妻夫木聡『Get Ready!』第8話でようやく悪者判明の“残念度”……韓国ドラマとの違いは?

 妻夫木聡が主演を務める日曜劇場『Get Ready!』(TBS系)の第8話が2月26日に放送。これまで謎に包まれてきた天才執刀医・波佐間永介(通称・エース)の過去が描かれたが、ネット上では「なぜ初回にやらなかった?」と疑問視する視聴者が相次いでいる。

「同作は、『救命病棟24時』シリーズ(フジテレビ系)などで知られる飯野陽子氏が脚本を、『TRICK』シリーズ(テレビ朝日系)の堤幸彦氏が演出を手掛ける1話完結の医療ドラマ。法外な治療費と引き換えに患者の命を救う闇医者チームを描き、主人公の波佐間を妻夫木、交渉人・下山田譲(ジョーカー)を藤原竜也、凄腕オペナース・依田沙姫(クイーン)を松下奈緒が演じています」(テレビ誌記者)

※以下、『Get Ready!』第8話のネタバレを含みます

 第8話では、下山田から「そろそろ過去に何があったのか聞かせてほしい」と言われた波佐間が、自身の悲しい過去を語ることに。13年前に大和医科大学付属病院に勤めていた天野真一(波佐間の本名)は、副院長の真田博(榎木孝明)から「オペは完治の入り口でしかない」と教えられるも、若さから反発してしまい決別。剣持理三(鹿賀丈史)が院長を務める千代田医大学附属病院に籍を移す。

 そこで、天野は気管支拡張症および二次性肺高血圧症を患い、ドナーを待つ7歳の女児・坂本青葉(志水心音)に対し、完治を約束。しかし、天野のオペ技術の高さを危険視した剣持は、青葉に提供されるはずだった肺を不動産業界の重鎮・堂前隆文(松澤一之)に横流し。さらに、天野や次期日本胸部外科手術学会理事長に有力視されていた真田を、横流しに関わったように仕立て上げる。

 その後、容態が悪化した青葉は死亡し、その母親から「先生が命に優先順位をつけたのであれば、娘に生きる価値はなかったのか」と問われる天野。その後、天野はバイク事故を起こし、真田のオペを受けて回復するが、無実を証明できないまま真田は亡くなってしまう……。

 そんな悲劇的な過去に、ネット上では「あんな過去があって、今のエースにつながってるんだと思うと、これまでのエースのセリフにも納得がいった」「すごくいい回だった。エースの過去を知って、過去回を見直したくなった」と好意的な感想がある一方で、「これが初回だったら、もっと登場人物に興味を持てたのに……」「なんで今頃になってこの話? 序盤でこれが描かれていれば、ドラマの評価も変わったはず」と疑問の声が続出。

 なお、同作の世帯平均視聴率は第1~3話が10%台(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)、第4~8話が9%台を記録。高視聴率ドラマが目立ってきた日曜劇場にしては、少々寂しい数字が続いている。

「第8話は、剣持が悪者であることを視聴者に認識させると同時に、エースへの感情移入を促す重要な回。視聴者も『剣持が失脚するところを早く見たい』と声を上げており、エースを応援する気持ちにスイッチが入ったようです。それだけに、復讐劇系の人気韓国ドラマの大半がそうであるように、『Get Ready!』も主人公のバックボーンが初回に描かれていれば、もう少し視聴率が伸びたのではないかと残念に思えてなりません」(同)

 これまで、主人公のバックボーンや、剣持の立ち位置がわからないまま長らく進行していた『Get Ready!』。「なんで今になって?」という疑問は残るが、ようやく登場人物の背景が見えたことで、最終回へ向けて盛り上がりを見せそうだ。

『警視庁アウトサイダー』続編は? 最終回目前の第8話に声優ファン歓喜のワケ

 3月2日の放送で最終回を迎える刑事ドラマ『警視庁アウトサイダー』(テレビ朝日系)。2月23日に放送された第8話では人気声優の福山潤が登場し、ファンを歓喜させた。

 同作は、元マル暴(警視庁組織犯罪対策部)の刑事・架川英児(西島秀俊)、秘密を抱えるエース刑事・蓮見光輔(濱田岳)、元演劇部の新米刑事・水木直央(上白石萌歌)の3人が巨悪に立ち向かう物語。

 福山は初回から劇中に登場する桜町中央署のマスコットキャラクター“ちぇりポくん”の声を演じているが、第8話ではバー「ルルーシュ」の店長役で出演していた。

「SFロボットアニメ『コードギアス 反逆のルルーシュ』シリーズ(TBS系)のルルーシュ・ランペルージ役でおなじみの福山だけに、『福山さんが営むバーが“ルルーシュ”で笑ってしまった』などとアニメファンが食いついているようです。このほかにも、同ドラマのキャストである西島と斎藤工が過去に共演した映画『シン・ウルトラマン』(2022年)のパロディと思しきポスターが、斎藤演じる政治家の執務室に貼られているなど、マニアックな小ネタで視聴者の興味を引いていました」(テレビ誌記者)

 今回に限らず、これまでもキャストにちなんだオマージュが散見された同作。これ以外にも、登場人物たちによるコントのようなやりとりや、シュールな小ネタが目立っていた。

 ただ、第8話では前出のような“見る人が見ればわかる”レベルのオマージュこそあれど、あからさまなギャグシーンはほぼ消滅。そのため、ネット上では「シリアスで緊張感のある回でよかった。最初からこのノリでやってくれればよかったのに」「今回は変なギャグがなくて楽しく見れた」といった声が多数みられる。

「同作はシリアスなストーリーとコミカルな演出のバランスが見どころではあるものの、ギャグセンスが肌に合わない視聴者も多く、『サブい』『ギャグが邪魔』という声も多かったんです。そのせいか、第1~2話の頃と比べると、最近はギャグ要素が減少。もし、今後シリーズ化されるとしたら、ギャグ要素はさらに減るかもしれませんね」(同)

 第1話は世帯平均視聴率10.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)で2ケタを記録し、最新回も9.4%と、安定した人気を誇っている同ドラマ。続編の制作が発表される日も、そう遠くないかもしれない。

『Get Ready!』鈴木亮平の“チョイ出し”に見るTBSの狙い――視聴者はヤキモキ?

