日刊サイゾースタッフが、今週1週間のテレビ欄から注目番組をピックアップ。見どころととともに解説します。
編集A VODとかYouTubeとかとにかくコンテンツで溢れかえってる昨今、今週のテレビでは何を見たらいいか、編集部からゆる~く、おすすめしていこうっていうことだけど。先週は、『THE SECOND ~漫才トーナメント~』(フジテレビ系)と…
日刊サイゾースタッフが、今週1週間のテレビ欄から注目番組をピックアップ。見どころととともに解説します。
編集A VODとかYouTubeとかとにかくコンテンツで溢れかえってる昨今、今週のテレビでは何を見たらいいか、編集部からゆる~く、おすすめしていこうっていうことだけど。先週は、『THE SECOND ~漫才トーナメント~』(フジテレビ系)と…
10月25日より、『有吉クイズ』(テレビ朝日系)が夜8時~のゴールデン帯に昇格した。
スタジオを見ると、深夜時代は大道具の倉庫みたいだったセットが少し豪華になっているようだ。栄えある初回の回答者には、レギュラー陣(みちょぱ、霜降り明星・せいや等)に加え、いわゆる“番宣俳優”仲野太賀も登場。あらゆる細部から、ゴールデンっぽさが窺える。…
第59回ギャラクシー賞(放送批評懇談会主催)の贈賞式が6月1日、都内で行われた。
バラエティ番組では『ヤギと大悟』(テレビ東京系)『笑いの総合格闘技!千原ジュニアの座王 新春SP』(関西テレビ)がテレビ部門の選奨として入賞。奨励賞のテレビ部門では、『あちこちオードリー』(テレビ東京系)『かまいたちの知らんけど 特別編』(毎日放送)『水曜日のダウンタウン』(TBS系)などと並…
4月12日放送『有吉クイズ』(テレビ朝日系)にて、「有吉と蛭子さん2022春」と銘打たれた企画が行われた。
大きく盛り上がり「伝説の回」とも呼ばれた今年の『キングオブコント』(TBS系)は、空気階段の優勝で幕を閉じた。優勝した彼らはこれまでにもバラエティ番組にそれなりに出演していて、優勝前に深夜の冠番組(『空気階段の空気観察』、テレビ朝日系)のスタートが決まっていたりもするわけだけれど、…
太川陽介と蛭子能収の“迷コンビ”ぶりが受け、テレビ東京の名物企画として人気を博したバラエティ番組『ローカル路線バス乗り継ぎの旅』。今年5月、『東北横断!ローカル路線バス乗り継ぎの旅』として2年5カ月ぶりに復活したが、前回のような高視聴率が取れず、早くも打ち切りが噂されている。
前身の『ローカル路線~』は常に視聴率10%以上をキープし、人気絶頂時には15%超えを記録。テレ東の超人気コンテンツに成長したが、蛭子が「この年になって、3泊4日のバス旅は辛い」と音を上げたことで、2017年1月に終了した。
「その後、新たに俳優の田中要介と芥川賞作家の羽田圭介のコンビで『ローカル路線乗り継ぎの旅Z』をスタートさせましたが、太川・蛭子コンビと違って、ただダラダラとバス旅を続けるだけ。視聴者からそっぽを向かれ、低視聴率に喘いでいます」(テレビ局関係者)
太川・蛭子コンビの復活を求める声が高まり、テレ東は2人を説得するため、大幅なギャラアップを提示したという。
「一説には太川が1本100万円、蛭子が120万円と言われています。テレ東にとっては莫大な投資ですよ」(前同)
そうして、5月から復活した『ローカル路線~』だが、初回の平均視聴率はまさかの5.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下、同) 。6月6日と6月13日の2回に渡って放送された『高尾山からめざせ諏訪湖』は、6日が3.8%、13日が2.9%と惨憺たる結果に終わったのだ。少なくとも10%前後の視聴率を見込んでいたテレ東上層部や番組スタッフは青くなったという。
