今週の注目記事・第1位
「『夫カルロス・ゴーンは私の首を絞めた』」(「週刊文春」5/24号)
同・第2位
「中国人が中国で子どもを産んで、なぜ日本が42万円も払うのか?」(「週刊現代」6/2号)
同・第3位
「不邪淫を説く『薬師寺』管主が口説いた40代美貌のホステス」(「週刊新潮」5/24号)
同・第4位
「『23歳電気工事士』が刻んだ性的倒錯の履歴」(「週刊新潮」5/24号)
同・第5位
「「羽生結弦とメドベージェワ『愛の真実』」(「フライデー」6/1号)
同・第6位
「金沢競馬で『八百長疑惑』」(「週刊現代」6/2号)
同・第7位
「大谷翔平の二刀流がソーシア監督に壊される!」(「週刊ポスト」6/1号)
同・第8位
「闘う愛媛県知事 中村時弘とは何者か?」(「週刊現代」6/2号)
同・第9位
「『エロ親父』福田が怖くて、記者が務まるか」(「週刊現代」6/2号)
同・第10位
「映画監督 是枝裕和」(「週刊現代」6/2号)
同・第11位
「『食事の匂い』に敏感な人はボケない」(「週刊文春」5/24号)
同・第12位
「60歳過ぎてからの『極上の孤独』のすすめ」(「週刊ポスト」6/1号)
同・第13位
「東海林さだお『あれも食いたいこれも食いたい』」(「週刊朝日」5/25号)
同・第14位
「二階俊博『安倍政権のこれから』を話そう』」(「週刊現代」6/2号)
同・第15位
「日大アメフト部悪質タックル問題 指示疑惑の監督が握る“学内権力”」(「週刊ポスト」6/1号)
同・第16位
「食べてはいけない『国産食品』実名リスト」(「週刊新潮」5/24号)
同・第17位
「『究極の食事』実践編」(「週刊文春」5/24号)
【巻末付録】現代とポストのSEXYグラビアの勝者はどっちだ!
早速いこう。
文春に「究極の食事」というのがある。やはり肉よりも魚がいいそうで、サバやアジを1日60グラム摂取すると死亡率が下がるという。
魚に野菜や果物、茶色い炭水化物(玄米や全粒粉)、オリーブオイル、ナッツ類がいいそうだ。
体に悪いのは、赤い肉(豚肉や牛肉、馬肉に加えてハムやソーセージなどの加工肉)、バターだそうだ。
新潮は、「食べてはいけない『国産食品』実名リスト」というのを巻頭で大特集。ハムやウインナーには発がん性の添加物が入っているものがあり、今人気のサラダチキンなどにも、腎臓疾患を招く添加物が入ってるものがあるそうだ。
驚いたのは「ペヤングソース焼きそば 超大盛」は、それだけで1081kcalもあるんだ。これと餃子でも食べれば、1日のカローリーはオーバーするな。
さて日大アメフト部が関西学院大学との定期戦で、パスを投げ終えた無防備なQBに猛タックルをかけ、全治3週間のケガを負わせた「事件」は、責任者である内田監督が、「反則をやるなら試合に出してやる」と選手に指示していたことが疑われ、関学側は態度を硬化させた。
だが、この御仁、口と態度は裏腹で、なかなか表に出てこず、出てきたかと思えば、「かんせいがくいん」を「かんさいがくいん」といい間違えるなど、どうも、選手たちがあがめる人物にしては、小物感が漂う。
それにこの監督、ポストによれば、日大エリートで、体育会の入部人数や保険体育審議会の事実上のトップで、大学内でも実力を持っている人物だという。
日大のエリートというのもこの程度かと、多くの人が思ったに違いない。
先の日本レスリング協会の栄というコーチも、パワハラがあったといわれて、こそこそ姿をくらまし、自分から釈明することもなかった。
狭い世界でふんぞり返っている人間というのは、批判をされることもないから、そうした声が出てくると、普段考えられないほど脅え、表に出てこられない。
可哀想なのは、こんな連中に怒られたり、命令されてきた選手たちである。
まさに井の中の蛙。多くの日大OBは嘆き憤っているはずだ。
さて、現代で田原総一朗が二階幹事長をインタビューしている。だが、失礼だが、田原老いたり、と思わざるを得ない、内容のないインタビューである。
ここで書き写すほどのことなど何もない。二階は安倍の三選を支持している(本音かどうかはわからないが)。中国や韓国とは仲良くしましょう。それだけだ。
