米倉涼子『ドクターX』1位でも初の20%超えならず、綾野剛『アバランチ』はワースト入りで期待外れか【10月期ドラマ視聴率ランク】

 2021年10月期の連続ドラマ(民放5局、午後8~10時台)が続々と最終回を迎えた。視聴率ランキングのトップに立ったのは、大方の予想通り、世帯平均16.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録した『ドクターX ~外科医・大門未知子~』第7シリーズ(テレビ朝日系)だった。

 主演の米倉涼子が昨年3月末にオスカープロモーションを離れて独立した事情から、存続が危ぶまれていた同シリーズだが、前期から約2年ぶりに放送。今回は、100年に一度のパンデミックで新局面を迎えた大学病院「東帝大学病院」で、米倉演じる大門未知子が新たな戦いへと身を投じる姿が描かれた。

 各話における自己最高視聴率は初回の19.0%で、その後は14~16%台を上下し、最終回で17.7%まで上昇。しかし、一度も20%を越えなかったのは同作史上初であり、約4年前に放送された第5シリーズの最終回が25.3%だったことを思うと、かつての勢いは失われた印象もある。

 また、同作をめぐっては高額なギャラが注目されることも多い米倉だが、「FLASH」11月23日号(光文社)によると、米倉は1話あたり800万円の出演料に関して「自分のギャラを半額にして、その分を制作費にまわしてほしい」と申し出たとか。そういった米倉の作品にかける思いの強さも、シリーズが長く続いている理由といえそうだ。

 10月期ドラマの視聴率ベスト2は、23年の東京を舞台に、日本の“沈没”という未曾有の危機を前に奮闘する人々を描いた小栗旬主演の『日本沈没―希望のひと―』(TBS系)。視聴率は第8話(13.5%)を除いて15~16%台と安定し、全話平均も15.7%の高水準となったが、放送のたびに内容が物議を醸した作品でもあった。

 ネット上では「久々に夢中になって見れるドラマだった」「感動した」という声がある一方、「駄作」「CGがしょぼい」「つまらない『シン・ゴジラ』みたい」といった酷評も目立つ。

 初回放送後には、地震学者・田所雄介を演じた香川照之の演技がコントっぽいとするコメントや、ホラン千秋が担当したナレーションが“ニュース原稿の読み上げ”のようだと違和感を訴える視聴者が続出。その後も、日本と17時間の時差があるアメリカ・カリフォルニアと国際電話をつなぐシーンで“両方昼”というありえない映像が流れるなど、複数の“粗”が指摘されていた。

 ベスト3は、フジ「月9」枠の窪田正孝主演『ラジエーションハウスII~放射線科の診断レポート~』で10.7%を記録。19年4月期に放送された第1シリーズの全話平均12.1%を1.4ポイント下回ってしまったが、第2話(9.8%)を除く全話2ケタと好調ぶりを見せた。

 人気コミック『ラジエーションハウス』(集英社)を原作とし、診療放射線技師と画像診断をする放射線科医の活躍を描く同ドラマ。放送前からネット上では「本田の演技があまりうまくないから、心配……」「翼ちゃん、演技上達してるといいけど」と、ヒロイン・甘春杏を演じる本田翼に懸念の声が相次いでいたが、その評価は最終回が終わってもあまり変わっていない印象だ。

 また、最終回から1週間後の20日、同時間帯で同ドラマの「特別編」が放送されたが、内容は総集編と2022年4月29日に公開予定の 『劇場版 ラジエーションハウス』の宣伝だった。新規撮り下ろしドラマが放送されると思っていた視聴者が多かったようで、放送後には「なにこれ……、総集編と映画の宣伝だけ? 騙された気分」「あたかも新作のようなタイトルだったから、がっかりした」「うっかり見ちゃった1時間を返してほしい」とネット上で大ブーイングが起きた。

綾野剛主演『アバランチ』ワースト3入り

 ワースト3は、放送前に「キャスティングが良いし、面白そう!」「こんな綾野剛が見たかったんだよ!」と期待する声が殺到していたものの、全話平均8.6%と微妙な結果に終わってしまった関西テレビ制作の『アバランチ』(フジテレビ系)。初回こそ10.3%と2ケタを記録したが、以降は7~9%台で1ケタが続いた。

 常識外れのアウトロー集団・アバランチが、悪事を行う者たちの正体を暴き、ネット上に動画をアップロードしていく同作。序盤は「令和版・必殺仕事人」と評されるなど、一話完結の痛快な内容だったが、後半はストーリーが複雑化し、視聴者を驚かせるような仕掛けが目立った。

 そのため、序盤の戦闘シーンが好きだったという視聴者からは「最初は『必殺仕事人』っぽかったけど、最終回は全然仕事せずに終わったし、いろいろ腑に落ちない」「音楽や演出、俳優の演技は素晴らしかったけど、脚本の作りが甘かった」という声も目立つ。「続編の可能性を漂わせる最終回だった」という意見も多いが、今後発表はあるのだろうか。

 ワースト2は、柳楽優弥演じる中学受験塾のスーパー塾講師が活躍する『二月の勝者-絶対合格の教室-』(日本テレビ系)。新任講師を演じた井上真央にとって、民放の連ドラ出演は17年10月期『明日の約束』(フジテレビ系)以来、約4年ぶりとなった。

 自己最高は初回の9.2%で、最低は第8話の5.6%。中学受験という地味な題材ゆえか、数字的にも地味な結果に終わってしまったものの、ネット上では「泣いて笑って楽しいドラマでした!」「子どもたちへの愛があふれていて、素敵なドラマだった」「学ぶことの大切さを再確認しました」といった称賛コメントが多い印象だ。

