プライドが高すぎる、偏見持ち……こんなにいる「困ったちゃんシッター」

 ベビーシッター事業「森のナーサリー」が順調に拡大しています。必然的に雇う人も増え、面接では気づかなかったことが見えてきます。有資格者だろうと、高学歴だろうと、「?」と思うことが多々あるので、今日はそんな話をしてみたいと思います。

■プライドばかり高いベビーシッター

 去年の秋に登録された中年女性。家庭保育の認定資格「チャイルドマインダー」を持つ方で、他社でのシッター歴もあります。

 シッターから見ておいしい仕事の1つは、夜間勤務です。6時間で1万5,000円ぐらいにはなるため、喜んで入る方がほとんどです。それが土日であれば20%UPになるし、正規雇用ではない中年女性がこれだけ稼げる仕事は、なかなかないと思います。

 毎週定期の仕事もおいしいもの。ところが、港区の素晴らしいマンションでの毎週定期のお仕事を振ったシッターから(通常はシッターからめちゃめちゃ感謝される案件)、2回お伺いした後、トンデモメールが来ました。ちなみにこのお宅、ほかの曜日は違うシッターがお伺いしていて、とてもうまくいっています。私も3回ほどお母様にお会いしましたが(お父様とも会いました)、とても感じのよいご夫婦で、東京の“ザ成功者”なのに、嫌みのない雰囲気で私の中では好感度が高いお宅です。

 なのに、「シッターにお伺いしているよりは、家政婦さんをしている感じがします。できればほかの人に交代をお願いします」とシッターからメールがきました。

 家政婦いいじゃない! お母様によると、お母様が授乳している間、簡単な家事を頼むレベルだったみたいですが、本人は気に食わなかったのでしょうね。有資格者ということで変なプライドを持ってしまうと、雇用者としては扱いにくい。チャイルドマインダーの本場、イギリスではベビーシッターという職業が定着していますが、日本ではもともと家政婦の延長。スタートがハウスキーピング会社で、ベビーシッター業務を始めた会社も多いんです。授乳中の簡単な家事くらい、“お母様の育児のお手伝いをしているんだ”という広い視野で捉えてほしいです。

■高級マンション以外を嫌がるシッター

 現在ほとんどが港区周辺の高級マンションでの仕事なのですが、中には違うエリアで普通のお宅もあります。庶民的なお家でも(さすがに「○○荘」みたいなところはないです)、ちゃんとお支払いをしていただければ問題はなく、会社にとっては誰でも大事なお客様です。私自身も平等に対応しているのですが、保育士資格のあるシッターが遠まわしに嫌がってきました。一度お伺いした時にもう二度と行くまいと思ったのか、驚愕のへんてこメールがきました! ちなみにこのお宅、当社で30回くらいお伺いしている優良お客様です。

「申し上げにくいのですが、御宅の感じから、なにかあった場合、『補償しろ!』と困らせてくるかもしれないと、家族に強く言われてしまいました」

 保育士なら、会社が保険を掛けていることぐらい知っているだろうし、家族を理由にするところが腹立たしくて、即クビにしました。美人で有資格者でしたが、偏見でものを見る人に、大事な子どもの命を託したくありません。「有名人やお金持ちのシッターしている私」が好きなのでしょうか。ベビーシッターは自分が優越感に浸る手段ではなく、お子様のためにあるんですよ!

