広瀬すず『anone』9.2%の厳しいスタート! 「舌足らずのぶりっ子演技」に視聴者イライラ?

 広瀬すず主演の連続ドラマ『anone』(日本テレビ系)が1月10日に放送を開始し、初回の平均視聴率は9.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)だったことが明らかに。2ケタ割れの厳しいスタートとなったが、「次週はさらに数字を落としそうだ」(芸能ライター)と、みられている。

「同作は、広瀬演じる主人公の『ハズレ』こと辻沢ハリカが、老齢の女・林田亜乃音(田中裕子)と出会い、“真実の人間愛”を見つけていく物語。これまでに日テレのヒット作『Mother』(2010年)や『Woman』(13年)を手がけた坂元裕二氏の脚本ということでも注目を集めていました」(同)

 第1話では、ハリカが同じネットカフェで寝泊まりする笠木有紗(碓井玲菜)、網島美空(北村優衣)とともに、路上に捨てられていたという札束入りのバッグを拾いに行く。美空の行動がきっかけで、3人はバラバラになってしまうも、ハリカは幼少の頃に祖母・為貝真砂子(倍賞美津子)と過ごした森の家を発見。そこで、自身の記憶が間違っていたと気付き、実際は祖母の経営する更生施設で虐待を受けていたことを思い出す……といった展開だった。

「ドラマが放送される日テレの『水曜ドラマ』枠は、昨年10月期の綾瀬はるか主演『奥様は、取り扱い注意』が初回11.4%を記録していたほか、同7月期の高畑充希主演『過保護のカホコ』も第1話は11.6%、同4月期の沢尻エリカ主演『母になる』も10.6%スタートと、長らく2ケタ台発進が続いていました。広瀬の『anone』は坂元氏とのタッグとしても期待されていただけに、出だしでつまずいてしまった感が否めません」(同)

 ネット上には「面白かった」との声もあるが、「話がわかりづらい」「好き嫌いが別れそうな内容」といった見解を示す者も。

「また、広瀬については『ショートヘアが美少年みたいで素敵!』といった好意的なコメントがある一方、『広瀬のセリフが聞き取りづらかった』との指摘も目立ちます。役柄的に、ボソボソとしゃべるキャラクターのようですが、それ以前に『滑舌が悪い』『いつも舌足らずなしゃべり方で、ぶりっ子っぽく聞こえる』『もっとクールな感じを想像してたからガッカリ』という書き込みも少なくありません」(同)

 そのほか、本作にはスマホのチャットを使ったやりとりのシーンが多く、「見づらい」「せっかく面白そうなドラマなのに、セリフとかチャットの内容に気を取られて集中しづらい」などの意見も飛び交っている。この様子では、第2話以降はさらに視聴者が減るかもしれない。

大みそか『紅白』の裏番組視聴率……テレ東が下克上果たし民放2位! “ビリ”は井岡一翔が消えたTBS『KYOKUGEN』

 昨年大みそかの『第68回NHK紅白歌合戦』の視聴率は、第1部(午後7時15分~8時55分)こそ、35.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)で、前年より0.7ポイント微増したが、第2部(午後9時~11時45分)は、今年9月に引退する安室奈美恵や、桑田佳祐の特別出演があったものの39.4%で、前年比0.8ポイント減。これは2部制となった1989年以降では、2015年の39.2%、04年の39.3%に次ぐ歴代ワースト3位で振るわなかった。

 一方、『紅白』裏の民放では、日本テレビ系『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!大晦日年越しSP絶対に笑ってはいけないアメリカンポリス24時!』が第1部(午後6時30分~9時)で17.3%、第2部(午後9時~深夜0時30分)で16.3%をマークして、8年連続で貫禄のトップを守った。前年と比べると、第1部が0.4ポイント減、第2部が0.2ポイント増でほぼ横ばい。マンネリを叫ばれながらも、同番組の強さは不変。

 一気に浮上して見事に下克上を果たしたのは、16年はビリだったテレビ東京だ。3年ぶりにゴールデン帯に復活した『第50回年忘れにっぽんの歌』(午後4時~10時)が8.4%を獲得して、6年ぶりに民放2位の座を奪取。大みそかの夜では異例のドラマ放送となった『孤独のグルメ』(午後10時~11時30分)は4.6%を記録し、同時間帯では日テレ、テレビ朝日に次いで民放3位と健闘した。

 前年は『ウソのような本当の瞬間!30秒後に絶対見られるTV~大みそかは、世界の果てでお風呂に入ろうSP』が2.5%、田口良一、内山高志のW世界戦を中継した『大晦日ボクシングスペシャル THE BEST OF BEST』が3.9%と爆死したが、編成の見直しが功を奏した。同局では、16年まで大みそかの夜に6年連続でボクシング中継を行ってきたが、昨年は“オトナの事情”で放送することができなくなった。だが、視聴率的には禍転じて福となした格好。

