今週の注目記事・第1位
「紅白出場 純烈メンバー『凄惨DV』と『三千万』使い込み」(「週刊文春」1/17号)
同・第2位
「子供が欲しいCAに結婚詐欺した『東大教授』謝罪文」(「週刊新潮」1/17号)
同・第3位
「東京医大裏口をガイドした『赤枝代議士』の言い分」(「週刊新潮」1/17号)
同・第4位
「安倍秘書官の“天下り先”」(「週刊ポスト」1/18・25号)
同・第5位
「『福田淳一前財務次官』を救った『弁護士資格認定制度』」(「週刊新潮」1/17号)
同・第6位
「JAL現役パイロット『オーストラリア飲酒隠蔽』を告発する」(「週刊文春」1/17号)
同・第7位
「裁判所は“VIP待遇”連発 ゴーンが獄中ですがる『仏陀の教え』」(「週刊文春」1/17号)
同・第8位
「NGT山口真帆 暴行事件号泣告白でも残された謎」(「FLASH」1/29号)
同・第9位
「ベガスに新婚旅行の『佳つ乃』お相手はあの『有名企業』御曹司」(「週刊新潮」1/17号)
同・第10位
「放置したから『元旦テロリスト』に化けたイカレ男の履歴書」(「週刊新潮」1/17号)
同・第11位
「貴乃花 我が相撲道」(「週刊文春」1/17号)
「元貴乃花親方独占直撃インタビュー 一家離散を嘆く」(「フライデー」1/25号)
同・第12位
「街場の2019年論」(「サンデー毎日」1/27号)
同・第13位
「MEGA地震予測が緊急警戒宣言『南関東大地震に繋がるこれだけの理由』」(「週刊ポスト」1/18・25号)
同・第14位
「米津玄師『引きこもり』を『若者の教祖』に育てた10歳年上『彼女』」(「週刊文春」1/17号)
同・第15位
「低コストで9割の人に効果という『がん光免疫療法』」(「週刊新潮」1/17号)
同・第16位
「『頻尿』に克つ」(「週刊文春」1/17号)
同・第17位
「稀勢の里に援軍」(「週刊ポスト」1/18・25号)
【巻末付録】ポストのSEXYグラビア総点検!
今年は年初から、「SPA!」(扶桑社)の「ヤレる大学ランキング」が、若い女性たちに批判され、もしかすると休刊に追い込まれるか、という騒ぎにまでなっている。
これについては後で少し詳しく、私の考えを書いてみたいと思っている。
まずは、予想通り、初場所初日から連敗して、あっという間に引退が現実のものになりそうな稀勢の里から。
場所前に発売のポストによると、是が非でも日本人横綱を絶やしたくない親方連中が、「八百長してでも残せないか」と、力士たちに声をかけているというのだ。審判部が決めるという序盤の対戦相手が注目であった。
確かに初日の相手は御嶽海だったから、一気に押し込まれることはない。いい相手を選んだと思ったが、なんのことはない、左の回しにこだわり過ぎているうちに棒立ちになり、押し出されてしまった。
2日目は平幕だが体の大きな逸ノ城だから、誰の目から見ても勝ち味はなかった。
ここで引退させるべきなのを、これを書いている時点では、3日目も出るそうだ(3日目も栃煌山に敗退)。
身体もできていないが、精神的に相当追い込まれているのだろう。早く楽にしてやった方がいい。
文春が「頻尿に勝つ」をやっている。このところ朝のワイドショーでも、相続や尿漏れの話題が多くなってきた。これからのネタ元は文春、新潮から現代、ポストに移るのか。
頻尿とは、たいして溜まっていないのにトイレに行かないと不安になるのをいうそうだ。また、朝起きてから就寝までの間に8回以上排尿があるのを頻尿、寝てから朝起きるまでに1回でもトイレに行くことを夜間頻尿というそうだ。
私はどれくらい行くだろう。日曜日、家で競馬をやっているときには、頻繁にトイレに行くので、カミさんに尿漏れ用のパンツでも買ったらといわれる。これは緊張からではないか。たいして馬券を買うわけでもないのに、人間が小さいからだが、文春によると、「膀胱は心の鏡」というそうだ。やっぱり。
トレーニングには、肛門に力を入れて5秒、次に5秒緩めるという運動がいいらしい。
こちらは新潮の健康もの。低コストで9割のがん患者に効く「がん光免疫療法」についての特集をやっている。
オプジーボでも肺がんの奏効率は約20%だというが、これはなんと93.3%だというのである。
開発したのは米国立衛生研究所で主任研究員を務める小林久隆医師(57)。これはライトや光ファイバーで患部に近赤外線を照射するだけだという。
テレビのリモコンにも近赤外線が使われているから、もしかすると、リモコンを自分に向けて照射するといいかも?
