眞子さまとの縁談“暗礁”の小室圭さん、いまだに「SP付き通勤」も「周囲は誰も気づかない……」

今週の注目記事・第1位
「安倍を悩ませる母・洋子と妻・昭恵の『嫁姑戦争』」(「週刊現代」4/14号)
「安倍政権『暗黒支配』と昭恵夫人の嘘を暴く」(「週刊文春」4/5号)
「散り際の『安倍昭恵』」(「週刊新潮」4/5号)

同・第2位
「安倍官邸に牙剥く『女性特捜部長』」(「週刊ポスト」4/13号)

同・第3位
「安倍『死なばもろとも5月解散』に自民党が怯えている」(「週刊ポスト」4/13号)

同・第4位
「『石破茂』元幹事長が吼えた!『<安倍加憲案>は禍根を残す』」(「週刊新潮」4/5号)

同・第5位
「安倍親衛隊の恥ずかしすぎる素顔」(「週刊文春」4/5号)

同・第6位
「元たけし軍団Aが明かしたまるで『アウトレイジ』だった分裂抗争-事務所独立」(「フライデー」4/13号)

同・第7位「小室圭さんの電車通勤-SPが厳重警戒するけどもはや誰も気付かない」(「フライデー」4/13号)

同・第8位
「森友国会自民仕切り役石井議員が参院職員と『アーンして』不倫」(「週刊文春」4/5号)

同・第9位
「<米で初の死亡事故>770兆円市場に暗雲」(「週刊文春」4/5号)

同・第10位
「札束でオバマを招聘した教祖・深見東州の金脈人脈」(「週刊新潮」4/5号)

同・第11位
「國松長官狙撃事件の封印を解こう-刑事が渾身のノンフィクションを上梓」(「フライデー」4/13号)

同・第12位
「新消される年金をあなたが取り返す方法」(「週刊ポスト」4/13号)

同・第13位
「今なら治る『がん』まだ治らない『がん』」(「週刊現代」4/14号)

同・第14位
「ボルトン復活に恐怖せよ」(「ニューズウイーク日本版」4/3号)

同・第15位
「金正恩が習近平に漏らした『弱音』」(「週刊現代」4/14号)

同・第16位
「MAKIDAI、同棲中の恋人と結婚へ-20代銀座で働く女性」(「フライデー」4/13号)

同・第17位
「暴力団に用心棒代を暴露された『北島三郎』の『兄弟仁義』」(「週刊新潮」4/5号)

同・第18位
「女性と目が合っただけで“現行犯逮捕”!? 『触らない痴漢』検挙に要注意」(「週刊ポスト」4/13号)

同・第19
位「衝撃の新証拠!糖質制限で『老ける』『寿命が縮まる』」(「週刊新潮」4/5号)

【巻末付録】現代とポストのSEXYグラビアの勝者はどっちだ!

 今週も引き続き「安倍昭恵ウイーク」である。他に目新しい記事はないようだ。

 このところ毎回いっているようで恐縮だが、現代とポストは、完全に高齢者・健康雑誌に衣替えしたようだ。

 だが、まだ40代半ば(週刊現代の場合)の編集長に、高齢者の体調や知りたいことがわかるはずはない。

 こうした雑誌にするなら、編集長も編集部員も全員60代にするべきである。高齢者は「若者」を経験してきているが、壮年・中年の人間は、高齢者が何を悩み、何に苦しんでいるかなど、切実に知るわけはないのだから。

 講談社は61歳が定年だから、再雇用して、高齢者の、高齢者による、高齢者のための週刊誌をつくればいい。

 早くしないと、他誌がやってしまうぞ。

 新潮や文春は、両誌ともに左トップは「糖質制限で『老ける』『寿命が縮まる』」「定年後の安心マネー管理術」と、これも健康雑誌になった現代、ポストがやってきたことの焼き直しである。新潮の記事を紹介する。

「糖質摂取をカットすると、脳や筋肉の活動を維持するため、体内でケトン体という代謝物が生成される。ケトン体は脂肪細胞に蓄えられた中性脂肪が分解される形で生成されるため、体重減少に繋がる」(新潮)わけだが、このメカニズムそのものに老化を促進する要因があるのではないかと、指摘しているのが、愛知みずほ大学の佐藤学長で、ケトン体が多くなると血液が酸性に傾き、骨や筋肉など体全体の細胞を弱め、さび付かせることになるというのだ。

 まあ、何事も過ぎるというのはいけないということのようだ。

 満員電車の中で、隣にいる女性の腕にうっかり触ろうでもしたなら、「痴漢ですよ」と騒がれ、サラリーマン人生を暗転させること間違いない。

 触らなかったことを「証明」するぐらい難しいことはない。

 だが、ポストによると、これからは、触ったかどうかではなく、女性側が不快に思ったかどうかで、痴漢容疑をかけられ、検挙されることもあり得るというのである。

 そんなバカな! そう思うが、東京や大阪の迷惑防止条例は、「卑猥な言動」も禁止されているから、あり得ないことではないそうだ。

 満員電車では、両手を上にあげて、目を瞑っていなければいけないようだ。いやはや……。

 北島三郎が、ある裁判の中で、元暴力団幹部との長年の交際が暴露されてしまったと、新潮が報じているが、今さらではないか。

 新潮は、このことで、馬主登録審査基準の「暴力団、暴力団員と親交がある認められる者、または過去に親交があったと認められる者」は、登録を取り消されることがあるから、キタサンブラックなどの名馬を所有している北島が、馬主でいられなくなるのではないかと、いらぬおせっかいをしている。

 馬主の実態は、暴力団員でも、女房の名義にしたりして、馬主席にデーンと座っている人間もいるといわれているのだ。

 北島と暴力団員との付き合いは「天下御免」で、多くが知っていることである。そのために馬主を完全排除していたら、馬主の成り手がいなくなってしまう。必要悪とでもいうのだろうか。

 次はフライデーから。「EXILE」のMAKIDAIという42歳のモテ男が、腰まであるロングヘアが特徴的な安田美沙子似の美女と同棲していて、結婚するようだと報じている。

 MAKIDAIは3月末をもって7年続いた『ZIP!』(日本テレビ系)の火曜パーソナリティを卒業して、今後はアメリカを拠点にDJユニット「PKCZ」の一員として活動することになったそうだ。

 彼女も一緒に渡米して、サポートするといわれているそうである。MAKIDAIの所属事務所も、「しっかりと、良いお付き合いをさせていただいております!」と答えているから、ゴールインは近いのだろう。

 ところで証人喚問を終えてハイヤーに乗り込んだ佐川宣寿氏をフライデーが追いかけた。首都高速を爆走して、一周したかと思えば、再び国会前に戻った。

 その後、港区のホテルへ入って行ったという。これから佐川氏はどう動くのだろうか。フライデーよ、しっかり見張ってくれ。

 3月29日の夕方、静岡県立大学グローバル地域センターがやっている社会人教育のセミナーにいってきた。

 週刊現代時代の仲間である軍事評論家・小川和久氏に頼まれて年に1回やっている。今回は「週刊誌の不倫・皇室報道」について1時間半ほど話をした。

 不倫報道に対する世間の受け止め方が、少し変わってきた。小室哲哉と女性看護士との不倫を文春が報じ、それに対してTwitterで「クソ文春」などと口汚く罵るなど、批判が巻き起こった背景について語った。

 いま一つは、秋篠宮眞子さんと小室圭さんの婚約が延期されたきっかけになった、圭さんの母親の元婚約者の品格を疑うような言質を、裏も取らずにそのまま垂れ流す週刊誌のやり方はおかしい。美智子妃バッシングを週刊誌が続けて、彼女が失語症になってしまったときの二の舞、最悪は中央公論社の社長の家人が殺傷された「風流夢譚事件」になるかもしれないと危惧している、と話した。

 100人ぐらいの聴衆のほとんどは高齢者である。話し終わり、質疑応答に入って、少し驚いた質問が出た。紳士然とした人物が、「週刊誌は報道するときに中立公正ということを考えないのか」と聞いてきたのだ。

 今時、新聞だって中立公正など建前にすぎない空念仏のようなもので、ましてや週刊誌などは、私も含めて、そんなことを考えたことはない。だが、地方都市といっては失礼だが、東京から離れた所に住んでいる人の中には、ジャーナリズムは中立公正であるべきだと考えている人がいるのだと、妙に感心したものだった。

 現代で、近藤大介編集次長が、金正恩が習近平主席と会って、弱音を漏らしたとレポートしている。

 突然の訪問で、金正恩の意図がどこにあるのか、新聞なども真意を測りかねているが、近藤氏は、中国が独自にしている経済制裁を解除してほしい、トランプ大統領を説得して、国連の経済制裁も解除してほしい、来月から種まきの時節なので、化学肥料の援助をしてほしいと、弱音を吐き、懇願したのではないかと推測している。

 近藤氏は、これから画策しているのは、プーチンロシア大統領との早期の首脳会談だという。

 習近平とプーチンを後ろ盾にして、トランプと会談しようというのは、金正恩の弱音からか、それとも別の思惑があるのか。

 じっくり見極める必要があること、いうまでもない。

 だが、事はそう簡単にはいくまい。トランプは金正恩からの申し入れを即断したが、彼に、金と会ってどんな話をするのかについてのビジョンも戦略も定まっていない。

 それに、トランプの周りにはウルトラタカ派ばかりが集まり、中でも国家安全保障を担当する大統領補佐官のジョン・ボルトン元国連大使に「恐怖せよ」とニューズウイーク日本版が警鐘乱打している。

 その前に、マクマスターを解任して後任に指名したマイク・ポンペオCIA長官もタカ派だが、それを凌ぐというのである。

「ボルトンは北朝鮮への先制攻撃、イランとの核合意の破棄とイラン爆撃を繰り返して主張してきた。共和党内のより伝統的なタカ派は『力による平和』をモットーとするが、ボルトンの場合は『戦争による体制転換』が信条。アメリカの敵は壊滅すべし、と考えている」(ニューズ)

 彼にはネオコンの一部に認められる倫理的な情熱もない。何しろ、ブッシュ政権で国連大使に指名されたが、ボルトンは国連の存在自体を否定し、国際法という概念にも反対し、国際法の正当性をわずかでも認めることは大きな過ちだと公言していたという。

 ボルトンの任務は、各省トップたちと外交、軍事政策のさまざまな選択肢を話し合い、それぞれの違いを熟考し、大統領に提案することだが、「ボルトンはその仕事に全くもって向いていない」(同)。

 ボルトンはトランプの邪悪な側面を刺激して北朝鮮やイランへの威嚇や脅しを現実のものにするのではないか、というのだ。

 ボルトンとポンペオが指名承認を待っている間に、「トランプは実に『トランプらしく』なりつつある。それが意味するところを考えれば、恐怖と不安に襲われるのは当然だろう」(同)。

 4月に安倍首相はトランプと首脳会談をする予定らしいが、以前のトランプとは全く違っているかもしれないのだ。

 健康雑誌・現代は、このところの医学の進歩で、5年生存率が伸びてきていると特集している。

 確かに、検査技術の進歩と、特効薬が続々出てきたため、肺がんや前立腺がんなどは、かなりよくなってきてはいるが、口腔・咽頭がんなどは、ステージIVでわかっても、16.5%→12.6%へと短くなっているし、肝・肝内胆管も4.0%→3.5%、すい臓がんは伸びたといっても、1.1%→1.3%と、まだまだ厳しい数字である。

 ところで閑話休題。第24回「編集者が選ぶ雑誌ジャーナリズム賞」の受賞作が決まった。

 毎日新聞(3月29日付)によると、大賞に「『豊田真由子』その女代議士、凶暴につき 及び豊田真由子衆院議員に関する一連の報道」(「週刊新潮」6月29日号)と「眞子さま嫁ぎ先の“義母”が抱える400万円超の“借金トラブル”」(「週刊女性」12月26日号)が選ばれた。

 スクープ賞は「被害女性が告発!『警視庁刑事部長』が握り潰した『安倍総理』ベッタリ記者の『準強姦(ごうかん)逮捕状』及び山口敬之元TBS記者に関する一連の報道」(「週刊新潮」5月18日号)、「自死した夫の弟が衝撃の告白 上原多香子『致命的な破倫の果てに』」(「女性セブン」8月24日・31日号)、「山尾志桜里 イケメン弁護士と『お泊まり禁断愛』」(「週刊文春」9月14日号)。

 話題賞は「一連の加計問題追及」(筆者・森功「文芸春秋」5、7、8、9月号)、作品賞は「小池百合子研究 父の業を背負いて」(筆者・石井妙子「新潮45」1月号)、「一発屋芸人列伝」(筆者・髭男爵山田ルイ53世「新潮45」1~12月号)。

 写真賞は「嵐・櫻井翔と『恋人』テレ朝女子アナ・小川彩佳 熱愛追跡11日間の全写真」(「週刊ポスト」3月10日号)、「元SPEED『今井絵理子参議院議員』の略奪不倫及び橋本健神戸市議に関する一連の報道」(「週刊新潮」8月3日号)。

 この賞は、編集者の有志たちによって運営されている賞で、今年は113人が投票したそうだ。

 この中に週刊現代もフライデーも入っていないのは、寂しいことである。

 私は、自分の年金がどれぐらいあるのかを知らない。カミさんがすべてを管理しているからだが、悪名高い日本年金機構は、今度は、「約130万人の年金が不当に削られていて」、それをこっそりHPにアップしていたと、ポストが報じている。

 毎年8月から9月上旬にかけて、年金受給者に送られてくる「扶養親族等申告書」を書き間違える人が多く、2月分の年金に過少支給が大量に発生したのだ。

 この書き方は難解で、高齢者では理解できなくなっているという。ポストによれば、意図的にやったのではないかと難じている。

 これだけではなく、安倍首相第二次政権以降、年金を削ることには熱心だが、年金受給者の悲鳴には安倍は冷淡である。

 ポストには、詳しい書き方が載っているから、お困りの方は、買って読むといい。

 フライデーは、警察庁長官だった國松孝次氏を狙撃した犯人を追いかけていた捜査一課の元刑事、原雄一氏が、捜査の内幕を描いた話題の本『宿命 捜査一課元刑事の23年』(講談社)を紹介し、原氏のインタビューを掲載している。

 この事件はオウム真理教の犯行だと、ずっといわれてきたが、彼は、テロリスト・中村泰こそが犯人だと確信しているという。

 中村は、武蔵野市の警察官殺害や名古屋の現金輸送車襲撃など、数々の犯行を重ねてきた。

 原氏は、清瀬市で起きた警察官殺害事件を端緒に彼を調べ上げ、取り調べの中で「自分が狙撃事件の犯人だ」という自供まで引き出しているのだ。

 だが、中村は逮捕されなかった。

「ハナからこの一件がオウムの犯行だと決め、それ以外の可能性を潰してしまった警察庁公安部の判断が原因です。(原氏は刑事部に所属。長官狙撃事件は公安部が捜査を主導していた)」

 朝日新聞阪神支局襲撃事件でも、刑事と公安の仲の悪さが、捜査の障害になったと、元朝日新聞記者の樋田毅氏が『記者襲撃 赤報隊事件30年目の真実』(岩波書店)の中で書いているが、そんな縄張り争いで、真犯人を取り逃がしたとしたら、どう責任を取るのか。

 ところで、先日オバマ前大統領が日本に来ていて、安倍首相と「すきやばし次郎」で昼を一緒にしているところがテレビで流れた。

 どうしてオバマがいま? そう思ったが、新潮によると、宗教法人「ワールドメイト」の深見東州教祖が金主だという。

「世界オピニオン・リーダーズ・サミット」と称されたイベントに出席し、大統領時代の思い出や退任後の生活を語ったという。

 1時間ほど話して、新潮によると、彼のギャラは40万ドルだそうである。これは大統領の1年間の報酬と同じだという。

 ここは、ブレア元英国首相やクリントン元米国大統領などをゲストに招いているそうだ。

 深見という人物、あまり評判はよくないが、信者から集める会費やお布施は年間110億円にもなるそうだ。いつの時代も、正直に生きている者がバカを見る。それにしても、オバマともあろうものが、カネに困っているわけでもないだろうに、なぜ来たのだろう。

 さて、夢の自動運転車がもうすぐ世界中を走り回ることになるかのように、各メディアで報じられているが、3月18日、夜10時ごろ、アリゾナ州テンピで、米配車サービス大手のウーバー・テクノロジーの自動運転車が、歩道のない場所を横断しようとしていた女性にぶつかり、死亡させる事故が起きた。

 時速は65キロで、クルマは減速しなかったのだ。

 夜間で、自転車を押していた女性を人間と判別できなかったか、カメラの視認性が低かった可能性もあるという。

 ウーバー社の技術に問題があるのではと指摘した新聞もある。この重大事故によって、自動運転車の安全性への疑問が起きて、事故の原因が何だったのかが解明されるまでは、しばらくこの技術は停滞するかもしれないと、文春が報じている。

 次も文春。参院予算委員会の筆頭理事として「森友国会」を仕切っている石井準一参議院議員が、「参議院事務職のA子さんと不倫関係にある」(自民党関係者)ことを察知した文春は、2人が食事をした後、ホテルへ入って行くところをバッチリ捉えている。

 親分が、野党の攻撃にたじたじとしているというのに、子分どもは、そんなこと知ったことじゃねぇと勝手放題のようである。

 さて、眞子さんとの婚約が延期になった小室圭さんだが、今も屈強なSPが1人ついて、都内の弁護士事務所の行き帰り、ずっと一緒だそうだ。

 フライデーは、圭さんが出勤するときにぴったり張り付き、行動を見ていたが、マスクをしたり、メガネをかけたりしているわけでもないのに、周囲の人間は彼の存在にまったく気づかなかったそうだ。

 以前より元気がなくなったようで、満員電車の中では、携帯を取り出すわけでも、読書をするわけでもなく、「一点を見つめたまま、無表情で電車に揺られている」(フライデー)。

 ビートたけしの事務所からの独立問題が騒ぎになっているが、フライデーによれば、なんで飛び出したのかといえば、「ズバリ、カネと裏切りです」と元たけし軍団のメンバーA氏がいっている。

 たけしは、テレビやCM、映画などで年間20億円近く稼いでいるというが、それなのに「オフィス北野」は赤字だったそうだ。

 そこでたけしは、「社員と芸人の収入の資料を出せ」と迫ったという。するとマネジャーは新人でも年収500万円。2~3年で800万円になり、10年を越えれば1,000万円。主任ともなると2,300万円で、森昌行社長に至っては1億円近いというので、たけし殿様はビックリ。

 それなのに井手らっきょの年収は100万円くらい。井手がかわいそうじゃねぇかと殿が切れたそうだ。

 たけしがいなくなれば、事務所はやっていけない。社員とは契約を結び直して、新たに提示された月給は15万円だったそうで、社員は続々と退社しているそうだ。

 独立したたけしは、レギュラー番組はすべて継続、映画も撮っていくそうだ。

 エンゼルスの大谷翔平が開幕第1戦で、見事なバットさばきを見せたが、第4戦では、ピッチャーとしてマウンドに上がった。

 やはりこの男、タダものではない。ホームランは打たれたものの、6回3安打3失点で初勝利を手にした。

 92球で6三振1四球。最速は100マイル(約161キロ)。大谷なら、ベーブ・ルースがつくった1915年の記録、投手として18勝8敗、防御率2.44。打者として打率.315、4本塁打、20打点を超えるかもしれないと夢を抱かせてくれる。

 このところ、安倍親衛隊の連中の評判が極めて悪い。

 和田政宗参院議員が太田充理財局長に「安倍政権を貶めるために意図的に変な答弁をしているのか」と詰問して批判されたり、前川喜平前文科省事務次官を呼んだ学校に対して、文科省に調査しろと命じた赤池誠章参院議員、池田佳隆衆院議員など、恥ずかしすぎる言動が多くみられるが、結局は、安倍首相の考えを忖度して、引き上げてもらおうとしているので、「親衛隊の跳梁跋扈は安倍首相自身が生み出している」(政治部デスク)のだと批判している。

 新潮誌上では、安倍のライバル一番手である石破茂元幹事長が、安倍のいっている「憲法九条の加憲案」は禍根を残すと批判している。

 彼がいうのは、憲法九条2項を残したままでは、日本の抑止力は1ミリも向上しないのに、「安倍総裁は、『今回の“加憲案”なら今までと何も変わりません』と言って国民を安心させようとしています。でも、私は逆に『何も変わらなくていいんですか』と聞きたい。何も変わらないのなら、どうしてそんなに急いで改憲する必要があるのか」と難じている。

 メディアと世論に追い詰められている安倍首相だが、なんとかこの窮地から抜け出し、岸信介おじいちゃんの悲願だった、憲法改正をやるために三選を成し遂げようと、5月に解散・総選挙へ打って出るのではないかと、ポストが報じている。

 そんなバカなこととは思うが、普通の神経ではない安倍のことだから、まったくあり得ない話ではないのだろう。

 退陣に追い込むためには、安倍昭恵の証人喚問を、野党だけではなく、自民党の中からも声を上げていく必要がある。

 それができなければ、この男、佐川の証人喚問が終わった後、いけしゃあしゃあと「あとは国民の皆様が判断することだ」といい放ったように、外国へ逃げてしばらく戻らず、ほとぼりの冷めるのを待つ気なのかもしれない。

 佐川の証人喚問で、安倍官邸の指示で文書が書き換えられた可能性が明確になってきたが、大阪地検特捜部の動きがどうなるのか気になる。

 ポストによれば、その指揮を執るのは、酒豪としても知られ、初の女性特捜部長になった山本真千子氏だという。

 独身で化粧気はなく、赤ちょうちんで呑むのが好きな女性検事で、文書改ざん事件をどう解明していくのか気になるが、そこへ、さらなる援軍が来たというのである。

 リニア事件捜査が一段落した東京地検特捜部が、大阪地検特捜部と合同で、財務省本省へ強制捜査に入るという情報が流れているというのだ。

 さらに、財務省サイドから、「文書改竄にあたって、官邸と財務省本省の間で書き換えと文面の調整が行われていた。窓口となったのは双方の中堅キャリアだった」という不穏な情報が流れ出したという。

 山本特捜部長が、この事件を解明してくれれば、「女性活躍社会」を提唱している安倍首相の期待にも答えることになる。

 頑張っていただこうじゃないか。

 さて、佐川宣寿前財務省理財局長の証人喚問をテレビで見ていてこう考えた。

 なんの根拠も示さず、安倍首相、昭恵夫人の関与はなかったといい切るまでには、官邸と佐川氏との間で、激しやり取りがあったに違いないと。

 佐川氏は、安倍親衛隊の一人である丸川珠代議員の「安倍首相や昭恵夫人の関与はなかったのですね」という問いかけに、反射的に「ございませんでした」と答えることで、早々に「佐川は全力で2人を守るつもりだ」というイメージをつくりあげた。

 このひと言は、佐川の残りの人生を安倍たちが保証することと引き換えだったに違いない。彼は、安倍に対して「口約束ではなく、一筆書いてくれ」と要求したのではないか。

 官僚として歩んできた彼の人生を自らが否定し、人間としてもそしりを免れない発言をするからには、それぐらいの取引はあったはずだと、佐川氏の表情や目の動き、答弁の仕方を見ていてそう思った。

 これで禊は済んだとしたかった安倍首相だが、次の日の各紙の論調は「問題の深さをいっそう印象づけた」(朝日新聞)「佐川氏の不自然な証言がむしろ疑念を深めた」(毎日新聞)「改ざんなどの指示の有無や背景など核心部分の究明にはつながらなかった」(読売新聞)という見方が大勢だった。

 今週の週刊誌も、ややヒステリックではないかと思えるほど、安倍昭恵に対する雑言が並んでいる。

「安倍政権『暗黒支配』と昭恵夫人の嘘を暴く」(週刊文春)「安倍昭恵を引きずり出せ!」(アサヒ芸能)「散り際の『安倍昭恵』」(週刊新潮)「安倍を悩ませる母・洋子と妻・昭恵の『嫁姑戦争』」(週刊現代)。

 これらをまとめて第1位にした。だが、新しい事実や昭恵の仮面を剥ぎ取るような内容ではないのが残念だが。

 新潮は、安倍家のゴッドマザー・洋子さんが、昭恵が居酒屋「UZU」を開店するときに、「離婚させられないか」と、安倍家と親交のある濱岡博司元山口新聞東京支局長にいったと書いている。また、森友学園問題が露見した昨年2月には、「ずっと我慢してきたものの、痺れを切らした洋子さんが昭恵ちゃんを直接、叱りつけたんです。“あなたのことで晋三が総理の座を追われるようなことがあったら、私は絶対あなたを許しません”と。(中略)以来、昭恵ちゃんは今まで以上に家に寄りつかなくなったそうです」(濱岡氏)。

 晋三・昭恵の馴れ初めやアッキーの飲みっぷりの「酔狂伝説」、反原発の活動家や元暴力団、大麻犯罪者との交友、スピリチュアル好きなどを挙げて、「もはやファーストレディならぬワーストレディと呼んでも差し支えあるまい」としている。

 文春は、昭恵の居酒屋を巡って訴訟沙汰のトラブルが起こっていることや、一時彼女が入れあげていた反原発活動家の飯田哲也氏に「彼女の根っこにあるのは無責任ということ。(反原発の活動も)あまり深く考えずにやっていたのでしょう。森友問題と同じです」といわせている。

 また、佐川氏の国会での事実と異なる答弁は、政策秘書官や財務省出身の事務秘書官とすり合わせているはずで、その過程で決算文書の改ざんが行われていたはず。そのキーマンが安倍の政務秘書官を務める経産省出身の今井直哉氏だと見ている。

 証人喚問では、今井氏と「森友問題で話をしたことはない」としていたが、今井と佐川は82年入省の同期で、佐川は通産省の同期会にもよく出席していて、2人は親しい間柄だと経産省OBが話している。

 現代には、3月29日朝、東京・渋谷区の「富ヶ谷ハイム」301号室で、安倍と89歳になる母の洋子が、2人だけで朝食をとるシーンが出てくる。

 階下の201号室には、昭恵の姿はない。都内のホテルに宿泊しているという。

 佐川喚問が始まる10日前、洋子が安倍にこういったという。

「テレビで昭恵さんが愛知で講演している様子をやってましたよ。なんでやめさせられなかったんですか! あなたの足を引っ張っているだけじゃないですか!」

 あまりの剣幕に、安倍は俯くしかなかったという。

 このように、昭恵は安倍の手に負えなくなっているようだ。

 30%台前半まで落ち込んだ内閣支持率が、佐川喚問後にさらに落ち込めば、昭恵喚問よりも先に安倍政権が崩壊する。そうなれば後々まで「アッキード事件」として語り継がれることになるだろう。

【巻末付録】

 このところ文春の誌面に「やつれ」が見える。編集長や編集者たちの熱気が誌面から立ち上って来ないのだ。

 次号で、新谷学編集長が交代しても、私は驚かない。何かが文春内部で起きている。

 同じように、現代とポストのSEXYグラビアも、おざなり感がプンプン匂う。

 現代は「新進女優 大谷麻衣×篠山紀信 ヴァージン・ヌード」「高木里代子 慶大卒 美人ピアニスト『手ブラ』でセッション!」。

 袋とじは「春マン開! 『得した気になる』ヌード」。これを見て得した気になる読者がいるのだろうか。これで430円は高いんじゃない?

 ポストは、「性の新潮流レポート 緊縛の世界」「眼福グラビア 純白の奇跡 男が憧れる清純美女の三角地帯」。

 袋とじは「全裸美女と巡る全国 ゴージャスラブホテル」。この中では、やはり緊縛かな。着物姿の女性が後ろ手に縛られている姿に、やはり男は弱いもの。

 何度もいうが、もはやエロやSEXYグラビアで部数を稼ぐ時代ではない。同じカネを使うなら、エロでなくていいから、もっと斬新なアイデアを出して、あっといわせてもらいたいものだ。

 大いなるマンネリと惰性だけでやっているグラビアとは早くおさらばしたほうがいい。

 というわけで今週も引き分け。
(文=元木昌彦)

貴乃花親方が心酔する“オカルト教団”のトンデモ度「人間は今から5億年前、月から移住してきた」

今週の注目記事・第1位
「ビートたけし テレビじゃ言えない『独立話』」(「週刊ポスト」4/6号)
「小説『ゴンちゃん、またね。』」(「週刊文春」3/29号)
「『殿ご乱心』の声も上がる電撃独立の舞台裏」(「週刊新潮」3/29号)

同・第2位
「政治部記者50人緊急アンケート『結局、安倍総理は辞めるのか』」(「週刊現代」4/7号)
「アベ政権強制終了へ/安倍昭恵さん、夫・晋三との別離を語ったオフレコメモ」(「フライデー」4/6号)
「『森友改ざん』の『アベゲート』」(「週刊新潮」3/29号)
「安倍夫妻の罪と罰」(「週刊文春」3/29号)

同・第3位
「あっという間に『株安デフレ』に逆戻り」(「週刊現代」4/7号)

同・第4位
「“最後の(?)花見”に伝説のキャバ嬢」(「週刊ポスト」4/6号)

同・第5位
「グルコサミン『ひざ痛』に効果なし」(「週刊現代」4/7号)

同・第6位
「『山尾志桜里さん、夫と息子を返して』-倉持弁護士元妻<慟哭手記>」(「週刊文春」3/29号)

同・第7位
「岸田文雄山口組幹部との『親密写真』」が流出」(「フライデー」4/6号)

同・第8位
「警視庁23歳の美人巡査 ヤクザに惚れて、すべてを失うまで」(「週刊現代」4/7号)

同・第9位
「<ノーベル賞>根岸さん妻<交通事故死>の謎」(「週刊文春」3/29号)

同・第10位
「谷岡学長の『裏の顔』と栄の『汚れたカネ』」(「週刊文春」3/29号)

同・第11位
「13階段に足をかけた『オウム死刑囚』13人の罪と罰/麻原彰晃他」(「週刊新潮」3/29号)

同・第12位
「貴乃花親方を操る『オカルト教祖』の正体」(「週刊アサヒ芸能」3/29号)

同・第13位「年間3万人もいる『孤独死』の検証-北島三郎の次男、大原麗子、飯島愛」(「週刊新潮」3/29号)

【巻末付録】現代とポストのSEXYグラビアの勝者はどっちだ!

