NHK『いだてん』、5.9%で大河史上ワースト更新……25話“連続1ケタ”で「異例すぎる」

 8月11日に放送されたNHK大河ドラマ『いだてん〜東京オリムピック噺〜』の第30話が、大河ドラマ史上最低となる5.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録した。日本人で初めてオリンピック選手となった金栗四三と、東京にオリンピックを招致した田畑政治の姿を描く同ドラマだが、第6話以降、25話連続で平均視聴率が1ケタ台となり、これまでの大河ワーストについても、第22話が6.7%を記録していた。このペースが続いていけば、不名誉な記録は今後も次々に塗り替えられていくこととなりそうだ。

 放送開始前から「大河で現代劇は厳しい」という声もあったが、フタを開けてみれば、下馬評をさらに下回る低視聴率ぶりとなった『いだてん』。

「すでに一部業界内では、題材が時代劇だったとしても、“大河枠”自体がオワコンと言われているのが実情です。大河ドラマのピークは1980年代で、30%台を連発していたものの、2010年代からは“不毛地帯”となってしまっています」(テレビ局関係者)

 歴代大河ドラマのワースト視聴率を振り返ると、94年の三田佳子主演『花の乱』第20話が10.1%を記録した後、12年の松山ケンイチ主演『平清盛』第45話が7.3%で更新。『いだてん』に関しては、すでに7.3%を4度も下回っている。

「全話平均視聴率のワースト1位は12.0%を記録した『平清盛』と15年の井上真央主演『花燃ゆ』、3位は12.7%で18年の鈴木亮平主演『西郷どん』となり、全て10年代の作品。ただ、『平清盛』や『花燃ゆ』にしても、10%を下回ったのは数話のみですし、大半が1ケタ台を記録する『いだてん』の低迷ぶりは異例すぎます」(同)

 なお、『いだてん』の最高視聴率は初回に記録した15.5%。前作『西郷どん』の初回視聴率15.4%を0.1ポイント上回ったものの、歴代ワースト3位。

「主演が中村勘九郎から阿部サダヲに交代した第二部が、第25話より始まったものの、今のところ視聴率に大きな変化はみられません。このままのペースでいくと、最低視聴率に加え、全話平均視聴率など大河ドラマのワースト記録を更新続けることになるでしょう」(同)

 残り20話となった『いだてん』だが、少しでも事態を好転させるきっかけは、果たして訪れるのだろうか。

『サイン』『ボイス』『TWO WEEKS』……韓国リメーク夏ドラマ、第2話で「視聴率暴落」のワケ

 各局が夏ドラマを絶賛放送中だが、初回から第2話にかけて、早くも視聴率がガタ落ちしてしまった作品が散見されるという。その1つが、業界関係者の間で期待値の高かった『サイン―法医学者 柚木貴志の事件―』(テレビ朝日系)だ。

「『サイン』は韓国ドラマのリメークで、日本法医学研究院を舞台とした“法医学サスペンス”。さまざまな事件の真相が明かされていく過程だけでなく、主人公の解剖医・柚木貴志(大森南朋)が、権力社会に立ち向かう姿も見どころです。テレビ業界内では『夏ドラマは数字を取りにくい』という定説があるものの、同ドラマに関しては期待が寄せられており、初回平均視聴率は14.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と、今夏の民放連ドラではトップの成績でした」(テレビ局関係者)

 ところが第2話は9.5%と、なんと4.8ポイントも急降下。ネット上には「大森や松雪泰子とキャストは豪華なのに、この作品には合ってない。違和感がすごいし、なんか演技まで微妙な気がする」「脚本の出来も悪い。韓国版オリジナルは面白かったのに、無理やりリメークしてるせいか日本版は雑な感じ……」「初回を見て、もういいやって思った。みんな同じだったんだな」「むしろ第2話で9%以上取れたことが驚き」などとネガティブな書き込みが飛び交っている。

「今期は日本テレビ系も韓国ドラマをリメークした『ボイス 110緊急指令室』(主演・唐沢寿明)を放送中。こちらも初回12.6%を獲得しましたが、第2話は8.4%と、一気に4.2ポイント下落しました。妻を殺された過去を持つ刑事・樋口彰吾(唐沢)が、ボイスプロファイラー・橘ひかり(真木よう子)らと協力して人々の命を救う同ドラマは、“タイムリミットサスペンス”と銘打たれていますが、ネットユーザーは『暴力シーンが多くて怖い』『残虐すぎて、見てると気持ち悪くなってくる……』といった印象を受けているようです」(スポーツ紙記者)

 また、「真木の滑舌が悪い」「真木が何言ってるのかわからないことが多くてイライラする」という指摘も。一応、同ドラマは第3話で10.7%まで回復しているが、今後も2ケタ視聴率を安定させられるかは怪しい。

 そして三浦春馬が主演する『TWO WEEKS』(フジテレビ系)も、初回8.4%から第2話で5.9%という、大幅下落となっている。

「先の2作と同様、こちらも韓国ドラマの焼き直しですが、本作に関してはそこまで批判的な声は聞こえてきません。数字が振るわないのは、単純に『フジドラマだから』という理由だと思われるものの、現状巻き返しが期待できる要素は『三浦春馬の歌唱力とダンス』。主題歌でありデビュー曲となる『Fight for your heart』を、三浦が音楽特番で披露した際には、ネット上で喝采を浴びていました」(芸能ライター)