これができると、がんを予防する意味がなくなると、小林医師はいう。夢のような治療法だが、数年以内には「がんは慢性疾患のひとつになる」そうだ、待ち遠しい。
次は文春から。米津玄師(けんし・27)という歌手を紅白で初めて知った。地元徳島の大塚国際美術館からの生中継で「Lemon」を熱唱し、高視聴率を叩きだしたそうだ。
文春によれば、高校卒業後、大阪の美術専門学校に通ったが1年で中退し、自宅に引きこもりながらネットで自分の音楽を発信し、ネット音楽界のカリスマになったという。
今の時代ならではの歌手なのであろう。池袋で行った自作CD販売に来ていた、「ユニバーサル・ミュージック」の元女性社員と半同棲生活をしているそうだ。
ポストから。このところ東京でも、身体に感じる地震が起きている。
揺れるたびに、いよいよ来たかと心も揺さぶられる。
ポスト御用達のMEGA地震予測が1月3日の熊本地震(震度6弱)を的中させたとして、今後の最も警戒を要するゾーンは、首都圏・東海ゾーンと南海・東南海ゾーンだという。
地震予測は当たるも八卦だが、近々必ず起こることは間違いない。警戒しておくに越したことはないはずだ。
サンデー毎日で、内田樹氏が「2019年の予測」をやっている。今年は3つの大きな流れがあるという。
一つは統一地方選で、新しいタイプの立候補者が出てくるという。市井の名も知られていない人だが、これまで自分の手の届く範囲で「公共的」な仕事をしてきた人が、その恩恵に浴した人たちから「あなたのような人が議会に出て、現状を変えてほしい」と負託を受けて登場するというのである。
安倍政権最大の功績は、国会の威信低下・機能不全に力を尽くしてきたことであるとし、現在の立法府の空洞化に対抗するために、こうした「公共的」な人たちが出てくるという。
二つ目は、7月の参院選で自民党が大敗する。これは説明を要しないであろう。
三つめは、国際社会はますます無秩序化していくそうだ。これはトランプ大統領だけではなく、メルケルの力が消えたドイツ、EU離脱問題で大揺れのイギリス、大衆のデモが吹き荒れるフランス、中国、韓国はいうには及ばず、第二次大戦後最大の混乱期といってもいいだろう。
内田氏は、こういう時に必要なのは、「わずかな入力の変化を察知して、能動的に『驚く』人だけが『驚かされる』リスクを低減できる」のだという。
鈍感でいてはならない。こまめに驚き、驚くことを楽しめというのである。
ところで、石破茂氏が文春の「阿川佐和子のこの人に会いたい」に出て、安倍首相批判をチョッピリしている。
「たとえば以前、『こんな人たちに負けるわけにはいかない』なんていう発言もありましたが、“こんな人”も日本国民なんですよね。敵、味方を分けるんじゃなく、色んな意見を取り込んだうえで、できるだけ全ての人に公平、公正にやってるんだよ、ということを分かってもらわなきゃいけない。あるいは自由な議論が行われているか、常に点検して、そうじゃないと思われているならば、直していかなきゃいけませんよね」
これが石破の精一杯のいい方なのだろうが、かったるいね。
さて、貴乃花の連載を文春が始めた。父親・貴ノ花が大好きで、これだけ叩かれても裏切られても生きてこられたのは、自分は父親の分け身で、親父の代わりに生きなくてはと思っているからだと話している。あまりに真っ当過ぎて、読み物として面白味はない。
フライデーも、独占インタビューと打っているが、こちらは「独占立ち話」。東大で昨年12月から、大学院生に相撲界の組織改革についての講義を受け持っているというので、その講義から出てきたところを直撃したようだ。
一度、貴乃花の講義を聴講して、何を話しているのかを教えてくれないか。そっちの方が興味がある。