 民放3位は、4年目のテレビ朝日系『くりぃむVS林修! 年越しクイズサバイバー2017』で、第1部(午後6時~7時)が6.8%、第2部(午後7時~9時)が5.2%、第3部(午後9時~11時45分)が4.9%、第4部(午後11時45分~深夜1時)が6.4%で、すべての時間帯で2年連続ダウンした。ただ、第1部は『紅白』が始まる前で、純粋に『紅白』の裏では第2部の5.2%が最高で、実質的には最下位だった。企画もマンネリで視聴率はジリ貧状態で、2ケタには遠く及ばないだけに、今年は新たな特番にチェンジする決断を迫られそうだ。

 3年目となったフジテレビ系『RIZIN FIGHTING WORLD GP 2017 バンダム級トーナメント&女子スーパーアトム級トーナメント 2ND ROUND/FINAL ROUND』は、第1部(午後6時30分~7時30分)が4.8%、第2部(午後7時30分~9時30分)が6.4%、第3部(午後9時30分~10時50分)が6.2%、第4部(午後10時50分~11時45分)が4.3%で民放4位。

 視聴率は過去3年で最低だったが、何といっても、格闘技ファン以外にも名が通用する選手の出場がミルコ・クロコップくらいしかおらず、当然の結果ともいえる。“売り”は女芸人・野沢直子の娘、真珠・野沢オークライヤー、“ツヨカワ女王”RENA、“キック界の新星”那須川天心、“元UFC戦士”堀口恭司らの試合だったが、いかんせんマニアックすぎて一般の視聴者には響かなかった。

『RIZIN』は今年も大みそか興行の開催がすでに決定しており、フジで中継することが有力。予算の問題はあろうが、全盛期の『PRIDE』のように、世間に通用する知名度ある選手をラインナップしないかぎり、大きな視聴率アップは望めそうにない。

 前身番組である11年の『ビートたけしの勝手にスポーツ国民栄誉SHOW』時代を含め、7年目となったTBS系『KYOKUGEN』は、第1部(午後6時~7時50分)が5.9%、第2部(午後7時50分~10時15分)が5.9%、第3部(午後10時15分~11時)が4.0%、第4部(午後11時~11時35分)が2.2%で民放最下位に陥落した。

 もともと同番組は、発祥から後のボクシング3階級制覇王者・井岡一翔の試合中継が目玉になっていた。その成果は上々で、井岡の試合の時間帯では、12年には11.9%、13年には14.5%の高視聴率を獲得した。ところが、昨年は井岡が世界王座を返上し、大みそかの試合が中止となり、代わりに田口、木村翔、京口紘人の3大世界戦をテレ東から強奪して中継したが、その時間帯は5.9%と振るわなかった。

 第3部では引退したフィギュアスケート・浅田真央の演技を生放送したが、4.0%しか取れず、同時間帯でも民放ビリ。さらに、午後11時過ぎから井岡の電撃引退会見を生放送したが、事前の周知がなされていなかったことが響いたか、2.2%で断トツ最下位だった。井岡は新たな道にチャレンジする意向を示すとともに、復帰の可能性がゼロではないことを明かした。今年も同局が『KYOKUGEN』を継続するなら、井岡のサプライズ復帰戦くらいの“弾”を用意しないかぎり、苦戦は免れそうにない。

 総じて、民放では、日テレ『ガキ使』の変わらぬ独走と、テレ東の健闘ぶりが目立ったが、ほかの3局は、テコ入れ、見直しを図らないと、今年もまた惨敗するのは必至だ。(文=田中七男)

2017年、一番ダメだったドラマ枠は? 連ドラ“局別・枠別”ランキング

 2017年の民放連続ドラマが、全て終了した。12月24日放送のTBS日曜劇場『陸王』(役所広司主演)最終回は20.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と大台を突破し、有終の美を飾ったが、翌25日オンエアのフジテレビ月9ドラマ『民衆の敵~世の中、おかしくないですか!?~』(篠原涼子主演)最終回は、枠史上ワーストの4.6%を記録してしまい、まさにくっきり明暗を分けた。

 ここでは、民放プライム帯の連続ドラマの局別/枠別の平均視聴率を発表。フジの低迷と共に、テレビ朝日の強さを如実に示す結果となった。

 テレ朝は『相棒』(水谷豊主演)『科捜研の女』(沢口靖子主演)、『ドクターX~外科医・大門未知子~』(米倉涼子主演)などの人気ドラマシリーズを数多くオンエアし、それらがことごとくヒットしたことで、ぶっちぎりトップ。これは、視聴率がよかったドラマを次々にシリーズ化してきた編成の勝利といえそうだ。ただ、今年放送された新規ドラマは『就活家族~きっと、うまくいく~』(三浦友和主演)と『黒革の手帖』(武井咲主演)の2作だけ。マンネリに陥らないためにも、今後新たなドラマへチャレンジする姿勢も必要だろう。枠別では、全ドラマで唯一平均視聴率が20%を超えた『ドクターX』を放送した「木9」がトップ。2クール放送する『相棒』の「水9」も3位と強かった。

