ファミリーマート・セブン・ローソン「濃厚ミルクアイス」3選! 大手コンビニのスイーツをプロがジャッジ

 8月21日放送の『ジョブチューン』(TBS系)で、ファミリーマートのスイーツが取り上げられる。超一流スイーツ職人が同社イチ押しのスイーツをジャッジする内容で、今夏話題のマリトッツォをイメージした「クリームシフォン マリトッツォ風」や、ファミマ史上最速で100万個を売り上げた「バタービスケットサンド」などが評価されるようだ。

 コンビニスイーツといえば、夏に恋しいアイスクリームも押さえておきたいところ。大手コンビニがそれぞれオリジナルの商品を展開しているが、ワッフルコーンを使用した「濃厚ミルクアイス」が近年は人気を集めている。そこで、ファミリーマート・セブン-イレブン・ローソン3社の濃厚ミルクアイスについて管理栄養士が評価した記事を、あらためて再掲したい。

※商品情報は2020年7月10日時点のものとなります。

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「おいしいごはんが食べたい、でも自炊するのはめんどくさい!」そんなズボラ女子の救世主といえば、コンビニ・ファミレス・ファストフード! 毎日の食事をおいしく楽チンにするため、“お酒とおつまみ大好き”管理栄養士・川村郁子先生に、さまざまなテーマに合わせた「おすすめメニュー」を聞いちゃいます。

セブン-イレブン、ローソン、ファミリーマート、“ミルク感”が楽しめるコンビニアイス3選

 暑い日に食べたくなるスイーツといえば、やっぱりアイス! 最近は、“某高級アイス”に引けを取らないクオリティのコンビニアイスも多数発売されており、人気を博しています。ということで今回は、管理栄養士の川村先生に、コンビニアイスを比較していただきました。

――正直、「アイスで栄養を摂ろう」と考えたことはないのですが……摂取できる栄養素はどのようなものがありますか?

川村郁子先生(以下、川村) アイスの主な原材料は乳製品なので、乳に含まれるカルシウムやマグネシウムなどのミネラル、レチノール(ビタミンA)、ビタミンB1、B2、B6などのビタミン類を摂取することができます。例えば、一般的なアイスクリーム(高脂肪)100gの場合、カルシウムは130mg、ビタミンB2は0.18mg含まれており、アイスからも栄養を摂ることができます。

――「セブン-イレブン」「ローソン」「ファミリーマート」でも、各店オリジナルのアイスクリームが販売されています。3店とも、“ワッフルコーン”を使ったミルクアイスクリームを展開していますね。

川村 しかも、価格帯が200~300円と少しお高め。どれも「コクのある味わい」「ミルクのしっかりとしたおいしさ」「濃厚なミルク」といった宣伝文句が使われていますが、これらは「乳成分がどれだけ多いか」で決まります。

――では、大手コンビニ3店で販売されている各店オリジナルの“ワッフルコーン”のミルクアイスクリーム9品から、ミルクのおいしさを楽しみつつ、栄養も摂れる商品を3つ選んでください!

川村 まず一番におすすめしたいのは、セブン-イレブン「金のワッフルコーン ミルクバニラ」(180ml/税込300円)です。1個当たりのカロリーは316kcalとやや高いですが、無脂乳固形分が10%と多く、乳由来の栄養素もしっかりと摂取できます。タンパク質も5.4gと、今回比較したアイスクリームの中では多いほうですね。

 パッケージに表記されている「原材料名」は、使用量が多い順番で書かれているのですが、この商品は最初に「乳製品」、次に「牛乳」とあります。ほかの商品は「乳製品」「氷砂糖」と並ぶ場合が多いため、「金のワッフルコーン ミルクバニラ」は、特にしっかりとしたミルクの味わいが楽しめるのではないでしょうか。ただし、ミルクたっぷり=乳脂肪分も多いので、食事で脂質控えめのメニューを選ぶなどして調節しましょう。

 二つ目は、ファミリーマート「ワッフルコーン 北海道ミルクバニラ」(185ml/税込194円)。無脂乳固形分が9.5gと9品の中でも多く、ミルクの味わいも、乳製品の栄養素にも満足できるでしょう。

 また、ローソン「ウチカフェ 濃厚ミルクワッフルコーン」(180ml/税込220円)も、これと引けを取らない商品だと思います。無脂乳固形分は9.3gでファミマより若干低いですが、どちらも製造元がロッテなので、原材料は大きく変わらないはず。ファミマとローソンなら、この2つは味の好みと値段で選んでいただくのがいいですね。

 アイスクリームは“心の栄養”になりますが、砂糖や乳脂肪も入っていますので、食べ過ぎには注意。いつもより多めに体を動かすなどして、バランスをとりましょう。
(文:佐藤真琴)

■川村郁子(かわむら・いくこ)
管理栄養士。中村学園大学栄養科学部栄養科学科卒業。九州の病院栄養士経験を経て独立。レストランのヘルシーメニュー監修、栄養専門学校講師、企業・大学での食育講演を行いながら、「コンビニや外食との上手な付き合い方」「15分で作れるかんたん栄養めし」の提案をしている。
インスタグラム:@shokuikuko/WEBサイト:「酒好きの食育」 https://shokuikuko.net/

「カルディ」は“パンのお供”だけじゃない! 「成城石井」と合わせてプロが選ぶ、おいしくてヘルシーな“酒のつまみ”8選

 8月20日放送の『ウワサのお客さま』(フジテレビ系)で、カルディコーヒーファームが取り上げられる。輸入食品など、個性豊かな商品を取り扱う同店にほぼ毎日足を運び、すべての商品を知り尽くしているという「日本一のカルディマニア」が、おすすめを紹介するようだ。

 最近では、SNSで“バズった”ことから売り切れになる商品も多く、食パンにぬって焼くだけでカレーパンの味わいが楽しめる「ぬって焼いたらカレーパン」など、“パンのお供”が特に人気。また、コロナ禍で家飲み需要が増加したことにより、おつまみを購入する人も多いようだ。そこで今回は、管理栄養士が「成城石井」と合わせておすすめ商品を紹介した記事を再掲したい。

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「おいしいごはんが食べたい、でも自炊するのはめんどくさい!」そんなズボラ女子の救世主といえば、コンビニ・ファミレス・ファストフード! 毎日の食事をおいしく楽チンにするため、“お酒とおつまみ大好き”管理栄養士・川村郁子先生に、さまざまなテーマに合わせた「おすすめメニュー」を聞いちゃいます。

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「カルディコーヒーファーム」VS「成城石井」“お酒のつまみ”買うならどっち!?

 輸入食品や、“ちょっとお高め”の惣菜などが人気のお店といえば、カルディコーヒーファームと成城石井。どちらもオンラインストアが充実しており、見ているだけで楽しくなっちゃいます。また、ネットでもワインやビール、洋酒が買えるのもうれしいポイント。そこで今回は、おうちでゆっくりお酒を飲むときに選びたい「1人用おつまみ」を、管理栄養士の川村先生に栄養的視点から紹介してもらいました。

――まず、おつまみは何を基準に選ぶとよいのでしょうか?

川村郁子先生(以下、川村) 正直に言いますと、私自身、「お酒は楽しむもの」という考えがあるので、おつまみを選ぶときに健康や栄養のことを細かく考えているわけではありません(笑)。ですから今回は、私も実際によく購入している、ヘルシーなおつまみをご紹介しますね。

 おやつやおつまみは“ご褒美”ですから、食べたいものを食べるのが一番! どうしても食べたいものがあるときは、我慢せずにそれを選んでください。ただ、おいしくて栄養も摂れる“一石二鳥”なおつまみもありますから、「どうせ買うならこっち」といった感じで、参考にしていただけばと思います。

――それでは先攻、「カルディコーヒーファーム」のおすすめおつまみを教えてください。

カルディおすすめ・その1「味付旨たまご(うずら)12個入」(税別390円)

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川村 うずらの卵にしょうゆや旨味が染み込んだ、ミニ味玉のようなおつまみです。1個あたりのカロリーは14kcalで、卵の栄養素であるタンパク質などを補いつつ、脂質の少ないあっさりとしたおつまみとして楽しむことができます。揚げたり、衣をまとったりはしていませんが、旨味があるのでお酒が進みますよ。個包装になっているので、食べたいときにちょっとずつつまめるのも魅力ですね。

 ちなみに、成城石井にも和風だしで味付けされた「成城石井 特選味付うずらのたまご 20個」(税別690円)と、塩だれで煮込んだ「味楽乃里 塩だれうずらたまご 22個」(税別690円)という、カルディと同じような商品があります。こちらも旨味がきいておいしいですし、あっさりとしていておすすめです。

カルディおすすめ・その2「前田製菓 五穀たっぷりクラッカー 70g」(税別100円)