元日の早朝、原宿の竹下通りにクルマを乗り入れ、8人をはね、そのうち19歳の大学生は硬膜下血腫で意識不明の重体という事件が起きた。
犯人は日下部和博(21)。彼は普段から奇行が多く、逮捕されても「死刑制度に反対するためにやった」と話しているそうだ。
もはや措置入院が必要なレベルだったのではないかと思われるが、近隣住民は逆恨みなどが怖くて、警察に通報できなかったのではないかと新潮は見ている。
バカは隣の火事より怖いのだ。私だったらどうしていただろう。
新潮に伝説の祇園芸者といわれた佳つ乃の近況が載っている。
そうか佳つ乃も、もう54になるのか。郷ひろみや奥田瑛二と浮名を流したらしいが、私が覚えているのは、作家の伊集院静氏と競馬場へ来た時のことだ。
素晴らしい着物姿で、ゴンドラ席の赤じゅうたんを歩く姿が、目に残っている。
祇園遊びはしたことがないが、あんないい女と2人で酒を飲めたらいいだろうなとしみじみ思った。
彼女が自分のブログで、12月12日に、「今迄、男性に頼らずに1人で頑張ってきましたが、お互いに心から信頼し支え合える生涯のパートナーに出会えて幸せどす」。
新潮によると、この果報者は、任天堂の創業者の御曹司、長男の山内克人氏59歳だという。
うらやましい話だが、一生安楽に暮らせるだけの株を、父親から譲り受けたらしい。
まだ一緒には暮らさないで結婚もしないそうである。
落語には紺谷高尾という噺がある。貧しい紺屋の職人が、吉原の花魁道中で高尾太夫という絶世の美女に会い一目ぼれする。
男の棟梁が、3年我慢してカネを貯めたら、高尾に会わせてやるというので、一心不乱にカネを貯め、一晩だけ高尾と閨を共にする。
そのとき、自分は貧しい職人で、今度会いに来られるのは3年後だと、高尾に打ち明けるのだ。
高尾はそれを聞いて、年が明けたら、主と一緒になるといい、約束の日に、彼の家にやってくるという人情噺だ。
だが、今はそんな話は、夢のまた夢なのだろう。佳つ乃が、すてきな下流老人と所帯を持つ。やってくれたらやっぱり祇園の女は粋だね、そういってやりたかったが、いくつになっても、やっぱりカネのある所へいってしまうのか。ちょっぴり寂しいね。
NGT48というのは新潟を中心に活動するグループだそうだ。そこに山口真帆(23)という青森からやってきた子がいる。
その山口が、12月8日の午後9時ごろ、帰宅したマンションの入り口で男2人に襲われ、顔を掴まれるなどの暴行を受けた。
男らは逮捕されたが、12月28日に不起訴となったそうだ。
山口は、1月8日に、「殺されたらどうするんだって思う。生きている感じがしない」と暴行被害を号泣しながら告発し、ツイッターには、あるメンバーが彼女の帰宅時間や家の住所、そこへ行けとそそのかしたと、犯人に協力したのがいると訴えたという。
FLASHによると、昨夏には、荻野由佳(19)が、レッスンの帰りに襲われ、クルマに連れ込まれそうになったことがあったという。
グループの運営会社は、メンバーが帰宅時間を教えていたことは認めているという。
「グループの運営会社『AKS』(東京)は14日未明、今村悦朗・NGT48劇場支配人を交代させる人事を公式サイトで明らかにした。AKSでは今後、第三者委員会を設置し、問題の経緯などについて調査を進めるという」(朝日新聞DIGITAL1月14日)
いつものように、秋元康は表には出ず、NGT48の運営幹部を叱責しただけだそうだ。
手の届くアイドルといって、握手会などでファンとじかに接するやり方は、もともと危ういものであったはずだ。
たびたび、これに類似した事件が起きているのに、根本からやり方を見直すことなく、だらだらと続けてきた秋元の非は明らかではないのか。
アイドルになるためには、何でもOKという子たちを集めれば、嫉妬や妬みが必ず生まれ、大きな悲劇に結び付くこと間違いない。
