冷凍食品「チャーハン」人気5品をプロが実食レビュー! ニチレイ・本格炒め炒飯&味の素・ザ★チャーハン「注意するべき点」とは?

 「おいしいごはんが食べたい、でも自炊するのはめんどくさい!」そんなズボラ女子の救世主といえば、コンビニ・ファミレス・ファストフード! 毎日の食事をおいしく楽チンにするため、“お酒とおつまみ大好き”管理栄養士・川村郁子先生に、さまざまなテーマに合わせた「おすすめメニュー」を聞いちゃいます。

人気&話題の冷凍チャーハン、個性豊かな5品をレビュー!

 「冷凍食品は味が落ちる」という時代も今は昔。イマドキの冷凍食品はどれもクオリティーが高く、“チン”しただけとは思えない商品が多いですよね。今回は、冷凍食品の中でも定番の「チャーハン」から、人気の5品を管理栄養士の川村先生が解説。実際に食べてみた感想や、調理・片付けの手軽さなどから、人気の理由を探りました。

――冷凍食品の定番ともいえるチャーハンですが、なぜこれほど多くの人から愛されるのでしょうか?

川村郁子先生(以下、川村) 冷凍チャーハンは、やはり電子レンジで温めるだけで、主食として食べられる手軽さが魅力です。「ごはんを炊くの忘れていた!」という時でも、おいしいチャーハンが食べられますもんね。お弁当として活用できる点も、人気の秘密ではないでしょうか。

 そんな手軽さでありながら、最近は本格的な“プロの味”を楽しめる商品が増えています。自分で作ろうとすると、材料をみじん切りするのが面倒だったり、パラッとせずベチャベチャになってしまったり、実は難易度が高い。お店で食べるようなパラパラで香ばしいチャーハンを簡単に楽しめるのは、素晴らしい技術だと思います。

 ただやはり、栄養面でいうと、冷凍チャーハンだけではタンパク質や食物繊維、ビタミン、ミネラルなどの微量栄養素が不足しがち。サラダで野菜を補ったり、脂質が控えめのおかずを組み合わせるといいでしょう。また、ちぎったレタスを冷凍チャーハンに入れて一緒に加熱し、「レタスチャーハン」にアレンジするなど、時間をかけずに野菜をプラスすることも可能。食物繊維を含むすりごまや、きざみ海苔をトッピングするのもおすすめです。

――今回、川村さんに解説してもらう人気の冷凍チャーハン5品はこちらです。

ニチレイ「本格炒め炒飯」

100gあたり カロリー:213kcal
タンパク質:5.7g
脂質:7.6g
食塩相当量:1.0g

 「冷凍調理・炒飯カテゴリー」で20年連続売上No.1を誇る、不動の人気商品。電子レンジでも“パラパラ”を実現するべく、「新・三段階炒め製法」を採用しているのが特徴。

味の素「ザ★チャーハン」

300g(1/2袋)あたり カロリー:539kcal
タンパク質:12g
脂質:15g
食塩相当量:4.1g

 人気の「ザ★」シリーズから、食べごたえのあるチャーハンが登場。焦がしにんにくのマー油と葱油の香ばしさや、焼豚のうま味で、やみつきになる人が続出しているとか!?

セブン-イレブン「シンプルが旨い カップ炒飯」

1食分(170g)あたり カロリー:299kcal
タンパク質:7.7g
脂質:8.3g
食塩相当量:1.8g

 コンビニで買える“カップ入り”の冷凍チャーハン。お皿を用意する必要すらないという手軽さは、SNS上でも話題になりました。

マルハニチロ「WILDish焼豚五目炒飯」

1食分(270g)あたり カロリー:530kcal
タンパク質:13.8g
脂質:20.5g
食塩相当量:3.4g

 こちらも、お皿いらずの冷凍チャーハン。セブン-イレブンの商品と、どこで差がつくのでしょうか……?

◎イートアンドフーズ「大阪王将 焦がし醤油炒飯」

100gあたり カロリー:177kcal

 お店の味を、自宅でも気軽に味わえる! ローストしょうゆの効いた、香ばしい風味が特徴です。

――それではまず、ニチレイの「本格炒め炒飯」から解説をお願いします。

川村 パッケージに「20年連続売上No.1を誇る定番商品」とあるように、2001年の春から現在まで親しまれているロングセラー。ゴロゴロのお肉が香ばしく、パラパラのごはんもおいしいですよね。公式サイトによると、100gあたりのカロリーが213kcalなので、1人1食で300g食べるとすると、639kcalになります。極端に多すぎることはないですが、これに唐揚げや餃子など、こってりしたおかずをプラスすると、カロリーオーバーになるので注意が必要。脂質の少ない冷ややっこや枝豆などをお供にするといいでしょう。

――続いて、味の素「ザ★チャーハン」はいかがですか?

川村 味の素の人気シリーズ「ザ★」の中で、唯一の主食が「ザ★チャーハン」ですね。焦がしニンニクが効いていて、味がしっかりした一品です。ガッツリ食べたい時にはよさそうなのですが、味が濃いため、食塩相当量が1/2袋(300g)あたり4.1gと、ほかの冷凍チャーハンと比べるとちょっと多い。サイドメニューを組み合わせるなら、スープなど塩分を多く含むものよりも、サラダや和え物、冷凍野菜など、薄味のメニューを選んでほしいですね。

――セブン-イレブンの「シンプルが旨い カップ炒飯」は、お皿に移さず食べられるのが人気のようです。

川村 カップに入ったまま温めて、そのまま食べられるのは便利ですね。食器を用意する手間が省けるので、自宅だけでなく、職場などでも重宝しそうです。ほかの商品と比較すると、タンパク質が7.7gと少なめなので、ゆで卵やサラダチキンなどを一緒に買って、組み合わせるといいでしょう。

 この商品は何より、「コンビニで買える」点が最大の魅力ですよね。どこでも買える手軽さだけでなく、チャーハンだけでは不足しがちな栄養素を、別の商品で簡単に補うことが可能。量も1食あたり170gと控えめなので、セブン-イレブンに売っているおかずやサラダと組み合わせることを前提に、選んでみてはいかがでしょうか。

――お皿が要らない商品は、マルハニチロの「WILDish焼豚五目炒飯」もあります。

川村 「WILDish」シリーズは、パッケージの袋がそのまま器になり、温めたらそのまま食べられて、洗い物の手間を省くことができます。これはセブン-イレブンの「シンプルが旨い カップ炒飯」と同じですが、こちらの商品は具材が豊富。たけのこ、しいたけなどの食物繊維を多く含む食材や、焼き豚、ニンジン、ねぎなど具だくさんです。野菜の歯ごたえも楽しめるので、しっかりとよく噛むことで、満足感も得られるでしょう。

――最後に、イートアンドフーズ「大阪王将 焦がし醤油炒飯」の解説をお願いします。

川村 人気の中華料理店「大阪王将」の看板メニュー「焦がし醤油炒飯」を、おうちでも食べられる商品。なかなか外食できない状況の今、お店の味を自宅で手軽に味わえるのは、特にうれしいことですよね。国産豚肉を使用していたり、香料・甘味料・着色料・保存料・化学調味料を使用しない「5フリー」を宣言していたり、品質へのこだわりもうかがえます。味の再現度は高いと思いますが、もう少し“パラッと感”が欲しいところですね。

 「お皿がいらない」を売りにしている商品から、お店の味を再現したものまで、一口に「冷凍チャーハン」といっても、いろいろな種類があります。ぜひ、“選ぶ楽しみ”も味わってみてくださいね!
(文:佐藤真琴)

川村郁子(かわむら・いくこ)
管理栄養士。中村学園大学栄養科学部栄養科学科卒業。九州の病院栄養士経験を経て独立。レストランのヘルシーメニュー監修、栄養専門学校講師、企業・大学での食育講演を行いながら、「コンビニや外食との上手な付き合い方」「15分で作れるかんたん栄養めし」の提案をしている。
インスタグラム:@shokuikuko/WEBサイト:「酒好きの食育

人気牛丼チェーン3店、プロが勧める“660円以下”ピリ辛メニュー4選! 「ダイエット中」OKな一品は?【松屋、吉野家、すき家】

「おいしいごはんが食べたい、でも自炊するのはめんどくさい!」そんなズボラ女子の救世主といえば、コンビニ・ファミレス・ファストフード! 毎日の食事をおいしく楽チンにするため、“お酒とおつまみ大好き”管理栄養士・川村郁子先生に、さまざまなテーマに合わせた「おすすめメニュー」を聞いちゃいます。

松屋・吉野家・すき家、食欲そそる“ピリ辛メニュー”No.1はコレ!