川村 クラッカーは基本的に、小麦粉・バター・塩で作られていますが、この商品は小麦粉に加えて、全粒粉や玄米、黒胡麻などを使用しているためとても香ばしく、風味が豊かです。全粒粉や玄米は、精製された小麦粉や白米と比較すると、ビタミンB1やミネラルなどの栄養素が多く含まれる食材。五穀の香りとザクザクとした食感が楽しめ、さらに栄養も補える、お得でお手軽なおつまみです。シンプルな塩味がついているので、そのまま食べても十分おいしいですが、カッテージチーズなどをのせて食べるのもいいですね。

カルディおすすめ・その3「無敵おつまみカワハギ骨せんべい 14g」(税別137円)

川村 魚の骨を丸ごと食べられるこちらの商品も、サクサクとした食感を楽しめて、カルシウムも補えます。1人でも食べやすいプチサイズになっているのと、1袋あたり48kcalとヘルシーなのもうれしいポイント。ただし、骨が喉や口内に刺さらないよう、よくかんで食べましょう! よくかみ砕くことで満腹中枢を刺激し、肥満防止にもつながるので一石二鳥ですよ。

カルディおすすめ・その4「カモ井 ゆでピーナッツしょうゆ味 100g」(税込188円)

川村 しっとりとした食感を楽しむおつまみなら、これがおすすめ。しょうゆの風味とピーナッツのコクがマッチして、ビールや焼酎、日本酒などともよく合います。そのまま食べてもおいしいですが、私はサラダにのせたりしていますよ。

 ピーナッツはもともと脂質を多く含む食品なので、1袋(100gあたり)脂質29.7g、カロリーもちょっと高めの358kcalとなっていますが、食物繊維が5.0gと多く含まれています。普段の食生活で野菜などが不足している人は、おつまみで食物繊維を補うのもいいでしょう。

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――それでは後攻、「成城石井」のおすすめおつまみを教えてください。

川村 納豆好きの方にぜひ食べてほしいおつまみが、「成城石井 手巻納豆 三種ミックス 170g」です! 揚げた納豆を海苔で巻いたもので、サクサク・パリパリとした食感と、納豆の旨味を楽しめます。揚げているので、100gあたり557kcalと高めですが、納豆にはビタミンB1やマンガン、カルシウムや鉄、ビタミンKなどさまざまな栄養素が含まれています。それに、水溶性食物繊維を含む海苔と一緒に食べることで、アルコールの吸収を緩やかにする効果も期待できるので、おつまみには最適。梅味やチーズ味など、味付けのバリエーションを楽しめるのも魅力的ですね。

成城石井おすすめ・その2「ペール・オリーブ オリーブ&チーズ 150g」(税別899円)

川村 ビタミンEやオレイン酸を含むオリーブの塩漬けと、タンパク質やビタミン、カルシウムを含むチーズの組み合わせです。ビタミンEは抗酸化力が高く、アンチエイジングに欠かせない栄養素なので、ぜひ補っておきたいところ。ただし、オリーブは塩で漬けてあるので、当然塩分が高くなります。食べすぎないように注意しましょう。

成城石井おすすめ・その3「成城石井 スモークサーモンスライス 150g」(税別999円)

川村 定番のおつまみとして人気の高いスモークサーモンには、タンパク質や必須脂肪酸などが含まれています。スモークの風味が香ばしく、そのままでも食べられますし、サラダやクラッカーのトッピングなど、さまざまな料理に活用できるのもうれしいですね。

成城石井おすすめ・その4「成城石井 おさかなスナックコレクション パリパリわかめ 63g」(税別390円)

川村 成城石井のオリジナルおつまみシリーズ「おさかなスナックコレクション」の中から、甘辛い味付けの乾燥わかめを選びました。わかめには食物繊維が多く含まれていますが、水分を含むとかさが増えるため、少量で満足感を得られる乾燥わかめは、栄養も補いやすいです。スナック菓子のようにパリパリと海藻を食べられるというのが、このおつまみのいいところ。カロリーは1パック63gあたり283kcalですが、食塩相当量は3.4gと比較的多め。一度に全部食べないで、何回かに分けて食べるようにしましょう。

――最後に、「カルディ」と「成城石井」でおつまみを買うなら、どちらを選ぶといいですか?

川村 規格や価格などが違うので、おうちの近所にあったり、好みで選ぶのがいいと思いますが、「1人用おつまみ」という視点で見ると、少量のおつまみが豊富で価格もリーズナブルな、「カルディコーヒーファーム」がいいと思います。成城石井もおいしいおつまみがいろいろとありますが、1袋の個数や分量が多めなので、家族やお友達とみんなでワイワイ楽しむときのおつまみという印象。「ついつい、1人で全部食べちゃった!」という食べすぎの心配もありますから、少量でも購入できるというのは、選ぶときのポイントになるでしょう。

 成城石井は生鮮食品やお惣菜のバリエーションが豊富なので、「しっかり食べるおかず系おつまみ」は成城石井、「軽いスナック系おつまみ」はカルディといったように、気分や用途で使い分けるのもアリですね。また、うずらの味付け卵のように、カルディと成城石井のどちらでも手に入る商品もありますので、食べ比べてみるのも面白いのでは。栄養のことを頭の片隅に置きつつ、ぜひ、お気に入りおつまみを見つけてください!
(文:佐藤真琴)

■川村郁子(かわむら・いくこ)
管理栄養士。中村学園大学栄養科学部栄養科学科卒業。九州の病院栄養士経験を経て独立。レストランのヘルシーメニュー監修、栄養専門学校講師、企業・大学での食育講演を行いながら、「コンビニや外食との上手な付き合い方」「15分で作れるかんたん栄養めし」の提案をしている。
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※2020年9月18日初出の記事に再編集を加えています。

モスバーガー・サブウェイ・フレッシュネスバーガー、プロがおすすめメニュー発表! “野菜が摂れる”ファストフード店1位は?

 8月15日放送の『坂上&指原のつぶれない店』(TBS系)で、モスバーガーが取り上げられる。「崖っぷちからの大復活チェーン店『モスバーガー』」とのテーマで、2018年に9億円の赤字を出したという崖っぷちからの復活を紹介するようだ。

 近年の高級食パンブームに乗って販売した完全予約制のオリジナル食パンも話題のモスバーガーだが、同社といえば「野菜」も魅力の一つだろう。そんなモスバーガーの野菜メニューについて、管理栄養士が他社のファーストフード店と比較した記事を再掲したい。

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「おいしいごはんが食べたい、でも自炊するのはめんどくさい!」そんなズボラ女子の救世主といえば、コンビニ・ファミレス・ファストフード! 毎日の食事をおいしく楽チンにするため、“お酒とおつまみ大好き”管理栄養士・川村郁子先生に、さまざまなテーマに合わせた「おすすめメニュー」を聞いちゃいます。

モスバーガー・サブウェイ・フレッシュネスバーガー、最も野菜が摂れる店はどこ!?

 「ファストフードは野菜不足になる」……そんなイメージはもう古い! 手軽にたっぷり野菜が食べられるファストフード店、実は結構多いんです。中でも、「モスバーガー」「サブウェイ」「フレッシュネスバーガー」は、健康を気にする人にも人気。そこで今回は、管理栄養士の川村先生に、「野菜が摂れるファストフード店」のランキングを発表してもらいました。

――「健康のために野菜が必要」と漠然と感じていますが、実際のところ、1日どのくらいの量を食べるべきなのでしょうか?

