今週の注目記事・1位
「悠仁さま東大計画で支度が始まった高下駄-成績は中ぐらいでも紀子さま悲願」(「週刊新潮」3/28号)
「眞子さまを傷つけた紀子さまのお言葉」(「週刊文春」3/28号)
同・2位
「冤罪だった『滋賀・呼吸器外し』事件」(「週刊現代」4/6号)
同・3位
「『放射能測定マップ』が教えるあなたの町のセシウム汚染度」(「週刊現代」4/6号)
同・4位
「2019年防衛大卒業式で大量の任官拒否が出た-卒業生約1割が民間へ」(「フライデー」4/5号)
同・5位
「大林組派遣社員が『私を採った部長も強引に・・』」(「週刊文春」3/28号)
同・6位
「『人工透析』と『尊厳死』-治療再開の意思に病院は応じず・・・」(「週刊新潮」3/28号)
同・7位
「不倫男性を直撃『僕はDV夫から後藤真希を救うつもりだった』」(「週刊文春」3/28号)
同・8位
「青学入試口利き<子供騙し>反論に新証拠を突きつける!」(「週刊文春」3/28号)
同・9位
「内田裕也『樹木希林との<壮絶>夫婦ゲンカ』」(「週刊文春」3/28号)
同・10位
「吉永小百合という人生」(「週刊現代」4/6号)
同・11位
「『東証1部』から脱落する企業」(「週刊ポスト」4/5号)
同・12位
「食べてはいけない『外食チェーン』第3弾-超高カロリーメニュー」(「週刊新潮」3/28号)
同・13位
「亀梨和也は金髪白人美女が好き-深田恭子との破局乗り越え深夜六本木デート」(「フライデー」4/5号)
同・14位
「嵐・二宮<匂わせ彼女>が宣言『2020年に結婚する』」(「週刊文春」3/28号)
同・15位
「『母子密着』とエゴサーチが羽生結弦を創った」(「週刊文春」3/28号)
同・16位
「イチローが20年で殖やした30億円の財テク術」(「週刊新潮」3/28号)
同・17位
「コカイン事件で新聞テレビが報じない『ピエール瀧』裏の裏」(「週刊新潮」3/28号)
同・18位
「片山さつきは私の目の前で100万円を要求した」(「週刊文春」3/28号)
同・19位
「アポ電強盗殺人『妹を自殺に追い込んだ』22歳主犯の鬼畜人生」(「週刊文春」3/28号)
同・20位
「小池百合子690億円『血税乱費』の大罪」(「週刊文春」3/28号)
同・21位
「貴乃花・我が相撲道/『<絶縁>の母へ』」(「週刊文春」3/28号)
同・22位
「『南野陽子』夫が隠す『振り込め詐欺ドン』と裏人脈」(「週刊新潮」3/28号)
【巻末付録】現代とポストのSEXYグラビアの勝者はどっちだ!
