、それは無理だろう。

 そうだとすれば、貴乃花は会見でも開いて、自分がなぜこうした行動に出たのか、今の相撲協会の膿は何なのかを、自分の声で語らなければいけない。

 このままいけば、貴乃花とモンゴル勢の間に「遺恨」が残り、また暴力沙汰が起きるのではないか。

 相撲評論家を含めて、この世界に人材が払底していることこそ、最大の問題であろう。

 FLASHは、初日から休場している貴ノ岩が隠れている姿を激写している。

 14日、貴乃花の若い衆が大きなお盆に朝食を載せて、幕内力士の宿舎に向かった。

 そこに貴ノ岩がいるとピンと来たカメラマンが張り込み、部屋を覆っていたブルーシートが風になびき、その向こうにいた貴ノ岩の姿をバシャ!

 頭に包帯を巻くでもない、柔和な表情をした貴ノ岩の顔がよくわかる。

 こんな座敷牢のようなところへ入れられて、さぞかし忸怩たるものがあるだろうに。

 親方のいうことは絶対にしても、このまま休み続ければ、来場所は十両へ陥落する。気が気ではないだろう。同情する。

 さて、健康格差というのは、東京大学大学院医学系研究科・公共健康医学専攻の近藤直己准教授によれば、住んでいる場所、所得、学歴、働き方、世帯構成など社会的な違いによる健康状態の差のことだそうである。

 社会的に不利な立場の人たちのほうが、不健康な傾向にあるそうだが、そうであろう。東京23区ごとの平均寿命を見ると、その傾向が如実に表れているという。

 男性の平均寿命トップは杉並区の81.9歳で、ワーストは荒川区の77.8歳。

 東京23区平均寿命マップを見てみると、「西高東低」なっているのがわかる。杉並区、世田谷区、目黒区など西側は平均寿命が高く、荒川区、台東区、足立区など東側の区は低くなっているのだ。

 23区のがんの死亡率(男性)を見るとワーストワンは台東区で、次が北区、墨田区、荒川区、葛飾区となっている。

「台東区のがんの割合で特に多いのは肺がんだ。『平成24年広報たいとう』によると、台東区の喫煙率は男性が43.4%と、東京都の平均31%を大きく超えている。喫煙もがんに大きく影響する。(中略)
 実際、平均寿命が短い地域は、野菜の摂取量も少ない。足立区の一日あたりの野菜摂取量220gは、東京の平均299gと比べても少ない。日本一寿命が長い長野県は379gなので、その差は歴然だ」(現代)

 私が住んでいる中野区は平均年収が387万円で15位、平均寿命マップでは11位で、79.6歳と真ん中あたりか。

 全国で男性の平均寿命を見ると、最も長生きなのが長野県で、80.88歳。秋田県は78.22歳で平均寿命こそ青森県の77.28歳より上のブービーだが、がん死亡率、脳血管疾患による死亡率がともに全国ワースト1の「短命県」だ。

 東京23区では、平均寿命が低い区は平均年収も低いという相関関係が見て取れたが、その傾向は都道府県別の平均寿命にも当てはまるという。

「長野県は年収では21位だが、15年に県の健康長寿プロジェクト研究チームがまとめた長寿1位の要因分析によると、他県に比べて就業率が高く(男性は全国5位)、高齢者就業率に至っては全国1位だった。つまり、多くの人が安定した収入を得ていることがわかる」(同)

 健康格差を放置すれば、医療費や介護費の増大を招き、日本全体の国家財政をさらに圧迫する。その結果、社会保障制度の機能低下や、保険料の値上げという形で、国民全員が負担を強いられることになる。

「弱者を切り捨てるのではなく、可能な限りみんなで助け合う。国民一人一人がこの問題を共有し、社会全体を健康にしていく必要がある」(同)

 安倍首相にこの記事を読ませてやりたいね。

 今週の第1位は新潮のスクープにささげる。

 F1といえばアイルトン・セナの顔をすぐ浮かべるが、佐藤琢磨(40)が19歳で、日本人7人目のF1ドライバー・デビューした時も、カッコよさにしびれた。

 2年後のアメリカグランプリでは日本人2人目の表彰台に上がる快挙を達成。その時の写真を仕事場の机の上に飾っておいた。

 その後はパッとしなかったが、2010年にインディ500を含むアメリカのインディカー・シリーズに参戦し、今年の5月に世界3大レースのひとつであるインディ500で見事優勝を果たした。

 その偉業を表して8月に内閣総理大臣顕彰を授与され、先日、トランプ米大統領が来日した際、首相主催の歓迎晩さん会にも招かれている。

 レース参加のため、ほとんどをアメリカで過ごしているが、日本には05年に結婚した同じ年の妻と2人の子どもがいる。

 琢磨はF1の下のF3でチャンピオンになるために、00年からイギリスへ渡って参戦し、彼女も渡英して琢磨を支えてきた「糟糠の妻」だ。

 さぞかし私生活でも順風満帆だろうと想像するのだが、9月30日に行われた長男が通う小学校の運動会に新潮が出かけてみると、琢磨は一人ぽつんと遠くから息子を見ていて、「家族団らんとは正反対のさみしさが感じられた」(新潮)というのだ。

 さらに新潮が自宅へ回ると、1人で帰ってきた琢磨が家に入った。すると、数人の警察官が駆け付けるという騒ぎになったというのである。

 世界の琢磨に何が起こったのか? その後の11月4日、琢磨が運転するクルマが都内の高級住宅街で停まると、助手席から妻とは違う女性が下りてきた。

 スーパーで買い物をした女性は、近くのマンションに入り、しばらくして琢磨もそこへ入っていった。

 琢磨も「火宅の人」だったようだ。件の女性は、昨年3月までTOKYO MXの『5時に夢中!』でアシスタントを務めていた内藤聡子(43)だという。

 2人の仲は知る人ぞ知るだったらしいが、内藤は、その後ハワイに留学した。アメリカを中心に仕事をしている琢磨に会いやすくなると考えたのではないかと、テレビ関係者は推測している。

 その後は、彼女がいるマンションにたびたびピットインしたままで、家庭からリタイヤもやむなしという心境ではないかと、新潮は見ているようだ。

 新潮の直撃に、最初は「答えられない」の一点張りだった琢磨だが、いくつかの証拠を見せられると観念したのか、「事実を知ってほしい」と話し始めた。

 10年の秋に、ラジオ番組で知り合い、不倫関係になったのは、それから数カ月後だという。

「僕は10年から北米でシーズンを始めて単身赴任し、レースという極限の世界に身を置いている関係で、自分が安心できるところを求めてしまう弱さがあって、それがずっと続いているということです」

 下積み時代から支えてくれた妻には感謝しているし、迷惑をかけているという思いは常にあるという。

 内藤とのことは12年の夏ごろに妻の知るところとなり、離婚に向けての話し合いをしたそうだ。だが、子どもへの思いが大きく、レースをする上での支えになっている。

「内藤さんも、こういう状態が続くのは本意ではないんです。彼女の結婚願望も感じないわけじゃない。ただ、アメリカでは僕は身体のケアも含めて集中したいので、妻と話せるのは冬の一時期しかなくて、何年も経ってしまった」

 長男の運動会の日のゴタゴタは、荷物の運び出しのために家に入ったところ、そこへ琢磨に憤っている義理の父親が来て、いい合いになり、警察の監視下で荷物を運び出したためだったという。

 妻とは代理人を立てて話し合っているそうだから、離婚するという意思は固めたのだろう。その一方で、子どもに対する執着を捨てきれない。

 この男を「身勝手な奴」だと切り捨てる資格は、私にはない。だが、カネも栄誉もつかんだ男は、実人生でもカッコよく生きていてほしかった、そう思うだけである。

【巻末付録】

 今週から、全部を紹介するのではなく、その週の現代、ポストの中で一番光ったSEXYグラビアを紹介しようと思うのだが、イヤー、両誌ともに気合の入らないグラビアばかりで、正直、困った。

 現代は、エロカワイイ人気女子レスラー・紫雷イオという子のヌードだ。迫力、可愛さでは、圧倒的な存在感がある。

 私は、元国民的アイドルのWヘアヌードのほうが可愛くて、しかもヘア付き。

 ポストのほうは、ニッポンの美女ストリッパー13人がおすすめ。こんな可愛い子がいるなら、再びストリップを見てみようかな、と思わせる。

 中でも橘咲良(さくら)がいい。彼女の日程を調べてみよう。

 というわけで、今週は引き分けだな。
(文=元木昌彦)

「それでも、あなたは舐めますか? 舐めさせますか?」クンニで、がん罹患率300%上昇の衝撃!

今週の注目記事・第1位
「武豊 美人キャスターを抱き寄せ熱いキス!」(「フライデー」11/24号)

同・第2位
「『危ない信号機』が放置されている」(「週刊現代」11/25号)

同・第3位
「クンニリングスで『がん』になる」(「週刊現代」11/25号)

同・第4位
「49歳人妻議員“旺盛なる性治活動”」(「週刊ポスト」11/24号)

同・第5位
「首吊り士白石隆浩の怪 全裸写真と美女動画」(「週刊文春」11/16号)
「眠れる快楽殺人者を起こした『白石隆浩』の揺り籠から絞首台まで」(「週刊新潮」11/16号)

同・第6位
「『安倍総理』は『トランプ父娘』の靴を舐めたか」(「週刊新潮」11/16号)
「安倍懇願もトランプ『いずも乗艦拒否』の暗闘」(「週刊文春」11/16号)

同・第7位
「テスラEVがトヨタを駆逐する日」(「週刊現代」11/25号)

同・第8位
「大新聞・テレビの凋落が止まらない!」(「週刊ポスト」11/24号)

同・第9位
「25年ぶり『超・株高』はまだまだ上がるか? それとも暴落するか?」(「週刊ポスト」11/24号)

同・第10位
「トランプが安倍に通告した『北朝鮮攻撃』の次期」(「週刊現代」11/25号)

同・第11位
「朝鮮労働党幹部独占告白『戦争の準備はできている』」(「週刊文春」11/16号)

同・第12位
「4の字固めで秋の叙勲『ザ・デストロイヤー』捲土重来への地固め」(「週刊新潮」11/16号)

同・第13位
「コーチ待遇も3億円マンションも捨て松坂大輔の“延長戦”」(「週刊文春」11/16号)

同・第14位
「『紅白歌合戦』大アンケート『出てほしい』『出てほしくない』歌手」(「週刊文春」11/16号)

【巻末付録】現代とポストのSEXYグラビアの勝者はどっちだ!

 文春、新潮の誌面に活気がない。スクープがないこともあるが、何やら誌面から立ち上ってくるオーラが感じられないのである。

 その点、スクープを追わない、追えない現代とポストのほうが読み応えがある。面白いものである。

 まずはその活気がない文春から。

 NHKの『紅白歌合戦』へ「出てほしい歌手」「出てほしくない歌手」というアンケートがある。出てほしいのは1位が安室奈美恵、2位がC&K、3位が桑田佳祐。

 出てほしくないほうが興味深い。1位が和田アキ子、これは何の問題もない。2位がAKB48、3位が嵐、4位が小林幸子、5位がEXILEである。

 ところで11月10日のスポニチ一面にショッキングなニュースが掲載された。

「WBA世界フライ級王者の井岡一翔(28=井岡)が引退の危機を迎えていることが9日、分かった。父でもある井岡一法会長が大阪市内の同ジムで会見し、同日付で王座を返上したことを発表。12月31日に計画していた6度目の防衛戦に向けて心身の準備が整わないためとし、このままリングを去る可能性についても触れた」

 井岡は4月に5度目の防衛に成功して、具志堅用高が持つ日本ジム所属選手歴代1位の世界戦14勝に並んだ。しかも5月には歌手でタレントの谷村奈南(30)と結婚したばかりである。

 父親は「新婚生活で(東京に)住まいもある。集中して今までみたいにできていない。やっぱりこっち(大阪)に帰ってきて、奥さんと自分の防衛戦前に(大阪で)仮住まいでもいいから、と。そんな話もした。でも、環境を変えられなかった。プライベートの方に(時間が)取られている」と話している。

 推測するに、安定した生活が井岡のボクシングに対するハングリーさを失わせたのかもしれない。

 ソフトバンクに所属していた松坂大輔(37)が、球団の「コーチ兼任で復帰を目指せ」という好条件を辞退し、自由契約を選んだことが話題である。

 文春によれば、3年12億円という破格の契約だったが、入団後にすぐ右肩を痛め、これまで1軍のマウンドに上がったのは昨年の1回きり。それも1回で5失点というさんざんな結果だった。

 だが、今年1月ごろから体が絞れ、ブルペンでも239球を投げて再起への期待が高まっていたという。

 球団関係者にいわせると、この3年間肩身の狭い思いをし、チームメイトからも孤立、ネットで「給料泥棒」と叩かれ、食事に行くのも黒ぶちメガネにマスク姿だったという。

 退団が発表されたのはソフトバンクが日本一に輝いた翌日だった。日本では松坂の獲得を目指す球団はないようだ。

「誰も彼を知らない海外、たとえばアメリカの独立リーグなどで最後の挑戦をするのでは」(野球関係者)

 平成の怪物といわれた大投手も、ケガには勝てなかったようである。

 新潮から元プロレスラーのザ・デストロイヤー(87)の話を。我々世代には懐かしい名前である。新潮によると、テレビの視聴率調査が始まってから今までで、トップ50の中にプロレス中継が2つ入っているという。

 1つは1963年のデストロイヤーと力道山戦で64%。今一つは65年のデストロイヤーと豊登戦で51.2%だそうだ。

 この人、アメリカのヘビー級チャンピオンとして来日したが、もともとはシラキュース大学大学院を出たインテリ。

 さまざまなスポーツをやり前歯が2本かけ、若ハゲだったことから、プロモーターが「マスクを被れ」といって覆面レスラーに仕立て、それでブレークしたそうだ。

 力道山の死後、日本プロレスが分裂すると、全日本に所属し、家族を呼び寄せて日本で生活するようになった。

 シャワー以外は食事の時も覆面を外さなかったという。93年に日本武道館で引退試合をやり、ニューヨークに戻って生活しているそうだ。

 その彼が今回、旭日双光章を受賞したのである。内閣府も粋な計らいをするものである。

 現代の得意技だが、今週は文春も「朝鮮労働党幹部独占告白」をやっている。名は張正哲、もちろん仮名だ。

 会ったのは中国北京の和食レストラン。重い口を開いて、北朝鮮が食べるのにも困る生活を余儀なくされていると話している。

 国連による経済制裁の効果が出てきているのだろうか。94年にあった「第一次北朝鮮核危機」のときには、軍人たちは靴を履き、銃に弾を入れて寝たという。

 相変わらず、核を保有する我が国を攻撃すれば、してみようじゃないかと威勢はいいが、心なしトーンが落ちてきているように感じる。

 トランプを大歓迎し、28兆円という大盤振る舞いをした習近平だが、北朝鮮への圧力をこれ以上強めることには同意しなかった。

 トランプ、習近平、プーチンの思惑を測りながら、北朝鮮はどう動いていくのだろう。年末から年明けに、何かが起こりそうな嫌な予感がするのだが。

 その現代は、近藤大介編集次長が、トランプが安倍首相に「年内に北朝鮮を攻撃するのは止めた。開戦は来年の夏になると思っておいてくれ。それまでに、もっともっとアメリカの兵器を買って、北朝鮮のミサイル攻撃に備えてほしい。日本はアメリカ軍を頼らず、自国で守れるようにならないとダメだ」といったと書いている。

 その理由は、早期に戦争をおっぱじめると、せっかく習近平主席がアメリカの工業製品を28兆円も買ってくれたのに、それがパーになるからだというのである。

 何のことはない。日本に武器を大量に売り、自分の国は自分で守れと突き放したのである。

 いかにもディール好きのトランプらしいが、あれほど歓待し、娘にもカネを寄付したのに、しょせん彼にとって「わが国を『聞き分けのよい財布』」(近藤)としか見ていないということなのであろう。

 韓国では元従軍慰安婦を抱きしめ、竹島で獲れた「独島エビ」に舌鼓をうって喜んだトランプの姿を、安倍首相は苦々しく思いながら見たことだろう。

 もし、北朝鮮攻撃を来年夏といったとしても、トランプのことだから、また平気でひっくり返すに違いない。

 そのたびに、安倍は自分の立場を苦しくする。早くトランプ離れをしたほうがいい。

 所詮、トランプの大統領生命は来年の中間選挙までだろう。共和党が負ければ、党内から批判の大合唱になる。

 さて、ポストは性懲りもなく株価が上がると囃し立てているが、今週は、そうはいっても、暴落の危険もあるから、自分の所だけで責任を引き受けるのはよそうと、9人の「賢い人」たちに予測させている。

 だが、これもバラバラで、読者としては、何を信じていいのかさっぱりわからないという困った巻頭特集なのである。

 第4次産業革命が株高を牽引して、増税までに日経平均は4万円になる。日本株は米国経済に左右されるから、「米国の景気拡大が続くという前提に立つと」19年には過去最高値を更新もあり得る。

 こんな予想はありか? もし米国経済が拡大を続けるのなら、私だって予測できる。中には、安倍首相が総裁を続けることが前提で、株が上がるとおっしゃる賢人もいるが、私にいわせれば、安倍というのが一番の不安材料だと思うのだが。

 下がるという方の予測は書いても仕方ないだろう。この程度の予測でメシを食っている先生たちがいるのだから、この世界は当たるも八卦当たらぬも八卦、信じた人間がバカを見る。

 ニューズウイーク日本版(10月31日号)に「経済予測が当たらない理由」という特集があった。

 中で数学者のD・オレルがこういっている。

「高名な経済学者や中央銀行が世界的な金融危機や物価動向さえ予測できないのは経済モデルに欠陥があるからだ」

 どんな高名な経済学者が予測できないことを、できるといわないとオマンマが食えないから致し方ないのだが、眉に唾をつけて聞くことである。

 同じポストに、新聞、テレビの凋落が止まらないという特集がある。

 全国紙と地方紙を合わせた一般紙の総発行部数は、07年の4,696万部から16年は3,982万部へと、この10年間で714万部も落ちたそうだ。

 中でも朝日新聞と読売新聞の減りが大きい。テレビのほうはいうまでもない。

 見られなくなれば広告が減る。そうなると朝日新聞と産経新聞のように、お互いが、安倍を巡って不毛ないい争いをするようになる。

 ポストのいうように、トランプが来日しても、どこのハンバーグを食べたのか、ゴルフ場では安倍がバンカーから出ようとして転んだという、他愛もないことばかりを報じるのでは、見られない、読まれないのは当然である。

 立川談志師匠が生前いっていた。新聞なんて読まなくたって困ることはない。テレビ? オレんところのは映らない。

 情報に振り回されて、本当に大事なことは忘れ去られるか、情報洪水に巻き込まれて見失ってしまう。

 情報を遮断して、戦後に起きた出来事を記録した事典でも眺めていた方が、よっぽどためになる。ウソだと思ったらやってごらん。

 いよいよ大増税が始まりそうである。11月10日の朝日新聞が社説で、観光庁の有識者会議が提言した「出国税」に対して、「疑問が尽きない新税の案である。必要性がはっきりしない。税金の無駄遣いになる懸念も拭えない。検討期間はわずか2カ月。取りやすいところから取るという安直な発想ではないか」と噛みついている。

 外国人か日本人かを問わず1人当たり1,000円以内の額を徴収するという。だがこれは、安倍政権と官僚たちがタッグを組んで始める大増税の序章に過ぎないはずだ。

 次は第7位。テスラという電気自動車が広がり始めているそうだ。

 私は自動車というものに何の興味もない。昔は一時期、スポーツタイプの車を乗り回していた時期はあったが、それほど楽しいと思ったことはない。

 このテスラというEVは、イーロン・マスクという人物がつくったそうである。

 見た目はなかなかカッコいい。だが、チャージするのが面倒くさそうだし、第一、どこでチャージしたらいいのか、それを探すだけで大変そうではないか。

 そう思っていたのだが、現代でジャーナリストの大西康之が、ここを取材し、連載するという。

 シリコンバレーを張っていると、日本でベンツやBMWを見かけるのと同じ頻度でテスラを見かけるという。

 しかも音は静かで、ポルシェ並みの加速力があるそうだ。それにテスラが運営するスーパーチャージャーステイション、たぶん電気を充電するところだろう、全米に1,000カ所あるという。

