「魔法の痩せ粉」「トクホの正体」難消化性デキストリンのナゾを医師がてってい解説!!

dietwoman 最近ネット上で、「難消化性デキストリン」という白い粉がダイエッターの間で話題になっている。「消化されにくいデンプンの一種」「水溶性食物繊維」などと呼ばれ、「トクホ(特定保健用食品)」飲料に入っているものとのこと。ダイエッターの間では、「値段の高いトクホ飲料を飲むより、難消化性デキストリンを自分で購入して、ご飯を炊く際やお茶、スープなどに混ぜて、毎日摂った方がずっと痩せる」とされ、男女問わず「激ヤセした!」という喜びの報告もネットで散見されている状況だ。そこで「難消化性デキストリン」の粉末を直接摂るというのは、果たしてダイエットにそこまで効果的なのか、本当に「魔法の痩せ粉」なのか、「ゴリラクリニック」総院長・稲見文彦氏に話を伺った。

――難消化性デキストリンとはどのようなものなのでしょうか。

稲見文彦氏(以下、稲見氏) まずデキストリンとは「αグルコースがグリコシド結合で重合した低分子量の物質」のことを指します。難しいので簡単に言いますと、デキストリンとは「でんぷん」の一種です。でんぷんはジャガイモや米、トウモロコシなどに多く含まれています。

 そして、難消化性デキストリンとは「消化されにくいデキストリン」ということになりますが、前述のトウモロコシから作られます。トウモロコシのでんぷんをアミラーゼで加水分解し、その中から消化されにくい成分を抽出して調整した水溶性食物繊維が、難消化性デキストリンの正体です。

――難消化性デキストリンは、“糖と脂肪の吸収を抑える”トクホ飲料に入っているものですが、どういった点が、ダイエットに効果的なのでしょうか。

稲見 近年、「低インスリンダイエット」が注目されています。インスリンが急激かつ大量に分泌されると脂肪の合成が促進され、肥満につながります。血糖値が急激に上がりにくい食物(低GI食品)を摂取することでインスリンの分泌を抑え、太りにくい体にするのが低インスリンダイエット。これと同じメカニズムが、難消化性デキストリンにも当てはまります。難消化性デキストリンを摂取することで血糖の上昇が抑えられるため、低GI食品を食べているのと同じと言ってもよいでしょう。さらに整腸作用や脂肪の吸収スピードを遅くする働きもあるようです。

――トクホ飲料ではなく、難消化性デキストリンを直接購入し、飲み物に入れるなどする人が増えています。ネットでは、かなり痩せると話題になっているのですが、先生の見解はいかがでしょうか。

稲見 トクホ飲料には難消化性デキストリンを含んだものがあり、脂肪の吸収を抑え排出を増加させる効果があるといわれています。目安は1日1回、食事の際に摂取するという手軽なものですが、一般的なペットボトル飲料に比べてやや高価なのが特徴です。一方、難消化性デキストリンはインターネットなどで直接購入することも可能で、トクホ飲料と比べると比較的安価で入手することができます。安価ゆえにより手軽に、継続的に摂取したことがダイエット効果につながったのではないでしょうか。

――ただ、「トクホ飲料を飲んで激ヤセをした」という話をあまり聞いたことがありません。なぜ難消化性デキストリンを購入して、それを飲み物などに入れた場合は痩せるのかと、疑問が募ります。

稲見 個人的な予測の範囲でお答えしますが、「より一層続けやすい方」に軍配が上がったのではないでしょうか。トクホ飲料はお茶やコーラとして販売されていますが、毎日飲み続けるのは根気が必要です。コーヒーや紅茶だって飲みたい、そもそもコーラはあまり飲まない、そんな人も少なくないはず。一方、自分で購入した難消化性デキストリンは食事や飲み物に混ぜて摂取するだけ。味も変わらず普段の食生活を変える必要もない、この持続可能さが成功の秘訣のように思います。

――ダイエットにおける難消化性デキストリンの「効果的な摂り方」や「NGな摂り方」などございましたら、お教えいただけますでしょうか。

稲見 基本的に毎日続けることをお勧めします。1日にどれだけ摂取しても構わない、といわれていますが、1回5~10グラムの摂取が推奨されています。また、難消化性デキストリンは脂肪や糖の吸収を「遅らせる」ことによりダイエット効果を生むわけで、決して魔法の粉ではありません。暴飲暴食を避け栄養バランスの取れた食生活を送ることは言うまでもなく大事です。

 ちまたにあふれるダイエット方法の中で、難消化性デキストリンダイエットは医学的なエビデンスもあり非常に効果的な方法だと思います。実際、僕自身も試してみたいと考えています。ただしダイエットの基本はあくまで「食べすぎるな、体を動かせ」ではないでしょうか。難消化性デキストリンを飲んでいれば何を食べても大丈夫、というのはあまり感心しません。食べる量は慎ましく体はしなやか、そんな生き方を目指したいですね。

稲見文彦(いなみ・ふみひこ)
男性専門の総合美容クリニック「ゴリラクリニック」総院長。大手美容形成外科で10年以上、多数の研修医や新人看護師の育成に携わる。丁寧な指導と朗らかな人柄には定 評があり、技術力に信頼を寄せるスタッフから、自身の施術の執刀を希望する声も多い。美容医療のみならず、医療の基本は「優しさ」と「患者様の言葉に耳を傾けること」を理念とし、患者様の悩みや希望を真摯に受け止め、一人ひとりにとって最善の治療法を提案している。
公式サイト

恐怖の“勧誘エステ”に遭遇! 70分コースなのに「2時間半拘束」のサロンから逃げ切る方法

kanyuesute

「お安い金額で、イイことしたい! 得したい!」という女の欲望を刺激する、「クーポン雑誌」「クーポンサイト」が巷に溢れまくっている現代――。しかしあまりの安さに、「こんなに安くて大丈夫?」「逆に損するなんてやーよ!」と、クーポンに半信半疑の人もいるはず。そんなあなたに向けて、女が特に気になる「美容・健康クーポン」を、世界で最も「安い!」に弱い大阪出身の女性ライターが、覆面調査員としてレポートしちゃいます!

 お正月、バレンタインデーが終わり、春の訪れを待つ今日この頃。冬の間に蓄えた脂肪、そしてセルライトを(ラクして)どうにかしたいと、またもやクーポン探しに明け暮れ、格安サロンに潜入してみることに……。

潜入その1:この道10年、エステティシャンの勧誘地獄/池袋・S

【メニュー】エンダモロジー、リンパマッサージなどセルライト撃退コース70分コース
【クーポン価格】2,300円(89%オフ)

 エンダモロジーがこの価格、お安いではないか……と、思わず食いついたのが、池袋Sのセルライト撃退クーポン。エンダモロジーとは、肥大化し老廃物と絡み合った脂肪細胞を、ローラーで揉みほぐすことによってボディラインを美しく整えてくれるマシン。もともとは医療用として開発され、エステ業界では30年以上もの間使用されているという。受ける側は、ただ寝ているだけでOKなだけに、「とにかく、痩せたい! でも運動はキライ!」という筆者のような怠けモノにはうってつけの施術なのである。

 ということで、早速サロンに予約。が、クーポンサイトをよく読むと、施術は70分なのに、なぜか「2時間半」程度の時間を要すると書かれている。おいおい、2時間半って、新幹線なら東京から京都まで行けちゃう時間では……。電話で「2時間半は厳しい。2時間くらいなら」と粘ったものの、「一応、初回は2時間半でお願いします」の一点張り。仕方なく3日後に決める。しかもこのサロン、連日ご予約の確認電話をかけてきて、正直驚いた。「クーポンのワナにかかった獲物は絶対に離さん」ということなのだろうか。

 そのため、どうやって勧誘のワナから逃れるかを考えつつ、サロンへ向かうことに。店舗は池袋サンシャイン近くにあるまぁまぁキレイなビルの中にあり、スタッフの対応も庶民的な感じがして、妙な安心感を覚えた。

 到着すると、まずはお約束の個人情報回収用のカルテに記入。毎回思うのだが、なぜ婚姻歴や子どもの数まで書かされるのか、さっぱりわからない。その後、担当者が登場。エステ業界10年以上のベテランだそうで、セールストークもそれなりにスムーズだったが、延々続くセルライトの説明がだんだん面倒になり、「あの、コース料金はおいくらですか?」と核心に触れてみたところ、いろいろなコースはあるものの、10回コース以上なら1回当たり8,000円~1万円程度とのこと。まぁ、エステ業界的には安いのかもしれない。

