子育てが落ち着いてバンギャ魂がウズウズしてきた私に、娘が掛けた大人なひと言

 先日、45歳の誕生日を迎えました。トレーニングなどしていますが、完全にBBA(ババア)の域です。あーもう死にたいですよ。子どもの頃、45歳の人を見ると、ものすごく老けているなと思っていました。気づくと自分が同じ年じゃないですか。

 誕生日を迎えるたび、娘の年齢+1年を引き算します。なんの意味かというと、「バンギャを卒業して〇年か」と数えるわけです。ここでいうバンギャとは、「盤麺(バンドメンバー)とつながるためになんでもしていたレベル」で、いま思えば捕まっていてもおかしくないのかもしれません(笑)。

 例えば、狙いの盤麺が犬を飼っている場合、盤麺宅の周辺を毎日犬を連れて何時間も散歩します。実際の話なのですが、3カ月くらいたった頃、必然に出会い(向こうは偶然だと思い縁を感じていました)、発展したケースも。同じマンションを内見し、住もうとしたり(自分が家を買ってしまったため、未遂に終わった)、ツアーで遠征してレコード会社の宣伝からホテルを聞き出し、同じホテルに泊まったりしていました。ああ懐かしい! ライターになった理由も、「好きな盤麺とつながれるから」という不純な理由で、好きな盤麺と会える企画ばかり考えていました。もちろん夢は叶いましたムフフ♪

 超肉食な私ですが、娘を妊娠し、生まれると想像以上の大変さで、子育てと仕事でいっぱいいっぱいになりバンギャ卒業(自然と)。そして起業、お受験……。娘が小学3年生くらいになった時、落ち着いたせいか、また音楽にのめり込むようになっていました。ただ、もうBBAなので、以前のようなFU●Kバンギャではなく、たまにライブに行くくらいのレベルですけどね。Fear,and Loathing in Las VegasというバンドのSxunというギタリストにハマってしまったのです(笑)。ファンとかそういうレベルなので、変なことはしてないです! 安心して!

 ベガスを聞けば毎日生きられるとかそういう感じだったのですが(十分変か)、今年7月に絶対に辞めないだろうと思っていたSxun様が突然脱退し、そこからSxunロスが始まってしまいました。一応大人なので、気分を変えようと思い、エクササイズスタジオ「FEELCYCLE」で自分好みのイケメンインストラクターの時間だけを狙ってトレーニングしたり、三代目J Soul Brothersの動画を見たりしたのですが、悶々とするばかりです。

 先日娘にSxunロスを相談したら、「しゅんくんが違うバンド始めたら、たくさん見に行けばいいじゃん、付き合うよ」と冷静な回答をもらいました(笑)。「いやいや、ベガスのSxunが好きなんだけどな」と思いつつ、気づけば彼が精神的支柱なんですね。いい年して恥ずかしいわ。

 会社経営者、しかも教育系なので、ぱっと見は落ち着いているのですが、やっぱり頭の中は子どもなのかもしれません。「将来の夢は……」とか思わず熱く語りそうな自分がいます。じゃないと44歳で3回目の大学なんて行かないですね(笑)。とはいえ、園児の安全とお受験合格が一番大事なので、今、この時間お受験をしている子に、合格の念を送っているところです。

 精神的支柱がいなくなった今、新年中さんのお尻を引っ叩いて(もちろん喩えです)、勉強させて、体力をつけさせ、保護者を奮起させることに集中します。まれに相談されるのが、「夫が慶應しかダメと言ってる」という話。「慶應義塾横浜初等部は簡単に受からないから!」と言いたいところですが、じっと我慢です。自分の子を過大評価している親もいるのですね。私は我が子を過小評価していて、婿に「(娘の名前)頭いいよ」と言われるくらいでしたから違和感があります。

 そういえば最近、新・年少さんのママから、「夫が小学校受験に乗り気じゃないから、一緒に説得して」と言われました。もちろん説得しますよ! しかもその子はとても美形な女の子なので、そのあたりから突いていこうと思います。とにかく45歳、がんばります♪

角川慶子(かどかわ・けいこ)

1973年、東京都生まれ。「角川春樹事務所」会長・角川春樹氏の長女。自身も元アイドルという異色の肩書きに加えて、ビジュアル系バンド好きで、元バンギャルの”鬼畜ライター”としても活躍。2011年9月に認可外保育園「駒沢の森こども園」、16年4月からは派遣ベビーシッター「森のナーサリー」、17年4月に認可外保育園「衾の森こども園」をオープンさせる。家庭では10歳の愛娘の子育てに奮闘中。

小学校受験のお教室&学校選びのポイントは、ブランド力より◯◯からのメッセージが大事!?