今週の週刊現代は60周年特大号で定価は500円。ポストは450円だから、よほどの増ページかスクープネタでも入っていなければ読者は満足しないはずだ。
だが、いつもと同じ巻頭特集は「やってはいけない『家を売って老後の資金に』は大間違い」と、老人向け特集である。
私が編集長でいたのは、もう20年以上前になる。表紙も誌名も変わってはいないが、別の雑誌の様だ。
もはや昔日の現代の面影を見つけだすことはできないほど変容してしまった。これでは週刊誌の棚に置かず、壮快や健康といった雑誌の横に置いた方が売れるはずだ。
昔なら、滋賀で起きた冤罪事件や、放射能測定マップなどはもっと大きく扱われていただろうと思うが、今週は小さくて見落とすところだった。
週刊誌は世につれ、世は週刊誌につれてという時代が、確かにあった。いまの高齢化した読者は、そんなものより健康や相続に関心があるのだといわれれば、そうかもしれないと思うしかないが、一抹の寂しさを禁じ得ない。
ではポストはどうか。こちらはもっと切ない。読むものがほとんどないのだ。ここの編集者たちは、世の中にはもっと面白いことや、読者に知らせなければいけないことがあることを知らないのだろうか。
両誌の編集者たちにいいたい。もっと外に出て、目的などなくていいからうろついてみたまえ。
映画、演劇、オペラ、歌舞伎を見るのもよし、落語を聞くのもいいだろう。ディズニーランドで遊ぶのもいい。
行く先を決めず、来た電車に乗って、あてもない時間を過ごすのもいい。新宿、渋谷、池袋のベンチで一日通行人を眺めているのもいいだろう。
会社にいる時間は一日2時間。あとはスマホなんて持ち歩かず、日がな、永井荷風のように東京中を歩いてみたまえ。
SNSで汚れきった頭が少しきれいになるまで歩き続け、疲れたら場末の一膳めし屋でサバ煮定食でも食べながら、日本のこれからでも考えてみることだ。
月曜日から、怒りを爆発させてしまったが、このままいけば現代、ポストの余命は、団塊世代がいなくなるあと5年か10年だろうと思うから、今のうちに苦言を呈しておく。
さて、では他の週刊誌はどうかといえば、こちらも威張れたものではない。そこで今週は、順位なしとする。
まずは文春が先週報じた南野陽子の4歳年下の亭主の横領&暴行疑惑だが、今度は新潮が、彼は、振り込め詐欺のドンといわれ、水資源や金山開発の投資詐欺などで、総額160億円を騙し取ったとして逮捕された男とも、通じていたと報じている。
南野は、「私はまったくわからない」というばかりだが、自分の亭主のこともわからないのでは、一人前の夫婦とはいえまい。
同じ文春から。貴乃花の文春の連載も10回になった。今回は、父親と母親の離婚と、兄の相撲界からの引退について。
母親の藤田憲子(71)や兄と、和解をして会おうと思っていると話している。これを聞いて、母親、兄はどう思うのだろう。何やら、こんなしおらしいことをいい出したのは、参議院選へ出馬の下心からか?
やはり文春に、小池都知事のやっていることは血税の無駄遣いで、すでに690億円も乱費しているという記事がある。
利用者14人しかいないベビーシッター事業に72億円、五輪ロゴの変更に44億円、趣味で始めた風呂敷事業に6億円などなど。
彼女のいっていること、やっていることは、その場限りの思い付きでしかないこと、都民の多くはわかっている。
任期一杯やらずに、早く身を引いたほうがいい。それは安倍首相も同じだが。
東京・江東区のマンションで、高齢女性が3人組に殺された「アポ電強盗殺人事件」の犯人は、現場のマンションから神奈川方面へ走り去った軽自動車を、防犯カメラの「リレー捜査」で、あっという間に逮捕された。
3人ともに20代で、主犯は長野県出身の須江拓貴容疑者(22)と見られているという。
父親はバイク屋をやっていて羽振りはよかったが、須江が14歳の時に父親が乗用車にはねられて死亡してから、タガが外れたようになったという。
