まもなく私立小に通う娘の夏休みが終了し、9月4日から新学期がスタートします。始業式って9月1日と思いきや(昭和世代)、いまどきは8月28日から新学期の学校が多いのだとか。世の中、ゆとり教育はとっくに終了し、静岡県のとある学校では、来年度から土日祝を除くと16日しか夏休みがなくなるというニュースも。どっちがいいのかわかりませんが、うちの場合は早起き+弁当の学校なので、ゆるく過ごせる夏休みは親子で助かります。
娘なんて学校のない時期はトドみたいな生活を送っているせいか、なかなかの太めボディ(笑)。学校の健康診断で引っかかるほどではないのですが、異性には無縁です。親からすると丸くて温かくて、柔らかくて可愛いですけどね。ここにきて、やっと洗顔フォームを使って顔を洗うことを覚えたレベルです。
彼女がこの夏休みに率先してやったことは、マンガ『NARUTO‐ナルト‐』(集英社)を全巻(70巻強)読んだこと、自由研究の「伊達政宗につながる自分のルーツ」のための下調べという名の旅行ぐらいでした。朝の通勤時間帯と重なるSAPIXの夏期講習軍団を見ると、小学校受験で頑張らせてよかったなと思います。娘の学校に外部受験で超難関校(麻布や開成)を狙うクラスメイトがいますが、落ちても戻れるので、公立の子よりはストレスが少なそうです。
■慶應や早実は逆に中学受験しづらい
最近は中学受験するなら私立小からという流れがあり、洗足学園小、トキワ松学園小(特に男子)、都市大付属小は、中学受験するために過ごす小学校として人気があります。逆に慶應幼稚舎や慶應横浜初等部、早実初等部、青山学院初等部などに入ると、エスカレーターで中学に上がる子が一般的なので、中学からしかない難関進学校(桜蔭、女子学院、麻布、開成など)へは頭がよくても環境として受験しづらいんです。そのため、あえて小学校で中学受験向きの私立を選択します。
実は先日、駒沢の森こどもの園のママと面談をしていたら、「自分が中学受験(難関校)をしたので、息子にも中学受験をさせたい。なので、中学受験に向いている私立小へ行きたい」とのことでした。中学受験を通し人間として成長したらしく、息子ちゃんにも経験させたいそうです。ママはやはり難関校へ受かるには、公立小よりも勉強環境が整っている私立小がいいと判断されたようです。私も同感ですよ!
公立小は、勉強に対するお子様や保護者の意識がさまざま。前にお預かりしていた、公立小のお子様が宿題をやっているところを見て愕然としました。消しゴムを使わない、漢字の点やはらい、止めは無視。先生は注意をしていないそうです。あまりにひどかったので、お節介と思いましたがお母様に連絡をしたら、「なんとなく形を覚えてくれればいい」と言われクラクラしました。こうした子もいる状況の中で「自分は自分」と、孤高の人として中学受験をするのは本当に難しいです。子どもってラクな方に流れるので、足を引っ張られるかもしれません。まー、これは頭のよい子が陥る悩み+そこそこいい中学に行ってほしいと思う保護者の悩みなので、何を基準にするかはご家庭次第ですが……。
うちの場合は、このママとは違って、私が中学受験で失敗したので、遊ぶ誘惑の少ない小学校受験でと考えました(なので、いまお受験保育園やってます!)。ちなみに、幼稚園から附属に入るには、そもそも募集する学校が少ない、あっても募集人数が少ないので、合格する子は縁故が多く不利。共働きなので、幼稚園受験は選択肢としてありませんでした。附属以外の幼稚園は、保育園からでも名門私立小へ合格する時代に、わざわざ行かせようとは思わなかったですね。
エスカレーターでのんびり過ごすのも、中学受験するのも、小学校受験のメリットなんだと思います。いまは、今年度お受験の“こまもりーず”のことと、自分の筋トレのことで頭がいっぱいです(笑)。
角川慶子(かどかわ・けいこ)
1973年、東京都生まれ。「角川春樹事務所」会長・角川春樹氏の長女。自身も元アイドルという異色の肩書きに加えて、ビジュアル系バンド好きで、元バンギャルの”鬼畜ライター”としても活躍。2011年9月に認可外保育園「駒沢の森こども園」、16年4月からは派遣ベビーシッター「森のナーサリー」、17年4月に認可外保育園「衾の森こども園」をオープンさせる。家庭では9歳の愛娘の子育てに奮闘中。