 経営する保育園、私立小学校はほぼおわったのですが、国立小学校はまだなのでお受験中です。2次募集を受ける子がいて、まだまだゴタしています。入試の終了した某私立小の校長先生と面談し、最新の入試情報を聞きに行く予定も入っています。

 小学校お受験した方が後々親がラクなことを痛感していますから、園児にも勧めています(というかお受験目的で入園される子が多いです)。11月は、駒沢の森こども園・衾の森こども園両園とも、新・年中のお受験面談が多かったです。新・年中から受験対策のお教室へ通う子が多いので、評判のいいお教室情報や入試の内容などの質問が多かったです。

 余談ですが、「私立小懇談会」や、お教室向け学校説明会でいろいろな先生と一緒になるのですが、なぜか清潔感のない先生が多いように感じます。私立小の先生で不潔な人は見たことがないのですが、お教室の先生は頭ボサボサ、フケがスーツについているなんてこともありました。そんな先生が、お受験する親たちに「ヒゲを剃れ、髪を黒くしろ、紺スーツを買え」と言っても、説得力ないと思うのは私だけでしょうか(笑)。逆にうちみたいなオーナー社長&校長が来ているところは、小ギレイな人が多かったです(名刺を交換する時に感じました)。社長が汚いと社会的に信用されないですよね。当たり前か。

 この時期、お教室の無料体験&見学に行く方も多いと思いますが、ちょっとでも「???」と感じたら、その教室に通うのはやめたほうがいいと思います。系列があるようなら、違うエリアの教室にした方がいいですね。「お受験」はお教室と一体になって挑むものですから、最初感じたことに従ってほしいです。神様は「違和感」という形でメッセージを送ってくるので、うまくキャッチしてください。

 学校説明会も同じで、どんなにブランド力があったとしても、違和感があったら受験すべきではないと思います。冷やかしや練習で受験するなら構いませんが、第1希望~第3希望までの学校には向きません(お教室の調べでは平均5校出願するそうです)。運のいい人は、神様からのメッセージをたくさんキャッチしています。

 逆に「楽しい」「わくわくする」「なぜか気になる」というのは、「進め」のサインです。「進め」の時は、トントン拍子に物事が進むし、道が整理されていきます。ちょっと今回はスピ寄りな内容でしたね。

 保育園ではハロウィンイベントが終わり、次はクリスマス会なのですが、そろそろサンタさんを決めないといけない時期です。ツリーのレンタルを手配したり(衾の森こども園は狭いので、ライトアップのみ)、クリスマスプレゼントを考えたり、先生たちがクリスマス製作を始めたりしています。クリスマスの前には園児たちと大根の収穫をします。自分の子の子育てでも同じですが、園児にも「体験」をたくさんさせたいと思っていました。

 今は、花屋やスーパーに行けば季節問わず年中同じ商品が買えます。でもお受験では「季節の花」「旬の野菜」といった常識問題が出題され、正しく解答することを求められます。机上でのお勉強だけではなく、「この子たちには体験させて教えるしかない!」と、園に飾る花、収穫する野菜で覚えてもらおうと思いました。なので、年2回夏の野菜、冬の野菜の収穫をします。さすがに苗を園児に植えさせてくれるところはありませんでしたが……。

 園の製作で、「季節」の勉強はしますし、関連する絵本でも教えていますが、年少の年齢からは体験も必要だと思いますね。経験上、あまり小さい年齢だと全く覚えていませんので、早期教育は疑問ですが。

角川慶子(かどかわ・けいこ)

1973年、東京都生まれ。「角川春樹事務所」会長・角川春樹氏の長女。自身も元アイドルという異色の肩書きに加えて、ビジュアル系バンド好きで、元バンギャルの”鬼畜ライター”としても活躍。2011年9月に認可外保育園「駒沢の森こども園」、16年4月からは派遣ベビーシッター「森のナーサリー」、17年4月に認可外保育園「衾の森こども園」をオープンさせる。家庭では10歳の愛娘の子育てに奮闘中。

 

異常な暑さ! それでも屋外行事をするなら……保育園経営者が考える熱中症対策

 連日の猛暑の中、7月半ばの連休は娘と京都へ行っていました。半分は大学の用事、半分は娘との遊びです。ちょうど祇園祭のタイミングだったので(3カ月前に予約した時は気づかず)、娘は大喜びでした。学校の予定だけなら1人なのですが、連休なのと方角がよかったので、母子旅行にしようと決めました。

 娘は大の祭り好き。射的やスマートボール+ジャンクな食べ物の的屋が、四条から御池まで途切れることなく続くので、興奮していました。私自身もここまでの露店を見たのは初めてで、鷲神社(台東区)の酉の市が一番と思いきや、上には上があるのですね。ずいぶん京都通になったと思っていましたが、まだまだ知らない京都がありました。

 私が勉強をしている間、娘はいつも「京都国際マンガミュージアム」で過ごします。京都国際マンガミュージアムは、廃校した小学校をリノベーションした場所にあり、京都市と京都精華大が共同事業として運営している有料のミュージアムです。大人もこどもも楽しめる素敵な場所で、私が小さい頃にハマっていた楳図かずお『洗礼』(小学館)の初版本があったり、『NARUTO』(集英社)のドイツ語バージョンがあったり。私自身、置いてあった楳図かずおを全部読んでしまって何時間も過ぎていることもありました。靴を脱いでゴロ寝をしながら読める場所があり、暑い日は超快適です。

 時間になると子どもを対象とした紙芝居やクイズが始まり、正解するとシールがもらえます。紙芝居なので、水あめやソースせんべいも食べることができて(別料金)、ソースせんべいに『スター・ウォーズ』のヨーダのイラストをその場で描いてくれることもありました。イラストのレベルが高かったので、恐らくバイトをしているのは精華大の学生なのかもしれません。

 今回は私の通う大学の先生が型抜き遊びを行っていたそうです(娘情報なので、バイトなのかボランティアなのかは不明)。マンガ文化は世界に誇れる日本の芸術なので、京都だけではなく、東京にも作ってほしいですよ。東京には美大や芸大がたくさんあるので、現実的に可能かと。あ、角川家はマンガ一家です。KADOKAWAですからね(笑)。

