ジャニーズ事務所が動画配信サイト・YouTubeに開設した「ジャニーズJr.チャンネル」。現在、少年忍者(水曜)Travis Japan(木曜)7 MEN 侍(金曜)美 少年(土曜)HiHi Jets(日曜)がオリジナル動画を投稿中だが、その出来ばえは実にさまざま。そこで、「しょせんジャニオタ向け」と切り捨てるにはもったいない動画と、「ジャニオタでもしんどい」動画をジャニーズウォッチャー・中村チズ子が解説&ツッコミ! 今回は、11月5日~11日公開の動画をチェックします!
美 少年、『アラフェス』舞台ウラで「櫻井くんがお洋服くれた」
7日の動画は「美 少年【禰豆子でジェスチャーゲーム】鬼滅の刃をオマージュでカオス!!!」。オープニングは、開口一番に藤井直樹が「僕たち、『アラフェス 2020』に出演させていただきました!」と、報告。彼らは11月3日に配信された嵐の無観客ライブ『アラフェス 2020 at 国立競技場』にバックダンサーとして出演したが、「スゴい貴重な経験させてもらったね」(藤井)「楽しかった~!」(浮所飛貴)「やっぱね、新国立競技場っていうね、夢があるよね」(藤井)「リハの時から、ずっと見てましたけど、みんなの団結力というか、本当スゴイなって思いました」(浮所)と、興奮冷めやらぬ様子で話している。
松本潤にあこがれている金指一世は「松本くんがもう、これぐらいの距離で、後ろで踊ってたんで……」とニッコリ。さらに、那須雄登は「しかも櫻井(翔)くん、みなさんね。僕たち以外のJr.の方にもさ、お洋服を(くれた)」と明かし、「そう、じゃんけんしてね!」(佐藤龍我)「あれはうれしかったですよね」(那須)と、喜びに浸る2人。幸運にも、岩崎大昇は4着もゲットしたんだとか。
一方、今回の本題は「長いものに巻かれよう」(藤井)とのことで、社会現象となり、映画も大ヒット中の漫画『鬼滅の刃』(集英社)の人気に便乗した企画。口に竹筒を咥えている登場人物・竈門禰豆子のコスプレをしながら、ジェスチャーゲームをするという。3対3のチーム戦で、1人がジェスチャーをしている間、残り2人が回答。いざ始まってみると、ジェスチャー側の珍妙な動きや、見守る周囲のリアクション含めて、ついつい吹き出して笑ってしまうような場面ばかり。特に現役大学生のインテリジャニーズ・浮所と那須が勘の良さを発揮し、それぞれのチームを引っ張っていた。
5分36秒頃は、オーディション番組から誕生した9人組ガールズグループ・NiziUの名前が出るシーンも。ちなみに、岩崎と那須の息があまりにもピッタリだったため、思わず藤井は「スゲー!」「怖いんだけど、普通に。隣の人が……」と、那須の理解力に衝撃を受けていた。時折、ライバルであるはずの相手チームがヒントを出してあげるなど、和やかな雰囲気は美 少年ならではだろう。『アラフェス』トークと、動画タイトルに『鬼滅の刃』が入っているおかげか、再生回数は13日時点で30万台と、前週の「【逆再生ダンス】逆回転で踊ってみた!!」よりも、順調に増えている。
6日に配信されたのは「7 MEN 侍【僕たちがジャニーズに入った理由】ラジオ企画でドッキリも!」(再生回数は13日時点で18万台)。前回、ジャニーズ事務所にまつわる貴重なエピソードが飛び出した「【ジャニーズオーディション必勝法】知られざるエピソードが連発!!」(10月30日配信)に続くラジオ企画「サムラジ」の後半戦だ。2つ目のトークテーマは「ジャニーズ入所の本当の理由」。まず、菅田琳寧が「自分からオーディション受けたよって人、誰?」と聞いてみると、菅田、今野大輝、佐々木大光、本高克樹が挙手した。
佐々木はKing&Prince・高橋海人にあこがれを抱いて入所したといい、「ダンスコンテストやってた時から、高橋海人くんのこと知ってたから。ダンス界でも、ジュニアのね、海人くんがいたグループは本当に有名だったから。で、同じコンテストとかに出てたりしてたから、本当にカッコいいなって思ってたんだけど」と、告白。ある時、『ザ少年倶楽部』(NHK BSプレミアム)をたまたま視聴し、「あれ、この人見たことあるな」「一緒に出てた人だ」と気付き、「俺も入ってみようかな」と応募して現在に至るとか。