 5月とは思えない暑さの日が続いたと思ったら、急に肌寒くなったり、この時期は体調管理が難しいですよね。ステイホームが続き、体力の低下も気になる今、食事でしっかり栄養を取って、体調を整えたいもの。そこで今回は、手軽におなかを満たせる人気牛丼チェーン「松屋」「吉野家」「すき家」の3店から、食欲をそそる“ピリ辛メニュー”に注目。おいしく食べてしっかり栄養を補うには、どんなメニューを選べばよいのか、管理栄養士の川村先生に教えてもらいました!

――辛い食べ物には「食欲増進の効果がある」と聞きますが、これは本当ですか?

川村郁子先生(以下、川村) 唐辛子などに含まれるカプサイシンという辛味成分は、口や食道、胃などを刺激します。個人差はありますが、少量であれば、この刺激が唾液の分泌を促して、食欲増進につながるんです。しかし、大量に食べすぎると刺激が強くなりすぎて、胃粘膜などを傷つけてしまう恐れがあるので、“ピリ辛”程度がいいでしょう。

 また、牛丼メニューの特徴としては、基本的にごはんの量が多く、肉を甘じょっぱい味付けにしていることから、カロリーが高くなりがち。なるべく野菜の入っているメニューを選んで栄養バランスを整えたり、食事の前後に運動するなど、うまく調整してほしいですね。

――ではさっそく、「松屋」のおすすめピリ辛メニューから教えてください。

「旨辛牛焼ビビン丼(並盛)」550円/税込、以下同

川村 「旨辛牛焼ビビン丼」は、青ネギやキムチなどが乗った牛丼ですね。牛肉や卵でタンパク質、ビタミンB群などを補えるほか、発酵食品のキムチを一緒に摂れるのもポイント。発酵食品には、ビタミンCやカロテン、ポリフェノールなどの抗酸化物質が豊富に含まれています。

「ネギたっぷり旨辛ネギたま牛めし(並盛)」430円

川村 こちらのメニューは商品名の通り、たっぷりの青ネギにピリ辛のたれがかかった牛丼です。青ネギは、βカロテンを多く含む緑黄色野菜の一つであり、ビタミンCやカリウム、カルシウムなど、不足しがちなビタミン、ミネラルも多く含んでいます。牛肉と卵からは、タンパク質やビタミンB群などを補うこともできますよ。

――続いて、「吉野家」のおすすめを教えてください。

「ライザップ辛牛サラダ」660円

川村 こちらは牛丼ではなく、ピリ辛風味でおいしくいただけるサラダ。高タンパク質、低糖質のサラダなので、炭水化物をセーブしたい方や、筋トレ中の方によさそうですね。また、肉類だけでなく、ブロッコリーやキャベツなどの野菜も一緒に食べられるのが魅力的。緑黄色野菜のブロッコリーからはβカロテン、淡色野菜のキャベツからはビタミンC、カリウムなどを補えます。また、海苔も使われているので、食物繊維もプラス。カロリーが468kcalと低く抑えられているのもうれしいポイントです。

――最後に、「すき家」はどのメニューがおすすめですか?

「ビビンバ牛丼(並盛)」580円

川村 こちらは、野菜のナムルとキムチに甘めのコチュジャンが乗った牛丼で、野菜も肉もバランスよく摂れるのがよさそう! ナムルのシャキシャキとした歯ごたえを楽しみながら、よく噛んで食べることで、満腹感も得られますね。

 肉のタンパク質だけでなく、青菜でβカロテンやカルシウム、もやしでカリウムなどを補えるのも魅力的。「並盛」は766kcalですが、「ミニ」だと529kcalまで下がるので、カロリーが気になる方は「ミニ」を選んで、腹八分目で抑えるといいでしょう。

――「ピリ辛メニュー」を食べるなら、どこの店舗がおすすめですか?

川村 今回紹介した中で、一番おすすめしたいのは「すき家」です。ごはんも肉も野菜もバランスよく味わいつつ、ピリ辛の風味を楽しみたいなら、「ビビンバ牛丼」を選ぶといいと思います。プラス80円で「おんたま」(温泉卵)を追加して、タンパク質を増やすことも可能。食べごたえをアップさせたい方にも、おすすめのトッピングです。

 糖質が気になる方や、ダイエット中の方でしたら、「吉野家」の「ライザップ辛牛サラダ」はとてもうれしいメニューですよね。ごはんは入っていないですが、ボリューム感があるので満足できるはず。カロリーも500kcal未満なので、カロリーコントロールをしている方にも注目してほしいメニューです。「松屋」の「ネギたっぷり旨辛ネギたま牛めし」は500円以下でかなりコスパが高いメニュー。「今日はガッツリ食べて、ガッツリ動くぞ!」と気合を入れたい日には、ピッタリだと思います。

 それぞれの店舗に魅力的なメニューがあるので、その日の予定や気分によって、食べ比べてみるのもいいでしょう。体調管理のためにも、手軽に栄養を補える牛丼チェーンを活用してみてくださいね。
(文:佐藤真琴)

川村郁子(かわむら・いくこ)
管理栄養士。中村学園大学栄養科学部栄養科学科卒業。九州の病院栄養士経験を経て独立。レストランのヘルシーメニュー監修、栄養専門学校講師、企業・大学での食育講演を行いながら、「コンビニや外食との上手な付き合い方」「15分で作れるかんたん栄養めし」の提案をしている。
インスタグラム:@shokuikuko/WEBサイト:「酒好きの食育

ニトリダイニング VS イケアレストラン、行くならどっち!? 「肉メニュー500円」「選ぶ楽しみ」プロが評価したポイント

「おいしいごはんが食べたい、でも自炊するのはめんどくさい!」そんなズボラ女子の救世主といえば、コンビニ・ファミレス・ファストフード! 毎日の食事をおいしく楽チンにするため、“お酒とおつまみ大好き”管理栄養士・川村郁子先生に、さまざまなテーマに合わせた「おすすめメニュー」を聞いちゃいます。

「ニトリダイニング」「イケアレストラン」行くならどっちが正解!?

 手ごろな価格で幅広い品揃えが魅力のインテリアショップといえば、「ニトリ」と「イケア」。実はどちらも“外食産業”も展開していて、ネット上で注目されているんです。そこで今回は、管理栄養士の川村先生が「ニトリダイニング みんなのグリル」「イケアレストラン」から、おすすめメニューを紹介。さらに「どちらに行くのがコスパ的に正解か」を聞いてみました!

――3月18日、東京・足立区に「ニトリダイニング みんなのグリル」1号店がオープンし、早速話題になっています。同店にはどんな特徴がありますか?

川村郁子先生(以下、川村) 肉メインのグリル料理を安価で楽しめるのが、一番の特徴ではないでしょうか。ニトリの食器を使っているようなので、盛り付け方も参考になりそうです。

 また、サラダとスープ、ライスが「サラダ&スープ&ライスバー」(350円、税込/以下同)として、メインメニューとセットで注文できるのもいいですね。それぞれ別で「サラダバー」(180円)「スープバー」(100円)「ライスバー」(150円)として追加することも可能ですが、まとめて注文すると若干おトクになるのもうれしいポイントです。

――では、「ニトリダイニング」の注目メニューを教えてください。

川村 やはり目を引くのは「チキンステーキ 240g」でしょうか。240gで税込み500円というのは、とてもリーズナブルですよね。なお、チキンからはタンパク質やビタミンB群などを摂ることができます。

 ブロッコリー、ニンジン、ポテトもついていますが、本当はもう少し野菜が欲しいところ。そんなときに、「ブロッコリー」や「キャベツ」(どちらも100円)を単品でオーダーできるのは便利ですね。もちろん「サラダバー」(180円)で生野菜をたっぷり摂るのもおすすめです。

――イケアに併設されている「イケアレストラン」はすでに人気ですが、あらためて特徴を教えてください。

川村 イケアは北欧のスウェーデン発祥なので、サーモンやミートボールなどのスウェーデン料理をリーズナブルな価格で楽しむことができます。食べてみて気に入ったメニューがあれば、イケアの店内にある「スウェーデンフードマーケット」で購入して持ち帰ることも可能ですよ。

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 また最近では、ベジボールやプラントボールという、植物由来の原料でミートボールのような味わいを再現したメニューも登場。しかし、こちらは環境に配慮した商品であって、肉と比べて脂質やカロリーが低いわけではないので、食べすぎないように注意しましょう。

――では、「イケアレストラン」の注目メニューはどれですか?

