日大アメフト部問題でも独走した「週刊文春」のスクープ力! 内田前監督の“自供テープ”も……

今週の注目記事・第1位
「日大アメフト監督『14分の自供テープ』」(「週刊文春」5/31号)

同・第2位
「『タックル問題』どこ吹く風でアタタタタ、日大ドンが渦中にパチンコ三昧」(「週刊文春」5/31号)

同・第3位
「『内田監督』が1プレーで壊した日大『危機管理学部』」(「週刊新潮」5/31号)

同・第4位
「日本大学の解剖」(「週刊ポスト」6/8号)

同・第5位
「日大『悪質タックル』事件 核心証言、せんぶ書く!」(「週刊現代」6/9号)

同・第6位
「愛媛県知事中村時弘独占90分!」(「週刊現代」6/9号)
「『安倍よくないね!』<見え透いたウソ>に愛媛の怒り」(「週刊文春」5/31号)

同・第7位
「朝日新聞女性記者が上司から無理矢理キス!?」(「週刊文春」5/31号)

同・第8位
「三浦春馬、トップモデルと深夜のデート愛-人気俳優の初々しいプライベート」(「フライデー」6/8号)

同・第9位
「『西城秀樹』傷だらけのプライバシー」(「週刊新潮」5/31号)

同・第10位
「イギリス電『CA監禁凌辱』の男は開成出身」(「週刊新潮」5/31号)

同・第11位
「本音は会いたい大統領」(「AERA」6/4号)

同・第12位
「株主総会直前に大株主が本誌に宣言!『東芝・車谷会長の退陣を要求する』」(「週刊現代」6/9号)

同・第13位
「『中韓』もかくやの『本家』『元祖』大論争-カレーの自由軒に家系ラーメン」(「週刊新潮」5/31号)

同・第14位
「歯科医を疑え!」(「週刊現代」6/9号)
「10年前の歯科治療があなたの体を蝕んでいる!」(「週刊ポスト」6/8号)

【巻末付録】現代とポストのSEXYグラビアの勝者はどっちだ!

 先週は日大旋風が吹き荒れた。といってもいい話ではなく、呆れ果てたポン大の面々に日本中からブーイングが巻き起こったのだが。

 その話はあとでするとして、現代とポストは期せずして歯科医問題を特集している。

 ポストは巻頭で、手抜き銀歯や健全な歯まで削る、いい加減な神経治療では全身に細菌感染が広がるなど、10年前の歯科治療があなたの体を蝕んでいるという恐ろしい特集だが、今頃10年も前の歯の話をされてもなというのが、私の正直な感想である。

 現代も、インプラントをすすめられたら、「インプラントを入れて5年後、10年後、他の歯はどうなりますか」と尋ねろ、とりあえず削りましょうといわれたら、「口腔内のデータをください、虫歯の原因、再発予防法を教えてください」と聞けという、ポストと同趣旨の、歯科医を信用してはならないという特集である。

 私も、いくつかの歯医者にかかったが、確かに、歯科医には月とスッポンぐらいの力量の差があると思う。

 こうした不易流行の問題をやるのはポストの得意手だが、現代までなぜと思わざるを得ない。

 だが先日、現代の編集部員からこんな話を聞かされた。

「最近は、ポストに抜かれる週が多いんです。われわれも現代のほうが週刊誌らしいと思うのですが、売れ行きが悪いため、編集長は、ポストの健康ものや相続税特集など、そうした企画を取り入れてやる方向になってきました」

 どちらも20万部そこそこの争いで、そこに最近は新潮が加わったという。文春も決してよくはなく、30万部そこそこだそうである。

 スクープを飛ばしても部数には反映しない。それならポストのように、健康雑誌に特化した企画で、高齢者をターゲットにしたほうが、取材費はかからないし、効率的だというのだ。

 困ったものだ。今のポストは、正直、私には読むところがない。

 やはり月曜日に出るからには、今週はこういうテーマを知っておいた方が仕事にプラスになるよという特集が頭に欲しい。

 いつ出てもいい、月刊誌や季刊雑誌のような特集では、何のための週刊誌か。

 そう思うのだが、どうやらそういう方向にはなっていないようである。

 お次は新潮の本家争いのお話。

 文豪が愛したカレーの店の話もあるが、やはり面白いのは家系ラーメンの元祖争い。横浜の「吉村家」を元祖とするらしい。豚骨醤油スープに極太麺、チャーシュー、ほうれん草、海苔をのせる。

 それに麺は、酒井製麺を使うのが前提なのに、最近雨後の筍のように出てくる家系ラーメンは、そんなことは無視して、自分たちの元締めになっている会社がつくる「工場スープ」を使い、少々の豚骨しか使っていなくて、あとは化学調味料でごまかすやり方に、吉村家は嘆く。

 それに、まがい物を食べて、これが家系か、大したことはないといわれるのが悔しいともいっている。

 私が昔からいっているように、ラーメンなんぞである。一番うまいラーメンは、私が高校生の時、学食で食べたラーメンライスである。

 今の油ギトギト、むせるような煮干しの匂いのラーメンに辟易する。

 たかがラーメン、御託はいい。腹が減った時、何でもない醤油ラーメンがたまらなく食べたくなる。値段は600円ぐらいだろう。

 さて、東芝がまだ揺れている。一番利益を出す半導体メーカーを「日米韓連合」に2兆円で売却するが、そうなると、東芝の株を持っている海外の投資家たちは、株主へ利益を分配せよと声高に叫び始めている。

 東芝の「外国人」株主の割合は、現代によると、71.62%にもなるそうである。

 その中の香港の投資ファンド「アーガイル・ストリート・マネジメント」のキン・チャン最高投資責任者が現代のインタビューに答えている。

 彼は、「今回の売却で、余剰金ができたのですから、株数を増資前の状態に減らし、一株当たりの価値を上げるべきです」と主張している。

 だが、東芝の車谷会長兼CEOは、このカネはM&Aに当てるとしている。

 そうしないなら、6月27日の株主総会で車谷を会長の座から引きずり下ろすと、チャンはすごむのである。

 だが私には、利益が出れば株主を優遇せよという投資家たちのいい分には違和感がある。

 東芝は、会社を切り売りし、社員も大幅に減らし、血を流して存続をしていくのだ。これからの厳しい船出に、投資家たちのわがままを聞く余裕はあるまい。

 生き残れるのか、消えていくのか、これからが正念場である。もう少し長いスパンで、東芝を見てやってくれ。これがトップの本音であろう。

 さて、6月12日にシンガポールで行われるはずだった米朝会談が中止になった。

 トランプ大統領が金正恩に「この手紙をもって、双方にとっては良いことで、世界にとっては不利益ではあるが、シンガポールでの首脳会談は開かれないことをお知らせする」(朝日新聞5月25日付)と通告した。

「米メディアによると、ホワイトハウス高官は、24日に北朝鮮の崔善姫(チェソンヒ)外務次官が声明で、北朝鮮に強固な姿勢をとっていたペンス副大統領を『ダミー(まぬけ)』と批判したことが『とどめ』だったと打ち明けた」(同)

 それまで会談に前向きだった金正恩だったが、5月8日に中国・大連を訪れて習近平と2回目の会談を行ってから、アメリカを批判し始め、「一方的に核放棄だけを強要しようとすれば、来たる朝米首脳会談に応じるか再考するほかない」と強硬姿勢に転じていた。

 だが、先週のニューズウイーク日本版は「『交渉の達人』が世界を翻弄する」という大特集を組み、「正恩は合理的な考えの持ち主であるだけでなく、合意に前向きな手だれの交渉人」「(韓国からの=筆者注)米軍撤退要求の取り下げは政策の大転換を意味し、正恩が父親や祖父よりも現実を正しく理解している証拠」として、金正恩の交渉のやり方を褒めていた。

 会談に成功すれば11月にある中間選挙への追い風になるばかりでなく、ノーベル平和賞もあり得るとの声まで上がり、引っ込みがつかなくなったトランプは何がなんでも、この「ディール」をまとめようとするのではないかと見ていたのである。

 米朝関係の主導権を金正恩に握られたことにトランプが反発して、一度会談をご破算にすることで、主導権を取り戻そうとしたのかもしれない。

 朝日新聞によると、書簡には「もし、あなたが心変わりをして、この最も重要な会談を望むというのなら、ためらわずに電話か手紙を送って欲しい」と綴り、対話路線に戻る可能性をほのめかしていた。

 トランプの書簡に金正恩がどう対応するのか。

 金正恩はすぐに動いた。韓国の文在寅大統領を招き、なんとしてでも米朝会談をやるという意思表示をし、トランプへの回答とした。

 AERAも書いているように、本音ではトランプはやりたいのである。

 だから強気に出てみて、妥協するとなったら、すぐ12日にやろうと動き出した。腹の底は見透かされているのである。

 これでまた金正恩ペースになった首脳会談は、おそらく開かれるのであろうが、そうなれば強硬派のポンぺオ国務長官を斬るのではないか。

 どちらにしても、南北朝鮮の蜜月は本物である。制裁解除、朝鮮戦争終結、南北統一へ動き始めるのだろう。

 だが、まだまだ先は長い。まずは文在寅大統領と習近平主席の会談で、中韓関係を良好にする必要がある。日本だけはいつまでも蚊帳の外。安倍では外交さえ動かない。それがハッキリしたことだけは間違いない。

 ところで、文藝春秋のお家騒動は、大山鳴動して鼠一匹で終わったようである。聞いた話だが、松井社長は会長にはならなかったが、松井社長が示した人事案が概ね通ったようである。どうやら事務系の人間が社長に就くようだが、出版社で編集経験がない社長というのは珍しいのではないか。

 日本ではほとんど報じられなかったが、英国ロンドン在住の野村ホールディングスの現地法人「ノムラ・インターナショナル」の幹部だった荻原岳彦(40)に、ロンドンの裁判所が禁固11年という重い判決を下したと、新潮が報じている。

 荻原は、2013年9月13日から4日間、自分のアパートに知人のCA(キャビンアテンダント)を監禁して、殴る蹴るの暴行を加えたうえ、レイプを繰り返していたという。

「しかも、CAをコントロールするための“服従リスト”なるものまで作成。それには“自分が寝る前に、セックスしたいか訊ねること”“先に寝ることは許されない”“朝食、昼食の用意をすること”などが記されていました」(ロンドン在住の日本人ジャーナリスト)

 彼女は、体の傷を携帯で撮り、レイプされていた日付もメモして、監禁が解かれると、それを持って警察に駆け込んだそうである。

 この荻原、開成高校から慶應を出ているが、高2の時、中学の同窓会で、いまハマっているのは、通学の電車で痴漢をすることだといい、うすら笑いを浮かべたと、同窓生が話している。生まれながらのレイプ体質だったようである。

 歌手の西城秀樹が5月16日に亡くなった。私には「YOUNG MAN」のY.M.C.A.くらいしか印象にないが、享年63というのは若すぎる。

 全身で歌い踊る姿は、どう見ても「元気印」人間だったように見えたが、40代後半から2度の脳梗塞を発症し、特に、2011年の2度目の脳梗塞は重く、リハビリも厳しいものだったようだが、週に4~5日、3時間のリハビリをやり続けた。

 彼には、もう一度「YOUNG MAN」や「傷だらけのローラ」を歌って踊れるようになりたいという目標があり、最後のリハビリとなった4月25日も、いつも通り笑顔で帰っていったと、新潮でジャパンリハビリワークアウトの大明竜八総院長が話している。

 だが、その晩意識を失い、病院に搬送されたが意識が戻らなかったという。

 2001年に18歳年下の美紀夫人(45)と結婚し、3人の子どもがいる。

 若い頃からトレーニングは欠かさなかったそうだが、一方で酒は飲み、たばこも1日3、4箱吸っていたそうである。

 それに1984年には髄液が漏れて脳圧が下がる低髄液圧症候群という病気で入院し、一時は面会謝絶になるほどだったという。

 それに糖尿病で、インシュリンで治療していた。コンサートで激しく動き、その後の打ち上げで爆食いすると、血糖値の上がり下がりの幅が大きくなりすぎるそうだ。

 秀樹で忘れられないのは、私も好きだった12歳年上の十朱幸代と交際していることが話題になった時だった。私は激しく秀樹に嫉妬した。

 新潮によれば、松田聖子がこっそり病院に見舞いにきたり、山口百恵からラブレターをもらったことがあったという。

 4月14日、栃木県足利市で開かれた「同窓会コンサート」で5曲歌ったのが最後のステージになった。合掌。

 フライデーから1本。人気俳優の三浦春馬(28)と、トップモデルの三吉彩花(21)の深夜のデート姿をとらえている。

 バーで飲んで、2人は三浦のマンションへと消えたそうだ。これの見どころは、三吉の見事な美脚である。フライデーは「常人離れしたプロポーション」と書いているが、確かに、こんな女性が歩いていたら見とれてしまうだろう。一見の価値あり。

 閑話休題。5月27日、競馬最大の祭典「ダービー」が東京競馬場で行われた。

 皐月賞馬のエポカドーロが逃げて粘り、2冠馬かと思われたが、福永祐一が騎乗するワグネリアンが外から強襲してダービー馬の称号を勝ち取った。

 福永の父親は、福永洋一といい、天才と謳われた名騎手であった。

 1970年から9年連続でリーディングジョッキーになった。だが79年、祐一が2歳の時、落馬して重度の脳障害を負ってしまう。

 たしか80年だったと記憶している。福永のリハビリ生活を私がいた婦人雑誌で取材したことがあった。

 素晴らしい美人の奥さんに介護された、身体が麻痺して動けない話せない洋一の姿が、何ともいえなかった。

 2度とターフには戻れない名騎手の周りで、走り回っていたのが幼い祐一だった。

 あれから長い年月が経ち、母親が反対したにもかかわらず自分も騎手の道を選んだ祐一が、19度目の挑戦で、父親が果たせなかったダービージョッキーになった。

 勝った瞬間、泣き暮れる祐一に、私ももらい泣きした。「親父はこの景色を見たかったんだろうな」。きついリハビリを長年やって、自分の生まれ故郷の「南国土佐を後にして」を口ずさめるようになったという父親に、息子はなんといったのだろう。

 さて、他の新聞よりも朝日新聞が批判されることは多い。今月も新潮45が「朝日の論調ばかりが正義じゃない」という特集を組んでいる。

 私は、長年朝日を読んできたが、朝日の論調が常に正義だとは思わないが、他紙ほど偏っていないとはいえるのではないか。

 だがそうした朝日人の中にも、女性記者に無理やりキスをする輩がいると文春が報じている。

 朝日の現役社員がこう告発している。

「財務省を担当する記者クラブ『財研』に所属し、福田次官問題も取材している女性記者のA子さんが最近、経済部の上司にセクハラをされたというのです」

 A子が、3月下旬に経産省の前担当記者と現担当記者が集まった飲み会の席で、「歓送迎会の後、バーでBさんにキスされた」とこぼしたというのである。

 その歓送迎会が開かれたのは3月20日。A子は幹事の一人で、二次会の後、そのBに誘われ2人でバーへ行ったという。

「そこで無理やりキスをされ、B氏はA子さんの自宅にまで上がりこもうとしてきたそうです」(朝日の中堅社員)

 Bは、4月の人事で経済部次長から、社説も手掛ける論説委員に出世した40代後半の男で、部下の間では「パワハラ体質」としても知られていたというのだ。

 A子からキス強要の件を聞いた同僚は、「会社に訴え出たほうがいい」と進言し、彼女は会社に話したという。

 ところが、この件を聞きつけた丸山伸一経済部長が、なぜか「口外するな」とかん口令を敷いたというのである。

 福田前財務省事務次官のセクハラ発言を厳しく批判していて、社内にはセクハラ防止規定があり、ハラスメント対応の専従チームを置いていると、「自社のセクハラ対策に胸を張っていた」(文春)朝日が、これでは安倍官邸と同じ「隠蔽体質」といわれても仕方なかろう。

 当事者たちを取材すると、みな、広報に聞いてくれというだけ。ではその広報はというと、個別の案件については答えを控えるといいながら、「当事者の立場や心情に配慮し、保護を優先する観点から」質問に答えられない場合があることをご理解くださいと、何やら日大アメフト部の井上コーチのような答えを返してきたそうである。

 Bのセクハラ行為を否定していないところを見ると、そうした事実はあったと考えていいのだろうが、朝日がこの対応とは情けない。

 5月25日、10カ月にわたって不当に拘留されていた籠池夫妻が保釈された。

 タイミングよく、森友問題の交渉記録は破棄していたと佐川理財局長(当時)がいい張っていた文書が国会に提出された。

 前門の虎、後門の狼。安倍晋三・昭恵夫妻がどこで自分たちの嘘を認めるのか。それとも再び、解散総選挙に打って出るのか。総裁選までには「結論」が出そうである。

 籠池夫妻以上に安倍首相が怖いのは、中村時弘愛媛県知事である。

 中村知事が国会に提出した新文書には、2015年3月25日、安倍は加計孝太郎理事長と15分程度会い、今治市に設置する獣医学部の話を聞かされ、「そういう新しい獣医学部の考えはいいね」といったとある。

 当然安倍は野党の質問に、そんな事実は確認できないと突っぱねたが、その後、周辺には「本当に会っていたらどうしようかね」と漏らしたと、文春が報じている。

 その上、ついに加計学園側が自ら墓穴を掘るようなことをしたのである。

 学園が、理事長は首相と会っていない。獣医学部の計画にいいねと言われてもいなかった。それなのに愛媛県には、面会したとウソの報告をした、学部設置への打開策を探るための作り話だったという文書を発表したのだ。

 後で触れる、日大アメフト部の騒動とよく似た構造である。だが、向こうは一大学の醜聞だが、こっちは、加計学園という学校法人が、県をだまして獣医学部を認可させ、おまけに毎年30億円以上にもなる補助金までだまし取ったという「詐欺」事件である。

 ゴメンナサイで済む話ではない。

 安倍首相は、知らぬ存ぜぬで押し通そうとしているようだが、事ここに至っては、加計孝太郎理事長の証人喚問はさけられないはずである。

 森友学園は、籠池が昭恵夫人の名を利用して、国有地を格安で払い下げてもらった。

 加計孝太郎は、安倍の名前を使って県をだまし、獣医学部新設を容認させたのである。安倍はそれを知っていたはずである。何しろ加計孝太郎とは学生時代からの刎頚之友なのだから。

 もし知らないで、加計が勝手にやったことなら、親友と呼ぶにはあまりにもお粗末な人間である。そんな人間を信用し、友と呼んでいたとすれば、安倍は自分の人を見る目のなさを恥じるべきであろう。

 どちらにしても、この問題は、安倍が逃げ切ろうとした土壇場で、加計孝太郎自らが、安倍のためと思っていいだしたことが、安倍の墓穴まで掘ってしまった。

 悪事というのは、思いがけないことから明るみに出るものである。もはや、将棋でいえば、安倍は詰んだ。

 さっさと辞任して、山寺へでも行くがいい。

 さて、こちらもウソにウソを重ね、ついには、大学全体の信用性を地に落してしまった人間たちの物語である。

 これほど危機管理ができていない組織というのは、そう他にあるものではない。

 監督、コーチから、相手をケガさせてこいと命令された選手は、自分のやったことの重大さを意識し、自らが会見を開き、記者たちの前で罪を認め、謝罪した。

 天晴れ日大生! だが、次々に出てくる監督、コーチ、学長、おまけに元共同通信というアホな広報など、よくこれだけダメな奴らがこの大学にいたものだと、呆れ果てるしかない。

 現代で、元山口組の顧問弁護士だった山之内幸夫が、「ヤクザの世界に似通った構図」だと喝破しているが、田中英壽理事長は、住吉会の二代目福田晴瞭会長や六代目山口組の司忍組長とも交友があり、理事長というより「組長」といった方がふさわしい人物のようである。

 さしずめ内田前監督は若頭というところか。

 ヤクザならヤクザらしく、堂々と自分の罪を認め、指でも詰めればいいのに、逃げるばかりで、ついには病院へ入ってしまった。

 ポストによれば、日大の卒業生は100万人以上いて、日本人の1%にも達するほどの数を誇っている。

 来年、創立130周年を迎える日大は、1889年に元長州藩士の司法大臣・山田顕義によって設立された「日本法律学校」だった。

 日大は、東京商工リサーチによると、全国の社長の出身大学ではなんと第1位で、2万2,135人の社長を輩出しているそうである。

 だが、東証1部に限ると、いきなり8位になる。

 日大には芸術学部というのがあり、爆笑問題、宮藤官九郎、篠山紀信、林真理子、三谷幸喜、近藤サトなどを輩出してきている。

 笑えるのは、新潮が報じているが、日大には2016年に日本初を謳って開校した「危機管理学部」があるというのである。

 今回の騒動で、危機管理など皆無と思われたに違いない。

 おそらく、古田体制崩壊以来、日大最大の危機に、やること為すことメディアの反発を買うのでは、この学部の廃止は避けられないのではないか。

 更に笑えるのが、文春が、内田が監督辞任を発表した翌日、パチンコに興じている田中理事長の姿を撮り、グラビアに掲載しているのである。

 フライデー真っ青のスクープ撮。さすが文春である。

 日大というと、われわれの世代ですぐ思い出すのは、1960年代の「日大闘争」である。

 東大闘争のほうが世に知られているかもしれないが、日大闘争こそが、全共闘闘争の原点であり、最大の学生運動であった。

「本当の意味で全共闘を作ったのは日大です。これは文句なしに本当に。単に日大全共闘というのは武装した右翼とのゲバルトに強かっただけじゃないです。
 本当に、あのね、学生大衆の正義感と潜在能力を最大限発揮した、最大限組織した、ボク、あれは戦後最大の学生運動だと思います。今でも、あれ、考えるとナミダ出てきます」

 2015年1月30日に開かれた「日大930の会公開座談会」で、東大紛争のリーダーだった山本義隆・元東大闘争全学共闘会議代表は「日大闘争」をこう評価した。

 日大を私物化し、権勢をふるっていた古田重二良理事長に対して、22億円の使途不明金問題をきっかけに学生が決起し、1968年9月30日に開かれた日大両国講堂での全学集会で、古田を辞任に追い込んだのである。

 古田は柔道部出身で、現在の田中英寿理事長は相撲部出身。ともにカネと強面を表面に出して学内を牛耳ってきた。その田中の後継者といわれているのが、今回、不祥事を起こした日大アメフト部の内田正人前監督である。

 5月6日、日大対関西学院大の定期戦で、味方にパスを出した関学大のQB(クオーターバック)に、日大のDL(ディフェンスライン)が背後から激しいタックルをかけ、QBは全治3週間の大ケガを負った。

 この危険なプレーを指示したのが内田監督ではないかといわれたが、否定したまま雲隠れし、試合から2週間後、ようやく関学大を訪れ謝罪した。

 だが、タックルを指示したのかについては何もいわず、かえって関学大側の怒りを買ってしまったのである。

 すると当のDL選手自身が会見を開き、コーチから「相手のQBを1プレー目で潰せば(試合に=筆者注)出してやる」「相手のQBがケガして秋の試合に出られなかったらこっちの得だろう」といわれ、本当にやらなくてはいけないのだと追い詰められ、あのプレーをしたと告白した。

 私も仲間と居酒屋で飲みながらテレビを見ていたが、スポーツマンらしい潔さで、淀むことなく受け答えしている姿に、彼は真実を語っている、そう思った。

 あわてた内田側は、翌日、急遽会見を開いた。だが、内田監督は「信じていただけないと思うが、私からの指示ではない」と再度否定した。

 井上奨コーチも「監督から僕に『QBにけがさせてこい』という指示はなかった。私はDL選手に対して『QBを潰してこい』と言ったのは、真実です」と、監督を庇う発言に終始した。

 この会見が単なる弁明のための会見だったことが明らかだったのは、これをセットした日大広報のバカな対応だった。記者が質問しているのに遮り、「これ以上続けても時間の無駄」だといい放ったのである。

 そこで今週の第1位。文春は、試合後にマスコミの囲み取材で内田が語った本音を掲載しているのである。文春独自の取材ではない。

 その時、どこかの社の人間が録音していたのを借りたか買ったかしたのであろう。

 だが、さすが文春、目の付け所がいい。そこでは「内田が(反則を=筆者注)やれって言ったって(記事に書いても)、ホントいいですよ、全然」と「全面自供」(文春)している。

 また、DL選手の反則プレーを「こんなこと言っちゃ悪いんだけど、よくやったと思いますよ。もっといじめますけどね。だけど、そうじゃなかったら、関学みたいなチームに勝てないでしょ。(中略)だから、そろそろ良くなるんじゃないですかね。法律的には良くないかもしれないけど、そうでしょ」

 また「あれぐらいラフプレーにならないでしょ」とまでいっているのである。内田は会見で、DLが反則したプレーの瞬間は「見ていなかった」と答えている。こんな嘘が通ると思っているのだろうか。

 会見が終わると、内田は体調が悪いと病院へ逃げ込んでしまった。なぜ、パワハラの権化といわれた日本レスリング協会の栄和人強化本部長も、今回の内田も、事が起きると自らは表に出ないで、こそこそと逃げ隠れしてしまうのであろう。

 こんな連中にスポーツマンシップを語る資格など全くない。

 文春はさらに、日大が全額出資している「株式会社日本大学事業部」という会社についても追及している。

 主力業務は大学や病院などの施設の清掃、学内における自動販売機の設置などで、取締役に内田の名前もあるという。

 ここは別名「日大相撲部」といわれていて、田中理事長率いる相撲部の関係者が複数採用されている。利益の大半は日大への寄付として処理されていて、「現体制の集金マシン」(文春)になっているそうである。

 文春はうまい手を使ってスクープにこしらえあげたが、会見で、記者たちから、内田監督はあの時こういっていたではないかという質問がなぜ出なかったのであろう。

 自分たちはしがらみがあって内田に突っ込めないから、文春さん、代わりにやってよということだったのではないか。府抜けは日大の上層部だけではない。

 学生数7万人、国から92億6,000万円もの補助金を受けているマンモス大学が、この惨状である。日大の学生諸君、いまこそ第二の日大闘争を起こし、理事長たちには退陣してもらおうではないか。

【巻末付録】

 今週はポストが頑張っている。まずは「村西とおると『ダイヤモンド映像』のナイスな時代」。AVの帝王といわれた村西が発掘した女優たち。黒木香、桜樹ルイ、田中露央沙など、やはりいいね。

 袋とじは「職業・AV監督 鈴木リズ 初ヘア・ヌード『主演女優はワ・タ・シ』」。なかなかエロいヌードである。

「半分、エロい。」。田中真理、佳那晃子、濱田のり子など。濱田がいいね。

 もう一つの袋とじは伝説の林檎ヌードの「麻田奈美から届いた手紙」。今は結婚して介護の日々だという麻田から、編集部に届いた手紙を掲載。

 このヌードは、母親が勧めて撮らせたそうだ。この頃の自分のヌードを見て、「溌剌として初々しくて、自分でいうのもなんなんですが、かわいい娘ですね。あの頃の麻田奈美は私ではなく、別人だと思ってしまいます」。

 こういう写真を残しておいたあなたは幸せ者だ。

 ポストに比べた気合の入らない現代。「丸山桂里奈 また見せちゃいました」。「牧野紗弓 セクシー×デラックス」。袋とじは「トップアイドルのHカップ裸身を見よ 渡辺万美 圧巻のヘアヌード」。細身に似合わないすごいバスト。バストへチにはたまらないだろう。

 というわけで、今週はポストの大勝。
(文=元木昌彦)

金沢競馬で八百長疑惑勃発!? 暴力団員が語る手口は「夜中に忍び込んで、馬に筋弛緩剤を……」

今週の注目記事・第1位
「『夫カルロス・ゴーンは私の首を絞めた』」(「週刊文春」5/24号)

同・第2位
「中国人が中国で子どもを産んで、なぜ日本が42万円も払うのか?」(「週刊現代」6/2号)

同・第3位
「不邪淫を説く『薬師寺』管主が口説いた40代美貌のホステス」(「週刊新潮」5/24号)

同・第4位
「『23歳電気工事士』が刻んだ性的倒錯の履歴」(「週刊新潮」5/24号)

同・第5位
「「羽生結弦とメドベージェワ『愛の真実』」(「フライデー」6/1号)

同・第6位
「金沢競馬で『八百長疑惑』」(「週刊現代」6/2号)

同・第7位
「大谷翔平の二刀流がソーシア監督に壊される!」(「週刊ポスト」6/1号)

同・第8位
「闘う愛媛県知事 中村時弘とは何者か?」(「週刊現代」6/2号)

同・第9位
「『エロ親父』福田が怖くて、記者が務まるか」(「週刊現代」6/2号)

同・第10位
「映画監督 是枝裕和」(「週刊現代」6/2号)

同・第11位
「『食事の匂い』に敏感な人はボケない」(「週刊文春」5/24号)

同・第12位
「60歳過ぎてからの『極上の孤独』のすすめ」(「週刊ポスト」6/1号)

同・第13位
「東海林さだお『あれも食いたいこれも食いたい』」(「週刊朝日」5/25号)

同・第14位
「二階俊博『安倍政権のこれから』を話そう』」(「週刊現代」6/2号)

同・第15位
「日大アメフト部悪質タックル問題 指示疑惑の監督が握る“学内権力”」(「週刊ポスト」6/1号)

同・第16位
「食べてはいけない『国産食品』実名リスト」(「週刊新潮」5/24号)

同・第17位
「『究極の食事』実践編」(「週刊文春」5/24号)

【巻末付録】現代とポストのSEXYグラビアの勝者はどっちだ!

