月9『競争の番人』&東山紀之『刑事7人』がベスト3入り! ワーストはジャニーズの永瀬廉『新・信長公記』と『純愛ディソナンス』【7月期ドラマ初回視聴率ランク】

 2022年7月期の連続ドラマ(民放4局、午後8~10時台)が続々とスタート。初回視聴率ランキングでトップになったのは、世帯平均11.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録した坂口健太郎と杏がダブル主演を務める月9『競争の番人』(フジテレビ系)だった。

 長らくTBS系「日曜劇場」枠に負け続きだった“月9”が、ついに初回視聴率でトップへ躍り出た。同ドラマは同名小説が原作で、公正取引委員会を舞台に、エリート審査官・小勝負勉(坂口)と“ダイロク”こと公正取引委員会審査局第六審査へ左遷された元刑事・白熊楓(杏)がバディを組み、市場を支配する巨悪に挑むミステリーだ。

 第1話では、栃木県にあるホテル3社が結婚式の料金をめぐって不当な取引制限(カルテル)を行っている疑いが浮上し、“ダイロク”メンバーが調査する様子が描かれた。その中で、雪が降るシーンの直後に突然、快晴に切り替わったほか、雪もほとんど積もってなかったことから、「さっきまで降ってた雪はどこへ……?」「雑すぎる」と多くの視聴者を困惑させたようだ。

 ネット上では、「坂口健太郎と杏のコンビがいいですね」「上司なのに発言権がない大倉孝二、仕切りキャラの小池栄子、三枚目キャラの加藤清史郎など、キャスティングがかなりいい」「ドタバタシーンが面白い」と満足気な視聴者がいる一方で、中には「とにかくテンポが悪い。1話完結かと思ったら、この話を一体何話まで引き延ばすんだ……」「設定が雑。骨太の社会派ドラマを期待してたから、期待外れだった」とネガティブな声も……。そのせいか、第2話では8.9%までダウンしてしまった。

 2位は、東山紀之主演の人気ドラマシリーズ『刑事7人』(テレビ朝日系)の第8シーズンで、初回11.3%。今期からジャニーズWEST・小瀧望が加入することが事前に発表されていたが、同時に第1話で誰かがレギュラーから外れることが予告されており、ファンをヤキモキさせていた。

 第1話の終盤、同シリーズの“初期メン”である水田環刑事(倉科カナ)が「キャリアアップのため、FBIに行くことにしたの」と仲間に告げ、キャリーケースを引いて去っていく場面が描かれると、ネット上では「紅一点なのに、悲しすぎる」「カナさんいなくなったら、つまらなくなる」と惜しむ声が上がったほか、「ジャニーズ登場で倉科カナ退場はないわ~」「そんなにジャニーズを入れたいなら、別のドラマでやってよ!」「ジャニーズが入って誰かが抜けるパターン、どうにかならないの?」と小瀧の加入をネガティブに捉える声が続出。

 これに対して、「のんちゃん(小瀧の愛称)は何も悪くないのに、“いらない”とか言われてるの納得できない」「のんちゃん、演技頑張ってるのに、ジャニーズってだけで叩かれてかわいそう」と、擁護するファンの声も見られた。

 3位は、綾野剛主演の日曜劇場『オールドルーキー』(TBS系)で、11.2%。暴露系YouTuber・東谷義和氏による“ガーシー砲”の影響で「ちゃんと放送されるの?」「スポンサーが許さないのでは?」と心配されていたが、いざ始まってみると、サントリーなどの大口スポンサーも前クールから継続。一見、影響があるようには見えないが、ドラマの公式SNSを見ると、ほかの同局ドラマと違いコメントが一切書き込めない設定になっており、TBS側の緊張も感じられる。

 なお、同枠で初回が12%を切ったのは、20年1月期の竹内涼真主演『テセウスの船』以来のことで、ネット上では「思ったより低い」と驚きの声もあった。ただ、元サッカー選手役である綾野の熱演に対しては、「本当に元スポーツ選手に見えた」「演技が繊細で、やっぱり演技うまい」と絶賛の声が相次いでいるようだ。

『純愛ディソナンス』『新・信長公記』……ジャニーズドラマが視聴率ワースト入り!

 残念ながらワースト1となったのは、Hey!Say!JUMP・中島裕翔が主演を務める『純愛ディソナンス』(フジテレビ系)で、4.8%。「木曜劇場」で前期に放送された土屋太鳳主演『やんごとなき一族』の初回7.3%を大幅に下回ったほか、同枠の歴代ワーストとなる全話平均4.4%を記録した新木優子&高良健吾ダブル主演『モトカレマニア』(19年10月期)の初回5.6%にも届かなかった。

 同作は、高校の音楽教師・新田正樹(中島)と、彼が副担任を務めるクラスの生徒・和泉冴(吉川愛)の“禁断の関係”を描くオリジナル作品。ネット上では「裕翔のいつもの雰囲気と違ってて、またいいね」と喜ぶファンや、主人公の大学時代の先輩である教師・小坂由希乃(筧美和子)が遺体で発見されるといった展開に対して「ただの恋愛ドラマかと思ったら、ミステリー要素もあってすごい面白い」との声もあり、評判は数字ほど悪くないようにも見える。

 とはいえ、今月21日放送の第2話では、さらに4.3%までダウンしており、『純愛ディソナンス』が、長らく“爆死ドラマの代名詞”的な作品だった『モトカレマニア』の立ち位置に取って代わる可能性もありそうだ。