 妻夫木聡が主演を務める日曜劇場『Get Ready!』(TBS系)の第7話が2月19日に放送され、衝撃的な“バッドエンド”がネット上で物議を醸している。

 同作は、『TRICK』シリーズ(テレビ朝日系)などの堤幸彦氏が演出を手掛ける1話完結の医療ドラマ。法外な治療費と引き換えに患者の命を救う闇医者チームを描き、天才執刀医・波佐間永介(通称・エース)を妻夫木、交渉人・下山田譲(ジョーカー)を藤原竜也、凄腕オペナース・依田沙姫(クイーン)を松下奈緒が演じる。

「第7話は、世帯平均視聴率9.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録。これは自己最低ですが、初回から大きく数字を落とす冬ドラマが目立つ中で、『Get Ready!』は9~10%台と安定しています。一方、TVerのお気に入り数は57.2万人と、民放で放送中のゴールデンプライム帯の連ドラの中ではワーストに入る微妙な数字。ドラマをネット視聴する若年層には、あまり刺さっていないのかもしれません」(テレビ誌記者)

※以下、『Get Ready!』第7話のネタバレを含みます

 第7話では、闇医者チームの天才ハッカー・白瀬剛人(日向亘)の初恋の人・望月遙(畑芽育)が校舎から飛び降り、意識不明の重体に。遙の友人・岡田夏美(池間夏海)は、飛び降りた原因がクラスメイト・西島里佳(竹内カンナ)からのイジメであることを白瀬に伝える。

 その後、イジメていたのは里佳ではなく、担任の林真利奈(前田亜季)であることが発覚。林は夏美をイジめていたが、不登校になるとターゲットを遙に切り替えていたのだった。

 それまで、白瀬から遙のオペを頼まれても頑なに断っていた波佐間だが、“救ったとして生きられるのか”と問うと、白瀬は「俺が遙を守る」と宣言。エースは手術を承諾し、遙を歩けるように処置する……。

「しかし、終盤では、松葉杖をついて歩けるようになった遙が、林をカッターナイフで刺す衝撃展開に。『こんなことになるなんて』と苦悩する白瀬に、波佐間は『ちゃんと生きられるといったのは、お前だろ』と冷たく言い放っていました。この“イヤミス”(イヤな気持ちになるミステリーの意)ともいえる大どんでん返しが、ネット上で賛否を呼んでいます」(同)

 ネット上では、「後味最悪。日曜の夜に見たいドラマじゃない」といった苦情も見られるが、「命を救われて希望や未来を見いだせる人ばかりではないところが、リアルでよかった」「こういう終わり方も好きだな。命について考えさせられる」と好意的な声も多く、概ね好評のようだ。

 一方で、視聴者からは「ところで鈴木亮平さんは?」「早く鈴木亮平を出してほしい」といった声が続出している。

 鈴木は第3話で「謎の運び屋」役でサプライズ登場。今後、おそらく物語に絡んでくると思われるが、いまだストーリーに“かすっている”印象はない。

「第3話以降、『鈴木亮平が出るなら見ようかな』と“鈴木目当て”で視聴している人も多く、一向に出番のない状況にヤキモキしているよう。しかし言い換えれば、TBSの制作サイドは、まさに鈴木の“チョイ出し”で視聴者の興味を引くことが狙いだったでしょうし、“してやったり”といったところでは」(同)

 衝撃的なラストが話題の第7話。次回こそ、鈴木が本格的に登場するだろうか。

TVer「深夜帯」冬ドラマお気に入り数ランキングトップ10! 野村周平の“モラハラ夫”作品が1位

 1月に続々とスタートした連続ドラマ。すでにお気に入りの作品を見つけてどっぷりハマっている人や、「こりゃダメだ」と駄作に見切りをつけた人も多いのではないだろうか。

 一方、昨今はドラマを「TVer」などのネット配信サービスで視聴する人が増加。特に深夜ドラマとなると、「オンエアの時間帯は寝ているから……」と、ゆっくりとネット視聴する人も多い様子。

 そこで「サイゾーウーマン」は今回、TVerの“お気に入り数”を調査。現在、放送中の民放深夜ドラマ(午後11時以降)の中から、“お気に入り”登録の多いトップ10を紹介したい。

※2023年2月21日午前8時時点の情報です

トップは『夫を社会的に抹殺する5つの方法』、好演の野村周平が「嫌いになりそう」?

