保護者はやりがちだけど……保育園や保育士を「連絡帳」で評価するのは危険!

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田園調布雙葉中学のお姉さんたちが、毎年この時期に職業体験として来てくれます。娘と7歳しか違わないのに、びっくりするほどしっかりしたお姉さんたちで、娘の近い将来が心配になりました

 世の中、お盆休み中ですね。この時期は帰省や旅行で、「駒沢の森こども園」では預かり人数が普段の3分の1。忙しさはなく、子どもたちが「静かですね」と言っているくらいです。保育園では大掃除をしたり、普段リーダーシップを取らない先生にわざと「朝の会」の進行を任せてダメ出しをしたりして、スタッフの育成に充てています。

 今回のターゲットは3月に入社した男性保育士です。ピアノはいつもよりうまく弾けたけど、ピアノでいっぱいいっぱいになってしまったのか、子どもたちがまとまらない結果になってしまいました。普段であれば楽しく進んでいく時間も、「ヤダ」「つまんない」などの否定的な言葉を漏らす子どもたち。プールの前の準備運動さえ、だらだらモードです。

学校行事、父母会、漢字のチェック! 私立小ママと仕事の両立は超ハード

<p> 保育園でもプールが始まり、4月に小学生になった娘はもうすぐ夏休みが始まります。とりあえず3カ月、寝坊することはなかったので本当によかった(笑)。入学する前は「5時半起きなんて絶対ムリ」と思っていましたが、子どものためだとなんとかなるものですね。私の知っている家庭で、遅刻が多すぎて放学になってしまったお子さんがいました。小学生の遅刻は子どもというより親に責任があるのですが、せっかく入った学校なのにもったいないですよね。単にお母さんが時間にルーズだったらしいのですが、無責任な親がいるものだと驚きです。その話を聞いて、その方と距離を置くことにしました。全てがルーズな気がして、話す気も起きません。</p> <p> 3カ月がたち、私立小ママと仕事の両立は想像以上に大変だと実感しました。宿題は毎日出るし、親が採点しないといけないし、漢字の「はらい」「とめ」など、その場でチェックしないといけないものもあります。金曜日は学校行事、土曜日は父母会、行事によっては、弁当ナシの早帰り。もうすぐ個人面談なので、3日連日早帰りです。腹をすかせた子どもを家に置いておくわけにもいかないので、仕事早退……。ですが、やれないことはありません。とはいえ、昨年まであったもう1つ保育園を作るという計画は、ちょっと無理かなと思うようになりましたね。</p>

「何日も前から電話してる!」「お友達が通っているから!」入園をゴネる母親たち

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もともとは園の案内チラシを入れていたボックス。いつからかこのボックスが不要になり、今は園のホームページを読まない、飛び込みの見学者を防ぐための貼り紙をしています

 前回、定員に達したため園児募集をしていないことを書きましたが、今年も去年同様、ケンカ腰で入園を迫る母親が続出しています。その中の保護者を抜粋して紹介しますね。

 定員いっぱいだとHPに載せた1週間後、「何日も前から電話してるんです!」と主張する人。あらかじめスタッフには、私が不在の時に見学関連の電話が掛かってきたら必ず相手の電話番号を聞いて、折り返し掛け直すことを伝えるように言っていて、いままでこの手の連絡ミスはありませんでした。園に出勤しているけれどもほかの方の見学を行っているという時のみ、「10分後にお掛け直しください」ということはありますが、何日も前から電話をしているのに、伝わっていないことはまずあり得ません。

自己陶酔型お受験ママ、ミネラルウォーター風呂のママ、子どもに大切なこと見失ってない?