 東京の桜は満開。毎年ながらこの時期は忙しくてしょうがない。東京中の桜を見て、酒を飲んでと、疲れるが、今年もまた桜を観られたという喜びがあるから、老骨に鞭打って走り回っている。

 桜は満開だが、週刊誌は満開とはいかないようだ。今週は、安倍と昭恵問題より、ビートたけしの独立問題が誌面を賑わせている。

 文春では、80枚の小説まで発表して、なんだかたけしウイークの感がある。

 それについては後で触れるとして、まずは新潮の孤独死の記事からいこう。

 日本における孤独死は年間3万人にもなるという。

 3月に、北島三郎の次男が51歳の若さで孤独死した。1昨年の10月には平幹二朗(享年82)が浴槽で倒れて亡くなっていた。

 大原麗子(享年62)、飯島愛(享年36)も孤独死している。

 最近では、住人に孤独死されると、場合によってはリフォームに300万円以上かかるため、大家を対象にした、孤独死保険というのまで売り出され、急成長しているそうだ。

 連れ合いに亡くなられ、一人で住んでいる人間は、何かの時に託せる友人を持つべきだというが、東京砂漠に住んでいる高齢者には、なかなか難しいことなのかもしれない。

 せいぜい、連れ合いを大事にして、長生きしてもらうしかないのだろう。

 相撲協会と対決姿勢を強め、貴ノ岩が暴行被害を受けた事件について日本相撲協会の対応に問題があったと、内閣府の公益認定等委員会に告発状を出していた貴乃花親方だが、それを取り下げることを検討していると、スポーツ報知が報じている。

 貴公俊(たかよしとし)が付け人の序二段力士を暴行した問題が起き、「自分の弟子のことで、これだけ協会に多大なご迷惑をおかけしたのは事実ですので。私は一兵卒で精進していくという気持ちに新たになってます」と殊勝に語ったという。

 その貴乃花だが、アサヒ芸能が「貴乃花親方を操る『オカルト教祖』の正体」という特集をやっている。

 京都に総本山を置く宗教法人「庚申会」がそれだ。大阪場所中、貴乃花部屋が宿舎にしている。

 貴乃花は11年ほど前からこの宿舎を使っているそうで、代表を務める辻元公俊氏(65)は、彼の最大の理解者といわれているそうだ。

 この辻元氏が2006年に出した本『2012年人類の終焉 太陽からの啓示』(ブックマン社)に、貴乃花が顔写真付きで「先生のお考えの深さには、脱帽です」と推薦文を寄せている。

 だが、アサ芸によると、目を疑う珍説のオンパレードだという。「進化論は大ウソだ! ヒトはサルから進化したのではない」「人間は今から5億年前、月から移住してきた」。

 辻元氏によれば、貴乃花は日馬富士を引退させる気はなかったそうだ。

「貴乃花自身は、日馬富士には数場所休場してしっかり反省させて、それから復帰すればええと思とったからね」

 しかし、協会は、日馬富士を切り捨てて話を終わりにしようとしたから、貴乃花も内閣府に相談するまでになったのだという。

 どちらにしても、貴乃花の「たった一人の反乱」が、腰砕けになってしまったのは間違いないようだ。

 新潮が、オウム事件で死刑判決を受けた13人のうち7名が、3月14日に、東京拘置所から、仙台、名古屋、広島などへ移送された「真相」について報じている。

「オウムの場合、死刑囚の移送はそのまま、執行の準備が整ったことを意味する。いつ頃Xデーが来るのか、どの社も取材に追われています」(司法担当デスク)

 麻原彰晃死刑囚は東京拘置所だが、「東京拘置所には刑場がひとつしかなく、執行は2人が限界です。そのため、まとまった数を同時に執行するには、予め他の拘置所に分散しておかないといけないのです」(同)

 まさか、全員一度に執行するわけではないだろうが、麻原の執行は明日行われてもおかしくないという。

「来年は、5月に新天皇への代替わりが行われるなど“慶事の年”。平成の事件は平成で終わらせる、という観点から考えても、13人の執行は今年中に終わらせるのが常識的ではないでしょうか」(司法に詳しいジャーナリスト)

 とうとう麻原は何も語らないまま、オウム事件は全容が明らかにならず、彼らは消えていくのだ。

 戦後最大のテロ事件は、まだまだ解明されなくてはならない「真相」があるはずだが。

 さて、伊調馨と栄和人日本レスリング協会強化本部長とのパワハラ騒動は、伊調の母校の至学館大学の谷岡郁子学長が飛び入りしたことで、さらにややこしくなってきた。

 この学長、文春によれば、大阪商大などを経営する谷岡学園のお嬢様として育ってきたが、自分でも書いているように、恵まれ過ぎて育ってきたため、「できすぎて鼻持ちならない嫌味な子どもでもあった」ようだ。

 ある日、上級生からラブレターをもらったところ、「翌日、郁子はその男の子に、『あなたの通信簿と顔を鏡に映してらっしゃい』と、ピシャリと振ってしまう」。その片鱗はまだまだ十分におありになると見受けたが。

 このパワハラ問題、これからどう進展していくのだろう。

 ノーベル化学賞受賞者の根岸英一さん(82)が、交通事故を起こして、重いパーキンソン病を患っていた妻のすみれさん(80)が亡くなってしまった。

 文春で、ジャーナリストの飯塚真紀子氏が現地取材をしているが、どうやらこの事故、単純なものではないようだ。

 2人は、自宅から遠く離れた、ターミナルが1つしかないロックフォード空港に行く途中、道に迷い、ごみ処分場の側溝に車がはまり、動けなくなってしまった。

 そこで厳寒の中、根岸さんが助けを求めるために歩いているところを保護されたといわれている。

 だが、地元の保安局の警部補は、この広大な処分場へは直角に2度曲がらないと入れないし、これまで入り込んだのは、酔っぱらいが1人いるだけだという。

 保安局側のプレスリリースには「事件性なし」と書かれてはいるが、警部補にいわせると、銃で撃たれたり、ナイフで刺されたなど、明らかに事件であるケース以外はみな「事件性なし」と発表するので、今回のケースがどうかは、検視結果などの薬物検査を行って、結果が出てからでないとわからないようだ。

 なぜ、猛烈な寒さの中、処分場へ入って行ったのか、携帯電話を使わなかったのはなぜか、などの「疑問」が残るというが、気になる事故ではある。

 現代が、警視庁新宿署の美人巡査が、イケメンの暴力団員に一目ぼれして、情を通じ、捜査情報を漏らしていたことがバレて、クビになったと報じている。

 この女性の父親も警視庁の生活安全部生活経済課の現職の警部で、期待されていたそうだが、17年の夏に取調室で会った住吉会三次団体の32歳の独身組員にぞっこんになり、肉体関係だけではなく、捜査情報やカネまで巻き上げられていたそうだ。

 この男の弟が別件で逮捕されたとき、「俺の兄貴はヤクザで、その女は刑事だ」としゃべってしまい、ことが明るみに出たという。

 親としてはやり切れない思いだろうな。

 ところで、フライデーが、3月2日に開かれた自民党衆議院議員の「新春賀詞交歓会」で、岸田文雄政調会長が、その筋の人らしい人間と握手を交わしている写真を載せている。

 この人物、矢野康夫氏(本名は若野康夫)といって、かつては山口組の武闘派組織「中野会」の元副会長だという。

 現在はキックボクシングの代表理事をしているらしいが、大阪府警関係者にいわせると、今でも「現役」という認識だという。

 岸田氏は、この人物と面識はなく、たまたま写真を一緒に撮っただけなのだろうが、フライデーのいうように、「こんな写真が流出しては、暴力団の『シノギ』の材料として利用されかねない。この間の悪さ、どうやら総理に必要な『運』は持ち合わせてはいないようだ」。確かに、運も実力のうちである。

 さて、運といえば、不倫報道が出たため厳しい選挙を勝ち抜いて永田町に戻ってきた山尾志桜里議員は、運のいいほうなのか。

 不倫相手といわれる倉持弁護士は、去年、離婚していたようだが、これまで沈黙を守っていた元妻が、文春で手記を発表した。以下は文春オンラインからの引用。

「昨年『週刊文春』9月7日発売号が報じた山尾志桜里衆院議員(43)と倉持麟太郎弁護士(35)のW不倫疑惑。この不倫疑惑が原因で、昨年11月末に倉持夫妻は離婚。夫妻は2015年4月に結婚し、同年に長男が誕生していた。
 これまで沈黙を保ってきた倉持氏の元妻・A子さん(34)が、自らの胸中を初めて手記に綴った。
手記は次のように始まる。
〈この半年は、私にとって地獄のような日々でした。本当に思い出すのも辛いことばかりです。あの日から半年が経ち、やっと健康状態が回復してきました。今回、全てを明かそうと思ったのは、私の中でまだ解決していない問題が多く残されているからです。
その中でも私がいちばん深く傷ついたのが、山尾さんが私たち夫婦の寝室にまで上がり込んでいたことでした――〉
 A子さんの手記には、山尾氏が倉持氏の自宅マンションを訪れた直後、部屋に残されていた“異変”や、倉持氏の弁明などが赤裸々に記されている。
 山尾氏に改めて倉持夫妻の離婚などについて尋ねたが、答えることはなかった。倉持氏は『(離婚についての)経過及び内容等については第三者に口外、開示又は漏洩しないことを約しており、回答は差し控える』と答えた」

 スポニチANNEXの3月26日付でも、彼女はインタビューを受けている。

「元夫人によれば、倉持氏とは夫婦円満だったが、不倫疑惑報道の翌10月に倉持氏から不意打ちのように離婚を切り出された。『離婚をずっと模索していた』と告げられたものの『模索していたとは感じていなかった。夫婦関係が破綻していたということも一切ない』と話した。
 元夫人は、離婚を招いた原因が山尾氏にあるとして、慰謝料の支払いを求める内容証明郵便を代理人を通じて今週中に送付する意向だ」

 山尾議員は国会で質問に立ったが、かつての冴えは見られなかった。

 憲法改正について語る前に、2人の関係についてはっきり説明しなければ、有権者はもちろん、国民も、彼女の言葉に耳を傾けはしないだろう。

 それなりの才能を持っている女性だと思うから、けじめは早くつけたほうがいい。

 以前からいわれていることだが、サプリメントではナンバー1の売り上げがあるグルコサミンだが、効果のほどはほとんどないといわれている。

 現代が、グルコサミン関連のサプリが次々に市場から消えていると報じている。

 千葉大学の山本啓一名誉教授がこういい切る。

「科学的に考えれば、グルコサミンを経口摂取して、軟骨が磨り減りにくくなるなんてことは断じてありません」

 10年にBMJという世界的に権威のある専門誌に掲載された論文で、「グルコサミンは、どんな患者に対しても効果がないことが医学的に証明されたのです」(唐木英明東大名誉教授)。

 ここまで明言されては、グルコサミンを飲む人は激減するはずだ。

 私も昔は飲んでいたが、だいぶ前から止めている。

 4月21日に安倍首相は新宿御苑で「桜を見る会」を催すそうだ。

 もう、八重桜にも遅すぎるのではないかと思うが、まあ、彼の最後の花見の会になるのは間違いないようだ。

 ポストによれば、その会に、名古屋の老舗キャバクラに在籍していて、2日で1億円を売り上げたことがあるという伝説のキャバ嬢が招かれているというのだ。

 どうして招かれたのかは、本人もよくわからないようで、友人から誘われ、住所を教えたら招待状が届いたというのである。

 まあ、何千人も呼ぶのだろうから、彼女の様に少し変わった職業の人がいてもいいと思う。

 それにしても、安倍は何といって挨拶するのだろう。

「散る桜 残る桜も散る桜」

 こういったらカッコいいのだが。

 さて「トランプ米政権の保護主義政策が世界の金融市場を直撃した。23日の東京株式市場では、米国市場の株価急落を受け、日経平均株価が一時1000円以上も急落し、終値は前日より974円13銭(4・51%)安い2万0617円86銭と年初来安値に。東京外国為替市場では円高が進んだ」(朝日新聞3月24日付)。

 2万円割れは目前である。安倍首相は、官邸の株価のボードを見て、青い顔をしているに違いない。

 現代によれば、このところの株安に、黒田日銀総裁は莫大な資金を投入して買い支えているが、それももはや限界だと報じている。

 GDPの算出方法を変更してまで大きく見せようとしていたのに、次々にアベノミクスの化けの皮が剥がれ、森友の文書改ざんだけではなく、日本経済の実態も改ざんして、国民をだまし続けてきたのだ。

 このままでは、日本経済はどん底まで落ち込み、破たんするのも時間の問題かもしれない。

 何しろ、アメリカの関税引き上げに、中国が本気で怒り、米中経済戦争が没発するかもしれない。

 その余波は日本にも及び、あれだけトランプと親しいと誇示していたのに、日本を例外にしてくれはしなかった。

 トランプは、中間選挙で大敗するのを怖れ、国民の目をそらせるために中国とロシアとの経済戦争を仕掛け、最悪の場合、戦争にまで発展する危険を冒すつもりなのだろう。

 安倍は、国内はもちろん、外交でも失点を重ねて、なす術がない。

 ポストのタイトルのように、「安倍総理、あなたは終わった」ようだ。

 こんなことを書いたのは誰だろう?

「私は安倍政権は『バカ発見器』だと思っているのです。今まで常識的な文化人、知識人を装っている人たちが仮面をかなぐり捨て、メディアに露出してでたらめな安倍批判を繰り広げて『実は私はこんなにバカなんです』とカミングアウトしている」

 こう安倍首相にいったと、新潮45(2月号)に誇らしげに書いたのは産経新聞阿比留瑠比論説委員である。

 それから、わずか2カ月。どちらがバカだったか、彼に聞いてみたいものである。

 27日に行われる佐川喚問が終われば、次は安倍昭恵を国会へ呼べとなるだろうが、それは絶対避けたい安倍首相は離婚を考えているとフライデーが報じている。

 フライデーによれば、安倍のアドバイザーであるナベツネ(渡邊恒雄読売新聞主筆)が、安倍と会食しているとき、「昭恵と離婚しろ。日本国のことをもっと考えろ」と進言したというのだ。

 自民党関係者は、その続きがあると話す。

「後日、安倍さんが母・洋子さんに、『ツネさんに離婚しろと言われちゃったよ』と苦笑いしながら報告したそうです。すると、洋子さんは『昭恵さんをここへ呼びなさい』と気色ばんだ。その時、たまたま昭恵さんも家にいたんだそうですが、気配を察知したのか逃げてしまったそうです」

 火のないところに煙は立たない。これだけ離婚情報が出てくるということは、どこかに火元があるに違いない。

 森友学園問題で、佐川宣寿前国税庁長官が3月27日に証人喚問される。

 どうせ、佐川は、「訴追される可能性があるので、お答えは差し控えたいと思う」を連発することだろう。

「官邸もそれを見越していて、杉田さん(和博内閣官房副長官)は“こちらにとっては都合がよい”とオフレコで漏らしています」(政治部デスク=新潮)

 なぜなら、来年度予算案が29日に自然成立するからだ。そうなれば、またぞろダンマリを決め込めば、30%台すれすれまで急落した内閣支持率も戻ってくると読んでいるからであろう。

 だが、そう目論んでいても、安倍を吹っ飛ばす爆弾は数多あるというのが、新潮、文春の見方だ。

 その一つが、3月7日に自殺した近畿財務局の男性職員が残していた「遺書」である。

「NHKが19時からの全国ニュースで遺書の内容を報じた。具体的には、〈決裁文書の調書の部分が詳しすぎると言われ上司に書き直させられた〉〈勝手にやったのではなく財務省からの指示があった〉〈このままでは自分1人の責任にされてしまう、冷たい〉などの言葉が並んでいたというのだ」(新潮)

 いま一つは、いまだに責任をとらない麻生財務相への風当たりが、自民党内からも激しくなっていることだ。

 クライマックスは、佐川氏の逮捕になる。大阪地検特捜部は、「喚問から10日後までに1回目の事情聴取。更に間隔を開けて2回目の聴取がある。そのあとに近畿財務局や佐川の自宅をガサ入れし、逮捕に踏み切るでしょう」(在阪の司法キャップ)。

 大阪高検の検事長に、イトマン事件などに関わったやり手の上野友慈氏がなったことも、大阪地検のやる気を引き出しているそうだ。

 そして最大の安倍にとっての爆弾は、妻の昭恵であること間違いない。何しろ文春によれば、行きつけのバーの常連客から「首相夫人という立場では本当は言えないことがあるのでは」と問われ、「うん、ある」と答えたという。

 籠池夫妻を含めて、昭恵のお友だちから1年間で、5人の逮捕者が出ている。それにもかかわらず、昭恵は常々、「私には首相夫人という立場がある。何かやろうとする時は利用していいよ」といっているのだ。

 森友学園や加計学園問題が起きても、首相側近といえども、直接事情を聞くことはできない。安倍を通じて聞くことになるが、その安倍でさえ、「昭恵には怖くて聞けない」とこぼしているという。

 安倍ベッタリの産経新聞でさえ、3月21日付で、田北真樹子記者が「昭恵氏の不適切な言動は、政府・与党内だけでなく安倍首相を支持する層にも疑問符を広げ、政権の足を引っ張りつつある。首相夫人に対して大変僭越ながら、ここは行動を自粛なさってはいかがだろうか」と書かざるを得なくなっているのだ。

 ポスト安倍に、小泉進次郎以外に人材がいないことも確かだが、秋の総裁選に安倍が出られないということも確かなようだ。

 今週の現代が、政治部記者50人に「緊急アンケート」をとり、安倍は辞めるのか、辞めないのか聞いている。

 私は、こういう企画には首を傾げざるを得ない。もやは、安倍が辞めるのかどうかではなく、辞めさせなくてはいけないのだ。

 これだけウソをつき続け、国民をだまし続けてきた人間を、われわれのリーダーと認めることはできない。

 もし、安倍が辞めず、秋の総裁選で三選を勝ち取ったら、それは日本人が安倍という魔物に負けたことを意味するのだ。

 記者の中で、朝日新聞の30代の記者が聞き捨てならないことをいっている。

「6月に国会が閉じれば、森友問題は過去の話に」なるというのだ。ふざけるなである。

 あれだけ安倍にバカにされ嫌味をいわれたのに、ようやく改ざん問題をスクープして一矢を報いたのに、バカなことをいうのでない、と、私は腹を立てている。

 記者の7割が三選はないといっている。当然であろう。後はどういう形で、安倍にとどめを刺すか。メディアの真価が問われている。

 今週の第1位は、ビートたけしの独立問題と、文春で発表した小説をどう評価するのか、それらをまとめて1位にした。

 私はテレビに出ているビートたけしが嫌いだ。第一、耳が悪いから、あの滑舌の悪いしゃべりのほとんどを聞き取ることができない。

 時には、ボリュームを上げて聞いてもみるが、特段、面白いことも、ユニークな切り口があるわけでもない。

 そんなたけしを、テレビ局が珍重する理由が私にはわからない。彼の映画もずいぶんと見た。処女作『その男、凶暴につき』(1989年)は面白かった。何の理由もなく人を撃ち殺す“不条理”さが新鮮だった。

 先日公開された『アウトレイジ 最終章』まで何本か見たが、一部を除いて感心したものはない。

 俳優としても多くの映画やテレビドラマに出演しているが、04年に封切られた梁石日原作の『血と骨』(崔洋一監督)で演じた、暴力の権化のような在日朝鮮人役は、凄まじくよかった。

 だが、私は、彼のよさは書くことにあるのではないかと思っていた。ポストの連載は語りだが、毎週読んでいるし、だいぶ昔に『あのひと』(新潮文庫)も読んだことがある。

 最近出した恋愛小説『アナログ』(新潮社)は未読だが、今週、文春で80枚を書き下ろした『ゴンちゃん、またね。』は、さっそく読んでみた。

 ソープランドや歯科医の待合室に置いてある雑誌で、インタビューのまとめをしている小説家志望の男と、ゴンという柴犬の触れ合いを、飾りのない文章で描いた中編である。

 よほど犬が好きだと見える。今度、独立して個人事務所を開いたが、それが「T.Nゴン」という。

 物語というには起伏がないが、インタビュー相手が「マサイ族になった元厚生省事務次官」「暴力団からオカマになった親分」など、たけし独特の黒い笑いや、彼の舞台裏を入れ込みながら、読ませる。

 私の家にいる寝たきり老犬も柴とラブの雑種(ゴンは血統書付き)だから、主人公のゴンに対する思い入れはよくわかる。

 小説についてはこれくらいにしよう。彼が71歳になって、所属プロダクション「オフィス北野」から独立して愛人と事務所を構えたことが話題である。

 彼には元漫才師の妻・幹子さん(67)がいるが、堂々と愛人と事務所を作るということの意味するところは、「愛人の居場所を用意してやった」ということになるようだ。

 資産100億ともいわれるたけしだから、妻とカネで揉めることはないのだろう。

 新潮によれば、この愛人とは、世田谷にある一戸建ての豪邸で一緒に暮らしているそうだ。

 愛人は横井喜代子さん(仮名)といい、50歳代前半で、もともとは銀座のホステスをしていたという。

 だが、漫才結成当時からたけしを知る元テレ朝の皇(すめらぎ)達也氏は「このままだと、たけしの才能がその女性のせいで潰されてしまう」と心配しているようだ。

 それに、独立前後から、カネに恬淡としていたたけしが、「オフィス北野の社員がもらっている給料の額や、会社の株のこと」を気にするようになってきたという。

 皇氏は、これまでおカネのことや、描いた絵についても、たかだか芸人が描いた絵なんて売るもんじゃないといっていたのに、そうなったのは愛人にマインドコントロールされているからだ、「一刻も早くマインドコントロールを脱して、元のたけしに戻って欲しい」というのだ。

 いいではないか、たけしももうすぐ後期高齢者である。愛人と「終活」を始めようとしているのではないのだろうか。うらやましいとは思わないが、たけしらしいといえば彼らしい、人生のしまい方ではないか。

 私が気になるのは、フライデー編集部が襲撃されるきっかけになった時の彼の愛人は、当時は女子大生だったと思う。彼女との間には子どももいたはずだが、彼女はどうしているのだろうか。

 ポストで、たけしは今度の騒動についてしゃべっている。

 それによると、今度の独立は、オフィス北野への不満が溜まりに溜まってきたということのようだ。

「正直なところ、スタッフやら軍団以外のタレントも増えて、そっちがブクブク膨らんでいって、一方で肝心の軍団のメンバーが食えなくてヒーヒー言ってる状況があった。結局、オイラがジャンジャン稼いできても、そいう本来大事にしたいところが上手くいってない感じが続いていたんだよ。
 本当ならマネージャーやらスタッフはそういうタレントたちに仕事を持ってきて、それぞれが自立していかなきゃいけない。
 それがスジだろう。なのに結局オイラに依存したままで、売れっ子をほとんど作れなかった。そいう地道な仕事をしないで遊んでるヤツラを食わせるためにオイラが70過ぎてガンガン働いてる状態ってのは、とても健全な組織とはいえねェよ」

 愛人については、「昔と違ってすっかりポコチンも勃たなくなったオイラにとっちゃ、その人を『愛人』なんて言われること自体が不本意だ。もちろん向こうはオイラのことを好きなんだとは思うけど、そんな風にレッテル貼りされちゃたまんない」。

 たけしによれば、彼女はカネ目当てではなく、ホテル業界のスーパーバイザーとしてビックリするような大金が動く契約を取って来たりしているから、「オイラの持ってるカネなんて、その人にとっちゃ眼中にないと思うね」と、庇っている。

 年間10億稼ぐたけしほど彼女は稼いではいないと思うが、どうやらたけしはこの愛人にホの字のようだ。

 ポコチンが勃とうが勃つまいが、愛人であることは間違いないが、相当入れ込んでいること間違いない。

 まあ、仲良くやっておくれ。

【巻末付録】

 ポストから。「女はなぜ乳首を隠したがるのか?」。私は乳首にはほとんど興味はない。

 お次は三和出版というところから出ていた「PHOTO MAGAZINE KARAMI」という写真集から袋とじ「KARAMIの女神たち」。「再びブーム到来の予感 彼女がハイレグにきがえたら」。

 現代は、「浅川梨奈 フレッシュSEXY」「仁支川峰子 貫録の女優ヌード」。袋とじは「お尻好きの皆さん、これは事件です! 人気グラドル 倉持由香」。100cmナマ尻を大開放だそうだ。

 残念ながら、これはというものはない。このところ両誌ともに力が入っていないSEXYグラビアだが、いいものがないなら無理してやることはあるまい。

 2、3週やらずに、読者に飢餓感を持たせて、ドカーンとやる方が、売り上げにも好結果が出るように思うが、いかがだろう。

 というわけで今週は引き分け。
(文=元木昌彦)

世論は安倍より石破へ……?「森友」改ざん問題で支持率急落の安倍政権は“死に体”か

今週の注目記事・第1位
「『森友ゲート』これが真相だ!/安倍夫妻の犯罪」(「週刊文春」3/22号)
「森友改ざんの爆心/財務省が削除した『特殊性』は『安倍昭恵』歓喜の涙」(「週刊新潮」3/22号)

同・第2位
「『森友』政局、これからを読む/安倍総理と昭恵夫人、結婚31年目の決断」(「週刊現代」3/31号)
「『アッキーの政変』全ドラマ/財務省の文書改ざんがバレて安倍総理の選択は」(「フライデー」3/30号)

同・第3位
「財務省改ざん 不都合な真実」(「サンデー毎日」4/1号)

同・第4位
「第二次安倍政権以降に起きた『自殺&不審死』リスト」(「フライデー」3/30号)

同・第5位
「ジャニーズ子会社社長が社内で首吊り自殺していた!」(「週刊文春」3/22号)

同・第6位
「『高橋由美子さん、あなたが家庭を壊した』実業家妻が悲痛告白」(「週刊文春」3/22号)

同・第7位
「栄のセクハラ・パワハラ『決定的証言』」(「週刊文春」3/22号)
「『伊調馨』黒い従兄弟-『黒塗り告発状』は栄恐喝の材料だった」(「週刊新潮」3/22号)

同・第8位
「『西部邁』入水を嘱託殺人と疑った捜査一課」(「週刊新潮」3/22号)

同・第9位
「北朝鮮の軟化は制裁の成果か、時間稼ぎか」(「ニューズウイーク日本版」3/20号)

同・第10位
「天才・ビートたけし71歳の選択-事務所独立、愛人とともに終活へ」(「週刊現代」3/31号)

同・第11位
「『すい臓がん』を生き抜く術-星野仙一、千代の富士の命を奪ったがんの王様」(「週刊新潮」3/22号)

同・第12位
「ハレンチ『福井照大臣』に『#MeToo』の嵐」(「週刊新潮」3/22号)

同・第13位
「藤田菜七子ただ今24勝G1目前に妬みやっかみの馬声」(「週刊新潮」3/22号)

同・第14位
「血液サラサラ、血管を若く!老けない『最強油』」(「週刊文春」3/22号)

 今週はポストがお休み。そこで【巻末付録】現代とポストのSEXYグラビアの勝者はどっちだ! もお休み。

 日本中が森友問題で騒然としている。後で触れるが、安倍内閣の支持率が30%前半にまで落ち、安倍内閣総辞職もあり得る状況になってきた。

 大相撲の方も、貴乃花部屋の十両・貴公俊(たかよしとし)による暴行問題が起きて、貴乃花親方危うしである。

 朝日新聞DIGITAL(3月19日)はこう伝えている。

「目撃した関係者によると、現場はエディオンアリーナ大阪の東支度部屋。午後3時ごろ、十両の取組が進むなかで起きた。
 普通、力士は自分の取組の2番前の仕切りの間に土俵下の控えに座る。この日は、貴公俊の2番前で兄弟子の貴ノ岩が土俵に上がっていたが、貴公俊はなかなか入場しなかった。異変に気づいた呼び出しが急きょ東の支度部屋に向かい、貴公俊を呼んだという。慌てて控えに向かった貴公俊。取組では大翔鵬に敗れ、3勝5敗となった。その後、支度部屋に戻った後に付け人に暴力を振るったとみられる。
 目撃した力士は『5、6発、顔を殴っていた。顔から血が出ていた』。別の力士は『付け人の顔か口から血がだらだら出ていた。支度部屋のトイレで血も吐いていた。(暴行を)止める人はいなかった』と証言した。『土俵下に行かなければいけない時に付け人が伝えなかった。それで怒ったようだ』と語った。支度部屋の入り口近くには暴行の際に落ちたとみられる10滴近い血痕が残っていた」

 貴乃花親方は、メディアの取材に対して「深刻ですね。これだけ厳しく暴力はいけないと言ってきているので。貴公俊には改めて厳しく指導していきます。深刻です。絶対にしてはいけないと厳しく育ててきたつもりでこういうことが起こった」(朝日新聞DIGITAL3月19日より)。

 貴公俊は休場させるそうだが、暴力を否定している部屋の力士が起こした暴力行為は、協会と対立している貴乃花にはショックであろう。親の心子知らずである。

 さて、文春はこのところ「老けない」シリーズをやっているが、今週は老けない油である。

 油は老化を防ぐための最も有効な食品だそうで、アンチエイジングのためには、質のいい油を1日に大さじ2~3杯摂るといいそうだ。

 私はオリーブオイルをパンに付けて食べるのが好きだが、老けない食用油のベスト5は、1位が菜種油、以下順にエゴマ油、アマニ油、ひまわり油、オリーブオイルだという。開栓したら1カ月で使い切ることが大事。

 美人騎手・藤田菜々子(20)が3年目の今年で通算24勝を挙げ(3月16日時点)、G1に騎乗できる31勝に手が届くところまで来た。

 新潮によると、彼女への妬みややっかみが聞こえてくるというが、負けん気の彼女は、そんなことは歯牙にもかけていないそうだ。

 女性騎手は、逃げ馬はそこそこ乗れても追い込むのは苦手だったが、彼女のいいところは、追わせても男の騎手と遜色ないところだろう。

 今年は無理だが、来年の桜花賞やオークスで、大外から追い込んでくる藤田の雄姿を見たいものである。

 新潮は「エロがスーツを着て歩いている」(新潮)福井照沖縄・北方大臣のセクハラ第2弾をやっている。車に乗っている時、アラサーの女性の服の中へいきなり手を入れ、胸を触ったそうだが、呆れ果てるしかない。

 ところで、すい臓がんは「がんの王様」というらしい。すい臓がんが偉いのではなく、発見しにくく、発見したときは手遅れなことが多いため、10年生存率が5.1%しかないからだ。

 ちなみに胃がんと大腸がんは7割近い。坂東三津五郎、千代の富士、葉室麟、星野仙一も、みなこのすい臓がんに斃れている。

 自覚症状もほとんどないから始末が悪い。だが、週刊ポストによると、最新の超音波内視鏡検査をやると早く発見でき、5年生存率が3倍になっているという。

 超音波は、都立駒込病院と広島のJA尾道総合病院にあって、大体1万4,000円から1万7,000円ほどでできるそうだ。

 私は、ビートたけしが天才だなどとは思わないが、彼が71歳になって、所属プロダクションから独立して、愛人と事務所を構えるというのは、なかなかやるものだと感心している。

 新会社の名称は「T.Nゴン」というらしい。現代によれば、愛犬の名前だという。

 彼がいた「オフィス北野」というのは、もともと彼が作った事務所だから、離れるについてはどうということはないだろう。

 だが、彼には元漫才師の妻・幹子さん(67)がいる。堂々と愛人と事務所を作るということは、「愛人の居場所を用意してやった」ということになるようだが、お互い理解の上なのだろう。

 たけしの愛人といえば、フライデー編集部が襲われるきっかけになった愛人は、当時は大学生だったと思うが、彼女との間には子どもがいたはずだ。

 多くの愛人をつくり、大した揉め事を起こしていないのは、子どもの認知や多額の手切れ金を払っているからだろう。

 たけしは自分から、納税額は10億円といっているから、1億や2億の手切れ金は、なんともないのだろうが。

 そして、終の棲家として、元舞台俳優で18歳年下の愛人と「終活」を始めようとしているのではないかと、現代は見ているようだ。

 うらやましいとは思わないが、たけしらしいといえば彼らしい、人生のしまい方である。

 さて、Twitterでアメリカを動かしているトランプ米大統領だが、金正恩との首脳会談を即刻受け入れたかと思ったら、またまたTwitterで、ティラーソン国務長官の解任を宣告し、後任にトランプの「熱狂的な擁護者」であるポンペオ中央情報局(CIA)長官を指名した。