ワースト1は江口のりこ『SUPER RICH』

 残念ながらワースト1となってしまったのは、プライム帯の連続ドラマ初主演となる江口のりこが女性起業家を演じた『SUPER RICH』(フジテレビ系)。『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』(テレビ東京系、20年)に出演していた“チェリまほコンビ”こと赤楚衛二&町田啓太の再共演が注目された。

 最終回では、赤楚演じる春野優が北京語、英語、韓国語を操るシーンが登場し、ネット上では「赤楚くんの語学力がかっこよすぎてやばかった」「赤楚くんセリフ覚えるの大変だったろうな。中国語も韓国語も滑らかに聞こえる」「優くんの中国語講座、韓国語講座とか開いてくれませんか?」と絶賛する声が続出。

 一方で、展開に不満を訴える視聴者も多く、「最後のほうは特に、人気の“チェリまほコンビ”とやらを出しときゃ見るんでしょ? 話の内容なんてなんでもいいんでしょ? って感じだった」「最後まで、旬な俳優さん集めれば視聴率取れる、みたいな制作側の意図が見え見えだった」と厳しい声も目立った。

 米倉主演の大人気シリーズと、TBSの「日曜劇場」がワンツーを飾り、フジの「月9」も健闘した今期。来月からは「日曜劇場」枠で阿部寛主演の『DCU』や、脚本家・遊川和彦氏が手がける嵐・松本潤主演『となりのチカラ』(テレビ朝日系)など注目作が続々スタートするが、ここからヒット作は生まれるだろうか。

【2021年秋ドラマ(午後8~10時台、民放4局)平均視聴率一覧】

1位『ドクターX ~外科医・大門未知子~』(テレビ朝日系、木曜午後9時) 16.5%
2位『日本沈没-希望のひと-』(TBS系、日曜午後9時) 15.7%
3位『ラジエーションハウスII~放射線科の診断レポート~』(フジテレビ系、月曜午後9時) 10.7%
4位『婚姻届に判を捺しただけですが』(TBS系、火曜午後10時) 10.0%
5位『最愛』(TBS系、金曜午後10時) 8.7%
6位『恋です!~ヤンキー君と白杖ガール~』(日本テレビ系、水曜午後10時) 8.7%
7位『アバランチ』(フジテレビ系、月曜午後10時) 8.6%
8位『二月の勝者-絶対合格の教室-』(日本テレビ系、土曜午後10時) 7.5%
9位『SUPER RICH』(フジテレビ系、木曜午後10時) 6.8%

※平均視聴率は単純平均視聴率(全話合計÷放送回数)。小数点第2位以下を四捨五入。『真犯人フラグ』(日本テレビ系)など次クールまで続く作品は除く。

『相棒』反町隆史卒業に「余計な演出しなければ続投も……」とファン憤慨!? 視聴率低下は“VR展開”が原因?

 現在放送中の連続ドラマ『相棒 Season20』(テレビ朝日系)をもって、主人公・杉下右京(水谷豊)の相棒・冠城亘役を長年演じている反町隆史が卒業すると発表された。ネット上には反町がいなくなることを惜しむ書き込みのほか、「番組サイドが余計なことをしなければ……」という嘆きや憤りの声も出ているようだ。

 2000年に放送を開始した『相棒』シリーズは、杉下とその相棒が事件を解決していく刑事ドラマ。初代相棒は亀山薫(寺脇康文)、2代目は神戸尊(及川光博)、3代目は甲斐享(成宮寛貴/16年に芸能界を引退)という顔ぶれで、反町演じる冠城は15年スタートの『season14』から登場。ネットユーザーからは、「冠城も右京さんの良い相棒だったから、寂しくなるなあ」「冠城が反町さんで良かった」とのコメントが集まっている。

「杉下の相棒は数年ごとに入れ替わってきたため、ネット上には早くも次の相棒候補や、出演を希望する俳優の名前が書き込まれており、生田斗真や綾野剛、田中圭、成田凌など多くの名前が挙がっている状況。しかし、主役の水谷が来年70歳を迎えることもあり、反町とともに卒業、つまりドラマ自体が終了するのではないか……と伝えるメディアもあるため、『相棒』ファンから心配の声も寄せられています」(芸能ライター)

 ちなみに、11月17日に放送された『Season20』第6話は、反町が出演するようになって以降、最低視聴率となる11.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録したが、ネット上では「視聴率低下はキャストのせいじゃない」「明らかに制作側の問題」といった指摘が噴出している。

「たしかに『Season20』自体、これまでのシリーズと比べるとやや低めの視聴率を記録していますが、そもそも昨年の『season19』から採用されたVR(バーチャルリアリティ)を取り入れた展開が大不評なんです。杉下と冠城が現実世界と仮想空間を行き来しながら事件の真相を究明していくという斬新な設定ではあるものの、ネットユーザーからは『VRの演出がダサい上に、ドラマとしてもつまらない』『VR使って面白くなるなら良いけど、どう見ても失敗だよ』『これ本当に「相棒」? と疑うレベルでつまらん』などとブーイングが続出。『相棒 VR』というキーワードでネット検索すると、Googleではサジェストに『ひどい』が、Yahoo!では『つまらない』が出るほどです」(同)