こんなものを今なぜやらなくてはいけないのか。現代の編集部の意図はわかるが、インタビュアーの人選を間違えている。
ところで、コラムは週刊誌の顔である。現代ならば伊集院静、文春なら林真理子、新潮は藤原正彦、ポストはビートたけし。
朝日は東海林さだお。「あれも食いたいこれも食いたい」は今週号で1497回である。今でも名コラムといわれるものに山口瞳の「男性自身」(新潮)がある。テーマは旅から交友録、競馬の話までと幅が広い。
東海林のコラムは食べ物だけに限定している。それを毎週書き続けるというのは並大抵のものではないだろう。今週も手本にしたいほどの名文である。書き出しはこうだ。
「何をするにしても“いきなり”というのはよくない。いきなりで物事がうまくいったためしがない。
物事には順序というものがある。何をやるにしてもまず入念に下調べをし、準備を整え、手順を踏み、これまでの前例を調べ、リハーサルを経てから事を行えば大体うまくいく。(中略)
たとえば結婚。いまはできちゃった婚などという結婚もあるが昔は厳格な手続きが必要だった。まず見合いというものがあった」
結婚からTOKIOの山口のキスの話へと広がり、財務省・福田次官の「いきなりオッパイ」につながる。
「人はいきなりで失敗する。いきなりで人生に躓く」のだが、いきなりで成功した人もいると、昨今評判の店「いきなり! ステーキ」へと結び付ける。
結びは「もし『いきなり! ステーキ』が『立ち食いステーキ』だったら……」
結びで大事なのは「余韻」だと、読売新聞「編集手帳」を担当していた名コラムニスト竹内正明が『「編集手帳」の編集術』(文春新書)で書いている。竹内はコラムの理想形として「之字(のじ)運動」をあげている。
戦争中海軍が敵の魚雷を避けるために「之」に似たジグザグ航法をとったように、どこに向かっているのか書き出しを読んだだけでは本題がわからない書き方を心がけているというのである。東海林のコラムを読むだけで400円を払う価値がある。
ポストの60歳過ぎてからの極上の孤独のすすめにいこう。下重暁子の『極上の孤独』や五木寛之の『孤独のすすめ』が売れている。
五木のほうは読んでみた。ほとんど内容は忘れているが、孤独の話より、老人たちがこれから世直しのために立ちあがれという、老人を鼓舞する内容だったと記憶している。
孤独というのは、何もわざわざそうしなくとも、ある程度の年齢になれば、嫌でも孤独になる。
両親の死、友人たちの死、愛犬の死、結婚していた相手が亡くなることもある。
下重がいっているように、わざわざ一人になれる空間を作らずとも、嫌というほど孤独は周りに充満し、押し潰されそうになる。
昔は粋がって「群衆の中の孤独」などと嘯いていたが、そんな群衆と遭遇することもなくなる。
孤独を楽しめと、みなさんおっしゃる。それは、すぐ隣に家族がいて、外に出れば仕事仲間や飲み仲間がいるからいえることではないのか。
私はまだ幸いにして「真の孤独」というものを味わったことがない。だがそれもあと数年のうちに味わうことになるのだろう。
妻の朝丘雪路が認知症(なぜ認知症で死ぬのだろう?)で死んで、亭主の津川雅彦は、「先に死んでくれてありがとう」といった。認知症の介護で相当辛い思いをしたのであろう。
だが、その言葉の行間に、オレのほうが先に逝きたかった、一緒に死ねばよかったという悔悟の念を見てしまうのだが。
孤独なんて、自分から進んで味わいに行くことはない。だが、私はこうした企画が好きである。
いまは死についての本を乱読している。余生を悔いのない送り方をしたい。そんな、誰もなし得ないことを夢見て、毎日を無為に過ごしているが、これはこれで楽しいものではある。
さて匂いに敏感な人は呆けないとよくいわれる。文春によると、アルツハイマー型やレビー小体型の認知症では、物忘れなどの症状が出る前に、嗅覚機能が衰える傾向があるという。
したがって、朝食に、パンの焼ける匂いやコーヒー、ご飯とみそ汁の匂いをきちんと嗅いで、脳を刺激することが大事だそうである。