 いずれも“出だし”は好調だっただけに、中盤以降の巻き返しに期待したいところだ。

大森南朋『サイン』1位、深田恭子と反町隆史はワースト入り! 7月期ドラマ初回ランク

 午後8~10時台に放送される民放の夏ドラマが、7月22日までにそれぞれスタート。視聴率では14.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を獲得した大森南朋主演のテレビ朝日系ドラマ『サイン―法医学者 柚木貴志の事件―』がトップに輝いた。

 大森にとって民放ドラマ初主演となった『サイン』は、韓国で2011年に放送された人気法医学サスペンスのリメーク作品。大森は「日本法医学研究院」という厚労省と警察庁共管の架空組織の解剖医・柚木貴志役で、権力に屈することなく真実と正義を追求する真っ直ぐな法医学者を演じている。ほかには松雪泰子、仲村トオル、飯豊まりえ、高杉真宙、西田敏行らが脇を固め、視聴者の間では「大森南朋がいい演技してる。次回も楽しみ」「めちゃくちゃシリアスなドラマだと思ってたら、くすっと笑えるシーンもあって楽しい」「大森南朋の毒舌と飯豊まりえの演技が良い」と、高評価が目立っていた。

 しかし、2話は9.5%で、初回から4.8%もダウン。上野樹里主演の月9ドラマ『監察医 朝顔』(フジテレビ系)と比較する声も上がり、「解剖モノなら『朝顔』の方が面白い」とするコメントも。その『監察医 朝顔』は、東日本大震災により母が行方不明となった過去を持つ新米法医学者・朝顔(上野)が、ベテラン刑事の父・平(時任三郎)とともに真相解明に挑んでいく物語。初回は13.7%でベスト2位に食い込み、2話目も12.3%と2ケタをキープしている。

 ジャニーズ事務所の俳優・風間俊介、ジャニーズJr.内ユニット・SixTONESの森本慎太郎も刑事役で出演。視聴者からは、「脚色も丁寧で、キャスティングも良い。説教臭い台詞で締めないのも良い」「淡々としてるのが月9っぽくなくて良かった」「震災の話がつらかった。気分転換に見るドラマじゃないな」「面白いんだけど、月曜から見るにはちょっとヘビー」など反応はさまざまだ。

 ベスト3位は、池井戸潤氏の原作をドラマ化した大泉洋主演の『ノーサイド・ゲーム』(TBS系)。大手自動車メーカー「トキワ自動車」のエリート社員である主人公・君嶋隼人(大泉)が工場に左遷され、社内の「お荷物」と呼ばれるラグビーチーム「アストロズ」のゼネラルマネージャーに就任するというストーリー。素人の君嶋がチームの再建に奔走する姿を描いていく。人気の池井戸作品とあって初回は13.5%と好発進したが、2話は11.8%と、1.7ポイント下降した。

 一方で、ワーストにはフジテレビ系とテレビ東京系のドラマがズラリと並んだ。ワースト3位は、揃って初回8.4%だった三浦春馬主演『TWO WEEKS』と深田恭子主演『ルパンの娘』(ともにフジテレビ系)。『TWO WEEKS』は韓国で13年に大ヒットしたドラマのリメーク版で、殺人の濡れ衣を着せられた主人公・結城大地(三浦)が、白血病の娘の命を救うために逃亡する2週間のタイムリミットサスペンス。かたや、横関大氏による同名小説(講談社文庫)が原作の『ルパンの娘』は、深田演じる泥棒一家“Lの一族”の娘・三雲華と、警察一家の息子・桜庭和馬(瀬戸康史)の恋を描くラブコメディだ。

 数字は低いながら、両作品とも視聴者からは好意的な感想が上がり、「期待せずに見たらめちゃくちゃ面白かった。今後の展開が気になる!」「『ルパンの娘』見て驚いた。ミュージカルに時代劇……と、いろんな名場面が詰まってる感じで面白い」と評判。最終話に向けて視聴者を増やしていけるのか? 今後の行方を見守りたい。

 ワースト2位は、小泉孝太郎&松下由樹がバディを組む刑事ドラマ『警視庁ゼロ係 ~生活安全課なんでも相談室~ SEASON4』(テレビ東京系)で、初回2時間スペシャルは6.7%だった。16年に1st SEASONがスタートし、今回で4作目となる人気シリーズ。安達祐実、TKO・木下隆行、戸塚純貴、片岡鶴太郎ら前作のキャストに加えて、新作は斉藤由貴、吉田栄作、宮川一朗太らが新レギュラーに。昨年の初回視聴率8.8%から約2%も数字を落としているが、4作目で打ち止めとならないよう、今後の数字上昇に期待だ。

 そして、今期のワースト1位は、もはや最下位常連となっているテレビ東京系の月曜午後10時台の「ドラマBiz」枠の作品。反町隆史が現役弁護士・村松謙一氏をモデルにした主人公・村越誠一を演じる『リーガル・ハート~いのちの再建弁護士~』で、初回は5.4%だった。ビジネスドラマ「ドラマBiz」枠は昨年4月に始まり、視聴者の評判は良いものの、放送枠自体がなかなか浸透していないのか、1ケタ前半の低視聴率が続いている。