「太川・蛭子コンビが終了する前から、テレビ朝日が『ローカル路線~』をパクったような『路線バスで寄り道の旅』を放送。進行を務める徳光和夫が、バスの中で居眠りする様子が視聴者にウケ、日曜午後3時台の人気番組に成長しています。さらにテレ朝は、『サンドイッチマン』をメインに、これも『ローカル路線~』と酷似した『帰れマンデー見っけ隊!!』をスタート。視聴者がテレ東からテレ朝に流れてしまった感は否めません」(前同)
また、高齢の蛭子の体力を考慮して、1万円までタクシーが利用できるという新ルールを適用したり、バス旅を3泊4日から1泊2日に短縮したりしたことで、太川と蛭子の間に緊張感が感じられなくなったのでは、という声もあがっている。
いずれにしても、このまま放送を続ければ、赤字は膨らむばかり。テレ東は2人に打ち切りを打診したというが、「どちらも首を縦に振らないんです。2人にとっては、高額ギャラを失うことになりますからね」(前同)という事態に。
はたして、誰が2人に最後通牒を突きつけるのか? それとも、起死回生策の新企画を導入することができるのか? 番組スタッフの手腕に注目したい。
テレビウォッチャーの飲用てれびさんが、先週(6月30日~7月6日)見たテレビの気になる発言をピックアップします。
街を歩いている芸能人が、飲食店にふらっと立ち寄る。散歩番組でよく見る光景だ。しかし、散歩番組で唐突に理髪店に入って髪を切る人もいる。戦場カメラマンの、渡部陽一だ。
最初に見たのは、2018年7月29日放送の『相席食堂』(朝日放送)だった。人通りの少ない道を歩いていた渡部。理髪店を見つけると、散髪してもいいかとスタッフに直訴する。そして、カメラに向かってグレーのベレー帽を脱いだ。
「現時点での僕の髪形は、伸びに伸びた今の段階で、こうです」
渡部の頭は、前のほうから見事に薄くなっていた。それまでベレー帽の下であまりオープンになっていなかった渡部の頭髪。それを、例のゆっくりとしたしゃべりで十分に間を取って、披露する。「伸びに伸びた……」と言いながら、そんなに伸びていないわけである。
ほぼ同じ展開を、7月3日放送の『朝の!さんぽ道』(テレビ東京系)で見た。同番組は、月曜から金曜まで毎朝7時35分から放送している散歩番組 。毎週、1人の旅人が街ブラをするのだが、埼玉県・深谷を訪れていた渡部は道中、突然理髪店に入り、「僕、頭切ってもいいですか?」とスタッフに確認。「実は僕、ちょっと髪の毛が伸びてしまい……」と言って、やはり前方から薄くなった頭髪を、ゆっくりとベレー帽を脱いで見せた。
髪を切り終えた渡部はさっぱりした頭を深々と下げ、店のご主人に礼を言うのだった。
「極上の技、最高でした!」
ご主人、半笑いである。
さて、この「極上」というフレーズも、以前から渡部が愛用しているものだ。今回も特に、食レポの際に連発していた。たとえば、練乳イチゴかき氷を食べる渡部。
「うわわわわわわわわわ、うわわわわわわわわ(と言いながらイチゴのシロップを氷にかける)。そして大好きな練乳。練乳、飲むことが、夢でしたね。うわわわわわわわわわ(と言いながら練乳を氷にかける)。これこそ、かき氷、ひゃー(と言ってかき氷を口に運ぶ)。んー、うわっ、極上ー!」
あるいは、アジとシラスがのった丼を食べる渡部。
「アジがプリップリ。これはおいしい。つくだ煮が、山椒が効いていて、ピリッとした香り。そして釜揚げのしらす。口に含むと……口の中で甘みをふわーっと広げてくる。……極上です!」
そして、チーズ入りカレーパンを食べる渡部。
