調味料のプロが伝授、「スイートチリソース」を使い切る簡単レシピ!【カット野菜、豚ひき肉で完成】

 あれもこれもとつい買ってしまう調味料。新しい味覚にワクワクしたのに、気づけばお蔵入り……。そんな調味料をカンタンおいしく使い切る方法を、調味料ソムリエ/野菜ソムリエのMICHIKOが伝授! 今回はスイートチリソースの使い切り方法です。

スイートチリソースとは?

 エスニックな味わいの万能ソース「スイートチリソース」! 透き通った赤色をしていて、原料は唐辛子、ニンニク、砂糖、酢、塩等で作られた調味料です。“甘辛い”のが特徴で、一口食べると、トロリと甘いのですが、その後にピリリとした辛さがフワッとこみ上げてきます。ナチュナルな甘酸っぱさに、唐辛子の辛さがマッチした、モダンなアジアンテイストソース。

 生春巻きや揚げ物のつけだれや中華のエビチリのイメージが強いですが、実は和洋中のどんな料理にもよく合う万能ソースです。小皿に取って、何にでもちょこちょこっと、つけて食べる! そんな食べ方がとてもよく似合うおしゃれな調味料です。「チリ(Chili)」という言葉は唐辛子(チリペッパー)のことで、「チリソース」は一般的に甘味は少なく、トマトソースをベースに唐辛子の辛みと旨みが活きているソースです。「スイートチリソース」と買い間違えないよう注意して選び、開封後は冷蔵庫で保存しましょう。

スイートチリソースの使い切りレシピ:スイチリタコサラダ

 簡単だけど、しっかりとした味わいの料理で、ワインにも合う一品♪ タコライスとは、メキシコ料理・タコスが由来になっている料理ですが、そう……タコは入っていません。ご飯の上にタコスの具をのせて食べるタコライスは、沖縄発祥のファーストフード。今回は、ご飯の代わりに野菜サラダでアレンジしてみました。味付けはスイートチリソースと醤油だけですが、具材にしっかりとした味がついているので、ドレッシングとは違った満足感があり、食が進むことは間違いなし! でも、野菜がいっぱいだから、うれしいですよね。ガッツリ食べたいときは白飯がオススメ。

【材料】(2人分)
 牛ひき肉 ・・・ 160g
 玉ねぎ  ・・・ 1╱4個
 にんにく ・・・ 小さじ1(すりおろし・チューブ)
 こめ油  ・・・ 適量(サラダ油、オリーブオイルでもOK)
 (A)スイートチリソース ・・・ 大さじ2
    醤油        ・・・ 大さじ1
 トマト(中玉)・・・ 1個
 ピザ用チーズ ・・・ 適量
 カット野菜サラダ ・・・ 125g(大根、にんじん、水菜等)

【作り方】
1.玉ねぎはみじん切り、トマトは角切りにする。
2.フライパンにこめ油(サラダ油、オリーブオイルでも)を熱し、にんにくと玉ねぎを炒め、牛ひき肉を加えて炒め合わせ、火が通れば、(A)を加えて混ぜる。
*水分があれば、強火にして水分を飛ばしましょう。
3.器にカット野菜サラダ、2、ピザ用チーズ、トマトの順で盛り付ける。

*サラダの代わりに、うどんやパスタ、パン、蒸し野菜、冷ややっこにつけてもおいしい。
*サラダはお好きな野菜サラダを。アボカドや卵黄など、お好みのものをプラスしても。

中華・エスニック風ドレッシングにする技も!

 スイートチリソースは、甘ずっぱさ・辛味・コクを料理に加えることができるので、そのまま調理に加えて使ってもいいですし、少し味が足りないようであれば醤油や味噌、酢、ナンプラーなどの味付けをプラスすると、おいしく仕上がります。つけ・かけ・下味・隠し味と、用途は多用です。

 卵かけご飯や冷ややっこにそのままかける。サラダや蒸し野菜には、オリーブ油やごま油、醤油をプラスしたり、ナンプラーとレモン汁をプラスするだけで、中華・エスニック風のドレッシングに。ぽん酢やヨーグルト、マヨネーズなど、手近な調味料と合わせればディップソースに。毎日の料理にちょい足しアレンジして、手軽にエスニックの味わいを楽しみましょう。これ1本あれば、あなたも料理上手に♪

 

豆板醤を使い切る! “時短”中華「ソルト麻婆豆腐」レシピ【小松菜・豆腐・豚肉で完成】

 あれもこれもとつい買ってしまう調味料。新しい味覚にワクワクしたのに、気づけばお蔵入り……。そんな調味料をカンタンおいしく使い切る方法を、調味料ソムリエ/野菜ソムリエのMICHIKOが伝授! 今回は豆板醤の使い切り方法です。

豆板醤とは?