 初回の記録を振り返ってみると、第1弾の『ヘッドハンター』(主演:江口洋介)は4.5%だったが、次の『ラストチャンス 再生請負人』(主演:仲村トオル)は6.1%と名誉挽回。しかし、以降も『ハラスメントゲーム』(主演:唐沢寿明)が5.2%、『よつば銀行 原島浩美がモノ申す!~この女に賭けろ~』(主演:真木よう子)は4.6%、『スパイラル~町工場の奇跡~』(玉木宏主演、)は3.5%と右肩下がりに。『リーガル・ハート』は昨年10月期以来の5%台で、同枠にしては期待できる数字。果たして、平均ランキングでは最下位を逃れられるだろうか?

【2019年夏ドラマ(午後8~10時台、民放5局)初回視聴率一覧】

1位『サイン―法医学者 柚木貴志の事件―』(テレビ朝日系・木曜午後9時) 14.3%
2位『監察医 朝顔』(フジテレビ系・月曜午後9時) 13.7%
3位『ノーサイド・ゲーム』(TBS系・日曜午後9時) 13.5%
4位『刑事7人』(テレビ朝日系・水曜午後9時) 13.2%
5位『ボイス 110緊急指令室』(日本テレビ系・土曜午後10時) 12.6%
6位『Heaven?~ご苦楽レストラン~』(TBS系・火曜午後10時) 10.8%
7位『凪のお暇』(TBS系・金曜午後10時) 10.3%
8位『偽装不倫』(日本テレビ系・水曜午後10時) 10.1%
9位『TWO WEEKS』(フジテレビ系・火曜午後9時) 8.4%
9位『ルパンの娘』(フジテレビ系・木曜午後10時) 8.4%
11位『警視庁ゼロ係 ~生活安全課なんでも相談室~ SEASON4』(テレビ東京系・金曜午後8時) 6.7%
12位『リーガル・ハート ~いのちの再建弁護士~』(テレビ東京系・月曜午後10時) 5.4%

※通年放送の『科捜研の女』(テレ朝系)と、4月より2クール連続放送の『あなたの番です』(日テレ系)はランキング対象外とする。

『24時間テレビ』ランナー発表でもテレ朝に惨敗! 日テレ『イッテQ』凋落の業界評は?

 7月14日放送の『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)内で、今夏放送される『24時間テレビ 愛は地球を救う』(同)のチャリティーランナーが発表されたものの、視聴率は裏番組の『ポツンと一軒家』(テレビ朝日系)に惨敗した。昨年11月、「週刊文春」(文藝春秋)によって “ヤラセ疑惑” が報じられた『イッテQ』には、“打ち切り説”もささやかれているというが、それでも日本テレビ側は“余裕”の表情を見せているという。

 『イッテQ』の中で、レギュラーのお笑い芸人・いとうあさこと、お笑いコンビ・ガンバレルーヤのよしこが、今年のチャリティーランナーに選出されたと発表。日本テレビは事前に公式サイトで「今年の24時間テレビ、マラソンランナーをイッテQで緊急発表!!」と告知し、そのことが一部ネットニュースでも取り上げられたことから、視聴率に期待が掛かっていたものの、結果は17.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)にとどまった。

「一方で、先頃から『「イッテQ」の牙城を崩した』と言われるようになった『ポツンと一軒家』は、19.3%を獲得。日テレの勝負コンテンツとも言われる『チャリティーランナー発表』をもってしても、『ポツンと一軒家』の勢いに歯止めは掛けられませんでした」(スポーツ紙記者)

 さらに、視聴者から不満を買っているのが、残りの2名のランナーが後日発表されるという点。今年のチャリティーマラソンは、4人のランナーが駅伝方式で、1人42.195キロを走るというが、残りの2人に関しては後日あらためて発表するという。

「『イッテQ』では今後も『今夜発表!』といった謳い文句でランナーを発表するでしょう。しかし、これだけ視聴率にこだわった揚げ句、テレ朝を抜き返せないとなれば、各所から聞こえてくる“打ち切り説”に拍車が掛かるのも当然です」(同)

 “ヤラセ疑惑”浮上後、『イッテQ』はお笑いコンビ・フォーリンラブのバービーとANZEN漫才のみやぞんがロケ中に相次いでケガをするなど、ネガティブな話題が絶えない。

「しかしこの“惨状”でも、日テレサイドとしてはまだまだ余裕の表情。昨今のテレビ業界全般に言えることですが、目先の視聴率よりも“視聴者層”を意識する番組作りが求められており、その点、テレ朝のヒット番組は高齢者層が相手のため、業界内でほぼ敵視にされていないんです。ドラマで言えば、テレ朝の『ドクターX~外科医・大門未知子~』は視聴率20%を超えている一方、日テレの『あなたの番です』は10%超え程度。しかし、『あなたの番です』の方が、若年層の支持を得ているので、スポンサーからの評価が高いとされる現実があります」(テレビ局関係者)