スクープにもいろいろな形がある。今週号の文春のゴーンの元妻の告白もスクープだが、現代のグラビア「映画監督 是枝裕和」もある意味でのスクープだと、私は考える。
この時点では、是枝監督が第71回カンヌ国際映画祭でパルムドールを受賞するニュースは入ってきていない。
彼の『万引き家族』が、今村昌平監督『うなぎ』以来21年ぶりに受賞したのである。日本映画のパルムドールは5作目になる。
私はこの映画は見ていないが、『誰も知らない』『そして父になる』は見ている。『そして父になる』は子どもを取り違えられた夫婦の物語だったと思うが、福山雅治の父親役に違和感があり、映画に入り込めなかった。
是枝は、政治的な発言もする行動的な映画監督である。今度の映画も、年金不正受給を題材にしているらしい。
日本を代表するとまではいわないが、まだ55歳。さらなる高みを目指してもらいたい。
やはり現代に、元朝日新聞女性記者・川村昌代(51)が、エロ親父の福田元財務省事務次官が怖くて、記者が務まるかと、勇ましい発言をしている。
これは、福田のセクハラ発言に嫌気がさし、2人で会ったとき、その場の会話を録音して、新潮へ持ち込んだテレビ朝日の女性記者を批判しているように読める。
川村も福田を取材したことがあり(15年も前のこと)、同じようなことをいわれたが、体を触られることもなかったし、その後も携帯に電話すると、出てくれたと“自慢”しているが、私には、ちょっと違うのではないかと思えるのだ。
15年も前の福田と、次官まで上り詰めた福田とは、彼が同じような物言いをしても、受け取る女性のほうは、「馬鹿いってんじゃないよ」とはいえないだろう。
私の少ない官僚との付き合いの経験でいわせてもらうと、官僚という生き物は、自分がいかに官僚らしくないかをアピールしたがる輩が多い。
ここでも厚労省の官僚が、新人を連れて来て、彼らが上半身裸になり、おっぱいにマヨネーズをつけて舐めあった話が出てくる。
こういうところも、官僚ならではの、男らしさの表現なのであろう。だが、見せられる女性記者の中には「気持ち悪い」というものもいたそうだが、私にも「悪趣味」としかいいようがない。
女性記者の中には「女を売り物」にしてネタを取ろうという者もいる。だが、基本は、取材対象者と取材記者である。
いってはいけない、やってはいけない常識というものがある。それを福田は越えたというしかない。
川村がいうように、「向こうの懐に入って、こっちの懐にも入ってきてもらうような付き合いができないとネタなんて取れませんよ」というのはわかる。
われわれ雑誌記者もそう思って取材してきた。だが、財務省という大変な権力を持っている役所のナンバー1が、記者に対して不埒なセクハラ発言をするということも、ビッグニュースである。
自衛のためだったといっているが、セクハラは許さないというのも、記者魂の一つだと、私は考える。
昔ながらの記者道を説いても、そんなことはみんなわかっている、しかし、取材している人間がいかに外道かを伝えることも、記者の大事な役割であるはずだ。
さて同じ現代に、安倍首相に「ダメ」を出し続ける中村時弘愛媛県知事というのはどんな人間かを解説した記事がある。
1960生まれ。父も松山市長を務めていた。慶応大学から三菱商事。だが、5年目に三菱を辞し、母親の強い反対を押し切り、87年に県議会議員選挙に出て当選する。
90年に衆院選に無所属で出馬する。ここには自民党の現職が2人いたので、自民党の公認をもらえず、派閥のドンであった安倍晋太郎に演説をしてもらおうとしたが、ドタキャンされてしまう。
安倍一族とはこうした因縁があった。その後、日本新党で当選するも、96年には落選。
99年に松山市長選に出て当選。3期務めて県知事になる。彼は「既存のものを壊すのが大好き」がモットーだという。
県知事が総理と対峙し、総理の嘘を暴く姿は、多くの国民の支持を集めている。本人に国会へ来て証言をしてもらいたいものだが、自民党側ががんとして認めない。