 ワースト2は、日本テレビが今期の目玉として大プッシュしているKing&Prince・永瀬廉主演『新・信長公記~クラスメイトは戦国武将~』で、6.1%。初回放送前には主人公・織田信長役の永瀬が『ZIP!』『スッキリ』に生出演し、Twitterでも「新・信長公記」がトレンド入りしていたが、視聴率は前クールの同枠で放送されたなにわ男子・道枝駿佑主演『金田一少年の事件簿』の初回7.8%を1.7ポイントも下回ってしまった。

 漫画が原作の同ドラマは、織田信長、徳川家康、豊臣秀吉ら名だたる戦国武将のクローンが通う日本一の不良校を舞台にした学園エンターテインメント。ネット上では、「設定がぶっ飛んでて、日曜の夜にケラケラ笑いながら見るには最適」「クセは強いけど、このセンス好み! 小澤征悦が15歳を演じてるだけで笑える」と好意的な声が上がる一方で、「脇役たちの貫禄がすごすぎて、主役が完全に食われてる」「設定は面白いけど、キャストが豪華すぎて主役だけ浮いて見えるね」と配役に疑問の声も散見された。

 しかし、主題歌にKing&Princeの新曲が起用されているほか、永瀬と関西ジャニーズJr.時代の同期で、かつて関西ジャニーズJr.内ユニット“なにわ皇子”としても共に活動していたなにわ男子・西畑大吾がメインで出演しているため、多くのジャニーズファンが大盛り上がり。永瀬と西畑の“だいれん”コンビに対し「もっとコンビ売りしてほしい」「“修二と彰”みたいに2人で歌出してほしい」と要望する声も目立つが、一部では「このドラマ、盛り上がってるのはジャニオタだけ」「日テレのジャニーズ接待ドラマ」と冷めた声もあり、今後の視聴率がそれを裏付けしないことを祈るばかりだ。

 ワースト3は、林遣都と仲野太賀がダブル主演を務める『初恋の悪魔』(日本テレビ系)で、6.6%。ともに松たか子が主演を務めた『カルテット』(同)『大豆田とわ子と三人の元夫』(フジテレビ系)を手がける人気脚本家・坂元裕二氏によるオリジナル作品とあって、放送前は話題になっていたが、今月23日放送の第2話でまさかの3.9%まで転落してしまった。

 「小洒落てこじれたミステリアスコメディー」を謳う同作は、停職処分中の刑事・鹿浜鈴之介(林)のもとに、総務課の警察行政職員・馬淵悠日(仲野)、生活安全課の刑事・摘木星砂(松岡茉優)、会計課の警察行政職員・小鳥琉夏(柄本佑)が集い、難事件を解決に導くストーリー。ネット上では、「坂元氏の脚本、クセが強くてなんか苦手」「セリフが聞き取りづらいシーン多いし、今のところつまんない」と難色を示す視聴者も多く、これが数字に反映された結果か……。

 ジャニーズドラマが複数ワースト入りしてしまった夏ドラマ。目を疑いたくなるような低視聴率ドラマも目立つが、今後、番狂わせはあるのだろうか。

7月期ドラマ初回視聴率ランキング(民放4局、午後8~10時台)

1位『競争の番人』(フジテレビ系、月曜午後9時) 11.8%
2位『刑事7人』(テレビ朝日系、水曜午後9時) 11.3%
3位『オールドルーキー』(TBS系、日曜午後9時) 11.2%
4位『六本木クラス』(テレビ朝日系、木曜午後9時) 9.6%
5位『遺留捜査』(テレビ朝日系、木曜午後8時) 9.0%
6位『ユニコーンに乗って』(TBS系、火曜午後10時) 8.7%
7位『テッパチ!』(フジテレビ系、水曜午後10時) 7.6%
8位『家庭教師のトラコ』(日本テレビ系、水曜午後10時) 7.5%
9位『魔法のリノベ』(フジテレビ系、月曜午後10時) 7.4%
10位『石子と羽男-そんなコトで訴えます?-』(TBS系、金曜午後10時) 6.9%
11位『初恋の悪魔』(日本テレビ系、土曜午後10時) 6.6%
12位『新・信長公記~クラスメイトは戦国武将~』(日本テレビ系、日曜午後10時30分) 6.1%
13位『純愛ディソナンス』(フジテレビ系、木曜午後10時) 4.8%

※小数点第2位以下を四捨五入。

波瑠『魔法のリノベ』初回視聴率7.4%! ネット好評も山下智久『正直不動産』がネックに!?