 でも全米でこれだけでは、田舎町にはほとんどないのだろう。レストランやショッピングセンターでも専用充電器が置いてあるそうだが。

 マスクは1971年に南アフリカの首都ブレトリアの裕福な白人の家に生まれたそうだ。

 その後、いろいろなベンチャーを起業し、30歳そこそこで資産300億円を手に入れた。

 彼は、人類の未来を明るくすることをしようと、テスラや宇宙開発、太陽光発電を行う会社をやっているそうだ。

 スポーツメーカー英国のロードスターをベースに、航続距離400kmの「ロードスター」をつくりあげた。

 これにハリウッドのレオナルド・ディカプリオなどが目を付け、セレブ達が乗り回すようになった。

 その時は1台1,240万円だったが、今年7月満を持して発売した量産型のモデル3を、約399万円で出したのだ。

 トヨタのプリウスとそう変わらないし、近い将来、プリウスを駆逐するのではないかと見られているそうである。

 私にはEV車がどれだけ普及していくのかはわからない。だがこれだけはいえる。トヨタはGMやフォードの二の舞になる。

 そのうち車はみんなでシェアする時代になり、自動運転でバスと同じ乗り物になる。

 テスラが駆逐しなくても、時代がトヨタを駆逐する。そう思うのだが。

 安倍はトランプ父娘の靴を舐めたか。新潮らしいタイトルを付けているが、安倍首相の2人に対する気配りは尋常ではなかった。

「この日、福生(米軍横田基地がある=筆者注)は完全に米国の大統領の『庭先』と化していた。だが言わずもがな、福生は日本の国土である。戦後72年を経てなお、我が国が事実上の『米国51番目の州』である事実がそこに存在していた」(新潮)

「あたかも恋する乙女の如き安倍総理は、5日、『日本の中の米国』に降り立ったトランプ大統領と、楽しく、無邪気に、そして健気にゴルフに興じた」(同)

 わがまま父娘は、日本で「和食」を食すという心遣いはみじんもなかった。娘・イヴァンカに安倍が振る舞ったディナーはフレンチ、ジャンクフード大好きなトランプには、ゴルフ場のクラブハウスで東京港区にある『マンチズバーガーシャック』のウエルダン・ハンバーガー。

 ハンディ3のトランプと大体100前後のアベレージゴルファー安倍のスコアは「日米同盟の特定秘密」(官邸担当記者)。そして夜は鉄板焼きの銀座『うかい亭』でステーキと孫娘のためにピコ太郎を招くなど至れり尽くせり。

 しかし、文春によれば、安倍が熱望した護衛艦「いずも」乗艦は「日程がきつい」と、すげなく拒否されたという。

 その上、天皇皇后両陛下にも会わせた。何でも、1990年に日本を訪れた不動産屋時代のトランプは、いきなり「天皇に会いたいから、電話をかけろ」と同伴者にいい出したそうだ。もちろん、実現しなかったが、トランプにとって両陛下との会見はその時の「リベンジ」だと新潮は書いている。

「裏を返せば、日本はあくまで『僕としての接待』に成功したということになる」(新潮)ようだ。

 これほどまでに尽くしたのに、「米国ではほとんど注目されておらず、中国訪問の際には、米国企業のCEO約30人と商務長官が中国へ入る」(国際ジャーナリストの堀田佳男)

 韓国では、トランプの歓迎パーティに元従軍慰安婦を呼び、トランプが彼女を抱きしめるハプニングを文在寅大統領が演出して、安倍と菅官房長官を怒り狂わせた。

 異様なまでの“盲従”ぶりを晒した安倍の「おもてなし」が、アメリカはもちろんのこと、世界の笑いものになったようである。

 さて、1週間に1人のペースで9人を次々に殺害した白石隆浩容疑者(27)の「動機」はいったい何だったのだろう。

 乱暴目的、金銭、それとも新潮で心理学者や精神科医たちがいっているように「快楽殺人」なのか。

 新潮は、白石がやったようにツイッター上に「自殺志願者」として投稿してみたら、「睡眠薬有るで」「お酒を飲んで睡眠薬飲めば逝けますよ! 樹海の中で最後のエッチしたい」「楽に殺してあげる」という返信が、「わずか半日で50件以上に上った」という。

 中には、自殺を思い留まらせようというものもあった。だが、こうしたSNSが自殺志願者をターゲットにした乱暴目的の輩たちの温床になっていると指摘している。

 白石容疑者はどういう家庭で育ち、稀代のシリアルキラーになっていったのか。父親は自動車の部品の設計を行い、メーカーに納品していた。

 母親はPTAの役員をしていた。父親は、近所の人が病気になると見舞いに行ったり、雨に濡れている人を見ると傘に入れてくれる親切な人だと、町内会のメンバーが話している。

 白石には4歳下の妹がいる。だが、白石が高校生の頃、母親が娘を連れて家を出てしまう。そこから彼の人生が暗転したようだ。

 高校時代は取り立てて目立つ子どもではなかった。だが、友人に「練炭自殺しようとした」と話したことがあった。自殺サイトで知り合った数名と寸前までいったが、中の1人が恐怖を感じて取り止めになったと、淡々と話したという。

 高校卒業後は、スーパーやパチンコ店を転々とし、その後は、新宿に本拠を置くスカウト会社に籍を置いていたようだ。

 街頭でキャッチしたり、SNSで募り、風俗で働きたい女性を紹介する。スカウトされた女性の評価は、「優しい人」というものもあれば、紹介したが給料を横取りするという悪評もある。

 今年2月に職業安定法違反で逮捕され、有罪判決を受けて田舎に戻る。父親は息子が帰ってきたと喜んだそうだ。

 事件現場になったアパートを契約しに来たのは父親だった。文春によれば、ここの所有者はWBOスーパーフライ級チャンピオン・井上尚弥の父親だそうだ。

 入居した日から、白石は「死にたい」というツイッターのアカウントを開設し、9月15日には「首吊り士」というのも作り、自殺志願者を勧誘し始める。

 9人の被害者の中には3人の女子高生もいた。

 事件の全容が解明されるまでにはまだまだ時間がかかる。最大の争点は「責任能力の有無」で、精神鑑定が行われる。心神耗弱だと認められたとすれば、精神病院へ措置入院か執行猶予になる場合もある。

 警察と白石の攻防はこれからが正念場である。

 さて、呆れた議員がいたものである。ポストがすっぱ抜いた自民党横浜市議の輿石且子(49)である。

 自民党さいたま市議の帆足和之(59)と、こんなやりとりをLINEでしていたというのだ。

輿石 カズくん欲しい
帆足 ペニス? 舐めてくれる?
輿石 はい、好きだもん

 ともに既婚者である。これが事実だとすれば、議員失格であろう。

 ポストは、11月1日に開催された自民党の合同総会が熊本にあり、この2人が参加しているので、そこへ飛んだ。

 すると、輿石議員、今度は違う議員さんを引っ張り込んでいたというのだ。

「死ぬまでSEX」は議員センセイも例外ではないのだろうが、奔放すぎると思うがね。

 そうした奔放な性を謳歌している人にとって「悲報」があると現代が報じている。

 クンニリングスが、がんを引き起こすというのである。俳優のマイケル・ダグラスが、咽頭がんと診断され、「僕クンニのやり過ぎだと思う」と発言したことがある。

 それが、17年10月に米フロリダ大学が長期的な調査をして、この20年間に咽頭がんの一種である中咽頭扁平上皮がんの罹患率が約300%も上昇しているというのだ。

 その原因が、キスやクンニのオーラルプレイであると結論付けたという。

 咽頭がんのリスクを引き上げるのはHPVというウイルスの一種だが、これに感染すると、さまざまながんを発症するリスクが高まるそうだ。

 これに一番有効なのは子宮頸がんワクチンだそうだが、このワクチンは日本では、重篤な副作用が出ると大騒ぎになっているから、使うのはためらわれる。

 あなたは、それでもクンニをやりますか?

 次は、やはり現代の「危ない信号機」という記事。

 全国にある信号機は約21万基だが、そのうち2割に当たる約4万5,000基が更新期限を過ぎたまま放置されているという。

 更新期限は19年だそうだ。だが、そうした信号機が故障したりすると、考えただけでも恐ろしい。

 都道府県別で見ると、最も老朽化率が高いのは兵庫県の37.4%、次いで福島県の36.4%、トヨタのある愛知県の33.6%と続く。東京は14.8%。

 これは早急に更新、撤去してもらわなければ、クルマだけではなく、人間も安心して歩けない。

 安倍首相、ミサイル対策より信号機対策のほうが先だよ。

 今週の第1位は、私が競馬ファンということもあるが、武豊(48)の不倫? 疑惑。

 というのも夫人の佐野量子(49)にはフライデー編集長時代に思い出がある。

 まずは内容を見てみよう。10月23日夜、場所は京都四条河原町の路上。若い女性と武が抱き合い、1分ほどの熱いキスを交わしている写真。なかなか絵になる。

 それから2人は、夜の街へと消えていったという。フライデーにしては珍しく、その後の2人を追いかけていない。

 相手の女性はタレントの小浦(おうら)愛(26)。去年から競馬番組のキャスターをしているそうで、栗東トレセンへも取材に行っているそうだ。

 面白いのはこれから。フライデーはまず、小浦を直撃する。彼女は「だったら何なんですか?」と怒りを露わにして取り付く島がない。

 今度は夜、京都市内の豪邸にクルマで帰ってきた武を直撃する。いきなり小浦とのことを聞くと、「はい、(僕は)ベロベロだったでしょ」と、余裕の答え。

 だが突然そこへ、家から量子夫人が現れる。武が「フライデーさんだよ」というと、「え、どうかしたの?」と夫人。

 いくら百戦錬磨の武でも、こういうシチュエーションはやりにくいだろうね。

「(慌てた様子で)小浦さんはただの飲み友だち」

 フライデーが「友だちとは様子が違うようでしたが」というと、「いや……まあ酔っぱらっていたので」と、ひたすら逃げる。そこで量子夫人がひと言。

「それは、いかがわしいお写真を撮ったということですか?」

 武は慌てて「いや、そうじゃない」。夫人「変な写真だと嫌だよね」。なぜかフライデーはキスしている写真を2人に見せていないようだ。

 ここで機転の利く夫人が「(私たち)二人の写真を撮ってください。撮ってもらおうよ」とフライデーにおねだりする。ピースサインをしている夫人と、困惑気味の武のツーショット写真も載っている。

 これで家に入られてはならじとフライデーは「手をつないだり、抱き合ったりもしていました」と畳みかけると、「ホントに?」。「キスもしていた」「ホントに?」と、逃げの一手。不倫ではないのかというと、

「いやいや、そういうのではない。キスは覚えてないな。ハグはある。でも特別な感情はないですよ」

 あの日以外に2人きりで会ったことは?

「二人っきりはほぼないですね。もう、頼みますよ。静かに暮らしてますんで」

 絶対ないではなく「ほぼ」ないに、武の後ろめたい気持ちが表れていると見た。

 実は、武と佐野量子が交際中、たしかラブホテルだったと記憶しているのだが、出てきたところを張り込んで撮ったのもフライデーだった。その時の佐野の驚きようはなかったと、現場にいたカメラマンから聞いた。

 それがきっかけではないだろうが、2人はめでたく結婚した。それから四半世紀以上が経って、武の路上チュー写真がフライデーに載るというのは、いかに武がトップ騎手を続けているかの証明だろう。

 ちなみにこの週末には「天皇賞 秋」があった。武はキタサンブラックで見事優勝している。量子さん、あまりムチを入れ過ぎないようにね。

 日曜日には「エリザベス女王杯」があった。スマートレイアーが武から川田に乗り替わっているので、もしや不倫が原因かと思ったら、調教中に落馬したらしい。

【巻末付録】

まずは現代から。「島田晴香、最初で最後の裸身-AKB48人気メンバーが芸能界引退」。「官能ヘアヌード/小説家・紗倉まな-デビュー作『最低。』が映画化」。

 袋とじは「山咲千里、ボンデージ・ヌード-63万部を売り上げた革命的写真集」。山咲千里は綺麗だった。このグラビアは迫力不足だが、今どうしているのだろう。

 ポストは「美しい手ブラヌード-恥じらいとためらいのグラビア戦後史◆由美かおる、大原麗子、三原葉子、前田通子」。

 袋とじは「真行寺君枝、エロスの饗宴-大反響を呼んだヘアヌード写真集が甦る!」。「だから、ダメだって、竹内先生!-竹内渉が家庭教師に!?」「田村英里子、ハイレグ写真集の衝撃-ロス発特別インタビュー」。

 どっちもインパクトなし。今週は引き分けだな。
(文=元木昌彦)

またまた立憲民主党議員に強制わいせつ疑惑!「タクシーの中で、無言でズボンのチャックを下ろし……」

今週の注目記事・第1位
「騙し討ち『大増税』選挙で勝った途端に何でもありか!」(「週刊ポスト」11/17号)

同・第2位
「ジョセフ・ナイ米元国防次官補『安倍よ、トランプよ 金正恩を舐めてはいけない』(「週刊現代」11/18号)

同・第3位
「立憲民主党初鹿明博に強制わいせつ疑惑」(「週刊文春」11/9号)

同・第4位
「小泉進次郎の訴えを完全スルー いまだ報じられない『新聞に軽減税率』問題」(「週刊現代」11/18号)

同・第5位
「座間9人バラバラ殺人“10人目の被害者”が明かす『私を愛した殺人鬼』交際52日全記録」(「週刊現代」11/18号)

同・第6位
「稀勢の里 白鵬を襲う『横綱引退場所』の因縁」(「週刊ポスト」11/17号)

同・第7位
「CM女王ローラ『突然の独立宣言文書』で芸能界大混乱-契約企業は26社!」(「フライデー」11/17号)

同・第8位
「あの東進ハイスクール大人気講師が教え子と禁断愛」(「週刊文春」11/9号)

同・第9位
「大ブーム 女子中高生のカラコンが危ない!」(「週刊文春」11/9号)

同・第10位
「日の本にも芸能界『セクハラ文書』」(「週刊新潮」11/9号)

同・第11位
「『安倍総理』のお腹が痛い『トランプ』『アッキー』気まずい関係」(「週刊新潮」11/9号)

同・第12位
「老化の原因物質『オステオポンチン』を減らせば、どんどん若返る」(「週刊現代」11/18号)

同・第13位
「『最高の睡眠』への実践レッスン」(「週刊文春」11/9号)

【巻末付録】現代とポストのSEXYグラビアの勝者はどっちだ!

 日曜日(11月5日)に来日したトランプ米大統領に対して、日本では反対デモが起きなかった。

 日本にいるアメリカ人100人程度が渋谷ハチ公前で反トランプ集会を開いたそうだが、2万人以上を動員した警察に怯えたのだろうか。

 安倍首相をはじめ、日本人には、オレは占領時代にこの地へ降り立ったマッカーサーのように見えているのだろうと、内心、トランプは思っているのではないか。

 トランプの“忠臣”のように傅く安倍の姿をテレビで見ながら、日本がいまだアメリカの植民地であることを、われわれは改めて思い知らされた。

 この話はあとで触れるとして、まずは文春の「最高の睡眠」からいこう。

 西野精治スタンフォード大学教授は、日本は睡眠薬天国だが、他の薬と違って脳に直接作用するから、医学的にまだわからないこともあるので、私は飲まないようにしていますと話している。

 エエッ! 私は毎晩飲んでいる。先週は水曜日にゴルフがあったので、普段は半分しか飲まないハルシオンを前の晩1錠も飲んでしまったら、ゴルフをやりながら眠くてしょうがなかった。

 そのせいではないがスコアはガタガタ。気を付けよう!

 私は寝る前に必ずトイレに行くが、睡眠前の「べからず」というのがある。体温を上げたり緊張を高めることはやってはいけない。

 入浴は就寝90分前に。アルコールは少量。寝る前にスマホやパソコンを見るのはダメ。液晶のブルーライトには覚せい作用があるからだそうだ。

 私は現役時代から夜型で、今でも2時近くまで起きていて、DVDを見たり、録画してあるビデオを見たりしている。

 友人たちに聞くと、10時過ぎには寝てしまうから、朝の3時ごろには目が覚めるという連中が多い。

 私の起床はいつも8時ごろである。早起きは三文の徳と昔からいうから、たまには早寝早起きをしてみようか。

 この頃の週刊誌は、どれも健康雑誌に模様替えしたのではないかと思えるほど、健康情報に割くページが多い。

 新潮でも「若嶋津を危機に晒した『サウナ健康法』の正しい活用術」という特集をやっている。

 現代には「オステオポンチン」という聞きなれない物質が老化に大きく関係しているという特集がある。

 なんでも、この物質を人為的に減らす技術を開発することができれば「若返りも可能」(慶應義塾大学医学部循環器内科の佐野元昭准教授)だそうである。

 これまでの研究で、この物質が少ない人は老化が進みにくいということがわかってきたという。

 アルツハイマーも、この物質を少なくすれば抑制できるというのだ。

 では、増やさない食べ物は何か? 一番いいのはサバ、サンマ、イワシなどの青魚類。

 ダイコン、ニンジン、ゴボウなどの根菜類を加熱して食べる。シイタケやエノキ、マイタケなどのキノコ類やキャベツ、トマトも植物繊維が多くていいそうだ。

 クルミやアーモンド、飲み物では濃い目の緑茶がいいそうである。ダメ元でやってみようか。

 トランプ来日に際して、安倍首相夫人・昭恵とトランプとの関係が心配だと新潮が報じていた。

 ドイツで開かれたG20サミットの際、夕食会で2人が隣り合わせたが、1時間45分の間、昭恵は何ひとつ話さなかったと、トランプが米紙のインタビューでバラしてしまったのだ。

 トランプが悪意で話を“盛った”可能性もあるが、森永製菓のお嬢さんは、海千山千の不動産屋とは気が合わなかったのではないかと、いろいろ取りざたされている。

 挨拶さえしなかったというのは信じがたいが、昭恵の友人はこう話している。

「昭恵さんは、聖心女子専門学校の英語科卒。でも語学力は低く、外国人と英語で会話なんて、簡単なものでも無理ですよ」

 晩さん会はどうなったのか? どうやら安倍首相は気を使ってトランプと昭恵を近づけないように見えた。

 昭恵にはトランプ夫人をつけ、トランプは自分がもてなす。そんな風に見えたのだが、どうだったのだろうか。

 ワイドショーで報じるところがあったのか。知りたいものである。

 アメリカでは、大物プロデューサー・ワインスタインによってセクハラを受けたという女優たち80人以上が告発して大騒動になっている。

 この事件を矮小化するために手を貸したと、ワインスタインの秘蔵っ子、タランティーノ監督が謝罪し、彼を擁護する発言をしていた社会派監督のオリバー・ストーンも、自身のセクハラを元モデルに暴露されるなど、ハリウッド界はこれまで「公然の秘密」として、メディアが暴露しようとしても潰されてきた映画界の闇が、ようやく明るみに出ようとしている。

 新潮でも書いているが、日本でも映画・芸能界はもちろんのこと、政界からメディアまで、権力を笠に着てセクハラや強制わいせつが行われてきた。

 伊藤詩織が山口敬之の「レイプ」を告発したが、ジャーナリストの彼女が中心となって「映画、芸能プロ、政界、メディア」のセクハラを告発する団体を作ったらいいと思う。

 ところで五木寛之の『孤独のすすめ』(中公新書ラクレ)が売れているようだ。五木は私より13歳上だから、80代半ばである。

『蒼ざめた馬を見よ』や『海を見ていたジョニー』など、青春の華やかさと寂しさを描いて時代の寵児になった。

 現代に『青春の門』を連載した時は、部数が数万部増えたといわれる。だがその後、筆を折り、書かなくなった時期もあった。

 その後は、小説よりもエッセイや翻訳ものを出して、五木ワールドをつくっている。

 私は、新潮に連載しているエッセイが好きで毎回読んでいるが、人生の何でもない些事を取り上げ、読ませる力はなかなかのものである。

 五木もこの歳になって枯れてきたのかと読んでみたが、最初は老いた人間の生き方などに触れてはいるが、途中から、嫌老時代をどう生き抜いていくかという、かなり挑発的な内容になる。

 現在は世代間の争いといわれているがそうではない。2つの層の「階級闘争」へと発展していくに違いないというのである。

 嫌老が憎悪に変わる。若者階級と老人階級との闘争への、現在は入り口に過ぎない。

 そのために老人は自立せよ。働き、税金を納め、自分たちを憎悪の対象にしつつある階級との戦争に備えよと檄を飛ばす。

 いつになっても五木寛之はカッコイイね。でも、そういわれても何の能力も体力もない、私のような世捨て人老人は、どう生きたらいいのだろう。

 それが間違いだともいう。いかに生きるかではなく、いかに死ぬかを考えろ! そのためには一人一人の老人が宗教を持てという。

 まあ、それなりに刺激のある本ですが、私には「孤独に生きる」方法をもっと教えてほしかった。

 第9位。ここ数年、カラーコンタクトをする女子中学生や高校生が増えてるという。略してカラコン。

 文春によると、カラコンを買う際、眼科医の検査を受けずに購入して、不具合で目を傷つけ、失明につながる眼病を発症しているケースもあるという。

 カラコンをするのは、黒目の部分を大きくしてお人形さんのような目になりたいという願望からで、最近は明るいブラウン系が人気だそうだ。

 だが、ほとんどが韓国製や中国製だという。多くのカラコンが、酸素透過性の低い素材を使っているため、角膜に必要な酸素が入ってこないことになる。

 気を付けよう暗い夜道とカラコン購入。

 さて、東進ハイスクールという名は私でも知っている。そこの人気英語講師・西きょうじ(54)が、かつての生徒と不倫関係にあったと文春が報じている。

 そのA子は、スクールを出てから17年ぶりにFaceBookで西を見かけ、「私、教え子なんですけど、覚えていますか?」と送った。

 すると覚えていると返事が来て、「食事でもしましょう」と誘ってきたそうだ。

 昨年11月上旬に会い、2人でワインを飲みながら思い出話をした。その後、西の別宅に誘われ、愛の告白メッセージが携帯に届くようになる。

 そして西の「そろそろヤラせてよ」という懇願に負けて関係を持つ。避妊もせず、一晩に5回も6回も迫ってきたというから、絶倫センセイなのだ。

 妻とは離婚したいといいながら、ずるずる関係を続けるセンセイに、彼女の方から別れを告げたという。

 東進ハイスクールには「公序良俗に反する行為をした場合は契約を解除する」という契約があるそうだ。

 西は文春の取材に対して、一線は越えていない?