なぜこれだけの被害を受けたのに、男たちは不起訴なのか。彼らに山口の帰宅時間を教えたメンバーの責任はどうなるのか。
こんな危なっかしいやり方は早く止めたほうがいい。
話は変わるが、兼高かおるが亡くなった。享年90。
私の世代は、彼女の日曜朝の「兼高かおる世界の旅」(59年から「兼高かおる世界飛び歩き」、60年から同タイトルになり99年まで続いた)で、生身の外国を知った。ニューヨーク、ロンドン、パリははるかに遠い異国だった。
寿屋(現サントリー)の「トリスを飲んでHawaiiへ行こう!」(作家の山口瞳がつくった)というキャンペーンが流行語になったのは61年である。
流暢な英語を操り、世界中の街を自由に歩き回る兼高の姿は、長嶋茂雄以上に、日本人に夢と希望を与えてくれた。
日本人に自由渡航が許されたのは64年(昭和39年=東京オリンピックの年)4月1日からだ。私も多くの国を旅したが、どこにも兼高の足跡が残っていた。彼女が海外旅行の素晴らしさを教えてくれたのだ。一度会ってみたかった。
カルロス・ゴーン容疑者が8日、勾留理由の説明を受ける手続きの場で、「自分は無実だ」と主張し、注目を浴びた。ゴーンの弁護側は勾留の取り消しを請求したが、東京地裁はこれを却下した。
欧米のマスメディアからは、日本の「人質司法」への批判が高まり、フランスでは推定無罪の原則があるのだから、ルノーのCEOからゴーンを降ろす必要はないという声も、閣僚から上がっている。
今回、ゴーン容疑者の主張から明らかになったのは、容疑の核心の一つである、16億円を不正送金したといわれるサウジアラビアの実業家に対して、検察側は接触もしていなかったという「事実」である。
あまりにも杜撰な検察側のやり方に、「国策捜査」だという批判が高まるのは必至だろう。
文春は、ゴーン容疑者は拘置所で熟読しているという3冊の本をあげている。彼は熱心なカトリック教徒だが、今読んでいるのはチベット仏教の米国人尼僧による啓発書で、「恐れや痛みを受け入れること」「全ての始まりには終わりがあること」などと書かれているそうだ。
もう一冊は、孤児で過去に性暴力を受けた男性主人公を中心に、同性愛や暴力、友情、絶望が書かれている、日系米国人の人気作家ハニヤ・ヤナギハラの『小さな人生』、それに、タイなどで修業した米国人僧侶の書いた『仏陀の教え』だそうだ。
絶望、諦観、寛容と、揺れ動いているゴーンの心を表しているような本だと思うのは、穿ち過ぎか。
ところでフランスの捜査当局が、JOCの竹田会長の東京五輪招致めぐる贈賄容疑の正式な捜査に着手したことが報じられ、騒然となっている。
ゴーン逮捕への報復ではないかというウワサまで飛び交っているが、これは以前から報じられていたことで、急に出てきた話ではない。
いろいろな見方があるようだが、この件には電通が深く関与しているという話もあり、広がりによっては、東京オリンピック開催にも影を落とすかもしれない。
JALといえば、今や酒飲みの副操縦士や、機内でシャンパンを飲んでいたCAなどが次々に出て、交通省航空局から事業改善命令が出されたことが話題だ。
だが文春で、JALの社員が、パイロットが当局のアルコール検査にひっかかり、乗務を禁止されたケースがほかにもあると告発している。
告発者は、JALには独特の文化があり、機長以下全員が口裏合わせをして社内検査をパスすることもあるので、「外国当局から指摘されない限り、飲酒パイロットを発見できない状況でした」といっている。
この春、私もハワイへ行くが、JALはやめとこうかな。
お次は新潮から。巻頭の「御代替わり7つの謎」は紹介するところがないが、あの福田淳一前財務次官が、弁護士資格を認定されたという。
民間企業では顧問弁護士にという引きがあるようだが、新潮ではないが、社内のセクハラ問題などが出てきたらどうするのだろう。