 それにもかかわらず、『Season20』になっても“VR捜査”はなくならなかった。

「こうした作風の方向転換が視聴率低下を招き、また反町の卒業につながったのではないか……と考えるファンもいて、『VRを提案、採用した制作スタッフたちが悪い』『余計な演出をしなければドラマは好評のまま、反町さんも続投できたかもしれないのに』などと憤慨しています」(同)

 「このままドラマが終わったら悲しい」という意見もあるだけに、反町卒業まで、せめてVR捜査なしのストーリー展開に期待したいものだ。

『日本沈没』第5話、自己最高16.9%記録も視聴者あきれ!? CGよりツッコまれたコト

 小栗旬主演のTBS系「日曜劇場」枠ドラマ『日本沈没―希望のひと―』の第5話が、11月14日に放送された。世帯平均視聴率は自己最高となる16.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録したものの、その展開には視聴者から疑問の声が続出している。

 第4話のラストで、ついに関東地方の沈没が発生。週刊誌記者の椎名実梨(杏)に国家機密をリークしたことが発覚し、政府の諮問機関である「日本未来推進会議」での立場をなくした環境省の官僚・天海啓示(小栗)は、第1波の地震で起こった地割れに飲み込まれてしまうが、なんとか生き残った。

「しかしその後、東名高速の大木松葉トンネルで崩落事故が発生したことが発覚。天海と椎名の家族が乗った避難バスが巻き込まれていることもわかり、2人は現地に向かいました。最初は車の移動を試みたものの、土砂崩れで道が封鎖されていたため、一度、神奈川・三浦半島に向かい、漁港にいた漁師に船を出してもらうように交渉。海路で事故現場近くまで到着したあと、山道を徒歩で踏破し、現地の避難所にたどり着きました」(芸能ライター)

 到着後、2人は家族の無事を確認。この展開に安堵した視聴者もいるようだが、ネット上では「災害時に私用で船を出させるとか、あり得ないでしょ」「地震の後で山道を徒歩移動? 災害時の対応として相当危ない」といった疑問の声のほか、「都合よく船に乗れる、山道を軽々越えられる、尋ね人にはすぐ会える……ドラマとはいえ、災害時の現実から離れすぎ」「災害時に車を走らせるのは非常識だし、土砂災害の危険性があるのに山道を歩くのも考えられない。もう、ツッコミどころ満載」など、現実とかけ離れた展開にあきれたような声も見受けられた。

 なお、第4話のラストで関東沈没が起こり始めた際には、CG描写について物議を醸していた。

「首都圏が崩壊する中、天海と椎名が走って逃げるシーンにCGが使われていたのですが、ネット上には『さすがに不自然』『CGがショボくて安っぽい……』など、落胆する視聴者が相次ぐことに。とはいえ、第5話ではそもそも展開の“粗”が指摘されているので、迫力のあるCGが使われていたとしても、ツッコむ声は上がっていたでしょう」(同)

 大きな注目を集めつつも、描写やストーリーについて、視聴者からたびたび疑問を投げかけられている『日本沈没』。次回予告によれば、第6話からは日本全体が沈没する衝撃の展開が起こるようだが、説得力のあるストーリーを期待したいところだ。

秋ドラマ、「明らかにコケそうな作品」はフジ『SUPER RICH』!? テレビ関係者が明かす業界の“下馬評”

 2021年の秋ドラマが続々と放送を開始し、お茶の間を楽しませている。夏ドラマと比べ、秋ドラマはテレビ業界内の期待値が高いとされるが、「今期は特に“豊作”で、明らかにコケそうな作品は1本しかない」と関係者の間でいわれているようだ。そこで、テレビ業界の下馬評を聞いてみた。

「10月13日から始まる『相棒 season20』や、翌日14日スタートの『ドクターX~外科医・大門未知子~』第7期といったテレビ朝日系の“二大看板”もありますが、他局のドラマも高視聴率が期待されているものばかり。すでに4日にフジテレビ系『月9』枠で放送を開始した『ラジエーションハウスII~放射線科の診断レポート~』も、初回平均11.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と好発進しました」(テレビ誌ライター)

 そんなテレ朝やフジを差し置いて“今期の勝者”と目されているのは、TBSなのだそう。

「まずは10日にTBS系『日曜劇場』枠で第1話が放送される『日本沈没−希望のひと−』。小説家・小松左京氏のSF作品『日本沈没』(光文社)が原作で、これまでに何度も映像化されています。連続ドラマとしても同局で1974年に放送されており、今回、小栗旬主演でリメーク。2023年の日本が舞台となり、小栗が演じる主人公・天海啓示もオリジナルキャラクターですが、関係者の間では1年以上前から『大ヒットする』といわれてきました」(スポーツ紙記者)

 小栗以外のキャストも、松山ケンイチや杏、仲村トオル、香川照之、杉本哲太、風吹ジュン、國村隼など豪華な顔ぶれがそろった。

「出演者のネームバリューだけでなく、良くも悪くも“日本の危機”を題材にした点がコロナ禍の世情にマッチしているため、ドラマの世界観に視聴者を引き込むことができるでしょう」(同)

 この作品に匹敵する“TBSの話題作”が、15日から「金曜ドラマ」枠でスタートする『最愛』なのだという。

「『最愛』は、吉高由里子主演の完全オリジナルドラマ。連続殺人事件の重要参考人となる主人公・真田梨央(吉高)と刑事の宮崎大輝(松下洸平)、弁護士の加瀬賢一郎(井浦新)を中心としたサスペンスラブストーリーを展開します。殺人事件の謎が究明されていくにつれ、視聴率も伸びていくのでは。また、同ドラマにはTBSのヒット作『アンナチュラル』や『MIU404』を手がけたプロデューサー・新井順子氏と演出家・塚原あゆ子氏の“鉄板コンビ”も名を連ねているので、局側の気合が感じられます」(芸能プロ関係者)