 とは言いつつ、お店の技術を知らないことには、安いかどうかもわからないので、まずは体験……と意気込むも、その前に同サロンでは、紙パンツ&紙ブラ状態で計測タイムが。「あら、ココにお肉がついてます」「あら、冷えもあります」といった“肉鑑定”が続き、最終的に「お客さまの体質的に、エンダモロジーは合っている思います」とジャッジされたようで、ようやく施術に入ることができた。

 ベッドの上にうつ伏せとなり、リンパケアからスタート。この業界10年目というだけあり、正直、ヘタなマッサージサロンよりも腕は上である。リンパケア終了後は全身タイツになりエンダモロジーへ。吸引ローラーを当てられると、まるでぜい肉を掃除機で吸われているような感じがするのだが、痛みはなく、むしろ部位によってはくすぐったい。しかし、担当者の話では、くすぐったい部位は、痛い部位よりもセルライトや脂肪の状況は深刻なのだとか。 

 下半身中心のエンダモロジーが終わると、続いてはボディセラEMS。このボディセラEMSは、電気筋肉刺激が送られるパッドを体に貼り付け、インナーマッスルを鍛える、要は勝手に筋肉運動をしてくれる機械で、これも筆者は寝ているだけ。しかし、正直コレはキツかった。痛みはないものの、かなりの力でグイグイと刺激されるのだ。

 体験が終了すると、肉体的にはやや疲労していた。そして、再び計測し、お着替えに。もちろん、「2時間半」を指定してきただけあって、この後もセールストークは続き、「当日入会ならこのお値段!」と提示される。それでも渋い顔をしていると、さらに安いコースを出してくる始末だ。どこのエステもそうだが、なぜ当日入会ばかりを迫るのか。1週間ぐらいの余裕を与え、「もし良かったら連絡してください」のパターンはないのかと、あらためて不思議に思った。

 ちなみに、筆者は「仕事の都合がハッキリしないので、ビジター料金で考えます」と言って、サロンを後にした。“クーポンは使ってみたいが、セールスが怖い”という人はぜひ使ってみてほしい。しかしこのサロン、さまざまなクーポンを利用してきた筆者の目から見ても、セールストークがかなりお上手。何人がこのトークから逃げ切ることができるのだろうか。

クーポン満足度評価/★★★★☆
リピーター思案評価/★☆☆☆☆
※ビジター価格は2万円! 正直言ってムリです!

潜入その2:その場でクーポン買い足しの満足度◎/池袋・J

【メニュー】エイジング美肌トリートメント60分
【クーポン価格】1,800円(91%オフ)

 91%OFFという脅威の値下げ率に釣られて購入した池袋Jの美肌トリートメント。予約は当日取ることができた。池袋もそうだが、夜の仕事をする女たちの集う街には、サロンが充実しているものだ。そのため価格競争も激しいだけに、お客にとってはお得感の高いおいしい体験ができるのである。さまざまな美容クーポンの中で、どれを選べばいいかわからないという人は、ぜひ参考にしてみてほしい。

 ちなみにこのサロンは、ご夫婦2人で始めたそうで、アットホームが売りなんだとか。ラップタオル風ワンピースに着替え、ベッドに仰向けになり、施術がスタート。筆者がセレクトしたエイジング美肌トリートメントコースは、クレンジング、施術者のハンドテク、そして機械ケアの3段階で、リフトアップも期待できるらしい。

 そんな同サロンで一番驚いたのは、使用される製品は、基本的に“食べること”ができるほど安全で安心という点だ。ナチュラル派志向の人の常套句“食べられる”。美容サロン激戦区では、こうした“特徴”を押し出して、他店と差別化するのが重要なのだろうか。食べられるという言葉を真に受け、そっと肌に塗られたスキンケアクリームを舐めてみたが、驚くほど甘かった。本当に大丈夫なのか。

 しかし、エステ終了後の肌のしっとり感と、キュッと引き締まったフェイスラインには、大満足だった。その場でクーポンを買い足してしまったほどだ。購入した2枚目のクーポンは、もう1つの“金箔をたっぷり使う美白コース”とやらを試すつもり。こちらも食べられるのだろうか。

クーポン満足度評価/★★★★☆
リピーター思案評価/★★☆☆☆
※“クーポン価格”なら何度でも!

吉原杏(よしわら・あんず)
大阪生まれ、大阪育ち。好きなモノは小銭。好きな場所はリサイクルショップに100円均一。美容・健康オタクとしてプチ整形、数々のダイエット法に挑戦したことも。数々の携帯小説家、『株一年生~ゼロからわかる株の教科書~』(オープンアップス)などのアプリ作家として活動。

健康・美容分野の“ネクストブーム”を読む! スイカ、オクラ、ミカンが兆しを見せているワケ

なぜあの果物や野菜が? 2018年「健康と美の救世主」はスイカ、オクラ、ミカン

 毎年恒例となっている、健康産業の専門展示会『健康博覧会2018』(1月31日~2月2日/東京ビッグサイト)に、今年も潜入してきた。同イベントは、機能性食品・ドリンクを中心にした「FOOD PRODUCE JAPAN」「健康食品・サプリメント展」「健康機器展」「フットネス&スポーツ展」「ビューティ&アンチエイジング展」さらに「オーガニック&ナチュラルプロダクツ展」が合体して開催されており、健康・美容産業分野のネクストブームを知ることができるほか、毎回驚きの商材に出会える場にもなっている。

 ざっと会場を見渡してみると、歯のセルフホワイトニングの展示が目立っていた。筆者も実際に体験してみたのだが……正直ハードルが高い! まずは自分で歯の掃除をして、口元を固定、溶剤を自分で塗布、そして照射すること12~15分。口元が痛いし、よだれが出そうになった。照射後は、その場で歯磨き、口をすすいで終了だが、溶剤を歯に均一に塗布できないとまだらな色になってしまう。というワケで、筆者の歯は現在“まだらな白さ”という体たらくだ。

 博覧会では、このほかにも、いくつか会場内で筆者が足を止めた展示があった。今回は、とりわけ意外な発見が多かった“食品”分野の動向をご紹介していこう。

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◎スイカの驚くべき効能とは?
 今年は、日本人には昔から馴染のあるあの果物・スイカが注目を浴びていた。なんでもスイカには、シトルリン、グルタミン、アルギニン、アスパラギンなどの成分があり、中でもシトルリンは、遊離アミノ酸の1つで血のめぐりをサポートしてくれるという。美容やダイエット、また脳や心臓などの健康保持にも役立つとされ、そのためトレーニングやエクササイズに上手に活用することでパフォーマンスを最大限に引き出す効果も期待できる……と紹介されていた。ちなみに、このシトルリンは未成熟な小さいスイカに多く含まれているという。

 展示場では、昔ながらのスイカを煮詰めて作る“スイカ糖”も販売されていたが、スイカ糖はスイカの風味がダウンするため、“生のスイカの風味そのままで”を売りにするアイテムも。また最近、“砂漠のスイカ”として知られるカラハリスイカは、保湿力に優れているという点で、コスメの分野においても注目が集まっているそうだ。ほかにも、スイカ成分は、なんと男性の精力アップにも効果を発揮するとの触れ込みもあった。これまで何の気なしに食べられていたのに、突然脚光を浴びだし、スイカもさぞ驚いているのではないだろうか。

 博覧会価格で、思わず商材を買い込みそうになったのが、オクラを使ったアイテム。ご存じの通り、独特のぬめり気があるあの野菜のオクラが、今、健康美容業界でブームになりつつあるそうだ。

 例えばオクラパウダーは、ポリフェノール量が100g当たり2,200mgも含まれ、高い抗酸化作用があるとのことで、「スムージーなどに入れるだけで体の中から肌が若返る」といった紹介がされていた。また、“塗って寝るパック”が商品化されていて驚いた。これにはオクラのタネが用いられており、「コラーゲンやヒアルロン酸と関係する線維芽細胞を活性化させる」との説明が。会場内で実際に手の甲に塗ってみると、フワフワ泡のオクラパックが肌を包み、だんだん白っぽくなって、ジワジワと肌に吸収されていくのだが、確かに美白&モチモチ肌効果があったように思う。おそるべしオクラ! だからと言って、オクラをすりつぶしてパックをする場合は、自己責任でお願いします。あくまでも、筆者が試したのは商品化されたものだということをお忘れなく。

◎ミカンはミカンでも“青ミカン”にブームの兆し
 健康美容分野で、そこまで注目されていなかった野菜や果実が推され出した……そんな印象を受けた今年の博覧会だったが、“ビタミンが豊富な果物”のド定番であるミカンも、再びスポットライトを浴びている。ミカンはミカンでも、オレンジ色に完熟する前の“青ミカン”ブームの気配をヒシヒシと感じたのだ。