 TBSは看板枠の「日曜劇場」に加え、かつては視聴率1ケタ続きだった「火10」枠で、数字を取れるようになったのが大きい。「日曜劇場」は『A LIFE~愛しき人~』(木村拓哉主演)『小さな巨人』(長谷川博巳主演)『陸王』の3作が高視聴率を獲得し、枠別2位で面目を保った。

 日本テレビは「水10」こそ好調だったが、ほかの2枠の不振が響いた。「土曜ドラマ」は4月期より、『嵐にしやがれ!』と放送時間を入れ替え、「土9」から「土10」に移動したが、2ケタに乗せることがまるでできず、その成果は得られなかった。日曜午後10時半開始の「日曜ドラマ」に至っては、10月期の『今からあなたを脅迫します』(ディーン・フジオカ、武井咲主演)が平均6.2%に沈むなど、低迷が続いており、枠移動も一考すべきだろう。

 

 視聴率不振が続くフジでは、『嘘の戦争』(草なぎ剛主演)『CRISIS 公安機動捜査隊特捜班』(小栗旬主演)『コード・ブルー~ドクターヘリ緊急救命~THE THIRD SEASON』(山下智久主演)の3作が2ケタに乗せたが、ほかのドラマが低調。看板枠の「月9」は『コード・ブルー』以外の3作が爆死となり、枠別7位で、枠自体の存続が上層部で議論されそうな雲行きだ。TBS「日曜劇場」の裏で苦戦が続いていた「日9」枠は、不振続きで7月期をもって廃止された。

 テレビ東京の「金8」ドラマは、1~7月期までは、人気シリーズの『三匹のおっさん3〜正義の味方、みたび!!〜』(北大路欣也主演)『釣りバカ日誌 Season2〜新米社員 浜崎伝助〜』(濱田岳主演)『警視庁ゼロ係~生活安全課なんでも相談室~SECOND SEASON』(小泉孝太郎主演)を放送して健闘。しかし、10月期の『ユニバーサル広告社』(沢村一樹主演)が、固定ファンの評価こそ高かったものの、平均3.99%と大爆死を喫し、足を引っ張ってしまった。ただ、枠別では、フジ「日9」枠を上回り、なんとかビリは免れた。

 2018年はどんなドラマが放送されるか、今から注目されるところ。果たして、日テレやフジの巻き返しはなるだろうか?

 

<2017年民放プライム帯連続ドラマ 「局別」平均視聴率ランキング>

※2017年中に放送された連続ドラマのみが対象で、スペシャルドラマは対象外。計算式は(各ドラマの平均視聴率の合算)÷(ドラマ作品数)

1位  テレビ朝日   13.0%(12作品)
2位 TBS  10.7%(12作品) 
3位 日本テレビ  9.4%(12作品)
4位 フジテレビ 7.4%(15作品)
5位 テレビ東京 6.0%(4作品)

 

<2017年民放プライム帯連続ドラマ 「枠別」平均視聴率ランキング>

※2017年中に放送された連続ドラマのみが対象で、スペシャルドラマは対象外。計算式は(各ドラマの平均視聴率の合算)÷(ドラマ作品数)

1位  テレビ朝日「木9」        14.4%(4作品)
2位  TBS「日9」 13.5%(4作品)
3位 テレビ朝日「水9」 13.2%(4作品)
4位 テレビ朝日「木8」 11.8%(4作品)
5位 日本テレビ「水10」 11.2%(4作品)
6位 TBS「火10」 9.5%(4作品)
7位 フジテレビ「月9」 9.24%(4作品)
8位 日本テレビ「土9・10」 9.16%(4作品)
9位 TBS「金10」 9.08%(4作品)
10位    フジテレビ「火9」 8.4%(4作品)
11位    日本テレビ「日10:30」    

7.9%(4作品) 

12位 フジテレビ「木10」 7.9%(4作品)
13位 テレビ東京「金8」 5.98%(4作品)
14位 フジテレビ「日9」 5.6%(3作品)

 

(文=田中七男)

2017年もフジ大爆死! 『セシル』『櫻子』『大貧乏』連ドラワースト3の“明らかな敗因”

 フジテレビの凋落が報じられて久しい。2017年も、プライムタイム(午後7時~11時)放送の民放連続ドラマ(テレビ東京を除く)において、平均視聴率ワースト3位はフジテレビ系ドラマが独占。苦しい状況は、まだまだ続いているようだ。

「ワースト3位は、4~6月期の日曜午後9時に放送された、観月ありさ主演『櫻子さんの足下には死体が埋まっている』。同作は観月にとって、26年連続・30本目の連ドラ主演作になったのですが、平均視聴率5.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と悲惨な結果になりました。原作はアニメ化(TOKYO MXほか)もされた人気同名小説(KADOKAWA刊)だったものの、観月演じる主人公・九条櫻子は20代半ばの設定。当時40歳の観月がその役を演じるには無理があったようで、視聴者からは『完全にミスキャスト』『原作の年齢に合った女優を起用すべきだった』『昨年アニメを見ていたから違和感しかない』といった不評の声が飛び交う事態に。結局初回の6.9%から中盤までなだらかに視聴率を下げ、4%台を記録することもありました」(芸能ライター)