 では、“高視聴率祭り”が期待されている今期ドラマの中で、唯一“不安視”されている作品とは、一体何なのか。

「フジテレビ系『木曜劇場』枠で10月14日にスタートする『SUPER RICH』は、残念ながら“爆死”が予想されています。主演は、今年4月期の『半沢直樹』第2シリーズ(TBS系)にも出演していた実力派女優・江口のりこですが、まず、“ゴールデンプライム帯の連ドラ主演”のイメージがありません。『SUPER RICH』はキャリアウーマン・氷河衛(江口)が幸せのカタチ=“スーパーリッチ”を追い求めるという内容で、『脚本の出来は良い』とのウワサもありますが、それ以前に『どの層をターゲットにしているのか謎』という声も。視聴率は1ケタ台中盤くらいで発進し、そのまま伸びずにワーストで終わるのではないでしょうか」(前出・スポーツ紙記者)

 『SUPER RICH』をめぐっては、松嶋菜々子が同作で5年ぶりにフジテレビの連ドラ出演を果たすというニュースや、「ドライフラワー」(20年10月配信)の大ヒットで注目される優里が書き下ろした主題歌「ベテルギウス」の起用などもPRされているだけに、不安を裏切る好結果を期待したい。

『彼女はキレイだった』は6.9%まで上昇! “五輪終了”で連ドラ視聴率回復も……唯一「打ち切り圏内」の作品は?

 東京オリンピック期間中、裏番組で競技番組が放送されていた影響から軒並み視聴率を落としたプライム帯連続ドラマ。しかし、8月8日の閉会以降は、五輪に熱中していた視聴者も通常モードに切り替わり、連ドラの数字も回復傾向を見せている。

「東京オリンピック中は、Sexy Zone・中島健人と小芝風花がダブル主演を務める『彼女はキレイだった』(フジテレビ系)、中川大志主演『ボクの殺意が恋をした』(日本テレビ系)、比嘉愛未主演『推しの王子様』(同)の3作品が“打ち切り圏内”と言われる世帯平均視聴率4%台(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)まで下落するなど、ラブコメを中心に壊滅状態。初回14.1%で好スタートとなった鈴木亮平主演の日曜劇場『TOKYO MER~走る緊急救命室~』でさえ、閉会式の裏で放送された第6話は8.4%と、同作初となる1ケタを記録してしまいました」(芸能ライター)

 そんな『TOKYO MER~走る緊急救命室~』は、第7話で自己最高の15.0%を記録。『彼女はキレイだった』も17日放送の最新話で6.9%まで上昇し、『ボクの殺意が恋をした』も最新話でなんとか5%台まで回復している。

「そんな中、『推しの王子様』だけは12日放送の第4話が4.4%、19日放送の第6話が4.5%と、依然として4%台から抜け出せていない。同作は当初、深田恭子が主演を務める予定でしたが、5月26日に適応障害の治療のため芸能活動休止を発表。フジはこの2日後、代役を比嘉が務めることを発表しました」(同)

 『推しの王子様』は、ゲーム会社の社長・日高泉美(比嘉)が、自身が手がけた乙女ゲームの“推しキャラ”にそっくりの無作法、無教養、無気力なイケメン・五十嵐航(渡邊圭祐)と出会い、彼を雇って理想の男性に育てる現代版“逆マイ・フェア・レディ”的ストーリー。さらに、泉美に思いを寄せる副社長役を、人気俳優のディーン・フジオカが演じている。

「ネット上では、比嘉をはじめ主要キャストの演技に称賛の声が相次ぐ一方、『やっぱり深キョンで見たかったな』『見れば見るほど、深キョンありきのドラマだと思わせられる』『比嘉さんのせいじゃないけど、ゆるふわキャラの深キョンとはタイプが違いすぎる。深キョン仕様のドラマを引き継ぐのは、最初から無理があった』という意見も多い。このままだと、早期打ち切りの可能性もありそうです」(同)

 本日24日には、東京パラリンピックの開会式が行われる。再び日本がスポーツで盛り上がる中で、連ドラはどこまで粘れるだろうか。

中川大志『ボクの殺意が恋をした』、視聴率4.6%と“爆死中”! 新章突入も『ルパンの娘』と「ほぼ同じ話」で視聴者「飽きた」!?

 中川大志主演の連続ドラマ『ボクの殺意が恋をした』(日本テレビ系)が、8月8日放送の第5話より「秘密編」に突入する。しかし、7月4日放送の初回は世帯平均視聴率5.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と低調で、新章突入前の第4話(7月25日放送)も4.6%という厳しい状況。さらに、視聴者の間では「飽きてきた」といった声まで上がっているようだ。

 幼少期に両親を失い、伝説の殺し屋・男虎丈一郎(藤木直人)に育てられた男虎柊(中川)。丈一郎は依頼の遂行中に返り討ちにあって殺害されてしまい、その仇を取るために、柊も殺し屋となる。丈一郎を殺害した犯人だと思われる漫画家・鳴宮美月(新木優子)を“最終標的”として狙う柊だったが、なぜか2人は恋仲になってしまう……といった内容だ。

「第4話では、美月の本名が“葉山葵”であり、本物の鳴宮美月から影武者を依頼されていたことが発覚。これが新章となる『秘密編』への導入なのでしょうが、ネット上では『ご都合主義すぎて、一気に冷めた』『何この茶番……』『中川くん好きだから見たいんだけど、もう見てられない。ここで離脱します』など、不満の声が相次いでいます」(芸能ライター)