大谷翔平の進撃が止まらない。20日、エンゼルスの大谷はアナハイムでのレイズ戦に先発して7回2/3を6安打2失点、9三振を奪って4勝目(1敗)を挙げた。
ホームランもすでに6本。ベーブ・ルースの記録、10勝ホームラン10本は、夏までに達成しそうな勢いである。
だが、ポストによると、エンジェルスの名将・ソーシア監督は、中6日で使ってきた投手・大谷を、5月下旬から6月上旬にかけての16連戦に、中5日で使おうとしていると報じている。
大谷は、右肘の内側の副靭帯に損傷があったり、決め球のスプリットは肘への負担が大きいため、故障発生という悪夢が起きうるかもしれない。
大谷を支持する人間も、いまだに疑問符をつけている人間にも、心配なのはケガや故障である。
これから過酷な夏が始まる。なんとか元気にシーズンを乗り切ってもらいたい。そうすれば記録はおのずからついてくるはずである。
さて、昨日のオークスは、1番人気のアーモンドアイが強い競馬をして二冠馬になった。
だが競馬には不可解なレースがつきもの。ましてやローカルの競馬では、八百長ではないかとみられるレースが、今なおあると現代が報じている。
5月8日、金沢競馬場で行われた第2レース。9頭立てだ。人気の4番が大きく出遅れた。
結果、1着6番人気、2着4番人気、3着は最低人気の馬で決着。払い戻しが場内アナウンスされるとざわついた。
三連複5万9410円 三連単4万6600円
1着から3着までを順番どおりに当てる3連単のほうが、配当が低いという不可解なことが起きたのである。
2レースなのに、他のレースより600万円ほど多く馬券が売れていた。
それ以外にも首を傾げるレースが時々あり、八百長ではないかとネットなどで騒がれているそうだ。
私も昔、名古屋の競馬場で、八百長を仕組んだという暴力団員に話を聞いたことがある。
彼は、前日の夜、厩舎に入り込み、人気の馬に筋肉弛緩剤のようなものを注射したといった。
それで八百長は成立した? 彼は苦笑いして、それでも競馬だからどれが来るか分からず、結局馬券では損をしたといった。
騎手が引っ張って出遅れさせることは難しくない。だが、その後の馬がどうなるのかは神のみぞ知る。
結局、全通り買わなくては当たらないことが多いのである。金沢のケースはわからないが、競馬の八百長は、野球よりも何倍も難しい。
だから私は、競馬には八百長はないと考えている。
文藝春秋でお家騒動。松井社長のやり方を批判するメールが部署長宛に出されている。
そこには、松井が社長に就任して以降、強引な手法が取られることが多くなったという声が、役員や執行役員の中からも出てくるようになったという。
新聞の広告のサイズから、単行本の部数、雑誌の編集方針に至るまで強引に決めてしまうやり方に、現場はやる気を失っているというのである。
7月に松井社長は交代するそうだが、最初は会長になり、これまで通りに物事を進めていくといい出したが、さすがに7人の取締役のうち3人が職を賭して説得し、止めさせたという。
要望書は、以下の3点を求めているそうである。進んでいる次期執行部の人事を白紙に戻すこと。松井社長は人事にタッチしないこと。次期執行部は執行役員を含めた役員会で互選することなどだ。
文春の気風は自由闊達だと、私は思っている。しかし、どうやら松井体制になってから、そうではないようだ。それは、文春も出版不況の中で喘いでいるからであろう。
この要望書はこう結ばれているそうである。「文藝春秋がこの閉塞感から脱してもう一度活気を取り戻すことができれば、現在の社業の厳しい状況にも、きっと明るい兆しが見えてくると信じてやみません」
こういう声が社内から出てくるのも、文春のよさだと思うが、5月30日の決算役員会はどうなるのだろう。
さて、羽生結弦(23)は、今や日本一のアイドルといってもいいだろう。
だがフライデーによると、ロシアのフィギアの女王、メドベージェワ(18)も、羽生のことを好きでたまらず、7歳の時から指導を受けていたコーチとの関係を断ち切り、羽生が師事しているブライアン・オーサーに変え、祖国を捨ててカナダに練習拠点を移すのである。