<p> 春が終わったと思えば、連日夏日。子どもたちは半袖で登園し、娘の学校は夏服に替わり、プール開きがありました。</p> <p> 保育園の一部の年中さんは、とうとうお受験本気モードに入りました。お受験予定なのにのんびりしたお母様には、「動くのは今ですよ」と煽っています。だって、時間が足りなくなって後悔してほしくないですからね。来年になって「去年からやっておけばよかった」と思う人が多いので、この時期から学校説明会ぐらいは何校か行ってほしいです。お受験ママの多い幼稚園に通っていると、いやでも焦るそうですが、程度の問題ですよね。</p>

現役アイドル「アリス十番」の麗華ちゃんが保育園から退職! 子どもたちと一緒に涙の別れ

<p> 日曜日の夕方に「明日からまた早起き弁当デイズが始まる」と思うと憂鬱になる、「笑点症候群」が始まっています。娘は月曜日の学校が待ち遠しい様子なので、私の気分は封印していますが、お弁当を中心に生活が回っているといっても過言ではありません。幼稚園から私立小に入学した人は気にならないと思いますが、保育園出身者は給食に慣れているので、ストレスですよ。まして、駒沢の森こども園は遠足の日ですら、ママたちの負担を減らすため栄養士がお弁当を作っています。あー、懐かしい、ぬるま湯のような日々。</p>

子どもに無関心な親にどう注意を促すか……保育園経営者ならではの悩みどころ

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入学早々、運動会がありました。娘がこの1カ月でいきなり成長していました。かけっこではビリだったけど、保育園では一度もやったことのない長縄跳びが上手にできていてびっくりしました。入学から20日でここまで成長させた先生の力に拍手です

 保育園を経営していると、「親はどこまで子どものことを把握しているのかな」と疑問に思うことがあります。差し支えない範囲で過去にいた子どもの例を挙げると……。入園時の書類に「心配する点」として、「なかなかほかの子に馴染めない」と記載があった子どもがいました。「なれれば大丈夫だろう」と、こちらとしてはあまり気にはしていませんでした。

 ところが、1カ月たち、2カ月たち……その子はこちらから話しかければ答えるのですが(ボキャブラリーは乏しい)、何カ月たってもほかの子どもと会話することができず、ほとんどコミュニケーションが取れませんでした。その点に関し、お母様はまったく危機感を覚えていなくて、保育園側はどうすることもできないまま卒園を迎えてしまいました。その子は歯の生え方にも問題があったのでそれは指摘したのですが、親が気づいていない目に見えない問題のことは、どう伝えようか考えてしまいます。というか、子どものことに無関心過ぎる親が稀に存在することに驚きなのです!

お受験はブランドに惑わされないで! 通学に1時間半かかる私立小を選んだワケ

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入学式。お受験服+コサージュだけじゃ地味もいいところでした。とはいえ、学校によって差が出るところなので、無難にして様子見が一番です!

 我が子が小学校入学! 朝5時20分に起きてお弁当作り、娘は婿と6時15分に家を出て、1時間半(急行使用)かけて登校します。帰りは私が学校まで迎えに行きます。通学時間は負担ですが、娘は毎日「楽しかった!」と言って帰ってくるので、肉体的な負担より精神的な満足感が上回っているのかなと感じています。

 私も夜10時半には寝る生活で、超真面目な日々。寝る前に10歳下の盤麺(バンドのメンバー)のツイートを見るのが関の山で、遊びに行くなんて肉体的、精神的に無理になってきました。こうなったら娘をV系(ヴィジュアル系)好きにするしかないのかも(笑)。娘は音楽的にはシドが好きみたい(「レイン」という楽曲がアニメ『鋼の錬金術師』のオープニングテーマだったから)ですが、先日、私が好きな盤麺の画像を見せたら「結構かっこいいじゃん、ライブ行こうよ」とは言ってましたが……。

母が経営する保育園に通うのは、育児にマイナス? これまでの葛藤を振り返る

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新居の地鎮祭の様子。今は仮住まい生活。狭くて体をぶつけてばかりです。こんな狭いところに住んだのは人生初。仮住まいに払う家賃はもったいないですからね