 また、「『ルパンの娘』っぽさがあると思ったら、脚本が同じ人なんだね」「『ルパンの娘』と同じ脚本家なら、いろいろ納得って感じ」といった感想も。『ボクの殺意が恋をした』は、2019年にフジテレビ系で放送された、深田恭子主演の連続ドラマ『ルパンの娘』を担当した脚本家・徳永友一氏のオリジナル脚本なのだ。

「『ルパンの娘』は20年に第2シーズンを放送し、劇場版の製作も発表されていたものの、低視聴率が続いていた作品。第1シーズンの全話平均視聴率は7.1%、第2シーズンはさらに下がって5.7%と“大爆死”していたため、劇場版が発表された際には、ネット上で『大コケ待ったなし』『誰が見に行くんだよ?』などと、散々な言われようでした」(同)

 同作は、横関大氏の小説(講談社)が原作で、盗みを生業とする一族に生まれた図書館司書・三雲華(深田)が、警察一家の息子・桜庭和馬(瀬戸康史)と恋に落ち、結ばれるストーリーだった。

「『ボクの殺意が恋をした』も殺し屋とその標的が恋仲になる話で、『ルパンの娘』と非常によく似た設定のため、ネット上では『泥棒が殺し屋に変わっただけで、ほぼ同じ話』『ワンパターンすぎてつまらない。早くも飽きてきた』などと既視感を訴える声や、『イライラするポイントが似てる』『どっちもセリフや演出がサムいんだよなあ……』といった、辛辣な意見も見られます」(同)

 視聴率5%を切って“大爆死中”の『ボクの殺意が恋をした』だが、新章をきっかけに挽回することはできるのだろうか?

フジ『推しの王子様』、視聴率4%台突入で「“打ち切り”やむなし」!? 新木優子&高良健吾『モトカレマニア』以来の「木曜劇場」枠“爆死”!

 フジテレビ系「木曜劇場」枠で放送中の7月期連続ドラマ『推しの王子様』をめぐり、業界関係者の間で「やはり“打ち切り”もやむなしか」とささやかれているようだ。

 同作は、『マルモのおきて』(同、2011年)や『後妻業』(同19年)を手掛けた脚本家・阿相クミコ氏と、演劇コントユニット・大人のカフェの伊達さんによる完全オリジナル脚本。 乙女ゲームの開発企業を舞台にした“ロマンティック・コメディー”だ。

「ゲーム制作会社社長の主人公・泉美(比嘉愛未)が、自社のゲームキャラクター・ケント様にそっくりな青年・五十嵐航(渡邊圭祐)と出会い、“理想の王子様”に育て上げようと奮闘するというストーリーです。泉美役の比嘉は、今年5月に適応障害の治療に専念するため芸能活動休止を発表した深田恭子の代役として起用されました」(芸能ライター)

 比嘉は、先に挙げた『マルモのおきて』や『コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-』シリーズ(同)など、数多くの作品で経験を積んできた実力派。今回の相手役を務める渡邊も、18~19年放送の『仮面ライダージオウ』(テレビ朝日系)でドラマデビューを果たしたばかりの新人ながら、20年1月期の『恋はつづくよどこまでも』や同年6月期の『MIU404』(ともにTBS系)、今年4月期の『恋はDeepに』(日本テレビ系)と話題のドラマに次々出演。ほかにも、ディーン・フジオカや瀬戸利樹、佐野ひなこらがキャスティングされている。

「深田の降板から比嘉の緊急登板によって放送前から注目を集めていましたし、比嘉もバラエティ番組などで積極的に番宣を行っていましたが、7月15日放送の第1話は平均視聴率6.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と“爆死”スタート。続く第2話(22日放送)も5.0%、第3話(29日放送)で4.1%と、ほぼ1%ずつ右肩下がりとなっています」(同)

 テレビ業界では「5.0%の時点で“打ち切り圏内”」といわれているが、このままいけば3%台に突入してしまいそうな状況だ。

「現在は各局で東京オリンピックを生中継しているため、他局に視聴者が流れやすいことはわかります。しかし、そもそも『推しの王子様』は深田を想定して制作された作品だけに、やはり別の女優を主演に据えて放送するのは無理があったのかもしれません。また、フジの『木曜劇場』枠自体、近年は低視聴率が続いていて、2ケタを獲得するほうが珍しい。このまま低視聴率が続き、“打ち切り”が決まれば、同枠では19年10月期に新木優子と高良健吾がダブル主演した『モトカレマニア』以来となります」(テレビ局関係者)

 なお、8月5日に放送される『推しの王子様』第4話は、“推し”(好きな対象)を応援し、支えるための活動“推し活”をテーマにした内容が描かれるようだが、視聴者の興味を引くことはできるだろうか。

『コード・ブルー』は「共感ポイント多い」! 『TOKYO MER』『Night Doctor』放送の今振り返る、医療ドラマのヒット作

 連日、各局で東京オリンピックの生中継が行われる中、今期も個性豊かな連続ドラマが放送されている。初回の世帯平均視聴率ランキングを見ると、女優・天海祐希が主演を務める人気作『緊急取調室 第4シリーズ』(テレビ朝日系)が14.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を獲得し、今期第1位の成績を収めた。

