坂口健太郎『Dr.チョコレート』絶対にコケられない状況で、“ネタ被り”したドラマとは?

 坂口健太郎が主演を務める連続ドラマ『Dr.チョコレート』(日本テレビ系)が4月22日にスタートし、ネット上では10歳の子役・白山乃愛の演技に賛辞が集まっている。

 ヒットメーカーの秋元康氏が原案・企画を手掛ける同ドラマは、ワケあり患者の命を現金1億円、秘密保持契約、そしてチョコレートで救う天才外科医チームの姿を描く医療モノ。

※以下、『Dr.チョコレート』第1話のネタバレを含みます。

 第1話では、10歳の天才外科医である“Dr.チョコレート”こと寺島唯(白山)と、彼女の代理人である“Teacher”こと野田哲也(坂口)がシンガポールから帰国。その道中、飛行機内で機長が意識を失ってしまうが、コックピットに入った唯があり合わせの道具で完璧な処置を施す。

 日本に到着すると、衆議院議員・登戸龍男(長谷川公彦)の命を救ってほしいとの依頼が舞い込む。これを引き受けた野田は、うなぎ(斉藤由貴)、残高(小澤征悦)、ギルベルト(葵わかな)、足湯(鈴木紗理奈)、お笑い(前田旺志郎)、出川(古川雄大)ら、能力を持て余したスゴ腕医療スタッフを招集し、最強の医療チーム「チョコレート・カンパニー」を結成する……。

 昨年の「第9回 東宝シンデレラオーディション」でグランプリを受賞し、今作のヒロイン役が初演技となる白山だが、ネット上では「初めてとは思えない! 堂々とした演技に目を奪われた」「これは“第2の芦田愛菜”ともいえる逸材!」と称賛する視聴者が続出する一方で、「いくらなんでも、子どもが執刀はちょっと無理がありすぎない?」と非現実的な設定に「入り込めない」と不満の声も見られる。

 また、前クールで放送された妻夫木聡主演の日曜劇場『Get Ready!』(TBS系)も同様に“闇医者チーム”を描いた作品であったため、「闇医者ドラマは、ちょっと食傷気味かな」「また闇医者モノか……。普通の医療ドラマが見たい」という意見も。この人気ドラマとの“ネタ被り”がなければ、より目新しい印象を視聴者に与えられたかもしれない。

 とはいえ、第1話の世帯平均視聴率は8.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)で、同枠で前クールに放送された嵐・櫻井翔主演『大病院占拠』の初回7.2%を1.4ポイント上回ることに。「土曜ドラマ」枠の初回の数字が8.5%を超えるのは、2021年10月期の柳楽優弥主演『二月の勝者-絶対合格の教室-』以来2年半ぶりとなるため、“好発進”といえるだろう。

 なお、主演の坂口は日テレが制作する『Dr.チョコレート』に続き、次の7月クールでも日テレ系の読売テレビが制作する日曜ドラマ(日曜午後10時30分~)で主演を務めることが発表されている。

 日テレは「坂口健太郎、2クール、2COOL。」とのキャッチコピーでこの“超異例”の編成を盛り立てているが、業界内では、坂口の事務所、日テレ、読売間での「単なる情報共有ミス」とのうわさも……。

 当然、2クール連続で不発ともなれば、坂口にとって大打撃となるため、先に放送される『Dr.チョコレート』は「絶対にコケられない」というプレッシャーを抱えているといえるだろう。

 日曜劇場との“闇医者ドラマ被り”の不運に見舞われた『Dr.チョコレート』だが、今後も白山の演技が話題を呼びそうだ。

『ペンディングトレイン』第1話、なにわ男子・藤原丈一郎が大活躍! 山田裕貴が「主演ぽくない」ワケ

 山田裕貴が主演を務める連続ドラマ『ペンディングトレイン-8時23分、明日 君と』(TBS系)が4月21日にスタート。ネット上では、主演俳優を赤楚衛二だと勘違いする視聴者が散見されるが、それには理由があるようだ。

※以下、『ペンディングトレイン-8時23分、明日 君と』第1話のネタバレを含みます。

 同ドラマは、同局プロデューサーの着想をもとに、人気脚本家・金子ありさ氏が執筆するヒューマンエンターテインメント。乗客68名が乗る電車の車両が未来へのワープに巻き込まれ、携帯電話の電波が通じない上、水も食料もない極限下に投げ出される様が描かれる。

