元SMAPへの圧力にマツコ・デラックスも加担で「はっきり嫌いだと確信」

今週の注目記事・第1位「安倍官邸と蜜月、吉本のドンが狙う血税122億円」(『週刊文春』8/8号)

同・第2位「ジャニーズ幹部の稲垣『舞台つぶし』とマツコ『共演拒否』」(『週刊文春』8/8号)

同・第3位「『半グレ』を利用してきた芸能界に告ぐ-金塊強奪犯に再びインタビュー」(『フライデー』8/16号)

同・第4位「慶應幼稚舎教員お受験『闇指導』」(『週刊文春』8/8号)

同・第5位「山本太郎の母が語る『あの子は気が弱いから断れない』」(『週刊文春』8/8号)

「山本太郎を台風に育てる慄然『衆愚の選択』-衆院選100人擁立ぶち上げた」(『週刊新潮』8/8号)

同・第6位「Nスぺが報じなかった『半グレ』のシノギと凄い暴力」(『週刊現代』8/10・17)

同・第7位「吉本興業が狙う『宮迫だけはクビ』」(『週刊現代』8/10・17)

同・第8位「朝日新聞が社説で勘違い吉本問題/ヤクザと盃事でも横山やすしが懐かしい」(『週刊新潮』8/8号)

同・第9位「京アニ『35人爆殺犯』を死なせてはいけない、緊迫と葛藤の『集中治療室』」(『週刊新潮』8/8号)

同・第10位「『佐々木朗希』の挑戦を後味の悪い幕切れにした『本当の戦犯』」(『週刊新潮』8/8号)

同・第11位「ジワリと増え続ける『スマホ認知症』の恐怖-うつ病発症リスク増大、脳過労」(『週刊新潮』8/8号)

同・第12位「許永中の独占告白『イトマン事件』28年目の真相」(『週刊ポスト』8/16・23)

同・第13位「『N国』がボロ議員を集めまくって、やろうとしていること」(『週刊現代』8/10・17)

同・第14位「独ソ戦 史上最悪の皆殺し」(『週刊現代』8/10・17)

同・第15位「支持率80%の脅威!『愛子天皇』を潰したい『安倍官邸』の皇室戦略」(『週刊新潮』8/8号)

同・第16位「秋篠宮家職員が次々に辞めている」(『週刊文春』8/8号)

同・第17位「田原総一朗(85)が突撃レポート! 『死ぬまで生セックス』の現場」(『週刊ポスト』8/16・23)

【巻末付録】現代とポストのSEXYグラビアの勝者はどっちだ!

 今週は現代とポストが合併号。現代はこの号には「夏の合併号」と入れてきた。

 現代とポストは、消費税が10%になったら、いくら値上げするのだろう。2%アップだから10円値上げか? この端数が部数に大きく響いてくる。

 私が編集長のとき、消費税もあって300円にしたことがあった。この値段設定はうまくいって部数には全く影響なかったが、その後、320円だったと思ったが、端数が出ると途端に影響が出た。

 日刊ゲンダイという夕刊誌があるが、一番売れたのは100円になるまでだった。110円、120円となるにつれて部数は落ちていった。

 今はSUICAなどがあるから、どうなるか分からないが、10円20円を出すのが面倒くさいのだ。

 現代、ポストは、次の値段がいくらになるかで、生き残れるかどうかが決まるはずだ。だいたい今の500円が、内容に比して高すぎる。

 さて、ポストの田原総一朗の突撃レポートからいこう。このオジサン、85だっていうのに、セックスの現場へ突っ込んで行っている。

 田原が、性に奔放な老人が激増したら世の中が変わるといっているが、もはやその時代に突入していると思うのだが。

 シニア専用デリヘル嬢たちにもインタビューしている。在籍しているのは20代から60に近い人もいるそうだ。

 お客に、「こういう時に生きてるって感じる」と声をかけられたり、地方や外国から来て、一日貸し切りにするお客もいるという。

 中でも興味が湧いたのが「アダルトVR」というのがあるそうだ。双眼鏡を複雑にしたような器具を付けて見るそうだが、リアルな女性がさまざまな形でセックスを仕掛けてくるそうだ。

 これは一度行ってみなければ。

 皇室関係の話題を2つ。文春は毎度おなじみの秋篠宮紀子さんが、宮務官たちに厳しく当たるため、次々に辞めたり、宮内庁職員が異動を打診されたら、「秋篠宮家に行くくらいなら、宮内庁を辞めます」といって“難を逃れた”というお話。

 新潮は、愛子天皇を支持する国民が80%もいるのに、安倍首相は、「女系天皇はおろか女性天皇も認めるわけにはいかない」という頑なな態度を取り続けていると報じている。

 その安倍の意志は、7月27日付けの読売新聞の朝刊一面に載った、「皇位継承順位 維持へ 政府 秋にも議論着手」と報じたことでもわかるという。

 まあ、安倍首相が辞めれば、流れも変わると思う。

 さて、今年も8月15日が来る。私も73回目の敗戦記念日を迎えることになる。

 テレビや新聞は、少なくなったとはいえいくつか戦争特集をやるが、週刊誌ではほとんどお目にかからなくなった。

 今週は珍しく、現代、ポストがそれらしいのをやっている。だが、取り上げ方は真逆といっていい。

 ポストのほうは「令和の世に語り継ぎたい誇り高き『8人の日本軍人』」。小型機で敵の最新鋭機と闘って敵をさんざんに打ち負かし、敵方からも天晴れと褒めそやされた軍人がいたという話だが、何で今さらという感を禁じ得ない。

 講談社の子会社で出した『はじめてのはたらくくるま』という子供向けの絵本に、自衛隊の戦車などが入っていたことが問題になり、増刷をしないという「おわび」を出さざるを得なくなった。そんな今の時代に、錯誤的な企画だと、私は思うのだが。

 現代は、何と第二次世界大戦の時、ソ連側は戦闘員と民間人合わせて2700万人が失われ、対するドイツも戦闘員と民間人合わせて800万人以上が失われたといわれる、独ソ戦の悲惨な実態を特集している。

 これについては、日本ではあまり語られてこなかったが、7月に刊行された『独ソ戦 絶滅戦争の惨禍』(大木毅著・岩波書店)がベストセラーになっているという。

 戦争の悲惨さ、原爆の悲惨さと愚かさ、言論の自由のない国のおかしさは、何度でも繰り返してやるべきだ。

 人間は大切なものでも忘れてしまう生き物である。また記憶は美化される。悲惨なことを忘れ、戦争中の日本人も幸福な生活を送っていたなどということをいいふらす輩もいる。

 津田大介が企画した「表現の不自由展・その後」が、批判が殺到して中止に追い込まれた。

 河村たかしというモノのわからない市長が、「表現の不自由展・その後」を視察して、慰安婦問題を象徴する少女像が展示されていることを憤り、展示を中止するよう大村秀章愛知県知事に申し出たりしたことから、電話やSNSで、ガソリンをまいてやるなどの批判、脅迫が殺到したそうだ。

 中止したことに対しても、津田への批判の渦が大きくなっている。これこそ今の日本に「言論の自由が失われている」ことを示す格好の「展示会」ではないか。

 津田の覚悟のなさを責めるのはやめよう。こうなることを含めてすべてが、「言論の不自由」を示すパフォーマンスだったと思えばいい。

 この国の言論・表現の自由なんて、こんなものだ。右も左も、面と向かわないで、一方的に相手を非難するだけで事足れりとするだけだ。

 元々言論の自由に真剣に向き合ってこなかったこの国に、SNSなどが広まったことで、言論の自由がさらにやせ細ったのである。

 私が昔からいっているように、この国にあるのは「いいっ放しの自由」だけなのだ。津田のやったことは、それを実証してみせた。それだけでもやった甲斐はあった、そう思う。

 N国という訳の分からない政党が、ボロ議員ばかりを集めているのは、安倍首相の改憲のための補完勢力になるためではないかと、現代が報じている。

 党首の立花孝志は、こう主張しているという。

「自民党がNHKのスクランブル化に賛成するのであれば、改憲に賛成する」

 私は、今のNHKに対しては不満がある。一人でもNHKと対峙してくれる政治家がいるのは面白いと思っていたが、どうやらそうではなく、それは入り口で、あわよくば自民党入りして、NHK会長に頭を下げさせたいだけの人間かもしれない。

 山本太郎のほうがなんぼかましだ。

 ポストは許永中のインタビューをやっている。イトマン事件28年目の真実とあるから、何か喋っているのかと慌てて読んだが、何のことはない。自分の在日朝鮮人として生きてきた昔を回顧している部分が大半である。

 事件についてはこういうだけだ。

「イトマン事件と石橋産業事件については、言いたいことは山ほどあります。まぎれもなく無罪だったと今でも確信している。ただ、それを今さら言ったところで、私の時間は帰ってこない」

 おいおい、そいう話じゃないだろうが。

 近いうちに自分の半生を書いた本が出るそうだ。このインタビューの内容では、きっと自己弁護、自分にとって都合のいい話ばかりを書いたものになると思う。

 スマホ認知症が増えているという。岐阜で「物忘れ外来」を開設している、おくむらメモリークリニックの奥村歩院長が新潮で、「ここ5年くらいで働き盛りの若い世代が目立って多くなってきた」といっている。

 IT先進国の韓国でも、デジタル機器に頼り過ぎた若者に、脳損傷者や精神疾患患者と同じような認知能力の低下がみられると指摘されているという。

 日本医師会と日本小児科医会が17年2月に発表したポスターには、「スマホを使うほど、学力が下がります」と書いてあるそうだ。

 たしかに、東北大学の川島隆太教授と仙台市教育委員会が7万人規模でおこなった調査でも、「スマホを長時間使う子供たちは、脳の発達に悪影響が生じていることが想定できる」(川島教授)そうである。

 要は、大量に情報が入って来ると、脳の前頭前野が処理ができなくなるというのだ。

 そうならないためには、何もしない無為な時間を脳に与えないといけないという。いいのは、「芸術、スポーツ、大自然」で、最近では、宿泊施設で、デジタル機器を預かって使わせずに休暇を過ごす、「デジタルデトックス」というのができているそうだ。

 私も週に1日は、スマホやiPad、PCを見ないで過ごす日をつくろうか。私の場合は、スマホ認知ではなく年齢からくる認知症だが。

 先週も触れたが、大船渡の佐々木朗希投手を、決勝戦で登板させなかった監督への賛否が喧しい。

 新潮で、甲子園の怪物といわれた江川卓が、「僕が佐々木投手の立場だったら“投げたい”と言ったでしょう」といっているが、「ただ、40年も経って時代は変わった。アメリカの練習方法、考え方も入ってきた。その意図は尊重すべきです。これは本当に悩ましい問題なんです」とも語っている。

 佐々木は試合後、「投げたかった」とひと言いった。監督は新潮によると、「“壊しては一大事だから早く自分の手を離れてほしい”とこぼすこともあった」と、野球部の関係者が話しているが、それが正直な気持ちだったのではないか。

 今年も猛暑の下で甲子園大会が行われる。早く1試合100球という球数制限をしないと、故障者が必ず出る。すぐには出ないかもしれないが、プロに入ってから故障する。

 今回の騒動を奇貨として、朝日新聞を始めとする大会関係者は速やかに動くべきだ。

 京都アニメーションを襲って火を放ち、35人もの人を死に至らしめた青葉真司(41)容疑者の「動機」が、少しずつ判明してきたようだ。

 新潮によれば、青葉は犯行前に、宇治市を歩き回っていたという。宇治橋西詰交差点、JR宇治駅、宇治橋通り商店街の西端などだが、これらはいずれも京アニが制作した人気アニメ『響け! ユーフォニアム』に出てくる「聖地」とされた場所だった。

 中には土地勘が無ければ立ち寄ることが難しい場所もあるので、青葉はアニメのことを熟知していたのではないかといわれているようだ。

 その青葉は、火傷がひどく、皮膚移植などをして、何とか意識は戻ったと報じられているが、詳しい医師は、感染症のリスクがつきまとい、急変して命を落とすこともある状態だという。

 何とか回復させて、動機を白状させ、大罪を裁かなければ、亡くなった人たちも浮かばれない。

 吉本興業事件といってもよさそうだが、騒動は広がり、吉本興業の企業体質の問題に発展している。

 だが、新潮は、社説で吉本批判をする朝日新聞に向けて、「従軍慰安婦誤報」をした朝日が何を偉そうにと、逆切れする始末。

 古手の芸人・西川のりおに加藤浩次批判をさせ、島田紳助は「俺の出番は終わったわ」といい、惜しまれて引退した上岡龍太郎の昔の「芸人ちゅうもんはなんや言うたら、落ちこぼれ人間ですよ。社会のはみ出しもん。アウトロー。いわば暴力団と一緒ですから」という言葉を引用し、山口組の組員と兄弟杯を交わし、暴力、不祥事を重ねても、芸人として愛され、51歳で亡くなった横山やすしを懐かしむ。

 現代は、今回の騒動を利用して、吉本興業は、所属芸人たちのギャラを上げろと要求する動きを見せていると報じている。

 だが、安いから吉本興業のお笑い芸人を使っているのに、高くしたら製作費から足が出てしまうと、テレビ局側は飲まないようだ。

 それに今度の件で、株主である在京5社から、事実確認の申入書が送られたようで、吉本興業の芸人たちが使われなくなる恐れもあるという。

 吉本側は、宮迫だけを切り捨てて、難局を切り抜けようとしているようだが、やはり社長、それに大崎会長が何らかのけじめをつけない限り、テレビ局側も、世論も納得しないだろう。

 ここで一息。

「ふりむくな うしろには夢がない ディープインパクトがいなくなっても すべてのレースは終わるわけじゃない 人生という名の競馬場には 次のレースをまちかまえている百万頭の名もないディープインパクトの群れが 朝焼けの中で追い切りをしている地響きが聞こえてくる」

 1975年、ハイセイコーが引退した時、寺山修司がつくった「さらばハイセイコー」を、ディープインパクトに変えてみた。歴史的な名馬が7月30日早朝、17歳の若さで突然亡くなってしまった。寺山が生きていたらなんと歌うのだろう。

 武豊はディープの走りを「翼を広げて飛ぶがごとく」と評した。その名前のように「強烈な印象」を競馬ファンに残して旅立った。引退レースとなった有馬記念の夜、西船橋の居酒屋で芋焼酎のお湯割りを3杯呑んだ。ディープの単勝で儲けたささやかな祝杯だった。

 さて、7月27日に放送されたNHKスペシャル『半グレ 反社会勢力の実像』が話題だ。

 大阪ミナミを闊歩する「拳月(ケンムン)」と「テポドン」と名乗る半グレの若者が顔を出して、自分は半グレという意識はない、犯罪とは無関係だと主張する。

 あたかも「英雄」であるかのように取り上げているが、「拳月」は、K-1のリングにも上がったことがある元格闘家で、トラブルになった男に重傷を負わせるなど、複数の逮捕歴があるそうだ。

 半グレのシノギの中で一番多いのは、振り込め詐欺などの特殊詐欺だそうだ。暴排法にも引っかからず、逮捕され、集団が解散しても、また集まってグループを作る半グレは、警察にとっても厄介な存在のようである。

 そうした人間たちを、持ち上げ、組織拡大の片棒を担いだとすれば、Nスぺに問題ありだろう。

 だが、こうした危険な存在が世間にはあるのだと知らせることも必要だ。Nスぺのスタッフが、どこまでそのことを考えて、このドキュメンタリーを作ったのか、知りたいものである。

 ところで参議院選で話題を呼んだ「れいわ新選組」の山本太郎が引っ張りだこである。選挙中は泡沫候補扱いをしたワイドショーも掌返しである。

 新潮と文春も取り上げている。早ければ年内にあるといわれる解散総選挙だが、共産党や国民民主党もれいわが掲げる「消費税5%への引き下げ」で共闘してもいいといい出していると、新潮が報じている。

 新潮らしく、過去の山本の言動、福島の風評被害を煽るようなブログ、消費税はやめても社会福祉は十分にやるという根拠について疑問を呈してはいるが、山本が衆院選の台風の目になることは認めている。

 文春も同様だが、母親の乃布子について詳しい。父親を亡くし、母親の影響で環境保護活動に関心を持ったこと、脱原発運動を始めて芸能の仕事が激減したため、母親が持っていた3軒のマンションを売却したことを報じている。

 母親に電話インタビューして、13年に当時19歳の女性と結婚し、3カ月で離婚したことについて、「その後も運が悪いんですよ、太郎は。気が弱いから、言い寄られたら断れない。それで失敗しているんです」と語らせている。

 山本の政策の柱になっているのが、反緊縮を掲げる松尾匡立命館大教授だが、先日話を聞いた。彼の理論と、アメリカのサンダースなどが主張するMMTとの違いなどについてやりとりした。

 彼の主張する「大企業の優遇税制の撤廃、所得税の累進課税」を旗印に、新党をつくって衆院選挙に出馬しないのかと問うと、まんざらでもない返事が返ってきた。もはや政権批判しかしない立憲民主党など置き去りにされてしまうはずである。

 ところで「ワイン先生」と呼ばれているそうだ。文春が、7月のある猛暑日に、都内の公園で遊ぶ少女と、笑顔で手を振る初老の男の姿をカメラに収めた。

 この男は、狭き門で有名な「慶應幼稚舎」の教員で、少女と、横にいる母親は、幼稚舎に入りたい受験生と親だという。

 この先生、5年前から受験生への個人レッスンを行っていて、親から手土産と、5万から10万円程度の「お車代」をもらっているそうだ。

 しかも、合格、不合格にかかわらず、50万から100万円を親から受け取るというのである。

 ワインが好きで、ロマネ・コンティやシャトー・ラトゥールが好きだという。そういえば、ずいぶん長い間ラトゥールを飲んでないな(溜息)。

 不合格になった親からのタレこみであろう。カネで子どもを入れようなどと考える親も親だが、そんな親心に付け込んでカネを巻き上げる教師など下衆である。

 文春が携帯に電話をすると、本人はゴルフをやっているという。7月29日は月曜日だが、夏休みなのだろうな。どこのゴルフ場だろう?

 彼は、「受験指導ではなく、子育ての悩みを聞いているレベルです」ととぼけるが、金品は受け取っているのかと聞くと、「休みの日に出てきてくれたから『先生、お菓子持ってきましたよ』ってのはある」とうろたえたようだ。

 幼稚舎広報は、「現在事実関係を確認中」というが、彼だけではなく、こうした「内職」を密かにやっている先生は、他にもいるのではないか。幼稚舎入学にまつわる「不正情報」は何年かで必ず出てくる。

 この際、徹底的に調べて、不届きな連中は一掃するべきだと思う。

 ところで快挙は女性のほうは早かった。AIG全英女子オープンで、日本人として42年ぶりにメジャー大会制覇したのは渋野日向子(20)だ。

 スマイルを絶やさないプレーには、ギャラリーたちからも称賛された。最終日、スコアを落とし優勝に見放されたかと思う場面もあったが、よく盛り返した。

 松山は、このところ勝利からも見放され、メジャー制覇など夢のまた夢になりつつあるが、渋野の活躍で目が覚めるだろうか。

 吉本興業の騒動は、まだまだ先が見えない。フライデーは先週に続いて、宮迫博之と「ギャラ飲み&写真」の金塊強奪犯・野口和樹被告の証言を報じている。

 野口は、宮迫が真っ向から否定していることに対して、こう答えている。

「お互い酔った席のことですからね。私は言った言わないの水掛け論になると思っていましたよ」

 こちらのほうが大人の対応である。野口のような「半グレ」集団は、暴力装置としてはヤクザよりも上だという。「半グレの連中は、芸能界周辺のあらゆるところに入り込んでいますよ。依頼されればライバル会社の足を引っ張るような裏工作をすることもあると聞いています」(ジャーナリスト竹村明)

 だが、半グレの裏にヤクザがいるという構図は変わらないのではないか。ヤクザたちのやり方は巧妙になって来ていて、芸人やタレントたちは、使い勝手のいいコマなのではないのか。

 私はマツコ・デラックスというタレントがどうも好きになれない。細木数子のような風貌もあるが、マツコの持っている力以上に評価され過ぎていると思っている。

 その嫌な感じの根拠が、文春の特集でわかった。

 ジャニーズ事務所が、SMAP解散後、出ていった3人を使わないようにテレビ局に圧力をかけたという問題を、マツコにぶつけている。

 マツコはこういい放つ。

「それはさぁ、公正取引委員会が調べりゃ色々出てきますよ。だってテレビ局は使いたくないんだもん。SMAPだから使われていたわけで、SMAPじゃなくなった三人に魅力を感じますか」

 文春によれば、TOKYO MXの情報番組『5時に夢中!』は、解散後の17年10月24日に、稲垣吾郎を生出演させたそうだ。反響は大きく、MX側は稲垣を準レギュラーで起用しようと考えた。

 だが、この番組の顔であるマツコが「稲垣を出すなら降板する」と申し入れたというのだ。これこそ“圧力”ではないか。マツコはこう弁明する。

「一方的に私が妨害したみたいに書かないでよ。だって、稲垣吾郎が『5時に夢中!』に入って楽しいと思う? いち視聴者として冷静に見れば、旬かどうかわかるでしょう。あの三人は木村拓哉や中居正広とはパワーが違うのよ」

 何でも、マツコはかつてキムタク批判の急先鋒だったという。だが12年以降、事務所に急接近し、「高校時代の同級生でもある木村との共演も果たし」(文春)て、今ではキムタクの自宅へ招かれるほど親しいというのだ。

 事務所側が圧力をかける以上に、やってはいけない見苦しい依怙贔屓ではないか。私が感じていた、なんとなく嫌いというのは、これを読んで、はっきりマツコは嫌いだと確信に変わった。

 さて、今週も話題は吉本興業である。芸人話ではなく、吉本興業と政治の話である。ここに目をつけたのはさすが文春である。この記事に今週の第1位を進呈したい。

 吉本興業の芸人たちの闇営業問題は、この会社の前近代的な体質批判にまで広がっている。

 中でも朝日新聞が熱心で、7月31日の朝刊では、芸人養成所(NSC)の合宿に参加を希望する研修生たちに、「合宿中の負傷、これに基づいた後遺症、あるいは死亡した場合、その原因を問わず吉本興業に対する責任の一切は免除されるものとする」と記された誓約書に署名するよう求めていたことを報じた。

 吉本側は、担当者が代わったために修正前の規約を渡してしまったなどと釈明しているが、これまでの吉本騒動報道を見ている限り、納得する人間はほとんどいないだろう。

 今週の文春は、吉本のドンといわれる大崎洋会長が、政治家や官僚との付き合いを深め、ビジネスの幅を広げていることを報じている。

 財務省出身で民主党の衆院議員だった岸本周平は、吉本の経団連入りを仲介した。三重県知事だった北川正恭の元秘書は、現首相補佐官の衛藤晟一や菅官房長官を紹介。タレント・ヒロミの所属事務所の社長を介して萩生田光一官房副長官をというふうに、着々と政界人脈を築き上げていったという。

 もちろん、大阪の維新の会とは蜜月で、大阪万博では、ダウンタウンがアンバサダーとしてオファーされ、維新の選挙応援に吉本の芸人が行くことも珍しくない。

 そうした中で、3年前には盛山正仁法務副大臣がなんばグランド花月に、今年の7月には山下貴司法務相が吉本新喜劇に登場し、その前の4月には、G20への協力を求めるためと謳って、安倍首相が吉本新喜劇に出演した。6月上旬には、西川きよしが新喜劇のメンバーを連れて官邸を表敬訪問している。

 まさに“政商”といってもいいのではないか。官邸肝入りで2013年に設立された官民ファンド「クールジャパン機構」との122億円にも及ぶ巨額ビジネスにも入り込んだというのである。

 だが、経産省が所管するこの機構は、出資金693億円のうち政府出資金が586億円にもなるが、累積赤字が179億円にもなっていて、「今回の“闇営業問題”を受け、吉本の泉正隆専務は『一連の事業には既に吉本も多額の資金を投じている。今後、百億円(NTTと組んだ教育コンテンツ等を国内外に発信する事業に、機構から最大で百億円の出資が見込まれている=筆者注)が入って来なければ、支払いが滞ってしまう可能性がある』と危機感を口にしていました」(芸能プロ関係者)という。

 大崎ワンマン体制が大風呂敷を広げたはいいが、闇営業問題を始め、多くのほころびが目立つようになってきている。

 発端になった闇営業問題だが、フライデーが報じた宮迫博之と金塊強奪犯の野口和樹被告とのツーショット&ギャラ飲み疑惑を、宮迫は野口とは知らないで写真を撮らされただけだと弁明していた。

 だが野口がフライデーに、写真を撮った後、「一緒に乾杯してシャンパンを飲んだ」と証言したため、宮迫は沈黙してしまう。

 闇営業問題をきっかけに勃発した吉本のお家騒動は、日頃から吉本に不満を抱いていた芸人たちから批判が噴出し、加藤浩次のように、「今の体制が続くなら吉本を辞める」といい出す者も出てきた。

 こうした非主流派と、松本興行といわれるほど大崎と親しい松本人志、吉本とは少し距離を置く明石家さんま、暴力団との付き合いで芸能界を引退した島田紳助までが登場してきて、山口組分裂のような様相を呈してきているのである。(文中敬称略)

【巻末付録】

 ポストからいこう。袋とじ「Honey・Trap-某国大使館職員としてパーティに潜入、機密を奪え」。何だかわからんが、そそる女性であることは間違いない。「大場久美子、ハワイの休日-40年前に発売された伝説写真集が甦る!」

 後半は、袋とじ「キングダム動くヘアヌードの王国-最強セクシーDVDメーカーの美女6人」「あのAV女優は現在-AV黄金時代にもっとも輝いていたトップ女優たち」

袋とじ「週刊ポストが報じた お色気特集の50年」。そして毎度おなじみだが、今週もいいね。「なをん/神戸の女の話・美乃」「エスワンALLSTARSヘアヌードの饗宴-AV界の銀河系最強女子軍団」

 お次は現代。「寺島しのぶ、これが本物の色香-国民的女優が本誌初登場!」。残念ながら寺島はセクシーグラビア的ではない。

「女優という人生/多岐川裕美、俺たちの天使」

 後半は、「新進女優トリプル美乳ヌード-週刊現代しかできない『夢の競艶』渡辺万美、永岡怜子、藤崎里菜」。袋とじ「恥骨の研究-ヴァギナの善し悪しを決める」。これって考えすぎじゃないか。

 やっぱり「なをん」が女性も写真の迫力もピカイチ。ポストの勝ちだ。

ビートたけし、吉本興業事件を週刊誌上で猛批判「会見で大泣きするのは芸人失格」

今週の注目記事・第1位「吉本興業の闇営業/疑惑の原点は『吉本興業と犯罪資金(振り込め詐欺)』」(『フライデー』8/9号)「吉本興業の闇営業/半グレ金塊強奪犯・野口和樹被告、獄中直撃インタビュー」(『フライデー』8/9号)「宮迫も会見で言えなかった松本人志が牛耳る吉本興業の闇」(『週刊文春』8/1号)「『島田紳助』大いに嘆く!宮迫博之、田村亮造反劇へのやるせない悲憤」(『週刊新潮』8/1号)「テレビじゃ言えない吉本興業『ファミリー崩壊』の全内幕 ビートたけし緊急直言! 『吉本社長には“猿まわし”の資格がねェよ』」(『週刊ポスト』8/9号)

同・第2位「ジャニーズ『新しい地図』イジメ<主犯>は嵐の元マネージャーだった」(『週刊文春』8/1号)

同・第3位「元秘書5人に集団告発される『石崎徹』代議士の『カネと女と事件』」(『週刊新潮』8/1号)「東欧美人英語教師の告白『私を15万円で抱こうとした自民党暴力議員』」(『週刊文春』8/1号)

同・第4位「京アニ放火犯を変えた父の自殺と母の勘当」(『週刊文春』8/1号)「京アニ『68人殺傷犯』41歳の『黒い履歴書』」(『週刊新潮』8/1号)

同・第5位「岸田『ポスト安倍』を潰した菅<死んだふり作戦>」(『週刊文春』8/1号)

同・第6位「令和デモクラシーの悪夢/横綱相撲ではなかった安倍総理4選改憲裏シナリオ」(『週刊新潮』8/1号)

同・第7位「テレビが選挙中に山本太郎を報じなかった訳」(『ニューズウイーク日本版』7/30号)

同・第8位「ジム・ロジャーズ 世界から見たニッポン経済の未来」(『週刊現代』8/3号)

同・第9位「大船渡佐々木投手を悩ます32歳監督の<迷采配>」(『週刊文春』8/1号)

同・第10位「広島『緒方監督』の鉄拳制裁は是か非か-怠慢選手に『嵐の掌底』連打!」(『週刊新潮』8/1号)

同・第11位「『京セラ』太陽光発電がイワナ・ヤマメを全滅させた」(『週刊新潮』8/1号)

同・第12位「小川彩佳アナ“秘密の新婚夫”はあの国会議員の息子だった」(『週刊ポスト』8/9号)

同・第13位「『あさイチ』でNHK批判 久米宏に近江アナ<お叱りメール>」(『週刊文春』8/1号)

同・第14位「幼少期から本の虫!レアル久保建英を育てた父の書棚」(『週刊新潮』8/1号)

【巻末付録】現代とポストのSEXYグラビアの勝者はどっちだ!

 さて、新潮のレアル・マドリードに移籍した久保建英の話。父親もサッカーをやっていたが、鳴かず飛ばずだったという。だが、息子・建英には、2歳の頃から年間350日以上、公園でボールを蹴らせたという。それに、何百冊も絵本を買い込み、毎日読み聞かせしたそうだ。サッカーの送迎の時は宮沢賢治のCDを聴かせ、枕元では『三国志』や『水滸伝』のほかに戦国武将伝のあらすじを聞かせたそうだ。

 個として判断するためには「知性」が、チームプレーのためにはコミュニケーション能力がいると考えてのことだという。天才は一夜にしてならずということである。

 7月19日のNHK『あさイチ』に出演した久米宏が、メディアのこれからはどうなるのかと聞かれ、こういった。

「僕ね、NHKは民間放送になるべきだと思うんです。独立した放送機関になるべきです。人事と予算で国家に首根っこを握られている放送局があっちゃいけないんですよ! そういう国は先進国とは言えない」

 久米の持論だが、時期は参院選の最中。なぜNHK久米を出したのか?

 日頃から報道局の政権へのベッタリにおかしいと思っている制作局がやったと見られているようだ。

 よくやった、そのとおりという雰囲気が制作局にはあるという。この程度のことをやるのに、覚悟してやらないといけないというところに、NHKの真の哀しさがあると思う。

 ポストは小川彩佳(34)に強い。櫻井翔と付き合っている時もポストがスクープした。

 今度は、小川の結婚相手を特定したのだ。男性は医療系IT企業で代表取締役医師の肩書を持つ豊田剛一郎(35)だそうである。

 実父は豊田潤太郎(69)だそうで、大蔵大臣官房企画官を経て、新生党から出馬して当選。現在は自由党の京都府第4区総支部長で、医療法人の理事長も務めているという。

 両人とも、結婚生活は順調だと答えている。だが、小川の『news23』の視聴率は4%台と低迷していて、順調ではないようだが。

 太陽光発電は自然に優しいエネルギーというが、京セラが茨城県の山奥に造っている発電所の設置工事現場からは、地元民の怨嗟の声が聞こえてくると新潮が報じている。

 国木原太陽光発電所では、現場の下方を流れている十王川の川底には、異常なほど土砂が溜まっているのが素人目にもわかるという。

 元請け業者は、京セラの子会社、京セラコミュニケーションシステムだが、木を伐採すると土地の保水能力が落ちるため、木を伐る前か並行して、水を溜める調整池をもうける必要があるのに、それを作らなかったから、放流した稚魚のエラに土砂が詰まって窒息してしまったという。

 太陽光発電は、福島第一原発事故の後に急速に進んだため、規制がないに等しいから、業者は高い利益率を求めて、工事費を安く済まそうとする。その結果、全国で同様の被害がでているというのである。

 そうだとしたら、これこそ本末転倒である。

 広島カープの緒方孝市監督(50)が、怠慢プレーをした野間峻祥を試合後に呼び出し、監督室で叱責した上、鉄拳制裁したことが是か非か、論議になっていると新潮が報じている。

 星野仙一の暴力はよく知られていた。野村克也は、「暴力はいけないよ。野蛮だから。プロ野球だよ。話せばわかるじゃん」というが、私は、その選手のことを本当に思って怒り、殴るのはいいと思う。

 一番いけないのは、自分への怒りを他人に向ける身勝手な暴力である。

 ところで163キロを誇る佐々木朗希投手(3年)が、決勝戦に出場せず、大船渡は敗退して、甲子園に出られなかった。

 國保陽平監督は、「どこかが痛いというわけではないが、故障の予防のため私が判断した。練習試合などと大会では負荷が違い、疲労は想像以上。この3年間の中で一番故障する可能性が高いと思った」(朝日新聞7月26日付)と語っている。

 だが佐々木は、「高校野球をやっている以上、試合に出たいのは当然のこと。投げたい気持ちはあった」(同)と答えている。

 文春によれば、この監督は、アメリカの独立リーグを経験している32歳で、これまでも佐々木に対して、「まだ(自身の)球速に耐えられる身体ではない」と登板回数や球数に細心の注意を払ってきたという。

 監督の試合後の口癖は、「今日もケガなく終われて良かった」だそうだ。佐々木を甲子園で見たかったという地元や高校野球ファンにとっては、残念な形で終わってしまったが、この決断は、佐々木にとって必ずいい方向に出ると思う。

 暑さが40度を超える甲子園で何連投もすれば、どんなに肩の強い投手でも疲労がたまり、プロへ行ってから故障する選手が続出する。

 プロ野球のスカウトたちは、監督に感謝しなくてはいけない。私はこの決断を支持する。

 現代が、投資家・ジム・ロジャーズインタビューをやっているが、かなり厳しいことをいっている。

「もし私いま10歳の日本人ならば、自分自身にAK-47ロシアの自動小銃)を購入するか、もしくは、この国を去ることを選ぶ。

 現在の日本経済の惨状を目の当たりにして、私はこの意をますます強くしています。借金は雪だるま式に増え続け、高齢化はとどまることを知らず、政治も問題を先送りするばかりで、打つ手を見いだせない。くわえて、世界に目を向ければ、米中の貿易戦争が激化し、日本も重大な影響を被ることが目に見えています。

 あまりの暗澹たる様相に、昨年の秋には保有していた日本株をすべて手放しました。いまは株であれ、通貨であれ、日本に関連する資産は一切持っていません」

 ジムはこう語りだした。これから日本には景気衰退に拍車をかける3つのことが連続して起こるという。

 1つは、10月の消費税10%への増税、2つ目は東京オリンピックだという。

「確かに、こうした事業に関わる人たちにとってオリンピックは一定の経済的恩恵があるかもしれません。しかし、その効果はあくまで一過性のものです。歴史的に見れば、オリンピックが国家にとって金儲けになった例は見たことがありません。持続的、あるいは中期的な効果はまったくないのです」

 3つ目は、

「世界に目を転じた時、’08年のリーマンショックに続く、『第二の世界金融危機が刻一刻と近づいている』ということです。

 アメリカはいま、10年以上にわたる史上最長の財政的問題を抱えています。’18会計年度のアメリカの財政赤字は、7790億ドル(約84兆円)にのぼり、世界のどこかで経済危機が起これば、一気に破綻しかねない危険性をはらんでいます」

 米中貿易摩擦も深刻度を増してきている。

「すでにご存知の通り、日本は先進国の中で最悪の『借金大国』です。抱えている長期債務残高は、国だけで897兆円にのぼります。約10年前の’08年度末の時点では546兆円だったことを考えれば、恐ろしいペースで増えていることがわかります。そして、ベネズエラやジンバブエなどの例をあげるまでもなく、莫大な債務を抱えた国は、歴史上例外なく無残な終焉を迎えています。(中略)

 結局、借金はさらに膨張し、その返済のための延命措置として増税が度々繰り返されることになります。しかし、絶対的な納税人口が減少していく以上、とても返済しきれないので、今度は年金などの社会保障がすさまじいスピードで取り崩されることになるでしょう。日本人の生活水準はそうして徐々に悪化し、生活苦にあえぐ人々が激増し、いよいよ打つ手はなくなります」

 ジムが日本株を買ったのは、根拠が明確だった。

「日銀も資金供給を増やすという方針を明らかにしていました。政府が印刷機を回すとき、おカネが最初に向かう先が株市場であることは、自明の理です。実際、黒田東彦総裁が率いる日本銀行がジャブジャブと紙幣を刷り、日本株や日本国債をたくさん買ったことで、日本の株価は跳ね上がりました。

 逆に言えば、ここ数年の日本株の活況はあくまでも日本政府が人工的に株価を上げているに過ぎず、実態が伴っていなかった。景気にしても、異次元の金融緩和で円という通貨の価値を切り下げたことで、一部の大手企業がその恩恵を受けるのみでした。一般的な日本人の生活や暮らしが改善したかといえば、答えははっきりNOでしょう。(中略)

 将来のことを考えれば、日本政府がただちにやるべきことは、財政支出を大幅に削減し、同時に減税を進めることです。この2つを断行すれば、状況は劇的に改善したはずです。ところが、安倍首相がやったのはすべてこれとは真逆のことでした。彼が借金に目をつぶっているのは、最終的に借金を返さなくてはならない局面になったときには、自分はすでにこの世にいないからなのでしょう。

 これから20~30年後に歴史を振り返ったとき、安倍首相は、日本の経済に致命傷を与えた人物として、その名を刻んでいるはずです」

 この厳しいジムの指摘に、反論できる日本の経済学者はいないのではないか。10%増税が安倍自民党のクビを絞めることになるようである。

 ところで最近の週刊現代はそうとう恥ずかしい。先週のモノクログラビアページで「正力松太郎 原子力と巨人を作った男」という特集を組んだ。その最後のページで、信じられないミスをしたのである。

 広島東洋カープが悲願の日本一になった1979年、長年野球に貢献してきた正力の「遺影」を掲げる選手もいたとキャプションで書いたが、遺影はなんとカープの熱烈なファンだった作家・梶山季之なのである。梶山はルポライターの生みの親のような人である。

 読売の人間も驚いただろう。読売では神様のように崇められている正力が、髪ふさふさの梶山になるとは。d-マガジンでは、そのページがキャプションを残して真っ黒になっている。

 週三回刊という変則な刊行形態が、こうした大きな間違いを引き起こしたのではないか。

 今週号の68ページに見つけた!