 なんでも青ミカンには、コレステロールや血圧のコントロールに働くヘスペリジン、抗酸化作用があるとされるタンゲレチン、そして花粉症に効果があるとされているナリルチン(最近、和歌山の柑橘類「ジャバラ」ですっかり有名になった成分)などが含まれていることがわかったそうだ。まだ商品化には至っていないとのことだが、今後は注目度がアップするかもしれない。

◎ジュースとは違うリンゴのドリンク剤も
 これまでありそうでなかった“リンゴのドリンク剤”というのも目についた。「リンゴジュースと何が違うんだ?」と思ったが、なんでもリンゴの成分をギュッ濃縮され、閉じ込めているそうで、このドリンク剤を飲み続けている人からは「リラックスできるようになった」「化粧のノリが良くなった」といった声が出ているとのこと。健康ドリンク剤は味が独特そうだから……と苦手意識を持っていた人も、“リンゴ”ならば手を出しやすいだろうし、今後「果物のドリンク剤」シリーズが登場してもおかしくないだろう。ちなみに「リンゴ酢ゼリー」なる商材もあったが、こちらはプロテオグリカンが配合されダイエット効果があるとか。

 昨年、一昨年ともに、展示の多かったスーパーフードが、今年も引き続き、来場者の耳目を引いていた。中でも筆者が気になったのが、シーバックソーン。モンゴルのグミ科の植物で、サジー、チャチャルガソ、シーベリーとも呼ばれているものだ。小さな果実には200種類の栄養が濃縮。ジュースだけでなく、オイル、パウダーに加工され、スキンケア用品としても注目されているのだとか。ジュースを試飲したところ、正直クセのある味だったが、こうしたスーパーフードに求められるのは、“おいしさ”より“効能”。むしろクセがあった方が、「効きそう」と受け入れられる可能性も高いだろう。

 また、サチャインチも見過ごせない。これは、古代インカ時代から親しまれてきたアマゾン地域原産のトウダイグサ科の植物で、オメガ3やタンパク質の宝庫だという。ナッツやオイル、プロティンの形で紹介されていた。実際にサチャインチのローストナッツを食べて見ると、なんとも言えない素朴なポリポリ感が味わえ、手が止まらなくなりそうだった。

◎試飲可能のみりんに舌鼓
 スーパーで見かけるみりんの多くが、実は“みりん風調味料”であることをご存じだろうか。本物のみりん(本みりん)というのは、もち米・米麹・アルコールを長期間熟成して作られるもので、一方のみりん風調味料は、糖類・米・米麹・うまみ調味料などを短時間で調合したものを指す。最近見かけるのは、みりん風調味料ばかりだなぁと思っていたところ、博覧会で本みりんを発見。筆者を含め、試飲をした来場者が皆足を止めるほど、まろやかな味わいだった。

 本みりんはもともと、料理の味付けに使われるだけでなく、アミノ酸が豊富で滋養に役立つものとして知られていたという。また、みりんを作る時にできる「こぼれ梅(みりん粕)」にも栄養素がたっぷりなのだとか。すっかり見かけなくなった本みりんが、再び店頭で大々的に売られる日が来るかもしれない。

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 そのほかにも、日本の伝統が育んだ泡盛を利用したドリンクや甘酒なども展示されていた今回の博覧会。日本国内の野菜や果実、伝統食品などの成分が分析されるようになり、その機能が見直されるようになってきたのは、地方再生ビジネスとも大きな関わりもあるようだ。機能分析には地域の大学などの研究機関がその力を発揮し、各種の分析資料も展示されているので、科学の目で健康美容分野の逸品を探すのもオススメだ。
(取材・文=健康&美容ライター・ふじえりこ)

クーポン客は雑に扱われる運命!? 極上アロマオイルマッサージ&コルギサロンの残念すぎる接客

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 さて……さて、さてはなんきんたますだれ、なんて歌っている場合じゃない。年末もパソコン仕事に明け暮れていた筆者は、カラダがガチガチ、特に肩はカチコチ状態。生きる屍のような状態で、目を皿のようにしてお得なマッサージクーポンを探す。最近よく使うサイトは、「グ●ーポ●」。サイトリニューアルに伴い、「購入したクーポンが消えた」といったトラブルが発生して散々振り回されたクセに、クーポン価格をさらに割引する“サービスコード”にまんまと釣られている。また、「ル●●」も、クーポンをさらに安く買えるサービスがあるのでおいしい。そうして、クーポンサイトを漁っていたところ見つけたのが、なんと“83%オフ”のアロマオイルマッサージであった。

潜入その1:ご自宅サロンのよくないところ/恵比寿・F

【メニュー】極上アロマオイルマッサージ60分
【クーポン価格】1,670円(83%オフ)

 このクーポンを見つけたサイトは「●マ●ン」。早速サロンに電話をしたのだが、2週間以上先の日程でも、すでに予約はいっぱい。サロン側と、なかなか施術日が折り合わず、結局、施術者から「私が頑張ればいいので、朝10時半からいかがでしょうか。10時からでもいいですが」と提案された。おいおい、朝10時って! サロンの近くに住んでいるならともかく、朝10時って! と、流石に驚く。が、83%オフのクーポンを捨てる筆者ではないので、通勤のラッシュに揺られて恵比寿へやって来たのだ。

 駅からサロンまでは徒歩10分、東口の有名コーヒーショップを道なりに進むとあるというが、道に迷って10分ウロウロ。さらに道案内のムービーを見ながら歩くこと10分以上。正直、とてもわかりにくい(あとで聞いたら、施術者が自ら作成したムービーなのだとか)。9時45分頃、サロンに「近くにいる」と電話すると、「ご予約は10時半では? でも、今からでも大丈夫」と言われて衝撃を受ける。10時からといったのはそっちだった気がするのだが。

 サロンはマンションの1部屋。あきらかに“ご自宅サロン”という感じだ。わざわざサロン用の店舗を借りなくとも、自宅マンションの1室をサロンとして利用すればいいのだと感心させられる。しかし、“自宅”という気の緩みが、施術者の都合優先というラフな営業スタイルにつながっている気もする。

 さて、パジャマズボンと、タオルブラに着替えて、施術がスタート。台にうつ伏せになると、まずは台湾式の足踏みで、体にゆっくり圧をかけられる。グイグイとくる感じがなんとも気持ちいい。さらに、施術者いわく「超高級」なエッセンシャルオイルを直接背中にすりこまれ、ホットストーンも使ってのトリートメントが始まる。背中が終わると仰向けになり、肩・首も十分に解してくれた。60分間の全身コースが終わると、レモンオイルを落としたお白湯が出たのも好印象だった。

 しかし、「うち、基本は180分(3時間)コースをやっています。60分だと、焼石に水のようなものでスッキリとは解せないから」と施術者。180分コースのお値段は2万8,000円~3万5,000円とお高めで、クーポン価格が1,670円だっただけに、そのギャップはかなり大きく感じた。クーポンをあまりに安くしすぎても、リピーターはつきにくいのではないか。このお値段をココで支払うなら、旅行に行く……そう思ってしまった筆者である。

クーポン満足度評価/★★★☆☆
リピーター思案評価/★★☆☆☆
※1時間5,000円程度ならリピしたいけど

【メニュー】小顔コルギ×超音波洗浄で素肌美人!
【クーポン価格】3,500円(80%オフ)

 クーポンサイト「ルク●」は、割引クーポンを利用することができるのが売り。今回もクーポン価格からさらに1,000円引きで購入した。今回のクーポンの内容は、コルギ、超音波洗浄、リンパマッサージのコース。コルギとは「骨気」と書く韓国の美容法の1つで、皮膚の間の老廃物を流し、固くなっている筋肉をほぐすため、骨に圧をかけるという施術だそうだ。説明を聞くだけでも痛いのだが、実際にコルギを受けて顔が腫れたり、痛みが続いたりするケースもあるという。コルギを受けるには覚悟も必要かもしれない。

 このIというサロン、クーポンサイト上では「新宿御苑より徒歩1分」となっていたが、実際の最寄り駅は東新宿。店舗はとあるマンションの1室で、少し早めに到着したものの、すぐにスタートしてもらえたのはありがたかった。

 デコルテを出すためであろうラップタオルのようなワンピースに着替え、台に仰向けになると、おざなりなヘッドマッサージからスタート。デコルテなども軽くほぐし、クレンジングを経て、いよいよコルギに入る。

 施術者は、日本人ではなく恐らく韓国人女性。「痛いね」と当たり前のことを言いながら、顔にグイグイ圧をかけてくる。正直かなりの痛さで、顔がゴリゴリと鈍い音を立てている気配すらした。大丈夫かと思いつつ様子を見ていると、途中施術者から「優しくしている」と謎の宣言をされたが、痛いもんは痛い。

 頬から額、目の周りをグイグイ押され、その後は超音波洗浄へ。続いて、パックになるが、ここでオプションを勧められた。肌が白くなるモデリングパックは1,500円、石膏パックは2,000円とのことだが、クーポンメニューには「紙パック」がついていたので、これを断ることに。するとまぁ、見事な掌返しというか、施術者は紙パックを顔に乗せ「これで時間置きます」とバックレ!! おいおい、クーポンメニューには、パックをしている間に全身マッサージがついていたはずなのに? ただ、終了後に見た鏡の中の筆者の顔は、普段よりも目がパッチリしていたことは報告しておこう。

 帰りに、コルギ4回で1万4,000円のチケットがあるとセールスされた。これはクーポン利用時と同じ価格なのだが、サイトにあった「通常価格1万8,800円」というのは一体……? やや盛りすぎのような気がするのは筆者だけだろうか。

クーポン満足度評価/★★★☆☆
リピーター思案評価/★★☆☆☆
※施術者にもよるかもしれないけれど痛い!!