 まず、深夜ドラマの放送枠数は局によってかなりのバラつきがあり、フジテレビ系、日本テレビ系、TBS系がそれぞれ2枠、テレビ朝日系が3枠なのに対し、テレビ東京系は実に7枠(TVerで未配信の『ヒヤマケンタロウの妊娠』を含む)。そのため、現在放送中の深夜ドラマ17作品のうち、半数近くがテレ東系のドラマとなる。

 その中でも、お気に入り数トップは馬場ふみか主演の『夫を社会的に抹殺する5つの方法』(テレビ東京系)で、53.4万人。2位の『美しい彼(シーズン2)』(TBS系)と13万人もの大差をつけ、断トツの1位に輝いた。

 『夫を社会的に抹殺する5つの方法』は、原作を三田たたみ氏、作画をアップクロス氏が手掛ける同名ウェブ漫画の実写化で、夫・奥田大輔(野村周平)からDVやモラハラを受けて流産した主人公・奥田茜(馬場)が、謎の手紙の指示に従って、夫を社会的に抹殺する物語。

 ネット上では、馬場と野村の生々しい演技に圧倒される人が続出。特に、野村演じるモラハラ夫に腹を立てる人は多く、「役を越えて野村周平を嫌いになりそうなくらい、あのキャラクター腹立つ」「演技がうますぎて、もはや野村周平のことを嫌いになりそう」と冗談めいた声も目立つ。

 野村といえば、昨年9~12月放送の連ドラ『闇金ウシジマくん外伝 闇金サイハラさん』(TBS系)で凶悪な半グレ集団のボス役を好演していたが、“視聴者をムカつかせるキャラクター”を演じさせたら、今トップクラスにうまい役者といえるかもしれない。

2位は萩原利久&八木勇征のBL『美しい彼(シーズン2)』、『おっさんずラブ』出演者も

 2位は、萩原利久とFANTASTICS from EXILE TRIBE・八木勇征がダブル主演を務めるBLドラマ『美しい彼(シーズン2)』(TBS系)で、お気に入り数は40.4万人。原作は凪良ゆう氏による小説で、制作は毎日放送が手掛ける。

 無口で友達がいない高校生・平良一成(萩原)と、学校のカーストで頂点に立つクラスメイト・清居奏(八木)の恋愛感情を描く同作。『おっさんずラブ』シリーズ(テレビ朝日系)に出演していた落合モトキも出演しており、「落合くん目当てで見てる」という視聴者も少なくないようだ。

 3月に東京や大阪でコラボカフェが期間限定でオープンするほか、4月7日には『劇場版 美しい彼~eternal~MY BEAUTIFUL MAN』の公開も控えており、ドラマの枠を超えて盛り上がりを見せそう。

 3位は、ヨンチャン氏と竹村優作氏による同名漫画が原作の『リエゾン-こどものこころ診療所-』(テレビ朝日系)で、お気に入り数は32.5万人。

 同作は、児童精神科「さやま・こどもクリニック」を舞台とした医療ドラマ。子どもたちの見せるさまざまな行動を「凸凹」と称して個性と見なし、優しく寄り添う主人公・佐山卓をミュージカル俳優の山崎育三郎、発達障害の研修医・遠野志保を松本穂香が演じる。

 ネット上では、「すごく踏み込んだドラマで、毎回、号泣してしまう」「勉強になることが多くて、素晴らしいドラマ」と絶賛する声が続出。午後11時15分からという放送時間に対し、「この内容のドラマを、なんでこんな夜遅くに放送しているのでしょうか……」「もっとたくさんの人が見る時間に放送してほしい」と疑問の声が相次いでいる。

 妻の復讐モノから上質な医療ドラマまで、深夜帯に多種多様な作品が放送されている冬ドラマ。あまり深夜ドラマを見ないという人も、このランキングを参考に、今からでもチェックしてみてはいかがだろうか。

1月期ドラマ「TVerお気に入り数」トップ10(民放5局、午後11時以降放送)

1位『夫を社会的に抹殺する5つの方法』(テレビ東京系)53.4万人
2位『美しい彼(シーズン2)』(TBS系)40.4万人
3位『リエゾン-こどものこころ診療所-』(テレビ朝日系)32.5万人
4位『来世ではちゃんとします3』(テレビ東京系)30.1万人
5位『ハマる男に蹴りたい女』(テレビ朝日系)26.0万人
6位『三千円の使いかた』(フジテレビ系)25.6万人
7位『すきすきワンワン!』(日本テレビ系)24.3万人
8位『6秒間の軌跡~花火師・望月星太郎の憂鬱』(テレビ朝日系)18.9万人
9位『ブラザー・トラップ』(TBS系)14.5万人
10位『今夜すきやきだよ』(テレビ東京系)14.3万人

冬ドラマ“脱落率”ランキング――北川景子の月9『女神の教室』は視聴率4割減!

 冬ドラマもいよいよ後半戦。今期は大石静氏による『星降る夜に』(テレビ朝日系)や堤幸彦氏が演出する『Get Ready!』(TBS系)をはじめ、大御所脚本家や有名演出家が手掛ける作品が目立ち、多種多様な作風が視聴者を楽しませている。

 そんな中、最初は「面白そう!」と見てみたものの、徐々に「あんまり面白くないかも」「オンタイムで見るほどではないかも」などの理由で、残念ながら脱落してしまった作品もあるのではないだろうか。

 そこで「サイゾーウーマン」では、第1話と2月13日までに放送された最新話の世帯平均視聴率(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を比較し、その上昇・下落率を算出。下落率が高かった上位をランキング形式で紹介したい。

1位の月9『女神の教室』は視聴率4割減……「道徳の授業みたい」?