「訂正とお詫び 7月27日号『正力松太郎 原子力と巨人を作った男』の32ページに掲載した写真は『1975年、広島東洋カープがリーグ優勝した際、祝賀会で作家・梶山季之氏の遺影を掲げる選手』の誤りでした。訂正し、お詫びいたします」

 しかし、この詫び方はおかしいのではないか。グラビア特集は正力の話で梶山ではない。正力がプロ野球界に貢献したという流れの中での写真だから、正力の遺影があったのに梶山と間違えたのか、最初から梶山の写真しかなかったのに、正力とキャプションを付けたのか。後者なら、担当編集者は社内を歩けないな。

 朝メシを喰いながらフジの『とくダネ!』とテレ朝の『モーニングショー』(以下『モーニング』)を交互に聞いている。

『モーニング』は玉川徹という局の人間が時々鋭い突っ込みをするという評判だが、7月23日の放送を聞いていて、思わず飯茶碗を落としそうになった。

 新潮がその前の週に報じた石崎徹代議士の暴力問題を取り上げたのだが、羽鳥慎一アナは、我々の取材で、先ほどわかったかのようにいったのである。おいおい、お前のところの取材じゃなくて新潮を読んだんだろ。なぜ、先週取り上げなかったんだ。

 理由はハッキリしている。参議院選中だったから「自民党に忖度」したのだ。選挙期間中は、どの政党も公平に扱わなくてはいけないという倫理規定に縛られているからだが、ニューズウイーク日本版で、山田健太専修大学教授が、こう話している。

「公選法の本則には、選挙報道の『自由を妨げるものではない』と書かれている。『公正を害してはいけない』とあるのは、但し書きのほうだ。わざわざ選挙報道は自由です、と定めているにもかかわらず、なんとなく公正さを担保しましょう、という但し書きのほうがメインになってしまっている」

 公正な報道という主観的なものを、候補者から文句をいわれないために、「数量公平」、つまり、どこの政党も同じ時間にすれば公平だと、易きに付いてしまうからだ。

 そのため山本太郎の「れいわ新撰組」のように、有権者の注目を集め、比例で2人も当選させた党を「泡沫候補」扱いにして報じないということが起きる。

『モーニング』は25日に、山本太郎をスタジオに呼んだが、選挙中にどれほど「れいわ」を取り上げたのだろう。『モーニング』は他局に比べれば、政権批判のようなものをやっている“フリ”をしているかもしれないが、私には同じ穴の狢に見える。

 玉川徹は、ジャニーズ事務所の圧力問題で、「テレ朝が一番忖度しているはずだと思う。誰か証言する人間はいないのか」といったのだろうか。

 石崎徹代議士は参院選中は姿を消していた。だが、同じ新潟で今回選挙に出ていた現職の塚田一郎を、落選させるほどの影響力を発揮したと新潮が報じている。

 塚田は「忖度発言」もあったが、安倍、菅、小泉進次郎が応援に駆け付け、田中角栄いらう連続当選してきている保守王国新潟を守れるかと思われていた。そこに石崎スキャンダルが直撃したのである。4%の僅差で敗れ去った。

 文春は、今回の選挙で、岸田文雄はポスト安倍の候補の座を降り、公明党や国民民主党にまで塩を送った菅官房長官が、一番手に躍り出たと書いている。

 立憲民主党も、枝野が野党共闘に後ろ向きだったため、山岸一生や亀石倫子、増原裕子らを落選させてしまった。

 だが、安倍自民党も、自公で77議席あった改選前の議席を6議席も減らしている。

 その中で、山本太郎率いる「れいわ新選組」が、比例で2議席、得票で政党要件を満たす2%を獲得したのが目立った。

 山本の勝因は、「消費税廃止」「奨学金徳政令」など、わかりやすい政策を掲げたことだろう。枝野のように、安倍政権の悪いところをいくらあげつらっても、有権者の心には届かないのだ。

 それより、安倍首相がいった「民主党政権時代の悪夢」というフレーズのほうが、スーッと有権者の中に入っていくのである。

 文春によると、山本はマルクス経済学者で反緊縮論者の松尾匡立命館大教授に傾倒していたという。

 松尾が書いた『左派・リベラルが勝つための経済政策作戦会議』(青灯社)の中に、「当選を決めるのは経済政策」だと書いている。

 4月の京都府知事選で共産党候補が負けはしたが大善戦した。彼の得票は、20代、30代だけを見ると、当選した候補より勝っていた。

 それは、「時給1500円へ、ブラック・ゼロ京都を」「働く人、中小零細企業、大企業がウィンウィンで税収もアップ」という政策を掲げていたからだと見る。

 また、沖縄知事選で、玉城デニーが圧勝したのも、「経済が拡大することを積極的に訴える政策を掲げ」たからだ。つまり、当選を決めるのは経済政策、特に若者たちには、今よりも経済がよくなることを積極的に訴えることが重要だといっているのである。

 衆議院解散、総選挙は、新潮で政治部記者が、「今年の秋から年末、遅ければ来年の五輪前後が有力視されています」という。野党が善戦するためには、政権批判、アベノミクス批判などではなく、若者や高齢者たちの心に響く明るく具体的な経済政策を提示できるかが、最大のポイントになるはずである。

 35名の死者を出した京アニ事件。文春によれば、犯人と見られる職業不詳の青葉真司(41)は、事件の数日前には京都のネットカフェに滞在し、事件前日には宇治市にある京アニ本社に向かって歩く姿が防犯カメラに映っていた。

 当日は、午前10時ごろ現場近くのスタンドでガソリン40㍑を購入し、京アニの玄関から侵入してガソリンをまいて、火を放った。

 自分も大やけどを負った青葉は、犯行後に、「小説を盗んだからやった。社長を呼べ。俺の作品をパクりやがったんだ!」と叫んだという。

 文春は、青葉の半生をかなり細部に渡って取材している。実父は元市議会議員の運転手や幼稚園バスの運転手などをしていた。幼稚園で働いていた女性と結婚して6人の子どもをもうけた。

 だが、父親は、自分の子供を担当していた幼稚園教諭と不倫関係になり、妻と子どもを捨てて家を出て、再婚する。その2人の間にできた次男が真司だった。

 間もなく2人は離婚し、子どもたちは父親の手で育てられる。埼玉県の地元の小中学校へ通うが、中学時代は「不登校だった」と元クラスメートが語っている。

 94年に県立浦和高校の定時制に入り、在学中に埼玉県庁の非常勤職員として勤務した。その後、コンビニなどに職を変えるが、青葉が21歳の時、生活苦から父親が自殺してしまうのだ。

 その後青葉は、あらゆる人間関係を遮断する生活を送るようになる。06年頃には下着泥棒とみなされて逮捕されるが、執行猶予判決で社会復帰する。だが、12年6月にはコンビニに包丁を持って押し入り、約2万円を奪って逃走するが、逮捕され、懲役3年6ヵ月の実刑判決を受ける。

 栃木県さくら市の刑務所に収監されるが、懲罰房内で大暴れしていたと、元刑務所仲間が話している。刑務官たちからも「危ないヤツ」と“特別扱い”されていたという。

 元仲間によると、一つだけ熱心に青葉が取り組んでいたことがあったそうだ。小説の執筆を消灯前までしていたという。

 16年に出所し、現在の埼玉県内のワンルーム賃貸マンション「レオパレス」に住み始めたが、ここでも、ロックを大音量でかけたり、隣人の部屋に突然来て、いきなり胸ぐらをつかみ、「黙れ、殺すぞ、こっちは失うものは何もないんだ」といい放ったそうだ。

 そのすぐ後、京都に向かい、事件を起こすのである。新潮によると、京都府警捜査1課長が会見で、「(青葉に)精神的な疾患があるとの情報を把握している」と述べたそうだ。

 精神科医の片田珠美は、青葉の言動から、統合失調症の症状が見て取れるという。

「まず、思考奪取。“自分の考えが奪われた、盗まれた”と感じてしまう症状で、そのせいで彼は“小説をパクられた”という被害妄想を抱いたのでしょう」

 精神鑑定が行われて、もし心神喪失だと認められれば、無罪になる可能性もある。

 文春、新潮を読んでも、なぜ、埼玉から京都まで行って、京アニを狙ったのかという動機が見えてこない。小説なら東京にも出版社はいくらでもある。アニメの会社もあるだろう。京アニは、アニメ界では大変有名だとしても、なぜという疑問は消えない。

 京アニの八田英明社長は、京アニは小説を公募し、アニメ化もしているが、「青葉の名前を聞いたことがない。小説を応募してきたことはない」と囲み取材で話している。

 だが、事件が起きた時のテレビ中継で、昨年暮れに京アニが何らかのトラブルを抱えていたとレポーターが話していたのを記憶しているのだが。何とか青葉から「動機」を聞き出してほしいものだ。そうでなければ、無念を抱えて亡くなった多くの人たちは浮かばれない。

 石崎徹の元秘書が新潟県警に被害届を提出。新潮では、さらに5人の元秘書らが、「僕も暴行を受けた」「拳で殴られた」「制汗スプレーを投げつけられた」「戸別訪問で断られると、“なんだよこの家、死んじまえよ”」「はっきり言って、人間のクズ」だと、石崎の秘書虐待を証言している。

 石崎を提訴した元秘書は、1憶2億積まれても示談はしないといっているし、選挙が終わったから、県警も動き出し、石崎を任意で聴取するといわれている。石崎が議員バッチを外すのもそう遠い話ではないのではないか。

 文春では、石崎代議士を教えた東欧出身の美人英語教師が、英語はそっちのけで、「ホテルでセックスしたい」「15万円でどうか?」ということばかりで、「娼婦のように扱われた。許せない」と憤っている。

 こうした品格もなにもない代議士には、早く永田町から去ってほしいものだが、石崎には「NHKから国民を守る党」から来てくれというラブコールがあるという。

 さて、公取委から、SMAPを離れ、独立した3人に対して、テレビ局へ出さないよう圧力をかけたのではないかと注意されたジャニーズ事務所の問題は、どうなっているのだろう。

 文春が、この問題について、NHKはかなり突っ込んだ報道をしていたが、「この期に及んでも“忖度”の姿勢を崩さなかったのが、かねてから“圧力”を受けていたフジテレビとテレビ朝日だった」(文春)というのだ。

「実は編成部から解説やコメントを控えるように通達があり、その後も『ひと番組につき、取り上げるのは一度きり、コメントなし』という条件が課せられたのです」と語るのはフジの情報番組関係者。

 テレビ朝日の看板報道番組、『報道ステーション』は驚くことに、17日以降、一度もこの問題を取り上げていないというのである。テレビ朝日関係者は、「テレビ朝日もフジと同様、公取委の調査の対象だったのです」と話している。

 3人がジャニーズ事務所を退所して元マネージャーの飯島三智が代表を務める「CULEN」に所属した翌日、香取慎吾が16年も司会を務めてきたテレビ朝の『SmaSTATION!!』が、香取にも知らせずに番組終了になった。

 後の会見で、テレ朝の早河洋会長は、番組終了を個人に通知することはないと突き放したいい方をしたそうである。安倍首相にもジャニーズ事務所にも“忖度”するといわれている人間だから、こんなことは朝飯前なのだろう。

 では、どのような形で、ジャニーズ事務所はテレビ局に圧力をかけるのだろう。文春によれば、かつて嵐のチーフマネージャーだったAという男性社員が、その役割を担っているそうだ。

 主にテレビ局との交渉やキャスティングを担当しているそうだが、陰で「ジャニーズの門番」といわれているようだ。

「ある局の幹部は、A氏から元SMAPの三人を取り上げた番組や尺の長さをリストにしたものを提示され、『なぜこうなったのか?』と追及されたこともあったという」(文春)

 ジャニー喜多川が亡くなって、事務所の求心力が落ちていくことは間違いない。それでもまだ、テレビ局が事務所側のいいなりになり、声一つ上げられないようでは、ジャーナリズムの看板を下ろすべきである。

 今週の第1位はやはり吉本興業事件である。フライデーはこの問題追及で部数が1割ほど伸びたそうである。ご同慶の至りだ。

 今週もフライデーは入江慎也や宮迫博之と詐欺グループとの問題を追及している。

 今回は、吉本興業本体が、高齢者からだまし取ったカネだと知って、受け取っていたのではないかという新たな“疑惑”についてだ。

 入江主催のイベントが東京・新木場のライブスペースを貸し切って行われたのは14年の5月30日だったという。多数の一般客が参加して盛り上がったようだが、このイベントには先の特殊詐欺グループが経営するダミー会社が、スポンサーとして参加していたというのである。

 金額も600万円とけた違いに大きかったから、当日は超VIP待遇だったと、詐欺グループの元メンバーが語っている。そのイベントには参加芸人たちのマネージャーとして、吉本の社員も4人ほど来ていたという。

 イベントの運営会社は、600万円のうち、50万円を吉本興業に払ったと証言している。

 フライデーはしつこいぞ。宮迫と一緒に写真を撮った金塊強奪犯で、現在は獄中にいる野口和樹被告に面会に行き、直撃インタビューしているのである。

 野口は開口一番、「自分のプライベートの写真が勝手に載せられたことは腹立たしい気持ちです」と、記者に詰め寄ってきたという。

 宮迫は会見で、この写真は「トイレから出てきたところで無理やり撮影された」と反論している。

 だが、野口は、宮迫とはどのような関係かと聞かれて、「お答えできません」。宮迫と写っていたのは野口さんですね? 「写真に写っていること自体は否定しないです」。宮迫は無理やり撮られたといっているが? 「無理やり自分たちの席に連れて来たとは思っていません。写真だけでなく、一緒に乾杯してシャンパンを飲んだ記憶があります」

 その時の野口さんの格好は? 「半袖を着ていて、入れ墨ははっきり見えていたと思います。写真を撮るときだけ腕にサポーターをつけました」。同席者が宮迫に現ナマを渡していたという目撃証言がありますが? 「それについては話せません」というやり取りが書かれている。

 撮影された正確な日時は7月27日午前1時37分だそうである。

 吉本興業は、公正取引委員会から、口頭だけで契約書を結ばないのはおかしいといわれて、急遽、望む芸人たちとは契約書を結ぶと、態度をコロッと変えた。この会社には、一貫したビジョンなどないことが、これでよくわかる。

 大崎会長が胸を張ってやってきたことが真っ向から否定されたのだから、ここは、岡本社長と一緒に潔く身を引いたらどうか。宮迫と田村亮は、吉本興業を離れて、しばらく謹慎した後、一本立ちすればいいと思うのだが。

 最後にポストのビートたけしインタビューが面白い。長いが紹介しよう。

「こんな話、最初に『カネがもらえるっていうんで行きました。相手の素性は詳しく知らなかった』と頭を下げて、少しの間反省期間を作りゃあ大きな問題にはならなかった。それが、保身のために言い逃れをしてしまった。まずはそれが1番の失敗だよ」 

 たしかにボタンのかけ違いから始まった。だが会見で大泣きしたのは芸人として失格だという。

「一度そんな目で見られてしまった芸人が、見る人を心から笑わせられるかる? 芸人はバカだと思われてもいいし、ワルだと思われたって構わない。だけど、同情されちゃ商売にならない。たとえ闇営業や裏社会とのつながりを世間から許されたいからって、同情だけは買っちゃダメなんだ」

 舌鋒は、吉本興業へ向く。

「芸人っての“猿まわしの猿”なんだよ。猿が人を噛んだからといって猿に謝れというバカはいない。飼ってるヤツが謝るのが道理だ。吉本興業のトップは、そんな“猿”を6000人も飼っているっていうのに、今回の対応には呆れたね」

「この岡本って社長はダウンタウンのマネージャーを長くやってたクセに、その辺をまるでわかってない。それとも、わかっていても自分には置き換えられないのか? どちらにせよ芸能事務所の社長とは思えないほどの“間抜け”さだ。これで普段から偉そうに振る舞っていたとしたら、そりゃ『何言ってやがる』と反感を買っていたのも当然だよ。

 あと、吉本興業からすりゃ若手芸人の待遇について触れられたくなかったのも対応が遅れた原因のひとつだろう。

 オイラが漫才やってたころから、『吉本のギャラ配分はひどい』ってのは有名だったからね。最近じゃぁ事務所とタレントの取り分の比率が9対1だったって話が出てきてるけど、それすら怪しいよな。

 騒動に乗じて、『1円』のギャラの明細をネットに上げた若手芸人もいるんだって? じゃぁ事務所の取り分は9円か(笑い)。まァ、中には『他人からカネを取るレベルの芸じゃない』って若手もいるんだろうけど、それにしたって酷いよな。

 今の相場は知らないけど、オイラが若手でやってた時、『一番ギャラがいい』って言われたのが浅井企画で、事務所4のタレント6って言われてた。オイラがいた太田プロで事務所6のタレント4だったかな。太田プロに引き抜かれるときにオイラは最低保障として月16万円を約束してもらったはずだよ。で、売れ始めてからはガンガン文句を言って、ギャラ配分を五分五分にしてもらったかな。

 時代も違うし、裏付けがあるわけじゃないけど、吉本の待遇が悪いのは間違いない。国と組んでウン十億円というカネが動く事業をしていたりするのにギャラは上がらない。一方で、騒動の収拾に動いたダウンタウンの松本がやってる映画で赤字を垂れ流してもおとがめなし。それは面白くないのもいるだろう」

 吉本興業の根深い病根を抉る。

「さっき言ったように、芸人ってのは『猿まわしの猿』だ。だけど、待遇まで猿扱いじゃたまらない。経営者は猿がいなきゃ食えなくなることを自覚しなきゃ、芸能事務所はおかしくなるよ。

 芸能事務所は芸人ありきの商売だ。宮迫や亮、その他の吉本芸人が言うように、スタッフが高圧的なんだとしたら、それはそもそも了見がおかしいよ。

 問題は色々あるけど、吉本がそんな風になってしまった理由のひとつは『芸人養成学校』じゃないかと思う。若いヤツが学費払って『芸人にしてもらう』という仕組みが何か歯車を狂わせたんじゃないか。

 本来は芸人になる素質も運もない人間が、そこを卒業すりゃ自動的に『芸人』と名乗れちまう。そいつらが大成しようがしまいが、学費として取りっぱぐれのないカネが入ってくるおいしいシステムだから、どんどん生徒を募集する。その結果、6,000人になって過剰な“自称芸人”ができあがるわけだ。そんなヤツラが本当に芸人と呼べるのか。

 岡本社長も『吉本はファミリーだ』なんて気色悪いことを言っていた。そんなバカなことはない、芸能界ってのは弱肉強食の世界だよ。

 誰かが問題を起こして休めば、その分誰かに仕事が回ってくる。『ライバルはいなくなれ』と思ってるのが真っ当な姿なんでさ。

 芸人なんて本来は団体行動に向かない自分勝手なヤツラの集まりだ。キレイゴト言ってるヤツラも、本気で手を差し伸べたりはしないよ。本気で会社と戦おうとするなら芸人が労働組合を作ったっていいはずだけど、そんな話はまるで出ないしね。『自分ファースト』で当たり前なんだよ。

 こういう時にコメントするのは、それをきっかけに露出したヤツラがほとんどだ。(中略)本当に吉本を辞めたら加藤(浩次)は男を上げるよ。『元SMAPの3人のテレビ出演に圧力あったんじゃないか』ってことで、公正取引委員会がジャニーズ事務所を注意したなんて話が出たばっかりだし、吉本を辞めても『スッキリ』をすぐ切られるみたいなことはなさそうだしね。

 でも、結局辞めなきゃ一番カッコ悪い。『視聴率上げたかっただけじゃないの』なんて悪口言われても仕方ないよ。こういうふうにケツまくるときは、中途半端じゃ絶対ダメだ。

 加藤は昔、“狂犬”なんて呼ばれてたんだって? 本当にそうか、ポーズなのか、世間はみんな見てると思うぜ。

 加藤もそうだし、これで宮迫も亮もみんな辞めないとなりゃこんな茶番はない。『反社と付き合ってゴメンナサイ』ってのもポーズだけだったってことだ。

 この一件は処理を間違うと、吉本といえどちょっと危ないぞ。松本が社内に自分主導の新しい部署を作ればいい、なんて言ってるみたいだけど、そんなの大崎会長の下にいるマネージャーを何人か連れてきて、そいつらに任せて終わりだよ。それじゃあ何も変わらないだろうね。

 だけど『ヤクザと反社との付き合いを絶つ』ってのは、芸能界の成り立ちからして難しいもんがあるよな。

 地方の興行なんて、すぐにヤバい筋の人たちが出てくるのが当然だからね。吉本は今後、そういうのをスパッと断ち切れるのかな。

 もうこの際、吉本は『うちはブラック企業なんで“反社”認定してもらえませんか』って開き直ってみりゃいいんじゃないか。そしたらどんなヤバい人たちともお構いなしに付き合えるってことでね。

 そしたらテレビ出られなくなるって? オイラみたいな前科者でもジャンジャン出続けてるんで大丈夫だっての!

 一連の吉本興業批判の中で、一番鋭い。(文中敬称略)

【巻末付録】

 まずは現代から。「女優・のん『東北のみなさん、お元気ですか』-『あまちゃん』から早6年」。彼女のグラビアは後半にもある。ちと違う「のん」が見られる。

「映画女優・睡蓮みどり、エロティック・ヘアヌード-鬼才・園子温が発掘」。袋とじは「アンプレアブルSEX-やってはいけない」

 ポストは、「笹本玲奈『ピーターパンの心を』-日曜劇場で切れ者社員を好演」。残念ながらんヌードではない。

「この夏話題のR-18映画『火口のふたり』濃密性愛シーン先行公開」「やっぱり金髪美女が好き!/<金髪爆弾>炸裂ではじまったブロンド興隆史」「NEXTブレイクグラドル/はるかぜ.-超新星Hカップの現役女子大生」。やっぱり女子大生はいい。「飛鳥凛-透き通る艶めき、再び」。袋とじ「冨手麻妙、私が演じる私-奇才・園子温が重用する演技派女優がフルヌード」

 まあ今週は引き分けだな。

吉本興業 岡本社長は今すぐ辞任すべし! 大崎会長とともに隠蔽を詫びて責任を取れ!!

今週の注目記事・第1位「宮迫博之 半グレ金塊強奪犯と『ギャラ飲み』現場写真」(『フライデー』8/2号)「『吉本・大崎社長』が明かす『闇営業』の核心」(『週刊新潮』7/25号)

同・第2位「ジャニー喜多川 審美眼と『性的虐待』」(『週刊文春』7/25号)「ジャニーズ事務所VS.公取委 なぜ『第一報』はNHKだったのか」(『週刊ポスト』8/2号)

同・第3位「暴行被害の秘書が警察に駆け込んだ『石崎徹代議士』の履歴書」(『週刊新潮』7/25号)

同・第4位「女子高生、球団職員、タレント…DeNA“エース候補”18人不倫」(『週刊文春』7/25号)

同・第5位「山本太郎現象とこぼれ落ちた人々」(『ニューズウイーク日本版』7/23号)

同・第6位「『ボトルで殴打』『蹴り』暴力幹部を広報部長に抜擢したレオパレス」(『週刊文春』7/25号)

同・第7位「『ハンセン病家族訴訟』大誤報の舞台裏」(『週刊新潮』7/25号)

同・第8位「『父草刈正雄』が後ろ盾になる『離婚の乱』」(『週刊新潮』7/25号)

同・第9位「元妻は見た 横綱・輪島『八百長と大麻とヤクザ』」(『週刊文春』7/25号)

同・第10位「『日韓断交』で韓国経済は大崩壊!」(『週刊ポスト』8/2号)

同・第11位「『雅子皇后』に復権をもたらした5つの僥倖」(『週刊新潮』7/25号)

同・第12位「飢餓俳優 実録 菅原文太伝」(『週刊新潮』7/25号)

同・第13位「凶悪『放火事件』の60年史」(『週刊ポスト』8/2号)

【巻末付録】現代とポストのSEXYグラビアの勝者はどっちだ!

 多くの死傷者を出した京都アニメーション放火事件の実行犯・職業不詳の青葉真司容疑者(41)の「動機」はいったい何だったのだろう。

 亡くなった34人の人たちの無念を思うと、胸ふさがる思いがする。ご冥福をお祈りしたい。

 まだ、この事件についての週刊誌報道は、わずかにポストが1ページで触れているだけだが、青葉は、さいたま市内のアパートで暮らしていたらしい。

 隣の住人の証言によると、身長は180cmあり、上の部屋の音と勘違いして、いきなりやってきてドアをドンドン叩いたという。

 勘違いだといいに行くと、「うるせぇ!こっちは余裕ねぇんだ。殺すぞ!」とすごんだそうだ。

 事件現場でも、「死ね!」と叫びながらガソリンをまいたとされる。「パクりやがって」といっていたという話もある。

 相当ひどい火傷をしているようだが、何とか生かして、動機が何だったのかを語らせてほしいものである。

 新潮で始まった「飢餓俳優 実録 菅原文太伝」が面白くなりそうだ。文太は、深作欣二や鈴木則文などの映画監督と多く仕事をしたが、晩年は疎遠になっていたという。

 彼は、「オレは人を信じないというところからスタートしている」と話していた。それは、おやじとおふくろが2~3歳の時に、別れてしまったことが核を作ったのかもしれないと、生前語っていたそうだ。

 高倉健とはまた違う、背中で寂しさを表現できる俳優だった。書き手は松田美智子。松田優作の最初のカミさんである。どんなものになるのか楽しみにしたい。

 同じ新潮が、雅子皇后に「復権」をもたらした5つの僥倖があると特集している。

 要は、念願だった皇室外交ができるようになったこと。国民から愛されているという自信を持ったこと。

 お世話係のトップである西宮幸子女官長が外交官の妻だったこともあり、気が合うこと。美智子皇后が上皇后になって、あのように完璧にやらなければというプレッシャーが取れたことなどがあるというのである。

 そして一番の僥倖は、秋篠宮眞子さんと小室圭との婚約延期問題が出てきて、雅子さんに対する注目度が薄れたことが、彼女の「安静」を取り戻すことに寄与したというのである。

 私は、雅子さんが自信を取り戻したことが、一番大きいと思っている。周囲に期待されていた以上に、皇室外交で重要な役割を果たしたことで、外交官として活躍していた以前のような自分を取り戻すことに成功し、それが精神的にいい方へ出ている。もう大丈夫だと思う。

 さて、日韓関係が日増しに緊張の度を増している。日本側のいい分もわからないではないが、私は、距離的にも歴史的にも近い韓国と揉めるのは、両国にとっていいことではないと思う。

 ポストは、日本政府が7月4日に実施した対韓輸出の新たな方針が、韓国経済を圧迫している、効果大だと報じている。

 半導体やディスプレイの製造に必要な、感光材、ディスプレイ用の樹脂材料を、従来の簡略な手続きを改めて、個別に輸出許可申請を求めて輸出審査を行う方針に切り替えるという内容だという。

 これは、官邸の極秘指示を受けた霞が関が、昨年12月ごろからシミュレーションを繰り返し、どのような措置が最も効果的かを慎重に練り上げたものだというのである。

 これら3つは、韓国の半導体の屋台骨だから、韓国経済はパニックに陥り、日本に歩み寄らざるを得ないと考えたシナリオだった。

 計算通り、文在寅大統領はトランプに日本との仲介を頼んだりと、動きは急だが、果たして安倍官邸が目論んでいるような効果があるのだろうか。

 私には疑問である。韓国は「恨」の国である。恨みは決して忘れない国である。

 いくら困ったからといって、日本に縋りついてくるとは考えにくい。文在寅政権は支持が低いといわれるが、対日本となれば、国民が一つになる国民性である。

 忘れっぽいこの国の民とは決定的に違う。かつての日本のスローガン「欲しがりません勝つまでは」が生きている国である。

 韓国が日本を棄てて、中国、北朝鮮との関係をさらに強化すれば、孤立して困るのは日本であること間違いない。

 ここは大人の心を持って、話し合いで解決すべきである。それができない安倍首相や河野外務大臣ではないはずだと信じたいのだが。

 輪島という横綱がいた。日大相撲部から角界入りして横綱になったのは、いまだに輪島だけである。

 大学出とは思えない言動は、たびたび顰蹙を買ったが、相撲ファンに愛された力士だった。

 彼の妻で、花籠親方の長女だった中島五月が、破天荒だった輪島について語り、ノンフィクション・ライターの武田頼政が、それをまとめて本にした。

 輪島は、十両入りした直後から、「銀座はサービスエリア」と嘯きクラブ通いして朝帰りしていた。

 初入幕の翌年には関脇になり、大関の座をつかもうかという時には、人気ホステスに入れあげ、稽古をする暇もなかったという。

 その後、輪島の妹が経営してきた相撲茶屋の資金繰りが苦しくなり、6億円の借金をつくる。そのため輪島は、某大手消費者金融への担保として、取引してはいけない「親方株」を差し出していたのである。

 広島の有名な暴力団・共政会が貸金の取り立てに来たというが、そちらは何とか話をつけたが、親方株を担保に入れていたということが発覚してしまう。

 だが、6億円の使途を輪島に問い詰めると、八百長にも充てていたという。いわゆるチュウシャといわれるやつだが、稽古もせずに遊び歩いていたため、八百長を頼まざるを得なかったのだろう。

 愉快な言動と土俵上で見せる豪快な相撲は見せかけだったようだ。だが、記録には残らないが、記憶には残る横綱だった。

 新潮では、草刈正雄の娘、紅蘭(くらん・29)が、内縁の夫、ラッパーのRYKEYこと、下田ムトアリッキー容疑者(31)の激しいDVを告白している。

 こっちもすさまじい根腐れぶりである。リッキーは3年前にも紅蘭へのDVで逮捕され、覚せい剤使用も発覚して、1年服役している。

 出所後に子どもが生まれたそうだが、なぜ別れなかったのだろう。紅蘭によると、別れ話を切り出すと、「コイツ(子供)を殺してオレも死ぬ」といい出すので、躊躇してできなかったというが、私には女心がわからない。

 結局また同じことの繰り返しで、再びリッキーは逮捕されてしまう。「出てきても復縁する気はない」というが、父親の草刈もホッとしていることだろう。

 ところで、朝日新聞の7月9日付の朝刊一面トップに載った「ハンセン病家族訴訟 控訴へ」が大誤報だったことが、大きな話題である。

 しかも、安倍首相は、その日の朝、「控訴断念」の方針を表明したから、朝日が安倍の筋からガセネタを掴まされた、ハメられたのではないかという“説”まで流れているそうである。

 朝日は、その日の夕刊に「おわび記事」を出し、10日の朝刊には。栗原健太郎政治部長名で、釈明記事を載せた。

 新潮によれば、同日の毎日は朝刊で「政府内に控訴断念論」と報じ、NHKは9日午前2時1分に「公訴断念へ」と流しているから、安倍首相の考えは控訴断念に傾いていたはずだと報じている。

 ではなぜ、朝日が誤報してしまったのか? 新潮は、朝日の社会部は政府筋から「控訴は難しいのではないか」という証言を得ていたのに、政治部が、「まだ再取材が可能な時間帯だったにもかかわらず、ほとんど何もしなかった」(政府関係者)というのだ。

 その背景には、安倍嫌いの政治部が、参議院選に打撃を与えてやろうと意図したのではないかと見る向きもあるようだが、自ら自分のところの紙価を貶めるようなことをやるとは考えにくい。

 やはり、責任者の思い込み、二重にも三重にも裏を取らなかったという初歩的なミスだったのではないか。

 文春によれば、この記事の“主犯”と目されるのは官邸キャップのTという人間だそうで、03年に産経新聞から移ってきた人間だという。麻生太郎に食い込んでいるといわれているそうだ。

 このTは、過去にも、G20が麻生の地元の福岡開催で最終調整、厚労相に片山さつきになど、麻生情報源によると思われる誤報があったという。

 産經から来て、朝日の官邸キャップにのし上がったのだから、実力はあるのだろうが、記者に必須の、「情報は疑え」という基本ができていなかったようだ。

 同じ文春が、施工不良問題で揺れるレオパレスに、今度は、暴力を振う広報部長がいると報じている。

 高野宏之がその人。社外の弁護士事務所に設置されたコンプライアンス窓口に、高野のセクハラ・パワハラを告発する文書が寄せられたのは16年10月のことだそうだ。

 女性職員は、飲み会で膝や手を触られた挙句、帰る時に、「泊まらせてくれ」と執拗に迫られた。

 男性部下に対しては、「死ね」「辞めろ」「臭い」「ここから飛び降りろ」などの暴言を日常的に吐き、「罵倒されながら臀部を2度殴られた」「革靴の爪先で頸部を蹴られた」などの暴言・暴力行為が詳細に記されていたという。

