結婚しない「ゼロ婚女性」が増える一方で、芸能界では山口もえや土屋アンナ、千秋など子持ちで再婚する女性が目立つ。こうした傾向は一般の女性にも見られるが、そもそも再婚する女性と、一度も結婚しない女性との違いはどこにあるのだろうか?『堂々再婚~何度でも結婚できる技術』(WAVE出版)を上梓し、ご自身も子連れで3度目の結婚をされている三松真由美(二松まゆみから改名)さんにお聞きした。
■「結婚はムリ」と思い込んでいるのは、世間ではなく自分自身
――国内の夫婦の3組に1組が離婚する時代となり、離婚そのものは珍しい時代ではなくなりました。
三松真由美さん(以下、三松) むしろ今は、初婚の相手と一生添い遂げるほうが難しいのかもしれません。私のようなバツ2や、あるいはバツ3でも幸せな方は、たくさんいらっしゃいます。私は反省だらけの結婚生活を経験し、今とても幸せなので、「結婚は何回失敗してもいいし、自分から動けば幸せになれる」ということを身に染みてわかっているつもりです。これを皆さんに知ってほしくて、本を書きました。バツアリだけではなく、ゼロ婚女子の方も、ぜひ本書を読んで幸せをつかんでいただきたいですね。
――子連れでの再婚、アラフォー以上の初婚は、ハードルがとても高い気がします。
三松 たしかに子連れの場合、「子どもがかわいそうだから」と離婚に踏み切れない方も多いと思います。でも、夫に愛されていない、あるいは夫を愛することもできず、愛されなくて輝いていないママより、生き生きとしているほうがお子さんもうれしいと思います。理解できる年齢になった時に徹底的に話して、もし離婚していなければ、今の幸せはなかったと伝えてください。
そして、ゼロ婚の方も同様なのですが、「自分はやっぱり結婚に向いていないのでは……」とか「こんなトシだから結婚はムリ」「若い女性には負ける」などと、つい思いがちですよね。けれど、そう思い込んでいるのは、実は世間ではなく自分自身なんですよ。子連れでもアラフォーでも、結婚して幸せになっている方はたくさんいらっしゃいますから。
――なるほど。まずは自分の考えを変えることから始めるべきですね。
三松 そうです。もちろん、離婚はかなり疲れます。私も、身も心もボロボロになりました。でも、離婚は、次の幸せをつかむための投資だと思ってください。詳しくは本を読んでいただきたいのですが、私も過去の結婚の失敗からたくさんのことを学んで、お伝えしたいことはたくさんあります。もちろんゼロ婚の方も、「もういいトシだし、かわいくないし……」と思わないで、幸せな結婚へ向けて歩きだしてほしいです。
■古典的なアクションも大いに活用
――ある程度年齢がいってしまうと、出会いの機会を探すのも難しいですね。本書では婚活パーティーのほか、流行の「相席サービス」のある居酒屋や、カフェなどの利用も勧められています。
三松 むしろ、ナンパも奨励しています。「相席サービス」は、女性は無料や低料金で楽しめるので、モノは試しとして、お得に飲む程度の感覚で行かれてはいかがでしょう? 私も行ってみましたが、なかなかよかったですよ。
とにかく、きっかけは自分で作ってください。お部屋を探す時と同じで、不動産の物件のように、たくさん見た中から選ぶほうがいいのです。自宅と会社の往復だけで、出会いがあるわけないじゃないですか。まずは、自分の興味のあるところに、自分で行くことです。たとえば、いつも行くファストフードではなく、ちょっとオシャレなカフェに行って周囲を見てみてください。一人で過ごしているイケメンさんが結構いますよ。とはいえ、ルックスだけで選ぶと、失敗の可能性も高いのですが。まずは裾野を広げる。
――知らない男性に声をかけるのは、勇気が必要です。
三松 ダメ元でいいんですから、どんどんアタックしてください。婚活パーティーよりも気軽でいいのではないでしょうか。いきなり「付き合いましょう」ではなく、「よくこのお店で本を読まれてますね」など、無難なあいさつから開始します。目の前でハンカチを落とすなど、古典的なアクションも大いに活用することです。ファーストアクションで人生激変。成功と失敗はフィフティフィフティですから、5割の確率で彼と話がはずむと信じてみてください。
それから、恥ずかしがらずに「再婚したい」あるいは「結婚したい」という意思を周囲にオープンにするのもオススメです。そうすることで、誰かを紹介してもらったり、独身の男性が来るパーティーや飲み会に誘ってもらえたりするようになります。
そして、パーティーなどの席では、一番目立たない男性と一番目立つ男性に声をかけるのがコツです。所在なげにしている男性には飲み物を取ってあげるとか、みんなと話している男性には、「楽しかったので、また呼んでください」と声をかけたりして、「安心感のある、話しやすい女性」を印象づけるのです。本命となる人は、こんなあなたをきっと見ています。振れ幅を広く持ちましょう。
■離婚の経験があると、相手に求めすぎないことの大切さがわかる
――気になる人がいても、なかなか次の行動に移れません。
三松 離婚して傷つくのが怖くなっているのはわかりますが、一度は男性から「選ばれた女性」なのですから、自信を持ってください。ゼロ婚女性より、勝るところも多いと思ってください。それに、男性は、女性以上に結婚願望の強い方が多い印象です。「老後はどうしよう?」とか、「家事ができない」とか、不安が多いのでしょうが、単純に「寂しがり屋さん」ということもあります。
一方で、男性は「女性を守ってあげたい」と思うものですから、夫のいない寂しさを少しだけ見せるのもテクニックです。
――気をつけるべきことって、ありますか?