 ワースト2位は、『櫻子さん~』と同じ枠で前クールに放送されていた、小雪主演の『大貧乏』。平均視聴率は4.9%という大コケに終わった。

「『大貧乏』は、会社の倒産によって“大貧乏”に転落した七草ゆず子(小雪)が2人の子どもに支えられながら、会社倒産の裏側を暴いていくストーリー。小雪のフジ連ドラ初主演作として注目を集めていたのですが、貧乏という設定に無理があったようで『貧乏人に、小雪のようなサラサラツヤツヤのロングヘアのケアはできないと思う』『節約を考えたら、まずは髪を切るべき』などのツッコミが巻き起こりました。初回7.7%を記録したものの、第2話では4.4%まで数字が下落。また、回数を重ねるごとに“貧乏要素”が減りシリアスな展開が増えていったのですが『タイトルとお話が合ってなかった』『ホームドラマとしても、シリアスドラマにしても、全てが中途半端』と不評だったようです」(同)

 この『大貧乏』を抑えてワースト1位を記録したのが、7~9月期の木曜午後10時に放送された真木よう子主演『セシルのもくろみ』で平均視聴率は4.5%だった。

「初回放送に先駆け、主演の真木はTwitterを開始して同作を宣伝していましたが、結果は大爆死。視聴者からは真木に対して『演技とガリガリ具合が悪目立ちしてる』『こんなに演技へたくそだった? 主役がこれって大丈夫?』『最終回までに太った方がいいと思う。圧倒的に魅力を感じない』などネガティブな感想ばかり上がっていました。また『原作を読んだけど、主人公の雰囲気が全然違う。私が原作者だったら怒ってるレベル』『原作が好きで見たから、なんか残念。主人公はもっと地味でおとなしいイメージだったけど、ドラマだとガサツでうるさい感じ』『原作通りにすれば良かったのに……。全然ハマれないし、もう見ない』といった声も。初回放送直後から主演・脚本にブーイングが相次いだのが爆死の原因でしょう」(同)

『めちゃ×2イケてるッ!』や『とんねるずのみなさんのおかげでした』など、長寿バラエティ番組を終了させる大ナタを振るったフジテレビ。ドラマにも何かしらの改革があるのだろうか。

嵐・櫻井『先僕』5位惨敗、『ドクターX』『陸王』トップ独走! 1月ドラマ視聴率ランク 

 2クール連続で放送中の『相棒』『科捜研の女』(ともにテレビ朝日系)を除いた秋ドラマが、12月25日までにそれぞれ最終回を迎えた。今期の平均視聴率ランキングで首位を獲得したのは、言わずと知れた米倉涼子主演の大ヒットシリーズ『ドクターX ~外科医・大門未知子~』(同)。全10話の平均は20.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)で、秋ドラマ唯一の平均20%超えとなった。

 2012年にスタートして以降、毎シーズン高視聴率をマークしている『ドクターX』。今や『相棒』『科捜研の女』と並ぶテレ朝の看板ドラマになり、今回の第5シーズンは初回から20.9%のロケットスタートを切った。最終話直前の第9話のラストでは、米倉演じる主人公・大門未知子が倒れる場面があり、視聴者は騒然。最終話で25.3%という今シーズン最高記録を叩き出し、全話平均は20.7%となった。

 2位は役所広司主演の『陸王』(TBS系)で、全10話の平均は16.0%を記録。4回目となる「日曜劇場×池井戸潤」のタッグとなる今作は、老舗足袋業者・こはぜ屋が会社存続の危機を乗り越えながらもランニングシューズの開発に挑戦していく物語だった。役所、寺尾聰といった渋い顔ぶれのほかには、今をときめく旬の俳優・竹内涼真と山崎賢人も好演。初回で14.7%を獲得後は2ケタ台をキープし、最終回は20.5%で有終の美を飾った。

 3位に食い込んだのは、綾瀬はるかが主演を務めた『奥様は、取り扱い注意』(日本テレビ系)。元特殊工作員の菜美(綾瀬)が、町で起こるさまざまな事件を解決していくストーリーで、綾瀬のアクションシーンも見どころの1つとなった。11~14%を行き来し、全10話の平均は12.7%で完走。一部では続編や映画化の話も報じられていただけに、今後の展開に注目が集まっている。

 続いては、ワースト3作品をご紹介。不名誉な3位となってしまったのは、ディーン・フジオカと武井咲がW主演を務めた『今からあなたを脅迫します』(同)で、全9話の平均は6.1%だった。武井といえば、同作が始まる前の9月1日にEXILE・TAKAHIROとの結婚と自身が妊娠3カ月であると発表。武井の健康面を考慮しながら撮影が行われたと報じられ、物語が進むにつれて視聴者の視線も“おなか”に集中。視聴率は初回8.0%で始まったものの、2話で5.7%にまでダウン。第6話は4.9%と最低値を記録し、最終回も6.3%と2ケタには届かなかった。ディーン&武井にとって、今作の失敗がこの先のタレント活動に悪影響を及ぼす可能性もあるだろう。