 現在、新園「衾の森こども園」と「駒沢の森こども園」の求人を行っているのですが、「タレント保育士がいる園」としてメディアで取り上げられたこともあり、芸能界を夢見る保育士が応募してきたり(“夢見る”がポイント)、困ったちゃんが来たり、毎日面白いです。ほかのスタッフが「芸能界を夢見るメンタルが羨ましい」と感想を言っていたのが印象的でした。何歳になっても夢を持つのは自由ですが、いま現在夢に向かって何かしているなら別だけど、絶世の美女でもないのに、賞味期限のある夢を20代後半で持つメンタル……私は大いに評価します! どうかメンヘラちゃんだけは来ませんように。不採用になったら、口コミや掲示板を荒らしそうですね。

角川慶子(かどかわ・けいこ)

1973年、東京都生まれ。「角川春樹事務所」会長・角川春樹氏の長女。自身も元アイドルという異色の肩書きに加えて、ビジュアル系バンド好きで、元バンギャルの”鬼畜ライター”としても活躍。2011年9月に「駒沢の森こども園」、2016年4月からは派遣ベビーシッター「森のナーサリー」をオープンさせる。家庭では9歳の愛娘の子育てに奮闘中。

富裕層向け保育園&ベビーシッター会社は見た目も大事! 新人スタッフを洗練させるのも経営者の仕事

 私立小学校に通う娘の新学期が始まり、家族全員、超早起き生活に戻りました。この時期の朝5時は真っ暗で寒い。基本的に、登校時は婿が最寄駅まで車で送っていますが、婿がここ数日体調が悪く、久しぶりに弁当&送り当番をやったのですが、つらかったですよ。婿は偉いですね。

 「駒沢の森こども園」、新園の「衾(ふすま)の森こども園」、ベビーシッター事業の「森のナーサリー」を全部自分で回している状況だったのですが、3月から事務の女性が働いてくれることになりました。いまも事務の担当者はいるのですが、その方の事情で出勤日が減ってしまい、本当に困っているところでした。これで、お受験対策に集中できるのがうれしいです。

 そういえば先日、「有名小学校 幼児教室 懇談会」に参加してきました。私の経営する保育園は、幼児教室を兼ねているので、申し込んでみたんです。会の中で、平成31年度に東京農業大学の小学校が開校することを知り、先生に詳しくお話を伺ってみると、体験型の授業が中心で、自分の子どもに受けさせたいなと思う教育が詰まっていました。農大らしい体験型の授業と聞いただけで、わくわくします。きっと子どもらしい子どもになってくれそうです。世の中には子どもが泥だらけで遊ぶのを、嫌がる親(特にママ)もいます。見学に来た保護者の中に、「ミネラルウォーターで沐浴」という地雷としか思えない人にも出会いました。そんな家庭で育ったら、反抗期も来なくて、こじらせるとしか思えないですが……。

 魅力的な小学校が開校されるのはうれしいですし、しかもなんと働いている家庭に優しい給食! 保護者から「給食のある私立小学校って慶應以外どこですか?」とよく質問されるのですが(慶應の幼稚舎と横浜初等部が給食なのは有名です)、さっそく給食をアピールするポップを作って、「東京農大 稲花小学校」の紹介をしてみることにしました。働く親にとって弁当作りは最大の問題ですからね。

 その他、園児が受験する学校の先生にご挨拶をして、入試について質問したりしました。娘の小学校の校長先生も参加されていて、いつもとは違う場所なので、私のことはすぐにわからないかなと思っていたら、先に「角川さん!」と声を掛けていただきました。校長先生も大変ですね(苦笑)。

 私立小学校は優秀な生徒の獲得と受験者数をなるべく多く増やすことが仕事。お教室は有名小学校の合格率を上げることが仕事。合格率が高くないと生徒は入会しません。うちは立ち位置がちょっと違って、子どもに合った学校を見つけて、合格させることが仕事なのだと思っています。

■ヒゲの生えている女性保育士が……

 話が飛びましたが、事務スタッフが入ることになり、先日ゆっくり話をしたのですが、「ファッションに興味がない、ヘアメイクに興味がない」そうで、富裕層向け保育園&ベビーシッター会社に相応しい洋服を持っていないことがわかりました。ベビーシッター会社は、シッターを連れて面談に同行したり、新規利用の際はご挨拶に行ったり……いま全部私がやっていますが、利用者が増えると事務スタッフも外に出て、直接保護者と対応する機会が増えてくると思うので、服装とヘアメイクはとても重要です。「感じのいい人」じゃないと絶対にダメです。