川村 全体的に、ミートボールやサーモンのメニューが豊富ですね。ベーシックな「スウェーデンミートボール(8個)」(599円)の付け合わせには豆類も使われているので、食物繊維やカリウムなどを一緒に補えそう。「ベジボールほうれん草とラグーソース(8個)」(399円)や「プラントボール(8個)」(499円)など植物由来のメニューも低価格で食べられるので、この機会にベジメニューを試してみたい方にもちょうどいいのでは。

 サーモンのメニューでは、「サーモンフィレ」(650円)がよさそう。サーモンには、タンパク質やビタミンB群だけでなく、不足しがちな必須脂肪酸やビタミンDなども含まれています。また、サーモンの赤色は“アスタキサンチン”という色素成分によるものですなのですが、これは抗酸化成分の一つなので、エイジングケアをしたい方にもおすすめです。

――「ニトリダイニング」「イケアレストラン」ズバリ、行くならどちらがおすすめですか?

川村 肉と野菜をがっつり楽しみたい方は、「ニトリダイニング」がいいと思います。サラダバーや単品の野菜を追加しても低価格ですし、ぜひバランスを考えつつ、メニューを選んでみてください。

 一方で、魚、肉、野菜がすべて楽しめるメニューの多さでいうと、やはり「イケアレストラン」が優勢。「普段はお肉ばかりだから、ベジボールを試してみよう」など、日常と違うものを選ぶ楽しみもあると思います。また、「サーモンラップサンド」(299円)や「シュリンプオープンサンド」(499円)といった軽食で、魚介系メニューを選べるのも魅力的。多くの人におすすめできるといった意味では、「イケアレストラン」がおすすめですかね。

 とはいえ、どちらもインテリアがメインのお店ですから、「ニトリ」「イケア」自体の好みもあると思います。レストランはどちらも個性的でそれぞれによさがあるので、お買い物のついでに立ち寄ってみてはいかがでしょうか?
(文:佐藤真琴)

川村郁子(かわむら・いくこ)
管理栄養士。中村学園大学栄養科学部栄養科学科卒業。九州の病院栄養士経験を経て独立。レストランのヘルシーメニュー監修、栄養専門学校講師、企業・大学での食育講演を行いながら、「コンビニや外食との上手な付き合い方」「15分で作れるかんたん栄養めし」の提案をしている。
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人気串カツチェーン3店、“テイクアウトNo.1”をプロが発表! 串カツ田中は「糖質40%オフの衣」が高評価【でんがな、あらた】

「おいしいごはんが食べたい、でも自炊するのはめんどくさい!」そんなズボラ女子の救世主といえば、コンビニ・ファミレス・ファストフード! 毎日の食事をおいしく楽チンにするため、“お酒とおつまみ大好き”管理栄養士・川村郁子先生に、さまざまなテーマに合わせた「おすすめメニュー」を聞いちゃいます。

串カツ田中・串カツでんがな・串カツあらた、“テイクアウトNo.1”はココ!

 コロナ禍の影響を受けて、昨年から串カツチェーンがテイクアウトに力を入れています。“テイクアウト専用コーナー”を設置する店舗もあるほどで、「自宅でも揚げたての串カツを食べたい!」という人が増えている様子。そこで今回は、人気串カツチェーン「串カツ田中」「串カツでんがな」「串カツあらた」のテイクアウトメニューを管理栄養士の川村先生に紹介してもらい、栄養価の面から“おすすめNo.1”の店舗を発表してもらいました!

――さまざまな具材を手軽に食べられる串カツには、栄養面でどんな特徴がありますか?

川村郁子先生(以下、川村) 串カツのいいところは、まさに多様な具材からいろいろな栄養素を摂取できるところ。肉や卵、魚介類などの具材からはタンパク質や亜鉛などを摂ることができますし、レンコンやアスパラなどの野菜類からは、食物繊維やβカロテンなどを摂取できます。βカロテンは脂溶性ですので、油と一緒に摂ることで、吸収率がアップするメリットも。

 一方で気になるのは、やはり脂質や糖質の摂りすぎによるカロリーオーバーです。しかしこれは頻度の問題で、たまに食べる程度であれば、気にせずに楽しんで食べていいと思います。サイドメニューを上手に取り入れれば、カツの食べすぎも防げるでしょう。

――ではまず、「串カツ田中」のおすすめメニューを教えてください。

川村 串カツ田中は、糖質40%オフの衣にリニューアルされたそうですね。健康は気になるけれど串カツを楽しみたい方に、とても喜ばれそう。基本的には、好きな具材を選んでいいと思いますが、例えばタンパク質を補いたい場合には、エビ(236円、テイクアウト料金・税込/以下同)、ホタテ(236円)など、高タンパク質低カロリーの具材を注文してみましょう。

 肉の中では、豚ヒレ肉(167円)もおすすめ。豚肉の部位の中では低カロリーですので、脂肪をできるだけカットしたい方にはいいメニューだと思います。また、食物繊維を補いたい場合には、レンコン(98円)、しいたけ(147円)、アスパラ(324円)などの野菜やきのこ類もいいですね。

――続いて、「串カツでんがな」のおすすめメニューはどれですか? ※店舗やデリバリーアプリによって価格が異なるため、すべて公式サイトの税抜価格参照。

川村 タンパク質を摂るのであれば、高タンパク質低カロリーのいか(119円)、たこ(119円)、帆立(137円)がいいですね。また、砂肝(115円)はタンパク質を補いつつ、鉄や亜鉛などの不足しがちなミネラルも摂ることができますよ。

 野菜の具材では、緑黄色野菜のししとう(115円)、ミニトマト(115円)、アスパラ(119円)がおすすめ。βカロテンやビタミンK、食物繊維などを摂取できます。もっと食物繊維を摂りたいなら、きのこ類のエリンギ(114円)を選びましょう。

――最後に、「串カツあらた」のおすすめを教えてください。

川村 肉類の中ですと、タンパク質や鉄、亜鉛を多く含む砂ずり(140円、税別/以下同)、牛タン(240円)、豚レバー(140円)がよさそうですね。魚介類の種類も豊富で、定番のイカ(120円)やエビ(240円)、タコ(140円)だけでなく、子持ちししゃも(120円)を選べるのが特徴的。魚を丸ごと骨まで食べられるので、カルシウムやマグネシウムが豊富です。

 野菜類だと、レンコン、アイコトマト(どちらも140円)、グリーンアスパラ(240円)という定番メニューもいいですが、アボカド、姫竹の子(どちらも120円)といった、食物繊維を多く含む食材があるのはうれしいポイント。大黒しめじ(140円)、エリンギ(120円)など、きのこ類が選べるのも魅力的です。

――では、3店舗の中から“おすすめNo.1”を発表してください!

川村 どの店舗も、それぞれ具材に個性があり、ランキングをつけるのは難しいですが、串カツの種類の多さなどを総合的に見ると、やはり1位は「串カツ田中」でしょうか。魚介類や野菜類のメニューが豊富な点や、糖質オフの衣を使っている点が高評価です。

 「串カツでんがな」と「串カツあらた」もメニューが豊富で、特に「串カツあらた」は、野菜の種類が多いですね。アボカドや竹の子など、普段あまり食べる機会のない食材が楽しめるのも、個性的でいいと思いました。

 とはいえ、3店舗とも大きな差はないので、好きなお店を選ぶのが一番(笑)。食べすぎには気をつけながら、おうちでサクサクのカツを堪能しましょう!
(文:佐藤真琴)

川村郁子(かわむら・いくこ)
管理栄養士。中村学園大学栄養科学部栄養科学科卒業。九州の病院栄養士経験を経て独立。レストランのヘルシーメニュー監修、栄養専門学校講師、企業・大学での食育講演を行いながら、「コンビニや外食との上手な付き合い方」「15分で作れるかんたん栄養めし」の提案をしている。
インスタグラム:@shokuikuko/WEBサイト:「酒好きの食育

回転寿司チェーン、“海鮮丼”の需要が急増!? はま寿司・スシロー・くら寿司、プロが選ぶ“おすすめNo.1”発表!