 今期、最も視聴率の下落が激しかったのは、北川景子主演の月9『女神の教室~リーガル青春白書~』(フジテレビ系)で、下落率は40%。初回は10.5%の2ケタ発進となったが、第2話で7.9%まで急落し、13日放送の第6話では6.3%までダウンしてしまった。

 同ドラマは、ロースクール「青南大学法科大学院」に実務家教員として派遣された裁判官・柊木雫(北川)が、周囲の人々と価値観をぶつけ合いながら、法曹界のあり方を問う“リーガル&ロースクールエンターテインメント”だ。

 同作は、さまざまな社会問題を真っ向から描き、「キレイごと」と安易に切り捨てられそうな理想論を堂々と提示するのが特徴的。ネット上では「すごくいいドラマ」「子どもにも見せたい」と好評を得ている一方で、やはり「道徳の授業みたいでつまらない」という声も……。

 派手さに欠けるため、ドラマに刺激を求める視聴者が脱落してしまったのかもしれない。

パクリ疑惑の菜々緒『忍者に結婚は難しい』、3割の視聴者が離脱?

 2位は、菜々緒主演の忍者ラブコメディ『忍者に結婚は難しい』(フジテレビ系)で、下落率は29%。初回は7.0%でスタートしたが、2月9日放送の第6話では5.0%まで落ち込んでしまった。

 敵対関係にある忍者の末裔同士が、秘密を抱えながら結婚生活を送るというドタバタものだが、菜々緒演じる主人公とその夫役の鈴木伸之のビジュアルの良さから、「美しすぎる」「画力がすごい」と話題に。2人に対し「ハマリ役」との声も多い。

 しかし、設定などがブラッド・ピットとアンジェリーナ・ジョリーの共演映画『Mr.&Mrs.スミス』(2005年)や、綾瀬はるかと西島秀俊が夫婦役を演じた『奥様は、取り扱い注意』(日本テレビ系)を彷彿とさせることから、作品同士を比べてしまい、『忍者に結婚は難しい』に「安っぽい」と感じてしまう人は多い様子。

 特に『Mr.&Mrs.スミス』を彷彿とさせるシーンが目立つことから、「これはさすがにパクリすぎでは?」「オマージュなのかパクリなのかわからなくて、モヤモヤしてる」と一部視聴者を困惑させているようだ。

 3位は、広瀬すず主演『夕暮れに、手をつなぐ』(TBS系)で、下落率は23%。初回は8.0%で発進し、第3話で5.9%まで落ち込んだが、2月7日放送の第4話で6.2%まで微増した。

 同作は、大御所脚本家・北川悦吏子氏が『オレンジデイズ』(同)以来、19年ぶりに手がける青春ラブストーリー。宮崎の片田舎で育ったデザイナー志望の浅葱空豆(広瀬)と、DTMやボカロで楽曲制作するコンポーザーとしてメジャーデビューを目指す海野音(King&Prince・永瀬廉)が一緒に下宿生活を送る物語だ。

 初回では噴水の水で顔を洗っていた空豆だが、その後はキス寸前で音に水鉄砲を浴びせたり、下宿させてもらっている大家の服をビリビリに破くなど、「田舎出身だから」と言い訳できないほどの自由奔放さを見せている。これが、視聴者の間で「純粋無垢でかわいい」「サイコパスっぽくて怖い」と賛否を呼んでいる様子。

 また、第4話で突然プロ並みのデッサン画を描き始めた空豆に対し、「ファッション展開が唐突すぎて、ついていけない」とあっけに取られた視聴者も少なくないようだ。

 安藤サクラ主演『ブラッシュアップライフ』(日本テレビ系)の視聴率が上昇傾向にある一方で、視聴者のシビアさが明るみになった冬ドラマ。月9の離脱者の多さには驚くばかりだが、最終回までに再浮上はあるだろうか。

1月期ドラマ脱落者率トップ5(民放4局、午後8~10時台)

1位『女神の教室~リーガル青春白書~』(フジテレビ系、月曜午後9時)40%ダウン
2位『忍者に結婚は難しい』(フジテレビ系、木曜午後10時)29%ダウン
3位『夕暮れに、手をつなぐ』(TBS系、火曜午後10時)23%ダウン
4位『スタンドUPスタート』(フジテレビ系、水曜午後10時)22%ダウン
5位『星降る夜に』(テレビ朝日系、火曜午後9時)21%ダウン

※比較は第1話と2月13日放送分までの最新話。小数点以下は四捨五入。

『相棒21』視聴率3割減、TVerも苦戦……「昔はよかった」評続出で終焉に現実味

 水谷豊が主演を務める連続ドラマ『相棒season21』(テレビ朝日系)の第16話が2月8日に放送され、世帯平均視聴率11.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録。この調子が続けば、前シーズンの全話視聴率を下回る可能性もありそうだ。

 今シーズンでは、初代相棒を務めた亀山薫役の寺脇康文が約14年ぶりに登板。多くのファンが歓喜し、初回は17.3%の高視聴率を記録していたが、現時点での期間平均視聴率は13.3%と、前シーズンの全話平均13.5%を下回っている。

「第8話と第12話で10%台まで落ち込み、第13話以降に12~13%台まで回復するも、最新話にあたる第16話で11%台までダウンしてしまった。初回と最新話の視聴率を比べると、実に3割減。さらに、視聴者の年齢が高めなせいか『TVer』での再生数もイマイチのようで、プライム帯で放送中の連ドラのお気に入り数では、『スタンドUPスタート』(フジテレビ系)、『リバーサルオーケストラ』(日本テレビ系)に次ぐワースト3位。早くも“亀山効果”が失われたということでしょうか……」(テレビ誌記者)