 ワースト2位は全10話平均が5.7%に終わった井上真央主演の『明日の約束』(フジテレビ系)。不可解な死を遂げた男子高校生の謎を追うヒューマン・ミステリーで、井上は高校のスクールカウンセラー・藍沢日向役を演じた。井上は16年に所属事務所「セブンス・アヴェニュー」を退社しており、新事務所「アン・ヌフ」に移籍後、初の連ドラ主演作。初回は8.2%と、視聴率が悪いフジにしてはまずまずの数字を取るも、2話から4~6%を推移した。しかし、テレビ情報サイト「テレビウォッチャー」の調査(2,400人へのテレビ視聴アンケート)では、第7話で4.00の高満足度を達成したという。最終話までに視聴率は上昇しなかったが、ネット上には作品の内容を評価するコメントが多数見受けられた。

 そして最下位は、沢村一樹主演の『ユニバーサル広告社~あなたの人生、売り込みます!~』(テレビ東京系)。直木賞作家・荻原浩氏の人気小説が原作で、脚本も4~9月放送の朝の連続テレビ小説『ひよっこ』(NHK)を手掛けた岡田惠和氏が担当したほか、沢村、和久井映見、三宅裕司、エレキコミックのやついいちろうと、『ひよっこ』出演者がズラリ。もともと視聴率に恵まれない放送枠だけに、初回は4.4%と今期ドラマ最低のスタートを切り、最終話も深夜ドラマ並みの2.9%を記録。全7話の平均は4.0%だった。

 18年1月期は木村拓哉主演の『BG~身辺警護人~』(テレビ朝日系、木曜午後9時)や嵐・松本潤主演『99.9‐刑事専門弁護士‐SEASON II』(TBS系、日曜午後9時)をはじめ、人気女優・石原さとみ主演の法医学ミステリー『アンナチュラル』(TBS系、金曜午後10時)、広瀬すず主演『anone』(日本テレビ系、水曜午後10時)も放送前から話題となっている。ジャニーズ陣はHey!Say!JUMP・山田涼介主演の『もみ消して冬 ~わが家の問題なかったことに~』(同、土曜午後10時)とKAT-TUN・亀梨和也主演『FINAL CUT』(フジテレビ系、火曜午後9時)もあり、視聴率の戦いが楽しみなシーズンとなりそうだ。

【2017年秋ドラマ(午後8~10時台、民放5局)平均視聴率一覧】

1位『ドクターX ~外科医・大門未知子~』(テレビ朝日系・木曜午後9時)全10話/20.7%
2位『陸王』(TBS系・日曜午後9時)全10話/16.0%
3位『奥様は、取り扱い注意』(日本テレビ系・水曜午後10時)全10話/12.7%
4位『コウノドリ』(TBS系・金曜午後10時)全11話/11.9%
5位『先に生まれただけの僕』(日本テレビ系・土曜午後10時)全10話/8.7%
6位『監獄のお姫さま』(TBS系・火曜午後10時)全10話/7.7%
7位『民衆の敵~世の中、おかしくないですか!?~』(フジテレビ系・月曜午後9時)全10話/6.7%
8位『刑事ゆがみ』(フジテレビ系・木曜午後10時)全10話/6.5%
9位『今からあなたを脅迫します』(日本テレビ系・日曜午後10時30分)全9話/6.1%
10位『明日の約束』(フジテレビ系・火曜午後9時)全10話/5.7%
11位『ユニバーサル広告社~あなたの人生、売り込みます!~』(テレビ東京・金曜午後8時)全7話/4.0%

※平均視聴率は単純平均視聴率(全話合計÷放送回数)。小数点第二位以下を四捨五入。2クール連続で放送する『相棒』『科捜研の女』(ともにテレビ朝日系)はランキング対象外とする。

役所広司主演『陸王』20%超で、池井戸作品の争奪戦激化も……“門前払い”のテレビ局とは?

 役所広司が主演したTBS日曜劇場枠の『陸王』(日曜午後9時~)最終回(第10話)が12月24日、25分拡大で放送され、視聴率は20.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と初の大台超えを成し遂げ、有終の美を飾った。

 初回は14.7%でスタートし、以後14~16%と安定した数字で推移し、第8話では自己最高の17.5%をマーク。第9話は15.7%と伸び悩んだが、最終回では一気に大台突破を果たした。今年放送された民放連ドラの中で20%を超えたのは、米倉涼子主演『ドクターX~外科医・大門未知子~』(テレビ朝日系)を除けば、初の快挙となった。全話平均は16.0%で、今年1月期に同枠でオンエアされた、木村拓哉主演『A LIFE~愛しき人~』の全話平均14.6%をも上回ったのは、大いに評価されそうだ。