(さらに…)

富裕層向け保育園&ベビーシッター会社は見た目も大事! 新人スタッフを洗練させるのも経営者の仕事

 私立小学校に通う娘の新学期が始まり、家族全員、超早起き生活に戻りました。この時期の朝5時は真っ暗で寒い。基本的に、登校時は婿が最寄駅まで車で送っていますが、婿がここ数日体調が悪く、久しぶりに弁当&送り当番をやったのですが、つらかったですよ。婿は偉いですね。

 「駒沢の森こども園」、新園の「衾(ふすま)の森こども園」、ベビーシッター事業の「森のナーサリー」を全部自分で回している状況だったのですが、3月から事務の女性が働いてくれることになりました。いまも事務の担当者はいるのですが、その方の事情で出勤日が減ってしまい、本当に困っているところでした。これで、お受験対策に集中できるのがうれしいです。

 そういえば先日、「有名小学校 幼児教室 懇談会」に参加してきました。私の経営する保育園は、幼児教室を兼ねているので、申し込んでみたんです。会の中で、平成31年度に東京農業大学の小学校が開校することを知り、先生に詳しくお話を伺ってみると、体験型の授業が中心で、自分の子どもに受けさせたいなと思う教育が詰まっていました。農大らしい体験型の授業と聞いただけで、わくわくします。きっと子どもらしい子どもになってくれそうです。世の中には子どもが泥だらけで遊ぶのを、嫌がる親(特にママ)もいます。見学に来た保護者の中に、「ミネラルウォーターで沐浴」という地雷としか思えない人にも出会いました。そんな家庭で育ったら、反抗期も来なくて、こじらせるとしか思えないですが……。

 魅力的な小学校が開校されるのはうれしいですし、しかもなんと働いている家庭に優しい給食! 保護者から「給食のある私立小学校って慶應以外どこですか?」とよく質問されるのですが(慶應の幼稚舎と横浜初等部が給食なのは有名です)、さっそく給食をアピールするポップを作って、「東京農大 稲花小学校」の紹介をしてみることにしました。働く親にとって弁当作りは最大の問題ですからね。

 その他、園児が受験する学校の先生にご挨拶をして、入試について質問したりしました。娘の小学校の校長先生も参加されていて、いつもとは違う場所なので、私のことはすぐにわからないかなと思っていたら、先に「角川さん!」と声を掛けていただきました。校長先生も大変ですね(苦笑)。

 私立小学校は優秀な生徒の獲得と受験者数をなるべく多く増やすことが仕事。お教室は有名小学校の合格率を上げることが仕事。合格率が高くないと生徒は入会しません。うちは立ち位置がちょっと違って、子どもに合った学校を見つけて、合格させることが仕事なのだと思っています。

■ヒゲの生えている女性保育士が……

 話が飛びましたが、事務スタッフが入ることになり、先日ゆっくり話をしたのですが、「ファッションに興味がない、ヘアメイクに興味がない」そうで、富裕層向け保育園&ベビーシッター会社に相応しい洋服を持っていないことがわかりました。ベビーシッター会社は、シッターを連れて面談に同行したり、新規利用の際はご挨拶に行ったり……いま全部私がやっていますが、利用者が増えると事務スタッフも外に出て、直接保護者と対応する機会が増えてくると思うので、服装とヘアメイクはとても重要です。「感じのいい人」じゃないと絶対にダメです。

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べビシッター業での誤算! 横浜からの利用はほとんどないという事実

 あけましておめでとうございます。去年は新しくベビーシッター事業「森のナーサリー」の立ち上げがあり、落ち着かない1年でした。その事業も8カ月しかたっていないのに、年末31日が仕事納めになるほど利用していただけるまでに成長し、うれしい限りです。こうなってくると自分の時間がないので、人を雇うことにしました。ほかの人ができる仕事は人に任す。自分でしかできない仕事に集中します。いまは「自分でしか」の範囲が広いので、ゆくゆくは見直していかないといけないですね。

