末端価格18億円! ケニア「覚せい剤密輸事件」の裏に中国人マフィアの暗躍が……?

 家族旅行を装ってアフリカ・ケニアから覚せい剤を密輸した夫婦が逮捕された事件で、中国マフィアの暗躍がささやかれている。事情通からは「犯人の家族が狙われる可能性も捨てきれない」と話す。

 事件は、ペットサロン経営者の佐藤一貴被告が、旅客機では過去最大ともいわれる30キロ(末端価格18億円相当)もの覚せい剤を密輸。ドバイ経由で羽田空港に到着した際、コーヒー袋の中に隠していたのを税関職員に摘発された。

 子ども連れだった佐藤被告は同行していた妻とともに逮捕されたが、横浜地検は4月25日、容疑を否認していた妻については不起訴処分とし、佐藤被告を覚せい剤取締法違反などの罪で起訴した。

 税関関係者によると、佐藤被告は「横浜市内のバーで知り合った外国人の男に頼まれた。家族旅行なら怪しまれないと言われた。これまで同じ手口と量で6回成功した」と供述。密輸の報酬は1回400万~1,000万円だったという。

「東アフリカ最大の商業国となっているケニアですが、一方で武装組織や麻薬密輸の拠点も多く、毎月のようにケニア発の密輸が各地で摘発されています」

 こう話すのは、過去に国際協力機構を通じた教育事業でケニアに6年間住んでいたH氏。

「首都ナイロビの中華料理店では、中国マフィアの出入りが見られ、多くの密輸事件に絡んでいます。古くは象牙やサイの角など、漢方薬に使う材料のための違法密漁で、最近はロバを数十万頭も違法に殺しているのが判明しました。それだけに、中国マフィアの仕切りがなくては密輸の取引は不可能に近いんです。彼らは関与した運び屋にはその親族を関わらせて“人質”のような扱いをすることが有名で、過去に運んだベトナム人男性が、やめたくてもやめられず自殺したということもあったほど」

 H氏は佐藤被告の犯行自体を知るわけではないが、「裏社会とつながりがあるようには見えないタイプなので、中国マフィアに取り込まれてはいないか心配」と話す。

 佐藤被告は1月、情報誌でタレントの矢部みほによるインタビュー記事に登場。そこでは確かに密輸業者とは思えないような話をしていた。

 動物愛護、教育支援などを展開するカラーズ株式会社を妻と運営する中で、16年に「ペットホテル&トリミングサロンCOTTY」をオープンしたという佐藤被告は、インタビューの中で、飼い主用の酸素カプセルや、宿泊したペットの様子を確認できるウェブカメラ、マイクロバブル発生装置を使ったトリミングなどの高級設備を自慢げに語っており、今後は捨てられてしまった動物たちの保護活動を行うとも明かしていた。

 ただ、インタビューの最後には、唐突に「ケニアなどの新興国に対して、必要とされる日本製品の輸出や現地の商品の輸入、現地の事業立ち上げによる雇用創出」などを目指したいとも漏らしており、そのための動きが密輸の入口になってしまった可能性はある。「困っている人たちの手助けができれば」と語っていた佐藤被告だが、結果的に薬物中毒者に覚せい剤を提供する手助けということになってしまった。

「ケニアは、まさに“密輸の大通り”のような国で、薬物の量を考えれば、そこらのチンピラ外国人による犯行とは思えません。『家族旅行を装え』は“人質”をとる連中の常とう手段なので、もしかすると、背後にいる連中が『情報を警察に漏らせば家族が危険に遭うぞ』という圧力をかけている可能性もあります」(同)

 ケニアでは2月、象牙の密輸などの調査活動で知られるアメリカ人の元国連特使が、調査報告書を作成している最中にナイロビ郊外の自宅で刺殺されている。被告の家族に危険が及ばなければよいのだが。
(文=片岡亮/NEWSIDER Tokyo)

家族旅行で“18億円”覚醒剤密輸! 元女囚が解説する、カタギが「運び屋」になる理由

 覚醒剤の使用や密売などで逮捕起訴され、通算12年を塀の中で過ごした後、その経験を基にさまざまな活動を続ける中野瑠美さんが、女子刑務所の実態を語る「知られざる女子刑務所ライフ」シリーズ。

■両親が逮捕されたら子どもたちは施設へ?