「チーズだぁ! あっ、チーズのピッと立った酸味とまろやかさがカレーと絡んで、うわー、いい味。極上です!」
このほかにも、アジの干物、太刀魚の干物、フエダイの刺身など、たくさんの食べ物をこの5日間の放送で口に入れていた渡部。その都度、「極上!」と連呼する。もちろん、店員はみな半笑いである。テレビ越しで見ると、その店員の反応も含めて、とても面白かったのだけれど。
世界の紛争地域などを渡り歩き、現地の情勢をカメラマンとして日本に伝えてきた渡部辺。そんな彼は、日本の散歩番組ではシャッターを切るというより髪を切っている。そして、武器をカメラから「極上!」というフレーズに持ち替え、散歩番組を渡り歩いている。
そもそも、散歩番組とは何か? その目的のひとつは、訪れた街や地域の良さを伝えることだろう。隠れた名店に行くなり、歴史を知るなり、人情に触れるなりして、その土地の良いところをアピールする。しかも、「散歩」という無目的に歩いているように見える形式で。
あらためて振り返ると、渡部もその散歩番組の形式に沿って仕事をしていた。単にギャグで「極上!」と言っているわけではなく、その一言で地域の店の味をPRしていたわけである。理髪店に行った際にも、バリカンの刃を人肌に温めておくような、店主の心遣いを引き出すシーンがあった。ただ散髪してもらっただけではない。
だが、2日の『相席食堂』は、そんな散歩番組のあり方から大きく外れていた。この日の旅人は蛭子能収、訪れたのは淡路島である。
玉ねぎや海の幸など、淡路島の名産を食べる。出会った人と触れ合う。そうやって、島の良さを引き出す。そんな旅のシナリオが蛭子の念頭にないことは、最初から明らかだった。砂浜でロケを開始した蛭子は、早々にスタッフに尋ねる。
「ここは日本ですよね?」
土地の良さを伝えるも何も、そもそもここがどこかを知らずに歩き始めているわけである。「日本ですよね?」という聞き方もすごい。普通は「ここどこですか?」だろう。いや、どこなのか聞いている時点でおかしいのだけれど。
ただ、蛭子も最低限やらなければならないこと、つまり相席をして人と触れ合うという番組上のタスクは遂行する。バス停で待つ男性に声をかけ、食堂の場所を聞き出す。続けて、男性に向かって蛭子は尋ねる。
「ここどうですかね? 生活するには不便なような気がするんですけど」
単純に失礼! この直後に、「空気がすごいキレイだなっていうのが……」というフォローめいた一言があるにはある。だがこれが、蛭子が淡路島の良さを語った最初で最後の言葉となった。
この後も、ずっとこんな調子で旅は続く。極めつきは次のシーンだ。大衆食堂で中年の男女と相席した蛭子は、「この店のおすすめは?」と尋ねる。
男性「サワラがおいしいんですよ。先ほどからおいでになってるお客さん、みんなサワラ丼食べてます」
蛭子「あ、ホントに」
男性「サワラで有名なお店なんです」
蛭子「サワラで有名なんですか。……じゃあ、ラーメンください」
自分からおすすめを聞いておきながら、「じゃあ、ラーメンください」である。どういう意味で「じゃあ」と言ったのだろう。前後の言葉がつながらないだろう。
このように、ご当地の味には興味がない蛭子。だが、相席した男女の関係性には興味津々だ。高校時代の同級生で、今でも時々ランチを一緒にする友人だという2人。女性のほうは既婚で、すでに孫もいる。そんな2人の関係を、蛭子はずっと「夫婦みたい」と勘繰り続ける。その会話の流れで、耳を疑う発言をする。
蛭子「でも、仲良さそうだから結婚しても良さそうですけどね」
女性「ない! うちの旦那は淡路島で一番男前の旦那やから、大丈夫です」