 ピリッとした辛みと旨みを加えてくれる「豆板醤」。買おうかどうか迷っている方や、使い方がわからず、そのまま眠っている方もいらっしゃるのではないでしょうか?

 中華料理といえば「豆板醤」と言われるほど、ポピュラーな「醤(ジャン)」のひとつ。ほかには、XO醤、甜麵醬、芝麻醤、豆鼓醤などがあります。豆板醤の故郷は、中国の四川省・ピーシェンで200年以上前から作られていて、現在も一大産地となっています。豆板醤の原材料は「そら豆」。さやを天に向けて実ることから「そら豆」といわれているとか。塩ゆでするだけで春の香りを運んでくれますよね。このそら豆を干して、水でもどし、唐辛子・塩・麹などを加えて、野外でじっくり熟成発酵させたのが豆板醤です。豆板醤を舐めてみると、辛さと塩気が感じられ、後味に味噌のような風味も感じられます。味噌と同じ豆類の発酵調味料だからでしょう。3年以上長期熟成したものは高級品といわれ、豊かなコクと角のとれた辛さを堪能することができます。

 麻婆豆腐やエビチリなどによく使用される豆板醤ですが、使うのは少量だけ。なのに、独特の「青臭さ」が気になることありませんか? ちょっと苦手という方もいらっしゃるはず。醤は、そのまま使ったり、炒めが甘いと唐辛子の青臭さが残ってしまうんです。弱火でしっかり火を通して、香りと旨みを引き出すと、青臭さが消えます。このちょっとしたひと手間が、おいしくなるコツ。まとめて火入れをしたり、製造過程でじっくり火入れをした「焼き豆板醤」という商品もありますのでオススメですよ。

 発酵させた豆板醤ですが、変色したりカビが生えたりすることがあるので、冷蔵庫で保存した方がいいでしょう。くれぐれも水分やほかの食材に触ったスプーンなどは使わないようにしてくださいね。

豆板醤使い切りレシピ:ソルト麻婆豆腐

 いつもの麻婆豆腐をシンプルな塩味でおしゃれな一皿に! 時短、手軽、パッパッと炒めるだけ! 豆板醤の辛味や塩味はメーカーにより違うので、お好みで量を加減してください。辛みが苦手な人は、炒め物なら「1人分:小さじ1/3~」使い始めてみましょう。

【材料(2人分)】
 豚ひき肉・・・120g
 豆腐  ・・・1丁(250g)
 小松菜 ・・・1/3束
 豆板醤、おろし生姜(チューブ)、鶏ガラスープの素・・・各小さじ1
 塩、粗びき黒こしょう・・・各適量
 ごま油・・・適量

【作り方】
1.豆腐は1.5cm角に切り、小松菜は2cmの長さに切る。
2.鍋にごま油と豆板醤、生姜を弱火でよく炒め、豚ひき肉を加えて炒める。
3.豆腐と鶏ガラスープの素、塩を加えて、味を調え、小松菜も加えて炒め合わせる。
4.器に盛り、お好みで粗びき黒こしょうを振る。
*お好みでニンニクやネギを加えても。

 寒い冬には、豚肉と豆腐の良質たんぱく質、小松菜のビタミンCが風邪予防に効果的です。小松菜はサッと炒め合わせるのがコツ。塩は精製塩や岩塩より、海水塩などのミネラルが入ったもののほうが、口当たりが良いようです。

汁物に加えるだけで旨みのあるピリ辛料理に

 豆板醤は中国料理専用の調味料ではありません。調理の仕上げにそのまま入れたり、いつもの炒め物や和え物、汁物に加えるだけで旨みのあるピリ辛料理になります。卵焼き、唐揚げ、冷ややっこ、ピザ、ドレッシングやマヨネーズに加えたり、ご飯に混ぜておにぎりにしても。

 これ1本あれば、あなたも料理上手に♪

バルサミコ酢を使い切る! 時短で簡単・手羽中の中華風炒めレシピ【大根・手羽中・豆苗だけ】

 あれもこれもとつい買ってしまう調味料。新しい味覚にワクワクしたのに、気づけばお蔵入り……。そんな調味料をカンタンおいしく使い切る方法を、調味料ソムリエ/野菜ソムリエのMICHIKOが伝授! 今回はバルサミコ酢の使い切り方法です。

バルサミコ酢とは?