吉原杏(よしわら・あんず)
大阪生まれ、大阪育ち。好きなモノは小銭。好きな場所はリサイクルショップに100円均一。美容・健康オタクとしてプチ整形、数々のダイエット法に挑戦したことも。数々の携帯小説家、『株一年生~ゼロからわかる株の教科書~』(オープンアップス)などのアプリ作家として活動。

おばちゃん施術者の捨て台詞に呆然! 某マッサージ店で見た、クーポン客へのクソ接客!!

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「お安い金額で、イイことしたい! 得したい!」という女の欲望を刺激する、「クーポン雑誌」「クーポンサイト」が巷に溢れまくっている現代――。しかしあまりの安さに、「こんなに安くて大丈夫?」「逆に損するなんてやーよ!」と、クーポンに半信半疑の人もいるはず。そんなあなたに向けて、女が特に気になる「美容・健康クーポン」を、世界で最も「安い!」に弱い大阪出身の女性ライターが、覆面調査員としてレポートしちゃいます!

 「痩せたい! 痩せたい!」と呪文のように唱えつつ、食欲には勝てない日々。ネットで見かけた「100円オンリー」のダイエットスムージモニターに応募してみたところ、いきなり現品を送り付けられ、約7,000円の請求書にビックリ。なんだかネットの世界は悪に満ちあふれているなぁとガックリしつつ、またも某サイトで見つけた美容クーポンに手を出した。

潜入その1
大ブームのトレーニングは恥ずかしさでいっぱい!/池袋
【メニュー】X BODY体験
【クーポン価格】2980円/2回分(90%以上オフ)

 筆者のような運動嫌いのおデブにとっては、特効薬となりそうなエクササイズが体験できる……そんなクーポンを某サイトで発見した。皆さんは、EMS(Electrical Muscle Stimulation)という運動器具をご存じだろうか。筋肉を電気刺激によって収縮させることで、体内酵素や内分泌成分を活性化、糖・脂肪代謝機能の改善・活性化にもつながるとされている運動器具で、「着けているだけで筋トレ効果がある!」と大ブームになったこともある。そのEMSをガッツリ全身に装着し、運動するというのが、次世代のトレーニング「X BODY」とのこと。今回筆者は、この「X BODY」とエステ、また加圧トレーニングを組わ合せて施術を受けることができるクーポンを購入したのだ。

 「かなり人気がある」という触れ込みだったので、予約取得も難しいのではないかと思っていたが、比較的簡単に取ることができた。店舗に到着すると、スリムなお姉さんにお出迎えされ、こういったサロンではお決まりの「カルテ記入」へ。今回は心臓病などの病気チェックと、“運動中に倒れても死んでもお客様の責任です”といった同意書、さらに緊急連絡先まで書くことに。おいおい、その本当に大丈夫なのかと不安が募る。

 その後、ロッカー室に通され、紙ブラにショーツ、その上に専用のTシャツとスパッツに着替えさせられると、早速トレーニングルームへ。「まずはミストでカラダを濡らしてください」といわれたのだが、以前、映画で見た「電気イスに座る前に頭を濡らす」というシーンを彷彿とさせる。

 たっぷりじんわり濡らされた後に、EMSを装着。サイトに掲載された外国人モデルの写真を見た時は、純粋に「カッコイイ!」と思ったが、オバちゃんの筆者が装着すると、正直できそこないのロボット。さらに、EMSに通電する際、尻を突き出し、ヒザを曲げるというこっ恥ずかしいスタイルを強要されたのもきつかった。鏡に映る自分を見て「なんと情けない格好……」とうなだれてしまったほどだ。

 通電されると、体に「ビリッ」という衝撃が走る。この状態で運動すると、筋肉の強収縮による筋肥大、また筋肥大に伴う内分泌の活性化を促進させ、普通の運動よりも短時間で確実な効果が期待できるそうだ。実際に行う運動は、足踏みや体の曲げ伸ばしといった簡単なものばかりなので、運動が苦手な人には格好のトレーニングなのかもしれない。トレーナーとマンツーマンだけに、手を抜くことができないのも、怠け者には持ってこいだろう。ただ、時折電気を強くされる度に、まるで罰ゲームでも受けているような感覚に陥り、やや空しくなる瞬間もあった。

 たった20分なのに、1時間以上運動をしたような疲労感を覚えたX BODY。その後は、寝ているだけで脂肪が分解されるといわれるラジオ波を受け、肩のコリをほぐして終了となった。受付の女性に「筋肉痛になるかも」といわれたが、特に痛みもでなかった。

 ちなみに、この店舗ではダイエットモニターの募集もあり、価格は約30万円。成功するとハワイ旅行やサロン使用券5万円のキャッシュバック、さらにホームケア用品2万円相当が付くという。「ハワイ」の響きに心動かされたものの、30万円は無理だと、早々諦めた筆者であった。

クーポン満足度評価/★★★☆☆
リピーター思案評価/★★☆☆☆
※翌日に鍼灸院に行ったから筋肉痛にならなかっただけかも?

潜入その2
おばちゃん施術者の接客にあぜん!/原宿
【メニュー】バリニーズやロミロミなどから3種から選べるオイルトリートメント90分
【クーポン価格】2980円(76%オフ)

 このクーポンは2枚まで購入可能だったものの、この手のマッサージでは、何度かとんでもない目に遭っているため、購入は1枚だけに。が、このサロン、とにかく予約が取れない。「自分へのご褒美にマッサージ」というのなら予約はいつでもいいかもしれないが、人間疲れた時に、それを癒やしたいからクーポンを購入するのである。それが「予約は1カ月先になります」なんて言われた日には……はずれクーポンをつかまされてしまった気分だ。

 サロンは、原宿から近いマンションの1室。ドアを開けるとややバリ風ではあるが、正直雑然とした感じがした。元気のいいおばちゃん施術者は、筆者がクーポン客だからなのか、なぜかお客さま扱いしてくれず、言葉づかいも荒い。通常価格は1万7,900円で、ちょっとした高級ホテルや旅館の1泊2食付きのお値段なのだが、正直、それ相応のおもてなしは皆無だった。

 クーポンで受けることができるマッサージは、全身の疲れを深部からほぐす本場バリ仕込みの「バリニーズ」、約200年前にスウェーデンのパー・ヘンリック・リン氏によって生み出されたという「スウェディッシュボディトリートメント」、1,000年以上もの歴史があるといわれるハワイ伝承のオールハンドマッサージ「ロミロミ」、さらに「バリニーズ」「スウェディッシュ」「ロミロミ」を組み合わせたコンビネーションから選ぶことができる。とりあえず、「体の状態を見て、どのコースがいいか選んでもらえますか?」と聞いたところ、この施術者は「お客さまがお選びください!」との一点張り。通常は、どこのサロンでも「では、状態を見て考えましょう」と言ってくれるものだが……と心の中で毒付きつつ、バリニーズとやらを選ぶ。

 まずは足湯から。洗面器の中に造花などが浮いていて、ちょっとした海外気分に浸れる。そしてパンツ一丁になり、背中からやや強めの力で「バリニーズ」がスタートした。が……手技が中途半端というか、スッキリ感がないのである。施術者は、やたらと「私なんかまだまだ。上の者は、もっといろいろできますから」といった発言を連発し、さらに「ここ、勉強できるシステムもあるのよ」と言い出すではないか。とりあえず、90分で全身の施術は終了となったものの、軽くなるはずのカラダは正直、重たくなった。

 着替えが終わるとお茶タイムと営業。1回1万9,000円ほどの施術を勧められつつ「今日なら割引あり」とのことだったが、「また次回連絡します」の一言で、施術者の態度はガラリと豹変! さっさと出て行けといわんばかりに上着を渡された。ほどなくして、次のお客さまのベル。常連客なのか、施術者がにこやかにお出迎えしていた。筆者には「忘れ物とかされると困るからね!」と捨て台詞。なんだかなぁ~。

クーポン満足度評価/−★
リピーター思案評価/★☆☆☆☆
※本当に通常価格1万7,900円なの!?

