うわさのトンデモ自動車学校で、今日からみんなソウルメイトに!?

「夏になると、どうしてもあの自動車学校での体験を思い出してしまうんです」

 そう話すのは、学生時代の夏休み、とある自動車学校の2週間の免許合宿に参加したという三上さん(20代・女性)だ。免許合宿の思い出といえば筆者の場合、ひとこと多い左隣の教官と退屈な学科くらいだが……。この自動車学校、実はあまりにも突き抜けた校風で有名。そんな学校での「刺激的な出来事」を語ってもらった!

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 三上さんは5年前の夏、中国地方にある自動車学校にいた。彼女が通う大学の軽音サークルの部員たちは、代々ここの免許合宿に参加していたようで、先輩から「とにかくヤバいから、面白いから!」と聞かされ、友人と一緒に入学したそうだ。

「最寄駅から送迎バスに乗って学校に着くと、初めに教官から『私たちは今日からソウルメイトなのです!』と宣言されました」

 ここに入学した者は、その日からもう仲間、ということらしい。校舎内に複数設置されているスピーカーからは“ソウルメイトの歌”なるものが流れており、合宿寮では、朝はその放送で目が覚めるそうだ。さらに売店ではCDまで売られており、三上さんの友人はたまらず購入してしまった。毎日耳にしているので、卒業する頃にはみな、そらで歌えるほどになってしまうという。

「ドラムやギターの音は打ち込みで、魂のこもった歌詞に無機質な音色が重なる感じがクセになってしまいました」

 三上さんは懐かしそうに、「ソウルメイト、ソウルメイト」と歌詞をつぶやく。

 学内には食堂やコンビニ、カフェのほか、ネイルサロンやゴルフの打ちっぱなし、占いコーナー、岩盤浴から茶室まであるというが、現金ではなく、すべて独自通貨が必要になる。この通貨は1ダラー=100円。現金でも両替可能だが、さまざまなボランティア活動で獲得することもできる。

「友人や教官へお礼の代わりに“サンキューレター”という手紙を書くと1ダラー、もらっても1ダラーゲットできます。教官は必ず手紙を返してくれるので、2ダラーゲットできます。ただ、出せばいいってものでもないんですよね」

 サンキューレターは、校舎内にあるボックスに投函する。たとえば、『ありがとう』とひとこと書いただけではサンキューレターとしては認められず、ソウルメイトのどういったところに感謝しているのか、具体的に記入する必要があるそうだ。ほかにも、“トイレを素手で掃除する”など、通貨を稼ぐ方法はいくつかある。“素手”にはさすがに抵抗を感じてしまいそうなものだが、ヤンキーの兄ちゃんなどが率先して参加していたそうだ。さらに「掃除リーダー」に任命された者には、特別に精神論的な本が手渡される。

 そんな中、通貨をガッツリ稼げる方法として、「特技発表」と呼ばれるものがある。ほかの生徒の前で特技を発表するというそのままの意味なのだが、なかなかやる人はいないそう。しかし、15ダラーももらえるので、三上さんは迷わず挑戦した。

「教官の1人に、『君たちライブやらないか?』とスカウトされたんです。彼の名札にはギターのシールが貼られていたんですが、そのさりげない音楽好きアピールにグッときて、思わず承諾してしまいました。それからというものの、学科そっちのけで教官の熱血指導のもと、音合わせの日々。なぜか学校にはドラムセットやアンプなど、機材は完備されていました。校舎内の壁にはフライヤーが張られて、ライブ当日は『今日は待ちに待ったライブの日です!』みたいな放送まで流れていました」

 平凡な免許合宿を経験した筆者からすると、ちょっと異様な光景だ……。

「あと、ほかの教習生と一緒に校舎の裏山に登って頂上から写真を撮ると、お互いに励まし合って目的を達成したということで通貨がもらえるんです。もちろん私も友人と登りに行きました。すると、山の入り口あたりで誰かにつけられている気がして後ろを向いたら、黒ずくめの格好をした男がいたんですよね。目が合った途端、山の中に逃げていきました。忍者みたいに素早い動きで、恐怖を感じずにはいられませんでした……」

 ただの不審者か、それとも学校の監視員なのか――。

「下山するとちょうど近所のおじさんがいて、忠告してくれました。『あの山にはヤバいやつがいる』って。教習生の間でも“忍者”の目撃情報は多かったですし、とにかく裏山はヤバいとウワサになっていました。ホント、教習所自体がドラマ『トリック』みたいな世界でしたよ」