 そのような内部告発がなされたにもかかわらず、国際事業統括部長は外れたものの、社の中枢部署の経営企画部に異動になっただけで、今度のような施工不良が次々に出る渦中に、広報部長に就任したのである。

 レオパレスは創業者支配が色濃い会社で、それらの人間に取り入っていれば、セクハラ、パワハラをやろうともお咎めなしのようだ。文春の取材に対して山口雅弘法務部長はこういい放ったそうだ。

「厳しい指導の延長。彼は優秀だからこそパワハラをする。優秀じゃない方はしません。セクハラも、腿を触るなどよくある話でしょ。皆さんの上司がやっている程度のことですよ。強姦したわけでもない」

 この会社、芯から根腐れしているようである。

 ニューズウイーク日本版が、山本太郎の「れいわ新選組」を取り上げている。

 私見だが、山本という人間はあまり好きなタイプではない。だが、今回の動きは注目に値すると考えている。

 何しろ、重度障がい者の木村英子と、難病ALS患者のふなごやすひこを候補として引っ張り出したのだから。

 ほかにも、蓮池透や「女性装」として知られる東大教授のやすとみ歩、創価学会員として沖縄辺野古基地建設を反対した野原ヨシマサなど、異色の面々を集めた手腕と努力は、賞賛に値する。

 しかも、比例の1,2位を障がい者の2人にして、山本は3番目に退いたのである。

 寄付も2億5,000万円を集め、街頭演説時に設けられるテントには、寄付する人の列ができたという。

 異端児、ウケ狙い、売名など、山本には、こうした声が浴びせられることがある。それを軽く受け流し、テレビや新聞は取り上げないが、山本の選んだ候補たちは、多くの有権者たちの関心を集め、木村とふなごが当選するという快挙を成し遂げたのである。

 ニューズでノンフィクション・ライターの石戸諭は、山本自身が体現するのは永田町エリートが独占する既得権への挑戦という物語だといい、山本の主張を左派ポピュリズムだと見ている。

「山本は『持たざる私たち』『将来に不安を抱えている私たち』という枠組みを新たに政治に持ち込もうとしている。彼らには既成政党が捉えきれていない、どこにも属せない『こぼれ落ちた人』の代表という意味が付与される」

 石戸は、れいわが比例で当選させることができるのは1議席だろうと見ていた。だが、れいわのうねりは全国に広がり、予想もできなかった2人当選という夢を実現したのである。

 実をいえば、私は、東京選挙区は既成左派の候補の名前を書いたが、比例は「れいわ」と書いた。

 日曜日の東京は、朝雨が残り、昼前には上がった。いわゆる選挙日和であった。昼頃に投票所になっている小学校へ行ったのだが、割合、若い人の姿が目立った。

 これなら投票率も上がる。そうなれば、野党票が伸びるかもしれないと期待したが、何のことはない、投票率は50%を切り、48.53 %という、戦後2番目に低いものだった。

 年金、消費税、憲法改正という、大問題が争点になっていたはずなのに、この関心の低さはどうしたことだろう。

 日本人の危機意識のなさか、もはや政治などに期待するのは諦めたということなのだろうか。

 朝日新聞や毎日新聞は、改憲派が3分の2に届かずという点を強調して、憂さを晴らしているが、書くべきは、投票率の低さに象徴される、日本人の政治的な無関心であると思う。 

 ニューズの石戸が書いているように、野党がやるべきだったのは、無味乾燥な政治的建前をいい立てる枝野立憲民主党のようなやり方ではなく、将来に不安を抱えている若者、中年たちを抱え込むフレーズであり、反安倍闘争をお祭りにしてしまう知恵ではなかったのか。

 安倍政権にうんざりしている有権者たちに、おざなりの政策を語るのではなく、香港のような、若者たちを中心にした「世直し」運動を広げていけば、関心も高まったはずである。

 枝野や玉木のような知恵のない中年男たちには退いてもらって、いっそ山本太郎を立憲民主党の代表にしたらどうだろう。

 山本が嫌なら、彼に代わるリーダーを大至急、衆院選までに見つけることだ。野党統一候補擁立よりも、そっちのほうが喫緊の課題だと思う。

 さて、根腐れしているのがここにもいた。横浜DeNAベイスターズの綾部翔(かける)投手(22)である。16年にドラフト5位で入団し、ラミレス監督期待の有望株だそうだ。

 だが、昨年2月に結婚して、長女が生まれたのに、彼の妻が、綾部の女遊びの酷さに呆れ果て、離婚協議の真っ最中だと、文春に告発したのだ。

 行動がおかしいと思って彼女が、綾部の荷物を調べると、ラブホのレシートや女性とのプリクラが出てきたという。家の寝室にICレコーダーを置いて録音すると、女性を家に連れ込んでSEXしている声まで録れた。

 以前使っていたスマホから、女性たちと性行為をしている大量の動画が見つかった。

 たまりかねて、彼女と母親で書かせた「誓約書」には、18人の女性の名前が並び、中には女子高生もいたというのだ。もはや堪忍袋の緒も切れた。

 文春は、球団に対して事実関係の確認を求め、球団側も会見を開き、綾部が未成年の少女との関係を認め、無期限の謹慎処分にすると発表した。当然だろう。

 文春は、参院選の候補者たちのスキャンダルが止まらないと書いていたが、読んでみると、スキャンダルではなく「お粗末」なだけだった。

 新潮には本物のスキャンダル議員が登場している。その名を石崎徹(35)という。新潟出身で、慶應大学から財務官僚になり、5年で退職して自民党の公募に応じ、2012年の総選挙に出馬、最年少で当選。現在3期目に入る。

 あの悪名高き「魔の3回生」の一人である。20代で結婚したがすぐに別れて、今は独身だそうだ。

 イケメンで、セクハラ、二股は日常茶飯事で、「今は8人だ。1週間じゃ足りない」といっていると元秘書が語っている。

 だが今回は、セクハラに加えて、パワハラがひどいというお話。石崎より少し上の秘書を怒鳴るばかりではなく、車の運転にケチをつけ、肩を何度も殴ったそうである。件の秘書は、日頃の暴言に加えてこの仕打ちに堪忍袋の緒が切れて、病院へ行って診断書をもらい、6月頭に新潟県警に被害届を出したという。

 新潮によれば、今国会で安倍首相が施政方針演説でパワハラ対策を明言して、5月には「パワハラ防止法」が成立したが、この石崎センセイも賛成の起立をしていたという。

 この人、同期の豊田真由子センセイの「このハゲー!!」大騒動を教訓にしていなかったらしい。

 パワハラを行使する時は、秘書が録音していないか確かめてからでないとやってはいけない。だが、これがかなり難しい。一度丸裸にでもしないといけないが、それがパワハラ、女性秘書ならばセクハラになってしまう。

 バカ、死ねは当たり前で、ノイローゼになった秘書が何人もいるそうだ。

 それでも新潮のインタビューに石崎議員は、「これまでだって秘書に暴力など一度も振るったことはありませんよ。バカとか死ねとかの暴言もない」と完全否定している。

 当然、新潮は、この音声をネットに流すだろうから、ウソはすぐばれる。新潟県警は関心をもって被害者とやりとりしているそうだ。

  石崎徹代議士は、新潮発売後に姿を消した。

 ところで、ジャニー喜多川社長の死を伝える報道は、まるで大本営発表のようだった。

 スポーツ紙はしかたないとしても、週刊誌も手放しの礼賛報道ばかりである。特に新聞社系がすごい。「追悼 ジャニーさん『伝説』は『神話』へと」(サンデー毎日・7/28号)「追悼 ジャニーさん、ありがとう」(週刊朝日・7/26号)。週朝は表紙に、ジャニーズ事務所のタレントが表紙になった号をズラッと並べた。

 中でもAERAは、「追悼・ジャニーさん『YOU! やっちゃいなよ』胸に刻んだ」と銘打ち、大特集を組んだ。そんなに偉大な人だったとは知らなかった私は仰天した。

 ここでも何度か書いたように、ジャニーの性的虐待についてなぜ触れないのか、姉のメリー、その娘のジュリーと、ジャニーとの確執も、今後の事務所の行方を占ううえで大事なことであろう。

 さすがに文春だけは、その問題を取り上げている。文春は1999年に、ジャニー喜多川が少年たちを事務所で性的虐待をしているという告発記事を連載した。

 珍しく、事務所は文春を名誉棄損で訴えた。しかし、ジャニー喜多川は法廷で、少年たちが文春に語った内容に対して、

「彼たち(少年たち)はうその証言をしたということを、僕は明確には言い難いです」

 といったのだ。東京高裁はこのジャニーの発言をもとに、「少年たちの証言は真実性がある」と認めたのである。

 今回も、嵐のメンバーと同年代の元ジュニアが、

「成功したヤツはジャニーさんに感謝しているかもしれない……。でも、僕はそんな気持ちになれない。ジュニア時代、僕がジャニーさんの誘いに抵抗したら、ステージの隅っこに追いやられた。(中略)僕のファーストキッスはジャニーさんですからね。ショックでしたし、もうグレるしかないですよ。(中略)十代前半で悟ったというか、大人の世界って本当に汚いんだなって」

 と語っている。こうした陰の部分も含めて、ジャニー喜多川という人間を論じなくてはならないはずなのに、ジャニーズ事務所やAKB48になると、週刊誌はすぐにジャーナリズムの旗をたたんで、まるで熱烈なファンのような礼賛記事を書いて恥じることがない。

 文春はこの記事中で、SMAPを解散後、事務所を出た稲垣吾郎、草彅剛、香取慎吾の3人をテレビに出演させないよう、事務所が圧力をかけていたことを「スクープ」している。

 それを問題視してきた公正取引委員会が、「近く独占禁止法違反容疑で、ジャニーズ事務所に対し、正式な警告があると見られています」と書いているのである。

 今朝(7月18日)の新聞、スポーツ紙は、このことを一斉に報じてはいるが、「3人を出演させないよう圧力をかけた疑いがあることが17日、関係者への取材で分かった」(スポーツニッポン)と書いて恥じない。お前たちは文春の早刷りをみて、慌てて取材したのだろうが。

 事務所側はコメントを発表して、公取委から「調査を受けた」ことは認めた。これまで陰でこそこそ語られてきたジャニーズ事務所の様々な圧力が、事実だったことが公になったのである。テレビ局の責任者たちは、これについてはっきり見解を述べるべきである。

 私は、文春が書くさらに10年前、ジャニー喜多川の性癖について週刊現代で報じて大騒ぎになった。社は、私を婦人雑誌へ急遽異動させることで、事務所側と手打ちをした。その構造は、今も変わっていないはずである。メディアが、いち芸能プロの圧力や嫌がらせに抗することができないで、さらに始末の悪い権力をチェックすることなどできるはずがない。

 図らずも、ジャニー喜多川死亡報道が、そのことを再び明らかにしたといっていいだろう。

 ポストは、NHKが公取委問題をスクープしたと書いているが、時系列でいっても、最初に書いたのは文春である。

 文春が報じなければ、NHKが報じることができただろうか。ジャニーズ事務所から「今年の紅白にはうちのタレントを出さないわよ」とでもいわれたら、社内で大問題になるはずだ。

 今回は、「文春がやってますから」といえば、エクスキューズできると考えたのではないか。私はそう思うのだが。

 さて、今週の第1位は、宮迫博之と田村亮を涙の会見に追い込んだ、フライデーのスクープにあげたい。

 フライデーは今週、宮迫が半グレで前科3犯の野口和樹被告と一緒に写っている写真を掲載した。

 写真は16年7月27日の夜9時過ぎ、高級キャバクラで撮られたそうだ。

 野口が友人たちと北新地の店を訪れた。奥の個室で仲間と飲んでいた宮迫が、野口の友人の一人を知っていたようで、一緒に乾杯をしようとなり、高級シャンパンを飲んだそうだ。

 野口は半袖で、上半身に和彫りの入れ墨をしているから、宮迫には見えていたはずだと、目撃していた店の関係者が話している。

 しばらく談笑した後、宮迫が帰る段になり、同席者の一人が宮迫に謝礼を渡していたというのだ。目撃者は5万~10万円ぐらいではないかといっている。

 こうした芸人やアイドルが一般人と飲み、その謝礼としていくばくかの金銭を受け取ることを「ギャラ飲み」というそうだ。

 その日の少し前に、JR博多駅近くにあるビルの1階で、会社役員らが運搬していた約7億6000万円相当の金塊を、6人組の男たちがアタッシュケースごと強奪する事件が起きていた。

 この事件の主犯格が野口で、彼は17年5月に逮捕されている。

 宮迫や田村亮らは、詐欺集団の忘年会に出たことが報じられた時も、ギャラはもらっていないといい続けた。吉本は、宮迫は報じられているような額ではないがギャラを受け取っていたと公表したが、実際は100万円という高額な謝礼だったことが判明する。

 そしてこの写真である。宮迫が反社と強いつながりがあったことをいい逃れできなくなったため、吉本は宮迫との契約を解消した。だが、形だけの芸人からの聞き取り調査を何回やっても、反社への闇営業やギャラ飲みを、芸人たちが正直に白状するはずはない。

 吉本興業の大崎洋会長のインタビューを新潮が掲載しているが、この御仁、世の常識とは違う常識で生きている人のようだ。

 大崎が社長になった時点で、役員や社内にも「反社のような人たちがいた」(大崎)が、そいつらを命がけで追い出し、近代化をしたと語っている。

 しばらく前に、中田カウスと暴力団との関係が取り沙汰されたが、大崎は、「07年当時、吉本はカウスさん本人を含め関係者の聴取を行って問題はないと判断しました」といっている。だが、私には疑問だ。それに、その後も島田紳助と暴力団員との親しい関係も明るみに出ているではないか。

 大崎は、僕が社長になってからはコンプライアンスを強化してきたというが、「しかし、『直の営業』については、基本的に、自由にさせてきた」という。だが、この直営業が今回のように、詐欺集団や暴力団に付け込まれる“スキ”になっているのだ。

 直営業に走るのは、吉本9対芸人1ともいわれるギャラの配分や、賃金の安さにあるのに大崎は、「『最低賃金を保障しては』という議論があります。しかし、全員に払っていたら会社が潰れてしまう」と抗弁するのだ。

 いちお笑いプロが、6000人もの芸人を抱える構造そのものに無理があるのだが、そうは思わないらしい。さらに、吉本が持っている劇場が日本に17あり、NSC(吉本総合芸能学院)を出たらすぐに舞台に立つことができ、「プロの舞台に立ったのなら、たとえ1円でも250円でも払うというのが会社の考え方です」という。きょうび250円もらって喜ぶ子どもはいないぞ。

 芸人をタレントとは考えずに消耗品と考えているようだ。「よその事務所へ行くなりしてもいい。でも誰も辞めません」と豪語するが、外で通用するような芸人がほとんどいない証左ではないのか。

 フライデーが発売された翌日、宮迫と田村が会見した。焦心した2人の口から、ギャラをもらっていたのに、ないことにしたことへの詫びと、その間の心の葛藤を、涙を流しながら語った。

 一度は、シラを切り続けようとしたが、亮が「辞めてもいいから会見させてほしい」と岡田に直訴した。

 だが、岡本社長は、宮迫、亮ら5人を部屋に残し、こういったというのである。

「おまえらテープ回してないやろな」と一喝した後、「亮ええよ。お前が辞めて1人で会見してもいいわ。やってもいいけど、全員連帯責任でクビにするから。それでもいいならやれ。俺にはお前ら全員をクビにする力がある」。そう圧力をかけたというのだ。

 何のことはない。吉本という組織がヤクザなのである。大崎会長のいうように、反社の連中と関係のある奴らは、まだまだ残っていると思わざるを得ない。

 この会見を聞いた松本人志は、すぐに岡本と会い、「会見しろ」「大事な芸人を辞めさせてどうするのか」と問い詰めたそうだ。

 明石家さんまも、自分の個人事務所で2人を引き取るといっている。

 岡本社長は、2人と話し合いを持つといい出している。だが待ってくれ。哀れな芸人たちを、先輩や同僚が庇い、会社側もそれを引き受けてめでたしめでたしにする気ではないのか。

 ジャニーズ事務所のテレビ局への圧力問題も、テレビ側から「実はこういうことがあった」と告発する動きは、今のところ見えない。

 吉本の芸人たちと反社との関わりも、このままでは、うやむやにされてしまいかねない。

 スキャンダルを美談に変える。よく芸能界がやる手である。吉本側は、隠蔽していたことを詫び、責任を取って会長、社長は辞任するべきである。

 2人の給与を50%カットするぐらいで済むことではない。

 宮迫、田村亮らは、謹慎1年とし、明けてもしばらくは舞台を中心にして、当分の間テレビには出ない。そのぐらいのけじめをつけなければいけないはずだ。

 吉本は、反社と付き合ったら即解雇。闇営業やギャラ飲みは一切ダメ。その代わり、健康で人間らしい生活ができる程度のカネは保障するとした「契約書」を芸人たちと結ぶ。

 それで吉本が潰れても、それは仕方ないだろう。そうしなければ、同じようなことがまた起こる。

 吉本の芸人たちは、「俺たちの生活を保障しろ」「一舞台5000円よこせ」と書いたプラカードを持ってデモをすればいいと思う。(文中敬称略)

【巻末付録】

 現代からいこう。「全裸海岸2019夏-カメラが捉えたセレブたちの無防備な一瞬 ブレオナ・チェレティ、マーゴット・ロビー、ララ・ビングル」

「小田飛鳥、9頭身ヘアヌード-身長170cm、Iカップの衝撃」。袋とじは「邪悪なSEX2~女たちの告白~-怖いくらいに感じてしまう」。この中では小田飛鳥がいい。

 ポスト。「奈月セナ、ジャングルの女王セナパイ-新時代のグラビアクイーン」「<最高巨乳会議>B20サミット開幕-巨乳リーダー20人が一挙集結 みねりお、ほしのうめ、西田麻衣、夏来唯、宮里ゆりは、叶夢」

 袋とじは「<妄想グラビア>ヘアヌード会社案内-SOD女子社員オールスターズ」。よくある設定だが、オフィスで全裸というのは、一度実物を見てみたいものだが。

「関根優那、オトナの階段-次世代スターが意外なナイスバディを温泉で」「清水あいり、H!-男を惑わす人気グラドルのど迫力バストを接写」「畑中葉子/還暦ヌード-後ろから前からもう一度!」

 今週は、両誌ともに頑張っているが、決め手なし。よって引き分け。

吉本興業 岡本社長は今すぐ辞任すべし! 大崎会長とともに隠蔽を詫びて責任を取れ!!

今週の注目記事・第1位「宮迫博之 半グレ金塊強奪犯と『ギャラ飲み』現場写真」(『フライデー』8/2号)「『吉本・大崎社長』が明かす『闇営業』の核心」(『週刊新潮』7/25号)

同・第2位「ジャニー喜多川 審美眼と『性的虐待』」(『週刊文春』7/25号)「ジャニーズ事務所VS.公取委 なぜ『第一報』はNHKだったのか」(『週刊ポスト』8/2号)

同・第3位「暴行被害の秘書が警察に駆け込んだ『石崎徹代議士』の履歴書」(『週刊新潮』7/25号)

同・第4位「女子高生、球団職員、タレント…DeNA“エース候補”18人不倫」(『週刊文春』7/25号)

同・第5位「山本太郎現象とこぼれ落ちた人々」(『ニューズウイーク日本版』7/23号)

同・第6位「『ボトルで殴打』『蹴り』暴力幹部を広報部長に抜擢したレオパレス」(『週刊文春』7/25号)

同・第7位「『ハンセン病家族訴訟』大誤報の舞台裏」(『週刊新潮』7/25号)

同・第8位「『父草刈正雄』が後ろ盾になる『離婚の乱』」(『週刊新潮』7/25号)

同・第9位「元妻は見た 横綱・輪島『八百長と大麻とヤクザ』」(『週刊文春』7/25号)

同・第10位「『日韓断交』で韓国経済は大崩壊!」(『週刊ポスト』8/2号)

同・第11位「『雅子皇后』に復権をもたらした5つの僥倖」(『週刊新潮』7/25号)

同・第12位「飢餓俳優 実録 菅原文太伝」(『週刊新潮』7/25号)

同・第13位「凶悪『放火事件』の60年史」(『週刊ポスト』8/2号)

【巻末付録】現代とポストのSEXYグラビアの勝者はどっちだ!

 多くの死傷者を出した京都アニメーション放火事件の実行犯・職業不詳の青葉真司容疑者(41)の「動機」はいったい何だったのだろう。

 亡くなった34人の人たちの無念を思うと、胸ふさがる思いがする。ご冥福をお祈りしたい。

 まだ、この事件についての週刊誌報道は、わずかにポストが1ページで触れているだけだが、青葉は、さいたま市内のアパートで暮らしていたらしい。

 隣の住人の証言によると、身長は180cmあり、上の部屋の音と勘違いして、いきなりやってきてドアをドンドン叩いたという。

 勘違いだといいに行くと、「うるせぇ!こっちは余裕ねぇんだ。殺すぞ!」とすごんだそうだ。

 事件現場でも、「死ね!」と叫びながらガソリンをまいたとされる。「パクりやがって」といっていたという話もある。

 相当ひどい火傷をしているようだが、何とか生かして、動機が何だったのかを語らせてほしいものである。

 新潮で始まった「飢餓俳優 実録 菅原文太伝」が面白くなりそうだ。文太は、深作欣二や鈴木則文などの映画監督と多く仕事をしたが、晩年は疎遠になっていたという。

 彼は、「オレは人を信じないというところからスタートしている」と話していた。それは、おやじとおふくろが2~3歳の時に、別れてしまったことが核を作ったのかもしれないと、生前語っていたそうだ。

 高倉健とはまた違う、背中で寂しさを表現できる俳優だった。書き手は松田美智子。松田優作の最初のカミさんである。どんなものになるのか楽しみにしたい。

 同じ新潮が、雅子皇后に「復権」をもたらした5つの僥倖があると特集している。

 要は、念願だった皇室外交ができるようになったこと。国民から愛されているという自信を持ったこと。

 お世話係のトップである西宮幸子女官長が外交官の妻だったこともあり、気が合うこと。美智子皇后が上皇后になって、あのように完璧にやらなければというプレッシャーが取れたことなどがあるというのである。

 そして一番の僥倖は、秋篠宮眞子さんと小室圭との婚約延期問題が出てきて、雅子さんに対する注目度が薄れたことが、彼女の「安静」を取り戻すことに寄与したというのである。

 私は、雅子さんが自信を取り戻したことが、一番大きいと思っている。周囲に期待されていた以上に、皇室外交で重要な役割を果たしたことで、外交官として活躍していた以前のような自分を取り戻すことに成功し、それが精神的にいい方へ出ている。もう大丈夫だと思う。

 さて、日韓関係が日増しに緊張の度を増している。日本側のいい分もわからないではないが、私は、距離的にも歴史的にも近い韓国と揉めるのは、両国にとっていいことではないと思う。

 ポストは、日本政府が7月4日に実施した対韓輸出の新たな方針が、韓国経済を圧迫している、効果大だと報じている。

 半導体やディスプレイの製造に必要な、感光材、ディスプレイ用の樹脂材料を、従来の簡略な手続きを改めて、個別に輸出許可申請を求めて輸出審査を行う方針に切り替えるという内容だという。

 これは、官邸の極秘指示を受けた霞が関が、昨年12月ごろからシミュレーションを繰り返し、どのような措置が最も効果的かを慎重に練り上げたものだというのである。

 これら3つは、韓国の半導体の屋台骨だから、韓国経済はパニックに陥り、日本に歩み寄らざるを得ないと考えたシナリオだった。

 計算通り、文在寅大統領はトランプに日本との仲介を頼んだりと、動きは急だが、果たして安倍官邸が目論んでいるような効果があるのだろうか。

 私には疑問である。韓国は「恨」の国である。恨みは決して忘れない国である。

 いくら困ったからといって、日本に縋りついてくるとは考えにくい。文在寅政権は支持が低いといわれるが、対日本となれば、国民が一つになる国民性である。

 忘れっぽいこの国の民とは決定的に違う。かつての日本のスローガン「欲しがりません勝つまでは」が生きている国である。

 韓国が日本を棄てて、中国、北朝鮮との関係をさらに強化すれば、孤立して困るのは日本であること間違いない。

 ここは大人の心を持って、話し合いで解決すべきである。それができない安倍首相や河野外務大臣ではないはずだと信じたいのだが。

 輪島という横綱がいた。日大相撲部から角界入りして横綱になったのは、いまだに輪島だけである。

 大学出とは思えない言動は、たびたび顰蹙を買ったが、相撲ファンに愛された力士だった。

 彼の妻で、花籠親方の長女だった中島五月が、破天荒だった輪島について語り、ノンフィクション・ライターの武田頼政が、それをまとめて本にした。

 輪島は、十両入りした直後から、「銀座はサービスエリア」と嘯きクラブ通いして朝帰りしていた。

 初入幕の翌年には関脇になり、大関の座をつかもうかという時には、人気ホステスに入れあげ、稽古をする暇もなかったという。

 その後、輪島の妹が経営してきた相撲茶屋の資金繰りが苦しくなり、6億円の借金をつくる。そのため輪島は、某大手消費者金融への担保として、取引してはいけない「親方株」を差し出していたのである。

 広島の有名な暴力団・共政会が貸金の取り立てに来たというが、そちらは何とか話をつけたが、親方株を担保に入れていたということが発覚してしまう。

 だが、6億円の使途を輪島に問い詰めると、八百長にも充てていたという。いわゆるチュウシャといわれるやつだが、稽古もせずに遊び歩いていたため、八百長を頼まざるを得なかったのだろう。

 愉快な言動と土俵上で見せる豪快な相撲は見せかけだったようだ。だが、記録には残らないが、記憶には残る横綱だった。

 新潮では、草刈正雄の娘、紅蘭(くらん・29)が、内縁の夫、ラッパーのRYKEYこと、下田ムトアリッキー容疑者(31)の激しいDVを告白している。

 こっちもすさまじい根腐れぶりである。リッキーは3年前にも紅蘭へのDVで逮捕され、覚せい剤使用も発覚して、1年服役している。

 出所後に子どもが生まれたそうだが、なぜ別れなかったのだろう。紅蘭によると、別れ話を切り出すと、「コイツ(子供)を殺してオレも死ぬ」といい出すので、躊躇してできなかったというが、私には女心がわからない。

 結局また同じことの繰り返しで、再びリッキーは逮捕されてしまう。「出てきても復縁する気はない」というが、父親の草刈もホッとしていることだろう。

 ところで、朝日新聞の7月9日付の朝刊一面トップに載った「ハンセン病家族訴訟 控訴へ」が大誤報だったことが、大きな話題である。

 しかも、安倍首相は、その日の朝、「控訴断念」の方針を表明したから、朝日が安倍の筋からガセネタを掴まされた、ハメられたのではないかという“説”まで流れているそうである。

 朝日は、その日の夕刊に「おわび記事」を出し、10日の朝刊には。栗原健太郎政治部長名で、釈明記事を載せた。

 新潮によれば、同日の毎日は朝刊で「政府内に控訴断念論」と報じ、NHKは9日午前2時1分に「公訴断念へ」と流しているから、安倍首相の考えは控訴断念に傾いていたはずだと報じている。

 ではなぜ、朝日が誤報してしまったのか? 新潮は、朝日の社会部は政府筋から「控訴は難しいのではないか」という証言を得ていたのに、政治部が、「まだ再取材が可能な時間帯だったにもかかわらず、ほとんど何もしなかった」(政府関係者)というのだ。

 その背景には、安倍嫌いの政治部が、参議院選に打撃を与えてやろうと意図したのではないかと見る向きもあるようだが、自ら自分のところの紙価を貶めるようなことをやるとは考えにくい。

 やはり、責任者の思い込み、二重にも三重にも裏を取らなかったという初歩的なミスだったのではないか。

 文春によれば、この記事の“主犯”と目されるのは官邸キャップのTという人間だそうで、03年に産経新聞から移ってきた人間だという。麻生太郎に食い込んでいるといわれているそうだ。

 このTは、過去にも、G20が麻生の地元の福岡開催で最終調整、厚労相に片山さつきになど、麻生情報源によると思われる誤報があったという。

 産經から来て、朝日の官邸キャップにのし上がったのだから、実力はあるのだろうが、記者に必須の、「情報は疑え」という基本ができていなかったようだ。

 同じ文春が、施工不良問題で揺れるレオパレスに、今度は、暴力を振う広報部長がいると報じている。

 高野宏之がその人。社外の弁護士事務所に設置されたコンプライアンス窓口に、高野のセクハラ・パワハラを告発する文書が寄せられたのは16年10月のことだそうだ。

 女性職員は、飲み会で膝や手を触られた挙句、帰る時に、「泊まらせてくれ」と執拗に迫られた。

 男性部下に対しては、「死ね」「辞めろ」「臭い」「ここから飛び降りろ」などの暴言を日常的に吐き、「罵倒されながら臀部を2度殴られた」「革靴の爪先で頸部を蹴られた」などの暴言・暴力行為が詳細に記されていたという。

 そのような内部告発がなされたにもかかわらず、国際事業統括部長は外れたものの、社の中枢部署の経営企画部に異動になっただけで、今度のような施工不良が次々に出る渦中に、広報部長に就任したのである。

 レオパレスは創業者支配が色濃い会社で、それらの人間に取り入っていれば、セクハラ、パワハラをやろうともお咎めなしのようだ。文春の取材に対して山口雅弘法務部長はこういい放ったそうだ。

「厳しい指導の延長。彼は優秀だからこそパワハラをする。優秀じゃない方はしません。セクハラも、腿を触るなどよくある話でしょ。皆さんの上司がやっている程度のことですよ。強姦したわけでもない」

 この会社、芯から根腐れしているようである。

 ニューズウイーク日本版が、山本太郎の「れいわ新選組」を取り上げている。

 私見だが、山本という人間はあまり好きなタイプではない。だが、今回の動きは注目に値すると考えている。

 何しろ、重度障がい者の木村英子と、難病ALS患者のふなごやすひこを候補として引っ張り出したのだから。

 ほかにも、蓮池透や「女性装」として知られる東大教授のやすとみ歩、創価学会員として沖縄辺野古基地建設を反対した野原ヨシマサなど、異色の面々を集めた手腕と努力は、賞賛に値する。

 しかも、比例の1,2位を障がい者の2人にして、山本は3番目に退いたのである。

 寄付も2億5,000万円を集め、街頭演説時に設けられるテントには、寄付する人の列ができたという。

 異端児、ウケ狙い、売名など、山本には、こうした声が浴びせられることがある。それを軽く受け流し、テレビや新聞は取り上げないが、山本の選んだ候補たちは、多くの有権者たちの関心を集め、木村とふなごが当選するという快挙を成し遂げたのである。

 ニューズでノンフィクション・ライターの石戸諭は、山本自身が体現するのは永田町エリートが独占する既得権への挑戦という物語だといい、山本の主張を左派ポピュリズムだと見ている。

「山本は『持たざる私たち』『将来に不安を抱えている私たち』という枠組みを新たに政治に持ち込もうとしている。彼らには既成政党が捉えきれていない、どこにも属せない『こぼれ落ちた人』の代表という意味が付与される」

 石戸は、れいわが比例で当選させることができるのは1議席だろうと見ていた。だが、れいわのうねりは全国に広がり、予想もできなかった2人当選という夢を実現したのである。

 実をいえば、私は、東京選挙区は既成左派の候補の名前を書いたが、比例は「れいわ」と書いた。

 日曜日の東京は、朝雨が残り、昼前には上がった。いわゆる選挙日和であった。昼頃に投票所になっている小学校へ行ったのだが、割合、若い人の姿が目立った。

 これなら投票率も上がる。そうなれば、野党票が伸びるかもしれないと期待したが、何のことはない、投票率は50%を切り、48.53 %という、戦後2番目に低いものだった。

 年金、消費税、憲法改正という、大問題が争点になっていたはずなのに、この関心の低さはどうしたことだろう。

 日本人の危機意識のなさか、もはや政治などに期待するのは諦めたということなのだろうか。

 朝日新聞や毎日新聞は、改憲派が3分の2に届かずという点を強調して、憂さを晴らしているが、書くべきは、投票率の低さに象徴される、日本人の政治的な無関心であると思う。 

 ニューズの石戸が書いているように、野党がやるべきだったのは、無味乾燥な政治的建前をいい立てる枝野立憲民主党のようなやり方ではなく、将来に不安を抱えている若者、中年たちを抱え込むフレーズであり、反安倍闘争をお祭りにしてしまう知恵ではなかったのか。

 安倍政権にうんざりしている有権者たちに、おざなりの政策を語るのではなく、香港のような、若者たちを中心にした「世直し」運動を広げていけば、関心も高まったはずである。

 枝野や玉木のような知恵のない中年男たちには退いてもらって、いっそ山本太郎を立憲民主党の代表にしたらどうだろう。

 山本が嫌なら、彼に代わるリーダーを大至急、衆院選までに見つけることだ。野党統一候補擁立よりも、そっちのほうが喫緊の課題だと思う。

 さて、根腐れしているのがここにもいた。横浜DeNAベイスターズの綾部翔(かける)投手(22)である。16年にドラフト5位で入団し、ラミレス監督期待の有望株だそうだ。

 だが、昨年2月に結婚して、長女が生まれたのに、彼の妻が、綾部の女遊びの酷さに呆れ果て、離婚協議の真っ最中だと、文春に告発したのだ。

 行動がおかしいと思って彼女が、綾部の荷物を調べると、ラブホのレシートや女性とのプリクラが出てきたという。家の寝室にICレコーダーを置いて録音すると、女性を家に連れ込んでSEXしている声まで録れた。

 以前使っていたスマホから、女性たちと性行為をしている大量の動画が見つかった。

 たまりかねて、彼女と母親で書かせた「誓約書」には、18人の女性の名前が並び、中には女子高生もいたというのだ。もはや堪忍袋の緒も切れた。

 文春は、球団に対して事実関係の確認を求め、球団側も会見を開き、綾部が未成年の少女との関係を認め、無期限の謹慎処分にすると発表した。当然だろう。

 文春は、参院選の候補者たちのスキャンダルが止まらないと書いていたが、読んでみると、スキャンダルではなく「お粗末」なだけだった。

 新潮には本物のスキャンダル議員が登場している。その名を石崎徹(35)という。新潟出身で、慶應大学から財務官僚になり、5年で退職して自民党の公募に応じ、2012年の総選挙に出馬、最年少で当選。現在3期目に入る。

 あの悪名高き「魔の3回生」の一人である。20代で結婚したがすぐに別れて、今は独身だそうだ。

 イケメンで、セクハラ、二股は日常茶飯事で、「今は8人だ。1週間じゃ足りない」といっていると元秘書が語っている。

 だが今回は、セクハラに加えて、パワハラがひどいというお話。石崎より少し上の秘書を怒鳴るばかりではなく、車の運転にケチをつけ、肩を何度も殴ったそうである。件の秘書は、日頃の暴言に加えてこの仕打ちに堪忍袋の緒が切れて、病院へ行って診断書をもらい、6月頭に新潟県警に被害届を出したという。

 新潮によれば、今国会で安倍首相が施政方針演説でパワハラ対策を明言して、5月には「パワハラ防止法」が成立したが、この石崎センセイも賛成の起立をしていたという。

 この人、同期の豊田真由子センセイの「このハゲー!!」大騒動を教訓にしていなかったらしい。

 パワハラを行使する時は、秘書が録音していないか確かめてからでないとやってはいけない。だが、これがかなり難しい。一度丸裸にでもしないといけないが、それがパワハラ、女性秘書ならばセクハラになってしまう。