父親の保険金が7~8,000万手に入り、暴走族に出入りするようになるが、先輩たちにタカラれて、あっという間にカネはなくなったらしい。
妹がキャバクラで稼いできたカネをパクり、ついに妹は、練炭自殺をしてしまったそうである。
付き合う女からもカネをむしり取り、殴る蹴るの暴力を振い、逮捕されているという。
22歳のガキが、カネ欲しさにアポ電強盗を企み、ついには殺しまでしてしまう。救いようのない連中のようである。
こいつらと比べるのは失礼だろうが、片山さつきという政治家も、相当な人間のようである。
文春は、彼女の元政策秘書、磯脇賢二が、片山のこれまで報じられた疑惑について話しているが、彼はこれまで報じられた口利き疑惑について、自分も関与していたり、その現場を見ていたと証言している。
こうした事実を突きつけられて、これでも片山は逃げおおせると思っているのだろうか。ちなみに、片山の代理人はあの「無罪請負人」弘中惇一郎弁護士である。
ところでコカイン所持で逮捕された俳優・ピエール瀧(本名・瀧正則)容疑者(51)が出演した映画『麻雀放浪記2020』が、予定通り4月5日に公開されることが決まった。
当然だし、映画はヒットするのではないか。
私は、ピエールがやっていたテクノユニット「電気グルーヴ」というのを知らなかったのでYouTubeで聴いてみた。いいね! クスリが欲しくなるのはチョッピリわかるな。
新潮は、20年ほど前、ドイツ・ベルリンで開催されたテクノミュージックの祭典「ラブパレード」に参加した女性が、クラブで会った男から、エクスタシーというMDMA(違法薬物)をもらった話を書いている。
その男が「電気グルーヴ」のメンバーだったというのである。だが、それがピエールかどうかは書いていない。どうやら、別の人間のようだが。
彼女からドラッグの話を聞いたジャーナリストが、そのほかの人間にも取材して集めた情報を04年に警視庁へ提供したが、動かなかったそうである。
新潮によると、今度の事件で麻薬取締部の後塵を拝した警視庁組対5課は、巻き返しを図るべく、「ドラマで主演を張ることも少なくない30代の演技派女優、時代劇からSF大作までこなすベテラン俳優」などが標的になっていると、社会部記者が話している。
芸能界とクスリの結びつきは長い。私も現役編集者時代には、大物歌手や俳優が覚せい剤をやっているという情報をもとに、追いかけたことがあった。
一網打尽という言葉があるが、芸能界に覚せい剤などが流れるルートはそれほど多くないはずだ。一人逮捕できれば芋づる式に次々逮捕される。
2009年に酒井法子が逮捕されて以来、ここ10年足らずでASKA、清原和博、ピエール瀧はコカインだが、大物が次々と逮捕されるのは、闇ルートが警察につかまれたのではないか。
今も、標的たちの行動確認を慎重に続けているはずだから、次なる大物芸能人が逮捕されるのも近いのではないかと思う。
さて、スポーツ選手の引退会見で、これほど感動させられたのは、誰以来だろう。私が後楽園球場で聴いた長嶋茂雄の「巨人軍は永遠です」は、昭和を代表する名言である。
3月20日の深夜から始まったイチローの会見での発言は、間違いなく平成を代表するものになるに違いない。
記者のボケた質問にツッコミを入れながら、イチローは野球を通じて体得した己の人生を存分に語った。テレビを見ながらメモしたものだから、正確ではないかもしれないが、こんな言葉が耳に残った。
「成功という言葉は嫌いだ」「50までやると思っていたから、ここまで続けてこられた」「これまでを振り返って? こんなもんかなぁ」「監督? 絶対無理。僕には人望がない。それぐらい自分でもわかる」「勝つということは大変なこと」「少しずつ積み重ねていくことでしか自分を成長させられない」。
中でも、いい歳をして、こんな言葉に胸を熱くした。
「何でもいい、やりたいと思ったことがあれば、それに向かって進めばいい」
「アメリカに渡って、初めて外国人となって知ったことがある。それはこれからの人生で大切なものになる」
スポーツ紙ではほとんど取り上げられないイチ節の中にこそ、聴くべき内容があったと思う。