川村郁子先生(以下、川村) 厚生労働省の資料「健康日本21」によると、1日当たりの野菜摂取目標量は、350gと掲げられています。イメージとしては、両手いっぱいの生野菜を1日に3回食べるという感じ。つまり、朝・昼・夕食の3食それぞれ、両手1杯分の野菜を取り入れるのが理想的だといえます。

 その中でも、βカロテンを多く含む緑黄色野菜を多く摂れるといいですね。両手1杯のうち1/3以上を、トマトやほうれん草、ブロッコリーなどの緑黄色野菜にできればベスト。「レタス×トマト」「キャベツ×ニンジン」といったように、赤や緑、黄色、黄緑、白など、いろんな色の野菜を選ぶように意識してみましょう。

――手軽に野菜が摂れるファストフード店も増えています。モスバーガーでは、「菜摘(なつみ)」というメニューが話題になりました。

川村 バンズの代わりにレタスで肉のパティを包んだバーガーですよね。さまざまなメニューが展開されていますが、「モスの菜摘(なつみ)モス野菜」(368円/税込、以下同)がおすすめ。シャキシャキとした歯ごたえが楽しめるレタスやトマトだけでなく、肉のパティでタンパク質を補うこともできます。炭水化物は11.5gと、普通のバーガーに比べると抑えられていますので、糖質をセーブしたい方でも選びやすいメニューでしょう。

 また、一部店舗限定のメニューですが、バンズにほうれん草が練りこまれている「グリーンバーガー」(591円)もいいですね。食物繊維が3.7gと多いのが魅力だと思います。サイドメニューを選ぶなら、「ミネストローネ」や「クラムチャウダー」(316円)などを合わせましょう。食物繊維や魚介類、豆類のミネラルをプラスでき、体も温まりますよ。

――野菜のトッピングができるサブウェイも、健康志向の人に人気が高いファストフード店です。

川村 サブウェイのメニューは、レタスやトマト、ピーマンにオニオンなど、緑黄色野菜と淡色野菜がどちらも補えて魅力的。「野菜多め」とオーダーすると、通常の2倍程度増量してもらえるのもうれしいですよね。

 サンドイッチメニューの中では、脂質は抑えめながら、野菜もタンパク質も補える「ローストチキン」(429円)がおすすめ。タンパク質をさらにしっかり摂りたい方は、クリームタイプのチーズがプラスされた「チーズローストチキン」(495円)を選ぶといいでしょう。

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 また、ドレッシングは8種類から選べますが、カロリーは結構変わってきます。例えば、「シーザードレッシング」を選ぶと39kcalですが、「チリソース」は3kcal。ドレッシングだけで36kcalも違いが出るので、注意したいポイントです。

フレッシュネスバーガーは「サイドメニュー」が優秀

――最後に、フレッシュネスバーガーのおすすめメニューを教えてください。

川村 フレッシュネスバーガーは、定番の「クラシックバーガー」(500円)がいいですね。とてもシンプルな一品ですが、1個当たりのカロリーは532kcalで、パティも113gと大きめ。1個で満足感を得やすいので、食べ過ぎの心配をしなくてもいいでしょう。また、全てのバーガーで「低糖質バンズ」が選べるのもポイント。このバンズに変えるだけで、カロリーをカットしつつ、食物繊維が増やせますよ。

 また、フレッシュネスバーガーはサイドメニューがとてもいいです。1日に必要な野菜の3分の1が摂れる「ベジタブルスープ」(380円)は具だくさんで、手軽にたっぷり栄養を補えます。ほかの店舗では珍しい、きのこの入った「マッシュルームクリームスープ」(380円)もおすすめ。きのこはカリウムや食物繊維、ビタミンB群などが含まれていますので、積極的に食事に取り入れてほしいです。

――では、「野菜が摂れるファストフード店」3店舗のおすすめ順を発表してください!

川村 野菜を増量できる、サブウェイがおすすめNo.1ですね。チキンやツナ、卵、ローストビーフなど、好きな具材を選べて野菜もしっかり摂れるので、とてもいいと思います。緑黄色野菜と淡色野菜のバランスもよく、野菜不足を感じたら、ぜひサブウェイを利用してみてください。モスバーガーとフレッシュネスバーガーは、それぞれ違う面で魅力的なメニューがあるので、同率2位とさせていただきます。

 ファストフードとはいえ、どの店舗も工夫次第で野菜をたっぷり食べることが可能。好きなパティやバンズ、ソースの味を楽しみながら、おいしくしっかり野菜を補いましょう!
(文:佐藤真琴)

■川村郁子(かわむら・いくこ)
管理栄養士。中村学園大学栄養科学部栄養科学科卒業。九州の病院栄養士経験を経て独立。レストランのヘルシーメニュー監修、栄養専門学校講師、企業・大学での食育講演を行いながら、「コンビニや外食との上手な付き合い方」「15分で作れるかんたん栄養めし」の提案をしている。
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※2021年1月15日初出の記事に再編集を加えています。

3大コンビニ、「サラダ」がグングン進化中! プロが選ぶ「ダイエット中にピッタリ」「食物繊維が豊富」目的別9選

「おいしいごはんが食べたい、でも自炊するのはめんどくさい!」そんなズボラ女子の救世主といえば、コンビニ・ファミレス・ファストフード! 毎日の食事をおいしく楽チンにするため、“お酒とおつまみ大好き”管理栄養士・川村郁子先生に、さまざまなテーマに合わせた「おすすめメニュー」を聞いちゃいます。

ローソン、ファミリーマート、セブン-イレブン、進化した「サラダ」をチェック!

 昨今、コンビニサラダの“進化”が目覚ましいのをご存じですか? 補いたい栄養素や、食べたい量など、目的に合わせてメニューを選べるようになっており、かなり種類が豊富なんです。そこで今回は、大手コンビニ3社で買えるサラダに注目。「手軽に栄養が摂れる」「タンパク質たっぷり」「ネバネバサラダ」の3部門に分けて、管理栄養士の川村先生におすすめ商品を聞きました!

――なんとなく「ヘルシー」「健康的」なイメージのあるサラダですが、具体的にどんな栄養素があるのでしょうか?

川村郁子先生(以下、川村) 生野菜からはカリウムやビタミンCなどが摂取できますので、コンビニサラダからも同様の栄養素が摂れます。加熱した野菜ではなく生野菜を食べるときの魅力は、みずみずしくシャキシャキしているため咀嚼回数が増え、満腹感が得やすくなることでしょう。逆に、食物繊維をたっぷり摂りたい時には、加熱してかさを減らした温野菜を取り入れたほうがいいです。

 また、野菜に含まれるβカロテンは脂溶性ですので、油入りのドレッシングやマヨネーズなどと一緒に食べることで、吸収率が上がりますよ。

――それではコンビニ3社から、それぞれおすすめ商品を教えてください。まず、「手軽に栄養が摂れる」サラダはどれですか?

ローソン「1/2日分の野菜が摂れる!パリパリ麺のサラダ」420円(税込、以下同)

川村 レタスに緑黄色野菜のトマト、ニンジンなど、シャキシャキ食感や彩りが楽しめるサラダ。野菜不足が気になる人には特におすすめです。生野菜やパリパリ麺をしっかりよく噛むことで満腹感も得られそうなので、忙しい方にもありがたいメニューではないでしょうか。

ファミリーマート「野菜たっぷり担担風パスタサラダ大豆ミート使用」398円

川村 ピリッと辛い担担風の味付けが特徴のメニューですね。青菜や紫キャベツなど、野菜類がカラフルなのも魅力的。肉の代わりに大豆ミートを使用していますので、食物繊維が補えるほか、コレステロールや飽和脂肪酸などを控えられます。

「グリーンサラダボウル チリミート&チキン」594円

川村 取扱店舗が関東の一部の店舗のみと少ないのですが、こちらのサラダボウルは魅力的ですね。レタスやトマトなどたっぷりの生野菜に、食物繊維を多く含む雑穀、タンパク質を含むチキンや卵など、いろいろな具材を一緒に楽しめます。ボリュームもあるので、満腹感が得られそうです。

――続いて、運動をする人やダイエット中にピッタリな「タンパク質たっぷり」なサラダを教えてください。

ローソン「豚しゃぶのサラダ」399円

川村 タンパク質を含む豚肉のしゃぶしゃぶを、ゴマドレッシングで味わうサラダ。シャキシャキとした歯ごたえのレタスやきゅうりだけでなく、食物繊維を含むコーンが入っているのも特徴的ですね。

ファミリーマート「サラダチキンのサラダ」198円

川村 このサラダは、運動をする人やダイエット中の人に特におすすめの、素晴らしいメニュー! 高タンパク質の蒸し鶏は、ゴマだれで和えた状態で細かくほぐされているので、野菜と蒸し鶏の旨味を絡めながら味わうことができます。シャキシャキとした千切りキャベツでよく咀嚼できるのもいいですね。

セブン-イレブン「ねぎ塩チキンのサラダ」399円

川村 このサラダにはゴマ油が使われており、お酒好きの人にはたまらない味付けになっているのでは(笑)。1食あたりのタンパク質は20gほど欲しいところですが、こちらのサラダは1品で20.3g含まれているので、ばっちりクリア。味付けだけでなく、栄養面も考えられた商品ですね。

――最後に、この季節にピッタリで食物繊維もたっぷり摂れる「ネバネバサラダ」をお願いします。

ローソン「納豆のNEBANEBA抹茶麺サラダ」420円

川村 納豆と抹茶麺という変わった組み合わせですが、ツルツルとしたのど越しのいい麺を食べつつ、野菜や豆類の栄養素を補えるメニュー。納豆が入っているので、タンパク質や鉄、食物繊維、マグネシウム、カルシウムなどの不足しがちな微量栄養素が摂れますし、抹茶麺からもβカロテン、マンガンなどが摂取できます。抹茶には抗酸化成分のカテキンも含まれているのも魅力だと思います。