 亀山が復帰したことで、登場人物の心情が丁寧に描かれるようになったと評判の今シーズン。ネット上では、「亀山のおかげで、昔の『相棒』の雰囲気が戻ってきた」と喜びの声がある一方で、「脚本がつまらなくなった」とネガティブな書き込みも目立つ。

「シリーズが長く続くと、『昔は面白かった』という声が増えるのも仕方がない。ただ、最近は放送回によって“当たり外れ”が大きい印象は否めず、視聴者が脱落する一つの原因になっている可能性があります」(同)

 『相棒』といえば、昨年11月8日発売の「週刊女性」(主婦と生活社)が劇場版の新作に関する“ビッグプロジェクト”について報道。

 記事によると、水谷が“歴代の相棒が全員登場する映画を作りたい”と希望しており、3代目相棒・甲斐享役を演じた元俳優・成宮寛貴も含めてスタッフが出演交渉していると伝えていた。

「水谷としては、『相棒』が人気なうちに、大団円でシリーズを終了させたいという思いもあるでしょう。一部週刊誌では、継続説も報じられていましたが、今シーズンの視聴率の下落率をみる限り、シリーズ終焉説が現実味を帯びてきたと思えてなりません」(同)

 テレ朝が誇る高視聴率ドラマとして、長年続いてきた『相棒』。やはり、うわさ通り、終了が近いのだろうか。

妻夫木聡『Get Ready!』2ケタ視聴率も“意外な苦戦”……TVerお気に入り数ランキングワースト5

 1月に続々とスタートした連続ドラマも、もうすぐ折り返し。そろそろお気に入りの作品が見つかった人や、「こりゃダメだ」と駄作に見切りをつけた人も多いのではないだろうか。

  一方、昨今はドラマを「TVer」などのネット配信サービスで視聴する人が増加していることから、テレビ局側はそのお気に入り登録数や再生数などに一喜一憂している様子。

 そこで「サイゾーウーマン」では、「TVer」の“お気に入り数”を調査。1月にスタートした民放のプライム帯連続ドラマの中から、「これから伸びてほしい!」という期待を込めて、お気に入り登録の少ない作品をワーストランキングにして紹介したい。

※2023年2月8日午前10時時点の情報です

竜星涼主演『スタンドUPスタート』は「TVer」も壊滅的

 お気に入り数のベスト1位は、96.2万人を記録している安藤サクラ主演『ブラッシュアップライフ』(日本テレビ系)だが、逆にワースト1位となったのは、竜星涼主演『スタンドUPスタート』(フジテレビ系)。こちらのお気に入り数は25.7万人で、ワースト2位の『リバーサルオーケストラ』(日本テレビ系)に20万人近く差をつけられている。

 『スタンドUPスタート』はお気に入り数だけでなく、世帯平均視聴率も3~4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と壊滅的な状況。同枠といえば、前クールのHey!Say!JUMP・山田涼介主演『親愛なる僕へ殺意をこめて』も全話平均視聴率3.8%とやはり振るわなかったものの、放送中はお気に入り数が50万人を超えていただけに、今頃フジテレビも落胆していることだろう。

 なお、同ドラマは、「週刊ヤングジャンプ」(集英社)で連載中の福田秀氏による漫画が原作で、竜星演じる“人間投資家”を自称する投資会社社長・三星大陽が、失敗や挫折をした人と出会い、生きる希望を取り戻させる“人間再生ドラマ”。

 キャストには小泉孝太郎、反町隆史、戸次重幸、鈴木浩介など実力派俳優が名を連ねている分、なんとも寂しい状況と言わざるを得ない。

門脇麦『リバーサルオーケストラ』がワースト入りも、「温かさ」が好評?

 ワースト2位は、『スタンドUPスタート』の裏番組として放送中の門脇麦主演『リバーサルオーケストラ』(日本テレビ系)で、お気に入り数は43.5万人。世帯平均視聴率は6%台が続いており、視聴率でも『スタンドUPスタート』を上回っている。

 同作は、表舞台から去り、市役所に勤務している元天才ヴァイオリニストの主人公が、市長の息子で指揮者を務める変人マエストロと共に、市の交響楽団を再建する物語。

 当初は、上野樹里・玉木宏ダブル主演ドラマ『のだめカンタービレ』(フジテレビ系)や、韓国ドラマ『ベートーベン・ウィルス』の「パクリでは?」と言われることも多かったが、回を追うごとに“後追い”の印象も薄れた様子。ネット上では、「ベタな展開だけど、毎回ジーンと感動できて、いいドラマ」「崖っぷちオーケストラの団員の温かさが素敵」と賛辞も目立つ。

 とはいえ、伸び悩む視聴率や「TVer」の数字を見る限り、『のだめカンタービレ』のようなヒットには程遠いようだ。

 ワースト3位は、妻夫木聡主演の日曜劇場『Get Ready!』(TBS系)で、お気に入り数は55.9万人。初回の世帯平均視聴率は10.2%と2ケタを記録し、1月期ドラマでは3位発進となったが、日曜午後9時台はテレビ放送を見る人が多いのか、はたまた演出を手掛ける堤幸彦氏の作風が“ネットでドラマを見る層”には刺さらないのか……「TVer」での反響はイマイチのようだ。

