男の性奴隷と化したCAたち――『夜間飛行』が問う、女を花開かせるものとは?

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『夜間飛行』/二見書房

■今回の官能小説
『夜間飛行』(蒼井凛花、二見書房)

 昔から「女の勝ち組」職業といえば、キャビンアテンダント(CA)だ。容姿と知性の両方を兼ね備えているCAは “高嶺の花”というイメージが強く、だからこそ、男の征服欲をそそる職業ではないだろうか。
 
 知られざるCAの世界が描かれている『夜間飛行』(二見書房)の著者・蒼井凛花は、元CAという経歴を持つ異色の女流官能小説家だ。現役CA時代の経験に基づいて書かれている飛行機内のバックヤードの描写は、非常に興味をそそられる。