 波瑠が主演を務める連続ドラマ『魔法のリノベ』(フジテレビ系)の第2話が、7月25日に放送される。同18日からスタートし、初回世帯平均視聴率は7.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録。前クールに同枠で放送された、広瀬アリス主演『恋なんて、本気でやってどうするの?』の初回視聴率7.0%をわずかに上回った。

 『魔法のリノベ』は、星崎真紀氏の同名漫画(双葉社)が原作。大手リフォーム会社で営業部門のエースであった主人公・真行寺小梅(波瑠)が、とある理由で零細工務店の「まるふく工務店」に転職。同社社長・福山蔵之介(遠藤憲一)の長男で、いまだに契約を取ったことのない“バツ2”のシングルファーザー・福山玄之介(間宮祥太朗)と真行寺がバディを組み、住宅のリノベーションを通して、依頼者の悩みや問題を解決していくストーリーだ。

※本記事は『魔法のリノベ』第1話のネタバレを含みます。

「第1話では、築60年の家を持つ夫婦からリノベーションの依頼を受け、真行寺と福山が訪問。するとそこに、真行寺が以前所属していた大手リフォーム会社の社員・久保寺彰(金子大地)が現れ、リノベーションの権利を取り合うことに。夫婦は最初、全面リフォームを提案する大手リフォーム会社のほうに乗り気でしたが、床柱や鴨居を残すという真行寺&福山のプランに賛同し、最終的には『まるふく工務店』が契約を成立させました」(芸能ライター)

 ネット上では「かなり面白いドラマ。絶対次回も見る!」「クセの強い登場人物が多いから楽しい」「ちょうどリノベーションに興味があったので見たけど、ドラマとしても面白い。これはリアタイするわ」などと、内容を評価する声が多い。

 一方、「『正直不動産』を見た後だから、すべてに既視感がある……」「『正直不動産』を見てなかったら『魔法のリノベ』を楽しめたかも。どうしても比べちゃう」「『魔法のリノベ』は『正直不動産』の劣化版でしかない」といった厳しい声も。今年4月期にNHKで放送されていた山下智久主演の連続ドラマ『正直不動産』と比較し、「物足りない」と感じる視聴者も少なくないようだ。

「『正直不動産』は、夏原武氏が原案、水野光博氏が脚本、大谷アキラ氏が作画を担当し、現在も『ビッグコミック』(小学館)で連載中の同名漫画を原作とした今年4月期放送のNHKドラマ。“嘘がつけない”不動産会社の営業マン・永瀬財地(山下)が、正直な営業で契約を取るべく奮闘するという内容です。ネット上では放送されるたび、『今期のドラマの中で一番面白い!』『山Pにピッタリの役。不動産業界のこともわかって勉強になる』などと好評でした」(同)

 放送時期を考えれば、『魔法のリノベ』が『正直不動産』の2匹目のドジョウを狙ったものではなく、たまたま似た題材のドラマが2期連続で放送されてしまった様子。予想外の逆風を受けている『魔法のリノベ』だが、ここから評価をひっくり返せるだろうか?

町田啓太『テッパチ!』第3話、集団で罵倒&暴力シーンが物議「ダメでしょ」「シャレにならない」

 劇団EXILEの町田啓太が主演を務めるフジテレビ系連続ドラマ『テッパチ!』。7月21日に放送された第3話で、虐待のトラウマに悩む仲間に対して、主人公らが“ショック療法”による荒療治を行う場面がメインで描かれ、物議を醸している。

 完全オリジナルの同作は、町田演じる陸上自衛隊の自衛官候補生である国生宙(こくしょう・ひろし)が、配属された第一班の仲間たちと友情を育み、人とのつながりの大切さを体現していく物語。第3話の世帯平均視聴率は、4.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)だった。

「初回は7.6%で発進した同作ですが、第2話は5.6%まで下降し、第3話では“打ち切り圏内”ともいわれる4%台にまで落ち込んでしまいました。同作は『防衛省の全面協力』を謳っており、撮影では自衛官のエキストラ参加や、陸上自衛隊が保有するヘリコプターや車両などが使用されているそうですが、実際の自衛隊ではあり得ないであろう演出重視のシーンが目立つため、『自衛隊の訓練ってこんなにユルいの?』『これに防衛省がOK出してるのが驚き』などと疑問の声も少なくありません」(芸能記者)

※本記事は『テッパチ!』第3話のネタバレを含みます。

 第3話では、物静かな自衛官候補生・武藤一哉(一ノ瀬颯)が訓練中に教官から叱責された際、突然暴れだすという事態が発生。その原因が、過去に父親から虐待を受けていたことによるフラッシュバックであると知った宙(町田)は、武藤に「なら鍛えてやるよ」と宣言。剣道場に第一班のメンバーを集め、「これからこいつを、俺たちでぼっこぼこにする!」と伝え、1時間にわたり集団で武藤に「お前、終わってる!」「生きてる価値ないんちゃうか!?」「人殺してそうなツラしてるもんな!」と罵倒したり、突き飛ばしやビンタなどの暴力行為を行う様子が描かれた。

「剣道場には、偶然通りがかった指導教官の桜間冬美(白石麻衣)もいましたが、第一班の馬場良成(佐野勇斗)が『武藤がどれだけ罵声を浴びたり暴力を受けたりしても、絶対に手を出したりしない。そのための訓練です』『1時間耐えられたら合格。チュウくん(宙のあだ名)がそう決めたんです』と説明すると、すぐに納得。途中から合流した教育隊の中隊長・八女純一(北村一輝)とともに、静かに見守っていました」(同)

 1時間の荒療治が終わると、耐えた武藤に「すげえかっこよかったぞ」と声をかけていた宙。ネット上では「愛情の裏返しに泣けた。これで本当の仲間になったね」「泣きながら罵倒するシーンに感動した。こういう男の友情っていいね」「宙たちの気持ちを考えたら、涙が止まらなかった」と好意的な声が上がる一方で、「なんじゃこりゃ……。素人のショック療法なんて、この時間帯のドラマで描いちゃダメでしょ」「これ、本気にする視聴者がいたらシャレにならないよ。『絶対にマネしないでください』の注意書きを入れるべきでは?」「専門家のいない荒療治は、ただの暴力」と疑問視する声が相次いでいる。