 乗客には、主人公のカリスマ美容師・萱島直哉を演じる山田のほか、消防士・白浜優斗役の赤楚、体育教師・畑野紗枝役の上白石萌歌、キャリアウーマン・寺崎佳代子役の松雪泰子らをキャスティング。第1話では、車両が見知らぬ地へワープし、複数の乗客が身勝手な行動を取る様子や、崖から落ちそうになる萱島を白浜と畑野が引っ張り上げるシーンなどが描かれた。

 同作は、小学校の校舎ごと未来世界に送られてしまう楳図かずお氏の大ヒット漫画『漂流教室』(小学館)を彷彿とさせることから、ネット上では「現代版・漂流教室」「漂流電車」とも呼ばれている。内容に関しては、「初回から怒涛の展開であっという間の1時間だった! 今期で一番見応えあるかも」「いい人も悪い人もいて、日本の縮図感が面白い!」と賛辞が相次いでいる。

 一方で、「必ず、みんなを助ける」と息巻く白浜とは対照的に、「助けられないよ、誰も」「死にたきゃ死にゃあいいし」と投げやりな言動が目立つ萱島に対し、「性格が主人公っぽくない」という意見も。中には、赤楚を主演と勘違いした視聴者もいたようだ。

 また、陽気な性格の専門学生・米澤大地役で出演するなにわ男子・藤原丈一郎に関して、「予想外に登場シーン多かったし、張り詰めたムードを和ませる重要な役でうれしい!」と歓喜するファンも。

 というのも、先月公開された30秒程度のスペシャルティザー動画には藤原の登場シーンがなかったため、ファンは“チョイ役”を覚悟していたようなのだ。

 なお、同ドラマの公式インスタグラムでは、藤原の投稿がアップされると、コメント数が格段に増える傾向が見られる。先日、出演者が大勢出演したインスタライブがゲリラ的に実施された際にも、視聴者の多くが藤原のファンだった様子。同ドラマに限らず、脇役に据えられたジャニーズ俳優の存在は、SNSを使ったプロモーションで重宝されているようだ。

 第1話は世帯平均視聴率7.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録し、同枠で前クールに放送された井上真央主演『100万回 言えばよかった』の初回7.4%をわずかに上回った『ペンディングトレイン』。旬の俳優陣が揃う中、今後の藤原のポジションにも注目が集まりそうだ。

『ラストマン』第1話、視聴率が『相棒』超え! 視聴者が驚いた福山雅治のセリフとは?

 福山雅治が主演を務める日曜劇場『ラストマン-全盲の捜査官-』(TBS系)が4月23日にスタートし、第1話が平均世帯視聴率14.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録。前クールに同枠で放送された妻夫木聡主演『Get Ready!』の初回10.2%を4.5ポイントも上回った。

 同ドラマは、全盲のFBI特別捜査官・皆実広見(福山)が、アテンド役を担う警察庁刑事・護道心太朗(大泉洋)とともに難事件に挑む“新時代の痛快バディドラマ”。昨年4月期に同枠でヒットした嵐・二宮和也主演『マイファミリー』などで知られる黒岩勉氏が脚本を担当する、1話完結の完全オリジナルストーリーだ。

 近年、以前に比べて視聴率が低調であることから、ブランド力の低下が心配されている「日曜劇場」。だが、『ラストマン』の初回は、3月15日に放送された『相棒 season21』(テレビ朝日系)の最終回が記録した14.5%を上回り、今年の民放連ドラ最高視聴率に躍り出た。

 さらに『ラストマン』初回は、春ドラマの目玉といわれる木村拓哉主演の月9『風間公親-教場0-』(フジテレビ系)の初回視聴率(12.1%)をも上回ることに。福山と木村は、かねてより一部メディアに“ライバル関係”が指摘されているが、初回は福山に軍配が上がった。

※以下、『ラストマン-全盲の捜査官-』第1話のネタバレを含みます。

 第1話では、“警察庁とFBIの連携強化”との目的で来日した皆実が、手始めに、世間を賑わす「無差別連続爆破事件」を捜査することに。捜査一課の調書を音声読み上げソフトで瞬時に“速聴”した皆実は、犯人像を「自殺サイトや社会的脱落者たちのスレッドに集まった、人生を諦め、どうなってもいいと思ってる人たち。今の日本風に言うと『無敵の人』」と推測する。

 そんな皆実を、「無差別連続爆破事件」を追ってきた捜査一課の佐久良円花(吉田羊)らが邪魔者扱いする中、イベントスペースで新たな爆発事件が発生。護道と技術支援捜査官・吾妻ゆうき(今田美桜)とともに現場に駆けつけた皆実は、火薬の匂いが漂う渋谷英輔(宮沢氷魚)に行きつく。