 「自分でしか」の仕事の例を言えば、保育園の入園見学。このコラムを読んで入園を希望される方も多く、見学の対応を人任せにすると、確実に失望されます。新園「衾(ふすま)の森こども園」の入園説明をしていると、「角川さんは毎日来られますか?」と質問されるし、まだまだ「角川さんが毎日いてチェックしているなら安心」と思われているようです。毎日行きますよ! なので安心してください。

 自分の中でベビーシッター事業が、一番ストレスの原因を占めているような気がします。先日、週3日夜間に新生児の産後ケアを担当しているシッターが、「自分のスキルの低さに耐えられない、ベビーモニターで録画している映像を後から確認されると思うと、もう無理です」と言って、担当を外れたいと言い出しました。保護者は映像を見ても、「○○さんは頑張ってくれていますよ」と評価してくれているのに、メンタル弱くて自滅ですよ……。

  実は、最初からいろいろと想定していて、誰かがコケたらすぐ次の手が打てるよう、事前に別のシッターを保護者と面談させていていました。なので、1日も穴を空けず対応できたのですが、やっぱりストレスが掛かりますね。夜間もシッターからの開始と終了時間の連絡をチェックするために起きていますし、体力的にもきついです。日中人を入れれば、私の負担が減るので、少しはラクになるかなと思います。

 ■高級住宅街でのベビーシッター利用率は……

  12月31日朝に仕事納めをし、3日夜まではベビーシッターも保育園も入っていなかったので、ゆっくりできました。毎年この数日だけ解放されます。人の命を預かる仕事は、本当に大変です。目に見えないストレスが、自分を攻撃してきます。なので、安易に保育ビジネスを始めようとする人はやめた方がいいですよ。娘のために作った保育園なのに、娘を犠牲にしているなと感じることも多く、申し訳ない気持ちになったこともあります。ですが、子どもはどんどん成長するので、「仕事」とわかってくれるようになるし、小学校のほかの子のママだって家に帰るのは毎日午後7時で、「うちは時間が自由になるだけまだマシ」と思ってくれるようになりました。

  お正月休み中は仕事が溜まるので、会社に2日間出ていたのですが、娘が「私も行く!」と一緒に行って、請求書の切手を貼ったり、封をしてくれたり、手伝ってくれました。仕事に集中できないので、家にいてほしかったのだけど、それはそれで楽しい思い出になりました。

 ここからは去年のまとめ。ベビーシッターで感じたこと。横浜の人は不思議とベビーシッターを利用しません。理由はわかりませんが、横浜在住のシッターが何人もいるので聞くと、やっぱり「横浜には一度もお伺いしたことない」そうです。千葉や埼玉の方は、都内ホテルで利用したり、中にはお買い物の間のお預かりもあります。

  横浜は高級住宅街「山手」もあるので、利用者が多いと思ったのですが、残念。もしかすると、山手は住み込みの家政婦さんが在住しているorおじいちゃんおばあちゃんパワーがあるのかもしれません。田園調布での利用がないのと同じですね。固定の仕事の、80%が港区でのシッティング。その他は西新宿、白金周辺です。固定でなければ、品川港南や大森山王……いろいろです。今年もがんばります!