 先日、熱中症で小学1年生が亡くなるという悲しい事故が起こりました。校外授業の後に亡くなったそうですが、娘と娘の学校の友達は、世論の「暑い日は校外学習をやめるべき」とは全く違う意見でした。「こんなことがあると校外授業がなくなる風潮になるので、それだけはやめてほしい!」「死んだのは、水分補給を促さなかった先生が悪い」などです。娘の学校はこの時期にジャガイモの収穫があり(学校の敷地が広いので、校外授業並みに歩いて向かう)、風潮に合わせ中止になったらたまったもんじゃないと思っているようです。

 私も娘たちと同意見ですが、40人くらいいる生徒全員の体調を1人の教員が把握することは難しいので、校外授業の時は養護の先生や副担任、手の空いている体育科の教員など配置を増やし、水筒を忘れた子には学校で用意した飲み物を渡したり、塩タブレットを食べさせたり、臨機応変な対応をするべきだと考えます。どうか一律中止にはせず、できる限りのことをして、行事を行ってほしいです。

 体調に不安がある時は、「参加しなくてOK」という選択肢も作ってほしいです。もちろんその場で子どもが言い出しやすい環境も大事だし、参加者で体調が悪そうな子がいれば、教員判断で参加しないようにしてほしい。その分、課題で単位が取れるようにしたりして、こどもの学力を下げない代案での対応を求めます。

 保育園ではいまの時期、1日に何度も麦茶を飲ませています。部屋にいても熱中症になるので、細心の注意をしています。娘にはソルティライチのペットボトルを凍らせて持たせていますね。私はマイボトル持参で、京番茶を飲んでいます。

角川慶子(かどかわ・けいこ)
1973年、東京都生まれ。「角川春樹事務所」会長・角川春樹氏の長女。自身も元アイドルという異色の肩書きに加えて、ビジュアル系バンド好きで、元バンギャルの”鬼畜ライター”としても活躍。2011年9月に認可外保育園「駒沢の森こども園」、16年4月からは派遣ベビーシッター「森のナーサリー」、17年4月に認可外保育園「衾の森こども園」をオープンさせる。家庭では10歳の愛娘の子育てに奮闘中。

時間外に「本日お願いします」とメール、キャンセル料に逆ギレ! シッター事業の困ったお客さん

 あっという間に梅雨明けし、経営する保育園ではプールが始まりました。今日は鍵開け(月・金は朝7時過ぎに保育園に行き、空気の入れ換え、麦茶作り、洗濯物を畳んでから、登園してくる子を迎えます)の日で、保育園に入ったら、夏祭りの準備の品がたくさん置いてありました。先生たちが色塗りなどをして、それを乾かしていたよう。夏祭りは保育士の腕の見せどころでもあり、準備に1カ月以上費やしていて、毎回「すごいな!」と感心します。私は毎年食べ物担当。今年は流しそうめんがパワーアップし、盛り上がりそうな予感です。

■スマホの通知をオフにするように

 私自身、保育園はとても楽しく、保護者にも先生にも恵まれているのですが、シッター事業部の「森のナーサリー」は、保護者のワガママに振り回されています。時間外にスタッフの個人メールに連絡し、「本日お願いします」などと、当日のオーダーをするお客様がいるのです。私たちも悪いのですが、常連客だったので時間外でのオーダーを一度受けてしまったため(緊急性があると判断してしまった)、向こうが調子に乗ってしまいました。「土・日・月のオーダーは金曜日午後5時までに」と念を押しても、当日連絡してきます。

 今は土日にメールが来た場合、土日に返信はしません。シッターは確保しておき、月曜日の午前9時に「シッターの派遣は可能です」と返信します。メールが送られた土日いずれかのオーダーだった場合は、メールを確認しても、見なかったことにします。この件で、スマホの通知をオフにするようにしましたよ。

 シッター派遣は「24時間」ですが、それはシッティングのご予約が入っている時のことで、24時間メールを見て返信するという意味ではありません。タレントのマネジャー、中古車屋、不動産屋など、休みであっても客からの問い合わせに対応する業種が世の中にはありますが、まさにこの人がその職種に当てはまる人で、「私は土日関係ないから、そっちも同じでしょ」的な感じで悪気ゼロなのです(笑)。

■上から目線の客が「角川です」で態度をコロッと……

 シッター事業部は午前9時~午後5時が営業時間で、その後は電話が鳴っても出ません(シッティング中の緊急連絡先は保護者に伝えています)。シッティングにはキャンセル料というのがあり、前営業日午後5時を過ぎると100%発生します。それは、シッター確保のために必要なことで、前日午後5時を過ぎて「明日の仕事がなくなりました」となったら、あまりにもかわいそうだし、うちを辞めて他シッター会社に登録するのが普通です。

 ある日、業者からの連絡が入ることになっていたので、午後5時を過ぎていましたが電話を取ったことがあります。すると、お客様からの翌日キャンセルの連絡で、「午後5時を過ぎたので、キャンセル料が掛かります」と説明したらキレられ、「時計が遅れていた」「午後5時までは仕事で電話できない」とゴニョニョ言っていました。この人は普通に昼間電話してくるので、電話ができないのはウソかと。稼いでいる方なので、100円・200円単位で仕事をしているシッターの気持ちなんかわからないのかもしれませんが、こちらに落ち度がないのに(申込書に事細かく記載)、上からモノを言ってくる人なのです。こういう人に限って、電話口で「角川です、こんにちは!」というと、態度がコロっと変わったりします。