 同作は、法外な治療費と引き換えに患者の命を救う闇医者チームを描く1話完結の医療ドラマ。妻夫木、藤原竜也、鹿賀丈史らに加え、“謎の運び屋”として鈴木亮平がサプライズ登場するなど、ホリプロの看板俳優が惜しげもなく投入されているが、第4話以降は視聴率が1ケタ台にダウン。「日曜劇場」が誇ってきたブランド力が低下しつつあるようにも見える。

 なお、ワースト4位の西島秀俊主演『警視庁アウトサイダー』(テレビ朝日系)は、初回の世帯平均視聴率10.7%を記録し、1月期ドラマの中ではトップで発進。しかし、「TVer」のお気に入り数が上位ではない現状から、視聴率とお気に入り数はまったく比例しないことが、あらためてわかる。

 フジ、日テレ、TBS、テレ朝と、各局が仲良く並んだ今回のワーストランキング。不調の『スタンドUPスタート』は、最終回までにお気に入り数を伸ばせるだろうか。

1月期ドラマ「TVerお気に入り数」ワースト5(民放4局、午後8~10時台)

1位『スタンドUPスタート』(フジテレビ系、水曜午後10時)25.7万人
2位『リバーサルオーケストラ』(日本テレビ系、水曜午後10時)43.5万人
3位『Get Ready!』(TBS系、日曜午後9時)55.9万人
4位『警視庁アウトサイダー』(テレビ朝日系、木曜午後9時)56.3万人
5位『忍者に結婚は難しい』(フジテレビ系、木曜午後10時)60.3万人

冬ドラマ1位は『ブラッシュアップライフ』! 井上真央も健闘……TVerお気に入り数ランキングベスト5

 1月に続々とスタートした連続ドラマも、もうすぐ折り返し。そろそろお気に入りの作品が見つかった人や、「こりゃダメだ」と駄作に見切りをつけた人も多いのではないだろうか。

 一方、昨今はドラマを「TVer」などのネット配信サービスで視聴する人が増加していることから、テレビ局側はそのお気に入り登録数や再生数などに一喜一憂している様子。

 そこで「サイゾーウーマン」では、「TVer」の“お気に入り数”を調査。1月にスタートした民放のプライム帯連続ドラマの中から、お気に入り登録の多い作品をランキングにして紹介したい。

※2023年2月8日午前10時時点の情報です

トップは100万人目前の安藤サクラ『ブラッシュアップライフ』

 1位は、安藤サクラが民放連ドラ初主演を務める『ブラッシュアップライフ』(日本テレビ系)で、お気に入り数は96.2万人と100万人目前。世帯平均視聴率(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)は5~6%台と振るっていないものの、お気に入り数は今期最下位の竜星涼主演『スタンドUPスタート』(フジテレビ系)の4倍近い数字を誇っている。

 バカリズムが脚本を手掛ける同作は、市役所に勤務する主人公が33歳で事故死したのを機に、人生を何度もやり直すタイムリープ系ヒューマンコメディ。キャストは夏帆、木南晴夏、松坂桃李、黒木華、染谷将太、水川あさみ……と実力派俳優揃いで、演技力のぶつかり合いも見どころだ。

 なお、今期は同作のほかにも、日曜劇場『Get Ready!』(TBS系)や西島秀俊主演『警視庁アウトサイダー』(テレビ朝日系)などコメディ色の強いドラマが目立つものの、その多くが「ギャグシーンが面白い」「サブすぎてきつい」と賛否を呼んでいる。

 そんな中、『ブラッシュアップライフ』は劇中に散りばめられた“さりげない笑い”が多くの支持を集めており、“脚本家・バカリズム”の大出世作との呼び声も高い。

井上真央『100万回 言えばよかった』は90万人超! “ガッカリドラマ”になる危険も?

 2位は、TBS系「金曜ドラマ」枠で放送中の井上真央主演『100万回 言えばよかった』。井上演じる美容院店長、佐藤健演じる洋食店のシェフ、松山ケンイチ演じる刑事が数奇な運命に翻弄されながらも、奇跡を起こそうとするファンタジーラブストーリー。

 井上にとって約5年半ぶりの民放連ドラ主演となるほか、NHK連続テレビ小説『おかえりモネ』の安達奈緒子氏によるオリジナル作品とあって注目度は高いが、世帯平均視聴率は7%台と微妙な数字が続いている。ただ、「TVer」のお気に入り数は91.2万人を記録しており、『ブラッシュアップライフ』の背中を追いかけている状況だ。

 『100万回 言えばよかった』は当初“純愛ドラマ”の印象が強かったが、次第にサスペンス要素が強まり、ネット上では犯人の考察が盛り上がっている様子。視聴者の間では、荒川良々演じる洋食店のオーナーを怪しむ人が多いが、「もし本当に犯人が荒川良々だったら、そのまんますぎて盛り上がらない」との指摘も目立ち、ラストの展開次第では“ガッカリドラマ”と言われてしまう危険もありそうだ。

 3位は、広瀬すず主演の恋愛ドラマ『夕暮れに、手をつなぐ』(TBS系)で、お気に入り数は79.4万人。世帯平均視聴率は第3話で5.9%まで落ち込むなど、やはり好調ではないが、若い世代からの人気の表れか、「TVer」では健闘を見せている。

 大御所脚本家・北川悦吏子氏が手掛ける同ドラマは、宮崎の片田舎で育ったデザイナー志望の浅葱空豆(広瀬)と、コンポーザーとしてメジャーデビューを目指す海野音(King&Prince・永瀬廉)が運命的かつ衝撃的な出逢いを果たし、なぜか2人で下宿生活を送ることになるという内容。