ロシアのフィギア関係者の間では「愛する羽生に近づきたいからではないか」ともっぱらの噂だという。
平昌五輪の時、ライバルのザギトワが羽生とリンク上で抱き合ったときは、ものすごい形相で睨みつけていたそうだ。
いい話だ。こうした国際カップルが誕生し、その子どもがリンクの上で華麗な花を咲かせる。だがひと言。ロシア人は、若いときは飛び切り美人だが、中年になると太る人が多い。そのことだけは頭に入れておいたほうがいい。
やはり事件ものでは新潮に一日の長がある。新潟県で起きた大桃珠生(たまき・7歳)ちゃんを誘拐して殺害し、証拠隠滅のために、亡骸を線路に置き去りにするという残虐非道な事件の犯人として、小林遥(23)容疑者が逮捕された。
小林は、捜査本部へ移送され、署内に入る時一瞬ニヤリとした表情が、テレビを見ていた視聴者の怒りを増幅させた。
こういう事件でありがちな、高校を出て電気配線工事の会社にいたが、勤務態度はいたって真面目で、無断欠席は一度もなかったそうである。
新潮によると、両親と姉、弟の5人暮らしで、近所では「おとなしくて真面目」だった。
中学時代はロボットコンテストに夢中で、アニメオタクだったらしい。だが、捜査関係者によると、「彼はこれまで何回か検挙され、1月末には児童ポルノで書類送検されました。新潟のほか山形でも、児童がらみで摘発されていて、つい先月も別の子への青少年健全育成条例違反で書類送検されたばかりです」。社員旅行でも、他の社員が連れてきた女児にまとわりついていたという。
この地域は、62年頃から家が建ち始め、新潟地震で液状化を免れたため家を失った人たちが越してきて住宅地になった。30年ぐらい前は「小針銀座」といわれたこともあったが、高齢者が多くなり、今では「年金通り」と呼ばれているそうだ。空き家も多く、無計画に宅地造成されたため、入り組んだ袋小路が多いという。
そういうこともあり、逮捕までに1週間もかかったそうだが、先の捜査関係者がいっているように、最初から小林は行動確認の対象だった。
こうした事件が起きると、必ず、性犯罪常習者をGPSで監視しろ、住民にそうした要注意人物がいることを知らせておくべきだという意見が出てくる。
だが今でも日本は立派な超監視社会である。この上、プライバシーを警察に売り渡すのは、御免蒙りたい。
今回も、事件後から小林がマークされ、防犯カメラの映像には小林のクルマが写っていて、逮捕に至った。事前に防げなかったのかという思いはわかるが、もし、あなたの数十メートル先に性犯罪者が住んでいるとわかったら、あなたはどうするのか?
その人間の行動確認を毎日するのか、それともそこから引っ越すのか。日本のような村社会で、異物がいることがわかれば、その村はそれを村八分にするか、その村は崩壊する。そんな重苦しい気持ちになるなら、知らないほうがいい。私はそう思う。
薬師寺というと、高校生の時、修学旅行で行ったことを思い出す。高田好胤が副住職の時だった。坊さんでこんなに面白い話の出来る人がいることに驚き、時を忘れて聞き入った。
好胤の法話は「青空法話」と呼ばれていて、18年間続け、聞いた生徒は600万人以上といわれる。
その後、高田は管主になったが、今週の新潮に出てくる管主は好胤さんとは比べ物にならない。
このおっさん、16年に管主に就任した村上太胤(たいいん・71)。お相手の女性はクラウディア・カルディナーレを思い起こさせる独身美女(44)。勤めは銀座のクラブのようだ。
知りおうたのは17、8年前だというが、3年前に村上に連絡したところ、何度もメールが来た。
15年8月に大阪へ買い物旅行へ行くと伝えると、管主は前のめりになって、「ちなみにホテルは確保してます。いやでなければ人畜無害の私と一緒で」。ボルボのセダンで迎えに来たそうである。
その後、バーやお茶屋を回って、ホテルで男女の関係になってしもうたそうだ。
その後、村上の奥さんにも仲を知られるが、不倫関係はズルズルと続いていた。
ここから急に、村上管主への直撃が始まるのだが、彼女はあまりのしつこさに嫌気がさしたのだろう。