 早速いこう。

 文春に「究極の食事」というのがある。やはり肉よりも魚がいいそうで、サバやアジを1日60グラム摂取すると死亡率が下がるという。

 魚に野菜や果物、茶色い炭水化物(玄米や全粒粉)、オリーブオイル、ナッツ類がいいそうだ。

 体に悪いのは、赤い肉(豚肉や牛肉、馬肉に加えてハムやソーセージなどの加工肉)、バターだそうだ。

 新潮は、「食べてはいけない『国産食品』実名リスト」というのを巻頭で大特集。ハムやウインナーには発がん性の添加物が入っているものがあり、今人気のサラダチキンなどにも、腎臓疾患を招く添加物が入ってるものがあるそうだ。

 驚いたのは「ペヤングソース焼きそば 超大盛」は、それだけで1081kcalもあるんだ。これと餃子でも食べれば、1日のカローリーはオーバーするな。

 さて日大アメフト部が関西学院大学との定期戦で、パスを投げ終えた無防備なQBに猛タックルをかけ、全治3週間のケガを負わせた「事件」は、責任者である内田監督が、「反則をやるなら試合に出してやる」と選手に指示していたことが疑われ、関学側は態度を硬化させた。

 だが、この御仁、口と態度は裏腹で、なかなか表に出てこず、出てきたかと思えば、「かんせいがくいん」を「かんさいがくいん」といい間違えるなど、どうも、選手たちがあがめる人物にしては、小物感が漂う。

 それにこの監督、ポストによれば、日大エリートで、体育会の入部人数や保険体育審議会の事実上のトップで、大学内でも実力を持っている人物だという。

 日大のエリートというのもこの程度かと、多くの人が思ったに違いない。

 先の日本レスリング協会の栄というコーチも、パワハラがあったといわれて、こそこそ姿をくらまし、自分から釈明することもなかった。

 狭い世界でふんぞり返っている人間というのは、批判をされることもないから、そうした声が出てくると、普段考えられないほど脅え、表に出てこられない。

 可哀想なのは、こんな連中に怒られたり、命令されてきた選手たちである。

 まさに井の中の蛙。多くの日大OBは嘆き憤っているはずだ。

 さて、現代で田原総一朗が二階幹事長をインタビューしている。だが、失礼だが、田原老いたり、と思わざるを得ない、内容のないインタビューである。

 ここで書き写すほどのことなど何もない。二階は安倍の三選を支持している(本音かどうかはわからないが)。中国や韓国とは仲良くしましょう。それだけだ。

 こんなものを今なぜやらなくてはいけないのか。現代の編集部の意図はわかるが、インタビュアーの人選を間違えている。

 ところで、コラムは週刊誌の顔である。現代ならば伊集院静、文春なら林真理子、新潮は藤原正彦、ポストはビートたけし。

 朝日は東海林さだお。「あれも食いたいこれも食いたい」は今週号で1497回である。今でも名コラムといわれるものに山口瞳の「男性自身」(新潮)がある。テーマは旅から交友録、競馬の話までと幅が広い。

 東海林のコラムは食べ物だけに限定している。それを毎週書き続けるというのは並大抵のものではないだろう。今週も手本にしたいほどの名文である。書き出しはこうだ。

「何をするにしても“いきなり”というのはよくない。いきなりで物事がうまくいったためしがない。
 物事には順序というものがある。何をやるにしてもまず入念に下調べをし、準備を整え、手順を踏み、これまでの前例を調べ、リハーサルを経てから事を行えば大体うまくいく。(中略)
 たとえば結婚。いまはできちゃった婚などという結婚もあるが昔は厳格な手続きが必要だった。まず見合いというものがあった」

 結婚からTOKIOの山口のキスの話へと広がり、財務省・福田次官の「いきなりオッパイ」につながる。

「人はいきなりで失敗する。いきなりで人生に躓く」のだが、いきなりで成功した人もいると、昨今評判の店「いきなり! ステーキ」へと結び付ける。

 結びは「もし『いきなり! ステーキ』が『立ち食いステーキ』だったら……」

 結びで大事なのは「余韻」だと、読売新聞「編集手帳」を担当していた名コラムニスト竹内正明が『「編集手帳」の編集術』(文春新書)で書いている。竹内はコラムの理想形として「之字(のじ)運動」をあげている。

 戦争中海軍が敵の魚雷を避けるために「之」に似たジグザグ航法をとったように、どこに向かっているのか書き出しを読んだだけでは本題がわからない書き方を心がけているというのである。東海林のコラムを読むだけで400円を払う価値がある。

 ポストの60歳過ぎてからの極上の孤独のすすめにいこう。下重暁子の『極上の孤独』や五木寛之の『孤独のすすめ』が売れている。

 五木のほうは読んでみた。ほとんど内容は忘れているが、孤独の話より、老人たちがこれから世直しのために立ちあがれという、老人を鼓舞する内容だったと記憶している。

 孤独というのは、何もわざわざそうしなくとも、ある程度の年齢になれば、嫌でも孤独になる。

 両親の死、友人たちの死、愛犬の死、結婚していた相手が亡くなることもある。

 下重がいっているように、わざわざ一人になれる空間を作らずとも、嫌というほど孤独は周りに充満し、押し潰されそうになる。

 昔は粋がって「群衆の中の孤独」などと嘯いていたが、そんな群衆と遭遇することもなくなる。

 孤独を楽しめと、みなさんおっしゃる。それは、すぐ隣に家族がいて、外に出れば仕事仲間や飲み仲間がいるからいえることではないのか。

 私はまだ幸いにして「真の孤独」というものを味わったことがない。だがそれもあと数年のうちに味わうことになるのだろう。

 妻の朝丘雪路が認知症(なぜ認知症で死ぬのだろう?)で死んで、亭主の津川雅彦は、「先に死んでくれてありがとう」といった。認知症の介護で相当辛い思いをしたのであろう。

 だが、その言葉の行間に、オレのほうが先に逝きたかった、一緒に死ねばよかったという悔悟の念を見てしまうのだが。

 孤独なんて、自分から進んで味わいに行くことはない。だが、私はこうした企画が好きである。

 いまは死についての本を乱読している。余生を悔いのない送り方をしたい。そんな、誰もなし得ないことを夢見て、毎日を無為に過ごしているが、これはこれで楽しいものではある。

 さて匂いに敏感な人は呆けないとよくいわれる。文春によると、アルツハイマー型やレビー小体型の認知症では、物忘れなどの症状が出る前に、嗅覚機能が衰える傾向があるという。

 したがって、朝食に、パンの焼ける匂いやコーヒー、ご飯とみそ汁の匂いをきちんと嗅いで、脳を刺激することが大事だそうである。

 スクープにもいろいろな形がある。今週号の文春のゴーンの元妻の告白もスクープだが、現代のグラビア「映画監督 是枝裕和」もある意味でのスクープだと、私は考える。

 この時点では、是枝監督が第71回カンヌ国際映画祭でパルムドールを受賞するニュースは入ってきていない。

 彼の『万引き家族』が、今村昌平監督『うなぎ』以来21年ぶりに受賞したのである。日本映画のパルムドールは5作目になる。

 私はこの映画は見ていないが、『誰も知らない』『そして父になる』は見ている。『そして父になる』は子どもを取り違えられた夫婦の物語だったと思うが、福山雅治の父親役に違和感があり、映画に入り込めなかった。

 是枝は、政治的な発言もする行動的な映画監督である。今度の映画も、年金不正受給を題材にしているらしい。

 日本を代表するとまではいわないが、まだ55歳。さらなる高みを目指してもらいたい。

 やはり現代に、元朝日新聞女性記者・川村昌代(51)が、エロ親父の福田元財務省事務次官が怖くて、記者が務まるかと、勇ましい発言をしている。

 これは、福田のセクハラ発言に嫌気がさし、2人で会ったとき、その場の会話を録音して、新潮へ持ち込んだテレビ朝日の女性記者を批判しているように読める。

 川村も福田を取材したことがあり(15年も前のこと)、同じようなことをいわれたが、体を触られることもなかったし、その後も携帯に電話すると、出てくれたと“自慢”しているが、私には、ちょっと違うのではないかと思えるのだ。

 15年も前の福田と、次官まで上り詰めた福田とは、彼が同じような物言いをしても、受け取る女性のほうは、「馬鹿いってんじゃないよ」とはいえないだろう。

 私の少ない官僚との付き合いの経験でいわせてもらうと、官僚という生き物は、自分がいかに官僚らしくないかをアピールしたがる輩が多い。

 ここでも厚労省の官僚が、新人を連れて来て、彼らが上半身裸になり、おっぱいにマヨネーズをつけて舐めあった話が出てくる。

 こういうところも、官僚ならではの、男らしさの表現なのであろう。だが、見せられる女性記者の中には「気持ち悪い」というものもいたそうだが、私にも「悪趣味」としかいいようがない。

 女性記者の中には「女を売り物」にしてネタを取ろうという者もいる。だが、基本は、取材対象者と取材記者である。

 いってはいけない、やってはいけない常識というものがある。それを福田は越えたというしかない。

 川村がいうように、「向こうの懐に入って、こっちの懐にも入ってきてもらうような付き合いができないとネタなんて取れませんよ」というのはわかる。

 われわれ雑誌記者もそう思って取材してきた。だが、財務省という大変な権力を持っている役所のナンバー1が、記者に対して不埒なセクハラ発言をするということも、ビッグニュースである。

 自衛のためだったといっているが、セクハラは許さないというのも、記者魂の一つだと、私は考える。

 昔ながらの記者道を説いても、そんなことはみんなわかっている、しかし、取材している人間がいかに外道かを伝えることも、記者の大事な役割であるはずだ。

 さて同じ現代に、安倍首相に「ダメ」を出し続ける中村時弘愛媛県知事というのはどんな人間かを解説した記事がある。

 1960生まれ。父も松山市長を務めていた。慶応大学から三菱商事。だが、5年目に三菱を辞し、母親の強い反対を押し切り、87年に県議会議員選挙に出て当選する。

 90年に衆院選に無所属で出馬する。ここには自民党の現職が2人いたので、自民党の公認をもらえず、派閥のドンであった安倍晋太郎に演説をしてもらおうとしたが、ドタキャンされてしまう。

 安倍一族とはこうした因縁があった。その後、日本新党で当選するも、96年には落選。

 99年に松山市長選に出て当選。3期務めて県知事になる。彼は「既存のものを壊すのが大好き」がモットーだという。

 県知事が総理と対峙し、総理の嘘を暴く姿は、多くの国民の支持を集めている。本人に国会へ来て証言をしてもらいたいものだが、自民党側ががんとして認めない。

 大谷翔平の進撃が止まらない。20日、エンゼルスの大谷はアナハイムでのレイズ戦に先発して7回2/3を6安打2失点、9三振を奪って4勝目(1敗)を挙げた。

 ホームランもすでに6本。ベーブ・ルースの記録、10勝ホームラン10本は、夏までに達成しそうな勢いである。

 だが、ポストによると、エンジェルスの名将・ソーシア監督は、中6日で使ってきた投手・大谷を、5月下旬から6月上旬にかけての16連戦に、中5日で使おうとしていると報じている。

 大谷は、右肘の内側の副靭帯に損傷があったり、決め球のスプリットは肘への負担が大きいため、故障発生という悪夢が起きうるかもしれない。

 大谷を支持する人間も、いまだに疑問符をつけている人間にも、心配なのはケガや故障である。

 これから過酷な夏が始まる。なんとか元気にシーズンを乗り切ってもらいたい。そうすれば記録はおのずからついてくるはずである。

 さて、昨日のオークスは、1番人気のアーモンドアイが強い競馬をして二冠馬になった。

 だが競馬には不可解なレースがつきもの。ましてやローカルの競馬では、八百長ではないかとみられるレースが、今なおあると現代が報じている。

 5月8日、金沢競馬場で行われた第2レース。9頭立てだ。人気の4番が大きく出遅れた。

 結果、1着6番人気、2着4番人気、3着は最低人気の馬で決着。払い戻しが場内アナウンスされるとざわついた。

 三連複5万9410円 三連単4万6600円

 1着から3着までを順番どおりに当てる3連単のほうが、配当が低いという不可解なことが起きたのである。

 2レースなのに、他のレースより600万円ほど多く馬券が売れていた。

 それ以外にも首を傾げるレースが時々あり、八百長ではないかとネットなどで騒がれているそうだ。

 私も昔、名古屋の競馬場で、八百長を仕組んだという暴力団員に話を聞いたことがある。

 彼は、前日の夜、厩舎に入り込み、人気の馬に筋肉弛緩剤のようなものを注射したといった。

 それで八百長は成立した? 彼は苦笑いして、それでも競馬だからどれが来るか分からず、結局馬券では損をしたといった。

 騎手が引っ張って出遅れさせることは難しくない。だが、その後の馬がどうなるのかは神のみぞ知る。

 結局、全通り買わなくては当たらないことが多いのである。金沢のケースはわからないが、競馬の八百長は、野球よりも何倍も難しい。

 だから私は、競馬には八百長はないと考えている。

 文藝春秋でお家騒動。松井社長のやり方を批判するメールが部署長宛に出されている。

 そこには、松井が社長に就任して以降、強引な手法が取られることが多くなったという声が、役員や執行役員の中からも出てくるようになったという。

 新聞の広告のサイズから、単行本の部数、雑誌の編集方針に至るまで強引に決めてしまうやり方に、現場はやる気を失っているというのである。

 7月に松井社長は交代するそうだが、最初は会長になり、これまで通りに物事を進めていくといい出したが、さすがに7人の取締役のうち3人が職を賭して説得し、止めさせたという。

 要望書は、以下の3点を求めているそうである。進んでいる次期執行部の人事を白紙に戻すこと。松井社長は人事にタッチしないこと。次期執行部は執行役員を含めた役員会で互選することなどだ。

 文春の気風は自由闊達だと、私は思っている。しかし、どうやら松井体制になってから、そうではないようだ。それは、文春も出版不況の中で喘いでいるからであろう。

 この要望書はこう結ばれているそうである。「文藝春秋がこの閉塞感から脱してもう一度活気を取り戻すことができれば、現在の社業の厳しい状況にも、きっと明るい兆しが見えてくると信じてやみません」

 こういう声が社内から出てくるのも、文春のよさだと思うが、5月30日の決算役員会はどうなるのだろう。

 さて、羽生結弦(23)は、今や日本一のアイドルといってもいいだろう。

 だがフライデーによると、ロシアのフィギアの女王、メドベージェワ(18)も、羽生のことを好きでたまらず、7歳の時から指導を受けていたコーチとの関係を断ち切り、羽生が師事しているブライアン・オーサーに変え、祖国を捨ててカナダに練習拠点を移すのである。

 ロシアのフィギア関係者の間では「愛する羽生に近づきたいからではないか」ともっぱらの噂だという。

 平昌五輪の時、ライバルのザギトワが羽生とリンク上で抱き合ったときは、ものすごい形相で睨みつけていたそうだ。

 いい話だ。こうした国際カップルが誕生し、その子どもがリンクの上で華麗な花を咲かせる。だがひと言。ロシア人は、若いときは飛び切り美人だが、中年になると太る人が多い。そのことだけは頭に入れておいたほうがいい。

 やはり事件ものでは新潮に一日の長がある。新潟県で起きた大桃珠生(たまき・7歳)ちゃんを誘拐して殺害し、証拠隠滅のために、亡骸を線路に置き去りにするという残虐非道な事件の犯人として、小林遥(23)容疑者が逮捕された。

 小林は、捜査本部へ移送され、署内に入る時一瞬ニヤリとした表情が、テレビを見ていた視聴者の怒りを増幅させた。

 こういう事件でありがちな、高校を出て電気配線工事の会社にいたが、勤務態度はいたって真面目で、無断欠席は一度もなかったそうである。

 新潮によると、両親と姉、弟の5人暮らしで、近所では「おとなしくて真面目」だった。

 中学時代はロボットコンテストに夢中で、アニメオタクだったらしい。だが、捜査関係者によると、「彼はこれまで何回か検挙され、1月末には児童ポルノで書類送検されました。新潟のほか山形でも、児童がらみで摘発されていて、つい先月も別の子への青少年健全育成条例違反で書類送検されたばかりです」。社員旅行でも、他の社員が連れてきた女児にまとわりついていたという。

 この地域は、62年頃から家が建ち始め、新潟地震で液状化を免れたため家を失った人たちが越してきて住宅地になった。30年ぐらい前は「小針銀座」といわれたこともあったが、高齢者が多くなり、今では「年金通り」と呼ばれているそうだ。空き家も多く、無計画に宅地造成されたため、入り組んだ袋小路が多いという。

 そういうこともあり、逮捕までに1週間もかかったそうだが、先の捜査関係者がいっているように、最初から小林は行動確認の対象だった。

 こうした事件が起きると、必ず、性犯罪常習者をGPSで監視しろ、住民にそうした要注意人物がいることを知らせておくべきだという意見が出てくる。

 だが今でも日本は立派な超監視社会である。この上、プライバシーを警察に売り渡すのは、御免蒙りたい。

 今回も、事件後から小林がマークされ、防犯カメラの映像には小林のクルマが写っていて、逮捕に至った。事前に防げなかったのかという思いはわかるが、もし、あなたの数十メートル先に性犯罪者が住んでいるとわかったら、あなたはどうするのか?

 その人間の行動確認を毎日するのか、それともそこから引っ越すのか。日本のような村社会で、異物がいることがわかれば、その村はそれを村八分にするか、その村は崩壊する。そんな重苦しい気持ちになるなら、知らないほうがいい。私はそう思う。

 薬師寺というと、高校生の時、修学旅行で行ったことを思い出す。高田好胤が副住職の時だった。坊さんでこんなに面白い話の出来る人がいることに驚き、時を忘れて聞き入った。

 好胤の法話は「青空法話」と呼ばれていて、18年間続け、聞いた生徒は600万人以上といわれる。

 その後、高田は管主になったが、今週の新潮に出てくる管主は好胤さんとは比べ物にならない。

 このおっさん、16年に管主に就任した村上太胤(たいいん・71)。お相手の女性はクラウディア・カルディナーレを思い起こさせる独身美女(44)。勤めは銀座のクラブのようだ。

 知りおうたのは17、8年前だというが、3年前に村上に連絡したところ、何度もメールが来た。

 15年8月に大阪へ買い物旅行へ行くと伝えると、管主は前のめりになって、「ちなみにホテルは確保してます。いやでなければ人畜無害の私と一緒で」。ボルボのセダンで迎えに来たそうである。

 その後、バーやお茶屋を回って、ホテルで男女の関係になってしもうたそうだ。

 その後、村上の奥さんにも仲を知られるが、不倫関係はズルズルと続いていた。

 ここから急に、村上管主への直撃が始まるのだが、彼女はあまりのしつこさに嫌気がさしたのだろう。

 始めは「冗談でしょ」といっていたが、その後、観念したのか、インタビューに答えているが、これが高田好胤真っ青の面白さである。

――具体的なお手当てとかは。

太胤 そんなの払うわけがない。愛人なんて本当に思ったこともないし、あの、お店でね、「係りの、当番の女性や」としか。

――一般的にこれを何と呼びますかね。

太胤 まぁ飲み友達ぐらいの、という言い方は変ですかね。

――飲み友達と性行為するんですか、管主は。

太胤 何と言うのか。ちょっと言葉が(出ない)。

――これは不倫になりませんか。

太胤 相手の方が結婚していたら不倫なんでしょ。よくわかんないけど。

 毎回、避妊具は付けていないようだがと聞くと、

太胤 そういう時は、自分で外に出して処置しておりますから。

 彼女にいわせると、31回ほどHをしたが、時間は20分ほどで、事が済むといびきをかいて寝てしまうそうだ。

 薬師寺の管主にふさわしくない人物であることは間違いないようである。

 ところで、ノンフィクション作家の魚住昭が『現代ビジネス』で講談社の野間家をテーマにした連載を開始した。

 タイトルは『大衆は神である』。これまでありそうでなかった出版界の裏面史を、魚住が書くのである。

 実は、私も、魚住から頼まれて、私が知っている講談社について話をしている。彼は、社史『講談社が歩んだ五十年史』を編纂する際に関係者への聞き取りを行った膨大な速記録が残っていることを知り、すべて読んだそうだ。

 私も、以前ここで触れたように、講談社の一番よかった時代は戦中である。雑誌のシェアは8割だったといわれている。

 講談社の雑誌は、戦地にいる兵士たちへの慰問袋の中に必ず入っていた。

 大衆雑誌として、他を寄せ付けない圧倒的な人気があったのはもちろんだが、陸軍や海軍からの要請で、戦争を美化し、兵士たちの戦意を鼓舞する内容の雑誌も数多く出していたのである。

 戦争協力会社としての講談社は、戦後厳しく指弾された。一説には、GHQが講談社を戦犯会社に指定せず、その力を利用するために残したといわれる。講談社は生き残り、今日に至っているのである。

 その他にもいくつかあるが、魚住は「講談社にとって都合の良い話ばかりではありません。しかし、それもきちんと書いていきたいと思っています」と、『現代ビジネス』の連載前に語っている。

 第1回を読む限り、岩波書店や、夏目漱石など、明治から大正、昭和にかけての出版人や文人も多く登場する群像劇になるようだ。いいところに眼をつけたと思う。楽しみである。

 さて、現代は先週、中国人がビザを入手して国保を手に入れ、日本で手術や高額な薬を手に入れている実態があると報じた。今週はその2弾。

 今週は荒川区を取り上げている。荒川区の人口は約22万人。そのうち外国人は約8.8%の1万9,000人。

 そのうち中国人は3.2%の7,066人だそうだ。だが、最近では外国人の増え方が日本人より多いという。

 平成29年度の荒川区の出産育児一時金の支払いが、全体で264件なのに、そのうち外国人が105件もあったそうだ。

 それも中国人が61件。また、中国人の27件が、海外で出産し42万円をもらっているのである。

 いかにもおかしいが、海外出産でも、病院の出生証明書さえ出せば、払うのだという。

 こうしたことが、膨らみ続ける医療費をさらに膨らませ、崩壊に追い込まないか。早急に実態を調べるべきであるこというまでもない。

 今週の第1位は、文春の世界的スクープにあげたい。

 文春の巻頭特集は「夫カルロス・ゴーンは私の首を絞めた」と、ゴーンと30年夫婦だったリタ前夫人が激白している。

 ゴーン(64)といえば、日産自動車をV字回復させ、ルノーのCEOにまで上り詰めた、その世界では生きるレジェンドである。

 レバノン系ブラジル人のゴーンとレバノンで生まれ育ったリタが結婚したのは1985年。フランスのミシュラン・タイヤの研究開発室長だったゴーンが、南米ミシュランのCOOに就任した時だった。

 その後ルノーからヘッドハンティングされ、徹底したコストカットで利益を生み出し、99年に日産のCOOとして来日した。

 そんな夫を、リタは「カルロスはとても頭が良い反面、普通の感情が欠落しているような男性」だと評している。

 彼女も日本でレバノン料理店を開き、仲睦まじい夫婦だと思われていたが、内実はまったく違っていたというのである。

 リタの不信感が芽生えたのは10年の1月。夫はITが苦手だそうで、パソコンなどの不具合があった時は彼女が直していた。

 そんな時、「カルロスと女性の怪しげなメールを見つけてしまった……。夫は私の知らない米国人女性やドバイ在住の日本人女性、そして後に再婚するキャロルと“不倫”をしていたのです」。その上、夫の姉が「リタが精神病だという診断を出してもらうよう、リタの医師に相談しては」というメールを送っていたことも知ることになる。

 私にも経験がある。カミさんにパソコンを見られ、メールで某女との仲を知られたことがあった。絶対、カミさんに財布とパソコンは触らせてはいけない。

 だが、それ以前から夫婦仲は崩壊していたようである。05年にはブラジルで乗馬をしていた時、崖の近くで、夫が彼女の馬を脅し、落馬しかけたことがあったという。

 彼女が、メールを見た、不倫をしていたのねと告げると、夫は「お前は嘘つきだ。気が狂っている」と罵倒し、夫婦で飲んでいた睡眠剤を多めに飲むことを「促され」たという。

 どうやら強制的に飲まされたのではないようだが、昏睡状態になり、知り合いの医者が訪ねて来てくれて、救われたそうである。

 その後も、電話で優しい言葉をささやいたりする一方で、「君は自殺したいといつも言っている。部屋に弾の入った銃があるから、私や子どもに迷惑をかけずにいっそ人生を終わらせたらいい」と、いうことがあったという。

 夫婦仲が悪くなった真の原因が何なのか、読む限り詳らかではないが、外の世界で剛腕を見せつけ権力者への階段を上がっていくうちに、夫婦間の溝は大きく広がり、修復不能なところまでいってしまった。

 離婚を考えた夫人は、弁護士から録音を取るようにいわれた。それを夫に告げた時、「いつでもお前を滅ぼすことができるんだ」「早く殺すべきだった」とわめきながら彼女に襲いかかり首を絞めたという。

 12年には複数のクルマにつけ回され、事故で脇腹を骨折し、3カ月もの間安静にしていなければならなかった。

 その後、フランスで離婚の手続きが始まった。当然ながら、財産分与で揉めるが、何とか15年6月にフランスでの離婚が成立する。

 そしてゴーンは約1年後に、50歳のキャロルと再婚する。だが、ゴーンの故郷のブラジルでは、今年の3月に役所へ離婚申請したばかりだから、2人はまだ結婚状態にあり、重婚状態だとリタは主張する。

 それはともかく、ゴーンは、離婚が成立する前からさまざまなレセプションにキャロルを連れて行ったが、登録されていた名前は「リタ」だったそうである。

 世界でも指折りの大富豪の家庭内DVを赤裸々に語った前夫人の告白は、衝撃的なものだ。欧米のメディアなら、大々的に取り上げ真偽をゴーン自身に質すだろうが、日本のマスメディアはどうするのだろう。

 見て見ぬふりか。ゴーン側の弁護士は、ゴーンは品行方正で、長年にわたりリタに苦しめられてきた。彼女は精神的に不安定で妄想に取りつかれていて、どんな作り話でも平気でするといいながら、彼女の虚偽の告白をもとに記事を掲載すれば、法的措置を取らざるを得ないといっている。

 レバノンまで記者を飛ばした文春のスクープは、事実なら、世界のゴーンの信用を一気に失墜させるほど破壊力のあるものである。ゴーンはどう動くのか、それとも黙殺するのだろうか。注目である。

【巻末付録】

 現代もポストも気合が入っていないので、さらっとやる。現代は、「甦る『イエローキャブ』軍団 弾ける水着、大集合」。かとうれいこや雛形あきこか、懐かしいね。

「永岡怜子 神々しいヘアヌード」。袋とじは毎度おなじみ「覗かれた壇蜜」。

 ポストは、千本以上もAVに出た「千本女優 忘れられない最高のSEX」。「早見優 井上晴美」。もちろんヘア・ヌードではない。

 袋とじは「女性器を『整形』するオンナたち デザイナーズ・ヴァギナ」。よくわからん。見たい方は買ってください。

 というわけで今週は引き分け。
(文=元木昌彦)

金沢競馬で八百長疑惑勃発!? 暴力団員が語る手口は「夜中に忍び込んで、馬に筋弛緩剤を……」

今週の注目記事・第1位
「『夫カルロス・ゴーンは私の首を絞めた』」(「週刊文春」5/24号)

同・第2位
「中国人が中国で子どもを産んで、なぜ日本が42万円も払うのか?」(「週刊現代」6/2号)

同・第3位
「不邪淫を説く『薬師寺』管主が口説いた40代美貌のホステス」(「週刊新潮」5/24号)

同・第4位
「『23歳電気工事士』が刻んだ性的倒錯の履歴」(「週刊新潮」5/24号)

同・第5位
「「羽生結弦とメドベージェワ『愛の真実』」(「フライデー」6/1号)

同・第6位
「金沢競馬で『八百長疑惑』」(「週刊現代」6/2号)

同・第7位
「大谷翔平の二刀流がソーシア監督に壊される!」(「週刊ポスト」6/1号)

同・第8位
「闘う愛媛県知事 中村時弘とは何者か?」(「週刊現代」6/2号)

同・第9位
「『エロ親父』福田が怖くて、記者が務まるか」(「週刊現代」6/2号)

同・第10位
「映画監督 是枝裕和」(「週刊現代」6/2号)

同・第11位
「『食事の匂い』に敏感な人はボケない」(「週刊文春」5/24号)

同・第12位
「60歳過ぎてからの『極上の孤独』のすすめ」(「週刊ポスト」6/1号)

同・第13位
「東海林さだお『あれも食いたいこれも食いたい』」(「週刊朝日」5/25号)

同・第14位
「二階俊博『安倍政権のこれから』を話そう』」(「週刊現代」6/2号)

同・第15位
「日大アメフト部悪質タックル問題 指示疑惑の監督が握る“学内権力”」(「週刊ポスト」6/1号)

同・第16位
「食べてはいけない『国産食品』実名リスト」(「週刊新潮」5/24号)

同・第17位
「『究極の食事』実践編」(「週刊文春」5/24号)

【巻末付録】現代とポストのSEXYグラビアの勝者はどっちだ!

 早速いこう。

 文春に「究極の食事」というのがある。やはり肉よりも魚がいいそうで、サバやアジを1日60グラム摂取すると死亡率が下がるという。

 魚に野菜や果物、茶色い炭水化物(玄米や全粒粉)、オリーブオイル、ナッツ類がいいそうだ。

 体に悪いのは、赤い肉(豚肉や牛肉、馬肉に加えてハムやソーセージなどの加工肉)、バターだそうだ。

 新潮は、「食べてはいけない『国産食品』実名リスト」というのを巻頭で大特集。ハムやウインナーには発がん性の添加物が入っているものがあり、今人気のサラダチキンなどにも、腎臓疾患を招く添加物が入ってるものがあるそうだ。

 驚いたのは「ペヤングソース焼きそば 超大盛」は、それだけで1081kcalもあるんだ。これと餃子でも食べれば、1日のカローリーはオーバーするな。

 さて日大アメフト部が関西学院大学との定期戦で、パスを投げ終えた無防備なQBに猛タックルをかけ、全治3週間のケガを負わせた「事件」は、責任者である内田監督が、「反則をやるなら試合に出してやる」と選手に指示していたことが疑われ、関学側は態度を硬化させた。

 だが、この御仁、口と態度は裏腹で、なかなか表に出てこず、出てきたかと思えば、「かんせいがくいん」を「かんさいがくいん」といい間違えるなど、どうも、選手たちがあがめる人物にしては、小物感が漂う。

 それにこの監督、ポストによれば、日大エリートで、体育会の入部人数や保険体育審議会の事実上のトップで、大学内でも実力を持っている人物だという。

 日大のエリートというのもこの程度かと、多くの人が思ったに違いない。

 先の日本レスリング協会の栄というコーチも、パワハラがあったといわれて、こそこそ姿をくらまし、自分から釈明することもなかった。

 狭い世界でふんぞり返っている人間というのは、批判をされることもないから、そうした声が出てくると、普段考えられないほど脅え、表に出てこられない。

 可哀想なのは、こんな連中に怒られたり、命令されてきた選手たちである。

 まさに井の中の蛙。多くの日大OBは嘆き憤っているはずだ。

 さて、現代で田原総一朗が二階幹事長をインタビューしている。だが、失礼だが、田原老いたり、と思わざるを得ない、内容のないインタビューである。

 ここで書き写すほどのことなど何もない。二階は安倍の三選を支持している(本音かどうかはわからないが)。中国や韓国とは仲良くしましょう。それだけだ。

 こんなものを今なぜやらなくてはいけないのか。現代の編集部の意図はわかるが、インタビュアーの人選を間違えている。

 ところで、コラムは週刊誌の顔である。現代ならば伊集院静、文春なら林真理子、新潮は藤原正彦、ポストはビートたけし。

 朝日は東海林さだお。「あれも食いたいこれも食いたい」は今週号で1497回である。今でも名コラムといわれるものに山口瞳の「男性自身」(新潮)がある。テーマは旅から交友録、競馬の話までと幅が広い。

 東海林のコラムは食べ物だけに限定している。それを毎週書き続けるというのは並大抵のものではないだろう。今週も手本にしたいほどの名文である。書き出しはこうだ。

「何をするにしても“いきなり”というのはよくない。いきなりで物事がうまくいったためしがない。
 物事には順序というものがある。何をやるにしてもまず入念に下調べをし、準備を整え、手順を踏み、これまでの前例を調べ、リハーサルを経てから事を行えば大体うまくいく。(中略)
 たとえば結婚。いまはできちゃった婚などという結婚もあるが昔は厳格な手続きが必要だった。まず見合いというものがあった」

 結婚からTOKIOの山口のキスの話へと広がり、財務省・福田次官の「いきなりオッパイ」につながる。

「人はいきなりで失敗する。いきなりで人生に躓く」のだが、いきなりで成功した人もいると、昨今評判の店「いきなり! ステーキ」へと結び付ける。

 結びは「もし『いきなり! ステーキ』が『立ち食いステーキ』だったら……」

 結びで大事なのは「余韻」だと、読売新聞「編集手帳」を担当していた名コラムニスト竹内正明が『「編集手帳」の編集術』(文春新書)で書いている。竹内はコラムの理想形として「之字(のじ)運動」をあげている。

 戦争中海軍が敵の魚雷を避けるために「之」に似たジグザグ航法をとったように、どこに向かっているのか書き出しを読んだだけでは本題がわからない書き方を心がけているというのである。東海林のコラムを読むだけで400円を払う価値がある。

 ポストの60歳過ぎてからの極上の孤独のすすめにいこう。下重暁子の『極上の孤独』や五木寛之の『孤独のすすめ』が売れている。

 五木のほうは読んでみた。ほとんど内容は忘れているが、孤独の話より、老人たちがこれから世直しのために立ちあがれという、老人を鼓舞する内容だったと記憶している。

 孤独というのは、何もわざわざそうしなくとも、ある程度の年齢になれば、嫌でも孤独になる。

 両親の死、友人たちの死、愛犬の死、結婚していた相手が亡くなることもある。

 下重がいっているように、わざわざ一人になれる空間を作らずとも、嫌というほど孤独は周りに充満し、押し潰されそうになる。

 昔は粋がって「群衆の中の孤独」などと嘯いていたが、そんな群衆と遭遇することもなくなる。

 孤独を楽しめと、みなさんおっしゃる。それは、すぐ隣に家族がいて、外に出れば仕事仲間や飲み仲間がいるからいえることではないのか。

 私はまだ幸いにして「真の孤独」というものを味わったことがない。だがそれもあと数年のうちに味わうことになるのだろう。

 妻の朝丘雪路が認知症(なぜ認知症で死ぬのだろう?)で死んで、亭主の津川雅彦は、「先に死んでくれてありがとう」といった。認知症の介護で相当辛い思いをしたのであろう。

 だが、その言葉の行間に、オレのほうが先に逝きたかった、一緒に死ねばよかったという悔悟の念を見てしまうのだが。

 孤独なんて、自分から進んで味わいに行くことはない。だが、私はこうした企画が好きである。

 いまは死についての本を乱読している。余生を悔いのない送り方をしたい。そんな、誰もなし得ないことを夢見て、毎日を無為に過ごしているが、これはこれで楽しいものではある。

 さて匂いに敏感な人は呆けないとよくいわれる。文春によると、アルツハイマー型やレビー小体型の認知症では、物忘れなどの症状が出る前に、嗅覚機能が衰える傾向があるという。

 したがって、朝食に、パンの焼ける匂いやコーヒー、ご飯とみそ汁の匂いをきちんと嗅いで、脳を刺激することが大事だそうである。

 スクープにもいろいろな形がある。今週号の文春のゴーンの元妻の告白もスクープだが、現代のグラビア「映画監督 是枝裕和」もある意味でのスクープだと、私は考える。

 この時点では、是枝監督が第71回カンヌ国際映画祭でパルムドールを受賞するニュースは入ってきていない。

 彼の『万引き家族』が、今村昌平監督『うなぎ』以来21年ぶりに受賞したのである。日本映画のパルムドールは5作目になる。

 私はこの映画は見ていないが、『誰も知らない』『そして父になる』は見ている。『そして父になる』は子どもを取り違えられた夫婦の物語だったと思うが、福山雅治の父親役に違和感があり、映画に入り込めなかった。

 是枝は、政治的な発言もする行動的な映画監督である。今度の映画も、年金不正受給を題材にしているらしい。

 日本を代表するとまではいわないが、まだ55歳。さらなる高みを目指してもらいたい。

 やはり現代に、元朝日新聞女性記者・川村昌代(51)が、エロ親父の福田元財務省事務次官が怖くて、記者が務まるかと、勇ましい発言をしている。

 これは、福田のセクハラ発言に嫌気がさし、2人で会ったとき、その場の会話を録音して、新潮へ持ち込んだテレビ朝日の女性記者を批判しているように読める。

 川村も福田を取材したことがあり(15年も前のこと)、同じようなことをいわれたが、体を触られることもなかったし、その後も携帯に電話すると、出てくれたと“自慢”しているが、私には、ちょっと違うのではないかと思えるのだ。

 15年も前の福田と、次官まで上り詰めた福田とは、彼が同じような物言いをしても、受け取る女性のほうは、「馬鹿いってんじゃないよ」とはいえないだろう。

 私の少ない官僚との付き合いの経験でいわせてもらうと、官僚という生き物は、自分がいかに官僚らしくないかをアピールしたがる輩が多い。

 ここでも厚労省の官僚が、新人を連れて来て、彼らが上半身裸になり、おっぱいにマヨネーズをつけて舐めあった話が出てくる。

 こういうところも、官僚ならではの、男らしさの表現なのであろう。だが、見せられる女性記者の中には「気持ち悪い」というものもいたそうだが、私にも「悪趣味」としかいいようがない。

 女性記者の中には「女を売り物」にしてネタを取ろうという者もいる。だが、基本は、取材対象者と取材記者である。

 いってはいけない、やってはいけない常識というものがある。それを福田は越えたというしかない。

 川村がいうように、「向こうの懐に入って、こっちの懐にも入ってきてもらうような付き合いができないとネタなんて取れませんよ」というのはわかる。

 われわれ雑誌記者もそう思って取材してきた。だが、財務省という大変な権力を持っている役所のナンバー1が、記者に対して不埒なセクハラ発言をするということも、ビッグニュースである。

 自衛のためだったといっているが、セクハラは許さないというのも、記者魂の一つだと、私は考える。

 昔ながらの記者道を説いても、そんなことはみんなわかっている、しかし、取材している人間がいかに外道かを伝えることも、記者の大事な役割であるはずだ。

 さて同じ現代に、安倍首相に「ダメ」を出し続ける中村時弘愛媛県知事というのはどんな人間かを解説した記事がある。

 1960生まれ。父も松山市長を務めていた。慶応大学から三菱商事。だが、5年目に三菱を辞し、母親の強い反対を押し切り、87年に県議会議員選挙に出て当選する。

 90年に衆院選に無所属で出馬する。ここには自民党の現職が2人いたので、自民党の公認をもらえず、派閥のドンであった安倍晋太郎に演説をしてもらおうとしたが、ドタキャンされてしまう。

