綾瀬はるか主演のアクションホームコメディ『奥様は、取り扱い注意』(日本テレビ系)。15日放送の第7話の平均視聴率は、前回から0.2ポイントダウンの12.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)。初回以降、安定の2ケタを保っています。
とはいえ、面白味のほうが安定せず……。第5話以降、雑な“フェミ要素”や強引な展開が目立ち、失速している感が否めません。
今回こそは、開始当初のワクワク感が得られるでしょうか? あらすじを振り返ります。
※前回のレビューはこちら
http://www.cyzo.com/2017/11/post_142274.html
■漫画のような男尊女卑っぷり
元特殊工作員の菜美(綾瀬)は、主婦友の優里(広末涼子)と京子(本田翼)と共に、近所の超セレブ主婦・友恵(霧島れいか)が開くお茶会に参加。友恵はセレブらしく、優雅にチェロを弾いて聴かせます。
そんな友恵は、菜美たち3人に「大学時代の恋人を探してほしい」と人探しを依頼。何やら、3人が「小遣い稼ぎで探偵のような仕事をしているらしい」という根も葉もないウワサを聞きつけたと言います。
菜美たちは否定しますが、結局、この依頼を受ける流れに。友恵は、病気で余命半年を宣告されており、死ぬ前に元彼の幸平(渋川清彦)に一目会いたいといいます。
ちなみに、ちゃんとした興信所に頼まず3人に頼んだ理由を、友恵は「知らない人に頼みたくなかった」と話していましたが、その気持ちがさっぱりわかりませんでした、はい。
菜美は名前や生年月日といった少ない情報を手に、かつて仕事仲間だったハッカーの小雪(西尾まり)のもとへ。小雪がパソコンで役所の戸籍を探して回ると、幸平の住所を発見。さらに、前科持ちな上に、友恵と別れてから、何かから逃げ回るように13回も住所を変更していることも突き止めます。
菜美は早速、幸平が住むアパートへ。幸平に友恵の余命が半年であることを伝え、2日後に友恵と再会する約束を取り付けます。
その後、菜美が友恵に報告しに行くと、友恵は「私ね、クラシックよりロックが好きなの。本当はチェロより、エレキギターが弾けるようになりたかった」と告白。どうやら、財閥の出である夫の趣味に合わせるため、長年、自分を偽って生きてきたようです。
そういえば、このドラマに出てくる夫って、男尊女卑丸出しの高圧的な男ばかりですよね。お金持ちって、平成の時代でもこんな感じなのでしょうか? そういえば、先月離婚したいしだ壱成でさえ、「朝起きたら目の前にミネラルウォーターと白湯を用意」「食卓には7本のドレッシングを用意」「帰宅時は45度に保ったお風呂を用意」などのルールを妻に課していたといいますしね……。
■今回の綾瀬の武器は傘!
約束の日、菜美が幸平のアパートへ向かうと、先客の借金取りらしき男たちが。「今日だけその人を貸してくれない?」と啖呵を切った菜美は、男たちを傘を用いた攻撃でけっちょんけっちょんに。予定通り、友恵が待つカフェへ幸平を連れて行きます。
20年ぶりに再会した友恵は、幸平に「私は全然、幸せなんかじゃない」と結婚生活の不満をぶちまけ、「あなたとは全然趣味が合わなかったけど、ケンカをして、仲直りするのが本当に楽しかった」と本音を吐露。
「私に迷惑をかけて」「私をハラハラドキドキさせて」「生きてることを実感させて」と復縁を迫る友恵に、幸平は眼を輝かせながら「海水を真水に変えるプランクトンの話、聞きてえか?」と怪しい商売話を開始。その後、友恵は離婚し、幸平と暮らすことになり、第7話は終了です。
■最終回は“闇堕ち”か
友恵の姿に感化された菜美が、夫・勇輝(西島秀俊)のことを深く知ろうとしたり、それが発端で勇輝の“嘘っぽさ”に気付いたりと、終盤に向かって主人公周りが動き出した今回。勇輝は菜美に「福岡出張」と偽って、なぜか東京・芝浦のレインボーブリッジが見えるホテルに泊まっていたりと、ついに視聴者に対して怪しさを隠さなくなってきました。
こうなると、どうしても結末を予想したくなりますよねえ。なお、原作・脚本の金城一紀氏が手掛ける連ドラは、最後に謎を残しつつも容赦なく主要キャストを“闇堕ち”させると評判。刑事ドラマ『BORDER』(テレビ朝日系)では、小栗旬演じる主人公が刑事として許されない域にまでつっ走っちゃうし、4月期の『CRISIS 公安機動捜査隊特捜班』(フジテレビ系)では、特捜班がテロリスト集団と化しちゃうし……。
個人的には、『奥様は、取り扱い注意』の最後は映画『Mr.&Mrs. スミス』のように綾瀬と西島がドンパチやって、自宅(綾瀬と西島がイメージキャラクターを務めるパナソニックの家電含む)をめちゃくちゃにすることを期待しちゃいますが、もしかしたら主人公はあっさり離婚して、裏社会に戻ってしまうかも?
というわけで、夕食シーンでは、パナソニックの最高峰モデルのIHジャー炊飯器(Amazon価格は7万5,565円)で炊いたご飯が本当においしそうだった第7話。今後の驚きの展開に期待しつつ、また1週間を待ちたいと思います。
(文=どらまっ子TAMOちゃん)

『NHK放送90年大河ファンタジー 精霊の守り人』(NHK)