ファミリーマート「オクラと長芋のネバネバサラダ」248円

川村 オクラ、長芋、なめことネバネバ食材が集結した、夏にピッタリのサラダ。海藻もたっぷり入っているので、食物繊維をたくさん摂りたいときに選ぶといいでしょう。また、ノンオイルドレッシングが付いているので、カロリーをセーブしたい人にもおすすめです。

セブン-イレブン「混ぜて食べるモロヘイヤとオクラのねばねばサラダ」246円

川村 モロヘイヤやオクラ、長芋、なめこなど、こちらもネバネバ食材がたっぷり入った一品。特にモロヘイヤは栄養価の高い食材で、βカロテン、鉄、カルシウム、ビタミンC、ビタミンEなど、不足しがちなビタミンやミネラルを含んでいます。食欲の出ない日でもツルっと食べられるものうれしいですね。
(文:佐藤真琴)

川村郁子(かわむら・いくこ)
管理栄養士。中村学園大学栄養科学部栄養科学科卒業。九州の病院栄養士経験を経て独立。レストランのヘルシーメニュー監修、栄養専門学校講師、企業・大学での食育講演を行いながら、「コンビニや外食との上手な付き合い方」「15分で作れるかんたん栄養めし」の提案をしている。
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丼ものチェーン店「うなぎメニュー」をプロがチェック! 吉野家の“定食”は他店に比べて「一歩リード」!?【なか卯、松屋ほか】

「おいしいごはんが食べたい、でも自炊するのはめんどくさい!」そんなズボラ女子の救世主といえば、コンビニ・ファミレス・ファストフード! 毎日の食事をおいしく楽チンにするため、“お酒とおつまみ大好き”管理栄養士・川村郁子先生に、さまざまなテーマに合わせた「おすすめメニュー」を聞いちゃいます。

7月28日は「土用の丑の日」! 丼ものチェーン店“うなぎメニュー”をチェック

 今年は7月28日が「土用の丑の日」。“うなぎを食べる日”といったイメージがあると思いますが、この時期は、丼ものを中心に扱うチェーン店でも、うなぎを使ったメニューが気軽に食べられます。ということで今回は、管理栄養士の川村先生に、うなぎから摂れる栄養などを解説してもらいながら、人気丼ものチェーン「吉野家」「なか卯」「松屋」「すき家」のおすすめうなぎメニューを聞きました。

――まず、うなぎから摂れる主な栄養素を教えてください。

川村郁子先生(以下、川村) うなぎはとても栄養豊富な食品です。タンパク質や脂質など、エネルギー源となる栄養素だけでなく、不足しがちなビタミンAやカルシウム、ビタミンD、亜鉛、ビタミンB群なども多く、夏バテ予防にもなる栄養素がたくさん含まれています。

――うなぎを食べる際、栄養面で注意するべき点があれば教えてください。

川村 うなぎといえば、白いご飯がすすむ甘辛い味付けの“かば焼き”の印象が強いでしょう。かば焼きは砂糖と醤油で味付けしていますので、シンプルに焼いた白焼きと比べると、やはり糖質や塩分は多くなりますね。

――牛丼チェーンのうなぎメニューには「うな牛(牛丼の具とうなぎが一緒になっているもの)」もありますが、お肉とうなぎ両方は食べすぎになりますか?

川村 たまに“ご褒美”にする分には問題ないと思いますが、高頻度で食べるのはカロリーや脂質、糖質、塩分のとりすぎが気になりますね。期間限定メニューの場合もありますから、「フェアが終わる前に何度も食べておこう!」という気持ちになるのもわかりますが、頻度やほかの食事とのバランスは考えたほうがよいかと思います。

――では逆に、うなぎと一緒に食べるといいものはなんですか?

川村 うなぎは脂質や糖質の多い食品なので、これらの吸収を緩やかにするために、野菜と一緒に食べてほしいですね。サラダや小鉢などでもいいので、積極的にサイドメニューを組み合わせることをおすすめします。

 その他、大根おろしや大根の酢の物なども、いい組み合わせ。生の大根には消化を助けるジアスターゼが含まれているので、うなぎとの相性はバッチリですよ。

――「うなぎと梅干しは食べ合わせが悪い」と聞きますが、これは本当ですか?

川村 梅干しにはクエン酸が含まれており、消化液の分泌を助けてくれます。うなぎは脂質が多くこってりとした食品ですので、実は一緒に食べると消化を助けてくれるメリットがあります。

 ただし、梅干しは塩分を多く含む食材ですので、うなぎの蒲焼と組み合わせると、塩分のとりすぎが心配。梅干しや大根おろしの助けを借りられない場合は、うなぎをしっかりよく噛んで、消化に負担をかけないようにゆっくりと食べましょう。

――それでは、各牛丼チェーンのおすすめうなぎメニューを教えてください。

吉野家「鰻皿麦とろ御膳」(954円、税込/以下同)

川村 吉野家にはベーシックな「鰻重」(866円)のほかに、鰻皿やごはん、味噌汁、付け合わせのついた定食タイプの「鰻皿麦とろ御膳」があります。カリウムや食物繊維などを含むオクラ&麦とろの組み合わせもいいですね。「鰻重」単品だとどうしても野菜不足が気になりますが、こちらのメニューは野菜も補えるのが魅力的です。

なか卯「うな重」(850円)

川村 なか卯の「うな重」は、鰻のかば焼きと卵の組み合わせ。タンパク質や脂質、炭水化物の三大栄養素は充分に摂れるのですが、ビタミンやミネラル、食物繊維などの微量栄養素を補うために、野菜がもう少し欲しいところ。

 また、オーソドックスな「うな重」のほかに、「肝焼き付豪快盛」(1,800円)という、うなぎの肝が乗っているもメニューもあります。うなぎの肝は鉄やビタミンAなどを多く含むので、鉄分を補いたい人にはいい組み合わせかもしれません。

松屋「うな丼」(850円)

川村 松屋は味噌汁とお新香がついたシンプルなうな丼がいいです。うなぎも堪能しつつ、お新香でさっぱりとお口直しができますよ。お漬物と汁物の組み合わせなので、塩分はやや気になりますが、汗をたっぷりかく夏ですから、たまに食べるご褒美としてはいいでしょう。

すき家「うな丼」(790円)

川村 すき家の「うな丼」は、「しじみ汁とおしんこセット」(1,050円)を選ぶといいですね。しじみに含まれるミネラル類なども、少し補えそう。やはり塩分は気になるところですが、こちらも夏に食べるならばいいのではないでしょうか。

 今回挙げたメニューの中では、野菜の小鉢や麦ごはんなどと一緒にうなぎを食べられる、吉野家の「鰻皿麦とろ御膳」が魅力的な組み合わせで、栄養バランス的には一歩リードでしょうか。お店によって、うなぎの焼き方やタレにこだわりがあると思いますので、ぜひ好きな味を見つけてみてください!
(文:佐藤真琴)

川村郁子(かわむら・いくこ)
管理栄養士。中村学園大学栄養科学部栄養科学科卒業。九州の病院栄養士経験を経て独立。レストランのヘルシーメニュー監修、栄養専門学校講師、企業・大学での食育講演を行いながら、「コンビニや外食との上手な付き合い方」「15分で作れるかんたん栄養めし」の提案をしている。
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トップバリュ・ライフ・ニップン「冷凍弁当・ワンプレート」、プロが選ぶおすすめ9選! 「ズボラな人にピッタリ」と太鼓判の商品

「おいしいごはんが食べたい、でも自炊するのはめんどくさい!」そんなズボラ女子の救世主といえば、コンビニ・ファミレス・ファストフード! 毎日の食事をおいしく楽チンにするため、“お酒とおつまみ大好き”管理栄養士・川村郁子先生に、さまざまなテーマに合わせた「おすすめメニュー」を聞いちゃいます。

ズボラな人にピッタリ! 「冷凍弁当・ワンプレート」商品をチェック

 「ごはんを作るのはめんどくさい。でも、買いに行くのもダルい……」こんな気分になった時のために、備えておくと便利なのが「冷凍食品」。最近では、宅配の冷凍弁当も話題ですが、スーパーでも同じようなお弁当や、ワンプレートタイプの冷凍食品が手軽に購入できるんです。

 そこで今回は、人気の冷凍弁当・ワンプレートメニューを、管理栄養士の川村先生が解説。「よくばりプレート」シリーズが人気のニップン、プライベートブランドで冷凍ワンプレートを扱うスーパーのイオン(トップバリュ)、ライフ(スマイルライフ)の商品から、栄養バランスやカロリー、塩分などのポイントを踏まえた“おすすめメニュー”をピックアップしてもらいました。

――弁当・ワンプレートタイプの冷凍食品には、どんな特徴がありますか?