次はポストから。安倍首相の秘書官を務め、加計学園問題では、愛媛県職員に「本件は首相案件」といったといわれる柳瀬唯夫が、昨年、経産審議官を退任したのは知られているが、柳瀬が12月1日に、東芝の関連会社の東芝クライアントソリューションに再就職していたと、ポストが報じている。
柳瀬は、経産省内では、原発推進派として知られていたし、東芝とアメリカの原発メーカー・ウェスチングハウスの買収も後押しした。
だが、福島第一原発事故が起きて、結果、東芝は破綻に追い込まれたのだ。
その柳瀬が、なぜ、東芝の関連にいったのか。それに、彼が入った直後に、社名から東芝の文字が消え、ダイナブックという社名に変更したのだ。
どうやら手厚く遇されるようだが、ポストがいうように、「これも首相案件」ではないのか。
ところで東京医大というのは、私の家から近いし、カミさんの父親が入院していたので、昔から知っているが、度し難い病院のようだ。
昨年7月に、文科省の局長が、息子を裏口入学させてもらう見返りとして、助成金を支給することが明るみに出て、東京地検に逮捕・起訴された。
これだけではなく、贈賄側の臼井正彦・理事長(当時)らは、特定の受験生の得点に加算するなどの便宜をはかる見返りとして、大学側への寄付金を受け取ってきたのである。
新潮によれば、去年の12月29日に、この件についての第三者委員会の最終報告書がひっそりと大学のHPに上げられたという。
そこには、第二次試験の試験問題が受験生に漏れていた疑いがある。2006年から男子の受験生を優遇してきた。臼井は特定の受験生の親から、「もし入学が許されたら寄付を3000万円用意する」という手紙を受け取っていたという。
さらに問題は、裏口入学の依頼者は、ある国会議員に対し、受験生の氏名及び受験番号を記したFAXを送っていて、臼井氏がそれを保管していたそうだ。
当然、この国会議員は誰だと、メディア各社が取材に走り、同大学出身で同窓会の役員を務める赤枝恒雄元自民党代議士であることがわかった。
赤枝元代議士は悪びれることなく、私学と国立は違う、二次試験で恣意的に合格者を選んだってなにも悪くない、口利きは1年に1人か2人ぐらいだったと新聞に答えている。
新潮に対しては、誰が受かったのか覚えていない、同窓会関係者は臼井理事長に嫌われていたから、ほとんど蹴っ飛ばされている、寄付金は1000万円は入れてくださいと同窓生にはいってきたと話している。
私大にはよくある話だが、毎年、推薦枠を作り、入れてやった学生の親たちから高額な寄付金を取ることが常習化していたことは間違いない。そこにハイエナのように政治家がたかる。
現代やポスト編集部に頼みたい。「行ってはいけない病院ワースト100」というのをやってくれないか。裏口、多額の寄付金が常習化しているということは、そこにいる医者の質も知れたものだと思う。医療過誤で死なないための病院選びは、患者がぜひ知りたいマスト特集だと思うが。
さて、SPA!が掲載した「ヤレる女子大学生ランキング」に、女性たちから非難の声が上がり、編集部が「読者に訴求したくて煽情的な表現を使ってしまった」と謝罪した。
私は、新聞広告で見たような気がしたが、それほど気にはならなかったので、当該の記事を読んでいなかったし、これほどの「大事件」になるとは思っていなかった。
私のところにも毎日新聞から取材が来たので、記事を読み、考えてみた。
たしかにホメられた表現ではない。だが、SPA!はもともとサブカル系雑誌で出発し、この手の話をこれまでも山ほどやってきた雑誌である。おそらく読者のほとんどは男だろう。
編集部に「女性蔑視」「女性をモノ扱い」しているという強い偏見は、おそらくなかったのではないか。編集部の肩を持つわけではないが、そうした意識があったら、こうしたタイトルは付けないと思うからだ。