 もはや、金正恩も呆れる暴走ぶりである。ニューズウイーク日本版は、米朝会談について、こう危惧している。

「トランプ政権にとって、本格的な外交交渉は初体験だ。しかも人材が不足している。国務省の北朝鮮担当特別代表だったジョセフ・ユンは前触れもなく辞任した。核問題をめぐる6カ国協議でアメリカの次席代表を務めたこともあり、次期中韓米国大使の本命とされていたビクター・チャは、土壇場になって候補から外された」

 金正恩は、米韓軍事演習を受け入れ、核放棄にまで言及している。また、ニューズウイークによれば、韓国特使との夕食会で、金は南北統一についても口にしたという。

 金正恩の思惑が、経済制裁をなんとか緩和してもらいたい、核装備を完全に終えるまでの時間稼ぎというところにあったとしても、北の対話姿勢によって、アメリカは中国を説得して追加制裁を打ち出すのが難しくなったし、そもそも対話を望むといったのはトランプだから、「もしこのチャンスを逃したら、追加の経済制裁をしたくても国際社会の同意は得られないだろう」と見ている。

 金正恩の外交手腕は、安倍はもちろんのこと、トランプよりも上なのではないか。

 思想家・西部邁(享年78)が自裁死して2カ月近くたつが、彼の自死をほう助した人物がいるとして、警視庁捜査一課が極秘調査をしていると、新潮が報じている。

 現場は、東急東横線田園調布駅から近い多摩川河川敷の川べり。西部氏は、末梢神経痛で手が不自由だったのに、遺体は直径3センチぐらいのワイヤーのような頑丈なロープにつながれ、流されないようになっていたというのである。

 彼には長男と長女がいた。彼らではなく、遺族以外の第三者が手伝ったのではないかと、警察は見ているという。

「死に方は生き方だ」と常々いっていた西部氏だが、死に方にも完璧を求めたようだ。

 ところで、文春が火をつけた女子レスリングの伊調馨たちによる「栄監督のパワハラ問題」は、内閣府の公益等認定委員会の聞き取り調査が始まったが、どうも先行き不透明なようである。

 新潮は、文春とは真逆の論調で、この告発の裏には伊調の従兄弟がいて、この男には黒い噂があり、今回も、いっていることはデタラメばかりだと報じている。

 栄監督や日本レスリング協会のいい分では、説得力がないが、今回は、至学館大学の谷岡郁子学長が出てきて、伊調側のいい分に反論している。これがなかなか説得力があるのだ。

「馨には、栄監督が吉田沙保里ばかりを依怙贔屓するという思い違いがあるのかもしれない」として、吉田がリオ五輪でビジネスクラスに乗り、馨はエコノミーだといっているが、JOCの規定では、トップアスリートであってもエコノミーの交通費しか出ない。

 吉田は自腹でアップグレード分を支払っている。「決して、不公平に扱ったわけではありません。馨もそれはわかっているはずなのに」という。

 東京五輪については、「これまで馨は、“東京五輪は白紙”と繰り返してきました。その上、昨年暮れには、所属先のALSOKの契約更新でも専属選手契約から社員契約に切り替え、教育・訓練部から広報部に異動になっている。協会内では誰も、5連覇を目指しているとは思っていなかった。だいたい馨は現在、選手登録もしておらず、栄監督にしても練習の邪魔をしようがありません」。

 この学長、3月15日に同大で記者会見を開き、「週刊文春など一連の報じられたパワハラなどの内容は事実と異なるとの認識を示し、『重大な人権侵害』として、栄氏側が訴訟の準備をしていることを明かした」(日刊スポーツより)。

 文春は、栄氏はパワハラだけでなくセクハラでも有名だとして、何人かの至学館出身の女性たちが、栄から受けた暴力行為や、セクハラを証言している。

 何しろ、栄氏は、「二メートル以内に近づくと子供ができる」といわれるそうで、教え子と結婚して離婚し、08年には19歳年下の教え子と再婚しているそうだ。

 また、伊調のコーチをしている田名部氏と彼女の親密過ぎる仲については、週刊現代でも報じている。

 この騒動、栄監督派は、レスリング協会と至学館、新潮、伊調派は田名部氏、元日本体育大学レスリング部監督の安達巧氏、弁護士、文春となっているようである。

 数では栄派が多いようだ。これからどう広がっていくのか、まだまだ予断を許さないようだが、どう転んでも、どちらも傷つくのは間違いない。

 至学館大学の学長・谷岡郁子氏が、栄監督は蚤の心臓(いい方は正確ではないが)でパワハラなんかできない、馨は東京五輪に出ると表明していないから選手ではないと、まくし立てたことが話題なっている。

 ワイドショーを見ていて思い出した。あのオバさん、昔、小沢一郎を学校へ呼んだり、選挙に出たりした悪ふざけが好きな人ではないか。この会見を見た多くの視聴者は、ほとんどが伊調馨に同情しただろうと思う。彼女の意図に反して大失敗の会見だったこと、間違いない。

 3月5日に発売された女性自身がV6の森田剛と女優の宮沢りえのデート&キス写真を掲載していたが、その2人が結婚するという。

 恋多き女・りえが再婚か。彼女ももう44歳。年貢の収めどきではあるが。

 高橋由美子という女優がいる。1989年に「二十世紀最後の正統派アイドル」といってデビューした。こちらも44歳だが、まだ独身らしい。

 その彼女が、都内で和食居酒屋を経営している40代前半の男と「不倫中」だと文春が報じている。

 2人は飲んだ後、歌舞伎町のラブホへいそいそと入って行く姿を撮られている。男が高橋のファンだそうで、去年の2月に飲み屋で知り合って意気投合したそうだ。

 だがこの男、妻子と夕食を食べている時に、「由美子さんのことが好き過ぎるんだ」と告白し、その後、「離婚してくれ」といいだしたそうだ。

 それも、離婚理由が妻の「飲酒による暴力、家事、育児の放棄」というので、妻は怒り心頭。文春にタレ込んだということのようだ。

 文春は、3月8日の夜、新宿ゴールデン街ではしご酒をして、さあ、これからラブホへと勇んでいる2人に声をかけたというのだから、人が悪い。

 高橋は、ラブホへ行ったのを目撃したといわれ、「で、それがお付き合いしていることになりますか?」と反撃。「本当かどうかはちょっと私もヤブサカではありませんので、肯定も否定もしないです」と答えているが、こんなとき「ヤブサカ」を使うかね。

 その後、高橋は、所属事務所を通じてマスコミ各社にFAXを送り、「軽率過ぎた行動は非難されて然るべき」と謝罪している。

 ジャニーズ事務所子会社の社長が、ジャニーズJr.がYouTubeで公式チャンネルを立ち上げると発表した日(3月5日)に、ジャニーズ事務所の関連会社が入居しているビルで首つり自殺をしていたと、文春が報じている。

 伊坪寛氏、享年62。05年にジャニーズ事務所に入り、著作権管理のエキスパートだったという。机の上に退職届と遺書が残されていた。事務所側は、社員たちへの説明はまだしていないそうだ。

 ワイドショーも見る限りでは、この自殺について報じたところはないようだ。いつまで、ジャニーズ事務所の顔色ばかり見て、委縮しているのかね。

 ところで、吉永小百合の『北の桜守』(滝田洋二郎監督)を見て泣いた。作品に感動して泣いたのではない。

 映画は、樺太で終戦を迎えた小百合たち一家が、ソ連軍の侵攻に追われて命からがら北海道・網走へとたどり着き、長男と2人で戦後を生きていくという物語である。

 ソ連軍に怯える彼女たちの状況は劇中劇で暗示されるが、残念ながら、あの時代の恐怖と悲劇を描くことに成功していない、凡庸な映画である。

 私は、映画を見ながら彼女の73年(私と同じ昭和20年生まれ)の幸薄かった人生を思って涙を流したのだ。

 今度の作品は彼女の120作目の映画だが、小百合ほど、作品に恵まれず、監督に恵まれず、父母にも、恋人にも、亭主にも恵まれなかった女優は珍しいと思う。

 いまだに彼女の代表作は『キューポラのある街』(昭和37年公開・浦山桐郎監督)しかなく、もう1本挙げるとすれば『夢千代日記』(昭和56年)だろうが、これはNHKのテレビドラマである(映画化したが失敗)。

 私のような熱烈サユリストたちも小百合も、もうすぐ後期高齢者になる。いまだアイドルから脱することができない「悲劇の女優」の姿は、戦後の日本がたどってきた「大人になれない国」と二重写しになり、なおさら哀れを誘うのである。

 さて、フライデーによれば、第二次安倍政権が出来てから、財務省近畿財務局の職員だけではなく、「自殺&不審死」した人間がこんなにいるとリストアップしている。

 13年1月に消費者庁審議官が自宅マンションから飛び降り自殺。4月には内閣情報調査室内閣参事官が自宅で練炭自殺。14年1月には内閣府のキャリア職員が北九州沖の海底から遺体で発見。15年7月には、内閣府情報保全監察室の参事官が、屋久島で転落死。

 これらがすべて、安倍政権と関わりがあるのではないだろうが、松本清張の『点と線』のように、思わぬつながりが出てくるかもしれない。誰か調べてみたら。

 ここからは、森友学園と安倍総理、昭恵について、各誌の論調を見ていこう。

 サンデー毎日で、倉重篤郎が、今回の森友学園問題では、財務省の責任をとやかくいうのではなく「ちっぽけな脇役の責任問題よりも、主役の責任論に斬り込むべきではないか」として、改ざん文書からは、少なくとも昭恵の関与は読み取れるのだから、「安倍政権はほぼアウトである」。国会と国民を1年間もだまし続けてきた、民主主義の根幹に抵触する問題を見逃してはいけないという。

 だが政権与党は強力で、いまだに麻生財務相の辞任にすら届いていない。そこで、

「政権与党といえども、一つだけ弱いものがある。それは国民世論の動向だ。内閣支持率という数字として表れる。当面選挙がないということからすれば、ここからは世論と政権との綱引きが政局の軸になろう。(中略)
 この忖度政治を打倒できるのか否か。政権VS.世論・メディアとの闘いが始まった。ある意味、日本の民主主義の正念場でもある」

 という。いくら安倍が独断専行しても下がらなかった政権支持率が、ようやく危険水域へと落ちてきている。朝日新聞(3月19日付)は、こう報じている。

「内閣支持率の変化をみると、前回2月の調査では『支持する』の方が多かった男性も、今回は『支持する』38%(2月調査50%)、『支持しない』46%(同35%)と、支持・不支持が逆転。女性は前回調査では支持・不支持が拮抗(きっこう)していたが、今回は『支持する』25%(同37%)、『支持しない』51%(同38%)とその差は広がった。
 年代別に先月と今月の支持率を比較すると、18~29歳は54%→34%▽40代は46%→33%▽50代は43%→30%と、とくに若年・中年層の支持率下落が激しい。
 無党派層でも、『支持する』12%(2月調査22%)、『支持しない』58%(同46%)と、支持・不支持の差は拡大している」

 毎日新聞の調査でも33%と急落している。

 それに伴って、安倍よりも石破を支持するという世論が出てきているのだ。

 サン毎は、キーマンは二階幹事長で、それに参院のドンといわれた青木幹雄が動き出し、安倍を切り捨てるときが来ると見ている。

 3月25日に開かれる「自民党大会」がどうなるか。現代で、角谷浩一が、今のめんどくさい時期は、二階や青木たちが、石破に任せようというのではないかと見ている。

 私も、以前から書いているように、森友学園や加計学園問題はわかりやすい。どんなに政治に疎い人間やお茶の間の主婦にも、誰がウソをいっているのか、誰が悪いのかが、すぐに判断できる。

 私と妻は関与していないと安倍が百万遍唱えようと、何いっているんだ白状しろと、大多数の国民が思っているのだ。

 こうなったら、安倍には、逃げる手は一つしかない。

 現代は、「結婚31年目の決断」として、安倍は離婚を考えていると見ている。

 同誌によれば、昭恵は現在、都内の高級ホテルに「隔離」されているというのだ。

 安倍とは毎晩、電話で話しているというが、嫁姑問題もあり、事実上の別居状態で、関係は冷えてきているそうだ。

 フライデーも同様に見ている。フライデーは、今回の森友文書改ざん事件について、「アッキーの政変」と名付けている。

 中に、「安倍総理周辺では、森友学園問題が取り沙汰されてから何度も浮上した『離婚』という選択肢も囁かれています」(自民党関係者)と報じている。

 私も、それがいまの安倍にとって、一番いい逃げ道だと思う。「妻が勝手にやったことで、私は関与していない」。姑さんも喜ぶことだろう。

 こんな騒ぎでも、麻生財務大臣は、夜な夜な西麻布の会員制のバーで飲んだくれているという。

 フライデーは、ストレス解消のために税金でバーに通うのか、と批判しているが、麻生のために弁護しておくと、彼は税金なんぞ使わずとも、カネは有り余るほど持っているはず。それになんたって学習院大卒でござんすよ。

 そんなはしたないことをやるわけがありませんやねぇ、麻生さん。

 今週の1位は、やはり、森友学園問題を追っている文春と新潮の記事に贈る。

 森友文書の書き換えを行っていた近畿財務局職員A氏が自殺したのは、朝日新聞のスクープが出た数日後の3月7日だった。享年54。彼は岡山県生まれで、高校を卒業後に国鉄に入社したと、新潮が報じている。

 一時は立命館大学の夜間部に通っていた。87年に当時の中曽根康弘総理が、財界からの強い要請を受けて推し進めた「国鉄解体」に遭い、大蔵省に転籍している。

 以後、近畿財務局に勤務し、主に管財部で国有財産の管理に当たっていたという。

「趣味は書道で、展示会に出展するほど熱心でした」と、A氏の友人が語っている。

 親族が「(A氏の)様子がおかしいのに気が付いたのは、昨年の八月でした」と話す。いつもは明るいのに、その時は暗い声で、心療内科に通っている、うつの反応が出ているが、クスリが合わず夜も眠れないとこぼしていたという。

 A氏は「月に100時間を超える残業が続いていた。それも何カ月も」と訴え、そして「常識を壊されるようなことがあった……」といっていたそうだ。

 朝日新聞の森友学園報道によって、不可解な土地取引問題が明らかになったのは昨年2月。

「改ざんが行われていたのもちょうどこの時期に当たると見られている」(新潮)

 秋頃から休職し、復職への道筋を辿っていたように見えたが、自宅のマンションの部屋で自殺してしまうのである。

 遺書には森友問題を巡る一連の対応が彼を追い込み、それを招いた上司への怨嗟の声が書かれていて、奥さんが財務省に激怒していると、自民党関係者が話している。

 親族は、「正義感が強いので、もし間違ったことをやらされそうになったら、絶対に抵抗しようとしたんじゃないのかな。実直な人間からしたら(文書を改ざんすることは=筆者注)とても許されることじゃないことをやらざるをえなかったのではないか」と、A氏の心の内を慮る。

 こうした“事件”が起こると、必ず自殺者が出る。それも上司から押し付けられ、反発してはいるが、仕方なく従ってしまった、実直で一本気な人間が多い。

 大蔵省が解体されたきっかけになった「ノーパンしゃぶしゃぶ事件」でも、自殺者が出ている。今回の文書改ざん事件でも、財務省を解体せよという声が上がっているようだ。

 このスクープは、先週書いたように、「大阪地検の検事で反安倍分子」(新潮)、「官邸は、朝日報道の根拠が捜査資料との見方を強めていた」(文春)と、大阪地検から流れたとみて間違いないようである。

 改ざんされた箇所は200以上。連日、ワイドショーや報道番組では、これを巡ってさまざまな議論が交わされているが、私にはイマイチピンとこない。

 この改ざん文書が示していることは、ただ一つである。安倍総理の妻の昭恵が、この取引に「深く関わっていた」ということであり、それの痕跡を隠そうとして組織的に改ざんが行われたのである。

 その背景には、検察も含めて、官邸が人事を一手に掌握したことにより、「その結果、公務員は公僕であるより、安倍官邸の下僕となり、政権の意向を忖度するようになる。(中略)森友文書問題が深刻なのは、それが省益などの次元ではなく、安倍首相夫妻を守るために行われていたということです」(政治部デスク=文春)。

 国税庁長官をクビになった佐川宣寿氏は証人喚問されることが決まったようだが、新潮によれば、佐川は刑事責任を問われることになるかもしれない。

 公用文書等毀損罪は懲役3カ月以上7年以下。公文書変造罪と虚偽公文書作成罪は懲役1年以上10年以下だそうである。

 昭恵に取材を申し込んだ文春に対して、彼女から「私がお話しすることはほんとうにないです。私も真実を知りたいです」というメールが返ってきたという。

 彼女にではなく、総理夫人という「肩書」に小役人たちは脅え、犯罪行為にまで手を染めることも辞さないという世の非常識を、この女はわからないのだ。

 安倍は、昨年2月17日の衆院予算委員会で、森友学園の国有地払い下げに「私や妻が関係していたということになれば、これはもうまさに総理大臣も国会議員も辞めるということははっきり申し上げておきたい」と答弁している(この議事録は現在閲覧できないらしい)。

 注意していただきたいが、この中に「直接」という文言はない。もはや彼の妻がこの件に関わっていたことは100%間違いないのだから、安倍はうじうじと総理の座にしがみついていないで、早く辞めたほうがいい。

 この問題で、憲法改正どころではなくなってしまったし、財務省がいくら消費税増税をやりたくても、世論が許さないだろう。

 三選確実と見られていた秋の総裁選だが、文春、新潮ともに、岸田政調会長が動き出し、石破元幹事長も精力的に地方を回っているから、安倍には勝ち目がなくなってきたと見ているようだ。

 キングメーカーを目指している麻生は、安倍・菅官房長官と距離を置き、岸田を担ぐのではないか。

 石破は、今度300票から405票に増えた地方票と小泉進次郎を取り込み、決選投票では2、3位連合で、安倍をひっくり返すのではないか。

 どちらにしても、安倍政権が「死に体」になったことだけは間違いない。
(文=元木昌彦)

国民栄誉賞は「いらないオマケ」? ボクシング世界王者・村田諒太が、羽生結弦の“政治利用”をブッタ斬り!

今週の注目記事・第1位
「『森友公文書』改ざん疑惑、安倍首相は財務省に責任転嫁」(「週刊文春」3/15号)
「朝日新聞と安倍政権、どちらかが死ぬ-決定的証拠を出せないまま泥沼の闘い」(「週刊現代」3/24号)

同・第2位
「羽生結弦の国民栄誉賞に咬みついた村田諒太」(「週刊新潮」3/15号)

同・第3位
「沖縄・北方新大臣『ハレンチ』秘録」(「週刊文春」3/15号)
「愛人の『赤坂芸者』がぶちまけた『沖縄・北方担当相』のカネと女」(「週刊新潮」3/15号)

同・第4位
「伊調馨告発第2弾『パワハラかどうか加害者が決めるのはおかしい』」(「週刊文春」3/15号)
「『私は伊調従兄弟に謀られた』-パワハラ騒動に『栄和人』が反論!」(「週刊新潮」3/15号)
「<パワハラ>被害者伊調馨と42歳コーチ、レスリング場での親密指導」(「週刊現代」3/24号)

同・第5位
「小室家『一卵性母子』のナゾ-3・11直後に避難先の九州からヘルプ」(「週刊文春」3/15号)
「眞子さまの心はどこにある? みんなが心配してる小室圭さんと元カノの関係」(「フライデー」3/23号)

同・第6位
「メジャーでもすべらない『大谷翔平』の『すべるボール』が笑えない」(「週刊新潮」3/15号)

同・第7位
「『電子大麻』製造現場撮った-麻薬大国ニッポン、危険ドラッグ超えるヤバさ」(「フライデー」3/23号)

同・第8位
「三顧の礼に報いない高梨沙羅の非礼なる日体大卒業」(「週刊新潮」3/15号)

同・第9位
「いま絶対に受けておくべき最新・医療検査のすべて-これで寿命を延ばせ」(「週刊ポスト」3/23・30号)

同・第10位
「本誌広告を黒く塗り潰した、大新聞の『表現の不自由』」(「週刊新潮」3/15号)

同・第11位
「AIが弾き出した全国30エリア『震度4以上』警戒MAP」(「週刊ポスト」3/23・30号)

同・第12位
「腰・ひざの痛みが一瞬で消えた! 医者が教える最強の『消痛術』」(「週刊現代」3/24号)

【巻末付録】現代とポストのSEXYグラビアの勝者はどっちだ!

 今週はポストが合併号。こんな時期に合併号を出すというのは、前から決まっていたことなのだろうが、週刊誌としてはいかがなものだろう。

 世の中の動きが速すぎて、もはや週刊誌のサイクルでは追い付かない。朝日新聞の森友に関する公文書が書き換えられていたという大スクープだが、慌てた安倍官邸が、佐川国税庁長官の首を斬り、麻生財務大臣の責任問題にまで発展していった。

 韓国の使節団が北朝鮮へ行って金正恩に会ったと思ったら、それを受けて、トランプ大統領が、金正恩との首脳会談を受け入れると発表した。

 週刊現代の近藤編集委員が、トランプは「ディール」が好きだからといっていたが、まさしく、ここが取引きの絶好のタイミングだと思ったトランプは即決断し、政権幹部と安倍たちを大慌てさせた。

 こうした動きを追うには、週刊誌では不可能だ。これからは電子版に紙の記事をそのまま載せるのではなく、紙と電子の2本立てでいくべきである。

 もちろん、ともに有料でいいと思う。または、以前からいっているように、週に2冊出すということも考えたほうがいい。

 ダイナミックに動いている「時代」を切り取るには、週刊、月刊では、情報が遅すぎて読むに堪えない。大至急、手を打つべきだと思うのだが。

 さて、以前にも書いたが、年初から脊椎管狭窄症で、右足に激痛が走り、2カ月近く歩くことができなかった。

 おかげで、ようやく歩けるようにはなったが、右足が弱っていて、階段で転びそうになる。

 現代に、腰やひざの痛みが一瞬で消える「消痛術」という特集がある。私も何冊かそうした本を買って読んでみたが、共通しているのは「背骨の曲がり」をどう矯正するかということである。

 背を曲げた状態が長時間続くことで、腰に負担がかかり、痛みにつながると、お茶ノ水整形外科リハビリテーションクリニックの銅治英雄院長が、現代で話している。

 私が読んだ本に、床に寝て、足を椅子にのせ、10分程度じっとしているという「体操」がある。

 なんだこれはと思うが、確かに、背筋を伸ばして寝るということが、日常ではなかなかない。

 パソコンで原稿を書いている時は「猫背」のまま、長時間座ったまま。こうした姿勢を直すのが、腰やひざに痛みが来ないようにする一番いい方法のようだ。

 この頃は「上を向いて歩こう」を心がけてはいるが、猫背、首を突き出して歩く癖はなかなか治りそうにない。困ったものだ。

 次はポストが好きなMEGA地震予測。村井俊治東大名誉教授は、予測の精度を上げるために、今度はAIを導入したそうだ。

 そして震度5以上の地震が起きる「レベル5」のゾーンは、「東北から北関東の太平洋側地域」と出た。

 青森県の一部に、岩手県、宮城県、福島県、栃木県、茨城県の全域が含まれるそうだ。

 昨日は東日本大震災から7年。いまだ東北の各地の復興は進んではいない。そこへまた大きな地震が来たら? 考えたくないが、いつ来てもおかしくない大地震に備えておくことを忘れてはいけない。

 わがボロ家は、震度5以上だった3・11の地震にも耐えたが、そのためによりボロ家化が進んだ。地震対策には家を建て替えることこそ喫緊の課題だが、先立つものがない。

 どうしたものかと、夜寝るとき考えている。だが、すぐに眠ってしまうのは、根っから楽天的な性分なのだろう。

 新潮の先週号で、「『昭和天皇』のピンク映画」という新聞広告が、朝日、読売、毎日、日経で、昭和天皇というタイトルと顔写真が黒塗りにされたことに対して、「過剰な自主規制」「表現の自由の扱いが乱暴」と、今号で批判している。

 黒塗りにしなかった新聞の中に、産経新聞と東京新聞があったそうだ。論調を異にする2紙がそのまま載せたというのは興味深い。

 ところで、フロリダで行われていたPGAゴルフツアーで、タイガー・ウッズが甦った。1打差の2位だったが、往年のタイガーを彷彿とさせる大技、小技が随所にみられ、大ギャラリーから歓声が何度も上がった。

 最終日はパットに苦しみ、スコアは伸びなかったが、有数の難コースを攻略して、優勝かと思わせた健闘は、来月始まるマスターズに期待を持たせるに十分だった。

 私が見るに、こうした状態が続けば、失っていた自信が戻ってくるはずだ。まだ時折、俯いて、自信のなさそうな素振りをする。

 ツアー80勝目を、マスターズで達成する。そんな歴史的瞬間を見てみたい。

 ポストにばかりケチをつけているようだが、今週の巻頭特集の「最新医療検査」は、大事な情報ではあるが、週刊誌としてはいかがなものだろう。

 こうした特集は後半に持ってきて、巻頭はもっと時代と切り結ぶものをやってもらいたいと思うのだが。

 それがポストにはできる。そう思っている。

 と、ぶつぶついいながら読んでみた。すい臓がんというのは見つけにくいがんである。

 発見した時はすでに手遅れということが多いことで知られる。だが、超音波内視鏡検査でやると、発見が早くなり、5年生存率が3倍になるというのである。

 この特集のいいのは、こうした最新の検査を受けられる病院と費用が一覧になっていることだ。

 超音波は、都立駒込病院と広島のJA尾道総合病院にある。大体1万4,000円から1万7,000円ほどかかる。

 また5ccの血液で胃がん他8種類のがんに罹患しているかどうかが分かる「AICS」というのがある。これは三井記念病院総合健診センターと鳥取県の西伯病院にある。費用は2万5,000円から1万9,000円ぐらい。

 がんは、自覚症状が出た時は、相当進行しているといわれる。なんでもないときに受けるといいのだろうが、なかなかその気にならない。

 心配な方は、ポストを買って、そうした最新機器のある近くの、といってもそう多くはないが、病院に行ってみられたらいかがだろう。

 スキーのジャンプで銅メダルを取った高梨沙羅の評判が、彼女が在籍する日本体育大学でよくないと、新潮が報じている。

 大学にはほとんど顔を見せず海外で練習していた彼女に、「他の学生に示しがつかない」という声は以前からあったという。

 その上、彼女が五輪後に書いた手記には、日体大や恩師への感謝の言葉がどこにも見当たらなかった。

 大学の広告塔としての役割を期待して、特別に優遇してやったのになんだ、というわけである。金を期待していたのに……という気持ちもあるのだろうな。沙羅ちゃんはつらいよ!