 安倍一族とはこうした因縁があった。その後、日本新党で当選するも、96年には落選。

 99年に松山市長選に出て当選。3期務めて県知事になる。彼は「既存のものを壊すのが大好き」がモットーだという。

 県知事が総理と対峙し、総理の嘘を暴く姿は、多くの国民の支持を集めている。本人に国会へ来て証言をしてもらいたいものだが、自民党側ががんとして認めない。

 大谷翔平の進撃が止まらない。20日、エンゼルスの大谷はアナハイムでのレイズ戦に先発して7回2/3を6安打2失点、9三振を奪って4勝目(1敗)を挙げた。

 ホームランもすでに6本。ベーブ・ルースの記録、10勝ホームラン10本は、夏までに達成しそうな勢いである。

 だが、ポストによると、エンジェルスの名将・ソーシア監督は、中6日で使ってきた投手・大谷を、5月下旬から6月上旬にかけての16連戦に、中5日で使おうとしていると報じている。

 大谷は、右肘の内側の副靭帯に損傷があったり、決め球のスプリットは肘への負担が大きいため、故障発生という悪夢が起きうるかもしれない。

 大谷を支持する人間も、いまだに疑問符をつけている人間にも、心配なのはケガや故障である。

 これから過酷な夏が始まる。なんとか元気にシーズンを乗り切ってもらいたい。そうすれば記録はおのずからついてくるはずである。

 さて、昨日のオークスは、1番人気のアーモンドアイが強い競馬をして二冠馬になった。

 だが競馬には不可解なレースがつきもの。ましてやローカルの競馬では、八百長ではないかとみられるレースが、今なおあると現代が報じている。

 5月8日、金沢競馬場で行われた第2レース。9頭立てだ。人気の4番が大きく出遅れた。

 結果、1着6番人気、2着4番人気、3着は最低人気の馬で決着。払い戻しが場内アナウンスされるとざわついた。

 三連複5万9410円 三連単4万6600円

 1着から3着までを順番どおりに当てる3連単のほうが、配当が低いという不可解なことが起きたのである。

 2レースなのに、他のレースより600万円ほど多く馬券が売れていた。

 それ以外にも首を傾げるレースが時々あり、八百長ではないかとネットなどで騒がれているそうだ。

 私も昔、名古屋の競馬場で、八百長を仕組んだという暴力団員に話を聞いたことがある。

 彼は、前日の夜、厩舎に入り込み、人気の馬に筋肉弛緩剤のようなものを注射したといった。

 それで八百長は成立した? 彼は苦笑いして、それでも競馬だからどれが来るか分からず、結局馬券では損をしたといった。

 騎手が引っ張って出遅れさせることは難しくない。だが、その後の馬がどうなるのかは神のみぞ知る。

 結局、全通り買わなくては当たらないことが多いのである。金沢のケースはわからないが、競馬の八百長は、野球よりも何倍も難しい。

 だから私は、競馬には八百長はないと考えている。

 文藝春秋でお家騒動。松井社長のやり方を批判するメールが部署長宛に出されている。

 そこには、松井が社長に就任して以降、強引な手法が取られることが多くなったという声が、役員や執行役員の中からも出てくるようになったという。

 新聞の広告のサイズから、単行本の部数、雑誌の編集方針に至るまで強引に決めてしまうやり方に、現場はやる気を失っているというのである。

 7月に松井社長は交代するそうだが、最初は会長になり、これまで通りに物事を進めていくといい出したが、さすがに7人の取締役のうち3人が職を賭して説得し、止めさせたという。

 要望書は、以下の3点を求めているそうである。進んでいる次期執行部の人事を白紙に戻すこと。松井社長は人事にタッチしないこと。次期執行部は執行役員を含めた役員会で互選することなどだ。

 文春の気風は自由闊達だと、私は思っている。しかし、どうやら松井体制になってから、そうではないようだ。それは、文春も出版不況の中で喘いでいるからであろう。

 この要望書はこう結ばれているそうである。「文藝春秋がこの閉塞感から脱してもう一度活気を取り戻すことができれば、現在の社業の厳しい状況にも、きっと明るい兆しが見えてくると信じてやみません」

 こういう声が社内から出てくるのも、文春のよさだと思うが、5月30日の決算役員会はどうなるのだろう。

 さて、羽生結弦(23)は、今や日本一のアイドルといってもいいだろう。

 だがフライデーによると、ロシアのフィギアの女王、メドベージェワ(18)も、羽生のことを好きでたまらず、7歳の時から指導を受けていたコーチとの関係を断ち切り、羽生が師事しているブライアン・オーサーに変え、祖国を捨ててカナダに練習拠点を移すのである。

 ロシアのフィギア関係者の間では「愛する羽生に近づきたいからではないか」ともっぱらの噂だという。

 平昌五輪の時、ライバルのザギトワが羽生とリンク上で抱き合ったときは、ものすごい形相で睨みつけていたそうだ。

 いい話だ。こうした国際カップルが誕生し、その子どもがリンクの上で華麗な花を咲かせる。だがひと言。ロシア人は、若いときは飛び切り美人だが、中年になると太る人が多い。そのことだけは頭に入れておいたほうがいい。

 やはり事件ものでは新潮に一日の長がある。新潟県で起きた大桃珠生(たまき・7歳)ちゃんを誘拐して殺害し、証拠隠滅のために、亡骸を線路に置き去りにするという残虐非道な事件の犯人として、小林遥(23)容疑者が逮捕された。

 小林は、捜査本部へ移送され、署内に入る時一瞬ニヤリとした表情が、テレビを見ていた視聴者の怒りを増幅させた。

 こういう事件でありがちな、高校を出て電気配線工事の会社にいたが、勤務態度はいたって真面目で、無断欠席は一度もなかったそうである。

 新潮によると、両親と姉、弟の5人暮らしで、近所では「おとなしくて真面目」だった。

 中学時代はロボットコンテストに夢中で、アニメオタクだったらしい。だが、捜査関係者によると、「彼はこれまで何回か検挙され、1月末には児童ポルノで書類送検されました。新潟のほか山形でも、児童がらみで摘発されていて、つい先月も別の子への青少年健全育成条例違反で書類送検されたばかりです」。社員旅行でも、他の社員が連れてきた女児にまとわりついていたという。

 この地域は、62年頃から家が建ち始め、新潟地震で液状化を免れたため家を失った人たちが越してきて住宅地になった。30年ぐらい前は「小針銀座」といわれたこともあったが、高齢者が多くなり、今では「年金通り」と呼ばれているそうだ。空き家も多く、無計画に宅地造成されたため、入り組んだ袋小路が多いという。

 そういうこともあり、逮捕までに1週間もかかったそうだが、先の捜査関係者がいっているように、最初から小林は行動確認の対象だった。

 こうした事件が起きると、必ず、性犯罪常習者をGPSで監視しろ、住民にそうした要注意人物がいることを知らせておくべきだという意見が出てくる。

 だが今でも日本は立派な超監視社会である。この上、プライバシーを警察に売り渡すのは、御免蒙りたい。

 今回も、事件後から小林がマークされ、防犯カメラの映像には小林のクルマが写っていて、逮捕に至った。事前に防げなかったのかという思いはわかるが、もし、あなたの数十メートル先に性犯罪者が住んでいるとわかったら、あなたはどうするのか?

 その人間の行動確認を毎日するのか、それともそこから引っ越すのか。日本のような村社会で、異物がいることがわかれば、その村はそれを村八分にするか、その村は崩壊する。そんな重苦しい気持ちになるなら、知らないほうがいい。私はそう思う。

 薬師寺というと、高校生の時、修学旅行で行ったことを思い出す。高田好胤が副住職の時だった。坊さんでこんなに面白い話の出来る人がいることに驚き、時を忘れて聞き入った。

 好胤の法話は「青空法話」と呼ばれていて、18年間続け、聞いた生徒は600万人以上といわれる。

 その後、高田は管主になったが、今週の新潮に出てくる管主は好胤さんとは比べ物にならない。

 このおっさん、16年に管主に就任した村上太胤(たいいん・71)。お相手の女性はクラウディア・カルディナーレを思い起こさせる独身美女(44)。勤めは銀座のクラブのようだ。

 知りおうたのは17、8年前だというが、3年前に村上に連絡したところ、何度もメールが来た。

 15年8月に大阪へ買い物旅行へ行くと伝えると、管主は前のめりになって、「ちなみにホテルは確保してます。いやでなければ人畜無害の私と一緒で」。ボルボのセダンで迎えに来たそうである。

 その後、バーやお茶屋を回って、ホテルで男女の関係になってしもうたそうだ。

 その後、村上の奥さんにも仲を知られるが、不倫関係はズルズルと続いていた。

 ここから急に、村上管主への直撃が始まるのだが、彼女はあまりのしつこさに嫌気がさしたのだろう。

 始めは「冗談でしょ」といっていたが、その後、観念したのか、インタビューに答えているが、これが高田好胤真っ青の面白さである。

――具体的なお手当てとかは。

太胤 そんなの払うわけがない。愛人なんて本当に思ったこともないし、あの、お店でね、「係りの、当番の女性や」としか。

――一般的にこれを何と呼びますかね。

太胤 まぁ飲み友達ぐらいの、という言い方は変ですかね。

――飲み友達と性行為するんですか、管主は。

太胤 何と言うのか。ちょっと言葉が(出ない)。

――これは不倫になりませんか。

太胤 相手の方が結婚していたら不倫なんでしょ。よくわかんないけど。

 毎回、避妊具は付けていないようだがと聞くと、

太胤 そういう時は、自分で外に出して処置しておりますから。

 彼女にいわせると、31回ほどHをしたが、時間は20分ほどで、事が済むといびきをかいて寝てしまうそうだ。

 薬師寺の管主にふさわしくない人物であることは間違いないようである。

 ところで、ノンフィクション作家の魚住昭が『現代ビジネス』で講談社の野間家をテーマにした連載を開始した。

 タイトルは『大衆は神である』。これまでありそうでなかった出版界の裏面史を、魚住が書くのである。

 実は、私も、魚住から頼まれて、私が知っている講談社について話をしている。彼は、社史『講談社が歩んだ五十年史』を編纂する際に関係者への聞き取りを行った膨大な速記録が残っていることを知り、すべて読んだそうだ。

 私も、以前ここで触れたように、講談社の一番よかった時代は戦中である。雑誌のシェアは8割だったといわれている。

 講談社の雑誌は、戦地にいる兵士たちへの慰問袋の中に必ず入っていた。

 大衆雑誌として、他を寄せ付けない圧倒的な人気があったのはもちろんだが、陸軍や海軍からの要請で、戦争を美化し、兵士たちの戦意を鼓舞する内容の雑誌も数多く出していたのである。

 戦争協力会社としての講談社は、戦後厳しく指弾された。一説には、GHQが講談社を戦犯会社に指定せず、その力を利用するために残したといわれる。講談社は生き残り、今日に至っているのである。

 その他にもいくつかあるが、魚住は「講談社にとって都合の良い話ばかりではありません。しかし、それもきちんと書いていきたいと思っています」と、『現代ビジネス』の連載前に語っている。

 第1回を読む限り、岩波書店や、夏目漱石など、明治から大正、昭和にかけての出版人や文人も多く登場する群像劇になるようだ。いいところに眼をつけたと思う。楽しみである。

 さて、現代は先週、中国人がビザを入手して国保を手に入れ、日本で手術や高額な薬を手に入れている実態があると報じた。今週はその2弾。

 今週は荒川区を取り上げている。荒川区の人口は約22万人。そのうち外国人は約8.8%の1万9,000人。

 そのうち中国人は3.2%の7,066人だそうだ。だが、最近では外国人の増え方が日本人より多いという。

 平成29年度の荒川区の出産育児一時金の支払いが、全体で264件なのに、そのうち外国人が105件もあったそうだ。

 それも中国人が61件。また、中国人の27件が、海外で出産し42万円をもらっているのである。

 いかにもおかしいが、海外出産でも、病院の出生証明書さえ出せば、払うのだという。

 こうしたことが、膨らみ続ける医療費をさらに膨らませ、崩壊に追い込まないか。早急に実態を調べるべきであるこというまでもない。

 今週の第1位は、文春の世界的スクープにあげたい。

 文春の巻頭特集は「夫カルロス・ゴーンは私の首を絞めた」と、ゴーンと30年夫婦だったリタ前夫人が激白している。

 ゴーン(64)といえば、日産自動車をV字回復させ、ルノーのCEOにまで上り詰めた、その世界では生きるレジェンドである。

 レバノン系ブラジル人のゴーンとレバノンで生まれ育ったリタが結婚したのは1985年。フランスのミシュラン・タイヤの研究開発室長だったゴーンが、南米ミシュランのCOOに就任した時だった。

 その後ルノーからヘッドハンティングされ、徹底したコストカットで利益を生み出し、99年に日産のCOOとして来日した。

 そんな夫を、リタは「カルロスはとても頭が良い反面、普通の感情が欠落しているような男性」だと評している。

 彼女も日本でレバノン料理店を開き、仲睦まじい夫婦だと思われていたが、内実はまったく違っていたというのである。

 リタの不信感が芽生えたのは10年の1月。夫はITが苦手だそうで、パソコンなどの不具合があった時は彼女が直していた。

 そんな時、「カルロスと女性の怪しげなメールを見つけてしまった……。夫は私の知らない米国人女性やドバイ在住の日本人女性、そして後に再婚するキャロルと“不倫”をしていたのです」。その上、夫の姉が「リタが精神病だという診断を出してもらうよう、リタの医師に相談しては」というメールを送っていたことも知ることになる。

 私にも経験がある。カミさんにパソコンを見られ、メールで某女との仲を知られたことがあった。絶対、カミさんに財布とパソコンは触らせてはいけない。

 だが、それ以前から夫婦仲は崩壊していたようである。05年にはブラジルで乗馬をしていた時、崖の近くで、夫が彼女の馬を脅し、落馬しかけたことがあったという。

 彼女が、メールを見た、不倫をしていたのねと告げると、夫は「お前は嘘つきだ。気が狂っている」と罵倒し、夫婦で飲んでいた睡眠剤を多めに飲むことを「促され」たという。

 どうやら強制的に飲まされたのではないようだが、昏睡状態になり、知り合いの医者が訪ねて来てくれて、救われたそうである。

 その後も、電話で優しい言葉をささやいたりする一方で、「君は自殺したいといつも言っている。部屋に弾の入った銃があるから、私や子どもに迷惑をかけずにいっそ人生を終わらせたらいい」と、いうことがあったという。

 夫婦仲が悪くなった真の原因が何なのか、読む限り詳らかではないが、外の世界で剛腕を見せつけ権力者への階段を上がっていくうちに、夫婦間の溝は大きく広がり、修復不能なところまでいってしまった。

 離婚を考えた夫人は、弁護士から録音を取るようにいわれた。それを夫に告げた時、「いつでもお前を滅ぼすことができるんだ」「早く殺すべきだった」とわめきながら彼女に襲いかかり首を絞めたという。

 12年には複数のクルマにつけ回され、事故で脇腹を骨折し、3カ月もの間安静にしていなければならなかった。

 その後、フランスで離婚の手続きが始まった。当然ながら、財産分与で揉めるが、何とか15年6月にフランスでの離婚が成立する。

 そしてゴーンは約1年後に、50歳のキャロルと再婚する。だが、ゴーンの故郷のブラジルでは、今年の3月に役所へ離婚申請したばかりだから、2人はまだ結婚状態にあり、重婚状態だとリタは主張する。

 それはともかく、ゴーンは、離婚が成立する前からさまざまなレセプションにキャロルを連れて行ったが、登録されていた名前は「リタ」だったそうである。

 世界でも指折りの大富豪の家庭内DVを赤裸々に語った前夫人の告白は、衝撃的なものだ。欧米のメディアなら、大々的に取り上げ真偽をゴーン自身に質すだろうが、日本のマスメディアはどうするのだろう。

 見て見ぬふりか。ゴーン側の弁護士は、ゴーンは品行方正で、長年にわたりリタに苦しめられてきた。彼女は精神的に不安定で妄想に取りつかれていて、どんな作り話でも平気でするといいながら、彼女の虚偽の告白をもとに記事を掲載すれば、法的措置を取らざるを得ないといっている。

 レバノンまで記者を飛ばした文春のスクープは、事実なら、世界のゴーンの信用を一気に失墜させるほど破壊力のあるものである。ゴーンはどう動くのか、それとも黙殺するのだろうか。注目である。

【巻末付録】

 現代もポストも気合が入っていないので、さらっとやる。現代は、「甦る『イエローキャブ』軍団 弾ける水着、大集合」。かとうれいこや雛形あきこか、懐かしいね。

「永岡怜子 神々しいヘアヌード」。袋とじは毎度おなじみ「覗かれた壇蜜」。

 ポストは、千本以上もAVに出た「千本女優 忘れられない最高のSEX」。「早見優 井上晴美」。もちろんヘア・ヌードではない。

 袋とじは「女性器を『整形』するオンナたち デザイナーズ・ヴァギナ」。よくわからん。見たい方は買ってください。

 というわけで今週は引き分け。
(文=元木昌彦)

眞子さま&小室圭さんに固執する「週刊新潮」に名物編集長が疑問符「巻頭でやる必要があるのか」

今週の注目記事・第1位
「日本の医療費が中国人に食い物にされている」(「週刊現代」5/26号)

同・第2位
「警察を敵に回した『被害者調書』」(「週刊新潮」5/17号)
「TOKIO山口達也(46)に女子高生を“献上”したNHKの大罪」(「週刊文春」5/17号)

同・第3位
「石原さとみの新恋人は“意識高い系”カリスマIT社長」(「週刊文春」5/17号)

同・第4位
「今から入れる理想の特養老人ホーム『安くて』『親切な』全国58施設」(「週刊現代」5/26号)

同・第5位
「『タフガイ脱獄囚』が耐えられなかった『スパルタ獄窓記』」(「週刊新潮」5/17号)

同・第6位
「安倍昭恵さん“誘拐殺人犯”との記念写真」(「フライデー」5/25号)

同・第7位
「ついに始まった!『高級マンション』投げ売りから暴落へ」(「週刊現代」5/26号)

同・第8位
「安倍首相『ウソの上塗り』で強行突破」(「週刊文春」5/17号)

同・第9位
「刑務所専門求人誌の募集要項」(「週刊ポスト」5/25号)

同・第10位
「麻生財務相の地元で浮上した『麻生グループ』への土地無償貸与問題」(「週刊ポスト」5/25号)

同・第11位
「密使はなんと、あの元総理だと!?」(「週刊現代」5/26号)

同・第12位
「生誕100年『田中角栄』」(「週刊新潮」5/17号)

同・第13位
「乱闘騒ぎの真因は……『自民党副幹事長』がひた隠しにするオンナ」(「週刊新潮」5/17号)

同・第14位
「日本一老けない牛乳は鳥取にあり!」(「週刊文春」5/17号)

同・第15位
「『眞子さま』と『小室圭くん』に『美智子皇后』のご意見」(「週刊新潮」5/17号)

同・第16位
「新小結『遠藤』の嫁取りに急浮上した『永谷園』の令嬢」(「週刊文春」5/17号)

同・第17位
「『首相官邸』御用達だけど忖度されない高級料亭の倒産危機」(「週刊新潮」5/17号)

同・第18位
「保健所が指導 林文科相『セクシー個室ヨガ』は違法だった!」(「週刊文春」5/17号)

【巻末付録】現代とポストのSEXYグラビアの勝者はどっちだ!

 今週は数だけはたくさんある。早速いこう。

 文春は林文科相が公用車を使って昼日中、セクシーヨガにいそいそと通っていたとスクープしたが、ヨガの経営者が、うちはそんないかがわしいところではないと抗議していた。

 だが、ここの美人インストラクターたちは、みんな指圧や針きゅうの免許を取っていなかったことがバレて、保健所に注意され、急遽、リラクゼーション整体に衣替えしたそうだ。

 だが経営者は、文春が報じてくれたおかげで、キャバクラヨガというのが知れ渡り、会員は1,000人を超え、GWも予約でいっぱいだったという。

 転んでもただは起きない。女性はしぶといね。

 次は新潮。徳島の料亭を東京に進出させて、安倍首相も足を運んだことがある高級料亭「青柳」が、倒産の危機にあるというのだ。

 私も新橋にある時は何度か通ったが、名物の鯛めしが、ご飯が柔らかかったのに嫌気がさし、以来行っていない。

 現在は麻布台にあるそうだが、そこへ魚を卸している会社が、滞っているカネを払えと提訴したというのである。

 裁判は3月に結審して、今後は月々40万円を返済するという形で和解したそうだ。

 当の青柳の店主・小山裕久(69)も、その事実を認め、「なんとかしなきゃと、僕の給料は月10万ぐらいと社内で一番安くしています。意欲はまだまだ衰えていません」と語っている。

 大相撲が始まった。今場所の注目力士の一人は小結の遠藤(27)であろう。イケメンだが、15年に左膝靭帯と半月板損傷という大ケガで、思うような相撲が取れなくなってしまった。

 ようやくここまで上がってきたが、真面目で遊ばず、カネも使わないそうだ。人気では相撲界一の遠藤だから、縁談の話は山ほどあるのだろう。

 中でも太いタニマチの永谷園の永谷喜一郎社長には美人の三姉妹がいる。上2人はすでに嫁いでいるが、三女の真絵(まい)が遠藤と同じ年で、芸能活動をしているそうだ。

 この2人の仲を取り持とうという動きがあると新潮が報じている。遠藤が横綱になれば、貴乃花以来の相撲人気になることは間違いない。

 期待の星が公私ともに輝く日が来るのか。楽しみである。

 新潮が、また秋篠宮眞子さんと小室圭さんの近況を報じている。先に、今年のGW中の御料牧場への静養に、眞子さんは参加しないと新潮は報じたが、今回が平成最後の集まりになることもあって、眞子さんも参加したという。

 ただそれだけの記事だ。巻頭でやる必要があるのだろうか。私には疑問だ。

 文春の「日本一老けない牛乳」を紹介しよう。牛乳の品質には、牛が元気であるかどうかが大きく関わっているそうだ。

 品質を決めるのは「体細胞数」で、これが少ないほど良質だという。そして鳥取県の牛は例年、これが少ない事では群を抜いているそうである。

 牛乳のベスト3は、鳥取県、福岡県、宮崎県。乳脂肪にはビタミンAや、カルシウム、たんぱく質も豊富だから、飲んだほうがいいのはわかるが、残念ながら私には、どうも体質的に合わないようだ。

 老けないチーズというのもある。ベスト3は、パルメザン、モッツァレラ、エダム。老けないアイスというのもある。井村屋のあずきバー、ハーゲンダッツのバニラ、森永乳業のMOW バニラだそうだ。

 今朝、スーパで、10個入り200円のバニラアイスを買ってしまったが、こういうのは老けるのが早いのでしょうな。今更どうってことないけどね。

 新潮が報じている自民党の國場幸之助副幹事長(45)が起こした乱痴気騒ぎは、田中角栄が聞いたら「馬鹿もん」といって怒鳴りつけることだろう。

 4月29日午前2時過ぎ、沖縄の那覇市松山の飲食街で、客と口論になった國場は、殴られ転倒して、右足首骨折という重傷を負った。

 警察にその男は、「女性と口論になっていたので仲裁に入った」と話したという。

 地元では、飲んでいたガールズバーの女性と國場が痴話げんかをしていて、客に見とがめられたという「風評」が流れているそうだ。

 それだけの重傷を負ったのに、被害届を出さなかったのも、事を公にしないで穏便に済ませたかったのではと、自民党県連関係者が話している。

 当の國場は、もちろん否定しているが。

 さて、田中角栄が生まれて今年で100年になるそうだ。それがどうした? と私などは思ってしまうのだが、新潮はそうではない。

 角栄は「金と女に流儀があった」と特集を組んでいる。角栄のカネを配る際の流儀は「圧倒的な差を見せつけろ」だった。他の議員が一升瓶を寄付したら、こちらはケースや樽ごと配る。

 これは私も頷けるが、「金は受け取る側が実は一番つらい。だから、くれてやるという姿勢は間違っても見せるな」という哲学があったというのだ。

 本妻、神楽坂の芸者だった辻和子、金庫番だった佐藤昭と3人の女性がいたが、それ以外にもかなりの女性がいたといわれる。角栄の遊びの哲学はこうだ。

「外で遊んでもいいから、母ちゃん(妻)を大事にしろ。ただし、その遊びは本当の遊びじゃダメだ。女ともめるのは、一生懸命汗をかかなかったからだ。母ちゃんにも女にも汗をかけ」

 どんな女とも一生懸命SEXしろということである。なかなかできないことではある。

 米朝会談がシンガポールで6月12日に行われる。観測では、そこに中国、韓国も参加して、朝鮮戦争終結を宣言するといわれている。

 だが、拉致問題に固執する安倍首相は、お呼び出ないようだ。

 そこで、なんとしても金正恩と首脳会談をし、拉致問題を少しでも前進させ、支持率を上げたい安倍は、現代の近藤大介次長によると、総理特使として、サメの脳みそをもつといわれる森喜朗元総理を送ろうと考えているというのである。

 そんなバカな、と私は思うが、近藤によれば、1997年に与党訪朝団の団長として北朝鮮に行ったことがあり、北からの一定の信頼があるというのである。

 それも肩書は、東京オリンピック組織委員会会長にするというのだ。

 そりゃあ、目立ちたがり屋の森は嫌だとはいわないだろうが、このところの金正恩を見る限り、頭脳も心臓も、安倍や森とは数段違うように思える。

 また向こうへ行って、金にWho are you? なんていうんじゃないだろうか。それが心配だ。

 このところ精彩のないポストから1本。麻生太郎が、福岡県で、スーパーやガソリンスタンド、病院などを持つ「株式会社麻生」の大株主で、県への影響力も絶大だということはよく知られている。

 飯塚市に建つている「子ども発達支援センター」もグループの一つだそうだが、その土地には麻生グループの病院が建ち、支援センターも併設しているそうだ。

 市との協定で、その敷地を7年間無償で借りている。その後、時価で買い取る契約を結んだそうだが、今年3月に土地の買取期限が来ると、病院の敷地は買い取ったものの、支援センターの敷地、時価1,000万円を、さらに5年間無償貸与を延長するよう市に要求したそうだ。

 わずか1,000万円が、麻生グループに払えないわけがないだろうと、野党議員が騒ぎ、市議会でも質問しているが、市のほうはそれを認めると答えて、物議をかもしている。

 ポストによれば、森友学園と同じ構図だというが、なんともみみっちい話ではある。

 同じポスト。受刑者が出所した後、娑婆に出て困るのは就職先である。

 前科者として冷たい目で見られ、働くところもなく、また犯罪を起こして刑務所に舞い戻る人間も多い。

 そのために、刑務所は高齢化が進み、認知症にならないための対策にも力を入れているそうである。

 そこで、出所者の社会復帰を支援するための「刑務所専門の求人誌」が今春創刊されたというのだ。

 その名も「Chance!!」。全国の刑務所や少年院などに合計800部が配布された。求人の多くは中小、零細企業だが、中には社員400人を超える外食産業もあるという。

 給与体系も一般のものと同じで、中には月給60万円の職場もあるという。募集要項には、「採用できない罪状」というのがあり、殺人、強盗、強姦、覚せい剤などはNGだそうだ。

 この雑誌の創刊目的は、前科のある人間はなかなか就職が難しいので、それならば最初からオープンにしてしまおうというものだ。

 福利厚生の充実ぶりをアピールしている拓実建設の柿島拓也社長は、「うちにいるメンバーも最初苦労しますが、仕事にやりがいを感じてくれば、人並み以上に頑張ってくれる面もあります」と話している。

 こういう取り組みがますます広がることを期待したい。どうかね人材派遣大手のパソナも、こういう人たちへ手を差し伸べては。

 ガンバれ! 二度と刑務所などへ戻らぬように前科者諸君!

 さて、ようやく柳瀬唯夫元秘書官(現経済産業審議官)が衆院・参院予算委員会に参考人として招致された。

 だが予想されたことだが、疑惑は疑惑のまま残った。柳瀬は、加計学園の獣医学部新設をめぐり学園側と3回会ったことは認めたが、「首相案件」といったことはなく、会ったことを安倍には伝えていないといい張った。

 野党側も、首相秘書官がそのことを安倍に伝えていないなどとは考えられない、そもそも秘書官とはなどと、一般論でしか攻めきれず、柳瀬から今治市に首相案件といったという証言は引き出せなかった。

 だが文春では、官邸関係者が「そもそも事務の秘書官が業者に会うことなどありえない。普通ならアポも入らない。加計側と秘書官が面会していることになれば、公正中立な行政に疑いも出てくるのは当然として、これまで、官邸側は『我々は獣医学部は加計という認識ではなく、愛媛県・今治市という認識だった』と説明してきました。それとの整合性がとれなくなるのです」と話している。

 さらに、愛媛県の面会文書にある、「本件は、首相案件となっており、内閣府藤原次長の公式のヒアリングを受けるという形で進めていただきたい」などとの整合性が問題になるはずだ。

 まだまだ嘘で固めた安倍官邸のいい訳の齟齬がそこここに出てきているが、安倍官邸は文春によると、「今国会の柱と位置づける働き方改革関連法案は強行採決でも成立させ、会期延長はせずに国会を閉じ、自民党総裁選に備える方針」(政治部記者)だという。

 悪辣さではTOKIOの山口達也以上だ。

 先週聞いた話だが、中野を地盤としている自民党議員が、選挙のためのパーティを開くそうだが、彼は安倍首相ときわめて親しい。

 その彼が、私の友人に、「安倍は本気だ。選挙は近い」と話した。国会の終わるタイミングで、前回のように、突然解散・総選挙を仕掛けてくる可能性はかなり高そうだ。

 だが、そうなれば、国民が「安倍政治にNO!」ということができる。目にもの見せてやろうじゃないか。

 新潮に、東京の湾岸エリアにニョキニョキ建っているタワーマンションのことが出ている。

 もともとタワマンは、狭い土地に多くの居住者を押し込め、間取りが同じだから、材料費も安くなる、ディベロッパーが儲かる建物なのである。

 もっとも古いタワマンは、さいたま市に1976年に竣工した21階建て463戸の与野ハウスだそうだ。

 だが当然ながら、建物も古くなり、大規模な修繕が必要になる。築12年から15年で1回目の修繕。築24年が2回目、36年が3回目の修繕の目安。古くなるごとに修繕費が値上がりしていくが、それに見合う修繕引当金を住民に割り当てているところは少ないという。

 また、修繕費を負担するためには、住民の合意が必要だが、これがなかなかまとまらない。

 そこへいくと、私の家は築50年を過ぎたボロ家で、都心とは思えないほど木が生い繁っているが、人様の家に迷惑をかけなければ、このまま住み続けられる。

 熊谷守一の住んでいた家は池袋の近くで、鬱蒼としていた庭を一日中眺めていて、熊谷は飽くことがなかったというが、私も同じである。

 雨が降るのを眺め、雑草の間から覗く青空を見上げ、色とりどりに咲く草花を眺めていると、カネも名誉も女もいらないと思えてくる

 もっとも、すべて持っていないから単なる強がりではあるが。

 現代では、実名リスト付きで、高級マンションが投げ売りや暴落していると報じている。

 まだマンションは、東京オリンピックまでは大丈夫だといわれてきたが、そうではないようだ。

 それも2億、3億という、投資目的で買われた億ションが、次々に売り出され、その多くが購入したと同じ価格か、それを下回っているのだ。

 もう少しすれば、大幅な値引き合戦になるというのだが、どちらにしても、私のような下流老人には縁がないがね。

 フライデーは、安倍昭恵首相夫人が、昨年9月に開催された被災犬の「チャリティーディナー」に出席した際、野間裕司という男とのツーショット写真を載せている。

 この男、たいへんな凶悪犯なのである。4月上旬に愛知県名古屋市の20代の男を誘拐したとして5人が逮捕された。その後、死体損壊容疑で再逮捕されたが、遺体をドラム缶で焼却するという残忍極まりないやり方だった。

 この事件の主犯が昭恵と写っていた野間(30)だった。彼は表向き人材派遣会社をやっているそうだが、実際の生業はいかさま賭博を行う「ゴト師」で、東京や横浜の違法カジノに出入りして日に1,000万稼ぐこともあったという。

 被害者はネットカジノの売り上げを巡って揉めていた。ジャーナリストの小川泰平にいわせると、野間はモンスターで、重機で人間をぺしゃんこにしたことがあると自慢していたそうだ。

 野間とトラブルになって行方不明になった人間が他にもいるのではないかと、県警は余罪についても捜査しているという。

 まさかこんな人間と親しいことはないのだろうが、写真に写っている昭恵の表情はにこやかで、もしやと思わせるものがあるが。

 さて、松山刑務所から脱走した平尾龍磨(27)が、ようやく捕まった。4月24日には、向島から、水温15度ぐらいの海を泳いで、本州側に渡っていた。

 相当なタフガイかと思うが、逃げた理由は「刑務官にイジメられた、受刑者間でトラブルになった」と、よくわからないことをいっているそうだ。

 松山刑務所の大井作業場は開放型施設。平尾は、上の受刑者からは、ゴマすりの得意なバシリだったといわれている。

 満期は2020年の1月だったが、真面目な勤務態度で、仮釈を含めてあと半年ぐらいで出所できたはずだった。

 だが、今回の逃亡罪、住居侵入罪、窃盗罪などを入れると、懲役14年を喰らう可能性があると新潮が報じている。

 バカな男がバカなことをしたものだ。

 現代の「理想の特養老人ホーム 全国58施設」を4位にした。いい老人ホーム特集はこれまでたくさんあったが、今回は入りにくいといわれている特養の特集である。

 特養なら、月に20万円以下でも入れる。年金で入れるのだが、これまでは入居希望者が多く、50万人以上が待っているといわれていた。

 だが現代が、特養の認証機関やケアマネージャー、研究者などに協力してもらって、評価の高い施設をあげたというのである。

 しかも、これまでの待機者数は、重複していた人がかなりいたこともあり、また、入所の要件が、「要介護3以上の65歳以上の人」というように厳しくなったため、4月時点では30万人を切っているという。

 都心を除けば、大都市近郊エリアでは空床の目立つところもあるそうだ。

 しかも、入居するにあたっては、どこに住んでいるかは問われない。

 いい特養の条件は、食事が選べる、家族も泊まれる、看取りの希望を叶えてくれるというものだそうである。

 私の住んでいる近くでは、杉並区高井戸に「南陽園」というのがある。ここは売店や理容・美容サロンもあり、レストランがある。それに敷地内に病院もあるから、万が一の時も安心だ。