「はい……。この記事が出たら東進も百%クビになる。ここで積み重ねてきたキャリアが崩れるとは」と、カリスマ講師はガックリ。

 私の好きなローラ(27)が、突然独立宣言して芸能界は大混乱だとフライデーが報じている。

 事務所のやり方がおかしい、奴隷的だと主張してきた彼女だが、10月20日付で日本を代表するクライアントのところに「独立宣言」ともとれる文書を送りつけたというのである。

 そこには新事務所の担当者と新たに就任した弁護士2人の名前があったという。

 文中には「契約解除はやむを得ない」「所属事務所とローラは無関係となる」といった一方的な内容が書かれてあるそうだ。

 新事務所の名は愛犬の名前「MOKA BEAR」からとったようだ。設立は7月中旬。代表取締役は双子の兄。

 現在ローラがイメージキャラクターになっているのは26社。ライオン、サントリー、ユニクロ、楽天など大企業だが、それらのスポンサー企業が混乱しているという。

 そのうちの1社は、新しい事務所の人間から電話がかかって来て、「契約のことで話がある、これからはウチに連絡をください」という内容で、たどたどしい日本語だったと話している。

 それに芸能界や広告のルールを知らない人間だと、感じたという。

 事務所側は、今年6月以降、法的に有効な形での合意は何もされていないのに、このやり方は納得できないといっている。

 その上、撮影現場に兄や母親が付いてきてしまうそうだ。

 大手企業の関係者が、タレント事務所とわれわれ企業との間には広告代理店やいろんな会社が関わっている、そこを飛び越えられても困ると嘆いている。

「こちらも企業イメージがあります。これ以上ゴタゴタが続くようなら、来季の契約は考え直さないといけませんね」

 ローラ最大の危機である。私に頼んで来れば、いい方向で収めてあげるのに。来ないだろうけどね。

 11月12日から大相撲の九州場所が始まる。いまのところ4横綱が勢ぞろいするといわれているが、ポストによれば、この場所は横綱にとっては「不吉」なのだそうだ。

 武蔵丸、双羽黒、三重ノ海が引退している。稀勢の里の師匠である隆の里も、85年の九州場所で5日目に休場し、翌年の初場所で初日に黒星を喫して引退している。

 曙は優勝したが、両膝のけがが悪化して、初場所を全休。そのまま引退した。

 朝青龍は11連勝のあと4連敗し、翌場所中に泥酔騒動を起こし、引退勧告を受けた。

 貴乃花も九州場所をケガで全休。翌年初場所で引退表明している。

 ポストによると、その上、若手の台頭が著しく、4横綱にとっては厳しい場所になりそうである。

 白鵬、稀勢の里、鶴竜、日馬富士、誰が引退してもおかしくないが、本命は白鵬か。

 これまでとは違う意味で、楽しみな九州場所ではある。

 さて、過去にも数々の猟奇事件があった。神戸児童連続殺傷事件、女子高生コンクリート詰め殺人、八つ墓村、津山三十人殺しなどがすぐに浮かぶ。

 だが、神奈川県座間市で起きた9人の頭部切断事件は、文字通り背筋を凍らせるだけでなく、これから来るであろう暗い時代の予兆のような事件に思えてならない。

 これまでも自殺サイトで知り合った男女たちが集団自殺を図ろうとしたり、今夏、大阪の会社員が自殺サイトで知り合った男女3人を殺す事件などが起きているが、今回のはどこか違うように思う。

 事件発覚のきっかけは、東京都八王子市の女性(23)が10月21日から行方不明になり、彼女の兄が高尾署に届け出たことからだった。

 女性はTwitterで「一緒に死んでくれる人を探している」などと投稿していたそうだ。

 アパートの狭い部屋で、切り取った頭部などを入れ、猫のトイレ用の砂をかけたいくつものクーラーボックスとともに暮らしていた白石隆浩容疑者(27)とは、どんな人物なのか。

 週刊誌の格好のテーマだが、残念ながら新潮、文春ともに締め切りの関係で間に合わなかった。

 かろうじてフライデーが突っ込んでいるが、目新しい話はない。

「白石さんの家は両親と彼と妹さんの4人家族です。隆浩君は子どものころから悪いウワサなどもなく、素直な良い子というイメージしかありません」(近隣住民)

 こうした大事件が起きるたびに、週刊誌というサイクルは時代に合っていないと思う。

 テレビのワイドショーが事件を連日放送し、ネットメディアも毎日のように報じている。週刊誌も何らかの策を講じなくてはいけない。

 私なら、取材記者たちを動かして原稿にし、ネット上で情報を日々更新する。すべて無料で読める。週刊誌でしかやれない切り口で報じ、それを編集して次号に掲載すればいい。

 文春にはデジタル版(有料)がある。そうした試みをやっているかと思って覗いてみたが、やっていないようだ。それならば、今日からでも始めるべきだと思う。

 今日(11月6日)発売の現代が、白石容疑者が逮捕される直前まで、メールなどでやり取りしてきた女性が、インタビューに応じている。

 この女性、ワイドショーにも話しているから、取り立てて目新しい話はない。

 彼女は9月6日の夜、Twitterで「死にたいので一緒に死ねる方募集します」とツイートしたら、「首吊り士」というアカウントの白石から反応があったという。

「一緒にどうですか。車と薬を持っています」

 そこからダイレクトメッセージでやり取りし、無料トークアプリでメッセージや電話をするようになった。

 彼女はこれまでもSNSを通じて何人かとやり取りしてきたが、白石が一番熱心だったという。

 その後、「会いたい」「一緒に住みたい」という内容に変わり、彼女のほうも来年あたり実際に会い、同棲しようという気持ちになっていたそうだ。

 10月下旬ごろ、白石が電話で「人を殺したことがある」と打ち明けたことがあったという。

 数日後に、他にも殺しているともいったそうだ。10月20日にはロープの写真が送られてきたので、嫌悪感を示すと「お願いだから嫌いにならないで」という返信が来た。

 SNSを通した疑似恋愛に持ち込むのが白石容疑者の得意技だったのか。

 だが10月後半になると「俺におカネを渡してくれたら殺してあげる」「全財産を全部俺にちょうだい」と変化し、彼女が家に来たら「飲み物に睡眠薬を入れて、眠っている間に縄で殺ろうと思う」などとエスカレートする。

「私も病んでいたので、『もう殺されたい』って感じでした」

 通話をしている時に、電話口から女性の声のような音が聞こえてきたという。

 印象的なのは、白石が彼女にいった以下のような言葉である。

「俺は普通の子はダメなんだよね。精神的に弱い子がいい。元カノは多重人格みたいな病んだ子ばかり。俺が病んでいるから、そういう子を引き寄せちゃうんだよね」

 ポストによれば、公判で「自殺志願者に頼まれて殺した」と主張して認められた場合は、最高でも懲役7年程度。

「自殺した死体を切り刻んだだけ」と主張すると、認められた場合は3年以下の懲役だそうだ。

 どちらにしても、尋常な精神ではないから、心神耗弱だと主張して認められる可能性もあるのではないか。その場合は、精神病院へ強制入院させても、すぐに出てきてしまう。

 この手の犯罪では例を見ない凶悪事件だが、白石容疑者は事件の動機や手口をどう語るのだろうか。

 殺された人たちは、なぜ彼の元へ引き寄せられたのか。事実は小説より奇なりである。

 さて、小泉進次郎の軽減税率発言が波紋を呼んでいる。

 総選挙中にも「軽減税率を見直せ。特におかしいのは新聞だ。新聞社は社説で消費税増税を求めているのに、自分たちは負担しない。ぜんぜん筋が通らない」といっているが、その新聞はほとんどこの発言を取り上げないか沈黙したままである。

 電気やガス、水道が軽減税率を適用されないのに、なぜ新聞は、適用されるのか。

 こうした当然の疑問に答えようとしない新聞は、社会の木鐸などという資格はない。

 現代によれば、これは読売新聞のナベツネがごり押ししたのはよく知られているが、これを主導したのは公明党だったという。

 聖教新聞や公明新聞を持つ支持母体の創価学会が強力に反対し、そこをナベツネが利用したというのである。

 法政大学の小黒一正教授によると、871万部を公称する新聞社で、消費税が2%軽減されれば、月ぎめ購読料金で計算すれば、ざっと月に7億円、年間84億円が浮くことになるそうだ。

 こんなことをやっているから、新聞社は権力と本気で対峙しようと思う記者がいても、逆らえなくなるのだ。

 自分の所の利益だけを考え、読者を蔑ろにするから、新聞は「建前反権力、本音は親権力」だといわれてしまうのである。

 ナベツネの罪は大きいといわざるを得ないが、それに追随する他の新聞社も同罪である。

 アサヒ芸能に、小池の「排除発言」を引き出したジャーナリストの横田一が寄稿している。そこで横田は、「小池氏が排除発言を白紙撤回する猶予は、立憲民主党が結成されるまでの3日間あった」といっている。

「その間にリベラル派を受け入れる寛容さを見せていれば、まったく違う結果が待っていただろう。『排除されない』と議員の前で話した前原氏よりも小池氏のほうが『正直』だった。その反面、『私が排除を言う分には許される』と、小池氏は自分の人気を過信した」としている。

 安倍首相の4度目の首相就任会見をテレビで聞いていて、その内容のなさに愕然とした。お前は国民をバカにしているのかと、テレビに向かって吠えた。

 そんなたわ言をハイそうですかと聞き、突っ込んだ質問もできない官邸の記者たちに怒りが湧くどころか、哀れとさえ思えた。

 菅官房長官への厳しい突っ込みで一躍有名になった東京新聞の望月衣塑子記者の『新聞記者』(角川新書)を読んだ。

 内容は新聞記者の取材合戦の秘話よりも、彼女の人生を振り返っている部分が多いが、面白いところが2カ所あるので紹介しよう。

 望月の某スクープが大きな広がりを見せたが、ある大臣から訴えられ、東京地検に事情聴取される。完黙したこともあり、会社側は不起訴になるのだが、会社は彼女を整理部へ異動させてしまう。

 その時、テレビや他の新聞がうちに来ないかと声をかけてくる。中でも読売新聞が高く評価してくれたので、心が傾き、父親に「背中を押してほしいと思い」会って、そのことを話す。

 彼女の父親は業界紙の記者だったが、ジャーナリストとして一本筋が通った人だったようだ。その父親が「お父さん、読売だけは嫌なんだよ」と娘に、切なそうに訴えたという。私の父親も読売だった。読売に入るという選択肢もあったが、講談社を選んだ。いまでもその選択は間違っていなかったと思っている。

 菅への質問で注目を浴びた望月だが、その報復は、手を上げている彼女を指名しないことだった。だが、それ以外にも驚くべきことがあった。

「8月下旬、菅長官側は幹事社を通じて菅番の担当記者に、会見時間を短縮したいとの趣旨を打診してきたという。番記者側は『時間制限はできない』と突っぱね、要求は呑んでいないというが、『あと〇人』『あと〇問』と官邸の広報官が質問を打ち切っているのを認めているのが現状だ。
 これは、メディアの自殺行為ではないか」

 呆然として涙があふれそうになったと書いている。

 この記述に私は呆然とした。まだそんなことをいっているのか。記者クラブが言論を歪め、国民の目から政府の不都合な真実を隠しているのは自明の理ではないか。

 甘いといっては失礼だが、それだからこそ、望月の菅に対する執拗な質問が多くの国民に支持されたのではないか。

 今や記者クラブを含めた記者たちは、権力にたてつくのではなく、権力側の番犬に成り下がっている。これは常識であろう。

 泣いている場合ではない。東京新聞というローカルな新聞だからこそできることがある。安倍首相も嫌々ながら国会の延長を認めた。森友・加計学園問題追及は野党だけに任せてはおけない。

 社会部の精鋭をこの時期だけ政治部に移し、菅官房長官の会見でとことん質問させるのだ。菅が顔を歪め、もうまいったというまで追及するのだ。そうすれば世論が味方に付き、他紙もやむを得ず追随せざるを得なくなる。

 安倍政権は水漏れ状態だ。ちょっとでも穴が広がれば崩壊する。そうやって新聞記者たちは、権力に対する番犬としての矜持をとり戻せ。そう彼女にいいたい。

 文春は先週、立憲民主党で初当選した青山雅幸議員のセクハラ疑惑を報じ、福山幹事長が青山の党員資格停止処分を発表した。

 だが政治部記者にいわせると、枝野代表と大学のサークルが一緒だった「お友だち」だから、年明けの通常国会では会派に入れるといわれているそうである。

 今回、文春砲に疑惑を追及されたのは、東大法学部卒で議員秘書、都議を経て民主党から出馬し初当選、現在当選3回の初鹿明博議員(48)。

 私生活では自ら「宝物」といっている妻と3人の子どもがいる。だが、女性にはだらしないようで、昨年12月には新潮で「不倫未遂」を報じられている。

 舞台女優と個室で食事をした際、女性の胸を触り、自分もズボンを脱ぎ始めた。歌舞伎町のラブホへ連れ込もうとして失敗したという。

 今回は「性暴力事件」だというから穏やかでない。被害者は佐藤陽子(仮名)で、初鹿の支援者の一人だった。

 15年5月、港区内で初鹿議員を囲む懇親会が開かれた。二次会を終えた時点で議員は呂律が回っていなかったと佐藤はいう。

 深夜お開きになり、初鹿と3人でタクシーに乗った。1人が途中で降りる。するといきなり議員はキスを迫ってきた。佐藤はショックのあまりフリーズしていると、初鹿は無言のままズボンのチャックを降ろし、彼女の顔を引き寄せたというのだ。

 昨年12月に議員から謝罪を受け、初鹿はこういったそうだ。「嫌じゃなかったと思った。ひどいことしたのかな。反省しています」。

 佐藤は、事があった直後に被害届を警察に出そうと考えたが、「立場のある方」だと見送ったという。今回文春の取材を受けて、「セクハラや性暴力の被害者にとって、心の傷は長く残り、加害者から謝罪を受ければ終わるわけではありません。(中略)それをわかって頂きたくて、お話ししたのです」。さらに「重大な問題だと再認識しました。改めて提出を検討します」と話している。

 当の青山議員は「記憶にない」と繰り返すばかりだが、長谷川裕雅弁護士によると、国会議員という支配的な立場にあり女性は拒否不能だったと判断されるから、準強制わいせつ罪に当たり、タクシー内で性器を露出するのは公然わいせつ罪にも当たる可能性があるという。

 さて、ジョセフ・ナイといえば、ハーバード大学の著名な国際政治学者で、カーター政権で国務副次官、クリントン政権では国家情報会議議長などを歴任した大物である。

 現代は彼に北朝鮮問題についてインタビューしている。

「金正恩のことを挑発行動を繰り返すだけの、まるで正気ではない独裁者だという人がいます。しかし、私はそうは思わない。金正恩は自暴自棄になっているわけではなく、計算づくで行動しているのです」

 北朝鮮にとって核開発は手にしている唯一の外交カードだから、このカードを捨てるはずがない。

 この20年間、アメリカは北朝鮮に核開発を断念させるために約1,540億円を投じてきたが、それをできなかった。

「金正恩を舐めてはいけない。十分な軍事力を持てたとの確信を得れば、武力を使って、韓国との『再統一』を宣言する可能性だってあります」

 トランプが先制攻撃を考えていても、北朝鮮には核兵器抜きでも報復攻撃能力があるから、失われる命があまりにも多く、リスクが高すぎるから、できないという。

 また北朝鮮もそうしたリスクを知っているから、核による自滅的な行動はとらないとナイはいう。

 では解決策はあるのか。

「真の解決策を見出すのは難しいですが、私としては、次に金正恩が長距離弾道ミサイル実験を行ったときに、中国を動かして、北朝鮮に対する食糧・燃料の供給を止めさせる──。これがもっとも効果的で、現実的なように思えます」

 アメリカも、北朝鮮とどう対峙しようとすればいいのか、揺れているようだ。

 トランプと習近平の首脳会談がどうなるのか。お互いどんな思惑で、どんな声明を出すのか、まずは注目したい。

 今週の第1位は、選挙で大勝した自民党が、消費税増税前に進めている「大増税」にメスを入れたポストの記事に上げたい。

 今度の選挙で、当分、選挙はない。ポストによると、来年の18年は、大型選挙のない「空白の1年」になるという。

 選挙の心配がなければと、財務省がやろうとしているのが「所得税改革」だ。

 なぜなら、2年後に消費税を10%に値上げすると、所得税を増税するとはいい出しずらくなるからだ。

 所得税増税のターゲットはいつもサラリーマンである。まずは「給与所得控除」の廃止・縮小が盛り込まれるという。

 現在、年収632万円の会社員には約180万円の給与所得控除が認められている。だが財務省は、本当の必要経費は「年間約25万円」と試算しているというのである。

 こうなると、ワイシャツ1枚、1,000円床屋さえ、年に何回しか行けないことになる。

 しかも180万円の所得控除が25万にまで縮小されると、所得税・住民税の合計額が一挙に約45万円増えるという。

 財務省はこうすれば、所得税の税率を1%も上げずに、控除額を縮小させるだけで税金が増える、打ち出の小づちなのだ。

 当然、年金生活者の懐からも奪っていく。年金収入には120万円の「公的年金等控除」が認められ、夫婦2人なら年収208万円以下は実質的に非課税になっている。

 これが廃止されると、月額15万円の年金を受給している高齢者は、所得税・住民税が年間18万円にアップするそうだ。

 高齢者抹殺計画と呼んでもよかろう。そのほかにも、日本から外国に行く旅行者から1人1,000円を徴収する「出国税」や、住民税に数百円を上乗せする「森林環境税」、電子たばこへの課税なども考えている。