 フライデーが、電子たばこならぬ、電子大麻が広がっていると報じている。

 誌面には電子大麻の製造現場の写真があり、製造方法まで書かれている。ここまで書く必要があるのだろうか。

 これなら、喫煙所やクラブで吸っていてもまったくわからないそうだ。大麻とたばこでは、匂いが違うような気がするのだが。

 末端価格は約3万5,000円で、1週間ぐらいもつという。これに使うリーフは、余りものだそうで、業者はぼろ儲けしているそうだ。

 だが、ハッシュ・オイル(濃縮大麻)は、大麻の薬理成分が多く、それだけ危険性が高い。使い方を間違えれば死に至ることもあるという。困ったものが流行り出したものだ。

 新潮にエンゼルスの大谷翔平が「滑るボール」に手こずっているという話が載っている。

 確かに、テレビで見たが、かなりのボールがすっぽ抜けて、打者の頭上を越えてしまっていた。

 在米メジャー担当記者がこういっている。

「メジャーリーグのボールは表面の革の材質の関係で、日本に比べて滑るのです。加えて、試合が行われたアリゾナはガラガラヘビが出るような乾燥地帯。このメジャー特有の『滑るボール』に対応できていないのは明らかでした」

 滑らないようにコントロールを重視すると投球フォームが小さくなり、スピードが落ちてしまうそうだ。

 二刀流の一方の打者としても、まだ結果を出せてはいない。素晴らしい素質を持った選手だけに、周囲の期待が大きすぎるのも気になる。1年間は、ゆっくりメジャーの野球に慣れるという気持ちでできればいいのだが。

 次は眞子さんと圭さんのその後について、フライデーと文春から。

 私は、この2人の婚約延期に関する週刊誌報道に批判的だが、そういう見方が少ないのか、この件での取材が最近多い。

 考え方の基本は、第三者があれこれいうのではなく、2人が決めることである。それを、眞子さんにふさわしくない、圭さんの母親がどうのこうのと、第三者が「不確かな情報」に基づいていうものではない。

 今週の現代も、元婚約者のいい分だけに基づいて、圭の母親を批判をしている。

 元婚約者によれば、母親の佳代さんは、結婚を前提に、お互いの総収入を等しく分けることにしてと、彼にメールを送ってきた。

 その上、事実婚を知られると、亡くなった夫の年金がなくなってしまうから、注意してくれ。彼の生命保険の受取人が娘になっていたのを、自分にしてくれともメールしてきた。

 メールは残っているようだから、こうしたやり取りはあったのだろうが、これは私信である。それもお互いが結婚しようとしている時期に、やり取りをしていたものだ。

 そうした私的なやり取りを、週刊誌で暴露するというのは、この男の品性を疑う。

 文春は、こうした元婚約者の告発には批判の声がないわけではない、としながら、この元婚約者が告発に至った経緯を書いている。

 彼は秋田県出身で、高校卒業後、上京してスイスの高級腕時店で修業したという。その後、フランス系のメーカーで、万年筆などの修理の仕事をしていた。

 だが昨年6月、パリの本社から解雇契約の打ち切りをいい渡されてしまったそうだ。住まいのローンが残っていたため、新しいアパートに引っ越し、クルマも手放した。

 その時、彼女に貸した400万円が手元にあればと思いながら暮らしていた。仲のいい友人と飲んでいた時に、そのことを話すと、「それはひどい!」と憤り、その友人から女性誌(週刊女性)に話が伝わったというのである。

 そうして現代と同様のおカネを無心するメールを示し、返済のために宮内庁のおカネは使ってほしくない、それは税金だからと話し、「圭くんは若い。本人が働いて稼いだお金で返せるはずです。少額ずつでも良いから、せめて『返す意思がある』ことは示してほしい」という。

 耳障りのいい言葉だが、事実関係が、これまでとは違うところがある。元婚約者がカネを返して欲しいという手紙を送ったのは、たしか13年頃だったはずである。

 また、最初に報じた週刊女性でも触れているが、彼は借用書を一枚も取っていないし、小室圭さんの母親は、「贈与されたもの」だと主張している。

 この男性のいうことが100%事実ならば、彼女の側にモラルの問題はあるかもしれないが、訴訟を起こすことはできないはずだ。

 4~5年前に起きたことを、去年のことにすり替え、結婚話が進行している最中に、週刊誌に小室家に不利な情報を流し、私信であるメールまで公開するやり口は、褒められたものではない。

 そしてついには、圭さんには付き合っていた彼女がいたということまで暴露するのである。

 フライデーによれば、その男性はこう語っている。

「(眞子さまとは別の)彼女の話が出たのは、圭くんがアメリカ留学に行った’12年9月の少し前だったと思います。圭くんと母親の佳代さん、そして私の3人で食事を終え、お茶をしていた時。佳代さんがふと、『圭ちゃん、あのお嬢さんとは、最近どうなの?』と切り出したんです」

 あのお嬢さんとは、誰もが知っている有名飲食店の娘さんで、聞かれた圭さんは「仲良くしてるよ」と答えたというのである。

 そして、「いまになってみると、もしかしたら、眞子さまと飲食店の令嬢の交際期間が、重なっていたのかもしれません」と、意味ありげに付け加えるのだ。

 よせばいいのにフライデーは、その令嬢の知人を探し出し、こういわせている。

「圭さんはICU時代に、留学を希望する学生向けの予備校で彼女(元カノ)と出会ったみたいです。交際期間がかぶっていたのかどうかは僕にもわかりませんが、かなり関係がこじれた末に別れた、という話は聞いています」

 フライデーは御為ごかしに、結婚が延期された眞子さんは、すっかりふさぎ込んでいるというが、「“元カノ”の存在が、さらなる心労の種にならなければいいが」と結んでいる。

 恋愛に悩んでいる女性の前で、拡声器をもって「あんたの彼氏には元カノがいたぞ!」と叫んでいるのと同じだ。眞子さんだって、お前になんかいわれたくないと思うはずだ。

 同様のことは女性セブン(3/22号)でも、小室家の知人の話として出ている。

 可愛さ余って憎さ百倍という諺がある。結婚しようと思ったこともある女性に裏切られたという恨み辛みから、週刊誌にベラベラしゃべっているのだろうが、大人としての常識に欠けるところがある人間だと思わざるを得ない。

 また、週刊誌側が男性の示した私信メールを、ためらいもなく誌面に載せるというのも、私には解せない。

 どうだろう、陰に隠れて2人の恋路を邪魔するのではなく、元婚約者は、顔を出し実名で週刊誌に告白をすべきだと思う。

 ポストで、ビートたけしも、眞子さんと圭さんについての報道は、「一線を越えている」といっている。

 さて、国民栄誉賞の女子レスリング・伊調馨が告発した(彼女は告発文書には関わっていないといっている)元コーチ・栄和人氏のパワハラ問題だが、今週は文春が第2弾をやれば、新潮は、栄側のいい分を取り上げ、あの告発の裏には、恐喝や美人局の常習犯である、伊調の従兄弟がいて、それに謀られたと、文春と真っ向から対立した誌面作りである。

 どちらのいい分に理があるのだろうか。読み比べるのも週刊誌の楽しみである。

 まずは文春から。この伊調の告発に、栄氏はもちろん日本レスリング協会、伊調の練習場所になっていた警視庁側も、そんな事実はないと否定している。

 文春では、伊調の姉で銀メダリストの千春、告発状にA氏、B氏とある、コーチの田名部氏、バルセロナ五輪代表の安達巧氏が名前を出して語っている。

 安達氏の経歴は、鹿児島高校から日体大を経て、協会のナショナルコーチなども務めている。栄氏にとって高校、大学の後輩だ。

 告発の内容は先週と同じなので、安達氏のコメントを紹介しておく。

「今回の告発は、栄さんへの個人的な感情からではありません。以前から田名部コーチからパワハラについて相談を受けていました。かなり悩みましたが、いつかは誰かが告発しなくてはいけないことです。二年後の東京五輪に向けて、伊調が練習を再開するには今がギリギリのタイミング。彼女自身、東京五輪に出場したい気持ちがあるからこそ、文春さんの取材に応じたのではないでしょうか」

 2人の、協会や警視庁が調査する前からパワハラを否定するのはおかしいといういい分には理があると思う。

 さて新潮はどうか。栄氏は「不徳の致すところ。パワハラをしたという心当たりはないが、彼女の受け止め方もある」としおらしい。

 だが、この告発の裏に、伊調の従兄弟と称するI・Tという男と栄氏とのいざこざがあったと、栄氏はいうのだ。

 それは3年ほど前、看護師支援団体が、あるトラブルでその男と関わり、そこが行うイベントに、栄監督を呼んできてやる、ついては栄氏のギャラも含めて100万円という契約を結んだ。

 その後、栄氏のギャラとして別途50万円を出せといってきて、用意できなかったため、栄氏に直接頼んだらノーギャラで出演してくれたという。

 しかし、そのことでIが栄氏を逆恨みしたのではないかというのである。Iは、そのほかにも反社との付き合いがあり、警視庁に恐喝容疑で逮捕されたことがあったという。

 ここまでは、Iという男が、今回のことを仕掛けたというには根拠が薄弱である。だが、Iは、アスリートが使う筋肉サポーターを販売しているという。

 現在、女子レスリングは至学館一強体制だが、男子レスリングの方では断然、日大が強い。

「知り合った日大OBに栄さんの追い落としの協力を頼んだはずです。現に、Iさんは以前から、告発文に登場する田名部コーチと一緒にいるところを目撃されていました」(Iの知人)

 至学館と日大の勢力争いが背景にあるというのである。先の安達氏も日大出身ではある。

 さらに日本レスリング協会の幹部は、栄氏が伊調や田名部に厳しい言葉をかけなければならなかったのは、「2人は、練習場でいちゃいちゃとまるで恋人同士のように振る舞っていた」ため、神聖なマットを汚すような選手になってしまった伊調のことを思い、それがスキャンダルとして報じられないよう、2人の間にくさびを打ち込もうとしたのだ、親心からだというのである。

 今回の告発を、I氏の栄氏への恨み、コーチとの間を割かれた伊調の腹いせだと、低次元なものに落とし込もうという栄、協会側のやり方は、私には見苦しいように思える。

 だが、至学館と日大の覇権争いという見方は、興味深い。

 どちらにしても、伊調側にも栄、協会側にも与しない、客観的な第三者機関が聞き取り調査をし、それを公表すればいい。

 私は、いまのところ伊調側に理があるように思うのだが。

 文春と新潮は、2月27日に、江崎氏の後任として沖縄・北方担当相に就任した福井照代議士(64)の下半身問題を大きく取り上げている。

 このセンセイ、灘高、東大、旧建設省とエリートコースを歩み、政界に転身したのが00年。その後いろいろあったが、高知県を地盤として連続7期当選してきた。

 さっそく、就任会見で「色丹(しこたん)島」を「シャコタン島」と読み間違えたのはご愛敬だとしても、地元の有権者の間でも「あの人の大臣はないだろう」といわれてきた人物だったというのだ。

 なぜなら、奥さんから地元高知入りを禁止されているほどの女好きだからである。文春が確認すると、衆院選の届け出住所は自宅のある世田谷区になっている。

 新潮は、元赤坂芸者が、料亭の帰りに家まで送ってもらったら、水だけ飲ませてくれと部屋に入り、瞬く間に真っ裸になって彼女のベッドに入ってしまったと告白している。

 その後も昼夜を問わず何度も尋ねてきた。その後、「新人議員の勉強会を始めたい」というのでマンションの手配をしてやり、応接セットや電話まで引いてやった。

 だが、その部屋の家賃は不動産屋サイドに支払わせ、部屋は、勉強会など開かずに、セカンドハウスのようにして、別の愛人や妻が出入りしていたというのだ。

 彼女が、「ニュースを観て、腸が煮えくり返る思いが甦ってきました。あんな男が大臣だなんて」と憤っているが、その気持ちがわかる。

 初当選の頃には、高知市内の借りていたマンションで、彼の愛人が自殺未遂をはかり、消防車が駆け付ける大騒ぎになったこともあった。

 それ以外にも、福井の後援会「新アジア再生連合」幹事長を名乗るコンサルタント業者が、福井の名を利用して専業主婦らに事業への出資を持ちかけたが、結局できずにカネも返さなかった。そこで、被害者たちが、その男と福井を相手に損害賠償訴訟を起こしている。

 その男の敗訴は確定したが、福井は「意志を通じていたと推認することはできない」として、賠償責任は認められなかったそうだが。

 とまあ、大臣にするときの身体検査をどうして通ったのかと思わざるを得ない「スキャンダルの宝庫」のような人物なのだ。

 新潮によれば、二階派は「問題議員製造工場」といわれるほど、多くの問題議員を輩出してきた。たとえば宮崎謙介、中川郁子、今村雅弘などなど枚挙にいとまがない。

 これだけ見ても、安倍政権がなぜこれほど長く続いているのか、不思議を通り越して、平成最大の謎といってもいいだろう。

 はたまた国民がよほどバカなのかである。

 第2位には、羽生結弦の国民栄誉賞にプロボクシングの村田諒太が咬みついたという記事をあげる。短い記事だが、村田のいい分は正論である。

 東京新聞の2月26日に、村田はこう書いた。

「レスリング女子4連覇の伊調馨選手を除くリオデジャネイロ五輪で出た多くの金メダリストには与えず、目立つ結果となった今回の2人(小平奈緒にも贈るといわれていた=筆者注)に検討するのは、五輪の価値とは競技レベル(競技人口、普及率等)ではなく、企業や政治的に広告としての価値があるかどうかなのかと考えさせられる、いらないオマケのついた平昌五輪でした」

 よくぞいった村田である。そう、政治家たちのためのショーと化した国民栄誉賞など「いらないオマケ」なのだ。羽生はそんなものがなくとも光り輝いている。いっそイチローのように、現役の間はいらないといったらどうか。

 盗塁王の福本豊は、国民栄誉賞をくれるといわれたとき、「立ちションもできんようになる」といって断ったという。

 政治屋が自分たちの都合で出す栄誉賞など、みんな辞退したらいい。それに、この賞にはおカネが付かないそうだ。100万円相当の腕時計など、私は欲しいが、彼らは喜びはしないだろう。

 今週の第1位は、朝日新聞の大スクープについての記事である。これは威信と名誉と存立を賭けた朝日新聞VS.安倍首相の「最終戦争」である。

 3月3日、朝日が朝刊一面で「森本文書、財務省が書き換えか 『特例』などの文言消える」とスクープした。

 森友学園問題が発覚した昨年2月以降に、近畿財務局の管材部門が局内の決済を受けるために作った文書が「改ざん」されていたというのである。

 文春で朝日新聞関係者がこう語る。

「契約当時の文書には、学園との取引は『特例的な内容になる』『本件の特殊性』との表現があったが、開示された文書にはない。また、『学園の提案に応じて鑑定評価を行い』『価格提示を行う』との記載も消えています」

 この報道が事実であれば財務省解体&安倍政権崩壊、万が一事実でなかったならば朝日新聞の信用は失墜し、社長らの首が飛ぶのは間違いない。

 文春によれば、安倍首相はこれを読んで「また、朝日か。これも捏造じゃないのか」と強がっていたという。

 また杉田和博官房副長官はオフレコで「決済の過程で上司が部下の文書を書き変えることはよくあることだ」といい放ったそうだが、ふざけた話である。

 だが、森友問題では数々のスクープをものにしてきた朝日新聞ではあるが、慰安婦報道謝罪以来、紙面は凡庸になり、今国会でも、安倍首相から報道姿勢を“口撃”され、Twitterでも「哀れ、惨めないい訳」などといわれ続けてきただけに、今回の報道が万が一誤報にでもなれば致命傷になるのは間違いない。

 先の朝日関係者によれば、今回は二重三重にチェックされ、保秘は徹底されて編集幹部やデスクも、3月1日の会議で初めて原稿を見せられたという。

「情報源を守るために紙面で書けることは本当に限られていました。ギリギリまで書き方を詰めていたため、最終版のみ一面トップで展開することになった」

 同日、安倍ベッタリの渡辺恒雄主筆が率いる読売新聞一面トップは「羽生選手 国民栄誉賞」だった。

 だが、安倍は、この改ざん問題が事実であっても、またぞろ官僚たちに詰め腹を切らせれば、一気に問題が片付くと考えていたようだ。

 予想通りに、国税庁長官に栄転させた佐川宣寿前財務省理財局長をクビにした。だが、この件の担当者が自殺していたことや、書き換えられた中に「安倍昭恵」の名前もあったという報道までがあった。

 今回は身内である自民や公明からも、財務省に対して、資料の調査と関係者の聞き取りを行えという強い要求が出てきたのである。

 6日に行われた自民党の副幹事長会議の席で、小泉進次郎は「今までの問題とは質が違う。与党としての自浄能力も試されている」と言及した。

 監督責任が問われる麻生財務相は、自身の関与について、「俺が指示することは全くない」と語っている。しかし、麻生の辞任はやむをえないという空気が広がっている。

 だが、党内第二派閥を率いる麻生派を敵に回せば、秋の総裁選を乗り切れない。安倍は確実に追い詰められている。

 私が推測するに、朝日新聞は件の文書を入手している。それも入手先は大阪地検関係者からであろう。

 今月末から、S・スピルバーグ監督の映画『ペンタゴン・ペーパーズ』が公開される。アメリカの歴代政権が、ベトナム戦争についてウソをつき続けてきたことを告発した機密文書を巡り、時のニクソン政権は、それを報じたら逮捕するという恫喝に対して、敢然と立ち向かったワシントン・ポストの女性社主の覚悟と決断を描いた映画である。

 同じ年に日本では「沖縄密約」をスクープした西山事件が起きるが、あえなく日本の大新聞は、政権の仕掛けた罠にはまり、言論の自由や国民の知る権利を置き去りにして退散してしまったのである。

 現在、アメリカと同様、言論の自由が崖っぷちに立たされている日本の報道機関だが、今回の朝日の大スクープが、安倍政権を追い込めていることは間違いない。

 それに昭恵の関与が明確になった今、彼女の証人喚問は避けられないはずだ。安倍は、この件で私と妻が関与していたとすれば、総理も議員も辞めるといい切っていたのだ。

 安倍にベッタリだった読売や産経新聞も、この件に関しては論調を一つにして、言論で安倍政権を倒すという覚悟をしてもらいたい。

 安倍が尊敬する岸信介同様、メディアと世論に押されて辞任をせざるを得なくなる。まだまだ日本の言論機関も捨てたものではないという底力を見せてほしい。今ここで!

【巻末付録】

 このところ、SEXYグラビアに両誌、見るべきものがない。現代は、「岡田奈々、二十歳の素顔-AKB48新センター、STU48初代キャプテン」「『モグラ女子』大集合!-大好評!『フライデーホワイト』から厳選」。モグラとは、モデルとグラビアアイドルの両方で活躍している女の子だという。

 袋とじは「松本まりか『あざと可愛い』過激ショット-話題の連ドラ出演中の女優」。この子のことはまったく知らないが、写真はなかなかいい。

 ポストは合併号だから、相当いいものをやってくるに違いない。そう思っていたのだが……。

 巻頭は「地方局美人アナと浸かる『ご当地の名湯』」。地方局のアナウンサーを風呂に入れて写真を撮る。

 考えただけでもご苦労なことである。ただただご苦労様というしかない。

 次は「アグネス・ラム、色あせぬ初恋の記憶-こんなアグネス見たことない!!」。

 袋とじは「揺れるバスト100センチサミット『B7』-豊満グラドル7人が語り合う!」。これはQRコードを使ってアクセスすると、オッパイ動画が見られるという仕掛けだが、スマホを使えない、使わない高齢者はどうするのかね。

 IT格差を助長していないのか、ポストは?

「死ぬまで死ぬほどSEX/観て、読んで、聴ける究極のアダルトビデオ」もQRコードでアクセスすると、彼女たちが朗読する官能小説が聞けるというのだが。

 次の袋とじ「現役グラドル4人の『野球拳』動画-負けたら全裸!」もQRコードもの。

「伝説の海外ポルノ女優図鑑/裸の先駆者が残した艶めかしくも鮮やかな記憶」
「山本みどり、封印されたヘアヌード」
「美しき女優たち・奇跡の瞬間-大人の色香をとらえた貴重な未公開カット」
「西田幸樹『なをん。』/竹内佳菜子君が、はじまる」
「春爛漫!さくらヌード祭り-あなたはどのサクラがお好きですか?◆AV女優・桜樹ルイ、桜空もも、紗倉まな、佐倉絆」

 量は目いっぱいある。これでQRコードとやらにアクセスできればお買い得なのだろうが、あいにく、IT下流老人なので。まあ、これだけ手間暇かけてやってくれたのだから、ポストに軍配を上げよう。
(文=元木昌彦)

紀子さまと眞子さまが“完全断絶”……週刊誌の「小室家バッシング」が止まらない!

今週の注目記事・第1位
「女子レスリング伊調馨『悲痛告白』」(「週刊文春」3/8号)

同・第2位
「“捏造”中毒の『厚労省』は受動喫煙データもインチキだった」(「週刊新潮」3/8号)

同・第3位
「『明治大の運動部出身』が使えない」(「週刊現代」3/17号)

同・第4位
「今年の『阿波おどり』は中止らしい」(「週刊現代」3/17号)

同・第5位
「『菊池彩花』が『村民栄誉賞』をもらえない『村八分』騒動」(「週刊新潮」3/8号)

同・第6位
「『小室圭くん』を『眞子さま』に背伸びさせた『ICU』の高すぎる学費」(「週刊新潮」3/8号)

同・第7位
「紀子さまが激怒した小室圭さん母からのメール」(「週刊現代」3/17号)

同・第8位
「民泊バラバラ遺体事件 容疑者が『JAY』を名乗るまで」(「週刊ポスト」3/16号)

同・第9位
「人妻を自宅に泊める『長浜市長』の『公的愛人支援』」(「週刊新潮」3/8号)

同・第10位
「『大杉漣』はどうすれば助かったか」(「週刊新潮」3/8号)
「『突然死』前兆と予防」(「週刊文春」3/8号)

同・第11位
「積水ハウス“追放”会長初激白『正義が殺された』」(「週刊文春」3/8号)

同・第12位
「『昭和天皇』のピンク映画」(「週刊新潮」3/8号)

同・第13位
「リスク100%『仮想通貨』への招待状」(「週刊新潮」3/8号)

同・第14位
「貴乃花&貴ノ岩『極秘決起パーティ』反撃の狼煙」(「週刊ポスト」3/16号)

同・第15位
「日本人が踊らされている『ウソをつく統計』」(「週刊ポスト」3/16号)

【巻末付録】現代とポストのSEXYグラビアの勝者はどっちだ!

 今週はフライデーが合併号でお休み。なぜこの時期にとは思うが、編集長が交代したので、少し考える時間を取るためだろうか。

 元週刊現代の編集長がフライデーでどう腕を振るうか、楽しみにしておこう。

 ポストは編集長が変わったせいか、2ページ記事が多い。ページも減り、3ページ、4ページの特集がやれなくなったという事情はわかるが、ページ数に合わせて内容も薄い気がしてならない。

 さて、そのポストが、統計はウソをつくという特集をやっている。よくあるテーマだが、紹介しておこう。

 年金100年安心は、本当は老人も女性も皆働くことが前提なのだ。消費税率は諸外国よりも低いといわれるが、本当は、その税がどれだけ国民に還元されているかという比率でいうと、スウェーデンが43.6%、フランスが45.5%なのに、日本は30.8%で、はるかに低い。

 アベノミクスでベア実施企業が2ケタになったというが、正確には、一時金で賃金アップも含む数字。

 大学生の就職率が97.6%とよくいうが、そのカラクリは、就活を諦めた学生は除外しているからだ。

 シニアの交通事故が多いように思うが、それは高齢ドライバーが増えてきたからだ、などなど、安倍首相や官僚たちが振り回す統計にはウソが多いため、気をつけたほうがいい。

 同じポスト。2月26日の夕方、大阪郊外のシティホテルで、貴乃花部屋の若手力士を囲む会が開かれたという。

 貴ノ岩なども一緒で、300人ほどの招待客の前で、貴乃花親方が理事から外れたことで、「これから俺は何でもできますよ」と語ったというのだ。

 春場所後に理事長選挙があるが、何か仕掛けるつもりなのだろうか。

 だが、貴乃花一門激励会という一門の会には欠席したというから、貴乃花を支援してきた親方衆の間にも亀裂があるようだ。

 そこを狙って八角理事長は、理事長選挙は選挙にならないよう画策しているというのである。

 貴乃花劣勢のようだが、不祥事続きの相撲界に対して世間の眼は冷たく、貴乃花への期待が高まり、何かが起きるかもしれないそうだ。

 だが、大相撲改革を叫ぶだけで、なんら具体的な策を示していない貴乃花に期待するのは、私は、荷が重いと思うのだが。

 私は仮想通貨については無知だが、知ろうとも買ってみようとも思わない。

 新潮は、そんな「リスク100%」の仮想通貨について大特集を組んでいるが、これを担当した編集者も、「犯罪のツールにもなり得る仮想通貨。リスクに満ち満ちた招待状を受け取るか否かは、あなた次第だ」と投げやりである。

 確かに「億り人」といわれるのはいるらしい。都内の20代、妻子持ちのケースはこうだ。

「いま現在持っている仮想通貨は、含み益で4億円超」だという。「その他に現金化したものも2億円あります」。

 この男性、高卒で会社員になったものの、キャバクラ通いで800万円の借金を作った。ところが不動産投資が当たって退社し、不動産業を始めたという。

「仮想通貨を始めたのは、昨年1月。友人が怪しい仮想通貨セミナーに誘われ、興味を持った。まず500万円でビットコインを、次に500万円で別のコインを買いました。100種類以上に手を出して一番当たったのはADKというコイン。短期間で80倍に上がり、これだけで億の利益です」

 この若者、昔はベンツが好きだったが、いつでも買えると思うと興味がなくなったという。キャバクラに4,000万円持って行って使おうとしたが、会計はわずか70万円だった。

 昔からこの手の金儲け話セミナーには、こういう輩が壇上で、「僕でもできるのだから、皆さんもやってみませんか」と大声で吠えるのが「お決まり」であった。

 私は、こういう記事を読んでも、やろうなどとこれっぽっちも思わない。第一、悔しいがカネがない。10億円持っていたら、10万円ぐらいコインを買ってみてもいいがね。

 新潮が発売になる前日の夜、新宿のはずれにあるBar「猫目」で朝日新聞の人間と一緒になった。

 彼が「明日の新潮の広告はトップが黒塗りになるようですよ」といった。

 何かあったの? 「昭和天皇のピンク映画」というタイトルの「昭和天皇」のところを、社内の広告規定にひっかかるので、削るか黒塗りにするか新潮に申し入れ、黒塗りになったそうです。読売や毎日も同じになるようです。

 映画版『風流夢譚』なのかと思ったが、内容は知らないらしい。

 そういえば、現役編集長のときによく朝日と広告の文言で揉めた。当時は「セックス」がダメで「SEX」ならいいという。なぜなら英語は子どもが読めないから。そんなバカバカしいことを思い出した。

 確かに3月1日の朝日の新潮の広告は「昭和天皇」が黒塗りで、「のピンク映画」とある。さっそく読んでみた。

 簡単に記すと、ピンク映画の老舗「大蔵映画」の子会社で、四大ピンク映画の巨匠の一人といわれる監督が作ったそうだ。あらすじは「モデルがない某国の象徴としての王は、長年神として崇められていたが、敗戦を機に霊長類宣言をし、打ちひしがれた生活苦にあえぐ国民と直にお話をする為に巡行していた」というもの。

 象徴、敗戦、霊長類宣言など、昭和天皇をモデルにしているのは明らかだ。映画の脚本には「朕、人妻と密会す」と記されているそうだ。

 映画には、マッカーサー風な外人、ローマの休日風のシーンなどがあるという。

 この映画、映倫の審査も通り、試写会まで行われたが、劇場の支配人が「これはマズイだろう」と判断し、延期にして、監督も了承し「申し訳なかった」と謝罪しているそうだ。

「大蔵映画」の現社長である大倉満彦氏は、この映画の存在を知らなかったというのだ。

 新潮は、戦後作られた「不敬映画」を5本挙げているが、原一男の『ゆきゆきて、神軍』や渡辺謙一の『天皇と軍隊』のような、昭和天皇の戦争責任を問っている良質のドキュメンタリーまで入れているのはおかしい。

 ピンク映画だからというのではないが、この監督が、なぜこれを撮るのかという意図も、問題意識もないキワモノ映画である。これを巻頭で取り上げる新潮側の意図も、私にはわからない。

 朝日新聞といえば、先日、『記者襲撃』(岩波書店)を上梓した元朝日新聞記者・樋田毅氏と会った。

 これは、1987年5月3日、午後8時15分ごろ、朝日の阪神支局を目だし帽を被った男が散弾銃を持って侵入し、小尻知博記者を射殺し、犬飼兵衛記者に重傷を負わせて逃走した「赤報隊」事件の犯人を、30年に渡って取材し続けた記録である。

 樋田氏は当時、阪神支局にいたが、当日は体調が悪く、自宅で仕事をしていた。もし、支局にいたら小尻記者ではなく自分が撃たれていたかもしれない。そうしたやりきれない思いがいまも抜けないという。

 事件直後から、樋田氏を含め、この事件の犯人を追うための専従班が作られた。小尻記者の無念と、言論テロを許してはならないという思いを刻み込み、執念の取材を続ける姿には、朝日の記者魂を見せつけられた。

 犯人は、朝日に厳しい批判をしていた新右翼グループか、当時、朝日ジャーナルを中心に「霊感商法」などへの痛烈な批判を繰り広げていた宗教団体の中にいるに違いない。そこまでは絞り込んだ。

 だがどちらも、朝日新聞記者だと名乗ると敵意をむき出しにし、玄関払いされることもたびたび。

 右翼にシンパシーを持つ公安が捜査の邪魔をしたり、朝日の人間なんか殺されて当たり前だといい放つ教団の人間にも臆せず、一人ひとり追い詰めていく。

 その中で、教団の幹部からカネをもらっている編集委員がいることや、教団の広報の幹部たちと密かに会って「手打」と思われる会食をしていた、朝日の幹部たちのことも明らかになる。

 警察が9人に絞り込んだ新右翼の人間には、私がよく知る人物もいる。だが、犯人を絞り込めず、15年の公訴時効を迎えてしまうのである。

 だが、樋田氏は「自分の記者人生を賭けた使命」だと思い定めて、時効後も赤報隊を追い続けている。

 私は樋田氏に、これは朝日新聞を辞めなくては書けなかったですねというと、樋田氏は無言で頷いた。30年の執念と無念がぎっしり詰まった、いま読んでおくべき良質なノンフィクションである。

 積水ハウスという会社がある。ここでもお家騒動が起きたらしい。文春が報じている。

 社長、会長を20年もやった和田勇氏が、阿部俊則社長を退任させようとしたら、逆に辞めさせられてしまったそうだ。

 事の発端は、昨年6月に、同社が東京・五反田の元旅館の土地取引を巡り、63億円を「地面師」から詐取されてしまった。その責任を追及しようとした和田だったが、社長側の取締役たちが「責任を阿部に押し付けようとしている」と反逆して、和田の方が追い込まれ、辞任させられたというのである。

 住んでいる家から追い出され、車も部屋も取り上げられてしまった。

 OBによると、60億円といったら住戸一戸当たりの純利益を一例に考えると、3,000万円の家を2,000戸売ってやっと出る利益だという。

 そのことを考えれば決済を行った経営側が許される話ではなく、和田追い落としに回った役員の中には、この稟議に関わった者もいるという。

「要は和田さんに対し『自分たちが生き残るためにあなたが死んでください』と言っているようなもの」(OB)

 この騒動、お互いが責任をなすり合ったために起きたようだが、OBがいうように、和田が「自分も辞めるから社長も辞めよう」と喧嘩両成敗にすれば、ここまでこじれなかったのではないか。

 大杉漣の突然死に触発されて、文春と新潮が「突然死にならないために」という特集を組んでいる。

 大杉漣は60すぎても好きなサッカーをやり、腰痛はあったが、たばこは10年くらい前にやめていたそうだ。

 なくなる少し前の『大杉漣の漣ぽっ』(BSフジ)鎌倉編を見たが、寒空でも元気で、いつもの軽妙な語り口も同じだった。

 死因とされるのは急性心不全のようだが、その原因はいろいろあって、こうすれば防げるという「妙案」はないようだ。

 冠動脈に血栓が詰まって起きる心筋梗塞は、高脂血症、高血圧、糖尿病、喫煙習慣、歯周病が原因するといわれるそうだ。

 私は糖尿だが、血圧は上が130で、下が70だから、まあまあか。たばこは昔から吸わないが、大杉漣のように10年前に吸っていると、血管が細くなっているため、その後やめても元には戻らないそうだ。

 彼は、タクシーで病院へ連れて行かれたが、救急車のほうが適切に処置してくれる病院へ運んでくれるので、いいそうだ。

 急激な温度変化や、酒を飲むと脱水気味になるので、水分補給をして寝るようにする。

 もしや、と心配な人は、冠動脈CTを撮れば危険度がわかるそうだ。保険がきくから5,000円か1万円でできるというから、すぐに行くといい。

 お次は新潮の不倫に溺れる市長のお話。

 近江の国、今の滋賀県長浜市は、豊臣秀吉が名付け親となった城下町である。織田信長の一家臣だった秀吉が一国一城の城主になったのが「長浜城」で、出世城といわれているそうだ。

 新しい城主である藤井勇治市長(68)が、人妻との情事に溺れているというのだ。

 2月25日に市長選があり、自民・公明・民進の推薦を受けて3選を果たした。だが新潮によると、告示を控えた1月31日から2月13日までの約2週間で、計4回にわたって40代の女性と逢瀬を重ねていたというのである。

 ちなみに市長センセイは離婚していて今は独身だが、女性の方は別居していて離婚協議中だそうだが、まだ離婚はしてない。

 このセンセイ、自分の肝いりで昨年7月にオープンした複合施設の飲食店の責任者として、彼女を抜擢したというのである。子育て支援ならぬ愛人支援には熱心なようだ。

 このセンセイは市民との交流会と称する「座ぶとん会」を年間約130回も開催しているが、参加者に男が多いとすぐ帰るというそうだ。

 女性の参加者とは手を握ったり、背中を撫でたり、時には行きつけの旅館に誘うというのだから、女を漁るためにやっているのではないかという批判も当然ある。

 新潮が直撃すると、「その女性のことは知らない。私には関係ない、関係ない。関係ないんだッ。新潮さん無礼だろうッ」と、一目散に逃げだしたそうである。

 公私混同している市長では、とても「今太閤」にはなれないと新潮が結んでいるが、困ったものだ。

 ポストが、日本人女性を誘って殺し、遺体をバラバラにした事件で、アメリカ人のバイラクタル・エフゲニー・パシリエビチ容疑者(26)を逮捕した。

 彼は複数回日本へ来ては、出会い系のマッチングアプリで日本人女性に次々に声をかけ、SEXしていたようだ。

 それに、宿泊に際してパスポートの提示が必要のない無許可・無認定の「ヤミ民泊」を転々としていたから、「捜査当局が足取りを追うのを困難にさせる狙いがあったのかもしれない」(社会部デスク)そうだ。