 最新話では空豆と音のキスシーンが描かれ、「キュンキュンする」と視聴者を喜ばせたが、一方で、時代錯誤とも思える古臭い演出や、差別的なセリフが物議を醸すことも少なくない。

 例を挙げると、初回ではニューヨーク帰りの爽介([Alexandros]・川上洋平)と母・響子(夏木マリ)が会話するシーンで、息子にパートナーができたのではないかと思った母が「もしかして目が青い?」「ハーフのメチャクチャかわいい孫が来月くらいに生まれてくる?」と、“ハーフ=青い目”と決めつけるような質問を行った。

 これに対し、爽介も自身の結婚相手について「嫁はこれから探します」「東京で調達しようかと思ってます」「大根を買う気軽さで結婚しようかと思います」と、女性を軽視するような発言で返しており、ネット上では「気分が悪いからもう見ない」「令和のドラマとは思えない。北川さんが大物すぎて、誰も直せないなのか?」といった声も。

 このほかにも、複数の設定やシーンが「古臭い」と指摘されているようだが、もしかしたら「TVer」で見ている若い世代は、意外と新鮮味を感じているのかもしれない。

 お気に入り数を見る限り、『ブラッシュアップライフ』と『100万回 言えばよかった』の2トップが頭一つ抜きんでている印象の冬ドラマ。4位以下は、吉高由里子主演『星降る夜に』(テレビ朝日系)、嵐・櫻井翔主演『大病院占拠』(日本テレビ系)と続くが、最終回までに順位の変動はあるだろうか。

1月期ドラマ「TVerお気に入り数」ベスト5(民放4局、午後8~10時台)

1位『ブラッシュアップライフ』(日本テレビ系、日曜午後10時30分)96.2万人
2位『100万回 言えばよかった』(TBS系、金曜午後10時)91.2万人
3位『夕暮れに、手をつなぐ』(TBS系、火曜午後10時)79.4万人
4位『星降る夜に』(テレビ朝日系、火曜午後9時)77.9万人
5位『大病院占拠』(日本テレビ系、土曜午後10時)65.0万人

『警視庁アウトサイダー』第5話に金田一ネタ、不評のギャグシーンはなぜ復活した?

 西島秀俊が主演を務める刑事ドラマ『警視庁アウトサイダー』(テレビ朝日系)の第5話が2月2日に放送され、ネット上では“小ネタ”の多さに落胆する視聴者が相次いでいる。

 同作の主人公は、“血”を見ると白目を剥いて倒れてしまったり、時おり“後ろ歩き”をする元マル暴(警視庁組織犯罪対策部)の刑事・架川英児(西島)。そんな主人公とともに巨悪に立ち向かうのは、秘密を抱えるエース刑事・蓮見光輔(濱田岳)と、すぐに「えっ?」と聞き返す元演劇部の新米刑事・水木直央(上白石萌歌)で、この3人を中心にさまざまな事件が展開される。

「第1話は世帯平均視聴率10.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と2ケタ発進を果たしましたが、第2話は9.1%で1ケタにダウン。第4話で9.9%まで上昇したものの、第5話では自己最低となる8.5%を記録してしまいました。とはいえ、1月にスタートした民放ドラマの中では上位。やはり、『99.9-刑事専門弁護士-』シリーズ(TBS系)などの木村ひさし氏が演出を手掛けていることもあり、注目度は高いようですね」(テレビ誌記者)

 劇中にギャグシーンや笑える小ネタが散りばめられていることから、「新感覚の刑事ドラマ」を謳う同作。そんなお笑い要素に対し、視聴者から「面白い」「クスクス笑っちゃう」と賛辞が寄せられる一方で、「スベッてる」「ギャグシーンばかりで鬱陶しい」と不評も買っている。

「初回では、序盤から架川がプロレスの興行に乱入した不審者を取り押さえると、レフェリーがすかさず『ワン・ツー・スリー』とカウントするシーンが描かれたほか、第2話でも殺人現場にごつい靴を履いてきた水木に、架川が『ガンダムの足みたいな靴』と言い放つなど、コミカルなシーンが目立ちます。しかし、第3~4話では明らかにギャグシーンが激減。これを“テコ入れ”を捉える視聴者の中には、『シリアス路線に変わってよくなった』と喜ぶ声も多かったんですが……」(同)

※以下、『警視庁アウトサイダー』第5話のネタバレを含みます

 第5話では、雑木林から若い男の白骨死体が見つかり、まもなく遺体の身元が暴力団“仁英組”の構成員・楠本貴喜(横山涼)と判明。架川、光輔、水木が捜査を始めたところ、生前、組織を抜けたいと思っていたはずの楠本が、組長を煽って傷害事件を起こすなど、矛盾する行動を取っていたことが明らかになるとういストーリーだった。

 また、第5話では、なにわ男子・道枝駿佑主演『金田一少年の事件簿』(日本テレビ系)ふうのBGMがかかる中、同ドラマに七瀬美雪役で出演していた上白石演じる水木が「謎はすべて解けた」「犯人はこの中にいる!」と主人公・金田一一のように話し始めるパロディシーンが登場。