 現在は40歳から払う介護保険料を20歳以上からとることも検討しているそうだ。その上、消費税が上がれば便乗値上げが必ずある。

 安倍政権に投票した物好きな有権者も、彼に白紙委任した覚えはないはずだ。

 トランプ米大統領の長女、大統領補佐官のイバンカ(36)に、彼女が立ち上げた基金「女性起業家資金イニシアチブ」へ、安倍首相は気前よく5,000万ドル(約57億円)を出すことを表明した。

 誰のカネだと思っているのだ。そのカネを恵まれない家庭に配ったほうがよほど役に立つ。

 外遊しては、その国へ大金を寄付する安倍に、もっと日本人は怒りをぶつけるべきだ。

 無駄な総選挙に600億円、トランプの来日に使われた莫大な警備費。一日借り切ったゴルフ場への支払い。

 安倍政権は無駄の塊である。こんな政権はいらない。つくづくトランプ来日のバカ騒ぎを見ていて、そう思う。

【巻末付録】

 今週も見るべきものは少ない。ポストは、PRESTIGEというAVメーカーの「超絶美女列伝」。袋とじはAmazonなどがやっている電子書籍販売サイトからダウンロードできるデジタル写真集「解禁グラビア写真集の興奮」。「インスタで尻を見せたがる女たち」

 現代は、「アジアで人気の『たわわ娘』篠崎愛」。「鈴木心春 22歳の『恥ずかしい無毛ヌード』」。袋とじは、またまた出ました!「ピーター・リンドバーグ 世界的巨匠が撮り下ろした完全未公開ヘアヌード 石田えり」。56歳のえりが講談社から出す(12月16日発売)写真集から選んだものだ。

 私が彼女の写真集を手掛けたのはたしか1992年だった。あれから四半世紀以上が経つ。懐かしいが、あの時のような大ベストセラーになることはないだろう。

 NHKの『ニュースウオッチ9』で、えりのインタビューをやっていた。「いくつになっても挑戦したい」との言やよし。

 これでいけば、80歳、90歳のヘアヌード写真集が出るかもしれない。見たくはないけどね。

 今週は、熱意の感じられないポストを石田えりの熱い思いが圧倒した。現代の勝ち!
(文=元木昌彦)

またまた立憲民主党議員に強制わいせつ疑惑!「タクシーの中で、無言でズボンのチャックを下ろし……」

今週の注目記事・第1位
「騙し討ち『大増税』選挙で勝った途端に何でもありか!」(「週刊ポスト」11/17号)

同・第2位
「ジョセフ・ナイ米元国防次官補『安倍よ、トランプよ 金正恩を舐めてはいけない』(「週刊現代」11/18号)

同・第3位
「立憲民主党初鹿明博に強制わいせつ疑惑」(「週刊文春」11/9号)

同・第4位
「小泉進次郎の訴えを完全スルー いまだ報じられない『新聞に軽減税率』問題」(「週刊現代」11/18号)

同・第5位
「座間9人バラバラ殺人“10人目の被害者”が明かす『私を愛した殺人鬼』交際52日全記録」(「週刊現代」11/18号)

同・第6位
「稀勢の里 白鵬を襲う『横綱引退場所』の因縁」(「週刊ポスト」11/17号)

同・第7位
「CM女王ローラ『突然の独立宣言文書』で芸能界大混乱-契約企業は26社!」(「フライデー」11/17号)

同・第8位
「あの東進ハイスクール大人気講師が教え子と禁断愛」(「週刊文春」11/9号)

同・第9位
「大ブーム 女子中高生のカラコンが危ない!」(「週刊文春」11/9号)

同・第10位
「日の本にも芸能界『セクハラ文書』」(「週刊新潮」11/9号)

同・第11位
「『安倍総理』のお腹が痛い『トランプ』『アッキー』気まずい関係」(「週刊新潮」11/9号)

同・第12位
「老化の原因物質『オステオポンチン』を減らせば、どんどん若返る」(「週刊現代」11/18号)

同・第13位
「『最高の睡眠』への実践レッスン」(「週刊文春」11/9号)

【巻末付録】現代とポストのSEXYグラビアの勝者はどっちだ!

 日曜日(11月5日)に来日したトランプ米大統領に対して、日本では反対デモが起きなかった。

 日本にいるアメリカ人100人程度が渋谷ハチ公前で反トランプ集会を開いたそうだが、2万人以上を動員した警察に怯えたのだろうか。

 安倍首相をはじめ、日本人には、オレは占領時代にこの地へ降り立ったマッカーサーのように見えているのだろうと、内心、トランプは思っているのではないか。

 トランプの“忠臣”のように傅く安倍の姿をテレビで見ながら、日本がいまだアメリカの植民地であることを、われわれは改めて思い知らされた。

 この話はあとで触れるとして、まずは文春の「最高の睡眠」からいこう。

 西野精治スタンフォード大学教授は、日本は睡眠薬天国だが、他の薬と違って脳に直接作用するから、医学的にまだわからないこともあるので、私は飲まないようにしていますと話している。

 エエッ! 私は毎晩飲んでいる。先週は水曜日にゴルフがあったので、普段は半分しか飲まないハルシオンを前の晩1錠も飲んでしまったら、ゴルフをやりながら眠くてしょうがなかった。

 そのせいではないがスコアはガタガタ。気を付けよう!

 私は寝る前に必ずトイレに行くが、睡眠前の「べからず」というのがある。体温を上げたり緊張を高めることはやってはいけない。

 入浴は就寝90分前に。アルコールは少量。寝る前にスマホやパソコンを見るのはダメ。液晶のブルーライトには覚せい作用があるからだそうだ。

 私は現役時代から夜型で、今でも2時近くまで起きていて、DVDを見たり、録画してあるビデオを見たりしている。

 友人たちに聞くと、10時過ぎには寝てしまうから、朝の3時ごろには目が覚めるという連中が多い。

 私の起床はいつも8時ごろである。早起きは三文の徳と昔からいうから、たまには早寝早起きをしてみようか。

 この頃の週刊誌は、どれも健康雑誌に模様替えしたのではないかと思えるほど、健康情報に割くページが多い。

 新潮でも「若嶋津を危機に晒した『サウナ健康法』の正しい活用術」という特集をやっている。

 現代には「オステオポンチン」という聞きなれない物質が老化に大きく関係しているという特集がある。

 なんでも、この物質を人為的に減らす技術を開発することができれば「若返りも可能」(慶應義塾大学医学部循環器内科の佐野元昭准教授)だそうである。

 これまでの研究で、この物質が少ない人は老化が進みにくいということがわかってきたという。

 アルツハイマーも、この物質を少なくすれば抑制できるというのだ。

 では、増やさない食べ物は何か? 一番いいのはサバ、サンマ、イワシなどの青魚類。

 ダイコン、ニンジン、ゴボウなどの根菜類を加熱して食べる。シイタケやエノキ、マイタケなどのキノコ類やキャベツ、トマトも植物繊維が多くていいそうだ。

 クルミやアーモンド、飲み物では濃い目の緑茶がいいそうである。ダメ元でやってみようか。

 トランプ来日に際して、安倍首相夫人・昭恵とトランプとの関係が心配だと新潮が報じていた。

 ドイツで開かれたG20サミットの際、夕食会で2人が隣り合わせたが、1時間45分の間、昭恵は何ひとつ話さなかったと、トランプが米紙のインタビューでバラしてしまったのだ。

 トランプが悪意で話を“盛った”可能性もあるが、森永製菓のお嬢さんは、海千山千の不動産屋とは気が合わなかったのではないかと、いろいろ取りざたされている。

 挨拶さえしなかったというのは信じがたいが、昭恵の友人はこう話している。

「昭恵さんは、聖心女子専門学校の英語科卒。でも語学力は低く、外国人と英語で会話なんて、簡単なものでも無理ですよ」

 晩さん会はどうなったのか? どうやら安倍首相は気を使ってトランプと昭恵を近づけないように見えた。

 昭恵にはトランプ夫人をつけ、トランプは自分がもてなす。そんな風に見えたのだが、どうだったのだろうか。

 ワイドショーで報じるところがあったのか。知りたいものである。

 アメリカでは、大物プロデューサー・ワインスタインによってセクハラを受けたという女優たち80人以上が告発して大騒動になっている。

 この事件を矮小化するために手を貸したと、ワインスタインの秘蔵っ子、タランティーノ監督が謝罪し、彼を擁護する発言をしていた社会派監督のオリバー・ストーンも、自身のセクハラを元モデルに暴露されるなど、ハリウッド界はこれまで「公然の秘密」として、メディアが暴露しようとしても潰されてきた映画界の闇が、ようやく明るみに出ようとしている。

 新潮でも書いているが、日本でも映画・芸能界はもちろんのこと、政界からメディアまで、権力を笠に着てセクハラや強制わいせつが行われてきた。

 伊藤詩織が山口敬之の「レイプ」を告発したが、ジャーナリストの彼女が中心となって「映画、芸能プロ、政界、メディア」のセクハラを告発する団体を作ったらいいと思う。

 ところで五木寛之の『孤独のすすめ』(中公新書ラクレ)が売れているようだ。五木は私より13歳上だから、80代半ばである。

『蒼ざめた馬を見よ』や『海を見ていたジョニー』など、青春の華やかさと寂しさを描いて時代の寵児になった。

 現代に『青春の門』を連載した時は、部数が数万部増えたといわれる。だがその後、筆を折り、書かなくなった時期もあった。

 その後は、小説よりもエッセイや翻訳ものを出して、五木ワールドをつくっている。

 私は、新潮に連載しているエッセイが好きで毎回読んでいるが、人生の何でもない些事を取り上げ、読ませる力はなかなかのものである。

 五木もこの歳になって枯れてきたのかと読んでみたが、最初は老いた人間の生き方などに触れてはいるが、途中から、嫌老時代をどう生き抜いていくかという、かなり挑発的な内容になる。

 現在は世代間の争いといわれているがそうではない。2つの層の「階級闘争」へと発展していくに違いないというのである。

 嫌老が憎悪に変わる。若者階級と老人階級との闘争への、現在は入り口に過ぎない。

 そのために老人は自立せよ。働き、税金を納め、自分たちを憎悪の対象にしつつある階級との戦争に備えよと檄を飛ばす。

 いつになっても五木寛之はカッコイイね。でも、そういわれても何の能力も体力もない、私のような世捨て人老人は、どう生きたらいいのだろう。

 それが間違いだともいう。いかに生きるかではなく、いかに死ぬかを考えろ! そのためには一人一人の老人が宗教を持てという。

 まあ、それなりに刺激のある本ですが、私には「孤独に生きる」方法をもっと教えてほしかった。

 第9位。ここ数年、カラーコンタクトをする女子中学生や高校生が増えてるという。略してカラコン。

 文春によると、カラコンを買う際、眼科医の検査を受けずに購入して、不具合で目を傷つけ、失明につながる眼病を発症しているケースもあるという。

 カラコンをするのは、黒目の部分を大きくしてお人形さんのような目になりたいという願望からで、最近は明るいブラウン系が人気だそうだ。

 だが、ほとんどが韓国製や中国製だという。多くのカラコンが、酸素透過性の低い素材を使っているため、角膜に必要な酸素が入ってこないことになる。

 気を付けよう暗い夜道とカラコン購入。

 さて、東進ハイスクールという名は私でも知っている。そこの人気英語講師・西きょうじ(54)が、かつての生徒と不倫関係にあったと文春が報じている。

 そのA子は、スクールを出てから17年ぶりにFaceBookで西を見かけ、「私、教え子なんですけど、覚えていますか?」と送った。

 すると覚えていると返事が来て、「食事でもしましょう」と誘ってきたそうだ。

 昨年11月上旬に会い、2人でワインを飲みながら思い出話をした。その後、西の別宅に誘われ、愛の告白メッセージが携帯に届くようになる。

 そして西の「そろそろヤラせてよ」という懇願に負けて関係を持つ。避妊もせず、一晩に5回も6回も迫ってきたというから、絶倫センセイなのだ。

 妻とは離婚したいといいながら、ずるずる関係を続けるセンセイに、彼女の方から別れを告げたという。

 東進ハイスクールには「公序良俗に反する行為をした場合は契約を解除する」という契約があるそうだ。

 西は文春の取材に対して、一線は越えていない?

「はい……。この記事が出たら東進も百%クビになる。ここで積み重ねてきたキャリアが崩れるとは」と、カリスマ講師はガックリ。

 私の好きなローラ(27)が、突然独立宣言して芸能界は大混乱だとフライデーが報じている。

 事務所のやり方がおかしい、奴隷的だと主張してきた彼女だが、10月20日付で日本を代表するクライアントのところに「独立宣言」ともとれる文書を送りつけたというのである。

 そこには新事務所の担当者と新たに就任した弁護士2人の名前があったという。

 文中には「契約解除はやむを得ない」「所属事務所とローラは無関係となる」といった一方的な内容が書かれてあるそうだ。

 新事務所の名は愛犬の名前「MOKA BEAR」からとったようだ。設立は7月中旬。代表取締役は双子の兄。

 現在ローラがイメージキャラクターになっているのは26社。ライオン、サントリー、ユニクロ、楽天など大企業だが、それらのスポンサー企業が混乱しているという。

 そのうちの1社は、新しい事務所の人間から電話がかかって来て、「契約のことで話がある、これからはウチに連絡をください」という内容で、たどたどしい日本語だったと話している。

 それに芸能界や広告のルールを知らない人間だと、感じたという。

 事務所側は、今年6月以降、法的に有効な形での合意は何もされていないのに、このやり方は納得できないといっている。

 その上、撮影現場に兄や母親が付いてきてしまうそうだ。

 大手企業の関係者が、タレント事務所とわれわれ企業との間には広告代理店やいろんな会社が関わっている、そこを飛び越えられても困ると嘆いている。

「こちらも企業イメージがあります。これ以上ゴタゴタが続くようなら、来季の契約は考え直さないといけませんね」

 ローラ最大の危機である。私に頼んで来れば、いい方向で収めてあげるのに。来ないだろうけどね。

 11月12日から大相撲の九州場所が始まる。いまのところ4横綱が勢ぞろいするといわれているが、ポストによれば、この場所は横綱にとっては「不吉」なのだそうだ。

 武蔵丸、双羽黒、三重ノ海が引退している。稀勢の里の師匠である隆の里も、85年の九州場所で5日目に休場し、翌年の初場所で初日に黒星を喫して引退している。

 曙は優勝したが、両膝のけがが悪化して、初場所を全休。そのまま引退した。

 朝青龍は11連勝のあと4連敗し、翌場所中に泥酔騒動を起こし、引退勧告を受けた。

 貴乃花も九州場所をケガで全休。翌年初場所で引退表明している。

 ポストによると、その上、若手の台頭が著しく、4横綱にとっては厳しい場所になりそうである。

 白鵬、稀勢の里、鶴竜、日馬富士、誰が引退してもおかしくないが、本命は白鵬か。

 これまでとは違う意味で、楽しみな九州場所ではある。

 さて、過去にも数々の猟奇事件があった。神戸児童連続殺傷事件、女子高生コンクリート詰め殺人、八つ墓村、津山三十人殺しなどがすぐに浮かぶ。

 だが、神奈川県座間市で起きた9人の頭部切断事件は、文字通り背筋を凍らせるだけでなく、これから来るであろう暗い時代の予兆のような事件に思えてならない。

 これまでも自殺サイトで知り合った男女たちが集団自殺を図ろうとしたり、今夏、大阪の会社員が自殺サイトで知り合った男女3人を殺す事件などが起きているが、今回のはどこか違うように思う。

 事件発覚のきっかけは、東京都八王子市の女性(23)が10月21日から行方不明になり、彼女の兄が高尾署に届け出たことからだった。

 女性はTwitterで「一緒に死んでくれる人を探している」などと投稿していたそうだ。

 アパートの狭い部屋で、切り取った頭部などを入れ、猫のトイレ用の砂をかけたいくつものクーラーボックスとともに暮らしていた白石隆浩容疑者(27)とは、どんな人物なのか。

 週刊誌の格好のテーマだが、残念ながら新潮、文春ともに締め切りの関係で間に合わなかった。

 かろうじてフライデーが突っ込んでいるが、目新しい話はない。

「白石さんの家は両親と彼と妹さんの4人家族です。隆浩君は子どものころから悪いウワサなどもなく、素直な良い子というイメージしかありません」(近隣住民)

 こうした大事件が起きるたびに、週刊誌というサイクルは時代に合っていないと思う。

 テレビのワイドショーが事件を連日放送し、ネットメディアも毎日のように報じている。週刊誌も何らかの策を講じなくてはいけない。

 私なら、取材記者たちを動かして原稿にし、ネット上で情報を日々更新する。すべて無料で読める。週刊誌でしかやれない切り口で報じ、それを編集して次号に掲載すればいい。

 文春にはデジタル版(有料)がある。そうした試みをやっているかと思って覗いてみたが、やっていないようだ。それならば、今日からでも始めるべきだと思う。

 今日(11月6日)発売の現代が、白石容疑者が逮捕される直前まで、メールなどでやり取りしてきた女性が、インタビューに応じている。

 この女性、ワイドショーにも話しているから、取り立てて目新しい話はない。

 彼女は9月6日の夜、Twitterで「死にたいので一緒に死ねる方募集します」とツイートしたら、「首吊り士」というアカウントの白石から反応があったという。

「一緒にどうですか。車と薬を持っています」

 そこからダイレクトメッセージでやり取りし、無料トークアプリでメッセージや電話をするようになった。

 彼女はこれまでもSNSを通じて何人かとやり取りしてきたが、白石が一番熱心だったという。

 その後、「会いたい」「一緒に住みたい」という内容に変わり、彼女のほうも来年あたり実際に会い、同棲しようという気持ちになっていたそうだ。

 10月下旬ごろ、白石が電話で「人を殺したことがある」と打ち明けたことがあったという。

 数日後に、他にも殺しているともいったそうだ。10月20日にはロープの写真が送られてきたので、嫌悪感を示すと「お願いだから嫌いにならないで」という返信が来た。

 SNSを通した疑似恋愛に持ち込むのが白石容疑者の得意技だったのか。

 だが10月後半になると「俺におカネを渡してくれたら殺してあげる」「全財産を全部俺にちょうだい」と変化し、彼女が家に来たら「飲み物に睡眠薬を入れて、眠っている間に縄で殺ろうと思う」などとエスカレートする。

「私も病んでいたので、『もう殺されたい』って感じでした」

 通話をしている時に、電話口から女性の声のような音が聞こえてきたという。

 印象的なのは、白石が彼女にいった以下のような言葉である。

「俺は普通の子はダメなんだよね。精神的に弱い子がいい。元カノは多重人格みたいな病んだ子ばかり。俺が病んでいるから、そういう子を引き寄せちゃうんだよね」

 ポストによれば、公判で「自殺志願者に頼まれて殺した」と主張して認められた場合は、最高でも懲役7年程度。

「自殺した死体を切り刻んだだけ」と主張すると、認められた場合は3年以下の懲役だそうだ。

 どちらにしても、尋常な精神ではないから、心神耗弱だと主張して認められる可能性もあるのではないか。その場合は、精神病院へ強制入院させても、すぐに出てきてしまう。

 この手の犯罪では例を見ない凶悪事件だが、白石容疑者は事件の動機や手口をどう語るのだろうか。

 殺された人たちは、なぜ彼の元へ引き寄せられたのか。事実は小説より奇なりである。

 さて、小泉進次郎の軽減税率発言が波紋を呼んでいる。

 総選挙中にも「軽減税率を見直せ。特におかしいのは新聞だ。新聞社は社説で消費税増税を求めているのに、自分たちは負担しない。ぜんぜん筋が通らない」といっているが、その新聞はほとんどこの発言を取り上げないか沈黙したままである。

 電気やガス、水道が軽減税率を適用されないのに、なぜ新聞は、適用されるのか。

 こうした当然の疑問に答えようとしない新聞は、社会の木鐸などという資格はない。

 現代によれば、これは読売新聞のナベツネがごり押ししたのはよく知られているが、これを主導したのは公明党だったという。

 聖教新聞や公明新聞を持つ支持母体の創価学会が強力に反対し、そこをナベツネが利用したというのである。

 法政大学の小黒一正教授によると、871万部を公称する新聞社で、消費税が2%軽減されれば、月ぎめ購読料金で計算すれば、ざっと月に7億円、年間84億円が浮くことになるそうだ。