 角川慶子(かどかわ・けいこ)

1973年、東京都生まれ。「角川春樹事務所」会長・角川春樹氏の長女。自身も元アイドルという異色の肩書きに加えて、ビジュアル系バンド好きで、元バンギャルの”鬼畜ライター”としても活躍。2011年9月に「駒沢の森こども園」、2016年4月からは派遣ベビーシッター「森のナーサリー」をオープンさせる。家庭では8歳の愛娘の子育てに奮闘中。

ベビーシッターとデリヘルは管理が同じ!? 会社にこまめに連絡させる理由とは

 駒沢の森こども園に、毎年レンタルしているクリスマスツリーが到着し、なんとなくこの時期、子どもはもちろん大人まで浮かれているような気がします。娘の小学校の保護者会では、「この時期は浮かれているせいか、毎年事故が多い」とのことでした。骨折して入院をしていた友達や、鬼ごっこで転んで顎を縫う友達もいて、いつもとは違うようです。浮かれているのは保育園児も同じで、サンタさんやクリスマス会、家族でのお出かけやイベントのせいか、不安定(highなエネルギー)です。気をつけないといけませんね。スタッフ全員、気を引き締めて年末を乗り切ります!

 前回の記事&自分のブログで、人手不足で「誰か助けて!」といったことを書いたら、反響がありました(笑)。職務経歴書と履歴書を送っていただいたのですが、会ってみたくなり、来週面接になりました。

 ネットってすげーと思うのは、2017年4月から開園する「衾(ふすま)の森こども園」の入園についてです。この連載とブログにしか新園について載せてないのに、「角川さんが新しく保育園をやられるそうなんですけど、申込みたい」といった連絡をたくさんいただき、ほとんどいっぱいになってしまいました! ただ、閉園する園からの引き継ぎ分が確定していないため(認可保育所の受け皿的な保育園だったため、認可に入れれば認可に行く人たちが多いと予想)、29年度は多めに定員設定をしています。

 以前からいらっしゃる保護者に言いたいことは、「別の園になるので、同じものを期待しないでほしい」ということ。新園になってもそのまま働き続けたいというスタッフの面談を予定していますが、こちらとは別に年始から新たなスタッフの募集を掛けていきます(2名は決まっています)。角川の森カラーに「合う」人に働いてもらいたいですよ。駒沢の森こども園がなぜ3年待ちの人気保育園かわかりますか? それは、私の方針に合う人で、なおかつ、それ以上のことを実現してくれるスタッフがいるからです。閉園する保育園は、閉園する理由があります。同じことをしても潰れるのです。

■自己流が抜けないシッター

 ネットすげー、その2。いまや、SNSやブログをやっている方が多いですよね。ベビーシッター事業「森のナーサリー」のお客様を見つけることも多いのですが、そこに「初めてのベビーシッター、シッターさんが若くてかわいく、子どもたちはシッターさんの方へ行ってしまい、まったく後追いせず……」といった内容の日記を見つけました。これってすごくうれしいです。

 

 最近気になるのは、おばちゃんシッターのこと。別のシッター会社にも長く勤め(もしくは直引きしたのか)、自分の顧客もいる方なのですが、自己流の癖が抜けず、入室連絡はするが退出連絡なし、行けない仕事についてはメールの返信をしないなど、困っています。森のナーサリーは、前日確認、入室&退出連絡とデリヘル並みの細かい連絡となっているのですが、これはスタッフの安全を思ってやっていることなので、いいかげんにはしてほしくないです。おばちゃんだから事件や事故に巻き込まれないだろうとか、そういうのは通じません。安全面はもちろん、保護者が見ている前で連絡をすることによって、「会社がしっかり管理しているので、シッターと直接交渉しにくいな」と思わせる意味もあります(まさにデリヘルの発想ですね)。軌道に乗ってきたので、流出をさせないのがこれからの仕事ですよ。

 おばちゃんシッターは、自己流が抜けない人もいれば、逆に指示待ちも多く、面倒な場面も多いですね。機転を利かせて現場で動けるのは、やっぱり若い子が多いです。これからは、経験はなくても若くて「ベビーシッターしたい!」という子を、育て、経験を積ませればいいなと思います。「●●さんと出会えたことに感謝」と言ってくれるお客様の担当は、みな20代。30代&40代は手抜き感、50代はややこしい感、60代は体力が心配なのだと思います。中年で人気があるのは、美人しかいないかも……。保育園でも感じていたけど、子どもも年齢が近いほうが、一緒に遊べる感があるのかもしれませんね。