イチローの家族は妻と年老いた老犬「一弓」。「18歳になる老犬の懸命に生きる姿が、僕を支えてくれた」。私も、昨年4月に老犬を亡くしている。彼女も18歳になる数日前まで、必死に生きた。声も出せなかったのに、亡くなる直前、別れを告げるように高らかに吠え、カミさんの腕の中で息絶えた。
アメリカでの野球人生を共に生きた老犬との日々を、イチローは生涯忘れることはないだろう。イチローの野球人生のすべてが1時間20分に凝縮された、素晴らしい会見だった。
新潮によると、イチローはマリナーズと「引退後払い」という契約を結んでいるそうで、これが30億円を超すといわれるそうである。
そのほか、メジャーに10年以上在籍していると、62歳から生涯、年金1,110万円が出るそうだ。
まあ、これだけの働きをした人間なんだから、もっともらってもいいと思う。
さて、フィギアスケート界のレジェンドになりつつあるのは羽生結弦(24)である。五輪を2連覇し、現在は母親と2人でカナダのトロントに暮らしているという。
文春は今号が60周年記念特大号だが、彼についての記事と後半のグラビアページで特集を組んでいる。文春によれば、姉が通うスケート教室にくっついてきた羽生に、コーチが「やってみたら」というと、いきなりリンクの中に入って、そのままダッシュして、転んでもまた立って走っていたという。
天性の運動神経を持っていたが練習は嫌いだった。だが母親が、羽生の手作りの衣装を「すっごいカッコいい! 王子様みたい」とほめると、その気になって練習したという。
音楽を感じながら身体を使って伝える能力は目を見張るものがあったそうだ。それに大変なナルシスト。
「練習の仕方を見ていると、勝つためにトレーニングをしているという気迫をひしひしと感じました」と、ライバルだったハビエル・フェルナンデスが話している。
先輩スケーターの中村健人が、こんなことをいっている。
「練習が終わった後、『一緒にオリンピックへ行こうね!』と言ってくれたんです。でもそのときの僕は、自分の置かれている状況も実力もある程度わかっていて、弱気だったんですよね。『行けるように頑張るよ』と返したんです」
その時靴のエッジを拭く羽生の手が止まったという。
「健人君、先輩ですけどちょっと言わせてください。『行けるように頑張る』って言ってる人は行けないです。僕は行くために頑張ってます。メダルを取るために頑張ってます」といって、帰って行ったという。イチローの考えと通じるところがあるように思う。
失礼だが、羽生が引退するとき、どんなことを話すのか、今から楽しみである。
文春は、嵐の二宮和也(35)が、一緒に暮らしている元フリーアナウンサーの伊藤綾子(38)と、2020年には結婚すると報じている。フライデーも、KAT-TUNの亀梨和也(33)が深田恭子との破局を乗り越え、金髪美女と六本木デートをしていたと報じている。
30も半ばになる男たちが、事務所が結婚するのを許さないからといって、唯々諾々と従ってきたことの方がおかしい。人生は1回しかないのだ、どんどん結婚してどんどん別れろ!
新潮の「食べてはいけない 外食チェーン」、今回はカロリー編。外で食べることの多い私には、見るだけで恐ろしくなる数字が並んでいる。
ココスのフォアグラチキンステーキ丼、1181kcal、ガストの肉盛り!チーズINプレートガーリックソース1286kcal、極めつけはCoCo壱番屋のポーク三昧カレー1849kcalである。
体重60キロの人が1000kcalを消費するためには、足歩なら333分、ランニングなら136分、水泳なら133分続けないといけないそうである。
もちろん回転ずしなども10貫食べれば800kcalオーバー。酒を呑むときは、肴は冷ややっこと御新香、あたりめにするか。
文春でビートたけしの実録小説『ゴルフの悪魔』が始まった。出て来る人物が実名というところがミソだが、それ以外はなにもない。なぜこんなものを載せたのだろう?