 こんなことをやっているから、新聞社は権力と本気で対峙しようと思う記者がいても、逆らえなくなるのだ。

 自分の所の利益だけを考え、読者を蔑ろにするから、新聞は「建前反権力、本音は親権力」だといわれてしまうのである。

 ナベツネの罪は大きいといわざるを得ないが、それに追随する他の新聞社も同罪である。

 アサヒ芸能に、小池の「排除発言」を引き出したジャーナリストの横田一が寄稿している。そこで横田は、「小池氏が排除発言を白紙撤回する猶予は、立憲民主党が結成されるまでの3日間あった」といっている。

「その間にリベラル派を受け入れる寛容さを見せていれば、まったく違う結果が待っていただろう。『排除されない』と議員の前で話した前原氏よりも小池氏のほうが『正直』だった。その反面、『私が排除を言う分には許される』と、小池氏は自分の人気を過信した」としている。

 安倍首相の4度目の首相就任会見をテレビで聞いていて、その内容のなさに愕然とした。お前は国民をバカにしているのかと、テレビに向かって吠えた。

 そんなたわ言をハイそうですかと聞き、突っ込んだ質問もできない官邸の記者たちに怒りが湧くどころか、哀れとさえ思えた。

 菅官房長官への厳しい突っ込みで一躍有名になった東京新聞の望月衣塑子記者の『新聞記者』(角川新書)を読んだ。

 内容は新聞記者の取材合戦の秘話よりも、彼女の人生を振り返っている部分が多いが、面白いところが2カ所あるので紹介しよう。

 望月の某スクープが大きな広がりを見せたが、ある大臣から訴えられ、東京地検に事情聴取される。完黙したこともあり、会社側は不起訴になるのだが、会社は彼女を整理部へ異動させてしまう。

 その時、テレビや他の新聞がうちに来ないかと声をかけてくる。中でも読売新聞が高く評価してくれたので、心が傾き、父親に「背中を押してほしいと思い」会って、そのことを話す。

 彼女の父親は業界紙の記者だったが、ジャーナリストとして一本筋が通った人だったようだ。その父親が「お父さん、読売だけは嫌なんだよ」と娘に、切なそうに訴えたという。私の父親も読売だった。読売に入るという選択肢もあったが、講談社を選んだ。いまでもその選択は間違っていなかったと思っている。

 菅への質問で注目を浴びた望月だが、その報復は、手を上げている彼女を指名しないことだった。だが、それ以外にも驚くべきことがあった。

「8月下旬、菅長官側は幹事社を通じて菅番の担当記者に、会見時間を短縮したいとの趣旨を打診してきたという。番記者側は『時間制限はできない』と突っぱね、要求は呑んでいないというが、『あと〇人』『あと〇問』と官邸の広報官が質問を打ち切っているのを認めているのが現状だ。
 これは、メディアの自殺行為ではないか」

 呆然として涙があふれそうになったと書いている。

 この記述に私は呆然とした。まだそんなことをいっているのか。記者クラブが言論を歪め、国民の目から政府の不都合な真実を隠しているのは自明の理ではないか。

 甘いといっては失礼だが、それだからこそ、望月の菅に対する執拗な質問が多くの国民に支持されたのではないか。

 今や記者クラブを含めた記者たちは、権力にたてつくのではなく、権力側の番犬に成り下がっている。これは常識であろう。

 泣いている場合ではない。東京新聞というローカルな新聞だからこそできることがある。安倍首相も嫌々ながら国会の延長を認めた。森友・加計学園問題追及は野党だけに任せてはおけない。

 社会部の精鋭をこの時期だけ政治部に移し、菅官房長官の会見でとことん質問させるのだ。菅が顔を歪め、もうまいったというまで追及するのだ。そうすれば世論が味方に付き、他紙もやむを得ず追随せざるを得なくなる。

 安倍政権は水漏れ状態だ。ちょっとでも穴が広がれば崩壊する。そうやって新聞記者たちは、権力に対する番犬としての矜持をとり戻せ。そう彼女にいいたい。

 文春は先週、立憲民主党で初当選した青山雅幸議員のセクハラ疑惑を報じ、福山幹事長が青山の党員資格停止処分を発表した。

 だが政治部記者にいわせると、枝野代表と大学のサークルが一緒だった「お友だち」だから、年明けの通常国会では会派に入れるといわれているそうである。

 今回、文春砲に疑惑を追及されたのは、東大法学部卒で議員秘書、都議を経て民主党から出馬し初当選、現在当選3回の初鹿明博議員(48)。

 私生活では自ら「宝物」といっている妻と3人の子どもがいる。だが、女性にはだらしないようで、昨年12月には新潮で「不倫未遂」を報じられている。

 舞台女優と個室で食事をした際、女性の胸を触り、自分もズボンを脱ぎ始めた。歌舞伎町のラブホへ連れ込もうとして失敗したという。

 今回は「性暴力事件」だというから穏やかでない。被害者は佐藤陽子(仮名)で、初鹿の支援者の一人だった。

 15年5月、港区内で初鹿議員を囲む懇親会が開かれた。二次会を終えた時点で議員は呂律が回っていなかったと佐藤はいう。

 深夜お開きになり、初鹿と3人でタクシーに乗った。1人が途中で降りる。するといきなり議員はキスを迫ってきた。佐藤はショックのあまりフリーズしていると、初鹿は無言のままズボンのチャックを降ろし、彼女の顔を引き寄せたというのだ。

 昨年12月に議員から謝罪を受け、初鹿はこういったそうだ。「嫌じゃなかったと思った。ひどいことしたのかな。反省しています」。

 佐藤は、事があった直後に被害届を警察に出そうと考えたが、「立場のある方」だと見送ったという。今回文春の取材を受けて、「セクハラや性暴力の被害者にとって、心の傷は長く残り、加害者から謝罪を受ければ終わるわけではありません。(中略)それをわかって頂きたくて、お話ししたのです」。さらに「重大な問題だと再認識しました。改めて提出を検討します」と話している。

 当の青山議員は「記憶にない」と繰り返すばかりだが、長谷川裕雅弁護士によると、国会議員という支配的な立場にあり女性は拒否不能だったと判断されるから、準強制わいせつ罪に当たり、タクシー内で性器を露出するのは公然わいせつ罪にも当たる可能性があるという。

 さて、ジョセフ・ナイといえば、ハーバード大学の著名な国際政治学者で、カーター政権で国務副次官、クリントン政権では国家情報会議議長などを歴任した大物である。

 現代は彼に北朝鮮問題についてインタビューしている。

「金正恩のことを挑発行動を繰り返すだけの、まるで正気ではない独裁者だという人がいます。しかし、私はそうは思わない。金正恩は自暴自棄になっているわけではなく、計算づくで行動しているのです」

 北朝鮮にとって核開発は手にしている唯一の外交カードだから、このカードを捨てるはずがない。

 この20年間、アメリカは北朝鮮に核開発を断念させるために約1,540億円を投じてきたが、それをできなかった。

「金正恩を舐めてはいけない。十分な軍事力を持てたとの確信を得れば、武力を使って、韓国との『再統一』を宣言する可能性だってあります」

 トランプが先制攻撃を考えていても、北朝鮮には核兵器抜きでも報復攻撃能力があるから、失われる命があまりにも多く、リスクが高すぎるから、できないという。

 また北朝鮮もそうしたリスクを知っているから、核による自滅的な行動はとらないとナイはいう。

 では解決策はあるのか。

「真の解決策を見出すのは難しいですが、私としては、次に金正恩が長距離弾道ミサイル実験を行ったときに、中国を動かして、北朝鮮に対する食糧・燃料の供給を止めさせる──。これがもっとも効果的で、現実的なように思えます」

 アメリカも、北朝鮮とどう対峙しようとすればいいのか、揺れているようだ。

 トランプと習近平の首脳会談がどうなるのか。お互いどんな思惑で、どんな声明を出すのか、まずは注目したい。

 今週の第1位は、選挙で大勝した自民党が、消費税増税前に進めている「大増税」にメスを入れたポストの記事に上げたい。

 今度の選挙で、当分、選挙はない。ポストによると、来年の18年は、大型選挙のない「空白の1年」になるという。

 選挙の心配がなければと、財務省がやろうとしているのが「所得税改革」だ。

 なぜなら、2年後に消費税を10%に値上げすると、所得税を増税するとはいい出しずらくなるからだ。

 所得税増税のターゲットはいつもサラリーマンである。まずは「給与所得控除」の廃止・縮小が盛り込まれるという。

 現在、年収632万円の会社員には約180万円の給与所得控除が認められている。だが財務省は、本当の必要経費は「年間約25万円」と試算しているというのである。

 こうなると、ワイシャツ1枚、1,000円床屋さえ、年に何回しか行けないことになる。

 しかも180万円の所得控除が25万にまで縮小されると、所得税・住民税の合計額が一挙に約45万円増えるという。

 財務省はこうすれば、所得税の税率を1%も上げずに、控除額を縮小させるだけで税金が増える、打ち出の小づちなのだ。

 当然、年金生活者の懐からも奪っていく。年金収入には120万円の「公的年金等控除」が認められ、夫婦2人なら年収208万円以下は実質的に非課税になっている。

 これが廃止されると、月額15万円の年金を受給している高齢者は、所得税・住民税が年間18万円にアップするそうだ。

 高齢者抹殺計画と呼んでもよかろう。そのほかにも、日本から外国に行く旅行者から1人1,000円を徴収する「出国税」や、住民税に数百円を上乗せする「森林環境税」、電子たばこへの課税なども考えている。

 現在は40歳から払う介護保険料を20歳以上からとることも検討しているそうだ。その上、消費税が上がれば便乗値上げが必ずある。

 安倍政権に投票した物好きな有権者も、彼に白紙委任した覚えはないはずだ。

 トランプ米大統領の長女、大統領補佐官のイバンカ(36)に、彼女が立ち上げた基金「女性起業家資金イニシアチブ」へ、安倍首相は気前よく5,000万ドル(約57億円)を出すことを表明した。

 誰のカネだと思っているのだ。そのカネを恵まれない家庭に配ったほうがよほど役に立つ。

 外遊しては、その国へ大金を寄付する安倍に、もっと日本人は怒りをぶつけるべきだ。

 無駄な総選挙に600億円、トランプの来日に使われた莫大な警備費。一日借り切ったゴルフ場への支払い。

 安倍政権は無駄の塊である。こんな政権はいらない。つくづくトランプ来日のバカ騒ぎを見ていて、そう思う。

【巻末付録】

 今週も見るべきものは少ない。ポストは、PRESTIGEというAVメーカーの「超絶美女列伝」。袋とじはAmazonなどがやっている電子書籍販売サイトからダウンロードできるデジタル写真集「解禁グラビア写真集の興奮」。「インスタで尻を見せたがる女たち」

 現代は、「アジアで人気の『たわわ娘』篠崎愛」。「鈴木心春 22歳の『恥ずかしい無毛ヌード』」。袋とじは、またまた出ました!「ピーター・リンドバーグ 世界的巨匠が撮り下ろした完全未公開ヘアヌード 石田えり」。56歳のえりが講談社から出す(12月16日発売)写真集から選んだものだ。

 私が彼女の写真集を手掛けたのはたしか1992年だった。あれから四半世紀以上が経つ。懐かしいが、あの時のような大ベストセラーになることはないだろう。

 NHKの『ニュースウオッチ9』で、えりのインタビューをやっていた。「いくつになっても挑戦したい」との言やよし。

 これでいけば、80歳、90歳のヘアヌード写真集が出るかもしれない。見たくはないけどね。

 今週は、熱意の感じられないポストを石田えりの熱い思いが圧倒した。現代の勝ち!
(文=元木昌彦)

「ハイハイをしながらこちらへ寄ってきた……」元秘書に“恐怖のセクハラ”立憲民主党議員の反論は?

今週の注目記事・1位
「今度の好景気は本物 株も、土地も、給料も上がる」(「週刊現代」11/11号)「これからの1年、日本経済に何が起きるのか」(「週刊ポスト」11/10号)

同・2位
「中村喜四郎という生き方」(「週刊現代」11/11号)

同・3位
「村上信五と小島瑠璃子、超厳戒お泊まり愛撮った-こじるりは恋愛でも無双」(「フライデー」11/10号)

同・4位
「安倍晋三・昭恵『夫婦30年秘録』-キューピッド役が初告白」(「週刊文春」11/2号)

同・5位
「島田紳助『芸能界に未練なし。生き甲斐よりお金・仲間・筋肉』」(「週刊文春」11/2号)

同・6位
「枝野代表の盟友、秘書がセクハラ告発-『あとで一緒に風呂行く?』」(「週刊文春」11/2号)

同・7位
「新皇帝・習近平の『新しい中国』どう付き合うのが正しいか」(「週刊現代」11/11号)

同・8位
「ソフトバンクにあって巨人にはないもの、何だろう」(「週刊ポスト」11/10号)

同・9位
「『天皇退位日』決定でいや増す『美智子皇后』のご懸念」(「週刊新潮」11/2号)「新元号スクープ『負けられない戦い』」(「週刊ポスト」11/10号)

同・10位
「老けない『最強食』-20万人を診た権威が教える」(「週刊文春」11/2号)

同・11位
「『東京五輪買収』疑惑の新証拠」(「週刊ポスト」11/10号)

同・12位
「『神戸製鋼』はそんなに悪いか?」(「週刊新潮」11/2号)

同・13位
「カリスマ精神科医ゆうきゆう氏『独身装い婚活パーティ参加者を毒牙に』」(「週刊文春」11/2号)

同・14位
「横田めぐみさんの『消息』」(「週刊文春」11/2号)

同・15位
「トランプが暴くJFK暗殺“54年目の真実”」(「週刊ポスト」11/10号)

同・16位
「『もし立川談志が生きていたら』-七回忌<イタコ>放談」(「週刊文春」11/2号)

【巻末付録】現代とポストのSEXYグラビアの勝者はどっちだ!

 今週も、選挙報道を外すとこれといったすごい読み物はない。その選挙結果も、安倍晋三首相が早速、数を頼みに特別国会を11月1日からわずか8日間、実質3日しか開かないという暴挙の前に、あっという間に忘れ去られてしまった。

 東京新聞は、社説で「国会軽視」だと批判しているが、これは国民をバカにしている証拠で、「国民蔑視」である。

 だからいわんこっちゃない。煙となんとかは上にのぼりたがるのだ。

 トランプが来日して、松山英樹を引きずり込んでゴルフを一緒にやるそうだ。松山は、新しいシーズンが始まっているから参加できないと断れば、男になれたのにと考えるのは私だけではないだろう。

 それに後で触れるが、あれだけアベノミクスは失敗だと報じていたのに、少しばかり株が上がると、現代とポストは、さあ、これからは株だ株だと大騒ぎしている。

 週刊誌なんてそんなもんだとは思うが、いい加減な週刊誌づくりをしてきた私の目から見ても、もうちょっと「事実を見る目」があってほしいと思う。

 よって今週も順位なしにした。

「大衆は威張っているフリをしているヤツが必要なんだ。そういうのが一人、二人いないと、息詰まっちゃう」

 生前の立川談志の言葉である。文春で立川談春が師匠談志の思い出を語っている。

「一方で、本当の権力とはきっちり距離をとっていましたね。石原慎太郎さんのことは大好きで、『何が慎太郎だ、バカヤロー』とは言っても、田中角栄さんには絶対に近寄らなかった。『本当の権力をおちょくるとピエロは殺されるぞ』」(談春)

 11月が来ると7回忌になる。弟の松岡由雄さんも亡くなって早1年が過ぎた。

 弟弟子の立川志らくが、談志の後継者だと自分で吹聴しているが、それに対する批判であろう、こういっている。

「(談志は=筆者注)すごい人ですよ。談志の才能と器の大きさを継げてる奴は一人もいないんです」

 談志は晩年、「落語には江戸の風が吹いてなきゃいけない」といっていた。それについて談春はいろいろ考えてきたという。

「徒弟制度を決して学校にするな、という教えは談志一門にとっては特に重い意味を持つ。
 これは何だといえば、世の経済理論や競争原理とは無縁のところに、落語の世界、“江戸の風が吹く”世界があって、落語家の強みは、まさに、そこにある。落語家ってバカだから、損得で動かないからね(笑)」

 また談志十八番「芝浜」の季節がやってくる。

 ケネディ大統領が暗殺されて54年が経つそうだ。いまだにオズワルドは真犯人なのか、複数犯ではないのか、FBIが暗殺に関わっていたのではないか、ロシアの関与はと、謎は、年を追って深くなるばかりである。

 その20世紀最大の謎が、トランプ大統領の一声で、未公開の資料が公開されるかもしれないのだ。

 10月21日にTwitterで、トランプは「JKFファイルの公開を認める」とツイートした。

 それもあって10月26日に、捜査資料の一部が公開されたのだ。

 トランプにとっては、自分へ向かう批判をそらしたいがための思い付きだろうが、この膨大な資料の山から、真実の一端が明るみに出るかもしれないのだ。

 10月28日の朝日新聞は、こう報じている。

「1963年に起きたケネディ米大統領暗殺事件をめぐり、事件直前に英国の地方紙に『大ニュースがある』という匿名の電話がかかってきたことが、米国立公文書館が公開した米連邦捜査局(FBI)の内部文書から明らかになった。
 文書は事件の4日後に当たる63年11月26日付で、当時のFBI副長官が長官にあてたもの。英情報局保安部(MI5)からもたらされた情報として、米テキサス州ダラスでケネディ大統領が暗殺される約25分前に、英国の地方紙ケンブリッジ・ニューズに匿名の電話があり、『大きなニュースがあるから、ロンドンの米国大使館に電話すべきだ』と告げて切れた、としている」

 どんな推理小説よりも面白い「世紀の謎」が解き明かされるかもしれない。だが、そこに出てくるのは、アメリカ政府内の暗闘か、はたまたロシアの陰謀か。楽しみである。

 さて、北朝鮮に拉致された横田めぐみの「消息」が、政府の極秘文書が解禁されたことで「わかった」かのように文春が報じている。

 この文書は、04年に拉致問題対策本部事務局の前身である「内閣官房拉致被害者・家族支援室」が、蓮池薫夫妻、地村保志夫妻、曽我ひとみら5人から聞き取り調査をし、分析したものだという。

 残念ながら、横田ひとみについての確度のある新情報は、私が読む限りない。

 横田が拉致されてから40年もの月日がたった。彼女ももう53歳になる。母親の横田早紀江は、トランプ米大統領が拉致問題に言及し、11月5日に来日した際、横田夫妻たちと会うことになったことを、「本当にありがたいことです」といっている。

 だが、中国・習近平が強力な一強体制をつくりあげ、ロシアのプーチン大統領も北朝鮮への関与を強めている今、武力攻撃をほのめかして圧力をかけるだけのトランプ・安倍連合ができることは限られている。

 圧力をかけながら対話の道を模索することができなければ、この危険な膠着状態が続くだけだろう。

 ところで、先週新潮が、8ページを割いて、文春に載った山口敬之元TBSワシントン支局長の「韓国軍にベトナム人慰安婦がいた!」という記事はねつ造ではないのかと問題提起した。

 それに対して、文春が今週号で「週刊新潮『韓国軍に慰安婦』捏造記事の指摘に答える」という反論を2ページでやっている。

 新潮でも登場した山口の元リサーチャー・グリーン誠子にこういわせている。

「新潮は資料の肝心な点の検証を怠っています。初めから歪曲と捏造という偏った姿勢で取材を進めたのは非常に残念に思います」

 新潮での発言とは違っているようだが、来週号で、新潮は第2弾をやってくるだろう。この論争どうなるのか注目である。

 その山口だが、「月刊Hanada」(飛鳥新社)に独占手記「私を訴えた伊藤詩織さんへ」を寄せたようだ。

 私は未読だから、メールマガジン『文徒』(今井照容責任編集)から、武田砂鉄のツイートを紹介しておこう。

「山口敬之『私を訴えた伊藤詩織さんへ』を読む。伊藤が記した内容の多くに具体的な反証を挙げず、レイプ後に送られてきた伊藤からの業務連絡メールを『これが、被害者がレイプ犯に送る文面でしょうか?』などと、本人を繰り返し中傷。こんなものは反論ではない。潔白を主張するなら記者会見を開くべき」