吉原杏(よしわら・あんず)
大阪生まれ、大阪育ち。好きなモノは小銭。好きな場所はリサイクルショップに100円均一。美容・健康オタクとしてプチ整形、数々のダイエット法に挑戦したことも。数々の携帯小説家、『株一年生~ゼロからわかる株の教科書~』(オープンアップス)などのアプリ作家として活動。

おばちゃん施術者の捨て台詞に呆然! 某マッサージ店で見た、クーポン客へのクソ接客!!

balibalibali

「お安い金額で、イイことしたい! 得したい!」という女の欲望を刺激する、「クーポン雑誌」「クーポンサイト」が巷に溢れまくっている現代――。しかしあまりの安さに、「こんなに安くて大丈夫?」「逆に損するなんてやーよ!」と、クーポンに半信半疑の人もいるはず。そんなあなたに向けて、女が特に気になる「美容・健康クーポン」を、世界で最も「安い!」に弱い大阪出身の女性ライターが、覆面調査員としてレポートしちゃいます!

 「痩せたい! 痩せたい!」と呪文のように唱えつつ、食欲には勝てない日々。ネットで見かけた「100円オンリー」のダイエットスムージモニターに応募してみたところ、いきなり現品を送り付けられ、約7,000円の請求書にビックリ。なんだかネットの世界は悪に満ちあふれているなぁとガックリしつつ、またも某サイトで見つけた美容クーポンに手を出した。

潜入その1
大ブームのトレーニングは恥ずかしさでいっぱい!/池袋
【メニュー】X BODY体験
【クーポン価格】2980円/2回分(90%以上オフ)

 筆者のような運動嫌いのおデブにとっては、特効薬となりそうなエクササイズが体験できる……そんなクーポンを某サイトで発見した。皆さんは、EMS(Electrical Muscle Stimulation)という運動器具をご存じだろうか。筋肉を電気刺激によって収縮させることで、体内酵素や内分泌成分を活性化、糖・脂肪代謝機能の改善・活性化にもつながるとされている運動器具で、「着けているだけで筋トレ効果がある!」と大ブームになったこともある。そのEMSをガッツリ全身に装着し、運動するというのが、次世代のトレーニング「X BODY」とのこと。今回筆者は、この「X BODY」とエステ、また加圧トレーニングを組わ合せて施術を受けることができるクーポンを購入したのだ。

 「かなり人気がある」という触れ込みだったので、予約取得も難しいのではないかと思っていたが、比較的簡単に取ることができた。店舗に到着すると、スリムなお姉さんにお出迎えされ、こういったサロンではお決まりの「カルテ記入」へ。今回は心臓病などの病気チェックと、“運動中に倒れても死んでもお客様の責任です”といった同意書、さらに緊急連絡先まで書くことに。おいおい、その本当に大丈夫なのかと不安が募る。

 その後、ロッカー室に通され、紙ブラにショーツ、その上に専用のTシャツとスパッツに着替えさせられると、早速トレーニングルームへ。「まずはミストでカラダを濡らしてください」といわれたのだが、以前、映画で見た「電気イスに座る前に頭を濡らす」というシーンを彷彿とさせる。

 たっぷりじんわり濡らされた後に、EMSを装着。サイトに掲載された外国人モデルの写真を見た時は、純粋に「カッコイイ!」と思ったが、オバちゃんの筆者が装着すると、正直できそこないのロボット。さらに、EMSに通電する際、尻を突き出し、ヒザを曲げるというこっ恥ずかしいスタイルを強要されたのもきつかった。鏡に映る自分を見て「なんと情けない格好……」とうなだれてしまったほどだ。

 通電されると、体に「ビリッ」という衝撃が走る。この状態で運動すると、筋肉の強収縮による筋肥大、また筋肥大に伴う内分泌の活性化を促進させ、普通の運動よりも短時間で確実な効果が期待できるそうだ。実際に行う運動は、足踏みや体の曲げ伸ばしといった簡単なものばかりなので、運動が苦手な人には格好のトレーニングなのかもしれない。トレーナーとマンツーマンだけに、手を抜くことができないのも、怠け者には持ってこいだろう。ただ、時折電気を強くされる度に、まるで罰ゲームでも受けているような感覚に陥り、やや空しくなる瞬間もあった。

 たった20分なのに、1時間以上運動をしたような疲労感を覚えたX BODY。その後は、寝ているだけで脂肪が分解されるといわれるラジオ波を受け、肩のコリをほぐして終了となった。受付の女性に「筋肉痛になるかも」といわれたが、特に痛みもでなかった。

 ちなみに、この店舗ではダイエットモニターの募集もあり、価格は約30万円。成功するとハワイ旅行やサロン使用券5万円のキャッシュバック、さらにホームケア用品2万円相当が付くという。「ハワイ」の響きに心動かされたものの、30万円は無理だと、早々諦めた筆者であった。

クーポン満足度評価/★★★☆☆
リピーター思案評価/★★☆☆☆
※翌日に鍼灸院に行ったから筋肉痛にならなかっただけかも?

潜入その2
おばちゃん施術者の接客にあぜん!/原宿
【メニュー】バリニーズやロミロミなどから3種から選べるオイルトリートメント90分
【クーポン価格】2980円(76%オフ)

 このクーポンは2枚まで購入可能だったものの、この手のマッサージでは、何度かとんでもない目に遭っているため、購入は1枚だけに。が、このサロン、とにかく予約が取れない。「自分へのご褒美にマッサージ」というのなら予約はいつでもいいかもしれないが、人間疲れた時に、それを癒やしたいからクーポンを購入するのである。それが「予約は1カ月先になります」なんて言われた日には……はずれクーポンをつかまされてしまった気分だ。

 サロンは、原宿から近いマンションの1室。ドアを開けるとややバリ風ではあるが、正直雑然とした感じがした。元気のいいおばちゃん施術者は、筆者がクーポン客だからなのか、なぜかお客さま扱いしてくれず、言葉づかいも荒い。通常価格は1万7,900円で、ちょっとした高級ホテルや旅館の1泊2食付きのお値段なのだが、正直、それ相応のおもてなしは皆無だった。

 クーポンで受けることができるマッサージは、全身の疲れを深部からほぐす本場バリ仕込みの「バリニーズ」、約200年前にスウェーデンのパー・ヘンリック・リン氏によって生み出されたという「スウェディッシュボディトリートメント」、1,000年以上もの歴史があるといわれるハワイ伝承のオールハンドマッサージ「ロミロミ」、さらに「バリニーズ」「スウェディッシュ」「ロミロミ」を組み合わせたコンビネーションから選ぶことができる。とりあえず、「体の状態を見て、どのコースがいいか選んでもらえますか?」と聞いたところ、この施術者は「お客さまがお選びください!」との一点張り。通常は、どこのサロンでも「では、状態を見て考えましょう」と言ってくれるものだが……と心の中で毒付きつつ、バリニーズとやらを選ぶ。

 まずは足湯から。洗面器の中に造花などが浮いていて、ちょっとした海外気分に浸れる。そしてパンツ一丁になり、背中からやや強めの力で「バリニーズ」がスタートした。が……手技が中途半端というか、スッキリ感がないのである。施術者は、やたらと「私なんかまだまだ。上の者は、もっといろいろできますから」といった発言を連発し、さらに「ここ、勉強できるシステムもあるのよ」と言い出すではないか。とりあえず、90分で全身の施術は終了となったものの、軽くなるはずのカラダは正直、重たくなった。

 着替えが終わるとお茶タイムと営業。1回1万9,000円ほどの施術を勧められつつ「今日なら割引あり」とのことだったが、「また次回連絡します」の一言で、施術者の態度はガラリと豹変! さっさと出て行けといわんばかりに上着を渡された。ほどなくして、次のお客さまのベル。常連客なのか、施術者がにこやかにお出迎えしていた。筆者には「忘れ物とかされると困るからね!」と捨て台詞。なんだかなぁ~。

クーポン満足度評価/−★
リピーター思案評価/★☆☆☆☆
※本当に通常価格1万7,900円なの!?