  ほかにも“玄米は未来食“というスローガンのもと、食堂のご飯は寿司まで玄米だったり、午後3時の休み時間には教官全員が瞑想を始めたり。三上さんいわく、「いま考えるともはや新興宗教の一種ですが、当時は学校の独特な雰囲気にやられて、ただただその状況を楽しんでいました」。とはいえ、最終日にナントカ教に入信させられるわけでもない。三上さんも「刺激的な出来事」として記憶に残っているみたいだし、ひと夏の思い出として、ほかの教習生とソウルメイトになってみるのもいいかもしれない。

(文=國友公司)

崇拝者200人が集結! 飲尿療法セミナーに潜入

<実話誌が次々と休刊に追い込まれる昨今、何を間違ったかアングラの世界に足を踏み入れたライター・國友公司(26)が、危ないニオイのするトピックスを徹底取材!>

 会場にいるだけで頭がクラクラしてきた。健康になるとはいえ、やっぱり自分にはおしっこを飲むことなんてできない。おしっこを当たり前のようにガブガブと飲む人たちを目の前に、筆者は驚きを隠せなかった。思い出すとやっぱり、異常な空間だった。

 みなさんは民間療法というワードに、どのようなイメージを抱いているだろうか? がんを患った芸能人が民間療法にすがり、週刊誌の話題をさらうことがあるように、瞬時にマユツバものだと思ってしまう人も多いだろう。筆者も同じく「民間療法」と聞いただけで裏モノ系ライターの血が騒ぐ。都内某所で「飲尿療法」のセミナーが開催されると聞きつけ、参加費4,000円を払って飛び込んできた。飲尿療法とは、自分で出した尿を自分で飲むという治療法である。

 セミナーの前日に、もう一度チラシを確認する。そこからわかることは以下の3つ。

・イベントは、トータル10時間もある

・1,000人入る会場で行う

・途中で余興がある

 察するに、参加者のほとんどが飲尿療法を実践しているのだろう(実際そうだった)。もしも1,000人集まったら……。偏見極まりないが、鼻の穴に綿でも詰めていったほうがいいかもしれない。余興でおしっこ飲むことになるかもしれないので、ニンニクや脂っこい物は控えておこう。

 開始時間から少し遅れて、会場である都内某所の音楽ホールへ入る。ステージ上ではスキンヘッドの男性が1人、南米かどこかの民族楽器らしい縦笛で「コンドルは飛んでいく」を演奏している。おしっこの臭いもしてこないけど、会場はここで間違いないしな……と席に着く。入り口で渡されたプログラムを見てみると、どうやら今は、くだんの余興の時間のようだ。このあとも、著名人?(10年間体を洗わずに垢でコーティングしているというジャーナリストなど)を迎えた講演がギッシリと詰まっている。

「尿の伝道」「一家丸ごと尿生活」などポップな講演名もあれば、「社会教育と尿」「尿療法の経緯と現在」などガチな講演もある。とりあえず一通り聞いてはみるものの、どれも「とにかく尿はすごい!」と力説するだけで、科学的な解説は一切なし。しかし観客は「ウンウン」とうなずいては拍手喝采で講演者を送り出す。どうやらこのセミナー、講演者も尿に魅了されているが、むしろ観客のほうが尿にどっぷりと浸かってしまっているようだ。

 講演の途中に観客にマイクが渡され、それぞれ尿への想いをぶつけるタイムがあったのだが、これが長いこと。みんな尿のことをしゃべりたくてしゃべりたくて仕方がないのだ。

「私は朝イチの尿をコップ一杯飲んでいます。うがいをするときも目を洗うときも全部尿。尿はすべての病気に効くんです。おかげさまで視力も良くなってきています」(飲尿歴9年)

「尿を飲み始めて自分が変わりました。自分が本当は不老不死の人間なんじゃないか、そういったインスピレーションまで湧いてきて宇宙のパワーまで感じるようになりました。尿を飲んだ私はいつも覚醒しているんです」(飲尿歴3年半)

「尿をためたお風呂にいつも浸かっています。毎日尿を注ぎ足していくのですが、まだ1回もお風呂は洗っていません。発酵が始まり、どんどん質の良い尿になっています」(飲尿歴3カ月)

「30年間、特別支援学校で真面目に働いてきました。でも仕事柄、自分の殻がなかなか破れない。あと1年で私は定年です。何か新しいことを、勇気の要ることをしたいと思い、尿を飲み始めました!」(飲尿歴1カ月)

……とまあ、1人あたり3分は語っていた気もするが、要約するとこんな感じである。飲尿歴3カ月の人は、まだ初心者にもかかわらず、ベテラン勢を凌駕する浸かりよう。1カ月の人は、尿以外にも自分を変えるテーマはいくらでもあっただろうに。