 その後、渋谷が中学時代に受けたいじめを理由にひきこもりとなり、病気で働けなくなった母・直子(筒井真理子)と2人で団地暮らしをしていることが発覚。さらに、渋谷が自作の爆弾をネットで知り合った人たちに配っていたことも判明する。

 最後は、皆実らのお手柄により渋谷は逮捕。犯行動機を「(爆弾を配った際に)ありがとうって言われて、うれしかった」と語ると、皆実は「世の中に不必要な人間なんていないんです」と優しく返すのだった……。

 なお、皆実のセリフに含まれていた「無敵の人」とは、社会的に失うものがないために、犯罪を起こすことを躊躇しない人を指す。「2ちゃんねる」創設者の“ひろゆき”こと西村博之氏が、かつてブログで提唱したことから広まったネットスラングだ。

 そんな社会的弱者にスポットを当てた第1話に、ネット上では「まさか『無敵の人』という言葉を福山雅治がドラマで言い放つとは、びっくり! 風刺が盛り込まれてて、興味深いドラマだった」「無敵の人によるテロはタイムリーだった。もっと無敵の人の犯罪を掘り下げてほしい」と関心を寄せる視聴者が続出。

 さらに、「今期のドラマで、一番見応えがある」「福山雅治と大泉洋の掛け合いが面白い」といった賛辞も見られる。

 一方、福山の演技に対し、「全盲に見えない」との指摘も少なくない様子。ただ、皆実は全盲でありながらFBIからスカウトされたり、選抜試験に合格して特別捜査官になるなど、あらゆる面で超人的な能力を持っている役柄であるため、一般的な視覚障がい者と比べることは、あまり意味のないことかもしれない。

 『ガリレオ』シリーズ(フジテレビ系)に続き、早くも福山の代表作となりそうな『ラストマン』。今後、視聴率の推移にも注目したい。

天海祐希『合理的にあり得ない』、『教場0』が視聴率ダウンで“恩恵”期待できず?

 天海祐希主演の連続ドラマ『合理的にあり得ない ~探偵・上水流涼子の解明~』(フジテレビ系)の第1話が4月17日に放送され、世帯平均視聴率9.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録。同枠で前クールに放送された草なぎ剛主演『罠の戦争』の初回9.3%とタイで、好発進となった。

 柚月裕子氏の小説『合理的にあり得ない 上水流涼子の解明』(講談社)を原作とした同ドラマは、頭脳明晰で変装を武器とする女探偵・上水流涼子(天海)とIQ140の貴山伸彦(松下洸平)がバディを組み、さまざまな依頼を“ありえない方法”で解決していく痛快エンターテインメント。

※以下、『合理的にあり得ない ~探偵・上水流涼子の解明~』第1話のネタバレを含みます。

 第1話では、破格の依頼料で仕事を請け負う「探偵事務所 上水流エージェンシー」のもとへ、悪徳不動産ブローカー・神崎恭一郎(高嶋政伸)に「2000万円を騙し取られた」という松下祥子(街田しおん)が訪れる。

 早速、上水流と貴山は、神崎の不倫現場を押さえ、証拠を本人に2000万円で買い取らせようとするも失敗。「妻が使うお金は、神崎が稼いだ金」だとして、神崎の妻・朱美(戸田菜穂)にターゲットを変えた上水流は、ヨガインストラクターや占い師に変装して朱美に近づき、皿や壺を買わせることで2000万円を引き出すことに成功する。

 しかし、これに勘づいた神崎は、朱美と貴山を別々の場所に監禁。神崎に仕込んだGPSから場所を特定した上水流は、ショベルカーで神崎の別荘の物置を壊し、閉じ込められていた朱美を救出。さらに、臓器ブローカーに売り飛ばされそうになっていた貴山も助ける。

 結局、上水流の活躍によって神崎と朱美は離婚が成立。神崎は警察に逮捕され、一件落着となった。

 この第1話の放送後、ネット上では、天海と松下の掛け合いが「息ぴったり」と概ね好評な様子。「正直、ストーリーはイマイチだったけど、2人のやりとりがコミカルで楽しい!」「貴山くんを手の平で転がす上水流さんの様子が面白い」といった感想が上がっている。

 一方で、「コメディ要素が強すぎる」と不満の声も散見される。第1話では、上水流が「刺激が足りない」と言って事務所でハバネロをムシャムシャと食べたり、ヨガスタジオに偽装したピンサロで、剥がれそうになるポスターを押さえながら「壁ドンのポーズ」を決めてその場を繕ったり、探偵小説家「パトリック・クェンティン」を「パトリック・クェンティン・タランティーノ」と言い放ち、貴山から「タランティーノいらないっす」とツッコまれるなど、コミカルなシーンが目立ったが、中には「そんなにいらない」と感じた視聴者もいたようだ。