 同作の主人公・宮沢紘一(役所)は、老舗足袋業者・こはぜ屋の四代目社長。年々先細る足袋の需要から資金繰りに悩んだ末、これまで培った技術が生かせるランニングシューズ「陸王」の開発を始める。

 最終回では、フェリックスの御園丈治社長(松岡修造)が、業務提携を前提に、「5年での返済」という厳しい条件のもと3億円の融資をこはぜ屋に提案。一方、豊橋国際マラソンで、こはぜ屋が応援するランナーの茂木裕人(竹内涼真)は、サポート受けるアトランティスのシューズではなく、陸王を履いて臨み、ライバルの手塚直之(佐野岳)を破って勝利する。優勝インタビューで、「陸王を作ってくれた、こはぜ屋さんのおかげ」と発言したことで、陸王は大ヒット商品となり、工場、従業員を増やすほど業績がアップした。エンディングは、宮沢の息子・大地(山崎賢人)が、あこがれだったメトロ電業の内定を断って、こはぜ屋で働きたい意向を伝えるも、父はメトロ電業に就職することを勧めるという感動のシーンだった。

 『陸王』は、人気作家・池井戸潤氏の作品が原作。同氏の作品は近年次々にドラマ化され、TBS系『半沢直樹』(2013年/堺雅人主演)以降、ことごとくヒットしてきた。『陸王』も、TBS系『下町ロケット』(15年/阿部寛主演)の平均18.5%にこそ及ばなかったものの、高視聴率を獲得したことにより、テレビ業界では池井戸氏の作品を巡って、これまで以上のさらなる争奪戦が勃発するのは間違いなさそうだ。

「争奪戦といっても、これまでの実績からして、TBSとWOWOWが原作を手にする可能性が高い。ただ、『花咲舞が黙ってない』シリーズ(14、15年/杏主演)を放送した日本テレビ、『民王』(15年/遠藤憲一、菅田将暉主演)をオンエアしたテレビ朝日も黙っていないでしょう。しかし、フジテレビは、『ようこそ、わが家へ』(15年/嵐・相葉雅紀主演)で、主人公を変えた上、設定や登場人物などを原作とは大きく変えて、池井戸氏を怒らせた“前科”があるだけに、門前払いでしょうね」(テレビ誌関係者)

 お茶の間のドラマファンとしては、有料BSチャンネルのWOWOWより、地上波での放送が望ましいところ。むろん、空前のヒットとなった『半沢直樹』の続編が実現すれば、願ったりかなったりなのだろうが……。
(田中七男)

役所広司主演『陸王』20%超で、池井戸作品の争奪戦激化も……“門前払い”のテレビ局とは?

 役所広司が主演したTBS日曜劇場枠の『陸王』(日曜午後9時~)最終回(第10話)が12月24日、25分拡大で放送され、視聴率は20.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と初の大台超えを成し遂げ、有終の美を飾った。

 初回は14.7%でスタートし、以後14~16%と安定した数字で推移し、第8話では自己最高の17.5%をマーク。第9話は15.7%と伸び悩んだが、最終回では一気に大台突破を果たした。今年放送された民放連ドラの中で20%を超えたのは、米倉涼子主演『ドクターX~外科医・大門未知子~』(テレビ朝日系)を除けば、初の快挙となった。全話平均は16.0%で、今年1月期に同枠でオンエアされた、木村拓哉主演『A LIFE~愛しき人~』の全話平均14.6%をも上回ったのは、大いに評価されそうだ。

 同作の主人公・宮沢紘一(役所)は、老舗足袋業者・こはぜ屋の四代目社長。年々先細る足袋の需要から資金繰りに悩んだ末、これまで培った技術が生かせるランニングシューズ「陸王」の開発を始める。

 最終回では、フェリックスの御園丈治社長(松岡修造)が、業務提携を前提に、「5年での返済」という厳しい条件のもと3億円の融資をこはぜ屋に提案。一方、豊橋国際マラソンで、こはぜ屋が応援するランナーの茂木裕人(竹内涼真)は、サポート受けるアトランティスのシューズではなく、陸王を履いて臨み、ライバルの手塚直之(佐野岳)を破って勝利する。優勝インタビューで、「陸王を作ってくれた、こはぜ屋さんのおかげ」と発言したことで、陸王は大ヒット商品となり、工場、従業員を増やすほど業績がアップした。エンディングは、宮沢の息子・大地(山崎賢人)が、あこがれだったメトロ電業の内定を断って、こはぜ屋で働きたい意向を伝えるも、父はメトロ電業に就職することを勧めるという感動のシーンだった。

 『陸王』は、人気作家・池井戸潤氏の作品が原作。同氏の作品は近年次々にドラマ化され、TBS系『半沢直樹』(2013年/堺雅人主演)以降、ことごとくヒットしてきた。『陸王』も、TBS系『下町ロケット』(15年/阿部寛主演)の平均18.5%にこそ及ばなかったものの、高視聴率を獲得したことにより、テレビ業界では池井戸氏の作品を巡って、これまで以上のさらなる争奪戦が勃発するのは間違いなさそうだ。