唯一のポストの記事。我々貧乏人には何の関係もない話だが、東京証券取引所が、市場再編を議論しているという。
プレミアム市場、スタンダード市場、新興企業向けのエントリー市場に分けようというものだそうだ。
そして上位市場への昇格基準も厳格化しようとしているとポストが報じている。
なぜそのようなことをするのか? 一流企業が多すぎるからだという。
だから、時価総額1000億円以上に絞り、ここに上場された企業だけが「一流」だとするというのである。
そうなると、1000億円に満たない「コメダホールディングス」「グンゼ」「モスフードサービス」「テレビ東京ホールディングス」「ワタミ」などが、そこから弾き出されてしまうそうだ。
いいんじゃないかな。これまでが緩すぎたのだから、一流とはいえない企業までが、一部上場だからうちは一流でございなどと嘯いていた。
一流とは、カネだけではなく、品位も備えていなくてはいけない。そうなると、ほとんどの企業はふるい落とされることになると思うが。
お次は現代の吉永小百合特集。グラビアでデビューから60年とあるが、写真は若いときのものばかりである。
今の吉永をなぜ出さないのか。美しく年を取っている、われらが団塊世代の美熟女代表だ。
水着姿でもいけるはずだが、なぜ、オファーしないのか。といっても、なぜか小百合は現代嫌いである。
私は熱烈なサユリストだから、私のせいではない。今の夢は、小百合と1時間でいいから酒でも呑みながら話がしてみたい。
それにしても、はるかに年上の亭主は頑張っているね。失礼ないい方になるが、憎まれっ子、世にはばかるとはこのことだろうな。
生きるロックンローラー、内田裕也が亡くなった。享年79。スポーツ紙などは見開きにデカデカと内田の特集を組んだ。
これも樹木希林の亭主という勲章のおかげではないかと、私のようなひねくれ者は考えてしまう。
文春は、内田と樹木の壮絶な夫婦ゲンカを取り上げている。夜中に樹木の家のドアを開け、「コノヤロー、出て来い!」と叫び、樹木は鉄パイプを後ろに隠して対峙する。
何しろ、結婚していた45年間のうち、一緒にいたのは数十日だという。それでも内田が離婚届を出したが、樹木は頑として応じようとしなかったそうだ。
内田の盟友だったミュージシャンの白竜は、ハワイのアラモアナショッピングセンターで買い物をしていた2人を見かけ、樹木は内田を支え、内田も樹木には頭が上がらなかったのではなかったかと話している。
樹木が黒柳徹子の『徹子の部屋』(テレビ朝日系=2010年9月)に出た時、内田についてこう語ったそうだ。
「あのー本当にすべてが好きですね。もし、この次生まれてくることがあったらお互いに用心しながら出会わないようにしたいと思うわねえ、という感じです」
あの世で樹木は内田と再び出会い、また結婚生活を始めるのだろうか。今度はうまくやれよ! そういってやりたいね。
青山学院初等部への「お受験口利き疑惑」を報じたのも文春だが、こちらも青学側は、法的手段を取ると息巻いているそうだ。
今回は、当該の、子どもを入れるために理事長などを接待した人間が、高級フレンチの領収書など、すべて証拠があると示し、反論している。
青学は内部調査委員会が調べ、報告を出すとしているが、「青学の常任理事が委員長を務める内部調査では、公正な結論など出ない」(青学元幹部)そうである。
これも先週、文春が報じたゴマキこと後藤真希の不倫問題だが、後藤の亭主が不倫相手の男性を訴え、裁判になっている。
その中で、後藤は、肉体関係があったことを認めてはいるが、拒んだが断り切れず、行為に及んでしまったと、まるで被害者のようなことをいっているそうだ。
だが、不倫相手は、後藤が亭主の激しいDVから逃れたいと訴え、彼女を救うつもりだった、裁判所でいっていることは彼女の本心ではないと、文春に訴えている。
さて、この裁判の行方、どうなるのだろう。
日本は人工透析大国といわれているそうだ。全国で約32万5000人が透析を受け、昔は保険がきかなかったが、現在はきくため、医療費は年間1兆5500億円になるという。
腎臓病患者にとっては「命綱」だが、東京の公立福生病院で、患者に「透析を止めますか」と聞き、患者は「透析中止」を選び、透析を止めたため、患者は亡くなったと報じられている。