吉原杏(よしわら・あんず)
大阪生まれ、大阪育ち。好きなモノは小銭。好きな場所はリサイクルショップに100円均一。美容・健康オタクとしてプチ整形、数々のダイエット法に挑戦したことも。数々の携帯小説家、『株一年生~ゼロからわかる株の教科書~』(オープンアップス)などのアプリ作家として活動。

ジョンマスター騒動が明らかにした、オーガニックを謳う旨味と「合成物=悪」の刷り込み

 「植物由来100%」を売りにし、「地球に敬意を払うラグジュアリーブランド」をコンセプトとする米国発祥の人気オーガニックコスメブランド「ジョンマスターオーガニック」が騒動になっている。商品の成分表示ラベルに、使用していない植物由来成分を記載していたことや、実際にはシリコーンなどの化合物が入っていたことが判明し、シャンプーやコンディショナーなど121万個を自主回収する事態となった。

 ネット上には同ブランド商品愛用者の「オーガニックじゃなかったどころの騒ぎじゃない」「シャンプーもヘアスプレーも成分違う。なのに表示間違いって事で済ませようとしている」などと憤怒の声が続出し、オーガニックコスメ全体への不信感も広がりつつある。今回のジョンマスターオーガニックの騒動の問題点と、オーガニックコスメの課題について、『オトナ女子のための美肌図鑑』(ワニブックス)などの著者であり、化粧品の企画開発に携わる、かずのすけ氏に聞いた。

――ジョンマスターが消費者に隠していた成分のうち、最も問題と思われるものは何でしょうか?

かずのすけ氏(以下、敬称略) 全商品38種を眺めると、これまで隠していた成分はかなり多いですが、消費者の関心なども踏まえて選ぶとするなら、一番問題なのはトリートメントに入っていた「ジメチコン」などのシリコーン類だったと思います。化学的に言えば、これらのシリコーン類は地肌にダメージを与えたり、髪に悪い成分というわけではありませんが、「ノンシリコン」を謳って販売されていた製品だったので、これが実際に入っていたのは大きな問題です。

 消費者としては、シリコーンを避けて行き着いたのがこのブランドであった可能性が高く、本ブランドの製品が1つ5,000円近い高額製品だったにもかかわらず、使用し続けた理由の大半を占めていたはず。それが入っていたなら、これまで支払ったお金を返してほしいという気持ちになってもおかしくありません。

 化学的視点で言うならば、シリコーンよりもシャンプーに配合されていた「オレフィン(C14-16)スルホン酸Na」という成分の方が、地肌荒れや髪への負荷の大きい成分なので、こちらも忘れたくないですね。市販の安価シャンプーと同等の洗浄成分です。

――オーガニックコスメはここ数年人気が継続していますが、オーガニックだとどういった効能があるんでしょうか?

かずのすけ 実質的には、「オーガニックコスメ」だからと言って何か良い効果があったり肌や髪に優しかったりという、消費者にとっての利点はほとんどありません。現在の日本ではオーガニックコスメと称するのに特別な決まりごとはなく、化学成分を配合していてもオーガニックを名乗ることができますし、そもそも有機栽培を意味する言葉なので、化粧品とはあまり関係がないのです。

 植物成分や天然成分などを多く配合している、という一般見解に従ったとしても、これらの成分にはむしろ天然の毒素や不純物が含まれることが多いため、化粧品の成分としては優れたものではありません。病院で天然の薬草を使わないように、化粧品も天然の成分をそのまま使うことはほぼなく、化学的な処理を加えて単離した成分や不純物を含まない純な成分を合成して作ることがほとんどです。合成成分は危険という思い込みをしている人も多いですが、不純物だらけの天然の成分よりも純粋な合成成分の方が化学的には断然安全です。

 ただし、ひとつオーガニックコスメの利点を上げるならば、体に良いイメージがあるため、それによる精神的なプラシーボ効果が見込めることでしょうか。

――かずのすけさん自身は、オーガニックコスメ業界にどんな印象を持ってますか?

かずのすけ 「消費者にはあまりメリットがない」と話しましたが、その一方で企業としては「オーガニックコスメ」を謳うことには非常に大きなメリットがあります。消費者一般に、「オーガニックコスメ」という言葉の印象がとても良いのと、「オーガニック=天然」というイメージから天然の希少成分を配合していたり、合成の大量生産品ではないという印象が強いことから商品の価格を多少つり上げても、また商品そのものの使用感が多少悪くても購入してもらえるという点です。

 今回のジョンマス事件でも同じく、例えばシャンプーは1本5,000円と相当高額の商品で、使用感もあまり良好とは言えないものでも、イメージや成分への期待値から消費者は何の疑念も抱かず購入していたわけです。このようなメリットから、メーカーサイドにとって「オーガニックコスメ」というパワーワードは利用価値が大いにあるのです。しかし、実際の成分や使用感で勝負するのではなく、イメージに訴える商法を利用する以上、私個人としてはオーガニック業界全般に対してあまり良い印象を持っていません。

――オーガニックを謳ったり、オーガニックイメージを巧妙に演出する商品で失敗しないよう、気をつけるポイントは?

かずのすけ 化粧品というのは、気持ちを上げる効果によるプラス側面も大いに重要なものですので、良いイメージを作り上げることは非常に大切です。なので、今回の事件のように成分を隠してイメージだけを利用するような「悪用」でなければ、オーガニックコスメの良質なイメージを活用するのは悪いことではないと思います。

 日本では厳密な定義がないため、化学成分も使用するオーガニックコスメやナチュラルコスメが多数あるのは事実です。成分の特性を考えれば、天然や植物に凝りすぎるよりも、そういった天然の良質なイメージと、化学成分の安全性を融合させた商品の方が、使用性も安全性も良好だと考えられます。なので、化学製品を全て悪のように吹聴するメーカーやブランドにはやはり注意していただきたいのと、オーガニックを謳っているのであれば、そのブランドにとってのオーガニックがどういうものなのか、消費者にわかるようにしっかりと定義づけして、その内容に完璧に沿う商品を作っているかどうかを、確認してほしいと思います。

かずのすけ
美容を教える化学の先生。横浜国立大学大学院卒。環境学修士・教育学学士。美容を化学的に解説するブログ「かずのすけの化粧品評論と美容化学についてのぼやき」は月間500万アクセスを超える。その他化粧品の企画開発、セミナー講師、執筆業などを行う。著書に『オトナ女子のための美肌図鑑』(ワニブックス)『化学者が美肌コスメを選んだら』(三五館)。

「通いすぎは肌に良くない」1回640円、通い放題の激安エステ潜入も……従業員から衝撃の一言

「お安い金額で、イイことしたい! 得したい!」という女の欲望を刺激する、「クーポン雑誌」「クーポンサイト」が巷に溢れまくっている現代――。しかしあまりの安さに、「こんなに安くて大丈夫?」「逆に損するなんてやーよ!」と、クーポンに半信半疑の人もいるはず。そんなあなたに向けて、女が特に気になる「美容・健康クーポン」を、世界で最も「安い!」に弱い大阪出身の女性ライターが、覆面調査員としてレポートしちゃいます!

 美容クーポン業界では、ここ最近、“価格破壊”が進んでいる。エステ1回1,000円以下という衝撃の値段設定をしているサロンもあるほどだ。施術後、べらぼうに高いコースの勧誘地獄をされるわけでもない。一体どうやって採算を取っているのか謎は深まるばかりだが……。

潜入その1
超格安だけど、リピートは断念!?/外苑前・G
【メニュー】贅沢フェイシャル(2回分)
【クーポン価格】1,280円/2回(26%オフ)

 とにかく安い!! 2回分で1,280円という超格安フェイシャルエステクーポンを発見した。1回分に換算すると640円とは、まさにビックリ価格である。

 実はこの外苑前のGというサロンには、何年か前に、“鼻毛脱毛”をしに訪れたことがあったのだが、今回再来店したところ、システムがリニューアルしていた。以前は、入会金が必要だったはずなのだが、それがなくなっていたのだ。以前来た際も安いと思っていたけれど、さらに入会金までなくなっているとは……そうでもしないとお客が来ないということだろうか。

 しかしこのサロン、超格安クーポンだからか、非常に予約が取りにくい。なんとか予約を取り、店舗を訪れたものの、そこでさらに延々と待たされ、しかもその待合室にあるのが、安っぽい木製イスなのが、なんだかなぁと思ってしまう。“ファイシャルエステサロン”という看板を掲げる店舗にはかなり不釣合いで、こういったところから経費削減を行っているのだろう。

 肝心の施術ルームは、一応カーテンで仕切られた個室になっていた。今回のフェイシャルエステのメニューは、「ディープクレンジング」→「泡洗顔」→「リンパマッサージ」→「美白パック」の内容で、施術時間は約30分。仰向けになり、施術を受けていると、ウトウトしてしまうほどの心地よさを覚えたのは確か。しかも、このサロンは「1ヵ月通い放題4,990円」の超太っ腹コースがあるそうで、施術中、“ぜひ通いたい”という気持ちがどんどん高まっていった。

 しかし、そんな折に、ふとカーテンの向こう側から、従業員の「1週間に一度ぐらいの施術がお肌にはいいと思います」との声が聞こえてきたので、一瞬にして夢から覚めてしまった。メニュー上は、「通い放題」としているにもかかわらず、「肌にいいのは週1」とは、なんだかちょっとズルいなぁと思ってしまうのは、筆者だけだろうか。超格安クーポンで世の女性の関心を集め、「通い放題」の売り文句で財布の紐をゆるめさせ、しかし、暗に「通いすぎると肌によくない」と伝える……超格安サロンの手の内を見た気がした。

 「会員登録なさいますか?」のスタッフの声に「ちょっと家から遠いので……」とやんわり断って帰宅した筆者であった。

クーポン満足度評価/★★★☆☆
リピーター思案評価/★★☆☆☆
※しかしまぁ、月4回4,990円も安いといえば安い!