 この仕事をやっていると、「角川さん、○○さん(事務スタッフの名前)の送ってきたメールの書き方がおかしい」とか、わけのわからないことを言う人もいます。送ったメールを確認すると、どこもおかしくないのです。誤字もないし。むしろ私の書くメールの方が適当で、十分失礼なんですよ。人によって態度を変えるのです。悲しいなあ。まー、消耗しない範囲でがんばりますよ。

角川慶子(かどかわ・けいこ)

1973年、東京都生まれ。「角川春樹事務所」会長・角川春樹氏の長女。自身も元アイドルという異色の肩書きに加えて、ビジュアル系バンド好きで、元バンギャルの”鬼畜ライター”としても活躍。2011年9月に認可外保育園「駒沢の森こども園」、16年4月からは派遣ベビーシッター「森のナーサリー」、17年4月に認可外保育園「衾の森こども園」をオープンさせる。家庭では10歳の愛娘の子育てに奮闘中。

私立小、それとも公立小? 私が「5流でも私立」だと思ういくつかの理由

 梅雨とはいえ、夏を感じさせる気温ですね。7月は、インドに海外赴任した園児の一時帰国や、インターナショナルスクールからの2カ月の預かりなどがあり、楽しくなりそうな予感です。子どもにとってはいい刺激になると思います。「駒沢の森こども園」も「衾の森こども園」もお受験園なので、いろんなことを経験してもらいたいです。お互いの園を「留学」として行き来できますし(効果があるのは年中&年長)、見知らぬ中に入ってうまくやっていく力を培うので、お受験には効果的だと思います。お受験で一発アウトなのは、「挨拶できない」「話せない」なので、練習になってくれればいいなと。

 両園の年少~年長を対象としたグループレッスン(毎週金曜日開講)では、発表の練習を毎回行っています。内容は大したことはないのですが、人前で堂々と話せることが重要です。なので、わざとおもちゃのマイクを持たせたり、イスの上に載せたり、緊張がMAXになる状況を作っています。そりゃ、まったく話せない子もいますよ。名前さえ言ってくれませんからね。そんな子に限って志望校のレベルが高めなので、あと2年で仕上げられるか本当に不安なのですが、なんとかやるしかないですね。もちろん、発表を聞いている子の態度も大事で、中には「緊張してんな」などと茶化す内容の言葉を掛けてしまう子もいて、注意をしています。「お友達が話している時は静かに聞く」「なにか言いたい場合は『頑張って』と優しく声を掛ける」が正解なのですけどね。

■お受験アンテナは常に張るべし

 初夏は私立小の説明会が多いのですが、いまだに公立と迷っている保護者に対しては、「公立の見学と私立の見学の両方をしてください」と言っています。昨日もちょうど両方見学したママから、「全然違います! 先生も子どもたちも」と言っていました。先生や子どもたちの様子を気にする人もいれば、気にしない人もいます。保護者が判断すればいいのです。まあ私は「5流でも私立」だと思っていますけど(笑)。変な親子が私立に入学した場合、私立は「方針に賛同できないなら辞めてもらう」ことができます。

 先生に対しても同じです。保護者が校長に直談判することも可能です。ブランドに傷がつくのが嫌なので、イジメへの対応も迅速です。本音を言えば私立でも問題親子はいますが、そこまでひどい人ではありません。公立ママから聞く驚愕の内容とは異なるので、許容範囲内なのだと思います。この時期でも説明会へのアンテナは張らないといけません。早実(早稲田実業学校初等部)の校長が代わったり、いろいろ発見もあるのです。私が今年から大学生になったこともあり、ついつい自分のレポートや試験に追われて、一瞬ぼーっとすることもあるのですが、保育園の他スタッフはお受験新着情報に無縁なので、自分がしっかりしないといけませんね。反省。

 そういえば数日前、また「閉園する園」から連絡がありました。東急線の駅から2分で広い園なのですが、現在10人ちょっとしか園児がいないそうです。経営難ですかね。それとも園に(霊的な)誰かがいるのかな(笑)。怖いもの見たさに来週、内見する予定です。園のホームページを見る限り、内装はかなりキレイですが、外観が雑居ビルっぽいです。これが港区なら今週中にアポを取ってましたが、右から左に決まる物件ではなさそうなので来週ってことで。以前も書きましたが、ビジネスは全てがタイミングなのです。経営者は決断の連続なのですが、悪いタイミングで決断したら、資金が足りずに利益が出ている営業所でさえ閉めることになります。最近は保育業界で顔が売れてきて、他園の見学ができにくい状況なので(偽名かつ、仲のいい園児を“借りて”見学になら行けると思いますが)、やるやらない関係なく単純に他園を見れるチャンスなので、行ってきます♪

角川慶子(かどかわ・けいこ)

1973年、東京都生まれ。「角川春樹事務所」会長・角川春樹氏の長女。自身も元アイドルという異色の肩書きに加えて、ビジュアル系バンド好きで、元バンギャルの”鬼畜ライター”としても活躍。2011年9月に認可外保育園「駒沢の森こども園」、16年4月からは派遣ベビーシッター「森のナーサリー」、17年4月に認可外保育園「衾の森こども園」をオープンさせる。家庭では10歳の愛娘の子育てに奮闘中。

超高級賃貸物件における“謎のスペース”の正体を知った、ママ友との食事会!