「フィクションとはいえ、暴行と紙一重なシーンだけに、ドン引きしてしまった視聴者も少なくないようです。さらに、4月期に新設されたばかりの“水10”枠は、『今、貴方に必要なのは何系男子?』をコンセプトに若い視聴者をターゲットにしているため、『若い視聴者が鵜呑みにしかねない』と心配するネットユーザーも見られます」(同)

 町田をはじめ、キャストの演技に称賛の声も多い『テッパチ!』。ステレオタイプの根性論を描くために、これ以上、演出がエスカレートしないといいが……。

橋本愛『家庭教師のトラコ』初回7.5%の低調スタート! 「『家政婦のミタ』と同じ」「既視感すごい」

 日本テレビ系「水曜ドラマ」枠で7月21日、橋本愛主演の連続ドラマ『家庭教師のトラコ』が放送を開始。人気脚本家・遊川和彦氏が手がけるオリジナル作品かつ、橋本の地上波ゴールデン/プライム帯連続ドラマ初主演作とあって注目を集めていたが、世帯平均視聴率7.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と、低調なスタートとなった。

 橋本が演じるのは、伝説の家庭教師・根津寅子(通称・トラコ)。第1話ではトラコの契約相手として、中村家、下山家、上原家が登場した。

「中村家は、幼稚園児の知恵(加藤柚凪)を名門私立小学校に通わせたいワーキングママ・真希(美村里江)とその夫・朔太郎(細田善彦)からなる一家。第1話では、そんな中村家の抱えている問題をトラコが浮き彫りにしていく様子が描かれました」(芸能ライター)

 最近の日テレ「水曜ドラマ」枠は、前クールに放送されていた今田美桜主演『悪女 (わる) ~働くのがカッコ悪いなんて誰が言った?~』などをはじめ、世帯平均視聴率1ケタ台スタートの作品も珍しくなくなっているが、「2000年以降で7%台発進となったのは『トラコ』が初めてだけに、残念な滑り出しと言わざるを得ない」(同)という。

「なお、同枠ではこれまでにも遊川氏脚本の連ドラを放送しており、11年10月期の『家政婦のミタ』(松嶋菜々子主演)は初回19.5%のロケットスタートを切り、最終回は40.0%を獲得する大ヒット作に。また19年10月期の連ドラで、橋本も出演した『同期のサクラ』(高畑充希主演)は、初回8.1%だったものの、徐々に数字を上げて最終回は13.7%を記録しています」(同)

 『トラコ』も『サクラ』同様、後半の伸びに期待したいところだが、ネット上では「既視感がすごい」といったネガティブな評価が目立っているという。

「例えば、『悪くはないけど、いかにも遊川さん脚本のドラマって感じ』『変わり者で秘密がありそうな主人公が、別の家庭に影響を与えていくのって、「ミタ」と同じパターンだよなぁ』『「ミタ」のテンプレを利用してる』など、既視感を訴える声が続出。『トラコ』には、過去の遊川作品とは異なる展開を期待したいところです」(同)

 とはいえ、「ザ・遊川ワールドで好き」「ドラマの内容が橋本さんの雰囲気と合ってる」という声もあるだけに、せめてこれ以上は数字を落とすことがないよう祈りたい。

杏&坂口健太郎の月9『競争の番人』、綾瀬はるか『元彼の遺言状』視聴率下回り「先行き不安」!?

 杏と坂口健太郎のダブル主演“月9”ドラマ『競争の番人』(フジテレビ系)。7月11日にスタートし、世帯平均視聴率11.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と2ケタを記録したものの、「前クールの作品と比べると、先行きが不安な結果」(芸能ライター)なのだという。

 『競争の番人』は、前クールに同じ“月9”枠で放送されていた綾瀬はるか主演『元彼の遺言状』の原作者・新川帆立氏の同名小説を実写化。“ダイロク”こと公正取引委員会審査局第六審査へ左遷された元刑事の白熊楓(杏)と、20歳で司法試験に合格し、東大法学部を主席で卒業した審査官の小勝負勉(坂口)がコンビを組み、企業の不正を暴く内容となっている。

「第1話では、栃木県にあるホテル3社が結婚式の料金をめぐって不当な取引制限(カルテル)を行っている疑いが浮上し、ダイロクが調査を開始。カルテルの首謀者と思われる天沢雲海(山本耕史)が経営するホテルに探りを入れ、最終的に、立ち入り検査を行うことに。しかし、天沢がこれを拒否する……といったストーリーでした」(同)

 そんな中、小勝負は審査官の六角洸介(加藤清史郎)に、“立ち入り検査が許可された”という嘘をホテルのロビーで言わせるという“作戦”に出る。これに釣られたホテル長の長澤俊哉(濱津隆之)は、証拠隠滅のためにノートパソコンを外に持ち出し川に捨てたが、小勝負は彼を尾行し、捨てられたノートパソコンを回収した。

 しかしこのシーン、長澤がホテルから逃げ出そうとする場面では雪が降っていたものの、屋外に出た際には快晴となっており、雪もほとんどないという不自然な描写が見られた。ネット上では「さっきまで降ってた雪はどこ行った?」「すごい雑なシーンを見た(笑)」などとツッコミが続出し、苦笑されてしまったのだ。

 とはいえ、初回の世帯平均視聴率は11.8%と2ケタ発進を遂げ、決して悪い結果ではないが……。

「前枠の『元彼の遺言状』は初回が12.1%だったので、『競争の番人』はこれを下回るスタートとなりました。『元彼の遺言状』は全話平均世帯視聴率9.1%でしたが、月9枠としては、2020年4月期『SUITS/スーツ2』の全話平均8.5%以来、“ひさびさの1ケタ台フィニッシュ”という結果。なお、『元彼の遺言状』は第3話まで2ケタ視聴率をキープしていたものの、第4話以降はすべて1ケタに沈んでいます」(同)

 視聴率が伸び悩んだ『元彼の遺言状』より勢いのない『競争の番人』。果たして、ここから挽回できるだろうか?

