
今週の注目記事・第1位「安倍官邸と蜜月、吉本のドンが狙う血税122億円」(『週刊文春』8/8号)
同・第2位「ジャニーズ幹部の稲垣『舞台つぶし』とマツコ『共演拒否』」(『週刊文春』8/8号)
同・第3位「『半グレ』を利用してきた芸能界に告ぐ-金塊強奪犯に再びインタビュー」(『フライデー』8/16号)
同・第4位「慶應幼稚舎教員お受験『闇指導』」(『週刊文春』8/8号)
同・第5位「山本太郎の母が語る『あの子は気が弱いから断れない』」(『週刊文春』8/8号)
「山本太郎を台風に育てる慄然『衆愚の選択』-衆院選100人擁立ぶち上げた」(『週刊新潮』8/8号)
同・第6位「Nスぺが報じなかった『半グレ』のシノギと凄い暴力」(『週刊現代』8/10・17)
同・第7位「吉本興業が狙う『宮迫だけはクビ』」(『週刊現代』8/10・17)
同・第8位「朝日新聞が社説で勘違い吉本問題/ヤクザと盃事でも横山やすしが懐かしい」(『週刊新潮』8/8号)
同・第9位「京アニ『35人爆殺犯』を死なせてはいけない、緊迫と葛藤の『集中治療室』」(『週刊新潮』8/8号)
同・第10位「『佐々木朗希』の挑戦を後味の悪い幕切れにした『本当の戦犯』」(『週刊新潮』8/8号)
同・第11位「ジワリと増え続ける『スマホ認知症』の恐怖-うつ病発症リスク増大、脳過労」(『週刊新潮』8/8号)
同・第12位「許永中の独占告白『イトマン事件』28年目の真相」(『週刊ポスト』8/16・23)
同・第13位「『N国』がボロ議員を集めまくって、やろうとしていること」(『週刊現代』8/10・17)
同・第14位「独ソ戦 史上最悪の皆殺し」(『週刊現代』8/10・17)
同・第15位「支持率80%の脅威!『愛子天皇』を潰したい『安倍官邸』の皇室戦略」(『週刊新潮』8/8号)
同・第16位「秋篠宮家職員が次々に辞めている」(『週刊文春』8/8号)
同・第17位「田原総一朗(85)が突撃レポート! 『死ぬまで生セックス』の現場」(『週刊ポスト』8/16・23)
【巻末付録】現代とポストのSEXYグラビアの勝者はどっちだ!
今週は現代とポストが合併号。現代はこの号には「夏の合併号」と入れてきた。
現代とポストは、消費税が10%になったら、いくら値上げするのだろう。2%アップだから10円値上げか? この端数が部数に大きく響いてくる。
私が編集長のとき、消費税もあって300円にしたことがあった。この値段設定はうまくいって部数には全く影響なかったが、その後、320円だったと思ったが、端数が出ると途端に影響が出た。
日刊ゲンダイという夕刊誌があるが、一番売れたのは100円になるまでだった。110円、120円となるにつれて部数は落ちていった。
今はSUICAなどがあるから、どうなるか分からないが、10円20円を出すのが面倒くさいのだ。
現代、ポストは、次の値段がいくらになるかで、生き残れるかどうかが決まるはずだ。だいたい今の500円が、内容に比して高すぎる。
さて、ポストの田原総一朗の突撃レポートからいこう。このオジサン、85だっていうのに、セックスの現場へ突っ込んで行っている。
田原が、性に奔放な老人が激増したら世の中が変わるといっているが、もはやその時代に突入していると思うのだが。
シニア専用デリヘル嬢たちにもインタビューしている。在籍しているのは20代から60に近い人もいるそうだ。
お客に、「こういう時に生きてるって感じる」と声をかけられたり、地方や外国から来て、一日貸し切りにするお客もいるという。