 こうした事情から、男女も年齢層の構成も極端な偏りがない『イッテQ』は、視聴者による“スポンサー攻撃”が発生しない限り、まだまだ安泰の地位に居座り続けるとみられているという。

「ただ、視聴率低迷のきっかけとされる“ヤラセ騒動”は、安定にあぐらをかいた制作サイドの認識不足から起こったものでしょう。危機意識がないまま番組作りをしているようであれば、いつ足元をすくわれてしまうかわかりません」(同)

 ランナーの“小出し”に関しても、今後発表される人物がよほどの大物でない限り、かえって批判が寄せられるという危険性をはらんでいる。自らハードルを上げた『イッテQ』だが、果たして安泰の地位をキープできるのだろうか。

『24時間テレビ』ランナー発表でもテレ朝に惨敗! 日テレ『イッテQ』凋落の業界評は?

 7月14日放送の『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)内で、今夏放送される『24時間テレビ 愛は地球を救う』(同)のチャリティーランナーが発表されたものの、視聴率は裏番組の『ポツンと一軒家』(テレビ朝日系)に惨敗した。昨年11月、「週刊文春」(文藝春秋)によって “ヤラセ疑惑” が報じられた『イッテQ』には、“打ち切り説”もささやかれているというが、それでも日本テレビ側は“余裕”の表情を見せているという。

 『イッテQ』の中で、レギュラーのお笑い芸人・いとうあさこと、お笑いコンビ・ガンバレルーヤのよしこが、今年のチャリティーランナーに選出されたと発表。日本テレビは事前に公式サイトで「今年の24時間テレビ、マラソンランナーをイッテQで緊急発表!!」と告知し、そのことが一部ネットニュースでも取り上げられたことから、視聴率に期待が掛かっていたものの、結果は17.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)にとどまった。

「一方で、先頃から『「イッテQ」の牙城を崩した』と言われるようになった『ポツンと一軒家』は、19.3%を獲得。日テレの勝負コンテンツとも言われる『チャリティーランナー発表』をもってしても、『ポツンと一軒家』の勢いに歯止めは掛けられませんでした」(スポーツ紙記者)

 さらに、視聴者から不満を買っているのが、残りの2名のランナーが後日発表されるという点。今年のチャリティーマラソンは、4人のランナーが駅伝方式で、1人42.195キロを走るというが、残りの2人に関しては後日あらためて発表するという。

「『イッテQ』では今後も『今夜発表!』といった謳い文句でランナーを発表するでしょう。しかし、これだけ視聴率にこだわった揚げ句、テレ朝を抜き返せないとなれば、各所から聞こえてくる“打ち切り説”に拍車が掛かるのも当然です」(同)

 “ヤラセ疑惑”浮上後、『イッテQ』はお笑いコンビ・フォーリンラブのバービーとANZEN漫才のみやぞんがロケ中に相次いでケガをするなど、ネガティブな話題が絶えない。

「しかしこの“惨状”でも、日テレサイドとしてはまだまだ余裕の表情。昨今のテレビ業界全般に言えることですが、目先の視聴率よりも“視聴者層”を意識する番組作りが求められており、その点、テレ朝のヒット番組は高齢者層が相手のため、業界内でほぼ敵視にされていないんです。ドラマで言えば、テレ朝の『ドクターX~外科医・大門未知子~』は視聴率20%を超えている一方、日テレの『あなたの番です』は10%超え程度。しかし、『あなたの番です』の方が、若年層の支持を得ているので、スポンサーからの評価が高いとされる現実があります」(テレビ局関係者)

 こうした事情から、男女も年齢層の構成も極端な偏りがない『イッテQ』は、視聴者による“スポンサー攻撃”が発生しない限り、まだまだ安泰の地位に居座り続けるとみられているという。

「ただ、視聴率低迷のきっかけとされる“ヤラセ騒動”は、安定にあぐらをかいた制作サイドの認識不足から起こったものでしょう。危機意識がないまま番組作りをしているようであれば、いつ足元をすくわれてしまうかわかりません」(同)

 ランナーの“小出し”に関しても、今後発表される人物がよほどの大物でない限り、かえって批判が寄せられるという危険性をはらんでいる。自らハードルを上げた『イッテQ』だが、果たして安泰の地位をキープできるのだろうか。

唐沢寿明『ボイス 110緊急指令室』初回12.6%も、「グロい」「真木よう子が棒演技」と批判

 唐沢寿明が主演を務める土曜ドラマ『ボイス 110緊急指令室』(日本テレビ系)が7月13日にスタートし、初回平均視聴率12.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録。好発進となり、ネット上では「面白い」「これから見るのが楽しみ」といった声も出ているが、逆に不満の声も上がっているようだ。

 同ドラマは、韓国ドラマ『ボイス~112の奇跡~』のリメーク版で、妻を殺された敏腕刑事(唐沢)と、同じ男に父親を殺された声紋分析官(真木よう子)がタッグを組み、さまざまな事件を解決しながら、各々の家族を殺害した真犯人を追うというサスペンスドラマ。