 新潮の今回の指摘も含めて、山口は堂々と会見を開き、自分の口から説明すべきこと、いうまでもない。

 その文春が先週、精神科医・ゆうきゆう(本名・安田雄一郎・42)が十代の患者と不誠実な肉体関係をもっていたと報じた。すると文春に対して「私も性的搾取をされた」と告発する11通の投稿があり、そのうち8名が取材に応じてくれたという。

 E子は21歳。15年に開催されたゆうきの心理学イベントで知り合い、約1年間付き合っていた。

 F子23歳は元幼稚園教諭。16年に開催された心理学講義イベントにスタッフとして参加し、その後個室居酒屋で食事をし、肉体関係を持った。

 そのほかにも、当時高校生だったG子、19歳もいる。女性たちが異口同音にいっているのは、食事をして肉体を求めてくるだけで、「デートをしたい」などというと、その後、連絡してこなくなるというのだ。

 この御仁、女に関してはマメで、医者限定の婚活パーティにも顔を出している。そこで知り合ったH子、34歳は、乱交パーティにも誘われたと話している。

 ゆうきは妻子持ちだから、婚活パーティに独身と偽って出席するのは違反である。

 ゆうき側は、文春とは弁護士を通してやりとりしているようだが、彼女たちの告発に対しては何も答えていないという。

 お次は新潮らしい視点の記事。「神戸製鋼はそんなに悪いのか?」がそれである。

 アルミ・銅製品だけでなく、鉄粉や液晶画面材料、鋼線、ステンレス鋼線へと広がる「検査データ改竄」は、それを使っている鉄道、自動車、航空機メーカーなど500社以上に影響が出るのではないかといわれている。

 しかし新潮が取材してみると、被害者であるはずの顧客企業のほうが、むしろかばう方に回っているというのである。

 自動車業界の関係者がこう話す。

「神鋼の問題はコンプライアンス(法令順守)と安全性を分けて考えたほうが良いと思います。たとえば問題になったアルミ製品はスポーツカーなど高級車のボディパネルに使われることが多いんです。しかし、データが改竄されていたからといって走行中にパネルが剥がれたりなんてことはあり得ない。また、エンジンの部品にも神鋼のものが使われていますが、メーカー側が求めている元の規準が厳しいということもあって、問題にするレベルではない」

 今回、自動車メーカーが車種を発表していないのは、安全性に問題がないから、リコールせずに静観するのが一番いいと考えているからだというのだ。

 さらに、これから普及する電気自動車にはアルミの合金が不可欠だが、それを自社生産しているのは神鋼だけという事情もあるという。

 東芝の二の舞はないというのだ。だが、今以上のデータ改竄が明るみに出てくれば、わからないだろう。その予想はどうやら当たりそうだが。

 東京五輪招致に電通を通じて多額の買収費用が、IOC委員のディアク親子に流れたのではないかという「疑惑」は、日本ではほとんど報じられなくなったが、16年にリオ五輪を開催したブラジルでは、大きな動きがあった。

 ポストによれば、10月5日に、ブラジル連邦警察はリオ五輪の招致に絡み、票の買取に関与したとして、ブラジル・オリンピック委員会の会長を逮捕した。

 これはフランス司法当局からの情報提供がきっかけだったが、フランス当局は、東京五輪でも同じようなことが行われたのではないかと見ているようだ。

 さらに10月20付のフランス紙『ル・モンド』が、ディアクの息子から父親へあてたメールの内容をスクープした。

 そこには、東京と争っているマドリードへ投票するようアフリカ諸国への働きかけが行われている、どうしたらいいかという内容だそうだ。

 このニュースは、東京への票の取りまとめを行ったことを示す証拠だと、世界中でビッグニュースとして扱われたが、日本では一部の新聞が伝えただけだった。

 電通への忖度はもちろんのこと、1,000日を切った東京五輪を辞めさせて、代替地を探すというのは難しいというIOC側の「配慮」もあるのではないか。

 この疑惑が明らかになるのは東京五輪が終わってからになる? そんな悠長なことをいっていないで、即刻、事実を調べ、事実なら辞退すべきだと、私は思うが。

 老けないためにどうするかは、世界共通、男女共通の悩みである。やはり文春で、「20万人を診た権威が教える老けない『最強食』」という特集をやっている。読まないわけにはいかない。

 まず、AGE牧田クリニックの牧田善二院長が、老ける食べ物ワースト3に上げるのは、「フランクフルトソーセージ、ベーコン、フライドポテト」である。

 これらに含まれるタンパク質や脂質が糖質と結びつき、AGEという老化を促進させる物質が発生するのだそうだ。

 ステーキやトーストにこんがり焼けた焼き色がつくと、糖化が起こりやはりAGEが生まれるという。

 AGEというのは茶褐色の物質のため、肌が黄色くくすんでくる。

 ではAGEを蓄積させない「若返りの食べ物」は何か。代表格は鶏肉だそうである。鶏肉に含まれるカルノシンという物質が、酸化と糖化を強力に抑えることがわかってきたという。

 抗酸化作用の強いのは鮭も一押しだそうだ。それにエビやカニなど、熱すると鮮やかな赤色に変わるものがいい。

 毎日食べてほしいものは納豆。ビタミンB群だけでなく、毛細血管の血行を促すビタミンEも豊富で、肌のためには最高の食材だという。

 食べ方も、油で焼いたり炒めるのではなく、茹でる、蒸す、煮るほうがいい。揚げ物には酢やレモンをかける。コショウやクミンなどのスパイスもいいそうだ。

 赤ワイン、緑茶、野菜ではブロッコリーやキャベツ、菜の花。果物なら柿かみかん。

 老廃物を排出した後、新しい細胞を再生する時に必要になるのは亜鉛の力だ。今が旬の牡蠣には亜鉛がたっぷり含まれる。

 ということは、今夜は居酒屋で、焼き鳥、納豆、湯豆腐、生ガキを頼んで、緑茶割りといきますか、ご同輩!

 新潮が天皇の退位日は決定したが、美智子皇后が「ご懸念」なさっていると報じている。

 朝日新聞は10月20日付で「天皇陛下退位19年3月末、即位・新元号4月1日」とスクープした。

 菅官房長官などは、オフレコで「誰が漏らしたのかなぁ。(朝日は)どうせ恥かくでしょう」と語っているそうだが、新潮で安倍首相のブレーンである八木秀次麗澤大教授は、「朝日新聞の報道は結果として誤報にはならないと思います。天皇陛下は19年1月7日予定の『昭和天皇三十年式年祭』をご自身で執り行いたい、そう強く望まれていると仄聞しています。
 同時に、そうなるならば、政府主催で『御在位三十周年式典』も催さなくてはならないという話も聞こえてきていますから」

 と、朝日の報道にお墨付きを与えている。

 ポストによると、元号決定も、早ければ年内というウワサもあり、NHK、朝日新聞、日本テレビなどがスクープ合戦を繰り広げていると報じている。

 そうなると、心配になるのが雅子妃の体調である。新潮によると、皇后陛下と妃殿下では、公務の量が7倍も違うという。

 皇后は年340件ほどで推移し、雅子妃は年50件程度だそうである。

 宮内庁関係者が、「美智子皇后は雅子妃について会話の中で触れることがなくなりました。以前は、そのお振舞や自覚に対して苦言を呈される場面があったのですが、もはや口にされたくないのかなという風に察しています」と語っている。

 私は、一日も早い雅子妃の回復を祈っている。

 さて、今や名実ともにプロ野球界の盟主になったソフトバンクだが、巨人との違いは何だろうと、ポストが研究している。

 年棒総額もソフトが上、外から連れてくるのではなく、3軍まで作って自分の所で選手を養成しようとしているのもソフト、徹底したデータ野球などを取り入れているソフトなど、巨人を圧倒しているソフトバンクの強さはよくわかる。

 しかし、私は、両者の決定的な違いは「トップが口を出すか出さないか」だと考える。

 ソフトの孫正義と読売のナベツネの違いである。野球をよく知らないくせに口をやたら出して監督や選手を委縮させる読売のやり方は下の下である。

 ヤンキース以上に、巨人の低迷はこれからも続くと思う。

 注目されたプロ野球のドラフトが26日開かれ、早実の清宮幸太郎選手は日ハム、履正社の安田尚憲選手はロッテ、広陵の中村奨成選手は広島に決まった。

 相変わらず戦力もツキもない巨人は、2回外れて中大の鍬原拓也投手を指名した。

 清宮、安田、中村の中で、一番いい条件の球団に入れたのは誰か。新潮が2週前に特集していた、選手会が全球団約800名の選手に行ったアンケートをまとめた「チーム満足度調査」で見てみよう。

 まずは清宮を獲得した日ハム。(1)年棒への満足度はソフトバンクに続いて2位。(2)球団スタッフを含めた球団人件費ではトップ。(3)球団の説明は理解できているかでは第4位。(4)球団の説明はわかりやすいかでは4位。(5)査定方法は理解できているかは3位。(6)プレーは評価されているかではソフトバンクに続いて2位。
(7)いい分は聞いてもらえるかでは1位。(8)サインしなければならないプレッシャーがあるかでは5位。(9)球団の姿勢、交渉方法に満足かでは3位になっている。

 次は安田。ロッテは1が9位。2が9位。3が8位。4が9位。5が10位。6は8位。7は8位。8は4位。8が10位となった。

 中村はどうか。1が7位。2が10位。3が6位。4が3位。5が11位。6が10位。7が5位。8が7位。9が9位となる。

 日ハムはほとんどが高得点で、査定方法、プレーの評価、球団の姿勢や交渉方法に不満が多いのは、ロッテと広島である。

 現時点での幸せ度は、ダルビッシュや大谷翔平を育てた日ハムに入る清宮のようだ。運も実力のうちだから、あとは本人の努力次第である。

 次はお馴染みの現代、近藤編集次長による中国情勢の分析である。10月24日に第19回共産党大会が閉幕した。

 話題は、今後5年間、中国を率いる「トップ7」の顔ぶれである。60代のイエスマンばかりを集め、習近平主席は、死ぬまでこの座を離さないと、国内外に知らしめたといわれている。

 それに「ミスター・ギロチン」と畏れられた王岐山を「定年退職」させてしまった。これは、周恩来を終生切らなかった毛沢東と比べると、「度量も権謀術数も習近平は持ち合わせていない」(近藤)ということのようだ。

 それほど習近平一人に権力を集中した中国は、長期的に見ると危ういと近藤次長は見る。

「習近平総書記は、スーパーマンではない。習近平書記がカゼを引いたら、すべてがストップするような国に中国がなるのだとしたら、習総書記が目指す『2049年(建国100周年)に世界一の強国になる夢』は、邯鄲の夢に終わるだろう」

 米ソ対立の冷戦は終わったが、これからはアメリカ、中国、ロシアが対立する新冷戦時代が来る、否、来ているのだろう。

 アメリカの尻馬にのっているだけの自民党外交は、早晩、どうしようもならないところまで追いつめられるに違いない。

 今の日本に求められるのは、アジアの国と連携を深め、三大国と同じ距離を取っていくことだと思う。

 それができない首相には、日本を導く力はないと判断していいはずだ。

 文春は、今回躍進した立憲民主党・枝野幸男代表の盟友が、女性秘書にセクハラを繰り返していたと報じている。

 告発されているのは立憲の新人、青山雅幸議員(55)。青山はB型肝炎訴訟や浜岡原発廃炉訴訟などに携わった人権派弁護士だという。枝野とは東北大学で同じ法律系サークルに所属して以来の友人らしい。

 20代半ばの元秘書・山田麻美(仮名)によれば、昨年4月に青山が代表を務める法律事務所に入所したが、6月ごろから食事に誘われるようになったという。

 多いときは週1ペースで誘われ、タクシーで移動するときに手を握ってくるようになった。

 昨年8月、別の秘書らと3人で県北地域に出張した際にも、秘書がいない隙に、「青山先生がハイハイをしながらこちらへ寄ってきた。恐くなったので、近くにあったざぶとんを抱いてガード。頭をなでられた。身の毛がよだつほどの恐怖だった」(山田)。

 その後も、抱きしめられたり、食事中に「なんで冷たくするの? 優しくしてよ」と手を握る、エレベーターの中でキスを迫られたなど、エスカレートしていったという。

 文春の直撃に青山は、一連のセクハラ行為を否定し、山田を「彼女は人をハメル人。あのね、ウソをつく人の特徴は一部は事実なの。でもその事実を膨らませるわけよ」と非難し、名誉棄損にもなると仄めかしている。

 彼女は、身の危険を感じて、ノートを付け、メールや音声も残していた(週刊文春デジタルで動画を有料配信中)。青山議員に分が悪そうだ。

 立憲民主党は26日の執行役員会で、青山雅幸衆院議員を無期限の党員資格停止処分と会派入りを認めない方針を決めた。当然であろう。

 文春で、暴力団員との交際疑惑で芸能界を引退した島田紳助(61)の「独白4時間」をやっている。

 今週の文春は、大作はないが面白い記事が多い。さすが文春である。

 紳助、今はまったく何もしていないそうで、家で筋トレをやっているそうだ。そのおかげか、ゴルフで、ドライバーの飛距離は250ヤード、ハンデは9になったという。

「僕は常々、老後に必要なのは『お金と仲間と筋肉』と言うてるんです。この三つがあれば幸せに生きられると思ってます」

 私もその通りだとは思う。仲間と筋肉は自分の努力で何とかなる。時間もたっぷりある。しかし、カネは年取れば取るほどどうにもならん。

 一日中、家で絵を描いて過ごす日もあるそうだ。旅先へも必ずアクリル絵の具を持参する。

「ICOCA」を持って電車にも乗るし、若い仲間と飲むときは割り勘にするそうだ。

 芸能界に戻る気はないのか? と聞かれ、

「別に、頑なに戻らないと決めているわけじゃないんですよ。今の生活が幸せで、その必要を感じていないだけなんです。いろんな人があったかく(復帰を)待っててくれるみたいで、それはとてもありがたい。価値がゼロの人間やとそんな噂も立たないでしょ。でも、さすがに吉本の社長も諦めたんとちゃいますか」

 引退する最後の頃は「いっぱいいっぱいになっていて」、あの頃の精神状態に戻るのは、ちょっと無理だという。

 それに芸能界でやり残したことはないといい切る。

「芸能界を辞めて損したなと思うのは、綺麗な女の子との出会いがないことだけです(笑)」

 ネットニュースで見た85歳のチアリーダーのおばあちゃんの言葉、「生きがいなんていらん。なくても楽しく生きられる」が眼から鱗だったそうだ。

「なるほどなあ、日々楽しかったら、それだけでええねんやって。人生あと三十年。世間を意識して生きてるんとちゃうし、僕の周りにはいつもおもしろい提案をしてくれるやつがたくさんいます。『生きがい』なんか求めず、体を鍛えて老いに抗いながら、これからも大切な家族や仲間たちと、楽しく愉快に生きていきますよ」

 オレもこんなふうに生きてみたい。それにつけてもカネの欲しさよ、である。

 上方には、やはり50代で引退して、表舞台には一切出てこない上岡龍太郎という芸人がいる。マンガトリオにいた頃から好きだった。

 上岡は引退して、プログルファーになるとアメリカへ渡り、1年間、プロについて修業をした。

 プロにはなれなかったが、今も週2、3回はゴルフをしているそうである。上岡が辞めた理由は、彼の親しい人間によると、「自分の芸が下手になったから」だという。

 大橋巨泉もセミリタイアしたのは、世界中でゴルフをやるためだった。私も月に1、2回はゴルフをやって、老後を楽しみたいものだ。

 お次も文春。安倍晋三と昭恵のお見合いをセッティングし「キューピッド役」を果たした濱岡博司元山口新聞東京支局長の思い出が載っている。

 安倍の父親・晋太郎から、神戸製鋼にいた息子の安倍が、後継者として自分の事務所に来るので盛り立ててほしい、秘書からは、「(晋三氏は)人見知りが激しいし臆病だけど、まあお手柔らかに頼むよ」といわれ、山口県人を中心に始まったのが「晋三会」だという。

 また晋太郎の妻・洋子から「誰かいい人がいたら連れてきて」と頼まれ、出入りしていた電通で、「森永製菓のお嬢さんがいる」と紹介されたそうだ。

 だが、その友人は「彼女の私生活をよく知っているけど、晋三さんに合うかどうかはわかりませんよ」と付け加えたという。

 晋三は昭恵の姿を見たことがあるらしく、「昭恵さんは自分の憧れのマドンナなんだ」といっていたそうで、話はとんとん拍子に進んだ。だが、2人を引き合わせる当日、昭恵は待ち合わせ時間に50分遅れたそうだ。

 交際は順調だったが、安倍がなかなか「最後の一言をいってくれない」と昭恵が濱岡に相談したこともあるそうだ。

 濱岡にいわせると、安倍は「女性に対してはまったく無垢」だそうである。

 子どもはできなかったが、お互い干渉しない主義で夫婦仲は悪くないという。だが、第一次政権の時、昭恵が神田に居酒屋を出した時に濱岡は、「洋子さんから、『二人を離婚させられないか』という相談を受けたことがあります。『居酒屋経営はいくら何でも許せない』ということです」。

 嫁姑の問題以外にも、岸信介時代から使えていたお手伝いが同じ家にいるが、彼女と昭恵の仲も悪いそうだ。

 濱岡は安倍にこう苦言を呈している。

「お父さんの晋太郎さんに人脈形成から結婚までお膳立てされ、本当の苦労を知らないのでしょう。だから首相の立場にあっても、他人の言うことに耳を傾けず、拙速に物事を進めているように思えます」

 夫のいうことを聞かず、勝手気ままに振る舞う嫁を苦々しく思いながらも、何もいえず、自分は自分で、人の意見を聞かずに自分勝手に振る舞う似た者同士。

 この2人を結び付けているのは、権力という実体のない摩訶不思議なものでしかないのだろう。それを失った時、2人の絆は脆く解けてしまうに違いない。

 次はフライデーの張り込みネタ。「関ジャニ∞・村上信五と小島瑠璃子『超厳戒お泊まり愛』」。10月22日の『池上彰の総選挙ライブ』(テレビ東京系)で体当たりレポートをしていた小島瑠璃子(23)と村上信五(35)のロマンスである。

 デジタルフライデー(10/27金曜日7:02配信より)から紹介しよう。

「すっかり秋めいてきたある夜。超高級住宅街にタクシーが停まった。
 小さなバッグ一つで降り立ったのは、ヒザ上20センチ超のミニスカから伸びる美脚が眩しいこじるりである。
 すでに深夜1時過ぎ、辺りには人影ひとつないのだが、それでも人目が気になるのか、彼女は忍び足でススーッと、ある高級マンションに入っていく。テレビで見せる元気ハツラツなイメージとは真逆の、アダルトな雰囲気だ。
 翌日、こじるりが入ったとおぼしき部屋の窓にちょっとした変化があった。小さな猫が日向ぼっこをしていたのだ。
 気付けば深夜の訪問から半日が経過。午後2時半を過ぎてようやく、こじるりがマンションから出てきた。キャップとマスクで変装しているが、昨夜と同じ服装だ。こじるりから遅れること30分、またもマンションからキャップを被った人物が出てきた。その少年のような顔を見て、先ほどの猫がフラッシュバックする。
 目の前のキャップ男は『関ジャニ∞』の村上信五(35)。さっきの猫は、写真をテレビで公開したり、仕草をマネたりと、村上が溺愛している愛猫・チーであった」

 こういう記事は、正直にいえば、どう紹介すればいいのか私にはよくわからない。

 この2人が人気者だというのはわかる。だが、テレビの歌番組などはまったく見ない私には、顔が思い浮かばない。

 やはり、その記事が面白いかどうか判断するために必要なのは、その人間への知識や興味である。

 フライデーの張り込みネタ、特に最近のネタは、私には遠い世界の出来事にしか思えない。書き手の思い入れのない文章ほど、読み手の心に響かないものはない。

 毎回、申し訳ないと、心の中で手を合わせているのだ。

 ところで、中村喜四郎(68)という政治家をご存じだろうか。当選14回になる、経歴からいえば最古参の現役である。

 元自民党で元建設大臣。総理候補といわれたこともある。だが、メディアで見かけることはもちろんのこと、永田町でも会期中以外には姿を見ることはない。

 それは、94年のゼネコン汚職で斡旋収賄容疑で逮捕され、東京地検特捜部の取り調べに一貫して完全黙秘、無罪を訴えたが、懲役1年6カ月の実刑判決を受けたからである。

 国会会期中に逮捕されるという異例のことだったが、中村は「国会の正面玄関で待っているから、堂々と逮捕しに来い」と啖呵を切った。

 私は、逮捕される前に何度か会ったことがある。彼は40代だった。カッコいい青年政治家で、言葉も柔らかく、末は大物になるという風格を備えていた。

 人生は暗転した。だが、そこからが中村のすごさである。大量の中傷ビラがまかれる中で、有権者へ真実を話していくという彼の姿勢が通じて、多くの後援会は離反せずにとどまった。