「おいしいごはんが食べたい、でも自炊するのはめんどくさい!」そんなズボラ女子の救世主といえば、コンビニ・ファミレス・ファストフード! 毎日の食事をおいしく楽チンにするため、“お酒とおつまみ大好き”管理栄養士・川村郁子先生に、さまざまなテーマに合わせた「おすすめメニュー」を聞いちゃいます。

はま寿司・スシロー・くら寿司、“海鮮丼おすすめNo.1”はココだ!

 テイクアウト全盛の今、手軽においしい魚が食べられる「海鮮丼」が人気! 大手回転寿司チェーン各社が、“テイクアウト限定メニュー”として海鮮丼を提供するなど、その需要の高さもうかがえます。そこで今回は、「はま寿司」「スシロー」「くら寿司」の海鮮丼メニューを、管理栄養士の川村先生が栄養やコスパの面から比較。“おすすめNo.1”の店舗を発表してもらいました!

――海鮮丼からは、どんな栄養が摂れるのでしょうか?

川村郁子先生(以下、川村) 海鮮丼は主に、魚や貝、甲殻類、魚卵などを使っていますので、魚に含まれるタンパク質や鉄、亜鉛、ビタミンB群、ビタミンDなどを補えます。特に亜鉛は、細胞の合成に関与していて、不足すると皮膚炎や味覚障害の原因となりますので、意識的に摂るようにしましょう。また、普段の食事で肉料理に偏りがちな方は、魚に多く含まれるDHAやEPAなどの必須脂肪酸が不足してしまうので、注意が必要です。

 魚の種類によっても栄養素は異なり、例えば、赤身の魚には鉄やマグネシウムが多く含まれていますし、白身の魚は造血に関わるビタミンB12を多く含んでいます。白身の魚は、比較的脂質が少ないのも特徴だといえます。

――イクラなどの魚卵や、貝類がたっぷり乗った海鮮丼もあります。こちらの栄養素も教えてください。

川村 エビやカニなどの甲殻類、ホタテなどの貝類、タコやイカは、脂質が少なく高タンパク質という特徴があります。魚同様、不足しがちな亜鉛が補えるのもうれしいポイントです。イクラなどの魚卵は、骨形成や筋肉の維持に関与するビタミンDを多く含んでいますが、コレステロールも高いので、食べすぎには注意しましょう。

 うなぎや穴子を使った海鮮丼もありますが、もともと脂質が多く、かば焼きのように甘辛い味付けにしてある場合が多いので、どうしてもカロリーが高くなりがち。しかし、不足しがちなビタミンAやカルシウムを補うことができますよ。「鉄不足だから赤身を食べよう」「亜鉛を補いつつ低カロリーにしたいから、貝類や甲殻類を選ぼう」など、栄養素を考えながらメニューを選べるようになると素晴らしいですね!

――「マグロ丼」や「イクラ丼」など、同じ具材で構成された海鮮丼と、いろんな種類の具材が乗っている海鮮丼なら、どちらがおすすめですか?

川村 もちろん、さまざまな魚介類の乗った海鮮丼のほうが、一度に多数の栄養素を補えるメリットがあります。しかし基本的には、「最近は肉が続いたから、今日は魚を食べよう」「いつもマグロばかり選んでいるから、今回は白身魚にしよう」などと、1日や1週間のトータルバランスを考えていれば、お好みで選んで問題ないと思います。「今日はマグロをがっつり食べたい気分だ!」という日もあるでしょうから、その時は、味わって食べてほしいですね。

――それではまず、「はま寿司」のおすすめ海鮮丼メニューを教えてください。

川村 正直、どれもおいしそうで迷ってしまいますが……。「特上5種の海鮮丼」(780円、税込/以下同)は、マグロやサーモンでタンパク質や鉄、マグネシウム、ビタミンAなどを補えます。また、エビで亜鉛、イクラでビタミンD、卵でタンパク質やビタミンB群が摂れますよ。同様の理由で、「特上7種の海鮮丼」(980円)もおすすめできます。

 また、亜鉛不足が気になる方は、ホタテやサーモン、イクラが乗った「特上北海丼」(780円)を選ぶといいでしょう。

――続いて、「スシロー」はどうですか?

川村 スシローは、9種類の具材が入った「海鮮ちらし」(610円)がよさそう。マグロやハマチ、サーモン、煮穴子、エビ、イカ、タコ、イクラ、ホタテ貝柱が入っているので、タンパク質や鉄、亜鉛などが補えます。煮穴子が一緒になっているメニューは珍しいですが、不足しがちなビタミンAが補えるので、うれしいポイントです。

 また、デリバリー限定の丼ぶりメニューの中だと、「10種の海鮮丼」(980円)がおすすめ。サーモンやマグロ、ネギトロなど10種類の具材が入っており、タンパク質や鉄、ビタミンB群などの栄養素を補えます。また、カニが入っているのも特徴的。カニは高タンパク質・低カロリーな食材で、亜鉛やマンガン、ビタミンEも入っています。特にビタミンEは、脂溶性ビタミンの一つで、美肌やアンチエイジングに必要な“抗酸化ビタミン”ともいわれているんです。

――最後に、「くら寿司」のおすすめ海鮮丼メニューを教えてください。

川村 くら寿司は、平日午後5時まで注文できる「くらランチ」が人気ですよね。丼やにぎり盛り合わせなどのメインに、茶碗蒸しか赤だしの味噌汁をセットで選べて、税込550円からという高コスパも魅力。茶碗蒸しやみそ汁はイートイン限定ですが、海藻や大豆製品、野菜類を少し補えます。

 中でも「旬の海鮮丼」(550円)は、季節の天然魚が使われているので、旬の味わいが楽しめていいですね。ウニが乗っているのも特徴的で、マグネシウムや鉄、亜鉛、ビタミンEなどを補えます。

 「特上うな丼」(1,100円)は、脂質や糖質が多い分カロリーも高いのですが、ビタミンAやビタミンD、ビタミンEなどの脂溶性ビタミンや、ビタミンB1、ビタミンB2などの代謝に関与するビタミン、さらに、必須脂肪酸であるn-3系脂肪酸を補え、何より、うなぎとしてはかなりリーズナブルなお値段が魅力。活力が欲しいときのランチに選ぶと、午後の仕事も頑張れそうですね!

――では、「はま寿司」「スシロー」「くら寿司」の中で、一番おすすめしたいのはどのお店ですか?

川村 今回はかなり難しく、どこのお店もいいところがあるので迷いますが……。マグロだけに偏らず、ホタテや甘エビ、サーモン、イクラ、イカなど、いろんな食材を使ったメニューが豊富な「はま寿司」が一番魅力的だと思います。とはいえ、3店とも工夫を凝らして、少しずつ違う食材の組み合わせになっていたので驚きました。

 日ごろからバランスを意識して食事を選んでいる人でも、魚に含まれるビタミンDやビタミンAが不足する場合が多いんです。これは、肉に比べて魚メニューを選ぶ人が少ないことに関係していると思われます。今回ご紹介した海鮮丼は、手軽に魚介類を食べられるので、不足していると感じた時に、ぜひ活用してほしいメニュー。最近、肉料理が多いと思ったら、テイクアウトしてみるのはいかがでしょうか?
(文:佐藤真琴)

■川村郁子(かわむら・いくこ)
管理栄養士。中村学園大学栄養科学部栄養科学科卒業。九州の病院栄養士経験を経て独立。レストランのヘルシーメニュー監修、栄養専門学校講師、企業・大学での食育講演を行いながら、「コンビニや外食との上手な付き合い方」「15分で作れるかんたん栄養めし」の提案をしている。
インスタグラム:@shokuikuko/WEBサイト:「酒好きの食育

冷凍食品「唐揚げ」人気の5商品をプロがジャッジ! ニチレイ「特から」味の素「ザ★から揚げ」ほか実食レビュー&おすすめアレンジ

「おいしいごはんが食べたい、でも自炊するのはめんどくさい!」そんなズボラ女子の救世主といえば、コンビニ・ファミレス・ファストフード! 毎日の食事をおいしく楽チンにするため、“お酒とおつまみ大好き”管理栄養士・川村郁子先生に、さまざまなテーマに合わせた「おすすめメニュー」を聞いちゃいます。

冷凍唐揚げ5品、人気の秘密は一体!?