「初回は、唐沢演じる樋口彰吾の妻・未希(菊池桃子)が惨殺されるというショッキングなシーンから始まり、最後も若い女性が男からひどい暴行を受けるなど、暴力的なシーンが続きました。そのため、ネット上では『グロイし、怖い』『韓国ドラマって、なんでこんなに暴力的なの』といった声が上がり『リメークするなら、演出を変えてほしかった』といった不満も見受けられました」(芸能ライター)

 一方、真木については「ミスキャスト」との指摘が続出している。

「真木は、被害者と対話を行い、周りの音などからプロファイルをしていく新設の捜査チーム・ECUの声紋分析官の役を演じています。しかし、真木の地声が低いことから、ネット上では『なんて言ってるのか、まったくわからない』『全然聞き取れないんだけど』『完全にミスキャスト』など、批判が噴出。そのうえ、演技力についても『いつ見ても棒演技だな』『真木の演技がヘタなせいで全てが台無し』と辛らつな声も多く出ています」(同)

 初回で高視聴率を獲得したものの、内容やキャスティングで物議を醸した『ボイス』。業界関係者の間では、2016年、同じく日テレ系土曜ドラマとして放送された唐沢主演の『ラストコップ』を引き合いに出し、「先が思いやられる」と指摘されているようだ。

「『ラストコップ』は、全平均視聴率が8.3%、17年公開の劇場版『LAST COP THE MOVIE』も初登場7位と大コケ。人気俳優の窪田正孝とのタッグでしたが、思ったほど盛り上がらなかったという経緯があり、業界内では『ボイス』はその二の舞になるのではないかと、危惧されているようです。初回視聴率の数字は文句なしではあるものの、油断はできません」(芸能誌編集者)

 好スタートを切った『ボイス 110緊急指令室』が勢いを失わないことを祈りたいが……。

松坂桃李がワースト2位、天海祐希とV6・井ノ原はトップ激走! 4月期ドラマ視聴率ランク

 4月スタートの春ドラマが、2クール連続放送の『あなたの番です』(日本テレビ系)と、通年放送の『科捜研の女』(テレビ朝日系)を除き、それぞれ最終回を迎えた。平均視聴率でトップに輝いたのは、天海祐希主演の『緊急取調室』(テレビ朝日系)で、全10話の平均は13.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録。2位にも、同局のV6・井ノ原快彦主演『特捜9 season 2』(全11話/12.9%)が入り、初回視聴率では、同率1位発進だった2作がワンツーフィニッシュを達成した。

 1位の『緊急取調室』は、取調官・真壁有希子(天海祐希)が、緊急事案対応取調班(通称・キントリ)のメンバーと一緒に一筋縄ではいかない犯人と心理戦を繰り広げるドラマ。2014年、17年に続く連ドラ第3弾で、今シーズンには吉川愛、SKE48・松井珠理奈、仙道敦子、真野響子、オアシズ・大久保佳代子、吉田鋼太郎ら、個性豊かなキャストがゲスト出演した。第3弾も大成功だった上に、最終回を見た視聴者の間では「面白かった。続編ありそうな形で終わってくれたから期待して待ってる!」「最終回だったけど、これは確実に続編あるね」との声が出ており、次作も内定とみてよさそうだ。

 『特捜9』は故・渡瀬恒彦主演の『警視庁捜査一課9係』が生まれ変わり、井ノ原を主演に据えて昨年4月にスタート。初回以降は11~14%を行き来し、6月26日の最終話は13.8%で有終の美を飾った。なお、2年にわたり特捜班班長・宗方朔太郎を演じた寺尾聰が今シーズンをもって卒業し、視聴者は「寺尾聰さんさすがだったな。次の班長は誰?」「『9係』からのファンとして、寺尾さんの存在はとても心強かった。次のシーズンも放送されますように……」と、ショックを受けながらも次作に思いを馳せている。

 また、『科捜研の女』(同)はランキング対象外とするが、8話(6月6日)までの平均は12.5%と、高数字をキープ。今期も人気シリーズを並べたテレ朝が圧勝した。

 ベスト3位は、窪田正孝主演の月9ドラマ『ラジエーションハウス~放射線科の診断レポート~』(フジテレビ系)で、平均12.1%(全11話)。初回12.7%を獲った後、4話で9.1%に下落するも、5話で10.8%に持ち直した。最終話は13.8%で、自己最高記録を更新。さらに、最終回後の6月24日は特別編『ラジエーションハウス特別編~旅立ち~』が放送され、こちらは15.6%に多くくジャンプアップした(特別編のためランキング対象外)。

 一方、残念ながら低視聴率だったワースト3位以内には、テレビ東京のドラマが2作ランクイン。3位は上川隆也主演『執事 西園寺の名推理2』で、全8話の平均は6.5%で終了した。最下位の玉木宏主演『スパイラル~町工場の奇跡~』は、昨年4月にスタートした月曜午後10時台の「ドラマBiz」枠で放送。昨年4月の始動後、軒並み平均5%以下の作品が続出しているが、今回も全8話の平均は3.6%と、1位の『緊急取調室』(13.2%)とはかなりの差が開いてしまった。