角川慶子(かどかわ・けいこ)

1973年、東京都生まれ。「角川春樹事務所」会長・角川春樹氏の長女。自身も元アイドルという異色の肩書きに加えて、ビジュアル系バンド好きで、元バンギャルの”鬼畜ライター”としても活躍。2011年9月に「駒沢の森こども園」、2016年4月からは派遣ベビーシッター「森のナーサリー」をオープンさせる。家庭では8歳の愛娘の子育てに奮闘中。

保育園もシッター業も順調ながら人手が足りない! 特にシッターは幅広い人材が必要

 今年4月に開業したベビーシッター事業「森のナーサリー」が忙しくなり、2017年4月10日オープン予定の保育園「衾(ふすま)の森こども園」の対応が始まり、「駒沢の森こども園」に霊能者を呼んで霊視をしてもらい……と多忙な毎日を送っています(霊能者に「場所は超最高」と言われました! 私が感じた変な念は、今は在籍していないアルバイトが原因だったそう)。自分では「まだまだ行ける」と思いながらも、どうしようもないミスが続出しています。娘が友達と映画に行くので、「ネットで予約して」と言われ、取ったチケットが翌日のチケットだったり、業者への振り込み金額がなぜか違っていたり、自分の容量を超えているのかもしれませんね。

 そんな中、森のナーサリーのお客様が、「保育園を経営したい」とのことで、プロデュースを依頼されました。お客様の希望エリア(汐留、銀座、芝公園)で物件を探されたそうですが、1階もしくは2階をご希望の上、保育園は2方向出口、2階であれば屋内階段と屋外階段、3階以上は避難設備の有無などの細かい縛りがあるため、出てきた物件は高額物件ばかりで、軽く試算しただけでも、50人以上の大型保育園にするか、べらぼうに保育料を高くするかの、どちらかでした。

 私自身、新たな保育園を作ろうと神宮前、西新宿、成城、目黒で探していたのですが、いい物件が見つからず(ボロor高額)、結果、ベビーシッター業を始めることになりました。そのお客様は、東京の方ではないので、場所を変更し土地勘のある大阪で探すことになったので、もしかすると来年は大阪出張が多くなるのかもしれません。私はプロデュースする際には「オープンまでのプロデュース業務を請け負う+名前写真掲載」、「オープン+毎月のコンサルタント+名前写真掲載」、「完全に黒子に徹してのコンサルタント」(食品衛生責任者、書類作成、監査対策などは別途料金)といったパターンがあって、どこまでやるかでお値段もまちまちなのですが、今回は来年4月の直営保育園オープンと重なるので、体力&精神が若干心配です(泣)。

 とりあえず、森のナーサリーを中心に、会社の事務をやってくれる人を募集中なので、興味があれば連絡をお願いします(笑)。多少はExcel、Word、PowerPointが使えて(まったく使えないのは困る)、電話応対ができ、字がきれいならOKです。決して若くない女性の方が、保育業の事務では重宝します。あ、困ったら現場にも行ってもらいますので……。

■「シッターの指名替えしたい」と言われることも

 森のナーサリーのシッターさんたちは、どんどん定期のお客様が決まり、フリーで動ける人が少なくなって困ってます。求人は出していませんが、ホームページの求人欄から問い合わせがあり、月1~2人ぐらいは新しい方が入っています。

 定期利用で「○○さんと巡り合えてよかったです」と仰ってくださる方もいれば、週3で頼まれているご家庭でいつも行っていたシッターさんが体調不良でお休みした時、別のシッターさんを派遣したところ、「こちらのシッターに指名替えしたい」と言われたこともあります(笑)。しかし、ピンチヒッターのシッターさんは要介護のご家族がいるので、「定期は受けられない」。お客様へ相談すると、「では、最初のシッター以外で」となり、現在別のシッターさんがお試し期間でおうかがいしています。まー、いろいろありますよ。