 続く第2位は、鈴木亮平主演『TOKYO MER~走る緊急救命室~』(TBS系)で14.1%、第3位は波瑠が主演を務め、田中圭、King&Prince・岸優太、岡崎紗絵、DISH//の北村匠海がメインキャストに名を連ねる『Night Doctor』(フジテレビ系)で13.4%という結果に。『TOKYO MER』は救命救急チーム「TOKYO MER」の奮闘を描き、『Night Doctor』は夜間救急専門の医師「ナイト・ドクター」にスポットを当てていて、どちらも医療現場が舞台となっている。

 そのため、ネット上では「『Night Doctor』より『TOKYO MER』のほうが面白い」「『TOKYO MER』は好みじゃなかったから『Night Doctor』だけ見てる」などと2作を比較する声も上がっているが、どちらも共通して、山下智久主演の人気医療ドラマ『コード・ブルー』(フジテレビ系)と比べられ、「二番煎じ」「劣化版」といった苦言が漏れているようだ。

 『コード・ブルー』は2008〜17年に第3シーズンまで放送されたほか、スペシャルドラマや劇場版まで展開されるほどの人気作。現在もファンから続編を望む声が上がるなど、数ある医療ドラマの中でも圧倒的な存在感を放っている。

 サイゾーウーマンでは過去に、同作に影響を受けて救命救急医になったという中島侑子さんが、作中の“共感ポイント”や、実際の現場エピソードをつづっていた。医療ドラマがしのぎを削っている今、『コード・ブルー』の面白さを再確認することで、『TOKYO MER』『Night Doctor』にも新しい発見があるかもしれない。
(編集部)


(初出:2017年7月17日)

月9『コード・ブルー』はリアル? “現役救急医”が語るドラマより厳しい現場

 7月17日から始まる、山下智久主演の月9ドラマ『コード・ブルー-ドクターヘリ緊急救命-』(フジテレビ系)は、7年ぶりに続編が制作される救急医療を題材とした人気医療ドラマ。新シーズンの放送開始に合わせて、現役の救命救急医である中島侑子さんに、現実にはありえないドラマの演出や、沖縄で救急ヘリに乗った経験について綴ってもらった。

『コード・ブルー』の影響を受けて救命救急医に

 職業を聞かれて「救命救急医」と答えると、「コード・ブルーみたいな感じ?」「救急に新垣結衣ちゃんみたいな女医さんいるの?」とよく聞かれる。

 『コード・ブルー』のファーストシーズンが放映された2008年は、ちょうど私が研修医の頃。医師になりたてだった私にとって、ドラマに出てくる医師たちは、「少し先輩」にあたる設定だった。彼らの一喜一憂や気持ちの機微に「うんうん」と強く共感したり、すごいスピードで成長する彼らに憧れを感じるとともに、自分と比較して一種の焦りを覚えたりもした。

 毎回、胸が熱くなるストーリーやドラマチックな展開にワクワクし、時には涙しながら見た。そして翌日は、研修医部屋(研修医だけの待機室のようなもの)で「昨日見た?」と同僚とのドラマ談義に花を咲かせたりもした。

 あれから約10年。まさか自分が救急医の道に進もうとは、あの頃は想像もつかなかったが、15年4月から12月まで沖縄で働いていた時は、彼らのように救急ヘリにも従事していた。ドラマでは災害時の出動の様子がよく描かれているが、私も国際緊急援助隊の医療チーム(海外で災害が起き、被災国から派遣の要請があった時に派遣される救急医療を行う日本のチーム)に登録し、災害時に備えて研修を受けている。

 私のこれらの選択は、少なからず『コード・ブルー』の影響を受けているようにも思う。「どんな状況下でも何かができる」彼らを見て「かっこいい!」と思ったからだ。

 一方で、「医療系のドラマを見てて『これないわー!』と思うことある?」という質問をされるのも日常茶飯事。正直に言うと……ある。研修医の頃は、ドラマを見ても「これはある、これはない」と言えるほどの現場経験がなかったが、今はドラマを見ながら、時々ツッコミを入れたりしている。

 例えば、爆発の危険があるトンネルの中で医療行為を続けるシーン。実際の災害現場では、現場の安全が確認されてから医療スタッフが中に入るはずだし、途中で安全が脅かされれば、一旦撤退するはずだ。ドラマ的には“感動的なシーン”なのだと思うけれど、1人の命を救うために複数人の命が消えるなんてことは、現実にはあってはならないことなのだ。

 そうは言っても、『コード・ブルー』は共感ポイントが多いドラマだった。例えば災害時のトリアージ問題。

 災害時など、たくさんの傷病者が同時に出た場合、傷病者の緊急度や重症度に応じて治療優先順位を決める。その時に使うのがトリアージタグで、通常、傷病者の右手首に巻きつける。赤色は最優先で病院に搬送する群、黄色はその次、緑色は軽症、黒色は死亡しているか救命不能と判断される群。

 医療スタッフも機材も限られる災害時は、できる限り多くの命を救うために、このトリアージがとても重要な意味を持つ。だが、実際目の前で「黒タグ」をつけられた人は見捨てられたように感じるだろうし、つけた側も見捨てたような気持ちになるかもしれない。『コード・ブルー』でもそのような場面が描かれていて、私はどちらの気持ちにも共感した。だが、もし同じような場面に遭遇したら、医者として、感情に流されずにきちんと判断しないといけないな……と改めて覚悟を決めた。

 また、「救急に新垣結衣ちゃんみたいな女医さんいるの?」という質問の答えは、「何ともいえない」だ。救急医の中で女医はかなり少ない。というのも、やはり「大変そう」というイメージが前面に出ているからだと思う。実際私が「救急医になる」と周囲の友人たちに告げた時も、「なんであえてそんな茨の道を選ぶの?」とか「本当に自分に厳しいね」と言われた。