『VS魂』は打ち切り検討すら難しい!? フジテレビの3大“問題児”バラエティ

 フジテレビでは現在、7月期ドラマの『テッパチ!』や『競争の番人』、『純愛ディソナンス』が放送を開始しており、視聴者の間では、各番組の視聴率にも注目が集まっている。しかし、業界内では「フジは夏ドラマより、すでに“お荷物”となっているバラエティを何とかしたほうがいいと指摘されている」(テレビ誌ライター)ようだ。

「このところ、業界関係者の間では“フジが抱える3大問題児バラエティ”について心配する声が少なくありません。まずは嵐・相葉雅紀がキャプテンを務めるゲームバラエティ『VS魂 グラデーション』で、これは嵐メンバー全員が出演していた『VS嵐』の後継番組。2020年末をもって同グループが活動休止となったため、翌21年1月から相葉が『VS魂』として引き継ぎ、今年4月には、『VS魂 グラデーション』にリニューアルしました」(同)

 開始当初は、出演者がさまざまなアトラクションゲームに挑戦するという内容だった『VS魂』。しかし、視聴率が伸び悩んだためか、“世の中にあるさまざまなモノを正しい順番に並べ替える”というコンセプトの『VS魂 グラデーション』へと大胆にリニューアルしたようだ。

「『VS魂』初回3時間スペシャルの世帯平均視聴率が9.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)だったのも、正直物足りない結果でしたが、今年1月の放送回では3.9%を記録したと一部でニュースになり、業界内外に衝撃を与えました。『VS嵐』は、局全体の視聴率が低迷していた中、唯一好調を維持するなど、フジを代表するバラエティだったのですが、それはやはり『嵐5人が出演している』という点が大きかったようです。若手ジャニーズが出演しているものの、どうしても相葉ひとりでは求心力に乏しく、ネット上では『「VS嵐」のほうが面白かった』『「VS魂」は「VS嵐」の劣化版』などと言われてきました」(スポーツ紙記者)

 リニューアル後の『VS魂 グラデーション』では、新しい企画に挑戦してはいるものの、やはり視聴者の間では不評が目立ち、視聴率も回復しないままだ。

「しかし、フジは『VS魂 グラデーション』をそう簡単には打ち切ることができません。というのも、この枠は『VS嵐』が築き上げた不動の“ジャニーズ枠”であり、局と大手芸能プロ・ジャニーズ事務所の今後の付き合いを考えると、打ち切りを“検討する”ことすら難しい。ある意味、“呪縛”にとらわれた番組といえます」(同)

 2つ目の“問題児”バラエティは、アンガールズ・田中卓志の冠番組『呼び出し先生タナカ』。今年4月に始まった同番組は、「お笑い教育“一斉テスト”バラエティ」を掲げ、田中が“先生”となり、ゲストの“生徒”に対して義務教育レベルのテスト実施。そこで生まれた珍解答をイジるという内容になっている。

「この企画は、過去にフジで放送されていた人気バラエティ『めちゃ×2イケてるッ!』の『抜き打ちテスト企画』に酷似しているということで、初っ端から『パクリじゃん』『こんな番組でMCやらされる田中さんがかわいそう』などとネット上で物議を醸しました。その後、『めちゃイケ』のメイン出演者であるナインティナイン・岡村隆史が、自身のラジオ番組で『オレらが(この番組を)やったらあかんかったのか』と発言したことで、大騒動に。一部週刊誌では、制作サイドが『めちゃイケ』の元スタッフやナイナイに許可を取らないまま、企画を強行したことも報じられました」(芸能プロ関係者)

 しかし、こうした一連の騒動を受けて即打ち切りにした場合、業界内外でさらなる臆測を呼ぶことが予想されるだけに、番組は現在まで続行。とはいえ、視聴率は初回6.2%から、徐々に下降しているという。

「“パクリ疑惑”のイメージが微妙に拭いきれていないため、出演者側からしても『やりづらい番組』と認識されているようです。フジにとっては頭痛のタネ的バラエティといえるでしょう」(同)

 3つ目の“問題児”バラエティは、ウッチャンナンチャン・内村光良がMCを務める『あしたの内村!!』だ。

「今年3月まで、内村MCの『痛快TV スカッとジャパン』が放送されていた枠で4月からスタートしました。以前から、低視聴率が報じられていた『スカッとジャパン』だけに、終了は致し方なかったと思いますが、内村が続投する『あしたの内村!!』も初回から5.5%と、数字面で苦戦しています」(制作会社スタッフ)