 なお、コミカル要素が物議を醸した連ドラといえば、前クールの西島秀俊主演『警視庁アウトサイダー』(テレビ朝日系)や、妻夫木聡主演『Get Ready!』(TBS系)が挙げられる。

 どちらも、シリアスなストーリーの中に散りばめられたギャグや小ネタが見どころの一つであったが、「ギャグが邪魔」「しらける」との声も目立っていた。

 『合理的にあり得ない』は、『警視庁アウトサイダー』ほどのわざとらしさはないものの、コメディ要素をウリの一つとするドラマは、シリアスさと笑いの“バランス”が重要となりそうだ。

 また、 同作は“春ドラマの目玉”とも言われる木村拓哉主演の“月9”ドラマ『風間公親-教場0-』(同)に続く、午後10時台で放送されることから、放送前には「『教場0』の影響を受け、視聴率が伸びそう」と予想する声もあった。

 しかし、初回12.1%で好発進した『教場0』は、17日放送の第2話で10.7%までダウンしてしまったこともあって、“キムタクの恩恵”はそこまで期待できないかもしれない。

 天海の演技に称賛の声も多い『合理的にあり得ない』。大ヒット必至と思われた『教場0』に暗雲が垂れ込める中、どこまで粘れるだろうか……。

『あなたがしてくれなくても』第2話、田中みな実が「ミスキャスト」と指摘されるワケ

 “セックスレス”をテーマにした奈緒主演の連続ドラマ『あなたがしてくれなくても』(フジテレビ系)の第2話が4月20日に放送され、世帯平均視聴率4.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録。第1話の5.8%より、0.9ポイントダウンした。

 「漫画アクション」(双葉社)で連載中のハルノ晴氏による同名漫画を原作とした同ドラマは、上戸彩主演のダブル不倫ドラマ『昼顔~平日午後3時の恋人たち~』(2014年7月期)のスタッフが制作している。

※以下、『あなたがしてくれなくても』のネタバレを含みます。

 第1話では、夫・吉野陽一(永山瑛太)とのセックスレスに苦しむ主人公・吉野みち(奈緒)が、会社の上司・新名誠(岩田剛典)にこの悩みを告白。後日、誠もファッション誌副編集長の妻・楓(田中みな実)とセックスレスであることを打ち明け、みちを抱きしめる様子が描かれた。

 続く第2話では、抱き合ったことから、一時は職場で互いを避けるようになってしまったみちと誠だが、誠がバーに誘ったことから、「レス解消の戦友」として心を通わせる。

 楓とちゃんと向き合うと決意した誠は、結婚記念日にホテルを予約。しかし、仕事が忙しい楓は遅れて到着し、誠からのキスを「疲れてる」と拒否する。

 時を同じくして、喫茶店の店長として働く陽一は、妻とはまったく異なるタイプの新人バイト・三島結衣花(さとうほなみ)と唐突にキスしてしまう。その晩、陽一は珍しくみちに花をプレゼントし、体を求めるのだった……。

 長らく低調が続いている「木曜劇場」枠とあって、視聴率は振るわないものの、見逃し動画配信サービス「TVer」の「お気に入り数」では早くも75.1万人(21日現在)を記録。これは、TVerで配信されている4月期の連ドラ中、木村拓哉主演の同局「月9」ドラマ『風間公親―教場0―』(96万人)に次ぐ高い数字だ。

 センシティブな題材ゆえに、第1話放送後、ネット上では「いろいろな悩みを抱えてる方がいる中で、この時間帯に堂々と放送するのはどうかと思う。深夜でやるべき」「世の女性が、みんな主人公みたいな不満を持っていると勘違いされそう」とネガティブな意見も散見されたが、ドラマタイトルがTwitterでトレンド入りを果たすなど、大きな話題を呼んだのは間違いない。

 加えて、番組公式Twitterは、「パートナーから拒絶されることが どんなに辛くて苦しいことか、それが痛いほどわかるから」「結婚して妻になったら、夫以外誰にも見てもらえなくなるんですよ」をはじめ、劇中の印象的なセリフを画像化して配信。Twitter上で拡散されることにより、宣伝効果を上げているようだ。

 一方、田中のキャスティングに関しては、「演技のうまい俳優たちの中で、1人だけ浮いてる。ミスキャストでは?」「悪くないんだけど、演技が本業の役者で見たかったな」といった不満の声も目立つ。