 バカ、死ねは当たり前で、ノイローゼになった秘書が何人もいるそうだ。

 それでも新潮のインタビューに石崎議員は、「これまでだって秘書に暴力など一度も振るったことはありませんよ。バカとか死ねとかの暴言もない」と完全否定している。

 当然、新潮は、この音声をネットに流すだろうから、ウソはすぐばれる。新潟県警は関心をもって被害者とやりとりしているそうだ。

  石崎徹代議士は、新潮発売後に姿を消した。

 ところで、ジャニー喜多川社長の死を伝える報道は、まるで大本営発表のようだった。

 スポーツ紙はしかたないとしても、週刊誌も手放しの礼賛報道ばかりである。特に新聞社系がすごい。「追悼 ジャニーさん『伝説』は『神話』へと」(サンデー毎日・7/28号)「追悼 ジャニーさん、ありがとう」(週刊朝日・7/26号)。週朝は表紙に、ジャニーズ事務所のタレントが表紙になった号をズラッと並べた。

 中でもAERAは、「追悼・ジャニーさん『YOU! やっちゃいなよ』胸に刻んだ」と銘打ち、大特集を組んだ。そんなに偉大な人だったとは知らなかった私は仰天した。

 ここでも何度か書いたように、ジャニーの性的虐待についてなぜ触れないのか、姉のメリー、その娘のジュリーと、ジャニーとの確執も、今後の事務所の行方を占ううえで大事なことであろう。

 さすがに文春だけは、その問題を取り上げている。文春は1999年に、ジャニー喜多川が少年たちを事務所で性的虐待をしているという告発記事を連載した。

 珍しく、事務所は文春を名誉棄損で訴えた。しかし、ジャニー喜多川は法廷で、少年たちが文春に語った内容に対して、

「彼たち(少年たち)はうその証言をしたということを、僕は明確には言い難いです」

 といったのだ。東京高裁はこのジャニーの発言をもとに、「少年たちの証言は真実性がある」と認めたのである。

 今回も、嵐のメンバーと同年代の元ジュニアが、

「成功したヤツはジャニーさんに感謝しているかもしれない……。でも、僕はそんな気持ちになれない。ジュニア時代、僕がジャニーさんの誘いに抵抗したら、ステージの隅っこに追いやられた。(中略)僕のファーストキッスはジャニーさんですからね。ショックでしたし、もうグレるしかないですよ。(中略)十代前半で悟ったというか、大人の世界って本当に汚いんだなって」

 と語っている。こうした陰の部分も含めて、ジャニー喜多川という人間を論じなくてはならないはずなのに、ジャニーズ事務所やAKB48になると、週刊誌はすぐにジャーナリズムの旗をたたんで、まるで熱烈なファンのような礼賛記事を書いて恥じることがない。

 文春はこの記事中で、SMAPを解散後、事務所を出た稲垣吾郎、草彅剛、香取慎吾の3人をテレビに出演させないよう、事務所が圧力をかけていたことを「スクープ」している。

 それを問題視してきた公正取引委員会が、「近く独占禁止法違反容疑で、ジャニーズ事務所に対し、正式な警告があると見られています」と書いているのである。

 今朝(7月18日)の新聞、スポーツ紙は、このことを一斉に報じてはいるが、「3人を出演させないよう圧力をかけた疑いがあることが17日、関係者への取材で分かった」(スポーツニッポン)と書いて恥じない。お前たちは文春の早刷りをみて、慌てて取材したのだろうが。

 事務所側はコメントを発表して、公取委から「調査を受けた」ことは認めた。これまで陰でこそこそ語られてきたジャニーズ事務所の様々な圧力が、事実だったことが公になったのである。テレビ局の責任者たちは、これについてはっきり見解を述べるべきである。

 私は、文春が書くさらに10年前、ジャニー喜多川の性癖について週刊現代で報じて大騒ぎになった。社は、私を婦人雑誌へ急遽異動させることで、事務所側と手打ちをした。その構造は、今も変わっていないはずである。メディアが、いち芸能プロの圧力や嫌がらせに抗することができないで、さらに始末の悪い権力をチェックすることなどできるはずがない。

 図らずも、ジャニー喜多川死亡報道が、そのことを再び明らかにしたといっていいだろう。

 ポストは、NHKが公取委問題をスクープしたと書いているが、時系列でいっても、最初に書いたのは文春である。

 文春が報じなければ、NHKが報じることができただろうか。ジャニーズ事務所から「今年の紅白にはうちのタレントを出さないわよ」とでもいわれたら、社内で大問題になるはずだ。

 今回は、「文春がやってますから」といえば、エクスキューズできると考えたのではないか。私はそう思うのだが。

 さて、今週の第1位は、宮迫博之と田村亮を涙の会見に追い込んだ、フライデーのスクープにあげたい。

 フライデーは今週、宮迫が半グレで前科3犯の野口和樹被告と一緒に写っている写真を掲載した。

 写真は16年7月27日の夜9時過ぎ、高級キャバクラで撮られたそうだ。

 野口が友人たちと北新地の店を訪れた。奥の個室で仲間と飲んでいた宮迫が、野口の友人の一人を知っていたようで、一緒に乾杯をしようとなり、高級シャンパンを飲んだそうだ。

 野口は半袖で、上半身に和彫りの入れ墨をしているから、宮迫には見えていたはずだと、目撃していた店の関係者が話している。

 しばらく談笑した後、宮迫が帰る段になり、同席者の一人が宮迫に謝礼を渡していたというのだ。目撃者は5万~10万円ぐらいではないかといっている。

 こうした芸人やアイドルが一般人と飲み、その謝礼としていくばくかの金銭を受け取ることを「ギャラ飲み」というそうだ。

 その日の少し前に、JR博多駅近くにあるビルの1階で、会社役員らが運搬していた約7億6000万円相当の金塊を、6人組の男たちがアタッシュケースごと強奪する事件が起きていた。

 この事件の主犯格が野口で、彼は17年5月に逮捕されている。

 宮迫や田村亮らは、詐欺集団の忘年会に出たことが報じられた時も、ギャラはもらっていないといい続けた。吉本は、宮迫は報じられているような額ではないがギャラを受け取っていたと公表したが、実際は100万円という高額な謝礼だったことが判明する。

 そしてこの写真である。宮迫が反社と強いつながりがあったことをいい逃れできなくなったため、吉本は宮迫との契約を解消した。だが、形だけの芸人からの聞き取り調査を何回やっても、反社への闇営業やギャラ飲みを、芸人たちが正直に白状するはずはない。

 吉本興業の大崎洋会長のインタビューを新潮が掲載しているが、この御仁、世の常識とは違う常識で生きている人のようだ。

 大崎が社長になった時点で、役員や社内にも「反社のような人たちがいた」(大崎)が、そいつらを命がけで追い出し、近代化をしたと語っている。

 しばらく前に、中田カウスと暴力団との関係が取り沙汰されたが、大崎は、「07年当時、吉本はカウスさん本人を含め関係者の聴取を行って問題はないと判断しました」といっている。だが、私には疑問だ。それに、その後も島田紳助と暴力団員との親しい関係も明るみに出ているではないか。

 大崎は、僕が社長になってからはコンプライアンスを強化してきたというが、「しかし、『直の営業』については、基本的に、自由にさせてきた」という。だが、この直営業が今回のように、詐欺集団や暴力団に付け込まれる“スキ”になっているのだ。

 直営業に走るのは、吉本9対芸人1ともいわれるギャラの配分や、賃金の安さにあるのに大崎は、「『最低賃金を保障しては』という議論があります。しかし、全員に払っていたら会社が潰れてしまう」と抗弁するのだ。

 いちお笑いプロが、6000人もの芸人を抱える構造そのものに無理があるのだが、そうは思わないらしい。さらに、吉本が持っている劇場が日本に17あり、NSC(吉本総合芸能学院)を出たらすぐに舞台に立つことができ、「プロの舞台に立ったのなら、たとえ1円でも250円でも払うというのが会社の考え方です」という。きょうび250円もらって喜ぶ子どもはいないぞ。

 芸人をタレントとは考えずに消耗品と考えているようだ。「よその事務所へ行くなりしてもいい。でも誰も辞めません」と豪語するが、外で通用するような芸人がほとんどいない証左ではないのか。

 フライデーが発売された翌日、宮迫と田村が会見した。焦心した2人の口から、ギャラをもらっていたのに、ないことにしたことへの詫びと、その間の心の葛藤を、涙を流しながら語った。

 一度は、シラを切り続けようとしたが、亮が「辞めてもいいから会見させてほしい」と岡田に直訴した。

 だが、岡本社長は、宮迫、亮ら5人を部屋に残し、こういったというのである。

「おまえらテープ回してないやろな」と一喝した後、「亮ええよ。お前が辞めて1人で会見してもいいわ。やってもいいけど、全員連帯責任でクビにするから。それでもいいならやれ。俺にはお前ら全員をクビにする力がある」。そう圧力をかけたというのだ。

 何のことはない。吉本という組織がヤクザなのである。大崎会長のいうように、反社の連中と関係のある奴らは、まだまだ残っていると思わざるを得ない。

 この会見を聞いた松本人志は、すぐに岡本と会い、「会見しろ」「大事な芸人を辞めさせてどうするのか」と問い詰めたそうだ。

 明石家さんまも、自分の個人事務所で2人を引き取るといっている。

 岡本社長は、2人と話し合いを持つといい出している。だが待ってくれ。哀れな芸人たちを、先輩や同僚が庇い、会社側もそれを引き受けてめでたしめでたしにする気ではないのか。

 ジャニーズ事務所のテレビ局への圧力問題も、テレビ側から「実はこういうことがあった」と告発する動きは、今のところ見えない。

 吉本の芸人たちと反社との関わりも、このままでは、うやむやにされてしまいかねない。

 スキャンダルを美談に変える。よく芸能界がやる手である。吉本側は、隠蔽していたことを詫び、責任を取って会長、社長は辞任するべきである。

 2人の給与を50%カットするぐらいで済むことではない。

 宮迫、田村亮らは、謹慎1年とし、明けてもしばらくは舞台を中心にして、当分の間テレビには出ない。そのぐらいのけじめをつけなければいけないはずだ。

 吉本は、反社と付き合ったら即解雇。闇営業やギャラ飲みは一切ダメ。その代わり、健康で人間らしい生活ができる程度のカネは保障するとした「契約書」を芸人たちと結ぶ。

 それで吉本が潰れても、それは仕方ないだろう。そうしなければ、同じようなことがまた起こる。

 吉本の芸人たちは、「俺たちの生活を保障しろ」「一舞台5000円よこせ」と書いたプラカードを持ってデモをすればいいと思う。(文中敬称略)

【巻末付録】

 現代からいこう。「全裸海岸2019夏-カメラが捉えたセレブたちの無防備な一瞬 ブレオナ・チェレティ、マーゴット・ロビー、ララ・ビングル」

「小田飛鳥、9頭身ヘアヌード-身長170cm、Iカップの衝撃」。袋とじは「邪悪なSEX2~女たちの告白~-怖いくらいに感じてしまう」。この中では小田飛鳥がいい。

 ポスト。「奈月セナ、ジャングルの女王セナパイ-新時代のグラビアクイーン」「<最高巨乳会議>B20サミット開幕-巨乳リーダー20人が一挙集結 みねりお、ほしのうめ、西田麻衣、夏来唯、宮里ゆりは、叶夢」

 袋とじは「<妄想グラビア>ヘアヌード会社案内-SOD女子社員オールスターズ」。よくある設定だが、オフィスで全裸というのは、一度実物を見てみたいものだが。

「関根優那、オトナの階段-次世代スターが意外なナイスバディを温泉で」「清水あいり、H!-男を惑わす人気グラドルのど迫力バストを接写」「畑中葉子/還暦ヌード-後ろから前からもう一度!」

 今週は、両誌ともに頑張っているが、決め手なし。よって引き分け。

ジャニー喜多川氏の陰の部分を書かず、美辞麗句を並べたFRIDAYやAERAは恥ずかしくないのか?

今週の注目記事・第1位「『貴景勝』ご祝儀2700万円の<強奪者>」(『週刊新潮』7/18号)

同・第2位「現役社員が鵜飼いの鵜になった、野村證券同時多発サギ-退職金スッカラカン」(『週刊新潮』7/18号)

同・第3位「暴走コンピューターに大黒柱を奪われた母娘の慟哭-自動運転車で初の惨事!」(『週刊新潮』7/18号)

同・第4位「下町冷蔵庫殺人『連れ子の娘にアザ』『蝶を飼育』和菓子店主の裏の顔」(『週刊文春』7/18号)

同・第5位「橋本龍太郎元首相の息子に妻が送った『離縁状』」(『週刊文春』7/18号)

同・第6位「『伊藤詩織さん』vs.『安倍官邸ベッタリ記者』の法廷対決」(『週刊新潮』7/18号)

同・第7位「神の盾に穴という亡国のイージス・アショア/地元を憤慨させた混乱の舞台裏」(『週刊新潮』7/18号)

同・第8位「<岐阜中3自殺>『イジメ集団は自殺後も笑っていた』」(『週刊文春』7/18号)

同・第9位「<所沢中2殺人>『仲良し同級生』を追い詰めた<上下関係>」(『週刊文春』7/18号)

同・第10位「秋篠宮『動物撮影にご執心』紀子さま『禁断の猛ダッシュ』」(『週刊文春』7/18号)「『紀子さまは癇癪もち』とこぼした『小室圭さん』母上の勝算」(『週刊新潮』7/18号)

同・第11位「中高年でも間に合うという『若返りホルモン』の増やし方」(『週刊新潮』7/18号)

同・第12位「金正日の料理人にかけられた米スパイ容疑」(『週刊文春』7/18号)

同・第13位「貴乃花・我が相撲道/『母と兄とはまだ会えない』」(『週刊文春』7/18号)

同・第14位「芸能界と闇社会『切っても切れない』深―い関係」(『フライデー』7/26号)

同・第15位「テレビ・新聞が黙殺する山本太郎とれいわ新選組は参院選の台風の目となるのか」(『週刊プレイボーイ』7/29号)

同・第16位「参院選<全選挙区>予想、安倍四選揺るがす十二人の『愚か者』」(『週刊文春』7/18号)

同・第17位「参院選の真の争点は何か」(『サンデー毎日』7/28号)

同・第18位「パタゴニア『参院選投票日は直営店を閉店します』」(『AERA』7/22号)

 今週最大のニュースはジャニー喜多川が亡くなったことだろう。享年87。

 何しろ朝日新聞が一面で取り上げ、社会面でも彼のこれまでの功績を長々と書いたのだから。スポーツ紙は全紙、一面全部を使って報じた。

 彼が芸能界に果たした多大な功績を疑うわけではない。僧侶だった父が布教のため渡ったロスで生まれ、一度日本へ戻り、その後、ロスへ行って、米軍の一員として朝鮮戦争に派遣されるなど、波乱の青年時代を経験した。

 その後、日本に再び戻り「ジャニーズ」を結成して、次々にスターを輩出し続けた彼の手腕は、戦後芸能史を語るうえで欠かせない重要なものだったと、私も思う。

 だが、いくら何でも、手放しでほめ過ぎるのではないか。誰しも、87年も生きていれば、他人に触れられたくない過去が、一つや二つはある。

 中でも最大のものは、事務所の少年たちへのセクハラ問題だろう。

 朝日(朝日新聞DIGITAL7月10日)だけが、

「1999年には所属タレントへのセクハラを『週刊文春』で報じられた。文春側を名誉毀損(きそん)で訴えた裁判では、損害賠償として計120万円の支払いを命じる判決が確定したが、セクハラについての記事の重要部分は真実と認定された」

と、彼の陰の部分に触れていた。

 文春の記事を遡ること18年前、週刊現代にいた私が、ジャニー喜多川の“性癖”について報じたこともあった。

 こうしたジャニー喜多川の陰の部分を書かないで、歯の浮くような美辞麗句を並べたフライデーやAERA、サンデー毎日は恥ずかしくないのだろうか。

 さて、まずは、参議院選の話題からいこう。新聞によると、参院選に関心のある有権者は18%程度だという。

 この数字が本当だとしたら、この国は異常だといわざるを得ない。これだけ、年金問題、統計不正など、数え挙げたらきりがないほどの大問題が山積している安倍政権に対して、ノーを突きつけることができる国民唯一の機会を使わないのは、愚かというだけでは言葉が足りないだろう。

「ウソは安倍の始まり」という言葉が生まれたように、ウソと、誤魔化しと、無視を続けてきた安倍政権を、このままダラダラ続けさせるのか否かを示す千載一遇のチャンスである。

 入れたい野党がないなどという理由は、それこそ理由にならない。現政権にノーと思うのなら、安倍自民党、公明党以外の党に投票すればいいのだ。反安倍、非安倍を明確にすることでいい。そうすれば、もし与党で過半数を占めても、彼らは「民意」を怖れるに違いない。

 AERAは、アウトドア企業の「パタゴニア」が、参議院選の投開票日の7月21日を、直営店22店舗全部、休業すると発表したと報じている。

 パタゴニアの社会部門シニアディレクターの佐藤潤一はこういっている。

「若年層の投票率の低さが問題になっていますが、若い人たちは機会を逸しているのではないか。パタゴニアとして何ができるかを考え、こういう機会を作りました。若い人には投票に行くことをかっこいいと感じてほしい」

 企業は、自社のイメージアップ戦略を考えているが、これなどは大ヒットではないか。

 ここを知らない私でも、今回名前をしっかり覚えた。週刊プレイボーイに、君たちは年金がいくらもらえるかを試算したものが載っている。

 アルバイトA君の場合。独身32歳・飲食。平均月収が20万円で、国民年金のみを20年間払い続けても、もらえる月の年金額は2万6003円にしかならない。

 このケースは私の次男と同じである。彼の老後は悲惨の二文字でしかないのかもしれない。今若い人たちが行動を起こさないと、手遅れになる。立て! 若者たちよ。

 サンデー毎日に、倉重篤郎が、参院選の争点は何かという一文を書いている。

 このおっちゃん、決まりきったことしかいわないが、おさらいの意味で紹介しておく。

 安倍政権の第一の罪は、メディアが代行する「国民の知る権利」への敵視。ここでも東京新聞の望月衣塑子記者への質問妨害が取り上げられているが、それだけではない。トランプ大統領以上かもしれない、自分を批判するメディアいじめ、迎合するメディアやメディア人たちを可愛がるやり口は目に余る。

 第二の罪は、三権分立で同格であるはずの国会の徹底した軽視だ。第三の罪はモリ・カケ問題を起こしたことである。これは前代未聞の権力の不祥事である。

 第四の罪は、霞が関官僚、特に財務省という最重要官庁をここまでもかというほどにダメにしてしまったことだ。

 第五の罪は、財界をもスポイルしてしまったことである。第六の罪は、後継者を育てなかったこと。

 これらの罪は、安倍がいなくなったとしても、自民党政権が続く限り、終わることがなく、引き継がれていく。

 これからも多様化していく世界に対応していくためには、いったん、自民党政権を終わりにするしかないと、私は考えるのだが。

 さて、週刊誌の参議院選予測も出そろった。各誌を今一度見てみよう。現代では政治ジャーナリストの鈴木哲夫、選挙プランナーの松田馨、時事通信解説委員の山田惠資が予想している。

 結論は、自民党の獲得予想議席数は、選挙区・比例の合計で56議席になると読んでいる。

 65議席を獲得して大勝した13年からは10議席前後減らすが、与党が過半数になる53は超えると見ている。

 憲法改正に必要な与党で3分の2にはならないが、安倍首相の命脈は保てる議席にはなるというのである。

 次はサンデー毎日。選挙プランナーの三浦博史が予想している。自民党は選挙区で43議席、比例で18議席の計61議席を獲得すると見ている。

 2016年の参議院選を上回り、非改選と合わせると117議席だが、単独過半数の123議席には届かない。年金問題も、閣僚たちの数々の失言も、消費税増税も、有権者は気にしていないかのようで、まさに「ほくそ笑む安倍政権」である。

 では文春はどうか。7月7日に、私の住んでいる中野駅の北口で、安倍首相の丸川珠代応援演説会があった。

 安倍が街宣車から降りると、一部の聴衆から「安倍辞めろ」コールが起き、「会場は異様な雰囲気に包まれた」(文春)という。安倍は、こういう事態に備えて、応援演説の日程を公表していない。

 なぜこの日は漏れたのか? 前日の読売新聞に、丸川が「安倍が来る」という広告を掲載してしまったからだというのだ。これには官邸が激怒したというが、それはそうだろう。

 文春で、政治広報システム研究所の久保田正志代表が参院選を分析している。党派別に見ていくと、自民党は現有議席を大きく減らし、11議席減の55議席になるという。安倍が目指している60台には届かない。

 自公の合計でも69議席。非改選と合わせると139議席で過半数には達する。日本維新の会を8議席と読んでいるから、維新の非改選と合わせても改憲勢力は153議席どまり。

 久保田は、自民の伸び悩みの背景をこう分析している。

「野党が低調なこともあり、選挙への関心は高まっておらず、投票率は50%に届くか届かないか、という程度でしょう。

 本来、低投票率のときは、自民党に追い風が吹く、後援会や地方組織がしっかりしているためです。新聞各社が選挙戦序盤の情勢分析では自民有利としているのも不思議ではありません。しかし、自民党は飽きられています。小池百合子東京都知事が希望の党で国政に挑んだ17年の衆議院選の結果を分析すると、希望と立憲民主党の獲得票数の合計が、自民党票を上回る選挙区が48ありました。そのため、自民党の足腰の弱い選挙区では、野党にひっくり返される可能性が大きいのです」

 これで、枝野立憲民主党党首が、カラオケに注ぎ込んでいる情熱のいくばくかを選挙に向けてくれれば、終盤に盛り上がるのだろうが。

 今回の参議院選は、自民党に勝つ要素など何もないはずだ。ここへきて、かんぽ生命が詐欺といわれても仕方がない保険販売をしていたことが発覚し、社長がこれを認めて謝罪した。

 かんぽといえば、以前大きな問題になった「かんぽの宿」を思い出す。日本郵政が07年に旧郵政公社から引き継いだ70の宿は、土地の取得や建設などの費用が約2400億円もつぎ込まれていた。それを、評価額を126億円に圧縮し、一括入札であのオリックス・グループに109億円で売ってしまったことで大きな政治問題になった。日本郵政は未だに政府が大株主である。もやは、安倍政権が腐敗し、あちこちから腐臭が漂っているのは間違いない。

 週刊プレイボーイが山本太郎の「れいわ新選組」を取り上げている。いい視点だ。

 私見では、山本という人間はあまり好きなタイプではない。だが、今回の動きは注目に値すると考えている。

 何しろ、重度障がい者の木村英子と、難病ALS患者のふなごやすひこを候補として引っ張り出したのだから。

 ほかにも、蓮池透や「女性装」として知られる東大教授のやすとみ歩、創価学会員として沖縄辺野古基地建設を反対した野原ヨシマサなど、異色の面々を集めた手腕と努力は、賞賛に値する。

 しかも、比例の1,2位を障がい者の2人にして、山本は3番目に退いたのである。

 寄付も2億5000万円を集め、街頭演説時に設けられるテントには、寄付する人の列ができるという。

 異端児、ウケ狙い、売名など、山本には、こうした声が浴びせられることがある。それを軽く受け流し、テレビや新聞は取り上げないが、山本の選んだ候補たちは、多くの有権者たちの関心を集めている。

 木村やふなごが当選したら、国会が変わらざるを得ない。障がい者が議員になることは、かつてもあったが、今回は立場が違う。

 山本のような人間がもう少し出てくれば、日本の政治は変わる。今回は大注目である。

 ところで、フライデーが、週刊誌としては初めてジャニー喜多川の死について報じた。しかし、タイトルの「芸能界の巨星、墜つ」からもわかるように、内容は手放しの礼賛記事である。

 文末は、「ジャニー社長亡き後、彼の魂をいかに受け継いでいくのか。ジャニー氏の死去、それはすなわち、ジャニーズ事務所の新たな始まりである」と結んでいる。

 新たな始まりではない。私は、ジャニーズ事務所の終わりの始まりだと思う。

 吉本芸人たちの「闇営業」問題がまだ終わりそうもない。吉本の大崎洋会長が共同通信の取材に対して、09年に会社を非上場にして、反社会勢力の人たちには出ていってもらったし、関わった役員や先輩にも出ていってもらったと語っている。自ら、少なくともそれまでは反社との付き合いが続いていたことを認めているのである。

 吉本の元役員は、

「吉本はまったく膿を出し切れていない。むしろ非上場にして外部からの監視の目がなくなったことが、闇営業問題の遠因になったのは間違いない」

 と批判する。6000人の芸人を抱え、ろくに契約書さえ交わさずに、安いカネでこき使えば、闇でも何でも、食っていくためにやるのは当然ではないか。そのうち、反社とベッタリの“反社芸人”が逮捕でもされたら、吉本は潰れるかもしれない。

 文春の貴乃花の連載が今回で終わった。それほどの新しい情報はなかったが、今彼の考えていることは、ほとんどいい終えたのではないか。

 その中で、喧嘩別れした兄や母親と会ってみたいといっていた。だが、先方からの連絡はないようだ。

 この家族の亀裂がどれほど大きいものか、それを見てもわかろうというものである。

 これからどう生きていくのか、孤独にどこまで耐えられるのか、貴乃花の真価が問われるのは、これからである。

 さて、一時、「金正日の料理番」として知られた、藤本健二の所在が、6月から確認できなくなっているという。

 平壌の百貨店に併設されたビルに、寿司とラーメンをセットで100ドルという、べらぼうな値段の店を出し、結構はやっていたそうだが、渡航客が少なくなり、店は閑古鳥だったそうだ。

 日朝関係筋によれば、6月半ばに、市内である人物に物品を渡そうとしているところを、当局に現行犯逮捕されたという。

 もしこれが事実だったとしたら、日本政府は動くのだろうか。

 このところ新潮は、長生きできるとか、若返りホルモンという特集が多い。

 今週は、若返りホルモンといわれる、成長ホルモンとメラトニンについて。

 この両方は、加齢とともに減少していく。60代になると20代の4分の1程度になってしまうそうだ。

 成長ホルモンは、筋トレ、空腹時、睡眠中に分泌されるという。メラトニンは光を浴びると低下するので、22時を過ぎたらできるだけ光を浴びないようにするといいそうだ。

 今は、「アンチエイジングドック」でホルモン年齢を調べてもらうことができるというから、心配な方は受診したらどうか。

 秋篠宮眞子さんが、日本人移住120年を記念してペルー・ボリビアを訪問している。新潮が、小室圭の母親が秋篠宮紀子さんを、「癇癪もち」と評していたと報じているが、それより、外遊中の眞子さんが、どこかで圭とお忍びで会うのではないか、週刊誌はその瞬間を逃がすまいと狙っているようだ。フライデーによれば、眞子さんは7月20にロスに1泊する。

 もしかすると、秋篠宮紀子さんがロスに飛ぶということがあるかもしれない。

 7月5日、埼玉県所沢市で、中学2年の本郷功太郎(13)が、同級生Aに刃物で刺し殺される事件が起きた。

 Aは当初、「本郷君は自殺した」といっていたが、後から、「自分が刺しました」と自供した。Aの家は、父親はかつてカリスマ美容師だったが、Aの祖父が亡くなったのをきっかけに鬱になってしまったそうである。結果、店も潰してしまって、両親は自己破産している。

 そのため、両親は働きに出ていて、昼間はAの祖母しかいないので、同級生のたまり場になっていたそうだが、Aは彼らからいじめを受けていたという。

 Aは、学校側にも人間関係のトラブルを相談していたそうだが、学校側は何もしなかったのだろう。おとなしいAに溜まっていた鬱憤が、何かのきっかけで暴発したのだろうか。

 いじめで自殺した岐阜市内の進学校に通う中学3年のケースも、学校側がしかるべく手を打っていれば、悲劇は避けられたと思わざるを得ない。

 彼は卓球部の副部長を務め、中体連の大会へ向けて練習に励んでいた。今春、団体戦の同点の場面で出場したが、負けてしまった。すると、いじめの主犯格とされる子が、「お前のせいで負けたんや!」と、卓球のボールをぶつけて怒鳴ったそうだ。

 彼がいじめを受けていたのは、よく知られていた。5月31日に、女子生徒が担任に、詳細ないじめの実態を時系列で綴ったメモを渡し、こうメッセージを添えていた。

「本当は言いたくないけど、(A君が)心配です。自分でできることはやりたいので、私も戦います。先生、力を貸してください」

 だが、担任も、副主任も、通り一遍にいじめているといわれる生徒に聞いただけで、そのメモを紛失してしまっていた。いじめを根絶することよりも、有名校への進学率を上げることが、校長以下、学校の目的になってしまっているのであろう。

 こんな連中ばかりがのさばる学校で、いじめなどなくなりはしない。

 新潮で、イージス・アショア問題について、軍事ジャーナリストの豊田穣士が連載を始めた。6000億円を超える巨額のシステムだが、いまのところ、弾道ミサイルに対処する能力しか持たず、爆撃機や巡航ミサイルから、施設を自分自身で守る能力すらないそうだ。

 しかも政策立案を担ったのは、防衛省生え抜きの官僚ではなく、他省からの出向者だったというから驚く。これは必読記事である。

 ところで安倍ベッタリだった元TBSワシントン支局長の山口敬之にレイプされたとして、伊藤詩織が刑事告訴したが、菅官房長官の秘書官を務めていた中村格警視庁刑事部長(当時)が、ストップをかけたことはよく知られている。

 その後、警視庁からの書類送検を受けた東京地検が不起訴と判断。伊藤は検察審査会に審査申し立てを行ったが、不起訴相当という議決が出た。

 伊藤は、山口に1100万円の損害賠償請求をしているが、山口のほうも、名誉棄損とプライバシー侵害で、伊藤に対して1億3000万円の損害賠償を求めている。

 その山口の「反訴状」から、月額42万円もらっていた企業などの顧問先が浮かび上がってきたと、新潮が報じている。

 7月8日に東京地裁で開かれた法廷では、生々しいレイプの現場の状況が再現されたが、そこは割愛する。山口に資金提供していたのは有楽町にあるNKBという会社で、ここは交通広告の代理店で、オーナー兼会長の滝久雄は「ぐるなび」を1996年に開設したことで知られるそうだ。

 この滝会長と菅官房長官が仲良しで、山口がTBSを辞めた後、滝会長に、「山口にカネを払ってやってくれないか」と依頼したそうである。

 それ以外にも山口は、あちこちから顧問料をもらっていたらしい。権力に近づくということは、おいしい生活ができるということを意味するのだ。

新潮がすごいのは、SPたちに囲まれてウオーキングをしている菅官房長官に直撃していることである。

 新潮が、「山口敬之さんからお願いされたんですか? 顧問料を支払えというのは? どういう経緯かだけでも」と声をかける。

 菅は、「ちょっと、悪いけど、ちょつと。私、関与してないです」というが、SPが記者を近づけまいとしてもみ合う様子がリアルに伝わってくる。

 権力者と近づきになれば、自分も権力を持った気になる。そう勘違いする人間が多いが、特に安倍政権になってから、そういう輩がやたら多くなってきた気がする。これも長期政権が生んだ腐敗の一つだろう。

 私には橋本龍太郎という名はとても懐かしい。総理時代に、彼と一晩、懇ろになった銀座のおネエちゃんを取材したことがある。

 現役総理なのに、彼女を送って行く車の中で口説き、SPを帰らせて彼女の部屋でヤルとは、よほどの好き者でないとできない芸当だろう。母親が入院している病院へ、毎日のように見舞いに行き、長時間部屋から出てこないことがあった。私は、きっと女を部屋に呼び入れているに違いないと、記者を張り込ませたこともあった。

 憎めない人だった。その橋本の息子・岳と大学院時代に結婚した妻・栄里子が出した「離縁状」を文春が入手したそうだ。

 どうやら、離婚の大きな理由は、姑・久美子との不和のようだ。栄里子が流産した時、義母に報告したら、「あら、私が留守の間にあったのは神様がそうして下さったのね。留守のときで良かったわ」とおっしゃったそうだ。

 それを聞いて栄里子は嘔吐し、鬱になったという。これはどう考えても、姑のほうがいけないと思う。女心のよくわかる父親・龍太郎がいたら、違っていたかもしれない。

 このところ、新潮の誌面が充実している。それに比して文春は元気がない。やはり文春は、不倫や密愛スクープがないと物足りない。そうした華々しいスクープがないとき、読者の気を引き、買ってもらえる誌面作りをするかが課題だろう。

 さて、その文春に載っている気が滅入る記事。荒川区の和菓子店「菓匠 木津屋」の店主・木津英喜(43)が、「娘を店で切った。死にたい」と家族に電話を入れた。約6時間後、店の冷蔵庫から大学生の娘(18)の遺体が発見された。

 それから約4時間後、埼玉県内の河川敷で、首を吊って自殺していた木津が発見された。木津の家族は夫婦と子供2人の4人暮らし。妻は再婚で、亡くなった娘は連れ子だったという。

 木津は職人気質で真面目だったが、経営は楽ではなかったようだ。学費などがかさむため、店が終わった後ピザの宅配の仕事を始めたという。

 生き物が好きで、特に蝶の飼育に熱心だったというが、娘と何があったのだろう。店内には木津が書いたらしい「二人で死のうと思う」というメモが残されていたという。

 警察関係者は、「捜査の過程で、性的虐待を窺わせるような情報も伝わり、(妻は=筆者注)態度を硬化させたようです」と話しているようだが。

 テスラの自動運転車「モデルX」が日本で死亡事故を起こしていた。私は新潮を読むまで知らなかった。

 昨年の4月29日、東名高速・海老名サービスエリアあたりで起きた。ツーリングをしていた4人が、前を走っていたクルマが急ブレーキをかけたため、バイクがその後部に突っ込んでしまった。そこに「モデルX」がノーブレーキで飛び込み、バイクを跳ね飛ばし、それが頭の上に落下して44歳の男性が亡くなってしまった。

 しかも、それを運転していた男は、居眠りしていたのだ。新潮によれば、日本ではレベル2の自動運転車しか走れないそうだ。安全運転にかかわる対応主体は運転者で、法的責任も同じである。

 自動運転車とは名ばかりだが、事故を起こした男は、システムの故障だから、自分に責任はないといい出したそうだ。夫を亡くした妻でなくとも、そんなバカなである。

 テスラ側は、新潮に対して回答なし。被害者の妻は、「夫の死を無駄にしないためにも、自動運転の可能性だけでなく、危険性や補償の問題についても改めて考えてもらいたい」と語っている。私は、完全な自動運転車など遠い先のことだと思っているが、今我々が真剣に考えなければならない重大な問題である。

 同じ新潮が、野村證券の元社員が起こした詐欺事件には、現役の社員も多く関わっていると告発している。

 野村證券が7月2日、当社の元社員の中村成治が、当社退職後に、お客様を含む複数の投資家に接触して、架空の投資商品を提案していることが判明したというニュースリリースを出した。

 新潮には、中村に退職金を含めて7300万円を騙し取られた千葉県の50代、元会社員の話などが出ている。

 だが、中村を紹介したのは、現役の野村の社員だったのだ。他にも騙された人がいるが、やはり野村の社員が仲介している。野村は「ノルマ証券」といわれるぐらい厳しいノルマを課すことで有名だ。そのために、社員たちはうまい話にすぐ飛びつく。

 野村では今年になってからも、詐欺や窃盗、大麻所持、女性を泥酔させて暴行など、とんでもない不祥事が続いている。

 3月期決算では10年ぶりの最終赤字になった。トップの意識改革をしないと、まだまだ社員たちの不祥事は続くに違いない。

 さて今週も、貴乃花関連の記事が目立つが、新潮の貴景勝の記事が光っていた。これに第1位で賞を授与しよう。

 貴景勝が6月16日に大々的に開催した「大関昇進披露宴」のご祝儀金を、貴のパパが会場から持ち帰ってしまったことを報じている。

 新潮によれば、当日は2000人が集まったといわれ、売り上げは4000万円はあったのではないかと、貴景勝が所属する千賀ノ浦部屋の関係者が話している。事実だとすれば、相撲界を揺るがす大事件だそうである。

 なぜなら、こうしたパーティーは、力士の名前を冠して行われるが、あくまでも相撲部屋が主催し、相撲協会もバックアップするから、収入は力士個人のものではないというのが、この世界の常識だからだ。

 部屋と力士の取り分は、親方6対力士4というのが相場らしい。それを無視して、なぜ、貴景勝のパパはカネを持ち去ったのか?