そのような患者が他にもいたことが明らかになって、「悪魔の医師」「自殺ほう助」ではないかという批判が起こっている。
先週のポストは、この病院の判断は間違っていないと、腎臓移植の名医、万波誠医師にいわせていた。
「複雑な経緯もあるから、第三者が軽々しく言うことはできないが」と前置きして、「透析が嫌な患者はいくらでもいる。なんでもかんでも透析をするというのはおかしい。患者の意思を尊重して、透析をやめたい人はやめる。強制する必要はないと思う」
透析は人間の体にいいものではないし、しんどい。
「人間らしく生きるためには、腎臓移植の方がいいが、ドナーが少ないから最初から諦めている人が多い。(中略)諸外国では移植手術の件数がどんどん増えている。しかし、日本では透析患者ばかり増え、移植の数は10年前とほとんど変わっていない。理由は行政のシステムや法整備の違いとしか言いようがない。外国ではドナーを増やし、移植を推進しているが、日本は『透析でいいじゃないか』で止まり、患者は『死ぬよりいい』と我慢させられている。中には透析の苦しみから逃れるために、海外に行って移植手術を受ける人がかなりいる。これが現実です」
今週の新潮は、この病院の院長にインタビューして、こう語らせている。
「1分1秒でも、どういう形であるにしろ生きながらえるのが善で、1分1秒でも命が短いことは悪だというシンプルなものではないと、私は思います」
苦しみながら生きることは是ではない? という問いに、
「それは患者ご本人が決めないとしょうがないこと。他人様が、苦しんでも生きるのが正義だなんて言うものではないでしょう」
そして、「今回の件で、命についての議論が深まると思います。命の根本に関わるものすごく難しい問題です」と語っている。
この院長は、確たる考えがあって、こうした措置をとっていたことが窺える。
新潮は、透析には血液透析と腹膜透析の2種類があり、血液透析は週3回程度、4~5時間透析器に繋がれ、終えた後は激しい疲労感が残るが、腹膜透析の方は自宅ででき、透析液と専用の機械さえ持っていけば海外旅行もできるし、そこから血液透析に移行することもできるという。
だが日本では血液透析が97%を占める。なぜ、腹膜透析にしないのか?
新潮によれば、透析患者は病院にとって年500万円を確保できる「長期安定財源」だからだそうだ。患者の医療費負担も少なく、国庫からカネを引き出せる病院にとっておいしい話だからだ。そのために患者は死ぬまで長時間ベッドに括りつけられる。
私も糖尿病だから、これから透析を受けることになるかもしれない。苦しいのは嫌だな。
透析をやめることはけしからんと一方的に批判するだけではなく、腎臓移植を増やすにはどうしたらいいのか、当面、腹膜透析を多くするべきではないのか、そういう問題提起をすることもメディアの役割であるはずだ。さらに安楽死の問題について国民的議論が必要な時が来ているとも思う。
文春が報じた大林組の「わいせつ就活」問題だが、今度は元派遣社員の女性が、「私も数年前に派遣社員として働いていましたが、採用の面接官だった上司と入社後に関係を持ち、ずっと悩み続けていた」と告白している。
この男、現在は部長で、将来の役員といわれているというのである。彼女は、社内のハラスメント相談窓口に2度連絡を試みたそうだが、担当者から名前を聞かれ、「いったらどうなるのか?」といったところ、「相手に伝える可能性がある」といわれたので、相談できなかったという。当然だ。
大林というゼネコンも、一人前の企業とはいえないようだ。
フライデーは、防衛大学校では3月17日に卒業式が開かれたが、478人の卒業生のうち1割を超える49人が「任官拒否」したと報じている。湾岸戦争を巡る自衛隊派遣論議があった91年には、94人の任官拒否が出たが、それ以来最多だという。
防衛大学校では月給とボーナスが出る。それなのに自衛隊に行かずに民間企業に行くというのは、少なからず勇気がいる。
フライデーによれば、背景には危険地域へ派遣されるという安倍政権への不安があるというのだが、安倍にとってはショックだろうな。