蛭子「……ここ淡路島なんですか?」
すでにあちこちを歩き、旅も中盤。そんなタイミングで、「ここ淡路島なんですか?」である。実は、VTRの序盤に、ここが淡路島だということを蛭子が知るシーンがある。バス停の男性から教えてもらっていたのだ。にもかかわらず、すでに忘れている蛭子。「サワラで有名」→「ラーメンください」の間を「じゃあ」でつなぐ男にとって、過去と現在のつながりはすぐに解けてしまうのかもしれない。自身の漫画と同じく、不条理な世界を生きているかのようだ。ちなみに、『相席食堂』という番組名も忘れていた。
さて、旅の終盤、蛭子はこの日一番の笑顔を見せる。ここから30分くらい車を走らせたところに、競艇場があると聞いたときである。当然、蛭子は競艇場へ向かう。場所は徳島県の鳴門市だ。ここへきて、もう淡路島の良さを伝えるとか、そんな話の根底が覆るわけである。淡路島を出るのだから。VTRを見ていたノブは嘆く。
「もう淡路でもないし、相席でもないのよ。ただのBSのボート番組なのよ」
競艇場のキャラの強いおじさんたちに囲まれ、虚 ろな目でレースを見つめる蛭子。所持金をゼロにして、この日の旅は終わった。
無目的に歩いているように見せながら、その土地の良さを伝えること。それが散歩番組のひとつの目的のはずだ。もちろん、芸能人が相席しながら人々と触れ合うVTRに千鳥がツッコミを入れていく『相席食堂』は、散歩番組としてそもそも異質ではある。けれど、同番組にこれまでに出てきた芸能人は、その場所の魅力をそれなりに引き出そうとはしてきたと思う。良さを引き出そうとするけれどうまくいかない。そこに千鳥のツッコミが入っていたわけだ。
けれど、訪問地の魅力を引き出すというスタート地点に、そもそも蛭子は立っていなかった。無目的に歩いているように見せるのが散歩番組だとはいっても、本当に無目的では困るわけだ。
いや、見ている側にとって、別に困ることはないか。前言撤回。蛭子の言動を笑いながら見た僕にとって、今回の相席旅に対する感想は次の一言に尽きる。極上! ――なるほど、これは使い勝手のいい言葉だ。
(文=飲用てれび<http://inyou.hatenablog.com/>)
太川陽介と蛭子能収による、テレビ東京の名物企画『ローカル路線バス乗り継ぎの旅』が2年5カ月ぶりに復活するというから、ファンにとってはたまらない朗報だ。だが、二人は同企画で“卒業”を宣言していただけに、何が起きたのか?
この二人による『路線バス』は2007年10月に、『土曜スペシャル』内での単発企画としてスタート。路線バスを乗り継いで、ゴールを目指す内容もさることながら、二人の掛け合いが人気を集め、視聴率は10%前後(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)をはじき出す、同局では特筆すべきヒット番組になった。
しかし、特に県境などでは、バスが廃線になっていることも多く、路線がつながらず、長距離歩かなければならないことが増え、高齢の蛭子がギブアップ。体力の限界のため、17年1月2日の放送回をもって、番組を卒業。同企画は俳優・田中要次と芥川賞作家・羽田圭介の新コンビにより、『ローカル路線バス乗り継ぎの旅Z』として引き継がれた。しかし、太川と蛭子のコンビのときほど、視聴率は取れず、太川&蛭子コンビの復活待望論が根強かった。
そこで、同局では、同じ『土曜スペシャル』枠での『いい旅夢気分』で太川と蛭子のコンビを復活させ、昨年9月からは、同枠で『太川・蛭子のローカル鉄道寄り道旅』を単発で放送していた。