潜入その2
小顔矯正も効果はいまひとつ……/池袋・M
【メニュー】専属のプロが診てくれる!小顔矯正コース
【クーポン価格】2,500円(71%オフ)

 小顔矯正は、どこのサロンでも“価格が高い”イメージがある。しかし、池袋・Mの小顔矯正コースは、通常価格から71%もお得の2,500円というのだから、これは潜入するほかない。ちなみに気になったのは、クーポンサイトに記載された「専属のプロ」という文言で、なんでも、日本小顔矯正師協会(JKRS)認定スタッフが在籍しているらしい。

 格安の値段に加え、プロが施術してくれるとの売り文句に、“人気店だろうな”“予約も取りづらいかも”と思ったが、なんと当日に予約ができてしまった。場所は池袋とのことで、早速サロンに向かったものの、電話で聞いた場所とは違っていたのか、駅前で迷い再度連絡を取るなどしていたら、本来駅から3分の場所なのに15分以上かかってしまった。エレベータなしの昭和風のビルの階段を昇り、息を切らしながら入店。ブラウンがベースのナチュラルな店内は落ち着いた雰囲気で、居心地の良さを感じた。

 まず、受付に声をかけると、メニューを選んでほしいといわれる。<骨盤、美脚、O脚矯正コース>も選べるそうで、筆者は小顔を選んだのだが、受付の段階で、どちらかに決めなくていけないのは珍しいシステムに感じた。今まで潜入したサロンでは、まず体の状態を見てもらってから、どのコースにするか選べるところが多かったからだ。

 毎回のことながら、個人情報をバリバリに開示しなければならないカルテ記入からスタート。そして、施術ルームに案内され、まずは顔写真の撮影を行う。顔の歪みと肌のたるみやシワを指摘され、頭蓋骨が歪んでいるとか、いないとか、という話をされたが、頭蓋骨の具合は自分自身にはわかりようもない。

 今回、筆者の担当になったのは、この道10年以上のベテラン女子。国家資格を持っているのかと尋ねてみると、「持っていない」といい、「さすがにこの年齢で3年間学校に通うのはキツイ……」と、本音をポロリしていたが、各種民間資格であるカイロプラステックスの勉強はしていたという。

 なんでも筆者の場合、頭蓋骨の歪みより前に、肩や首のコリや、リンパの詰まりが原因で二重顎になってしまっているとのこと。熟練の手技で“揉む、叩く、流す”を繰り返されるのだが、正直、痛い! リンパの詰まりが取れれば、痛みは消えるといわれても、とにかく痛い! 「痛いですよね」と声をかけられながら、必死に痛みに耐えるのみ。

 要は、筋肉がコリ固まっている状態だと、頭蓋骨の歪みの調整すらもできないということらしく、50分程度の施術を終えて再度撮影してみたものの、小顔効果はいまひとつ。「小顔矯正は全身矯正が必要な場合もある」といわれたが、だったら顔周辺だけ集中的に50分施術するより、15分程度軽く全身を流してから、小顔矯正をしたがよかったのではないか。クーポン客だけに、そういった融通は利かないのだろうか。

 ちなみに、小顔矯正は通院ペースが肝らしい。最初の3回目くらいまでは、週1回。その後は、5~10日を目安に通い、効果が実感できるのは5回目くらいからだという。帰りがけに、回数券をススメられたが、別のクーポンサイトに、誰でも使えるクーポンが掲載されていたことを思い出し、そちらを使う方が格安のように思えたため、やんわりお断りして、店を後にした。

クーポン満足度評価/★★☆☆☆
リピーター思案評価/★★☆☆☆
※その通院ペースで1回8,500円はちょとムリかも?

吉原杏(よしわら・あんず)
大阪生まれ、大阪育ち。好きなモノは小銭。好きな場所はリサイクルショップに100円均一。美容・健康オタクとしてプチ整形、数々のダイエット法に挑戦したことも。数々の携帯小説家、『株一年生~ゼロからわかる株の教科書~』(オープンアップス)などのアプリ作家として活動。

「オジさん施術者の自宅アパート」がサロン!? タイ古式マッサージの“地雷クーポン”体験

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お安い金額で、イイことしたい! 得したい!」という女の欲望を刺激する、「クーポン雑誌」「クーポンサイト」が巷に溢れまくっている現代――。しかしあまりの安さに、「こんなに安くて大丈夫?」「逆に損するなんてやーよ!」と、クーポンに半信半疑の人もいるはず。そんなあなたに向けて、女が特に気になる「美容・健康クーポン」を、世界で最も「安い!」に弱い大阪出身の女性ライターが、覆面調査員としてレポートしちゃいます!

 「この値段でここまでの施術が受けられるの?」という店もあれば、「お金をもらっても、二度と来たくない」という店もある。さまざまな美容クーポン店を渡り歩いてきたが、サイト上だけでアタリかハズレを見抜くのは、なかなか至難の業なのだ。今回は“地雷中の地雷だった”美容クーポンをご紹介しよう。

潜入その1
そこは、昭和時代の古びたアパートだった/田端・S
【メニュー】タイ古式マッサージ120分
【クーポン価格】約2,000円(最大42%オフ)

 タイ古式マッサージ120分が超格安ということで、即購入したこのクーポン。それも、1人3枚まで使用可能だという。こんなお得なクーポン、以前ならすかさず3枚購入していただろうが、まず試しに1枚だけ購入し、実際に施術を受けてから、追加するかを検討することにした。というのも、クーポンサイト「グ〇〇ン」で紹介されるマッサージサロンは、あまりにもヤバいものが多いからだ。ちなみにこのクーポンも、筆者にとっては“地雷中の地雷”と言っても過言ではなかった。

 まず予約方法は、電話オンリー。対応してくれた人の声から察するに、若いイケメン風のタイ人男性で期待が高まる。店舗は、筆者が若き日に暮らしていた田端にあったため、迷わず着けるだろうと踏んでいたのだが、地図だけでは場所がわからず。電話をかけ、従業員の指示通りに道を進んでいくと、なんとたどり着いたのは、昭和時代を髣髴とさせるアパートだったのだ。

 「従業員は、すぐにわかりますと言っていたが、本当にこのアパートにサロンがあるのか」――不安になりながら、アパートの入り口で辺りをキョロキョロ見回していると、なんと紙にマジックで手描きした店の看板? プレート? のようなものが視界に入った。それがまた、本場タイの香りを醸し出しているような気がしなくもないが、正直、その場で踵を返したい衝動に駆られてしまった。

 しかし、クーポンが無駄になるのはもったいない。勇気を出してドアを開けると、やはりそこは紛れもなくアパートの一室で、人体ポスターが壁の至るところにベタベタと貼られ、なぜか加齢臭のようなものが店内に充満している始末。なんらかの“免許”のようなものも掲げられているのだが、日本の柔道整復師などの国家資格を示すものは一切なかった。そして、そんな店内のカーテンが開き、顔を出したのは、若いイケメン男性ではなく、“小太りのオジさん”という……。タイ風の装いが、まるで“股引とアンダーシャツ”に見えたのは筆者の目の錯覚か。なんとここは、そのオジさんの自宅兼店舗だったのである。