 『昼顔』に置き換えるとすれば、田中演じる楓は、伊藤歩が演じた北野乃里子のポジションに当たり、かなり重要な立ち位置といえるが、田中は良くも悪くも「田中みな実」としてのパブリックイメージが強すぎるためか、役になじんでおらず、「合わない」と違和感を覚える人は少なくないようだ。

 なお、第2話では、誠の母・幸恵役として大塚寧々が登場。34歳の岩田と54歳の大塚は20歳差であるため、親子役を演じても不思議ではないが、大塚が若々しい見た目であるためか、「なんか衝撃なんだけど……」「お姉さん役じゃなくて母親役なの? 俺だけ時間止まってんのか?」と驚がくする視聴者が続出。

 同枠で14年10月期に放送された『ディアシスター』では、大塚と同い年の夫・田辺誠一が、岩田演じる櫻庭永人の兄役を演じていたが、これも前述のような驚きの反応が相次いだ一因かもしれない。

 フジの戦略通り、セリフに「名言が多い」と話題になりつつある『あなたがしてくれなくても』。『昼顔』が当時、多くのメディアから「社会現象化した」と言われたように、同作もブームを起こせるだろうか。

芳根京子&重岡大毅『それパク』第2話、歴代ワースト更新? 敗因は「インパクト不足」か

 芳根京子が主演を務める『それってパクリじゃないですか?』(日本テレビ系)の第2話が4月19日に放送され、世帯平均視聴率4.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録。初回の6.0%から1.5ポイントダウンし、ネット上では「爆死確定」との声も上がっている。

 同作は、知的財産権をテーマにした奥乃桜子氏による小説『それってパクリじゃないですか? ~新米知的財産部員のお仕事~』(集英社)が原作。情報漏洩の疑いをかけられた飲料メーカー“月夜野ドリンク”の開発部員・藤崎亜季(芳根)と、知的財産のプロ・北脇雅美(ジャニーズWEST・重岡大毅)がバディを組み、ライバル会社に奪われた特許を取り戻すため奮闘する物語だ。

 同ドラマは、同日にスタートした裏番組『わたしのお嫁くん』(フジテレビ系)との視聴率争いが注目されているが、12日放送の第1話は『わたしのお嫁くん』が6.1%だったのに対し、『それってパクリじゃないですか?』は6.0%と、ほぼ同率でスタート。

 しかし、第2話では、『わたしのお嫁くん』が6.4%まで上昇したのに対し、『それってパクリじゃないですか?』は前出の通り4.5%まで急落。この数字は、1985年にスタートした「水曜ドラマ」枠において、単話の視聴率が公開されている全作品中、歴代ワースト記録にあたるものとみられる。

 また、芳根が民放キー局でドラマ主演を務めるのは、2018年1月期の「月9」ドラマ『海月姫』(フジテレビ系)以来であるが、同作は「月9」枠において歴代ワースト記録となる全話平均6.1%を記録。

 かねてより、ネット上では「脇役で光るタイプ」という意見もある芳根だが、この先も低調が続いた場合、「低視聴率俳優」のレッテルを貼られかねない酷な状況だろう。

 ちなみに、同作は重岡の出演シーンが多いことから、ネット上では「重岡とダブル主演でもよかったのでは?」と指摘するジャニーズファンも一部見られる。ただ、この先、低調が続く可能性を思えば、汚名を着せられることを回避したともいえそうだ。

 なお、第2話では、亜季、部長の熊井崇(野間口徹)、親会社から出向となった北脇の3人を立ち上げメンバーとして、知的財産部を新設。亜季は、特許に詳しい弁理士・又坂市代(ともさかりえ)らの力を借り、知財についての勉強をスタートさせる。

 そんな中、月夜野ドリンクの主力商品「緑のお茶屋さん」とロゴやパッケージがそっくりなチョコレート「緑のおチアイさん」が存在することが発覚。亜季は早速、販売元である落合製菓に出向くも、お客さんを喜ばせたい一心で菓子作りを続けてきた社長・落合順吉(でんでん)の人柄に触れ、「悪気のないパロディ」だから許してあげられないかと考える。

 しかし、月夜野ドリンクの社長・増田一朗(赤井英和)は、「看板商品をパクるな」と裁判を指示。悩んだ末、知財部は折衷案として、落合製菓にOEM(業務委託)を提案したのだった。