 「ごはんを作るのはめんどくさい。でも、買いに行くのもダルい……」こんな日にあると便利なものといえば、冷凍食品! 特に、おかずにもおつまみにもなる“唐揚げ”は、ストックしておくと何かと便利です。そこで今回は、人気の冷凍唐揚げ5品を、管理栄養士の川村先生が解説。実際に食べてみた感想、調理の手間やアレンジなどにも注目し、人気の理由を探りました。

――今、冷凍食品の中でも「唐揚げ」が特に人気なのはなぜだと思いますか?

川村郁子先生(以下、川村) ステイホームが続く今、在宅ワークの方は、家から一歩も出ない日もあるのでは。そんな中で、サッと用意できるごはんとして、冷凍食品はやはり便利ですよね。テイクアウトや宅配は、買いに行く手間や注文を待つ時間もありますが、冷凍食品ならストックさえあれば、電子レンジで温めるだけで食べることができます。中でも唐揚げの人気が高いのは、ランチや夕食のおかず、晩酌のおつまみにもピッタリだからでしょう。

 また、唐揚げを手作りしようとすると、鶏肉をカットして下味をつけ、衣を準備し、揚げたあとも油やコンロの掃除など、なかなか手間がかかります。揚げ物ですから、ニオイも気になりますよね。その点、冷凍なら面倒な手間を省き、やわらかくジューシーな唐揚げを楽しむことができます。これが、最大のメリットではないでしょうか。

 1個だけ食べてあとは冷凍しておく、といった使い方もできますから、ちょっとだけおかずを足したいときにも便利。逆にいえば、いつ何個食べるか自由自在なので、お店で唐揚げを買う時より食べすぎてしまう恐れもあるので、気をつけましょう(笑)。

――冷凍唐揚げを、よりおいしく食べる方法はありますか?

川村 普通はレンジでチンすると思いますが、オーブントースターを使って温めると、揚げたてのようにパリッと仕上げることができますよ。おすすめのアレンジもありますので、のちほどご紹介します!

――今回は川村さんに、人気の冷凍唐揚げ5品を実際に食べて解説してもらいます!

◎ニチレイ「特から」415g

 冷凍唐揚げカテゴリーで「売り上げNo.1」を誇る商品。肉のうまみを閉じ込め、カラッと仕上げる新製法「三度揚げ」が特徴です。

◎味の素「ザ★から揚げ」270g

 “秘伝にんにく油”とジュワッと広がる肉汁が人気。ボリューム感があり、おつまみにもピッタリ!

◎マルハニチロ「WILDish若鶏から揚げ」100g

 袋のままレンジ調理が可能。「スタンディングパウチ」を採用しているので、お皿に盛り付けなくても食べられます。

◎ニチレイ「お弁当にGood! からあげチキン」126g

 着色料、保存料、化学調味料を使っていない商品。自然解凍でも食べられるという、ほかにはない特徴も。

◎ニッスイ「今日のおかず 若鶏の竜田揚げ」280g

 特製しょうゆで味付けした、香り豊かな唐揚げ。薄衣に仕上げているので、肉の食感も楽しめます。

――それではまず、圧倒的人気を誇る「特から」「ザ★から揚げ」の解説をお願いします。

川村 「特から」のお肉は大きめでプリッとジューシー、「三度揚げ」でうまみを閉じ込めている商品ですね。実際に食べてみると、丸大豆醤油の風味が効いていて、和風の味付けになっているので、ごはんにもよく合います。温かいごはん、レンジでチンした「特から」、そして、葉野菜を手でちぎってミニトマトなどを添えれば、ズボラな人でも立派な定食が完成しますよ!

 対する、味の素「ザ★から揚げ」は、にんにく油の風味が効いていて、食べ応えのある大きさの“ガッツリ系唐揚げ”。味もかなりしっかり付いているので、お酒のおつまみとして選ぶなら、「ザ★から揚げ」がおすすめですね。

――「WILDish若鶏から揚げ」は、調理や後片付けの簡単さがウケているようです。

川村 食器を洗うことすらしんどい時って、ありますもんね……。「WILDish若鶏から揚げ」のように、袋のまま温め可能、お皿に移さず食べられるのは、とても便利で助かると思います。また、内容量が100gと少なめで、一食で食べきれるサイズになっているので、特に一人暮らしの方には使い勝手がよさそう。

 大きいサイズを買うと、つい食べ過ぎてしまう人にも、こちらの商品はおすすめ。また、塩麴に漬けることで、お肉をやわらかくジューシーにしている点も良いですね。

――続いて、「お弁当にGood! からあげチキン」の解説をお願いします。

川村 「お弁当にGood! からあげチキン」は小ぶりの唐揚げなので、商品名の通り、お弁当のおかずとしてすごく便利。自然解凍で食べられるので、調理工程を省くことができるのもうれしいですね。やわらかいので、子どもから大人まで、どの年齢層にとっても食べやすい点も魅力的だと思います。

 ちなみに私も、夕食のおかずが寂しいと感じた時など、この「からあげチキン」を食卓に出してます! マヨネーズとケチャップを1:1で混ぜて唐揚げにつけ、レタスやキャベツと一緒に食べるとおいしいんです。カロリーは高くなるので食べすぎには注意ですが、ぜひお試しください。

――最後は「今日のおかず 若鶏の竜田揚げ」ですが、どんな特徴がありますか?

川村 ニンニクと生姜、醤油などの風味が味わえる竜田揚げですね。片栗粉の衣も薄めなので、お肉のジューシーさも魅力。ごはんにも合いますし、大根おろしを添えてさっぱりといただくのもおすすめです。薄切りにした玉ねぎとニンジン、ピーマンなどを甘酢で味付けしたものを、この竜田揚げの上にトッピングして、南蛮風にアレンジすることも可能。とってもおいしく野菜を補えて、一石二鳥ですよ。

 なお、「竜田揚げ」と「唐揚げ」の違いについては諸説あり、正確なことはわかりませんが、下味の付け方で区別する場合もあるようです。とはいえ、どちらも揚げているので、カロリーや栄養素には大きな差はないでしょう。

 今回紹介したもの以外にも、冷凍唐揚げはいろいろと食べましたが、最近の商品は袋にジッパーが付いていることが多いです。少しずつ使うことができて便利なだけでなく、匂い移りを防いだり、袋からこぼれ落ちる心配もないので、ジッパーに着目して商品を選ぶのもアリかもしれませんね。
(文:佐藤真琴)

川村郁子(かわむら・いくこ)
管理栄養士。中村学園大学栄養科学部栄養科学科卒業。九州の病院栄養士経験を経て独立。レストランのヘルシーメニュー監修、栄養専門学校講師、企業・大学での食育講演を行いながら、「コンビニや外食との上手な付き合い方」「15分で作れるかんたん栄養めし」の提案をしている。
インスタグラム:@shokuikuko/WEBサイト:「酒好きの食育

冷凍食品「唐揚げ」人気の5商品をプロがジャッジ! ニチレイ「特から」味の素「ザ★から揚げ」ほか実食レビュー&おすすめアレンジ

「おいしいごはんが食べたい、でも自炊するのはめんどくさい!」そんなズボラ女子の救世主といえば、コンビニ・ファミレス・ファストフード! 毎日の食事をおいしく楽チンにするため、“お酒とおつまみ大好き”管理栄養士・川村郁子先生に、さまざまなテーマに合わせた「おすすめメニュー」を聞いちゃいます。

冷凍唐揚げ5品、人気の秘密は一体!?

 「ごはんを作るのはめんどくさい。でも、買いに行くのもダルい……」こんな日にあると便利なものといえば、冷凍食品! 特に、おかずにもおつまみにもなる“唐揚げ”は、ストックしておくと何かと便利です。そこで今回は、人気の冷凍唐揚げ5品を、管理栄養士の川村先生が解説。実際に食べてみた感想、調理の手間やアレンジなどにも注目し、人気の理由を探りました。

――今、冷凍食品の中でも「唐揚げ」が特に人気なのはなぜだと思いますか?