 アフリカのケニアから約30キロの覚醒剤をコーヒー袋30個に小分けして持ち込もうとしたペットショップ経営者の夫婦が、羽田で逮捕されましたね。末端価格は約18億円だそうで、ごっついですねえ。

 夫婦のうちご主人は認めたあと黙秘、奥さんは否認しているそうですが、お子さん連れだったことが気になりました。子どもを巻き込んだらアカンでしょう。

 私も4回も逮捕(パク)られて家族に迷惑をかけましたから、特にそう思います。両親ともパクられたら、お子さんたちは児童養護施設で暮らすことになるかもしれませんね。私の場合は、実家の母がいてくれて助かりましたが、他人事ながら心配です。

 親御さんが実名を出されてバンバン報道されているのもかわいそうですね。子どもには何の罪もないのに。

■1回につき400万〜1000万円の“報酬”

 さて、報道によりますと、パクられた夫婦はペットショップを経営してますね。合法の商売ができているということは、ヤクザではないちゅうことですよね。今のヤクザは銀行の口座も持てませんから、覚醒剤やオレオレ詐欺くらいしか本当にシノギがないんです。

 「イヤならヤクザをやめればいい」なんて、カンタンに言わないでくださいね。やめられるものなら、とっくにやめてます。やめたところで雇ってくれる人や、商売しようにも開業の資金を出してくれる人なんかいませんよ。

 せやから仕方なくシャブを売っている人も多いんですが、前科があると海外に渡航できないこともあり、カタギに運び屋をさせることもあるのです。今回はそういうケースでしょうね。

 なんでカタギなのにシャブを運ぶの……? と思われる方もいらっしゃるでしょう。 実は、ひたすらシャブを運ぶだけの「運び屋」には、カタギの人も結構いてるんです。今回の夫婦も「運んでもらうだけでええから」とか「子どもも連れて行けば怪しまれないから」とか言われて、これまでに6回成功していて、1回につき400万〜1000万円の“報酬”を得ていたそうです。それだけ聞けばワリのいいバイトみたいですが、今回の逮捕で長期拘留されたりしたら、つまんない人生と思いますよ。お子さんたちとも会えなくなるかもしれません。

■運び屋もいろいろ売人もいろいろ

 もうだいぶ前に亡くなりましたが、普通のおばあちゃんで、ひたすらシャブを運んでる方もいてました。ギョーカイではかなり有名でした。あと、やっぱり亡くなっていますが、別の運び屋のオッサンは「芸能人御用達」で、あの尾○豊にも運んだと豪語していたそうです。確かめようにも、もうこの世にいないのでアレですが。「伝説」によると、自転車でフツーに郵便受けとかに入れていたそうです。

 私の経験から言うても、「見るからにコワいヤクザ」より、こういう「普通な」運び屋さんとかのほうがわかりにくい分コワいと思います。あなたの隣にもそんな人がいてるかもしれませんよ?

中野瑠美(なかの・るみ)
1972年大阪・堺市生まれ。特技は料理。趣味はジェットスキーとゴルフ。『ダウンタウンなう』(フジテレビ系)や『新・情報7daysニュースキャスター』(TBS系)などへの出演でも注目を集める。経営するラウンジ「祭(まつり)

※この連載が本になります!
女子刑務所ライフ!』(イースト・プレス)5月17日発売

ASKAに再び“内偵”迫る……覚せい剤逮捕の愛人・Xとの「ベッタリ生活」を当局がマーク中

 歌手・ASKAの動向が心配されている。

 ASKAといえば2014年5月、覚せい剤取締法違反の容疑で、愛人の女性Xとともに逮捕された。その後の裁判で、ASKAは懲役3年執行猶予4年の有罪判決を受け、Xも懲役2年、執行猶予3年が確定した。

 16年11月には「盗撮や盗聴をされている」と不安を訴え、自ら警察に通報。意味不明で不審な言動を繰り返したため、尿検査を経て、覚せい剤取締法違反の容疑で逮捕。のちに嫌疑不十分で不起訴となった。

「ここのところ愛人の女性Xさんと頻繁に行動を共にしているようで、再犯の可能性もあるとみて、捜査当局も内偵などを進めているようです。Xさんは週のほとんどをASKAさんのマンションや事務所に足を運び、寝食を一緒にしているみたいですよ」(芸能関係者)