中でも興味が湧いたのが「アダルトVR」というのがあるそうだ。双眼鏡を複雑にしたような器具を付けて見るそうだが、リアルな女性がさまざまな形でセックスを仕掛けてくるそうだ。
これは一度行ってみなければ。
皇室関係の話題を2つ。文春は毎度おなじみの秋篠宮紀子さんが、宮務官たちに厳しく当たるため、次々に辞めたり、宮内庁職員が異動を打診されたら、「秋篠宮家に行くくらいなら、宮内庁を辞めます」といって“難を逃れた”というお話。
新潮は、愛子天皇を支持する国民が80%もいるのに、安倍首相は、「女系天皇はおろか女性天皇も認めるわけにはいかない」という頑なな態度を取り続けていると報じている。
その安倍の意志は、7月27日付けの読売新聞の朝刊一面に載った、「皇位継承順位 維持へ 政府 秋にも議論着手」と報じたことでもわかるという。
まあ、安倍首相が辞めれば、流れも変わると思う。
さて、今年も8月15日が来る。私も73回目の敗戦記念日を迎えることになる。
テレビや新聞は、少なくなったとはいえいくつか戦争特集をやるが、週刊誌ではほとんどお目にかからなくなった。
今週は珍しく、現代、ポストがそれらしいのをやっている。だが、取り上げ方は真逆といっていい。
ポストのほうは「令和の世に語り継ぎたい誇り高き『8人の日本軍人』」。小型機で敵の最新鋭機と闘って敵をさんざんに打ち負かし、敵方からも天晴れと褒めそやされた軍人がいたという話だが、何で今さらという感を禁じ得ない。
講談社の子会社で出した『はじめてのはたらくくるま』という子供向けの絵本に、自衛隊の戦車などが入っていたことが問題になり、増刷をしないという「おわび」を出さざるを得なくなった。そんな今の時代に、錯誤的な企画だと、私は思うのだが。
現代は、何と第二次世界大戦の時、ソ連側は戦闘員と民間人合わせて2700万人が失われ、対するドイツも戦闘員と民間人合わせて800万人以上が失われたといわれる、独ソ戦の悲惨な実態を特集している。
これについては、日本ではあまり語られてこなかったが、7月に刊行された『独ソ戦 絶滅戦争の惨禍』(大木毅著・岩波書店)がベストセラーになっているという。
戦争の悲惨さ、原爆の悲惨さと愚かさ、言論の自由のない国のおかしさは、何度でも繰り返してやるべきだ。
人間は大切なものでも忘れてしまう生き物である。また記憶は美化される。悲惨なことを忘れ、戦争中の日本人も幸福な生活を送っていたなどということをいいふらす輩もいる。
津田大介が企画した「表現の不自由展・その後」が、批判が殺到して中止に追い込まれた。
河村たかしというモノのわからない市長が、「表現の不自由展・その後」を視察して、慰安婦問題を象徴する少女像が展示されていることを憤り、展示を中止するよう大村秀章愛知県知事に申し出たりしたことから、電話やSNSで、ガソリンをまいてやるなどの批判、脅迫が殺到したそうだ。
中止したことに対しても、津田への批判の渦が大きくなっている。これこそ今の日本に「言論の自由が失われている」ことを示す格好の「展示会」ではないか。
津田の覚悟のなさを責めるのはやめよう。こうなることを含めてすべてが、「言論の不自由」を示すパフォーマンスだったと思えばいい。
この国の言論・表現の自由なんて、こんなものだ。右も左も、面と向かわないで、一方的に相手を非難するだけで事足れりとするだけだ。
元々言論の自由に真剣に向き合ってこなかったこの国に、SNSなどが広まったことで、言論の自由がさらにやせ細ったのである。