 同番組は、「『あした起こるかもしれないこと』を完全シミュレーションする 体験型情報バラエティ番組」を謳っているが、「番組の軸がブレブレなところが気になる」(同)そうだ。

「例えば、初回スペシャルでは、“月9”ドラマのプロデューサーへの密着や、韓国の人気アイドルグループ・BTSを特集しており、エンタメが好きな視聴者層向けのようでした。しかし別の回では、『絶品駅そば対決』『激カワ動物のもぐもぐタイム』といったグルメや動物企画を放送。またある時は『もしも東京近海の海底火山噴火に遭遇したら』を検証したこともありました。回ごとに企画内容がバラバラすぎて、固定の視聴者がつかないのでは……」(同)

 ちなみに『あしたの内村!!』は、放送休止が多いことも気になるという。

「もしかすると、フジは肝いりの新バラエティを準備中で、『あしたの内村!!』は、その“つなぎ”の番組なのかもしれませんが、だとしても、もう少し企画に力を入れないと、内村の顔に泥を塗ることになりかねません」(同)

 フジは、これらの“問題児”バラエティを改善する策を見つけられるのだろうか。

町田啓太『テッパチ!』第2話、視聴率5.6%にダウン! シャワーシーンに賛否「最高」「俳優を雑に消費」

 劇団EXILEの町田啓太が主演を務めるフジテレビ系連続ドラマ『テッパチ!』の第2話が7月13日に放送され、ネット上では2週連続で登場したシャワーシーンが賛否を呼んでいるようだ。

 完全オリジナルの同作は、町田演じる陸上自衛隊の自衛官候補生である国生宙(こくしょう・ひろし)が、訓練を受けながら大切な仲間たちと友情を育み、人とのつながりの大切さを体現していく物語。第2話の世帯平均視聴率は5.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)で、初回の7.6%から2.0ポイントもダウンしてしまった。

 なお、初回では宙が配属された第一班のメンバーたちが、初めて銃を手にした際に笑顔ではしゃいだり、行進訓練中に雑談しながらダラダラと歩くシーンが放送され、「新人が銃を持ちながらヘラヘラ談笑して許されるとか、どこの自衛隊だよ」「ドラマだから脚色はあって当然だけど、これは崩しすぎ」「現役の隊員・訓練生に失礼では?」と疑問の声が続出していた。

「『防衛省の全面協力』を謳う同作に対し、放送前には『リアルな自衛隊の生活が描かれるのではないか』と期待する声も見られました。そのため、『思ったのと違う……』と、初回で脱落してしまった視聴者も多かったようです。ただ、4月期に新設された同ドラマ枠は、若いコアターゲットに重点を置いているため、リアリティよりも青春学園漫画のような雰囲気を優先しているのでしょう」(芸能記者)

 第2話でも、演出重視のシーンが目立つ中、初回に続いて、町田や佐藤寛太、佐野勇斗らのシャワーシーンが登場。町田のファンなどからは「え? シャワーシーン毎週あるの!? 最高!」「『水戸黄門』(TBS系)の入浴シーンばりに、シャワーシーンは毎回お願いします!」「これぞ肉体美! このドラマのためにトレーニングして体作ったと思うと感動」などと歓喜の声が上がる一方で、否定的な意見も目立つ。

「どアップで舐めるようなカメラワークや、スローモーションによる編集で、まるでアイドル俳優のイメージビデオのような同作のシャワーシーン。第2話ではシャワーに加え、男たちが脱衣所で上半身裸のまま筋肉自慢をするシーンも見られました。約1分間にわたって半裸のシーンが続いたため、一部では『さすがにシャワーシーン長すぎ。いらない』『「イケメンのシャワーシーンですよ~。こういうの好きでしょ~」っていうドラマ制作者の声が聞こえてくるようで、気持ち悪い』という批判や、『なんで男の俳優はこれがOKなのか、理解できない』『俳優を雑に消費しないでほしい』という疑問も相次いでいます」(同)

 さらに、駐屯地内にある飲食店で第一班のメンバーが久々にビールを飲むシーンでは、女性自衛官のグループを見つけ、「女や女」「ここ最高やなあ、おい!」と盛り上がる場面があり、これにも否定的な声が散見される。

「『全体的に感覚が古臭い』との指摘もある同作ですが、一方で『“なんちゃって自衛隊青春群像ドラマ”と割り切れば面白いドラマ』『リアリティがどうのこうのって言ってる人は、自衛隊のドキュメンタリーでも見ればいい』と擁護する声もあり、見る人によって印象が大きく異なるようです」(同)

 女性視聴者を意識したと思しきサービスシーンに賛否が巻き起こっている同作。今後も、シャワーシーンは“お決まり”となるのだろうか。

竹内涼真『六本木クラス』第2話、8.6%でダウン! 平手友梨奈に「演技上達してる」「不自然」と賛否

 俳優・竹内涼真が主演を務める木曜ドラマ『六本木クラス』(テレビ朝日系)の第2話が7月14日に放送され、世帯平均視聴率8.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録。ダブルヒロインの1人を演じる元欅坂46・平手友梨奈に対し、多くのファンから「演技がうまくなってる!」と驚きの声が上がったようだ。

 『六本木クラス』は、韓国ドラマ『梨泰院クラス』の日本リメーク版で、竹内演じる“イガグリ頭”の青年・宮部新が、自身の開いた東京・六本木の居酒屋「二代目みやべ」を人気店にするため、大富豪一家とビジネスバトルを繰り広げるサクセスストーリー。主人公の宿敵である「長屋ホールディングス」の会長・長屋茂を香川照之が演じるほか、ダブルヒロインを平手と新木優子が演じる。