 だが、殺害された女性の携帯のGPSが、容疑者の滞在する施設付近で途切れていたために、捜査が動き、逮捕に至ったそうだ。

 携帯に溺れる者は、携帯で身を亡ぼすということであろう。

 ここからは、秋篠宮眞子さんと小室圭さんについて2本紹介する。

 私は、このことに対する週刊誌報道に批判的だが、そういう見方が少ないのか、この件での取材が最近多い。

 考え方の基本は、第三者があれこれいうのではなく、2人が決めることである。それを、眞子さんにふさわしくない、圭さんの母親がどうのこうのと、第三者が「不確かな情報」に基づいていうものではない。

 今週の現代も、元婚約者のいい分だけに基づいて、圭の母親批判をしている。

 元婚約者によれば、母親の佳代さんは、結婚を前提に、お互いの総収入を等しく分けることにしてと、彼にメールをしている。

 その上、事実婚を知られると、亡くなった夫の年金がなくなってしまうから、注意してくれ。彼の生命保険の受取人が娘になっていたのを、自分にしてくれともメールしている。

 メールは残っているようだから、こうしたやり取りはあったのだろうが、これは私信である。それもお互いが結婚しようとしている時期に、やり取りをしていたのだ。

 そうした私的なやり取りを、週刊誌で暴露するというのは、この男の品性を疑う。

 現代によれば、秋篠宮紀子さんが「この方は、週刊誌にいつまでこのような発言を繰り返すのでしょうか。眞子の名誉も傷つきかねないでしょう!」と怒っていったという。

 これだけのことをべらべら週刊誌にしゃべるのなら、顔と実名を出してやるべきだと思う。

 もう1本、新潮の特集から。新潮は、元婚約者から400万円以上のカネを借り、それを返済しろ、あれは贈与だというトラブルを抱えている家庭に、「将来のお世継ぎのお姉さまとなる内親王が嫁いで来られるといった状況は、およそ好ましくあるまい」と、手厳しい。

 だが、夫に早く死なれ、女手一つで息子を育てる厳しさは、私にもわからないではない。彼女が懸命に生きてきた中で、一つ二つ過去のトラブルが暴かれたからといって、息子の結婚が破談になるというのはいかがなものだろうか。

 これからは、皇室の女性と結婚しようという男など、ほとんどいなくなってしまうのではないだろうか。

 新潮はさらに、厳しい財政状況なのに、息子を都内のインターナショナルスクール一貫校へ通わせ、早慶上智よりも入学金の高いICUへ入れたことも批判する。

 ここは交通の便が悪いため、ほとんどの学生が寮に入るが、入寮時には5万6,000円、寮費は年間で約50万円もするというのだから、母親は大変だったろう。

 息子は、さらにUCLAに留学しているから、1年間で最低でも200万円ほどの留学費用がかかるそうである。

 母親は、息子を最高の学校へ通わせたいという強い意思があり、カネがかかる高校、大学へ入れたことで、今回のような金銭トラブルを起こしてしまったのかもしれない。だが、それを一方的に非難できるのだろうか、私にはできない。

「小室家側が現状を打破するため、借金問題の解決や小室さんの年収アップなどの方策を考えねばならないはずですが、そうした動きは一向に見えません」(秋篠宮家に通じる人物)

 圭さんは、国際弁護士を目指してパラリーガル職についているが、一橋大学大学院にも通っているそうだ。彼は勉強が好きな学者肌なのではないか。

 秋篠宮紀子さんの父親も学者だったはずだから、その生活の苦労を彼女は知っているのだろう。女性セブンによれば、紀子さんと眞子さんは家にいても口をきかないそうである。

 生活力のなさそうな男を好きになった娘を心配する母親。どこの家でもある風景だ。だが、最後は娘の思いを受け入れ、折れるのは母親の方である。

 さて、平昌五輪で史上最多のメダル13個を獲ったメダリストたちが帰国した。

 彼らの地元では大掛かりな歓迎行事が行われ、さぞ、盛り上がっていることだろうが、中には、スピードスケートの団体競技、パシュートで金メダルを獲った菊池彩花(30)のように、親の問題で、村八分にされかねないという気の毒な話もあると、新潮が報じている。

 彼女の村は、長野県南相木村という、甲武信ヶ岳の麓に位置する人口1,000人ほどの村で、近い将来、消滅の危機が指摘されているそうだ。

 そうした小さな村で、菊池と2人の妹が五輪に出場したのだから、奇跡の村といってもいいのに、村人一丸となって応援したかというと、そうではないようだ。

 中島則保村長は、功労賞や村民栄誉賞みたいなものを考えていると話すが、村民の一人は、内心とは違うといっている。

 それは、前の村長が菊池の父親で、その父親が、同じ学校の後輩で役場で働いていた中島を社会福祉協議会へ飛ばしたというのである。

 中島はその後、職場を辞めて、15年に村長選に立候補して、菊池の父親に勝利したため、いまだに犬猿の仲だというのだ。

 そんな大人同士のいがみ合いの犠牲になるとしたら、菊池はなんのために頑張ったのだろうと思うことであろう。

 現代は、去年、徳島県の阿波おどりが深刻な内紛を抱え、中止になるかもしれないと報じた。

 去年はなんとかやれたが、今年は中止になる公算が高いというのだ。それは運営を行っている徳島市観光協会に赤字が積み重なっていて、積もり積もって4億円超になっているという。

 そこで徳島市は、借金を清算しろと迫り、観光協会は追い込まれているそうである。

 現代によれば、これは地元の徳島新聞が市長と組んで、協会を排除して、阿波おどり利権を独占しようとしているのではないかというのだ。

 しかし、阿波おどりの開催中、沿道に設置される桟敷席(観客席)の資材は観光協会が保有しているから、徳島新聞と市が改めて用意しようとしたら、巨額な資金が必要だそうだ。

 全国一といってもいい有名な阿波おどりが、こんな泥仕合で中止になるとしたら、日本中の笑いものになるだろう。

 また、地方は新聞の力がまだまだ大きく、その土地のテレビ局や不動産を抑えて、我が物顔に振る舞うところがある。

 メディアが、そうした利権を独占しようとするのを許してはいけないし、メディア側もそうしたことは控えるべきである。

 この話題は、ワイドショーも取り上げていたから、これからどうなるのか、注目である。

 ところで、現代が明治大学の運動部出身者は使えないという大特集をやっている。

 先日、明治の学生が私のオフィスに来た。この春に3年生になるという感じのいい青年だった。

 メディアに関心があるというので、1時間ばかり話をしたが、よく本も読んでいるし、勉強もしているようだ。

 今からでいいから、紙の新聞を毎日読んだほうがいいといってあげた。ネットのニュースは大事なニュースでも、芸能人の不倫の記事と同じ扱いである。

 自分で、今知っておかなければいけない重要なニュースを、探し出すのは至難である。

 紙の新聞を読むことで、それがわかり、それを積み重ねることで、ニュースへの感性が養われる。

 そんな話をした。明治大学は就職のいいことで昔から知られる。バンカラで武骨だが、いい学生が多いと思う。

 講談社にも多くの明治卒がいるが、個性のある面白い人間が多い。

 だが現代によれば、明治の運動部出身者の評判がすこぶる良くないというのだ。

 例えば、野球部出身者は、三井住友銀行、電通、JR東日本、NHKなど一流企業へ入っている。

 だが大手ゼネコンの人事担当者は、野球部のエースを採用したが、エース扱いをしてくれないからと、わずか1年で辞めてしまったという。

 それは、昔は辛い練習で先輩からしごかれ、上下関係も鍛えられてきたが、いまはそうしたしごきは姿を消し、今の体育会系はサークル化しているからだという。

 返事はいいが、自分から何もしない。自分で考えない。視野が狭く広く関心を持つこともしないから、他人と世間話ができない。

 責任を押し付けられることを嫌がるなど、明治はというが、どこの大学卒でも同じだと思うがね。

 それに、明治も3割は女子学生だし、早稲田、慶應なども女子大化してきている。

 もはや、バンカラも質実剛健も死語になりつつあるのだ。明治の運動部だけが使えないのではない。

 私は、昔から、バカな男より、よくできる女のほうが役に立つといっていた。いまやそれが証明されつつあるようだ。

 さて、安倍首相がなんとしてでも成立させたかった、働き方改革関連法案に盛り込む予定の裁量労働制の対象拡大について、「全面削除する」と1日の予算委員会で表明した。

 安倍が追い込まれたのは、厚労省が出したデータがあまりにも杜撰なためだったが、新潮が、厚労省は「捏造中毒」で、受動喫煙データもインチキだと告発している。

 厚労省は、「禁煙原理主義」で、東京五輪へ向けて室内全面禁煙を実現しようとしているそうだ。

 間もなく提出される法案では、客席面積が100平方メートル以下の既存店では例外的に喫煙を認めるという、厚労省としては不満足な内容だ。

 だが、全面禁煙を目指す厚労省は、受動喫煙についての啓蒙をHPでやっている。だが、たばこの害を強調するために、空気中のニコチン濃度を「あり得ないもの」(厚労省関係者)にしているというのである。

「同一条件下(中略)で室内のニコチン濃度を測定したところ、紙巻きたばこ(1000~2420マイクログラム/平米)に比べ、加熱式たばこ(26~257マイクログラム/平米)」

 新潮によれば、これほどの数値は存在し得ないという。WHOの外部組織で、権威のある国際がん研究機関(IARC)がまとめたものでは、「さまざまな室内環境での空気中のニコチン濃度は『0・3~30マイクログラム/平米』となっている」(新潮)。

 1000~2420という数値は、「窓を閉め切った4畳半ほどのとても狭い空間に10人の喫煙者を詰め込み、一斉にたばこを吸ってもらいでもしないと出てこないでしょう」(秋山幸雄・元産業医科大学准教授)。

 厚労省の担当部署である健康局健康課に、新潮が問い合わせたところ、「それどころではない」といわれ、質問内容をFAXで送ると、「(FAXが)席から遠いので」と、回答してこなかったという。

 上からの要求にはデータを捏造してでも出すくせに、メディアの取材には応じない。こんな役所に、われわれの生存権を任せておいていいのだろうか。

 今週の第1位はこれ。女子レスリングで史上初の五輪4連覇を成し遂げ、国民栄誉賞を授与された伊調馨(33)が、恩師・栄和人強化本部長(57)から「陰湿なパワハラ」を受けていたことを内閣府の公益認定等委員会に告発していたと、文春が報じて大騒ぎになっている。

 告発理由は3つある。一つは伊調が師事するコーチに対する不当な圧力。二つ目は伊調の男子合宿への参加禁止。三つ目は伊調がリオ五輪まで練習拠点としていた警視庁レスリングクラブへの出禁処分だ。

 伊調が東京五輪へ向けて練習しなければいけないのに、練習する場を奪い取っているのは、「明らかに伊調馨のオリンピック五連覇を阻止するという策動」だという記述がある。

 国民栄誉賞受賞者を、いくら憎み合っても、恩師が邪魔できるのだろうか。

 栄は、スキンヘッドがトレードマークで、これまで吉田沙保里をはじめ6人の金メダリストを輩出している名コーチである。

 だがレスリング協会で絶大な影響力を持った栄は、10年ごろから伊調への嫌がらせを始めたそうだ。

 五輪2連覇した後、09年に伊調は栄の許を離れる決心をし、東京の1Kのアパートで独り暮らしをしながら、男子選手たちと練習をするようになる。

 だが、栄は男子と練習することに批判的で、その上、コーチとしての自分が否定されたと思ったのであろう。

 第二の恩師は田名部力(46)というアテネ五輪で銅メダルを獲得した人間。伊調に、組手などの技術をイチから教え込んだという。

 だが栄は田名部に、今後は伊調のコーチをするなといい放ったそうだ。

 4連覇後に、伊調は警視庁レスリング部への出入りを禁じられ、田名部も警視庁のコーチを外されてしまったのである。

 伊調は文春のインタビューに答えて、

「田名部コーチがああいう状況なので、また(誰かに)ご迷惑をかけるんじゃないかと思ってしまいます。それに現役を続けるとなると、栄体制の元でやるしかないので、また色んなことを我慢しながらやっていくとなると……。朝練とか午後練も練習環境がしっかり整わないと、なかなか腹をくくれない部分があります」

 文春の直撃に栄は、「東京五輪に出たければ出ればいいだけの話」「なんで俺が一選手に悩まされなきゃいけないのか」と嘯いている。

 伊調の方も、「そういう体制は変えていきたいですよね。だから(試合で)勝つしかないというか……、栄監督に勝つには。(内閣府の告発状について)聞き取り調査があれば受けようと思います。そこで真実をお話しできれば」と、決意は固い。

 コーチの中には、コーチした選手が活躍すると、自分も同じように偉くなったと錯覚する人間がいる。この栄というのはその典型なのであろう。

 ここまで決意して出した告発状を、内閣府は無視し続けているというが、これだけの選手の選手生命を賭けた一途な訴えを取り上げなければ、国民が許さないはずだ。

 栄監督が伊調馨にパワハラをしていたという告発後、様相が変わってきたようである。

 栄監督はそうしたことはないと否定し、日本レスリング協会も「伊調選手の練習環境を不当に妨げ、制限した事実はない」という見解を発表したが、協会も事実関係を調べるといいだした。

 だが、伊調側の弁護士は、当事者である協会が調べるのに反対している。当然であろう。

 告発状を受け取った内閣府も事実関係を調べる意向を示したそうだ。

 伊調は、告発状には一切関わっていないとコメントを出したが、「しかるべき機関から正式に問い合わせがあった場合はご説明することも検討したい」といっている。

 女子レスリングという「伏魔殿」で、何が行われていたのか。告発状を出した人間は、伊調だけではない女子選手へのパワハラや、もしかするとセクハラ問題も浮上するかもしれないと、私は思っている。

 東京五輪まで時間がない中、メダルの金城湯池である女子レスリング界に起きた醜聞が、どういう結着を見るのか予断を許さない。

【巻末付録】

 現代から。「徳江かな Amazonランキング1位、初DVDが異例のロングヒット中!」「ドラマ『逃げ恥』でブレイク! 真野恵里菜 最旬女優の純白ランジェリー」。袋とじは「あさいあみ&永岡怜子 息を呑む『ド迫力ヌード』対決!」。

 この中では「徳江かな」がなかなかいい。ヘアはないがそそる肢体である。

 ポストにいこう。巻頭から「田中道子 私史上最高SEXY」。これすごくいい。ヘアはないが迫力のあるセクシーダイナマイト。

 後半は「金髪セクシー水着美女大集合!」「川崎あや 透けるハイレグの挑発」。袋とじは「幻のヌードダイアリー」。こんな手帳見たことがないが、昔はみんなが持っていたのかね。

 というわけで今週は、「田中道子」で決まり。ポストの勝ち!
(文=元木昌彦)

“文春砲”に存亡の危機!? 音事協の圧力で「ワイドショーから週刊誌報道が消える」可能性

 小室哲哉の不倫報道が賛否両論の大反響を呼んだ「週刊文春」(文藝春秋)に、日本の芸能プロで構成される最大の業界団体、日本音楽事業者協会(音事協)が圧力を強めている。各テレビ局が、今後“文春砲”を取り扱わない可能性も出てきているのだ。

「問題となっているのは、テレビの情報番組が文春や『週刊新潮』(新潮社)のネタを使わせてもらった場合に払う使用料です。この支払いを、音事協が『やめろ』と言ってきています。そこで今、各局はどう対応するか協議中で、結論が出るまで文春ネタを扱わないという番組も出てきています」(情報番組ディレクター)

 以前は、テレビ番組内で雑誌記事を取り扱っても、媒体にとって宣伝になる相互メリットから無償とするのが通例だったが、少し前から文春や新潮は、使用料を請求するようになっていた。

「雑誌側も昔より部数が落ちているので、テレビでの記事使用料収入は新たなビジネスモデルとして育ちつつありました。テレビのワイドショーも、最近は経費削減で、自社でスクープを取らず雑誌の後追いばかりだったので、使用料を払って扱った方が合理的だったんです。ただ、使用料はネタごとではなく、記事使用、写真、動画、それぞれ一回につき5万円とか、そういう値付けなんです。番組ごとに請求すれば、1ネタでも主要5局の合計が軽く300万円ぐらいの規模になるんですから、週刊誌にとっては大きいでしょう。大きなネタだったら、小出しにされたものを連日使いますし、地方局まで使えば、1ネタ1,000万円を超えてもおかしくない計算になります」(同)

 最近では不倫ゴシップの際に、週刊誌が撮ったタレント本人への直撃映像をワイドショーが流すこともあり、昨年に新潮が伝えた“絶叫モンスター議員”豊田真由子氏のパワハラ音声なども、繰り返し放送された“大ヒット”だった。ある週刊誌記者は「こっちが苦労して取ったものなんだから、対価をキッチリもらうのは当然。無料の方がおかしい」と言っていたが、この動きに「ノー」を突き付けたのが芸能界だった。

 過去、藤原紀香や深田恭子のお宝写真を載せた雑誌に芸能プロが損害賠償を求めた裁判があったが、これも実質、音事協が話を進め、たとえ名誉を毀損していなくてもタレントのパブリシティ権があるという主張を組み立てたとみられた。結果、裁判にも勝訴しており、音事協は一時「STOP!肖像権侵害」というキャンペーン」を大々的に張っていたこともある。

 前出記者は「こちらからすれば、報道の自由が侵される危険も秘めているので、本来は同業者も、あの裁判に異議を唱えるべきでした。でも、大手メディアは基本ダンマリ。音事協を敵に回したら商売ができなくなることを、よく自覚している感じだった」と話す。

 ただ、音事協が問題としているのは、週刊誌のネタそのものではなく「購入」の部分。肖像権の二次使用などに監視を強める団体だけあって、盗撮のような形で撮られたタレントの写真や映像に、テレビ局が金を払っていることに異議があるのだろう。金を払っての写真や動画の使用は、ある意味「タレントを商品として扱っておきながら、芸能プロやタレントに1円も入らない」という見方もできる。

 その解釈をめぐっては賛否あるだろうが、いずれにせよ音事協の方針を受け、“文春砲”など週刊誌のスクープが、ワイドショーに扱われなくなる可能性が出てきた。実際、小室不倫以降のワイドショーは週刊誌ネタの扱いがかなり控えめに見える。結果的として使用料が取れず、ゴシップの拡散力も弱められるということになれば、雑誌側としては非常に痛い話だろう。

 ちなみに多くのメディアが、この話自体を扱うことに恐れている様子で、「話は聞いたけど知らないフリをします」という関係者も少なくないようだ。
(文=片岡亮/NEWSIDER Tokyo)

「私、絶対結婚するから!」眞子さまの決意は固いも、破局発表“Xデー”は秋篠宮殿下の誕生日?

今週の注目記事・第1位
「『黒田課長』のつつましい夕食」(「週刊新潮」3/1号)

同・第2位
「『私、絶対結婚するから!』小室母と圭くんが私に送ってきた6通のメール」(「週刊現代」3/10号)

同・第3位
「佐川国税庁長官を緊急査察する!」(「週刊文春」3/1号)

同・第4位
「宮内庁を決意させた『小室家の新興宗教』」(「週刊新潮」3/1号)

同・第5位
「東山魁夷『遺産15億円』骨肉の争奪戦」(「週刊文春」3/1号)

同・第6位
「知らない人からむしり取る 2018年から始まる『こっそり増税』3ヶ年カレンダー」(「週刊ポスト」3/9号)

同・第7位
「年金からこんなに税金を奪われていた!」(「週刊ポスト」3/9号)

同・第8位
「『ポーラ化粧品HD』社長が掠め取った2000億円の株」(「週刊新潮」3/1号)

同・第9位
「特捜検察の元エースが起こした暴走死亡事故写真-レクサスがメチャクチャに」(「フライデー」3/16号)

同・第10位
「この兆候が現れたら高齢者は運転を止めるべし!」(「週刊文春」3/1号)

同・第11位
「籠池泰典逮捕200日“同房者”が明かす『獄中生活』」(「週刊文春」3/1号)

同・第12位
「『安倍総理』が激怒した『麻生財務相』の『黒田日銀総裁』再任リーク」(「週刊新潮」3/1号)

同・第13位
「満員御礼『シニア向けラブホテル』は何が違うのか」(「週刊ポスト」3/9号)

同・第14位
「さようなら大杉漣さん」(「週刊現代」3/10号)

同・第15位
「あのアマゾンが挑む『100円ショップ』品揃えと勝算」(「週刊現代」3/10号)

【巻末付録】現代とポストのSEXYグラビアの勝者はどっちだ!

 日曜日(2月25日)、ビートたけしが名付けたという3歳馬、キタノコマンドールが9レースの「すみれステークス」(オープン・芝2200メートル)に出走した。

 この馬はDMM.com証券が始めたDMMバヌーシー(競走用馬ファンド)が購入した。父ディープインパクト、母ベネンシアドールで2億円超の超良血馬である。

 新馬戦は2番人気で勝利。このレースに勝てばクラシック路線に乗れる一戦。キタノは終始最後方を進んでいたが、直線を向くと鮮やかな末脚を見せて快勝した。

 たけしは「凱旋門賞」を狙うと吹いていたが、ひょっとするとと思わせる馬である。

 去年は北島三郎、今年はたけしということになるか。注目ではある。

 さて、まずは現代のアマゾンの記事からいこう。2月からアメリカのアマゾンでは、Tシャツやスマホケースなどを売り出したという。

 すべて10ドル以下だが、2ドル台の商品も多くある。まだ1ドル台はないそうだが、日本の100円ショップに近い業態を、送料無料で実現したのだ。

 その背景には、消費者のデフレ志向が進んでいることがある。

 アメリカでも「1ドルショップ」の需要が急激に高まり、その市場規模は15年に453億ドル(約4兆8,100億円)にもなった。

 そのうち、1ドル台の商品を多く並べて、7,000店舗といわれる日本の100均市場へ殴り込んでくるかもしれない。

 そうなれば、デフレ脱却を掲げている安倍政権にはショックだろう。

 何しろ、米アマゾン・ドット・コムが公表した前期(2017年12月)のアマゾンジャパンの売上高は、前年比10.2%増の119億700万ドル(1兆3,360億円)になるという。

 しかし通販新聞によると、「米アマゾンが公開した日本事業の売上高はアマゾンによる直販分や仮想モール事業における手数料収入など日本のアマゾンの売上高となり、『マーケットプレイス』に出店・出品する他社の売り上げを含んだ日本のアマゾンの流通総額ではない。流通総額は明らかにしていないが、関係筋によると2・2兆円程度となっている模様」。

 100均から高額商品まで、もはやアマゾンの快進撃を止められる企業は、日本には存在しないようである。

 この記事もコラムの1本だが、その下の「事情通」という欄に、会員制月刊誌「FACTA」が、広告代理店の電通と国際陸上競技連盟のラミーヌ・ディアク前会長と交わした契約書を、フランスのル・モンド紙と組んで入手したと報じている。

 この中にある契約書を見れば、東京五輪がカネで買われたことが示されているというのだ。

 他誌のスクープだが、これほどの大きなニュースを、なぜ、もっと大きく取りあげないのだろう。

 まさか、電通に気を使ってということではないだろうな。

 大杉漣が突然亡くなった。享年66。私は漣のファンではなかったが、彼の外連味のないキャラクターは好きだった。

 追悼番組、徹子の部屋でまだ40代の漣が出ていた。青年のように若々しく、サッカー好きで、母親が短距離選手だったことで、走るのは速いと語っていた。

 上京したのは、フォークシンガーになりたかったためだったという。ハーモニカとギターで歌ったが、なかなかのものだった。

 たけしの映画の漣はさほどいいとは思わないが、山田洋次監督の『たそがれ清兵衛』の彼は、いい味を出していた。

 こういういい役者が次々にいなくなる。残念なことだ。

 現代が、グラビアで大杉漣の追悼特集をやっている。これを見ていて、漣という役者は、ドラマに出るとその役になり切ることのできる人だが、やはり素顔のままがいい。

 丸首シャツ(今はこういういい方はしないのだろう)の上に、文字が書かれたYシャツを羽織って、足でサッカーボールを踏んでいる。

 この雰囲気が連らしくて、とてもいい。

 ポストに、ラブホテルにシニアが押し寄せているという記事がある。

 少し前までのラブホは、若者たちに人気があり、入って酒を飲んだり、大画面でカラオケをやったりしていて、SEXをしなくても楽しめるといわれていた。

 だがその若者たちが離れ、その代わりに、シニアたちが年金支給日に、夫婦で来たりするようになっているというのである。

 腰の痛い客のために介護用のベッドを導入したり、アルコール飲み放題、ボトルキープもできるラブホまであるという。

 重い荷物がある時は、「運びましょうか」と声をかける。エアコンやカラオケの操作がわからなければ、部屋まで行って教えてあげる。

 そのうち、腹上死したら、すぐ対応します、というラブホもできるかもしれない。

 そういえば、ずいぶんとラブホにはご無沙汰している。一度行ってみたいが、相手がいないのが悔しい。

 私のオフィスの壁に「アベ政治を許さない」と勢いのある筆で書いた俳人・金子兜太さんの書(コピーだが)が貼ってある。

 時事通信は金子さんが亡くなったと「誤報」を流して大騒ぎになったが、その翌日の死去であった。享年93。

 金子さんは現代俳句を牽引してきたといわれるが、私の好きな句に、

「海に青雲(あおぐも)生き死に言わず生きんとのみ」

 アメリカの9・11の直後に詠まれたという、

「危し秋天報復論に自省乏し」

「背高泡立草は自滅する花驕るなよ」

 時代に敏感な人だった。合掌。

 安倍首相のゴーマンな政権運営に綻びが出始めた。麻生財務相が派閥を拡大してキングメーカーになろうとしているようだ。

 新潮によれば、黒田東彦日銀総裁が再任されることをスクープしたのは、麻生財務相と親しい記者のいる共同通信だった。

 安倍首相が平昌五輪へ出席のため訪韓していたタイミングに出たため、「安倍総理は、越権行為だと激怒した」(大手メディアの経済部記者)そうである。

 その上、2019年のG20開催は大阪で内定しているのに、福岡開催案が浮上したのも、福岡が地元の麻生が、話題作りをしたとの見方があるようだ。

 ところで籠池泰典森友学園前理事長と妻の諄子は、この極寒の中、大阪拘置所に拘留されたまま、家族との接見も認められない「異常事態」が続いている。

 文春は、同房者が、籠池は死刑囚以上の厳戒警備態勢に置かれていると証言している。

 籠池が入れられている独居房は、「体が動かせないので気が狂いそうな程ストレスがたまりましたね」(同房者)。

 司法も安倍に「忖度」しているのかと文春は結ぶが、こんな非人間的なことがまかり通る日本は、北朝鮮のことを非難できはしない。

 文春が、この兆候が現れたら、高齢者は運転を止めるべしという特集をやっている。

 免許書やキーをなくす。駐車場がわからなくなる。車庫入れでこする。会話しながらの運転が負担。

 当然の指摘である。それにしても高齢者の事故が多い。

 と思っていたら、2月8日にまた起きた。

 元東京地検特捜部長、名古屋高検検事長を歴任した石川達紘弁護士(78)が、白金で事故を起こして一人が死んだ。

 フライデーによると、午前7時過ぎ、知人の20代の女性(どんな関係なのか?)とゴルフに行くところだった。彼女がトランクにゴルフバッグを積むのを、石川は運転席で待っていた。

 だが突然、車が急発進して200メートルほど暴走し、金物店に突っ込み、歩道を歩いていた37歳の男性が巻き込まれ、死亡した。

 ブレーキの痕がないそうだ。「認知機能が低下した高齢者によくあるケースですが、本人はずっとブレーキを踏んでいるつもりだったのではないでしょうか」(交通事故鑑定ラプターの中島博史所長)。

 最近、一部の法務省関係者の間では、石川について「記憶が曖昧なところがある」「会話がかみ合わない」とウワサされていたそうである。

 検察の切れ者も、年齢には敵わなかったわけだが、重大な過失なので、罰金刑では済まない可能性もあるという。

 彼も容疑者に対して何度か「自分が犯した罪は自分で償え」といってきたはずだ。一罰百戒。もし、自動車の不具合が原因でないのなら、執行猶予付きではお天道様が許さないと思うのだが。

 お次は新潮が報じている、お家騒動。ポーラ化粧品で知られるポーラ・オルビスHDで起きているそうだ。

 かなり生々しい。創業は1929年、静岡で鈴木忍が始めた。代々、鈴木家が社長を務めてきたが、2000年1月に甥にあたる郷史が社長に就いた。

 二代目の常司は会長になったが、00年10月に自宅マンションから出火し、やけどを負って入院、1カ月後に死亡してしまう。

 甥である郷史社長には直接の相続権はないが、入院中の常司会長から、持ち株はポーラの持っている財団に寄付し、残りは郷史が引き継ぐという趣旨の「死因贈与」を受けたと主張し、夫人の相続は無効だと、裁判を起こした。

 結局、郷史社長のいい分は最高裁で認められず、夫人は4分の3を相続した。この間、夫人の影響力を排除したい郷史社長とで100件近い訴訟が繰り広げられたという。

 昨年12月30日に、HDの取締役や監査役に郷史社長の“不正を暴く”一斉メールが送信されたそうだ。

 それによると、会長が急逝した直後に、会長が所有するポーラ不動産株を郷史社長に1株1円で譲渡するという「株式譲渡契約書」を、会長が存命である00年6月の取引と偽造したというのである。

 その後、ポーラはHDになり、10年暮れには東証1部に上場を果たしている。郷史社長が手にした不動産株を時価総額すると、「実に1943億円に相当する」(新潮)というのだ。

 このことを告発しているのは、郷史社長の元側近で、HDのナンバー2も務めた人間であるから、話には信ぴょう性があるようだ。

 件の人間がなぜ告発したのかを、HDの幹部は、「彼は『会社のために人に言えない行為をして秘めてきたのに、それが社長個人の権力の源になってしまった』と嘆いていました」と語っている。

 企業法務に詳しい高橋弘泰弁護士によると、これが事実なら、有印私文書の偽造及び行使罪に問われるが、時効は5年。だが、不正に取得した株式が、現社長が上場にあたって経営権を掌握する際の主要な原資になっているから、株主への責任は免れない。不正行為の損害賠償請求の除斥期間は20年だから、訴訟を起こされるおそれはあるとしている。

 シワ改善化粧品が好調で、売上高は前期比11.8%増の約2,443億円。優良企業の醜い争いである。シワを改善する前に社内を改善したほうがいいようだ。

 ポストの年金批判の特集。ポストによれば、20年前に年金受給額が270万円だった人は、手取りが265万円と、引かれる金額はわずかだった。

 それが現在は、手取りが233万円になってしまっているというのだ。所得税は増税ではなく、約10%から約5%に引き下げられているのに。

 それは高齢者を狙い撃ちで税金の負担軽減措置が削られてきたからだというのである。

 老年者控除、配偶者特別控除、年金控除などが廃止や縮小され、課税最低ラインが年収304万円から196万円へと大きく引き下げられたからだ。

 これによって、ポストによると、住民税非課税から課税になった人は1,400万人近く増えたそうだ。

 確かに真綿で首を絞められるように、じわじわと、気づかないうちに年金は減り、生活が苦しくなっているのである。

 ポストは、今年から始まる増税カレンダーを示している。それによれば、エコカー減税の縮小、高額医療費制度の自己負担引き上げ、たばこ税増税、消費税増税、基礎控除の見直しなど、次々に、弱者や高齢者には厳しい、税の取り立てが目白押しである。

 これをさせないためにどうするか。安倍首相の退陣しか有効な手立てはないのではないか。

 私は東山魁夷の「道」が好きだ。中央に緩やかな上り坂を一本描いただけのシンプルな構図。頂点でやや右に曲がりながら消えていく。丘の上が少し明るくなっているのは、東山にいわせると、「これから歩もうとする道という感じが強くなった」からだそうだ。

「親と兄弟を早く亡くし、戦後までの十年間は苦しかったと思いますが、その懊悩が昇華した『残照』や『道』は、戦後の日本画の方向性を示しました」(美術史家の野地耕一郎)

 今年は東山の生誕110周年にあたるそうだが、文春によると、彼の遺産15億円を巡って骨肉の争いが起きているというのだ。

 東山は99年に90歳で亡くなり、画家の名家出身のすみ夫人も16年に98歳で亡くなっている。相続争いは夫人の死後に起きた。

 東山夫妻には子どもがいないため、法定相続人はすみ夫人の長弟、次弟、甥や姪など7人。

 下々のようにカネが目当てではない。甥の斎藤進(64)は、魁夷の死後、東山邸に住み込み、夫人の秘書役を務めてきた。

 斉藤は、夫人は財団をつくり、東山の文化を後世に遺そうと考えたとして、夫人の死後、東山邸に「東山魁夷記念一般財団法人」を設立し、一人ひとりに3,000万円ずつ渡して、著作権とコレクションは財団に入れるつもりだといったという。

 夫人は脳梗塞で突然倒れ、遺言書を残していない。だが、財団設立についての反対は当時なかったという。

 だが、10年以上経って長弟で日本画家の川崎鈴彦から配達証明が送られてきて、財団設立には反対、自宅は市川市に寄付し、預貯金(約7億円といわれる)は相続人で分割するといってきたというのである。

 優雅な相続人たちの優雅な争いではあるが、夫人が遺言書を残していれば起きなかったはずだ。遺言は大事だよ~!