三松 過去の失敗を思い出してみましょう。離婚の経験がある方は、相手に求めすぎないこと、寛容さを持つこと、「男ゴコロ」を理解しようと努力することなどの大切さがわかると思います。それに、男性を見る目も養えていますよね。
それから、年下も、ぜひターゲットにしてください。最近の若い男性は「年上の女性にリードされたい」と考えることに抵抗がないようです。飲み物をこぼしてしまった時にすぐにティッシュを出してふいたり、せきをしている人にのど飴をあげたりする「必要な時に必要なものを出せる」など、オトナの女としての気配りに惹かれる男性は多いです。私はこれを「チョイ妻行動」と呼んでいます。ぜひ意識してください。
■「元人妻」として、色っぽさは維持
――本書の中では、セクシャルな魅力についても強調されています。
三松 やはり男性は女性を性的な対象として見ますから、セクシーさは必須です。「元人妻」として、色っぽさはぜひ維持してください。
最近の芸能人の再婚で驚いたのは、やはり千秋さんです。お相手が15歳下というのは、たいしたものです。千秋さんは40代だけど、お肌もツヤツヤだし、おしゃれでかわいい女性ですよね。
「もうオバハンだから」と言わないで、メイクを変えてみるとか、おしゃれな下着を身に着ける、ムダ毛の処理を怠らない、そして一人エッチも大切です。セクシーで女性ホルモンの分泌が盛んなら、お肌もきれいになりますし、老けにくくなります。
■失敗しても、立ち直ればいいだけ
――ゼロ婚の女性はどうしたらよいでしょうか?
三松 ゼロ婚女子は、単独行動がオススメですね。合コンや婚活パーティーだとグループができてしまい、なかなかカップルに進展しません。周囲は敵だらけという環境でもあります。興味のあるところに一人で行くことから始めてください。
いわゆる「引き寄せの法則」ってありますよね。考えていることが現実になるのです。「どうせ私なんか……」と言っていたら、いつまでたってもダメです。心も体も硬直し、ターゲットを見つけても動くことができません。ネガティブなことを考えていたら、ネガティブなことしか起こりません。失敗しても、立ち直ればいいだけです。「もっと幸せになってやる!」と思って行動してください。きっと実現しますよ。すべての女性が幸せになれることをお祈りしています。
(蒼山しのぶ)
三松真由美(みまつ・まゆみ)
2017年3月3日までは「二松まゆみ」名で活躍。再婚を機に改名。コミュニティサイト「恋人・夫婦仲相談所」所長、夫婦仲コメンテーター、コラムニスト。専業主婦から主婦マーケティング会社経営を経て、ネット上に相談所を設立、恋人や夫婦仲の円満化をサポートしてきた。メールマガジン「となりの寝室事情・うちの寝室事情」の読者は1万3,000人を超え、メディアでも注目を集める。05年にはイケメンの男性医師のチーム「イケメンドクターズ」のオーナーに就任するなど人脈作りにも定評がある。『堂々再婚』ほか『40歳からの女性ホルモンを操る53の習慣』(扶桑社)、『キョウイクSEX』(主婦の友社)『新・抱かない男の見分け方』(スターツ出版)など著書多数。公式サイト