そして、4月18日から、『太川蛭子の旅バラ』(木曜午後6時55分~)がレギュラー番組として放送開始し、ファンの期待に応えたのだが、同局の思惑通りにはいかなかった。初回は6.0%だったが、太川が出演しなかった同25日の第2回では3.2%まで落ち込んでしまったのだ。これは、さすがに想定外の事態だったようだ。
「もともと『旅バラ』は視聴率が低迷するテレ東が起爆剤としたかった番組です。特に、3月まで『木7』枠では、『突撃!しあわせ買取隊』を放送していたのですが、1~2%台をウロウロするほどの低視聴率でした。この枠では、『プレバト!!』(TBS系)や、『VS嵐』(フジテレビ系)が着実に2ケタに乗せている激戦区。そこになんとか太川と蛭子の人気コンビで、風穴を開けたかったのですが、今のところ期待外れに終わっています。『路線バス』のルールが単純明快であるのに対し、『ローカル鉄道寄り道旅』はルールが難解。旅の資金が駅ごとの乗降客数に応じて金額が設定され、下車した駅で名所、名物を探して堪能できれば資金を獲得できるのですが、アウトかセーフかの判断基準があいまい。それを、ジャッジするのが同行しているディレクターとあって、視聴者には極めてわかりにくいのも不評の理由です」(テレビ誌関係者)
そこで、切り札といえる『路線バス』の封印が解かれることになったのだ。太川と蛭子による『路線バス』復帰戦は16日の第4回放送でオンエアされ、山形・余目駅から岩手・宮古を目指す。ただし、従来この企画は3泊4日の旅だったが、1泊2日に短縮され、バスがつながらなかった場合、1万円までタクシー利用がOKという、高齢の蛭子に配慮した特別ルールが採用された。
「今までと同じ土曜ゴールデンで放送するなら、高視聴率を期待できますが、『木7』では、『路線バス』復活でも、なかなか厳しいでしょう。ましてや、午後7時台から2時間スペシャルでのオンエアとなると、『木8』にも『科捜研の女』(テレビ朝日系)などの強敵が控えていますから、簡単に数字は取れないと思われます(同)
せっかく、ファンも待ち望んでいた、太川&蛭子コンビによる『路線バス』復活も、枠が悪くて、テレ東が期待するほどの結果は得られないかもしれない。
(文=田中七男)
太川陽介と蛭子能収の名コンビが今春、本格的に復活することになった。テレビ東京系で4月18日より、レギュラー番組『太川蛭子の旅バラ』(木曜午後6時55分~)がスタートするのだ。
2人は2007年10月20日にテレ東の『土曜スペシャル』枠で、単発番組として放送開始した『ローカル路線バス乗り継ぎの旅』でコンビ結成。路線バスを乗り継いで、ゴールを目指す企画もさることながら、2人の掛け合いが人気を博した。視聴率はおおむね2ケタに乗せ、同局では特筆すべき大ヒット番組になった。
しかし、特に県境などで、バスがつながらず、長距離歩かなければならないことが増え、高齢の蛭子がギブアップ。体力の限界を理由に、17年1月2日の放送回をもって、このコンビは卒業。番組は俳優・田中要次と芥川賞作家・羽田圭介の新コンビにより、『ローカル路線バス乗り継ぎの旅Z』として引き継がれた。しかし、視聴率は振るわず、いまだに太川&蛭子コンビの復活待望論が根強い。
同局では、視聴者の要望を踏まえ、同じ『土曜スペシャル』枠での『いい旅夢気分』で太川と蛭子のコンビを復活させ、昨年9月から、同枠で『太川・蛭子のローカル鉄道寄り道旅』を単発で放送していた。
ただ、一連の番組は、いずれも単発放送だったが、4月から始まる『旅バラ』はレギュラー番組。内容は『ローカル鉄道寄り道旅』のほか、新たな旅企画が進行中だという。
1度はコンビを解消したはずの2人だが、まさかのレギュラーで本格的に復活させる背景には何があるのか?