 新潮が直撃すると、貴景勝のパパ、佐藤一哉が、「嘘を言う人は、刑事告訴しますよ」と物騒なことをいうのである。パパのいい分は、パーティーの1か月半ほど前に、部屋の親方のところへ行き、「親方にはいくら持って行きましょうか」と聞いたところ、親方が、「要らない」といったというのだ。

 ところがパーティーの5日前になって、今度は「ご祝儀金はうちで持って帰ります」と親方から電話があった。だが、当日は、ホテルでカネを数えていたら、親方は帰ってしまったという。

 だが、貴のパパは、そこに警備員と税理士を連れていったというから、最初から持ち帰るつもりだったのではないか。

 その後、ホテルの使用料や、部屋から来た諸経費の請求を払ったから、手元には1000万円程度しか残ってないという。

 パパの振る舞いも「慣例破り」で問題だが、さらに問題は、貴景勝が「おかみさんが親父のことをボロカスにいって、それを信じている部屋の奴がおるから、奴らとは口をきかない」といっていることである。だから部屋のチャンコは食べないそうだ。

 そういえば、今場所は休場して、大関から陥落してしまったが、将来を慮り、休場を勧める親方に、貴景勝は頑として首を縦に振らず、説得するのに4時間以上かかったという。

 千賀の浦親方は、貴乃花部屋がなくなるために、貴乃花が、弟子たちを預かってほしいと頼み込んだのを、何もいわずに受け入れてくれた。

 文春で、貴乃花は、彼についてこう語っている。

「千賀の浦さんとおかみさんには、いきなり苦労をかけてしまいました。長く一緒にやってきた千賀の浦さんは、人柄もよく信用に足る方。(中略)弟子たちをまとまった状態で残すことができ、本当にありがたかったです」

 親方の心弟子知らず。そういえば、貴ノ岩も、付け人に暴力を振い、現役を引退している。貴乃花は文春の連載で、「頑張ると口にしてはいけない」「過去の栄光にはすがらない」と立派な信条を述べているが、2人の弟子の振る舞いを見る限り、そうしたものは全くといっいいほど弟子たちには受け継がれていないようである。

 貴乃花よ、思っていることを口にしなければ、今の若い者には伝わりはしないのだ。貴景勝に、相撲部屋に入った瞬間から親子の縁は切れるのだから、父親がしゃしゃり出てくるような真似はやめさせろと、ガツーンといわないと、貴ノ岩の二の舞になると思う。

(文中一部敬称略)

嵐・松本潤がジャニー喜多川社長の病状を発表……なぜ近藤真彦や東山紀之ではなかったのか?

今週の注目記事・第1位「貴乃花一家の新生活と河野景子さん新たなパートナー-日本で一番有名な家族」(『フライデー』7/19号)「花田虎上も知らない花田美恵子 隠された2度目の離婚」(『FLASH』7/16号)「『貴乃花』の新事務所がワンルームだから囁かれる懐事情」(『週刊新潮』7/11号)

同・第2位「『夢は生徒と結婚』中2教え子を監禁した群馬名門校担任の狂気」(『週刊文春』7/11号)

同・第3位「『24時間働きゃいい』ヤマト子会社社長のパワハラ音声」(『週刊文春』7/11号)

同・第4位「参院選『7人の女戦士』に『クレオパトラの鼻っ柱』」(『週刊新潮』7/11号)

同・第5位「稲川会幹部への闇営業真相と次にテレビから消される闇芸人-吉本興業闇営業」(『フライデー』7/19号)「謝罪後も『本当はもらってない』宮迫博之嫌われる理由」(『週刊文春』7/11号「そんなに悪いか『吉本の闇営業』-とうとう『さんま』が後輩に助け舟!」(『週刊新潮』7/11号)

同・第6位「『眞子さま』説得をためらわれた『秋篠宮殿下』異国の上の空」(『週刊新潮』7/11号)「秋篠宮が絶対許さないNHK『悠仁さま』重大事件」(『週刊文春』7/11号)

同・第7位「『ジャニー喜多川』くも膜下出血で書き換えられるジャニーズ帝国の憲法」(『週刊新潮』7/11号)

同・第8位「平塚両足切断・婿入り夫がキレた同級生理系妻との格差と<他人目線>」(『週刊文春』7/11号)

同・第9位「野村證券元社員が性的暴行で逮捕、デートレイプドラッグの卑劣過ぎる効き目」(『フライデー』7/19号)

同・第10位「商品価値を一変させた『サニブラウン』『桐生』『小池』10秒の人間ドラマ」(『週刊新潮』7/11号)

同・第11位「やはり『松田聖子』は許せない歯科医夫の都落ち」(『週刊新潮』7/11号)

同・第12位「全選挙区・全候補の当落予想『生データ』」(『週刊現代』7/13・20号)

同・第13位「ヤクザと新聞」(『週刊ポスト』7/19・26号)

同・第14位「セブン-イレブン・永松文彦新社長」(『週刊ポスト』7/19・26号)

同・第15位「高島忠夫、政宏への生前贈与と寿美花代が選んだ自宅『老老介護』」(『週刊文春』7/11号)

同・第16位「大坂なおみ 絶不調の裏に……」(『FLASH』7/16号)

【巻末付録】現代とポストのSEXYグラビアの勝者はどっちだ!

 あれほど調子の良かった大坂なおみが悩んでいる。ロンドンで行われているテニス・ウィンブルドン選手権で、39位のユリア・プティンツェワ(カザフスタン)に6―7、2―6で敗れて初戦で姿を消してしまった。

 しかも、「白の試合着のまま記者会見場に現れた大坂は、放心状態だった。質問に、消え入りそうな声で何とか言葉を絞り出す。だが、約4分半後、限界に達した。進行役に『退室してもいい? 泣きそう』と頼み、切り上げた。目は潤んでいた」(朝日新聞DIGITAL7月3日より)

 コーチを変えたことがいろいろいわれるが、そうなのだろうか。

 FLASHによれば、全米テニス協会は、東京五輪の代表選手として、大坂を選ばないことを決めたという。

 大坂は、それがショックで、テニスどころではないというのだが、このところ彼女のマインドの弱さが目立つようである。

 さて、俳優の高島忠夫が亡くなった。享年88。宝塚のスターだった寿美花代(87)と結婚したが、生後5カ月の長男が家政婦に殺されるという不幸な事件もあった。だが、息子二人に恵まれ、芸能界の「おしどり夫婦」として有名だった。

 68歳の時にうつ病になり、以後20年も続く闘病生活を支えた寿美の献身的な介護は、フジテレビ系で放映(13年6月)され、大きな反響を呼んだ。

 文春によれば、高島は20回近くも自宅を増改築していたそうだ。それもいかにも立て直ししたことが分かるようにした。なぜなら、ここは『細腕繁盛記』で建てた、ここは『ごちそうさま』で建てたと、そうやって、頑張って家族を食わしてきたことがひと目で分かるようにという思いだったそうだ。

 元の家をあえて残したのは、死んだ最初の子は、家の屋根に止まるといわれているから、鉄筋のツルンとした屋上にしたら、跨ぐ屋根がなくなってしまうからだ。そう本人が話していた。茶の間に愛された俳優だった。

 ポストにセブン-イレブンの新社長の永松文彦がインタビューされている。

 だがここで、永松の話をやろうというのではない。共同通信がスクープした「セブン&アイ・ホールディングスが、セブンペイへの全てのチャージや新規登録を停止すると発表した」件である。

 お粗末な話だ。時事通信もこう報じた。

「セブン&アイ・ホールディングスは4日、バーコード決済サービス『セブンペイ』が不正にアクセスされた問題で、約900人が計約5,500万円の被害に遭った恐れがあると発表した。セブンペイの運営会社は原因究明を優先するため、新規登録を停止した。全国約2万店超のセブン-イレブンで1日に始まったばかりのサービスは早くもつまずいた形だ」

 本田雅一が「東洋経済オンライン」に「セブンペイの不正アクセスはなぜ起きたのか」を寄稿しているが、そこで、こう批判している。

「しかし、セブン・ペイの小林強社長の言葉から感じられたのは、顧客から預かっている個人情報の重要性に対する無自覚だけではなく、現時点で起きていることや問題解決が長引いていることに対する認識が甘く、自社が提供しているサービスへの理解も低いと言わざるをえないものだった。

 小林社長は記者会見で、7payのシステムに『脆弱性は見つからなかった』と応えたが、そもそも脆弱性が存在しなければ、今回の問題は引き起こされていない。

 背景には、大手流通が扱う決済システムとしては呆れるほど脆弱なシステムがあるが、さらに決済システムを提供するセブン・ペイの危機管理の甘さも追い打ちをかけている」

 永松社長は、ポストで、コンビニが頭打ちの時代に、どう生き残るかを話しているが、当面の「セブン・ペイ」の“失敗”をどうするのかを早急に会見して答えなければ、地に落ちたセブン-イレブンの信用は取り戻せない。早速正念場である。

 同じポストで、ヤクザと新聞について、溝口敦と鈴木智彦が語りあっている。

 新味はないが鈴木のこの話が面白い。

「鈴木 いまやヤクザそのものではなく、その裏社会の人間と芸能人やスポーツ選手や政治家が接点をもってしまったことがニュースになるように変質してしまった。

 接触した有名人のほうにスポットが当たるようになっている。

溝口 もやはヤクザそのものへの興味がなくなったのかもしれません。

鈴木 最近では俺のところに、ヤクザが敵対するヤクザと芸能人が写っている写真を売り込んでくるんです。

 そのヤクザを貶めるために。ヤクザがヤクザとの写真を問題だって言うんだから、本末転倒ですよ(苦笑)」

 これを、吉本興業の芸人たちはどう思うのだろうか。

 ところで週刊現代はこんな不規則な刊行をいつまで続けるのだろうか。

 今週も月曜日発売で、7月13・21日号である。だが、合併号とは書かず、特別定価500円としてある。

 読者を愚弄しているとしか、私には思えない。定期で買っている読者などほんの僅かだろうが、今週買った読者が、来週月曜日に、キオスクやコンビニ置いてあれば、同じものを買ってしまうかもしれない。

 これを見たら笑えないはずだ。先週号は1週間売りである。売り物の大特集は「年金は『夫65歳から妻70歳から』もらうのが正しい――あなたの場合は」と「病院はこんなに怖いところ」である。

 今週のは、「病院はこんなに怖いところ 実例50 私は薬と病院をかえて元気になった」「妻と夫の『年齢差』年金を何歳からもらえばいいか」である。

 ポストも似たりよったりである。私のような長い間週刊誌を見てきた人間でも、先週と今週の現代、ポストを見分けるのは至難である。

 同じ特集を繰り返し、おまけに金曜日発売と月曜日発売があるのでは、私のように認知症が進んだ人間には、どの号も同じに見えてしまうのだ。

 これなら月刊誌にするべきだ。いっそ、週刊誌と謳うのをやめて月1回刊の増刊にしたらいい。

 このへんで、編集部はこの変則刊行を、読者に丁寧に説明する時であること、いうまでもない。これ以上、歴代の編集者たちが60年以上かけて築いてきた“信用”を落とすことはやめてもらいたい。

 その現代から、参議院選の予想を見てみよう。政治ジャーナリストの鈴木哲夫、選挙プランナーの松田馨、時事通信解説委員の山田惠資の各氏が予想している。

 結論は、自民党の獲得予想議席数は、選挙区・比例の合計で56議席になると読んでいる。

 65議席を獲得して大勝した13年からは10議席前後減らすが、与党が過半数になる53は超えると見ている。

 憲法改正に必要な与党で3分の2にはならないが、安倍首相の命脈は保てる議席にはなるというのである。

 新聞の世論調査も、軒並み、自民党の勝ちだと予測している。つまらない予想だ。

 これだけ、国民を蔑ろにして省みない政権を、なぜ、支持するのか、私には理解不能である。

 山本太郎のれいわ新選組が、多額の寄付金を集め、ユニークな候補者を10人擁立して、話題を呼んではいるが、5議席獲得というところまではいかないのではないか。

 どうしたら安倍政権を震え上がらせることができるのか。それは簡単だ。多くの有権者が、今度の参院選が天下分け目の関が原だと思い、投票に行くことだ。

 政治は自分たちの力で変えられる。そういう体験をしたことがない若い世代は、一度、時の政権に「ノー」といってみたらいい。そうすると何が変わるのか、何が変わらないのかがわかる。政治に自分たちの声を反映させるためには、政治屋たちをこっちを向かせることだ。

 その面白さを体験すれば、政治がもっと身近になるはずだ。政治屋たちが一番怖いのは、落選することである。

 われわれの意見を聞かなければ落す。そう思わせることが、政治屋を動かす要諦である。

 お騒がせ女、松田聖子(57)は、相変わらず、高額のホテルのディナーショーが大入りだというが、男運はやや下がり気味かもしれない。

 慶應大学病院の歯科・口腔外科の准教授だった、再々婚の相手、河奈裕正が、慶應を辞めて、神奈川歯科大附属病院の教授になっていたと、新潮が報じている。

 新潮によれば、慶應にいては教授になれる見込みがなく、神奈川大に空きが出たので移ったそうだ。聖子にすれば、慶應大学病院の教授夫人になりたかったはずだがと、新潮は忖度するが、彼女のことだ、次のブランド夫を探すつもりかもしれない。

 さて、サニブラウンと大坂なおみは明暗がはっきり分かれた。

 マインドの弱い大坂とは反対に、サニブラウンの心臓には毛が生えているようだ。

 桐生祥秀やケンブリッジ飛鳥をはるかに超えて、日本では競争相手がいないと豪語する。

 有言実行の男だから、誰も何もいえない。新潮よれば、これからスポンサーがつけば、メイウェザーの約313億円や、サッカーのメッシの約122億円とまではいかないが、日本人最高位の錦織圭の約38億円に迫るかもしれないそうだ。

 そういえば、昨秋のドラフト最大の目玉だった根尾昴はどうしているのだろう。新潮によれば、中日に入ったが、2軍で55試合に出場して、打率1割6分、三振67、失策14だそうだ。

 2軍選手の中でもワースト。不振の原因は守備だという。すべて直され、守備のことしか考えられないから、それが打撃にも影響しているというのである。

 張本勲がいうように、外野に転向させ、体力をつければ、そのうち出てくるはずだ。焦ることはない。

 野村証券の社員2人が、合コンで女性に無理やり酒を飲ませ、一人は路上に置き去りにして、一人を近くのラブホテルに連れ込み、2人で犯したとして、逮捕された。

 彼らが女性たちに飲ませたのが、「デートレイプドラッグ」だったという。睡眠薬をスパークリングワインなどに混ぜて飲ませれば、意識が混濁して、自力では歩けないようになるそうだ。

 私のバーテンダー時代は、ウオッカにオレンジジュースを混ぜた「レディキラー」というのが流行った。いつの時代も、男は女を酔わせてものにしようと、虎視眈々と狙っている。

 女性たちよ、男はいつも狼なのだぞ、忘れるな。

 文春に、妻の首を絞めて殺し、両足を切断した夫の話が出ている。川崎市宮前区の会社員・平聖也容疑者(26)で、殺されたのは妻の楓吹(ふぶき・26)さん。

 彼女は岩手県出身で、青森の国立八戸工業高等専門学校に進学。活発で、国際交流でアメリカやシンガポールも訪れ、英語は達者だったという。

 平は彼が14歳の時、両親が離婚している。2人は長岡技術大で知り合い、平は就職せずに婿入りする形で楓吹さんと結婚する。

 妻は理系のキャリアウーマンとして活躍するが、平はバイトをすることもなかったという。今年2月から、川崎市内の薬局で働き始めるが、給料ははるかに妻の方が上である。

 そうしたコンプレックスがいくつもつもり重なり、2人の間に秋風が吹き始めたのだろうか。殺し方や両脚を切断する冷酷さに、カネの縺れだけではない、もっと深く暗いものを感じる。

 ところで、先週、映画『主戦場』を、今週の火曜日の朝、『新聞記者』を観た。ともに満員だった。『主戦場』についてはいまさらいうことはないが、櫻井よしこの容色が衰えたのだけが心にいつまでも残った。

『新聞記者』は、東京新聞の望月衣塑子記者の書いた同名の本が原案である。日本人の父と韓国の母を持つ東都新聞女性記者・吉岡が、官邸が密かに新設しようとしている大学建設の暗部を暴くという、ポリティカル・サスペンス。

 文書改ざん問題、加計学園問題、役人の自殺など、最近起きた安倍首相がらみの事件を彷彿とさせるシーンが随所に出てくる。

 吉岡と協力して、官邸の闇を暴こうとする官僚が所属するのが「内閣情報調査室」というのもリアリティがある。

 こうした権力の不正を暴いていく映画は、山本薩夫監督の『金環食』(1975)を挙げるまでもなく、昔はいくらでもあった。アメリカには、政治もの、大統領ものというジャンルが確立していて、最近でも、ブッシュ政権下で副大統領を務めたチェイニーを主人公にした『バイス』が話題になった。

 だが、日本では久しく作られることはなかった。そういうこともあるのだろう。中高年を中心にヒットしている。最後に、内調のトップがいい放つ、この言葉がいい。

「この国の民主主義は形だけでいいんだ」

 映画の作りは褒められたものではないが、この言葉だけで、この映画を観る価値がある。

 ジャニーズ帝国を築いた立役者であるジャニー喜多川が解離性脳動脈瘤破裂で自宅で倒れ、病院に緊急搬送されたのは6月18日だった。

 だが、事務所側はこのことについて一切発表してこなかった。それが7月1日、嵐のCDデビュー20周年を記念した展覧会の会場で、嵐の松本潤から突然、発表されたのである。

 なぜ、マッチこと近藤真彦でも、ベテランの東山紀之でもなく、松潤だったのか。

 新潮によれば、藤島ジュリー景子副社長(52)が、今後のジャニーズを代表するトップグループは嵐だということを、内外にアピールしたかったからだというのである。

 他誌では、もしジャニー喜多川が亡くなったら、彼には子供がいないから、莫大な遺産を誰に相続させるのかを推測する記事が多い。どちらにしても、帝国を築き上げた一代の英雄亡き後は、彼に代わる人間など出てきはしないだろう。

 さて、秋篠宮夫妻がポーランドのワルシャワに着いたのは、予定より1時間半も遅れた夜の23時過ぎだったと、文春が報じている。

 政府専用機ではなく、民間機で向かったため、フランクフルト発の便に遅れが生じたためだった。

 だからいったじゃないかと宮内庁担当記者がこういう。

「国賓並みの待遇で招かれているため、本来であれば政府専用機を使って時間通りに到着し、相手国に迷惑をかけないことが外交上のマナーです」

 民間機を使うことにこだわりを持っているといわれる秋篠宮を批判するが、政府専用機は欧州往復だと約1億円もかかるそうだ。いいではないか、私は、秋篠宮の考え方に賛成だ。

 それにしても、年に十何回も外遊する安倍首相は、すべて政府専用機だろうから、これまでいくら使ったのか、文春さん、調べてくれないか。

 文春によると、秋篠宮夫妻はNHKの宮内庁担当キャップ、橋口和人記者がことのほか嫌いだそうだ。なぜなら、紀子さんのご懐妊をスクープ速報したとき、秋篠宮は地方に行っていて、懐妊したことをテレビを見て知ったという。

「ご自身で伝えられなかった紀子さまは涙を流され、秋篠宮さまは激しく動揺されたと聞きます」(宮内庁関係者)

 そりゃあ秋篠宮夫妻が怒るのも無理はない。その後も、佳子さんの学習院を中退してICUを受験する、眞子さんと小室圭さんの婚約内定もスクープしたそうだ。この記者ただ者ではないが、やはり、当人に当ててから報道すべきだったとは思う。

 最近フライデーが面白い。吉本興業の芸人たちの「闇営業」を追及してから、他の記事も充実してきたように思う。フライデー編集部には、吉本の芸人たちと反社とのつながりを示す情報提供が殺到しているという。情報の裏が取れ次第、誌面化するそうだから、まだまだ吉本も芸人たちも枕を高くして寝られないだろう。

 新潮によると、明石家さんまが、闇営業で批判されている芸人たちの擁護に動いていると報じている。

 彼が出ているラジオで、こういったという。

「入江にはすごくお世話になっているので、入江が“さんまさん、お願いします”って言うてたら、俺は絶対行ってたよ」

 入江とは、闇営業を仲介していた「カラテカ」の入江慎也である。

 それに、中堅の芸人から、「ギャラを上げてほしい、さんまさんからいってもらえませんか」といわれていると明かし、

「僕が吉本の岡本に言ったらええだけのことなんですけれど」

 と、岡本昭彦社長を呼び捨てにしたそうである。

 6,000人も抱えて、安いギャラでこきつかったら、そりゃあ、闇でも裏でも、カネくれるならやろうとなるのは無理もない。

「ナインティナイン」の岡村隆史も、

「最初に記者会見をすべきだった。完全にうちの会社のミスジャッジ」

 だと、吉本の対応を批判しているそうである。

 闇営業問題が、皮肉なことに吉本興業の芸人へのギャラの安さ、待遇の悪さなどを浮き彫りにしてしまった。

 正念場は、吉本も同じだ。

 年金問題VS.憲法改正が争点の参議院選が始まった。今回は、注目候補に女性が多いようだが、さっそく新潮が「クレオパトラたち」を並べて品定めをしている。

 注目度ナンバー1は、立憲民主党から立った元「モーニング娘。」市井沙耶(35)だろう。新潮は、彼女が自民党の今井絵理子議員と共通項が多いから、当選してから立憲民主党が『悪夢』を見るのではと報じている。

 市井は、20歳でバンドのギタリストと「できちゃった婚」して芸能界を引退する。しかし、二人目の子どもが生まれると芸能活動を再開したが、2011年に離婚。翌年には美容師の男性と再婚して二人の子どもをもうけている。

 同じ年で、出馬する政党と子どもの数が違うだけで、市井と今井は「恋多き女」という共通点がある。だから、今井の二の舞になりかねないというのだが、牽強付会が過ぎるのではないか。

 次は丸川珠代(48)。私の知り合いの代議士から、中野区で丸川を囲む会をやるから来ないかという誘いがあった。前回は、山口那津男公明党代表を上回る100万票超を獲得した丸川だから、落選の心配はないだろうが、新潮によれば、各省庁の役人や秘書への当たりの厳しさは、あの豊田真由子議員を彷彿とさせるとか。

 立憲民主党にはもう一人、目玉の女性候補がいる。令状なしのGPS捜査は違法だという最高裁判決を勝ち取った、美人過ぎる弁護士・亀石倫子(45)である。

 私は、彼女なら楽勝だと思っていたのだが、新潮によればそうではないという。それは、選挙区が大阪だということに尽きる。自民、公明、共産の現職が強い。そこの維新の会が2人も候補者を立てたからである。

 綺麗で弁舌が爽やかでも、大阪向きではないというのである。なるほどそうかもしれない。

 永田町の壇蜜といわれているのは三重県選出の吉川有美自民党候補(45)だ。たしかにちょっと似ているかもしれない。

 だが彼女、地元は回らない、支援者のところにも行かないので、地元の県議や市議の評判が最悪だというのだ。これで落ちたら自業自得である。

 お次は山形県選出の大沼瑞穂議員(40)。彼女、予算委員会で安倍首相に質問した際、安倍が「ただいまのフクシマ委員の御質問を伺っておりまして」と、あろうことか、社民党の福島瑞穂議員と間違われてしまったそうだ。

 以来、安倍首相との2ショット写真も拒否しているという。いいじゃないの、安倍と写っていないほうが、選挙民には好感を持たれるかもしれない。

 私は、国民民主党の参議院比例区の候補になった、小山田経子(41)という女性は全く知らない。何でも彼女、過去に『先生が下着姿になったら』『現役行政書士 今日の情文』という映像をリリースしたことがあるそうだ。

 玉木代表は、こうしたことを知って公認したのだろうな。

 都議時代に、「早く結婚したほうがいいんじゃないか」というヤジを浴びせられ名を知られた塩村文夏元都議(40)は、立憲民主党公認で、東京選挙区から出馬するそうだ。

 彼女は女性層に人気があるのではないかと思っていたのだが、新潮によれば「女が許せない女」なんだそうである。新潮が挙げる嫌われる理由がイマイチよくわからないが、6議席を自民党の丸川と武見敬三、山口、共産党の吉良佳子、勢いのある山本太郎などが争う激戦区で、当選するのは大変なことであろう。

 元「筆談ホステス」として知られる斉藤里恵前東京都北区議(35)も立憲民主党から比例区で立候補した。彼女たちの健闘を祈りたい。

 ヤマトホールディングスの100%子会社にヤマトリースというのがある。

 そこの小泉弘社長のパワハラがすごいと文春が報じている。

「お前ら殺されるぞ。本当に。分かる、これ?そのくらい(の給料)もらってんだよ。殺されるよ。本当、ふざけんなよ。馬鹿たれ! それも分からねぇから問題なんだよ」

 小泉が社長に就任したのは、前社長が引っ越し代水増し請求問題で降格処分になり、リリーフ登板だったという。

 先の発言は、ある支店長会議の後に開かれた懇親会での発言。

 小泉社長が不満を持っているのは、40代で1000万円に届く社員がいるというヤマトリースの給与水準だという。

 だがこれは間違いだと、社員がいう。多くは500万~600万円程度だそうだ。

 だが、

「一千万もらうんだったらちゃんと働けよ。二十四時間働きゃいいじゃない」

 といい放ち、恐竜は滅びたけれどゴキブリは滅びてない、だからゴキブリ精神でやれよと、支離滅裂ないい方で、社員に激を入れるという。

 親会社は、事実確認中だというが、こんなのがトップにいたら、社員はやる気を失うだろうな。

 文春の巻頭記事は、教え子の中2の女子生徒の自宅に押し入り、彼女をクルマで連れ去って逮捕された内田慎也容疑者(27)についてである。

 内田は、群馬県の私立新島学園中学校の数学の教師で、被害者の担任だった。

 この中学は、同志社大学を設立した新島襄に師事した地元の実業家が、1947年に開校したミッションスクールで、県内では格式の高い名門校として知られているそうだ。

 内田は、被害生徒に対して、「好意があった」「わいせつ目的だった」と供述しているという。

 内田は、高崎市内の一軒家で、母親と妹と3人で暮らしていた。文春によれば、父親は秀才だったが素行が悪く、大学には行かず、自宅には寄り付かなかったそうだ。

 内田が高校生の頃、父親は風俗店で、高校2年の女子生徒(17)を雇って、客とわいせつな行為をさせようとしたとして逮捕されている。2年後にも、15歳の女子中学生を風俗店に斡旋しようとした容疑で逮捕されているという。

 内田のほうは父親とは違って堅実に大学へ進み、教員採用試験に落ちたものの、新島学園で非常勤講師の口を得る。

 昨年から、担任を受け持つ専任講師に昇格した。生真面目で入念に授業準備をするという評判だったようだ。

 7歳下の妹を可愛がり、母親との関係も良好だったという。だが、真面目なその反面、ロリコン趣味があり、「教え子と結婚するのが夢」だと語っていたそうだ。

「女子生徒の胸を触った」「女子生徒の更衣室を開けた」などという指摘が、保護者から出ていたこともあるが、同校の教頭は、内田から聞き取りもしたが、「誤解だったと認識している」と文春に語っている。

 さらに教頭は、「彼の本質を見抜けなかったことは大きな問題ですが、逆に学校としては、内田氏に担任を任せて許容量を超える仕事で追い詰めたのではないかとも思っています」と語っている。

 この記事を読む限り、教え子を無理やり誘拐するなど、教師としてあってはならないことだが、普段は仕事熱心な真面目な教師だったのだろう。

 文春は、内田は自らが嫌がっていた父親と同じ轍を踏んだと書いているが、そうだろうか。「県警の暴力団担当者の間では有名な存在」(群馬県警関係者)だった父親と、教師として地道に人生を歩んできた息子とでは、交わることのない道だったはずである。

 思うに、真面目だったがゆえに、女性への接し方もわからなかった27歳の男が、一途な思いの深さが故に暴走をしてしまった。そう考えるのは甘すぎるだろうか。

 今週の第1位は、各誌の貴乃花にまつわるお話に捧げる。

 フライデーにいわせると、貴乃花一家は「日本一有名な家族」だそうである。有名かどうかは置いておくが、いつまでたってもお騒がせ家族であることは間違いない。

 貴乃花と離婚した河野景子(54)に、新しいパートナーができたとフライデーが報じている。相手は有名イタリアンのオーナーシェフだそうだ。

 元夫を抜きに、家族が揃って、そのイタリアンで食事をした。その夜から3日後、原宿の中華料理店でも、彼女はその男性と食事をし、その後、裏路地にあるマンションへ入って行ったという。

 その後も、河野は一人でそのイタリアンで食事をしている姿が目撃されている。

 このシェフの父親は、マガジンハウスで『POPEYE』や『BRUTUS』を創刊した編集者だというから石川次郎である。次郎さんの息子だけに、女にモテるのだろう。

 一方のご本人は、元妻と比べて華やかさが失われているようだ。新潮によると、最近、神楽坂で貴乃花(46)の姿が目撃されているという。それも一人で、「コップ酒を4杯飲んでいた」「一番安い3000円のコースを食べた」という、妻の食生活とは程遠いショボいものだそうだ。

 稽古場もあった事務所を引き払い、神楽坂の築30年の3階建ての一部屋に移ったそうである。広さは19平方メートルのワンルームで、家賃7万円だという。

 私はその隣の駅の早稲田にオフィスを借りているが、家賃は9万円。何だか哀愁が漂ってくるではないか。

 お騒がせは貴乃花一家だけではない。FLASHによると、兄の花田虎上と離婚して、4人の子どもを連れてハワイへ移住した前妻・花田美恵子(50)は、しばらくしてハワイ在住の男性と結婚していたそうである。

 その間、虎上は養育費を送り続けていたそうだが、その男性とも別れて、昨年12月に、13歳年下の日本人男性と結婚したという。美恵子は「再婚」といっているが、その前にも一度結婚していたことは元夫にも話していないそうだ。(文中敬称略)

【巻末付録】

 現代から。「写真家・大倉舜二が撮った『スターの世界』」。前半は女優は少ない。

 後半の「写真家・大倉舜二が撮った『スターの世界』」は「撮影当時は公開できなかった完全未発表ヘアヌード 大谷直子」。なかなかの迫力。

 次は「写真家・大倉舜二が撮った『スターの世界』」で、「范文雀 プライベート・ヘアヌードがあった」。彼女好きだったな。いい女だね、今見ても。

 袋とじは「新進女優・藤崎里菜、思わず二度見する『Hカップ・ヌード』」。これだけあったら重たいだろうな。

 ポスト。「麗しき女、深田恭子-世界一、幸せな瞬間」。当然、ヌードではない。

 袋とじ「アグネス・ラム、ビキニの女神、砂浜の恋人-元祖グラビアアイドル」。今見ても、やっぱりすごい迫力だ。

 袋とじ「PLAYBOYの表紙を飾った謎の日本人女性<紗世>」

 後半の袋とじは「美女アスリート女性器測定会-SEXのお悩み研究」。これは企画倒れだ。「エロ本全史/昭和・平成時代に男たちのスケベ心を刺激した傑作エロ本」

「飛鳥凛、28歳艶めいて-演技派女優の透き通るカラダ<撮り下ろし>」なかなか雰囲気のある女性だ。

「ビキニでご当地ビール、ゴックン!-東京で味わえる出身地の人気銘柄」。早く暑くなれ!

 最後の袋とじ「シリーズ初脱ぎ/河西乃愛さん。22歳-勇気を出して初めて晒した白肌」

 量的にはポストが圧倒しているが、現代の大谷直子と范文雀のヘア・ヌードもいい。迷った末に現代の勝ち。

【告知】

 7月の「ノンフィクションの醍醐味」は、傑作ノンフィクション『ルポ 川崎』を書いた磯部涼さんにお越しいただきます。

日時は7月19日、金曜日、午後7時から

場所は、カフェ・ミヤマ 高田馬場駅前店2号室

東京都新宿区高田馬場2-17-4 菊月ビル地下1階(電話は03-5292-5772)

(地下鉄東西線・高田馬場駅から濡れずに行けます)

直接、当日、おいでください。

レギュラーメンバー以外の参加者はコーヒー・会場代1000円を会議終了後に集めさせていただきます。

二次会もあります。

磯部涼(いそべりょう)さんの紹介

ライター。主に日本のマイナー音楽、及びそれらと社会の関わりについてのテキストを執筆。単著に『ヒーローはいつだって君をがっかりさせる』(太田出版、2004年)、『音楽が終わって、人生が始まる』(アスペクト、2011年)、『ルポ 川崎』(サイゾー、2017年)がある。

その他、共著に九龍ジョーとの『遊びつかれた朝に――10年代インディ・ミュージックをめぐる対話』(ele-king books/Pヴァイン、2014年)、大和田俊之、吉田雅史との『ラップは何を映しているのか――「日本語ラップ」から「トランプ後の世界」まで』(毎日新聞出版)、編者に『踊ってはいけない国、日本――風営法問題と過剰規制される社会』(河出書房新社、2012年)、『踊ってはいけない国で、踊り続けるために――風営法問題と社会の変え方』(河出書房新社、2013年)等。

雑誌屋やジャーナリストなど、きれいごとではできない!吉本の芸人と反社との関係を示す“証拠”はまだまだ出てくる!?

今週の注目記事・第1位「まだまだ出てくる吉本興業の『闇芸人』稲川会幹部の誕生会で『闇営業』」(『フライデー』7/12号)「『宮迫博之」だけではない『闇営業』の『闇の奥』」(『週刊新潮』7/4号)

同・第2位「『覚せい剤常習犯』を再釈放した『女裁判官』のご存念」(『週刊新潮』7/4号)「前科14犯神奈川逃走犯の『人生の半分は刑務所』」(『週刊文春』7/4号)

同・第3位「新潟地震発生もホステスと飲み続けた防災担当副大臣」(『週刊文春』7/4号)

同・第4位「『こんな事務所は辞めたらいい』ジャニー喜多川緊急搬送」(『週刊文春』7/4号)「人気グループメンバーが見た『厳戒の病室』」(『週刊新潮』7/4号)

同・第5位「『軽減税率めんどくせえ』麻生の『消費増税』大暴走」(『週刊文春』7/4号)

同・第6位「残念なリベラルの処方箋」(『ニューズウイーク日本版』7/2号)

同・第7位「トランプが『日米同盟破棄』したら、日本は『繁栄』か『沈没』か」(『週刊ポスト』7/12号)

同・第8位「首都圏のマンションが売れない」(『週刊現代』7/6号)

同・第9位「どうしても本音を隠せなかった『秋篠宮殿下』の親子断絶」(『週刊新潮』7/4号)「『秋篠宮家』研究/『小室さんの件は父とは話しません』眞子さま父への絶望」(『週刊文春』7/4号)

同・第10位「八村塁を変えた富山の人々」(『週刊文春』7/4号)

同・第11位「年金暮らしの人のための自己破産と生活保護の基礎知識」(『週刊現代』7/6号)

同・第12位「貴景勝の母でございます」(『週刊ポスト』7/12号)

同・第13位「『水素ガス吸引』で万病退治・若返りは本当か」(『週刊新潮』7/4号)

同・第14位「大阪拳銃強奪犯は1年前障害者襲撃未遂を起こしていた」(『週刊文春』7/4号)

同・第15位「各局女子アナ『人気とオッパイ』の相関関係」(『週刊ポスト』7/12号)

【巻末付録】現代とポストのSEXYグラビアの勝者はどっちだ!