私が昔からいっているように、この国にあるのは「いいっ放しの自由」だけなのだ。津田のやったことは、それを実証してみせた。それだけでもやった甲斐はあった、そう思う。
N国という訳の分からない政党が、ボロ議員ばかりを集めているのは、安倍首相の改憲のための補完勢力になるためではないかと、現代が報じている。
党首の立花孝志は、こう主張しているという。
「自民党がNHKのスクランブル化に賛成するのであれば、改憲に賛成する」
私は、今のNHKに対しては不満がある。一人でもNHKと対峙してくれる政治家がいるのは面白いと思っていたが、どうやらそうではなく、それは入り口で、あわよくば自民党入りして、NHK会長に頭を下げさせたいだけの人間かもしれない。
山本太郎のほうがなんぼかましだ。
ポストは許永中のインタビューをやっている。イトマン事件28年目の真実とあるから、何か喋っているのかと慌てて読んだが、何のことはない。自分の在日朝鮮人として生きてきた昔を回顧している部分が大半である。
事件についてはこういうだけだ。
「イトマン事件と石橋産業事件については、言いたいことは山ほどあります。まぎれもなく無罪だったと今でも確信している。ただ、それを今さら言ったところで、私の時間は帰ってこない」
おいおい、そいう話じゃないだろうが。
近いうちに自分の半生を書いた本が出るそうだ。このインタビューの内容では、きっと自己弁護、自分にとって都合のいい話ばかりを書いたものになると思う。
スマホ認知症が増えているという。岐阜で「物忘れ外来」を開設している、おくむらメモリークリニックの奥村歩院長が新潮で、「ここ5年くらいで働き盛りの若い世代が目立って多くなってきた」といっている。
IT先進国の韓国でも、デジタル機器に頼り過ぎた若者に、脳損傷者や精神疾患患者と同じような認知能力の低下がみられると指摘されているという。
日本医師会と日本小児科医会が17年2月に発表したポスターには、「スマホを使うほど、学力が下がります」と書いてあるそうだ。
たしかに、東北大学の川島隆太教授と仙台市教育委員会が7万人規模でおこなった調査でも、「スマホを長時間使う子供たちは、脳の発達に悪影響が生じていることが想定できる」(川島教授)そうである。
要は、大量に情報が入って来ると、脳の前頭前野が処理ができなくなるというのだ。
そうならないためには、何もしない無為な時間を脳に与えないといけないという。いいのは、「芸術、スポーツ、大自然」で、最近では、宿泊施設で、デジタル機器を預かって使わせずに休暇を過ごす、「デジタルデトックス」というのができているそうだ。
私も週に1日は、スマホやiPad、PCを見ないで過ごす日をつくろうか。私の場合は、スマホ認知ではなく年齢からくる認知症だが。
先週も触れたが、大船渡の佐々木朗希投手を、決勝戦で登板させなかった監督への賛否が喧しい。
新潮で、甲子園の怪物といわれた江川卓が、「僕が佐々木投手の立場だったら“投げたい”と言ったでしょう」といっているが、「ただ、40年も経って時代は変わった。アメリカの練習方法、考え方も入ってきた。その意図は尊重すべきです。これは本当に悩ましい問題なんです」とも語っている。
佐々木は試合後、「投げたかった」とひと言いった。監督は新潮によると、「“壊しては一大事だから早く自分の手を離れてほしい”とこぼすこともあった」と、野球部の関係者が話しているが、それが正直な気持ちだったのではないか。