「争奪戦といっても、これまでの実績からして、TBSとWOWOWが原作を手にする可能性が高い。ただ、『花咲舞が黙ってない』シリーズ(14、15年/杏主演)を放送した日本テレビ、『民王』(15年/遠藤憲一、菅田将暉主演)をオンエアしたテレビ朝日も黙っていないでしょう。しかし、フジテレビは、『ようこそ、わが家へ』(15年/嵐・相葉雅紀主演)で、主人公を変えた上、設定や登場人物などを原作とは大きく変えて、池井戸氏を怒らせた“前科”があるだけに、門前払いでしょうね」(テレビ誌関係者)

 お茶の間のドラマファンとしては、有料BSチャンネルのWOWOWより、地上波での放送が望ましいところ。むろん、空前のヒットとなった『半沢直樹』の続編が実現すれば、願ったりかなったりなのだろうが……。
(田中七男)

『民衆の敵』秘書のゲイ設定とハニートラップ展開に「色々詰め込みすぎ」の声

 12月25日夜9時から第10話・最終回が放送される篠原涼子主演の『民衆の敵~世の中、おかしくないですか!?~』(フジテレビ系)。視聴率は初回9.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)から下がっていき、第8話は5.3%と大低迷。しかし、第9話で7.0%と少しの盛り返しを見せた。

 同作は、家庭は円満だが質素な生活をしていた一児の母・佐藤智子(篠原)が主人公。息子の駿平(鳥越壮真)に、もっと良い生活をさせてあげたいという気持ちから高年収の市議会議員を目指し、議員就任後は、政治家としての自覚が徐々に芽生えていくというストーリー。第7話から、智子は市長を務めている。

 第9話では、智子と同じく新人議員・藤堂誠(高橋一生)が、智子に要請されていた副市長就任の話を了承する。藤堂は、智子と対立している市議会のドン・犬崎和久(古田新太)の派閥だったが、会見では犬崎を挑発するような発言をし、完全に決別したことが窺える。新たなスタートを切れると思った智子だが、ついに犬崎が本気で智子を潰しにかかるのだった。

 ある日のこと、智子は全く身に覚えのない不正献金疑惑をかけられてしまう。この疑惑は、犬崎派が捏造した“虚偽の事実”なのだが、綿密に練られた犬崎の作戦には穴がなく、智子は身の潔白を証明することができない。智子は、汚職疑惑が拭いきれずに失脚した前市長の河原田晶子(余貴美子)を思い出し、事実を確かめようと河原田に会いに行ってみると、やはり彼女も犬崎にハメられていたことがわかったのだ。

「河原田に関しては、犬崎派が仕掛けたハニートラップに秘書の男性が引っ掛かって、河原田に不都合な事実を作り出したようです。なお、この秘書の男性はゲイで、男のハニートラップに引っかかったようなのですが、その設定にネット上では『謎の設定』『なんか色々詰め込みすぎだろ』と疑問の声が続出しています」(芸能ライター)

 第10話では、不正献金疑惑などで人気が急落した智子に、ついに“民衆の敵”というレッテルが貼られることに。さらに、智子のママ友で新聞記者の平田和美(石田ゆり子)は、藤堂がまだ犬崎派かもしれないと助言をする。

 そんな中、智子のリコールに必要な署名がついに規定人数に達し、住民投票の日程も決まってしまうのだった。

「予告映像では、智子が藤堂に向かって『今までずっと、騙してたってこと?』と問いかけるシーンがあり、藤堂が何をしたのか注目が集まりそうです。しかし、犬崎が焦っているような場面も映し出されているため、どんな結末になるのか読めませんね」(同)

 果たして最後に笑うのは誰になるのだろうか。目の離せない展開に注目だ。

『陸王』最終回直前で方向性がブレブレ!? 「主人公が変わっちゃったよ」と視聴者困惑

 12月24日午後9時から最終回(第10話)が放送される、池井戸潤原作の役所広司主演ドラマ『陸王』(TBS系)。視聴率は、初回から14.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)のロケットスタートで、第8話は自己最高となる17.5%を記録している。

 同ドラマの主人公・宮沢紘一(役所)は、老舗足袋業者・こはぜ屋の四代目社長として日々奮闘していたが、年々先細る足袋の需要から資金繰りに悩んでいた。そこで新規事業への参入を考え、足袋製造でこれまで培った技術が生かせる“裸足感覚”を追求したランニングシューズ「陸王」の開発を始める。

 第9話では、「陸王」のソール素材の元となる“シルクレイ”製造機が壊れてしまい、製造費の1億円をどうにか集めようとしているところに、米国企業・フェリックスが接近。同社の御園社長(松岡修造)は、こはぜ屋の買収を考えているようで、この話に応じれば、すぐにでも3億円を出資する準備ができていると持ちかける。