 Xの裁判では、ASKAとの赤裸々なSEX事情も明るみになり、週刊誌や夕刊紙を中心に大きな話題を呼んだ。事件の後、2人は一時疎遠になった時期もあったというが、すぐによりを戻した。そうして17年7月に夫人と離婚していたことを発表した。

「最近ASKAさんは、薬物依存からの更生プログラムや治療から足が遠のいているとの情報もあり、心配されています。覚せい剤の再犯率は60%ともいわれています。芸能界でも田代まさしや小向美奈子ら再犯した者も多いですから、なおさら危惧されていますよ」(同)

 やめたくてもやめられない廃人への道へ進んでしまうクスリに、再び手を出していないことを願うばかりだ。

ボクシング元王者に“麻薬売買疑惑”浮上! 「ドーピングにも精通」「民泊に入り浸り、外国人と……」

 プロボクシングの元チャンピオンが、周囲から麻薬売買を疑われている。この元ボクサーは過去、仲間内でドーピング薬物を取り扱うなど危なっかしい行動で知られていたが、最近は勤務先を辞め、都内の民泊施設などを転々とする怪しい外国人たちと「事業をやっている」という。

 その中で、周囲に「密輸」をほのめかしたり、友人男性が麻薬事件で逮捕されたこともあって、本人にも疑いの目が向けられているのだ。

 外国人の出入りする民泊は犯罪の温床にもなっていて、先ごろ、都内の民泊施設でも覚せい剤の製造でアメリカ人の男が逮捕されたばかりだ。複数の民泊施設を拠点にし、「調味料」として覚せい剤の原料を密輸。逮捕時には78キロ(末端価格50億円相当)という大量の薬物が押収された。

 この事件を知ったボクシングジムのスタッフは、元ボクサーに連絡し「まさか、おまえの仕事仲間ではないだろうな?」と確認したところ、本人は笑って否定していたものの、外国人とやっているという事業の中身を聞いても答えなかったそうだ。

「彼は現役時代、パチンコ店に入り浸ってチンピラみたいな連中と仲良くなり、機器に誤作動を起こさせる道具を入手していたことがわかって、ジムの会長から大目玉を食らったことがあるんです。世界チャンピオンを目指せるほど素質があったのに、私生活の乱れが原因で大成しませんでした。引退後、知人から世話された就職先を転々としていて、最近は民泊に出入りする東南アジア系の連中と行動しているので、心配ですよ」(前出ジムスタッフ)

 この元ボクサーは、アジア地域のタイトルを獲得したことがある元チャンピオンだが、世間的には無名で、ボクシングの報酬で生計を立てられた時期はなかったという。

「日ごろから肉体美をかなり気にするナルシストで、筋肉増強剤とかドーピングの知識もかなりのもので、選手仲間からドーピング常用者とも見られてきたんです。ただ、日本では世界タイトルマッチでもない限り、ろくに検査などないので摘発はされませんからね。そういうスキルが犯罪に使われなきゃいいんですが……」(同)

 裏社会では、薬物製造はかなりの利益を出すことで知られ、そこに手を出すアウトローが絶えないのが現状。かつて全国に存在した危険ドラッグの販売店は2014年あたりから摘発が強まり、現在はほぼ全滅したが、その分だけ闇取引が横行中だ。

 元ボクサーに、そうした犯罪に手を出していないのか、電話取材したところ「麻薬なんか触ったこともないのに、僕はチャラいから誤解されやすい」と笑いながら否定した。ただ、「日本に来たフィリピンボクサーが香港の麻薬グループのメンバーなんで、そっちを調べた方がいい」など、誰も知らないような情報を明かしていた。彼が薬物製造に関わった証拠は何ひとつないが、関係者の心配は募るばかりだ。
(文=片岡亮/NEWSIDER Tokyo)

ボクシング元王者に“麻薬売買疑惑”浮上! 「ドーピングにも精通」「民泊に入り浸り、外国人と……」

 プロボクシングの元チャンピオンが、周囲から麻薬売買を疑われている。この元ボクサーは過去、仲間内でドーピング薬物を取り扱うなど危なっかしい行動で知られていたが、最近は勤務先を辞め、都内の民泊施設などを転々とする怪しい外国人たちと「事業をやっている」という。