 眞子さんと圭さんの「婚約延期問題」は、どうなるのだろう。新潮は、金銭トラブルだけではなく、小室家にはそれ以外にもさまざまな「懸念」があると報じている。

 その一つは、圭さんの母親・佳代さんの実家が、横浜市に本部を置く新興宗教に入信していたことだ。

 信者80万人というから、かなりの宗教団体である。だが。1987年に藤沢市で起きたバラバラ殺人事件がこの教団を一躍有名にしてしまった。

 被害者も加害者も元教団の信者だったのだ。この事件をきっかけに、佳代さんの実家も脱会したという。

 今一つは、佳代さんが女性の霊媒師に入れ込んでいた時期があったというのだ。それを証言した喫茶店のオーナーは、佳代さんの旦那が亡くなり、旦那の父親も亡くなったため、旦那の方の実家と関係が悪くなったことがあったと話す。

 佳代さんから、圭にもらえる財産がある。実家へ行って話してくれないかと頼まれ、行ってあげた。だが、その後、少額のカネの入った封筒を渡され、これ以上首を突っ込まないでくれといわれたと、憤慨している。

 新潮は、金銭トラブル以上に、そうしたことが宮内庁を怖れさせ、「破談に向けて進み始めたわけです」(皇室ジャーナリストの山下晋司)と、2人の結婚はないと見ている。

 さらに宮内庁は婚約解消に向けたシナリオを進め、破談発表のXデーは「取り沙汰されているのは11月30日、秋篠宮殿下の誕生日会見のタイミングです」(秋篠宮家関係者)

 だが、新潮も迷っているようだ。小室家の親族の一人が、延期が発表されてから圭君から電話をもらったが、「報道されているようなことではないんです」といった、「破談ではない、少なくとも当人2人は結婚する気満々だ」と語っている。

 では文春はどうか。美智子皇后が雅子妃を「叱った」というスクープをものにし、宮内庁に事情通のディープスロートがいると思われる文春だが、先週も今週も、この問題を深堀していないのはどうしてなのだろう。

 今週は「雅子さまと紀子さま愛娘たちとの“距離感”」という、かったるい(失礼)記事をやっている。

 愛子さんが御用地の丘で母親と雪遊びをした。雅子さんが香川県で開催された育樹祭に行かれた時、「うちの愛子がイチゴが好きなの」とイチゴを摘んで持ち帰った。

 読んでる方が、それはわかったから眞子・圭さん問題をどう見ているのかとイライラしてくる。

 忖度すれば、雅子さんが昨年12月9日の誕生日に、「私にとっても、いつも楽しい時間をご一緒してきた眞子様には、心からのお幸せをお祈りしております」と祝福していた文章を紹介しているから、完全破局とは見ていないのかもしれない。

 だいぶ前に、女性誌とともに美智子皇后バッシングを続け、皇后が失語症になってしまったことがあったが、その二の舞は避けたいと考えてのことだろうか。

 講談社の決算が発表された。売上高は1,179億5,700万円で前年比100.6%。内訳は雑誌558億9,800万円(同89.1%)で、週刊誌などの雑誌が146億9,900万円(同85.9%)、コミックが411億9,900万円(同90.2%)。書籍は176億8,700万円(同101.8%)。

 野間省伸社長は増収減益だが、「出版業界全体の売り上げが前年比6.9%のマイナスという逆風の中にあって、前年とほぼ同水準の結果を出せたことは一定の成果だと考えております。また、紙製品の売り上げが減少する中で、電子書籍や版権ビジネスなどの事業収入が紙での減収分を上回る増収を記録し、事業収入の割合は収入総額の30%を超えるところまで成長しました」と語っている。

 広告収入が前年比マイナス0.2%。それも「その他」が前年比541.9%だから、デジタル広告の収入が飛躍的に伸びているのであろう。明るい材料ではある。

 だが、不動産収入の31億3,400万円を入れて、税引前当期純利益が36億7,800万円(同78.5%)、当期純利益が17億4,800万円(同64.4%)だから、全体的に見れば胸を張れる業績ではないだろう。

 森武文副社長が取締役相談役に、鈴木哲常務が顧問。古川公平と渡瀬昌彦を常務に昇格させ若返らせたのは、野間社長の危機感の表れと、デジタルシフトをさらに拡大していくという決意表明ではないだろうか。講談社は来年110周年を迎える。

 森友問題で虚偽答弁を続けた佐川宣寿前理財局長が、安倍首相から「官僚の鑑」だと持ち上げられ国税庁長官へと大出世したが、確定申告のこの時期、佐川の罷免を求める署名が2万人に達し、霞が関の財務省本庁舎前には、佐川を辞めさせろというデモ隊が押しかけている。

 佐川長官の方は、先週のポストが追いかけたところ、家には帰らず、公用車に乗ってホテル住まいだという。

 追い打ちをかけるように文春が、佐川が建てた1億円豪邸について追及している。

 佐川の家は世田谷区の閑静な住宅街にあるという。購入したのは03年9月だが、この土地は「競売物件」だったため、相場よりはるかに格安で手に入れたと文春は報じている。

 当時佐川は塩川正十郎財務相の大臣秘書官を務めていたが、杉並区の官舎住まいで、世田谷で暮らした形跡はない。

 財務省OBは、競売物件の購入が内規等で禁止されているわけではないが、と前置きして、

「財務官僚が競売物件や差し押さえの背景について情報を仕入れやすいのは事実。まして佐川氏は時の財務大臣秘書官でした。そうした立場を利用して、相場より安い物件を手に入れたように見えてしまう。だから、普通は競売物件だった土地を買ったりしません。佐川氏の行為は、財務官僚としての倫理観に欠けていると言わざるを得ない」

 森友学園への国有地売却問題についての国会答弁で、「資料はすべて破棄した」と厚顔無恥にいい続けた人間に、倫理観などあるわけはないが。

 しかも、2月9日には、財務省側が森友との契約に関するやり取りが記された文書を公開したのである。

 そこには、当局が学校法人を訪問して、国の賃付料の概算額を伝えると記されているのだ。

 安倍や菅が「佐川を証人喚問には絶対呼ばない」といっても、国民は佐川の証人喚問をせよという声が大勢を占めているのだ。

 佐川長官は就任以来、メディアの前には姿を見せず、就任記者会見もいまだにやっていないのだから、自分のついた「ウソ」の重さをわかっていないわけではない。

 安倍はこの問題から逃げ切ろうと画策しているようだが、野党に追い込まれると政治部デスクは見ている。

「野党は佐川氏の招致を、政府が二月末の衆院通過を目指す予算案の“取引材料”にしようと考えています。政局を左右する重大なポイントになってきました」

 国税庁長官の任期は1年だそうだから、あと4カ月持ちこたえれば、その後のおいしい天下り生活が待っていると佐川は考えているのかもしれないが、「国税の歴史に泥を塗った」(落合博美元朝日新聞編集委員)という烙印は一生消えるものではない。

 さて、再び眞子さんと圭さんの「これから」だが、現代は巻頭で眞子さんは「私、絶対に結婚するから」といっていると報じている。

 現代によれば、婚約延期を発表した1週間後、秋篠宮邸では家族会議が開かれたという。

 テーブルには、さまざまな週刊誌のコピーが置かれていた。

 紀子さんは、時に「だから、いったじゃないの!」と声を荒らげられることもあったと、秋篠宮家の関係者が話している。

 だが、眞子さんは、母親に対して一切、妥協しなかったという。

「『私、絶対に結婚するから!』と、一歩も引かないご様子だったそうです。これまでの秋篠宮夫妻の説得で、なんとか延期発表まではこぎ着けたものの、『結婚を考え直す』という考えは、眞子さまにはまったくない」

 その一途な気持ちに、秋篠宮夫妻は結婚を認める方向だと、秋篠宮夫妻をよく知る人物が語っている。

 そのためには、圭さんが、将来どうして生活していくのかを示すこと、母親の金銭問題を解決することが前提になる。

 それは親として当然の要求だろう。

 現代で、母親の佳代さんと婚約していたという男性が、今度はメールを持ち出して、佳代さんが「当分の生活費をお借りしたい」「とりあえず10万円程」と書いてきているから、彼女のほうも「贈与」ではなく「借りる」ことを前提だった証拠だと、いい募っている。

 女性セブンに、結婚延期と発表された翌日、自宅から出てきた小室圭さんの写真が載っている。

「満面の笑みを浮かべていた」(セブン)。圭さんは案外打たれ強いのかもしれない。それとも眞子さんとの愛情は、そんな世間の逆風なんかで挫けはしないという自信からだろうか。

 母親の金銭トラブルは、大人同士の愛憎のもつれからで、彼はそのことを知っていたとしても、われわれが礫を投げるほどの大罪ではない。

 ましてや週刊誌が、小室家の宗教云々や亭主の自殺を暴き立て、バッシングするのは行き過ぎであろう、そう私は思う。

 美智子皇后のバッシングの時は、皇后が失語症になり、書きたてた週刊誌は詫びを出した。

 今回は、まだ社会をろくに知らない若者である。こうした報道で万が一破局になったとすれば、彼らはどれほど傷つき、今後の人生に暗い影を落とすのか、考えているのだろうか。

 天皇家も秋篠宮家も2人を温かく見守り、結婚するかしないかは当人たちに任せればいい。私は2人を応援したいと思っている。

 さて、今週の第1位は新潮のグラビアに捧げる。ぜひ買って見てもらいたい。今年は始まったばかりだが、今年度ナンバー1のショットではないだろうか。

 やや頭が禿げ上がって、生活に疲れた中年男が、一膳めし屋で一人食事をしている。一枚の写真がすべてを語るとは、こういう写真のことをいうのだ。天晴れである。

 私も時々、こうした店で食事を取ることがある。じっと見ていると私ではないかと思えてくる。よく似ている。

 この人の名は黒田慶樹さん(48)といって、東京都建設局の担当課長である。妻はサーヤこと黒田清子さん。尊いお方と結婚して早12年が経つ。

 妻が、昭和天皇の四女・池田厚子さんから伊勢神宮の祭主を引き継ぎ、神事とその準備で忙殺され、家を空けることが多いそうで、夕食は一人で取ることが多いようだ。

 昨年の10月20日に行われた美智子皇后の83歳の「お祝い御膳」には、妻の清子さんだけが出席し、黒田さんは残業を理由に欠席したそうだ。

 もしや別居生活? だが新潮の問いかけにも「取材はご遠慮いただいている」と、丁寧だがきっぱり拒否したそうである。

 秋篠宮眞子さんと結婚予定の小室圭さんが、この写真を見たらどう思うのだろうか。聞いてみたいものだ。

【巻末付録】

 今週はあまり書くことがない。現代は「誘惑の美裸身 美馬怜子」「秋田朝日放送のGカップアナ 塩地美澄」。袋とじは毎度毎度の「壇蜜 エロスの軌跡」。

 ポストは、「パンストの文化史」「ほのか『かわいすぎるビールの売り子』が初めて魅せた大人の色香」「レースクイーン『サーキットの華』の50年」。

 袋とじは「ザ・自販機本」。昔はずいぶんお世話になりましたね。

 というわけで、今週はどちらも気合が入っていないため、引き分け。
(文=元木昌彦)

眞子さま・小室圭さん、やはり“破談”へ一直線!? 小室さん母「お金をサポートして」発言の衝撃

今週の注目記事・第1位
「サヨナラの胸の内/小室家問題に秋篠宮家が書いた穏やかなる破談の台本」(「週刊新潮」2/22号)
「眞子さまの恋と秋篠宮家『危機の50日』」(「週刊文春」2/22号)「秋篠宮一家の家族会議」
「独占激白120分 400万円騒動の元婚約者」(「週刊現代」3/3号)

同・第2位
「『羽田VIP』制服アテンダントを辱めた深夜の猥雑発言」(「週刊新潮」2/22号)

同・第3位
「安倍首相『佐川君こそ官僚の鑑』傲岸不遜の大号令」(「週刊ポスト」3/2号)

同・第4位
「銀座・泰明小学校 アルマーニ校長『銀座らしさ』って、そういうこと?」(「週刊現代」3/3号)

同・第5位
「NHKが『働き方改革』で導入する記者を『GPSで24時間監視』制度」(「週刊ポスト」3/2号)

同・第6位
「『将棋』と『囲碁』子どもにやらせるならどっち?」(「週刊新潮」2/22号)

同・第7位
「マック赤坂が美人スタッフに訴えられた」(「週刊現代」3/3号)

同・第8位
「ASKAがひた隠す『覚醒剤事件の愛人』との同棲生活-激動の4年間」(「フライデー」3/2号)

同・第9位
「好きな・嫌いなキャスター&コメンテーター」(「週刊文春」2/22号)

同・第10位
「麻生太郎財務相『ゴッドファーザーの末裔と憧れのご対面』-茅場町で」(「フライデー」3/2号)

同・第11位
「『定年後』を10倍楽しむ方法」(「週刊文春」2/22号)

同・第12位
「『花粉症』最新治療の見逃せない副作用」(「週刊ポスト」3/2号)

同・第13位「これが世界同時株安で起きる最悪のシナリオだ」(「週刊プレイボーイ」no.10)

同・第14位
「競馬界新3大『遺恨対立』」(「アサヒ芸能」2/22号)

【巻末付録】現代とポストのSEXYグラビアの勝者はどっちだ!

 今週は変則。現代が先週金曜日発売で、ポストが今日(2月19日・月曜日)発売。

 今日は、日曜日の女子スピードスケート500mの小平奈緒の金メダルで、ワイドショーは大いに盛り上がっている。

 そこへ、ポストは巻頭に「我が家戸建て&マンションの得する『捨て方』『売り時』『直し方』」という大特集を持ってきた。

 確かに小平の金メダル獲得は「絶対確実」ではなかったから、やりにくかったとは思うが、あまりにも寂しい誌面だと思うのは私だけだろうか。

 文春、新潮は、羽生結弦の氷上決戦の前だったが、タイトルを工夫して羽生を大きく取り上げた。

 羽生も小平も平昌五輪も、チョッピリしか載っていないのでは、多くの読者はスポーツ紙を買うだろう。

 それに気になるのは、現代もポストも、最近は「高齢者の友」と誌名変更をしたほうがいいほど、高齢者たちの関心事ばかりに誌面が偏っていることだ。

 私は、老人ホームに入るのに、今の家やマンションをどうするかについては多少関心があるが、50代、60代のまだ現役のサラリーマンにとって、それほど関心があるのだろうか。

 百歩譲ってそうだとしても、一般週刊誌としてはあまりに間口が狭くなり過ぎてはいないだろうか。

 私は、雑誌というのは、かつての浅草の見世物小屋だと思っている。バカバカしいが、まあ、騙されてみるか。そういって木戸銭を払い、一つでも「おや」「なるほど」「得をした」と思って帰ってもらえば、いいのである。

 ましてや「お勉強」しようと思って週刊誌を読む人はそうはいないだろう。2誌に共通しているのは、昔の古い「これを知らないと人生で後れを取りますよ」という、ささやかな啓蒙主義から抜け出ていないことである。

 雑誌は面白くてナンボ。命の次に大事なおカネを払って買ってもらうのだから、もっと面白さを追及して欲しいものだ。

 まずはアサヒ芸能から1本。私の好きな競馬物である。ルメールやデムーロなど、外国人騎手の活躍が目覚ましい。ルメールなどは連帯率5割である。2回に1回は連に絡むのだから、ルメールを買っていれば損はない。

 その上、短期免許で来る外国の名手たちも、ほとんどが初騎乗にもかかわらず好成績を上げている。

 先週の日曜日、久しぶりに東京競馬場へ行った。ルメールは騎乗停止で出なかったが、デムーロとムーアの活躍が目立った。

 メインレース、ムーア騎乗のサトノソルタス(3番人気)を、狭いインから押し上げ2着にもってきた騎乗は、さすがだった。

 だが、これだけ外国人騎手たちが勝ち星を挙げると、日本人騎手たちとの軋轢もあるとアサ芸が報じている。

 中でもデムーロのラフプレーが騎手たちの間で問題になっているようだ。昨年7月には、川田騎手に「どけ」といわんばかりにレース中にひじ打ちを食らわせ、制裁を受けているという。

 今年のAJCCでも、江田照男騎手がレース後、「なんであんなことをするんだ」と激しく抗議したそうだ。

 だがデムーロは「何のこと? ワカラナイ」ととぼけたという。昨年11月に来日したA・アッゼニなどは、突然帰国してしまった。

 平場レースに乗っていた日本人騎手が、重賞になると外国人騎手に乗り替わるのは日常茶飯事。腕の差といってしまえばそれまでだが、日本人騎手たちに不満がたまるのも無理はない。

 このままでは、若手の騎手を育てようと思っても、乗る回数が少ないため、なかなか難しい。馬主は勝ちたいがために、ルメールにしろ、デムーロにしろといってくる。

 このまま放置しておくと、毎年のリーディングも重賞タイトルも、みんな外国人騎手が独占してしまう。

 エージェント制を含めて、中央競馬会がリーダーシップを取り、ハッキリした方針を示さないと、レース中の大事故につながりかねない。

 ポストは、これだけ株が暴落しても「それでも安心な老後マネー投資先」などというノーテンキな企画をやっているが、若い読者向けのプレイボーイのほうが、よほど時代に敏感である。

 世界同時株安で、このままいけば、日銀やGIFが株を支えられなくなり、窮した政府は、法人税増税、消費税は25%にまで増税、年金受給年齢は75歳から、医療費負担は全員3割負担にする、という最悪のシナリオを考えているのではないかと警鐘を鳴らしている。

 やはり、今の年寄りたちがいなくなれば、そのツケを回されるのはオレたちだという危機感があるからであろう。雑誌にも「世代間戦争」が見て取れる。

 いよいよ花粉症の季節である。ポストは、最新の花粉症治療に「見逃せない副作用」があると報じている。

 舌下免疫療法は65歳以上の治験データがないそうだ。ボトックスは、猛毒の「ボツリヌス菌」を有効成分とする骨格筋弛緩剤で、これを鼻の粘膜に浸透させるという治療だが、メーカーはこれが花粉症治療に使用されることを認めてはいないという。

 ステロイド注射は、糖尿病や十二指腸潰瘍を引き起こす危険があるというのだ。

 私も長年ひどい花粉症だが、一番やめてほしいのは、気象予報のついでにやる「花粉症予報」である。

 なぜあんなものをやるのか。今日は花粉がたくさん舞うからといって、外へ出ないで家に籠っているわけにもいかない。

 あんなことをやるおかげで、多いといわれただけで鼻がむずむずしてくる。知らぬが仏。花粉が飛べば自分でわかる。早くやめてほしい。

 次は定年後を10倍楽しむ法という文春の記事。内容は、なんということはない。

 取り上げた理由は、ここに先日、芥川賞を受賞した若竹千佐子氏(63)が登場しているからである。

 確か彼女が初めて書いた小説が東北弁を使った『おらおらでひとりいぐも』(河出書房新社)である。

 昨日、一気に読んだ。はじめはほとんど東北弁だから、少し戸惑うが、慣れてしまえば心地よいリズム感があって読み進めることが出来る。

 70代半ばの桃子さんというお婆ちゃんの話だ。大好きだった夫に先に逝かれ、2人の子どもも寄り付かない。

 故郷の古い家で一人、ネズミがモノをかじる音と、心の中から聞こえてくるさまざまな声と対話しながら生きている。

 こう書くと、平板で陰鬱な物語だと思うかもしれないが、それがそうでねぇ。

 久しぶりに芥川賞らしい小説を読んだ。ここにはコンビニで働く女も出てこなければ、人殺しもない。

 だが、こうした小説の面白さ、醍醐味は、人生とはそういうもんだよな、と気づかせてくれるところにある。

 夫に死なれて泣き暮れている自分がいる。それとともに、喜んでいる自分にも気づく。

 哀しいはずなのに、うれしい自分がいる。私はまだそういう経験はないが、なんだかわかるような気がする。

 過去に出会った人たちと、あの時はできなかった会話をしながら、その日を待つ。

 自分にこんな時が来るなんて、考えたこともない。だが、確実にその時は来る。そこへどうソフトランディングしていくか。人生で最も難しいことだが、案外、スッとそうなるのかもしれない。

 ラストは、孫娘との心温まるやりとりで終わる。

 若竹氏は、夫に死なれて、念願だった小説を書こうと思い立ち、一気に書いたという。

 読み終えると東北弁が頭の中で木霊している。この本、売れているそうだ。よくわかる。

「効率化 進めて気づく 俺が無駄」

「辞めますも SNSで 済ます部下」

「減る記憶 それでも増える パスワード」

 第一生命保険が発表した恒例のサラリーマン川柳の入選作である。

 フライデーが、麻生副総理がイタリアンレストランに出入りする姿を撮っている。店をやっているのは元マフィアで、ニューヨークの5大ファミリーの一つ、ルチアーノ・ファミリーの創始者であるラッキー・ルチアーノの末裔、マリオ・ルチアーノ氏。

 現在は足を洗って店のオーナーだそうだ。以前、フライデーが彼を取り上げたのを麻生氏が見ていて、全部貸し切って会いに行ったそうだ。

 しかし、いつ見てもこのオヤジさん、マフィアのゴッドファーザーならぬ、組織の末端の小ボスにしか見えない。まだトランプのほうが品がよさそうに見えるから困ったものだ。

 文春から、好きな&嫌いなキャスター・コメンテーター ベスト50。好きなベスト5は、羽鳥慎一、池上彰、安住紳一郎、桝太一、水ト麻美。

 嫌いな方は、宮根誠司(私も同感だ)、田崎史郎(同感)、小倉智昭(同感)、古舘伊知郎、関口宏。

 フライデーが、あの覚せい剤取締法違反で逮捕され、現在執行猶予中のASKAが、彼と一緒に覚せい剤に溺れ、爛れたSEXにふけっていた女性(有罪判決で執行猶予中)と、よりを戻していたというお話をやっている。

 ASKAは17年に、30年連れ添った妻と離婚している。覚せい剤の誘惑から完全に手を切るのは至難である。まして覚せい剤を使ってSEXをしていた彼女とよりを戻すなど、自殺行為ではないか。

 フライデーがASKAに直撃すると、彼は「バカバカしい」といったという。バカバカしいのはどっちだ。そういいたくなる。

 ところで、小室哲哉の不倫報道以来、文春に元気がない。以前は、誌面から熱気のようなものが立ち上がってきた。

 週刊誌は丸ごと編集長のものだから、編集長のやる気、または戸惑いが、誌面に反映するのだ。編集部内で、何やら変化が起きているように思えてならないのだが。

 現代に、何度落ちても選挙に出てくるマック赤坂とかいう芸人(?)が、自分のトークショーに来た中年女性をレイプしたとして訴えられたという記事がある。

 彼女は、その会で飲んでいるうちに記憶がなくなり、気が付いたらマックが上に乗っていたというのだ。マックに抗議したら「合意の上だ」といわれ、弁護士と協議して赤坂署に被害届を提出した。

 告訴が受理され、今年の1月にマックの自宅にガサが入った。慌てたマックは示談を申し込んできたという。3,000万円を提示されたが、「合意の上」だといい続けるため、彼女は示談に応じなかった。

 現代が、合意だというのに、なぜ3,000万円も払うといったのかという質問に、統一地方選が始まるから、この記事が出たら、「事実無根でも、私はジ・エンドなんですよ」と話している。

 だけど、なぜ何十回も選挙に出たり、3,000万ものカネが払えるのだろうか。

 お次は新潮から。将棋と囲碁、子どもにやらせるならどっちかという特集。将棋は「王」を仕留めようと死力を尽くす。囲碁はお互いに折り合いながら勝負を続ける。

 将棋は暗記力をつけるが、囲碁は状況に合わせた応用力が試される。大学入試改革以後は暗記力だけでは解けない問題へとシフトするから、囲碁のほうが大学入試には有利ではないか。

 大隈重信は「将棋は戦い、囲碁は経済である」といったそうだ。将棋は屋台でやられる庶民派だが、囲碁は、経営者たちに愛好家が多い。エライ人を人脈にするなら囲碁の方が有利か。

 収入では、17年の獲得賞金・対局料は、羽生竜王が5,070万円で、井山七冠は1億5,981万円。

 脳学者の茂木健一郎氏は「我が子をスペシャリストに育てたかったら将棋、より広く物事を見る力を育てたかったら囲碁」だという。

 横浜市の有料老人ホームで、認知症の疑いのある囲碁未経験者9人を対象に囲碁教室を開いたら、囲碁を覚えた後は脳の認知機能が向上する可能性が見て取れたという。

 どうやら囲碁の方が優勢のようである。あなたならどうする?

 昨年、過労死問題があったNHKが、働き方改革を進めているというポストの記事。

 だが問題が多いために猛反発を受けているそうである。

 勤務開始と業務終了時に、スマホで打刻すれば、会社のパソコン上に反映される仕組みだ。

 だがこれはGPSと連動しているため、どこにいるのかという位置情報も記録されてしまう。

 記者の批判は、取材源が特定されてしまう、相手に取材拒否されてしまうなどが理由だ。

 またタクシー券の不正使用などもあぶりだされてしまう。働き方改革という名を借りた経費の不正防止策ではないかと警戒されているようである。

 NHKは販売員と記者の違いがわかっていないというのももっともではあるが、記者の方も、自分の仕事がジャーナリストだと自覚していないのが多いのではないのか。

 アルマーニを制服にすると発表した名門・泰明小学校校長・和田利次への賛否が、国会でも取り上げられた。

 バカバカしい話である。ガキに5万もする服を着せて「これが銀座の小学生でござい」とチンドン屋でも雇って、銀座中を歩かせるつもりかね。

 こういうのを「アルマーニを着たサル」というのだ。この校長の辞書には「ぼろは着てても心の錦」という言葉は載っていないのだろう。現代がこの問題を特集しているが、あれこれ論ずる話ではない。バカなことは止めろ、それで済む。

 安倍首相の政権運営への批判が、国税庁へも飛び火した。

 ポストによれば、森友問題で、虚偽答弁を続けた佐川宣寿が、安倍首相から「官僚の鑑」だと持ち上げられて、国税庁長官へ大出世した。

 確定申告のこの時期、佐川の罷免を求める署名が2万人に達し、霞が関の財務省本庁舎前には、佐川を辞めさせろというデモが押しかけている。

 だが、裸の王様である安倍にはそれが見えず、国会でモリカケ問題について答弁する関係省庁の幹部に対して、「もっとはっきり否定せよ」という「PMの指示」と書かれたメモが入るそうだ。

 プライムミニスター安倍のメモ。ふざけた話である。

 一方の佐川長官の方は、ポストが追いかけたところ、家には帰らず、公用車に乗ってホテル住まいだという。

 哀れここに極まる。一将枯れて万骨もみな枯れるのである。

 ところで流通ニュース(2月16日)によると、

「日本出版販売が発表した2017年の雑誌・書籍・コミック売上動向によると、雑誌・書籍・コミック合計売上は前年比4.7%減となった。
 雑誌は6.6%減、書籍は1.9%減、コミックは9.5%減となった。
 コミックは、雑誌・書籍・開発品扱いの集計を始めた2014年は、3.6%増と成長ジャンルだったが、2015年4.9%減、2016年5.5%減と落ち込み、2017年は9.5%減とさらに大きく落ち込んだ」

 講談社、小学館、集英社はコミックでもっている。そのコミックの売り上げが大きく落ち込んできているというのは、ゆゆしき事態である。

 もはや出版界は「非常事態宣言」を発令してもいい。といっても事態を改善するいい知恵などあるわけもないだろうが。

 今や球界の盟主になったと「判断ミス」をしているのかもしれない日ハムだが、その日ハムのオーナーで、日ハム株式会社の社長だった末沢寿一氏(63)が1月29日付で突然社長を辞任した。

 会社発表は「一身上の都合」で、社員にも詳しいことは知らされなかったが、新潮によると、昨年10月に欧州旅行に出かけるとき、羽田空港内の航空会社のVIPラウンジで、とんでもないセクハラをしていたのが、辞任の理由だというのである。

 ラウンジにいる女性アテンダントに、「この後、彼氏とデートするのかな?」「彼氏とするときは制服でするの?」、一行の一人から「(末沢)社長がシャワーを浴びているから、社長の体、洗ってあげてよ」。

 当然、航空会社側は、上客といえど、こうした行為を黙認するわけにはいかない。日ハムを訪れて報告し、内部調査が行われ、事実だったことがわかり、めでたく末沢と執行役員はクビになったというのだ。

 この記事が出てから、大手メディアは後追いをしている。

 今週の1位もこれで仕方ないだろう。

 ようやく2月15日発売の文春と新潮が、秋篠宮眞子さんの「結婚延期」について報じた。

 新潮は、先週、12日が祝日のため水曜日発売にしたから、これについての報道は間に合わなかった。

 だが、文春は平常通りの木曜日発売だから、締め切りは6日、火曜日の夕方であろう。文春が今号で報じているように、結婚延期を宮内庁が発表したのは6日の4時半である。

「その直前から宮内庁記者クラブは騒然としていた」(文春)のだから、なぜ、締め切りを半日延ばして差し替えなかったのであろう。

 私の経験を話そう。締め切りになった記事を、印刷所と掛け合い、輪転機を止めて差し替えたことが覚えているだけで2回ある。

 1回はフライデーの巻頭の記事。ゴルバチョフ大統領(当時)来日が直前で中止になった時だった。

 2回目は、田中角栄元総理が亡くなった時。これは金曜日の昼だったので、刷り上がった週刊現代をトラックに積む寸前、できる分だけでいいからと印刷所に頼み込んだ。時間的に記事を差し替えるわけにはいかなかったので、1ページ広告を2本外して、1時間で書き上げた原稿を入れ込んだ。そのために、2ページ見開きにはできず、1ページずつ飛び飛びだったが。

 今は力関係が違うといわれれば頷くしかないが、文春の場合、数時間遅らせばできたはずだ。そんな無理をするより、間に合わなければデジタル版に載せればいいと考えたのだろうか。そうした考えが紙の部数を落としてしまう要因ではないのかと危惧する。

 さて本題へ移ろう。両誌のこの件についてのニュアンスが違うのも読みどころである。新潮は「『眞子さま』サヨナラの胸の内」というタイトルから分かるように、この結婚は「破談」になると見る。

 文春は、読む限り、そこまで断定はしていない。文春から見てみよう。

 冒頭、昨年12月初旬、神奈川県葉山町にある人気フランス料理店「ラ・マーレ」で、仲良く食事を取る眞子さんと小室圭さんの姿があったと書き始める。

 だが、その日以来、2人のデート姿は確認されていないという。文春は、圭さんの母親の「金銭トラブル」を最初に報じたのは週刊女性(以下、週女)だったと書いている。だが新潮は「金銭トラブルがあるという内容の記事を女性誌が掲載」と、誌名を出していない。

 新聞がよく「一部週刊誌の報道によれば」と書くのを批判しているのに、どうしたことだろうか?