 府中市には「わたしの家 府中」というのがある。ここへ入って、土曜、日曜には府中競馬場へ行くというのもいいな。

 興味のある方は買って、保存しておくといい。

 私は石原さとみ(31)という女優が好きだ。映画『シン・ゴジラ』で米国特使を演じた石原さとみがとてもよかった。英語は早口過ぎて聞き取れなかったが。

 最近は私が乗る地下鉄の広告でもよく見る。着物姿で金魚すくいをするときの笑顔。ソフトクリームを舐めながら下町を歩く無邪気な笑顔。3年連続「なりたい顔ナンバーワン」に輝いただけのことはある。

 こんな女と一晩でいいからしっぽり濡れたいと思う男は多いだろうが、文春によれば、そんな果報な男がいて、沖縄の離島や石垣島の高級リゾートホテルに石原と連泊していたというのである。

 この男は、IT企業「SHOWROOM」社長の前田祐二(30)だそうだ。この企業は、人気アイドルやモデル、アーティストがネット上でライブ中継をし、視聴者は気に入った出演者を応援するために「ギフト」という有料アイテムを贈る。仮想空間で投げ銭が出来るそうだ。

 2人の薬指には指輪があったというから、結構真剣なのかもしれない。でも、何でIT野郎とお笑い芸人ばかりがモテるのだろう。

 私は20年近くIT関連の仕事をしてきたが、一度もモテた記憶はない。

 劇団四季の浅利慶太は、四季の新劇団員に、これだけは覚えておけと毎年いっていた。「ここは不平等だ」と。男女の仲も不平等だね。

 今週の第2位。TOKIOの山口達也事件とはいったいなんだったのか。「強制わいせつ」行為というのはキスだけだったのか。ジャニーズ事務所はなぜ、山口や他のメンバーをテレビの前に晒して、責任者が出てこなかったのかなど、疑問は多く残っている。

 事務所は、世論の批判が予想外に大きかったことで慌て、山口を突然「契約解除」にして、首にしてしまった。

 NHKがこの事件をスクープしてから、いったい何があったのか。週刊新潮と週刊文春がどう報じるのかを楽しみにしていたが、さてどうだったか。

 まず新潮から見てみよう。冒頭、山口と他のメンバーが会見した後、被害女性への心無いバッシングが多く、中でもデヴィ夫人は自身のブログで、「女の子達は山口達也氏の所だから行ったんでしょう。Kissされたら、トイレに行ってうがいして『ちょっと失礼』と言って2人で帰ってくれば良かったわけじゃないですか。(中略)事をここまで大きく広げるなんて」と書いている。

 ジャニーズ事務所や事務所の息がかかったテレビの人間を含めて、強制わいせつを「キス程度」に矮小化しようとし、それに無邪気に反応した人間が多かったということだろう。

 では2月12日に起きた事実はどうだったのか。新潮で捜査関係者がこう話している。

「朝の番組を終えた山口は日中から、まずビールで喉を洗って酒を飲み始めました。それで被害女性に自分から連絡し、“部屋に来い”と誘ったのです。彼女はそもそも山口のことが好きではなかったんですが、仕方なくそれに従わざるを得なかった。ただ、“1人で行ったら絶対に強姦される”と危険な空気を察知して、知人の少女に頼み込み、何とか付いてきてもらうことにしたんです」

 少し補足説明をすると、文春によれば、彼女はNHK・Eテレ『Rの法則』のR’s(アールズ)と呼ばれるメンバーの一人だった。

 R’sは、街に出てリサーチし、それを基にスタジオでトークをする。十代のジャニーズJr.や女性タレントもいて、「ゲスの極み乙女。」の川谷絵音と交際していて、未成年飲食行為が発覚したほのかりんもいたし、AKBのメンバーも入っていたという。

 彼らにとっては、11年のスタート時からMCを務める山口は絶大な権力者で、彼に逆らうと番組から降ろされるという恐怖感を抱いていたそうだ。

 新潮を続けよう。2人は夜の8時前に山口のマンションに着いた。山口の部屋はお香の匂いで充満していた。山口は「なんで1人で来なかったんだ」と被害女性に詰め寄った。彼女たちには未成年にもかかわらず甘めの缶酎ハイなどを勧めたという。

 酩酊してはいなかったが、気が触れているように異様なハイテンションで、アルコール以外の何かを服用していたのではないのかと、捜査関係者が語っている。

 そうしているうちに、

「山口が被害女性に近づき、キスをしようとしたのです。彼女は嫌がって顔を背けるんだけど、その際、山口の唇が彼女の頬に触れた。それをきっかけに山口は顔面を舐めまわし、さらに腕や腰、胸に触り、ソファに押し倒そうとしました。その間、“やらせろ”とか卑猥な言葉を投げ続けエスカレートしていったから、強姦寸前でした」

 すきを見てトイレに駆け込み、母親に連絡。山口も諦めたのか「ヤレないんなら帰れよ」といった。被害者は母親が来る間も恐怖で震えていたという。

 それから母親と麻布署へ行き、舐められた顔面から山口の唾液を採取してDNA鑑定に回し、被害届が出され、警視庁の捜査1課マターになった。

 その後、3月中旬から山口の聴取を始めた。酒に酔って覚えていないという山口に、2回目の聴取の時にポリグラフ(ウソ発見器)にかけ、被害者から採取されたDNAが山口のものだという事実を突きつけても、山口は否認し続けたという。

 そこで警察は、このまま否認するなら身柄を取ると「逮捕」をにおわせると、相手がいっているならそうなんだと思うと、ようやく認めたそうである。

 その際、警察は被害女性に、「ジャニーズ側には連絡しないほうがいい」といっていた。向こうがあれこれ妨害や圧力をかけてくる可能性があるからだという。

 警察側も、ジャニーズ事務所の「やり口」は熟知していたようだ。

 その後も知らん顔で仕事を続けていた山口だが、時々ふさぎ込むことがあり、マネジャーが質すと、この一件を告白した。それが4月16日だった。

 4月20日に警視庁は強制わいせつ容疑で山口を書類送検したが、これには「厳重処分」という意見書が付されていたという。

 これは弁護士の郷原信郎によると、「“起訴されて当然だ”と警察が判断しているという意味」だそうである。

 その後、23日に被害者との間で和解が成立。翌24日に被害届が取り下げられたが、新潮によれば、「被害者側は金銭の受け取りを拒否している」そうだ。

 文春によると、『Rの法則』という番組はもともとトラブルが多かったという。

 スタジオの外では出演者たちによる未成年飲酒が常態化していた。さらに「番組では表向き出演者同士の連絡先交換は禁止」になっていたにもかかわらず、元R’sのメンバーだった女性が、「『Rの法則』のスタッフに言われて、山口さんと連絡先を交換した」と証言している。

 NHKはこの番組の打ち切りを発表したが、こうした都合の悪い内情がさらに出てくるのを封じ込めたのではないのか。

 私は前回でも書いたが、こうした酒癖、女癖の悪い山口を放置しておいたジャニーズ事務所側の管理監督責任が問われなければならないはずだ。

 私は、現在も社長の座にいるジャニー喜多川(86)、その姉のメリー喜多川(91)にその責任はあると思うし、現に、マスコミ各社へ送ってきたFAXの文言の主体はジャニー喜多川社長である。

 だが新潮も文春も、メリーの娘のジュリー景子副社長(51)に今回の責任があると指摘している。

 ジュリーは近々社長になることが決まっているし、TOKIOは彼女が事務所を手伝うようになって、これだけは責任を持って育てると宣言していたグループだったそうである。

 だがジュリーの思いとは逆に、湯水のようにカネをつぎ込んでもTOKIOは売れなかった。ようやく7年後にヒット曲を出したが、彼らの売り上げは大したことなく、ファンクラブ会員数も200万人以上といわれる嵐に比べ、10万人程度といわれているようだ。

 だが、デビュー以来24年続けて紅白に出演している。それは、TOKIOを出さなければほかのグループも出さないと事務所側がいっていたからだ。

 その手塩にかけたグループに起きた破廉恥スキャンダル。新潮によれば、彼女は被害者の所属事務所のトップに土下座せんばかりに謝罪したという。

 だが、彼女が表に出て、テレビの前で謝罪することはなかった。TOKIOのメンバーが涙ながらに開いた会見にも姿を見せなかったそうだ。

 ジュリー社長が実現すれば、事務所を辞めると宣言しているタレントは少なくないという。

 今回のことでジャニーズ帝国の弱点が露呈してしまった。売れる美少年を発掘する「異能」を持った叔父と、辣腕経営者の母親が引退すれば、ジャニーズ事務所には七光りだけでやってきたジュリーしかいなくなるが、その能力に大きな疑問符が付いたのである。

 今週の第1位は、久しぶりに現代の特集。これは今の日本が抱える大問題である。嫌中国というような感情論ではなく、早急に、政府が手を付けないと大変なことになる。

 日本の医療費は膨らみ続けているが、その医療費を中国人が「食い物にしている」と現代が報じたのだ。

 日本語が全く話せない70代の中国人の患者が、息子と来院し、脳動脈瘤の手術をした。

 本来なら100万から200万円はかかるのに、件の患者は健康保険証をもっていたため、高額療養費制度を使って、自己負担は8万円程度だったという。

 この患者は、日本で働いていたのでも、留学していたわけでもない。

 こうしたことが大量に行われているとすれば、日本の医療費の構造を根本から見直さなくてはいけないはずだ。

 どうしてこうしたことが起きるのか。法務省によれば、17年6月時点で、日本の在留外国人の総数は247万人。

 そのうち中国人は71万人になる。東京23区内でもっとも外国人が多いのは新宿区で、国民健康保険に加入している人は10万3,782人で、外国人は2万5,326人。

 4人に1人が外国人なのだ。もちろん正規に就職している外国人労働者もいる。

 だが、例えば、留学ビザを取得すれば、以前は1年間の在留が条件だったが、12年から3カ月に短縮され、資格を持つと国保に加入する義務がある。

 これなら、日本で日本語を学びたいといって申請すれば70歳でも80歳でも、取得することができるのだ。

 新宿の住民がよく利用する国立国際医療センターは、明らかに観光なのに保険証を持っている「不整合」なケースが年間少なくても140件ほどあるという。

 C型肝炎や肺がんの高価な治療薬でも、医療費助成制度を使えば、月額2万円が上限になる。

 また、日本で事業をするといって3カ月在留すれば、国保に入ることができる。

 資本金500万円以上の会社を設立しなければならないが、500万円を一時的に借りて、ビザ申請のためのペーパーカンパニーを立ち上げれば、経営・管理ビザがもらえる。

 中国にいる知人が病気になったら、その会社の社員にして就労ビザを取得させることもできる。

 そうしたことを斡旋するブローカーも中国には多くいるそうだ。

 厚労省は、偽装滞在の疑いがあれば、入国管理局に報告するよう、各自治体や医療機関に通達を出しているというが、そんなことで取り締まることはできないはずだ。

 私は、嫌中国派ではないが、不法にビザを取得し、ただでさえ膨らみ続ける医療費を、中国人に使われるのは到底納得できない。

 この報道をきっかけに、不正を排除するためにどうするのか、政府も役所もメディアも動くべきである。

【巻末付録】

 小保方晴子が文春の巻頭カラー「原色美女図鑑」に出ている。撮影は篠山紀信。相変わらず「夢見る夢子さん」のような表情で、何を考えているのかわからない。

 今回は『小保方晴子日記』(中央公論新社)を出したことがきっかけ。日記は寝る前に、「普通なら忘れたい出来事を一生懸命書いたのは、きっとこれを振り返る日が来ると信じたいから」だという。

 自殺した笹井芳樹先端医療センター教授について、どう書いているのだろう。そこだけでも読んでみたい気がする。

 ポストの袋とじ「日本マル秘ヌード写真館」が、意外といっては申し訳ないが、面白かった。明治時代でも、椅子に腰かけ大股開きして、ヘアの黒々と見えるヌードが多く出されていた。

 今のヘア・ヌードが幼く見えてくる。現代の袋とじは「暴走する素人コスプレ『見られたい女子』の一考察」だが、見るべきものはない。今週は、ヌードではないが文春の小保方スクープ撮が一枚上で、ややポストが現代を上回ったという程度か。

 もういい加減に、ヘア・ヌードグラビアを毎週やるのはやめたほうがいい。これでは部数増にも、部数減を食い止めるのにも役立ってはいない。最後に「ヘア・ヌードよさようなら」とでも銘打って、一冊丸ごとやって終わりにしたら。
(文=元木昌彦)

眞子さま&小室圭さんに固執する「週刊新潮」に名物編集長が疑問符「巻頭でやる必要があるのか」

今週の注目記事・第1位
「日本の医療費が中国人に食い物にされている」(「週刊現代」5/26号)

同・第2位
「警察を敵に回した『被害者調書』」(「週刊新潮」5/17号)
「TOKIO山口達也(46)に女子高生を“献上”したNHKの大罪」(「週刊文春」5/17号)

同・第3位
「石原さとみの新恋人は“意識高い系”カリスマIT社長」(「週刊文春」5/17号)

同・第4位
「今から入れる理想の特養老人ホーム『安くて』『親切な』全国58施設」(「週刊現代」5/26号)

同・第5位
「『タフガイ脱獄囚』が耐えられなかった『スパルタ獄窓記』」(「週刊新潮」5/17号)

同・第6位
「安倍昭恵さん“誘拐殺人犯”との記念写真」(「フライデー」5/25号)

同・第7位
「ついに始まった!『高級マンション』投げ売りから暴落へ」(「週刊現代」5/26号)

同・第8位
「安倍首相『ウソの上塗り』で強行突破」(「週刊文春」5/17号)

同・第9位
「刑務所専門求人誌の募集要項」(「週刊ポスト」5/25号)

同・第10位
「麻生財務相の地元で浮上した『麻生グループ』への土地無償貸与問題」(「週刊ポスト」5/25号)

同・第11位
「密使はなんと、あの元総理だと!?」(「週刊現代」5/26号)

同・第12位
「生誕100年『田中角栄』」(「週刊新潮」5/17号)

同・第13位
「乱闘騒ぎの真因は……『自民党副幹事長』がひた隠しにするオンナ」(「週刊新潮」5/17号)

同・第14位
「日本一老けない牛乳は鳥取にあり!」(「週刊文春」5/17号)

同・第15位
「『眞子さま』と『小室圭くん』に『美智子皇后』のご意見」(「週刊新潮」5/17号)

同・第16位
「新小結『遠藤』の嫁取りに急浮上した『永谷園』の令嬢」(「週刊文春」5/17号)

同・第17位
「『首相官邸』御用達だけど忖度されない高級料亭の倒産危機」(「週刊新潮」5/17号)

同・第18位
「保健所が指導 林文科相『セクシー個室ヨガ』は違法だった!」(「週刊文春」5/17号)

【巻末付録】現代とポストのSEXYグラビアの勝者はどっちだ!

 今週は数だけはたくさんある。早速いこう。

 文春は林文科相が公用車を使って昼日中、セクシーヨガにいそいそと通っていたとスクープしたが、ヨガの経営者が、うちはそんないかがわしいところではないと抗議していた。

 だが、ここの美人インストラクターたちは、みんな指圧や針きゅうの免許を取っていなかったことがバレて、保健所に注意され、急遽、リラクゼーション整体に衣替えしたそうだ。

 だが経営者は、文春が報じてくれたおかげで、キャバクラヨガというのが知れ渡り、会員は1,000人を超え、GWも予約でいっぱいだったという。

 転んでもただは起きない。女性はしぶといね。

 次は新潮。徳島の料亭を東京に進出させて、安倍首相も足を運んだことがある高級料亭「青柳」が、倒産の危機にあるというのだ。

 私も新橋にある時は何度か通ったが、名物の鯛めしが、ご飯が柔らかかったのに嫌気がさし、以来行っていない。

 現在は麻布台にあるそうだが、そこへ魚を卸している会社が、滞っているカネを払えと提訴したというのである。

 裁判は3月に結審して、今後は月々40万円を返済するという形で和解したそうだ。

 当の青柳の店主・小山裕久(69)も、その事実を認め、「なんとかしなきゃと、僕の給料は月10万ぐらいと社内で一番安くしています。意欲はまだまだ衰えていません」と語っている。

 大相撲が始まった。今場所の注目力士の一人は小結の遠藤(27)であろう。イケメンだが、15年に左膝靭帯と半月板損傷という大ケガで、思うような相撲が取れなくなってしまった。

 ようやくここまで上がってきたが、真面目で遊ばず、カネも使わないそうだ。人気では相撲界一の遠藤だから、縁談の話は山ほどあるのだろう。

 中でも太いタニマチの永谷園の永谷喜一郎社長には美人の三姉妹がいる。上2人はすでに嫁いでいるが、三女の真絵(まい)が遠藤と同じ年で、芸能活動をしているそうだ。

 この2人の仲を取り持とうという動きがあると新潮が報じている。遠藤が横綱になれば、貴乃花以来の相撲人気になることは間違いない。

 期待の星が公私ともに輝く日が来るのか。楽しみである。

 新潮が、また秋篠宮眞子さんと小室圭さんの近況を報じている。先に、今年のGW中の御料牧場への静養に、眞子さんは参加しないと新潮は報じたが、今回が平成最後の集まりになることもあって、眞子さんも参加したという。

 ただそれだけの記事だ。巻頭でやる必要があるのだろうか。私には疑問だ。

 文春の「日本一老けない牛乳」を紹介しよう。牛乳の品質には、牛が元気であるかどうかが大きく関わっているそうだ。

 品質を決めるのは「体細胞数」で、これが少ないほど良質だという。そして鳥取県の牛は例年、これが少ない事では群を抜いているそうである。

 牛乳のベスト3は、鳥取県、福岡県、宮崎県。乳脂肪にはビタミンAや、カルシウム、たんぱく質も豊富だから、飲んだほうがいいのはわかるが、残念ながら私には、どうも体質的に合わないようだ。

 老けないチーズというのもある。ベスト3は、パルメザン、モッツァレラ、エダム。老けないアイスというのもある。井村屋のあずきバー、ハーゲンダッツのバニラ、森永乳業のMOW バニラだそうだ。

 今朝、スーパで、10個入り200円のバニラアイスを買ってしまったが、こういうのは老けるのが早いのでしょうな。今更どうってことないけどね。

 新潮が報じている自民党の國場幸之助副幹事長(45)が起こした乱痴気騒ぎは、田中角栄が聞いたら「馬鹿もん」といって怒鳴りつけることだろう。

 4月29日午前2時過ぎ、沖縄の那覇市松山の飲食街で、客と口論になった國場は、殴られ転倒して、右足首骨折という重傷を負った。

 警察にその男は、「女性と口論になっていたので仲裁に入った」と話したという。

 地元では、飲んでいたガールズバーの女性と國場が痴話げんかをしていて、客に見とがめられたという「風評」が流れているそうだ。

 それだけの重傷を負ったのに、被害届を出さなかったのも、事を公にしないで穏便に済ませたかったのではと、自民党県連関係者が話している。

 当の國場は、もちろん否定しているが。

 さて、田中角栄が生まれて今年で100年になるそうだ。それがどうした? と私などは思ってしまうのだが、新潮はそうではない。

 角栄は「金と女に流儀があった」と特集を組んでいる。角栄のカネを配る際の流儀は「圧倒的な差を見せつけろ」だった。他の議員が一升瓶を寄付したら、こちらはケースや樽ごと配る。

 これは私も頷けるが、「金は受け取る側が実は一番つらい。だから、くれてやるという姿勢は間違っても見せるな」という哲学があったというのだ。

 本妻、神楽坂の芸者だった辻和子、金庫番だった佐藤昭と3人の女性がいたが、それ以外にもかなりの女性がいたといわれる。角栄の遊びの哲学はこうだ。

「外で遊んでもいいから、母ちゃん(妻)を大事にしろ。ただし、その遊びは本当の遊びじゃダメだ。女ともめるのは、一生懸命汗をかかなかったからだ。母ちゃんにも女にも汗をかけ」

 どんな女とも一生懸命SEXしろということである。なかなかできないことではある。

 米朝会談がシンガポールで6月12日に行われる。観測では、そこに中国、韓国も参加して、朝鮮戦争終結を宣言するといわれている。

 だが、拉致問題に固執する安倍首相は、お呼び出ないようだ。

 そこで、なんとしても金正恩と首脳会談をし、拉致問題を少しでも前進させ、支持率を上げたい安倍は、現代の近藤大介次長によると、総理特使として、サメの脳みそをもつといわれる森喜朗元総理を送ろうと考えているというのである。

 そんなバカな、と私は思うが、近藤によれば、1997年に与党訪朝団の団長として北朝鮮に行ったことがあり、北からの一定の信頼があるというのである。

 それも肩書は、東京オリンピック組織委員会会長にするというのだ。

 そりゃあ、目立ちたがり屋の森は嫌だとはいわないだろうが、このところの金正恩を見る限り、頭脳も心臓も、安倍や森とは数段違うように思える。

 また向こうへ行って、金にWho are you? なんていうんじゃないだろうか。それが心配だ。

 このところ精彩のないポストから1本。麻生太郎が、福岡県で、スーパーやガソリンスタンド、病院などを持つ「株式会社麻生」の大株主で、県への影響力も絶大だということはよく知られている。

 飯塚市に建つている「子ども発達支援センター」もグループの一つだそうだが、その土地には麻生グループの病院が建ち、支援センターも併設しているそうだ。

 市との協定で、その敷地を7年間無償で借りている。その後、時価で買い取る契約を結んだそうだが、今年3月に土地の買取期限が来ると、病院の敷地は買い取ったものの、支援センターの敷地、時価1,000万円を、さらに5年間無償貸与を延長するよう市に要求したそうだ。

 わずか1,000万円が、麻生グループに払えないわけがないだろうと、野党議員が騒ぎ、市議会でも質問しているが、市のほうはそれを認めると答えて、物議をかもしている。

 ポストによれば、森友学園と同じ構図だというが、なんともみみっちい話ではある。

 同じポスト。受刑者が出所した後、娑婆に出て困るのは就職先である。

 前科者として冷たい目で見られ、働くところもなく、また犯罪を起こして刑務所に舞い戻る人間も多い。

 そのために、刑務所は高齢化が進み、認知症にならないための対策にも力を入れているそうである。

 そこで、出所者の社会復帰を支援するための「刑務所専門の求人誌」が今春創刊されたというのだ。

 その名も「Chance!!」。全国の刑務所や少年院などに合計800部が配布された。求人の多くは中小、零細企業だが、中には社員400人を超える外食産業もあるという。

 給与体系も一般のものと同じで、中には月給60万円の職場もあるという。募集要項には、「採用できない罪状」というのがあり、殺人、強盗、強姦、覚せい剤などはNGだそうだ。

 この雑誌の創刊目的は、前科のある人間はなかなか就職が難しいので、それならば最初からオープンにしてしまおうというものだ。

 福利厚生の充実ぶりをアピールしている拓実建設の柿島拓也社長は、「うちにいるメンバーも最初苦労しますが、仕事にやりがいを感じてくれば、人並み以上に頑張ってくれる面もあります」と話している。

 こういう取り組みがますます広がることを期待したい。どうかね人材派遣大手のパソナも、こういう人たちへ手を差し伸べては。

 ガンバれ! 二度と刑務所などへ戻らぬように前科者諸君!

 さて、ようやく柳瀬唯夫元秘書官(現経済産業審議官)が衆院・参院予算委員会に参考人として招致された。

 だが予想されたことだが、疑惑は疑惑のまま残った。柳瀬は、加計学園の獣医学部新設をめぐり学園側と3回会ったことは認めたが、「首相案件」といったことはなく、会ったことを安倍には伝えていないといい張った。

 野党側も、首相秘書官がそのことを安倍に伝えていないなどとは考えられない、そもそも秘書官とはなどと、一般論でしか攻めきれず、柳瀬から今治市に首相案件といったという証言は引き出せなかった。

 だが文春では、官邸関係者が「そもそも事務の秘書官が業者に会うことなどありえない。普通ならアポも入らない。加計側と秘書官が面会していることになれば、公正中立な行政に疑いも出てくるのは当然として、これまで、官邸側は『我々は獣医学部は加計という認識ではなく、愛媛県・今治市という認識だった』と説明してきました。それとの整合性がとれなくなるのです」と話している。

 さらに、愛媛県の面会文書にある、「本件は、首相案件となっており、内閣府藤原次長の公式のヒアリングを受けるという形で進めていただきたい」などとの整合性が問題になるはずだ。

 まだまだ嘘で固めた安倍官邸のいい訳の齟齬がそこここに出てきているが、安倍官邸は文春によると、「今国会の柱と位置づける働き方改革関連法案は強行採決でも成立させ、会期延長はせずに国会を閉じ、自民党総裁選に備える方針」(政治部記者)だという。

 悪辣さではTOKIOの山口達也以上だ。

 先週聞いた話だが、中野を地盤としている自民党議員が、選挙のためのパーティを開くそうだが、彼は安倍首相ときわめて親しい。

 その彼が、私の友人に、「安倍は本気だ。選挙は近い」と話した。国会の終わるタイミングで、前回のように、突然解散・総選挙を仕掛けてくる可能性はかなり高そうだ。

 だが、そうなれば、国民が「安倍政治にNO!」ということができる。目にもの見せてやろうじゃないか。

 新潮に、東京の湾岸エリアにニョキニョキ建っているタワーマンションのことが出ている。

 もともとタワマンは、狭い土地に多くの居住者を押し込め、間取りが同じだから、材料費も安くなる、ディベロッパーが儲かる建物なのである。

 もっとも古いタワマンは、さいたま市に1976年に竣工した21階建て463戸の与野ハウスだそうだ。

 だが当然ながら、建物も古くなり、大規模な修繕が必要になる。築12年から15年で1回目の修繕。築24年が2回目、36年が3回目の修繕の目安。古くなるごとに修繕費が値上がりしていくが、それに見合う修繕引当金を住民に割り当てているところは少ないという。

 また、修繕費を負担するためには、住民の合意が必要だが、これがなかなかまとまらない。

 そこへいくと、私の家は築50年を過ぎたボロ家で、都心とは思えないほど木が生い繁っているが、人様の家に迷惑をかけなければ、このまま住み続けられる。

 熊谷守一の住んでいた家は池袋の近くで、鬱蒼としていた庭を一日中眺めていて、熊谷は飽くことがなかったというが、私も同じである。

 雨が降るのを眺め、雑草の間から覗く青空を見上げ、色とりどりに咲く草花を眺めていると、カネも名誉も女もいらないと思えてくる

 もっとも、すべて持っていないから単なる強がりではあるが。

 現代では、実名リスト付きで、高級マンションが投げ売りや暴落していると報じている。

 まだマンションは、東京オリンピックまでは大丈夫だといわれてきたが、そうではないようだ。

 それも2億、3億という、投資目的で買われた億ションが、次々に売り出され、その多くが購入したと同じ価格か、それを下回っているのだ。

 もう少しすれば、大幅な値引き合戦になるというのだが、どちらにしても、私のような下流老人には縁がないがね。

 フライデーは、安倍昭恵首相夫人が、昨年9月に開催された被災犬の「チャリティーディナー」に出席した際、野間裕司という男とのツーショット写真を載せている。

 この男、たいへんな凶悪犯なのである。4月上旬に愛知県名古屋市の20代の男を誘拐したとして5人が逮捕された。その後、死体損壊容疑で再逮捕されたが、遺体をドラム缶で焼却するという残忍極まりないやり方だった。

 この事件の主犯が昭恵と写っていた野間(30)だった。彼は表向き人材派遣会社をやっているそうだが、実際の生業はいかさま賭博を行う「ゴト師」で、東京や横浜の違法カジノに出入りして日に1,000万稼ぐこともあったという。

 被害者はネットカジノの売り上げを巡って揉めていた。ジャーナリストの小川泰平にいわせると、野間はモンスターで、重機で人間をぺしゃんこにしたことがあると自慢していたそうだ。

 野間とトラブルになって行方不明になった人間が他にもいるのではないかと、県警は余罪についても捜査しているという。

 まさかこんな人間と親しいことはないのだろうが、写真に写っている昭恵の表情はにこやかで、もしやと思わせるものがあるが。

 さて、松山刑務所から脱走した平尾龍磨(27)が、ようやく捕まった。4月24日には、向島から、水温15度ぐらいの海を泳いで、本州側に渡っていた。

 相当なタフガイかと思うが、逃げた理由は「刑務官にイジメられた、受刑者間でトラブルになった」と、よくわからないことをいっているそうだ。

 松山刑務所の大井作業場は開放型施設。平尾は、上の受刑者からは、ゴマすりの得意なバシリだったといわれている。

 満期は2020年の1月だったが、真面目な勤務態度で、仮釈を含めてあと半年ぐらいで出所できたはずだった。

 だが、今回の逃亡罪、住居侵入罪、窃盗罪などを入れると、懲役14年を喰らう可能性があると新潮が報じている。

 バカな男がバカなことをしたものだ。

 現代の「理想の特養老人ホーム 全国58施設」を4位にした。いい老人ホーム特集はこれまでたくさんあったが、今回は入りにくいといわれている特養の特集である。

 特養なら、月に20万円以下でも入れる。年金で入れるのだが、これまでは入居希望者が多く、50万人以上が待っているといわれていた。

 だが現代が、特養の認証機関やケアマネージャー、研究者などに協力してもらって、評価の高い施設をあげたというのである。

 しかも、これまでの待機者数は、重複していた人がかなりいたこともあり、また、入所の要件が、「要介護3以上の65歳以上の人」というように厳しくなったため、4月時点では30万人を切っているという。

 都心を除けば、大都市近郊エリアでは空床の目立つところもあるそうだ。

 しかも、入居するにあたっては、どこに住んでいるかは問われない。

 いい特養の条件は、食事が選べる、家族も泊まれる、看取りの希望を叶えてくれるというものだそうである。

 私の住んでいる近くでは、杉並区高井戸に「南陽園」というのがある。ここは売店や理容・美容サロンもあり、レストランがある。それに敷地内に病院もあるから、万が一の時も安心だ。

 府中市には「わたしの家 府中」というのがある。ここへ入って、土曜、日曜には府中競馬場へ行くというのもいいな。

 興味のある方は買って、保存しておくといい。

 私は石原さとみ(31)という女優が好きだ。映画『シン・ゴジラ』で米国特使を演じた石原さとみがとてもよかった。英語は早口過ぎて聞き取れなかったが。

 最近は私が乗る地下鉄の広告でもよく見る。着物姿で金魚すくいをするときの笑顔。ソフトクリームを舐めながら下町を歩く無邪気な笑顔。3年連続「なりたい顔ナンバーワン」に輝いただけのことはある。

 こんな女と一晩でいいからしっぽり濡れたいと思う男は多いだろうが、文春によれば、そんな果報な男がいて、沖縄の離島や石垣島の高級リゾートホテルに石原と連泊していたというのである。

 この男は、IT企業「SHOWROOM」社長の前田祐二(30)だそうだ。この企業は、人気アイドルやモデル、アーティストがネット上でライブ中継をし、視聴者は気に入った出演者を応援するために「ギフト」という有料アイテムを贈る。仮想空間で投げ銭が出来るそうだ。

 2人の薬指には指輪があったというから、結構真剣なのかもしれない。でも、何でIT野郎とお笑い芸人ばかりがモテるのだろう。

 私は20年近くIT関連の仕事をしてきたが、一度もモテた記憶はない。

 劇団四季の浅利慶太は、四季の新劇団員に、これだけは覚えておけと毎年いっていた。「ここは不平等だ」と。男女の仲も不平等だね。

 今週の第2位。TOKIOの山口達也事件とはいったいなんだったのか。「強制わいせつ」行為というのはキスだけだったのか。ジャニーズ事務所はなぜ、山口や他のメンバーをテレビの前に晒して、責任者が出てこなかったのかなど、疑問は多く残っている。

 事務所は、世論の批判が予想外に大きかったことで慌て、山口を突然「契約解除」にして、首にしてしまった。

 NHKがこの事件をスクープしてから、いったい何があったのか。週刊新潮と週刊文春がどう報じるのかを楽しみにしていたが、さてどうだったか。

 まず新潮から見てみよう。冒頭、山口と他のメンバーが会見した後、被害女性への心無いバッシングが多く、中でもデヴィ夫人は自身のブログで、「女の子達は山口達也氏の所だから行ったんでしょう。Kissされたら、トイレに行ってうがいして『ちょっと失礼』と言って2人で帰ってくれば良かったわけじゃないですか。(中略)事をここまで大きく広げるなんて」と書いている。

 ジャニーズ事務所や事務所の息がかかったテレビの人間を含めて、強制わいせつを「キス程度」に矮小化しようとし、それに無邪気に反応した人間が多かったということだろう。

 では2月12日に起きた事実はどうだったのか。新潮で捜査関係者がこう話している。

「朝の番組を終えた山口は日中から、まずビールで喉を洗って酒を飲み始めました。それで被害女性に自分から連絡し、“部屋に来い”と誘ったのです。彼女はそもそも山口のことが好きではなかったんですが、仕方なくそれに従わざるを得なかった。ただ、“1人で行ったら絶対に強姦される”と危険な空気を察知して、知人の少女に頼み込み、何とか付いてきてもらうことにしたんです」

 少し補足説明をすると、文春によれば、彼女はNHK・Eテレ『Rの法則』のR’s(アールズ)と呼ばれるメンバーの一人だった。

 R’sは、街に出てリサーチし、それを基にスタジオでトークをする。十代のジャニーズJr.や女性タレントもいて、「ゲスの極み乙女。」の川谷絵音と交際していて、未成年飲食行為が発覚したほのかりんもいたし、AKBのメンバーも入っていたという。

 彼らにとっては、11年のスタート時からMCを務める山口は絶大な権力者で、彼に逆らうと番組から降ろされるという恐怖感を抱いていたそうだ。

 新潮を続けよう。2人は夜の8時前に山口のマンションに着いた。山口の部屋はお香の匂いで充満していた。山口は「なんで1人で来なかったんだ」と被害女性に詰め寄った。彼女たちには未成年にもかかわらず甘めの缶酎ハイなどを勧めたという。

 酩酊してはいなかったが、気が触れているように異様なハイテンションで、アルコール以外の何かを服用していたのではないのかと、捜査関係者が語っている。

 そうしているうちに、

「山口が被害女性に近づき、キスをしようとしたのです。彼女は嫌がって顔を背けるんだけど、その際、山口の唇が彼女の頬に触れた。それをきっかけに山口は顔面を舐めまわし、さらに腕や腰、胸に触り、ソファに押し倒そうとしました。その間、“やらせろ”とか卑猥な言葉を投げ続けエスカレートしていったから、強姦寸前でした」