 その中で、周囲に「密輸」をほのめかしたり、友人男性が麻薬事件で逮捕されたこともあって、本人にも疑いの目が向けられているのだ。

 外国人の出入りする民泊は犯罪の温床にもなっていて、先ごろ、都内の民泊施設でも覚せい剤の製造でアメリカ人の男が逮捕されたばかりだ。複数の民泊施設を拠点にし、「調味料」として覚せい剤の原料を密輸。逮捕時には78キロ(末端価格50億円相当)という大量の薬物が押収された。

 この事件を知ったボクシングジムのスタッフは、元ボクサーに連絡し「まさか、おまえの仕事仲間ではないだろうな?」と確認したところ、本人は笑って否定していたものの、外国人とやっているという事業の中身を聞いても答えなかったそうだ。

「彼は現役時代、パチンコ店に入り浸ってチンピラみたいな連中と仲良くなり、機器に誤作動を起こさせる道具を入手していたことがわかって、ジムの会長から大目玉を食らったことがあるんです。世界チャンピオンを目指せるほど素質があったのに、私生活の乱れが原因で大成しませんでした。引退後、知人から世話された就職先を転々としていて、最近は民泊に出入りする東南アジア系の連中と行動しているので、心配ですよ」(前出ジムスタッフ)

 この元ボクサーは、アジア地域のタイトルを獲得したことがある元チャンピオンだが、世間的には無名で、ボクシングの報酬で生計を立てられた時期はなかったという。

「日ごろから肉体美をかなり気にするナルシストで、筋肉増強剤とかドーピングの知識もかなりのもので、選手仲間からドーピング常用者とも見られてきたんです。ただ、日本では世界タイトルマッチでもない限り、ろくに検査などないので摘発はされませんからね。そういうスキルが犯罪に使われなきゃいいんですが……」(同)

 裏社会では、薬物製造はかなりの利益を出すことで知られ、そこに手を出すアウトローが絶えないのが現状。かつて全国に存在した危険ドラッグの販売店は2014年あたりから摘発が強まり、現在はほぼ全滅したが、その分だけ闇取引が横行中だ。

 元ボクサーに、そうした犯罪に手を出していないのか、電話取材したところ「麻薬なんか触ったこともないのに、僕はチャラいから誤解されやすい」と笑いながら否定した。ただ、「日本に来たフィリピンボクサーが香港の麻薬グループのメンバーなんで、そっちを調べた方がいい」など、誰も知らないような情報を明かしていた。彼が薬物製造に関わった証拠は何ひとつないが、関係者の心配は募るばかりだ。
(文=片岡亮/NEWSIDER Tokyo)

渋谷のドラッグディーラーたちが戦々恐々!? 韓国人の逮捕で“つまようじサイン”もバレてしまう……

 韓国人の若い男が麻薬所持の疑いで警察に捕まったことで、東京・渋谷のドラッグディーラーの間で動揺が広がっているという。逮捕直前、渋谷の大麻売買スポットに、この男が現れていたからだ。

「渋谷の大麻売買は、バーとか飲食店のカウンターでやり取りするところがあるんだけど、最近、韓国人の男2人がいくつかのスポットに現れたらしくて。普通は旅行者がそんな場所を知るはずないのに、彼らは韓国の掲示板に場所や買い方が書かれていたと言っていて、隠れディーラーたちが慌てて大麻を処分したり販売を休止しているとか」

 こう話すのは、繁華街の犯罪事情に詳しいフリーライターだ。逮捕された21歳の韓国人は2月21日、警察の職務質問中、車で逃走。パトカーの追跡を振り切ろうとするも、交通事故を起こし、現行犯で逮捕された。

 信号無視の末に対向車と正面衝突した揚げ句、大麻所持の疑いで取り調べを受けているが、同乗していたもうひとりの男は今も逃走中だという。容疑者らが渋谷で売られている大麻の売買スポットを熟知し、さらに買い方も知っていたというのだから驚きだ。

「大麻は、繁華街を歩くディーラーに直接、声をかけるとか、ネット購入もあるけど、スポットを知っていれば特定の場所で買う方が、すぐ手に入るからラク。スポット販売は、どこでも何かしらの『大麻あります』って合図を示すことが多いけど、最近の渋谷だと『つまようじサイン』が流行っていた」(同)