 今回の衆院選でも出陣式には4,000人が集まったという。街頭にはポスターが1枚もないのに、選挙区の家や店には中村のポスターだらけだったそうである。

 無所属の一匹狼で、政治に対する発言力はあるのかと問うと、

「無所属であるということは、政策でも政治姿勢でも、いっさい人に気兼ねをしなくて済みます。だから、国民の立場でいろいろものを言うし、ものを考える。私は共謀罪採決でも反対票を投じた。節目節目で、キャリアのある政治家がどういう動きをするかというのは、見る人は見ています。(中略)
 国民目線で、安倍氏のやっていることは許せないといったとき、行動を起こせる人がベテラン国会議員のなかにいないといけない」

 安倍政権については、

「消費増税を延期するための解散なんて、国政選挙では絶対やっちゃいけない。中長期的なビジョンをまったく示していない」

 異論をいえない雰囲気があるが、という問いには、

「だんだん自分の考えを言わない習慣が、自民党のベテラン議員でも身についてしまっている。無所属で、感性を研ぎ澄ませていかないと」

 元民進党の山尾志桜里は、立憲民主党へ入るようなことをいっているようだが、無所属のままでいたらどうか。

 確かに国会で質問することはほとんどなくなるが、今はSNSで自ら発信できる。党にいてはいえないことも、無所属ならいえる。

 そのほうが、彼女のためにいいのではないか。中村の生き方を見ていて、そう思うのだが。

 最後は、現代の「今度の好景気は本物 株も、土地も、給料も上がる」、ポストの「これからの1年、日本経済に何が起こるのか」という巻頭特集について触れたみたい。

 現代のタイトルはまるで安倍首相のいい分をそのまま書いたようである。

 少し前には、日本の行く末に「不安」ありと書いていたはずが、少しばかり株が上がっただけで宗旨替えするというのはおかしくないか。

 ポストはリードで、「『戦後最長の連騰』が大変『めでたい』ことは間違いないが、そこに不思議な感覚を抱く日本人は多いはずだ」と書きながら、これからの日本経済は「怖くないバブル」が起きるといきなり飛躍する。

 おかしくないか。自ら文中で「今回の連騰の上げ幅はわずか1,400円ほどにすぎず、急騰とも暴騰とも表現できない」といっているのにである。

 現代は冒頭で、企業の倒産がジワリと増えていると書き出している。両誌ともに、上がる根拠はよくわからないが、株が上がるといっておけば、なんとなく雑誌が明るく見えるから、そういう思い付きで特集を組んだとしか思えない。

 現代は、倒産しているのは従業員5人以下の零細企業で、その原因は「人手不足」で、満足に人を確保できないからで、世の中はすべて「雇用は増え」「景気は上向き」「株はまだまだ上がる(ポストは4万円台もとまでいっている)」というのだが、株の上がる根拠が、両誌ともに同じ格言なのが笑える。

「株式市場にはこんな格言がある。〈相場は悲観の中で生まれ、懐疑とともに育ち、楽観の中で天井を打ち、幸福感とともに消える〉」

 私など皮肉屋は、そういうなら現在は「楽観の中で天井を打った」状態ではないのと考えてしまうのだが。

 これからは「高齢者も働き、共働き夫婦が増える傾向にあるので、今後は世帯の収入が増えることが見込まれます」(現代)「来年3月までに2万5000円まで上がってもおかしくない」(同)。

 仮説や、あらまほしいエコノミストたちのコメントだらけで、安倍政権の公約のようである。

 株が上がる自信がないことは、現代の「年金で始める『安心株』投資」、ポストは「『緩やかバブル』で老後資金を守りつつ殖やす年利3%の『マイルド投資術』」というタイトルからもわかる。

 株バブルが本当に来るのなら、虎の子のタンス貯金をぜんぶはたいて、1,000万でも1億でも買えと何でいわんのかい。

 一言いっておきたい。今の世の中バブルでも好景気でもない。いいのは一部の安倍お友だち大企業と役人だけである。

 トランプ米大統領の超大型企業減税に期待をかけているようだが、トランプの先行きはますます不透明だ。

 競馬で、締め切り間際に慌てて買うのを、作家の山口瞳は「飛び込み自殺」といった。そうならないようにお気をつけ召され。

【巻末付録】

 久しぶりのような気がする。まずはポストから。巻頭は西田幸樹の「なおん 神谷えりな」。この西田というカメラマン、女をきれいに撮らせたら、いま一番なのではないか。

 撮ってほしいという女が殺到しているのだろうな、うらやましい。

 後半は「都合のいい女 杏」「葵つかさ 恥ずかしいポーズ36態」。袋とじは「神の乳を持つ女 RION」「金の尻を持つ女 神ユキ」。

 現代は、「『ドクターX』の美人看護師が白衣を脱いだ! 久住小春」。なかなか横顔のいい女性だ。「妄想グラビア 人妻・塔子さんと不倫旅行に行ってきました」。こういう女性と水上の法師温泉へでも行きたいね。

 袋とじは「ベルリン『国際セックス祭』に潜入!」。いっとくけど、この手のグラビアで面白いのはほとんどないといっていい。今度のもやっぱり!

 というわけで、今週は低調につき、引き分けだ。(文中敬称略)
(文=元木昌彦)

「ハイハイをしながらこちらへ寄ってきた……」元秘書に“恐怖のセクハラ”立憲民主党議員の反論は?

今週の注目記事・1位
「今度の好景気は本物 株も、土地も、給料も上がる」(「週刊現代」11/11号)「これからの1年、日本経済に何が起きるのか」(「週刊ポスト」11/10号)

同・2位
「中村喜四郎という生き方」(「週刊現代」11/11号)

同・3位
「村上信五と小島瑠璃子、超厳戒お泊まり愛撮った-こじるりは恋愛でも無双」(「フライデー」11/10号)

同・4位
「安倍晋三・昭恵『夫婦30年秘録』-キューピッド役が初告白」(「週刊文春」11/2号)

同・5位
「島田紳助『芸能界に未練なし。生き甲斐よりお金・仲間・筋肉』」(「週刊文春」11/2号)

同・6位
「枝野代表の盟友、秘書がセクハラ告発-『あとで一緒に風呂行く?』」(「週刊文春」11/2号)

同・7位
「新皇帝・習近平の『新しい中国』どう付き合うのが正しいか」(「週刊現代」11/11号)

同・8位
「ソフトバンクにあって巨人にはないもの、何だろう」(「週刊ポスト」11/10号)

同・9位
「『天皇退位日』決定でいや増す『美智子皇后』のご懸念」(「週刊新潮」11/2号)「新元号スクープ『負けられない戦い』」(「週刊ポスト」11/10号)

同・10位
「老けない『最強食』-20万人を診た権威が教える」(「週刊文春」11/2号)

同・11位
「『東京五輪買収』疑惑の新証拠」(「週刊ポスト」11/10号)

同・12位
「『神戸製鋼』はそんなに悪いか?」(「週刊新潮」11/2号)

同・13位
「カリスマ精神科医ゆうきゆう氏『独身装い婚活パーティ参加者を毒牙に』」(「週刊文春」11/2号)

同・14位
「横田めぐみさんの『消息』」(「週刊文春」11/2号)

同・15位
「トランプが暴くJFK暗殺“54年目の真実”」(「週刊ポスト」11/10号)

同・16位
「『もし立川談志が生きていたら』-七回忌<イタコ>放談」(「週刊文春」11/2号)

【巻末付録】現代とポストのSEXYグラビアの勝者はどっちだ!

 今週も、選挙報道を外すとこれといったすごい読み物はない。その選挙結果も、安倍晋三首相が早速、数を頼みに特別国会を11月1日からわずか8日間、実質3日しか開かないという暴挙の前に、あっという間に忘れ去られてしまった。

 東京新聞は、社説で「国会軽視」だと批判しているが、これは国民をバカにしている証拠で、「国民蔑視」である。

 だからいわんこっちゃない。煙となんとかは上にのぼりたがるのだ。

 トランプが来日して、松山英樹を引きずり込んでゴルフを一緒にやるそうだ。松山は、新しいシーズンが始まっているから参加できないと断れば、男になれたのにと考えるのは私だけではないだろう。

 それに後で触れるが、あれだけアベノミクスは失敗だと報じていたのに、少しばかり株が上がると、現代とポストは、さあ、これからは株だ株だと大騒ぎしている。

 週刊誌なんてそんなもんだとは思うが、いい加減な週刊誌づくりをしてきた私の目から見ても、もうちょっと「事実を見る目」があってほしいと思う。

 よって今週も順位なしにした。

「大衆は威張っているフリをしているヤツが必要なんだ。そういうのが一人、二人いないと、息詰まっちゃう」

 生前の立川談志の言葉である。文春で立川談春が師匠談志の思い出を語っている。

「一方で、本当の権力とはきっちり距離をとっていましたね。石原慎太郎さんのことは大好きで、『何が慎太郎だ、バカヤロー』とは言っても、田中角栄さんには絶対に近寄らなかった。『本当の権力をおちょくるとピエロは殺されるぞ』」(談春)

 11月が来ると7回忌になる。弟の松岡由雄さんも亡くなって早1年が過ぎた。

 弟弟子の立川志らくが、談志の後継者だと自分で吹聴しているが、それに対する批判であろう、こういっている。

「(談志は=筆者注)すごい人ですよ。談志の才能と器の大きさを継げてる奴は一人もいないんです」

 談志は晩年、「落語には江戸の風が吹いてなきゃいけない」といっていた。それについて談春はいろいろ考えてきたという。

「徒弟制度を決して学校にするな、という教えは談志一門にとっては特に重い意味を持つ。
 これは何だといえば、世の経済理論や競争原理とは無縁のところに、落語の世界、“江戸の風が吹く”世界があって、落語家の強みは、まさに、そこにある。落語家ってバカだから、損得で動かないからね(笑)」

 また談志十八番「芝浜」の季節がやってくる。

 ケネディ大統領が暗殺されて54年が経つそうだ。いまだにオズワルドは真犯人なのか、複数犯ではないのか、FBIが暗殺に関わっていたのではないか、ロシアの関与はと、謎は、年を追って深くなるばかりである。

 その20世紀最大の謎が、トランプ大統領の一声で、未公開の資料が公開されるかもしれないのだ。

 10月21日にTwitterで、トランプは「JKFファイルの公開を認める」とツイートした。

 それもあって10月26日に、捜査資料の一部が公開されたのだ。

 トランプにとっては、自分へ向かう批判をそらしたいがための思い付きだろうが、この膨大な資料の山から、真実の一端が明るみに出るかもしれないのだ。

 10月28日の朝日新聞は、こう報じている。

「1963年に起きたケネディ米大統領暗殺事件をめぐり、事件直前に英国の地方紙に『大ニュースがある』という匿名の電話がかかってきたことが、米国立公文書館が公開した米連邦捜査局(FBI)の内部文書から明らかになった。
 文書は事件の4日後に当たる63年11月26日付で、当時のFBI副長官が長官にあてたもの。英情報局保安部(MI5)からもたらされた情報として、米テキサス州ダラスでケネディ大統領が暗殺される約25分前に、英国の地方紙ケンブリッジ・ニューズに匿名の電話があり、『大きなニュースがあるから、ロンドンの米国大使館に電話すべきだ』と告げて切れた、としている」

 どんな推理小説よりも面白い「世紀の謎」が解き明かされるかもしれない。だが、そこに出てくるのは、アメリカ政府内の暗闘か、はたまたロシアの陰謀か。楽しみである。

 さて、北朝鮮に拉致された横田めぐみの「消息」が、政府の極秘文書が解禁されたことで「わかった」かのように文春が報じている。

 この文書は、04年に拉致問題対策本部事務局の前身である「内閣官房拉致被害者・家族支援室」が、蓮池薫夫妻、地村保志夫妻、曽我ひとみら5人から聞き取り調査をし、分析したものだという。

 残念ながら、横田ひとみについての確度のある新情報は、私が読む限りない。

 横田が拉致されてから40年もの月日がたった。彼女ももう53歳になる。母親の横田早紀江は、トランプ米大統領が拉致問題に言及し、11月5日に来日した際、横田夫妻たちと会うことになったことを、「本当にありがたいことです」といっている。

 だが、中国・習近平が強力な一強体制をつくりあげ、ロシアのプーチン大統領も北朝鮮への関与を強めている今、武力攻撃をほのめかして圧力をかけるだけのトランプ・安倍連合ができることは限られている。

 圧力をかけながら対話の道を模索することができなければ、この危険な膠着状態が続くだけだろう。

 ところで、先週新潮が、8ページを割いて、文春に載った山口敬之元TBSワシントン支局長の「韓国軍にベトナム人慰安婦がいた!」という記事はねつ造ではないのかと問題提起した。

 それに対して、文春が今週号で「週刊新潮『韓国軍に慰安婦』捏造記事の指摘に答える」という反論を2ページでやっている。

 新潮でも登場した山口の元リサーチャー・グリーン誠子にこういわせている。

「新潮は資料の肝心な点の検証を怠っています。初めから歪曲と捏造という偏った姿勢で取材を進めたのは非常に残念に思います」

 新潮での発言とは違っているようだが、来週号で、新潮は第2弾をやってくるだろう。この論争どうなるのか注目である。

 その山口だが、「月刊Hanada」(飛鳥新社)に独占手記「私を訴えた伊藤詩織さんへ」を寄せたようだ。

 私は未読だから、メールマガジン『文徒』(今井照容責任編集)から、武田砂鉄のツイートを紹介しておこう。

「山口敬之『私を訴えた伊藤詩織さんへ』を読む。伊藤が記した内容の多くに具体的な反証を挙げず、レイプ後に送られてきた伊藤からの業務連絡メールを『これが、被害者がレイプ犯に送る文面でしょうか?』などと、本人を繰り返し中傷。こんなものは反論ではない。潔白を主張するなら記者会見を開くべき」

 新潮の今回の指摘も含めて、山口は堂々と会見を開き、自分の口から説明すべきこと、いうまでもない。

 その文春が先週、精神科医・ゆうきゆう(本名・安田雄一郎・42)が十代の患者と不誠実な肉体関係をもっていたと報じた。すると文春に対して「私も性的搾取をされた」と告発する11通の投稿があり、そのうち8名が取材に応じてくれたという。

 E子は21歳。15年に開催されたゆうきの心理学イベントで知り合い、約1年間付き合っていた。

 F子23歳は元幼稚園教諭。16年に開催された心理学講義イベントにスタッフとして参加し、その後個室居酒屋で食事をし、肉体関係を持った。

 そのほかにも、当時高校生だったG子、19歳もいる。女性たちが異口同音にいっているのは、食事をして肉体を求めてくるだけで、「デートをしたい」などというと、その後、連絡してこなくなるというのだ。

 この御仁、女に関してはマメで、医者限定の婚活パーティにも顔を出している。そこで知り合ったH子、34歳は、乱交パーティにも誘われたと話している。

 ゆうきは妻子持ちだから、婚活パーティに独身と偽って出席するのは違反である。

 ゆうき側は、文春とは弁護士を通してやりとりしているようだが、彼女たちの告発に対しては何も答えていないという。

 お次は新潮らしい視点の記事。「神戸製鋼はそんなに悪いのか?」がそれである。

 アルミ・銅製品だけでなく、鉄粉や液晶画面材料、鋼線、ステンレス鋼線へと広がる「検査データ改竄」は、それを使っている鉄道、自動車、航空機メーカーなど500社以上に影響が出るのではないかといわれている。

 しかし新潮が取材してみると、被害者であるはずの顧客企業のほうが、むしろかばう方に回っているというのである。

 自動車業界の関係者がこう話す。

「神鋼の問題はコンプライアンス(法令順守)と安全性を分けて考えたほうが良いと思います。たとえば問題になったアルミ製品はスポーツカーなど高級車のボディパネルに使われることが多いんです。しかし、データが改竄されていたからといって走行中にパネルが剥がれたりなんてことはあり得ない。また、エンジンの部品にも神鋼のものが使われていますが、メーカー側が求めている元の規準が厳しいということもあって、問題にするレベルではない」

 今回、自動車メーカーが車種を発表していないのは、安全性に問題がないから、リコールせずに静観するのが一番いいと考えているからだというのだ。

 さらに、これから普及する電気自動車にはアルミの合金が不可欠だが、それを自社生産しているのは神鋼だけという事情もあるという。

 東芝の二の舞はないというのだ。だが、今以上のデータ改竄が明るみに出てくれば、わからないだろう。その予想はどうやら当たりそうだが。

 東京五輪招致に電通を通じて多額の買収費用が、IOC委員のディアク親子に流れたのではないかという「疑惑」は、日本ではほとんど報じられなくなったが、16年にリオ五輪を開催したブラジルでは、大きな動きがあった。

 ポストによれば、10月5日に、ブラジル連邦警察はリオ五輪の招致に絡み、票の買取に関与したとして、ブラジル・オリンピック委員会の会長を逮捕した。

 これはフランス司法当局からの情報提供がきっかけだったが、フランス当局は、東京五輪でも同じようなことが行われたのではないかと見ているようだ。

 さらに10月20付のフランス紙『ル・モンド』が、ディアクの息子から父親へあてたメールの内容をスクープした。

 そこには、東京と争っているマドリードへ投票するようアフリカ諸国への働きかけが行われている、どうしたらいいかという内容だそうだ。

 このニュースは、東京への票の取りまとめを行ったことを示す証拠だと、世界中でビッグニュースとして扱われたが、日本では一部の新聞が伝えただけだった。

 電通への忖度はもちろんのこと、1,000日を切った東京五輪を辞めさせて、代替地を探すというのは難しいというIOC側の「配慮」もあるのではないか。

 この疑惑が明らかになるのは東京五輪が終わってからになる? そんな悠長なことをいっていないで、即刻、事実を調べ、事実なら辞退すべきだと、私は思うが。

 老けないためにどうするかは、世界共通、男女共通の悩みである。やはり文春で、「20万人を診た権威が教える老けない『最強食』」という特集をやっている。読まないわけにはいかない。

 まず、AGE牧田クリニックの牧田善二院長が、老ける食べ物ワースト3に上げるのは、「フランクフルトソーセージ、ベーコン、フライドポテト」である。

 これらに含まれるタンパク質や脂質が糖質と結びつき、AGEという老化を促進させる物質が発生するのだそうだ。

 ステーキやトーストにこんがり焼けた焼き色がつくと、糖化が起こりやはりAGEが生まれるという。

 AGEというのは茶褐色の物質のため、肌が黄色くくすんでくる。

 ではAGEを蓄積させない「若返りの食べ物」は何か。代表格は鶏肉だそうである。鶏肉に含まれるカルノシンという物質が、酸化と糖化を強力に抑えることがわかってきたという。

 抗酸化作用の強いのは鮭も一押しだそうだ。それにエビやカニなど、熱すると鮮やかな赤色に変わるものがいい。

 毎日食べてほしいものは納豆。ビタミンB群だけでなく、毛細血管の血行を促すビタミンEも豊富で、肌のためには最高の食材だという。

 食べ方も、油で焼いたり炒めるのではなく、茹でる、蒸す、煮るほうがいい。揚げ物には酢やレモンをかける。コショウやクミンなどのスパイスもいいそうだ。

 赤ワイン、緑茶、野菜ではブロッコリーやキャベツ、菜の花。果物なら柿かみかん。

 老廃物を排出した後、新しい細胞を再生する時に必要になるのは亜鉛の力だ。今が旬の牡蠣には亜鉛がたっぷり含まれる。

 ということは、今夜は居酒屋で、焼き鳥、納豆、湯豆腐、生ガキを頼んで、緑茶割りといきますか、ご同輩!