 「陸王」の製造をどうしても続けたい宮沢は、ついに買収話に乗ることを決心。しかし、従業員のあけみ(阿川佐和子)たちから、思いがけない猛反発を食らい、意気消沈してしまう。

 一方の御園社長は、大手スポーツ用品メーカー・アトランティス社の小原(ピエール瀧)と接触。小原は、フェリックスがこはぜ屋を買収したあかつきには、シルクレイをアトランティス社に提供してくれるように持ちかけ、御園社長もまた、この商談に乗り気になる。

「第9話終盤で宮沢は、シルクレイをどうしても手に入れたい御園社長に対して、“買収ではなく業務提携を”と、強気の交渉に出ます。すると御園社長は激怒して宮沢と口論に発展するのですが、このシルクレイが主軸になっている展開に、ネット上では『足袋づくりの技術でランニングシューズを作る話じゃなかったの?』『シルクレイは、別にこはぜ屋が開発したものじゃないんだけどな』『陸王の存在が完全に霞んでる』『足袋屋の話だと思っていたら、シルクレイの話になっていた』『主人公が変わっちゃったよ』といった困惑の声が続出しています」(芸能ライター)

 第10話では、フェリックスとの交渉が破談に終わったこはぜ屋が、シルクレイの売り込み先を探し、興味を持ってくれそうな企業を駆け回ることに。

 そんな中、一度は「陸王」を履いてくれた実業団ランナーの茂木が、再びアトランティスのサポート選手となり、同社のシューズ・RIIを履くことを決意。そして、茂木にとって念願だった豊橋国際マラソンに出場することとなったのだ。

「予告映像を見ると、最終回でも第5話同様、茂木がRIIを履くのか、『陸王』を履くのかが重要なポイントになるようです。『第5話が物語のピークだった』といった感想も少なくないだけに、最終回では一味違う展開を期待したいですね」(同)

 果たして、こはぜ屋はどうなってしまうのだろうか。最終回の結末に注目が集まる。

『陸王』最終回直前で方向性がブレブレ!? 「主人公が変わっちゃったよ」と視聴者困惑

 12月24日午後9時から最終回(第10話)が放送される、池井戸潤原作の役所広司主演ドラマ『陸王』(TBS系)。視聴率は、初回から14.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)のロケットスタートで、第8話は自己最高となる17.5%を記録している。

 同ドラマの主人公・宮沢紘一(役所)は、老舗足袋業者・こはぜ屋の四代目社長として日々奮闘していたが、年々先細る足袋の需要から資金繰りに悩んでいた。そこで新規事業への参入を考え、足袋製造でこれまで培った技術が生かせる“裸足感覚”を追求したランニングシューズ「陸王」の開発を始める。

 第9話では、「陸王」のソール素材の元となる“シルクレイ”製造機が壊れてしまい、製造費の1億円をどうにか集めようとしているところに、米国企業・フェリックスが接近。同社の御園社長(松岡修造)は、こはぜ屋の買収を考えているようで、この話に応じれば、すぐにでも3億円を出資する準備ができていると持ちかける。

 「陸王」の製造をどうしても続けたい宮沢は、ついに買収話に乗ることを決心。しかし、従業員のあけみ(阿川佐和子)たちから、思いがけない猛反発を食らい、意気消沈してしまう。

 一方の御園社長は、大手スポーツ用品メーカー・アトランティス社の小原(ピエール瀧)と接触。小原は、フェリックスがこはぜ屋を買収したあかつきには、シルクレイをアトランティス社に提供してくれるように持ちかけ、御園社長もまた、この商談に乗り気になる。

「第9話終盤で宮沢は、シルクレイをどうしても手に入れたい御園社長に対して、“買収ではなく業務提携を”と、強気の交渉に出ます。すると御園社長は激怒して宮沢と口論に発展するのですが、このシルクレイが主軸になっている展開に、ネット上では『足袋づくりの技術でランニングシューズを作る話じゃなかったの?』『シルクレイは、別にこはぜ屋が開発したものじゃないんだけどな』『陸王の存在が完全に霞んでる』『足袋屋の話だと思っていたら、シルクレイの話になっていた』『主人公が変わっちゃったよ』といった困惑の声が続出しています」(芸能ライター)

 第10話では、フェリックスとの交渉が破談に終わったこはぜ屋が、シルクレイの売り込み先を探し、興味を持ってくれそうな企業を駆け回ることに。

 そんな中、一度は「陸王」を履いてくれた実業団ランナーの茂木が、再びアトランティスのサポート選手となり、同社のシューズ・RIIを履くことを決意。そして、茂木にとって念願だった豊橋国際マラソンに出場することとなったのだ。

「予告映像を見ると、最終回でも第5話同様、茂木がRIIを履くのか、『陸王』を履くのかが重要なポイントになるようです。『第5話が物語のピークだった』といった感想も少なくないだけに、最終回では一味違う展開を期待したいですね」(同)

 果たして、こはぜ屋はどうなってしまうのだろうか。最終回の結末に注目が集まる。