 渋谷を中心に広がっていた大麻販売の暗号「つまようじサイン」は、バーのカウンターなどでつまようじを使った“あるサイン”を示し、大麻販売の合図にするものだという。サインを出すのは、飲食店の人間か常連客だというのだが、この知られざるルールが、なぜか韓国で公開されていたわけだ。

「あるバーに2人の韓国人がやってきて、つまようじサインを指して『売ってくれ』と言ってきたって。でも、怪しい相手には売らないのが基本だから、ディーラーが何も知らないフリをして断ると、別のスポットにも次々に訪れたらしく、そこで韓国語を話せる奴が聞いたら『ネットで買い方を見た』と答えたって。その直後、警察に派手に逮捕されたって話があって、ディーラーたちは大慌て。つまようじサインも警察にバレた可能性が大きいから、それを察知したディーラーなら、即廃止は当然でしょう」(同)

 こうした大麻販売のサインは、場所や時期によって様々なものが流行るらしく、「昔、音楽関係者の間ではビートルズ関連の“あるレコード”がそのサインになったこともあったらしい。メンバーが大麻常習者だったからかな」とフリーライター。

 一説には、つまようじサインは渋谷にオフィスがある雑誌編集者の発案と言われているという。

「昔はファッション誌を手掛けたオシャレな編集プロダクションをやっていた男が、雑誌が売れなくなって、最近はネット広告の仕事をメインにしてるらしい。でも、あまり景気は良くないらしく、大麻売買のサポートをやりだしたというウワサ。実際、彼は数年前に大麻で逮捕歴もあるし、カジノとヒップホップが大好きでアウトロー志向が強い男だから、いかにも犯罪の手助けはしそう」(同)

 K-POPアイドルの間でも逮捕者が続出の大麻。なぜ韓国人がわざわざ日本で購入しようとしたのか定かではないが、世間が思っている以上に日本の繁華街で大麻が流通しているようだ。つまようじサインが廃れても、おそらく別のサインがすぐに生まれるのだろう。
(文=片岡亮/NEWSIDER Tokyo)

ASKAの更生に必要なのはアレ! シャブ地獄から生還した元女囚が語る「更生への道」

覚醒剤の使用や密売などで逮捕起訴され、通算12年を塀の中で過ごした後、その経験を基にさまざまな活動を続ける中野瑠美さんが、女子刑務所の実態を語る「知られざる女子刑務所ライフ」シリーズ。

■ASKAの更生に必要なのはアレ

 バレンタインの後くらいに、ASKAが「不倫相手と別れていない」つまり「更生していないのでは?」との報道がありましたね。ネットの記事やと「元不倫相手」がASKAの自宅兼事務所から出てきたって、それだけですよね。これは、ちょっとかわいそうやなあと思いました。

 確かにASKAは謎すぎる「ギフハブ」やら、「採尿したのは尿じゃなくてお茶だった」発言やらあって、正直「まだシャブいっとんかいな?」と思わないでもないです(笑)。でも、証拠もないのに「また『シャブ愛人』と不倫かい!」いうのはどうなんでしょう。そもそも離婚してますから、もう「不倫」と違いますしね。

 更生のためには、「守るもの」が必要です。ASKAと元カノさんがお互いを必要としてれば、それでええのと違いますかね。

■「ママに会いたい」と泣いた息子

 何回か書いてますが、私が覚醒剤の地獄から生還できたのは、家族のおかげです。私が初めて懲役に行ったのは24歳でしたから、子どもたちもまだ小さくて、ずいぶん寂しい思いをさせています。そのせいで非行に走ったこともありました。

 次男が事件を起こしてしまい、少年院に行く時に「ママに会いたい」と泣いていたと聞いて、ホンマにクスリはもうやめようと思いました。本当の更生までには、それからまた時間がかかりましたけどね。

 子どもはすぐに大きくなって、抱っこしてあげられる時期はほんのわずかです。その大事な時期に覚醒剤の事件でムショに行っていた私を、子どもたちが慕ってくれている……。切なくて、自分をかなり責めました。ASKAも、守るものがあれば、報道陣に追い回されても復活できると思います。私の場合は、母は障がいがあって働くのは難しいし、子どもたちも問題を起こしてしまい、「私がしっかりせな……」と思ったのも更生につながったと思います。

