2023年4月28日から公開の映画『聖闘士星矢 The Beginning』は、残念ながら「観てもいないのに冷やかし」の対象にもなってしまっていた。
公開されてすぐに一部の極端な酷評がSNSで拡散されてしまった上、動員に大苦戦している事実もあり、『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』と間違って『聖闘士星矢 The Beginning』が上映されたことも、悪い意味で話題と…
2023年4月28日から公開の映画『聖闘士星矢 The Beginning』は、残念ながら「観てもいないのに冷やかし」の対象にもなってしまっていた。
公開されてすぐに一部の極端な酷評がSNSで拡散されてしまった上、動員に大苦戦している事実もあり、『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』と間違って『聖闘士星矢 The Beginning』が上映されたことも、悪い意味で話題と…
新田真剣佑のハリウッド映画初主演となる『聖闘士星矢 The Beginning』が“想定外”の大不振となっている。
言わずもがな、車田正美の名作漫画の実写化となる同作は、シーズン4の製作も決定している人気Netflixドラマシリーズ『ウィッチャー』に関わっていることでも知られるトメック・バギンスキーが監督を務めているが、製作には東映アニメーションも加わっており、日米共同製作…
日本の人気コミック・アニメ『聖闘士星矢』をハリウッドで実写化した映画『Knights of the Zodiac(原題)』(公開時期は未定)の撮影が完了したことが22日に発表され、新田真剣佑が主演を務めることが明らかになった。この大抜擢に歓喜や期待の声が集まる一方、ネット上で原作ファンから“改悪”を不安視するコメントが続出している。
車田正美氏による原作は1985年から「週…
2019年にNetflixで配信される『聖闘士星矢』最新シリーズ『聖闘士星矢 Knights of the Zodiac』にて、主要キャラクターであるアンドロメダ瞬の性別が女性に変更され、古参のファンを中心に動揺が広がっています。
そこで、本連載でも数回にわたり登場していただいた北朝鮮人民の聖闘士星矢オタク・趙さん(職務で第三国在住)に急きょ連絡を取り、見解を伺いました。
***
――アンドロメダ座の瞬の性別が女性に変更されたことが日本で大きな話題となっていますが、趙さんはこの件についてどう思いますか?
趙さん 私も幼い頃にアニメブックを見て、瞬はひょっとして女なのではないかと思ったことがありました。性格も外見も、女っぽいですよね。なので、いっそ女性として描いたほうが的確なのでは、と思うところもありました。
――それが今回、ついに本物の女性キャラに作り変えられることになりました。
趙さん 確かに、女性を英雄的に描く今の世界の趨勢とは、ちょっと違う筋のものであると感じます。わざわざそうする必要はないのではないかと……。
――日本の多くのファンも、そのように感じています。
趙さん ただ、女性化することで、悪いことよりも良いことのほうが増える気もします。
――というと?
趙さん まずは、ジェンダーの多様性において女性たちの役割を肯定的に描けるとともに、(瞬の持つ)女性的な柔らかさをクローズアップすることができるでしょう。
――瞬が、男性としては不完全だという認識でしょうか?
趙さん 不完全というよりも、さらに何かを加えてイメージを膨らませる余地を持っているということです。そして、女体化してラブストーリーの要素を追加することは、作品を小説のように豊かにすることができます。
――ラブストーリーというのは?
趙さん 単純に男女のカップルといえば、主人公のペガサス星矢にはアテナがいるし、ドラゴン紫龍にも恋人がいるでしょう。瞬は、キグナス氷河とくっつくことができるのではないでしょうか。
――氷河×瞬ですか……。
趙さん 瞬が、全身凍傷になった氷河を命懸けで救う場面があるじゃないですか。ラブストーリーがあれば、作品がさらに現実味を帯びると思います。僕は以前から、作品そのものよりも登場人物の出生地や年齢などプロフィールに興味を持っています。彼らがどこかに実在しているかのように思っていますし、実際そうであればいい。だから、恋愛もしてほしいと思うんです。
――しかし、従来の作品の設定や世界観を壊す、と懸念されています。
趙さん 作品が、さらに豊かになるという見方もあるのではないでしょうか。僕も、わざわざ女体化させることには反対です。今のままの瞬でいいです。
――私も、ファンとしてはそう思います。
趙さん しかし、瞬本人が望んで性別を変えるのであれば賛成です。
――えっ!? それは一体どういうことですか?
趙さん まったく新しいストーリーの中で、瞬が自分の意思で女性であることを選択したという説明があればいいです。
――それは、余計に複雑な話になりますね……。
趙さん 原作とは関係ない、異世界であれば全然問題ありません。
――というか趙さん、今回は原作のリメイクで、女性化はもう決定してしまったんですよ……。
趙さん え?
――公式発表されてます。フェニックス一輝とは兄妹になるんです。
趙さん それはおかしいですね。同意できませんよ!
――それで日本のファンが怒っているんです。
趙さん それは(作品の)思い出を壊すことになります。作者はどう考えてらっしゃるのですか?