川村郁子先生(以下、川村) 比較的バランスの考えられたごはんを手軽に食べられる点が、一番わかりやすい特徴でしょう。献立を考える必要もなく、カロリーや塩分も計算してあるので、手作りの料理よりも、栄養バランスのコントロールがしやすいです。まさに、ズボラさんにはピッタリだといえます。

――それではさっそく、冷凍ワンプレートのおすすめ商品を教えてください。まずはニップンから。

「よくばり御膳 五目ご飯と鶏と野菜の黒酢あん」(オープン価格、以下同)

川村 鶏肉でタンパク質を補うことができる点と、五目御飯や野菜入りの黒酢あんから栄養を補えていいですね。カロリーは1食あたり437kcalと、1食分の目安となる500kcal以内に収まっていますし、カロリーを抑えつつ、栄養バランスのいい食事ができる、魅力的な1品だと思います。

「よくばり御膳 鶏めしとチキン南蛮」

川村 電子レンジで温めるだけで、気軽にチキン南蛮と鶏めしが食べられるという、鶏好きにはたまらない一品。カロリーはほかの商品より若干高く526kcal、食塩相当も多めの3.5gですが、タンパク質は1食分の目安となる20gほど摂れるので、総合的に見れば優秀。

「よくばり御膳 あさりご飯とさばの味噌煮」

川村 お魚料理は調理や洗い物に手間がかかるので、冷凍食品で手軽に食べられるのはうれしいですよね。日ごろから冷凍庫にストックしておいて、お肉料理が続いた時などに、こちらのメニューを選ぶのもいいでしょう。栄養素の面では、さばで不足しがちな必須脂肪酸を、あさりからは微量栄養素の亜鉛やクロムなどを補えます。カロリーは437kcalと、こちらも500kcal以内に収まっていますね。

――続いて、イオンのプライベートブランド、トップバリュのおすすめ商品を教えてください。

「ごはんセット 牛すき焼き風ともち麦ごはん」(321円、税込/以下同)

川村 牛肉のタンパク質、カボチャのβカロテン、もち麦ごはんからは食物繊維が摂れます。カロリーは364kcal、食塩相当量も1.4gと、どちらもかなり抑えられているのも注目ポイント。しかし、タンパク質も10.4gと少なめで、もう少し欲しいところです。卵や納豆、豆腐などを一緒に食べて、タンパク質をプラスするといいでしょう。

「ごはんセット さばの味噌煮と五穀ごはん」

川村 さばでタンパク質やビタミンB群、必須脂肪酸などが摂れます。レンコンやおからなど、食物繊維を多く含む食材が一緒に入っているのもうれしい。カロリーは452kcalと抑えられていますが、やはりタンパク質が11gと気持ち少なめです。

「ごはんセット チキン南蛮と高菜ごはん」

川村 チキン南蛮に高菜ごはんという、食べごたえのありそうな組み合わせ。鶏肉でタンパク質やビタミンB群が摂れ、高菜で食物繊維も補うこともできます。高菜はお漬物なので、塩分が高めになるかと思ったのですが、表示を見ると2.3gなので、気にするほどではないですね。タンパク質は19.2gで、ほかの商品より多い点もおすすめできます。

――最後に、ライフのプライベートブランド、スマイルライフのおすすめ商品を紹介してください。

「おろしハンバーグ&かやくごはん1人前」(354円、税込/以下同)

川村 和風のおろしハンバーグと、かやくごはんを一緒に楽しめるメニュー。量はもう少し欲しいところですが、付け合わせでニンジンや青菜などの緑黄色野菜が摂れるのは評価できます。カロリーも370kcalと、かなり控えめですね。

「さば味噌&五穀ごはん1人前」

川村 さばの味噌煮で必須脂肪酸やタンパク質、ビタミンB群、レンコンからは食物繊維やカリウムが摂れます。カロリー362kcal、塩分1gとどちらも控えめなので、おかずを1品プラスできるのもうれしい。その日の気分に合わせて、追加メニューを選ぶ楽しさも増えそうです。

「鶏肉と4種野菜の黒酢あん&押し麦入りごはん」

川村 鶏肉からタンパク質、押し麦ごはんで食物繊維が摂れます。ブロッコリーなど、緑黄色野菜が入っているのも高評価。なお、カロリーは317kcalなので、今回ピックアックした商品の中では最も低いですよ。

――今回紹介した9商品の中から、おすすめを一品決めるならどれですか?

川村 どれも「ごはん+副菜のおかず」という組み合わせなので、正直なところ、栄養面から大きな差はありません。特にいいと思ったのは、イオン(トップバリュ)の「ごはんセット さばの味噌煮と五穀ごはん」ですが、タンパク質が少ないのは惜しかったですね。そのほかのメニューも、カロリーが低くても塩分が多めだったりと、決め手に欠けてしまいました。とはいえ、今回見た商品はどれも栄養バランスを意識したメニューなので、まずは好きなものを選んでみてはいかがでしょうか。

 私も在宅仕事中、料理を作る時間がないけれど、すぐに定食弁当が食べたいときなどに、このような冷凍のお弁当を活用します。ただ、冷凍だと生野菜が食べられないので、サラダを追加したり、別の食事で補ったりしてほしいです。それぞれのライフスタイルに合わせて、ぜひ活用してみてくださいね。
(文:佐藤真琴)

川村郁子(かわむら・いくこ)
管理栄養士。中村学園大学栄養科学部栄養科学科卒業。九州の病院栄養士経験を経て独立。レストランのヘルシーメニュー監修、栄養専門学校講師、企業・大学での食育講演を行いながら、「コンビニや外食との上手な付き合い方」「15分で作れるかんたん栄養めし」の提案をしている。
インスタグラム:@shokuikuko/WEBサイト:「酒好きの食育

「リンガーハット」プロが勧める“No.1”メニューはコレ! 『ジョブチューン』で話題「野菜たっぷりちゃんぽん」の評価は?

「おいしいごはんが食べたい、でも自炊するのはめんどくさい!」そんなズボラ女子の救世主といえば、コンビニ・ファミレス・ファストフード! 毎日の食事をおいしく楽チンにするため、“お酒とおつまみ大好き”管理栄養士・川村郁子先生に、さまざまなテーマに合わせた「おすすめメニュー」を聞いちゃいます。

『ジョブチューン』リンガーハット“TOP5”を管理栄養士がジャッジ!

 7月3日放送のバラエティ番組『ジョブチューン ~アノ職業のヒミツぶっちゃけます!』(TBS系)にて、フードコートに入る飲食チェーンが特集されました。各店の「従業員イチ押しメニューTOP5」を超一流料理人が実食して味をジャッジする企画で、長崎ちゃんぽん専門店「リンガーハット」は、イチ押し5品すべてが「合格」と高評価を得ており、ネット上でも話題に。

 しかし、味の評価は食べる人の好みによって異なるもの。ということで今回は、管理栄養士の川村先生に、番組で紹介された「従業員イチ押しメニューTOP5」を栄養面から比較してもらい、バランスなどを考慮した「おすすめメニュー」を1品選んでもらいました!

――まず、「リンガーハット」のメニュー全体の特徴を教えてください。
 
川村郁子先生(以下、川村) リンガーハットといえば、ちゃんぽんや皿うどんが人気ですよね。ちゃんぽんは、とんこつベースのスープを使った中華麺ですが、野菜がたっぷり乗っているのも特徴。1食でたくさんの野菜を摂れるので、野菜不足を感じたときは、リンガーハットを選んでみるのもいいでしょう。 

――番組で紹介された「従業員イチ押しメニューTOP5」について、管理栄養士の視点でコメントをお願いします。 

野菜たっぷりちゃんぽん(820円、税込/以下同)

川村 私もリンガーハットでよく食べる、大好きなメニューです! キャベツやもやし、玉ねぎなど、シャキシャキとした歯ごたえの野菜がたっぷり480gも入っています。1日の野菜摂取目標は350gですので、これ1食でクリアできてしまうのはうれしいですよね。

 野菜には食物繊維やカリウム、ビタミンC、ビタミンKなどの豊富な栄養素が含まれていますし、よく噛むことで満腹中枢も刺激されるので、満足感も得られます。ほかにも、エビや豚肉など、タンパク質源となる食材も入っているので、全体のバランスも良いのではないでしょうか。

 一方で、注意しなければならないポイントは、食塩相当量。1食あたり9.1gですが、女性の場合は1日6.5g程度が目安なので、1食でオーバーしてしまいます。スープを残す、セットメニューは追加しないなど、塩分を減らす工夫したほうが良いでしょう。 

長崎皿うどん(680円) 

川村 パリパリとした食感の揚げ麺に、野菜がたっぷり入ったあんを絡めて食べる皿うどんで、こちらもリンガーハットの定番メニューですよね。麺に噛みごたえがあるので、満足感も得られやすいと思います。