また、「テレビに出たい」と漠然とした夢を持っていたという菅田は「ジャニーズ以外も結構、いろんなオーディション受けて。でも、どこもダメで。結構、ああいうところって、お金かかんのよ。レッスン費が」と、生々しい事情をポロリ。「『無料だから、ここいいんじゃない?』って言われて、最初はそう。それまで、ジャニーズっていうあれは、あんまわかんなくて……」と打ち明けると、「生々しいな」「ガチな話かかるからね」とメンバーは爆笑。本高も「でもね、それ大きいと思うよ。ジャニーズって本当に何もお金を払わなくてやってくれるっていう場所だから」と、ジャニーズは良心的だと同意。ジャニーズがどういう事務所かも知らず、とにかく芸能活動がしたかった菅田にとって、「それがおっきい決め手」になったそうだ。
中村嶺亜は、オーディション参加時にジャニー喜多川前社長と会話した経緯を語る。その流れで本高が「この最初の“ジャニーさんわからない話”結構あるよね」と言うと、「俺は、『僕が世界のジャニーだから。掃除のおじさんとかと、わかってても絶対そういうのやってこないで』って急に怒られて」(佐々木)「自己紹介してたよね」(矢花黎)「そう。『僕が世界のジャニーです』って」(佐々木)と、ジャニー氏に関する裏話を述べた。
ジャニー氏といえば、2011年~12年にかけて「最も多くのナンバーワン・シングルをプロデュースした人物」「最も多くのコンサートをプロデュースした人物」「最も多くのチャート1位アーティストを生み出したプロデューサー」として、ギネス世界記録に認定された人物。本高や菅田はこの「僕が世界のジャニー」発言を聞いたことがなかったものの、ギネスブックに載って以降は、オーディションで自ら「世界の~」と、名乗っていたようだ。
そんなトークの合間、例えば矢花はスタッフから「ことわざを入れながら話す」と指示を受けていたのだが、動画の後半では6人に課せられていたミッションの全貌が明らかになる。彼らがこっそりと何をしていたのか、答えを知った後はもう1回再生したくなる内容かもしれない。
8日の動画は「HiHi Jets【大食い!?】キャベツ10玉食べてみた」。「満腹グルメ企画 エピソード01 キャベツ10玉を完食してみた」と題して、キャベツ10玉をHiHi Jetsの5人で食べきるというチャレンジを行っている。これは、「【初ドライブ企画!?】のはずが…ドッキリで笑けた」(9月20日配信)の撮影時に、猪狩蒼弥が提案したテーマ。「自分たちの胃袋の限界に挑戦しながら、具材を美味しく調理していただく」がコンセプトだ。初回はキャベツだが、高橋優斗は「意外と余裕な気がしてるんだけど」と宣言し、猪狩も「俺は20の想定だった。本当だったら。でもなんか、(用意されていたのは)10だったね」と、楽勝ではないかと捉えている様子。かたや、野菜嫌いな井上瑞稀は「絶対ムリだと思う」と、苦戦を予想した。
そして、この日は料理が得意な橋本涼の力を借りて、自分たちで調理しつつキャベツを消化していく。橋本といえば、「【簡単美味】そうめんレストランはじめました」(8月23日公開)で“シェフ”として大活躍。そもそもこの回は、別のスタッフが準備した料理をメインに味わっていたのだが、途中で橋本が即席でアボカドサラダを手作りしたほか、残ったそうめん+焼き鳥の缶詰+焼肉のタレで、アレンジレシピ「焼き鳥そうめん」を披露していたのだ。
そんな彼がキッチンに立ち、豚肉とキャベツのミルフィーユ、塩昆布キャベツ、お好み焼き、回鍋肉など次々と仕上げていく。橋本をフォローするべくメンバーも手伝い、わちゃわちゃと調理を楽しんでいた。前半で橋本が支度をする間、4人が料理の完成を待っている場面を見た時は、「橋本の荷が重すぎるのでは……」と思ってしまったが、スタッフ頼みではなく、自分たちで動いて作る&食べるあたりが、この企画の見どころだろう。果たして、彼らはキャベツ10玉の強敵とどう立ち向かったのか、どんな結末を迎えたのか、ぜひ動画でチェックを。