 古びたアパートの一室、謎の加齢臭、そして清潔感の感じられないオジさん施術者登場……すでに同店は“地雷確定”となったわけだが、まだまだ、“あり得ないこと”は続く。まず、ぶっきらぼうに「じゃ、好きな香り選んで」と20種類くらいのオイルを出してきたと思ったら、純粋な精油の中に、明らかに100円均一で購入しただろうものも混ざっているではないか。次に、「パジャマに着替えてください」と差し出されたのは、かなり使い古されたパジャマ。さすがに着る気が失せて、「ストレッチジーパンとTシャツなんで、このまま施術できないでしょうか?」と聞いてみたが、「パジャマ」と即答されたので従うしかない(一応は洗濯済なのかソフランの匂いがしたのだけは不幸中の幸いだった)。そして極め付きは、「タイ式マッサージってどんなものですか?」と聞いたところ、「全身マッサージです。タイ式というより、自己流」といい、なんとこのオジさん施術者、仕事名としてタイ人風の名前を使っているが、タダの日本人であることも発覚したのだ。

 この時点で、すでに筆者の心は疲弊しきっていたのだが、本番はここから。オジさん施術者は、筆者にマットの上で仰向けになるよう促し、首と腹部にホットマクラのようなものを置くと、手を合わせ「では、始めます」と一言。タイ式マッサージ120分1本勝負が始まった。クーポンサイトには、“できる限り時間をかけ、全身マッサージをすることで、体の不調の改善を目指していく”とあり、それは別に問題ないのだが、120分間オジさん施術者の自宅アパートで2人きり、しかも鼠蹊部や胸の近くのリンパ節を中心にマッサージされていると、なんだか居心地の悪さばかりを感じてしまう。たびたび「力抜いて」と注意されたが、そんな状況下だけに、カラダが固くなってしまうのは仕方ないのではないだろうか。それに途中、外から電車の音や子どもの泣き声が響き、さらに部屋のドアがノックされ、ご近所さんが訪ねてくるという事態が発生するのだから、正直言って、まったくリラックスできなかった。

 しかし、気になるのは、通常、男性のお客さんも受け入れているのに、サイトで販売されていたクーポンは、なぜか女性限定という点。あまり深く考えることではないかもしれないが、なぜだろうと疑問は募る。正直、追加2枚は購入しなくてよかったと胸をなで下ろしたのだった。

クーポン満足度評価/★☆☆☆☆
リピーター思案評価/★☆☆☆☆
※ジメッとしたマット、ムンムンするほどのエアコンの具合も、改善してほしい!!

吉原杏(よしわら・あんず)
大阪生まれ、大阪育ち。好きなモノは小銭。好きな場所はリサイクルショップに100円均一。美容・健康オタクとしてプチ整形、数々のダイエット法に挑戦したことも。数々の携帯小説家、『株一年生~ゼロからわかる株の教科書~』(オープンアップス)などのアプリ作家として活動。

『人は見た目が100パーセント』は本当? 男女100名に「外見と内面どちらが重要か」調査!!

 女子力ゼロの“女子モドキ”なリケジョ3人が、美の特別研究でステキ女子を目指す……という連続ドラマ『人は見た目が100パーセント』(フジテレビ系)。視聴率は“大爆死中”であるものの、劇中で事あるごとに研究される“美しくなるテクニック”には、興味を示している女性視聴者もいるのではないだろうか。

 とはいえ、本当に「人は見た目が100%」なのだろうか? 見た目が良ければ、中身がダメダメでも許されてしまうのか? そんな疑問をぶつけるべく、今回男女100人を対象に「人にとって外見と内面、どちらが重要?」というアンケートを実施した。

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 アンケートでは、「内面の方が大事」との回答が65票で3分の1近くを占め、ドラマの主張を覆す結果に。

「初対面では見た目の方が重要だが、長い付き合いをしていくなら、内面が良くないと一緒にいることは難しい。見た目で許せることには限界がある」(35歳/女性)
「見た目もある程度大事だけれど、仕事や、一緒に生活する上では内面が重要だと思う。見た目は慣れるけれど、内面が悪いのは慣れない」(34歳/女性)
「第一印象の良し悪しは見た目でも、結局はその後の言動などに左右される」(50歳/男性)

 など、男女ともに「初めて会ったときは『見た目が100パーセント』大事だけれど、接しているうちに、必ず内面に重点を置くようになってくる」(45歳/男性)とする意見が多数。

 また、ルックスが良くても内面が悪ければ、「だんだんと信頼関係などが厳しくなってくる」(41歳/女性)「外見が良くても非常識な人と付き合うのはストレスが溜まる」(29歳/女性)ため、「結果的にまともな人間は離れていく」(25歳/男性)ようだ。

 一方、「内面の方が重要」としながらも、

「遊びで付き合うだけの異性なら見た目重視でいい。長く付き合うなら、男女問わず中身が重要」(33歳/女性)
「人にとって内面は重要。だが、見た目がダメだと付き合う以前の問題」(43歳/男性)
「長く付き合う友人や結婚相手であれば、内面の方が大切。でも最近、旦那には見た目も重要な気がしてきた。長い年月で見たとき、見た目もいい方が飽きないのでは……と」(47歳/女性)

 といったシビアな声も。

 ただ、「内面のいい人は、付き合ううちに見た目も良く見えてくる」(43歳/女性)「太っていてもキレイでなくても、内面がいいと可愛らしく見えて愛着が湧いてくる」(41歳/女性)といった意見や、「見た目の造りは良くても、性格の悪さが顔に出てしまっている人は多い」(42歳/男性)との声もあり、結局は内面が外見にも影響を及ぼすため、やはり「最終的には内面が重要」(44歳/男性)と感じるようだ。

 対して、「外見の方が重要」とする回答は35票。

「いくら内面が素晴らしくても、見た目が良くないと興味すら持たれない」(25歳/女性)
「第一印象は見た目が大事。この人と仲良くなりたいかなどは、その後に考えるもの」(36歳/女性)
「“上っ面だけ”は浅はかだと思うが、たとえ内面が良くても、外見で良くない印象を受けると先入観ができてしまうので、それ以上その人に立ち入ることはない」(42歳/男性)

 など、「人間は、第一印象でまず相手を評価すると思う。どんなに内面が優れていても、見た目が良くないと内面まで見られることはない」(19歳/男性)ため、外見を重視するとの意見が多く寄せられた

 ただ、「見た目というのは単に“美男美女”ということではなく、清潔感があるかとか、その場にふさわしい服装かとか、“身だしなみやマナーに気を遣えているか”ということ。それがそのまま第一印象につながるので、見た目が肝心」(40歳/男性)とのこと。

 実際に「最低限の清潔感など見た目の良さを保てなければ、ぱっと見だけで『この人は生理的に無理』と判断される可能性が高い」(41歳/男性)「性格が良くても、不衛生な格好をしていたり身だしなみが整っていないと、近寄りたくない」(32歳/男性)「最低限の清潔感がないと、どんなに内面が良くてもあまり一緒にいたくない」(27歳/女性)との声も散見された。

 また、「清潔感や誠実さはやっぱり外見にも出る」(37歳/女性)「青年期頃から、内面もある程度見た目に現れてくる。そういう意味でも見た目の方が重要」(47歳/女性)など、内面のバロメーターとして見た目を重要視する人も少なくないようだ。

 「ドラマのセリフにもあったように、見た目には内面がにじみ出ると思う」(43歳/女性)けれど、見た目と内面、どちらで判断するかは人それぞれのようだ。

内面の方が重要
・「いくらイケメン・美人であっても、心が真っ直ぐでなければ人間的に良くないと思う」(50歳/女性)
・「たとえ見た目が好みでも、性格やまとっている雰囲気が苦手だと、あまりお近づきになりたくない」(27歳・女性)
・「どれだけビジュアルが良くても、内面が空っぽであれば魅力的に感じない」(20歳/女性)
・「自分自身それほど見た目は良くないですが、妻が『外見じゃなくて内面よ』と笑顔で言ってくれる」(44歳/男性)
・「結局、思考も行動も内面が決めるもの。外見は劣化する」(34歳/男性)
・「見た目がいいと得することは確かだと思うが、内面のほうが重要だと信じたい」(40歳/男性)

見た目の方が重要
・「どちらも重要だけれど、見た目から入る第一印象ってなかなか覆らない」(35歳/女性)
・「内面がものすごくよくて、見た目がまったくダメという人は見たことがない。内面はだいたい見た目に表れる」(32歳/女性)
・「内面を知るのには時間がかかるため、どうしても見た目で判断してしまう」(29歳/女性)
・「内面が大事なら、ドレスコードなんて存在しない」(39歳/男性)
・「内面が一番重要だとは思うが、見た目で損をしている人がいるのは事実。結局のところ、第一印象は見た目で判断される」(27歳/男性)
・「仕事上や知り合い程度の関係であれば、見た目で好感度が決まる。第一印象大切」(45歳/女性)