 麺は揚げているため脂質は多くなりますが、キャベツやもやしなどの野菜をたっぷり食べられるという点は魅力的。一方、タンパク質は16.1gと、ほかのメニューと比べると控えめなので、もう少し欲しいところではあります。「半熟卵」(100円)をトッピングして、タンパク質を追加しつつ、まろやかな味を楽しむのもおすすめです。

まぜ辛めん(550円) 

川村 花椒のピリッとした風味がきいたまぜ麺で、キャベツやニンジンなどの野菜を、麺と絡めて食べられていいですね。こちらはひき肉を使っていますので、タンパク質も一緒に摂ることができます。

 カロリーはほかのメニューと比較すると、612kcalと控えめ。また、スープがないので食塩相当量も4.7gと少なくなっています。ピリ辛風味が食欲をそそるので、暑い日に試してほしい一品です。 

薄皮ぎょうざ(3個・180円、5個・280円) 

川村 米粉入りの薄皮ぎょうざは、軽くてサクッとした食感を楽しめます。3個入りで119kcalですが、麺類と組み合わせると、カロリーオーバーが気になりますね。一方で、食塩相当量は0.4gと控えめ。下味がしっかり付いているので、お酢だけでいただくと減塩にもなりますよ。 

梅肉と鶏むね肉の冷やしまぜめん(690円) 

川村 梅肉と大葉のさっぱりとした風味が堪能できる、夏の新作メニュー。梅は消化液の分泌を助けるので、食欲の出ない日には特におすすめです。

 また、高タンパク質・低脂質の鶏むね肉を使っているのも、消化に負担をかけにくいので高評価。カロリーは693kcalと、リンガーハットのメニューの中では平均的なところです。 

――栄養バランスなどを比較して、5品の中からおすすめを1品教えてください。 

川村 野菜をたっぷり食べられるという理由から、一番のおすすめは「野菜たっぷりちゃんぽん」でしょう。1食あたり480gもの野菜を摂れますし、7種類の国産野菜を味わえるのもうれしいです。しかし、油で炒めて味付けをした“野菜炒め”が乗っていることをお忘れなく。塩分やカロリーオーバーが気になる方は、前後の食事などで調整が必要でしょう。

 とはいえ、「迷ったらコレ!」とおすすめできる一品。「野菜たっぷりちゃんぽん」は、「食べても食べても、野菜がなかなか減らない!」と驚くと思うので、ぜひ試してほしいですね(笑)。
(文:佐藤真琴)

川村郁子(かわむら・いくこ)
管理栄養士。中村学園大学栄養科学部栄養科学科卒業。九州の病院栄養士経験を経て独立。レストランのヘルシーメニュー監修、栄養専門学校講師、企業・大学での食育講演を行いながら、「コンビニや外食との上手な付き合い方」「15分で作れるかんたん栄養めし」の提案をしている。
インスタグラム:@shokuikuko/WEBサイト:「酒好きの食育

ニチレイ、マルハニチロの冷凍「チャーハン」をプロが実食レビュー! 「本格炒め炒飯」「ザ★チャーハン」ほか5品をジャッジ

 7月7日放送の『林修のニッポンドリル ニチレイ&マルハニチロ!冷凍食品の売上番付SP』(フジテレビ系)で、冷凍食品大手のニチレイとマルハニチロの「売り上げ番付」が企画された。

 ピラフや焼きおにぎりなどの“主食”は人気が高く、ニチレイの番付では「チャーハン」がベスト3の中に2種類もランクイン。豊富な具材を生かした「アレンジレシピ」の紹介もあり、思わず実践してみたくなった視聴者も多いのではないだろうか。

 そこで、ニチレイとマルハニチロの商品を含む「冷凍チャーハン」の比較記事を、あらためて掲載したい。

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 「おいしいごはんが食べたい、でも自炊するのはめんどくさい!」そんなズボラ女子の救世主といえば、コンビニ・ファミレス・ファストフード! 毎日の食事をおいしく楽チンにするため、“お酒とおつまみ大好き”管理栄養士・川村郁子先生に、さまざまなテーマに合わせた「おすすめメニュー」を聞いちゃいます。

人気&話題の冷凍チャーハン、個性豊かな5品をレビュー!

 「冷凍食品は味が落ちる」という時代も今は昔。イマドキの冷凍食品はどれもクオリティーが高く、“チン”しただけとは思えない商品が多いですよね。今回は、冷凍食品の中でも定番の「チャーハン」から、人気の5品を管理栄養士の川村先生が解説。実際に食べてみた感想や、調理・片付けの手軽さなどから、人気の理由を探りました。

――冷凍食品の定番ともいえるチャーハンですが、なぜこれほど多くの人から愛されるのでしょうか?

川村郁子先生(以下、川村) 冷凍チャーハンは、やはり電子レンジで温めるだけで、主食として食べられる手軽さが魅力です。「ごはんを炊くの忘れていた!」という時でも、おいしいチャーハンが食べられますもんね。お弁当として活用できる点も、人気の秘密ではないでしょうか。

 そんな手軽さでありながら、最近は本格的な“プロの味”を楽しめる商品が増えています。自分で作ろうとすると、材料をみじん切りするのが面倒だったり、パラッとせずベチャベチャになってしまったり、実は難易度が高い。お店で食べるようなパラパラで香ばしいチャーハンを簡単に楽しめるのは、素晴らしい技術だと思います。

 ただやはり、栄養面でいうと、冷凍チャーハンだけではタンパク質や食物繊維、ビタミン、ミネラルなどの微量栄養素が不足しがち。サラダで野菜を補ったり、脂質が控えめのおかずを組み合わせるといいでしょう。また、ちぎったレタスを冷凍チャーハンに入れて一緒に加熱し、「レタスチャーハン」にアレンジするなど、時間をかけずに野菜をプラスすることも可能。食物繊維を含むすりごまや、きざみ海苔をトッピングするのもおすすめです。

――今回、川村さんに解説してもらう人気の冷凍チャーハン5品はこちらです。

ニチレイ「本格炒め炒飯」

100gあたり カロリー:213kcal
タンパク質:5.7g
脂質:7.6g
食塩相当量:1.0g

 「冷凍調理・炒飯カテゴリー」で20年連続売上No.1を誇る、不動の人気商品。電子レンジでも“パラパラ”を実現するべく、「新・三段階炒め製法」を採用しているのが特徴。

味の素「ザ★チャーハン」

300g(1/2袋)あたり カロリー:539kcal
タンパク質:12g
脂質:15g
食塩相当量:4.1g

 人気の「ザ★」シリーズから、食べごたえのあるチャーハンが登場。焦がしにんにくのマー油と葱油の香ばしさや、焼豚のうま味で、やみつきになる人が続出しているとか!?

セブン-イレブン「シンプルが旨い カップ炒飯」

1食分(170g)あたり カロリー:299kcal
タンパク質:7.7g
脂質:8.3g
食塩相当量:1.8g

 コンビニで買える“カップ入り”の冷凍チャーハン。お皿を用意する必要すらないという手軽さは、SNS上でも話題になりました。

マルハニチロ「WILDish焼豚五目炒飯」

1食分(270g)あたり カロリー:530kcal
タンパク質:13.8g
脂質:20.5g
食塩相当量:3.4g

 こちらも、お皿いらずの冷凍チャーハン。セブン-イレブンの商品と、どこで差がつくのでしょうか……?

◎イートアンドフーズ「大阪王将 焦がし醤油炒飯」

100gあたり カロリー:177kcal

 お店の味を、自宅でも気軽に味わえる! ローストしょうゆの効いた、香ばしい風味が特徴です。

――それではまず、ニチレイの「本格炒め炒飯」から解説をお願いします。

川村 パッケージに「20年連続売上No.1を誇る定番商品」とあるように、2001年の春から現在まで親しまれているロングセラー。ゴロゴロのお肉が香ばしく、パラパラのごはんもおいしいですよね。公式サイトによると、100gあたりのカロリーが213kcalなので、1人1食で300g食べるとすると、639kcalになります。極端に多すぎることはないですが、これに唐揚げや餃子など、こってりしたおかずをプラスすると、カロリーオーバーになるので注意が必要。脂質の少ない冷ややっこや枝豆などをお供にするといいでしょう。

――続いて、味の素「ザ★チャーハン」はいかがですか?