 おかげさまで、今は2つのラウンジを経営して、私を「ポン中」とバカにしたヤツらよりもいい生活をしています。新車も自分で買いました。まあ「我ながら、ホンマようやめられたなあ」ちゅうのが本当のところですね。神様に守っていただいてるんやなあと、しみじみ思います。誰にも迷惑をかけない生活が一番ですが、もし落ちても、がんばればはい上がれるもんなんですよ。「がんばってよかったね」と、いつも鏡の中の自分に向かって言ってます。

■「がんばるしかない」と気づいたら勝ち

 そうはいっても、なかなかはい上がれない時って、ありますよね。私もそうでした。でも、つらくても、つらくても、1年後の自分を想像してがんばってください。がんばるしかないんですよ。そこに気づけたら、もう大丈夫です。

 実は、友達にも何人かアルコールや過食の地獄を抜け出せないコがいてます。みんなそれぞれ仕事も成功して、家族もいてるのに、なぜかダメなんですね。悲しいことやつらいことは、生きていれば必ずあります。逃げないで向き合いましょうよ。

 こないだアル中の友達の家に行ったら、トイレの棚に自己啓発本がたくさん並んでました。「自分に勝つ」みたいなテーマですね。「今はアカンけど、自分なりに脱出したくて、がんばってるんやなあ」と思ったら、めっちゃ愛おしくなって、抱きしめてあげました。ASKAも、人知れずがんばってるかもしれませんよ。腹膜炎でタイヘンやったみたいですが。

 私も、だいぶ時間がかかりましたけど、今は大丈夫です。せやから、皆さんも大丈夫です!

中野瑠美(なかの・るみ)
1972年大阪・堺市生まれ。特技は料理。趣味はジェットスキーとゴルフ。『ダウンタウンなう』(フジテレビ系)や『新・情報7daysニュースキャスター』(TBS系)などへの出演でも注目を集める。経営するラウンジ「祭(まつり)

ASKA“覚せい剤共犯”女性と復縁報道も、一部メディアが「完全スルー」したワケとは?

 歌手のASKAが、共に覚せい剤取締法違反で逮捕された元不倫相手の女性と再び半同棲していると写真誌「FRIDAY」(講談社)に報じられたが、この話をNGとして、一切扱わなかったメディアがある。

 一部の情報番組や雑誌では、日ごろ不倫などの芸能ゴシップを積極的に扱っているのに、ASKAの不倫相手との復縁には触れなかったのだ。その理由をNG扱いにしたメディアの関係者が明かした。

「実は2016年にASKAさんが覚せい剤使用の容疑で逮捕されながら嫌疑不十分で不起訴処分となったとき、処分が出る前に犯罪者扱いしていた一部のメディアには、人権派の弁護士が猛抗議してきていて、かなり面倒な話になっていたんです。逮捕された事実に沿って伝えていただけなら問題なかったんですが、ASKAさんの権利を無視するような感じとか、異常者みたいに扱った部分とかがあって、当然、平謝りするしかなかったんです。そんなことがあったから今回、ASKAさんのゴシップに関しては触れないということになったんです」

 思えば、当時のワイドショー番組『情報ライブ ミヤネ屋』(日本テレビ系)では、執行猶予中のASKAと連絡を取っていたという芸能リポーターの井上公造氏が、本人から入手したという未発表曲を無断公開した騒動もあった。これにはASKAが「公造さん、曲流したらダメだって」とクレームを入れ、ファンも激怒。実際、著作物の公表権を侵害する著作権法違反だということが法律の専門家からも指摘されていた。

 また、逮捕される直前に乗車していたタクシー内のドライブレコーダーの映像が、テレビ各局に放送されるという異様な報道もあった。これはフジテレビの番組スタッフがタクシー会社にかなりしつこく提供を求めて入手し、同局の『直撃LIVEグッディ!』ほか、『ミヤネ屋』や『ワイド!スクランブル』(テレビ朝日系)、『ひるおび!』(TBS系)などで流されたものだった。これには、さすがに視聴者も違和感を覚え、車内映像の無断流出をしたタクシー会社のコンプライアンスが追及され、テレビの放送倫理を問う声も高まった。