 心温まるハッピーエンドであったが、ネット上では「OEMっていうの勉強になった~。優しい結末でよかったな」「万人受けしない題材なのに、ちゃんと面白かった!」と好意的な声がある一方、「悪くはないんだけど、なんかパンチが足りないな、このドラマ」「法律に興味があるから見始めたけど、よくある人情ドラマって感じ。地味な知財問題をドラマにするのは、やっぱり厳しいのかな」と、インパクト不足を指摘する声も散見される。

 見逃し無料配信動画サービス「TVer」では、「お気に入り数」が39.3万人(4月21日現在、以下同)を数え、67.7万人の『わたしのお嫁くん』に差をつけられている『それってパクリじゃないですか?』。これ以上、ワースト記録を更新しないことを祈りたい。

『unknown』は、現代版ときめきトゥナイトか? 第1話が「思ってたのと違う」ワケ

 高畑充希と田中圭がダブル主演を務める火曜午後9時台の連続ドラマ『unknown』(テレビ朝日系)が4月18日にスタート。第1話の世帯平均視聴率は7.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)で、前クールの同枠『星降る夜に』の初回7.7%から微減した。

 同ドラマは、『おっさんずラブ』シリーズ(同)や『恋はDeepに』(日本テレビ系)の徳尾浩司氏が脚本を手掛けるオリジナル作品。連続殺人事件が起こる町を舞台に、秘密を抱えたカップルの愛を描く本格ラブ・サスペンスで、同作のために『おっさんずラブ』のスタッフが再集結したという。

※以下、『unknown』第1話のネタバレを含みます。

 第1話では、吸血鬼であることを隠しながら生きてきた週刊誌記者・闇原こころ(高畑)と、バツイチの交番警察官・朝田虎松(田中)が出会い、交際を開始。1年後、互いに結婚を意識する中、虎松が世話を焼いている駄菓子屋の店主・今福梅(木野花)の自宅で火事が発生する。

 中に取り残された梅を助けるために突入した虎松は、彼女を助けた代わりにタンスの下敷きになってしまうが、駆けつけたこころが吸血鬼ゆえの怪力で救出。「なんであんな重いものを……」と驚く虎松に、こころが「私ね、吸血鬼なんだ。それでも好きでいてくれる?」とカミングアウト。虎松はそれを受け入れ、後日「結婚しよっか」とプロポーズする。

 一方、2人が暮らす春陽町では、“血を抜かれた遺体”が発見される殺人事件が発生。遺体のそばには、吸血鬼のイラストと謎の数字が残されていた……。

 随所にシリアスさが漂いつつも、主人公の父・海造(吉田鋼太郎)が典型的な吸血鬼スタイルである“黒いマント”にこだわっていたり、こころが会社で“血液タブレット”を隠れて食べたりと、漫画のようなファンタジー描写が際立っていた同作。

 放送前には、ネット上で「吸血鬼っていう設定いるか?」と不安視する声が目立ったが、始まってみると「真面目路線のサスペンスかと思ってたら、思いっきりファンタジーでワクワクした!」「思ってたのとだいぶ違ったけど、めちゃめちゃ面白い!」」と好意的な感想も多いようだ。

 また、主要な登場人物の設定や、こころと海造のコミカルなやりとりから、吸血鬼と狼女を両親に持つ少女・江藤蘭世が主人公の大ヒット少女漫画『ときめきトゥナイト』(集英社)を想起した視聴者も少なくなかった様子。そのため、「『unknown』って、現代版『ときめきトゥナイト』じゃん!」「鋼太郎さんのキャラが、『ときめきトゥナイト』の蘭世パパみたいだった」といった指摘も散見される。

 同作のように、主人公が突飛な設定の連ドラといえば、互いに忍者であることを隠しながら結婚生活を送る夫婦を描いた菜々緒主演『忍者に結婚は難しい』(フジテレビ系)が記憶に新しい。

 さらに、主演の深田恭子が泥棒一家の娘を好演した『ルパンの娘』(同)は、ファンタジックな世界観とキャストの振り切った演技が話題を呼び、シリーズ化も果たしている。

 一方、不評だったのが、前出の『恋はDeepに』。“実は人魚”である海洋学者・渚海音(石原さとみ)と、不動産企業の御曹司・蓮田倫太郎(綾野剛)の恋模様が描かれた同作だが、放送当時、「突飛すぎて、ドラマの世界観に入り込めない」「全体的にコントに見える」と否定的な意見も目立った。

 『unknown』も同じく徳尾氏の脚本ではあるが、今回はテレ朝らしいバランスの取れた演出や演者のナチュラルな演技のおかげで、設定の違和感はかなり軽減されるのではないだろうか。