川村 味の素の人気シリーズ「ザ★」の中で、唯一の主食が「ザ★チャーハン」ですね。焦がしニンニクが効いていて、味がしっかりした一品です。ガッツリ食べたい時にはよさそうなのですが、味が濃いため、食塩相当量が1/2袋(300g)あたり4.1gと、ほかの冷凍チャーハンと比べるとちょっと多い。サイドメニューを組み合わせるなら、スープなど塩分を多く含むものよりも、サラダや和え物、冷凍野菜など、薄味のメニューを選んでほしいですね。

――セブン-イレブンの「シンプルが旨い カップ炒飯」は、お皿に移さず食べられるのが人気のようです。

川村 カップに入ったまま温めて、そのまま食べられるのは便利ですね。食器を用意する手間が省けるので、自宅だけでなく、職場などでも重宝しそうです。ほかの商品と比較すると、タンパク質が7.7gと少なめなので、ゆで卵やサラダチキンなどを一緒に買って、組み合わせるといいでしょう。

 この商品は何より、「コンビニで買える」点が最大の魅力ですよね。どこでも買える手軽さだけでなく、チャーハンだけでは不足しがちな栄養素を、別の商品で簡単に補うことが可能。量も1食あたり170gと控えめなので、セブン-イレブンに売っているおかずやサラダと組み合わせることを前提に、選んでみてはいかがでしょうか。

――お皿が要らない商品は、マルハニチロの「WILDish焼豚五目炒飯」もあります。

川村 「WILDish」シリーズは、パッケージの袋がそのまま器になり、温めたらそのまま食べられて、洗い物の手間を省くことができます。これはセブン-イレブンの「シンプルが旨い カップ炒飯」と同じですが、こちらの商品は具材が豊富。たけのこ、しいたけなどの食物繊維を多く含む食材や、焼き豚、ニンジン、ねぎなど具だくさんです。野菜の歯ごたえも楽しめるので、しっかりとよく噛むことで、満足感も得られるでしょう。

――最後に、イートアンドフーズ「大阪王将 焦がし醤油炒飯」の解説をお願いします。

川村 人気の中華料理店「大阪王将」の看板メニュー「焦がし醤油炒飯」を、おうちでも食べられる商品。なかなか外食できない状況の今、お店の味を自宅で手軽に味わえるのは、特にうれしいことですよね。国産豚肉を使用していたり、香料・甘味料・着色料・保存料・化学調味料を使用しない「5フリー」を宣言していたり、品質へのこだわりもうかがえます。味の再現度は高いと思いますが、もう少し“パラッと感”が欲しいところですね。

 「お皿がいらない」を売りにしている商品から、お店の味を再現したものまで、一口に「冷凍チャーハン」といっても、いろいろな種類があります。ぜひ、“選ぶ楽しみ”も味わってみてくださいね!
(文:佐藤真琴)

※2021年5月21日初出の記事に追記、編集を加えています

川村郁子(かわむら・いくこ)
管理栄養士。中村学園大学栄養科学部栄養科学科卒業。九州の病院栄養士経験を経て独立。レストランのヘルシーメニュー監修、栄養専門学校講師、企業・大学での食育講演を行いながら、「コンビニや外食との上手な付き合い方」「15分で作れるかんたん栄養めし」の提案をしている。
インスタグラム:@shokuikuko/WEBサイト:「酒好きの食育

ニチレイ「特から」マルハニチロ「若鶏から揚げ」、冷食唐揚げをプロがジャッジ! 人気5品を実食レビュー&おすすめアレンジ紹介

 7月7日放送の『林修のニッポンドリル ニチレイ&マルハニチロ!冷凍食品の売上番付SP』(フジテレビ系)で、冷凍食品大手のニチレイとマルハニチロの「売り上げ番付」が企画された。

 ランキング形式で人気メニューを発表しただけでなく、「人気の秘密」に迫るべく製造工場を取材したり、「簡単ちょい足しレシピ」を紹介したりと、思わず冷凍食品を購入したくなった視聴者もいるのではないだろうか。

 そこで、冷凍食品の定番ともいえる「唐揚げ」に注目して比較した記事を、あらためて紹介したい。

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「おいしいごはんが食べたい、でも自炊するのはめんどくさい!」そんなズボラ女子の救世主といえば、コンビニ・ファミレス・ファストフード! 毎日の食事をおいしく楽チンにするため、“お酒とおつまみ大好き”管理栄養士・川村郁子先生に、さまざまなテーマに合わせた「おすすめメニュー」を聞いちゃいます。

冷凍唐揚げ5品、人気の秘密は一体!?

 「ごはんを作るのはめんどくさい。でも、買いに行くのもダルい……」こんな日にあると便利なものといえば、冷凍食品! 特に、おかずにもおつまみにもなる“唐揚げ”は、ストックしておくと何かと便利です。そこで今回は、人気の冷凍唐揚げ5品を、管理栄養士の川村先生が解説。実際に食べてみた感想、調理の手間やアレンジなどにも注目し、人気の理由を探りました。

――今、冷凍食品の中でも「唐揚げ」が特に人気なのはなぜだと思いますか?

川村郁子先生(以下、川村) ステイホームが続く今、在宅ワークの方は、家から一歩も出ない日もあるのでは。そんな中で、サッと用意できるごはんとして、冷凍食品はやはり便利ですよね。テイクアウトや宅配は、買いに行く手間や注文を待つ時間もありますが、冷凍食品ならストックさえあれば、電子レンジで温めるだけで食べることができます。中でも唐揚げの人気が高いのは、ランチや夕食のおかず、晩酌のおつまみにもピッタリだからでしょう。

 また、唐揚げを手作りしようとすると、鶏肉をカットして下味をつけ、衣を準備し、揚げたあとも油やコンロの掃除など、なかなか手間がかかります。揚げ物ですから、ニオイも気になりますよね。その点、冷凍なら面倒な手間を省き、やわらかくジューシーな唐揚げを楽しむことができます。これが、最大のメリットではないでしょうか。

 1個だけ食べてあとは冷凍しておく、といった使い方もできますから、ちょっとだけおかずを足したいときにも便利。逆にいえば、いつ何個食べるか自由自在なので、お店で唐揚げを買う時より食べすぎてしまう恐れもあるので、気をつけましょう(笑)。

――冷凍唐揚げを、よりおいしく食べる方法はありますか?

川村 普通はレンジでチンすると思いますが、オーブントースターを使って温めると、揚げたてのようにパリッと仕上げることができますよ。おすすめのアレンジもありますので、のちほどご紹介します!

――今回は川村さんに、人気の冷凍唐揚げ5品を実際に食べて解説してもらいます!

◎ニチレイ「特から」415g

 冷凍唐揚げカテゴリーで「売り上げNo.1」を誇る商品。肉のうまみを閉じ込め、カラッと仕上げる新製法「三度揚げ」が特徴です。

◎味の素「ザ★から揚げ」270g

 “秘伝にんにく油”とジュワッと広がる肉汁が人気。ボリューム感があり、おつまみにもピッタリ!

◎マルハニチロ「WILDish若鶏から揚げ」100g

 袋のままレンジ調理が可能。「スタンディングパウチ」を採用しているので、お皿に盛り付けなくても食べられます。

◎ニチレイ「お弁当にGood! からあげチキン」126g

 着色料、保存料、化学調味料を使っていない商品。自然解凍でも食べられるという、ほかにはない特徴も。

◎ニッスイ「今日のおかず 若鶏の竜田揚げ」280g

 特製しょうゆで味付けした、香り豊かな唐揚げ。薄衣に仕上げているので、肉の食感も楽しめます。

――それではまず、圧倒的人気を誇る「特から」「ザ★から揚げ」の解説をお願いします。

川村 「特から」のお肉は大きめでプリッとジューシー、「三度揚げ」でうまみを閉じ込めている商品ですね。実際に食べてみると、丸大豆醤油の風味が効いていて、和風の味付けになっているので、ごはんにもよく合います。温かいごはん、レンジでチンした「特から」、そして、葉野菜を手でちぎってミニトマトなどを添えれば、ズボラな人でも立派な定食が完成しますよ!

 対する、味の素「ザ★から揚げ」は、にんにく油の風味が効いていて、食べ応えのある大きさの“ガッツリ系唐揚げ”。味もかなりしっかり付いているので、お酒のおつまみとして選ぶなら、「ザ★から揚げ」がおすすめですね。

――「WILDish若鶏から揚げ」は、調理や後片付けの簡単さがウケているようです。

川村 食器を洗うことすらしんどい時って、ありますもんね……。「WILDish若鶏から揚げ」のように、袋のまま温め可能、お皿に移さず食べられるのは、とても便利で助かると思います。また、内容量が100gと少なめで、一食で食べきれるサイズになっているので、特に一人暮らしの方には使い勝手がよさそう。

 大きいサイズを買うと、つい食べ過ぎてしまう人にも、こちらの商品はおすすめ。また、塩麴に漬けることで、お肉をやわらかくジューシーにしている点も良いですね。

――続いて、「お弁当にGood! からあげチキン」の解説をお願いします。

川村 「お弁当にGood! からあげチキン」は小ぶりの唐揚げなので、商品名の通り、お弁当のおかずとしてすごく便利。自然解凍で食べられるので、調理工程を省くことができるのもうれしいですね。やわらかいので、子どもから大人まで、どの年齢層にとっても食べやすい点も魅力的だと思います。

 ちなみに私も、夕食のおかずが寂しいと感じた時など、この「からあげチキン」を食卓に出してます! マヨネーズとケチャップを1:1で混ぜて唐揚げにつけ、レタスやキャベツと一緒に食べるとおいしいんです。カロリーは高くなるので食べすぎには注意ですが、ぜひお試しください。

――最後は「今日のおかず 若鶏の竜田揚げ」ですが、どんな特徴がありますか?