 月1回利用くらいですが、1日10時間以上頼まれる方で、「ゆめちゃん(シッターの名前)でお願いします! おばちゃんは怒るからヤダ!」とはっきり言ってくださる方もいます。ここに出てきた「おばちゃん」と呼ばれている方は、ほかのご家庭では指名されていて、保護者ウケはけっこういいのです。好みはそれぞれですが、前にも書いたけど、どこの家庭に行っても心配ないのは、「しっかりした機転の利く若い可愛い子」なんですよね(笑)。うちの会社に就職してほしいです。そろそろ社員のベビーシッターも必要かな。

角川慶子(かどかわ・けいこ)

1973年、東京都生まれ。「角川春樹事務所」会長・角川春樹氏の長女。自身も元アイドルという異色の肩書きに加えて、ビジュアル系バンド好きで、元バンギャルの”鬼畜ライター”としても活躍。2011年9月に「駒沢の森こども園」、2016年4月からは派遣ベビーシッター「森のナーサリー」をオープンさせる。家庭では8歳の愛娘の子育てに奮闘中。

いよいよ新しい保育園作りがスタート、必要なものは子どもたちの安全を守る「○感」!?

 前回のこのコラムでお話しした通り、ご縁があって既存の保育園の経営を引き取ることになりました。保育園をもう1園やる! と決めた日から、いろいろと考えることが多くて楽しいです。やると決めた日に最初に浮かんだ保育名は、「衾の森こども園」(ふすまのもりこどもえん)。「衾」というのは、目黒区の環七の外にあるエリアの旧地名で、「駒沢の森こども園」がある八雲も、新しく開園する保育園がある中根も、江戸時代は「衾村」、昭和初期まで「碑衾町」でした。

 コンセプトは「駒沢の森こども園」と同じですが、敷地が狭いので、「幼稚園のアフタースクール」としては受け入れない予定。駒沢の森でキャンセル待ちをされていて「こちらでもいい」という方と、いまそこの保育園に通っている方で継続を希望する方でいっぱいになってしまいそうなので、今年は新規募集をしない方向です。もともとは認可保育所に入園できなかった方の受け皿保育園だったので、全員継続しなくてもいいぐらいの気持ちでやっています。ですが、何人かの保護者とお電話したところ、「あえて認可外に通っていた」というお話も聞きました。営業時間、職業の自由度(認可はフルタイム勤務の人が優先される)、延長保育を気楽に頼めることなどが、理由だそうです。

 来週、引き継ぐ保育園で説明会を行います。平日18時スタートなので、お迎えがてらの説明会です。だけど、その日は「暗剣殺」なんだよねえ。暗剣殺とは、突然のトラブルなど、他人に振り回される出来事が多い日という意味です。ほかに悪い日では「日破」というのがあります。契約、約束事がうまく行かない日とされているので、契約はもちろんそんな日にしないし、請求書の発送さえ、日破を避けています(やりすぎ)。暗剣殺は旅行のスタート日にはしません。気をつけて生活しているせいか、暗剣殺の日に悪いことが起きたことはありません。ちなみに、「大安」とか「仏滅」などはまったく気にしていないですね。

■真っ暗な公園で「遊んでいる子がいる」

 先日、娘の秋休みに、今年もまた2人で京都へ行ってきました。「京都が好き」なんて渋い小学生です。行く場所も渋くて、「鳥獣人物戯画」でおなじみの「高山寺」に行って、庭を見ながらお抹茶を飲んだり(もちろん高山寺でしか買えない、鳥獣人物戯画グッズを購入するのだけど)、彼女の熱い希望で、「陰陽師」で知られる「晴明神社」へ行ったりしました。歴史の本や漫画を読んで、「行きたい神社仏閣」が出てきたようです。成長を感じますね。

(さらに…)