始めは「冗談でしょ」といっていたが、その後、観念したのか、インタビューに答えているが、これが高田好胤真っ青の面白さである。
――具体的なお手当てとかは。
太胤 そんなの払うわけがない。愛人なんて本当に思ったこともないし、あの、お店でね、「係りの、当番の女性や」としか。
――一般的にこれを何と呼びますかね。
太胤 まぁ飲み友達ぐらいの、という言い方は変ですかね。
――飲み友達と性行為するんですか、管主は。
太胤 何と言うのか。ちょっと言葉が(出ない)。
――これは不倫になりませんか。
太胤 相手の方が結婚していたら不倫なんでしょ。よくわかんないけど。
毎回、避妊具は付けていないようだがと聞くと、
太胤 そういう時は、自分で外に出して処置しておりますから。
彼女にいわせると、31回ほどHをしたが、時間は20分ほどで、事が済むといびきをかいて寝てしまうそうだ。
薬師寺の管主にふさわしくない人物であることは間違いないようである。
ところで、ノンフィクション作家の魚住昭が『現代ビジネス』で講談社の野間家をテーマにした連載を開始した。
タイトルは『大衆は神である』。これまでありそうでなかった出版界の裏面史を、魚住が書くのである。
実は、私も、魚住から頼まれて、私が知っている講談社について話をしている。彼は、社史『講談社が歩んだ五十年史』を編纂する際に関係者への聞き取りを行った膨大な速記録が残っていることを知り、すべて読んだそうだ。
私も、以前ここで触れたように、講談社の一番よかった時代は戦中である。雑誌のシェアは8割だったといわれている。
講談社の雑誌は、戦地にいる兵士たちへの慰問袋の中に必ず入っていた。
大衆雑誌として、他を寄せ付けない圧倒的な人気があったのはもちろんだが、陸軍や海軍からの要請で、戦争を美化し、兵士たちの戦意を鼓舞する内容の雑誌も数多く出していたのである。
戦争協力会社としての講談社は、戦後厳しく指弾された。一説には、GHQが講談社を戦犯会社に指定せず、その力を利用するために残したといわれる。講談社は生き残り、今日に至っているのである。
その他にもいくつかあるが、魚住は「講談社にとって都合の良い話ばかりではありません。しかし、それもきちんと書いていきたいと思っています」と、『現代ビジネス』の連載前に語っている。
第1回を読む限り、岩波書店や、夏目漱石など、明治から大正、昭和にかけての出版人や文人も多く登場する群像劇になるようだ。いいところに眼をつけたと思う。楽しみである。
さて、現代は先週、中国人がビザを入手して国保を手に入れ、日本で手術や高額な薬を手に入れている実態があると報じた。今週はその2弾。
今週は荒川区を取り上げている。荒川区の人口は約22万人。そのうち外国人は約8.8%の1万9,000人。
そのうち中国人は3.2%の7,066人だそうだ。だが、最近では外国人の増え方が日本人より多いという。
平成29年度の荒川区の出産育児一時金の支払いが、全体で264件なのに、そのうち外国人が105件もあったそうだ。
それも中国人が61件。また、中国人の27件が、海外で出産し42万円をもらっているのである。
いかにもおかしいが、海外出産でも、病院の出生証明書さえ出せば、払うのだという。
こうしたことが、膨らみ続ける医療費をさらに膨らませ、崩壊に追い込まないか。早急に実態を調べるべきであるこというまでもない。
今週の第1位は、文春の世界的スクープにあげたい。
文春の巻頭特集は「夫カルロス・ゴーンは私の首を絞めた」と、ゴーンと30年夫婦だったリタ前夫人が激白している。
ゴーン(64)といえば、日産自動車をV字回復させ、ルノーのCEOにまで上り詰めた、その世界では生きるレジェンドである。
レバノン系ブラジル人のゴーンとレバノンで生まれ育ったリタが結婚したのは1985年。フランスのミシュラン・タイヤの研究開発室長だったゴーンが、南米ミシュランのCOOに就任した時だった。
その後ルノーからヘッドハンティングされ、徹底したコストカットで利益を生み出し、99年に日産のCOOとして来日した。
そんな夫を、リタは「カルロスはとても頭が良い反面、普通の感情が欠落しているような男性」だと評している。