 実際働いてみて、確かに「大変」な面はあるが、それ以上にやりがいがあり面白い。救急は1次、2次、3次と種類が分かれており、数字が大きいほど重症度が増す。3次救急(最重症)しか来ない病院もあれば、逆に3次救急は来ない病院もある。私は、東京のど真ん中の大学病院、沖縄の大学病院、沖縄北部の救急ヘリ、長野の病院と勤務経験があるが、「救急」とひとことで言っても地域や病院によって全然違う。1分1秒を争うような現場もあれば、病院まで歩いてきたお爺さんやお婆さんと談笑しながら診察することもある。

 全ての機器が揃った大病院での診察と、持っていける機器やスタッフが限られる救急ヘリでの医療も全く違う。ヘリの要請があってから現場に向かう時、患者さんの年齢も性別もわからないこともあれば、「浜辺に子どもが倒れている」という情報しかなかったこともある。ヘリに乗りこみ、息を飲むような美しい沖縄の海を眺めながら、あらゆる可能性を考え、対応をシュミレーションする。

 崖から落ちた外国人観光客の救出を、医療スタッフと救急隊と米軍海兵隊とみんなで力を合わせて行ったこともある。そうなると、医療スキルだけではなく、コミュニケーション能力、語学力、瞬発力、非日常的な空間の中で取り乱さない冷静さなど、さまざまなことが求められてくる。

 『コード・ブルー』サードシーズンには果たして、どんなドラマが待ち受けているのだろうか。私も楽しみにしている。

中島侑子(なかじま・ゆうこ)
救命救急医。旅行医学会認定医。1982年、東京生まれ。2007年3月、山口大学医学部医学科を卒業し、同年4月より東京都内で研修医として勤務。09年4月、研修医修了後、世界一周旅行に出発。12年8月の帰国後、全国の学校やホール等で講演会、写真展を多数開催。観光庁の依頼で「若旅プロジェクト」DVD作成にも従事。13年10月から東京の大学病院で救命救急医として勤務。15年4月からは沖縄で救命救急医として働きながら、日本初のNPO運営による救急ヘリに従事。16年1月からは長野の病院で救急立ち上げに従事。また、旅行医学会認定医として、原稿の執筆、海外赴任や旅行のためのアドバイスも行う。ブログ

鈴木亮平『TOKYO MER』で早くもリベンジ達成! “持っている男”を無事証明

 11日に放送されたTBS系ドラマ『TOKYO MER~走る緊急救命室~』の第2話の世帯平均視聴率が、初回から0.2ポイントアップの14.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区、以下同)を記録した。俳優の鈴木亮平が主演し、命を救うために危険な現場に飛び込むため新説された救命救急チーム「TOKYO MER」のメンバーたちの活躍が描かれている。

 前期の『ドラゴン桜』は6月27日の最終…

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天海祐希『緊急取調室』がトップ獲得、中川大志『ボクの殺意が恋をした』比嘉愛未『推しの王子様』はワースト入り! 7月期ドラマ初回視聴率ランク

 2021年の夏ドラマ(民放4局、午後8~10時台)が初回放送を迎え、視聴率ランキングのトップは、世帯平均視聴率で14.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録した『緊急取調室 第4シリーズ』(テレビ朝日系)だった。女優・天海祐希が主演を務め、2014年に第1弾がスタートした同作。17年、19年と好評を博し、今回の第4シリーズも好発進となった。

 『緊急取調室』は、取り調べを行う専門チーム「キントリ」(緊急取調室)のメンバーが犯人たちと心理戦を繰り広げ、真実を明らかにしていくヒューマンサスペンスドラマ。今回も田中哲司、でんでん、小日向文世、速水もこみちといったおなじみのメンバーが集結し、1話と2話は女優・桃井かおりがゲスト出演した。

 天海と桃井の演技に対し、視聴者からは「天海祐希VS桃井かおり、スゴかった。久しぶりにドラマを見てまばたきするのを忘れた」「質の違う女優同士の演技対決、名勝負だった」「桃井かおりの演技にグッときた。キントリはいつも想像を超えてくる」と、絶賛のコメントが続出。視聴率では前シーズンの初回15.2%を下回ったものの、今期1位に輝いた。ただ、7月15日放送の第2話は13.4%にダウンしており、最終話まで首位をキープできるかどうかは、微妙なところだ。

 ベスト2位は、鈴木亮平主演『TOKYO MER~走る緊急救命室~』(TBS系)で、初回は14.1%。今作は、救命救急チーム「TOKYO MER」の活躍を描いた医療ヒューマンドラマで、鈴木のほかに、賀来賢人、中条あやみ、菜々緒、仲里依紗、石田ゆり子らが参加している。第2話の視聴率は14.3%と0.2ポイントアップしていたため、このまま順調に2ケタをキープできれば、最終話までの視聴率ランキングでトップ3入りは確実だろう。

 ベスト3位は、波瑠が主演を務め、田中圭、King&Prince・岸優太、岡崎紗絵、DISH//の北村匠海がメインキャストに名を連ねる『Night Doctor』(フジテレビ系)。一足早い6月21日に始まり、初回は13.4%をマークした。