 そして、ワースト2位は松坂桃李主演の『パーフェクトワールド』(フジテレビ系)で、全10話の平均は6.4%。「Kiss」(講談社)で連載中の有賀リエ氏による同名コミックが原作で、不慮の事故により、車いす生活を送る主人公・鮎川樹(松坂)と、ヒロイン・川奈つぐみ(山本美月)の恋模様を描く純愛ラブストーリー。さまざまな困難を乗り越えて結ばれていく過程や、つぐみの妹、しおり(岡崎紗絵)と、ジャニーズJr.内ユニット・SixTONESの松村北斗が演じた義足の青年・渡辺晴人の関係性も注目を集めた。初回ランキングも6.9%でワースト2位に入り、2話は最低値の5.8%をマーク。最終回の7.1%が自己最高となった。

 前述の通り、フジでは月9の『ラジエーションハウス』が好成績を残すも、二階堂ふみとKAT-TUN・亀梨和也がダブル主演した『ストロベリーナイト・サーガ』(同)が全11話平均6.6%と、ワースト4位に終わった。夏ドラマは月9枠が上野樹里主演『監察医 朝顔』で、深田恭子主演『ルパンの娘』(木曜午後10時)と三浦春馬主演『TWO WEEKS』(火曜午後9時)が待機しているが、視聴率で春ドラマを超えられるだろうか。 

ジャニーズ出演作豊富ながら結果伴わず

 4月期はジャニーズタレントの出演作が多いクールでもあった。『特捜9』『パーフェクトワールド』『スパイラル』の3作に長谷川純が出演したほか、。吉高由里子主演『わたし、定時で帰ります。』(TBS系)にKAT-TUN・中丸雄一、中条あやみ&水川あさみがダブル主演した『白衣の戦士!』(日本テレビ系)にジャニーズWEST・小瀧望が出演。古田新太主演『俺のスカート、どこ行った?』(同)には人気上昇中のKing&Prince・永瀬廉や、Jr.内ユニット・なにわ男子の道枝駿佑&長尾謙杜がメインレギュラーとして参加し、山下智久は『インハンド』(TBS系)で主演を務めたが、これらはいずれも平均8~9%と、1ケタ後半にとどまっていた。

 7月クールからは杏主演『偽装不倫』(日テレ系)、石原さとみ主演『Heaven?~ご苦楽レストラン~』(TBS系)、黒木華主演『凪のお暇』(TBS系)と、人気女優陣が登場。好調のテレ朝系では、『刑事7人』シーズン5(少年隊・東山紀之主演)、『サイン―法医学者 柚木貴志の事件―』(大森南朋主演)と、男性俳優の主演作が2本控えている。ワースト常連となっているテレビ東京系は、反町隆史主演『リーガル・ハート~いのちの再建弁護士~』、小泉孝太郎と松下由樹のタッグが好評な『警視庁ゼロ係 ~生活安全課なんでも相談室~ SEASON4』を放送。ひとまず、初回の視聴率を楽しみに待ちたい。

【2019年春ドラマ(午後8~10時台、民放5局)平均視聴率一覧】

1位『緊急取調室』(テレビ朝日系・木曜午後9時)全10話/13.2%
2位『特捜9 season 2』(テレビ朝日系・水曜午後9時)全11話/12.9%
3位『ラジエーションハウス~放射線科の診断レポート~』(フジテレビ系・月曜午後9時)全11話/12.1%
4位『集団左遷!!』(TBS系・日曜午後9時)全10話/10.3%
5位『わたし、定時で帰ります。』(TBS系・火曜午後10時)全10話/9.7%
6位『インハンド』(TBS系・金曜午後10時)全11話/9.2%
7位『俺のスカート、どこ行った?』(日本テレビ系・土曜午後10時)全10話/8.7%
7位『白衣の戦士!』(日本テレビ系・水曜午後10時)全10話/8.7%
9位『ストロベリーナイト・サーガ』(フジテレビ系・木曜午後10時)全11話/6.6%
10位『執事 西園寺の名推理2』(テレビ東京系・金曜午後8時)全8話/6.5%
11位『パーフェクトワールド』(フジテレビ系・火曜午後9時)全10話/6.4%
12位『スパイラル~町工場の奇跡~』(テレビ東京系・月曜午後10時)全8話/3.6%

※平均視聴率は単純平均視聴率(全話合計÷放送回数)。小数点第2位以下を四捨五入。通年放送の『科捜研の女』と、2クール連続放送の『あなたの番です』はランキング対象外とする。『わたし、定時で帰ります。』は地震報道で中断となった6月18日放送分を除き、同25日にあらためてオンエアーされた最終回の数字で算出。

 

『俺のスカート、どこ行った?』松下奈緒の正義論が「ネット社会をよく表している!」と話題

 古田新太主演ドラマ『俺のスカート、どこ行った?』(日本テレビ系)の第10話が、6月22日夜10時から放送される。視聴率は第8話で7.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録したものの、第9話で8.9%に上昇した。同作はゲイで女装家の教師・原田のぶお(古田)が、型破りな方法で生徒たちと向き合う姿を描く。

 第9話では、原田が明智(永瀬廉)とボクシング対決をした時の映像がネットに流出。女装した教師が暴力を振るったとしてマスコミでも取り上げられ、瞬く間に世間の注目を集めてしまう。世間の反応の大きさから、原田はひとまず謹慎することになるが、騒ぎは収まらず寺尾校長(いとうせいこう)は責任を取って辞任を発表した。しかし、古参教師の矢野(小市慢太郎)は、原田の謹慎だけでは世間が納得しないと言い張るのだった。