川村郁子先生(以下、川村) ステイホームが続く今、在宅ワークの方は、家から一歩も出ない日もあるのでは。そんな中で、サッと用意できるごはんとして、冷凍食品はやはり便利ですよね。テイクアウトや宅配は、買いに行く手間や注文を待つ時間もありますが、冷凍食品ならストックさえあれば、電子レンジで温めるだけで食べることができます。中でも唐揚げの人気が高いのは、ランチや夕食のおかず、晩酌のおつまみにもピッタリだからでしょう。

 また、唐揚げを手作りしようとすると、鶏肉をカットして下味をつけ、衣を準備し、揚げたあとも油やコンロの掃除など、なかなか手間がかかります。揚げ物ですから、ニオイも気になりますよね。その点、冷凍なら面倒な手間を省き、やわらかくジューシーな唐揚げを楽しむことができます。これが、最大のメリットではないでしょうか。

 1個だけ食べてあとは冷凍しておく、といった使い方もできますから、ちょっとだけおかずを足したいときにも便利。逆にいえば、いつ何個食べるか自由自在なので、お店で唐揚げを買う時より食べすぎてしまう恐れもあるので、気をつけましょう(笑)。

――冷凍唐揚げを、よりおいしく食べる方法はありますか?

川村 普通はレンジでチンすると思いますが、オーブントースターを使って温めると、揚げたてのようにパリッと仕上げることができますよ。おすすめのアレンジもありますので、のちほどご紹介します!

――今回は川村さんに、人気の冷凍唐揚げ5品を実際に食べて解説してもらいます!

◎ニチレイ「特から」415g

 冷凍唐揚げカテゴリーで「売り上げNo.1」を誇る商品。肉のうまみを閉じ込め、カラッと仕上げる新製法「三度揚げ」が特徴です。

◎味の素「ザ★から揚げ」270g

 “秘伝にんにく油”とジュワッと広がる肉汁が人気。ボリューム感があり、おつまみにもピッタリ!

◎マルハニチロ「WILDish若鶏から揚げ」100g

 袋のままレンジ調理が可能。「スタンディングパウチ」を採用しているので、お皿に盛り付けなくても食べられます。

◎ニチレイ「お弁当にGood! からあげチキン」126g

 着色料、保存料、化学調味料を使っていない商品。自然解凍でも食べられるという、ほかにはない特徴も。

◎ニッスイ「今日のおかず 若鶏の竜田揚げ」280g

 特製しょうゆで味付けした、香り豊かな唐揚げ。薄衣に仕上げているので、肉の食感も楽しめます。

――それではまず、圧倒的人気を誇る「特から」「ザ★から揚げ」の解説をお願いします。

川村 「特から」のお肉は大きめでプリッとジューシー、「三度揚げ」でうまみを閉じ込めている商品ですね。実際に食べてみると、丸大豆醤油の風味が効いていて、和風の味付けになっているので、ごはんにもよく合います。温かいごはん、レンジでチンした「特から」、そして、葉野菜を手でちぎってミニトマトなどを添えれば、ズボラな人でも立派な定食が完成しますよ!

 対する、味の素「ザ★から揚げ」は、にんにく油の風味が効いていて、食べ応えのある大きさの“ガッツリ系唐揚げ”。味もかなりしっかり付いているので、お酒のおつまみとして選ぶなら、「ザ★から揚げ」がおすすめですね。

――「WILDish若鶏から揚げ」は、調理や後片付けの簡単さがウケているようです。

川村 食器を洗うことすらしんどい時って、ありますもんね……。「WILDish若鶏から揚げ」のように、袋のまま温め可能、お皿に移さず食べられるのは、とても便利で助かると思います。また、内容量が100gと少なめで、一食で食べきれるサイズになっているので、特に一人暮らしの方には使い勝手がよさそう。

 大きいサイズを買うと、つい食べ過ぎてしまう人にも、こちらの商品はおすすめ。また、塩麴に漬けることで、お肉をやわらかくジューシーにしている点も良いですね。

――続いて、「お弁当にGood! からあげチキン」の解説をお願いします。

川村 「お弁当にGood! からあげチキン」は小ぶりの唐揚げなので、商品名の通り、お弁当のおかずとしてすごく便利。自然解凍で食べられるので、調理工程を省くことができるのもうれしいですね。やわらかいので、子どもから大人まで、どの年齢層にとっても食べやすい点も魅力的だと思います。

 ちなみに私も、夕食のおかずが寂しいと感じた時など、この「からあげチキン」を食卓に出してます! マヨネーズとケチャップを1:1で混ぜて唐揚げにつけ、レタスやキャベツと一緒に食べるとおいしいんです。カロリーは高くなるので食べすぎには注意ですが、ぜひお試しください。

――最後は「今日のおかず 若鶏の竜田揚げ」ですが、どんな特徴がありますか?

川村 ニンニクと生姜、醤油などの風味が味わえる竜田揚げですね。片栗粉の衣も薄めなので、お肉のジューシーさも魅力。ごはんにも合いますし、大根おろしを添えてさっぱりといただくのもおすすめです。薄切りにした玉ねぎとニンジン、ピーマンなどを甘酢で味付けしたものを、この竜田揚げの上にトッピングして、南蛮風にアレンジすることも可能。とってもおいしく野菜を補えて、一石二鳥ですよ。

 なお、「竜田揚げ」と「唐揚げ」の違いについては諸説あり、正確なことはわかりませんが、下味の付け方で区別する場合もあるようです。とはいえ、どちらも揚げているので、カロリーや栄養素には大きな差はないでしょう。

 今回紹介したもの以外にも、冷凍唐揚げはいろいろと食べましたが、最近の商品は袋にジッパーが付いていることが多いです。少しずつ使うことができて便利なだけでなく、匂い移りを防いだり、袋からこぼれ落ちる心配もないので、ジッパーに着目して商品を選ぶのもアリかもしれませんね。
(文:佐藤真琴)

川村郁子(かわむら・いくこ)
管理栄養士。中村学園大学栄養科学部栄養科学科卒業。九州の病院栄養士経験を経て独立。レストランのヘルシーメニュー監修、栄養専門学校講師、企業・大学での食育講演を行いながら、「コンビニや外食との上手な付き合い方」「15分で作れるかんたん栄養めし」の提案をしている。
インスタグラム:@shokuikuko/WEBサイト:「酒好きの食育

大盛況の「唐揚げ専門」人気チェーン3店を格付け! プロのおすすめメニュー5選【から好し、からやま、から揚げの天才】

 「おいしいごはんが食べたい、でも自炊するのはめんどくさい!」そんなズボラ女子の救世主といえば、コンビニ・ファミレス・ファストフード! 毎日の食事をおいしく楽チンにするため、“お酒とおつまみ大好き”管理栄養士・川村郁子先生に、さまざまなテーマに合わせた「おすすめメニュー」を聞いちゃいます。

「唐揚げ専門店」が急増中! その理由を管理栄養士が解説

 いま最も熱い外食チェーン店といえば、「唐揚げ専門店」! 街を歩いていたらおいしそうな香りが誘う……なんて経験、ありませんか? お弁当のテイクアウトを行っている店舗も多く、ランチや夕飯時には、行列になっていることもしばしば。そこで今回は、大盛況の唐揚げチェーン店「から好し」「からやま」「から揚げの天才」のお弁当をピックアップし、栄養面から川村先生に“おすすめメニュー”を聞きました!

――最近、テイクアウトできる唐揚げチェーンが増えていますよね。何か理由があるんでしょうか?

川村郁子先生(以下、川村) コロナ禍でテイクアウトの需要が増えている中、食べごたえのある唐揚げは、ランチや晩ごはんのおかずにピッタリですし、晩酌のおつまみにもなるので、単身者からファミリーまで幅広い層に人気なのではないでしょうか。

 飲食店側の視点で見ると、「フライヤーでセットして揚げるだけ」というオペレーションの簡単さ、鶏肉の仕入れコストの安さ、回転効率の良さなどのメリットがあります。また、“揚げる”という面倒な調理工程をアウトソーシングできる、購入者側の利点も。今の時代に合ったメニューなのかもしれませんね。

――“キャベツの千切り”が入っているお弁当をよく見ますが、唐揚げとの相性はいいのでしょうか?

