米国ビール王の誤算…キャンペーンに保守派猛反発で「バドライト」不買運動に発展

 米国で最も売れているビール「バドライト」の売り上げが急落している。トランスジェンダー(出生時の性と自認する性が一致しない人)のインフルエンサーと提携して宣伝したところ、保守派の猛反発を招き全米規模での不買運動に発展したからだ。問題が発覚して1カ月以上たっても事態は収束せず、このままではナンバーワンブランドの座を失いかねない、との声も聞かれるようになった。

 日本の国会では性的…

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台湾へ圧力強める中国、代理戦争で久々に敗北も米国にとっては最悪の政治ショーに

 台湾と外交関係のある国に断交を迫る中国は、その圧力を強め、次々に中国への「鞍替え」を実現させているが、久しぶりに「黒星」が付いた。長く台湾と外交関係を持つ南米パラグアイの大統領選は4月30日に投開票が行われ、台湾派の与党候補が当選した。選挙は中国との外交関係樹立を公言する野党連合候補との事実上の一騎打ちとなり「中台代理戦争」の様相を呈したが、結果は圧勝だった。

 台湾外交部(…

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洋上風力発電がクジラを殺す?専門家否定も止まらない保守派の「再生エネ潰し」

 「アースデー(地球の日)」の4月22日、米ニュージャージー州アトランティックシティーに、あるメッセージが浮かび上がった。

 「SAVE WHALES STOP WINDMILLS (クジラを守れ 風車を止めろ)」――。町の上空をプロペラ機がメッセージを引っ張りながら何度も飛行した。幹線道路には海岸に打ち上げられたクジラの死骸の巨大な写真とともに意見広告として現れた。

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米国発の金融危機が現実に?ビッグマックの店舗ごとの価格がわかる電子地図が登場

 世界を覆うインフレは第2波を迎えていると言われ、長期化の様相を呈してきた。米国では銀行が破綻して金融危機の足音が聞こえ始めたにもかかわらず、米連邦準備制度理事会(FRB)は3月22日、0.25%のさらなる利上げを決めた。金融の安定という「超重要課題」よりもインフレ対策を優先させなければならないほど、インフレが市民生活にこびりついているということだ。

 身構える米国市民は、より…

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「米国の足元に中国が巨大な大使館を建設」軍司令官の証言めぐり波乱

 米軍司令官の議会証言を米国の在外公館が訂正するという異常事態が起きた。米国の「足元」に位置するカリブ海での中国の動向についての証言だっただけに、米中関係の波乱材料となった。

 3月8日、米下院軍事委員会は北米、中南米、カリブ海地域での安全保障上の課題についての公聴会を開いた。北方軍(担当地域:メキシコまでの北米とバハマ、プエルトリコなどの島嶼部)のグレン・バンへルク司令官と、…

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米国への復讐心に燃えるイランの軍事的脅威高まる…パナマ運河に軍艦派遣を計画

 中東のイランが中南米で軍事的影響力を強めている。ブラジルに軍艦2隻を寄港させて米国を怒らせたほか、今年末には戦略的要衝のパナマ運河に軍艦を派遣することを明らかにした。宿敵・米国の「玄関先」に進出し、喉元からけん制することが狙いだが、ロシアのウクライナ侵攻で国際秩序の脆弱性が露呈された後だけに、北米から中南米につながる西半球が「世界の火薬庫」になるのではないかとの懸念が浮上している。

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米CBS、原子力空母をスタジオにする『トップガン』演出で米国人の愛国心を刺激

 米CBSの夕方のニュース番組『イブニング・ニュース』の2月23、24日放送を見て度肝を抜かれた米国人は多い。米中関係が一段と悪化する中で、南シナ海で任務に就く米海軍の原子力空母「ニミッツ」が番組のスタジオになったからだ。空母から飛び立つ戦闘機が何度も映し出され、映画『トップガン マーヴェリック』を彷彿とさせるニュースとなった。

 CBSをはじめとする米3大ネットワークは東部時…

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中国の偵察気球だけじゃない…米国を脅かす「未確認飛行現象」とは?

 米国のテレビ3大ネットワーク(ABC、NBC、CBS)は毎週日曜日の午前中に政治番組を放送する。その時々のニュースの中心にいる政治家や専門家を招いて、司会のジャーナリストが鋭い質問を投げかけるスタイルだが、2月19日の各社の番組には、ドイツ・ミュンヘンで中国外交トップの王毅氏と会談したばかりのブリンケン国務長官が出演した。

 国務長官が3大ネットワークの同時間帯の番組に「平等…

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「折りたたまれたドル紙幣を拾ってはダメ」…身を守る術めぐる「真贋論争」

 「折りたたまれたドル紙幣が落ちていても、絶対に拾うな」――。昨年夏ごろ、米国内でしきりと語られた話だ。合成麻薬のフェンタニルが包まれていることがあり、拾うと無意識のうちにフェンタニルを摂取してしまう危険があるからだ。秋になった頃には、市井の会話からこの話題はほとんど消えたが、今月、フロリダ州のローカルニュースサイトの小さな記事を偶然に目にし、この「教訓」を思い出した。

 ビレ…

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沖縄返還と犬養毅首相暗殺の「五・一五事件」

 今年の5月15日は沖縄返還の50周年だ。

 1972年5月15日の午前0時を持って27年間に及んだ米国による沖縄統治は終わり、沖縄(琉球列島及び大東諸島)の施政権はアメリカから日本に返還された。

 2022年の今も、国土面積0.6%の島に米軍基地の約70%が集中する状況は変わらないが、政府は50周年の祝賀ムードを演出しようと懸命だ。

 東京・上野の…

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