「女性とヤリたい」といういい方自体は昔からあったと思うが、人口に膾炙したのは1994年に発売されたホイチョイプロダクションの『東京いい店やれる店』がベストセラーになったころからであろう。
私は現代の編集長だったが、やられたとおもった。直截で男心を掴む強いタイトルだった。
一緒に一夜を過ごしたいと焦がれている女性を、どういう店に連れていけば、その気にさせることができるのか。
男にとってはある種、人生最大の賭けのようなものである。決して女性をモノ扱いしているのではない。この手の話は、小説でも映画でも腐るほど描かれてきた。
いくつになっても、男にとって女性は憧れの対象なのだ。もちろんどんな女性でもいいというわけではないが。
男同士の間では、「あの子ヤレるかな」という会話は最大の関心事といってもいい。編集部は、その層へ向けて発信することを考えて企画を立て、彼らの関心を引くような強いタイトルをつける。
だが現代は、ネットで記事のコピーがあっという間に拡散される時代である。今回署名に賛同した女性たちで、雑誌を買って読んでいた人は少ないのではないか。
このタイトルはけしからん、女性をなんだと思っているのだという「正論」の旗手が現れれば、同調者はあっという間に膨れ上がる。
そこに、大メディアが乗っかり、SPA!をつるし上げろ、休刊に追い込めという空気が作り出される。
私には既視感がある。70年代の初め、ウーマンリブ運動が盛んになった時、ピンクのヘルメットをかぶって、中絶禁止法に反対し、ピル解禁を要求する女性解放連合、略称「中ピ連」の代表だった美人の活動家がいた。
彼女たちは不倫している男の会社に押し掛け、つるし上げるなどの過激なやり方がマスメディアに取り上げられ、一躍スターになった。
だが当時のピルは副作用が大きく、また、彼女が製薬会社と関係があるなどというウワサが流れ、運動は下火になり、彼女も姿を消してしまった。
今回の騒ぎを見ていて、あの当時のことがふっと頭をよぎったのである。
今回、編集部の最大の過ちは、読者のことしか考えずにタイトルをつけてしまったことであろう。
大学から抗議が来るということは考えに入れたかもしれない。だが名誉棄損で告訴されるようなことにはなるまいと、高を括っていたのであろう。
だが、矢は思わぬところから飛んできた。海外生活の長い女性にとっては見逃すことのできない記事だった。
過去の記事も蒸し返され、女性を蔑視している雑誌だとの烙印を押されたのである。
同様の批判は、ヘア・ヌードを毎週掲載している現代やポストにも向けられるかもしれない。
かつてのように、不倫している芸能人ばかりではなく、大企業のサラリーマンや大学教授、政治家、役人のところに彼女たちが押し掛けるということが起きるかもしれない。
安倍政権はあらゆる分野で女性が活躍してほしいといっておられる。「中ピ練」で失敗した教訓を生かし、女性蔑視、差別、格差を是正するため、この運動を、一雑誌編集部の問題で終わらせるのではなく、日本が真っ当に女性を尊敬し、崇める国にするきっかけにして欲しいものである。
私は今、現代編集長でなくてよかったと、つくづく思っている。
今週のスキャンダルその1。その主人公は、英国の大学を出て、一昨年9月に45歳の若さで「東大教授」になったピカピカのエリートである。名を坪井貴司(46)という。
「広域科学専攻・生命環境科学系の教授にふさわしい」と、東大教養学部のHPに記されているそうだ。
新潮によれば、彼は大学時代の同級生の女性に「今はバツイチで独身。いい人がいたら紹介してくれ」と再三せがみ、大手航空会社の美貌の40代CAを紹介してもらったそうである。