「初回の世帯平均視聴率は9.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)で、『木曜ドラマ』枠の初回視聴率としては、2015年7月期の武井咲主演『エイジハラスメント』以来、7年ぶりの1ケタ発進となってしまいました。第2話はこれをさらに下回る数字となり、今後の展開が不安視されます」(芸能記者)

 第2話では、長屋茂の長男・長屋龍河(早乙女太一)への殺人未遂で服役していた新が出所。初恋の同級生・楠木優香(新木)と六本木の夏祭りで再会した新は、長屋を超えるために7年後、六本木に店を出すと伝える。一方、高校生でインフルエンサーの麻宮葵(平手)は、クラスで起きたいじめの様子を生配信。激怒したいじめ加害者の母親から叩かれそうになるも、偶然通りがかった新が止めに入る……という展開だった。

 この回では、新の出店計画を聞いた優香が、驚きのあまり、新の顔面に向かってラムネサワーを2度も吹き出すシーンが登場。本家『梨泰院クラス』でもヒロインが同じ行動を取っており、シチュエーションは違えどこれを再現した形だ。

「韓国ドラマファンの間でこの再現が話題になっていて、『吹き出すシーンあるかなあって注目してたから、再現してくれてうれしかった』『新木優子の吹き出しぶりがお見事』『本家へのリスペクトを感じる』と好意的な声が続出。しかし同時に、このシーンに限らず韓国版をかなり意識した場面が目立つことから、『本家に忠実なのはうれしいけど、再現合戦するだけならリメークする意味あったのかな』『もはや、どこまで韓国版に寄せられるかの勝負になってるけど、果たしてこれでいいのか……』とモヤモヤを訴える視聴者も目立ちます」(同)

 また、平手の演技に対して、「悪くないんだけど、ほかの俳優の演技力と比べると見劣りしちゃうなあ」「雰囲気はいいんだけど、演技が不自然」と残念な意見が見られる一方で、「てち(平手の愛称)、演技うまくなったな~」「セリフも表情の作り方も、前より明らかに上達してる!」「演技がちょっと心配だったけど、今回の不良っぽい役が合ってるね」などと好意的な書き込みも相次いでいる。

「昨年12月に2週にわたり放送された『風の向こうへ駆け抜けろ』(NHK)で、ドラマ単独初主演を務めた平手ですが、当時、『雰囲気はいいけど、しゃべるとちょっと……』『脇役が名優ばかりで、演技が1人浮いてる』と微妙な反応が多く、『六本木クラス』出演を一部ファンは心配していたようです。ただ、今回は原作者のチョ・グァンジン氏が自ら平手を推薦したといいますから、その分、本人も役作りに気合が入っているのでは?」(同)

 賛否が飛び交っている平手の演技。同作への出演が、女優としてステップアップのきっかけになるといいが。

沢口靖子『科捜研の女』新枠で継続! 『ドクターX』風のマリコにファン不安……キャスト一新も?

 俳優・沢口靖子主演の人気ドラマシリーズの22シーズン目となる最新作『科捜研の女 2022』(テレビ朝日)が、10月から新設される“火曜午後9時台”の新ドラマ枠で放送されることが発表された。

 『科捜研の女』は、京都府警科学捜査研究所の法医研究員として勤務する榊マリコ(沢口)が、さまざまな知識や技術を用いて、事件の真相を解明していくミステリー。昨年10月から今年4月に『Season21』を放送していたが、その後、同ドラマを放送してきた「木曜ミステリー」枠(木曜午後8時台)自体が7月期の上川隆也主演『遺留捜査』をもって終了すると発表されたため、『科捜研の女』シリーズが「完結してしまうのではないか」と多くのファンを心配させていた。

 テレ朝は7月12日、髪をオールバックにした主人公・マリコ(沢口)のスタイリッシュなイメージビジュアルとともに、沢口による「みなさま驚かれたでしょうか? 新たなステージの幕開けを前に、高揚感と緊迫感、期待感にあふれる思いでカメラの前に立たせていただきました」「ブラッシュアップされて生まれ変わった『科捜研の女』をどうぞ楽しみにしていてくださいね!」というコメントを公開。

 さらに、番組公式Twitterも同日、「『#科捜研の女』が、大胆に変貌を遂げる!! 誰も見たことのない #榊マリコ が、#火曜よる9時 に、あなたを待っている」と“変化”を強調したツイートをしている。

 ネット上では、「シリーズ継続、本当うれしい! 『Season21』のラストで、マリコがカメラ目線で『今まで本当にありがとう』とか言ってたから、終わっちゃうかと思ってた」「マリコがスタイリッシュになってて衝撃! ワクワクが止まらん!」「生まれ変わったマリコ、『ドクターX』風でかっこいい!」とドラマファンを喜ばせているが、中には「これまでの世界観が好きだから、変わりすぎないでほしい」「“誰も見たことのないマリコ”じゃなくて、私が知ってるマリコのままでいい」「科捜研のメンバーが変わっちゃうとしたら、納得できない」と不安がよぎるドラマファンも少なくないようだ。