――作者の車田正美先生は、「原作者の手を離れてどんどん遠いところへ行ってしまっても、ファンがいろいろなテイストの作品を楽しんでくれればそれでよい」という趣旨の発言をされています。
趙さん そうであれば、僕も何も言えません(笑)。
――これが女性化した瞬の画像です(画像を見せる)。
趙さん (笑)。なんだか不思議ですね。ショックでないといえば、うそになりますけど。まあ、でも期待はしています。僕は星矢の関連作品であれば全部観たいので。出来が良くても悪くても構いません。ずっと応援していますよ。
***
途中まで、ややかみ合っていませんでしたが、趙さんもつまりは女性化に反対とのこと。過去、独自の個性的な解釈を展開することもあった趙さんですが、これについては日本の大多数のファンと同意見のようです。
まだ登場していない黄金聖闘士も含めて、一体どうなってしまうのでしょうか……。私もファンの一人として、推移を見守りたいと思います。
●やす・やどろく
ライター、編集者。都内大学院の心理学部在籍中。元朝鮮青年同盟中央委員。 政治や民族問題に疲れ、その狭間にある人間模様の観察に主眼を置く。しばしば3重スパイ扱いされるのが悩み。日朝和平、北朝鮮のGDP向上、南北平和統一を願う一市民。ペンネームは実家が経営していたラブホテルの屋号(※とっくに倒産)。<http://blog.livedoor.jp/yasgreen/>
2019年にNetflixで配信される『聖闘士星矢』最新シリーズ『聖闘士星矢 Knights of the Zodiac』にて、主要キャラクターであるアンドロメダ瞬の性別が女性に変更され、古参のファンを中心に動揺が広がっています。
そこで、本連載でも数回にわたり登場していただいた北朝鮮人民の聖闘士星矢オタク・趙さん(職務で第三国在住)に急きょ連絡を取り、見解を伺いました。
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――アンドロメダ座の瞬の性別が女性に変更されたことが日本で大きな話題となっていますが、趙さんはこの件についてどう思いますか?
趙さん 私も幼い頃にアニメブックを見て、瞬はひょっとして女なのではないかと思ったことがありました。性格も外見も、女っぽいですよね。なので、いっそ女性として描いたほうが的確なのでは、と思うところもありました。
――それが今回、ついに本物の女性キャラに作り変えられることになりました。
趙さん 確かに、女性を英雄的に描く今の世界の趨勢とは、ちょっと違う筋のものであると感じます。わざわざそうする必要はないのではないかと……。
――日本の多くのファンも、そのように感じています。
趙さん ただ、女性化することで、悪いことよりも良いことのほうが増える気もします。
――というと?
趙さん まずは、ジェンダーの多様性において女性たちの役割を肯定的に描けるとともに、(瞬の持つ)女性的な柔らかさをクローズアップすることができるでしょう。
――瞬が、男性としては不完全だという認識でしょうか?
趙さん 不完全というよりも、さらに何かを加えてイメージを膨らませる余地を持っているということです。そして、女体化してラブストーリーの要素を追加することは、作品を小説のように豊かにすることができます。
――ラブストーリーというのは?
趙さん 単純に男女のカップルといえば、主人公のペガサス星矢にはアテナがいるし、ドラゴン紫龍にも恋人がいるでしょう。瞬は、キグナス氷河とくっつくことができるのではないでしょうか。
――氷河×瞬ですか……。
趙さん 瞬が、全身凍傷になった氷河を命懸けで救う場面があるじゃないですか。ラブストーリーがあれば、作品がさらに現実味を帯びると思います。僕は以前から、作品そのものよりも登場人物の出生地や年齢などプロフィールに興味を持っています。彼らがどこかに実在しているかのように思っていますし、実際そうであればいい。だから、恋愛もしてほしいと思うんです。
――しかし、従来の作品の設定や世界観を壊す、と懸念されています。
趙さん 作品が、さらに豊かになるという見方もあるのではないでしょうか。僕も、わざわざ女体化させることには反対です。今のままの瞬でいいです。
――私も、ファンとしてはそう思います。
趙さん しかし、瞬本人が望んで性別を変えるのであれば賛成です。
――えっ!? それは一体どういうことですか?
趙さん まったく新しいストーリーの中で、瞬が自分の意思で女性であることを選択したという説明があればいいです。
――それは、余計に複雑な話になりますね……。
趙さん 原作とは関係ない、異世界であれば全然問題ありません。
――というか趙さん、今回は原作のリメイクで、女性化はもう決定してしまったんですよ……。
趙さん え?
――公式発表されてます。フェニックス一輝とは兄妹になるんです。
趙さん それはおかしいですね。同意できませんよ!
――それで日本のファンが怒っているんです。
趙さん それは(作品の)思い出を壊すことになります。作者はどう考えてらっしゃるのですか?
――作者の車田正美先生は、「原作者の手を離れてどんどん遠いところへ行ってしまっても、ファンがいろいろなテイストの作品を楽しんでくれればそれでよい」という趣旨の発言をされています。
趙さん そうであれば、僕も何も言えません(笑)。
――これが女性化した瞬の画像です(画像を見せる)。
趙さん (笑)。なんだか不思議ですね。ショックでないといえば、うそになりますけど。まあ、でも期待はしています。僕は星矢の関連作品であれば全部観たいので。出来が良くても悪くても構いません。ずっと応援していますよ。
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途中まで、ややかみ合っていませんでしたが、趙さんもつまりは女性化に反対とのこと。過去、独自の個性的な解釈を展開することもあった趙さんですが、これについては日本の大多数のファンと同意見のようです。
まだ登場していない黄金聖闘士も含めて、一体どうなってしまうのでしょうか……。私もファンの一人として、推移を見守りたいと思います。
●やす・やどろく
ライター、編集者。都内大学院の心理学部在籍中。元朝鮮青年同盟中央委員。 政治や民族問題に疲れ、その狭間にある人間模様の観察に主眼を置く。しばしば3重スパイ扱いされるのが悩み。日朝和平、北朝鮮のGDP向上、南北平和統一を願う一市民。ペンネームは実家が経営していたラブホテルの屋号(※とっくに倒産)。<http://blog.livedoor.jp/yasgreen/>
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