 文春によれば、週女報道直後、小室さんが極秘で宮内庁を訪問。「日本テレビの報道によれば、小室さんは昨年から今年にかけて合計六回も秋篠宮邸を訪れた」(同)という。

 さらに1月下旬に宮内庁担当記者たちと宮内庁幹部との懇親会が開かれ、山本長官も来ていて、「この日も思わず『小室さん大丈夫かな』と漏らしていました」(宮内庁担当記者)。

 だとしたら、なぜ、記者たちは長官に、その真意を問いたださなかったのか。私には不思議である。

 よく、皇室から出て行かれる女性の相手の調査を宮内庁はあまりやらないと報じられていたが、文春によれば、そうではないようだ。

 婚約報道が出た後、小室さんの住む横浜市内の自宅周辺を、宮内庁の職員が個別訪問して、「小室圭さんはどんな人か」「トラブルはないか」などと聞いて回っていたと、住民が証言している。

 だが、これも“徹底的”ではなかったため、小室圭さんの母親と以前、婚約していて、後日、金銭トラブルになっている男性X氏は、仕事に出ていたため留守で、職員は訪問していないそうだ。

 また、天皇皇后や秋篠宮夫妻の動きも活発になっていた。1月中旬、秋篠宮夫妻が夜、天皇皇后と面会していたそうだ。

 ある宮内庁OBにいわせると、こういう時に天皇は意見を積極的にいうことはなく、「今回の延期は、紀子さまが美智子さまにご相談になって決められたのではないか」と話している。

 だが、眞子さんの結婚の意思は変わっていないという。2人で出したとされる「文書」は眞子さん自身が書いたもので、中に「両陛下は、私たちの気持ちを尊重してくださいました」とある。実は、眞子さんと天皇の間には「ホットラインがある」(宮内庁関係者)そうで、「天皇陛下の『ご裁可』と眞子さまの『お気持ち』を尊重した結果、出てきた案が今回の『日程の変更』だ」と文春は見る。宮内庁担当記者にもこういわせている。

「宮内庁のバタバタぶりから婚約解消とばかり思っていました。延期とはウルトラCです」

 小室圭さんは勤めている法律事務所へ「お互い忙しくて延期になりました」と連絡しているという。

 新潮は違う視点だ。いくつか見てみよう。

「眞子さまが『将来の設計図を描けない』と述べられているわけで、つまりは“取り止め”を示唆しています」(宮内庁関係者)

「眞子さまのお受けになった衝撃は察するに余りあり、周囲では『まるで結婚詐欺に遭ったようなものだ』などと、強い言い回しで嘆く者もいるほどです」(秋篠宮家の関係者)

「紀子さまは小室さんのことをただの一度もお褒めになったことがなかったからです。それだけでも異常事態」(宮内庁関係者)

「宮内庁側としては、小室さん側から辞退を申し出てくれる方向に持っていくのが理想ですが、その通りにならない場合、専門家を交えて話し合うケースも想定しなければなりません」(宮内庁関係者)

 破談やむなしという書き方である。今週の週女も、眞子さんが、こんな大事なことを自分になぜ話してくれなかったのかと、圭さんへの不信感を露わにしていると報じている。

「家庭内は“この件をなぜ知らせなかったのか”という雰囲気が漂い、ピリピリしています。眞子さまは、圭さんの抱えるトラブルを知らなかったことに責任を感じてしまい、自室にこもりがちになり、食欲も減退されてしまいました」(秋篠宮家の関係者)

 こちらも破局へ向かうと見ている。

 先日会った日刊ゲンダイの幹部氏は、眞子と小室が別れるのは既定路線だと、にべもない。

 メディアの多くは破談になると見ている。だが、この件にはまだ解明されなければいけない「不透明」な疑問点がいくつかある。

 X氏が圭さんの母親にカネを返してくれと手紙を書いたのは13年8月だそうだ。その後、あのカネは贈与だと母親側は主張し、婚約を一方的に破棄されたことで精神的に傷を負ったという文面をX氏に突きつけたという。

 それがいつかはわからないが、なぜ今頃になってX氏は週刊誌に話したのだろうか。なぜ息子思いの母親が、婚約前に、このトラブルを解消しておかなかったのか。

 X氏は、ジャガーに乗るほどカネがあったのに、なぜ、400万円ほどのカネにも困るほど困窮してしまったのか。

 現代は眞子さんの婚約相手である小室圭さんの母親・佳代さんの元婚約者A氏(60)のインタビューを掲載している。

 A氏は「私の主張は一貫しています。佳代さんに、貸したおカネは返してもらいたい。ただ、それだけです」と、素っ気ない。

 2年間続いた婚約を解消したのは12年の9月。翌年「おカネを返して」と手紙を送り、その年の秋、彼の自宅に佳代さんと「圭さん」が来て、弁護士と相談したという手紙をA氏に渡したという。

 内容は昨日書いたように、おカネは贈与であり、婚約を一方的に破棄されたため、精神的な傷を負ったというものだが、A氏の名前が間違っているし、ワープロ打ちで誤字も多く、サインは手書き。現代も「いささか常識を欠いた印象を受ける」と書いている。

 A氏は、佳代さんとは1回手をつないだことがあるだけで、キスすらしていないと語っている。彼は「私は単なる踏み台だったのでしょう」と自嘲しているが、佳代さんと圭さんにとっては「都合のいいATM」だったのだろうか。

 現代は、安倍首相がこの件について「自分たちでまいたタネでしょう」と冷たい態度だと報じている。それは、次期宮内庁長官といわれる西村泰彦次長、加地隆治宮務主管など、警察庁出身者で固めたにもかかわらず、小室家の「身体検査」も満足にできず、秋篠宮家といい関係もつくれなかったことへの苛立ちがあるようだ。

 実は、女性セブンに、これが事実だったらこの結婚は完全に破たんしたと思うしかない記述があるので、紹介しよう。

 昨年末と年明けに、佳代さんが一人で秋篠宮家を訪れていたが、そこで紀子さんと佳代さんとの間に決定的な亀裂が生じた「佳代さんのひと言」があったというのだ。

「その場で佳代さんが、“騒動を納めるためにも皇室でお金をサポートしてもらえないか”という要求を宮内庁側にしたというんです」(宮内庁関係者)

 紀子さんたちと話し合っていたのだから、要求したとすれば秋篠宮家に対してだと思うが、それは置いておくとして、事実ならばこの母親は眞子さんの義母にふさわしくないこと、いうまでもない。

 ここは週刊誌が得意の「小室圭さんの母親が激白」をぜひスクープして、一部始終を語ってもらいたいものだ。

【巻末付録】

 ポストから。相も変わらずだが、西田幸樹の「なをん」。これだけで100円分の価値はある。いつも可愛い裸をありがとう。だが、ページを開くといきなりおっぱいポロリの女の子というのは、いかがなものか。

 後半に持ってきた方がいいのではないか。電車で開いたとき慌てる。

 後半は写真家・関口照生が撮った「女優・アイドルの時代」。カミさんの竹下景子などあるがヘア・ヌードはなし。

 袋とじは「世界で一番美しい体位の図鑑」。「奇跡の46歳、美しき全裸 中川祐子」「堀江しのぶ 永遠に輝く」。体位についてひと言。こんな姿勢を取ったら脊柱管狭窄症が余計に悪化してしまうがな。

 現代にいこう。袋とじは「霊長史上、最高のカラダを見よ! Iカップ・アイドル あさいあみ 圧巻のヘア・ヌード」「板野友美 誘惑のランジェリー」「木内あきら 完熟ヒップを撮り下ろし!」「山崎真実 乱れる女」。

 また袋とじで「一度きりの完全フルヌードを掲載 坂口良子」。この中ではやはり坂口良子か。乳首も、お尻も、ヘアも見える見える。ということで、今週は質量ともに現代の勝ち。
(文=元木昌彦)

小室圭さん・秋篠宮眞子さまの破局は既定路線? “2年後”の意味は「辞退を待つかたちで……」

今週の注目記事・第1位
「結婚延期の文言に隠された“本当の意味”」(「週刊女性」2/27号)

同・第2位
「貴乃花答える!」(「週刊文春」2/15号)

同・第3位
「小泉今日子独占告白、豊原功補と3年不倫&熱愛全史-キョンキョンの素顔」(「フライデー」2/23号)

同・第4位
「逃げきれないぞ! 佐川国税庁長官」(「サンデー毎日」2/25号)

同・第5位
「理事選直前、小野川親方『大人のおもちゃを買って愛人と不倫密会』」(「フライデー」2/23号)

同・第6位
「茨城妻子6人殺害獄中告白-自分だけ死のうか、みんななくしちゃおうか」(「週刊文春」2/15号)

同・第7位
「西武・今井達也クンが煙草とパチンコに耽った夜」(「週刊文春」2/15号)

同・第8位
「平昌五輪雪原のROE」(「週刊新潮」2/15号)

同・第9位
「地元支持者も嗤う『茂木大臣』の虚偽答弁-政権が火消しに走った買収線香」(「週刊新潮」2/15号)

同・第10位
「『江本孟紀』球界への遺言-<闘病手記>スキルス胃がんにも達観」(「週刊新潮」2/15号)

同・第11位
「誤嚥性肺炎は食べながら治す-絶食はダメ、9割は食べた方がよくなる」(「週刊文春」2/15号)

同・第12位
「チレント地域で見つけた長寿の秘密/『健康長寿』最後の決め手はオシャレ」(「週刊新潮」2/15号)

 今週は現代とポストが合併号だったので、お休み。今週の話題は、なんといっても秋篠宮眞子さんの結婚延期発表であろう。

 不思議なことに、新潮は水曜日発売だから間に合わないが、文春は平常の木曜日発売なのに、このニュースに触れていない。

 無理すれば入れられたと思うが、情報に敏感な文春がなぜと思わざるを得ない。このところの不倫報道批判で、編集長がやる気を失っているのでないといいのだが。

 早速いこう。新潮がイタリアの長寿村の第2弾をやっている。

 先週も触れたが、世界の長寿地域には共通項があるという。日常的に体を動かす。生きがいがある。ストレスが少ない。腹八分目に抑える。野菜中心の食生活。赤ワインなど適量のお酒をたしなむ。社会的グループに参加している。宗教活動に参加する。家族間の絆が深い。

 これはアメリカの長寿研究家・ダン・ベットナー氏が挙げているものだ。

 私は、ストレスはない。野菜中心ではないが多く食べている方である。お酒はたしなむ程度ではなく、飲み過ぎる傾向にある。

 生きがいはないこともない。腹八分目が難しい。無宗教である。家族間、ことにカミさんとの絆は極めて浅い。

 それでも72まで生きてきたのだから良しとするか。

 新潮によれば、その上、オシャレに気を使う人は長生きだという。それはそうだろう。いくつになっても身ぎれいにするというのは、元気で、外へ出かける機会がないとならない。

 今年の始めから脊柱管狭窄症で、足の激痛があり、歩行も困難になっていた時は、オシャレもクソもあったものではなかった。

 ようやく春ですね~。オシャレをして千ベロ居酒屋へでも行きますか。

 最近、誤嚥性肺炎の記事が多い。新潮がだいぶ前にやって部数がよかったという。今週は文春がやっている。

 こうした記事に、少し前は関心がなかった。今はなんとなく読んでしまう。年をとったのだろう。

 誤嚥性肺炎にならないためには、寝ている時、唾液が誤嚥して肺に入らないようにすることである。

 そのためには、座布団ぐらいの枕を用意して、上半身を15~20度ぐらいに起こして寝るといいという。

 それから大事なのは口腔ケアだ。歯と歯の間の歯間、舌、口蓋(口の天井部分)をきれいにする。

 食べるときは、下45度に顔を向けながら、安定した姿勢で食べる。

 私はカミさんから「犬食い」だといわれるから、このままでいいのだろうか。ご同輩、肺炎の多くは誤嚥性肺炎だ。お気をつけあれ。

 新潮によれば、エモやんこと江本孟紀(70)がスキルス性の胃がんだそうだ。

 手術をして全摘されたが、あれこれ考えずに、再発するまでは好きなことをやると文春でいっている。

 旨いものを食って、いい景色を見ておこう。好きなハーレーダビッドソンでアメリカ大陸横断をやりたいと、意気軒昂である。

 野球も辛口を止めない。大谷の二刀流は明らかに失敗だという。エモやんの批評に、大谷はどう答えるのか、日本ではなく、アメリカのプロ野球の開幕が待ち遠しい。

 新潮の茂木経済再生相の「買収線香」問題は、新潮によれば、二階幹事長も「茂木の線香? そんなの問題あるに決まってるだろ」といったという。

 茂木の事務所関係者も「政党支部が配っているなんて茂木の弁明は嘘。国会では本人による配布を否定しましたが、それも嘘です」

 安倍政権は茂木の疑惑の火消しに奔走したが、安倍首相本人が、モリカケ問題で、ウソをつきどおしなわけだから、上がやっているんだから、俺たちも「否定し続ければ本当になる」と考えてもおかしくはない。

 嘘つきは……は死語なんだろうな。

 さて、平昌五輪が始まった。開会式のNHKの視聴率はいいらしいが、すこぶる評判が悪いのは寒すぎることだ。マイナス20度にもなるのでは、野外では競技どころではないのではないか。

 今回一番の注目は、フィギュアスケートの羽生結弦と、スキージャンプの高梨沙羅だろう。

 羽生は11月に練習で4回転ルッツを跳ぼうとして転倒した。右足関節外側靭帯損傷というケガで全治3~4週間といわれていた。

 だが回復は遅れ、リハビリは90日以上になり、マスコミは完全シャットアウトだったと新潮が報じている。

 本格的な練習を始めたのは1月上旬。団体戦を欠場して個人戦だけに出るというのも、ケガの具合が心配で、ぶっつけ本番の個人戦しかできないのであろう。

 だが、新潮は「ケガの具合を伏せ続け、ライバル選手を疑心暗鬼に陥れる心理作戦も加わった。66年ぶりの2連覇達成の公算は大か」と結ぶ。

 そういえば、羽生のコーチも、テレビの取材でやけに明るかったな。

 心配されていた高梨沙羅は、フィンランドで調整するはずが天候不良のためまともな練習ができず、ルーマニアW杯も雪不足で中止、その上11戦連続未勝利と、五輪雪辱は難しい状況といわれていたらしい。

 だが結果は3位と、よくがんばった。本人が一番ほっとしているだろうな。

 いつも五輪前には、メダルがいくつ取れるかとメディアは騒ぐが、その通りになったことはない。

 今回は、小平奈緒と羽生が取れなければ金はゼロになるだろう。羽生は心配だ。

 文春のグラビアに、西武の今井達也がたばこをくわえてパチスロをする姿が載っている。

 一昨年ドラフト1位で入団したにもかかわらず、右肩を痛めて戦線を離脱している。

 弱冠19歳。たばこはいかんわな。球団は5月まで対外試合出場停止という「厳しい」処分を発表した。

 馬鹿は……も死語だろうか。

 お次は文春。茨城で妻子6人を殺害して放火した小松博文(33)が、獄中告白している。

 小松と妻の恵さんが出会ったのは8年前。病院で働いていた恵さんは、小松から声をかけられて知り合い、小松は恵さんのアパートに転がり込む。

 彼女は離婚していて、当時3歳の子どもがいた。3カ月後に妊娠がわかり、出産。その2年後、さらにその2年後には双子が生まれる。

 彼女が病院の事務職で働くだけでは家計を支えられない。小松は建設業や除染作業員などをやるが、どれも長続きしない。

 仕方なく恵さんはスナックで働き始める。しかし、それからお決まりの、妻に男ができるのだ。

 携帯電話を調べ、男の存在を知る。それから妻の後を追って男のアパートを突き止める。

 その男と対決するのだが、男が暴力団関係者のようなことをいったというので、帰ってしまう。

 恵さんは、件の男に結婚していて子どももいることを打ち明けている。だが、2人とも、体の関係はないといっている。

 一度は、その男と縁を切るなら離婚に応じると、小松は同意した。だが恵さんの心はその男から離れない。

 そうやって、小松は疑心暗鬼になり、ついには、自殺しようか、「みんななくしちゃおうか」踏ん切りがつかない。

 再び話し合いがされ、ついには離婚届けを出すという結論が出た日の前日、凶器を買いそろえて、早朝、凶行に及ぶのだ。

 恵さんを刺すシーンは、読んでいてこちらも震えがくる。

「自分の心臓の音が近所に聞こえるんじゃないかと思うくらい大きかった。身体がこんなに震えるのかと思うくらい激しく震えた。寝ている妻に近づいて、布団の上から一刺し……しました。その時、妻が長女の名前を呼んだんです。『ムー』って。その声を聞いて余計に焦った。無我夢中で刺した……それから長女の方に向かって行き」

 子どもを刺した記憶はないという。やったには違いないが、すっぽり抜け落ちているというのである。

 それでも「死刑は恐ろしい」という。こんな男を死刑にしても、恵さんや子どもたちが生き返るわけではないのだが。

 フライデーに小野川親方(35・元幕内北太樹)が、彼女とホテルへしけこむ前に、六本木の「ドン・キホーテ」で、大人のおもちゃを買っていたという、バカバカしいけどおかしい記事が出ている。

 だけどフライデーもよくこんなところを撮ったね。ホテルまで追って、2人が入るところを撮っているから、情報があったのだろう。

 この聞いたこともない元力士も、理事選では一票持っているんだ。町田市で豆まきのイベントを終えた小野川に直撃している。

 浮気ではない、英語の先生と勉強していたのだといい張る。だが、ちなみに「ドンキ」で何を買ったのかと聞かれ、

「その時使う物かどうかは、また別じゃないですか。そそそそ、そうだから。それじゃ」

 そりゃ慌てるわな。英語で大人のオモチャってAdult toysっていうのかな。小野川さん、教えて!

 さて国会が始まって、またまた森友問題について厳しい質問が野党から飛んでいる。

 さらに、森友学園への土地払い下げ問題で、虚偽答弁をくりかえし行った佐川宣寿前財務相理財局長が国税庁長官に出世したことで、野党から批判が続出している。

 朝日新聞DIGITAL(2月13日12時51分)によると、

「長妻昭氏(立憲民主)は、16日から始まる確定申告に支障がないかを問題視。『(佐川氏は)自分は逃げ回って、国民は確定申告に来い(と言う)。道理が通るか』とただした。
 麻生太郎財務相は『現時点で特段の支障が生じているわけではない』と強調しつつ、『明日から起きるかもという話だが、当然そういうことも起きることは十分ありうる』。さらに『苦情が起きるんじゃないかとおっしゃったので、そういうことも起きるかもしらんということだ』と述べた」

 サンデー毎日は、安倍首相のこの問題に対する答弁は、籠池被告の些末な発言を取り上げ、言外に「籠池はウソつきだ」と匂わせる、籠池発言を事実だとして政権を批判した野党への逆恨み、朝日新聞を中心とした報道への批判、聞かれたことをはぐらかす、ヤジに過剰に反応するなど、この問題に真摯に応えようという姿勢がないと批判している。

 この問題はまだまだ追及する必要があること、いうまでもない。

 朝日新聞も、もっと元気を出して、追及する材料を報じ、安倍のウソで固めた森友、加計学園問題で安倍を追い詰めてほしいものだ。

 小泉今日子が豊原功補との3年不倫を告白して話題になっている。フライデーがその小泉の「独占告白」をやっている。

 小泉は長年いたバーニングプロから独立し、「明後日」という面白い名の個人事務所を立ち上げた。

 それと同時に豊原との「不倫関係」も明らかにしたのだが、本人は「スッキリは全然、していません」といっている。

 それは「自分の真意が伝わらない」ことにあるというのだ。豊原との仲は、フライデーが報じた。以来、「豊原は離婚している」という情報がインターネット上で流布し、「(豊原の)ご家族の存在が伏せられた形になってしまった」。だが、優秀なメディアの皆さんが、豊原に妻子があるのだから結婚できないことをわからないはずはないのに、「もうすぐ結婚か」という記事がチョコチョコ出てしまう。

 豊原の家族の存在をスルーしてしまったことが、ずっと気になっていたという。

 フライデーで報じられた時、バーニングはコメントを出さなかった。他のメディアも、周防郁雄というドンがいるプロダクションを「恐れて」、後を追うところはほとんどなかった。

「あの時、いまと同じような(各メディアに不倫と報じられる)結果になっていれば、色んなことの未来につながっていたんだろうという気がしていて、それは私の中で後悔しているところです」

 小泉にとって、豊原は再婚相手というよりも「力強い仲間」だという。

 だが、こうしたことを公言すると、CMの依頼は来ない、民放のドラマ出演も難しい、豊原の妻から訴えられることもあるかもしれないと、広告代理店テレビ局担当なる人間がしたり顔で話している。

 小泉はそんなこと気にしはしない。バーニングの周防郁雄氏に唯一ものをいえる人間であり、自分はこう生きていくというどしょっぽねがドーンと座っている女である。

 これからがさらに楽しみな女優だ。

 貴乃花がようやく口を開いた。2月7日、テレビ朝日の特番で、山本晋也氏(何で山本なのだろう)のロング・インタビューを受けた。

 今日発売の文春でも貴乃花のインタビューをやっている。テレ朝のほうは理事選の前と後、2回インタビューしたそうだが、文春は、理事選に「落選」した翌日。

 テレ朝では、理事選で2票しか入らなかったがと聞かれ、サバサバした表情で「見事に落ちました。でも無風ではなく選挙になっただけでも、意味があった」と答えていた。

 どちらもほぼ同じ内容だから、文春を引用させてもらうが、貴乃花のいいたいことは以下のことに尽きる。

「(貴ノ岩を=筆者注)殴った、殴らないといった、相撲界ではよくある話――で済まされる事態ではなかったんです。土俵ではなく酒の席で、凶器も使われ、一人が重傷を負わされたんです。(中略)後々、暴行の様子が分かってくると怒りに震えました。あいつらそこまでやったか、よくもオレの子に手を出してくれたな、あげくに、それをよくも躾のためだと言えたもんだな、と」

 この暴力行為は内々で解決するようなものではない。それはうちの部屋だ、モンゴル人だからではなく、それぞれに師匠がいることだし、相撲界全体が向き合わなければいけない問題だと熱を込めて話す。

「なのに、被害者の貴ノ岩にも非があるように言われてしまった。やられた方も悪者にするって、考えたら恐ろしいことですよ」(貴乃花)

 それに続けて貴乃花は、「相撲協会のあるべき姿とは、人を大事にすることです。それが相撲界の未来を左右するんです」と語る。

 耳触りのいい抽象的な表現だが、人を大事にする相撲界にするんだ、という主張に反対する人間はいないだろう。

 相撲界に根強くある、弟子を「可愛がる」ためという屁理屈をつけた暴力やいじめを、どうしたらなくせるのか、私だったらもっと突っ込んで、具体的にいってくれというのだが、山本監督も文春も聞いてはいない。

 テレビでは、今の相撲協会を飛び出て独立するようなことをほのめかしていたが、文春では、「ゆくゆくは大相撲全体が一つの一門になるのが理想です」と、やや違ったいい方をしている。

 テレビと文春を読んで、貴乃花のいい分にも一理あるのはよくわかる。だが、協会側と対立している貴ノ岩のケガの程度(貴乃花は重傷だといっている)、殴打事件の発端になった貴ノ岩の「俺たちの時代だ」発言(貴乃花は「貴ノ岩はそんなことは全くいっていない」としている)などはいまだ「藪の中」である。

 両者のいい分を聞き、当夜の関係者たちを取材して、なぜあのような暴力事件が起きたのかを解き明かしてくれるノンフィクション・ライターが出て来てほしいものだ。

 土俵以外での暴力は許さないという貴乃花だが、週刊朝日(2/16号)に気になる記事が出ていた。

 貴乃花部屋にいた元幕下・貴斗志が、14年に貴乃花親方に引退届を出されたことを不服として、地位確認などを求めての控訴審裁判(一審は原告の敗訴)でのこと。

 原告側から出された元力士で貴乃花の付き人をしていたA氏の陳述書の中に、「師匠からひどい暴行を受けたことがある」と語っているというのだ。

 14年の九州場所で、貴乃花から紋付き袴のアイロンがけを頼まれた。だがチャンコなどの準備で忙しかったA氏は、それを同期の力士に頼んだところ、その人間が忘れてしまったそうだ。貴乃花にそのことを報告し、詫びたが、「師匠は私の胸ぐらをつかみ、まず平手で10発ぐらい往復ビンタし、その後、こぶしで私の顔面を10発以上殴りました」(A氏)。

 またA氏は、貴ノ岩からも暴行を受けたと証言しているそうだ。貴ノ岩については、引退したB氏も証言調書で、エアガンで後輩力士を撃ってふざけていたこと、後輩力士のみぞおちに何度も「ブルース・リーパンチ」を打ち込んだと話しているという。

 貴乃花側に取材を申し込むと、代理人の弁護士から「事実無根」だと回答があり、こんな事実無根の話を報道しないよう、「慎重にご対応されることを要望いたします」と念押ししたそうだ。

 A氏は、2度目の取材は断ったが、B氏は「法廷で証言したことはすべて本当です」といい、「師匠はアップダウンの激しい人。ニコニコしているのはアップの時だが、ダウンの時は部屋の力士、景子夫人にしか見せない別の顔がある」と語っている。

 朝日はなぜか2ページしかやっていないが、文春、新潮だったら巻頭でやってくる話ではないのか。貴乃花はこの「疑惑」についてもきちっと語るべきであろう。

 ところで、いわんこっちゃない。株が大暴落している。週刊誌業界には「予測したことと反対のことが起こる」というジンクスがある。

 現代は、先週号でカリスマ・エコノミストなる者が「日本株は10万超え」といい、今週は「3万円までは強気で大丈夫か」と書いた。「か」はついてはいるが、「2020年の東京五輪を迎えるころにはバブル以来の3万円台に突入する、という楽観論が大勢を占める」としている。

 トランプは大幅減税と積極的インフラ投資を約束しているのに、NYダウ平均株価は6日、史上最大の下げ幅を記録した。日本の日経平均も大幅に下落し、世界中へ波及している。

 首相官邸には株価が分かるボードが据えられているという。安倍はそれを見て青ざめたことだろう。

 今週の第1位は、秋篠宮眞子さんと小室圭さんとの結婚が延期されたきっかけを作った週刊女性に挙げたい。これこそ週刊誌だ!