 すきを見てトイレに駆け込み、母親に連絡。山口も諦めたのか「ヤレないんなら帰れよ」といった。被害者は母親が来る間も恐怖で震えていたという。

 それから母親と麻布署へ行き、舐められた顔面から山口の唾液を採取してDNA鑑定に回し、被害届が出され、警視庁の捜査1課マターになった。

 その後、3月中旬から山口の聴取を始めた。酒に酔って覚えていないという山口に、2回目の聴取の時にポリグラフ(ウソ発見器)にかけ、被害者から採取されたDNAが山口のものだという事実を突きつけても、山口は否認し続けたという。

 そこで警察は、このまま否認するなら身柄を取ると「逮捕」をにおわせると、相手がいっているならそうなんだと思うと、ようやく認めたそうである。

 その際、警察は被害女性に、「ジャニーズ側には連絡しないほうがいい」といっていた。向こうがあれこれ妨害や圧力をかけてくる可能性があるからだという。

 警察側も、ジャニーズ事務所の「やり口」は熟知していたようだ。

 その後も知らん顔で仕事を続けていた山口だが、時々ふさぎ込むことがあり、マネジャーが質すと、この一件を告白した。それが4月16日だった。

 4月20日に警視庁は強制わいせつ容疑で山口を書類送検したが、これには「厳重処分」という意見書が付されていたという。

 これは弁護士の郷原信郎によると、「“起訴されて当然だ”と警察が判断しているという意味」だそうである。

 その後、23日に被害者との間で和解が成立。翌24日に被害届が取り下げられたが、新潮によれば、「被害者側は金銭の受け取りを拒否している」そうだ。

 文春によると、『Rの法則』という番組はもともとトラブルが多かったという。

 スタジオの外では出演者たちによる未成年飲酒が常態化していた。さらに「番組では表向き出演者同士の連絡先交換は禁止」になっていたにもかかわらず、元R’sのメンバーだった女性が、「『Rの法則』のスタッフに言われて、山口さんと連絡先を交換した」と証言している。

 NHKはこの番組の打ち切りを発表したが、こうした都合の悪い内情がさらに出てくるのを封じ込めたのではないのか。

 私は前回でも書いたが、こうした酒癖、女癖の悪い山口を放置しておいたジャニーズ事務所側の管理監督責任が問われなければならないはずだ。

 私は、現在も社長の座にいるジャニー喜多川(86)、その姉のメリー喜多川(91)にその責任はあると思うし、現に、マスコミ各社へ送ってきたFAXの文言の主体はジャニー喜多川社長である。

 だが新潮も文春も、メリーの娘のジュリー景子副社長(51)に今回の責任があると指摘している。

 ジュリーは近々社長になることが決まっているし、TOKIOは彼女が事務所を手伝うようになって、これだけは責任を持って育てると宣言していたグループだったそうである。

 だがジュリーの思いとは逆に、湯水のようにカネをつぎ込んでもTOKIOは売れなかった。ようやく7年後にヒット曲を出したが、彼らの売り上げは大したことなく、ファンクラブ会員数も200万人以上といわれる嵐に比べ、10万人程度といわれているようだ。

 だが、デビュー以来24年続けて紅白に出演している。それは、TOKIOを出さなければほかのグループも出さないと事務所側がいっていたからだ。

 その手塩にかけたグループに起きた破廉恥スキャンダル。新潮によれば、彼女は被害者の所属事務所のトップに土下座せんばかりに謝罪したという。

 だが、彼女が表に出て、テレビの前で謝罪することはなかった。TOKIOのメンバーが涙ながらに開いた会見にも姿を見せなかったそうだ。

 ジュリー社長が実現すれば、事務所を辞めると宣言しているタレントは少なくないという。

 今回のことでジャニーズ帝国の弱点が露呈してしまった。売れる美少年を発掘する「異能」を持った叔父と、辣腕経営者の母親が引退すれば、ジャニーズ事務所には七光りだけでやってきたジュリーしかいなくなるが、その能力に大きな疑問符が付いたのである。

 今週の第1位は、久しぶりに現代の特集。これは今の日本が抱える大問題である。嫌中国というような感情論ではなく、早急に、政府が手を付けないと大変なことになる。

 日本の医療費は膨らみ続けているが、その医療費を中国人が「食い物にしている」と現代が報じたのだ。

 日本語が全く話せない70代の中国人の患者が、息子と来院し、脳動脈瘤の手術をした。

 本来なら100万から200万円はかかるのに、件の患者は健康保険証をもっていたため、高額療養費制度を使って、自己負担は8万円程度だったという。

 この患者は、日本で働いていたのでも、留学していたわけでもない。

 こうしたことが大量に行われているとすれば、日本の医療費の構造を根本から見直さなくてはいけないはずだ。

 どうしてこうしたことが起きるのか。法務省によれば、17年6月時点で、日本の在留外国人の総数は247万人。

 そのうち中国人は71万人になる。東京23区内でもっとも外国人が多いのは新宿区で、国民健康保険に加入している人は10万3,782人で、外国人は2万5,326人。

 4人に1人が外国人なのだ。もちろん正規に就職している外国人労働者もいる。

 だが、例えば、留学ビザを取得すれば、以前は1年間の在留が条件だったが、12年から3カ月に短縮され、資格を持つと国保に加入する義務がある。

 これなら、日本で日本語を学びたいといって申請すれば70歳でも80歳でも、取得することができるのだ。

 新宿の住民がよく利用する国立国際医療センターは、明らかに観光なのに保険証を持っている「不整合」なケースが年間少なくても140件ほどあるという。

 C型肝炎や肺がんの高価な治療薬でも、医療費助成制度を使えば、月額2万円が上限になる。

 また、日本で事業をするといって3カ月在留すれば、国保に入ることができる。

 資本金500万円以上の会社を設立しなければならないが、500万円を一時的に借りて、ビザ申請のためのペーパーカンパニーを立ち上げれば、経営・管理ビザがもらえる。

 中国にいる知人が病気になったら、その会社の社員にして就労ビザを取得させることもできる。

 そうしたことを斡旋するブローカーも中国には多くいるそうだ。

 厚労省は、偽装滞在の疑いがあれば、入国管理局に報告するよう、各自治体や医療機関に通達を出しているというが、そんなことで取り締まることはできないはずだ。

 私は、嫌中国派ではないが、不法にビザを取得し、ただでさえ膨らみ続ける医療費を、中国人に使われるのは到底納得できない。

 この報道をきっかけに、不正を排除するためにどうするのか、政府も役所もメディアも動くべきである。

【巻末付録】

 小保方晴子が文春の巻頭カラー「原色美女図鑑」に出ている。撮影は篠山紀信。相変わらず「夢見る夢子さん」のような表情で、何を考えているのかわからない。

 今回は『小保方晴子日記』(中央公論新社)を出したことがきっかけ。日記は寝る前に、「普通なら忘れたい出来事を一生懸命書いたのは、きっとこれを振り返る日が来ると信じたいから」だという。

 自殺した笹井芳樹先端医療センター教授について、どう書いているのだろう。そこだけでも読んでみたい気がする。

 ポストの袋とじ「日本マル秘ヌード写真館」が、意外といっては申し訳ないが、面白かった。明治時代でも、椅子に腰かけ大股開きして、ヘアの黒々と見えるヌードが多く出されていた。

 今のヘア・ヌードが幼く見えてくる。現代の袋とじは「暴走する素人コスプレ『見られたい女子』の一考察」だが、見るべきものはない。今週は、ヌードではないが文春の小保方スクープ撮が一枚上で、ややポストが現代を上回ったという程度か。

 もういい加減に、ヘア・ヌードグラビアを毎週やるのはやめたほうがいい。これでは部数増にも、部数減を食い止めるのにも役立ってはいない。最後に「ヘア・ヌードよさようなら」とでも銘打って、一冊丸ごとやって終わりにしたら。
(文=元木昌彦)

TOKIO・山口達也、FAX通知の「契約解除」よりジャニー喜多川社長は謝罪会見を開くべき!

今週の注目記事・第1位
「山口達也『ジャニーズ』が本当に隠したかったこと」(「週刊現代」5/19号)

同・第2位
「自民党内からも出始めた『そろそろ安倍さん以外でよくない?』」(「週刊現代」5/19号)
「勝つのは親アベ自民かそれとも反アベ自民か」(「週刊ポスト」5/18号)

同・第3位
「ビートたけしの『21世紀毒談』」(「週刊ポスト」5/18号)

同・第4位
「解散も安倍3選もすべてブッ潰す!? 財務省『医療費倍増』の嫌がらせ」(「週刊ポスト」5/18号)

同・第5位
「仕事消滅! メガバンク支店長の『明日』」(「週刊現代」5/19号)

同・第6位
「セクハラ会見の翌日、『テレ朝』報道局デスクが突然死していた!」(「週刊現代」5/19号)

同・第7位
「あなたの町の『偏差値』」(「週刊現代」5/19号)

同・第8位
「横峰さくら『32年目の家族崩壊』」(「週刊ポスト」5/18号)

同・第9位
「大流行の健康法20 名医が『医学的効果』を格付けした」(「週刊ポスト」5/18号)

同・第10位
「60過ぎたら害のほうが多い『日用品』」(「週刊現代」5/19号)

【巻末付録】現代とポストのSEXYグラビアの勝者はどっちだ!

 長すぎる連休で、カネも体力も使い果たしたサラリーマン諸氏は、今日から始まる普通の生活に向き合うために、どんな「日常への戻り方」を実践しているのだろう。

 二昔前は、月曜に発売される現代やポストを駅やコンビニで買って、それを読みながら日常へ戻っていったというサラリーマンもいた。

 だが、今日発売の両誌を眺めても、そうしたサラリーマンたちの役に立ちそうな特集はあまり見当たらない。

 特に、ポストのほうには、なぜ今これを出すのかと首をひねる特集が多い。老後資産の万が一にどうする、痛みの左右差を放置すると危ない、ED薬の安心買い方ガイド、有名企業の「肩書き」の序列がわからないなど、失礼だが「暇ネタ」のオンパレード。

 昔からいわれている週刊誌の作り方の「王道」は、読者は知らないことには無関心、ちょっと知っていることをもっと詳しく知りたいという「欲求」に応えろというものだ。

 どうでもいいことなのだろうが、TOKIOの山口達也事件などは関心の高いテーマであろう。

 しかしポストは、ワイドの1本でしかない。山口ネタよりED薬の買い方のほうが、読者の関心が高いと思っているのだろうか。

 現代より薄くなってしまったポストをパラパラめくりながら、そんなことを考えた。

 さて、現代の危ない「日用品」から見てみよう。

 現代で、化学ジャーナリストの渡辺雄二が、日本では安全性の疑わしい化学物質の使用は極力避けるという「予防原則」という考え方が浸透していないと話している。

 それにメーカー側も、どれだけ有効かということは実証するが、マイナスの要素についてはきちんと検査しているかどうかわからないと疑問を呈している。

 例えば、歯磨き粉やマウスウォッシュといった口腔ケア用品には、洗浄力を高めるために界面活性剤や着色剤が添加されている。歯磨き粉に入っているフッ素には中枢神経や心臓障害のリスクが指摘されている。

 マウスウォッシュには消炎作用があるサリチル酸メチルが使われているものがあるが、動物実験では、継続的に使用すると骨や軟骨に破壊が認められるという研究結果があるという。

 またウエットティシュに使われている消毒成分のベンザルコニウム塩化物は、皮膚に触れたり、揮発して肺から体内に取り込まれると、肌荒れや皮膚障害、神経障害などを起こす可能性があるとされているから、抵抗力が低下している60代以降は注意した方がいいそうだ。

 シャンプーがフケやかゆみをかえって促進してしまうことがある。ハンドソープに入っているサリチル酸は、アメリカでは効果が認められていないそうだ。

 心配な方は、買ってご覧ください。

 今度はポスト。健康法はいつの時代でも、さまざまな流行がある。この中にもある「紅茶キノコ」などはずいぶん前にも流行った。

「サルノコシカケ」というのががんに効くと、こぞって高いカネを出して買ったときもあった。

 イワシの頭も信心からというように、これが効くと雑誌やテレビで煽ると、付和雷同型の日本人は、我先にと買いに走る。

 それがどのような効能があるのかなど、確かめもしないでだ。

「かかと落し」「ベターッと開脚」「ロングブレスダイエット」「ブルーベリー」「コラーゲン」「糖質制限」「水飲みダイエット」「水素水」などなど、挙げればきりがない。

 この中では、私も毎日やっているかかと落しは「低リスクの国民病予防策」として評価されているようである。

 英語をずっと聞いているだけで英語がうまくなるはずはないのと同じように、簡単に楽ちんで、健康になろうというのは虫が良すぎるのだ。

 私は嫌いだが、過剰にテレビCMを流し、肥満がここまでスリムになったと声高に喧伝する「RIZAP」だが、あそこに登場する人たちは、相当厳しいダイエットをしてあそこまで、やっといったのであろう。

 その過程を明かさないのはおかしいと私は思うのだが、健康法、ダイエットには、厳しい自己規制が求められること間違いない。

 安易なものに飛びつくと、効果がないばかりでなく、危険なこともあるということを知っておくべきである。

 さて、みなさんは横峯さくらという女子ゴルファーを覚えておいでだろうか。

 2009年には6勝を挙げて賞金女王を獲得するなど華々しい活躍をしたこともあった。

 その後14年にメンタルトレーナーの男性と結婚し、「米ツアー挑戦」を表明して渡米したが、その後は鳴かず飛ばず。

 有名だったのは、さくらの父親が議員になったり、女性問題を起こしたりということばかりだった。

 ポストによれば、最近は、両親とも疎遠になり、テレビで見かけることもほとんどなくなってしまった。

 父親にいわせれば、もともとさくらはパターイップスで、上りのパターが打てなかったそうだ。

 それにトレードマークだったオーバースイングも、米国のコーチから直されてしまったという。

 宮里藍が惜しまれて引退したのとは大きく違うようだが、失礼だが、あのようなオーバースイングは若い頃しかできないはずだ。

 早く見切りをつけていた方がよかったのにと、私は思う。

 現代お得意の、徹底比較調査シリーズ。今回は東京を除いた20大都市を、所得、学力、犯罪率、寿命などでランキングしたそうである。

 すると、大阪市が最下位の20位、堺市が19位と、大阪の都市が最下位争いをしているという。

 貯蓄高では1位から3位までは、横浜市、千葉市、神戸市の順。

 文化度(中学3年生が受けた全国学力テストの正答率)では、仙台市、さいたま市、静岡市。

 犯罪率の少ない順では、横浜市、川崎市、浜松市の順。長生きでは男性が熊本市、仙台市、浜松市。

 女性では岡山市、熊本市、福岡市。ということで、偏差値のべスト5は、さいたま市、浜松市、横浜市、川崎市、岡山市の順になるそうだ。

 こういう企画って、知ったからどうなるのか? いつも疑問に思うのだが。

 ところで、岩手日報(5月2日付け)に「盛岡は読書家の街 17年の書籍購入額日本一」という記事がある。

「盛岡市は、昨年の1世帯当たりの書籍購入額が1万3730円(前年比1254円増)と、全国の都道府県庁所在地・政令指定都市の中で最も多かった。総務省の家計調査で分かった。店舗数は減っているが、東北の同規模都市に比べまち全体の店舗面積が広く、本が身近にあるため草の根の読書活動が広がっている。県人作家の芥川賞受賞も追い風に、読書熱はさらにじわりと高まりそうだ。
 2人以上世帯を対象に抽出調査し文庫本や単行本、漫画本、古本などの購入額をまとめた。雑誌や週刊誌、電子書籍は含まない。2位以下は松江市(1万3359円)、大津市(1万3061円)、横浜市(1万2465円)、甲府市(1万1038円)と続く。盛岡市が全国1位になったのは2004年(1万7798円)以来13年ぶり。この5年連続で東北1位だったが全国一に返り咲いた」

 月にすれば1,000円強だが、前年比1,254円増というのがうれしいじゃないか。

 週刊誌は、この「スクープ週刊誌」を読めばだいたい用が済む。月に1冊でもいいから良書を読んでほしい。

 良書ってなんだ? それを見つけるために「読書」するんだよ。

 現代で、4月19日未明にテレビ朝日が記者会見を開き、福田財務省次官のセクハラ問題について、自社の女性記者だと発表したが、その翌日に、同社の報道デスク(49)が亡くなっていたと報じている。

 何やら、セクハラ事件と関係があるように思われるが、そうではなく、さまざまなニュースを追いかけていて、多忙を極めていたそうだ。

 それに彼は、子会社から優秀さを買われて本社の報道局映像センター取材部のデスクに抜擢されたため、そのストレスもあったのではないかといわれているようである。

 どちらにしても、メディアの現場というのは、他の企業のことはあれこれいうが、自分たちの職場は、過重労働は当たり前のブラック職場であり、そのことを自分たちからは口外しない。

 今回、彼の奥さんが社に乗り込んできて、過労死を疑って説明を求めたという。

 それが不十分だったのであろう、通夜の席でも、会社関係の人間が焼香するのを、喪主である奥さんは、頭を下げることなく睨みつけていたそうだ。

 亭主は奥さんに、仕事が多くて疲れるという思いを口にしていたに違いない。

 いつまでこんなことをやっているのか。労働組合は何をしているのか。滅私奉公とはいわないが、最低な労働環境を変えるために、中から声を上げるしかない。

 朝日新聞(4月17付)の(パブリックエディターから)で社会活動家の湯浅誠がこう書いている。

「長時間労働問題をめぐる朝日新聞社の報道姿勢です。約1年前、私は本コラムで自社の働き方も扱うべきだと主張しました(昨年5月30日朝刊『不都合な問題も取り上げて』)。その後、朝日は自社の働き方に触れましたが(同7月9日朝刊『働き方 記者も手探り 朝日新聞は』)、NHK記者の過労死の際には、死因の一つが選挙取材による疲労で、その報道はまさに朝日の記者たちが多忙を極める総選挙取材の最中になされたにもかかわらず、自社の働き方には触れませんでした。
 毎週のパブリックエディター定例会議で、私は頻繁にこのことに言及してきました。そして裁量労働制をめぐる問題が今国会の大きな争点であることは、去年からわかっていました。何か企画が準備されているはずという期待がありました。
 しかし中村GE(中村史郎ゼネラルエディター兼東京本社編集局長=筆者注)は、そうした記事は準備していなかったとのこと。『新聞社は長時間労働の典型のような職場で、働き方改革は切実な問題ですが、朝日新聞社の場合は「裁量労働制だから長時間労働になっている」とは必ずしも言えません』という理由でした」

 湯浅は、「朝日新聞はいま『ともに考え、ともにつくるメディア』をうたっています。そのためには、朝日から読者が見えるとともに、読者から朝日新聞の人たちが見えることも重要です。自己開示しない人たちと『ともに』考えることは難しい」と指摘し、内部から自分たちの問題として、過重労働について書き、訴えるべきだといっている。

 読者と共に考えるということは、そういうことである。今こそ、この問題を自分たちの問題だとしっかり捉え、会社に、世論に訴えていかなければ、ジャーナリズムではない。これはテレビはもちろん、出版も同じである。

 メガバンクが大きく変わろうとしている。現代によれば、私の近くにある三井住友銀行中野坂上支店というのは、ビルの11階にあるそうだ。

 エレベーターで上がると、そこは銀行とは思えない景色が広がっているという。

 窓口業務をする行員もいなければ、書類確認をする事務行員も「いない」というのである。

 そこを訪れた客は、総合受付で用件を伝える。すると担当者が用件別に案内してくれる。

 そこでは用件を伝えれば、行員がパソコンに打ち込んでくれる。つまりほとんどがペーパーレスなのだ。

 それだけではない。これまでは店の奥に引っ込んでいてふんぞり返っていた支店長の部屋もない。

 ロビーに立って、来客に気を配っていた女性が支店長だった。

 こうなってきたのは、AIが行員たちの仕事を奪ってきたからだが、その背景には、企業に1億円融資しても50万円程の利ザヤしか稼げない超低金利時代がある。

 アメリカのバンク・オブ・アメリカが15年に発表した予測では、さまざまな仕事がロボットに代替され、2,500万人が失業するとしている。

 当然ながら、給料も大幅に下がっていく。

 前号で現代がやっていたように、銀行業務や医者、弁護士、税理士などは、AIの得意分野である。

 銀行でいえば、外回りをして、融資案件を見つけ出していくことが支店長たちのメインの仕事になるそうだ。

 そうなれば、自分の預けているカネを引き出すのに、手数料を払うこともなくなるかもしれない。

 銀行の常識は世の中の非常識。早くそうなってほしいものだが。

 お次はポスト。スキャンダルまみれで凋落一途の財務省だが、それならと、財務省が悪だくみを考えているというのだ。

 突然「高齢者の医療費負担を2倍にする」という方針を打ち出した。

 ポストによればこれは、安倍政権に対する嫌がらせで、こうぶち上げれば安倍首相もおいそれと解散はできないだろうし、もしやれば、大幅な議席減になるに違いないからだ。

 解散できなければ3選もない。安倍には消えてもらって、次の総理のときに復権を果たそうというのが財務省の戦略だというのである。

 そううまくいくのだろうか。とはいえ、安倍の3選を阻む力は日増しに強くなっていることだけは間違いない。

 ビートたけしのポストのコラムがこのところ好調である。これしか読むところがないということもあるが。

 今週は山口達也ネタ。

「こんな歳になってまでアイドルでいろっていうのは『一生、偶像がバレないようにしろ』って過酷すぎるミッションなんでね。考えようによっちゃ、これほどの“ブラック労働”はないぜ。現に酒浸りを隠していた結果が、今回の事件に繋がっちまった。それなりにストレスもあったんだろうよ」

 メディアが、「山口メンバー」と呼んだことに触れ、「どうしても何か“敬称”をつけなきゃいけないって言うんなら、いっそのこと『山口組員』って呼んでやった方がよっぽど面白かったんじゃないか」。

 その上で、これからは、アイドルも官僚も「リスク回避教育」を施し、若いうちに、昔の中国の宦官のように、「自分からポコチン取っちゃう官僚やアイドルが出てくる怖~い世の中になりかねないぜ」。

 どうですかこの案は? ジャニー喜多川社長。

 さて、安倍首相への党内からの風当たりが強くなってきている。現代によれば、参議院議員の吉田博美が開いた政治資金パーティに、菅や麻生、岸田、石破、二階俊博まで集まったと報じている。

 吉田は参院のドンといわれて、前の青木幹雄の後を継ぎ、隠然たる力を持っているという。

 安倍首相は何とか、早期解散をして3選を果たしたいというつもりだろうが、もはや手詰まりというのが、永田町の大方の見方のようである。

 もし、解散を強行したとしても、ポストによれば、自民党の中で、安倍と親しいか、反安倍かを選ぶことになって、反安倍派が勝利するはずだという。

 それに、新階級といわれる非正規社員を多く含むアンダークラス、約1,000万人といわれる貧困層は、『新・日本の階級社会』(現代新書)を書いた、橋本健二早稲田大学教授にいわせると、反自民の傾向が強いというから、親安倍自民にとっては厳しいものになるはずだ。

 橋本教授にいわせると、近年、名店といわれる居酒屋が次々に店を閉じていくのも、貧困層がこうしたところで飲むカネさえなくなってきているからだという。

 ビールの売り上げが落ちているのも、酒の中ではやや高いビールを飲めない人たちが増えていることと無関係ではないそうだ。

 文化が継承されてきた居酒屋にも、貧困層の影響が出てきているのだ。

 アベノミクスを打ち破り、貧困や格差をなくせと声高にいう政党が出てくれば、自民党などあっという間に蹴散らすに違いない。

 だが、日本にはバーニー・サンダースが出ない。小泉進次郎にしても世襲議員のボンボンであり、貧困層に対する想像力はそれこそ貧困なものであろう。

 そこにこの国の悲劇がある。貧困層1,000万人プラス高齢者の連合軍で、貧困党でもつくるしかないか。

 さて、TOKIOの山口達也の処遇が決まった。ジャニーズ事務所は、山口を契約解除することを決定した。

 相も変わらず、FAXによる一方的な「お知らせ」で、読む限り、責任は事務所側にあるといいながら、それが単なる建前としか思えないところに、この事務所の長年積み上げてきた「病根」の深さを見るのは私だけではないだろう。

 スポニチは、横山慧の名前で、こう書いている。

「『またTOKIOとしてやっていけたら…』『先のことは考えられませんが、今は飲まない』
 山口が事件発覚翌日の謝罪会見で残した言葉だ。結果的にこれらの発言が、世間からの風当たりを強くしてしまった。TOKIOのメンバーからも『甘さ』を厳しく指摘された。(中略)認識の甘さと責任の重さ、影響力の大きい公人としての自覚のなさが、致命的な結果を招いてしまった」

 しかし、このスキャンダルは、TOKIOだけの問題ではなく、ジャニーズ事務所へ与えた打撃も大きいはずだ。デジタル版のディリースポーツ5月7日は、こう書いている。

「23年にわたりTOKIOとして活躍した山口を育てた立場であることから、異例の“温情措置”も付けられた。『契約を解除することとなりますが、事件の社会的な影響や、現在、山口が置かれている状況などを鑑み、彼を育ててきた立場として、社会に責任を果たすために必要な支援を今後も積極的かつ継続的に行って参る所存でございま』と宣言。解雇ではなく、契約解除とした」

 これは温情からではない。今、アルコール依存症の山口を野に放てば、酩酊して自暴自棄になり何をするかわからない。

 世間からも、病人を見放すのかといわれる。ほとぼりが醒めるまで事務所が監視し、世間が忘れた頃に手放す。

 それはSMAPが解散し、かつての力を失いつつあるジャニーズ帝国を守るために、喜多川姉弟が考えた苦肉の策だ。

 アル中で病院にまで入り、それを女性誌に報じられたのはだいぶ前のことである。

 今度は、1カ月も入院して、退院したその日に焼酎をがぶ飲みし、呼んだ女子高生に「強制わいせつ」をし、告訴されてしまう。

 警察が事情を聞きに来ても、しばらくは事務所に知らせず、知らせた後も、テレビに出続けたのは、50前の中年男がやることではない。

 現代は「警視庁は山口を書類送検する際、検察に対して『厳重処分』という処分意見をつけた。これは起訴を求めるという重い見解だ」と報じている。

 こうした問題男を、長年放置していた事務所側の責任をどうとるつもりなのか。

 そうした問いには、喜多川社長は何も答えていない。芸能マスコミは、聞こうともしない。

 山口は、普通の常識さえ身に着けず、いい年をしてアイドルを演じ、そのはざまを埋めるために酒と女に逃げていたのであろう。

 こうした人間を、アイドルと誤魔化して、散々売りまくり、金儲けしてきた喜多川姉弟は、この責任をどうとるのか。

 自らテレビの前に身を晒し、謝罪会見を開くべきだ。そう思うのだが。

【巻末付録】

 まずは現代から。「週刊現代イチ押し美女 徳江かな 純真と成熟のはざまで」。19歳だそうだ。いいのかね、こんなあられもない格好をさせて。

「お笑い界の『美魔女』が脱いだ! 春やすこ 完熟の裸身」。もう還暦近いのだろう。ようやりはりますな。

 袋とじは「初脱ぎ! 渡辺万美 Hカップ・ヘア・ヌード」。『あまちゃん』にも出てたんやてな? なかなか魅せますな。

 ポストは、巻頭から西田幸樹の「なをん 仲村美海」。ヘア・ヌードはなし。「わきの下の“しげみ”」。女性は裸を見られるよりも恥ずかしい? 袋とじは「完全復刻 ビニ本黄金時代」。「謎の中国人美女が魅せた『初めての裸』アンナさん。26歳。」。このなかでは意外にビニ本が楽しめる。今週は引き分けだな。
(文=元木昌彦)

眞子さまの反乱と、小室圭さん「父自殺」報道の意義……週刊文春は“一線”を超えたか

今週の注目記事・第1位
「林文科相が白昼通う“セクシー個室”ヨガ」(「週刊文春」5/3・10号)

同・第2位
「山口達也が女子高生連れ込んでチューした犯行現場-強制わいせつで書類送検」(「フライデー」5/18号)

同・第3位
「『福田次官』は恥を知ったか」(「週刊新潮」5/3・10号)

同・第4位
「白浜保険金殺人『完黙夫』の性的倒錯」(「週刊新潮」5/3・10号)

同・第5位
「エグザイル白濱亜嵐 現地取材『LA禁断愛』と『口止め料300万円』」(「週刊文春」5/3・10号)

同・第6位
「福田会長と山口組元最高幹部」(「週刊文春」5/3・10号)

同・第7位
「欅坂46『紅白昏倒メンバー』熱愛スクープ撮」(「週刊文春」5/3・10号)

同・第8位
「小室母子が見た修羅『父自殺』の真相」(「週刊文春」5/3・10号)
「ご静養を拒む『眞子さま』の反乱」(「週刊新潮」5/3・10号)

同・第9位
「エンゼルス大谷翔平 マル秘プライベートは『ゲーム』『漫画』」(「週刊文春」5/3・10号)

同・第10位
「立憲民主・枝野代表が画策する山尾志桜里“再生計画”」(「週刊文春」5/3・10号)

同・第11位
「なぜ『樹木希林』は全身がん宣告でもピンピンしているのか?」(「週刊新潮」5/3・10号)

同・第12位
「老けない『最強主食』ベスト8」(「週刊文春」5/3・10号)

 まずは文春の「老けない最強の主食」から、ベスト5を紹介しよう。

 1位は発芽玄米、2位は玄米、3位がうるち米(普通の白飯)、4位が生パスタ、5位が食パンだそうだ。

 ちなみに老ける主食のワースト3は、コーンフレーク、うどん、そうめん・冷や麦だそうだ。

 女優の樹木希林が、「全身にがんが出来ている」と告白したのが2013年の3月だった。

 だが5年以上が過ぎても、女優を続け、最近は、自分の関係した映画がロサンゼルスで上映されるため、行ってきたという。

 新潮によれば、彼女が治療を受けているのは鹿児島にあるクリニックで、ここは時間軸の要素も加えた「四次元ピンポイント照射」という放射線治療だが、新潮は以前、疑義を呈していたところである。

 だが、山王病院呼吸器センター長の奥仲哲弥副院長にいわせると、「おそらく樹木さんは、乳がん多臓器に転移はしているものの、ほとんど症状が現れず、検査で見えるくらいまでがん細胞が成長したら、その都度、放射線などで対処し、長期的にがん細胞と共存できているんだと思います」。

 私の周りにもがんになっている友人はいるが、見ていると、がん患者にも運のいい人と悪い人がいる。

 年々、女優としての存在感が増している樹木だから、せいぜい長生きしてもらいたいものだ。

 山尾志桜里の評判は悪いままだそうだ。倉持弁護士と不倫し、その倉持を政策顧問に起用した。

 倉持も、奥さんとは離婚したが、今度は奥さんに手記を書かれ、「(山尾氏は)夫婦の寝室まで上がり込んでいた」といわれる始末。

 不倫はなかったと、無視を続けているが、倉持の元奥さんは、山尾に慰謝料請求をし、謝罪がなければ、裁判を起こして、不倫を証明する証拠を出すといっているようだ。

 だがそんな彼女を、枝野代表は入党させ、表舞台に立たせようと画策しているというのだ。

 党内からも批判が出ているそうである。いくら切れ者でも、民進党崩壊のA級戦犯であり、いまだに倉持と離れない山尾に、有権者の目は厳しい。

 枝野も、他にやることがないからといって、人望のない人間を引き立てる「無理」をしない方がいいと思うのだが。

 さて、エンゼルスの大谷翔平の投打にわたる活躍は、アメリカでも連日話題である。

 そんな大谷の野球以外の素顔を文春が伝えている。ロサンゼルスの住まいは家賃50万円のスリーベッドの邸宅だそうだが、広すぎて寂しいとボヤいているという。

 そんな大谷のパートナーは、日ハム時代でも通訳をしていた水原一平で、彼はもともと北海道出身だが、実家がロスで和食屋をやっているため、英語はネイティブだそうだ。

 運転も大谷のキャッチボールの相手も務める。クルマは運転しないが、大谷が乗るのはヒュンダイのセダン。

 大谷が好きなゲームは『クラッシュ・ロワイヤル』というオンライン対戦もできるものだそうだ。

 それ以外に大谷の楽しみは漫画を読むくらい。あまりにも野球一筋な姿に、少し遊んだらといいたくなるが、それが大谷の強さの秘密なのだろう。

 先日は投球中にマメができて降板したし、28日の試合ではバッターとしてホームランを打ったが、途中で足を軽く捻挫したとかで途中でベンチへ引っ込んでいる。

 過酷なメジャーの試合日程に、疲労が蓄積されて、故障しなければいいがと心配するのだが。

 ところで、4月27日朝、金正恩が板門店の軍事境界線を越えて韓国側に足を踏み入れた瞬間は、テレビを見ていて感慨深いものがあった。

 私は1980年代に、韓国側と北朝鮮側から板門店に行っている、当時としては数少ない日本人である。

 韓国では、数人の外国人ジャーナリストたちと韓国軍のヘリコプターで板門店近くまで飛び、そこから歩いて現地に向かった。

 当時の板門店は、今回テレビで見るような緑の多い場所ではなかったと記憶している。

 両側の建物の上に銃を構えた兵士たちが居並び、緊張感あふれる場所だった。

 北に行ったのは1985年の5月だった。平壌から通訳と数人の北の役人たち、私が泊まっていた招待所の女性たちとで、2台のベンツに乗って板門店に向かった。

 途中、小川の流れている場所で昼食をとり、板門店の少し前で、車のナンバープレートを外した。ナンバーから韓国側に誰が来ているのかを探られないためだと通訳はいっていた。

 北側から見る板門店は、より緊張感があった。その行き帰りを写真に収めたが、日本に帰って現像すると、そのフィルムだけがなくなっていた。

 文在寅大統領と金正恩が笑顔で握手している様子は、人のいいおじさんが久しぶりに会ったチョイ悪な息子と再会したような趣だった。当たり前のことだが、やはり同じ民族なんだということを実感した。

 非核化を含めた南北対話は紆余曲折あるだろうが、日本はもちろんのことアメリカのトランプも忘れてはいけないのは、韓国も北朝鮮も、悲願は南北統一であることだ。

 非核化が大前提だろうが、これからの南北は悲願に向けて動き出そうとするはずだ。そして中国との関係をこれまで以上に緊密にしていくと思う。

 そうなれば、インドシナ半島のように、戦争で多くの命を犠牲にしなくても、時間はかかるだろうが、南北朝鮮が統一すれば、アメリカは手を出せなくなる。

 そうした水面下での話し合いが2人の間でなされる可能性は、私はかなりあると思う。

 トランプがそうした企みを壊そうとするのか、非核化さえ約束すれば、あとは勝手にしろと黙認するのか。私は後者だと思うのだが。

 会談後の夕食には「玉流館」の平壌冷麺が出されるそうだ。私も北朝鮮に滞在している時にここへ行って食べた。洗面器のような大きなボールに、韓国よりやや太めの腰のある冷麺がとてもおいしい。