彼女のほうは、結婚して子どもを産みたいと切望していた。坪井とは「結婚を前提としたお付き合い」だと信じていたが、実は坪井は既婚者であった。そのことを隠して、不倫へとひた走ってしまったというのだ。
だが、こんなことが長く続くわけはない。ついに教授は、自分は妻子持ちだということを打ち明けることになる。驚き不実を詰られたのだろう、坪井教授は彼女に「謝罪文」を書くのである。
内容は、妻子持ちであることを隠して付き合ったことを詫び、今後彼女が結婚して家庭を持ち、子どもをもうけるまで全面的にサポートしていくとある。
だが、その後、坪井教授と連絡が取れなくなり、誠意を示さないままだという。
新潮が話を聞きに坪井の家を訪ねると、どういうわけか、彼の妻が出てきて「答える」というのである。妻いわく、「私は夫が世のため人のためになると確信しています」。さらに、CAを紹介した女性から「精神的打撃と友人の信頼を喪失」したと損害賠償請求訴訟を起こされているため、係争中なので出すわけにはいかないというのである。
妻の鑑である、と私は思う。こんな女房がいたら私の人生ももう少しましなものになっていたと思う。妻のいい分は、夫は彼女にいい寄られて困っていた、相手のプライドを傷つけまいとしているうちに事態が進んでしまった、謝罪文は切羽詰まって書かされたものだというのである。
亭主の東大教授という高級ブランドを守り抜くという強い意志が窺える。だが、いい年をした男が、押し入れに隠れて、女房に尻拭いしてもらうというのでは、あまりにも情けない。自らが一人の女性の生きる環境を壊して、学生にどの面下げて、何を説こうというのか。
さて、16年の文春砲はベッキーの不倫で幕を開け、17年はなかったが、去年は「フジ秋元優里アナ『荒野のW不倫』」、2号目で「小室哲哉“裏切りのニンニク注射”」というスクープをかっ飛ばした。
今年は昨年の紅白に初出場した5人組「純烈」メンバーの「凄惨DV」と「3000万円使い込み」スキャンダルが初荷である。
紅白といえば、紅組司会をやった広瀬すずの評判が悪い。何しろ欅坂46の曲が終わる際に「乃木坂46のみなさん有難う」とやってしまったのだから、救いようがない。
「純烈」は平均年齢40歳。2007年にデビューしたが、鳴かず飛ばずでレコード会社からクビにされた。それでもへこたれずに健康ランドやスーパー銭湯を回り「夢は紅白 親孝行」をキャッチコピーに、オバちゃんたちのアイドルになり、悲願の紅白出場を果たしたのだ。
彼らが歌った「プロポーズ」を紅白で初めて聞いた。われわれ世代には懐かしい「昭和ムード歌謡」である。黒沢明とロス・プリモスや鶴岡雅義と東京ロマンチカのほうはがはるかにうまいが、オバちゃんに受ける理由はわかる。
このメンバーの1人、友井雄亮(38)は、10代の頃は関西ジャニーズJr.に在籍していたそうだ。その後、俳優に転身して『仮面ライダーアギト』などに出演したがパッとせず、フリーになり、映画で共演した女優と結婚し女児をもうけたが、08年に離婚している。
離婚する前の年に「純烈」に参加したが、独り身になった友井は、芸能関係者の30代A子と同棲生活を始めた。
近隣住民は、昼間は仲睦まじそうに見えたが、夜になると彼の怒鳴り声や彼女の「怖い、怖い」という悲鳴が聞こえてきたそうで、警察が来ることもあったという。
浮気を繰り返す友井に、A子が不満を漏らすと、怒鳴る、殴るなどの暴力を振っていたが、ついにはA子に大けがを負わせ、さらに、子どもはつくらないという約束だったのに、妊娠させ、その上、流産させてしまったというのである。
文春が入手した16年5月に作成された「誓約書」(友井の署名と指印がある)には、「(A子の=筆者注)その傷ついた体と心に輪をかけるように『逆によかったやん』といたわる事もせず、ひどい言葉で深く傷つけてしまいました」とあり、今後一切、A子と接触しないよう約束すると書いてあるそうだ。