今年も猛暑の下で甲子園大会が行われる。早く1試合100球という球数制限をしないと、故障者が必ず出る。すぐには出ないかもしれないが、プロに入ってから故障する。
今回の騒動を奇貨として、朝日新聞を始めとする大会関係者は速やかに動くべきだ。
京都アニメーションを襲って火を放ち、35人もの人を死に至らしめた青葉真司(41)容疑者の「動機」が、少しずつ判明してきたようだ。
新潮によれば、青葉は犯行前に、宇治市を歩き回っていたという。宇治橋西詰交差点、JR宇治駅、宇治橋通り商店街の西端などだが、これらはいずれも京アニが制作した人気アニメ『響け! ユーフォニアム』に出てくる「聖地」とされた場所だった。
中には土地勘が無ければ立ち寄ることが難しい場所もあるので、青葉はアニメのことを熟知していたのではないかといわれているようだ。
その青葉は、火傷がひどく、皮膚移植などをして、何とか意識は戻ったと報じられているが、詳しい医師は、感染症のリスクがつきまとい、急変して命を落とすこともある状態だという。
何とか回復させて、動機を白状させ、大罪を裁かなければ、亡くなった人たちも浮かばれない。
吉本興業事件といってもよさそうだが、騒動は広がり、吉本興業の企業体質の問題に発展している。
だが、新潮は、社説で吉本批判をする朝日新聞に向けて、「従軍慰安婦誤報」をした朝日が何を偉そうにと、逆切れする始末。
古手の芸人・西川のりおに加藤浩次批判をさせ、島田紳助は「俺の出番は終わったわ」といい、惜しまれて引退した上岡龍太郎の昔の「芸人ちゅうもんはなんや言うたら、落ちこぼれ人間ですよ。社会のはみ出しもん。アウトロー。いわば暴力団と一緒ですから」という言葉を引用し、山口組の組員と兄弟杯を交わし、暴力、不祥事を重ねても、芸人として愛され、51歳で亡くなった横山やすしを懐かしむ。
現代は、今回の騒動を利用して、吉本興業は、所属芸人たちのギャラを上げろと要求する動きを見せていると報じている。
だが、安いから吉本興業のお笑い芸人を使っているのに、高くしたら製作費から足が出てしまうと、テレビ局側は飲まないようだ。
それに今度の件で、株主である在京5社から、事実確認の申入書が送られたようで、吉本興業の芸人たちが使われなくなる恐れもあるという。
吉本側は、宮迫だけを切り捨てて、難局を切り抜けようとしているようだが、やはり社長、それに大崎会長が何らかのけじめをつけない限り、テレビ局側も、世論も納得しないだろう。
ここで一息。
「ふりむくな うしろには夢がない ディープインパクトがいなくなっても すべてのレースは終わるわけじゃない 人生という名の競馬場には 次のレースをまちかまえている百万頭の名もないディープインパクトの群れが 朝焼けの中で追い切りをしている地響きが聞こえてくる」
1975年、ハイセイコーが引退した時、寺山修司がつくった「さらばハイセイコー」を、ディープインパクトに変えてみた。歴史的な名馬が7月30日早朝、17歳の若さで突然亡くなってしまった。寺山が生きていたらなんと歌うのだろう。
武豊はディープの走りを「翼を広げて飛ぶがごとく」と評した。その名前のように「強烈な印象」を競馬ファンに残して旅立った。引退レースとなった有馬記念の夜、西船橋の居酒屋で芋焼酎のお湯割りを3杯呑んだ。ディープの単勝で儲けたささやかな祝杯だった。
さて、7月27日に放送されたNHKスペシャル『半グレ 反社会勢力の実像』が話題だ。