川村 唐揚げと一緒にキャベツを食べるのは、とってもいいことです! キャベツには食物繊維が含まれていて、食後の血糖値の急激な上昇を緩やかにする効果が期待でき、生活習慣病の予防にもつながります。また、千切りキャベツはシャキシャキとした歯ごたえがあるため、満腹中枢を刺激し、食べすぎを防止する効果も。そのほか、キャベツに含まれるビタミンUは、胃粘膜を保護する働きがあるため、揚げ物などのガッツリとした食事の時は、ぜひ一緒に摂りたいですね。

――では早速、「から好し」からおすすめメニューを教えてください。

川村 「おろしから揚げ弁当(ももから揚げ3個)」(637円/税込、以下同)は、キャベツと大根おろしが付いていて、野菜が補えていいですね。大根おろしには、ナトリウムの排出を助けるカリウムや、食物繊維が含まれています。また、生の大根に含まれるジアスターゼは、胃の負担を軽くする効果も期待できるため、「唐揚げをできるだけあっさり食べたい」という方におすすめ。私も唐揚げを食べる時は、大盛りの千切りキャベツや大根おろしなどを付けて、野菜もたっぷりと食べるようにしています。

 色の濃い野菜を補えるという点では、「極旨 ねぎ塩ダレ丼」(540円)もおすすめ。丼ものですので、ごはんの量は多くなりそうですが、ネギに含まれるβカロテンやカリウム、葉酸、食物繊維などを補うことができます。ネギは香味野菜なので、風味豊かに食べられるのも魅力的ですね。

――続いて「からやま」はどうですか?

川村 シンプルな味付けの「からやま弁当(梅)」(745円)でしょうか。こちらも「から好し」同様、キャベツが添えてあるのはうれしいですね。ここでは4個入りの「梅」をチョイスしていますが、5個入りの「竹」(853円)、6個入りの「松」(961円)が選べます。年齢や活動量など、ご自分の消費カロリーに応じて量を調整しましょう。

 丼ものであれば、白髪ネギがたっぷりと乗った「ネギ極ダレ丼」(637円)もいいのでは。ただし、「大判からあげ」が1枚どーんと乗っているので、カロリーは高くなりそうですね。

――最後に、「から揚げの天才」のおすすめメニューを教えてください。

川村 「から揚げの天才」は、タレントのテリー伊藤さんがこだわっているという、玉子焼きと唐揚げが両方楽しめるのが特徴。卵に含まれるタンパク質、亜鉛、さらにビタミンB群なども少量ですが補えます。こってりとした唐揚げの箸休めとして、あっさりと旨味のある玉子焼きを楽しめる点は魅力的です。

 残念ながら、野菜が一緒に摂れるメニューは少ないですが、「天才のからあげ丼」(Rサイズ、430円)にはキャベツが乗っているよう。さらに、温玉も添えてあるので、たんぱく質やビタミンB群など、卵の栄養素を一緒に補えます。

唐揚げチェーン店、“おすすめランキング”第1位は……?

――「から好し」「からやま」「から揚げの天才」の弁当メニューを比較して、“おすすめランキング”を発表してください!

川村 第1位は「から好し」です。やはり、キャベツと大根おろしを一緒に食べられるメニューが決め手ですね。第2位は「からやま」で、こちらも基本的にキャベツが添えてあるのがポイント。また、サイドメニューにサラダがあるので、野菜不足を感じる方は、追加で注文することもできます。

 そして第3位は「から揚げの天才」。唐揚げの味付けがいろいろと楽しめたり、ほかの店にはないメニューの面白さは魅力的ですが、野菜が補えるメニューが少なかったため、この順位にさせていただきました。

 今回は、「唐揚げと野菜のバランス」というポイントを重視して選びましたが、実際には、ごはんの進む甘辛タレで食べたい時も、こってりしたタルタルソースで味わいたい時もありますよね。店舗によって唐揚げの食感や下味にも違いがあるので、自分の好みを探すのもいいと思います。唐揚げをガッツリ食べた日の翌日は、あっさりとしたメニューにしたり、運動量を増やしたりしながら、バランスを考えて食事を楽しみましょう!
(文:佐藤真琴)

川村郁子(かわむら・いくこ)
管理栄養士。中村学園大学栄養科学部栄養科学科卒業。九州の病院栄養士経験を経て独立。レストランのヘルシーメニュー監修、栄養専門学校講師、企業・大学での食育講演を行いながら、「コンビニや外食との上手な付き合い方」「15分で作れるかんたん栄養めし」の提案をしている。
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人気うどんチェーン、「春限定メニュー」全7品をプロがレビュー! 「優秀」と高評価のNo.1は?【はなまる、丸亀製麺】

「おいしいごはんが食べたい、でも自炊するのはめんどくさい!」そんなズボラ女子の救世主といえば、コンビニ・ファミレス・ファストフード! 毎日の食事をおいしく楽チンにするため、“お酒とおつまみ大好き”管理栄養士・川村郁子先生に、さまざまなテーマに合わせた「おすすめメニュー」を聞いちゃいます。

「はなまるうどん」「丸亀製麺」“春限定メニュー”No.1はコレ!

 人気うどんチェーン「はなまるうどん」「丸亀製麺」から、春限定のメニューがそれぞれ新登場! 「この時期しか食べられない」と思うと、どうしても気になってしまいますよね。そこで今回は、管理栄養士の川村先生が、「はなまるうどん」と「丸亀製麺」の春限定メニューを全商品解説。最後に、栄養面から見て最も優れているメニューを、一品だけ選んでもらいました。

――サッと食事を済ませたいときに選びがちなうどんですが、正直、“栄養たっぷり”という印象はありません……。

川村郁子先生(以下、川村) そうですね、うどんは忙しいときでも手軽に食べられるよさはあるものの、野菜が不足しがちなメニューです。トッピングでネギが入っている場合もありますが、天ぷらやかき揚げなど、揚げ物で野菜を摂ることが多いですね。なるべく脂質が少ない調理法で、ゆでた青菜や生の野菜が追加できるお店があればうれしいですが……。野菜に含まれるβカロテン、ビタミンC、食物繊維、カリウムなどをプラスして、炭水化物がメインになりがちなうどんの全体的なバランスを整えたいところです。

 また、うどんはツルンとしたのど越しも魅力ですが、早食いになりやすいのが難点。なるべくよく噛んで食べるようにしましょう。よく噛むことで満足感が増して、食べすぎ防止になります。

はなまるうどん、春メニューは“腸活”にもおすすめ!

――それではさっそく、「はなまるうどん」から春限定メニューの解説をお願いします。

川村 はなまるうどんの春メニューは、「とろ玉」シリーズ3品ですね。先ほども言ったように、うどんは野菜が不足しがちなので、3品すべてにオクラが入っているのはうれしいポイントです。

 「とろ玉牛肉ぶっかけ」(小・690円/税込、以下同)は、甘辛く味付けされた牛肉と、オクラの入ったとろろが一緒に楽しめる一品。牛肉や卵のタンパク質、鉄、ビタミンB群、そして、オクラ入りとろろの食物繊維、カリウムなどを補うことができます。甘辛く煮た牛肉は食欲をそそりますが、糖質が高くなるので注意しましょう。

 「とろ玉わさび豚しゃぶぶっかけ」(小・590円)は、豚しゃぶをわさびの風味で味わえる、あっさりとしたうどんです。しゃぶしゃぶにすることで、肉の脂肪を減らすことができるのは魅力的。また、「とろ玉牛肉ぶっかけ」同様、豚肉に含まれるタンパク質、ビタミンB群、オクラ入りとろろで食物繊維、カリウムなどが補えます。

 最後の「とろ玉めかぶ納豆ぶっかけ」(小・590円)は、オクラ入りとろろだけでなく、めかぶ、納豆と“ネバネバ食材”をたっぷり堪能できていいですね。どれも食物繊維を多く含む食材なので、腸の働きを整える“腸活”をしたい方にもおすすめのメニュー。また、めかぶや納豆は咀嚼の回数が増える食材なので、早食いを抑えられるのも魅力的です。卵と納豆でタンパク質を補えますし、かつお節が入ることで旨味もプラスされています。