 いよいよ新年度、そして4月4日金曜日から娘が小学生になりました。娘のために作った保育園を娘は卒園したのですが、保育園を作ったことが本当に娘のためになったかというと、よくわかりません。確かに安全で清潔な場所、産地のわかる食材、おいしいランチ、運動、知育……どれを取っても、こんなにやってくれる保育園はありませんが、幼稚園やほかの保育園に預けず、何時間も母親と同じ空間にいるわけで、特殊な環境になってしまった気がします。決して母子分離ができていないわけではなく、娘は複雑なお使いやお留守番もこなし、格闘家ニコラス・ぺタス「ザ・スピリット・ジム」に行っても、「押忍!」と言って小学生ばかりの輪に楽しそうに入ります。

■「ほかの子の靴は履かせないで!」と叫ぶ娘

 今まで触れませんでしたが、この特殊な環境について、お受験で学校側にどう思われるかも心配でした。保育園出身で合格するのは、前例がたくさんありますし、お教室の先生も「心配ない」と言っていたのですが、家業が保育園でそこに登園しているというケースは前例がありませんし、学校側からすると「教育に口を出しそうで面倒」「やっかいだから避けよう」と思われるのではないかと。面接のあった学校は全校、願書を見ながら「お母様の経営されている保育園に現在通っているのですよね?」と確認&質問があり、想定内だったとはいえ、お受験を本気で考えるようになってから、大きな不安要素となっていました。

園長制度廃止で、保護者もスタッフもより安心できる保育園に!

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保育園での誕生会の写真です。もう今回で終わりなんて泣けてきます

 今春はいつもの年と違い、娘が4月から小学校に入学し慌ただしくなるので、やれることはすべて3月中に行っています。時短勤務になるため、園の取材やテレビ収録など今のうちにやらないと対応できなくなることが多くなる予感です。小学校の最初の1週間は学校まで送り迎えしなければならないし、その後も慣れるまで乗り換え駅で待っていないと子どもが不安がるし、「いつまでに慣れる」という保証がないので、とにかく働く環境を整えていないと、やるべき仕事を放りだして子どもの待つ駅に走ることになりかねません。ああ、こんな時、お迎えシッターがいればいいのにね(笑)。

 取材対応などと並行してスタッフの採用を行っているのですが、面接以外に子どもと1時間半ぐらい接してもらって様子を見ることにしています。意外ですが、「子どもが怖がるかな?」と思う人に子どもがなついたり、その反対もあったりで、とてもおもしろいですよ。採用は私と保育士、子どもたちで決めています。子どもは素直だから、「暗いからヤダ!」などとはっきり言ってくれるので、わかりやすいです。まー、子どもは人のオーラが見えるので、無意識に霊視をしているようなものですから、私が「この人、邪気が憑いてるわ」と言わなくても、子どもが何かを察知して「イヤ」と言ってくれます。どんなに仕事ができても、子どもに嫌われたらおしまいなのが保育園スタッフというもの。子どもに好かれる人は、やっぱりオーラもキレイです。

働くママの強い味方! 娘の入学準備はアウトソーシングとお名前シールで乗り切る

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持ち物に貼るだけでいい、お名前シール。働いているお母さんにとって、こうした便利なグッズは強い味方です

 前回も書きましたが、新居建設中のため来週に仮住まい先へ引っ越しをし、4月4日に入学式を迎えるのが角川家の予定なのですが、保育園も今が一番忙しい時です。4月から入園する子どもの事前面談(契約したのが1年以上前という方が多いので、直近の様子を知りたい)、4月以降、園児が増えるので、人材の募集と面接、園内のレイアウト変更による工事の打ち合わせ……。朝9時から17時半まで仕事をしても終わりません。

 しかも、今日は東京都の立入調査(監査)があったので、対応に追われていました。もちろん日々まじめに保育を行っているので、なにも指摘されることはなく、無事今回も終わりましたが、やっぱりドキドキです。基準を満たす優良施設だと消費税免除ですが、引っかかると払わないといけなくなります。重箱の隅をつつく調査員もいれば、安全で書類がすべて揃っていればOKという人もいて、どんな調査員が来るかはわかりませんからね。資格証の確認、賃金台帳、タイムカード、保護者との契約書、職員全員の健康診断書、調理スタッフの検便検査書、避難訓練の記録、防火計画、年2回の園児健康診断の記録、保育日誌、連絡帳……すべてさかのぼってチェックされます。