 早速いこう。ポストの巨乳と女子アナについて。

 ベテランテレビマンはこういう。

「“巨乳アナは人気が出ない”とこれまではテレビ界で言われてきた。そもそも、女子アナという存在が確立されたのが80年代の初めくらい。その頃はとにかく知性やアナウンス技術が重視されていて、胸が目立つようなセクシーさを出そうものなら、女性視聴者から嫌われると考えられていた」

 2014年にフリーに転身した元TBSの田中みな実アナ(32)も、雑誌ananのインタビューにこう答えている。

「局アナ時代はぶりっ子というイメージがあったから、胸まで強調されてしまったらアナウンサーとしての清潔感が保てないと思っていました。(中略)とにかく胸を小さく見せたくて、3年間ぐらいサラシを巻いて胸を潰していたんです」

 だが最近は、小川彩佳アナ、三谷紬アナ、杉浦友紀アナ、桑子真帆アナ、宇賀なつみアナといった巨乳アナたちが、各局の看板番組を背負い、胸元を強調した衣装で画面に登場するようになったという。

「一歩引いてニコニコ笑っているのではなく、バラエティでは芸人のフリに即座に切り返し、報道では自分の考えをハッキリ述べるなど、アナウンサーとしての度量や技術が評価されるようになった。

 共通するのは、男性に媚びない姿勢。彼女たちからは“胸が大きいことは悪いことじゃない”“これが私のスタイル”といった自立した強さを感じます。そういった女子アナたちは、ふくらみを強調する服を着ようが関係ない時代になった」(ベテランテレビマン)

 そう、大きいことはいいことなのだ。

 拳銃強奪犯の飯森裕次郎容疑者(33)は、事件の1年前にも、都内の障碍者が通う就労支援施設で、同じ講座の30代の男性をつけ回す「襲撃未遂」を起こしていたと文春が報じている。

 この男性は身の危険を感じ、施設に駆け込み、信頼できるスタッフに飯森の付きまといを報告した。

 スタッフたちが飯森に話を聞いたところ、飯森が刃物を所持していたことがわかったというのである。警察官を襲って拳銃を奪ったのと同じで、このケースでも「動機」がハッキリしない。そこが不気味である。

 新潮は、水素ガス吸引で万病退治、若返りができるという特集を組んでいる。何でも、歌舞伎役者の坂東玉三郎が使っていて、人工透析をしなければという人が、半年ほど水素を吸引したところ、普通の生活に戻れるぐらいまで回復したというのだ。

 玉三郎も、一日1~2時間水素を吸って、水素サプリも飲んでいるが、疲れが取れて眠れるようになったというのである。この吸引器、1台350万円もする。

 それ以前に、水素ガスを吸うことで本当に万病が治るのか? 悪い活性酸素を狙い撃ちしてくれる、認知機能が向上したなど、効果を声高に挙げるのもいれば、「エビデンスがない」と切って捨てる教授もいる。

 私も懐疑派だが、3万円台のポータブル吸引器もあるそうだから、気になる人はこちらでも買ってみたら。

 お次はポストのグラビアだ。関取・貴景勝の美人すぎる母を撮り下ろししている。私はこういう企画が好きだ。いいところに目をつけた。

 彼女の出ているページの右は、志村けんが大絶賛している高嶋香帆というタレントの下着姿である。

 彼女も着物を脱ぎ棄てて、下着になってくれたら、ポストは完売したかもしれない。

 失礼になるかもしれないが、彼女、とても素人さんとは思えないほど、雰囲気がある。

 出会いのきっかけは、知人の紹介による「お見合い」だそうだ。

 彼女は、インタビューでこう話している。

「土俵で死闘を繰り広げる力士のイメージと母親のギャップがあるだけです。若い頃はもっと地味だったかな。少しふっくらしてショートカットだったので、年上に見られていました(笑い)」

 こんな女性と四畳半で酒でも呑んだら最高だろうね。ポスト、でかした。

 現代の巻頭特集は「年金は夫65歳から、妻は70歳からもらうのが正しい」というものだが、私はスルーする。だが気になったのは、「年金暮らしのひとのための自己破産と生活保護の基礎知識」である。

 いざとなれば、生活保護だと思い定めているが、正直なところ、その手続きがわからない。現代によれば、自己破産は、地方裁判所に申し立てればいいそうだ。

 自己破産しても、年金は差し押さえられることはなく、現金の所持も99万円までなら許されるという。

 消費者金融や銀行からの借金なら、弁護士費用1~2万円ほどで済むそうだ。意外に知らないのが、生活保護をもらっても、年金はもらえるということ。

 最低生活費というのが住んでいる場所で決まっている。東京23区なら、70代単身者の場合は月13万円だという。

 生活保護の金額は、この最低生活費から収入を引いた金額になる。年金を月に6万円もらっているなら、差額の7万円を受給できる。

 医療費は全額支給、アパートに住む場合は住宅扶助、介護を受ける時は介護扶助がもらえる。自己破産と生活保護のどちらを先にやればいいのか? 先に生活保護の相談に行くのが正解だという。皆さん、どうしますか?

 ところで、バスケットの最高峰、NBAのドラフト会議で、ついに日本人が1巡目、全体の中で9位に指名された。

 八村塁(21)、西アフリカのペナン人と日本人とのハーフ。彼は中学時代、野球と陸上をやっていた。新潮によれば、彼を変えたのは両親の離婚だったという。

 母親の麻紀子は、別れた後も普通に父親と会っていたし、女手一つで育てたというわけではないと語っている。

 だが、恩師の富山市立奥田中学バスケットボール部コーチの坂本穣治は、「あいつが苦しんできたのを見てるから」と言葉を詰まらせた。

 さらに、富山という地方の街で、ハーフの子どもがどう見られたか、想像に難くない。

 だが、八村は、「日本人であることを強調する一方、黒人とのハーフであることにも誇りを持っている」(坂本)という。

 さらに坂本は、「彼がすごいのは、そうした偏見の中でグレてしまうのではなく、ペナン人の父、日本人である母の血の両方に感謝しよう、と素直に思えたことだと思います」

 やがて、八村はNBAに入ると豪語するようになる。そしてついに夢を実現するのだ。

 大坂なおみ、サニブラウンなど、ハーフの日本人たちの活躍が目立つ。これこそが真のグローバリゼーションなのだろう。楽しみである。

 さて、秋篠宮の会見での発言が話題になっている。ポーランドとフィンランドへの公式訪問を前に、6月21日、秋篠宮夫妻が長女・眞子さんの結婚問題について聞かれ、

「娘の結婚の見通しですが、私は娘から話を聞いておりませんので、わかりません」

 と答えたのだ。紀子さんも「同様でございます」というだけだった。

 紀子さんは5月に、眞子さんと2人だけで京都・大聖寺の茶会に参加しているため、もう少し踏み込んだ答えがあるのではないかと、期待していた皇室記者たちをガッカリさせたのである。

 週刊誌はこれをどう伝えたか。

「眞子さまと小室さんの結婚に関しては、状況は膠着状態です。今は解決を急ぐタイミングではないとお考えなのだと思います」(秋篠宮に近い関係者=女性自身)

「秋篠宮ご夫妻が下した小室圭さんとの『決別』」(週刊女性)

「“現状のままでは納采の儀は行えない”と明言されました。今回のご発言は、国民に向けて“あれから一歩も進んでいない、厳しい対応のままです”ということをお伝えになられたかったのだと思います。(中略)会見ではずいぶんおやせになられた印象でしたが、秋篠宮さまの苦しい胸の内が垣間見えました」(秋篠宮家を知る関係者=女性セブン)

 やや見方は違うが、眞子&圭問題がいい方向には進んでいないと見ているようである。

 文春、新潮はどうか。秋篠宮家研究を始めた文春は、今回の発言は、美智子さんが体調の問題もあって“不在”だったため、「今回の『聞いていない』発言は美智子様の “ご不在”ゆえに率直に吐露された『限りなく本心に近いもの』」だと、秋篠宮家関係者はいっている。

 昨年の誕生日会見での発言は、小室家の借金問題は迅速に解決すべしという美智子さんの考えに忖度して発言したもので、秋篠宮にとっては「内心忸怩たる想いがあったはずだ」(同)というのである。

 秋篠宮の教育方針の基本は「自由」だという。娘の「自由」は尊重したい、だが周囲がそれを許さないというジレンマで、悩み、心身をすり減らしているとすれば、同情するに余りある。

 新潮は、この会見で2つのことが明白になったとしている。一つは、秋篠宮家の親子の断絶が、噂だけではなく現実だったことがハッキリした。今一つは、小室家から具体的な連絡がなく、解決の目途が立っていないことがわかったことだと、皇室ジャーナリストの久能靖が話している。

 この会見後、ネットでは、「子を持つ親としての責任を放棄したのか」「まるで他人事ではないか」という批判的な声が上がっているという。子を持つ親の悩みや苦しみなど、まったく理解しない連中たちなのであろう。

 現代版ロミオとジュリエット物語は、まだまだ先が見えてこないようである。

 現代によれば、首都圏のマンションが売れないそうだ。6月17日に、不動産経済研究所が発表した「首都圏のマンション市場動向」によると、東京23区における今年5月の新築マンション発売戸数は781戸で、前年同月と比べて36・3%も減少したそうである。

 首都圏で4月に発売された新築マンションは1421戸で、4月に1500戸を割り込んだのは27年ぶり。

 アベノミクスが始まった13年から、マンションを建てれば即日完売という状況が続いたが、今年5月、首都圏で即日完売になった新築マンションはわずかに5棟22戸だけだった。

 これまでは、少なくとも東京オリンピックまでは土地の価格は上がり続けるといわれてきた。だが、そうではないようだ。

 10月には、個人所有の中古物件には消費税がかからないため、得な中古物件を選ぶようになると、新築マンションの売れ行きがさらに悪くなり、不動産市場全体も値下がりしていく傾向が強まるそうである。

 トランプという男、口から出まかせばかりかと思っていたら、実行力も伴っているようだ。

「トランプ米大統領は30日午後、韓国と北朝鮮を隔てる軍事境界線上にある板門店を訪れ、金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長と約50分間、会談した。米朝の首脳会談は2月のベトナム・ハノイに続いて3回目。トランプ氏はハノイで決裂した北朝鮮の非核化協議に関し、『2、3週間以内に(実務者)チームをつくって再開する』と述べ、正恩氏と合意したことを明らかにした。

 トランプ氏は会談に先立ち、現職の米国大統領として初めて約1分間、北朝鮮の地に足を踏み入れた。米軍を統率するトランプ氏の訪朝は、正恩氏が求めてきた体制保証を認めたとも受け取れる」(朝日新聞7月1日付)

 この突然の北朝鮮訪問が、前日のツイッターだけで実現したとは思わないが、なかなかの役者であることは間違いない。

 G20でも、安倍首相を従え、堂々と習近平主席と渡り合うところなどは千両役者である。

 習近平の北朝鮮訪問で、トランプとの関係がやや薄れたかに見えていたが、事前に習にもいってあったのだろう、形勢大逆転という形である。

 それに比べて、安倍の存在感の薄かったこと。その前に、日米安保はアメリカにとって割の悪い条約だというトランプの先制パンチでグロッキー気味だったとしても、日本側の主張などどこにも見られなかったのは見苦しかった。

 さて、ポストは、トランプが日米同盟を破棄したらどうなるのかという、愚なる特集を組んでいる。読むまでもないが、他にさしたる記事がないから、一応紹介しておく。

 元駐韓大使で外交評論家の武藤正敏は、韓国の動きも注視すべきだと指摘している。

「トランプの発言はブラフだと見ておくべきだが、片務性を正したいという意思があるのは間違いない。

 仮に日米同盟が廃止されるならば、より重要度が低い米韓同盟も破棄され、在韓米軍も撤退する可能性が高い。すると、韓国は中国と北朝鮮の影響下に入ることが、自国の安全保障につながると考える。

 米軍撤退によって野心を再燃させた北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長が核・ミサイル開発に邁進しても韓国の文在寅大統領では対応しきれず、日本は核の脅威に晒されることになる。

 一方で韓国は慰安婦問題や徴用工訴訟などでの反日姿勢をさらに強め、これまで以上の謝罪や賠償を日本に突き付けるでしょう。G20での日韓首脳会談が見送られるなど戦後最悪とされる日韓関係のもとでは、そうしたリスクもゼロではありません」

 これは、トランプの電撃的北朝鮮訪問前のコメントだから無理もないが、今や、米韓北の結びつきは、日本が考えているほど脆弱なものではない。

 今や日本こそが、アジアの孤児になりつつあることは、残念ながら事実である。

 ポストがいうように、「まさに四面楚歌状態――その中で求められるのは高度な外交手腕だが、60年の長きにわたって日米同盟に依存するばかりだった日本の政治家や外交官に、各国と立ち回る能力があるかは疑わしいのが現実だ」ろう。

 外交から見ても、安倍政権は失格だと思う。

 ニューズウイーク日本版は、「リベラルはなぜ衰退したのか」の中で、安倍政権についてこう書いている。

「あらゆる権力は腐敗を伴うもので、民主主義による監視と統制が必要だ。それ以前に、安倍政権が実現できなかった構造改革と地方経済の立て直しには全く新しい政治手法が必要となる。また、後継者を競わせながら育てることの苦手な安倍政権は、深刻な『ポスト安倍』問題を抱えている。あらためて政権担当能力のある健全な野党の存在が、日本の政治には求められている。

『安倍一強』の長期政権が、後世から『悪夢』と呼ばれる可能性は常にあるのだから」

 7月21日が参議院選の投票日と決まった。

 安倍首相の本心は消費税増税を延期してW選挙ではないかといわれていた。だが、文春によれば、「増税は予定通りできますね」と何度も直談判をしてきた麻生副総理に、森友学園問題で辞意を漏らした彼を慰留した手前、安倍は無下にできず、認めざるを得なかったという。

 だが、皮肉なことに、金融庁が出した、95歳まで生きるとしたら2000万円不足するという報告書の受け取りを拒否するなど、麻生の非常識な対応で、参議院選最大のテーマは「麻生と年金」になってしまった。

 安倍応援団の産経新聞系の夕刊フジでさえ、麻生が足を引っ張ると、参議院選での自民党の議席を「選挙区37、比例18」の計55議席で、現状より11議席減と予測しているのだ。

 野党第一党の立憲民主党が16議席伸ばすと見る(6月27日のzakzakより)。

 消費税増税、年金問題、亥年の選挙は荒れるというジンクスに、安倍自民党が苦戦することは間違いなさそうである。

 さて、戦後の男性アイドルブームを創り上げたジャニー喜多川(87)が、6月19日に渋谷区内にある自宅マンションで倒れ、緊急搬送された。

 意識レベルはかなり低下して、血圧や体温が上昇し、一時はかなり危険な状態だったようだ。

 事務所所属のタレントたちが病院へ駆けつけ、周辺は大変な騒ぎになったそうだ。

 ネットでは、喜多川の死亡説も流され、私のところにも、万が一の時には原稿を書いてくれという依頼が来た。

 これを書いている時点で訃報は届いていない。だが、もし彼の死が現実になった時、テレビ、新聞、雑誌は、ジャニー喜多川についての特番や特集をどうやるのだろう。

 写真は少ないし、彼について分かっていることも極めて少ない。新潮によれば、父親が真言密教の開教師の喜多川諦道。父親がロサンゼルスのリトルトーキョーにほど近い、高野山米国別院に赴任していた1931年に生を受けている。彼の本名は「ひろむ」というそうである。

 父親は企画力があり、母親は日舞の名取だった。本尊の前を仕切ると手前がステージになり、コンサートなどを行ったりしていた。

 戦後は、女優の田中絹代や歌手の美空ひばりが来てショーを開いたことがあるそうだ。

 一家は帰国したものの、ジャニーは終戦後ロスに戻り、現地の高校へ通う。

 高校時代にロスの劇場で見たミュージカルに感銘を受けたという。帰国後は、駐日アメリカ大使館に勤務し、「ジャニーズ」という少年野球チームを指導する。

 このメンバーだった、あおい輝彦ら4人が1962年に芸能界デビューするのだ。

 以来、フォーリーブス、たのきんトリオ、シブがき隊といった「美少年」たちを次々に発掘、デビューさせていく。

 今では、グループ全体の売上が1000億円を超えるそうだ。だがよくいわれるように、売れる美少年を見つけ出す眼力と、それを育てるのはジャニー、営業やマネージメントをやるのは姉のメリーと役割分担がハッキリ別れていた。

 そのジャニー喜多川にも老いが忍び寄っていた。『異能の男 ジャニー喜多川』を書いた小菅宏はこう話す。

「10年ほど前にお会いした時、珍しくこんなことを漏らしたんです。“実は最近、ウチの子がみんな同じように見える”って」

 ジャニーズ事務所はたった一人の「異能」の男に支えられてきた。それがいなくなればどうなるかは、小学生でもわかる。

 文春によれば、最近、メリーと娘のジュリーが仕切る事務所と上手くいっていなかったという。

 映画や舞台に出したいタレントを提案しても、メリーから「ジャニーはあっちへ行って」とのけ者にされてしまう。ジュニアをデビューさせたいという意見もほとんど聞き入れられなかったという。

「ジャニーさんは『(ジャニーズ事務所)はもう僕の会社じゃない』とため息をついていた」(ジャニーをよく知るタレント)

 先の小菅がいうように、「ジャニー氏の感性と世界観は決して他人が受け継げるようなものではない」のは間違いない。異様とも思える少年愛が、私を含めた雑誌で批判されたこともあった。そうしたことも含めて、ジャニー喜多川という人物が芸能界で果たした功と罪を検証するのは、これからであろう。

 新潟で震度6強の地震が起きた時、国交省は最高レベルの「非常態勢」に移行した。次官以下は電車やタクシーで庁舎に駆け込んだが、その最中でも、赤坂のクラブで呑み続けていた政務三役の一人がいたと、文春が報じている。

 防災担当の大塚高司国交副大臣(54)だ。「政務三役に参集義務はありませんが、『直ちに登頂できる態勢で付近で待機』との指示がありました」(国交省担当記者)。赤坂なら、付近といえるかもしれないが、酒を呑んでいて、しかも、菅官房長官の会見が始まっても動こうとはせず、杯を重ねていたというのだから、防災担当失格は間違いない。

 さて、前科13犯、人生の半分は刑務所にいたという小林誠(43)を収監しようと、横浜地検の検察職員と厚木警察署の7人がそろって行ったのに、包丁で威嚇されて怖れをなし、まんまと車で逃走されてしまった。

 お粗末極まりない上に、警察の緊急配備が発生から4時間前後も遅れる中、小林は理髪店で散髪をすませ、中学の同級生の家を訪ね、コンビニでジュースを買うなどしながら、友人たちの手を借りて悠々と逃亡を続け、逮捕されたのは90時間後だった。

 だいたい、窃盗や傷害の罪で昨年9月に3年8ヵ月の実刑が確定していたのに、なぜ、再保釈が認められたのか。

 証拠隠滅の可能性もほとんどないカルロス・ゴーン前日産CEOを長期間拘留し、保釈を認めなかったのに、これほどの凶暴な犯罪人を保釈し、文春によれば、逃走後、自宅から使用済みの覚せい剤の注射器が発見されたというのだから、保釈を認めた裁判官の責任は重いといわざるを得まい。

 新潮によれば、その裁判官先生の名は、佐脇有紀横浜地裁小田原支部裁判官、49歳だそうだ。

 たしかに、10年に起きた大阪地検の証拠改ざん事件以来、裁判所の検察に対する不信感が高まり、検察が保釈不相当と意見具申しても、まともに相手にしてもらえなくなり、明らかに執行猶予が付かないケースでも、裁判所は保釈を認めてしまうそうである。

 たしかに、09年時点で裁判所が保釈を認めた割合は16・3%だったのに、17年には32・7%と倍増しているという。

 だが、今回のケースでは、普通の頭を持っている裁判官なら保釈を認めはしないだろう。

 それも、昨年9月に実刑判決を受け、一審で認められていた保釈が取り消されたのに、判決を不服とした小林は、即日控訴し同時に再保釈を請求する。これも許可されてしまうのである。ともに認めたのは佐脇裁判官である。

 小林の逃亡が日本中を震え上がらせていた時、この裁判官は何を考えていたのだろう。

 今週の第1位は、吉本芸人と反社とのつながりを毎週掘り起こしているフライデーに今週も捧げたい。

 フライデーは吉本興業所属のお笑い芸人「スリムクラブ」の内間政成(43)と真栄田賢(43)が、指定暴力団・稲川会の本部長(ナンバー3)の誕生パーティで「闇営業していた」と報じている。

 本部長の身内の女性がやっている川崎市内の韓国クラブにゲストとして呼ばれ、芸を披露し金銭を受け取っていたそうである。内間が本部長の隣で、札びらをクビに巻いて笑っている写真が掲載されている。ここには「2700」の八十島宏行(35)と常道裕史(36)もいた。

 あわてた吉本は、フライデー発売前に4人を「無期限謹慎処分」にすると発表したのである。

「カラテカ」の入江慎也(42)が、高齢者を食い物にした詐欺集団の忘年会に、宮迫博之や田村亮らを出演させていたことが発覚して以来、吉本の芸人たちと反社との関係を示す“証拠”はまだまだ出てくるはずだ。

 なぜなら、現代が報じているように、吉本興業と山口組・田岡一雄三代目組長との親密な関係は有名だし、その後も裏でつながっているのではないかという噂が絶えないからである。

 吉本には6,000人といわれる芸人が所属している。落語家は800人、現役のプロ棋士は170人ぐらいである。その中で、テレビに出て稼いでいるのはほんの一握り。反社などからの甘い誘いに乗るなというのが無理というものだ。

 私には、芸人が暴力団を含めた反社の連中と付き合うのを非難する気持ちはさらさらない。自分の芸を楽しんでくれる所ならどこへでも行く、それが芸人だと思うからだ。

 今回、謹慎処分を受けた芸人の中で、一人でも、「反社の連中に芸を披露したことがいけないというのなら、私はこれからテレビには出ません。私の芸をぜひ見たいというお客の前でしかやらない」と、タンカを切れる芸人はいないのかね。

 漫才の横山やすしは数々の暴力事件を起こし、ヤクザとの付き合いも噂された。それでも視聴者は茶の間に彼を受け入れた。彼の話芸を見たかったからである。それほどの芸を持った芸人が今の吉本にいるのか。

 テレビ局も謹慎になった芸人たちの入れ替えで当面はバタバタするが、代わりはいくらでもいる。そのうち彼らは視聴者から忘れられる。

 ひと山いくらの芸人しか排出してこなかった吉本にこそ問題があると、私は思うのだが。

 それと、もうひと言いっておきたい。フライデーの一連の報道に、反社から情報や写真をもらう(買う)のはいかがなものかという批判があることに対してである。

 バカも休み休みいえ。フライデーが、詐欺集団や稲川会の人間と接触して、芸人たちがやっていた「闇営業」の実態を暴かなかったら、この話は闇に隠れたまま、芸人たちは知らん顔してテレビに出ていたはずだ。

 そのうち出てくると思うが、反社の人間と一度でも付き合えば、次にイヤだと断れまい。

 彼らは、人の弱みに付け込み、骨までしゃぶる。そうやって、その世界と一体になってしまっている芸人などたくさんいるはずだ。

 その芸人に芸があればいいが、芸無しでは、そいつらにすがって生きていくしかない。

 そういうしがらみを断ち切らせるためにも、今回の報道は貴重である。

 私も雑誌屋の端くれだが、われわれはネタのあるところならどこへでも行く。ネタを持っている人間なら、ヤクザだろうと人殺しだろうと会って話を聞く。

 私の経験でいえば、人殺しを白状させるために1,000万払ったことがある(会社には違う名目で払ってもらったが)。

 批判などされてもいい。目の前にスクープがあるのに、手を出さない奴は、こうした仕事はやるな。

 雑誌屋やジャーナリストなど、きれいごとではできはしない。それもわからずに、反社からネタをもらうのはどうの、謝礼を払っていたとすれば問題だなどというべきではない。

【巻末付録】

 現代からいこう。

「女優・真木よう子、美しき挑発-究極の美がここにある」。この女優は何か人と違うものを持っていることは間違いない。

 袋とじ「邪悪なSEX入門-大人の男と女に、言葉はいらない」。これは論評の外だな。

 ポストにいこう。

 巻頭袋とじ「範田紗々、温泉に行こうよ-箱根旅情を疑似体験できる非日常ヘアヌード」

 後半御袋とじ「葵つかさ、部屋においでよ-情感溢れる『日常ヘアヌード』」

 こんな「『働くおねえさん』に会いたい-お仕事セクシーコスプレに挑戦」「高嶋香帆、一枚ずつ、そっと-志村けん大絶賛」。この高嶋なかなかいい。これからが楽しみ。

 そして先ほど紹介した「貴景勝の母でございます-角界で話題の『美人すぎる母』グラビア初登場!」

 今週はSEXY度は低いが、やはり「貴景勝の母でございます」がグンバツだね。ポストの勝ち!

宮迫博之ら闇営業芸人が謹慎処分に…当初の”ノーギャラ強弁”が『アメトーーク!』打ち切りを招く!?

今週の注目記事・第1位「堀尾アナが<ビビット>来たお相手」(『週刊新潮』6/27号)

同・第2位「大阪拳銃強奪犯、エリート父への愛憎30年」(『週刊文春』6/27号)

同・第3位「『麻生に答弁させるな』安倍<年金崩壊>隠蔽を暴く」(『週刊文春』6/27号)

同・第4位「老後2000万円/『消えた報告書」を政争の具にする野党の下心』」(『週刊新潮』6/27号)

同・第5位「『ビートたけし』がテレビから消える日-最後の女が汚した『殿』の晩節!」(『週刊新潮』6/27号)

同・第6位「宮迫博之の『アメトーーク!』からスポンサーが逃げ出し始めた-闇営業芸人」(『フライデー』7/5号)

同・第7位「鉄鋼大手『JFEスチール』元専務が明かす女性問題の転落劇」(『週刊新潮』6/27号)

同・第8位「NHKエリートプロデューサーの『わいせつ余罪』」(『フライデー』7/5号)

同・第9位「『秋篠宮家』研究/小室圭さんが眞子さまに打ち明けた『隠し録音』」(『週刊文春』6/27号)

同・第10位「岩崎良美7年目の『パリに行きたい』離婚、名医の夫が三行半」(『週刊文春』6/27号)

同・第11位「『不老酸素』で『夢の若返り』の真贋-美容整形は不要になる!」(『週刊新潮』6/27号)

同・第12位「『自動車運転外来』でやっている凄い診断&訓練」(『週刊ポスト』7/5号)

同・第13位「ViVi炎上の裏に甘利明と講談社の<なかよし>」(『週刊文春』6/27号)

同・第14位「MEGA地震予測 最新版 全国で異常変動が!『新潟・山形の次はここを警戒せよ』」(『週刊ポスト』7/5号)

【巻末付録】ポストのSEXYグラビア採点!

 今週は現代が、合併号と書かない合併号でお休み。わけのわからない変則発売は、早く止めるべきだ。

 ポストからいこう。今朝(6月24日)も東京で震度4の強い揺れがあった。先日は新潟、山形で震度6強の激しい地震が起きた。

 いよいよ南海トラフ地震が起きるのか。

 ポスト一手販売の「MEGA地震予測」の村井俊治・東大名誉教授は、新潟、山形の地震も「要警戒エリア」として予測していたという。

 村井名誉教授にいわせると、北海道から九州まで全国各地で一斉異常変動が起きているというが、それでは予測にならないので、リスクの高い地域を挙げてもらったという。

 それは、南海・東南海警戒ゾーンだという。

「和歌山県の潮岬、高知県の室戸岬の周辺で沈降が拡大している」

 また、九州南部警戒ゾーンも異常があるという。

「この地域では今年5月に、宮崎市などで震度5弱を記録した日向灘地震が発生しています。しかしこれで終わりとは思えない。(中略)最近は種子島も沈降し始めました。鹿児島南部にある基準点『佐多』では5センチ以上の変動も見られるので、大隅半島は特に警戒が必要です。今後、夏にかけて5月より大きな地震が起こる可能性が高まっています」

 地震に対して、日本人は「常在戦場」という気持ちでいなくてはならないこと、いうまでもない。

ところで、講談社がおかしい。週刊現代の月3回刊についてはこの欄で何度も書いた。がようやく朝日新聞がこの件で取材に動いたが、鈴木現代編集長は朝日に対して、変則的な形になっているが「月3回刊ではない」と答えたそうだ。

 まずいと思ったのだろう、先週発売号では、「6/22・29」と表示していたが合併号とは書いていない。

 そこに今度は政治問題勃発である。女性誌「ViVi」のネット版で、自民党とのタイアップ広告を出したことにも批判が巻き起こっている。

 文春はこの問題を取り上げ、自民党の知的財産戦略調査会の甘利明と親しい広告担当がいて、甘利から打診されて飛びついたと報じている。広告料は400万円だったそうだ。

 講談社は昨秋、甘利の政策本を出しているという。この時期に、あからさまな自民党の広告を出すなど、私には理解不能だが、批判に対する講談社広報のいい分が火に油を注いだ。

「政治的な背景や意図は全くございません」というのだ。これではダメだ。

 広報の責任者は乾、編集の最高責任者は渡瀬という。ともに一緒に仕事をした仲間である。乾はフライデー時代、数々のスクープをものにした。私に対しても、悪いものは悪いと直言する硬骨の編集者だった。

 渡瀬も、本田靖春をはじめ、ノンフィクション・ライターたちの信頼の厚い、人柄のいい編集者であった。役職が人を変えたのだろうか。心配である。

 ポストは、高知市内にようやく、高齢者のための「自動車運転外来」というのができたと報じている。

 高知駅にほど近い繁華街の一角にある愛宕病院がそれだという。

 ここでは、院内で認知機能の診断から運転能力向上のためのリハビリまでセットで受けられるそうである。

 高知検診クリニック脳ドックセンター長の朴啓彰は、高齢ドライバーの事故の中には、一般的なテストなどでは認知症とは診断されないが、潜在的認知症の状態にあって、それによる一瞬の判断の遅れで大事故を引き起こしているケースがあるという。

 これはMRIで見つけることができるそうである。

「MRIで撮影した脳の断面図と照らし合わせた結果、脳の白質内に存在する毛細血管が消失する『白質病変』が発生している人は、交通事故を1・67倍起こしやすく、交差点の事故に限れば3.35倍に上がることがわかりました。脳が運転に必要な情報量を処理できなくなり、反応が遅れていると考えられます」(朴医師)

 ドライブシミュレータを使って、反応速度や発信停止、安全確認などを判定して、検査結果を判断して、適応、不適応を判断する。

 不適応でもリハビリを希望すれば受けられ、回復すれば適応になることもあるという。

 事故を起こすのは、年齢ではなく、脳に障害がある場合が多いそうだ。あなたも受けに行ってみたらどうだろうか。

 新潮は、50代の人間を20代に戻す「夢の若返り酵素」があると報じている。

 この酵素を発見したのは、神戸医療産業都市推進機構の今井眞一郎客員上級研究員らだそうだ。

 彼らは、「eNAMPT」という酵素が加齢とともに減少することを確認したという。

 若いマウスからこの酵素を摂って高齢のマウスに投与したら、毛艶がよくなり動きも活発になったというのである。

 これが成功すると、健康寿命を伸ばせ、ピンピンコロリが実現するというのだ。

 こんなものがあれば、すぐにでも手に入れたいものだが、すでに、そうした製品は大量生産に成功しているというのである。

 だが、1日2カプセルで、1カプセルが5000円だそうだから、私には手が出せない。

 すでに飲んでいるタレントなどもいるそうだが、効き目のほどはどうなのだろう。

 私は、仕事柄もあるが、こういううまい話には裏があると思っている。メディアは、こうした話の広報係にならないよう気をつけるのはイロハのイである。

 まあ、じっくり見てみて、今は手を出さないほうが賢明だと思うが。

 歌手の岩崎良美(58)が医者と結婚したが、良美が「パリに行きたい」とばかりいうものだから、三下り半を突きつけられ、めでたく離婚したというお話が文春に載っている。

 姉さんの岩崎宏美(60)は知っているが、良美は知らない。まあ、一人でパリでもロンドンでも行けばいい。もういい年なんだから。

 このところ少し静かになっていた眞子&圭の結婚問題だが、私には以前から不思議に思っていることがある。小室圭側から、母親の元婚約者と弁護士を立てて話し合うといったのに、男性のほうは弁護士でもない人間を立ててきて、しかも、いまだに話し合いの席に着こうとしないのはなぜなのか。

 その疑問が、文春の記事で少しわかった気がした。文春によれば、2013年秋、小室圭と母親、件の元婚約者で話し合いをもった。その席で、母親と圭は、「409万3000円は貴殿から贈与を受けたもので、貸し付けではない」という手紙を示し、元婚約者側は、趣旨はわかったが納得するかどうかは別問題、私も生活に困っていると答えたという。

 だが文春で、「借金問題をよく知る人物A」なる人間が、「小室さんはあの日、密かに会話を録音していた」と話しているのだ。

 そこには、元婚約者が「借金ではなく贈与である」と認めたかのような発言が録音されているというのである。

 文春は、このことは圭が眞子さんに話していて、確証を得た彼女は、結婚の意思を変える必要がないと考えたというが、それはともかく、元婚約者が話し合いの席になかなか出てこないのは、そういったことが関係しているのではないだろうか。

 NHKの“局内有名人”だった阿部博史チーフプロデューサー(41)が、面識のない40代の女性を、路上で肩を掴んで押し倒し、わいせつな行為をした容疑で逮捕された。

 名古屋大学大学院を出て、NHKスペシャルでAI特集などを手掛けていた。勤務時間外で酒でも呑んでいたのだろうか、フライデーによると、「記憶がないのでわかりません」と容疑を否認しているという。

 NHKもおかしい。森友学園問題を追いかけていた相澤冬樹記者を、官邸と親しい小池報道局長が記者職から外したことで、相澤記者はNHKを辞めた。

 2013年7月に、都庁クラブを担当していた佐戸未和が、都議選、参院選の取材で残業を重ねたため過労死した。享年31。

 しかしNHKは、未和の両親が求めるまで、その事実を社内にも公表しなかった。尾崎孝史が書いた『未和 NHK記者はなぜ過労死したのか』(岩波書店)によれば、NHKの柱は選挙と災害だという。特に選挙は重要で、記者たちが足で集めた当落予測は、自民党に事前に流されているというのである。記者たちはそれを知っていながら何もいえない。