 新潮が天皇の退位日は決定したが、美智子皇后が「ご懸念」なさっていると報じている。

 朝日新聞は10月20日付で「天皇陛下退位19年3月末、即位・新元号4月1日」とスクープした。

 菅官房長官などは、オフレコで「誰が漏らしたのかなぁ。(朝日は)どうせ恥かくでしょう」と語っているそうだが、新潮で安倍首相のブレーンである八木秀次麗澤大教授は、「朝日新聞の報道は結果として誤報にはならないと思います。天皇陛下は19年1月7日予定の『昭和天皇三十年式年祭』をご自身で執り行いたい、そう強く望まれていると仄聞しています。
 同時に、そうなるならば、政府主催で『御在位三十周年式典』も催さなくてはならないという話も聞こえてきていますから」

 と、朝日の報道にお墨付きを与えている。

 ポストによると、元号決定も、早ければ年内というウワサもあり、NHK、朝日新聞、日本テレビなどがスクープ合戦を繰り広げていると報じている。

 そうなると、心配になるのが雅子妃の体調である。新潮によると、皇后陛下と妃殿下では、公務の量が7倍も違うという。

 皇后は年340件ほどで推移し、雅子妃は年50件程度だそうである。

 宮内庁関係者が、「美智子皇后は雅子妃について会話の中で触れることがなくなりました。以前は、そのお振舞や自覚に対して苦言を呈される場面があったのですが、もはや口にされたくないのかなという風に察しています」と語っている。

 私は、一日も早い雅子妃の回復を祈っている。

 さて、今や名実ともにプロ野球界の盟主になったソフトバンクだが、巨人との違いは何だろうと、ポストが研究している。

 年棒総額もソフトが上、外から連れてくるのではなく、3軍まで作って自分の所で選手を養成しようとしているのもソフト、徹底したデータ野球などを取り入れているソフトなど、巨人を圧倒しているソフトバンクの強さはよくわかる。

 しかし、私は、両者の決定的な違いは「トップが口を出すか出さないか」だと考える。

 ソフトの孫正義と読売のナベツネの違いである。野球をよく知らないくせに口をやたら出して監督や選手を委縮させる読売のやり方は下の下である。

 ヤンキース以上に、巨人の低迷はこれからも続くと思う。

 注目されたプロ野球のドラフトが26日開かれ、早実の清宮幸太郎選手は日ハム、履正社の安田尚憲選手はロッテ、広陵の中村奨成選手は広島に決まった。

 相変わらず戦力もツキもない巨人は、2回外れて中大の鍬原拓也投手を指名した。

 清宮、安田、中村の中で、一番いい条件の球団に入れたのは誰か。新潮が2週前に特集していた、選手会が全球団約800名の選手に行ったアンケートをまとめた「チーム満足度調査」で見てみよう。

 まずは清宮を獲得した日ハム。(1)年棒への満足度はソフトバンクに続いて2位。(2)球団スタッフを含めた球団人件費ではトップ。(3)球団の説明は理解できているかでは第4位。(4)球団の説明はわかりやすいかでは4位。(5)査定方法は理解できているかは3位。(6)プレーは評価されているかではソフトバンクに続いて2位。
(7)いい分は聞いてもらえるかでは1位。(8)サインしなければならないプレッシャーがあるかでは5位。(9)球団の姿勢、交渉方法に満足かでは3位になっている。

 次は安田。ロッテは1が9位。2が9位。3が8位。4が9位。5が10位。6は8位。7は8位。8は4位。8が10位となった。

 中村はどうか。1が7位。2が10位。3が6位。4が3位。5が11位。6が10位。7が5位。8が7位。9が9位となる。

 日ハムはほとんどが高得点で、査定方法、プレーの評価、球団の姿勢や交渉方法に不満が多いのは、ロッテと広島である。

 現時点での幸せ度は、ダルビッシュや大谷翔平を育てた日ハムに入る清宮のようだ。運も実力のうちだから、あとは本人の努力次第である。

 次はお馴染みの現代、近藤編集次長による中国情勢の分析である。10月24日に第19回共産党大会が閉幕した。

 話題は、今後5年間、中国を率いる「トップ7」の顔ぶれである。60代のイエスマンばかりを集め、習近平主席は、死ぬまでこの座を離さないと、国内外に知らしめたといわれている。

 それに「ミスター・ギロチン」と畏れられた王岐山を「定年退職」させてしまった。これは、周恩来を終生切らなかった毛沢東と比べると、「度量も権謀術数も習近平は持ち合わせていない」(近藤)ということのようだ。

 それほど習近平一人に権力を集中した中国は、長期的に見ると危ういと近藤次長は見る。

「習近平総書記は、スーパーマンではない。習近平書記がカゼを引いたら、すべてがストップするような国に中国がなるのだとしたら、習総書記が目指す『2049年(建国100周年)に世界一の強国になる夢』は、邯鄲の夢に終わるだろう」

 米ソ対立の冷戦は終わったが、これからはアメリカ、中国、ロシアが対立する新冷戦時代が来る、否、来ているのだろう。

 アメリカの尻馬にのっているだけの自民党外交は、早晩、どうしようもならないところまで追いつめられるに違いない。

 今の日本に求められるのは、アジアの国と連携を深め、三大国と同じ距離を取っていくことだと思う。

 それができない首相には、日本を導く力はないと判断していいはずだ。

 文春は、今回躍進した立憲民主党・枝野幸男代表の盟友が、女性秘書にセクハラを繰り返していたと報じている。

 告発されているのは立憲の新人、青山雅幸議員(55)。青山はB型肝炎訴訟や浜岡原発廃炉訴訟などに携わった人権派弁護士だという。枝野とは東北大学で同じ法律系サークルに所属して以来の友人らしい。

 20代半ばの元秘書・山田麻美(仮名)によれば、昨年4月に青山が代表を務める法律事務所に入所したが、6月ごろから食事に誘われるようになったという。

 多いときは週1ペースで誘われ、タクシーで移動するときに手を握ってくるようになった。

 昨年8月、別の秘書らと3人で県北地域に出張した際にも、秘書がいない隙に、「青山先生がハイハイをしながらこちらへ寄ってきた。恐くなったので、近くにあったざぶとんを抱いてガード。頭をなでられた。身の毛がよだつほどの恐怖だった」(山田)。

 その後も、抱きしめられたり、食事中に「なんで冷たくするの? 優しくしてよ」と手を握る、エレベーターの中でキスを迫られたなど、エスカレートしていったという。

 文春の直撃に青山は、一連のセクハラ行為を否定し、山田を「彼女は人をハメル人。あのね、ウソをつく人の特徴は一部は事実なの。でもその事実を膨らませるわけよ」と非難し、名誉棄損にもなると仄めかしている。

 彼女は、身の危険を感じて、ノートを付け、メールや音声も残していた(週刊文春デジタルで動画を有料配信中)。青山議員に分が悪そうだ。

 立憲民主党は26日の執行役員会で、青山雅幸衆院議員を無期限の党員資格停止処分と会派入りを認めない方針を決めた。当然であろう。

 文春で、暴力団員との交際疑惑で芸能界を引退した島田紳助(61)の「独白4時間」をやっている。

 今週の文春は、大作はないが面白い記事が多い。さすが文春である。

 紳助、今はまったく何もしていないそうで、家で筋トレをやっているそうだ。そのおかげか、ゴルフで、ドライバーの飛距離は250ヤード、ハンデは9になったという。

「僕は常々、老後に必要なのは『お金と仲間と筋肉』と言うてるんです。この三つがあれば幸せに生きられると思ってます」

 私もその通りだとは思う。仲間と筋肉は自分の努力で何とかなる。時間もたっぷりある。しかし、カネは年取れば取るほどどうにもならん。

 一日中、家で絵を描いて過ごす日もあるそうだ。旅先へも必ずアクリル絵の具を持参する。

「ICOCA」を持って電車にも乗るし、若い仲間と飲むときは割り勘にするそうだ。

 芸能界に戻る気はないのか? と聞かれ、

「別に、頑なに戻らないと決めているわけじゃないんですよ。今の生活が幸せで、その必要を感じていないだけなんです。いろんな人があったかく(復帰を)待っててくれるみたいで、それはとてもありがたい。価値がゼロの人間やとそんな噂も立たないでしょ。でも、さすがに吉本の社長も諦めたんとちゃいますか」

 引退する最後の頃は「いっぱいいっぱいになっていて」、あの頃の精神状態に戻るのは、ちょっと無理だという。

 それに芸能界でやり残したことはないといい切る。

「芸能界を辞めて損したなと思うのは、綺麗な女の子との出会いがないことだけです(笑)」

 ネットニュースで見た85歳のチアリーダーのおばあちゃんの言葉、「生きがいなんていらん。なくても楽しく生きられる」が眼から鱗だったそうだ。

「なるほどなあ、日々楽しかったら、それだけでええねんやって。人生あと三十年。世間を意識して生きてるんとちゃうし、僕の周りにはいつもおもしろい提案をしてくれるやつがたくさんいます。『生きがい』なんか求めず、体を鍛えて老いに抗いながら、これからも大切な家族や仲間たちと、楽しく愉快に生きていきますよ」

 オレもこんなふうに生きてみたい。それにつけてもカネの欲しさよ、である。

 上方には、やはり50代で引退して、表舞台には一切出てこない上岡龍太郎という芸人がいる。マンガトリオにいた頃から好きだった。

 上岡は引退して、プログルファーになるとアメリカへ渡り、1年間、プロについて修業をした。

 プロにはなれなかったが、今も週2、3回はゴルフをしているそうである。上岡が辞めた理由は、彼の親しい人間によると、「自分の芸が下手になったから」だという。

 大橋巨泉もセミリタイアしたのは、世界中でゴルフをやるためだった。私も月に1、2回はゴルフをやって、老後を楽しみたいものだ。

 お次も文春。安倍晋三と昭恵のお見合いをセッティングし「キューピッド役」を果たした濱岡博司元山口新聞東京支局長の思い出が載っている。

 安倍の父親・晋太郎から、神戸製鋼にいた息子の安倍が、後継者として自分の事務所に来るので盛り立ててほしい、秘書からは、「(晋三氏は)人見知りが激しいし臆病だけど、まあお手柔らかに頼むよ」といわれ、山口県人を中心に始まったのが「晋三会」だという。

 また晋太郎の妻・洋子から「誰かいい人がいたら連れてきて」と頼まれ、出入りしていた電通で、「森永製菓のお嬢さんがいる」と紹介されたそうだ。

 だが、その友人は「彼女の私生活をよく知っているけど、晋三さんに合うかどうかはわかりませんよ」と付け加えたという。

 晋三は昭恵の姿を見たことがあるらしく、「昭恵さんは自分の憧れのマドンナなんだ」といっていたそうで、話はとんとん拍子に進んだ。だが、2人を引き合わせる当日、昭恵は待ち合わせ時間に50分遅れたそうだ。

 交際は順調だったが、安倍がなかなか「最後の一言をいってくれない」と昭恵が濱岡に相談したこともあるそうだ。

 濱岡にいわせると、安倍は「女性に対してはまったく無垢」だそうである。

 子どもはできなかったが、お互い干渉しない主義で夫婦仲は悪くないという。だが、第一次政権の時、昭恵が神田に居酒屋を出した時に濱岡は、「洋子さんから、『二人を離婚させられないか』という相談を受けたことがあります。『居酒屋経営はいくら何でも許せない』ということです」。

 嫁姑の問題以外にも、岸信介時代から使えていたお手伝いが同じ家にいるが、彼女と昭恵の仲も悪いそうだ。

 濱岡は安倍にこう苦言を呈している。

「お父さんの晋太郎さんに人脈形成から結婚までお膳立てされ、本当の苦労を知らないのでしょう。だから首相の立場にあっても、他人の言うことに耳を傾けず、拙速に物事を進めているように思えます」

 夫のいうことを聞かず、勝手気ままに振る舞う嫁を苦々しく思いながらも、何もいえず、自分は自分で、人の意見を聞かずに自分勝手に振る舞う似た者同士。

 この2人を結び付けているのは、権力という実体のない摩訶不思議なものでしかないのだろう。それを失った時、2人の絆は脆く解けてしまうに違いない。

 次はフライデーの張り込みネタ。「関ジャニ∞・村上信五と小島瑠璃子『超厳戒お泊まり愛』」。10月22日の『池上彰の総選挙ライブ』(テレビ東京系)で体当たりレポートをしていた小島瑠璃子(23)と村上信五(35)のロマンスである。

 デジタルフライデー(10/27金曜日7:02配信より)から紹介しよう。

「すっかり秋めいてきたある夜。超高級住宅街にタクシーが停まった。
 小さなバッグ一つで降り立ったのは、ヒザ上20センチ超のミニスカから伸びる美脚が眩しいこじるりである。
 すでに深夜1時過ぎ、辺りには人影ひとつないのだが、それでも人目が気になるのか、彼女は忍び足でススーッと、ある高級マンションに入っていく。テレビで見せる元気ハツラツなイメージとは真逆の、アダルトな雰囲気だ。
 翌日、こじるりが入ったとおぼしき部屋の窓にちょっとした変化があった。小さな猫が日向ぼっこをしていたのだ。
 気付けば深夜の訪問から半日が経過。午後2時半を過ぎてようやく、こじるりがマンションから出てきた。キャップとマスクで変装しているが、昨夜と同じ服装だ。こじるりから遅れること30分、またもマンションからキャップを被った人物が出てきた。その少年のような顔を見て、先ほどの猫がフラッシュバックする。
 目の前のキャップ男は『関ジャニ∞』の村上信五(35)。さっきの猫は、写真をテレビで公開したり、仕草をマネたりと、村上が溺愛している愛猫・チーであった」

 こういう記事は、正直にいえば、どう紹介すればいいのか私にはよくわからない。

 この2人が人気者だというのはわかる。だが、テレビの歌番組などはまったく見ない私には、顔が思い浮かばない。

 やはり、その記事が面白いかどうか判断するために必要なのは、その人間への知識や興味である。

 フライデーの張り込みネタ、特に最近のネタは、私には遠い世界の出来事にしか思えない。書き手の思い入れのない文章ほど、読み手の心に響かないものはない。

 毎回、申し訳ないと、心の中で手を合わせているのだ。

 ところで、中村喜四郎(68)という政治家をご存じだろうか。当選14回になる、経歴からいえば最古参の現役である。

 元自民党で元建設大臣。総理候補といわれたこともある。だが、メディアで見かけることはもちろんのこと、永田町でも会期中以外には姿を見ることはない。

 それは、94年のゼネコン汚職で斡旋収賄容疑で逮捕され、東京地検特捜部の取り調べに一貫して完全黙秘、無罪を訴えたが、懲役1年6カ月の実刑判決を受けたからである。

 国会会期中に逮捕されるという異例のことだったが、中村は「国会の正面玄関で待っているから、堂々と逮捕しに来い」と啖呵を切った。

 私は、逮捕される前に何度か会ったことがある。彼は40代だった。カッコいい青年政治家で、言葉も柔らかく、末は大物になるという風格を備えていた。

 人生は暗転した。だが、そこからが中村のすごさである。大量の中傷ビラがまかれる中で、有権者へ真実を話していくという彼の姿勢が通じて、多くの後援会は離反せずにとどまった。

 今回の衆院選でも出陣式には4,000人が集まったという。街頭にはポスターが1枚もないのに、選挙区の家や店には中村のポスターだらけだったそうである。

 無所属の一匹狼で、政治に対する発言力はあるのかと問うと、

「無所属であるということは、政策でも政治姿勢でも、いっさい人に気兼ねをしなくて済みます。だから、国民の立場でいろいろものを言うし、ものを考える。私は共謀罪採決でも反対票を投じた。節目節目で、キャリアのある政治家がどういう動きをするかというのは、見る人は見ています。(中略)
 国民目線で、安倍氏のやっていることは許せないといったとき、行動を起こせる人がベテラン国会議員のなかにいないといけない」

 安倍政権については、

「消費増税を延期するための解散なんて、国政選挙では絶対やっちゃいけない。中長期的なビジョンをまったく示していない」

 異論をいえない雰囲気があるが、という問いには、

「だんだん自分の考えを言わない習慣が、自民党のベテラン議員でも身についてしまっている。無所属で、感性を研ぎ澄ませていかないと」

 元民進党の山尾志桜里は、立憲民主党へ入るようなことをいっているようだが、無所属のままでいたらどうか。

 確かに国会で質問することはほとんどなくなるが、今はSNSで自ら発信できる。党にいてはいえないことも、無所属ならいえる。

 そのほうが、彼女のためにいいのではないか。中村の生き方を見ていて、そう思うのだが。

 最後は、現代の「今度の好景気は本物 株も、土地も、給料も上がる」、ポストの「これからの1年、日本経済に何が起こるのか」という巻頭特集について触れたみたい。

 現代のタイトルはまるで安倍首相のいい分をそのまま書いたようである。

 少し前には、日本の行く末に「不安」ありと書いていたはずが、少しばかり株が上がっただけで宗旨替えするというのはおかしくないか。

 ポストはリードで、「『戦後最長の連騰』が大変『めでたい』ことは間違いないが、そこに不思議な感覚を抱く日本人は多いはずだ」と書きながら、これからの日本経済は「怖くないバブル」が起きるといきなり飛躍する。

 おかしくないか。自ら文中で「今回の連騰の上げ幅はわずか1,400円ほどにすぎず、急騰とも暴騰とも表現できない」といっているのにである。

 現代は冒頭で、企業の倒産がジワリと増えていると書き出している。両誌ともに、上がる根拠はよくわからないが、株が上がるといっておけば、なんとなく雑誌が明るく見えるから、そういう思い付きで特集を組んだとしか思えない。

 現代は、倒産しているのは従業員5人以下の零細企業で、その原因は「人手不足」で、満足に人を確保できないからで、世の中はすべて「雇用は増え」「景気は上向き」「株はまだまだ上がる(ポストは4万円台もとまでいっている)」というのだが、株の上がる根拠が、両誌ともに同じ格言なのが笑える。

「株式市場にはこんな格言がある。〈相場は悲観の中で生まれ、懐疑とともに育ち、楽観の中で天井を打ち、幸福感とともに消える〉」

 私など皮肉屋は、そういうなら現在は「楽観の中で天井を打った」状態ではないのと考えてしまうのだが。

 これからは「高齢者も働き、共働き夫婦が増える傾向にあるので、今後は世帯の収入が増えることが見込まれます」(現代)「来年3月までに2万5000円まで上がってもおかしくない」(同)。

 仮説や、あらまほしいエコノミストたちのコメントだらけで、安倍政権の公約のようである。

 株が上がる自信がないことは、現代の「年金で始める『安心株』投資」、ポストは「『緩やかバブル』で老後資金を守りつつ殖やす年利3%の『マイルド投資術』」というタイトルからもわかる。

 株バブルが本当に来るのなら、虎の子のタンス貯金をぜんぶはたいて、1,000万でも1億でも買えと何でいわんのかい。

 一言いっておきたい。今の世の中バブルでも好景気でもない。いいのは一部の安倍お友だち大企業と役人だけである。

 トランプ米大統領の超大型企業減税に期待をかけているようだが、トランプの先行きはますます不透明だ。

 競馬で、締め切り間際に慌てて買うのを、作家の山口瞳は「飛び込み自殺」といった。そうならないようにお気をつけ召され。

【巻末付録】

 久しぶりのような気がする。まずはポストから。巻頭は西田幸樹の「なおん 神谷えりな」。この西田というカメラマン、女をきれいに撮らせたら、いま一番なのではないか。

 撮ってほしいという女が殺到しているのだろうな、うらやましい。

 後半は「都合のいい女 杏」「葵つかさ 恥ずかしいポーズ36態」。袋とじは「神の乳を持つ女 RION」「金の尻を持つ女 神ユキ」。

 現代は、「『ドクターX』の美人看護師が白衣を脱いだ! 久住小春」。なかなか横顔のいい女性だ。「妄想グラビア 人妻・塔子さんと不倫旅行に行ってきました」。こういう女性と水上の法師温泉へでも行きたいね。

 袋とじは「ベルリン『国際セックス祭』に潜入!」。いっとくけど、この手のグラビアで面白いのはほとんどないといっていい。今度のもやっぱり!

 というわけで、今週は低調につき、引き分けだ。(文中敬称略)
(文=元木昌彦)