 第1話は、自信や、やる気のない研修医上がりの元内科医・深澤新(岸)に注目が集まり、「岸くんにイライラした」「岸くん演じる医者がウザい」「視聴者をイライラさせるだけ、岸くんの演技がうまいってことだね」といった感想が続出。同時に「ヘタレすぎたけど、これから成長していくのが楽しみ」と、今後の展開に期待を寄せる声も上がっていた。視聴率は2話で10.6%に下落するも、以降は11.7%(3話)、12.4%(4話)と上昇している。

 フジ月9枠の『Night Doctor』が3位にランクインした一方で、同局の『彼女はキレイだった』『推しの王子様』はそれぞれワースト3位と2位となった。

 『彼女はキレイだった』は、初共演となるSexy Zone・中島健人と小芝風花がダブル主演を務めるドラマ。パク・ソジュン主演で、15年に韓国で大ヒットした同名ドラマのリメークだ。さえない太っちょの少年から、イケメンの“最恐毒舌エリート”になった長谷部宗介(中島)と、優等生の美少女だったはずが無職の“残念女子”になってしまった佐藤愛(小芝)の恋愛模様を描いている。

 視聴率は初回7.6%と1ケタで幕開け。初回放送を受け、ネット上では「物語も面白いし、2人の演技がスゴく良い!」「ベタでオーバー気味な演技、中島健人くんにピッタリの役だね」「小芝風花ちゃん、演技が自然で2話も見たくなった」「この役に小芝風花をキャスティングしたのは納得」「中島健人くんをはじめ演技が上手だし、本家よりもいい」などの好意的なコメントが上がっていた。

 しかし、リメーク作とあって、本家ドラマを見た視聴者の間では「中島の演技がヘタすぎる。パク・ソジュンなら、もっとスマートに演技してた」「日本版は韓国版と別物と考えたほうがいい。全体的に迫力が足りない」「韓国版を見た人は、日本版は見ていられないはず」と、厳しい意見が見られる。なお、第2話は7.0%に減少していたが、回を重ねるにつれてどこまで下げ止まれるのか。

 比嘉愛未主演のドラマ『推しの王子様』は、初回6.0%を記録してワースト2位に。こちらは、女性向け恋愛ゲーム(乙女ゲーム)を手がけるベンチャー企業の社長・日高泉美(比嘉)が、“空から舞い降りて来た男”(渡邊圭祐)を理想の男性に育てるために奮闘する、ロマンチック・コメディー。

 当初主演を務める予定だった深田恭子が、適応障害の治療のため、5月26日に活動休止を発表。その後、主演に決定した比嘉だが、フジでは連ドラ初主演作となる。ある意味で放送開始前から関心が集まっていたが、初回は同局で最下位のスタートを切ってしまった。

 そして、ワースト1位の作品は中川大志が主演、新木優子がヒロインを演じている『ボクの殺意が恋をした』(日本テレビ系)。視聴率は、前クールの嵐・櫻井翔、広瀬すず主演『ネメシス』の初回(11.4%)を大幅に下回る5.8%だった。

 同作は、“最高に間が悪い殺し屋”の男虎柊(中川)が、暗殺ターゲットの鳴宮美月(新木)に恋をしてしまうというスリリングなラブコメディー。主人公の柊は、美月に育ての親・丈一郎(藤木)を殺害され、復讐を決意するという役どころで、視聴者からは「主人公がひたすら“殺す殺す詐欺”を繰り返すドラマで面白い」「コメディードラマっていうよりも、ドラマに近いコントにしか見えない」「すれ違いコントのようで面白い!」と好意的な反応がある一方で、「設定がおかしいし、正直つまらない。離脱するかも」「設定がめちゃくちゃすぎて1話の途中で離脱した」と拒絶する意見も見られるなど、賛否両論が噴出。2話の視聴率は6.0%とわずかに上昇したが、果たして今後はどんな数字をたどっていくのだろうか? 

 さらに、ジャニーズ事務所のタレントが出演するドラマでは、少年隊・東山紀之主演の人気シリーズ『刑事7人 season7』(テレビ朝日系、初回11.9%)が4位に入ったほか、5位は唐沢寿明主演で、NEWS・増田貴久が出演する『ボイスII 110緊急指令室』(日本テレビ系、11.3%)。ジャニーズWEST・重岡大毅にとってゴールデン・プライム帯の連ドラ初主演作となる『#家族募集します』(TBS系、初回7.7%)は9位で、ワースト3位入りをギリギリ逃れた。平均視聴率ランキングで順位がどう変動するのか、行方を見守っていきたい。

【2021年夏ドラマ(午後8~10時台、民放4局)初回視聴率一覧】

1位『緊急取調室 第4シリーズ』(テレビ朝日系・木曜午後9時) 14.7%
2位『TOKYO MER~走る緊急救命室~』(TBS系・日曜午後9時) 14.1%
3位『Night Doctor』(フジテレビ系・月曜午後9時) 13.4%
4位『刑事7人 season7』(テレビ朝日系・水曜午後9時) 11.9%
5位『ハコヅメ~たたかう!交番女子~』(日本テレビ系・水曜午後10時) 11.3%
5位『ボイスII 110緊急指令室』(日本テレビ系・土曜午後10時) 11.3%
7位『IP~サイバー捜査班』(テレビ朝日系・木曜午後8時) 10.3%
8位『プロミス・シンデレラ』(TBS系・火曜午後10時) 7.9%
9位『#家族募集します』(TBS系・金曜午後10時) 7.7%
10位『彼女はキレイだった』(フジテレビ系・火曜午後9時) 7.6%
11位『推しの王子様』(フジテレビ系・木曜午後10時) 6.0%
12位『ボクの殺意が恋をした』(日本テレビ系・日曜午後10時30分) 5.8%