さらにA子と同棲している時期に、関西在住の元恋人で40代のB子とも付き合い、彼女を東京に呼び寄せ、将来は一緒になる約束を交わし、B子は近所の一軒家を購入することを決めていたそうである。
だが、競馬好きの友井は、彼女の口座から競馬代など、3年間で3000万円を越えるカネを黙って引き出していたという。
ポップスが歌謡曲といわれていた頃には履いて捨てるほどよくあった話だが、スーパー銭湯のアイドルのままだったら、文春も取り上げなかっただろう。紅白に出たが因果だと、友井は悔やんでいるかもしれない。
文春が発売された2日後、友井は謝罪会見をし、芸能界を引退するといった。
「週刊文春(1月17日号)で複数の女性とのDVトラブルを報じられたメンバーの友井雄亮(38)が11日に会見し、体が床に直角になるくらい、深々と頭を下げた。友井は文春報道を認め、『純烈を脱退し、芸能界を引退します』と涙を流した。
メンバー5人が全員揃った会見ではなく、友井1人ぼっちの会見だった。
友井は疑惑の持ち上がったA子さんへのDVに関しては『もともと怒りっぽい性格なんですけど、そこに抑える自分の強さがなかったんだと思います』と認めた。
本誌が会見でどんなDVだったのか問いかけると、『殴ったり、蹴ったり、相手を思いやる気持がなかった。また傷を痛めて、ひょっとしたら入院したということになったのかもわかりません』などと、抑えられないかったDVへの衝動を語った。
『A子さんに関しても、B子さんに関しても、やっぱり、これから先もなんですけれども、負わしてしまった傷だったり、精神的なものだったりということは一生終わらないことだと思ってます』と反省した。
また、同棲していたB子さんの貯金3000万円を使い込み、うち半分以上は競馬に使っていたという。
『1日に30万円すった日もありました』と、負けを取り返そうとしてさらに泥沼にハマったことを明かした」(AERAdot.1月12日より)
潔いようにも思えるが、以前にも、引退同然のことをしているから、ここで少し世間の冷たい視線から逃れて、ほとぼりが醒めてから、また戻ろうと考えているのではないのか。
オバちゃんたちの引退しないでおくれという署名が3万人近く集まったという。こういう「情け」が、こうした人間をつけ上がらせ、同じ過ちを犯すことになりかねない。
これから彼は、全国銭湯女湯懺悔の旅でも始めたらどうか。オバちゃんたちの背中を流す三助でもやれば、ご祝儀が結構集まるかもしれない。
【付録】
今酒はポストだけだが、合併号だけに盛りだくさんではある。
「大江麻理子『40歳は“不惑ワクワク”です』-スペシャルインタビュー」。もちろんヌードではない。
「池岡星香<魅せた!>はじめての美尻-お天気お姉さんが美ボディを披露」「なをん/和久井雅子-人は平成最後の愛人と云う」
袋とじは鳥居清永の「傑作春画『袖の巻』<全12図>復刻プロジェクト」。陰毛の描き方には彫師も摺師も力量が試されるそうだが、なるほどな。
「『妻の名は塔子』シリーズでおなじみ<並木塔子>が雑誌の上で動き出す!」。お馴染みになってきたARである。
「女優だから、濡れた/昭和と平成で濡れ場はどう変わったか?」。袋とじ「一般女性11人女性器測定会-衝撃の測定結果は袋とじの中で!」。こういう企画をいつまで続けるのか。もうとっくに飽きられていると思うが。
「ヌード世界一周-見るだけで旅するグラビア」「河合奈保子、グアムの風に吹かれて-お宝写真集がデジタル補正で甦る!」「アグネス・ラムから届いた手紙<秘蔵写真発掘>」
これだけグラビアを作り込む力を、特集に注いだらと、いつも思うのだが。ご苦労さん!
(文=元木昌彦)