大阪ミナミを闊歩する「拳月(ケンムン)」と「テポドン」と名乗る半グレの若者が顔を出して、自分は半グレという意識はない、犯罪とは無関係だと主張する。
あたかも「英雄」であるかのように取り上げているが、「拳月」は、K-1のリングにも上がったことがある元格闘家で、トラブルになった男に重傷を負わせるなど、複数の逮捕歴があるそうだ。
半グレのシノギの中で一番多いのは、振り込め詐欺などの特殊詐欺だそうだ。暴排法にも引っかからず、逮捕され、集団が解散しても、また集まってグループを作る半グレは、警察にとっても厄介な存在のようである。
そうした人間たちを、持ち上げ、組織拡大の片棒を担いだとすれば、Nスぺに問題ありだろう。
だが、こうした危険な存在が世間にはあるのだと知らせることも必要だ。Nスぺのスタッフが、どこまでそのことを考えて、このドキュメンタリーを作ったのか、知りたいものである。
ところで参議院選で話題を呼んだ「れいわ新選組」の山本太郎が引っ張りだこである。選挙中は泡沫候補扱いをしたワイドショーも掌返しである。
新潮と文春も取り上げている。早ければ年内にあるといわれる解散総選挙だが、共産党や国民民主党もれいわが掲げる「消費税5%への引き下げ」で共闘してもいいといい出していると、新潮が報じている。
新潮らしく、過去の山本の言動、福島の風評被害を煽るようなブログ、消費税はやめても社会福祉は十分にやるという根拠について疑問を呈してはいるが、山本が衆院選の台風の目になることは認めている。
文春も同様だが、母親の乃布子について詳しい。父親を亡くし、母親の影響で環境保護活動に関心を持ったこと、脱原発運動を始めて芸能の仕事が激減したため、母親が持っていた3軒のマンションを売却したことを報じている。
母親に電話インタビューして、13年に当時19歳の女性と結婚し、3カ月で離婚したことについて、「その後も運が悪いんですよ、太郎は。気が弱いから、言い寄られたら断れない。それで失敗しているんです」と語らせている。
山本の政策の柱になっているのが、反緊縮を掲げる松尾匡立命館大教授だが、先日話を聞いた。彼の理論と、アメリカのサンダースなどが主張するMMTとの違いなどについてやりとりした。
彼の主張する「大企業の優遇税制の撤廃、所得税の累進課税」を旗印に、新党をつくって衆院選挙に出馬しないのかと問うと、まんざらでもない返事が返ってきた。もはや政権批判しかしない立憲民主党など置き去りにされてしまうはずである。
ところで「ワイン先生」と呼ばれているそうだ。文春が、7月のある猛暑日に、都内の公園で遊ぶ少女と、笑顔で手を振る初老の男の姿をカメラに収めた。
この男は、狭き門で有名な「慶應幼稚舎」の教員で、少女と、横にいる母親は、幼稚舎に入りたい受験生と親だという。
この先生、5年前から受験生への個人レッスンを行っていて、親から手土産と、5万から10万円程度の「お車代」をもらっているそうだ。
しかも、合格、不合格にかかわらず、50万から100万円を親から受け取るというのである。
ワインが好きで、ロマネ・コンティやシャトー・ラトゥールが好きだという。そういえば、ずいぶん長い間ラトゥールを飲んでないな(溜息)。
不合格になった親からのタレこみであろう。カネで子どもを入れようなどと考える親も親だが、そんな親心に付け込んでカネを巻き上げる教師など下衆である。
文春が携帯に電話をすると、本人はゴルフをやっているという。7月29日は月曜日だが、夏休みなのだろうな。どこのゴルフ場だろう?