「相手が犯罪の容疑者だから何をやっても許されるというような空気でしたからね。ASKAさんがその気なら損害賠償を請求できるのではないかとは当時、思いましたよ。結局、ASKAさんからは訴えられたりはしませんでしたけど、責任者が頭を下げて法的措置を許してもらった経緯もあったので、今回のゴシップについては『借りがあるので』と自制したところがあるんです」(前出メディア関係者)

 もっとも、不倫相手との半同棲に関しては、ASKA本人が復縁を否定。出入りしている仲間のひとりというニュアンスにとどめた。薬物犯罪時のカップルが元サヤになることには一般的に再犯の恐れを高めるものとされるが、実際に再犯しない限り、他者が明確に判断できるものでもなく、そのあたりこの話を伝えたマスコミのトーンもおとなしめだ。
(文=片岡亮/NEWSIDER Tokyo)

ASKAと“同棲”報じられた共犯女性に熱視線!? 「ある資産家が、彼女に急接近している……」

 歌手のASKAが、2014年に覚せい剤取締法違反容疑で共に逮捕された女性と同棲していることが伝えられたが、その女性・Tさんには、熱烈に思いを寄せる資産家男性がいるという話だ。男性は若い頃に創業した会社で大成功した60代のA氏。ある知人によると「Tさんとは、事件前から仕事上などで長い付き合いがあった」という。

「Aさんは50代で事業のほとんどを売却して、今は投資家のような感じになっていますけど、いまだ独身で、Tさんに惚れ込んでいる様子なんです。ただ、ASKAさんとの交際を知っていたのもあって、思いを彼女に強くぶつけることはできなかった感じでしたね。それが逮捕後は『あんな男のもとにいたら、彼女がダメになるから助けたい』と人前でも公言するようになって、またTさんに急接近していたようなんです」(同)

 ASKAとTさんは、逮捕時に不倫関係にあった。Tさんが当時勤務していた大手人材派遣・パソナグループのパーティで知り合ったと言われ、法廷では2人がドラッグをやりながらのセックスに溺れていた疑いがかけられた。Tさんから生々しい証言が出たこともあり、最終的にASKAは懲役3年・執行猶予4年、Tさんは懲役2年・執行猶予3年の有罪判決を受けている。

 その後、ASKAは千葉県内の更生施設で過ごすなど、Tさんとは距離を置いたと思われていたが、昨年の夏に妻との離婚を公表。30年も連れ添い、逮捕時にも破局しなかった妻と離婚に至った経緯は、一説には「ASKAが奥さんの勧める入院を嫌がった」ともいわれたが、ハッキリはしていない。

 しかし、写真誌「フライデー」(講談社)が、ASKAの不倫について「現在も関係が続いていた」とスクープ。2人が都内にあるASKAの自宅で、半同棲生活を送っているとした。こうなると離婚の理由は、まさにこの不倫にあるとも思えてしまうが、ASKA本人は「彼女は、『ASKAを守ろうチーム』言い換えれば、『ASKAを薬物の出会いから監視しよう』の、一人でいてくれてます」と説明している。

 ASKAとTさんの復縁は、Aさんも報道前から強く疑っていたことだという。

「それでAさんは『あらゆる手を使って彼女をASKAから引き離したい』とまで言っていたんです。女性に対しては、かなり紳士的な性格の人なのに、そこまで言うのは、よほどのこと。莫大な資産家なので、費用はいくらでも使える方ですから、何か思いきった手段に出るかもしれません」(前出知人)

 麻薬依存からの更生には、一般的には薬物使用時の人間関係を断ち切ることが重要とされている。2度の逮捕歴がある元依存症のフリーライターK氏も「更生に仲間の力は必要ですが、麻薬を一緒やった友人や恋人は、誰より一緒にいてはいけない」と話している。ただ、Tさんとも面識がある前出知人は、彼女の印象をこう語っている。

「あの女性は、男性が夢の中にいるように思えるぐらい虜にしてしまう癒し系です。ちょっとした視線の動きも色っぽく、まさに“美魔女”。あの魔力にやられた人はその魔法が解けない感じがしますから、ASKAさんも、おそらく“Tさん依存”になっているのでは」

 その意味では、彼女への下心が理由であっても、資産家A氏の大きな力が2人を引き離すことを期待する向きもあるかもしれない。いずれにせよ、麻薬依存への不安が抜けないASKAと、現実離れした周辺人物の動きは気になるところだ。
(文=藤堂香貴/NEWSIDER Tokyo)

元女囚が語る“不良”たちの年末年始――盆暮れには覚醒剤も値上がり!