 2月6日に、秋篠宮家の眞子さんと小室圭さんの結婚式が延期になったと宮内庁が発表した。さらにお二人の「お気持ち」を公表した中に、

「現在予定している秋の結婚までに行う諸行事や結婚後の生活について、充分な準備を行う時間的余裕がないことを認識するようになりました」

「再来年に延期し、充分な時間をとって必要な準備を行うのが適切であるとの判断に至りました」

 という文言があり、さまざまな憶測を呼んでいる。

 記者たちが、延期は、週刊誌の「小室さんの母親の金銭トラブル」報道の影響かと尋ねると、それはないと宮内庁側は答えている。

 だが、結婚式は11月だから、時間的にはまだ余裕があるはずだ。再来年まで延ばせば、「永すぎた春」になるかもしれないと心配になる。

「眞子さま婚約破棄」という大見出しが、スポーツ紙や週刊誌に載る日が来るのではないか。

 祝福ムードが一転、もやもやした暗雲が垂れ込めてきたようである。

 小室圭さんの母親の金銭トラブルを、最初に報じたのは週刊女性(以下週女)の12月11日発売の号だった。

 タイトルは「秋篠宮家はご存知か! 眞子さまの婚約者・小室圭さん母『400万円』借金トラブル」。

 佳代さんが家を出るときの写真を掲載し、圭さんのICUの授業料や留学費用、生活費だといわれ、男性側が振り込んだ明細(友人提供)まで載せている。

 だが、元婚約者という男性は、借用書をもらっていないから、裁判を起こしても「贈与と認識していたのではないかと推認されてしまう可能性が高い」ため、取り戻すことは難しいと、同誌で天辰悠弁護士が語っている。

 この時はさほど話題にはならなかった。この後追いで、新潮と文春が報じたことで火が点いた。

 先週のこの欄でも紹介したが、新潮は「いわば広義の『援助交際』といったところか」とまで書いた。

 さらに、息子の圭さんがアメリカに留学するとき、母親が、ホームレスが多いから近づくな、結核がうつると注意していたことまで暴露された。間の悪いことに、結核予防に取り組む公益財団法人「結核予防会」の総裁は秋篠宮紀子さんなのだ。

 以前にも触れたと思うが、美智子皇后は雑誌、それも週刊誌をよく読んでいるといわれる。

 週女は先週号でも、母親の佳代さん(51)の件で小室圭さんが、年末年始に極秘で宮内庁から呼び出されていたと報じている。

「美智子さまは、皇室記事をほとんどチェックしていて、今回の借金トラブルにも憂慮されているようです」(皇室ジャーナリスト)

 こうした報道が出る中、小室圭さんが秋篠宮に、「この件はまったく知らなかった。直接説明したい」と申し出たという。

「しかし、秋篠宮さまは申し出に対して“結構です”と、はっきり断られたんです。その際の秋篠宮さまは、圭さんのことを信用しているから断ったというご様子では、なかったそうです」(宮内庁関係者)

 圭さんは留学から帰ってきたとき、その男性のところへ「ありがとうございました」と直接伝えているそうだから、知らなかったというのは無理があるようだ。

 週女は、この件にかなり詳しい情報源を宮内庁に持っていると見える。週女が発売された日と同じ6日に、宮内庁は結婚式の延期を発表している。

 なぜ、こうしたトラブルを、大事な息子のはれの日の前に解決しておかなかったのだろう。もらったものだから返すいわれはない。それはそうかもしれないが、皇室というところはこうした男女間の醜聞を嫌がるところだと思う。

 嫌ないい方になるが、この報道が出てから、小室圭という人物を見る目が少しだけ変わってきた。

 朴訥で優しい男の子から、若いのにそれなりの苦労をしてきた若者なんだなと。そうした男性のほうが、世間を知らない眞子さんにはいいのではないか。そうも思っているのだが。

 女性セブン(2/22号)は、文春と新潮が圭さんの母親の金銭トラブルを報じる前の1月20日に、紀子さんと眞子さんが極秘で皇居へ行っていたと報じている。

 さらにセブンで「小室家のスキャンダルがさく裂した背景は、明らかに一部の勢力の思惑が働いています。結婚延期という急展開は、その筋書きに導かれる形で現実になったんです」と皇室ジャーナリストが語っている。

 記事の中で、その勢力についての説明はないが、美智子皇后が、雅子さんや紀子さんを誹謗するような記事が出ると、それをフォローするために、厳寒の夜でも、赤坂御所などへ出かけていると報じている。

 現在の皇室内の様々な問題に対処しているのは美智子皇后ご自身だというのである。そうなると、眞子さんの結婚延期も、美智子皇后の一存で決まったのだろうか。まだまだこの問題、一転、二転あるような気がする。

 先週会った日刊ゲンダイの幹部氏は、あっさり、眞子と小室が別れるのは既定路線だといった。

 にべもない。だが、そうなったとき、眞子さんの心痛いかばかりであろう。

 今週の週女は、続報として、眞子さんが、こんな大事なことを自分になぜ話してくれなかったのかと、圭さんへの不信感を露わにしていると報じている。

「正式婚約の前にこんな重大な事実を話さなかった圭さんに対して、眞子さまは“なぜ話してくれなかったの”と圭さんを怒るとともに、そうとうなショックを受けておられました。
 家庭内は“この件をなぜ知らせなかったのか”という雰囲気が漂い、ピリピリしています。眞子さまは、圭さんの抱えるトラブルを知らなかったことに責任を感じてしまい、自室にこもりがちになり、食欲も減退されてしまいました」(秋篠宮家の関係者)

 結婚延期は、圭さん本人への信用を失墜させてしまったためではないかと、推測している。

 だが、天皇が了承している事案を簡単にひっくり返すわけにもいかない。

「再来年としたのは、小室さん側に対する配慮を含めた表現だったのだと思います。(中略)
 小室さん側からの“辞退”を待つかたちでいったん、2年後に結婚するという発表にしたのではないでしょうか」(宮内庁幹部)

 覆水盆に返らず。もし破談になれば、眞子さんの受けるショックも大きいだろうが、小室さん側も、これだけ世に知られてしまったため、生きていくのは大変であろう。

 次の新潮、文春の続報がどのようなものになるのか、注目したい。
(文=元木昌彦)

相撲協会と全面抗争へ! 貴乃花が見せる“気持ち悪い笑い”の正体とは……?

今週の注目記事・1
「霞が関を紀子妃に走らせた『美智子皇后』の『雅子妃』諦念」(「週刊新潮」2/8号)
「<秋篠宮家>紀子さまと眞子さまの正念場-宮内庁長官も表情を強張らせ」(「週刊文春」2/8号)

同・2
「理事選緊迫<貴乃花潰し>の急先鋒、春日野親方『暴力』と八百長」(「週刊文春」2/8号)

同・3
「貴乃花を座敷牢に放り込め!八角の激烈報復で始まる相撲協会血の60日抗争」(「週刊ポスト」2/16・23号)

同・4
「子供や孫に教えてあげたい『普通に幸せ』な会社50」(「週刊現代」2/17・24号)

同・5
「茂木大臣のウソを暴く買収線香『50人リスト』」(「週刊新潮」2/8号)

同・6
「<コインチェック>580億円消失、27歳社長出川CMとパパ活疑惑」(「週刊文春」2/8号)
「なぜか安泰『27歳社長』の現預金460億円」(「週刊新潮」2/8号)

同・7
「佐川国税庁長官が約束された華麗なる天下りライフ」(「週刊文春」2/8号)

同・8
「被害女性が怒りの告発!<廃業寸前>大砂嵐の『ウソまみれ不倫』」(「フライデー」2/16号)

同・9
「はれのひ篠崎社長を待つ<自業自得の嵐>-ベンツもロレックスも失い逮捕へ」(「週刊文春」2/8号)

同・10
「長寿世界一のチレント地域に学ぶ/島根の10倍!100人に1人が百寿者」(「週刊新潮」2/8号)

同・11
「『進次郎坊やは安倍総理の言いなり』田中真紀子の砲弾炸裂」(「週刊新潮」2/8号)

同・12
「業界の『顔役』全実名/この人に頼めば大抵のことは丸く収まる」(「週刊現代」2/17・24号)

同・13
「何歳から始めるべきか? 最終結論/70歳へ繰り下げで1100万円得するほか」(「週刊ポスト」2/16・23号)

同・14
「その不動産いつ手放すのが正しいか/いまは日本最後の『土地バブル』」(「週刊現代」2/17・24号)

同・15
「<闘う政治家>野中広務、遺言は『宜野湾に骨を』」(「週刊文春」2/8号)

【巻末付録】現代とポストのSEXYグラビアの勝者はどっちだ!

 今週は現代とポストが合併号。来週の月曜日が休日のためだろうが、現代は480円、ポストは460円、この値段の差はどこにあるのだろう。

 それにしても、2週間売りにしては内容に厚みのないのが残念である。

 まあ、内容が薄いということでは、ほかの週刊誌も負けていないので、今週は順位なしでいく。

 野中広務といえば、ノンフィクション・ライターの松田賢弥氏を思い出す。彼は、小沢一郎批判をしていたこともあるのだろう、野中氏にかわいがられた。

 夜中に電話しても、うるさがられたが、聞いたことには答えてくれたという。野中についての本も出している。

 文春によれば、昨年10月初旬に都議会のドンといわれた内田茂氏との会食中に倒れ、その後、秘書との夕食後にも倒れて意識不明になったという。

 享年92。戦争体験から安保法制反対を公言するハト派だった。沖縄への思い入れは強く、「日本を守ってくれた沖縄に恩返しをしたい」と常々語り、「遺骨は宜野湾に散骨してくれ」といっていたという。

 昨日、名護市長選が行われ、自民、公明が推す新人が当選してしまった。この結果を知ったら、野中氏は何といっただろう。

 本土が狂い始めてきた。それが沖縄へと飛び火したのだろうか。

 現代の不動産の記事を読んでいて不思議に思った。東京西新宿にある「ザ・パークハウス西新宿タワー60」という高級タワマンが売り出したばかりなのに、もう売り物件が出て来ているという。

 それも40階、50階などの人気の高層階が売りに出されているというのである。

 私などは、だからどうしたと突っ込みを入れたくなる。2月5日付の朝日新聞ではさらに、老朽化した高層マンションの問題をこう書いている。

「いま急増している『老いた分譲マンション』問題だ。居住者も高齢になり、相続が大量に発生することも重なって、大規模修繕や建て替えなどに向けた『区分所有者の合意形成』という高いハードルが待っている。(中略)
 13年の住宅・土地統計調査によると、首都圏の築35年以上の『老いたマンション』の割合は、目黒区が36.8%と最も高く、中野区、千葉市と続く。3戸に1戸が『老いたマンション』になっていて、大都市部では耐用年数を超えたマンションの急増が深刻な都市問題になる可能性が高いのだ。
 古くなったマンションは解体するにも億単位のコストがかかり、調達は容易ではない。多くの世帯の合意形成には時間も手間もかかり、簡単には進まない。管理不能状態となり、いわば『スラム化』するマンションも現れている。
 野澤教授(東洋大学の野澤千絵教授/都市計画。講談社現代新書の『老いる家 崩れる街』で、こうした問題を提起している=筆者注)は『数十世帯のマンションでも大変なのに、タワーマンションは1千戸を超えるようなところもある。所得、世代、国籍なども多様で、投資目的で購入し住んでいない人もいれば、長く住もうという人もいる。現時点では何も問題がなくても、長期的にはタワーマンションの維持管理や解体、建て替えの合意形成は、とても難しい。現時点で一般的なマンションですら解決できていない分譲マンションの終末期問題を、将来世代に押しつけてしまいかねない。最終的にタワーマンションが老朽化したとき、誰が建て替えのコストを負担するかの「ババ抜き」になりかねない』と懸念する」

 都心のバカ高い高層マンションも値段が下がり始め、来年の消費税増税、東京五輪を前に、値崩れ必至だという。

 老朽化は心配だろうが、億ションを買える人間を心配してやることはないのではないか。その多くは投資のために買い込んでいるのだから、いい気味だと思わないでもない。

 こうした記事を、買って読みたいと思う読者は多くはないのではないか。いるとすれば、私のように物見遊山気分で買うか、当該のマンションを所有している人たちか。その数はそれほど多くはあるまい。

 ポストの巻頭記事といい、私には編集の意図がよくわからない。私が年をとったせいなのか、下流老人だからなのか。

 ポストの巻頭特集は「年金は65歳か70歳かで1100万円も違う」「退職金は一括か分割か」資産積み立てはiDeCoを50歳から使うと250万円も違う」などなど。

 申し訳ないが、私には、もはや遅すぎて、どれも役に立たない。これからはぜひ、高齢者になってからも役立つ「知識」を教えてほしいものだ。

 現代の「顔役」の記事も理解に苦しむ特集である。昔は児玉誉士夫、笹川良一、田岡一雄など、裏世界を牛耳る「ドン」というのがいた。

 ドンといわれる人間は、その裏に圧倒的な暴力装置もっている。

 昔、福田赳夫総理の金庫番といわれた大谷貴義という人物と親しく付き合ったことがあった。

 最初、なんの紹介もなしに彼の家の広い庭に入っていった。すると、数人の明らかにその筋とわかる人間に取り囲まれた。

 しどろもどろになって、大谷さんに会いたいというと、しばらくして好々爺みたいなおじさんが出て来て手招きをする。

 それが最初の出会いだが、なぜだかかわいがってくれ、私の結婚披露宴にも出てくれた。

 彼は表に出ないから、出席者はほどんど知らなかったが、知っている人間の間では「なぜ大谷が来ているんだ」と騒ぎになった。

 大谷さんの背景にも巨大な暴力装置があった。

 だが、今はそういう人間はほどんどいなくなってしまった。

 国税庁のドン、調剤業界のドン、映画業界の立役者、ヤメ検の後見人などといわれてもなあ。

 笹川堯元衆議院議員が「永田町最後のフィクサー」としてインタビューに答えているが、彼はおやじの笹川良一の威光があるだけで、失礼だがそれほどの大物ではない。

 もはや真のドンは死に絶えたのだ。こういう企画は成り立たない。

 さて、新潮によると、あの田中真紀子が、講演会で、今を時めく小泉進次郎を批判したという。

「小泉進次郎だか金次郎だかが次のスターだと言っているけど、あの子に何の実績があるんですか。
 坊や(進次郎氏)は、“原発の議論をしない国会運営はおかしい、共謀罪法案もおかしい。憲法改正ももっと時間をかけるべきだ”と言っていますが、“あんた、現役のバッジをつけているんだから(国会で)発言しなさい”と言いたい。だけど国会では黙っている。安倍さんの言うとおりに従っているだけじゃないですか」

 真紀子節はまだまだ死なずである。

 お次は新潮の長寿の秘訣特集。今回はイタリア。ナポリからだいぶ離れたティレニア海に面した町・アッチャローリ。人口500人ほどの小さな集落に、世界中から取材や調査団が来るという。

 ここはチレントと呼ばれる地域の一角だが、何しろチレントでは、平均寿命が女性が92歳、男性が85歳だそうだ。人口の2、3%が100歳を超えているという。

 マイワシやカタクチイワシ、それに野菜を食べる。長寿の秘訣はこうだ。

「食べすぎないこと。新鮮な魚や野菜、オリーブオイルやワインに恵まれていること。住民が家族のように仲がよく、ストレスがないこと。そして笑顔でコミュニケーションをとる人が多いこと」

 やはり、食事はほどほどにして、仲間といいコミュニケーションをとれることが、長寿につながるということのようである。

 昼に多めに食べて、夜少なくというのが、これが一番難しい。それとも、昼間から酒を飲んで、早めに寝てしまおうか。昼の酒は利くから安上がりでもある。悩むところだ。

 さて、1月26日に記者会見した「はれのひ」の篠崎洋一郎社長(55)だが、文春によれば、債務の額は約11億円にもなるそうである。

 すでにロレックスの腕時計もベンツも売却し、高級マンションも解約して自己破産の道しかないとも報じている。

 カラオケで井上陽水を歌うのが好きだったようだが、26歳年下の妻と幼子を抱えて、それどころではないようだ。

 自業自得とは、まさに彼のようなことをいうのだろう。

 大荒れ場外乱闘の相撲界だが、無免許運転で追突事故を起こし、「運転していた身重の妻の身代わりになった」などと意味不明なことを県警に話していた大砂嵐にはあきれ果てた。

 その大砂嵐に、離婚していると嘘をつかれ、関係を持ったという名古屋の女性が、フライデーで告白している。

 昨年7月末に、大砂嵐のインスタグラムをフォローしていたら、メッセージが来て、やり取りし、数日後に行われる愛知の巡業で会う約束をした。

 名古屋の水たばこバーの個室で口説かれ、その後、三重県津市の巡業のときに、彼女は呼び出され、ホテルで関係を持った。だが、九州場所に来いという申し出を仕事のために断ったら、連絡が来なくなったという。

 そうしているうちに、ニュースで大砂嵐にエジプト人の妻がいることがわかり、カッときてフライデーに垂れ込んだようだ。

 どうという話ではない。だがこの相撲取り、大獄親方にも、事故の件で心配をかけ、親方のほうが倒れてしまったという。

「結局、『誠実であれ』という私の言葉は、大砂には響いていなかったんだなと……残念です」(大獄親方)

 こんな男のいうことを真に受けて体を許してしまうとは、騙された彼女に人を見抜く力がなかったということだろう。

 佐川宣寿国税庁長官は可哀想な男だと思う。安倍首相の妻の昭恵が、森友学園の国有地払い下げで動いて、格安で払い下げてやったのに、そのことをバラされては困る安倍首相から、“虚偽答弁”を押し付けられ、その「論功」で国税庁長官になったが、いまだに記者から逃げ隠れしている。

 典型的な官僚根性の持ち主で、安倍からは愛い奴と思われているのだろうが、安倍がコケれば、その首も危ういと思う。

 だが、文春によれば、国税庁長官の任期は1年だから、あと約半年ほど雲隠れしていれば、華麗な天下り生活が待っているのだそうだ。

 2代前の長官は、信金中央金庫顧問に、3代前は国際協力銀行代表取締役専務になっているという。

 佐川も天下りを続ければ、生涯年収は8億円を超えるかもしれないというのだ。

 だが、彼が犯した公僕としての致命的な誤りは、どこへ行っても付いて回る。「あれが、あの佐川だぞ」。人肉を食ったことで名を知られた「佐川君」より、有名なのだから。

 ところで、先夜、津田大介さんに呼ばれて六本木ヒルズにあるJ-WAVEに行ってきた。私の右足の痛みは坐骨神経痛ではなく脊柱管狭窄症だそうだ。どこがどう違うのかわからないが、痛む足を引きずりながら。

 テーマは毎度おなじみの「小室哲哉の不倫報道」についてである。週刊誌はイエローペーパーなのだから、面白そうなネタがあれば何にでも食いつく。週刊誌に品格を求めてはいけないなど、どうでもいい話をしてきた。

 不倫といえば、小泉今日子(52)が俳優の豊原功補(52)との不倫を、自分の事務所の公式サイトで発表し、話題になっている。

 2人の仲は、3年前にもフライデーで報じられていたが、本人が豊原と今も「不倫関係」であることを認め、豊原の家庭についても触れているのだ。

「豊原氏にはご家庭があります。最初に写真誌に記事が掲載された時、私はご家族に迷惑を掛けないように守って欲しいという旨をスタッフに伝えました。(中略)インターネットや雑誌などには既に離婚されているという誤った情報が流布されており、そのためにご家族の存在自体が伏せられたような形で報じられ続けてしまいました。(中略)このようなことになり、ご家族にはお詫びの言葉もございません」

 そして「人間としてのけじめとしてご報告させて頂きます」と結んでいる。

 女優としてだけでなく、エッセイストとしても評価の高い才女がなぜ今頃と、喧しい。

 私には事情がわからないが、豊原の離婚が近々正式に決まりそうなのではないか。その前に、こういう形で公表して「けじめ」をつけたのではないのか。

 豊原もあわてて記者会見した。妻とは離婚はしていないが別居していると話していた。

 小泉は、向こうの家庭に迷惑をかけたくないとしているが、これでは2人して豊原の妻に、早く離婚してくれ、俺たちはラブラブなんだから、といっているのも同じだ。

 あまりにも自分勝手だと思うのは、私だけだろうか。

 さて、仮想通貨580億円がハッキングされ流出してしまった「コインチェック」事件は、私のようなIT落ちこぼれにはさっぱりわからないが、大変なことなのだろう。

 新潮によると、仮想通貨というのは1,300種類以上あるそうで、09年から出てきた「ビットコイン」は当時、IBTC(ビットコインの数量単位)あたり0.09円だったそうだ。

 それが14年1月には約8万5,000円、17年1月には約11万6,000円、今年1月の時点では約123万8,000円になっているという。

 初めに10万円購入していたら、現在は1兆3,757億円になっているそうだ。

 この手の話はIT業界には山ほどあるが、私は、こういう話は信じない。土地バブルのとき、同じ土地が裏で売り買いされ、巨万の富を得たという話もあったが、結局はバブルが弾けて元の木阿弥。

 仮想通貨も、同じ類の話だと思うからだ。

 この「コインチェック」という会社を率いるのは27歳の和田晃一良社長。彼は、東京工業大学に入学し、大学在学中に人生のストーリー投稿サイト「STORYS’JP」を立ち上げ、『ビリギャル』などのコンテンツを手がけた。

 だが、これほどのITの才能を持った人間だが、文春によると、口下手で志望する企業を軒並み落ちてしまったという。

 仮想通貨取引所へ進出するのは、14年2月に「マウントゴックス」が470億円相当のコインを消失させることがきっかけだったというから、この若いの、現実世界ではなく仮想空間で遊ぶのが余程好きなのだろう。

 会員登録数100万人弱、月間取引額は4兆円以上になっても、服装や食べることには関心がなく、着た切り雀で年がら年中、会社で寝起きしているという。

 だが肝心のシステムにはカネをつぎ込まず、また「たかだか八十人ほどの社員でセキュリティを万全にするなど不可能でした」(ITジャーナリストの三上洋氏=文春)

 和田とナンバー2の大塚雄介氏が会見して、同社の預貯金から463億円を返金するといった。

 支払い能力はあると見られているようだが、先の「マウントゴックス」も返金するといっていたが、4年経った今も返金していない。

 それに、それだけのキャッシュを持っているとなれば、税務当局が動くから、預貯金を意のままにできるわけはないと、文春で財務省関係者が語っている。

 仮想空間で儲かったカネが、現実に使えるカネとなって戻ってくる。私には、どうしても信じられないのだが。

 新潮が連続追及している茂木敏充経済再生相の「買収線香」問題が、国会でも取り上げられた。

 立憲民主党の逢坂誠二議員が、以前同じようなケースで公選法違反になり、議員辞職した小野寺五典防衛相に、こうした事実があったことを確認した後、茂木氏に、この件を質した。

 茂木氏は、これは政党支部の政治活動として行っている、個人の名前は書いていないから、公選法違反にはならないと答えている。

 さらに逢坂議員は、「名前を書いていなければモノを無償で配っても良いと、そういう御理解ですか」と重ね、そうだと茂木氏は答えている。

 新潮は「これまで頑なに否定していた線香配布の事実を認めた瞬間である」と、勝利の雄叫びを上げている。

 なぜなら、公選法は、氏名が類推されるような方法での寄付も禁じているから、秘書が配布したとしても、秘書の個人名まではわからず、「茂木先生の秘書から」としか有権者が認識していないならば、公選法に間違いなくて抵触するからである。

 新潮は茂木の地元の有権者で線香を受け取った人間にインタビューし、「秘書の名前は……忘れた」といわせている。

 しかも、線香を配るのは政党支部ではなく、各個人事務所で配布先が作成され、配られたと、茂木事務所の元関係者が証言している。

 茂木の地元での高い評価は、手帖、香典、線香の3点セットでできていると指摘し、新潮はこう結ぶ。

「損得で動く政治家と有権者。これ以上の御神酒徳利もあるまい」

 4位は現代の「普通に幸せな会社50」。昔から現代は、息子・娘を入れたい会社、なくなる会社、生き残る会社など、こうした企画をさんざんやってきた。

 だが「普通に幸せな会社」というコンセプトは、なかなか面白い。大企業でもないが、社員にとって幸せな会社というのはある。

 当然というか、残念だというべきか、メディアが一つも入っていない。

 忙しくてもやりがいのある、幸せな職場というのはある。だが今や、新聞、テレビ、出版は、社員にとって居心地のいい、やる気のみなぎる職場ではない。

 この中に長野県にある「伊那食品工業」というのがある。寒天の会社で、社是に「いい会社をつくりましょう」とあり、20年には1日7時間労働にするという。1時間単位で有給休暇を取れるそうだ。

 愛知県にある「エイチーム」は情報・通信の会社だそうだが、業績目標を達成した翌月から毎週金曜日は15時退社を促進していて、労働時間が激減したそうだ。

 岐阜県にある「未来工業」は、全員が正社員で残業禁止。5年に1度は会社が億単位の費用を負担して、社員全員で海外旅行に行く。

 岡山県の「両備HD」は、健康にこだわり、社員とその家族の健康をサポートしているという。

 これからは、大企業で高賃金の企業か、社員いやさしい企業か、2つに分かれ、社員をぼろ雑巾のように搾り取る企業には行かなくなるはずだ。

 さて、相変わらず相撲界のバカバカしいお笑い2題でご機嫌を伺います。困ったことに貴乃花の「相撲界改革」への戦略がいっこうに見えてきませんな。

 2月2日に行われた理事選挙で、貴乃花一門からは阿武松(おうのまつ)親方(元関脇・益荒雄)を立候補させた。だが周囲が反対するのに無理やり貴乃花自身も立候補したが、2票しか入らず惨敗した。

 これはポストによれば、八角理事長がそうとう動いたようだ。

「執行部サイドは立候補の意向を示していた伊勢ヶ濱親方(元横綱・旭富士)に出馬を断念させた。これは執行部側の立候補者を『8人』にしぼり、出羽海一門ながら貴乃花親方に近い山響親方(元前頭・巌雄)を含めた貴乃花グループに『2人分の枠を差し出した』ことを意味する。
 貴乃花親方はこの“和解案”に乗るか、同じ一門の阿武松親方(元関脇・益荒雄)を立て『3人立候補』という“絶縁状”を出すか、最後まで検討を重ねていた」(担当記者)

 貴乃花が出したのは全面抗争という答えだったというのだ。

 だが、貴乃花の戦略が見えてこない。

 今頃になって、貴乃花が昨年12月の臨時理事会で配布した、日馬富士殴打事件の独自報告書の全容が各メディアで報じられているが、なぜ、直後にメディアにも公開しなかったのだろう。

 あの時、会見を開き、協会の隠蔽体質や、位の低い力士に暴力を振るうことが当然視されている悪しき因習をなくすべきだと声を上げていれば、貴乃花支持の声が大きくなっていたに違いない。

 そうすれば、“暴力の権化”ともいえる春日野親方は理事選にも出られなかっただろう。

 貴乃花支持を明確にしている文春は、その春日野が7年前の八百長事件の際、事件に関与した弟子・春日錦に口止めをしていた「証拠」の音声テープを入手したと報じている。

 そこには、八百長事件が佳境を迎えていた時期に、春日野が春日錦に、協会がこの問題で莫大な損害が出ている、そのおかげで理事になるはずだったのがなれなかった、これ以上余計な騒動を起こすな、文科省が動いて外部の人間が入ってくるなど、これ以上しゃべるなと圧力をかけているやりとりが生々しく出ている。

 結果、特別調査委の調査対象は番付下位の人間たちだけに矮小化され、春日錦が挙げていた幕内力士たちは、お咎めなしとなって「膿」は摘出されずに残ってしまったのだ。

 このやりとりの中で春日野は、八百長問題が広がり、多くの力士たちが相撲界から排除されると、

「(相撲界は)学校に行けない、家に金もない、体大きくて、そういう奴らの集まりじゃないか、ハッキリ言って、そういう奴はどこへいくんだよ。犯罪者になるしかねえぞ」

 といっている。これは重大な問題発言である。

 今回、春日野部屋から46年ぶりに栃ノ心が平幕優勝したが、八百長問題が収束して間もない11年11月に、春日野は栃ノ心ら門限破りや服装違反の常習者を、ゴルフクラブで殴って、警察が動いたことが発覚した。

 14年9月には、兄弟子が弟弟子・矢作嵐さんを暴行して、矢作さんは傷害で刑事告訴し、兄弟子は有罪判決を受けている。

 こんな暴力大好きな親方が理事になり、理事長の座まで狙っているというのである。貴乃花は新潮の取材に、こう語っている。

「神事である相撲の力士が土俵の外で暴力を振るうなど、絶対に許されない」

 日馬富士事件を念頭に置いた発言ではあるが、其の言やよし。このところメディアに見せる気持ちの悪い笑顔は、我に勝算ありという笑いなのか、改革を諦めた諦念からくるものなのだろうか。

 新潮、文春両誌が秋篠宮家の眞子さんの婚約者・圭さんの母親の金銭トラブルと、皇室問題を報じている。

「これまでは圭さんの母親の問題と捉えていたが、圭さん本人がある程度関わっていることがわかったので、深刻度が一気に増した」(宮内庁幹部OB=文春)

 だが、先週報じた内容とはさほど違いはない。

 新潮は、美智子皇后が、新皇后になる雅子妃のことを「諦観まじりのご懸念をもってご覧になっている」と書いている。

 さらに「年末、皇后さまは雅子妃殿下にある『ご指導』をなさったのです」(宮内庁関係者)。それは「公務においては涙を見せないように」ということだったそうだ。

「皇后さまのご指導は、『私たちは公務においては、いずれの場でも同じように振る舞わなくてはなりません。感情の表し過ぎには気をつけましょう』とのご趣旨だったと伺っております」(先の宮内庁関係者)

 しかし、現在、皇后の公務は年間340件。雅子妃は60件ほどだという。体の問題もあり雅子妃がすべてを引き継ぐのは無理であろう。

 そこで皇后は、秋篠宮紀子さんと「両妃で1人の皇后」といった工夫をすることを考えているというのである。

 さらに新潮は、私には不謹慎と思えることまで予測している。それは、皇太子が新天皇になっても、皇后の体調との板挟みになり、「玉座を弟宮に譲るという考えに至らないとも限りません」(侍従職関係者)。

 宮内庁では現在、こうした見通しが誰とはなしに広まり、共有されているというのだ。

 そうなれば一番喜ぶのは、秋篠宮紀子さんということになるのだろう。紀子さんは、「皇后の映像を取り寄せては、表情やお手振りの仕方を学ばれた、と言われています。(中略)紀子さまの親しみやすさは、『以前にもその人に会ったことがある』かのように話されるためでもあるのですが、そのご様子が美智子さまそっくりなので驚かされました」(皇室担当記者=文春)。

 皇室の権力をめぐる女の戦い。週刊誌的には面白いのだろうが、私は感心しない。ここはじっと見守るべきだと思う。

 ところで、文春の秋篠宮の記事の中に、こういう場面があったので紹介しておこう。昨年8月、秋篠宮と眞子さんはハンガリーへ私的な旅行をした。

 結婚をひかえた長女と父親の水入らずの時間。ハンガリー建国記念日の祝いで花火が上がった。秋篠宮が「行くぞ!」といってホテルを飛び出していった。眞子さんもその後を追いかけて、ドナウ川の川縁の群衆の中で、2人並んで花火を見上げていたという。

 まるで小津安二郎の『晩春』(1949)の一シーンのようではないか。あの父親は男やもめだったが。

 眞子さんは今回のトラブルも、秋篠宮にすべてを話し、助言と強い支えをもらっているはずだ。他人が心配することはない。

 そういえば、私も昔、ハンガリーに遊んだことがある。その日はちょうど巨人対中日戦があり、どちらも勝てば優勝という最終戦だった。

 気になっていたので、ホテルのテレビでNHKニュースを見ようとチャンネルをひねった。放送が始まると、いきなり桑田が映し出され、「あと一球」の歓声しきりであった。巨人の勝利を確信した。

 早速、熱心な巨人ファンであるおやじに「巨人優勝、おめでとう!」と書いたFAXを送った。

 外に出て、ドナウの川に向かって「巨人の星」を大声で歌って歩いた。懐かしい思い出である。

【巻末付録】

 現代、ポストともに合併号だから、グラビアには手間とカネをかけているようだ。何しろ数が多い。

 ポストから見てみよう。

「朝比奈彩、神々しいビキニ-バラエティやドラマで活躍する9頭身女神」。これは西田幸樹カメラマンの撮影だ。ヘア・ヌードはなし。

 袋とじ第1弾は「動く富士出版-熟女専門写真集の老舗が撮っていた衝撃の60分動画」。私は見たことはないが、このところやたらと多いQRコード入力、スマホで見る動画だ。

 後半の袋とじは「現役グラドル5人の『ひとりエッチ』動画」。これもQRコード入力。今度見たら報告しよう。お次は「グラビアアイドル大戦争/グラドルスター年表1990~2018」。

 ついにこんなのまででてきた。「ゴルゴ13のSEX伝説-連載50周年メモリアル」。少しもセクシーじゃない。

「辺見えみり、20年前のセルフヌード-大反響を呼んだ元祖自撮り写真集」「伝説のお色気番組『11PM』美女のお宝ヌード」「永遠の美熟女、五月みどり-みどりさんのグラマラスなカラダ」「ピョンチャンへとどけ!ハダカのチャンピョン!-全裸でエール27体」。フーッ、疲れるね。

 現代は、「吉岡里帆、ピュア・ヒロイン-ひたむきで、まっすぐな姿」。袋とじは「あなたの街の有名マンション『本当の値段』」上下。もう一つの袋とじは「『100人100個のヘア付き女性器』-恥部と深部の関係を読み解く」。いやはやご苦労様というしかないね。

「大原優乃、こんなに大きくなりました-『ようかい体操』の女の子」「再現ドラマの女王が脱いだ!-『行列のできる法律相談所』の常連」「『アソコの毛、ぜんぶ抜く』大作戦-女子たちも知らない未知の世界」。

 とまあ、下手な鉄砲とまではいわないが、数で稼いでいるという印象は否めない。
よって今週は引き分け~。
(文=元木昌彦)