――続いて、「丸亀製麺」の春限定メニューについて解説をお願いします。

川村 丸亀製麺の春限定メニュー4品のうち、3品が辛味を利かせた味付けなのは面白いですね。まず、「うま辛担々うどん」(並・670円)は、ごまペースト入りのだしに、鶏と豚のそぼろ、ラー油とかつお粉が入っている、濃厚なメニュー。そぼろに含まれるタンパク質やビタミンB群、青菜のβカロテン、食物繊維などを摂取することができます。また、ごまペーストには、カルシウムやマグネシウム、鉄などのミネラル類が含まれているのも注目ポイントです。

 「辛辛担々うどん」(並・690円)は、「うま辛担々うどん」に“辛ジャン”が加わったピリ辛メニュー。辛いものが好きな方は、つい選びたくなる一品のハズ。ただし、辛ジャンが加わることで、塩分が若干プラスされることは覚えておきましょう。

 「あさりうどん」(並・630円)は、あさりに含まれる鉄、亜鉛、ビタミンB群などを摂取することができます。ワカメで食物繊維を補えるのは、とてもうれしいですね。殻付きあさりのだしでいただくメニューなので、貝類のうま味成分である“コハク酸”も摂れますよ。余談ですが、殻付きあさりを使用しているので、私のようにあさりの身を外すのが苦手な人は、一つひとつ外して食べることで、早食い防止につながるかもしれません(笑)。

 「辛辛あさりうどん」(並・690円)は、「あさりうどん」に唐辛子がプラスされた商品。あさりの旨味と唐辛子の辛味を合わせて楽しめるのがいいですね。唐辛子には、辛味成分のカプサイシンやβカロテンが含まれていますが、大量に食べると胃粘膜を傷つけてしまうことがありますので、食べすぎには注意してください。

――それでは、「はなまるうどん」「丸亀製麺」の春限定メニューで“No.1”を選ぶならどれですか?

川村 どちらのお店にもいいところがありますし、期間限定商品なので、基本的には好きなメニューを堪能してほしいです。一つ選ぶならば、はなまるうどんの「とろ玉めかぶ納豆ぶっかけ」が栄養面では優秀でした。不足しがちなタンパク質やビタミン、ミネラル、食物繊維も補える、素敵なメニューだと思います。動物性、植物性の食材がバランスよく摂れるという点でも、イチオシしたいです!

 ただし、何度も言っているように、うどんは早食いが難点! ネバネバ食材がたっぷり使われている「とろ玉めかぶ納豆ぶっかけ」は特にのど越しがよく、どんどん箸が進んでしまうと思うので、よく噛んで食べることを意識しましょう。
(文:佐藤真琴)

川村郁子(かわむら・いくこ)
管理栄養士。中村学園大学栄養科学部栄養科学科卒業。九州の病院栄養士経験を経て独立。レストランのヘルシーメニュー監修、栄養専門学校講師、企業・大学での食育講演を行いながら、「コンビニや外食との上手な付き合い方」「15分で作れるかんたん栄養めし」の提案をしている。
インスタグラム:@shokuikuko/WEBサイト:「酒好きの食育

サイゼリヤ「500円ランチ」No.1メニューをプロが発表! “迷った時”に役立つ「商品の選び方」も伝授

「おいしいごはんが食べたい、でも自炊するのはめんどくさい!」そんなズボラ女子の救世主といえば、コンビニ・ファミレス・ファストフード! 毎日の食事をおいしく楽チンにするため、“お酒とおつまみ大好き”管理栄養士・川村郁子先生に、さまざまなテーマに合わせた「おすすめメニュー」を聞いちゃいます。

サイゼリヤ、高コスパの“ワンコインランチ”登場! 最も優秀なメニューを発表

 この春、サイゼリヤが新メニューの展開を発表しました。中でも、「税込500円」で食べられる高コスパのワンコインランチは大注目! 人気のスパゲッティやドリア、ハンバーグなど多彩なメニューに、サラダとスープまで付いてこの価格とは驚きです。今回は、そんな“最強ランチ”を管理栄養士の川村先生に見てもらい、栄養的にもコスパ的にもおすすめのメニューをピックアップしてもらいました!

――サイゼリヤのワンコインランチ、安さばかりに目が行きがちですが、川村先生はどんな印象を持ちますか?

川村郁子先生(以下、川村) 500円でサラダとスープが付いてくるのは、大変おトク感がありますね。栄養面では、やはり野菜の量が気になるところですが、少量だったとしても、コスパ的には十分評価できますね。具材に野菜を使ったランチメニューもありますので、バランスを考えながら上手に選んでほしいです。

 500円という価格なら、もっと野菜を食べたいと思った時に、グランドメニューの中からサラダを追加注文しやすいのもうれしい。それでも、サイゼリヤなら普通のランチよりおトクに楽しめると思います。

――「スパゲッティ」「米料理」「グリル」と3種類ありますが、どれを選べばいいのでしょうか?

川村 選ぶ基準がいろいろありますが、例えば「咀嚼」という視点で見ると、基本的には、麺類よりもお米のほうが噛む回数が増えます。咀嚼の回数が増えると満足感を得ることができ、食べすぎ防止につながりますよ。

 また、タンパク質をしっかり摂りたい方は、肉がメインのグリルを選ぶといいですね。サイドメニューにほうれん草とコーンが付いているので、βカロテンや食物繊維を補えるのも魅力的。その日の気分や好みで選んで問題ないですが、こうした知識があると、迷わなくていいかもしれません。

――では、「スパゲッティ」「米料理」「グリル」からおすすめメニューを1品ずつ選んでください!

スパゲッティ「ほうれん草のスパゲッティ」

川村 「スパゲッティアラビアータ」と「ナスのミートソーススパゲッティ」も野菜が入っていますので、栄養面では十分魅力的です。しかし、ほうれん草には日頃不足しがちな鉄やマグネシウム、カルシウムなどのミネラル類が多く含まれているので、こちらをおすすめに選びました。食物繊維やビタミンB2などを含む海苔がトッピングされているのも、うれしいポイントです。

米料理「いろどり野菜のミラノ風ドリア」

川村 こちらのメニューは、パプリカなどの野菜が入った一品。サイゼリヤの人気メニュー「ミラノ風ドリア」を味わいながら、野菜のβカロテンやカリウム、食物繊維などの栄養素を補える点が高評価です。地域によっては「半熟卵のミラノ風ドリア」に替わるようですが、その場合は、卵のタンパク質が補えますよ。

グリル「鶏肉のトマトソース煮込み」

川村 グリルのメニューはどれも食材の彩りがよく、素晴らしいです。いろいろな食材が使われ、その栄養素を摂取できることにつながりますので、迷った時には彩り豊かなメニューを選ぶのが、一つのテクニックです。

 そんなグリルの中でも、特に「鶏肉のトマトソース煮込み」がいいですね! 鶏肉のタンパク質、ビタミンB群、チーズのカルシウム、トマトのβカロテン、カリウム、ほうれん草の鉄、ビタミンK、コーンの食物繊維など、いろんな栄養素が補えます。ハンバーグも魅力的なのですが、総合的にバランスの整った「鶏肉のトマトソース煮込み」を選びました。

――おすすめに選んだ3品の中から、“No.1メニュー”を選ぶならどれですか?

川村 「鶏肉のトマトソース煮込み」ですね。決め手はやはり、タンパク質をしっかり摂れて、ビタミンやミネラルも補える総合的なバランスが、ほかの2品より上回っていました。もちろん、「ほうれん草のスパゲッティ」「いろどり野菜のミラノ風ドリア」も悪くないですし、コスパという面では本当に甲乙つけがたい。この価格帯で実現できるメニューとしては、どれも優秀なので、機会があれば私もぜひ利用したいです!
(文:佐藤真琴)

川村郁子(かわむら・いくこ)
管理栄養士。中村学園大学栄養科学部栄養科学科卒業。九州の病院栄養士経験を経て独立。レストランのヘルシーメニュー監修、栄養専門学校講師、企業・大学での食育講演を行いながら、「コンビニや外食との上手な付き合い方」「15分で作れるかんたん栄養めし」の提案をしている。
インスタグラム:@shokuikuko/WEBサイト:「酒好きの食育