 講演とは別会場で「尿の酸化還元電位」を計るイベントをやっていたので、受付で紙コップをもらい、尿を持参してみた。専門家いわく、私の尿の数値は「-40」らしい。マイナスなほど質のいい尿らしく、周りの参加者には「いい尿が飲めてうらやましい」と肩をたたかれた。専門家が私の尿に塩を入れ、かき混ぜると、数値は「-120」に。さらに体にいいものに生まれ変わったらしい。周りの参加者は、塩を入れた尿をガブガブと飲んでいるではないか……。百聞は一見にしかず。実際に目の当たりにすると、迫力が違った。

 講演では引き続き、「尿のおかげでアトピーが治った!」「尿のおかげでがんが治った!」というエピソードトークが続いていた。民間療法なので因果関係は証明できないわけではあるが、おしっこ飲んで本当に病気が治るというのなら「すごいっすね」としか言えない。だって、治療費はゼロだしね……。

(文=國友公司)

大阪なんば“吉本芸人御用達”チャイナエステ 破格の「60分5,000円ヌキあり」のワケ

<実話誌が次々と休刊に追い込まれる昨今、何を間違ったかアングラの世界に足を踏み入れたライター・國友公司(26)が、危ないニオイのするトピックスを徹底取材!>

 大阪なんばに、吉本芸人御用達のチャイナエステ店Aがある。都内でも新宿・渋谷・上野などに乱立する、このチャイナエステ。こういった店のイメージといえば「いかがわしい」というものだろう。

 多くの店舗がリンパマッサージと称して男性客の股間周辺を刺激し、最後は手コキでヌイてくれる裏サービスを行っているのは周知の事実。店によっては本番行為まである。「警察24時」などのテレビ番組を見てもわかるように、たびたび警察の摘発の対象となっている。とはいえ、星の数ほどある違法チャイナエステ。バックにヤクザが付いていることもしばしばだ。

 このAも同じく、一部の男性客に対し「ヌキ」のサービスを行っている。しかし、同店に関しては、他店舗と少し様子が違うようだ。「村上ショージさんとか吉本の男性芸人はもちろん、椿鬼奴さんもよく来るんやで~」と関西弁で話す、上海出身の女性スタッフ“アユミ”。彼女に、店の実態についていろいろと聞いてみた。

 前述した2人をはじめ、多くの吉本芸人が訪れるというA。その理由は、店から歩いて数分のところに「なんばグランド花月」があるからだろう。

「吉本の芸人さんって、めっちゃ給料安いんやで。まだまだ売れていない人たちのギャラは一日1,000円やて。いくらなんでもかわいそうやわ」

 チャイナエステ店の相場は、60分8,000円+手コキ代3,000円の1万1,000円くらいだろうか。それを5,000円ポッキリですべてしてしまうというのだから、金のない芸人たちがこぞって来店するのもうなずける。しかし、料金がそれだけ安ければ、女の子の給料も安いのは当たり前だ。

「手取りは半分やで。お客さんは一日10人くらいが平均やな」

 在籍スタッフは2人のみ。一日に5人マッサージをしたとしても、手取りは1万2,500円。サービス内容は大きく異なるといえど、吉原の格安ソープ店に勤める筆者の知人は一日に約10万円の稼ぎがある。

「お兄さんな、わたし誰でも構わず手コキするわけちゃうで? 実際に半分以上がマッサージだけのお客さんや。10年以上通っているお客さんもおるけど、その人なんか1回もしとらんし、女性のお客さんだってちらほら来るんやで」

 アユミが言うには、手コキのサービスは店の指示ではなく、あくまで自発的にしているサービスだという。この店を経営する日本人オーナーも、薄々気づいているとはいうが、特に何も言ってこないらしい。「男の人はな、勃ってしまうのは仕方ないことや。そのまま我慢してもらうのもかわいそうやからな、手でしてほしそうだったらしてあげる。それだけのことやで」とアユミ。

「ほかの店はな、お金のことしか考えてないから、すぐにつぶれるねん。チャイナエステの寿命って、かなり短いんやで。だいたい2年もしないうちになくなる。うちみたいに10年以上も続いているところなんて、かなり珍しいほうなんやで。ムラムラさせたところで手コキするなら3,000円、エッチまでするなら8,000円てな感じで、あとからどんどんお金取る店ばっかりや。そういう店はリピーターにつながらんやろ。目先の金ばかり考えるからダメなんや。うちがヌキのサービスしていることなんて、警察はもちろん知っているんやで。でもな、手コキまでなら黙認することになっているんや。金目的でエッチまでしちゃうから摘発されるんや」

 Aのオーナーについてはここでは詳しくはいえないものの、どうやらヤクザとの関わりはシロという印象だ。ヤクザのシノギにもなっていなければ、女の子は就労可能な在留資格を持っているため不法就労でもない。とはいえ、風俗への取り締まりが厳しくなっている昨今、警察が手のひらを返してAを摘発対象とする日が来ないともいえない。

(文=國友公司)