彼は、「受験指導ではなく、子育ての悩みを聞いているレベルです」ととぼけるが、金品は受け取っているのかと聞くと、「休みの日に出てきてくれたから『先生、お菓子持ってきましたよ』ってのはある」とうろたえたようだ。
幼稚舎広報は、「現在事実関係を確認中」というが、彼だけではなく、こうした「内職」を密かにやっている先生は、他にもいるのではないか。幼稚舎入学にまつわる「不正情報」は何年かで必ず出てくる。
この際、徹底的に調べて、不届きな連中は一掃するべきだと思う。
ところで快挙は女性のほうは早かった。AIG全英女子オープンで、日本人として42年ぶりにメジャー大会制覇したのは渋野日向子(20)だ。
スマイルを絶やさないプレーには、ギャラリーたちからも称賛された。最終日、スコアを落とし優勝に見放されたかと思う場面もあったが、よく盛り返した。
松山は、このところ勝利からも見放され、メジャー制覇など夢のまた夢になりつつあるが、渋野の活躍で目が覚めるだろうか。
吉本興業の騒動は、まだまだ先が見えない。フライデーは先週に続いて、宮迫博之と「ギャラ飲み&写真」の金塊強奪犯・野口和樹被告の証言を報じている。
野口は、宮迫が真っ向から否定していることに対して、こう答えている。
「お互い酔った席のことですからね。私は言った言わないの水掛け論になると思っていましたよ」
こちらのほうが大人の対応である。野口のような「半グレ」集団は、暴力装置としてはヤクザよりも上だという。「半グレの連中は、芸能界周辺のあらゆるところに入り込んでいますよ。依頼されればライバル会社の足を引っ張るような裏工作をすることもあると聞いています」(ジャーナリスト竹村明)
だが、半グレの裏にヤクザがいるという構図は変わらないのではないか。ヤクザたちのやり方は巧妙になって来ていて、芸人やタレントたちは、使い勝手のいいコマなのではないのか。
私はマツコ・デラックスというタレントがどうも好きになれない。細木数子のような風貌もあるが、マツコの持っている力以上に評価され過ぎていると思っている。
その嫌な感じの根拠が、文春の特集でわかった。
ジャニーズ事務所が、SMAP解散後、出ていった3人を使わないようにテレビ局に圧力をかけたという問題を、マツコにぶつけている。
マツコはこういい放つ。
「それはさぁ、公正取引委員会が調べりゃ色々出てきますよ。だってテレビ局は使いたくないんだもん。SMAPだから使われていたわけで、SMAPじゃなくなった三人に魅力を感じますか」
文春によれば、TOKYO MXの情報番組『5時に夢中!』は、解散後の17年10月24日に、稲垣吾郎を生出演させたそうだ。反響は大きく、MX側は稲垣を準レギュラーで起用しようと考えた。
だが、この番組の顔であるマツコが「稲垣を出すなら降板する」と申し入れたというのだ。これこそ“圧力”ではないか。マツコはこう弁明する。
「一方的に私が妨害したみたいに書かないでよ。だって、稲垣吾郎が『5時に夢中!』に入って楽しいと思う? いち視聴者として冷静に見れば、旬かどうかわかるでしょう。あの三人は木村拓哉や中居正広とはパワーが違うのよ」
何でも、マツコはかつてキムタク批判の急先鋒だったという。だが12年以降、事務所に急接近し、「高校時代の同級生でもある木村との共演も果たし」(文春)て、今ではキムタクの自宅へ招かれるほど親しいというのだ。
事務所側が圧力をかける以上に、やってはいけない見苦しい依怙贔屓ではないか。私が感じていた、なんとなく嫌いというのは、これを読んで、はっきりマツコは嫌いだと確信に変わった。
さて、今週も話題は吉本興業である。芸人話ではなく、吉本興業と政治の話である。ここに目をつけたのはさすが文春である。この記事に今週の第1位を進呈したい。
吉本興業の芸人たちの闇営業問題は、この会社の前近代的な体質批判にまで広がっている。
中でも朝日新聞が熱心で、7月31日の朝刊では、芸人養成所(NSC)の合宿に参加を希望する研修生たちに、「合宿中の負傷、これに基づいた後遺症、あるいは死亡した場合、その原因を問わず吉本興業に対する責任の一切は免除されるものとする」と記された誓約書に署名するよう求めていたことを報じた。
