“無自覚な自主規制”進むテレビの在り方を問うドキュメント『テレビで会えない芸人』

 ライブチケットはすぐに完売、会場をいつも爆笑の渦に巻き込む人気お笑い芸人がいる。だが、彼の姿を今のテレビでは見ることがない。

 鹿児島テレビが制作したドキュメンタリー映画『テレビで会えない芸人』は、そんなひとりの芸人を2年以上にわたって取材撮影したものだ。カメラは芸人の素顔だけでなく、テレビから彼が姿を消すことになった理由も浮かび上がらせている。

 テレビに出な…

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矢口史靖監督『ひみつの花園』お金大好き!銀行員が5億円目指して始めたのは…

 皆さん、あけましておめでとうございます!宮下かな子です。

 2022年は、自分の根っこの部分を深く掘り下げて、軸を固められるような、前向きな努力の1年にしたいと思っています。今年もいろんなことに挑戦していきたいです。どうぞよろしくお願い致します。

 挑戦と言えば、昔から多趣味で好奇心旺盛な私、最近編み物を始めました。最初は初心者向けの本を見ながら血眼でやってまし…

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“異例”尽くしの大河『鎌倉殿の13人』は「ワナビー」が「セレブ」を脅かす物語?

──歴史エッセイスト・堀江宏樹が国民的番組・NHK「大河ドラマ」(など)に登場した人や事件をテーマに、ドラマと史実の交差点を探るべく自由勝手に考察していく! 前回は続きを読む

ヒモ夫が怪しすぎ!?も後追い死…陰謀論うずまく女優の死の真相に迫るHBO作品

 児童劇団ミュージカルの定番『おしゃまなロージー』のオーディションに10歳の少女は、1時間も遅れてやってきた。プロフィール用の写真を差し出し、歌いはじめた。その瞬間、審査員たちはざわめいた。

「特別な子が来たぞ!」

 少女の名はブリタニー・マーフィ。後にハリウッドスターとなる予感を伺わせる彼女の第一歩だった。

 女優ブリタニー・マーフィの死の真相に迫…

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変わりゆく「マッチョ像」描くイーストウッド主演&監督作『クライ・マッチョ』

 スポーツジムに通ってボディビルダーばりのマッチョ体型を目指す人たちがいる一方で、マッチョという言葉が連想させるマチスモ(男性優位主義)を嫌悪する人たちもいる。91歳になるクリント・イーストウッドが主演&監督を務めた新作映画『クライ・マッチョ』(原題『Cry Macho』)は、そんな現代社会に「本当のマッチョ(男らしさ)とは何か?」を問いかける、上映時間104分のシンプルなドラマとなっている…

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東野幸治の意外な邦楽セレクト「滑った帰り道路肩に車止めて『くるり』聞いてた」

 こんにちは。ラジオ書き起こし職人のみやーんZZです。いつも聞きまくっているラジオの中から興味深かったエピソードを紹介する連載の第49回目。今回は2021年12月31日放送のABCラジオ『東野幸治のホンモノラジオSP~俺たちの紅白歌合戦~』で、東野幸治さんが思い出の邦楽ソングを紹介していた部分です。

 ビビる大木さん、椿鬼奴さん、永野さんをゲストに迎え、それぞれが選曲した曲を流…

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日本大好きニコラス・ケイジの21年公開作振り返り!マニア唸らす怪優ケイジの世界

 2021年、日本ではニコラス・ケイジの出演作がなんと3本も劇場公開されてしまった。

 ケイジについては以前もこの連載でネタにさせてもらったけど、2010年代以降のケイジは多作の傾向にあり、年に2~3本は当たり前、多くはDVDスルーなのに、日本では毎年劇場公開!さらに来年も公開予定が2本、撮影予定の映画が3本と多忙にもほどがある。

 そこで今年公開された…

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『青天を衝け』大総括! 渋沢や慶喜のクリーンな描かれ方は「大河の朝ドラ化」!?

──歴史エッセイスト・堀江宏樹が国民的番組・NHK「大河ドラマ」(など)に登場した人や事件をテーマに、ドラマと史実の交差点を探るべく自由勝手に考察していく! 前回は続きを読む

「鬱は特権階級の病気だった」極上ジョークで斬る “白と黒で見る”アメリカの今

 人気コメディ番組『サタデー・ナイト・ライブ(以下『SNL』)』の看板コーナー『ウィークエンド・アップデート』でキャスターに扮し、ニュースを風刺し続けているスタンダップコメディアン、マイケル・チェの自身5年ぶりとなるネットフリックスでのライブ・スペシャル『Shame The Devil(邦題は『ぶっちゃけ話』)』が先日配信された。