 1991年1月にスタートした「木曜ミステリー」枠は、それまで同時間帯で時代劇を制作していた東映京都撮影所が、引き続き制作。そのため、『京都迷宮案内』『警視庁・捜査一課長』など京都を舞台にした作品ばかりが放送されてきた。

「『進化ではなく革新』とアピールしている『科捜研の女 2022』ですが、制作体制が変わることで舞台が東京に移る可能性も。そうなると、世界観が一新されるだけでなく、キャストが大幅に入れ替わるかもしれません」(同)

 長年同ドラマを見てきた一部ファンからは「なんで変えちゃうの?」と疑問の声も見られるが、大胆なテコ入れに踏み切るしかない局の事情がありそうだ。

「『木曜ミステリー』枠の撤廃は、コアターゲットと呼ばれる若者世代の視聴率が低いことが一番の原因とみられています。それに加え、『科捜研の女』は、ここ5年の世帯平均視聴率を振り返っても、『Season17』(17~18年)が全話平均12.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)、『Season18』(18年)が12.5%、『Season19』(19年~20年)が11.6%、『Season20』(20年)が11.1%と下降傾向にあり、『Season21』(21~22年)にいたっては9.6%と1ケタまで落ち込んでしまいました。そんな状況から抜け出すためにも、“革新”をせざるを得ないのでしょう」(同)

 着信音が『鉄腕アトム』(フジテレビ系)のメロディーだったり、京都を自転車で爆走するなど、個性的なキャラクターで、ファンから親しまれるマリコ。スタイリッシュに生まれ変わることで、視聴者から「改悪」と酷評されないことを願うばかりだ。

沢口靖子『科捜研の女』新枠で継続! 『ドクターX』風のマリコにファン不安……キャスト一新も?

 俳優・沢口靖子主演の人気ドラマシリーズの22シーズン目となる最新作『科捜研の女 2022』(テレビ朝日)が、10月から新設される“火曜午後9時台”の新ドラマ枠で放送されることが発表された。

 『科捜研の女』は、京都府警科学捜査研究所の法医研究員として勤務する榊マリコ(沢口)が、さまざまな知識や技術を用いて、事件の真相を解明していくミステリー。昨年10月から今年4月に『Season21』を放送していたが、その後、同ドラマを放送してきた「木曜ミステリー」枠(木曜午後8時台)自体が7月期の上川隆也主演『遺留捜査』をもって終了すると発表されたため、『科捜研の女』シリーズが「完結してしまうのではないか」と多くのファンを心配させていた。

 テレ朝は7月12日、髪をオールバックにした主人公・マリコ(沢口)のスタイリッシュなイメージビジュアルとともに、沢口による「みなさま驚かれたでしょうか? 新たなステージの幕開けを前に、高揚感と緊迫感、期待感にあふれる思いでカメラの前に立たせていただきました」「ブラッシュアップされて生まれ変わった『科捜研の女』をどうぞ楽しみにしていてくださいね!」というコメントを公開。

 さらに、番組公式Twitterも同日、「『#科捜研の女』が、大胆に変貌を遂げる!! 誰も見たことのない #榊マリコ が、#火曜よる9時 に、あなたを待っている」と“変化”を強調したツイートをしている。

 ネット上では、「シリーズ継続、本当うれしい! 『Season21』のラストで、マリコがカメラ目線で『今まで本当にありがとう』とか言ってたから、終わっちゃうかと思ってた」「マリコがスタイリッシュになってて衝撃! ワクワクが止まらん!」「生まれ変わったマリコ、『ドクターX』風でかっこいい!」とドラマファンを喜ばせているが、中には「これまでの世界観が好きだから、変わりすぎないでほしい」「“誰も見たことのないマリコ”じゃなくて、私が知ってるマリコのままでいい」「科捜研のメンバーが変わっちゃうとしたら、納得できない」と不安がよぎるドラマファンも少なくないようだ。

 1991年1月にスタートした「木曜ミステリー」枠は、それまで同時間帯で時代劇を制作していた東映京都撮影所が、引き続き制作。そのため、『京都迷宮案内』『警視庁・捜査一課長』など京都を舞台にした作品ばかりが放送されてきた。

「『進化ではなく革新』とアピールしている『科捜研の女 2022』ですが、制作体制が変わることで舞台が東京に移る可能性も。そうなると、世界観が一新されるだけでなく、キャストが大幅に入れ替わるかもしれません」(同)

 長年同ドラマを見てきた一部ファンからは「なんで変えちゃうの?」と疑問の声も見られるが、大胆なテコ入れに踏み切るしかない局の事情がありそうだ。

「『木曜ミステリー』枠の撤廃は、コアターゲットと呼ばれる若者世代の視聴率が低いことが一番の原因とみられています。それに加え、『科捜研の女』は、ここ5年の世帯平均視聴率を振り返っても、『Season17』(17~18年)が全話平均12.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)、『Season18』(18年)が12.5%、『Season19』(19年~20年)が11.6%、『Season20』(20年)が11.1%と下降傾向にあり、『Season21』(21~22年)にいたっては9.6%と1ケタまで落ち込んでしまいました。そんな状況から抜け出すためにも、“革新”をせざるを得ないのでしょう」(同)

 着信音が『鉄腕アトム』(フジテレビ系)のメロディーだったり、京都を自転車で爆走するなど、個性的なキャラクターで、ファンから親しまれるマリコ。スタイリッシュに生まれ変わることで、視聴者から「改悪」と酷評されないことを願うばかりだ。