 イタリアの酢「バルサミコ酢」は、イタリア語で「香りのある酢」という意味。いまや日本でもすっかりおなじみですが、ちょっと高い! それなのに一度使ったきりで持て余し気味、という方もいらっしゃるかと思います。バルサミコ酢は、甘味の強いぶどうの果汁を原料にした「果実酢」の一種。ブドウの濃縮液(モスト)とワインビネガーを混合し、樽で自然発酵させて長期熟成したもの。熟成させたことで、色は濃い褐色に、香りは芳醇に、味わいは豊かで、甘酸っぱさを持つことが特徴です。

 その歴史は11世紀頃まで遡るといわれ、イタリアの法律では「バルサミコ酢」の定義が細かく規定されています。本来、「バルサミコ酢」を名乗れるのは、イタリアのエミリア・ロマーニャ州のモデナからレッジョ・エミリアの地域で伝統的に造られたものだけ。かつては、王侯貴族の食卓を飾り、「侯爵の酢」と呼ばれていたくらい高貴な酢です。

 100年も熟成させた宝石のような1本数十万円もする高級品や、カラメルで色づけした安価なものまでピンキリですが、普段使いには若い熟成タイプから使うのもオススメ。小さめのフライパン等に入れて、弱火でじっくり半量になるまで煮詰めれば、トロリとした濃厚な甘味を楽しめますよ。酢とはいえ、風味を損なわないように、開封後は冷蔵庫に保存しましょう。

バルサミコ酢使い切りレシピ:大根と手羽中の中華風バルサミコ炒め

 鶏手羽肉と大根を蒸し炒めしたボリューム感たっぷりの一皿。ご飯やパンのおかず、お酒のお供にも♪ バルサミコ酢と味噌、みりんという“発酵三兄弟”の風味をお楽しみください。

【材料】(2人分)
 鶏手羽中肉              ・・・・・ 8本
 大根               ・・・・・ 5センチ
 豆苗               ・・・・・ 1╱3束
 ごま油              ・・・・・・適量

(A)バルサミコ酢・味噌・みりん・・・・・ 各大さじ1

【作り方】

1)大根は皮付きのまま拍子木切りにする。
2)鍋にごま油と1、鶏手羽中肉を炒め、蓋をして弱火で5分ほど蒸し焼きにして、火を通す。
3)(A)を加え、水分をとばしながら、強火で炒め合わせる。
4)根元を切り落とし、長さを半分に切った豆苗をしいた器に盛る。
*冷蔵庫に入っている野菜や肉でも作ってみましょう。

 大根は、外の寒さが増すほどに甘くおいしくなっていくもの。腸内環境にも良く、満腹感も得られる野菜です。鶏手羽中肉はリーズナブルで柔らかく食べやすく、何より、切ったりしないでそのまま料理に使えるのがうれしいところ。豆苗はエンドウなどのタネを発芽させたもので、シャキシャキとした食感を楽しめます。アクもないので、そのまま生でも。また、調理の最後に豆苗を入れて、サッと炒め合わせても。お好みで七味唐辛子を振りかけて大人の味わいにしてもいいですよ。

きんぴらなどの炒め物にも使って!

 バルサミコ酢を仕上げに数滴たらすだけで、高級料理店のようなゴージャスな料理になります。サラダ、スープやリゾット、きんぴらなどの炒め物、野菜のグリル、肉や魚のソテー、アイスクリームやヨーグルト、イチゴなどのフルーツ、何にでもひとたらしすれば、フルーティーな香りがプラスされて、料理の幅がグンと広がります。ブドウのおいしさがギュッと詰まった「バルサミコ酢」、艶やかな贅沢なソースをお楽しみください。

 これ1本あれば、あなたも料理上手に♪