 昨夜は、冷麺が食べたくなって大久保まで買いに行ったが、残念ながら韓国の冷麺しかなかった。あれを食べるだけのために北朝鮮へもう一度行ってもいいと思っている。

 さて、眞子さんと小室圭さんの近況について、新潮と文春が報じている。新潮は巻頭特集だが、内容は、眞子さんが母親の紀子さんと折り合いが悪く、ゴールデンウイーク中に毎年行かれる栃木県高根沢町にある御料牧場での、皇太子一家たちとの静養に、眞子さんは行かないで、一人で過ごすそうだというお話。

 だが文春のほうはそうではない。ついにやってきたかと、タイトルを見てそう思った。これだけには触れてはいけない。それは週刊誌報道の一線を越えてしまうことになると危惧していたのだが。

「小室家母子が見た修羅『父自殺』の真相」がそれだ。小室家の父親は横浜市役所の職員だった。だが2002年に38歳の若さで亡くなっている。それも自殺で。

 その上、1週間後には義理の父親も自殺しているのだ。

 この「事実」はこれまでも報じられてはいるが、このことを中心に据えた記事はなかったはずだ。

 これはタブーに斬り込むということではない。小室家の尊厳に関わることである。結婚する秋篠宮家と小室家の間で、実はこんなことがありましてと話すことで、何の関わりのない週刊誌が、大声でいい振らすことではないはずだ。

 しかも、読んでみても、なぜ自殺したのかは曖昧なままである。なぜ自殺したのかなど、一緒にいた妻でもわからないものではないか。

 それを第三者が推測でものをいい、週刊誌がさも真実のように書き散らす。

 誰にも隠しておきたい過去の2つや3つはある。秋篠宮眞子さんと結婚する息子の母親だからと、あることないことを書かれる。小室家の母と息子はもちろんのこと、結婚の意志がいまだに固いといわれる眞子さんの心中はいかばかりであろう。

 週刊誌にも武士の情けというものがあってほしい。そうでなければ、週刊誌はいつか大衆からも見放される。

 昨年の『紅白歌合戦』で過呼吸のためにメンバー3人が次々に倒れてしまった欅坂46だが、その一人、志田愛佳(19)は、その後の二周年記念ライブも体調不良で欠席し、握手会にも出ていないという。

 昨年、握手会にナイフを持った男が侵入し、発煙筒を投げたこともあり、精神的ショックを受けていたという。

 その彼女が、欠席した二周年記念ライブの翌日、地元の新潟にいたという。

 その隣には男性がいたそうだ。互いの実家を行き来し、仲良くコンビニで買い物をし、志田は男のところに泊まったそうだ。

 2人は中学校の同級生だそうで、ラブラブなのだそうである。だが文春が、2人は交際している? と声をかけると、「付き合っていないっす」と否定した。この若者、いいところがあるじゃないか。

 アイドルなんて一過性のものだ。そんなに長くできるものじゃない。地元へ帰ってお嫁さんに。そのほうがいいと思うのだが。

 同じ文春から。日本レスリング協会会長に福田富昭(76)という人物がいるそうだ。

 この人、15年に渡り日本のレスリング界に君臨して、ドンといわれているそうである。

 文春によると、福田会長が大学時代に薫陶を受けたのがレスリング協会の会長を務めた故八田一朗で、彼はスパルタの権化といわれたそうだ。

 その八田イズムを継承している最後の弟子で、世界チャンピオンになり、ベンチャービジネスにも身を投じている。

 彼に転機をもたらしたのは、ロッキード事件でロッキード社の対日工作資金の受取人として名前が取りざたされたシグ片山だったという。先を急ごう。

 福田の人脈の一つに、山口組の元最高幹部、大石誉夫という人間がいると文春が書いている。

 大石は田岡一雄に引き立てられ、ゼネコンの仕切りや芸能興行で資金力を誇ったそうである。彼は昨年8月に亡くなったそうだが、福田会長とは頻繁に飲食をともにする仲だったという。

 2人の接点が表面化したきっかけは13年に起こされた民事訴訟だったそうだ。

 よくある清濁併せ呑む人物のようだが、自分が役員定年70歳というのを作ったのに、その年を超えて長期政権になり、今回のパワハラ問題に見られるように、「長期政権による権力集中の歪みの元凶になっているのです」(レスリング協会関係者)。

 権力は腐敗する。その見本のような人ではないかと、文春が追及しているのだが、本人には届かないようである。

 ところで、このところ出版界では、マンガなどの海賊版が掲載された3つのサイトへ、政府がブロッキングを促す緊急対策を決定したことで、批判が起こっていることに触れておきたい。

 インターネット業者がブロッキングを行うには、マンガなどの利用者だけではなく、ユーザーがどのサイトにアクセスしているのかというすべての情報を取得する必要があるため、これが憲法に定められている「通信の秘密」に抵触する恐れがある。

 そのためインターネット業者が、政府の要請にこたえてブロッキングを行うことは犯罪になるから、政府は刑法37条の「緊急避難」にして違法性をなくそうと考えているという。

 これは、政府の言論への介入を許し、言論の自由を狭めるものだと、さまざまなところから批判が出ている。いうまでもないことだが、一番の問題は、マンガを出している大手出版社が、本来自分たちで対策を考え、手を打つべきなのに、何もせず、お上の手に委ねてしまったことである。

 マンガの売り上げはこのところ落ちてきている。そのすべてが、海賊版の横行によるものではないはずだ。守らなければならない言論の自由までもほっぽり出し、お上の助けを求めるなど、言論を扱う出版社が絶対やってはいけないことだ。

 なぜそのようなことをしてしまったのか。大手マンガ出版社である、講談社、小学館、集英社のトップは、会見を開いて説明責任を果たすべきであろう。言論の自由なんかよりも、社の命運を左右するマンガの売り上げを死守することのほうが、われわれにとっては重大だと、本音をいえばいいのだ。

 やはり文春。エグザイルに白濱亜嵐(24)というのがいるそうだ。人気メンバーで、GENERATIONSのリーダでもあるという。

 その白濱が、アメリカのロサンゼルスの飲食店で働く20台前半の女性と親しくなった。だが彼女には結婚したばかりの夫がいた。

 その夫が、妻の携帯電話を見て、妻が白濱と不倫をしていることを知ってしまったため、今年の2月5日に、警察まで出動する激しい夫婦喧嘩を起こして逮捕されてしまったというのだ。

 よくアメリカに来る白濱は、そのたびに彼女をホテルに呼び出し、避妊もせずにSEXをしていたため、彼女は妊娠したらと心配になり、その時の白濱をスマホで撮っていたという。

 その動画を夫が見てしまったのだ。夫は、白濱に謝罪を求める、しないなら日本のマスコミに告発するといい出し、彼女は白濱に連絡を取ったが、謝罪の言葉はなく、あとは事務所と弁護士がやるといって、以後連絡が途絶えたという。

 保釈金や弁護士費用で2万4,000ドルかかると弁護士に伝えたところ、このことを口外しないという書面にサインさせられ、弁護士は3万ドルをキャッシュで払ったという。

 文春は以前、「三代目JSBはレコード大賞を1億円で買った」というスクープを報じたが、ここはなんでも「Money」で片をつける社風らしいと結んでいる。だが、山口ケースもそうだが、有名人に誘われるとすぐに誘いに乗る女性たちにも非があると思うのだが。

 お次は新潮。昨年7月19日に和歌山県内の病院に、前日、白浜海水浴場で「溺れた」という女性が意識不明のままベッドに横たわっていた。

 その女性の夫は妻の顔を「綺麗だよ」といいながらさすり続けていたという。

 だが、今年の4月19日に、和歌山県警捜査1課に、その夫・野田孝史(29)は逮捕されてしまうのである。

 なにやら三浦和義の「ロス疑惑」を彷彿とさせるようだと新潮は書いているが、彼は、妻殺しでは無罪になっているのだ。

 今回は、妻だった志帆さんが溺れたのは、胸くらいしか水位のない浅瀬で、彼女は泳ぎが得意だった。

 司法解剖したら、大津波にでも遭わない限りこれほどの砂がと専門家がいうように、被害者の肺などから大量の砂が出てきたことから、警察も早い段階で「夫の犯行」だと睨んでいたようだ。

 それに、彼女が亡くなる数カ月前に、2社で合計5,000万円の生命保険が掛けられていたことも、妻殺しの動機だったとみられている。

 それに野田には愛人がいた。その愛人は昨年12月に野田の子どもを産んでいるが、野田が別件で逮捕されたのは、その約2週間後だったそうだ。

 福田次官はセクハラ発言を全否定したまま辞任させられたが、懲戒処分ではないので、退職金は新潮によると5,361万9,232円となるそうだ。

 案外少ないような気がするが、ほとぼりが醒めた頃から天下りすれば、1社につき1,000万円にはなるそうだから、余生にカネが困るということはないようだ。

 一方、セクハラを告発したテレ朝の女性記者には、「録音したのは記者倫理に反する」「なぜ自社でやらなかったのか」などという理不尽な非難の声もあると新潮が報じている。

 彼女の知人は、「“ここまでやっても、何も変わらないんじゃないか”という不安に駆られているみたいです」と話している。

 文春によれば、女性記者が福田のセクハラを相談したのは、松原文枝経済部長で、松原は、以前に「報道ステーション」で、「I am not ABE」というフリップを掲げた古賀茂明の盟友的存在だったそうだ。

 だが、早川会長や篠塚報道局長は安倍首相と親しく、官邸から「なんであんな放送をしたんだ」といわれ、松原は経済部長へ異動させられたそうだ。

 その松原も、件の女性記者から福田のセクハラの録音があり、自社で報じたいといわれたが、「政局も絡むのでうちでは難しい。あなたの名前も特定されてしまう」と彼女を諭したそうだが、彼女の意志は固く、新潮へ持ち込んだというのだ。

 福田がセクハラ発言を否定している理由を、文春で福田から聞いた財務省幹部がこう語る。

「彼女も酷いんだよ。もともとスポーツの担当で、あの日だって『野球選手とかと遊んでいた』みたいな話をしていた。ひとしきりそんな話をした後で、『真面目な話をしていいか?』と。音源はそこの部分だけ。会話の全体を聞けば、彼女が嫌がっていたわけではないことが分かるはずだ」

 嫌がっていないのだから、セクハラをしてもいいとでもいうつもりか。呆れ果てたいいわけだと思うが、財務省の人間や麻生大臣などはそう思わないようである。

 さて、4月26日のフジテレビの『とくダネ!』を見ていて、まだこんなことをやっているのかとあ然とした。

「TOKIOの山口達也メンバーを警視庁が強制わいせつ容疑で書類送検した」というニュースの「山口達也メンバー」といういい方だ。

 テレ朝の『モーニングショー』でも同じいい方をしていた。驚いたことに朝日新聞も同様である。

 覚えておいでの方もいるだろう。2001年8月、SMAPの稲垣吾郎が公務執行妨害と道路交通法違反の現行犯で逮捕されたことがあった。

 だがテレビ局は、ジャニーズ事務所側の強い「要請」により、稲垣容疑者ではなく稲垣メンバーなる不可解極まりない呼び方をしたのである。

 私の友人の芸能レポーター・梨元勝(故人)は、当時出ていたテレビ朝日の番組で、稲垣のことはしゃべらないでくれといわれ、激怒して出演拒否をし、その後、テレビから疎まれ、活躍の場をネットへと移すことになった。

 当時はまだジャニーズ事務所の力が強かったが、もはや事務所の威光も下り坂なのに、何でこんなことをまだやっているのか。

 それに、報道の内容も不可解だ。「山口達也(46)が自宅マンションで女子高生に無理やりキスをするなどしたとして」(スポニチ)、警視庁が強制わいせつ容疑で書類送検したという。

 女子高生は友人と2人で山口の部屋を訪れ、被害に遭った女子高生は、逃げて母親に電話をし、母親が来て助け出したそうだ。

 山口と女子高生はNHKの『Rの法則』で知り合ったという。山口に誘われ家に行ったのだろうが、今の女子高生がキスをされたぐらいで逃げ回るとは思えないし、今の時代、「キス」が強制わいせつだとは、警察だって考えないはずだ。

 コトは稲垣の時よりも重大で悪質、それに山口は50近い中年男である。被害者とは示談が成立したそうだが、警視庁捜査1課は書類送検したのだから、山口容疑者ではないのか。

 スポーツ紙などは、事務所側の意向を忖度して、起訴猶予処分になるのではないかと予想し、有名タレントの軽はずみな行動ぐらいで収めようという意図が見え見えだが、その程度で済ませてはいけないこと、いうまでもない。

 その山口達也が、27日に涙の記者会見を行った。

 だが、芸能記者たちは、ジャニーズ事務所へ忖度して、強制わいせつの実態について突っ込むことはなかった。

 始まる前に山口の弁護士が、被害に遭った女子高生の両親からの手紙を読み上げた。その中に「今回娘が被ったことは親としては決して許せるものではありません」という文言があった。キスぐらいでこういう書き方はしない。それなのに、記者たちは故意にそれを無視したのだ。

 週刊誌が合併号に入る時期に、こうした不祥事の会見をやるのは芸能事務所の常とう手段である。新潮、文春なら、「山口達也が女子大生にやった強制わいせつの実態」と銘打ってやるのだろうが、あいにく、次の発売は5月9日である。

 フライデーがこの問題をやっていた。急遽突っ込んだのだろうが、残念ながら新しい情報はなかった。

 昨日の原稿で、「山口メンバー」といういい方はおかしいと書いたが、27日のフジテレビの『とくダネ!』で小倉智昭が、このことに触れ、読売新聞だけが山口容疑者と書いたと紹介し、隣のコメンテーターが、容疑者と書いてもいいと思いますがと重ねた。

 しかし、小倉のなぜメンバーにするのかの説明は、何をいっているのかよくわからないままだった。

 推測するに、視聴者から相当な数の批判の電話やメールが来たのであろう。

 山口も、事件の内容については、警察が捜査中なので答えられないと、財務省の佐川のような答弁をしていた。

 涙を流し、謝罪すれば、そのうちTOKIOのメンバーに復帰できるという甘い考えをしているとすれば、世の中そんな甘くないということを嫌というほど知ることになると思うのだが。

 忖度といえば、私は読んでいなかったのだが、先週号の文春で作家の林真理子が、ビートたけしの独立問題に触れて、新潮は毎週のようにこの問題について特集を組んでいて、たけしの愛人がいろいろと画策しているのではないかと報道している。

 だが真実はどうなのか。「こういう時、週刊文春の見解を聞きたいところであるが、なんかおとなしい。先週もグラビアだけでお茶を濁していた。殿の小説をいただいたので深くは書けないらしい。今回の騒動について、週刊文春ならどう書くか、みんな固唾を飲んで見守っていたはず。それなのに、またまた忖度か、もう財務省のことを非難出来ない、と考えるのは私だけであろうか」と、文春の権力に弱い体質を揶揄していた。

 さらに、今週号では、先週の文春が報じた米山隆一知事の「買春」記事に触れて、買われていた女子大生の彼氏が、知事というのは僕たちのような若者の見本になるべきで、お金のない若い子の弱みに付け込んで快楽を得ていたのは許せないというコメントに対して、「ちゃんちゃらおかしい。今どきの若者がまるで義憤にかられたような口調ではないか。(中略)この若者の怒りの基がよくわからない。怒りのホコ先はもっと彼女に向けるべきではなかろうか。お金がないなら、他の子がやっているようなふつうのバイトをすればいい」と、名門女子大生などと社会的に甘やかされ、売春をし、相手が知事だとわかったら、週刊誌にタレ込む、「こういう行為は最低だと思うし、週刊誌がその受け皿になっているのは本当に情けない」と難じている。文春編集長にとっては耳の痛い身内からの批判であろう。

 今週のトップは文春の「林文科相が白昼通う“セクシー個室”ヨガ」である。

 愛媛県の県職員が柳瀬唯夫首相秘書官(当時)と面会した後に作成した「首相案件文書」の存在が農水省でも発見され、文科省での調査はどうなっているのかという追及を受けた林文科相は「来週の早い段階で」と答弁したのが4月13日。

 週が明け、調査期限が迫っていた16日、午後2時20分ごろ、林は霞が関を離れ、恵比寿の雑居ビルの前に公用車を止めたという。

 議員バッジを外した林が慣れた様子で7階まで上がっていく。そこは文春によれば、「ポジティブスターヨガ(PSY)」というヨガスタジオ。

 PSYを知る業界人にいわせると、ここは普通のヨガではなく、経営者は元AV女優の庄司祐子氏で、インストラクターたちも元グラビアタレントや、元キャバクラ嬢と美人ぞろい。

 女性客は1時間3,000円なのに男は1万1,000円というところにも、この店のポリシーが窺える。

 彼女たち目当ての医者や弁護士も多く、庄司氏は経営者たちの集まりでも、「モデルの子を紹介しますよ」と営業をかけているそうだ。

 テレビでも、お客さんと仲良くなって、付き合ったりするインストラクターもいると発言しているし、芸人から「キャバクラヨガ」だと突っ込まれてもいる。

 ここは、美人インストラクターと1対1でヨガレッスンを受け、続けてタオルで目隠しされて、濃厚なオイルマッサージを受けるそうである。

 庄司氏は、林が通うようになったのは12年の安倍政権発足前後からで、「リンパマッサージは苦手なようなので、ヨガを一時間した後に指圧を一時間。インストラクターの指名は特にありません」と話している。

 文春の直撃に林は、ヨガの経営者がAV女優だったことは知らない、公用車を使ったかどうかは記憶にない、支払いはポケットマネーで払っていると答えている。

 いくら健康のためとはいえ、昼日中、公用車を使ってキャバクラヨガに通うのは、大臣ともあろう者がやってはいけないこと、いうまでもない。

 福田事務次官のセクハラ発言と同様、官僚や政治家たちにモラルの欠如が甚だしい。

 庄司は、文春に対して、いかがわしい店のように書かれたのは心外だと抗議したそうだ。
(文=元木昌彦)

財務省・福田次官の“セクハラ疑惑”──テレ朝女性記者の音声持ち込みは、なぜ「文春」でなく「新潮」だったのか

今週の注目記事・第1位
「セクハラをしらばっくれた『福田次官』の寝言は寝て言え!」(「週刊新潮」4/26号)

同・第2位
「新潟県知事『買春』女子大生の告白」(「週刊文春」4/26号)

同・第3位
「なぜか安倍総理が『上機嫌』の理由」(「週刊現代」5/5・12号)
「テレ朝女性記者は社内でも有名な『反安倍』一派」(同)

同・第4位
「AIが完全予測! これから給料が『下がる仕事』『上がる仕事』」(「週刊現代」5/5・12号)

同・第5位
「『安倍命の官邸にはついていけない』」(「週刊文春」4/26号)

同・第6位
「技能実習生残酷物語」(「ニューズウイーク日本版」4/24号)

同・第7位
「大谷翔平『人生一番の試合』対戦相手の証言」(「週刊文春」4/26号)

同・第8位
「乃木坂46メンバー『お泊り&パワースポットデート』撮」(「週刊文春」4/26号)

同・第9位
「心が折れない『脱獄囚』のサバイバル」(「週刊新潮」4/26号)

同・第10位
「『明治R-1』がTBS系番組でステマ疑惑!」(「週刊文春」4/26号)

同・第11位
「『ポスト安倍』を裁定する地味で鈍重なるキングメーカー」(「週刊ポスト」5/4・11号)

同・第12位
「『白髪染め』は身体に毒です」(「週刊現代」5/5・12号)

同・第13位
「皇室御用達『帝国ホテル』にこだわった『小室圭くん』のポートレート物語」(「週刊新潮」4/26号)

同・第14位
「血圧の教科書」(「週刊現代」5/5・12号)

同・第15位
「錦戸亮が瑛太にボコボコに殴られた午前2時」(「フライデー」5/4号)

【巻末付録】現代とポストのSEXYグラビアの勝者はどっちだ!

 ゴールデンウイークが間近だ。28日の土曜日から休めば9連休になる。

 そんなに休んだら、連休明けは使い物にならないと思うが、余計なお世話であろう。

 今週は現代とポストが合併号。さぞやカネをかけ選りすぐった特集やグラビアがあるのだろうと思ったが、現代はまあまあだが、ポストは残念ながら読むものがほとんどない。

 どうしたのだろう。相も変わらずの「100歳生きても大丈夫な『お金戦略』」がトップ。退職した時の手続きや相続対策。

 定年後の正しい怖がり方、震度6強で倒壊危機の有名建築物、最高の大河ドラマを決めよう、平成の終わりに起こること、それに葬式であの人に弔辞を読んでほしいなどなど。

 財務省の福田次官のセクハラなどに触れているのは、ほんのちょっと。

 これでは週刊誌とはいえないのではないか。女性セブンのほうが、よほど週刊誌らしい。

 このところ、現代は脱還暦雑誌を意識しているようだが、ポストは、いったい誰に読ませようというのか。

 100歳まで生きても、相続対策、老後資金と見てくると、高齢者から後期高齢者のための企画が多い。

 この層は、かつて週刊誌をむさぼり読んだ世代だが、もう、週刊誌にも夕刊紙にも手を出さなくなってきているから、読む人の数はどんどん減っているはずである。

 私の編集長時代は、現代よりポストの読者のほうが若かった。現代、文春、新潮はおじさん向けで、ポストがその下の世代をうまく取り入れていた。

 いっそ誌名を還暦ポストとでもしたらどうか。そうして、ニュースものなど全部やめて、健康や株情報、資産防衛術などに特化した記事ばかりにすればいいのではないか。

 今週のポストを見ていてそう考えた。

 さて、フライデーに剣呑な記事が載っている。俳優の瑛太が、ジャニーズ事務所の「関ジャニ∞」の錦戸亮を、深夜の恵比寿の店で、ボコボコに殴ったというのだ。

 2人はNHKの大河ドラマ『西郷どん』でも共演している仲のいい関係だという。

 だがその日は、錦戸がかなり酔い、瑛太に「FUCK」のポーズを見せつけながらからかい始め、瑛太の顔色がさーっと変わり、錦戸を殴り始めたというのだ。

 後日、2人を直撃したが、黙して語らず。人気者同士、何か、侮辱するようなことを錦戸が瑛太に向かっていったのだろうか。

 それにしても、このところのジャニーズ事務所は、トラブル続きである。

 現代には、これから暖かくなる季節は「高血圧治療」にいい季節だから、血圧を下げる工夫をしなさいと、特集を組んでいる。

 私の経験からいわせてもらうと、血圧には歩くのが一番いいようだ。

 私も40代の前半に血圧が200近くあった。クスリを飲んではいたが、なかなか下がらなかった。だが、40代の終わりになって始めたゴルフが効いた。

 私の場合、週に1回以上ゴルフに行っていたから、あっという間に130台まで落ちた。

 以来、最近はゴルフの回数もすっかり少なくなったが、血圧は安定したままである。

 暴飲暴食を止める、ナッツ類を食べる、野菜を多くとるなどは、よくいわれる。

 現代にある、降圧体操と降圧ツボ押しを紹介しておこう。

 降圧体操・力を入れて合掌=合わせた両手を胸の高さ、胸から30センチほど離れた位置に持ってくる。手を押し合わせるように10秒間ギュッと力を入れ、一気に脱力。10秒間は息を止めておく。大胸筋に力を入れる。

 降圧ツボ押し・親指と人差し指の付け根、二股に分かれている部分から人差し指の先のほうへ進み、へこんでいる部分を、親指で押す。5秒間押し、5秒かけて力を抜く。

 おやりになったらいかがだろう。

 このところ、秋篠宮眞子さまとの婚約が延期になった小室圭さんの「警備」の問題が、とやかくいわれるようになった。

 今週も新潮が、圭の出退勤にはSPが帯同し、自宅マンションの前にはポリボックスが置かれ、24時間態勢で警備をしていると報じている。

 そのため今でも20人近くの警官が携わっているから、この費用は月に500万は下らないという。結論が出ないまま再来年までずれ込めば、費用は2億円近くにもなる。

 結婚した眞子さまに支払われる予定の一時金は約1億5,000万円だから、それを上回ってしまうことになると、疑問を呈している。

 また女性セブンでは、この婚約騒動で美智子皇后が秋篠宮紀子さんに不信感を持ってしまったと報じている。

「自由に恋愛を楽しまれても、皇族としての結婚相手選びには、また別の『判断基準』を設けられているわけです。でも眞子さまは小室圭さんとの自由恋愛の延長上に結婚を見出された。
 美智子さまは、本来であれば、そこで一度ストップをかけて見極めるべきは母親である紀子さまの役割だとお考えだったのではないでしょうか」(宮内庁関係者)

 真実はどこにあるのか、私にはわからないが、いずれにしても、ここはもう少し静かにしてあげて、これからの成り行きを見守るべきではないか。

 私はずいぶん昔から白髪染めを使っている。だいたい同じものを使い続けているが、現代によれば、ずいぶん危ない白髪染めがあるという。

 100円ショップ最大手のダイソーで売っていた白髪染め「エバビレーナ白髪タッチ」から、有害物質であるホルムアルデヒドが検出され、ダイソーは商品の回収を発表した。

 ホルムアルデヒドは家具や建材の防腐剤として使われている。

 また、白髪染めに当たり前のように使われているパラフェニレンジアミンは、頭がかぶれたり、発がん性があるというのである。

 これは1991年に世界各国で禁止になっているが、まだ日本ではこの物質が白髪染めに使われているそうである。

 ご同輩、お気をつけあれ。

 唯一のポストの記事を紹介しよう。

 ポスト安倍競争が激しくなってきている。いよいよ支持率が30%台ギリギリのところまで来た。

 いまのところ、ポスト安倍の第1位は石破茂だが、続いて小泉進次郎が上がり、岸田文雄は安倍の下の4位と低迷している。

 総裁選では、石破が1回目の投票で過半数を取ることはないだろうから、2回目にどこと組むのかが勝負になる。

 二階や麻生が、派閥の力を利用して、キングメーカーになりたいのだろうが、意外な派閥がカギを握るというのだ。

 それは党内第三派閥・平成研会長に就任したばかりの竹下亘総務会長だという。

 兄は竹下登だが、地味な存在で、政治的な実績はほとんどない。だが、石破を応援し、岸田にも秋波を送っているそうだ。

 自分は兄のように総理にはなれないが、総裁を決めるキャスティングボードを握り、安倍に一泡吹かせることができるのか。

 注目しておいたほうがいいだろう。

 ところで、時事ドットコムニュース(4月23日付)で、安倍首相と孫正義が米タイム誌の「影響力ある100人」に選ばれたと報じている。

「安倍首相は2014年以来4年ぶりに『指導者』部門で選出。オーストラリアのターンブル首相は選評で『安倍氏の自信に満ちた力強いリーダーシップは日本の経済と先行きへの期待をよみがえらせた』と称賛した。
『巨人』部門で選ばれた孫氏の選評は、ソフトバンクも出資する米配車サービス大手ウーバー・テクノロジーズのコスロシャヒ最高経営責任者(CEO)が寄稿。将来への展望を持ち巨額の投資を続ける孫氏を『社会を加速させる希少な人間の一人』と述べた。
このほか、17人が死亡する銃乱射事件が起きた米南部フロリダ州の高校の生徒らが『先駆者』部門で選ばれた。オバマ前米大統領が選評を寄せ、銃規制を呼び掛けた若者らをたたえた」

 安倍首相が影響がある? 影響といっても悪い方の影響ではないのか。

 さて、R-1という明治乳業が発売しているヨーグルトだが、TBS系番組で、事業者が広告とわからない形で自社の製品を宣伝しているというのである。

 以前から、このR-1は、そうしたイメージが付きまとっている。それに、この番組を作っている制作会社の代表をやっている人間が、納豆を2パック食べるだけで体重が落ちると偽って、結局潰れた『あるある大事典』(日本テレビ系)のチーフ構成作家を務めていた人間だというのである。

 その後、『予約殺到! スゴ腕の専門外来スペシャル』というのを12年から制作し、半年に1回ほどのペースで全国報道されているそうだ。

 これまで10回放送されているが、10回のうち3回で、R-1が紹介されているというのである。

 そこでは、R-1がインフルエンザの予防に効果があるばかりではなく、がん細胞を攻撃するともいっているそうだ。

 専門家はこれを否定している。文春によると、番組でR-1が紹介されると、明治から代理店を通して800万円が支払われるというのだ。

 もちろん、当事者たちは否定しているが、こういう、視聴者にはわからないように、製品や店、レストランを紹介するステルス番組が多いように、私も思う。

 さて、瀬戸内海に浮かぶ小さな島・向島が日本中から注目されている。ここに脱獄囚・平尾龍磨(27)が逃げ込んだというので、警察が1,000人以上で捜索しているそうだが、2週間が経った現時点(4月23日)でも、逮捕に至っていない。

 平尾は、22歳の時、生活費や遊ぶカネ欲しさに121件の窃盗を繰り返し、400万円相当を懐にしたが、13年に逮捕され、懲役5年6カ月の判決が下された。

 新潮によれば、平尾は「塀のない刑務所」として知られる大井造船作業場というところにいた。

 ここでは、造船所の社員と一緒に働き、ヘルメットの色だけで区別している。近くの寮に住んでいるが部屋には鍵がかかっていないし、窓には鉄格子もない。

 いつでも逃げられるが、そこへ入れるのは初犯で模範囚か、身元引受人がいるなどの者に限られるそうだ。

 平尾は模範囚だったのだろう。それに、満期は再来年の1月だったのに、その彼が、なぜ脱走したのか、理由はまだわかっていないようだ。

 捜索がはかどらないのは、島には水が豊富にあり、牛乳なども配達してきて玄関に置いていくそうだから、手に入れようと思えば簡単に入る。

 野菜なども豊富で、山には山菜が生えている。それに、空き家が1,000軒以上もあるから、寝る場所には事欠かない。

 そうした条件が重なり、捜索する側は苦労を強いられているわけだが、これだけの努力をするのなら、なぜ、あと少しムショ暮らしを我慢できなかったのか。

 文春が、久しぶりに乃木坂46の能條愛未(23)の「お泊り&パワースポットデート」を“たった1ページ”でやっている。

 乃木坂は清純派といわれ、昨年刊行された白石麻衣の写真集『パスポート』(講談社)が29万部のベストセラーになった。

 能條は地方アイドルからのたたき上げの一期生。相手は戸谷公人(27)で、ドラマや映画、声優としても活躍しているそうだ。

 10日の夕方、戸谷は能條のマンションへ入って行った。翌日、クルマで東京都西多摩郡檜原村にある神戸岩へと向かう。

 この岩は、天照大神が隠れ、世界が真っ暗になった伝説の舞台・天岩戸を想像させる人気のパワースポットだそうだ。なかなか趣味がいいじゃないか、この2人。

 前回の登板では、マメができたため、2回で降板という不本意な投球だったが、今朝(4月23日)は、スタメンでそれも4番打者として出場した。

 2打席は厳しいコースを責められ三振だったが、3打席目にライト前にクリーンヒットを打った。

 投手としても認められ、バッターとしては開幕早々に4番打者に指名されるという、すごいことをやってのけたのである。

 大谷は2勝目を挙げた試合後の会見で、「人生最高のピッチングは」と聞かれ、「小学生の時」と答えた。

 文春によると、その試合は07年6月3日、リトルリーグ全国大会出場をかけた東北大会の準決勝だったという。

 大谷が11歳か12歳の頃である。水沢リトルでキャプテンを務め、エースで3番。地元の強豪福島リトルと激突した。

 その大一番で、大谷は規定イニングの6イニング全18個のアウトのうち、初回から打者一巡の9者連続を含む、17個の三振を奪ったのだ。

 大谷と投げ合った副キャプテンの丹野啓介はこう証言する。

「当時から大谷選手の球速は百二十キロ以上出ていたはずで、バッターボックスに立つと、体感速度は百五十キロを超えていたように思います」

 確かにリトル野球では、投手とホームベースの間は、正規よりも4メートル40センチ短い。だが、当時の大谷は、ストレートだけではなくスライダーの切れもものすごかったというのだ。

 大谷の「神話」はここから始まったのである。

 さて、外国から「技能実習生」として日本に来て、聞いていたのとは全然違う労働環境と搾取に泣く人たちの実態を描いたルポには、安田浩一による優れたノンフィクション『差別と貧困の外国人労働者』(光文社新書)がある。その中に、

「岐阜の縫製工場で働いていた6名の中国人女性実習生は、あの晩、私に向かって『人間じゃないみたいでしょう』と訴えた。
 朝7時から夜10時まで、ずっとミシンを踏み続けた。休日は月に1日のみ。夜間外出も外泊も禁止されていた。
 毎月の基本給は5万円。生活費として現金支給されるのは1万5,000円。残業手当は時給300円だった」(アマゾンの内容紹介から)

 今週のニューズウイーク日本版が、安田峰俊のルポで、現代の奴隷制である実習生たちの惨状を紹介している。

 17年6月末時点で、中国やベトナムからの若者たちの数は約25万人になる。

 少し前までは中国人が国籍別人数の第1位だったが、ベトナム人が1位だそうだ。だが、現在も約8万人の中国人実習生が日本国内にいる。

 日本政府の建前は、「技術移転を通じた開発途上国への国際協力」を謳っているが、実際は、外国人を低賃金で働かせるためにあるのだ。

 中国でも、ブローカーから、日本で3年働けば約510万円稼げるといわれ、借金をしてブローカーに約78万円払って実習生を志望しても、日本にあるのはほとんどが単純な肉体労働である。

 その上、安い時給、それさえ払われないケースが多くある。女子にはセクハラ行為も日常茶飯事であり、「自分たちは中国にいても日本でも食い物にされる」と嘆く若者が多くいる。