 もう6月。今月から週2日、朝の「鍵開け」係になりました。「鍵開け」というのは、7時半頃までに保育園へ出勤、窓開け、掃除機、洗濯物の取り込み(クリーニングのオプションを頼んでいるお子様が数人)をして園児を待ちます。8時オープンの保育園なので、早い園児だと7時45分頃に登園してきます。私の場合、娘を最寄り駅まで送り(5月までは婿が送っていました)、そのまま出勤するので7時には園に到着できます。

 ただ、早出することによって朝の家事が婿任せになるので、正直心配(笑)。犬のトイレ掃除とゴミ出し、洗濯機を回すことは私がするので、食器洗いと犬の散歩、洗濯物干し、床のクイックルワイパーが婿仕事なのですが、2度寝して疎かにされそうな予感。家事って完璧にやろうと思うと大変なので、角川家ではそこそこにできていれば良しとします。産後から週1回お掃除をプロに頼んでいて、ベッドカバー交換や風呂掃除、庭の雑草取り(秋冬は落ち葉)をお願いしています。お願いしていても日々の家事はあるので、お願いしていなかったらと思うと怖いですね。

■高級物件における謎の4畳半の正体

 そういえば、先日、娘と同じ小学校に通わせているママと4年時の担任の先生と3人で食事をしました。そしたらなんと、そのママのご家庭では「日本人の住み込みのお手伝いさん」がいるのだとか! 田園調布ではよく聞く話で、うちの隣のお宅も住み込みのお手伝いさんがいます。驚いた理由は、住み込みを雇う家庭って、もっと上の世代だと想像したから。うちのお隣も55歳は過ぎていますし、しかも日本人のお手伝いさん! いくらかかるか想像さえできません。私は他人が家にずっといるのが無理なので、いくらお金があったとしても頼みませんが、頼んでいるママとしては、「お祖母ちゃん」と一緒に暮らしている感覚で、10年以上一緒にいるのでもう家族なのだとか。もちろん旅行にも同行するそうです。

 ただ、最近は「辞め時」のタイミングを考えていて、子どもが7年(娘の学校は4・4・4制の私学なので、中学1年のこと)になる時かなと言っていました。辞めてもらうといっても、住み込みってことは引っ越しもあるし、次の仕事も見つけないといけないし、通常の会社であれば3カ月前に言い渡すところですが、もっと前じゃないと準備はできないですよね。ちなみに、退職金という意味合いで引っ越し費用を渡すそうです。この方は持ち家なのですが、超高級賃貸物件の間取りを見ると、寝室とも何とも記載されていない謎の4畳半くらいのスペースがよく図面に載っており、あれは住み込みメイド用の部屋らしいです。私は勝手に納戸だと思っていましたよ! 日本人は高い、若い外国人のメイドは夫とできちゃいそう(妄想)ってことで、角川家には無縁な話でした(笑)。

 高級賃貸物件VS持ち家はどちらが金持ちかってたまに考えるのですが、属性チェックでも、「持ち家か賃貸か」という質問がよくありますよね。同じ賃貸でも港区賃料100万円に住む人と足立区賃料5万円に住む人では違いますし、いまだに日本人は持ち家信仰が強いのが不思議です。持ち家=社会的信用があるというのも、現代では違う気がするのですが、最近娘の学校の超金持ちくんが(しかも性格がいい!)、賃料数百万の住友不動産のマンションラト●ールから数億円の戸建てに引っ越しをすると聞きました。

 ベビーシッターを派遣する時、正直、住所やマンション名(パークシリーズやプラウドなど)で取りっぱぐれの有無を判断します。賃貸も同じです。過去にシッター料を払わなくて弁護士沙汰になったのは、無名賃貸マンションの人でした(家に行くとかなりのボロさ)。ちなみに保育園の保育料未納で内容証明を送ったのは、持ち家(戸建て)の人。最後は支払ってもらって退園していただきました。賃貸だから持ち家だからと言って、家計の状況は別の話みたいです。オリンピックが終わって10年もすれば、都内でもどんどん空き家になりそうですね。

角川慶子(かどかわ・けいこ)

1973年、東京都生まれ。「角川春樹事務所」会長・角川春樹氏の長女。自身も元アイドルという異色の肩書きに加えて、ビジュアル系バンド好きで、元バンギャルの”鬼畜ライター”としても活躍。2011年9月に認可外保育園「駒沢の森こども園」、16年4月からは派遣ベビーシッター「森のナーサリー」、17年4月に認可外保育園「衾の森こども園」をオープンさせる。家庭では10歳の愛娘の子育てに奮闘中。

風しんどころかインフルエンザも……予防接種拒否の親子に対する保育園経営者の本音

 ゴールデンウイークは遠出せず、都内でゆっくり過ごしました。娘の学校の友達(上級生の8年生)が泊まりにきて、東京ドームシティに連れて行ったくらいです。連れて行ったといっても、親と行動を共にするわけではないので、単なる運転手ですね。

 ちなみに東京ドームシティのチケットは、目黒区勤労者サービスセンター経由で割引チケットを購入しました。勤労者センターというのは、目黒区にある会社、目黒区で働く人が入会できる福利厚生なのですが、これがとても使えます。年1回の職員健康診断にも1人あたり2,000円補助(事業者に対し)が出ますし、結婚祝金・出産祝金のほか、温泉施設の割引券(個人的にはこれが一番うれしい)、レジャー施設(遊園地、スキー場など)の割引券があり、ほかのスタッフは活用していないと思いますが、私はJAFの割引と合わせて使っています。JAFの割引はお店に「JAF割引」の旨はどこにも掲示されていないので、事前に調べて活用。白洋舎(高級クリーニング)が常時5%割引、職場近くのサンマルクカフェ、倉式珈琲店も5%割引なので使っています。

 勤労者サービスセンターの会員になると「ろうきん」での融資が可能になるので、急な事業拡大を迫られる時(衾の森こども園をオープンした時も予定外のタイミングでした)、チャンスを逃さないで行動できます。意外にも私はケチの倹約家なのですが、人や自分への投資にはお金を惜しみません。お金は手放さないと戻ってこないし、循環させないと日本国がダメになりますね。お金にがめつい人はお金に嫌われますが、利用できる割引を利用しないのはもったいない!