YouTube界において、「大食い」の動画は比較的にウケが良いとされているが、今動画も13日時点で37万台と、好調。視聴者からも「料理男子の橋本くんが素敵すぎる」「SixTONESファンだけど、『キャベツ10玉食べてみた』っていう、いかにもYouTuberがやりそうなテーマが面白くてつい見ちゃった」「みんなで協力し合うところが見れて、5人の良さをあらためて感じた! メンバーのバランスが素敵」「企画自体も最高だけど、HiHi Jetsのトークが面白くて飽きない」「涼くんを中心に、協力して調理をするシーンが大好き」「自然と役割分担ができていてさすがだし、一生懸命料理を作ってる姿も、食べてるところもかわいかった!」と、高評価が続出している。
11月5日の動画は「Travis Japan【水溜りボンドとコラボ】ガチ家で『かくれんぼ』してみた」で、Travis Japanが大人気YouTuberの水溜りボンド(トミー・カンタ)と、初コラボレーションしている。
ファンには周知の通り、川島如恵留とカンタは高校からの同級生で、青山学院大学の同じ学部に進んだ仲。川島は「【動画ネタ】これだけはやりたくない…」(7月30日配信)内で、水溜りボンドと「コラボできたらいいな」と話していたが、ようやくそれが実現した形。水溜りボンドの公式チャンネルで配信された動画「【幼馴染み】ジャニーズJr.川島如恵留とカンタでNGなしの質問コーナー【Travis Japan】」(10月10日公開)に川島が出演した際、Travis Japanとの共演をオファーしていたのだ。
そこで、今回は7人で“水溜りハウス”を訪問。トミー&カンタと対面を果たすと、川島は「みんな今、緊張してるんで」「2人のことも、僕たち7人もっと知りたいですけども」と仕切り始めたが、カンタから「如恵留が仕事モードに入ってる」と、同級生ならではの目線でツッコまれてしまった。前半は、お互いに探り探りの中でトークを展開。Travis Japanが水溜りボンドにチャンネル開設当初の苦労話などを聞いていくと、最初の頃は裏アカウントを作ってまで、「なんか水ボンおもろい」と、自分たちのチャンネルを褒めていたんだとか。
当時を思い返し、カンタは「それこそ、こうやって皆さんと動画を撮れるのも、想定できないことだった」と感慨深げに語り、トミーも「こうやって芸能の方がYouTubeやる空気じゃなかったんで」と、コメント。昨年10月に嵐の公式YouTubeチャンネルが誕生した件に触れ、「嵐さんが来た時はビックリした」(カンタ)「ヤバかったね」(トミー)「やっててよかったなってなるじゃないけど、親とかからしても、安心するんじゃないですか。こういうものなんだ、っていう」(カンタ)「だって、嵐がYouTubeやってるんだから、YouTubeはもうOKでしょっていうのが、やっぱ僕らの中でも。あの頃から考えると、考えられないような状況ですね、今」(トミー)と、率直な感想を明かしたのだった。
そんな中、彼らと交流のある川島が会話をリードするのではなく、宮近海斗が率先的にメンバーに話を振ったりと、新鮮なやりとりを生み出している。打ち解けた後は、水溜りハウスを見学。ここがかなりの豪邸で、Travis Japanも「めちゃめちゃ広い!」「スゴすぎ!」と、大ハシャギしていた。部屋数も多いためか、後半は家主の水溜りボンドが鬼となり、かくれんぼを実施。
7人がそれぞれ見つけたベストスポットに隠れ、トミーとカンタは制限時間3分を使って捜索したが……。罰ゲームドリンクの苦丁茶を味わったのはTravis Japanと水溜りボンドチームのどちらかなのか、結果はぜひ動画で確認してほしい。人気YouTuberの出演動画とあって、再生回数は75万台(13日時点)と、いつもよりハイペースで伸びている。