 中には大ケガを負って、仕事に復帰することさえできない者もいる。

 職場を逃げ出し、不法就労者になる者も後を絶たない。

 こんな実態を知っているのに、日本政府は何も手を打たないのだ。

 中国からの実習生が少なくなったのは、中国のほうの賃金がよくなり、日本にまで来なくてもよくなったからである。

 やがて、ベトナムを含めた東南アジアの人たちも、国の賃銀が上がれば、日本へ出稼ぎに来る人の数は大きく減るに違いない。

 労働力不足で、東北大震災や熊本地震の被災地の復興が思うようにはかどらない。オリンピック会場の工事の遅れも目立つ。

 介護する人たちも人手不足で、外国からの労働力の助けを借りなくてはいけないのに、壁は高いままである。

 こんな状態が続けば、日本の国力は落ちる一方である。しかし、政府も厚労省も何も手を打たない。

 こんな国が、世界から尊敬されることなど絶対ない。

 後に触れるが、女性記者へのセクハラ発言で辞任した福田事務次官問題だが、文春がさすがだと思うのは、まだメディアではどこのだれかを特定できていないときに、取材時点で、新潮の情報源はテレビ朝日の女性記者だと知っていたことである。

 財務省担当記者の話として、「福田氏がお気に入りだったのが、フジテレビとテレビ朝日の女性記者。(中略)ただ、音源の出元については『酔っぱらって覚えていないんだよ』とボヤきつつ、『フジは違う』と言ってました」とし、「最終的に福田氏は、上司の麻生氏や官邸の杉田氏に、テレ朝の女性記者の名前を挙げた」(文春)と、特定していたのだ。

 やるじゃないか文春は。

 現代は、トップで、AIが仕事を奪う時代がすぐそこまで来ているが、それによって消えていく仕事、消えないにしても給料が下がる仕事と、AIがいくら賢くなっても、人間でなくてはできない仕事のため、給料が上がる仕事があるというのである。

 なくなる代表は、医療や銀行、生保など、これまでは優れた人間でないとできないといわれていた分野が、実は、AIの得意分野で、お払い箱になるという皮肉である。

 下がる仕事の1位から10位までをあげておく。1位から歯科医、保険ショップファイナンシャルプランナー、税理士、高速道路の保守・点検、獣医師、生保営業、大工、建築現場監督、インフラエンジニア、システムエンジニア。

 加計学園の獣医学部の前途はますます厳しいようだ。

 逆に給料が上がる仕事のベスト10。

 第1位はなんと縫製工である。アパレル業界は大量生産から少量生産へ移行し、技術力の高い縫製工は、これから需要が増えていくというのである。

 2位以下は、病院の調理員、病院の介護職員、歯科助手、損保事務職、倉庫事務職、水産加工員、警備事務職、調剤事務、診療所の介護職員。

 介護のできる人間がこれからもっと必要とされ、給料も上がっていくことは間違いない。

 先を見通せる人なら、こうした、人間にしかできない仕事に就くことを一生の仕事にしていくだろう。

 現代で、安倍首相が、トランプ大統領との首脳会談の成果なしでも、上機嫌だったと報じている。

 福田財務省事務次官のセクハラ発言や、米山新潟県知事の「買春」疑惑報道などで、森友学園や加計学園問題への関心が薄れた。これでゴールデンウイークに入れば、明ければ国民はみな忘れてくれる、そう思ったのではないか。

 甘すぎるというしかない。

 麻生辞任の声が大きくなり、結局、どこかで辞任しなければ収まらない。麻生を野に放てば、ポスト安倍で動いてくるのは目に見えている。

 支持率も落ちるばかりだ。上がる要素などどこにもない。それをよくわかっているのは、実は妻の昭恵かもしれない。

 今週の第2位。湘南高校から東大法学部、大蔵省に入ったのは福田淳一財務省事務次官だが、そんな経歴がかすんで見えるほど、この男の経歴はすごかった。

 灘高から東大医学部に進み、医師免許を取得しながら司法試験に合格。卒業後はハーバード大学付属マサチューセッツ総合病院で研究員を務めていた。

 こんなピカピカの経歴の男は、その後、医師の派遣業を行う会社を立ち上げた。この男がこれまでの人生で味わった挫折は、国政選挙に4回も出て落選したことと、50の歳になるまで独身だったことだろうか。

 だが、この米山隆(50)に転機が訪れる。16年9月、現職の新潟県知事だった泉田裕彦が、突然、知事選出馬を辞退したのだ。

 泉田は、地元の柏崎刈羽原発の再稼働に「NOT GO」の立場だったが、米山はもともと原発推進派だった。

 だが、選挙時にその矛盾を突かれると、「全く事故収束の目途がつかない現状を見て、私は意見を変えました」と主張し、知事選に勝利してしまうのである。

 知事になってからの米山の評判は、そう悪いものではなかったようだ。

 だが、彼は「ハッピーメール」という出会い系サイトで複数の女性、その多くは女子大生たちと連絡を取り合い、「買春」していたことが、文春の取材で明らかになったのだ。

 文春で、米山知事が出会い系サイトで知り合った都内の名門大学に通うA子(22)が、こう話している。

「もちろん、最初からお互い援助交際が目的。その日、新宿の『紀伊國屋書店』で待ち合わせ、ラブホテルに行きました。
 エッチはコンドーム付きで三万円だった。彼はお金を持っていそうな雰囲気だったし、『こういうこと(援助交際)に慣れているんだろうな』と感じました」

 米山がA子と初めて関係を持ったのは16年4月。それ以後、米山から求愛メールが届くようになり、月に1回ぐらいの間隔で関係を持ったという。

 彼女には、「今度知事選に出る」という話までしていたそうだ。

 だが、その中の一人のB子との間に深刻なトラブルを抱えていたというのだ。

 B子と知り合ったのは15年9月。知事に当選した時には、彼女からの祝福メールをもらっている。

 だが、B子と交際していた相手が、彼女と米山との関係を知ってしまうのだ。ネットで調べ、新潟県知事だということを知る。

 彼は米山に対して、援助交際をとがめるメールを送信すると、援助交際の事実を認めて、次のように送信してきたという。

「若い方には分からないでしょうが、僕のようなおじさんに付き合ってくれる人は、中々いません。それは、ずいぶんつらい事です。だからといって、自分のしたことですから、ご批判は受けます」

 その後、彼のメールアドレスに米山の代理人を名乗る弁護士からメールが届き、直接本人とやり取りすることは不可能になった。

 彼は、金が目的ではなく、自分のしたことを胸に当てて考え、進退を自ら判断してほしい、金のない若い子の弱みに付け込み快楽を得ていたという、買春の常習者であった責任をどう果たすのかを問いたかったというのだ。

 米山は、文春の取材に、「ハッピーメール」というサイトは知っている、A子もB子も交際していたことは認めている。特にB子は好きだったといい、

「当選後、B子さんから『おめでとう』と連絡が来たときは、もう恋人気分さ。彼女は(生活が)大変だろうから、そういうこと(金銭的援助)もするし、僕は彼女のことを好きだったし、彼女からしたら気前の良いおじさんと思っていたのかもしれないけど、彼女から好意も感じていたよ。彼女を傷つけたことはないしね」

 要は「私は独身だし、出会い系だが恋愛関係だった」といいたいのだろう。

 これだけの頭脳を持ちながら、なぜこんなことで躓いてしまったのだろう。

 文春によれば、彼には妻も恋人はおろか、盟友と呼べる側近もいないという。

 知事になったことで、人生の大目的を果たした気持ちになった時、ふと寂しさが忍び込み、それを埋めるために手っ取り早い女を求めてしまったのだろうか。

 人生の大目的だった官僚のトップになり、そこから次の目的を見失い、近寄ってくるメディアの女性記者を相手にセクハラを繰り返していた福田淳一にも通じる、エリートゆえのひ弱さが垣間見える気がする。

 メディアの取材に、米山隆の母親がいった言葉を捧げよう。

「バカっていってやりました」

 今週も堂々の第1位に輝いたのは、新潮のセクハラ報道である。

 週刊誌の持っているパワーを見せつけた1週間だった。

 新潮がスクープした福田淳一財務事務次官(58)のセクハラ発言報道を、本人は当初、すべてを真っ向から否定していた。

 すると、新潮は待ってましたとばかりに、福田と女性記者とのやりとりの音源を、女性記者の発言部分だけを消して公表したのだ。

 これで彼の進退は窮まったと誰もが思ったのだが、財務省は16日、福田から聞き取りをしたとして、「女性が接客をする店では、女性と言葉遊びを楽しむようなことはあるが、女性記者とそんなやりとりをしたことはない」と、あたかも、情報源がでっち上げたのではないかといいたげな「聴取結果」を発表し、福田本人は新潮社に対して訴訟を準備していると、逆に恫喝してきたのである。

 さらに、財務省は同省の記者クラブに加盟している各社に対して、「セクハラ被害に遭った記者は名乗り出てほしい」と呼びかけた。今週の新潮で政治部デスクがいっているように、

「財務省は、手をあげることなんてないだろうと高を括っているのです」

 麻生財務相も、発言が事実ならアウトだがといいながら、優秀な福田次官を更迭する考えはないといい切った。

 だが同じ16日の産経新聞朝刊は「福田財務次官 更迭へ」と一面で報じていたのだ。

 文春がこの間の事情をこう解説している。当初、福田次官を買っていた安倍首相も、新潮の記事を読んで、「“安倍晋三は面白いけど、税はどうしようもない。キスしたい”って、支離滅裂だ。ほんとにくだらない会話をして、許せないね。もう麻生さんに任せるよ」と突き放したという。

 安倍は更迭する考えだったから、産経がスクープできたのだ。だが、麻生と財務省が、森友学園の文書改竄問題についての調査が出れば誰かに責任を取らせる必要がある、それには任期が迫っている福田を辞めさせるのが得策だといい募り、官邸も渋々承知したというのである。

 だが、4月18日、突如、福田次官は「辞任する」といい出すのである。

 財務次官が引責辞任するのは1998年の旧大蔵省時代の「ノーパンしゃぶしゃぶ接待汚職事件」以来、20年ぶりだという。

 さらに事態は動いた。19日未明にテレビ朝日が緊急会見を開き、新潮へ音源を持ち込んだのは自社の女性記者であると発表したのである。

 この女性記者は以前、福田次官からセクハラ被害を受けていると上司に相談していたが、本人が特定されることで2次被害のおそれがあることなどを理由に、「報道は難しい」といわれていたそうだ。

 そのため女性記者は「セクハラ被害が黙認され続けてしまうのではないか」という思いから新潮編集部に連絡して取材を受け、録音した一部も提供したそうだ。

 テレビ朝日の報道局長は、取材活動で得た情報を第三者に渡したことについて、「報道機関として不適切な行為であり、当社として遺憾に思っている」といったが、これは明らかにおかしい。

 新潮が、今週号の「『なぜ自社で報道できないのか』の疑問に答える」の中で、「セクハラに反発したりすれば、その女性記者が所属する社は財務省から嫌がらせをされて“特オチ”が待っている。そうなると同僚にも迷惑がかかります」(財務省を担当するデスク)と書いているように、特オチすれば地方の支局へ飛ばされることもあるからだ。

 しかし、自社の社員が取材先からセクハラを受けているのに、何もできなかった彼女の上司たちこそ、報道機関にいる人間として「不適切」だといわざるを得ない。

 文春のように、多くのメディアは、この女性記者がテレビ朝日の人間だとわかっていたに違いない。

 福田が新潮報道を全否定していた時点で、テレビ朝日側がこのことを公表していれば、福田は二度と世間に顔向けが出来ないほどの大恥をかいて、辞任に追い込まれたはずである。

 ところで、なぜ彼女は文春ではなく新潮へこのネタを持ち込んだのだろう。

 新潮に知り合いがいたとすればわかるが、そうでないとすれば、女性読者が半数を占めるという文春のほうが、セクハラには敏感だと思うのだが。

 私なりに考えてみると新潮を選んだ理由は3つあると思う。テレビ朝日は朝日新聞系列であるから、長年、朝日批判を売り物にしている文春は嫌だったのではないか。

 新潮はしばらく前に元TBSワシントン支局長にレイプされたと顔と実名を出して訴えている伊藤詩織のことを大きく取り上げている。

 いま一つは、この頃は安倍首相批判もやっている文春だが、先の元TBSワシントン支局長を最初に起用したのも文春だし、編集長も常々、安倍首相とは親しいと公言しているから、情報が流れることを危惧したのではないか。

 福田次官更迭で、麻生財務相の辞任も避けられないだろう。

 20年前の、ノーパンしゃぶしゃぶ事件では、大蔵省が解体された。今回、財務省はどうなるのだろうか。

 ところで安倍首相が妻の昭恵と柳瀬唯夫元首相秘書官を連れての「疑惑からのアメリカ逃避行」は大失敗に終わったようだ。朝日新聞DIGITAL(4月19日09時33分)はこう報じている。

「初日の17日の会談は北朝鮮の核・ミサイル問題に時間を費やしたが、2日目は通商問題に的を絞って意見交換した。トランプ氏は、18日の首脳会談前のワーキングランチ冒頭から『米国は非常に多額の対日貿易赤字を抱えている。それを取り除き、できれば近い将来、均等にしたい』と首相にクギを刺した。安倍首相が『自由で公正な』貿易と語ったのに対し、トランプ氏は『互恵』という観点も大事だと強調し、米国にとっても利益のある貿易でなければならないと強調してみせた」

 TPPへの復帰も拒否され、鉄鋼・アルミ製品への関税適用も外されることはなかった。

 結局、トランプとゴルフをやっただけに終わったのでは、下がり続けている支持率を止めることはできない。

 ここでNEWSポストセブン(4月19日)の、財務省の担当に美人記者が多い理由を紹介しよう。

「報道各社にとって、“霞が関の中枢”である財務省への取材は超重要。それだけに、エース級の記者がしのぎを削っている。
『超堅物の官僚からスクープ情報を取るのは至難の業。そこでテレビ各局は、少しでも印象をよくするためなのか、たまたまなのか、選りすぐりの美人記者を財務省の記者クラブに送り込んでいます。もちろん外見だけでなく、財務官僚と渡り合えるだけの頭脳も必須です』(全国紙記者)
(中略)
『福田さんはお酒が弱くて、酔って記憶がないなんてことはたまにあるそうです。記事には日頃からセクハラを連発することで有名だったと書かれていましたし、担当の女性記者は呼び出されるたびにビクビクしていたんでしょうね…』(前出・全国紙記者)
 小さい時から神童と呼ばれ、東大をトップに近い成績で卒業したスーパーエリートの財務官僚は、ちょっと変わった人ばかり。そんなオジサンたちを相手にしなきゃいけないのだから、彼女たちの苦労は推して知るべし。若手の財務官僚が言う。
『省内でも、“あの記者は目を引く”と評判になる人がいつも何人かいます。最近では、テレビ朝日の進優子記者は女子アナと見紛うような美形ですし、フジテレビの石井梨奈恵記者は上智大学から仏パリ政治学院に留学した経験のある才媛。NHKの山田奈々さんは突っ込んだ取材をする優秀な記者だと評判です。ぼくたち若手はほとんど相手にされませんが、一癖も二癖もある幹部たちから直接、携帯で呼び出されるのを見るとホントに大変そうです』」

 しかし、福田財務次官は、辞任を表明しても、まだ、セクハラ発言はしていないと抗弁している。見苦しい。

「字面を事実であるという前提にすれば、これはセクハラ。でも、本人は前段も状況も違うといっているので、ハラスメントの実態があったかどうかをまず究明する必要がある」

 参院経済産業委員会で、福田氏の行為をセクハラとして認定すべきではないかと問われた財務省の矢野康治官房長はこう答え、セクハラと認定することを避けた。

 もしや、福田次官は、あの録音はテレビ朝日の女性記者とのpillow talk(睦言)だったとでもいうつもりなのか。

 ベットの上での会話なのだから、「胸触っていい?」「手しばっていい?」という言葉を挟んでもセクハラではないと主張したいのだろうか。

 魚は頭から腐る。安倍首相が嘘をつくから、元秘書官も財務省のトップも、元国税庁長官も平気で嘘をついて恥じることがない。麻生財務相、菅官房長官も含めて、すべての「膿」を出し切り、一掃しなくては、この体質は変わらない。

【巻末付録】

 合併号だからさぞかし力作が多いのだろうと期待したが、意外や意外。

 まずはポストから。まずはライザップで変身したという演技派女優「佐藤仁美 ほんとうのわたし」「写真家・秋山庄太郎と美しき女優たち」。大原麗子がいい。

 袋とじは「逆立ち美人はパンティで勝負!」。やはり袋とじは「英国BBCが報じた『女性のための女性器ガイド』。まあ期待するほどのものではない。

「相澤仁美、再び」。これは西田幸樹の「なをん」の13回。「一般女性24人『美しき全裸撮影会』」「美女×水着×」。そしてまた袋とじ「伝説のAV女優大名鑑」とまあ、盛りだくさんではあるが、どれもそこそこ。

 現代にいく。SEXYではないが袋とじで「ゴールデンウイークに旅先で使える ご愛読感謝『お楽しみクーポン券』」というのがある。アイデアではあるが。

 袋とじは「巨乳だらけの『脱衣運動会』開幕!」。どんなものか、買って見てください。

 またまた「わが青春の女優たち」。やはり袋とじで「国民的女優の『濡れ場ヌード』宮地真緒」。そして今週号の一番の売りは国民栄誉賞を受賞した「元なでしこ」の「丸山桂里奈 衝撃のコスプレ七変化」である。

 私はまったく知らないが、彼女、テレビのバラエティによく出ていて、SEXの話などしているそうだ。

 知らないで見るとどこのキャバレーのお姉ちゃんかと思う。まあ、サッカーよりも、こういうことがしたかったんだろうね。

 一見の価値は少しあるが、まあ、見なくても……。

 というわけで、今週は引き分け。
(文=元木昌彦)

眞子さまと“婚約延期”の小室圭さん、警護に使われる税金は「年間6,000万円」!

今週の注目記事・第1位
「<福島復興の顔>東電元副社長<懺悔告白>-被災地運動家と関係を持ったら」(「週刊文春」4/12号)

同・第2位
「『裏切り者』にされた『森社長』の悲痛な反論5時間-独立問題裏の裏」(「週刊新潮」4/12号)
「ビートたけし テレビじゃ言えない『独立話』」(「週刊ポスト」4/20号)

同・第3位
「未公開資料が明かす金正恩の笑えない『個人情報』」(「週刊文春」4/12号)
「電撃訪中で米中を引き裂く金正恩」(「ニューズウイーク日本版」4/10号)

同・第4位
「安倍政権『テレビ制圧計画』」(「週刊文春」4/12号)

同・第5位
「『麻生財務相』が政治資金2400万円を費やした美貌の女」(「週刊新潮」4/12号)

同・第6位
「『順天堂大学』はカネで被害者の口を封じた!-新生児取り違え事件」(「週刊新潮」4/12号)

同・第7位
「山尾志桜里<禁断愛>倉持弁護士が元妻に送った冷酷な文書」(「週刊文春」4/12号)

同・第8位
「上原浩治の東京『ひとり暮らし』-球速130km台でも打者を打ち取る男」(「フライデー」4/20号)

同・第9位
「小泉進次郎 36歳にもなって『貯金ゼロ』?」(「週刊現代」4/21号)

同・第10位
「大谷翔平の『凄さ』とは何か」(「週刊現代」4/21号)

同・第11位
「借金400万円の小室圭さんに毎月税金500万円が遣われている」(「週刊現代」4/21号)
「『秋篠宮家』に前借りを打診した『小室家』-眞子さま危ういご結婚の内幕」(「週刊新潮」4/12号)

同・第12位
「話題の『かかと落し』こんなに簡単でこんなに効く!!」(「週刊ポスト」4/20号)

同・第13位
「寝る前のノンアルコール・ビールでひどい『いびき』が治った!」(「週刊現代」4/21号)

同・第14位
「お疲れ様! 有働由美子アナ NHK理事の座を捨てた『女の意地』」(「週刊現代」4/21号)

同・第15位
「森泉と結婚したパートナーの『意外な職業』」(「フライデー」4/20号)

同・第16位
「65歳からの『楽しい仕事』」(「週刊現代」4/21号)

【巻末付録】現代とポストのSEXYグラビアの勝者はどっちだ!

 私事で恐縮だが、4月5日の夕方、わが家の老犬モエが亡くなった。あと17日で18歳の誕生日を迎える予定だったが、1月末ごろから歩行が困難になり、3月には寝たきりになったが、食欲は旺盛で、時々は犬用歩行器でヨタヨタ歩いていた。

 床ずれがひどく、毎日、クスリを塗りテープを貼ってやるのだが、痛々しくて、哀れだった。癲癇の持病があり、大きな手術を2度受けているから、長生きしたほうであろう。

 寝ていたことが多かったので、うっすらと目を開けて横たわっている姿は、生きている時と同じように見える。このまま剥製にしてもらおうかと、半ば本気でカミさんにいって、2人で泣いている。寂しいが、喪失感はまだ薄い。しかし、愛犬の不在は己の時間を失うことだといった歌人がいたが、しばらくすると激しい「ペットロス」になる予感がする。

 昨日の朝まで家に寝かしておき、今日(4月9日)の朝、中野・哲学堂の近くの寺で荼毘に付した。

 形があるうちは、どこかで生きている気がしていたが、骨になってしまうと、ついにいなくなってしまったんだという虚しさが押し寄せてきてやりきれない。

 今年はバカ早かった桜の開花だが、来年は例年並みだと、命日には桜が満開か散り始めになる。寂しいが、モエ、ありがとう、さようなら。

 歌人・永田和宏の『人生の節目で読んでほしい短歌』(NHK出版新書)に、愛犬を失った悲しみを歌った歌がある。

「愚かなるこのあたまよと幾度撫でしわが手の下にいまは亡きがら」(河野愛子)

「椅子を見る いつでも不在肘掛けに鼻面のせる犬を欲りけり」(佐藤南壬子)

 まずは現代の、65歳からでも働ける仕事という特集から。

 65歳から楽しく働けて、おカネがもらえるなら、こんなうれしいことはないが、見てみると、草野球の審判、運転代行、ペットシッター、作文の添削、エキストラ、飲食店の覆面調査、左官、大工、塗装、剪定などで、私にできるのはペットシッターか作文の添削ぐらいだろうが、やはり、なかなか難しいようである。

 フライデーに、服飾デザイナーの森英恵の孫でタレントの森泉(35)が、できちゃった婚した相手は、40代半ばの一般男性だというが、この男性は有名なお寺の金持ちの僧侶だと報じている。

 フライデーによれば、この僧侶のいるお寺は、中野にある室町時代から続く名刹だという。

 私の家からも近い中野坂上にある中野長者の寺・成願寺のことのようだ。

 開基である鈴木九郎は紀州出身で室町時代に当地にやってきた商人で、商売が成功して財を成し「中野長者」と呼ばれたそうだ。幕末には新撰組の近藤勇と彼の家族がここに身を寄せていたといわれるそうである。

 さて、NHKの顔といわれていた有働アナが、NHKのエリートの座を捨てて、フリーになったのには、少し驚いた。

 理事になり、もしかすると、NHKの会長にもという声があっただけに、どうしたのであろう。

 もちろん、フリーになれば1,500万円といわれる年収よりはるかに多く稼げることは間違いないが。

 現代によると、有働は、国谷裕子のやっていた『クローズアップ現代』の後釜になりたかったのに、それが叶わなかったことから、辞めることにしたという。

 彼女はジャーナリスト志向が強く、これからは現場に出て、取材をしていくそうだ。

 だが、元NHKの先輩、池上彰が、そう簡単にジャーナリストといってほしくないと苦言を呈していたが。

 まあ、彼女のことだからなんでもこなせるのだろうが、多少の苦労はあるかもしれない。

 私は、カミさんにいわせると、寝ている時のいびきがすごいというのだが、カミさんもすごいのだが、自分では気づかない。

 いびきの悩みを抱えている人は多いそうだが、現代によると、寝る前にノンアルコール・ビールを飲むと、睡眠が改善され、深い眠りにつくことによって、いびきの症状が治まってくるという。

 その理由は、ビールに入っているホップには鎮静効果、リラックス効果があるからだという。

 寝酒をアルコールの入っているものではなく、ノンアルコールにするか。ダメ元で、やってみても損はないだろう。

 以前、サッカー協会の元会長の川渕三郎氏がテレビに出ていて、ゴルフのうまい秘訣を語っていた。

 80を超えているのに、ドライバーの飛距離は確か250ヤードぐらいだそうだ。

 運動は? と聞かれて、かかとを上げて降ろすのを、時間がある時は毎日やっているというのだ。確か200回ぐらいしているといっていたのではないか。

 今週のポストに、そのかかと落しを毎日30回やれば、糖尿病の予防や改善になり、認知症や動脈硬化の予防効果も期待できるとレポートしている。

 さらに高血圧の対策としても期待できるというのだから驚く。これは、第二の心臓といわれるふくらはぎを鍛え、血液の回りをよくするからだというのである。

 そんなことでとは思うが、これもカネはかからず、時間もそうかかるわけではないから、試してみてもいいのではないか。さっそく始めてみよう。

 またぞろ、新潮は、小室圭さんの母親が、元婚約者が返せといっている400万円超を、秋篠宮家に貸してくれと頼んだと報じている。

 これはすでに女性誌が報じているから、二番煎じである。それに、どうやって裏を取ったのだろう。

 新潮によれば、小室圭さんは何度か秋篠宮家に行ってはいるが、周囲は決して2人きりにはしないという。

 それは、眞子さんの留学中に、圭さんがイギリスを訪ね、「お二人は現地でいっそう親密になられた」(宮内庁関係者)からだという。意味深ないい方である。

 現代は、小室圭さんには毎日SPがついて、家の周囲はもちろんのこと、圭さんの仕事の行き帰りも付きっ切りだが、そのために使われている税金は、年間6,000万円を優に超えるという。

 元はといえば、圭さんの母親が元婚約者に“借りた”400万円を返さないため、婚約が延期になったのだから、税金を使うのはおかしくないかといっている。

 だが、まだ破談が決まったわけでもないのだから、こうした警備は必要なのだろうし、小室圭さん側が頼んだことでもあるまい。

 こういうのを論っていると、圭という男はけしからんと、おかしな人間が出てくるかもしれない。今は静かに見守る。それが大人の対応というものであろう。

 ところでロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平が大変なことになっている。投手として2連勝したのもすごいが、打者としても3試合連続ホームラン、マルチヒットと、アメリカのスポーツ界でも、ベーブ・ルースの再来だと大騒ぎである。

 投手としては160キロの速球を中心に、ある程度はやれるという見方は多かったが、打の方でこれほど活躍すると見ていた日本の評論家はいなかったのではないか。

 それも、オープン戦では振るわず、開幕直前に、右足を上げるフォームを止め、すり足にしたというのだ。

 そうするとボールは見やすくはなるが、当然ながら飛距離は落ちるはずだが、大谷の場合はそうはならない。

 文春で、ジャーナリストの鷲田康が、現地で取材している放送関係者の言葉を紹介している。

「いまチームで一番飛ばすのは明らかに大谷です。メジャーを代表するスラッガーのマイク・トラウト外野手やアルバート・プホルス内野手よりも飛距離が出る。特に左中間の打球の伸びにはトラウトも驚愕の声を挙げたほどでした」

 オープン戦の結果にも動じないで、大谷の開幕メジャーを主導したビリー・エプラーGMは、あらゆる方向から検討して、よくない傾向は出ていなかったからだといい、メジャーでの成功に自信を見せているという。

 漫画のようだというと怒る向きもあるかもしれないが、五味康祐の小説『スポーツマン一刀斎』をも彷彿とさせる、大谷の活躍である。

 現代では、メジャーリーグ解説者の小早川毅彦が、シーズン中盤には疲れが出て、不振に陥ることもあるだろうが、二刀流を貫いてほしいといっている。

 これからの大谷に一番心配されるのは、疲れによる故障である。今は気が張り詰め、結果も出しているからいいだろうが、初めてのメジャーリーグでの二刀流は、精神的にも肉体的にも、疲労を蓄積していくこと間違いない。

 それを忠告してくれる人間が近くにいるのだろうか。心配である。

 さて、小泉進次郎ももうすぐ議員生活10年になる。現在36歳。将来の総理間違いなしといわれる小泉だが、以外にも、彼が公開した資産は「ゼロ」だった。

 彼は、銀座のクラブや赤坂の料亭など使わず、会合はいつも居酒屋で、それも割り勘。

 彼が贈るものは、横須賀海軍カレーのカレー味の柿ピーだそうだ。

 それは、カネがないからではない。相手に気を使わせない心配りからだそうだ。

 だが独身で、大した贅沢もしないのに、資産ゼロというのはどうしてなのか?

 彼が持つ3つの政治資金管理団体の16年分の収支報告書を見ると、収入合計は8,522万円。

 歳費や文書通信費を入れると、1億を超えるのだが、普通預金にすれば、公開する義務はないからだそうだ。

 したがって、応援のために地方へ行っても全部自腹で、カネに困ることはないという。

 浮いたウワサもこの頃聞かない小泉進次郎だが、あまりクリーンだと、他の議員たちから煙たがられて、あいつとは一緒にやりたくないと思われるかもしれない。

 政治の世界は常に、魚心あれば水心だからだ。

 古巣・巨人に10年ぶりに戻ってきた上原浩治(43)は、独り暮らしだとフライデーが報じている。

 11年に米国東部のメリーランド州ボルチモアに買った一軒家に、夫人と12歳になる息子を残しての単身赴任。

 息子はアメリカの生活に慣れているから、自分の都合で家族を振り回してはイカンと、寂しいお一人様だそうだ。

 昨年までの年俸総額は約82億円。だが、ほとんど外に出ず、巨人時代に購入したマンション暮らしで、専属トレーナーとトレーニングに励んでいるという。

 唯一の贅沢が、登板後に自宅で一人飲む1本の缶ビールだそうだ。巨人の若手たちが見習うべきは、投球術もさることながら、こうした生活態度であろう。

 さて、山尾志桜里衆院議員との不倫を報じられた倉持麟太郎弁護士は、すでに離婚していたことは先週書いた。

 離婚した奥さんが、山尾議員を相手取って慰謝料請求の訴訟を起こしたといわれるが、先週、文春に話をした彼女に、第三者へ口外しないとの誓約書を書かなければ、長男との面会を見合わせるといってきたと文春が報じている。

「二週間も子供には会えていません。二歳の長男は突然母親と会えなくなり、状況がわからず、とても不安を感じているはず。(中略)山尾さんは、子を持つ母親として、私の気持ちが分からないのでしょうか」

 どちらの主張が正しいのか、私にはわからないが、この悲痛な叫びを無視するようでは、議員としても人間としても疑問符が付くこと、間違いないと思う。

 ところで、映画や小説には、生まれたばかりの2人の赤ん坊が、病院の手違いで、違う親に引き取られて育ち、長じてからそのことがわかって起きる悲劇がよく描かれる。

 だが新潮によれば、こうしたことはそれほど希なことではないそうだ。

 たとえば、13年には、1953年に取り違えられたことが分かった男性が、2億5,000万円の賠償を求めて病院を提訴し、3,800万円の賠償金を手にしている。

 新潮によれば、名門の順天堂大学医学部付属順天堂医院でも、半世紀ほど前に、取り違え事故が起きているのだが、そのことを病院側は隠しているというのだ。

 それは都内に住んでいる男性で、DNA鑑定をしたら、育てられた親との間には親子の可能性が0%だったという。

 そのため、病院側に確認を求めて来て、病院側も取り違えがあったことを認めているそうである。

 件の男性は、母親から「血がつながっていないかもしれない」と告げられ、DNA鑑定をしたのだそうだ。

 順天堂の関係者は、病院側もそのことを認めているのに、公表しない理由をこう語る。

「その男性は順天堂医院を訪れて、本当の親に会いたいと訴えたのですが、順天堂側はそれを拒んだのです。しかも、“取り違えられたもう一方は平穏に暮らしている可能性が高いのに、それを壊してはいけない”というのがその理由です。
 そして、男性に金銭での解決を提案し、和解金を支払う代わりに、取り違えがあったことを一切口外せず、もう一方の相手を探さないことを約束させた。
 最終的に男性は押し切られてしまった格好です」

 新潮は、その男性を探し出し、インタビューしているが、事実関係は認めたものの、それ以上はしゃべれないという。

 病院側は、「個別案件についてのご照会には応じていない」としている。

 2人の人間の人生を“狂わせてしまった”病院側の責任は、金銭で償えるものではない。事実を公表して、2度とこういうことの起きないよう、どうすればいいのかを、医療関係者は考えなくてはいけないはずだ。

 同じ新潮に、麻生財務相が頻繁に通う六本木の会員制サロン『ボヴァリー』の美貌の女、雀部(ささべ)敏子ママの姿をとらえた写真をグラビアに載せている。

 何しろ、麻生は、16年までの3年間で、この店に2,416万円も支払っているというのだから、ただの仲ではないのではないか。

 写真で見る限り、やや容色に衰えが見えるが、70代のじいさんにはちょうどいい女性なのだろう。

 安倍首相が、またまたふざけたことをいい始めた。放送法4条、中立公正であることというのをなくし、ネット事業者などがテレビ局の放送設備を利用してコンテンツを流せるようにするというのである。

 これには、安倍ベッタリの読売新聞ナベツネも大反対しているそうだ。文春によれば、もっと自分のいうことを聞く「御用テレビ」をつくりたいという思いからだそうだが、バカバカしくて批判する気にもならない。

 だが、万が一、秋に三選されれば、官邸の安倍親衛隊を顎で使い、何がなんでもやってくる可能性、なしとはしない。

 中国を訪問して習近平主席と面談した金正恩が、習近平の話すことをメモしている映像が流れたが、これは、北朝鮮では流れなかった。いったい何をメモしていたのだろう。

「トランプ米大統領と会談したことのある習が、米朝首脳会談における注意点を指南した可能性がある。ビジネスマンであるトランプの口八丁手八丁の交渉術に騙されるな、と」(日朝外交筋=文春)

 どちらにしても、世界の孤児、嫌われ者と思われていた金正恩が、習近平を相手に互角に話をし、時折見せるはにかんだような笑顔が、意外にかわいい奴じゃないかという印象を世界にアピールした外交術は、並々ならぬものがある。

 ニューズウイーク日本版は、金正恩は、「中国の国家主席と対等に会談できる立場にあると感じられるまで6年間、訪問を控えてきた」と見ている。

 さらに、「金は人気取りも巧みな指導者だ。国内の視察や訪中の際に夫人の李雪主を伴なって現れる。そんな北の指導者は、金が初めてだ。2月の平昌冬季五輪では、金王朝の一員として初めて訪韓した妹の金与正がアイドル並みの注目を集めた」。

 そうした手腕を駆使しながら、金は、米中の利害対立を巧みに利用し、「米中対立が先鋭化すれば、両国は北朝鮮を味方に付けようとするかもしれない。そうなれば、非核化はおのずと後回しになる」と見ている。