吉本側は、担当者が代わったために修正前の規約を渡してしまったなどと釈明しているが、これまでの吉本騒動報道を見ている限り、納得する人間はほとんどいないだろう。
今週の文春は、吉本のドンといわれる大崎洋会長が、政治家や官僚との付き合いを深め、ビジネスの幅を広げていることを報じている。
財務省出身で民主党の衆院議員だった岸本周平は、吉本の経団連入りを仲介した。三重県知事だった北川正恭の元秘書は、現首相補佐官の衛藤晟一や菅官房長官を紹介。タレント・ヒロミの所属事務所の社長を介して萩生田光一官房副長官をというふうに、着々と政界人脈を築き上げていったという。
もちろん、大阪の維新の会とは蜜月で、大阪万博では、ダウンタウンがアンバサダーとしてオファーされ、維新の選挙応援に吉本の芸人が行くことも珍しくない。
そうした中で、3年前には盛山正仁法務副大臣がなんばグランド花月に、今年の7月には山下貴司法務相が吉本新喜劇に登場し、その前の4月には、G20への協力を求めるためと謳って、安倍首相が吉本新喜劇に出演した。6月上旬には、西川きよしが新喜劇のメンバーを連れて官邸を表敬訪問している。
まさに“政商”といってもいいのではないか。官邸肝入りで2013年に設立された官民ファンド「クールジャパン機構」との122億円にも及ぶ巨額ビジネスにも入り込んだというのである。
だが、経産省が所管するこの機構は、出資金693億円のうち政府出資金が586億円にもなるが、累積赤字が179億円にもなっていて、「今回の“闇営業問題”を受け、吉本の泉正隆専務は『一連の事業には既に吉本も多額の資金を投じている。今後、百億円(NTTと組んだ教育コンテンツ等を国内外に発信する事業に、機構から最大で百億円の出資が見込まれている=筆者注)が入って来なければ、支払いが滞ってしまう可能性がある』と危機感を口にしていました」(芸能プロ関係者)という。
大崎ワンマン体制が大風呂敷を広げたはいいが、闇営業問題を始め、多くのほころびが目立つようになってきている。
発端になった闇営業問題だが、フライデーが報じた宮迫博之と金塊強奪犯の野口和樹被告とのツーショット&ギャラ飲み疑惑を、宮迫は野口とは知らないで写真を撮らされただけだと弁明していた。
だが野口がフライデーに、写真を撮った後、「一緒に乾杯してシャンパンを飲んだ」と証言したため、宮迫は沈黙してしまう。
闇営業問題をきっかけに勃発した吉本のお家騒動は、日頃から吉本に不満を抱いていた芸人たちから批判が噴出し、加藤浩次のように、「今の体制が続くなら吉本を辞める」といい出す者も出てきた。
こうした非主流派と、松本興行といわれるほど大崎と親しい松本人志、吉本とは少し距離を置く明石家さんま、暴力団との付き合いで芸能界を引退した島田紳助までが登場してきて、山口組分裂のような様相を呈してきているのである。(文中敬称略)
【巻末付録】
ポストからいこう。袋とじ「Honey・Trap-某国大使館職員としてパーティに潜入、機密を奪え」。何だかわからんが、そそる女性であることは間違いない。「大場久美子、ハワイの休日-40年前に発売された伝説写真集が甦る!」
後半は、袋とじ「キングダム動くヘアヌードの王国-最強セクシーDVDメーカーの美女6人」「あのAV女優は現在-AV黄金時代にもっとも輝いていたトップ女優たち」
袋とじ「週刊ポストが報じた お色気特集の50年」。そして毎度おなじみだが、今週もいいね。「なをん/神戸の女の話・美乃」「エスワンALLSTARSヘアヌードの饗宴-AV界の銀河系最強女子軍団」
お次は現代。「寺島しのぶ、これが本物の色香-国民的女優が本誌初登場!」。残念ながら寺島はセクシーグラビア的ではない。
「女優という人生/多岐川裕美、俺たちの天使」
後半は、「新進女優トリプル美乳ヌード-週刊現代しかできない『夢の競艶』渡辺万美、永岡怜子、藤崎里菜」。袋とじ「恥骨の研究-ヴァギナの善し悪しを決める」。これって考えすぎじゃないか。
やっぱり「なをん」が女性も写真の迫力もピカイチ。ポストの勝ちだ。