 読者の皆さんも、お忙しい年末をお過ごしのことと思います。年末が慌ただしいのはしょうがない気もしますが、私の場合、主婦とラウンジ経営者の「二足のわらじ」を履いているので、お正月もなかなかゆっくりできませんが、楽しくやっております。

 私の通算12年のムショ生活で、何回お正月を過ごしたか思い出せないのですが、いろいろ思い出があります。獄中は食べることが一番の楽しみなので、お正月は待ち遠しかったですね。

 拘置所のほうが若干豪華なのですが、刑務所もお正月っぽいことはあるんです。もっとも施設によっても違いますし、今は経費削減もあって、年々ショボくなっているという話も聞きますけどね。

■懲役にはまぶしすぎるアレ

 意外に思われるかもしれませんが、拘置所やムショの食事は、ささやかながら「季節感」が重視されています。お正月はもちろん、ひな祭りやこどもの日、クリスマスなんかにはお菓子も出ます。こうやって懲役(受刑者)に「ありがたみ」を押し付けてるのと違いますかね(笑)。

 ふだんは夜9時には就寝させられる懲役たちも、大みそかはNHKの『紅白歌合戦』を見ることができて、カップ麺ですが年越しそばも配られます。そして元日には、おせち料理の折り詰めや、お菓子が出ます。中でも楽しみなのは「銀シャリ」でした。今の若い人は、「銀シャリ」ってわかんないかもしれませんね。白米のことです。

 いつもは三食とも黒い筋のある麦が入った麦飯ですから、銀シャリはもう弁当箱のフタを開けるだけで、マジ「まぶしい」んですよ。「ルームメイト」たちも、口々に「わああああ」「まぶしいいい」と大はしゃぎです。でも、残念なことに銀シャリは、すぐに胃もたれして飽きてしまいます。1月4日に麦飯に戻ると、「ああ、やっぱりこれやね」って、みんなほっとするんですよ。そんなですから、みんなが、お正月三が日で必ず太ります。人によりますが、私は5キロくらい太ったのと違いますかね。2キロから7キロくらいは、みんなイッてると思いますよ。

 体重は、定期的に先生(刑務官)の立ち合いの下で量ってました。月に2~3回だったかな。禁止されているダイエットをしているコもいて、先生にバレないように、おなかに辞書を仕込んだりしていましたよ。ダイエットくらいええやんと思うのですが、獄中はとにかくいろんなことが「ダメ」なんです。

 そして、もうひとつ思い出すのが、年末年始のシャブの流通価格です。シャブは「だいたい1グラム1万円」が相場だったのですが、売人によって価格がマチマチです。「純度が違う」とかいろいろ言って、高くするわけですね。今は4万円くらいになってますかね。以前、ASKAは「1グラム10万円」で買ってたと新聞に出てましたが、さすがにそれは高すぎやと思います。しかもASKAのせいで警察の締め付けが厳しくなり、供給量が減っているために便乗値上げされているという話でした。売人は、他人の弱みにつけ込むのがうまいんです。

 年末年始も何かとお金がいるので、売人は勝手に値上げするんです。常用者は「年末年始の休みで、ゆっくりキメたい」とか「彼女とクリスマスにキメたい」と、どうしても欲しがるので、これも立派な便乗値上げですね。悪質商法ですが、そもそもシャブが違法なんやから、文句は言えません。

 買わない、売らない、使わないのが一番ですよ。私も使わないで済むようになるまで、だいぶ「授業料」を払ってきましたが、おかげさまで今は大丈夫です、ホンマに。

中野瑠美(なかの・るみ)
1972年大阪・堺市生まれ。特技は料理。趣味はジェットスキーとゴルフ。『ダウンタウンなう』(フジテレビ系)や『新・情報7daysニュースキャスター』(TBS系)などへの出演でも注目を集める。経営するラウンジ「祭(まつり)