さて、3・11も過ぎ、東北を除くと、日本には原発事故などなかったかのような空気が蔓延している。
チェルノブイリ原発事故並みの大事故なのに、彼の国の方がより深刻に対処していると思われるほど、この国の為政者も、東電も、多くの民も無責任極まりない。
今ではほとんどの週刊誌も扱わなくなったこの重大問題を、現代が久しぶりに取り上げている。
ただし、扱いは驚くほど小さいが。
自分たちの暮らす町が、どれだけ汚染されているのか知りたい、そいう思いで全国31の市民測定室のネットワークからなる、「みんなのデータサイト」が、14年10月に「東日本土壌ベクレル測定プロジェクト」を始動した。
延べ4000人の市民が無償で、原発事故後に、国が放射線量の測定対象として指定した17都県、3400地点の土壌を採取し、測定、マップ化した。
国は、航空機モリタリングで空間線量を測定し、そこから推定したものを汚染度として発表しているが、これはあくまでも推定値だから精度は高くないという。
数値を見る指標となるのが2800Bq/kgという値だそうだ。チェルノブイリ原発事故の5年後に、汚染のひどい地区で、住民に避難する権利や補償を与える基準が。測定単位に換算するとこの値になるという。
これを超えるところが首都圏にも多くある。栃木県北部、茨城県南部、千葉北西部などがそうだ。
栃木県那須郡那須町豊原乙では今も、20310Bq/kgもある。葛飾区立石6丁目では1660 Bq/kg、世田谷区弦巻、北区豊島5丁目遊び場、新宿区神楽河岸で400~500Bq/kgもある。
こうしたマップはネットにあるのだろうな。こうしたものを見て、日々、二度と原発事故を起こしてはいけない、そう心に刻むのだ。
同じ現代に、13年に滋賀県・湖東記念病院で入院患者の人工呼吸器のチューブを外し、窒息死させたとして逮捕され、自白もあり、懲役12年の判決が下った元看護助手・西山美香さん(39)の事件で、当時、新聞がどう報じたのかを検証している。
彼女は、一貫して無罪を主張していて再審請求が最高裁で認められたのである。
死亡した患者は、慢性の呼吸不全で、入院した当初から意識がなく、自然死した可能性が高いという証拠が見つかったのである。
各紙は、社説などで、捜査のやり方や、自白を強要したことを難じ、西山さんに同情する言説を振りまいたが、現代は、お前たちは彼女が逮捕された当時、警察や検察のいうがままに、彼女が犯人だといい続けたではないかと、新聞の反省のない、ご都合主義の報じ方を、口を極めて難じている。
現代のいうとおり、各紙の「自白をしたのだから犯人に違いない」という書き方は、今更反省しても手遅れというしかない。西山さんに土下座して詫びるべきだろう。
だが、では週刊誌はどうだったのだろう。あまり大きく取り扱わなかったかもしれないが、冤罪の可能性を指摘したところはあったのか。
こうしたメディアを検証する記事をやる場合、自分たちはどうだったのかという視点を入れなければ、説得力のあるものにはならない。
自分たちは小さなマスゴミだから許して下さいよ、では通らない。
自分の手も汚れていたが、それでもなお、新聞の方がひどいといわなければ、読者の心には響かない。いかがだろうか。
今週の1番手は、いつもながらの眞子&圭問題である。今週はそこから踏み込んで、秋篠宮家の内部にまで確執が広がっているというのだ。
週刊誌が皇室バッシングを好きなのは、売れるからである。
かつては美智子皇后が皇太子妃の時代、嫁姑の確執があった、女官たちからいじめを受けたなどと書きたてた。
雅子妃についても心無い報道が溢れ、皇太子がそのことを批判する事態にまでなった。
今度のターゲットは秋篠宮紀子さんのようだ。これまでも紀子さんが秋篠宮家に仕える人間たちに厳しく接していることが報じられたが、長女の眞子さんと小室圭との結婚問題が起きてからは、秋篠宮との夫婦関係や、眞子さん、佳子さんとの母子関係について、あれこれ詮索する報道が多くなっている。
今週の文春は、秋篠宮の誕生日会見の紀子さんの発言を、眞子さんが怒り、「お父さまとは話をしてもいいけれど、お母さまとは話をしたくない」という気持ちになり、母子の間に会話がなくなったと報じている。