 「究極の愛」という大きなテーマを掲げ、初回から制作陣の意欲が感じられた『unknown』。今のところ『恋はDeepに』の二の舞いは回避できそうだ。

『王様に捧ぐ薬指』第1話、橋本環奈はミスキャストか? 視聴者から“菜々緒コール”

 橋本環奈が主演を務める連続ドラマ『王様に捧ぐ薬指』(TBS系)が4月18日にスタート。第1話の放送後、主演のキャスティングをめぐり、ネット上は“菜々緒コール”が巻き起こった。

 同ドラマは、「プチコミック」(小学館)で2014~17年に連載された同名人気漫画が原作。家族を守るために結婚を選んだ“ド貧乏シンデレラ”羽田綾華(橋本)と、結婚式場「ラ・ブランシュ」を立て直すため、好きでもない女性との結婚を選んだ“ツンデレ御曹司”新田東郷(Hey!Say!JUMP・山田涼介)が繰り広げる胸キュンラブコメディで、橋本にとって地上波連ドラ初主演作となる。

※本記事は『王様に捧ぐ薬指』第1話のネタバレを含みます。

 第1話では、絶世の美女ゆえにトラブルが絶えない綾華が、「ラ・ブランシュ」の代表取締役・東郷から呼び出され、「最高に嫌な女だな。俺と結婚してくれ」と突然プロポーズされる。

 東郷から1000万円を受け取り、契約結婚することになった綾華。結婚式には、“綾華のせいで結婚が破談になった”と主張する女性がカミソリを持って現れるが、綾華は咄嗟にこの女性を抱きしめ、「人生を無駄にしないで」と諭す……という展開だった。

 橋本と山田による2度のキスシーンが反響を呼んだ初回だが、ネット上では「原作と別物。ここまで違うと、もはやオマージュだよね」「原作を読んだことあったのに、全然違うから同じ作品だって気づかなかった」など、原作と比べる声が続出。

 また、原作の綾華と東郷はスラっとしたスタイルが特徴的で、どちらかというと“かわいい系”のルックスである橋本と山田には、放送前からネット上で「ミスキャスト」という指摘が多数飛び交っていた。実際、第1話放送後も「橋本と山田は高校生カップルにしか見えない。菜々緒と向井理のイメージ」「綾華は菜々緒がいい」とキャスティングへのブーイングが相次いでいた。

 ただ、「原作と違うけど、これはこれでアリ」「橋本と山田がいがみ合ってるシーンがかわいい」「やっぱり山田は、こういうコミカルな作風が合う」と好意的な声も。原作を知らない視聴者には、概ね好評なようだ。

 なお、第1話の世帯平均視聴率は7.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録。同枠で前クールに放送されていた『夕暮れに、手をつなぐ』の初回8.0%を0.5ポイント下回ったが、「火曜ドラマ」枠としてはまずまずの滑り出しといえそうだ。

 原作の雰囲気とはかけ離れているものの、明るいラブコメディとしては高評価を得そうな『王様に捧ぐ薬指』。今後の視聴率の推移に注視したい。

『教場0』第2話、ツッコミ続出の犯行シーンとは? 春ドラマの目玉も「雑すぎる」

 木村拓哉が主演を務める“月9”ドラマ『風間公親-教場0-』(フジテレビ系、以下『教場0』)。第2話が4月17日に放送され、ネット上では、殺人事件の犯行シーンにツッコミが続出する事態となった。

 『教場0 刑事指導官・風間公親』『教場X 刑事指導官・風間公親』(ともに小学館)を原作に、主人公・風間公親(木村)の警察学校赴任前の前日譚が描かれる『教場0』。2020年と21年に新春スペシャルドラマとして放送された人気シリーズ初の連続ドラマ版で、放送前から“春ドラマの目玉”として話題だ。

※以下、『風間公親-教場0-』第2話のネタバレを含みます。

 第2話では、不登校児・佐柄研人(川原瑛都)の母で溶接作業員の美幸(宮澤エマ)が、研人の担任教師・諸田伸枝(山田キヌヲ)を道端で殺害後、校庭に遺棄する事件が発生。

 美幸は犯行前、小学校に設置されているブロンズ像が手にする本を切断しており、その“本”でコンビニから出てきた諸田の後頭部を殴打。遺体を車のトランクへ入れて小学校に移動した後、自身のアリバイを作るため、ブロンズ像と凶器の“本”を溶接することで犯行現場を偽装した。

 その後、新人刑事・瓜原潤史(赤楚衛二)が研人の同級生の保護者に事情を聞いて回ると、諸田が研人へのイジメを児童にけしかけていたことが発覚。そして、風間のアドバイスも手伝って、美幸が犯人であるという証拠にい行き着く……。