 電通の高橋まつりの過労自殺は繰り返し放送するのに、自局の記者の過労死、特に選挙絡みで亡くなったことは隠蔽しようとする。NHKは猛省すべきである。

 お次は、私はコレで会社をクビになりましたという新潮の記事。

 不倫やセクハラで出世の道を断たれるサラリーマンは多いが、新潮で告白している「JFEスチール」の専務執行役員を務めていた男性(61)もそのひとりである。

 この会社は、川崎製鉄とNKKが経営統合してできた「JFEホールディングス」の中核会社で、順調にいけば、スチールの社長、ホールディングスの社長にもなるはずだったという。

 彼は、妻を病気で亡くした後、スナックでチーママをしていた7歳年下の女性と昵懇になった。転勤したため、仕事を辞めた彼女のために月50万円を送っていたという。

 だが、たまに会う彼女に家事能力が全くないのに気付き、その後、彼女に、別れたい、結婚するつもりはないといったが、今さら働けないと拒まれた。

 ズルズルしているうちに本社勤務に戻り、地方で知り合った女性と交際を始め、結婚した。そのことを彼女に打ち明けると、取り乱し、メールや、自宅前での待ち伏せ、株主総会に出席して、男のことを詰る発言までしたという。

 男性がいうには、社長までが彼女のいい分を鵜呑みにし、自宅謹慎の末、お払い箱になってしまった。

 彼は、当時の幹部たちを相手取り損害倍書の訴えを起こした。だが、社長のいい分は180度違う。この男性には気の毒だが、女の良し悪しがわからないようでは、社長の器ではないと経営陣に判断されても仕方ないのではないか。

 ところで吉本興業の芸人たちの「闇営業」問題が広がり続けている。

 フライデーによれば、宮迫博之(49)の冠番組『アメトーーク!』(テレビ朝日系)からスポンサーが撤退を始めているという。

 三井住友銀行が6月13日の放送からCMを降ろしたそうだ。住銀には「詐欺集団と関係があったという宮迫の番組にカネを出すのはおかしい」というクレームが殺到したからだ。

 宮迫は、ギャラはもらっていないと苦しい弁明をしている。だが、それを信じる者はほとんどいないだろう。

 宮迫らが出演した詐欺集団は総勢200人近く。高齢者を騙して振り込ます手口で、13年頃から逮捕される15年までに、全国の高齢者何千人から、少なくとも100億円から300億円は稼いだと、詐欺グループの元メンバーが語っているほどの大詐欺集団なのである。

 もちろん、宮迫らに渡っていたギャラは、騙された高齢者たちのカネである。吉本興業は、こうした事実を明らかにし、何らかの処分をしないと、スポンサーはますます離れていくだろう。

 そう思っていたら、吉本が宮迫らを謹慎処分にしたそうだ。

「事務所を通さずに仕事をする“闇営業”を詐欺グループとの間で行った問題で、吉本興業が雨上がり決死隊の宮迫博之(49)ら所属芸人11人を謹慎処分としたことが24日、わかった。これまで受け取っていないとしていた金銭について、受け取った事実があったと同社が判断した。

 ロンドンブーツ1号2号の田村亮(47)ら参加した芸人の今後のスケジュールはすべて白紙となる。吉本が契約を解消した仲介役のカラテカ入江慎也(42)に続き厳しい処分となった」(スポニチアネックス6月24日より)

 宮迫はこれまで、ギャラは受け取っていないといい張っていたのだから、これで『アメトーーク!』は打ち切りになるのだろう。

 身から出た錆である。

 さて、妻との離婚以来、ビートたけしの評判が最悪である。滑舌の悪さは日に日にひどくなり、私にはたけしの言葉が聞き取れない。仕方なくボリュームをあげるのだが、今度は、いってる内容のお粗末さにげんなりさせられる。

 新潮は、18歳年下の愛人がついてから、ますます酷くなっているという。何しろこの女性、カネに対する執着が半端ではないようだ。

 銀座にある喫茶店に飾ってあるたけしの絵を、引き上げたいと通告してきたという。その絵を含めて、たけしの絵を全部売って稼ごうというのだ。

 たけしは、オレが描いた絵を売れば数十億になるとほざいているそうだが、素人の絵なんぞ、そんな値段で売れるわけはない。

 愛人から、カネが高い、たけしの身体に触るななどという理由で、たけしのヘアメイクや、女性整体師、スタイリスト、30代の男性マネージャーが次々に切られたり、辞めていっているという。

 新潮は、たけしが敬愛している高倉健の晩年と共通していると見る。高倉健を書いたノンフィクション・ライターの森功は、2人とも衰えを感じ、過去の遺産で生きている中で、周囲には弱さを見せられないという心の隙間に、スーッと女性が入ってきたと分析し、「スターの悲哀を感じます」と話している。

 たけしを若いときから知っているテレビ朝日の元プロデューサーの皇(すめらぎ)達也は、最近のたけしを観ていても全然迫力がないのは女の存在が原因だと見ている。「奥さんと別れ、息子にも見放されてしまったたけし。そんな男、視聴者から見ても格好悪いでしょう」といい、「もうテレビ局は彼を使い続けるべきではないと思います」と突き放す。

 たけしは一度、自分が出ているテレビを録画して見てみたらいい。いかに醜悪な存在かを自覚すれば、自ら引くと思うのだが。

 ビートたけしの事務所が、この新潮の記事が事実と著しく違っている、法的措置をとると息巻いているそうだ。

 よせばいいのに。芸人なんだから、ギャグにして笑い飛ばせばいいものを。それとも、フライデー事件の時のように、自分の女を酷く書かれたことが許せないと、新潮編集部に乗り込むか。

「95歳まで生きれば年金のほかに2000万円は必要になる」という金融庁の報告書問題が多きな波紋を呼び、担当の麻生副総理が「報告書は受け取らない」などとバカげた対応をしたため、収まる気配がない。

 この問題について、新潮と文春の記事作りがだいぶ違う。

 新潮は、野末陳平や舛添要一を出して、金融庁の報告書は何も間違ったことはいっていない、悪いのは「100年安心といってきたのは嘘か!」と攻撃している朝日新聞と野党だと書いている。

 私自身のことを考えても、これから20年生きるとしたら、年金のほかに2000万円ぐらいの蓄えがないと難しいと思う。家を売って小さなマンションにでも移ろうかと思案しているから、この報告書が間違ったことを書いているとは思わない。

 高齢者なら多くが思っている不安を具体的な数字にして突きつけたのだが、それに対する麻生、安倍の対応が、「年金制度は今のままでも安心ですよ」と、高齢者たちの不安に寄り添う姿勢を見せず、不都合な真実を薄っぺらないいわけで覆い隠そうという“魂胆”が許せないのだ。

 新潮も、政府は蓄えがないなら「投資」すればいいというが、株はこの先値上がりする可能性は低いではないかと、実例を出して、その危うさを指摘する。

 住宅ローンや要らない保険、クルマをやめて、スマホも格安に替えるなど、生活をダウンサイジングしなさい。それに老後が不安なら老後をなくせばいい、夫婦で働けという。だが、ある仕事は工事現場や運送会社のドライバー、ビルの管理や警備、介護などだが、足腰の弱った私には、できるものは極めて少ない。

 文春は、安倍首相が「麻生に答弁をさせるな」と周囲に語り、自分は年金問題に詳しいという自負から、自ら進んで答弁に立ち、04年にマクロ経済スライドに改めたから年金は安心だといい募った。

 しかし、この仕組みでは賃金や物価が上がっても、それに応じて年金が上がることはない、いわば「年金カットシステム」だから、「国民にとって安心だとは到底言えません」(経済ジャーナリスト・荻原博子)と反論されてしまう。

 しかも、年金が維持されているかどうかを検証する5年に1度の「財政検証」は、政府にとって都合の悪い数字が出る可能性が高いと、結果の公表を参議院選後に持ち越すというのだから、国民に信用してくれというほうが無理というものだ。

 せっかくこうした大問題が再び注目を浴びたのだから、年金問題を最重要テーマとして、自分の死に時を自分で決める安楽死問題も含めて、参議院選で議論を戦わせたらいい。野党も、安倍政権批判をするだけではなく、対案を示して堂々と論陣を張ればいい。自民党に呼び掛けて、武道館で24時間の討論会を開きテレビ中継したらいい。そこでまた麻生が放言すれば、野党は勝てるかもしれない。

 ところで、「名前には、魔法がある。誰の名前にも」「名とは、親が子に与える最初にして最大の贈り物」。『妻のトリセツ』を書いた黒川伊保子が新刊『ことばのトリセツ』(インターナショナル新書)の中で、こう書いている。

 飯森裕次郎(33)という名前を聞いたとき、オヤと思った。父親は60代だろうから裕次郎世代ではないのに、なぜ? 文春を読んでその理由がわかった。「百八十センチを超える大柄で、カラオケに行くと、ハスキーな声で石原裕次郎の『錆びたナイフ』を歌う。それがまた様になっていました」(テレビ関係者)。カラオケの持ち歌が裕次郎だったというのだ。

 だが、裕次郎という名前には凝り固まったイメージがある。そんな名前を付けられた次男は、父親のことも裕次郎という名前も嫌っていたのではないか。

 6月16日に飯森は、大阪府吹田市の千里山交番を襲って、古瀬鈴之助巡査(26)を刃渡り15センチの包丁でめった刺しにし、巡査のホルスターから実弾が5発装填されていた拳銃を奪い去って逃走した。

 G20を間近に控えている官邸は、早期逮捕を命じ、防犯カメラに写っている「不審者」の映像を、事件から約6時間後に公開した。

 それを見て、通報してきたのは飯森の父親だった。翌朝、箕面市の山奥でベンチに横たわっている飯森が逮捕された。新潮で高校の同級生が、「初めてみんなで行ったのが観光名所の箕面の滝でした。僕らの思い出の場所」だったと話している。拳銃は1発だけ撃たれていた。

 文春によれば、飯森の父親(63)は関西テレビの常務で、自宅は東京都品川区の高級賃貸住宅にあり、本人は大阪に単身赴任中だった。社長候補で、妻は高校時代の同級生で元女子アナ。

 絵にかいたような恵まれた一家は、裕次郎が小学校5年の時に大阪へ転居する。そこは今回の犯行現場近くだった。小中学校時代は活発で、友達も多く、父親は関テレで働いていると誇らしげだったという。

 だが高校時代には「すっかり人が変わったように陰鬱とした印象になっていた」と、中学時代の同級生が話している。飯森一家はひっそりと拠点を東京に移す。

 大学を出ると飯森は海上自衛官になる。だが、半年足らずで辞め、父親のコネだろう、フジテレビ系列の子会社で働き始めるが、ここも7カ月で退社している。

 この頃から、「ドラクエが画面から出てきた」などと意味不明なことを口走り、自ら警察に通報したりしている。昨年11月から働き始めた大田区内のゴルフ練習場は、自ら障碍者雇用枠に応募してきたそうだ。6月10日にはゴルフ場側に「体調不良で6月一杯は休ませてほしい」と伝え、その4日後に、学生時代を過ごした大阪吹田市に行き、小中学校時代の同級生たちにFaceBookで、住所を教えてくれなどと連絡していた。

 文春によれば、今回の犯行も、千里山駅から一駅離れた関大前駅構内の公衆電話から「空き巣被害に遭った」と110番するなど、計画的なものだったという。

 16日は父の日だったが、飯森の父親の誕生日でもあった。父親への激しい憎悪が感じられる。そこまで憎むようになったのはなぜだろう。父親は関テレの常務を辞した。

 川崎でスクールバスを待つ児童を殺傷した岩崎隆一、元農水事務次官の熊沢英昭が刺殺した引きこもりの息子、今回の飯森に共通するのは、ゲームソフト「ドラクエ」マニアだということだという。私はゲームには全く詳しくないが、これらの事件を解明する手がかりがあるのだろうか。

 さて、今週の第1位は、新潮の不倫スクープに捧げたい。

 堀尾正明(64)というアナウンサーがいる。元いたNHKでは、紅白歌合戦の総合司会も務めた。退職後は、TBSの朝の情報番組『ビビット』でコメンテータを務める「朝の顔」である。

 その堀尾が、テレビCMにも出演したことがあり、現在もモデルとしてファッション誌にもたびたび登場する50代の女性と「不倫関係」にあると新潮が報じている。

 堀尾には、北九州放送局時代に知り合った5歳年下の妻と、今は30代の息子が2人いる。

 近所の住民の目から見ても、仲の良い家庭だったという。だがここ3年ほどは別居状態にあるそうだ。

 一方の女性は、伝説的なトレーダーだった夫が2年ほど前に事故で急逝してしまって、今は小学生の息子2人と豪邸で暮らしている。

 新潮の巻頭モノクログラビアに、堀尾の左腕を取る女性とのツーショットが載っている。2人の親密度が伝わってくる写真である。

 新潮によれば、週末はちょくちょく会って、子どもを連れて釣り堀のある居酒屋で食事をしたり、彼女の家に泊まっていくことも一度や二度ではないそうだ。

 堀尾に新潮が直撃すると、堀尾は、知り合ったのは半年前、彼女は友人、子どもの悩みを抱えているので相談に乗っているだけだと、男女の仲を否定する。

 6月に入って彼女の家に4回も泊まっているという事実を突きつけられても、「彼女とは別々の部屋で、お子さんと一緒に寝ていた」という。

 だが、2人が腕を組んでいる写真を見せると顔色が変わった。「まずいね、これ……。こういう写真を撮られてたんだ」というが、彼女は僕なんか対象外と逃げ、彼女も堀尾はお友だちだというが、「今後のことは分からないというか……」と意味深ないい方をする。

 堀尾は6月20日の『ビビット』で、涙を浮かべて不倫関係について、「ありません。それは、きっぱり申し上げます」と否定した。

 だが、新潮には、妻とは何カ月に1度しか連絡を取らないといっていながら、番組では妻からの手紙を披露し、「彼女のことは承知していた」「困っている人を見ると黙っていられない」「心の優しい、懐の深いところは彼の一番の魅力」と書いてあると読み上げた。

 堀尾が、このままでは自分のタレント人生が終わりになると、妻に頭を下げて頼んだのであろう。こちらの方がよほど男として醜態だと思う。(文中敬称略)

【巻末付録】

 今週はポストだけだが、なかなか迫力のあるグラビアぞろいである。

「ミスコンテスト、スター誕生の瞬間-芸能界の登竜門130年史 凌雲閣百美人、山本富士子、萬田久子などなど」。これはどうということはない。

袋とじは「水戸かな、真昼の情事-可憐さと美しさを併せ持つ美人妻のみだらな日常」。41歳だそうだが、見事に熟れきった身体から発散するお色気が懐かしく、いいね。

 そしてグンバツは西田幸樹の“なをん”「希島あいり-美熟妻」だ。いつもながら西田のカメラは、彼女のカラダの表情をよくとらえている。

 もはや、篠山、アラーキーの時代は終わった。時代はコーキーだね。彼には、女をその気にさせる天性の才がある。表情が生き生きしていて艶やかである。

 コーキーに、綾瀬はるかや宮沢りえ、できれば吉永小百合を撮ってもらいたいね。よろしくコーキー!

借金で縛られ仕方なく闇営業する芸人も!? 関連ファイナンス会社まで浮上してきた「芸人残酷物語」

今週の注目記事・第1位「吉本興業の人気芸人、振り込め詐欺首謀者の誕生会で闇営業-吉本芸人と反社」(『フライデー』6/28号)「吉本芸人と裏社会ズブズブの関係」(『週刊現代』6/22・29号)「白鵬、ワタミ渡辺美樹…闇営業、カラテカ入江の密接交際者」(『週刊文春』6/20号)

同・第2位「札幌2歳女児虐待、カップル、児相、道警『愚行の履歴書』」(『週刊文春』6/20号)

同・第3位「『武部新』代議士のセレブな弟は『闇金の金主』だった」(『週刊新潮』6/20号)

同・第4位「セクハラ社長に『ゴホン!』と言えば左遷とクビの『龍角散』」(『週刊新潮』6/20号)

同・第5位「「農水元次官は長男を3億物件に住ませていた」(『週刊文春』6/20号)

同・第6位「ヤクザと『タピオカ』」(『週刊ポスト』6/28号)

同・第7位「学習院長を『出入禁止』秋篠宮家、悠仁さま教育の混乱」(『週刊文春』6/20号)

同・第8位「参院選124議席&衆参W選」(『サンデー毎日』6/23号)

同・第9位「「東大生“頭脳王”に中絶トラブル」(『週刊文春』6/20号)

同・第10位「山里亮太&蒼井優」劇場、終わりよければすべてよし-スクープ写真公開」(『フライデー』6/28号)「『地味女子』が好感度という『蒼井優』の耳にあのイヤリング」(『週刊新潮』6/20号)「年収1億超 南キャン山里を選んだ蒼井優は『玉の輿』だった」(『週刊文春』6/20号)

同・第11位「ビートたけし『21世紀毒談』離婚で“スッカラカン”のオイラ」(『週刊ポスト』6/28号)

同・第12位「日本の未来地図帳」(『週刊現代』6/22・29号)

同・第13位「あなたの食卓に『発がん性』料理-スーパーにあふれる有害物質」(『週刊新潮』6/20号)

同・第14位「スクールバス殺人犯<岩崎隆一>の祖父は『警官だった』」(『週刊文春』6/20号)

同・第15位「高倉健が狼に変わった人気アイドルとの札幌の夜」(『週刊新潮』6/20号)

同・第16位「取り巻き全員に手をつけた桁違い艶福家・若山富三郎」(『週刊新潮』6/20号)

同・第17位「鋼鉄のプライベートという渥美清のタヒチ旅行」(『週刊新潮』6/20号)

同・第18位「老後2千万、麻生は『金貯めてどうする」と言い放っていた』」(『週刊文春』6/20号)

同・第19位「高級食パン 本当においしいのはここです」(『週刊現代』6/22・29号)

【巻末付録】現代とポストのSEXYグラビアの勝者はどっちだ!

 私がたった一人で追及してきた現代の月3回刊問題について、ようやく昨日、朝日新聞が取材に来た。平週号なのに2週間売りにして、いまだに読者に何も説明していないのは、講談社という大手出版社が出す雑誌とも思えない“暴挙”である。

 朝日が現代の鈴木崇之編集長に取材すると、今は変則だが、週刊をやめたわけではないと答えたという。ならば、2週間売りは合併号とするべきではないか。

 だが現代は、さらなるせこい暴挙に出たのだ。6月17日発売の現代を見て驚いた。

 6月22・29号として、特別定価500円にしてきたが合併号とは謳っていない。これは間違いなく合併号のはずだ。だが、合併とは書かずに、次の発売は6月28日、金曜日にしたのはなぜか。

 きっと、朝日新聞に取材されたため、無理やりやったのであろうが、おかしくないか。なぜ合併号としないのか。読者を騙すやり方ではないか。

 どうしても月3回刊を認めたくない姑息なやり方は、読者離れを起こすに違いないと危惧している。

 今の講談社はどこかがおかしい。女性誌「ViVi」が自民党と組んだ広告記事がネット上で批判を浴びている。当然だろう。言論機関が一政党と組んでパブ記事をやるなど、私には考えられない。

 講談社側は「政治的な背景や意図はまったくない」といっているらしいが、編集力も判断力も劣化してきた証左かもしれない。これでは幻冬舎を笑えない。

 さて、その現代に高級食パンが本当においしいのはここだという記事がある。

 銀座や世田谷を中心に1本800円以上する食パンが飛ぶように売れているという。

 私は、フランスパン派だから興味はないが、現代が食パンに詳しい専門家と本誌記者が東京の有名高級食パン20種を食べ比べて、順位を出している。

 1位は東銀座の「ブーランジェリーレカン」だ。ここなら私も知っている。「レカン」というフランス料理屋が出しているリーズナブルなレストランで売っているのである。

 私は「レカン」のパンが好きなので何度か買ったことがある。ここはレストランもおすすめだ。

 2位は世田谷の「シニフィアンシニフィエ」。何でもパンの天才が作っているそうだ。

 3位は西新宿の「ジュウニブンベーカリー」。4位が銀座の「セントル ザ・ベーカリー」。5位は田原町の「パンのペリカン」。20位に私の家の近くの「高級食パン専門店 うん間違いないっ!」というのがある。行ってみようとは思うが、店名がちょっとね。

 さて、金融庁が公表した、高齢者夫婦が95歳まで生きるとしたら約2000万円不足するという報告書が論議を呼んでいる。

 その上、麻生太郎は、金融担当相でありながら、「今のうちから考えておかないといかん」と居丈高に語ったことで、火に油を注いだ。

 文春は、麻生は元々、「老後の面倒など政府では見たくない」という本音の持ち主だと、過去の発言を持ち出して揶揄する。

 100年安心などと大風呂敷を広げて年金制度改革をしたのが04年だが、この時の幹事長が安倍であった。

 この時、年金の定期検診と呼ばれる財政検証がなされることが決まったが、その財政検証の公表が今年は遅れている。参議院前に不都合な真実が出てしまうことを恐れたためであろう。

 お次は新潮から3本。渥美清は、プライバシーを他人に覗かせないことで有名だった。渥美と共演した佐藤蛾次郎が新潮で、こんなことをしゃべっている。

 渥美と六本木のサパークラブで、お馴染みの「私、生まれも育ちも葛飾柴又です。帝釈天で……」を披露してくれて、客たちも目を見開き、耳を疑ったという。

 タヒチに誘われ、山田洋二監督や倍賞千恵子、カメラマンたちと1週間、行ったという。旅費は渥美が持った。

 渥美は、一切何もせず、顔に日焼け止めのオイル、首に赤ちゃん用のあせものシッカロールを真っ白に塗って、パジャマ姿で日陰のイスに座っていたという。68歳は早すぎたな。

 若山富三郎という私が好きだった俳優がいる。艶福ということでは、実弟の勝新太郎よりも上だったのではないか。

 100万円以上するミンクのコートを、ある女優に褒められると、「ありがとう、着て帰りなさい」とくれてやった。

 自分のプロダクションの女性全員と関係があった。どんなに借金があっても、人からカネの相談をされると、「これ持ってけ」と渡してしまったと、若山の息子が話している。こういう役者はいなくなったな。

 高倉健が、石野真子にご執心になり、何度も熱心に会食に誘ったという話があるそうだ。

 健さん、ああ見えても女好きだったようである。

 ようやく札幌のススキノにある高級すし店で会うことにしたそうだが、健さん、予約を取るだけでも大変なその店を借り切ったという。2人だけで食事した後、健さんが本懐を遂げのは間違いないそうだ。

 スクールバスを待つ子供たちを殺傷した岩崎隆一容疑者だが、文春によれば、祖父は警視庁の警察官だったそうだ。もっとも岩崎が中学生の頃には亡くなっていたようだし、祖父が警官だったことと、殺傷事件を起こすことの間には、何の因果関係もないと思うのだが。

 新潮の食べてはいけないシリーズ、今回は「食卓にある発がん性料理」。食品中に含まれている還元糖、アミノ酸の一種・アスパラギンを、120度から150度で焼いたり炒めたりするとアクリルアミドという発がん性のある化合物ができるそうだ。

 これらが高いのは、ポテトチップスやフライドポテト、小麦を使ったクッキーやビスケットなどの焼き菓子、豆や葉を高温焙煎させているコーヒーやほうじ茶、麦茶などがあるという。またアスパラガス、かぼちゃ、ピーマンなどもアクリルアミドの濃度が高く、炒めたりしないで、茹でるようにしたらいいというのだが。

 新潮さん、われわれ庶民は、何を食べたらいいのでしょうか?

 現代の「あなたの町でこれから起きること」という特集がある。よくある未来年表の焼き直しだが、6月7日に厚労省が発表した2018年の人口動態統計で、「人口自然減 初の40万人超え」「18年に生まれた子供の数は91万人で過去最少」というのには驚かされた。

 東京は高齢化が急速に進むために、練馬区と足立区では、2025年には65歳以上が25%、75歳以上が15%を超えるそうだ。

 どこの県も人口が減少するが、東京だけは増え続ける。しかし、それは高齢者が増えるだけで、2040年には都民の3人に1人が高齢者になるそうだ。

 大阪は日本人がどんどん減って外国人だらけになる。横浜も若い人がどんどん消えていく。

 少子化は思った以上のスピードで進み、高齢化もその分、早く深刻になる。何も手を打てず、無駄にイランなどへガキの使いをやっている場合じゃないよ、安倍ちゃん。

 ポストで読みたいと思ったのはこれだけだ。

 ビートたけしが離婚したとスポーツ紙は大騒ぎだ。「100億円離婚」いやいや「200億円だ」と見出しが躍る。今更騒ぐことではないだろうと、私は思う。

 離婚を機に、これまでの女遍歴を書けばいい。昔、フライデーに撮られた女子大生との間にできた子供はどうしているのかな。

 ポストの連載で、たけしが話しているが、どうということはない。

 たけしは、報道されているように、カネもクルマもほとんどカミさんにあげてしまったそうだ。

 これからは老骨に鞭打って、年金以外で2000万円の貯金をするというが、笑えない。

 結婚してから40年以上も家に帰っていないのだから、とっくに、収入は、自分とカミさんの分とは分けていたはずだ。

 100億円、200億円慰謝料として置いてきたなんぞ、ギャグにもならない与太話であろう。

 南海キャンディーズの山里亮太(42)が人気女優・蒼井優(33)を射止めたことが話題だ。美女と野獣などと囃し立てる向きもあるが、収入で見ると山里は年収1億円超という声もあり、蒼井は「玉の輿だ」と文春が報じている。

 またフライデーは、蒼井の男遍歴の写真を並べているし、新潮は、会見で蒼井は質素に見えたが、耳元にきらりと光っていたのは、モナコ王室御用達として知られるフランスのヴァン クリーフ&アペールのもので、値段は約70万円だったと報じている。

 芸能記者が、蒼井は料理が趣味という家庭的なところもあるが、ポルシェ・カレラを乗り回し、ヘビースモーカーとしても知られていると話している。

 したたかな“魔性の女”を山ちゃんが乗りこなせるかどうか。注目である。

 文春に、東大生“頭脳王”として知られ、医学部の“神脳”の異名を持つ河野玄斗(23)が、20代後半のタレントA子との間で「中絶トラブル」があると報じている。

 河野は生後10か月でアルファベットを理解し、4年次には司法試験にも合格している。

 A子がいうには、昨年春の飲み会で知り合い、その日のうちに河野の家で関係を持ったという。避妊はせず、中出しだった。ところが5月に妊娠が判明。そこで河野が、「認知はできるけれども(産んでもらう)のは難しい」といったというのだ。産まなきゃ認知できないだろうが。

 要は中絶してほしいということだが、彼女がショックを受けたのはこの言葉だった。

「今はまだ脳が発達していないから生きているものではない」「悲しいとかの感情があるわけじゃない」

 中絶には同意したものの、「命を救うための勉強をしているはずなのに、何でこんなことを言えるんだろう」(A子)と思ったという。

 その後、彼女は体調を崩し、「心的外傷後ストレス障害」と診断された。付き合ってはいたが、男のほうからこういう関係に区切りをつけたいといい出し、警察沙汰になった。

 文春にこれだけ出ると、これから大変だ。

 安倍首相は年金問題が大きな騒ぎになるのを恐れているようだが、サンデー毎日は参議院選を予測していて、自民党は最大で12議席減らすと見ている。

 また、衆参同日選をやると、参院で14議席、衆院で34議席減らすとも予測している。憲法改正の発議に必要な三分の二を割る可能性大なのである。

 野党がだらしないから与野党逆転はないが、参院選単独でもW選挙でも、安倍政権にとって改憲への道がさらに遠のくことだけは間違いないようだ。

 さて、文春の「秋篠宮家研究」は第3回。秋篠宮家が学習院の第26代内藤政武院長を「出入り禁止」にしてしまったというのだ。

 秋篠宮夫妻が学習院に対して不信感を持っているとは、以前からいわれてきたことではある。文春によれば、それは、10年3月に、乱暴な男の子が原因で、愛子さんが不登校になってしまったとき、雅子さんが付き添って登校したり、郊外学習にも同伴したことを、学習院側が容認したことに端を発しているというのである。

「秋篠宮さまは、皇族を特別扱いせず、一般の生徒と分け隔てなく教育してほしいと望んでおられる。そのため、この時の学習院の対応に、違和感を持たれたようです」(皇室担当記者)

 だからといって、学習院の院長を出禁にまですることはないように思うが。

 期待しないで読んだポストの「ヤクザとタピオカ」が面白かった。

 フリーライターの鈴木智彦によると、タピオカドリンクというのは物凄く儲かるという。

 儲かるところにはヤクザが寄ってくる。タピオカというのはほとんどデンプンでできているそうだから、着色すれば何色にもなる。今流行の黒いタピオカは、それが若者に受けるからたまたまそうしているだけだという。

 繁華街にある某タピオカドリンク屋は、暴力団がやっているそうだ。そこは業務用スーパーでタピオカを買っているそうだが、それでも原価はタピオカミルクティーで1杯20グラム使うとして約6円だという。

 どんなにタピオカをたくさん入れても、原価は30~40円。売値は一杯500円だから、笑いが止まらないそうだ。

 1店舗で月に80~100万円程の利益を上げているという。

 鈴木によれば、「一昔前、バターをふんだんに使った高級食パンがブームになった際、関西の有名店を経営していたのは九州の指定暴力団だった」そうだ。先の、高級食パンブームで、儲けている暴力団がいるのかもしれない。

 さて、先週報じた、熊沢英昭元農水次官の息子殺しは、長男が異常なくらい母親を憎んでいたことから、熊沢がやむなく決断したと報じられている。

 文春は、長男が実家を出て暮らしていたのは、東京の豊島区目白の高級住宅街だったと報じている。敷地は330平米を超える広大な土地で、敷地内には8台の月極め駐車場があるそうだ。地元不動産屋は、土地だけでも3億円は下らないという。

 ここは熊沢の妻の名義で、彼女の実家は、埼玉県秩父市で指折りの資産家だそうだ。

 だが、長男は、この母親が厳しい教育ママだったことを激しく嫌った。

 中学時代、テストで悪い点を取ると玩具やプラモデルを壊されたそうだ。「私は玩具を壊されない為だけに勉強した。喧嘩で両親に勝てる高1までこの恐怖は続いた」と、心の内をツイッターで吐露していたという。

 また父親は、慣れないツイッターをやって、息子とコミュニケーションをとろうとしていたそうだ。だがそうした苦労を水の泡にしてしまったのは、自らが手にした包丁であった。

 新潮の龍角散のセクハラ騒動が面白い。藤井隆太社長が、焼き鳥屋で行われた忘年会で、挨拶の途中で女性従業員に、「君が好きだ」といい出し、手や背中を触り、抱きしめたというのである。

 関係者によれば、過去にも別の従業員や取引先の女性にセクハラまがいの行動が見受けられたという。

 そこで社の法務部長の女性が、社長のセクハラについて調べ始めたら、社長から解雇されてしまったのだ。その女性は当然ながら不服とし、東京地裁に訴え、会見を行った。

 だが、この社長、まず、セクハラをした女性を業務委託から正社員に昇格させたというのだ。

 セクハラの現場にいて、法務部長にその件を相談していた彼女の実姉で、社の大功労者である執行役員を、本社から千葉の工場へ左遷させてしまったのである。

 いくらなんでもやり過ぎではないか。セクハラといえば龍角散ではなく、クビと左遷では、200年以上続く老舗の看板が泣くというものだ。

 同じ新潮のトップ記事は、“イエスマン”といわれた武部勤元幹事長の次男が、法外な利息を取る「闇金」の金主だと報じている。

 彼は、二階派の武部新代議士の弟で、武部毅(47)という。女房はモデルの田丸麻紀(40)で、12年に両国国技館で披露宴をやったことで話題になった。

 アストンマーティンで子どもを送り迎えする優雅な生活をしているそうだが、そのカネは、「無登録で貸金業を行っていると見做され、貸金業法違反に当たる恐れがある」(宇都宮健児弁護士)闇金で得ているというのである。

 都内で自動車販売・修理業を営む60代のAがこういっている。車屋仲間のBに、メルセデス・ベンツSLを担保に1000万円借りたが、もらったのは900万円。金利が月10%で、その1か月分が元本から引かれていたのだ。

 その後も、クルマを担保に400万円を借りた時には、月12%、年144%という超高金利。

 その後、17年には筑波の温泉ホテルを担保に5000万円を借りる。利子は月5%。前に借りていた1000万円は支払えずベンツをとられ、未払い利息を合わせて引かれて、受け取ったのは4000万円。そのホテルの土地には「債権者をA氏、権利者を毅氏」とする7000万円の根抵当権が設定され、翌年にはAが関知しない形で、これが2億円に増額されたという。

 Aは、Bの後に武部毅がいることは間違いないと語っている。だが、親父の勤は「私には関係ない話」、兄の新代議士は、「(毅は=筆者注)否定しているんだろ? それでいいじゃないか」とけんもほろろだ。

 新潮の報じていることが事実なら、違法な闇金業のうえに、年20%を超える金利で貸し付けを行うことを禁じている出資法にも抵触する。関係ない、知らないで済まされる話ではない、元幹事長、代議士さんよ。

 ところで6月5日、札幌で2歳の女児が虐待死した。何度も繰り返されるこの悲劇を、なぜ児童相談所や道警は救うことができなかったのか。文春が取材し、憤っている。

 道警は、ススキノのキャバクラ嬢、池田莉菜(21)と、交際相手のススキノで出会い系の相席居酒屋を経営する藤原一弥(24)を傷害容疑で逮捕した。

 莉菜が119番通報し、救急隊員が駆け付けた時には、オムツだけの詩梨(ことり)ちゃん(2)は息をしていなかった。彼女の体に暴行を思わせる痣やタバコを押し付けたような痕があり、解剖の結果、死因は衰弱死で、2歳児の平均体重は12㌔程度だそうだが、詩梨ちゃんは6㌔台しかなかったという。

 莉菜が未婚の母になったのは18歳の時。その後、お決まりの男遍歴を繰り返すが、彼女には子どもを虐待や暴行するような様子はなかったそうだ。だが藤原という男は「子どもが嫌いだ」と公言していたという。

 18年9月に、子どもを託児所に預けっぱなしで育児放棄が疑われると、児相に通報がある。児相が同日に家庭訪問をするが、問題なしと判断。2度目は今年4月。「昼夜を問わず子供の泣き叫ぶ声が聞こえる」。児相は周辺世帯を調査するが、莉菜が「その期間は不在だった」と電話で弁明。その後、児相の連絡に応じなくなった。

 文春は、この時点で、「通称四十八時間ルールが守られていない」と難じる。昨年7月に、東京目黒区で起きた女児虐待死事件を機に、「虐待通告から48時間以内に安全確認ができなかった場合は立ち入り調査をする」と政府が決めた緊急対策だ。

 それができていれば詩梨ちゃんは死なずにすんだはずだ。5月には道警にまで通報が入る。道警によると、児相に同行を求めたが都合がつかず、母子と面会時に、詩梨ちゃんの身体に複数の痣があり、児相には虐待を想定した強制的な立ち入り検査を提案したという。

 児相側は会見で、警察によって安否確認ができたと思ったと釈明している。また1人の職員が百数十件の事案を担当していると、人員的な限界を訴えた。道警が面会した約3週間後、詩梨ちゃんは亡くなった。

 また起きてしまった児童虐待死と、それを未然に防げなかった児相の危機感のなさが浮き彫りになった。たしかに人員の少なさはあるだろうが、何としても虐待されている子どもを助けるという強い使命感を持った人間がいて、それを第一に考える所長がいれば、救えた命だったことは間違いない。