少年忍者の動画は「【ドッキリで楽屋モニタリング】歯みがきで胸キュンのはずが…」(9日)と、「【あなたたちは誰ですか?】失敗で完全モザイク!!」(11日)の2本が公開されている。1本目は、サンスターの歯みがき粉「Ora2 PREMIUMクレンジングペースト」のプロモーション動画で、出演者は内村颯太、川崎皇輝、黒田光輝、檜山光成、深田竜生、元木湧の6人。概要欄に「なんと!撮影前の楽屋をモニタリングされていました!!」「そこには撮影のことを考えて一生懸命に歯みがきを練習するメンバーもいれば、ずっと髪の毛をいじってるやつもいたり。。。僕たちの素が出ちゃってます。ヤバイっす」と記載がある通り、当人たちも予想外の展開が待ち受けていた。
この日、彼らは本来の趣旨を何も知らずに現場入り。楽屋に設置されたカメラは「歯みがきの練習風景を少しだけ収録するため」のものだと聞かされており、まさか映像が使われていると思っていなかったようだ。実際は密着カメラを通じて、“歯みがきに一番真摯に向き合っていたのは誰か”をチェックするという裏テーマがあったのだが……。ダミー企画「カッコいい歯みがき選手権」のMC役である川崎は真っ先に台本を手にし、檜山はほかの4人に紙を配布。その後、差し入れのハンバーガーと1つのサンドイッチをかけてじゃんけんを始めたところ、勝者の檜山は「湧あげるよ」と、サンドイッチを食べたそうにしていた元木に譲ってあげていた(いい子……)。
会話が弾む楽屋では、「正しい歯ブラシの仕方」の動画を見て勉強し、熱心に取り組む人がいる一方、内村は長い時間をかけて髪をセット。そんな中、筆者が気になったのは7分30秒頃の元木の発言だ。クレンジングペーストが2種類あるためか、「どっちがキスしたほうが、いい匂いになるのかな?」と聞くと、檜山らしき声の主が「どっちもいい匂いじゃん?」と、反応した。もちろん、“想像の世界の話”をしていた可能性もあるが、この映像が使われるとは思っていなかった点を考えると、やや生々しさが漂ってくる。実際にキスをする時にどちらを使うべきか……の相談ではないことを願うばかりだ。
以降は元木が「カッコいい歯のみがき方ってどういうこと?」と切り出し、「意外と変なものを作った人のほうが……」(川崎)「皇輝くんは攻めるんですか?」(深田)「怖いのが、全員攻めなくなるのが怖い」「皇輝くんは安パイいきやがる、こいつ」(元木)「あ~、ズルい」(深田)「確かに皇輝くんは安パイいったほうがいいんじゃない?」(内村)「一人ずつキャラの固定していこっか。檜山が天然……」(元木)など、本編の撮影にあたって作戦会議を繰り広げていた。
少年忍者は中高生が多く、フレッシュな彼らが無邪気かつ全力で企画に取り組む様子がYouTubeの魅力の1つ。しかしその裏で、実際はこうして“キャラかぶり”を避ける打ち合わせを行っていたとは……。今回出ているメンバーのJr.歴やポジションからして、自然とそうした話になったのかもしれないが、アイドルの裏側を見て喜べるか、複雑な心境になるのかは、視聴者それぞれの好みがあるだろう。
ちなみに、元木のキス話に対しては、「湧、ナチュラルに『キス』とか言わないで」「湧くんと檜山くんが“どっちでみがいた方がキスした時にいい匂いか”を話してて、しんどい」「『どっちがキスしたほうがいい匂い』『どっちもいい匂いじゃん?』って、この会話なんなの?」と、困惑の声がわずかに見られた。
2本目の通常回は、プレッシャーチャレンジに成功しなければ“顔出しなし”のモザイク企画で、こちらは川崎、黒田、檜山、深田に加えて、青木滉平、小田将聖、北川拓実、鈴木悠仁、瀧陽次朗、長瀬結星、平塚翔馬が参加している。10月21日公開の「【マスクマンは誰!?】失敗でモザイク!」に続く第2弾。YouTubeはファン以外にも無料で少年忍者の存在をアピールできるチャンスとあって、筆者は前回配信時に「顔を隠すのはもったいない」と書いているが、続編でもモザイクメンバーが多数出現。
一部ファンからは「モザイク企画は誰も得しないからやめてほしい」「モザイクで顔が見られないのはどう考えても損でしょ」「モザイク企画は好きなメンバーがいても面白くない」といった愚痴も漏れている上に、再生回数は1本目が22万台、2本目は12万台と、プロモーションのほうが確実に伸びている。不評で再生回数も悪いのであれば、今後、この手の企画はNGするべきなのかもしれない。