■私は妊娠前に風しんの抗体検査をしました

 そういえば先日、娘の学校から「MRワクチンの追加接種のお知らせ」が届きました。MRワクチンとは麻しん風しん混合ワクチンのことで、このプリントは風しんがはやっていることへの処置でしょう。娘は今年秋の短期留学を希望しているので追加接種が必須で、すぐ追加接種をしに病院へ行きました。麻しん・風しんは知られている通り、妊婦へ感染すると大変なことになるので、私自身、妊娠前に抗体検査をし、追加接種をしています。私の感覚では結婚したら風しんの抗体検査が常識でした。子どもを作るために一番相応しい相手と結婚したのですから(笑)。

 保育園では基本的な予防接種を受けている子がほとんどですが、過去に2組インフルエンザの予防接種を頑なに嫌がっていた家庭がいました。1組は両親とも外国人。インフルエンザにかかったみたいで(みたいというのは病院嫌いで検査をしなかった)、熱が下がって適当に登園してきました。もう1組は「かかってもイナビル(抗インフルエンザ剤)で前治ったから」というトンデモ親。もう卒園&引っ越しをしているので、ご安心ください(笑)。

 任意の予防接種については、保育園ではどうすることもできないので正直怖いです。確かに娘は水疱瘡の予防接種をしても感染してしまったり、インフルエンザを毎年受けても感染したりするのですが、集団生活をしている上で、なるべく予防してほしいのが本音です。予防接種をなぜか嫌がる意識高い系(失笑)の人は、自分自身で子育てをした方がいいのかもしれません。イナビル親子は公立小へ進学したのですが、いまごろ小学校でも困り果てている頃でしょうか。

角川慶子(かどかわ・けいこ)

1973年、東京都生まれ。「角川春樹事務所」会長・角川春樹氏の長女。自身も元アイドルという異色の肩書きに加えて、ビジュアル系バンド好きで、元バンギャルの”鬼畜ライター”としても活躍。2011年9月に認可外保育園「駒沢の森こども園」、16年4月からは派遣ベビーシッター「森のナーサリー」、17年4月に認可外保育園「衾の森こども園」をオープンさせる。家庭では10歳の愛娘の子育てに奮闘中。

 

ひとり親家庭が多い時代、保育園での「父の日」「母の日」制作はどうする?

 ゴールデンウィークも終盤。保育園からするとゴールデンウィークは微妙というか、園に慣れた子どもがゴールデンウィークをきっかけに「振り出しに戻る」ことが多いので、ゴールデンウィーク明けは結構大変です。4月末、32年度の見学に来た方が、「子どもが泣いていない保育園なんて初めてです!」とおっしゃっていたのですが、また戻ってしまうのでしょうか?

 今年度から始めた取り組みである「グループレッスン」(はさみ、絵画、劇遊び、楽器、発表、集団遊び)がとても好評で、保護者から「お受験するなら幼稚園に行かせた方がいいのでは? という考えが一切なくなった」「毎週(子どもが)楽しみにしている」などと、うれしい報告ばかりで手ごたえを感じています。担当する先生のスキルが高くて(有名幼稚園に14年勤務していた)、アシスタントをする自分が迷惑にならないようにと考えるばかりです。

 ずっと保育園に勤務している先生と、保育士資格を持ちながらも幼稚園に勤務経験がある先生はまったく違うということもよくわかりました。保育園で長く働いていた先生は、幼稚園に長く働いていた先生とは違う良さがあって、どちらもすごく大事だなと思いました。保育園は幼稚園とは違い、長時間お預かりする場所なので、バランスがとても大事です。

 最近は、ほかの業界で働いていながら独学で試験を受けた「一発合格」派の保育士も多く、その分、ほかの業界を知っているので、人間的におもしろい、変なカラーに染まっていない、動きに無駄がないという特徴があります。あー、以前に一発合格派ですごいの(悪い意味で)が面接に来たことがあるので、当たりはずれが激しいのかも。

 2カ月前までベビーシッターの求人を出していたのですが、そっちの方が「すごいの」が来ますね。業種柄「英語が堪能な人 優遇」と書いていたのですが、英語が堪能というキーワードは“地雷”率が高く、英語が話せて学歴も高いが手首にタトゥーがあったり(保護者には敬遠されます)、面接が良かったので、どこまで仕事ができるか確認したくて保育補助に入ってもらったら、英語で子どもに話しかけて子どもが困惑したり、1カ月だけの超短期バイトだったり、そんな人ばっかりです。

 英語とは別に、最近は定年後に民間資格の「認定ベビーシッター資格」を取って活躍されているシニアの方たちとの出会いも多いです。「お子様の有無」「旦那様やお子様に夕食を作らないといけないか?」(勤務時間に関係があるので)という質問を、面接の際に必ず行うのですが、「夫ではありませんが、パートナーはいます」「パートナーの免疫が弱いので、病児保育は避けたいです」と言うシニアの方が記憶に新しいですね。ちなみに前夫とはかなり前に離婚し、子どももすでに30代だそう。第二の人生を謳歌しているようでした。女性は強いですね。