記者団から、眞子さんの近況を聞かれ、秋篠宮が「最近はそれほど娘と話す機会がないので、よく分かりませんけれども」と答え、それを引き継いで紀子さんが、昨年暮れから長女の体調が優れないことが多く、大丈夫だろうかと心配していると話した。
母親として当然の言葉だと思うが、秋篠宮家周辺の人間によると、紀子さんは、ここで私も娘と話をしていないので分からないというと、皇后さまから「母親として何をやっているのか」と叱られることを恐れて、話をすり替え、保身に走ったと、眞子さんが思ったからだというのである。
そのために、紀子さんは娘に何かいいたいことがあっても、直接話ができず、人を介して伝えているというのだ。同じように、次女の佳子さんも、姉とは仲がいいが、両親との会話は減っているそうである。
長女が、結婚問題で週刊誌という“世間”から心無い報道をされ、傷ついているのを見て心配しない親はいないはずだと思う。
さらに新潮では、先日、お茶の水女子大付属小学校を卒業し、4月から同じ付属の中学校へ進学する悠仁さんについても、紀子さんがゆくゆくは東大に入れようと計画していると報じている。
何やら悪いことを企んでいるような書き方だが、いいではないか。紀子さんの父親も弟も東大出で、秋篠宮も東京大学総合研究博物館で特招研究員をしているから、東大とは浅からぬ縁がある。
だが、新潮によると、一般入試で東大を受験して、もし失敗したら大きな挫折体験になってしまうから、推薦入試という制度を使って入れようとしているのではないかと匂わせるのである。
それも倍率が低い農学部(教養学部は7.33倍、文学部は3.27倍、農学部は1.67倍)ではないかとまで推測している。
ここで新潮は、悠仁さんの卒業文集を持ち出し、父親と似て植物や昆虫に興味があるから、「水面下ながら東大への、そして農学部への道は舗装されつつあるようだ」(新潮)と、毎度おなじみの牽強付会的結論を導き出す。
一度皇族方は会見でも開いて、これまでの週刊誌報道に対する率直な意見をいってみたらどうだろうか。何もいえないことをいいことに、どこの誰ともわからない関係者たちに、家庭内のプライバシーを吹聴させるのは、いい加減にしたらと思うのは、私だけではないはずだ。
ICUを卒業した次女の佳子さんが、報道陣へ発表した文書で、珍しく、はっきりと姉の眞子さんと圭さんの結婚を応援していること、マスコミ報道のおかしさを率直に述べている。
「姉が結婚に関する儀式を延期していることについてですが、私は、結婚においては当人の気持ちが重要であると考えています。ですので、姉の一個人としての希望がかなう形になってほしいと思っています。
また、姉の件に限らず、以前から私が感じていたことですが、メディア等の情報を受け止める際に、情報の信頼性や情報発信の意図などをよく考えることが大切だと思っています。今回の件を通して、情報があふれる社会においてしっかりと考えることの大切さを改めて感じています」
皇室の若い人は、自分の意見をきちっと持ち、中傷マスコミに対してもしっかりした考えがあるということである。
揣摩臆測で、ないことないことばかりを書き続けると、痛いしっぺ返しを食らうことになるはずだ。
【巻末付録】
現代「竹内由恵-「報道ステーション」キャスターが初グラビアに挑戦」。私の好みでいえば、彼女はいいとは思えない。男性の噂が多いからではない。金曜日だけとはいっても、やはりスポーツ以外の分野では素人。説得力がない。
袋とじは「雑誌グラビア・ヌード史-あの感動をもう一度 野平ゆき、山口いづみ、太地喜和子、麻田奈美、辺見マリ」。これもこんなものかというだけである。
ポストは意外に力が入っている。巻頭には「園都、汗だくの女-週4で通う筋金入りの<サウナー>がビキニで・・・」と、袋とじ「佐々木あき、さよならヘアヌード-支援者426人から763万円を集めた写真集」
後半の袋とじは「たかしょー渾身の全裸一文字メッセージ「さよなら○○○○」。「BJJ(美熟女)スター誕生総選挙-あなたが一番好きな美熟女さんは誰?」
そして「妻の名は塔子-帰ってきた!大ヒットにつき第2弾デジタル写真集発売!」。やはり妻の名は塔子はいいね。
今週は、50円安い平週号ながらポストの圧勝だ。
(一部敬称略/文=元木昌彦)