 生活指導の長井(松下奈緒)は寺尾と共に記者会見を行った後、原田の自宅へ向かう。長井は「どうして先生になりたかったんですか?」と質問。すると原田は、「長いわよ。40年分の話だから」と言い、自分がゲイであることを自覚した中学時代からの半生を語り始める。全てを聞き終えた長井は、「私が原田先生を辞めさせません」と宣言した。

 一方、2年3組では、高槻(眞嶋秀斗)が動画の中で、何かが反射していることに気が付く。コントラストを下げると、みるみる人が現れてその人物は矢野だった。犯人を見つけ出した生徒たちは、原田復帰のための署名活動を始める。動画に被害者として映っていた明智は記者会見を開き、「原田先生が僕を押さえ付けているものではありません。僕が先生を殴ったんです」と殴られた事実はないと主張した。

 長井は集まった署名を矢野に突きつけ、「動画をネットにあげたのも、矢野先生だったんですね」と問い詰める。すると矢野は、若い頃からずっと中心にいる寺尾に嫉妬し、困らせるために軽い気持ちで投稿したという。そんな矢野に生徒たちは「ネットを甘く見すぎじゃね?」と言い、長井は「その席どいてください。じゃないと私たち全員辞めます」と今すぐ校長の椅子から降りるように迫る。その後、寺尾の辞任と原田の謹慎は取り消され、復帰したが、原田は教室に入るやいなや「帰って来て一発目で悪いんですけど、原田のぶお学校辞めます!」と宣言するのだった。

「動画が拡散され、『正義感にあふれた世間が許すはずがない』と自身の復帰を諦めている原田に、長井は『正義の剣は何でも切っていいわけじゃないんです。第一、正義は剣じゃない、盾です!』と力説。このセリフに、ネットユーザーからは『今どきのネット社会をよく表している!』『ものすごく胸に刺さった』『確かに、正義は傷つけるための道具ではないよね』と視聴者から納得の声が上がりました」(芸能ライター)

 第10話では、謹慎から復帰したはずの原田が学校を辞めると言い出す。原田が去った後の学校では、生物教師・古賀(荒川良々)や2年3組の副担任・田中(桐山漣)といった男性教師たちが女装姿で授業をするようになった。一方、2年3組では明智の思いつきで少し早い卒業式を行うことに。入院していた原田も再び生徒の前に姿を現し、2年3組だけの卒業式が始まる。

「最終回が卒業式という展開に『卒業式が1年早くなるとは思わなかった』『絶対に号泣すると思う』『見たいけど見たくない……!』と視聴者も驚愕。原田の病状を心配する声も多く、注目が集まっています」(同)

 果たして2年3組にどんな結末が訪れるのか、最後まで見逃せない。

『ラジエーションハウス』「保育士みたい」赤ちゃんをあやす窪田正孝に視聴者歓喜!

 6月17日夜9時から第11話が放送される、窪田正孝主演ドラマ『ラジエーションハウス~放射線科の診断レポート~』(フジテレビ系)。第10話の視聴率は、自己最高となる第8話と同じ13.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録した。同作はレントゲンやCTを取り扱う「放射線科」を舞台に、患者の病気やケガの根源を見つけ出す放射線技師たちの奮闘を描く。

 第10話では、医師・辻村(鈴木伸之)が1歳8カ月の幼児・光を診察。放射線技師・たまき(山口紗弥加)は、カルテをチェックしながら3カ月前にも光が骨折の疑いで検査に来ていたことを思い出す。技師・威能(丸山智己)の検査で今回は鎖骨が折れていることがわかり、放射線科のメンバーは虐待を疑う。

 光が卵アレルギーを持っていることや万全な紫外線対策で守られていたことを知り、技師・唯織(窪田正孝)は光の母・嶋田茜(西原亜希)を呼び出し、再検査を実施。検査の結果、光が「くる病」であることを突き止める。くる病とは、ビタミンDの欠乏や異常代謝により骨の成長がうまくいかず、骨がやわらかくなってしまう病。ビタミンDは食事から摂取するほか、適度に紫外線を浴びることにより体内で生成される。

 虐待ではないことがわかり、安心したのも束の間、帰宅したはずの光が緊急搬送されてくる。唯織が駆けつけると、光は心機能が低下している状態。脚に麻痺症状も出ており、子どもにできる腫瘍の神経芽腫を併発している可能性が高い。放射線科長の鏑木(浅野和之)は、乳児の場合は検査も治療も難易度が高くなることから、経験豊富な医師がいる専門の小児科病院に搬送するべきだというが、唯織は搬送中に呼吸不全に陥ったら脳障害が残ると反対する。正確な胸腹部CT画像があれば自分たちでも治療を行うことが可能だといい、再検査をさせてほしいと鏑木に頼み込む。そこに、整形外科長の野村(清水昭博)がやってきて検査のオーダーを出す。