彼女も日本でレバノン料理店を開き、仲睦まじい夫婦だと思われていたが、内実はまったく違っていたというのである。
リタの不信感が芽生えたのは10年の1月。夫はITが苦手だそうで、パソコンなどの不具合があった時は彼女が直していた。
そんな時、「カルロスと女性の怪しげなメールを見つけてしまった……。夫は私の知らない米国人女性やドバイ在住の日本人女性、そして後に再婚するキャロルと“不倫”をしていたのです」。その上、夫の姉が「リタが精神病だという診断を出してもらうよう、リタの医師に相談しては」というメールを送っていたことも知ることになる。
私にも経験がある。カミさんにパソコンを見られ、メールで某女との仲を知られたことがあった。絶対、カミさんに財布とパソコンは触らせてはいけない。
だが、それ以前から夫婦仲は崩壊していたようである。05年にはブラジルで乗馬をしていた時、崖の近くで、夫が彼女の馬を脅し、落馬しかけたことがあったという。
彼女が、メールを見た、不倫をしていたのねと告げると、夫は「お前は嘘つきだ。気が狂っている」と罵倒し、夫婦で飲んでいた睡眠剤を多めに飲むことを「促され」たという。
どうやら強制的に飲まされたのではないようだが、昏睡状態になり、知り合いの医者が訪ねて来てくれて、救われたそうである。
その後も、電話で優しい言葉をささやいたりする一方で、「君は自殺したいといつも言っている。部屋に弾の入った銃があるから、私や子どもに迷惑をかけずにいっそ人生を終わらせたらいい」と、いうことがあったという。
夫婦仲が悪くなった真の原因が何なのか、読む限り詳らかではないが、外の世界で剛腕を見せつけ権力者への階段を上がっていくうちに、夫婦間の溝は大きく広がり、修復不能なところまでいってしまった。
離婚を考えた夫人は、弁護士から録音を取るようにいわれた。それを夫に告げた時、「いつでもお前を滅ぼすことができるんだ」「早く殺すべきだった」とわめきながら彼女に襲いかかり首を絞めたという。
12年には複数のクルマにつけ回され、事故で脇腹を骨折し、3カ月もの間安静にしていなければならなかった。
その後、フランスで離婚の手続きが始まった。当然ながら、財産分与で揉めるが、何とか15年6月にフランスでの離婚が成立する。
そしてゴーンは約1年後に、50歳のキャロルと再婚する。だが、ゴーンの故郷のブラジルでは、今年の3月に役所へ離婚申請したばかりだから、2人はまだ結婚状態にあり、重婚状態だとリタは主張する。
それはともかく、ゴーンは、離婚が成立する前からさまざまなレセプションにキャロルを連れて行ったが、登録されていた名前は「リタ」だったそうである。
世界でも指折りの大富豪の家庭内DVを赤裸々に語った前夫人の告白は、衝撃的なものだ。欧米のメディアなら、大々的に取り上げ真偽をゴーン自身に質すだろうが、日本のマスメディアはどうするのだろう。
見て見ぬふりか。ゴーン側の弁護士は、ゴーンは品行方正で、長年にわたりリタに苦しめられてきた。彼女は精神的に不安定で妄想に取りつかれていて、どんな作り話でも平気でするといいながら、彼女の虚偽の告白をもとに記事を掲載すれば、法的措置を取らざるを得ないといっている。
レバノンまで記者を飛ばした文春のスクープは、事実なら、世界のゴーンの信用を一気に失墜させるほど破壊力のあるものである。ゴーンはどう動くのか、それとも黙殺するのだろうか。注目である。
【巻末付録】
現代もポストも気合が入っていないので、さらっとやる。現代は、「甦る『イエローキャブ』軍団 弾ける水着、大集合」。かとうれいこや雛形あきこか、懐かしいね。
「永岡怜子 神々しいヘアヌード」。袋とじは毎度おなじみ「覗かれた壇蜜」。
ポストは、千本以上もAVに出た「千本女優 忘れられない最高のSEX」。「早見優 井上晴美」。もちろんヘア・ヌードではない。
袋とじは「女性器を『整形』するオンナたち デザイナーズ・ヴァギナ」。よくわからん。見たい方は買ってください。
というわけで今週は引き分け。
(文=元木昌彦)