 何もできず、ただ手をこまねいている安倍首相とは、大きな違いである。国内だけではなく、国際的にも評価が下落している安倍政権をこのまま続けては、取り返しのつかないことになる。

 新潮で、ビートたけしやたけし軍団の連中から「裏切り者」と罵声を浴びている、「オフィス北野」の森昌行社長(65)が告白している。

 今回のビートたけしの独立騒動も、当初は、愛人と作った事務所へ移る身勝手なたけしへの批判が出たが、その後、森社長を含めたオフィスのスタッフの高給や、やる気のなさがたけしや軍団の連中から次々に指弾された。

 森は、このままでは自分が私利私欲のために会社をいいように使ったということが真相だとなってしまう。それは事実と異なると思い、話すことを決めたという。

 森は、たけしの知らないところで、筆頭株主になっていたという批判に対して、これは26年も前の話で、当然たけしにも報告した。それが証拠に、たけしの妻も「主人が知らないわけないでしょ」といっていたという。

 それはそうだろう。これはたけしや軍団のいい分がおかしい。

 自分の役員報酬1億円が高いといわれるが、自分はやることをやってきたので、法外に高いとは思わない。

 新人でも年収500万、少し経てば800万円ももらえるというのは高すぎるといわれるが、森は、この業界はいつ何が起きるかわからないから、経営がうまくいき、黒字が出ている時は従業員への給与や賞与はなるべく多くする。それが従業員のモチベーションにつながるはずだという。

 これについては、たけしや軍団側が、仕事しない奴が高給をもらいすぎる、たけし以外に売れっ子を育てられなかったではないかといっているが、こっちの方が正論ではないか。

 昨年9月の決算で500万円程の赤字を計上したが、これは、映画『アウトレイジ 最終章』の製作費が出て行ったが、映画の売り上げが入ってくるのは半年ほど後になるので、自然に解消される。これは森のいう通りであろう。

 驚くのは、昨年4月からたけしの愛人の事務所へすべて振り込むようになった時、事務所とたけしの取り分が「3対7」だったのを「2・5対7・5」にするように要求され、呑むしかなかったと語っていることだ。

 その後、さらに「1対9」にするよういってきたそうだ。これはいくらなんでもやりすぎだと思う。

 オフィス北野の売り上げの8割を占めていたたけしが独立して、規模を縮小しながら、どう会社を存続させていくかというときに、軍団が、森は汚い、不正があると騒ぎ立てて、何が解決するのか、会社や彼らにどんなメリットがあるのか、理解できかねるともいっている。

 森は「たけしさん、軍団とは30年間一緒にやってきました。なぜ私ひとりを悪者にし、しかも誰も得をしないこのタイミングで公然と私の批判を展開したのか。底知れぬ虚しさを覚えます」と心の内を吐露している。

 だが、森が責められるべきは、たけしの一枚看板でしかやってこなかったことだろう。売れっ子もいつかはいなくなる。小泉今日子やローラのように、いくら手塩にかけても独立してしまうタレントもいる。

 いつかは必ず来るその日に備えていなかった。経営者としては甘かったといわれても致し方ないだろう。

 私は、立川談志さんが、弟がやっていた事務所から離れて息子のところへ移った経緯をつぶさに見ている。

 その事務所の稼ぎ頭がいなくなれば、小さな事務所は潰れてしまうが、そこには立川志らくという売れっ子がいたから、何とか存続できた。その志らくも今は離れてナベプロに所属しているが、これまで培ってきた落語家とのつながりで、細々だが頑張っている。

 こうした森のいい分に、ポストでたけしが、北野オフィスの幹部連中がたけし軍団に仕事をとってこれるかというと、難しいだろうとバッサリ。

 30年間オイラにおんぶにだっこして、そういう努力をして来なかったのだから。そういうやり方が気に入らないから、たけしは出たので、それ以外の理由はないといい切っている。

 なんとか存続していくことが決まった北野オフィスだが、これからも茨の道のようだ。

 さて、今週の第1位は、文春の東電副社長の不倫スキャンダル。

 福島復興の顔だった東電副社長の石崎芳行氏(64)が懺悔告白している。

 石崎は、慶應大学を出て東電に入社、福島第二原発所長や副社長を経て、13年1月に初代代表に就任していたが、3月28日に辞表を提出している。

 辞めた理由は、福島に住む50代の独身女性とのトラブルだったというのだ。そのA子さんは、福島や東京を拠点に、被災地支援の活動を行う活動家で、たびたびマスコミにも取り上げられ、復興に尽力した団体に授与される「日本復興の光大賞」を受賞している。

 2人の出会いは15年7月。しばらくすると、石崎から頻繁にメールが来るようになったが、そこにはハートマークやキスマークの絵文字が付いていたと、A子は文春に話している。

 翌16年2月に「食事でもどうか」と誘われ、その席で、「好きなタイプだ」と告げられたという。始めて肉体関係を結んだのは、その年の4月。だが彼女は同意の上ではないと話す。

「『やめてください』『私は被災者、あなたは加害者の代表ですよ。覚悟はあるんですか』と抵抗しました。しかし彼は合気道の経験者で腕力があり、最後は観念してしまったのです」

 その後、月に1回程度の逢瀬を重ねるが、1年半後の17年夏に突然、石崎と連絡が取れなくなったというのだ。そして10月28日に、石崎から「個人的なお付き合いは致さないと心に誓いました」という一方的な連絡があったという。

 2人は昨年暮れから弁護士を立てて和解交渉を始めているという。A子はそれを通じて、石崎の誠意のない対応に怒りが募り、文春へ告発したというのである。

 東電の副社長が、被災地の女性と懇ろになり、しかも都合が悪くなると一方的に別れたというのでは、辞職も致し方ないと思うが、文春がインタビューしてみると、石崎氏のいい分は彼女とは相当違っていたそうだ。

 静かな口調で、彼女の被災地支援活動のことについては以前から知っていた。好きなタイプだとかいったことはないが、ハートマークなどは、彼女のメールにもあったため、つい悪乗りしてしまった。

 また、彼女は金銭的に困っていて、1,000万円の借金がある、私に対する賠償を東電に認めるよう指示してほしいなどといってきたという。

 そこで彼は、電力の業界団体が発行する『電気新聞』の企画で、彼女に講演してもらって、原稿料を100万円出してもらうよう依頼したりしたそうだ。

 肉体関係を結んだのは合意の上だったが、彼女のマンションで風呂から出てきたところをA子に隠し撮りをされ、関係が悪化すると、その写真を送りつけてきたという。

 その後も、A子からの求めに応じて、彼女が出した小雑誌を福島の企業や電事連に購入してくれるよう要請したり、自分でも200万程の身銭を切って渡した。

 だが彼女は、FaceBookに石崎の社宅の写真をアップし、「私の好きな人が住んでいるところです」と書き込んだりしたので、彼は恐怖を感じて「ストーキング行為をお止めください」とメールすると、彼女が激怒したそうだ。

 彼女から、別れるのは「和解、協議、訴訟の手段がある」「文春やフライデーに待ったをかけられる」などとメールしてきて、口止め料や精神的慰謝料として5,000万円で手を打ちましょうといってきたというのである。

 A子は、取材を受けたのは、「東電の姿勢や石崎の被災地に関わる姿勢を世に問うてほしかったから」で、これをただの初老の男と中年女の不倫の話で終わらせては困ると主張する。

 石崎は、会津出身のお袋から「生き恥を晒してでも闘え」と励まされたとうっすら涙を浮かべ、「本当に情けない話で、すみません」と頭を下げたという。

 東電の副社長と、被災地支援をする活動家との、身の程を忘れた痴話喧嘩は、どんなにいい繕っても「ゲスの極み」というしかない。石崎氏は、東電からの退職金を全額被災地に寄付したらどうか。

【巻末付録】

 今週も取り立てて紹介するようなSEXYグラビアはない。

 現代は、「石岡真衣、決意の初裸身-『日テレジェニック』が脱いだ!」。ちょっと見、綾瀬はるか風の顔がいい。「あさいあみ、『霊長類史上、最高のカラダ』に偽りなし」。袋とじは「アン・シネ、感動のビキニ姿を初公開!-ファースト写真集が5.23発売」。それにしても女子プロゴルファーは、かわいい子が増えてきた。もう、日本の男子プロの試合を見るのはいなくなるんじゃないか。

 ポストも「美人ゴルファー大図鑑」というのをやっている。そのほかには「小田飛鳥 滴るヘア 濡れるヘア」「ビーチで、ベッドで…わちみなみ」。袋とじは「日本一ヌード女優決定戦」と銘打って、AV界のアカデミー賞にノミネートされた売り上げトップ20人の女神たちを紹介。

 まあ、どっちもどっちもで、今週も引き分けのココロだ。
(文=元木昌彦)

眞子さまと“婚約延期”の小室圭さん、警護に使われる税金は「年間6,000万円」!

今週の注目記事・第1位
「<福島復興の顔>東電元副社長<懺悔告白>-被災地運動家と関係を持ったら」(「週刊文春」4/12号)

同・第2位
「『裏切り者』にされた『森社長』の悲痛な反論5時間-独立問題裏の裏」(「週刊新潮」4/12号)
「ビートたけし テレビじゃ言えない『独立話』」(「週刊ポスト」4/20号)

同・第3位
「未公開資料が明かす金正恩の笑えない『個人情報』」(「週刊文春」4/12号)
「電撃訪中で米中を引き裂く金正恩」(「ニューズウイーク日本版」4/10号)

同・第4位
「安倍政権『テレビ制圧計画』」(「週刊文春」4/12号)

同・第5位
「『麻生財務相』が政治資金2400万円を費やした美貌の女」(「週刊新潮」4/12号)

同・第6位
「『順天堂大学』はカネで被害者の口を封じた!-新生児取り違え事件」(「週刊新潮」4/12号)

同・第7位
「山尾志桜里<禁断愛>倉持弁護士が元妻に送った冷酷な文書」(「週刊文春」4/12号)

同・第8位
「上原浩治の東京『ひとり暮らし』-球速130km台でも打者を打ち取る男」(「フライデー」4/20号)

同・第9位
「小泉進次郎 36歳にもなって『貯金ゼロ』?」(「週刊現代」4/21号)

同・第10位
「大谷翔平の『凄さ』とは何か」(「週刊現代」4/21号)

同・第11位
「借金400万円の小室圭さんに毎月税金500万円が遣われている」(「週刊現代」4/21号)
「『秋篠宮家』に前借りを打診した『小室家』-眞子さま危ういご結婚の内幕」(「週刊新潮」4/12号)

同・第12位
「話題の『かかと落し』こんなに簡単でこんなに効く!!」(「週刊ポスト」4/20号)

同・第13位
「寝る前のノンアルコール・ビールでひどい『いびき』が治った!」(「週刊現代」4/21号)

同・第14位
「お疲れ様! 有働由美子アナ NHK理事の座を捨てた『女の意地』」(「週刊現代」4/21号)

同・第15位
「森泉と結婚したパートナーの『意外な職業』」(「フライデー」4/20号)

同・第16位
「65歳からの『楽しい仕事』」(「週刊現代」4/21号)

【巻末付録】現代とポストのSEXYグラビアの勝者はどっちだ!

 私事で恐縮だが、4月5日の夕方、わが家の老犬モエが亡くなった。あと17日で18歳の誕生日を迎える予定だったが、1月末ごろから歩行が困難になり、3月には寝たきりになったが、食欲は旺盛で、時々は犬用歩行器でヨタヨタ歩いていた。

 床ずれがひどく、毎日、クスリを塗りテープを貼ってやるのだが、痛々しくて、哀れだった。癲癇の持病があり、大きな手術を2度受けているから、長生きしたほうであろう。

 寝ていたことが多かったので、うっすらと目を開けて横たわっている姿は、生きている時と同じように見える。このまま剥製にしてもらおうかと、半ば本気でカミさんにいって、2人で泣いている。寂しいが、喪失感はまだ薄い。しかし、愛犬の不在は己の時間を失うことだといった歌人がいたが、しばらくすると激しい「ペットロス」になる予感がする。

 昨日の朝まで家に寝かしておき、今日(4月9日)の朝、中野・哲学堂の近くの寺で荼毘に付した。

 形があるうちは、どこかで生きている気がしていたが、骨になってしまうと、ついにいなくなってしまったんだという虚しさが押し寄せてきてやりきれない。

 今年はバカ早かった桜の開花だが、来年は例年並みだと、命日には桜が満開か散り始めになる。寂しいが、モエ、ありがとう、さようなら。

 歌人・永田和宏の『人生の節目で読んでほしい短歌』(NHK出版新書)に、愛犬を失った悲しみを歌った歌がある。

「愚かなるこのあたまよと幾度撫でしわが手の下にいまは亡きがら」(河野愛子)

「椅子を見る いつでも不在肘掛けに鼻面のせる犬を欲りけり」(佐藤南壬子)

 まずは現代の、65歳からでも働ける仕事という特集から。

 65歳から楽しく働けて、おカネがもらえるなら、こんなうれしいことはないが、見てみると、草野球の審判、運転代行、ペットシッター、作文の添削、エキストラ、飲食店の覆面調査、左官、大工、塗装、剪定などで、私にできるのはペットシッターか作文の添削ぐらいだろうが、やはり、なかなか難しいようである。

 フライデーに、服飾デザイナーの森英恵の孫でタレントの森泉(35)が、できちゃった婚した相手は、40代半ばの一般男性だというが、この男性は有名なお寺の金持ちの僧侶だと報じている。

 フライデーによれば、この僧侶のいるお寺は、中野にある室町時代から続く名刹だという。

 私の家からも近い中野坂上にある中野長者の寺・成願寺のことのようだ。

 開基である鈴木九郎は紀州出身で室町時代に当地にやってきた商人で、商売が成功して財を成し「中野長者」と呼ばれたそうだ。幕末には新撰組の近藤勇と彼の家族がここに身を寄せていたといわれるそうである。

 さて、NHKの顔といわれていた有働アナが、NHKのエリートの座を捨てて、フリーになったのには、少し驚いた。

 理事になり、もしかすると、NHKの会長にもという声があっただけに、どうしたのであろう。

 もちろん、フリーになれば1,500万円といわれる年収よりはるかに多く稼げることは間違いないが。

 現代によると、有働は、国谷裕子のやっていた『クローズアップ現代』の後釜になりたかったのに、それが叶わなかったことから、辞めることにしたという。

 彼女はジャーナリスト志向が強く、これからは現場に出て、取材をしていくそうだ。

 だが、元NHKの先輩、池上彰が、そう簡単にジャーナリストといってほしくないと苦言を呈していたが。

 まあ、彼女のことだからなんでもこなせるのだろうが、多少の苦労はあるかもしれない。

 私は、カミさんにいわせると、寝ている時のいびきがすごいというのだが、カミさんもすごいのだが、自分では気づかない。

 いびきの悩みを抱えている人は多いそうだが、現代によると、寝る前にノンアルコール・ビールを飲むと、睡眠が改善され、深い眠りにつくことによって、いびきの症状が治まってくるという。

 その理由は、ビールに入っているホップには鎮静効果、リラックス効果があるからだという。

 寝酒をアルコールの入っているものではなく、ノンアルコールにするか。ダメ元で、やってみても損はないだろう。

 以前、サッカー協会の元会長の川渕三郎氏がテレビに出ていて、ゴルフのうまい秘訣を語っていた。

 80を超えているのに、ドライバーの飛距離は確か250ヤードぐらいだそうだ。

 運動は? と聞かれて、かかとを上げて降ろすのを、時間がある時は毎日やっているというのだ。確か200回ぐらいしているといっていたのではないか。

 今週のポストに、そのかかと落しを毎日30回やれば、糖尿病の予防や改善になり、認知症や動脈硬化の予防効果も期待できるとレポートしている。

 さらに高血圧の対策としても期待できるというのだから驚く。これは、第二の心臓といわれるふくらはぎを鍛え、血液の回りをよくするからだというのである。

 そんなことでとは思うが、これもカネはかからず、時間もそうかかるわけではないから、試してみてもいいのではないか。さっそく始めてみよう。

 またぞろ、新潮は、小室圭さんの母親が、元婚約者が返せといっている400万円超を、秋篠宮家に貸してくれと頼んだと報じている。

 これはすでに女性誌が報じているから、二番煎じである。それに、どうやって裏を取ったのだろう。

 新潮によれば、小室圭さんは何度か秋篠宮家に行ってはいるが、周囲は決して2人きりにはしないという。

 それは、眞子さんの留学中に、圭さんがイギリスを訪ね、「お二人は現地でいっそう親密になられた」(宮内庁関係者)からだという。意味深ないい方である。

 現代は、小室圭さんには毎日SPがついて、家の周囲はもちろんのこと、圭さんの仕事の行き帰りも付きっ切りだが、そのために使われている税金は、年間6,000万円を優に超えるという。

 元はといえば、圭さんの母親が元婚約者に“借りた”400万円を返さないため、婚約が延期になったのだから、税金を使うのはおかしくないかといっている。

 だが、まだ破談が決まったわけでもないのだから、こうした警備は必要なのだろうし、小室圭さん側が頼んだことでもあるまい。

 こういうのを論っていると、圭という男はけしからんと、おかしな人間が出てくるかもしれない。今は静かに見守る。それが大人の対応というものであろう。

 ところでロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平が大変なことになっている。投手として2連勝したのもすごいが、打者としても3試合連続ホームラン、マルチヒットと、アメリカのスポーツ界でも、ベーブ・ルースの再来だと大騒ぎである。

 投手としては160キロの速球を中心に、ある程度はやれるという見方は多かったが、打の方でこれほど活躍すると見ていた日本の評論家はいなかったのではないか。

 それも、オープン戦では振るわず、開幕直前に、右足を上げるフォームを止め、すり足にしたというのだ。

 そうするとボールは見やすくはなるが、当然ながら飛距離は落ちるはずだが、大谷の場合はそうはならない。

 文春で、ジャーナリストの鷲田康が、現地で取材している放送関係者の言葉を紹介している。

「いまチームで一番飛ばすのは明らかに大谷です。メジャーを代表するスラッガーのマイク・トラウト外野手やアルバート・プホルス内野手よりも飛距離が出る。特に左中間の打球の伸びにはトラウトも驚愕の声を挙げたほどでした」

 オープン戦の結果にも動じないで、大谷の開幕メジャーを主導したビリー・エプラーGMは、あらゆる方向から検討して、よくない傾向は出ていなかったからだといい、メジャーでの成功に自信を見せているという。

 漫画のようだというと怒る向きもあるかもしれないが、五味康祐の小説『スポーツマン一刀斎』をも彷彿とさせる、大谷の活躍である。

 現代では、メジャーリーグ解説者の小早川毅彦が、シーズン中盤には疲れが出て、不振に陥ることもあるだろうが、二刀流を貫いてほしいといっている。

 これからの大谷に一番心配されるのは、疲れによる故障である。今は気が張り詰め、結果も出しているからいいだろうが、初めてのメジャーリーグでの二刀流は、精神的にも肉体的にも、疲労を蓄積していくこと間違いない。

 それを忠告してくれる人間が近くにいるのだろうか。心配である。

 さて、小泉進次郎ももうすぐ議員生活10年になる。現在36歳。将来の総理間違いなしといわれる小泉だが、以外にも、彼が公開した資産は「ゼロ」だった。

 彼は、銀座のクラブや赤坂の料亭など使わず、会合はいつも居酒屋で、それも割り勘。

 彼が贈るものは、横須賀海軍カレーのカレー味の柿ピーだそうだ。

 それは、カネがないからではない。相手に気を使わせない心配りからだそうだ。

 だが独身で、大した贅沢もしないのに、資産ゼロというのはどうしてなのか?

 彼が持つ3つの政治資金管理団体の16年分の収支報告書を見ると、収入合計は8,522万円。

 歳費や文書通信費を入れると、1億を超えるのだが、普通預金にすれば、公開する義務はないからだそうだ。

 したがって、応援のために地方へ行っても全部自腹で、カネに困ることはないという。

 浮いたウワサもこの頃聞かない小泉進次郎だが、あまりクリーンだと、他の議員たちから煙たがられて、あいつとは一緒にやりたくないと思われるかもしれない。

 政治の世界は常に、魚心あれば水心だからだ。

 古巣・巨人に10年ぶりに戻ってきた上原浩治(43)は、独り暮らしだとフライデーが報じている。

 11年に米国東部のメリーランド州ボルチモアに買った一軒家に、夫人と12歳になる息子を残しての単身赴任。

 息子はアメリカの生活に慣れているから、自分の都合で家族を振り回してはイカンと、寂しいお一人様だそうだ。

 昨年までの年俸総額は約82億円。だが、ほとんど外に出ず、巨人時代に購入したマンション暮らしで、専属トレーナーとトレーニングに励んでいるという。

 唯一の贅沢が、登板後に自宅で一人飲む1本の缶ビールだそうだ。巨人の若手たちが見習うべきは、投球術もさることながら、こうした生活態度であろう。

 さて、山尾志桜里衆院議員との不倫を報じられた倉持麟太郎弁護士は、すでに離婚していたことは先週書いた。

 離婚した奥さんが、山尾議員を相手取って慰謝料請求の訴訟を起こしたといわれるが、先週、文春に話をした彼女に、第三者へ口外しないとの誓約書を書かなければ、長男との面会を見合わせるといってきたと文春が報じている。

「二週間も子供には会えていません。二歳の長男は突然母親と会えなくなり、状況がわからず、とても不安を感じているはず。(中略)山尾さんは、子を持つ母親として、私の気持ちが分からないのでしょうか」

 どちらの主張が正しいのか、私にはわからないが、この悲痛な叫びを無視するようでは、議員としても人間としても疑問符が付くこと、間違いないと思う。

 ところで、映画や小説には、生まれたばかりの2人の赤ん坊が、病院の手違いで、違う親に引き取られて育ち、長じてからそのことがわかって起きる悲劇がよく描かれる。

 だが新潮によれば、こうしたことはそれほど希なことではないそうだ。

 たとえば、13年には、1953年に取り違えられたことが分かった男性が、2億5,000万円の賠償を求めて病院を提訴し、3,800万円の賠償金を手にしている。

 新潮によれば、名門の順天堂大学医学部付属順天堂医院でも、半世紀ほど前に、取り違え事故が起きているのだが、そのことを病院側は隠しているというのだ。

 それは都内に住んでいる男性で、DNA鑑定をしたら、育てられた親との間には親子の可能性が0%だったという。

 そのため、病院側に確認を求めて来て、病院側も取り違えがあったことを認めているそうである。

 件の男性は、母親から「血がつながっていないかもしれない」と告げられ、DNA鑑定をしたのだそうだ。

 順天堂の関係者は、病院側もそのことを認めているのに、公表しない理由をこう語る。

「その男性は順天堂医院を訪れて、本当の親に会いたいと訴えたのですが、順天堂側はそれを拒んだのです。しかも、“取り違えられたもう一方は平穏に暮らしている可能性が高いのに、それを壊してはいけない”というのがその理由です。
 そして、男性に金銭での解決を提案し、和解金を支払う代わりに、取り違えがあったことを一切口外せず、もう一方の相手を探さないことを約束させた。
 最終的に男性は押し切られてしまった格好です」

 新潮は、その男性を探し出し、インタビューしているが、事実関係は認めたものの、それ以上はしゃべれないという。

 病院側は、「個別案件についてのご照会には応じていない」としている。

 2人の人間の人生を“狂わせてしまった”病院側の責任は、金銭で償えるものではない。事実を公表して、2度とこういうことの起きないよう、どうすればいいのかを、医療関係者は考えなくてはいけないはずだ。

 同じ新潮に、麻生財務相が頻繁に通う六本木の会員制サロン『ボヴァリー』の美貌の女、雀部(ささべ)敏子ママの姿をとらえた写真をグラビアに載せている。

 何しろ、麻生は、16年までの3年間で、この店に2,416万円も支払っているというのだから、ただの仲ではないのではないか。

 写真で見る限り、やや容色に衰えが見えるが、70代のじいさんにはちょうどいい女性なのだろう。

 安倍首相が、またまたふざけたことをいい始めた。放送法4条、中立公正であることというのをなくし、ネット事業者などがテレビ局の放送設備を利用してコンテンツを流せるようにするというのである。

 これには、安倍ベッタリの読売新聞ナベツネも大反対しているそうだ。文春によれば、もっと自分のいうことを聞く「御用テレビ」をつくりたいという思いからだそうだが、バカバカしくて批判する気にもならない。

 だが、万が一、秋に三選されれば、官邸の安倍親衛隊を顎で使い、何がなんでもやってくる可能性、なしとはしない。

 中国を訪問して習近平主席と面談した金正恩が、習近平の話すことをメモしている映像が流れたが、これは、北朝鮮では流れなかった。いったい何をメモしていたのだろう。

「トランプ米大統領と会談したことのある習が、米朝首脳会談における注意点を指南した可能性がある。ビジネスマンであるトランプの口八丁手八丁の交渉術に騙されるな、と」(日朝外交筋=文春)

 どちらにしても、世界の孤児、嫌われ者と思われていた金正恩が、習近平を相手に互角に話をし、時折見せるはにかんだような笑顔が、意外にかわいい奴じゃないかという印象を世界にアピールした外交術は、並々ならぬものがある。

 ニューズウイーク日本版は、金正恩は、「中国の国家主席と対等に会談できる立場にあると感じられるまで6年間、訪問を控えてきた」と見ている。

 さらに、「金は人気取りも巧みな指導者だ。国内の視察や訪中の際に夫人の李雪主を伴なって現れる。そんな北の指導者は、金が初めてだ。2月の平昌冬季五輪では、金王朝の一員として初めて訪韓した妹の金与正がアイドル並みの注目を集めた」。

 そうした手腕を駆使しながら、金は、米中の利害対立を巧みに利用し、「米中対立が先鋭化すれば、両国は北朝鮮を味方に付けようとするかもしれない。そうなれば、非核化はおのずと後回しになる」と見ている。

 何もできず、ただ手をこまねいている安倍首相とは、大きな違いである。国内だけではなく、国際的にも評価が下落している安倍政権をこのまま続けては、取り返しのつかないことになる。

 新潮で、ビートたけしやたけし軍団の連中から「裏切り者」と罵声を浴びている、「オフィス北野」の森昌行社長(65)が告白している。

 今回のビートたけしの独立騒動も、当初は、愛人と作った事務所へ移る身勝手なたけしへの批判が出たが、その後、森社長を含めたオフィスのスタッフの高給や、やる気のなさがたけしや軍団の連中から次々に指弾された。

 森は、このままでは自分が私利私欲のために会社をいいように使ったということが真相だとなってしまう。それは事実と異なると思い、話すことを決めたという。

 森は、たけしの知らないところで、筆頭株主になっていたという批判に対して、これは26年も前の話で、当然たけしにも報告した。それが証拠に、たけしの妻も「主人が知らないわけないでしょ」といっていたという。

 それはそうだろう。これはたけしや軍団のいい分がおかしい。

 自分の役員報酬1億円が高いといわれるが、自分はやることをやってきたので、法外に高いとは思わない。

 新人でも年収500万、少し経てば800万円ももらえるというのは高すぎるといわれるが、森は、この業界はいつ何が起きるかわからないから、経営がうまくいき、黒字が出ている時は従業員への給与や賞与はなるべく多くする。それが従業員のモチベーションにつながるはずだという。

 これについては、たけしや軍団側が、仕事しない奴が高給をもらいすぎる、たけし以外に売れっ子を育てられなかったではないかといっているが、こっちの方が正論ではないか。

 昨年9月の決算で500万円程の赤字を計上したが、これは、映画『アウトレイジ 最終章』の製作費が出て行ったが、映画の売り上げが入ってくるのは半年ほど後になるので、自然に解消される。これは森のいう通りであろう。

 驚くのは、昨年4月からたけしの愛人の事務所へすべて振り込むようになった時、事務所とたけしの取り分が「3対7」だったのを「2・5対7・5」にするように要求され、呑むしかなかったと語っていることだ。

 その後、さらに「1対9」にするよういってきたそうだ。これはいくらなんでもやりすぎだと思う。

 オフィス北野の売り上げの8割を占めていたたけしが独立して、規模を縮小しながら、どう会社を存続させていくかというときに、軍団が、森は汚い、不正があると騒ぎ立てて、何が解決するのか、会社や彼らにどんなメリットがあるのか、理解できかねるともいっている。

 森は「たけしさん、軍団とは30年間一緒にやってきました。なぜ私ひとりを悪者にし、しかも誰も得をしないこのタイミングで公然と私の批判を展開したのか。底知れぬ虚しさを覚えます」と心の内を吐露している。

 だが、森が責められるべきは、たけしの一枚看板でしかやってこなかったことだろう。売れっ子もいつかはいなくなる。小泉今日子やローラのように、いくら手塩にかけても独立してしまうタレントもいる。

 いつかは必ず来るその日に備えていなかった。経営者としては甘かったといわれても致し方ないだろう。

 私は、立川談志さんが、弟がやっていた事務所から離れて息子のところへ移った経緯をつぶさに見ている。

 その事務所の稼ぎ頭がいなくなれば、小さな事務所は潰れてしまうが、そこには立川志らくという売れっ子がいたから、何とか存続できた。その志らくも今は離れてナベプロに所属しているが、これまで培ってきた落語家とのつながりで、細々だが頑張っている。

 こうした森のいい分に、ポストでたけしが、北野オフィスの幹部連中がたけし軍団に仕事をとってこれるかというと、難しいだろうとバッサリ。

 30年間オイラにおんぶにだっこして、そういう努力をして来なかったのだから。そういうやり方が気に入らないから、たけしは出たので、それ以外の理由はないといい切っている。

 なんとか存続していくことが決まった北野オフィスだが、これからも茨の道のようだ。

 さて、今週の第1位は、文春の東電副社長の不倫スキャンダル。

 福島復興の顔だった東電副社長の石崎芳行氏(64)が懺悔告白している。

 石崎は、慶應大学を出て東電に入社、福島第二原発所長や副社長を経て、13年1月に初代代表に就任していたが、3月28日に辞表を提出している。

 辞めた理由は、福島に住む50代の独身女性とのトラブルだったというのだ。そのA子さんは、福島や東京を拠点に、被災地支援の活動を行う活動家で、たびたびマスコミにも取り上げられ、復興に尽力した団体に授与される「日本復興の光大賞」を受賞している。

 2人の出会いは15年7月。しばらくすると、石崎から頻繁にメールが来るようになったが、そこにはハートマークやキスマークの絵文字が付いていたと、A子は文春に話している。

 翌16年2月に「食事でもどうか」と誘われ、その席で、「好きなタイプだ」と告げられたという。始めて肉体関係を結んだのは、その年の4月。だが彼女は同意の上ではないと話す。

「『やめてください』『私は被災者、あなたは加害者の代表ですよ。覚悟はあるんですか』と抵抗しました。しかし彼は合気道の経験者で腕力があり、最後は観念してしまったのです」

 その後、月に1回程度の逢瀬を重ねるが、1年半後の17年夏に突然、石崎と連絡が取れなくなったというのだ。そして10月28日に、石崎から「個人的なお付き合いは致さないと心に誓いました」という一方的な連絡があったという。

 2人は昨年暮れから弁護士を立てて和解交渉を始めているという。A子はそれを通じて、石崎の誠意のない対応に怒りが募り、文春へ告発したというのである。

 東電の副社長が、被災地の女性と懇ろになり、しかも都合が悪くなると一方的に別れたというのでは、辞職も致し方ないと思うが、文春がインタビューしてみると、石崎氏のいい分は彼女とは相当違っていたそうだ。

 静かな口調で、彼女の被災地支援活動のことについては以前から知っていた。好きなタイプだとかいったことはないが、ハートマークなどは、彼女のメールにもあったため、つい悪乗りしてしまった。

 また、彼女は金銭的に困っていて、1,000万円の借金がある、私に対する賠償を東電に認めるよう指示してほしいなどといってきたという。

 そこで彼は、電力の業界団体が発行する『電気新聞』の企画で、彼女に講演してもらって、原稿料を100万円出してもらうよう依頼したりしたそうだ。

 肉体関係を結んだのは合意の上だったが、彼女のマンションで風呂から出てきたところをA子に隠し撮りをされ、関係が悪化すると、その写真を送りつけてきたという。

 その後も、A子からの求めに応じて、彼女が出した小雑誌を福島の企業や電事連に購入してくれるよう要請したり、自分でも200万程の身銭を切って渡した。

 だが彼女は、FaceBookに石崎の社宅の写真をアップし、「私の好きな人が住んでいるところです」と書き込んだりしたので、彼は恐怖を感じて「ストーキング行為をお止めください」とメールすると、彼女が激怒したそうだ。

 彼女から、別れるのは「和解、協議、訴訟の手段がある」「文春やフライデーに待ったをかけられる」などとメールしてきて、口止め料や精神的慰謝料として5,000万円で手を打ちましょうといってきたというのである。

 A子は、取材を受けたのは、「東電の姿勢や石崎の被災地に関わる姿勢を世に問うてほしかったから」で、これをただの初老の男と中年女の不倫の話で終わらせては困ると主張する。

 石崎は、会津出身のお袋から「生き恥を晒してでも闘え」と励まされたとうっすら涙を浮かべ、「本当に情けない話で、すみません」と頭を下げたという。

 東電の副社長と、被災地支援をする活動家との、身の程を忘れた痴話喧嘩は、どんなにいい繕っても「ゲスの極み」というしかない。石崎氏は、東電からの退職金を全額被災地に寄付したらどうか。

【巻末付録】

 今週も取り立てて紹介するようなSEXYグラビアはない。

 現代は、「石岡真衣、決意の初裸身-『日テレジェニック』が脱いだ!」。ちょっと見、綾瀬はるか風の顔がいい。「あさいあみ、『霊長類史上、最高のカラダ』に偽りなし」。袋とじは「アン・シネ、感動のビキニ姿を初公開!-ファースト写真集が5.23発売」。それにしても女子プロゴルファーは、かわいい子が増えてきた。もう、日本の男子プロの試合を見るのはいなくなるんじゃないか。

 ポストも「美人ゴルファー大図鑑」というのをやっている。そのほかには「小田飛鳥 滴るヘア 濡れるヘア」「ビーチで、ベッドで…わちみなみ」。袋とじは「日本一ヌード女優決定戦」と銘打って、AV界のアカデミー賞にノミネートされた売り上げトップ20人の女神たちを紹介。

 まあ、どっちもどっちもで、今週も引き分けのココロだ。
(文=元木昌彦)