 乳児には呼吸タイミングなどの指示ができないため、撮影のタイミングは唯織の腕にかかっていた。無事、撮影に成功したが、腫瘍は脊髄にまで達しており、麻痺が残る可能性が高いことから手術は難しい状態だった。手術をためらう辻村に、「答えなら全てその画像の中にあるだろう」と告げる鏑木。鏑木の読影では腫瘍は脊髄の手前で止まっているため、問題なく手術できるというものだった。そして、光の手術は成功し、元気な姿で母親の元へと帰っていった。

「レントゲン検査やCT検査を行う際、技師は専用のエプロンを着けて検査室に入るのですが、そのエプロンを身に着けた唯織に、視聴者からは『保育士さんみたい』『こんなに技師に見えないシーンは初めて』『笑顔で赤ちゃんをあやす窪田くんに癒やされる!』といった声が。技師と赤ちゃんという珍しい組み合わせは好評だったようです」(芸能ライター)

 第11話では、うつ病と診断されていた医師・杏(本田翼)の父で、元院長の正一(佐戸井けん太)に、別の病気が浮上する。正一は発症前、自転車に追突され、その後飛行機に乗っている。唯織が放射線技師長・小野寺(遠藤憲一)たちの協力を得てMRI検査を行うと、正一が「低髄液圧症」であることが発覚。ところがその直後、正一が意識障害を起こしてしまう。

「唯織は幼い頃から杏に思いを寄せているのに対し、杏は唯織のことを思い出すそぶりもありません。次回が最終回ということもあり、視聴者の間では『最後まで思い出さないなんてことはないよね?』『忘れられたまま終わらないでほしい』と恋の行方にも注目が集まっています」(同)

 唯織は杏に思い出してもらえるのだろうか。最後まで見逃せない。

『俺のスカート、どこ行った?』“優しさがすれ違う”恋愛に視聴者から「悲しすぎる」の声

 古田新太主演ドラマ『俺のスカート、どこ行った?』(日本テレビ系)の第9話が、6月15日夜10時から放送される。視聴率は第7話8.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録したが、第8話で7.9%に下落。同作はゲイで女装家の教師・原田のぶお(古田)が、型破りな方法で生徒たちと向き合う姿を描く。

 第8話では、2年3組が全員で文化祭に向けた準備を始める。クレープ屋や漫画喫茶、脱出ゲームなど、さまざまなアイデアが出る中、若林(長尾謙杜)が「のぶおが前に働いていたお店みたいのをやるのはどう?」と提案。男子が女装、女子が男装して接客する店に決定した。

 女装した男子たちを見て、原田と女子生徒は大喜び。ほとんどの男子が慣れないスカートに困惑する中、光岡(阿久津仁愛)は今泉(竹内愛紗)に「イヤリングとかつけたら変かな」と尋ねる。その後、光岡は原田を呼び出し、「本当は女の子の格好したいんだよね」と告白。光岡の想いを受け止めた原田は、「どんな格好をしても、光岡は光岡」と告げる。

 また、学園祭ではお化け屋敷が恒例となっており、毎年あまりの恐ろしさに脱落者が続出するほど本格的なクオリティなのだが、生徒の間では、「好きな人とゴールまで辿りつけたら告白が成功する」という伝説が広まっている。光岡に片思いしている今泉は、お化け屋敷に誘うことに成功。文化祭当日、2人はお化けに翻弄されながら無事にゴールまでたどり着いた。

 お化け屋敷を出てひと段落したころで、今泉は「好きな人いる?」とさりげなく光岡に質問。「あんまり考えたことないけど、『そのままでいいよ』って言ってくれる人かな」と答える光岡に、今泉は「そのままじゃない方がいいって言われるの? 私だったら言わないけどな、絶対。絶対言わないよ」と伝える。今泉の言葉を受けた光岡は「俺、本当は女の子になりたい」とカミングアウト。今泉は、思わぬ展開に動揺するが、「全然変じゃない。何しても光岡は光岡じゃん。光岡のいたいようにいようよ」と笑顔で励ました。その言葉に勇気をもらった光岡は、学園祭の目玉イベントのひとつ「青春の主張」で全校生徒に向かって素直な気持ちを打ち明けた。

「光岡のカミングアウトを2年3組の生徒たちは快く受け入れましたが、一方、今泉は光岡に気を使い、告白を諦めてしまいました。複雑な思いが交差する二人に視聴者からは『光岡くんの笑顔がうれしいけど切ない』『受け入れてあげた今泉さん、とても良い子!』『優しさがすれ違うなんて悲しすぎる』という声が寄せられました」(芸能ライター)

 第9話では、原田が明智とボクシング対決をした時の映像がネットに流出。女装した教師が暴力を振るったとしてマスコミでも取り上げられ、瞬く間に世間の注目を集めてしまう。世間の反応の大きさから、原田は謹慎することになるが、騒ぎは収まらず寺尾校長(いとうせいこう)は責任を取って辞任を発表した。

「8話のラストシーンでは、古文の教師・矢野(小市慢太郎)が原田の映像をネットに投稿している姿が。『矢野先生の狙いは何?』『思わぬところからラスボスが飛び出してきた』『良い人そうに見えていた分、笑顔が怖い……』と、視聴者の間で動揺が広がっています」(同)

 生徒との絆が強くなった矢先の原田の謹慎。果たして原田は2年3組に戻ってくることができるのだろうか。