 離婚で関係するのは、この時期の制作です。すばり「母の日」「父の日」のこと。毎年この時期、保育士から「シングルのご家庭はありますか?」と質問があります。経営する両園には、世の中の流れ同様、ひとり親家庭が数人いるのですが、園の配慮(そんなのいらないと思う人もいるかもしれませんが)として、「母の日」制作しか行わないことにしています。もし父子家庭がいる年度だったら、母の日制作も父の日制作もナシ。子どもの日制作だけにしようと思っています。離婚してからも、お父さんと定期的に会っている子もいれば、大人になるまで会わない子もいます。なので、一律決めています。ちなみに娘の通う小学校では、「両親どちらかでもいいし、お父さんだけでもいいので」的な言い方で、「お父さんありがとう」制作を持って帰ってきたことがありました。入学前は家族面接のためにがんばっていても、私立小に入学しちゃえば離婚する家庭もちらほら見かけます(笑)。

角川慶子(かどかわ・けいこ)

1973年、東京都生まれ。「角川春樹事務所」会長・角川春樹氏の長女。自身も元アイドルという異色の肩書きに加えて、ビジュアル系バンド好きで、元バンギャルの”鬼畜ライター”としても活躍。2011年9月に認可外保育園「駒沢の森こども園」、16年4月からは派遣ベビーシッター「森のナーサリー」、17年4月に認可外保育園「衾の森こども園」をオープンさせる。家庭では10歳の愛娘の子育てに奮闘中。

この春から京都の芸術大学に進学! 「片道2時間」の新幹線通学でも“学ぼう”と思ったワケ

 気づけば4月も半ば、駒沢の森こども園は通常運行、衾の森こども園は、今週入園してきた1歳になりたての双子ちゃんや、1歳児くんが、わさわさしています。駒沢の森こども園にも双子ちゃんがいるのですが、双子ちゃんは不思議と普通の1歳ちゃんより、安定しているというか、泣くことが少ないなと感じます。今日も来年度入園の双子ちゃんから申し込みが入り、最近ご縁があるようです。

 娘も新年度を迎え小学5年生。娘が通う私立小は4・4・4制なので、5年生からは中学部の校舎となり、学校側の雰囲気も、ぐっと緩くなりました。いままで携帯電話を緊急時以外に出しているものなら、めちゃめちゃ怒られていたのですが、いまじゃ「遠足の集合場所(海老名駅で集合)がわからなかったら先生に電話して」ですからね。携帯を持っているのが前提です。4年間きっちり厳しく育てられたせいか、5年から緩くなっても、まったく悪い方向には向かわないようです。初等教育の重要性が、よくわかりました。

保育園に“絵心”が必要なワケ

 えーっと、実は先日、自分の入学式がありました(笑)。

 アメブロニュースにもなったのですが、3回目の大学生です。1度目の大学は、アイドルでデビューが決まっていた時期なので、とりあえずどこでもいいや! と決めた学校。今でいうAO入試で受かったのですが、その時から口がうまかったので、なんと特待生になり入学しました。

 2度目の大学は、アイドルを辞めて地に足をつけて生きて行こうと思い、福祉大に進みました。理由は、ケアマネジャーや社会福祉士になって、芸能とは真逆の世界で生きようと思ったから。アイドルやバンドの世界は刹那的な生き方をしなければならなかっただけに、「この先何十年も生きないといけないのに、これじゃダメだな」と思い、決断しました。しかし、卒業後、病院で働いていたものの、気づくとライターになっていたんです(笑)。ただ、その後、保育園を始めようとした時、福祉大に通った経験から、「これはいける!」と思い、決断する力になったのは確か。実習や机上での学びが、直接は役に立たなかったけれど、勇気という力になったので、決して無駄になったとは思っていません。

 で、今回3回目なのですが、行き先は芸術大学です(笑)。幼児教室の有能な先生は、ほとんどが美大芸大出身者。提携のアンテナプレスクールも、美大芸大から採用しています。理由は絵が描けるからです。お受験のペーパーは、基本イラストで作られています。いまの私は教えることができても、即興で絵を描いて類似問題を作ってあげることができません。問題集から類似問題を引っ張り出すことしかできないのです。そんなことから、学びたいと思いました。

 単に絵画教室へ行けばいいのかもしれませんが、好きな学科のある大学を見つけたので、入学することに。場所は京都です。なぜ京都かというと、「好きな町だから」に尽きますね。新宿も池袋も行きたくない、好きな町は田園調布か広尾、都立大(保育園最寄り)、駒沢公園周辺(保育園所在地)、二子玉川くらい。あとは京都と芦屋(神戸)しかありません。たまに行く横浜はよくても、定期的に通うのは私には無理なのです。なので、迷わず京都を選択しました。

 新横浜に車を停めて、2時間新幹線に乗れば到着です。ベッドタウンに住んで2時間かけて通勤している人も世の中にいます。以前、埼玉の所沢から2時間かけて通勤しているスタッフも会社にいました。なので、大丈夫です。ただ、保育園業務(私がやっている仕事は、見学契約対応、個人に合わせたペーパー作成、毎週金曜日のグループレッスン補佐、入金出金、請求書の作成&確認、勤怠管理、保護者からの相談、スタッフからの相談……)を疎かにしたくないので、正直卒業まで何年かかるかわかりませんが、自分の人生なのでやってみようと思います。