 このように、コンビニ近くの道端で頭を殴り、小学校でアーク光(溶接中に発生する強烈な光)を発しながら凶器の溶接を行うという大胆不敵な犯行が描かれた第2話。

 それでも目撃者がいないのは、“犯行時に濃霧注意報が出ていたから”という理屈のようだが、ネット上では「そんな濃い霧なら車の運転もできないのでは?」「こんなに移動してるのに、今時どの防犯カメラにも映らないのは現実的じゃない」と物議を醸すことに。

 このほかにも、「肩に遺体をかついだり、どこかから電源を取って溶接したり、女性1人でこんな大がかりな犯行は無理では?」「瓜原は、なんでわざわざ息子や小学生が見てる前で、犯人の母親を問い詰めるの?」など、ネットユーザーから疑問の声が飛んだシーンはいくつもあった。

 中には、「重厚な雰囲気を醸してる割には、謎解きがいろいろ雑すぎ!」「視聴者にツッコませるために、わざとやってるとしか思えない」といった呆れた声も散見される。

 なお、第2話の世帯平均視聴率は10.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)。10日に放送された第1話の12.1%より1.4ポイントダウンした。

 第1話の展開に対しても、同様にツッコミが続出していた『教場0』。早くも多くの視聴者から“ネタドラマ”と認識されているようだが、それに甘んじたままでこの先も“視聴率2ケタ”をキープできるだろうか。

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『あなたがしてくれなくても』初回5.8%と低調も……TVerお気に入り数に見る“意外な事実”

 奈緒主演の連続ドラマ『あなたがしてくれなくても』(フジテレビ系)が4月13日にスタートし、第1話の世帯平均視聴率は5.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録。同枠で前クールに放送されていた菜々緒主演『忍者に結婚は難しい』の初回7.0%を、1.2ポイント下回った。

※本記事は『あなたがしてくれなくても』初回のネタバレを含みます。

 同ドラマの原作は、「漫画アクション」(双葉社)で連載中のハルノ晴氏による同名漫画。夫婦のセックスレスがテーマであり、同ドラマを放送する「木曜劇場」枠で、2014年7月期に放送された上戸彩主演ドラマ『昼顔~平日午後3時の恋人たち~』のスタッフが、9年ぶりに再集結したという。

 初回の序盤では、主人公・吉野みち(奈緒)が夫・吉野陽一(永山瑛太)の股間に手を伸ばすも、「明日しよう」と拒否される。その後も気持ちのすれ違いが続き、みちは「もう2年もしてないんだよ!」と訴えるが、陽一に「みち、性欲強くない?」と引かれてしまうのだった。

 そんなみちは、会社の上司・新名誠(岩田剛典)にこの悩みを告白。すると後日、新名から「うちもセックスレスなんだ!」と、ファッション誌副編集長である妻・楓(田中みな実)との関係に悩んでいることを伝えられる……という展開だった。

 セックスレスに陥った男女の苦悩が生々しく描写される同作だが、ネット上では「原作を読んで『実写化なんてできるの?』って心配だったけど、奈緒や瑛太が自然に演じてて、見応えあった」「少子化の今、背を向けがちな問題をドラマ化するのは大賛成」と好意的な声が上がっている。

 一方で、デリケートな題材ゆえか、「いろいろな悩みを抱えてる方がいる中で、このようなテーマを堂々とテレビで放送するのはどうかと思います」「このドラマのせいで、世の女性がみんな主人公みたいな不満を持っていると勘違いされそう」とネガティブな意見も散見され、賛否が飛び交っている状況だ。

 さらに、初回では主人公が下着姿になるシーンや、「いいなあ、片山さん、またセックスしたんだ」といった大胆なセリフも飛び交ったため、「この時間にやるドラマか?」「深夜にしてほしい」と放送時間帯に対する批判もある様子。そのせいか、初回の世帯平均視聴率は前述の通り低調だ。

 しかし、注目度の指針の一つであるTVerの「お気に入り数」は、意外にも37万人を突破(4月14日時点)している点に注目したい。

 これは、同日にスタートした桐谷健太主演『ケイジとケンジ、時々ハンジ。』(テレビ朝日系)の16.7万人を2倍以上も上回る数字だ。テーマがテーマだけに、家族と一緒にテレビでリアルタイム視聴をするのではなく、スマホでこっそり見たい層が多い……ということなのかもしれない。

 ネット配信での強さを見せつけた『あなたがしてくれなくても』。今後もTVerでの“伸び”に注視したい。