「独創的な番組が多いテレ東ですが、視聴率はジリ貧状態です。ヒット番組の『出川哲朗の充電させてもらえませんか?』も、昨年7月14日、明石家さんまが出演した回では番組史上最高の13.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)をマークし、話題を振りまきました。ですが、その後、出演ゲストがしょぼいこともあって、視聴率は低迷。超売れっ子となった出川のスケジュールを押さえるのが難しくなり、2月23日から3月23日まで、1カ月ものブランクができたほど。また、特番時代は常時2ケタを超え、昨年4月より、月イチレギュラーに昇格した『緊急SOS!池の水ぜんぶ抜く大作戦』もマンネリとネタ切れで、2月3日放送回は7%台に転落してしまいました。そんなわけで、新たな人気番組をつくりたい同局としては、結局、太川と蛭子のコンビに頼らなければならなくなったのでしょう」(テレビ制作関係者)
とはいえ、『ローカル鉄道寄り道旅』の旅のルールは複雑で分かりづらく、『ローカル路線バス乗り継ぎの旅』ほどの視聴率が取れていない。これまで、このコンビの番組は土曜ゴールデン帯だったが、平日ゴールデン帯で、同局の期待通りの数字がはじき出せるのだろうか?
(文=田中七男)
太川陽介と蛭子能収の名コンビが今春、本格的に復活することになった。テレビ東京系で4月18日より、レギュラー番組『太川蛭子の旅バラ』(木曜午後6時55分~)がスタートするのだ。
2人は2007年10月20日にテレ東の『土曜スペシャル』枠で、単発番組として放送開始した『ローカル路線バス乗り継ぎの旅』でコンビ結成。路線バスを乗り継いで、ゴールを目指す企画もさることながら、2人の掛け合いが人気を博した。視聴率はおおむね2ケタに乗せ、同局では特筆すべき大ヒット番組になった。
しかし、特に県境などで、バスがつながらず、長距離歩かなければならないことが増え、高齢の蛭子がギブアップ。体力の限界を理由に、17年1月2日の放送回をもって、このコンビは卒業。番組は俳優・田中要次と芥川賞作家・羽田圭介の新コンビにより、『ローカル路線バス乗り継ぎの旅Z』として引き継がれた。しかし、視聴率は振るわず、いまだに太川&蛭子コンビの復活待望論が根強い。
同局では、視聴者の要望を踏まえ、同じ『土曜スペシャル』枠での『いい旅夢気分』で太川と蛭子のコンビを復活させ、昨年9月から、同枠で『太川・蛭子のローカル鉄道寄り道旅』を単発で放送していた。
ただ、一連の番組は、いずれも単発放送だったが、4月から始まる『旅バラ』はレギュラー番組。内容は『ローカル鉄道寄り道旅』のほか、新たな旅企画が進行中だという。
1度はコンビを解消したはずの2人だが、まさかのレギュラーで本格的に復活させる背景には何があるのか?
「独創的な番組が多いテレ東ですが、視聴率はジリ貧状態です。ヒット番組の『出川哲朗の充電させてもらえませんか?』も、昨年7月14日、明石家さんまが出演した回では番組史上最高の13.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)をマークし、話題を振りまきました。ですが、その後、出演ゲストがしょぼいこともあって、視聴率は低迷。超売れっ子となった出川のスケジュールを押さえるのが難しくなり、2月23日から3月23日まで、1カ月ものブランクができたほど。また、特番時代は常時2ケタを超え、昨年4月より、月イチレギュラーに昇格した『緊急SOS!池の水ぜんぶ抜く大作戦』もマンネリとネタ切れで、2月3日放送回は7%台に転落してしまいました。そんなわけで、新たな人気番組をつくりたい同局としては、結局、太川と蛭子のコンビに頼らなければならなくなったのでしょう」(テレビ制作関係者)
とはいえ、『ローカル鉄道寄り道旅』の旅のルールは複雑で分かりづらく、『ローカル路線バス乗り継ぎの旅』ほどの視聴率が取れていない。これまで、このコンビの番組は土曜ゴールデン帯だったが、平日ゴールデン帯で、同局の期待通りの数字がはじき出せるのだろうか?
(文=田中七男)
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