 娘が小学校高学年になったのも大きな決め手になりましたね。中学受験がないので、自分の学びに時間を取れることが幸せです。入学式は娘と一緒に出席しました。同伴者の方が若いなんて恥ずかしいけど、大学生活が楽しみです♪

角川慶子(かどかわ・けいこ)
1973年、東京都生まれ。「角川春樹事務所」会長・角川春樹氏の長女。自身も元アイドルという異色の肩書きに加えて、ビジュアル系バンド好きで、元バンギャルの”鬼畜ライター”としても活躍。2011年9月に認可外保育園「駒沢の森こども園」、16年4月からは派遣ベビーシッター「森のナーサリー」、17年4月に認可外保育園「衾の森こども園」をオープンさせる。家庭では10歳の愛娘の子育てに奮闘中。

この春から京都の芸術大学に進学! 「片道2時間」の新幹線通学でも“学ぼう”と思ったワケ

 気づけば4月も半ば、駒沢の森こども園は通常運行、衾の森こども園は、今週入園してきた1歳になりたての双子ちゃんや、1歳児くんが、わさわさしています。駒沢の森こども園にも双子ちゃんがいるのですが、双子ちゃんは不思議と普通の1歳ちゃんより、安定しているというか、泣くことが少ないなと感じます。今日も来年度入園の双子ちゃんから申し込みが入り、最近ご縁があるようです。

 娘も新年度を迎え小学5年生。娘が通う私立小は4・4・4制なので、5年生からは中学部の校舎となり、学校側の雰囲気も、ぐっと緩くなりました。いままで携帯電話を緊急時以外に出しているものなら、めちゃめちゃ怒られていたのですが、いまじゃ「遠足の集合場所(海老名駅で集合)がわからなかったら先生に電話して」ですからね。携帯を持っているのが前提です。4年間きっちり厳しく育てられたせいか、5年から緩くなっても、まったく悪い方向には向かわないようです。初等教育の重要性が、よくわかりました。

保育園に“絵心”が必要なワケ

 えーっと、実は先日、自分の入学式がありました(笑)。

 アメブロニュースにもなったのですが、3回目の大学生です。1度目の大学は、アイドルでデビューが決まっていた時期なので、とりあえずどこでもいいや! と決めた学校。今でいうAO入試で受かったのですが、その時から口がうまかったので、なんと特待生になり入学しました。

 2度目の大学は、アイドルを辞めて地に足をつけて生きて行こうと思い、福祉大に進みました。理由は、ケアマネジャーや社会福祉士になって、芸能とは真逆の世界で生きようと思ったから。アイドルやバンドの世界は刹那的な生き方をしなければならなかっただけに、「この先何十年も生きないといけないのに、これじゃダメだな」と思い、決断しました。しかし、卒業後、病院で働いていたものの、気づくとライターになっていたんです(笑)。ただ、その後、保育園を始めようとした時、福祉大に通った経験から、「これはいける!」と思い、決断する力になったのは確か。実習や机上での学びが、直接は役に立たなかったけれど、勇気という力になったので、決して無駄になったとは思っていません。

 で、今回3回目なのですが、行き先は芸術大学です(笑)。幼児教室の有能な先生は、ほとんどが美大芸大出身者。提携のアンテナプレスクールも、美大芸大から採用しています。理由は絵が描けるからです。お受験のペーパーは、基本イラストで作られています。いまの私は教えることができても、即興で絵を描いて類似問題を作ってあげることができません。問題集から類似問題を引っ張り出すことしかできないのです。そんなことから、学びたいと思いました。

 単に絵画教室へ行けばいいのかもしれませんが、好きな学科のある大学を見つけたので、入学することに。場所は京都です。なぜ京都かというと、「好きな町だから」に尽きますね。新宿も池袋も行きたくない、好きな町は田園調布か広尾、都立大(保育園最寄り)、駒沢公園周辺(保育園所在地)、二子玉川くらい。あとは京都と芦屋(神戸)しかありません。たまに行く横浜はよくても、定期的に通うのは私には無理なのです。なので、迷わず京都を選択しました。

 新横浜に車を停めて、2時間新幹線に乗れば到着です。ベッドタウンに住んで2時間かけて通勤している人も世の中にいます。以前、埼玉の所沢から2時間かけて通勤しているスタッフも会社にいました。なので、大丈夫です。ただ、保育園業務(私がやっている仕事は、見学契約対応、個人に合わせたペーパー作成、毎週金曜日のグループレッスン補佐、入金出金、請求書の作成&確認、勤怠管理、保護者からの相談、スタッフからの相談……)を疎かにしたくないので、正直卒業まで何年かかるかわかりませんが、自分の人生なのでやってみようと思います。

 娘が小学校高学年になったのも大きな決め手になりましたね。中学受験がないので、自分の学びに時間を取れることが幸せです。入学式は娘と一緒に出席しました。同伴者の方が若いなんて恥ずかしいけど、大学生活が楽しみです♪

角川慶子(かどかわ・けいこ)
1973年、東京都生まれ。「角川春樹事務所」会長・角川春樹氏の長女。自身も元アイドルという異色の肩書きに加えて、ビジュアル系バンド好きで、元バンギャルの”鬼畜ライター”としても活躍。2011年9月に認可外保育園「駒沢の森こども園」、16年4月からは派遣ベビーシッター「森のナーサリー」、17年4月に認可外保育園「衾の森こども園」をオープンさせる。家庭では10歳の愛娘の子育てに奮闘中。