 このほか、架川らが所属する桜町中央署のマスコットキャラクター“ちぇりポくん”と新日本プロレスとのコラボTシャツを手にした架川が「ちぇりポくんじゃないですか! すげえ!」と大興奮するシーンや、清掃会社を営む元暴力団員・小松崎実(デビット伊東)が、架川らから聞き込み捜査を受けている最中に、極太の葉巻を咥えながらフガフガとしゃべる場面など、小ネタのオンパレードであった。

「第5話を見た視聴者からは、『前回はシリアスで面白かったのに、ガッカリ』『ウザいギャグシーンが復活して、また前の感じに戻っちゃった』と落胆する声が続出。なお、ギャグ要素が激減した第3~4話は、木村氏ではない演出家が手掛けていましたが、第5話で再び木村氏が担当。これが理由であるかは不明ですが、放送回によってコミカルさに差が生じているため、視聴者を困惑させているようです」(同)

 しかし、同作のギャグシーンを心待ちにしている視聴者も一定数いる模様。今のところ作風が安定しないが、小ネタの復活が視聴者離れにつながらないことを願うばかりだ。

『Get Ready!』『警視庁アウトサイダー』の“笑い”はなぜウザい?

 妻夫木聡が主演を務める日曜劇場『Get Ready!』(TBS系)の第4話が1月29日に放送され、世帯平均視聴率9.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録。初の1ケタ台となったが、ネット上では「今回は面白かった」と好意的な声が相次いでいる。

 同ドラマは、『TRICK』シリーズ(テレビ朝日系)などの堤幸彦氏が演出を手掛ける一風変わった医療ドラマ。法外な治療費と引き換えに患者の命を救う闇医者チームを描く1話完結モノで、天才執刀医・波佐間永介(通称・エース)を妻夫木、オペ患者に接触する交渉人・下山田譲(ジョーカー)を藤原竜也、凄腕オペナース・依田沙姫(クイーン)を松下奈緒が演じる。

「前回まで視聴率2ケタをキープしていた同作ですが、第4話で初めて1ケタにダウン。なお、第3話は、ゲスト出演した杉本哲太の迫真の演技に視聴者から賛辞が相次いだ一方で、女子高生が少年グループに暴行された揚げ句、山中に生き埋めにされるというむごたらしいシーンが登場したため、『夜9時台のドラマで、こんなシーンはやめてほしい』『食欲が失せて気分が悪くなった』などと苦情が続出しました」(テレビ誌記者)

※以下、『Get Ready!』第4話のネタバレを含みます

 第4話では、天才彫刻家の洋子(美村里江)が“脳腫瘍の摘出手術は不可能”と医師に告げられ、残された時間で最期の最高傑作を作ると決意。そこにジョーカーが現れ、6億円と引き換えに腫瘍の摘出手術を行うと約束する。

 しかし、洋子のMRI画像を確認したエースは、彼女が腫瘍を原因とした後天性サヴァン症候群であると診断。腫瘍を取り除くと彫刻家としての才能が失われてしまう状況の中で、洋子は“命”と“才能”の二択を迫られる。

 前回までとは展開のパターンが大きく異なった第4話。ネット上では「今回は初めて患者が悪人じゃなかったから、無理なく感情移入できた」「初めからこういう話を見たかった」という声や、「美村さんの演技が素晴らしかったし、ラストで泣いてしまった」などと好意的な声が相次いだ。

「前回まで、ゲスト俳優が演じるオペ患者に関して“悪事を働いているが、実はいい人”というパターンが続いており、『ずっとこれ?』『悪人か善人かっていう、すったもんだを毎回やるの?』とマンネリを心配する視聴者も多かった。しかし、今回の泣ける話を受けて『ワンパターンじゃなくてよかった』と視聴者を安堵させたようです」(同)

 その一方で、闇医者チームの正体を捜査している警視庁特務捜査課の5人のキャラクターが物議を醸している。メンバーは、なぜかすぐに転んでしまう菊川忍(片山友希)や、無駄に大声で話す体育会系の東堂雄彦(菅原卓磨)、大げさな関西弁で話す加須崇(吉田涼哉)、コミュ障の久豆番(川本光貴)など、アクの強いキャラクターばかりだが……。

「同ドラマの“コミカル要員”として据えられている特務捜査課のメンバーですが、視聴者からは『とにかくウザイ』『変なキャラ設定がストーリーの邪魔になってる』と辛らつな意見も。今クールの連ドラでは、西島秀俊主演ドラマ『警視庁アウトサイダー』(テレビ朝日系)のコメディ要素が不評を買い、第3話以降ではギャグシーンが激減。明らかにシリアス路線に舵を切ったことで概ね好評を得ていますから、『Get Ready!』も今後、同様にテコ入れが行われるかもしれませんね」(同)

 コメディ要素の強い連ドラといえば、今期放送の安藤サクラ主演『ブラッシュアップライフ』(日本テレビ系)もその一つ。こちらは「笑えるセリフが秀逸」「毎回、クスクス笑っちゃう」と称賛の声が目立つ。

「お笑い芸人のバカリズムが脚本を手掛ける『ブラッシュアップライフ』ですが、こちらは笑いがさりげなく散りばめられているのに対し、『Get Ready!』や『警視庁アウトサイダー』は、制作側が笑いどころを視聴者に押し付けているような印象。多くの視聴者を笑わせるのは至難の業ですが、やはり“業界のおじさん”が考える“オモシロ”に限界を感じざるを得ません」(同)

 『警視庁アウトサイダー』と同じく、コメディシーンに不要論が浮上している『Get Ready!』。今後も、視聴者の間で議論が続きそうだ。