 

 今週の1位は、吉本興業の芸人たちの闇営業を報じたフライデーを始めとする各週刊誌にあげたい。

 フライデーが先週、吉本興業の芸人たちが詐欺グループの忘年会に出ていたことを伝えた。

「カラテカ」の入江慎也が「闇営業」していたとして、吉本から契約解消された。

 今週のフライデーは、同じ詐欺グループの首謀者の誕生会に出て、芸を披露していたムーディ勝山、「天津」木村卓寛、くまだまさし、「ザ・パンチ」、「ザ ツネハッチャン」らの写真を掲載した。これが行われたのは、件の忘年会の約半年前だという。

 都内のレストランを借り切り、メンバー100人以上が出席したそうだ。司会は入江で、首謀者や幹部たちを「若手実業家」と持ち上げていたという。

 元メンバーの一人は、入江には仲介料として100万円以上を払い、当然、他の芸人たちにもギャラを払ったと断言している。まとめて入江の銀行口座に入れて、入江が芸人たちに振り分けたそうだ。

 入江だけではなく、「ロンブー」の田村亮なども、詐欺集団だと知っていたと証言している。

 誕生会の直前、入江が主催するイベントがあり、田村が挨拶に来た時、幹部たちは「詐欺で稼いでいる」とはっきりいい、田村も頷いていたそうだ。

 先週のフライデーの報道で、「雨上がり決死隊」の宮迫博之は、「ギャラはもらってない」「詐欺集団だと知らなかった」と弁明しているが、本当だろうか。吉本はきちんと聞き取り調査をしたのだろうか。

 文春によれば、入江は角界にも人脈が太いという。一番親密なのが白鵬で、白鵬のブレーンといわれる鈴木おさむが、「(白鵬との関係は)入江が繋いでくれたのは事実です」と認めている。

 直接電話できる社長は数千人超と豪語していて、居酒屋チェーンのワタミ社長の渡辺美樹との仲は有名だという。入江という芸人の人脈を探っていくと、まだまだ闇の部分が出てきそうである。

 現代は、こうした闇営業をする土壌は、吉本興業という会社にあるというのである。

 87年には間寛平や坂田利夫ら吉本興業の所属タレントが、一和会系白神組の組長の誕生パーティに出席していた。

 95年ごろには横山やすしが山口組系二次団体の幹部と兄弟杯を交わす写真が表に出た。

 07年には、吉本の創業当主・林マサが、中田カウスが山口組五代目の渡辺芳則組長との関係を強調して、会社を乗っ取ろうとしていると、週刊誌で訴えた。

 そして11年には、島田紳助の「黒い交際」が発覚して、芸能界を引退している。

 15年には、住吉会系四次団体の組長が主導した診療報酬詐欺事件が発覚し、組長らは、医師や歯科医師らと結託して、患者役を用意し、数回しか通っていないのに、数十回通院したことにしてレセプト(診療報酬明細書)を偽造していた。

 患者役の人間は、謝礼をもらっていたが、この中に10人近くの吉本の芸人が含まれていたそうである。

 彼らは、「犯罪につながるものだという認識はなかった」と主張し、逮捕者は出なかったというが、今回の闇営業と同様、おかしな話である。

 吉本の芸人が、反社の人間や闇営業に奔走するのは、吉本のグループ会社に「よしもとファイナンス」というのがあり、ここがあるからではないのかと、現代は見ている。

 吉本に所属している芸人への金銭に特化した金融会社で、引っ越しや自宅購入の際など、芸人たちはここからカネを借りるというのだ。

 芸人、それも出たばかりだったり、売れない芸人などには、銀行はなかなかカネを貸さない。

 そこで、吉本からカネを借りる芸人が多いが、返済は金利と一緒にギャラから天引きされる。

 そうなれば、ギャラの少ない芸人は生活が苦しくなる。

 中堅芸人がこう話している。

「一番大変なのが、劇場で人気が出て、ちょこちょこテレビにも出るようになった若手芸人。まだギャラはそこまで高くもないのに、毎月かなりの額がギャラから引かれ、アルバイトをする時間もない。

 そうすると、短時間で稼げる直営業しか方法がなくなるんです。吉本が直営業を奨励しているわけではないけれど、そうせざるを得ない状況に追い込んでいるという実態はある」

 暴力団や半グレなどは、そうした芸人に接触して、自分たちの主催するパーティに出演を強制する場合もあるという。

 今回の闇営業に出ていたのは、なかなかの売れっ子芸人が多かった。といっても、ギャラだけで食える芸人は一握りである。

 吉本からは借金で縛られ、暴力団からは脅され、仕方なく闇で営業する芸人もいるに違いない。

 吉本は、そういう芸人たちを守らなければいけないのに、そうはしていないようだ。

 そして、今回のように、メディアに出てしまうと、あわてて切り捨ててしまうのでは、そのうち、吉本芸人残酷物語という本が出るかもしれない。(文中敬称略)

【巻末付録】

まずはポストから。「AV女優ハダカ白書/ついに明らかになった『令和のAV女優像』」。袋とじは「キングダム、ヘアヌード王国-最強セクシーDVDメーカーの美女豪華競艶!」。この中では、遙エリとANANがいい。

「森下千里、白い衝撃-10年ぶり撮り下ろし」「あなたが選ぶ令和No.1レースクイーン」

 現代は、「チラリズムの心理学-裸を見るより興奮するのはどうして?」「渡辺万美『ザ・淫靡』-デジタル写真集で新境地に挑んだ!」。この万美ちゃん、かなりの迫力だ。袋とじは先週に続いて「ルーマニア女子体操金メダリスト-全裸で『床演技』ノーカット撮!」。この「床演技」というのは「とこ演技」と読むのかな。

 今週は、ボリュームも内容も現代に一日の長アリだな。

【告知】6月21日(金曜日)のゲストはノンフィクション界のレジェンド・鎌田慧さんです。(元木昌彦)

6月21日、金曜日、午後7時から9時まで。

カフェ・ミヤマ 高田馬場駅前店2

号室(03-5292-5772)

東京都新宿区高田馬場2-17-4 菊月ビル地下1階

(地下鉄高田馬場駅から濡れずに行けます)

「ゼロメガでとってあります」

レギュラー以外の参加者はコーヒー&会場代として1,000円お支払いください。

鎌田さんの著作のごく一部。『自動車絶望工場』『血痕 冤罪の軌跡』『死刑台からの生還 無実! 財田川事件の三十三年』『原発列島を行く』『戦争はさせない――デモと言論の力』

島田紳助騒動を思い出す……吉本興業の”闇営業”スキャンダルは「カラテカ入江切り」で収束するのか!?

今週の注目記事・第1位「宮迫博之ほか吉本興業人気芸人が犯罪集団に『闇営業』」(『フライデー』6/21号)

同・第2位「元農水事務次官を追い詰めた長男の『真っ先に愚母を殺す』」(『週刊文春』6/13号)「元農水次官がエリート校出身の息子を刺殺するまで」(『週刊新潮』6/13号)

同・第3位「『安楽死を遂げた日本人』が私たちに問いかけたこと」(『週刊ポスト』6/21号)

同・第4位「治った! 愛子さまの『逆さバイバイ』」(『週刊現代』6/15号)

同・第5位「スクールバス殺人、引き金は伯父夫妻の『終活』」(『週刊文春』6/13号)

同・第6位「あなたの隣の『8050』問題」(『週刊現代』6/15号)

同・第7位「『金の亡者』といわれた『本庶佑』が『小野薬品』に反論2時間」(『週刊新潮』6/13号)

同・第8位「『NEWS23小川彩佳を全力で潰す!』怨嗟の包囲網」(『週刊アサヒ芸能』6/13号)

同・第9位「小室圭さんの経済力を危惧された『美智子上皇后』に新たな重大公務」(『週刊新潮』6/13号)

同・第10位「食べてはいけないスーパー・駅ナカの『お寿司』」(『週刊新潮』6/13号)

同・第11位「佳子さま『迷惑ならダンスはやめます』」(『週刊文春』6/13号)

同・第12位「<イカサマゴルフ>トランプに逆転負け、安倍晋三接待秘録」(『週刊文春』6/13号)

同・第13位「裕次郎愛用キャンピングカーがヤフオク落札されるまで」(『週刊新潮』6/13号)

同・第14位「熟年夫婦が『したほうがいいこと』『ダメなこと』最新研究」(『週刊ポスト』6/21号)

同・第15位「『元SMAP3人と共演したい』中居正広を直撃」(『週刊文春』6/13号)

【巻末付録】現代とポストのSEXYグラビアの勝者はどっちだ!

 早速いこう。元SMAPの中居正広の評判が悪い。その最大の理由は、解散する時、ジャニーズ事務を出ると思われていた中居が残ったことにある。

 だが、中居の番組は軒並み視聴率を落とし、ドラマで存在感を増すキムタクとの差も開くばかりである。中居は、居残った理由も明かさないし、これからどうするのかも沈黙したままだという。今回文春が、都内のスーパーで、一人で買い物をしている中居に直撃したが、返ってきた言葉は、「もう、何書いてもいいよ!」だった。

 本心は、「これからやりたいことなんて、何もないんだよ」ということかもしれない。

 さて、『妻のトリセツ』(黒川伊保子著・講談社+α新書) がいまだに売れている。たしかに人生最大の難題は妻であり夫であることは間違いない。

 一度、関係をしくじると修復不可能になる。特に女のほうがしつこい(ごめん!)から、死ぬまで、そのことを持ち出してきて飽きることがない。

 ポストは、熟年夫婦が一緒にしたほうがいいことと、やってはいけないことを特集している。

 夫婦別寝は当然だが、一緒に料理を作ってはいけないそうだ。段取りの違いがケンカの種になる。ペットを飼うのもいけない。世話の負担が不公平になりケンカになる。

 洋服をしまうクローゼットを共用するのもいけない。夫のタバコの臭いや加齢臭が嫌だと、妻はいうそうだ。女には加齢臭がないのか?

 妻のサークルに加わるのもいけない。そりゃあそうだ。私のカミさんはコーラスに夢中だが、私が入る余地などどこにもない。

 一緒にジムへ通うのもダメ。これはわかる。以前、ゴルフを一緒にやっていたことがあるが、カミさんのほうがスコアがよかったら、男は気が狂う。

 というわけで、妻はしょせん他人。距離感が大事なことは、現役時代と同じである。それを忘れなければ、何とかやっていける。それが40年近く連れ添って来て「悟った」ことである。

 新潮に石原裕次郎の愛車がヤフオクで売られたという記事がある。これは裕次郎がロケバスとして使っていた日産のキャンピングカーだ。

 1980年に購入し、車体は500万円程だが、内装に約3000万円かけたという。キッチン、シャワー、テレビに電話、仮眠用のソファなどがあった。

 裕次郎が亡くなってから解体される予定だったが、その後ファンに無償で譲られ、きれいに改装されたそうである。

 それが今度はヤフオクに出され、裕次郎ファンに約490万円で買われたそうだ。そんなクルマを走らせながら、裕次郎の赤いハンカチでも歌ったら最高だろうな。

 現代に、「人身事故、その決定的瞬間」というドライブレコーダーに写っていた記録を連続解析したグラビアが載っている。

 高齢者の事故が連日といってもいいほど起きている。そのほとんどがアクセルとブレーキの踏み間違いという単純ミスである。

 私はクルマが嫌いだ。自動車雑誌の出版社にいたときも、メーカーはスタイリングなどよりも安全性にカネ使うべきだといい続けた。

 今こそ声を上げるべきだ。ブレーキとアクセルの踏み間違えを制御できない連中が、自動運転自動車など作るとほざくのは100年早いと。

 今すぐに売り出せ、高齢者専用のクルマを。時速は30km~40kmも出ればいい。アクセルとブレーキを間違えないくらい離し、踏み間違えたら瞬時に止まるようにせよ。人にぶつかっても相手がケガをしないような素材を使え。夜はサーチライトのごとく前方がハッキリ見えるようにし、一定の暗さを超えたらエンジンが動かないようにせよ。

 価格は70万円ぐらいか。売れるぞこれは!

 ところでトランプと安倍の関係で一番気になるのは、ゴルフの腕前である。その疑問に文春が応えてくれた。

 安倍は調子がいい時だと90ぐらいで回るそうだ。だとすれば100~90台の間というところだろう。

 トランプはハンデ3といわれているシングルプレーヤー。だが、その実態は、スポーツ記者が書いた本によると、OKパットを何度も重ねる、ラフに転がっているボールを蹴り出すことも多く、“ペレ”と呼ばれているそうだ。

「首相はトランプがどれだけ“イカサマ”を重ねても、NOと言わない。それどころか『やっぱり上手い』と持ち上げるのです。だから、トランプ氏から変に信頼されているのでしょう」(首相周辺)

 安倍のやり方は、「偉い奴ぁおだてろ、ゴマ摺って乗せろ」という、昔ながらの「ヨイショ」外交なのである。これじゃあ、金正恩にバカにされるのも無理ないか。

 文春は「秋篠宮家研究」の第2回目だが、よほど書くことがなかったのだろう、次女・佳子さんについて報じられたことを繰り返しているだけだ。

 佳子さんが、学習院の初等科時代にフィギュアスケートを熱心にやっていたが、昇級テストで、失敗しても合格とされることを嫌がり「特別扱いしないで」といったこと。

 父親の秋篠宮と同じように「導火線が短い」(短気)。ダンスに熱心に取り込んでいること。はや2回目にして書くことがないのなら、止めればいいのではないか。

 私は寿司が好きだ。昔はすきやばし次郎や寿司幸などにも顔を出したものだったが、年金生活者になってからは、スーパーの寿司を買ってきて、カミさんと食べるのがたまの口福である。

 そのささやかな楽しみさえも新潮は奪おうというのか! 新潮によると、スーパーや駅ナカの寿司を食べてはいけないというのだ。スーパーの寿司に本マグロや北海道産のウニが乗っかっているとは思わないが、新潮によれば「すしざんまい」ならぬ「添加物ざんまい」だそうである。

 何しろタール系着色料や添加物が山盛だという。タクアンや茎わかめ、みどり豆、とびっこなどの着色料や、ワサビも色調を強くするために添加物が使われているというのである。

 だが、読んで少し安心した。添加物を多く使っているのは、「ちらし寿司」や「太巻き」が多いようだ。私がよく買うイトーヨーカドーでは、うに入り海鮮バラちらし、当店自慢のサラダ巻、当店自慢の彩り五目ちらしが入っているが、握り寿司は入っていない。

 今夜も、握り寿司で友人からもらった加賀鳶を飲むか。8時ごろスーパーに行くと30%引きになるからね。

 さて、新潮は、美智子上皇后が、秋篠宮眞子さんと婚約者の小室圭との仲を裂こうと動き出すと報じている。

 そんなバカなことをとは思うが、新潮で宮内庁関係者がこういうのである。

「お二人の結婚行事が2年延期となるあたり、上皇后さまは『二人には別々の道を歩んで行ってほしい』とのご希望を持たれていました。(中略)それは時に『新しい代に重要な役割を担う皇嗣家に連なる親戚として、あのような方が入ってくるということは、到底考えられません』といった、激しいご心情の吐露となって表れてきたのです」

 そして、令和の時代になっても、この問題の解決、すなわち破談へ導くための説得を諦めず、むしろ時間ができた今こそ、本格的に始めようという「ご意志」が窺えるというのである。

 こうした考えをこれまでも眞子さんに伝えてはいるが、彼女は「そのようなお言葉に触れたところで、お考えを変えられることは全くなく、もっぱら得心のいかないようなご様子だった」というのだ。

 このようなことに美智子上皇后が介入するなど、私には考えられない。こうした報じ方こそ「風説の流布」というのではないだろうか。

 ところで6月3日から、TBSの『NEWS23』(月曜日から木曜日まで23時開始。金曜日は23時30分から)のMCが小川彩佳になった。

 小川がテレ朝在籍中にこの移籍話をまとめていたことで、メンツをつぶされたと、「全力で小川を潰せ」という指令が出ているとアサヒ芸能が報じている。

 たしかに、初日にテレ朝は人気番組『激レアさんを連れてきた。月曜日に里帰り SP』を『NEWS23』にぶつけてきた。大人げないと思う。

 その上、『報道ステーション』の時間を繰り下げて、小川の番組にチャンネルを替えないようにもしたのだ。

 アサ芸によると、『報道ステーション』では、23時ジャストに森川夕貴アナを起用して新しいコーナーを設ける計画もあるという。

 この時間帯には有働由美子の『news zero』やフジテレビの『FNN Live News a』もあり、大混戦である。

 小川の初日を見たが、小川も他のスタッフもカチカチで、ベテランの星浩も滑舌が悪かった。ゲストを呼んで話し合うコーナーもまとまらず中途半端で、前途多難を感じさせた。

 小川はMCではなく、横に置いて、ここぞという時に突っ込ませる使い方のほうが生きると思う。

 どこを回しても、同じニュースしか流さない番組ばかりの中で、独自色を出していくのは難しいとは思うが、それができなければ生き残ってはいけまい。

 いっそ、政権批判を前面に出して超辛口ニュースを売り物にしたらどうだろう。政権ベッタリやどっちつかずのコメントをするニュースが多い中で、そうした硬派の番組にできたら、ネトウヨやゴリゴリ保守には嫌われても、現政権に不満を持っている視聴者は見るはずだ。

 初回の視聴率は4%少々で、小川効果はほとんどなかったようだ。

 さて、ノーベル賞を受賞した本庶佑京大特別教授と小野薬品との確執は、8年の長きにわたっている。

 新潮で本庶教授が2時間にわたって小野薬品へ反論をしている。経緯はこれまで書かれているので詳しくは書かないが、本庶教授ががん治療薬「オブジーボ」につながる「PD-1」を発見した時、一緒に開発しないかと持ち掛けたが、小野のほうは及び腰だった。

 その後、正式に断ってきた。仕方なく本庶教授があるベンチャー企業と開発を始めようとすると、慌てて小野は、「やっぱりうちが開発します」と翻してきた。

 その後、小野との間で契約を交わしたが、パテントに対する知識がなかった本庶教授は、京大に委託し、中身も見ずにサインしてしまった。

 それは、小野にとって有利なもので、基礎研究の段階で1億円にも満たない資金を出したぐらいだったという。

 だが、「PD-1」の驚異的な治癒率が明らかになると、小野側はライセンス料の改定を持ち出してきた。それも本庶教授が飲める内容ではなく、現在まで対立が続いているのだ。

 小野薬品のオブジーボのこれまでの累計収入は4000億円に上るというし、これからさらに大きくなると見られる。

本庶教授は小野薬品側に、京大に基金として3000億円を払えといっている。そうすれば若い生命科学者たち数十人に、研究費を5年から10年付けてあげられるからだ。

 この争い、本庶教授は訴訟を提起するといい出している。この両者の争いいかんでは、学術界が企業から正当な報酬を受け取れる関係をつくれるかどうかの試金石になる。私は、間をとって1000億円程度で手打ちになるのではないかと思うのだが。

 現代が、「8050問題」をテーマに、息子を殺した熊沢英昭元農水事務次官のようなケースがなぜ出てくるのか、筑波大学の原田隆之教授がこういっている。

「今回の事件を起こした熊沢容疑者も聡明な人ですから、外に色々な支援の窓口があったことは頭でわかっていたはずです。それでも、結局は問題をずっと家族の中で抱え込んでしまった。

 一般論として、一番大きな原因はやはり日本人が社会の中で刷り込まれている『内と外』という考え方がいまだ根強いことでしょう。子どもが引きこもった時点で、『これは家の中の問題だから』と線を引いてしまう。そして、育て方が悪くてこうなってしまった以上、『親の責任』で何とかしなくてはいけないという心理が働く。もちろん、世間体を気にして『恥ずかしい』と思う気持ちもあり、それがないまぜになって人を頼ることが出来なくなってしまう」

 子育ては失敗するのが当たり前。17,8になれば、親のいうことなど聞きはしない。ましてや40,50になったら、親の責任など毛ほどもない。すべてを明かして相談し、助けを呼ぶことだ。恥ずかしいことではない。

 川崎市登戸で20人を殺傷した岩崎隆一(51)が自殺してしまったため、事件を起こした「動機」が闇の中である。

 文春は、岩崎と同居していた伯父の足が悪くなり、自宅での介護が困難になっていて、「すぐにでも施設に入りたい」といっていたことが引き金になったのではないかと報じている。

 伯父の実子らへの怨嗟に加えて、伯父夫婦が施設に入ってしまえば、「“ひきこもり”の岩崎を取り巻く環境の変化」が起きてしまう。そこで絶望を感じて犯行に及んだのではないかというのである。

 一つの可能性として考えられるのかもしれない。岩崎の経歴を見ていてオヤと思うのは、彼が18歳の頃から、賭けマージャンで生計を立てていたということである。

 JR町田駅近くにあった雀荘に出入りし、客のドリンクの注文をこなしながら、客の人数が揃わない時には卓に入って麻雀を打っていたというのだ。

「麻雀は物凄く強かった。(中略)メンバーは自分のカネで現金打ちするから、給料が二十万円でも負けが続けばアウト(店への借金)を作ってしまうものですが、彼は十代なのにいつも七万、八万のカネをポケットに入れて、それだけで賄っていた」(元のオーナー)

 私は麻雀はやらない。20歳まではパチンコ、それ以後は競馬だ。それは対面のギャンブルが好きではないからだ。卓を囲んでカネのやり取りをするのが煩わしい。岩崎はそれを厭わなかったようだし、借りていたアパートに知り合いを呼んで麻雀をしていたというから、違うきっかけがあれば、ひきこもりにならなかった可能性はあったのかもしれない。

 現代が、愛子さんの「逆さバイバイ」が治ったと報じている。2葉の写真が載っている。2013年1月と2018年8月の写真である。ともに皇太子と雅子さんの間に愛子さんがいて、沿道に手を振っている。

 13年のは、確かに左手の背をこちらに向けている。今一つの最近の写真は、右手のひらをこちらに向けて振っている。

 逆さバイバイは、自閉症の人に多いといわれ、04年6月9日の英国紙『タイムズ』でも、噂だとしながらも「愛子さまが自閉症だという説もある」と報じたそうだ。

 無学な私は、右手で、手のひらを相手に向けて振ればいいんだと教えれば、すぐ治るのではと考えるが、これがなかなか大変なのだという。

 愛子さんにはこれ以外にも、摂食障害ではないかという説まで流れた。だが、そんな不安を吹き飛ばすように、最近の愛子さんは学校でも快活に発言し、雅子さんの回復に合わせるように、表情も豊かになってきている。もうこの母子に心配はないだろう。

 6月2日(日)に放送されたNHKスペシャル『彼女は安楽死を選んだ』にはショックを受けた。

 まだ51歳の小島ミナは「多系統萎縮症」という難病に罹っていた。これは小脳などの変性によって徐々に身体機能が奪われていく難病。

 四肢が動かせなくなり、言葉も話せなくなり、思考以外のすべての機能が奪われ寝たきりとなってしまう。

 現状では根治治療の方法はないそうである。

 このNスぺに協力したジャーナリストの宮下洋一がポストに手記を寄せている。彼には『安楽死を遂げるまで』(小学館)という著書があり、これで講談社ノンフィクション賞を受賞している。

「安楽死、それはスイス、オランダ、ベルギー、ルクセンブルク、アメリカの一部の州、カナダで認められる医療行為である。超高齢社会を迎えた日本でも、昨今、容認論が高まりつつある。しかし、実態が伝えられることは少ない。

安らかに死ぬ――。本当に字義通りの逝き方なのか。患者たちはどのような痛みや苦しみを抱え、自ら死を選ぶのか。遺された家族はどう思うか。

 79歳の認知症男性や難病を背負う12歳少女、49歳の躁鬱病男性。彼らが死に至った『過程』を辿りつつ、スイスの自殺幇助団体に登録する日本人や、『安楽死事件』で罪に問われた日本人医師を訪ねた。当初、安楽死に懐疑的だった筆者は、どのような『理想の死』を見つけ出すか」(Amazonの内容紹介から)

 宮下はメールアドレスを公開している。彼のところへ小島からメールが届いたのは去年の8月だったという。安楽死をするためにスイスへ行くと書かれていたそうだ。

「機能をほとんど失くし、人工呼吸器で息をし、話す事も出来ず、胃瘻で栄養を身体に送り込み、決まった時間にオムツを取り換えて貰い、そうやって毎日を過ごしたくはないのです。(中略)

 寝たきりになる前に自分の人生を閉じることを願います。私が私であるうちに安楽死を望みます」

 約1か月後、宮下は彼女が入院している病院を訪ねた。小島はこういった。

「私は死ぬことを自分の運命として操作したい。私の死生観は西洋的だと思う。欧米人は、自分の死に方を自分で決めるのは人権の一つだと考えるが、その考え方に惹かれる」

 新潟出身の小島は、韓国の大学に留学した後、韓国語の翻訳と通訳をしながら東京で約30年間暮らしてきたという。

 知的で、失礼ないい方になるかもしれないが、かなりの美人である。

 独身だが、彼女には姉が2人いる。3人のやりとりを見ていると羨ましいほどの仲のよさである。

 医師から告知を受けた後、長姉の家に移り住んでいる。だが、小島は何度か自殺未遂を繰り返していた。

 そして泣きじゃくりながら、「今しかないんだよ。今しかできないんだよ。もう私には力がないんだよ」といった。

 だいぶ前になるが、親しかった記者が末期がんになり、ホスピスに見舞いに行ったことがあった。

 彼は、骨と皮になりながらも、タバコが吸いたいから屋上へ連れていってくれといった。屋上に上がると四方には金網が張り巡らされていた。

 彼はこういった。

「もう自殺することも出来ないんだ。立ちあがることさえできないんだからな」

 それから1週間ぐらい後に亡くなった。

 小島と姉たちの間で、「安楽死」という話題が持ち上がった。

 姉たちは、自殺を思いとどまらせようという方便だったというが、それからも自殺未遂を繰り返す小島の気持ちを理解していったという。小島はこういったそうだ。

「たぶん私は、末期癌だったら安楽死は選んでないと思うよ。だって期限が決まっているし、最近なら緩和ケアで痛みも取り除けると言われているでしょ? でも、この病気は違うの。先が見えないのよ」

 小島はスイスにある自殺幇助団体「ライフサークル」の紹介を求めたが、宮下は、聞かれれば知っている事実を教えるが、判断もスイスへ行くことも自分でやってくれと断った。

 彼女は「私のような患者がいることを伝えて、安楽死の議論に一石を投じてほしい」と訴えた。

 NHKに仲介したのだろう。

「ライフサークル」は女性医師が11年に設立した団体で、年間約80人の自殺幇助が行われているという。

 自殺幇助を法的に認めている国はいくつかあるが、外国人にも適用しているのはスイスだけだそうだ。

 会員は1660人いて、日本人は19年4月現在17人だという。だがこれまで同団体で幇助を受けたのは一人もいない。

 団体から患者として認定されるためには、医師の診断書と自殺幇助を希望する動機を送り、審査を受ける必要がある。

 団体からは認定を受けたが、19年3月まで空がないといわれた。だが急遽、11月28日ではどうかという連絡が来たのだ。

 姉たちは言葉を失った。だが彼女は、

「時すでに遅しが一番怖い」

 といった。

 あわただしく小島と姉たちはスイスへ旅立った。小島はホテルでこう語った。

「現世を離れることができることに、どこかホッとしているところがあるんです。昨日は怖かったんですけれど、今日は怖くないんです」

 当日の朝、最後の審査を終え、ベッドに寝かされた。点滴の中に致死薬を入れて、そのストッパーを患者自らが外す。

 医師が、最後に「ストッパーを開ければどうなるかわかりますか」と聞き、小島が「はい、私は死ぬのです」と答える。

「死にたいのならストッパーを開けてください」といわれると、小島はためらいもなくストッパーをこじ開けた。

 小島は2人の姉に、

「本当にありがとう、こんな私の世話をしてくれて。本当にありがとう」

 といってほほ笑んだ。

 遺体は日本へ持ち帰ることが出来ない。遺灰はスイスの澄んだ川に流されたそうである。

 番組では、同じ病気になった母親が人工呼吸器をつける選択をしたことに、娘が、

「母親の姿があるかないかは、私の中ですごくでっかい」「家族としてはありがとうだよね」というシーンもある。

 ポストの中で川崎市で緩和ケアをしている西智弘医師はこういう。

「末期がんの患者であれば、がんによる痛みを緩和し、尊厳死の一環として最期を迎える時には鎮静剤を投与して意識水準を下げ、終末期の苦痛を和らげる『セデーション』を施すこともあります。

 安楽死でなければならないケースは稀で、安易に認めれば、緩和ケアの技術の発展が止まってしまうことを危惧します」

 長々と引用してきたが、現代のように長生きすることが正しい、人生100年時代などという生命至上主義がもてはやされる時代にこそ、安楽死を認めるのか認めないのかを国民的議論にすべきだと思うからだ。

 小島ミナが身をもってわれわれに問いかけた、自分の命の期限は自分で決めるという問題を、一人一人が自分の身に引き比べて考えるべきだろう。答えはすぐには出ないが。

 さて、この問題も私だったらどうしただろう。熊沢英昭元農水事務次官(76)が、44歳の息子を刺し殺した事件報道を読みながら、何度も自問した。

 文春、新潮によれば、熊沢の長男・英一郎は、母親を「愚母」と呼び、ツイッターに「中2の時、初めて愚母を殴り倒した時の快感は今でも覚えている」「殺人許可証とかもらったら真っ先に愚母を殺す」と書き込んでいたそうだ。

 妻への敵意をむき出しにする息子に、老いた父親は「厳しくたしなめた」(文春)が、それ以上のことはできない。

 6月1日、近くの小学校で開かれていた運動会の歓声に、「音がうるせえ。子供らをぶっ殺すぞ!」と怒号を浴びせる長男に、4日前に川崎市で児童ら20人を殺傷する事件を起こして自殺した岩崎隆一(51)がダブって見えたのではないかと文春は報じている。

 熊沢の実妹はこう語る。

「兄は武士ですよ。追い詰められて、誰かに危害を加えてはいけないから最後は自分の責任で(長男の殺害を)決めたのでしょう。それは親にしかできないことです」

 熊沢の父親は歯学博士で台東区に歯科クリニックを開いた。長男の熊沢は東大法学部から旧農林省へ入り、二男は東大附属病院、3人の娘たちも医療関係の夫を持っているという。

 そんなエリート一族の中で、熊沢の長男・英一郎に求められたのは、東大に入学して同じ道を歩むことだった。

 熱心な教育ママだった母親の下、彼は東大合格者を多数輩出する駒場東邦中学に合格する。しかし、ここから彼の人生が暗転していくのだ。

 父親のようなエリートになれという母親の教育に反発したのか、成績は芳しくなく、何年に一人しか出ない大学に行かない子供になるのである。

 その頃のことを英一郎はツイッターに、「私はイジメられ続けた所為で統合失調症になったからなぁ(略)何とか復讐したい」と書いていたという。

 以前からゲームにはまっていたらしく、卒業後に「代々木アニメーション学院」に通い、その後、「流通経済大学大学院」の修士課程を修了しているそうだ。

 英一郎は、父親のことは尊敬していて、ゲーム仲間などには「父親自慢」をしていたようだ。彼は10年ぐらい都内で一人暮らしをしていたが、ゲーム代や生活費は全て親持ちだった。

 英一郎は事件の10日ほど前に再び実家に戻っていた。だが、母親を怨む気持ちは一向に変わっていなかった。ツイッターにこう綴っていたと文春が報じている。

「何が産んでくれた? 勝手に親の都合で産んだんだから死ぬ最期の1秒まで子供に責任を持てと言いたいんだ私は」

 捜査関係者は、母親は刺殺現場にはいなかったが、犯行後、熊沢は妻に「戻ってくるな」と連絡していると話している。母親も長男を殺すことを了解していたのだろうか。

 この事件を川崎市・登戸の殺傷事件とからめて報道するメディアが多いが、私は、1980年11月に神奈川県川崎市で起きた、浪人予備校生(20)が両親を金属バットで殴り殺した事件を思い出していた。父親は東京大学経済学部卒で一流企業のエリート、兄も早稲田大学を卒業して上場企業に入社していた。だが、本人は早稲田受験に失敗して浪人生活を送り、父親から大学を諦めろといわれていた。

 熊沢は私とほぼ同年代だから、この事件は記憶にあるはずだ。このままいけば長男に妻も私も殺されるかもしれない。その恐怖感が心の底にあったことは想像に難くない。

 現在、およそ100万人のひきこもりがいるそうだ。なかにはひきこもりは犯罪予備軍のようにいう輩がいるが、そんなことはないし、英一郎はゲームおたくではあっても、ひきこもりではない。

 また、子どもは親の所有物で、他人に危害を加える可能性があったら、熊沢のような行動をとることを責められないという意見も散見される。そうした雑駁な考えには同意しないが、子どもとそりが合わず、怯えて暮らしている老親たちは多くいるはずだ。その人たちをサポートする体制づくりは早急にやるべきだと思う。

 今週の第1位はフライデー。お笑いコンビ「カラテカ」の入江慎也が、吉本興業を通さない闇営業を行っていたと報じ、所属する吉本興業から所属契約を解消されてしまった。

 しかも、それが世間を騒がせた、被害総額40億円といわれる振り込め詐欺集団の忘年会だったというのだ。

 入江が詐欺集団の幹部と親しかった関係で頼まれ、入江が宮迫博之や「ロンドンブーツ1号・2号」の田村亮などを誘ったという。

 入江は、幹部らが詐欺集団と知っていたはずだと、元のメンバーの一人が話している。

 入江は自分の事務所を持ち、このような闇営業をしていたらしいが、この忘年会の謝礼は1人100万円だったそうだ。

 5年前の12月のことだが、古いから時効ということはないだろう。

 フライデーは入江の名前を大きなタイトルには出してない。本丸は宮迫である。宮迫はフライデーの取材で「もらっていない」といっているが、他でもいわれているが、芸人がロハで歌を唄ったり芸を披露したりするはずはない。

 吉本興業の入江切りは早かった。島田紳助騒動の時のように、暴力団との“痛くない腹”を探られるのを恐れたのだろう。

 だが、トカゲのしっぽ切りで済まそうというのでは、世間は納得しないだろう。テレビのワイドショーは、吉本を恐れて、カネはもらっていないのだから、詐欺集団だとは知らなかったのだからと、援護射撃をしている。

 誰か、プロがタダで芸を見せるか、そんな奴はプロじゃないド素人だという芸人はおらんのか?

 フライデーもこれで終わりにしたらあかん。徹底追及しておくれよ。(文中一部敬称略)

【巻末付録】

 現代から。「伊原六花、朝ドラ『なつぞら』女優がビキニに!-広瀬すずの同僚役で出演」「片山萌美、大河『いだてん』の色っぽい女将さん-限界セクシーに挑戦」

 袋とじは「<独占掲載>ルーマニアの金メダル3人娘『トリプル・ヘアヌード』」。それにしても体操選手って、ヘアをほそ~く切りそろえてはるのね。このように剃るのはさぞ大変だろうなと、変なところで感心してしまう。

 ポストは、「女たちはなぜ<尻>を鍛えるのか?-美尻トレーニングが大流行」。袋とじは「日本3大美人ヘアヌード祭り-袋とじ三都エロス絵巻 秋田、京都、博多」

「鮮烈美ボディ、片山萌美-NHK大河ドラマにも出演のGカップ美女」。これは現代と同じだ。「なをん/REI-令和最初の謎の美女(3)」

 今週はほそ~いヘア・ヌードの現代がやや優勢勝ちだな。