川村 ニンニクと生姜、醤油などの風味が味わえる竜田揚げですね。片栗粉の衣も薄めなので、お肉のジューシーさも魅力。ごはんにも合いますし、大根おろしを添えてさっぱりといただくのもおすすめです。薄切りにした玉ねぎとニンジン、ピーマンなどを甘酢で味付けしたものを、この竜田揚げの上にトッピングして、南蛮風にアレンジすることも可能。とってもおいしく野菜を補えて、一石二鳥ですよ。

 なお、「竜田揚げ」と「唐揚げ」の違いについては諸説あり、正確なことはわかりませんが、下味の付け方で区別する場合もあるようです。とはいえ、どちらも揚げているので、カロリーや栄養素には大きな差はないでしょう。

 今回紹介したもの以外にも、冷凍唐揚げはいろいろと食べましたが、最近の商品は袋にジッパーが付いていることが多いです。少しずつ使うことができて便利なだけでなく、匂い移りを防いだり、袋からこぼれ落ちる心配もないので、ジッパーに着目して商品を選ぶのもアリかもしれませんね。
(文:佐藤真琴)

※2021年4月16日初出の記事に追記、編集を加えています 

川村郁子(かわむら・いくこ)
管理栄養士。中村学園大学栄養科学部栄養科学科卒業。九州の病院栄養士経験を経て独立。レストランのヘルシーメニュー監修、栄養専門学校講師、企業・大学での食育講演を行いながら、「コンビニや外食との上手な付き合い方」「15分で作れるかんたん栄養めし」の提案をしている。
インスタグラム:@shokuikuko/WEBサイト:「酒好きの食育

丸亀製麺の“夏メニュー”3品をプロがジャッジ! 「梅おろし冷かけ」のおすすめポイントは?【人気うどんチェーン比較】

「おいしいごはんが食べたい、でも自炊するのはめんどくさい!」そんなズボラ女子の救世主といえば、コンビニ・ファミレス・ファストフード! 毎日の食事をおいしく楽チンにするため、“お酒とおつまみ大好き”管理栄養士・川村郁子先生に、さまざまなテーマに合わせた「おすすめメニュー」を聞いちゃいます。

人気うどんチェーン3店、「夏限定&冷やしメニュー」を格付け!

 真夏のような暑い日と、ジメジメする雨の日が繰り返しやってきて、すっかりバテてしまっている人もいるのではないでしょうか? そんな時、さっぱりと食べられる麺類はありがたいですよね。

 中でも、人気うどんチェーンの「丸亀製麺」「なか卯」「はなまるうどん」は、夏限定メニューや“冷やしうどん”を展開しており、今の季節にピッタリ。ということで今回は、3店それぞれの個性的なうどんを、管理栄養士の川村先生に解説してもらい、栄養素の面から「おすすめNo.1」店舗を発表します!

――夏は「冷たいうどん」がおいしい季節ですが、栄養素の面で特徴はありますか?

川村郁子先生(以下、川村) 冷たいうどんは、暑い夏でもさっぱりと食べられるのが魅力ですよね。うどんの栄養素は、温・冷ともに炭水化物がメインですが、薬味などで少し野菜も補えます。

 しかし、冷たいうどんの場合、特に大根おろしやネギなど、シンプルなトッピングのみで構成され、具材が少ないことが多いため、タンパク質不足になりがち。また、天ぷらはうどんと相性ピッタリですが、揚げ物なので脂質のとりすぎに注意する必要があります。

――ではさっそく、「丸亀製麺」の夏限定&冷やしメニューから解説をお願いします。

鬼おろし肉ぶっかけ(並・690円/税込、以下同)

川村 甘辛い味付けの牛肉を、たっぷりの大根おろしとポン酢でいただくのが特徴的なぶっかけうどんです。牛肉のタンパク質、鉄、亜鉛、ビタミンB群などを補えていいですね。また、大根おろしの量もほかの店舗に比べて多いので、大根の栄養素もしっかり摂ることができます。

梅おろし冷かけ(並・450円)

川村 「はなまるうどん」にも、梅干しを使った「梅冷かけ」がありますが、2つの違いは大根おろしの有無でしょうか。こちらは大根おろしが入っているので、ジアスターゼという成分で消化を助けてくれます。まさに食欲の出ない夏にぴったりなメニューですね。

 バランスを考えると、やはりタンパク質が欲しいところですが、消化力が落ちている時には、肉も負担がかかってしまいます。胃腸を労わりたい時は、これぐらい優しいメニューをチョイスするのもアリでしょう。

青唐おろしぶっかけ(並・450円)

川村 すだちと大根おろしのさわやかな風味に、ピリッと辛い青唐辛子が添えられており、見た目も味も夏らしいメニュー。唐辛子には、辛み成分のカプサイシンが含まれており、適度な辛さであれば、食欲増進にもつながります。

 なお、「丸亀製麺」はほかにも冷たいうどんメニューがありますが、今回は他店に合わせて3品を紹介しました。

――続いて、「なか卯」はいかがでしょう?

すだちおろしうどん(並・490円)

川村 柑橘系のさわやかな酸味が広がり、トッピングの大根おろしでさっぱりといただけそうですね。大根からはカリウムや食物繊維などが摂れますが、やはりタンパク質不足という感じがします。卵や油揚げなどが欲しいところです。

冷やし鶏天おろしうどん(並・490円)

川村 鶏天でタンパク質やビタミンB群などを摂ることができます。「すだちおろしうどん」と同じく、大根おろしやネギで野菜も摂れますが、ダイエットを考えている人などは、鶏天の脂質がちょっと気になるかもしれません。

鶏天おろしざるうどん(並・550円)

川村 ざるうどんを楽しみながら、別添えの鶏天も味わえるのがいいですね。こちらも「冷やし鶏天おろしうどん」と同様に、鶏むね肉のタンパク質や大根おろし、ネギやしょうがの栄養素が補えます。

――最後に、「はなまるうどん」の評価をお願いします。

冷麺風冷かけ(小・590円)

川村 三元豚チャーシューでタンパク質、わかめで食物繊維が補えます。腸内環境を整える発酵食品のキムチが入っているのもうれしいです。ただし、チャーシューやキムチは塩分の多い食品なので、塩分過多に注意。栄養素のことを考えると、汁は飲み干さないほうがいいでしょう。

山形だし冷かけ(小・440円)

川村 「山形だし」とは、夏野菜を刻んで醤油やだしで味付けをしたもので、さっぱりしていて、夏にピッタリな山形の郷土料理です。脂質が少ないので消化に負担をかけにくく、うどんと一緒につるりと食べられそう。ただし、栄養面でいうと、やはりタンパク質源が欲しいところですね。

梅冷かけ(小・440円)

川村 梅干しは酸味の強い食材で、唾液の分泌を助けるので、食欲が出ないときの強い味方になります。暑くて食欲がなく、たくさん汗をかいた時などには、特におすすめしたいメニュー。しかし、こちらも「山形だし冷かけ」同様、タンパク質源がもう少し欲しいところなので、卵などをトッピングしてもいいと思います。

――夏限定&冷やしメニューを食べるなら、どこのうどんチェーンがおすすめですか?

川村 一番のおすすめは「丸亀製麺」です。大根おろしがたっぷり乗っていて、タンパク質も補える「鬼おろし肉ぶっかけ」のようなガッツリメニューもありながら、「梅おろし冷かけ」のようなさっぱりメニューもあって、丸亀製麺に行けば、きっと食べたいうどんが見つかるでしょう。

 「はなまるうどん」と「なか卯」も、さっぱりしていて夏らしいメニューがありました。ただ、タンパク質が足りなかったり、脂質がちょっと気になったりと、あと一歩でしたね。

 とはいえ、うどんチェーンはどのお店も、トッピングやサイドメニューなどで具材を追加して、栄養素を調整できます。タンパク質を追加したいときは卵、食物繊維を追加したいときはわかめなど、前後の食事や自分の体調に合わせて、トッピングを選んでみましょう。自分なりの夏メニューを考えるのも楽しそうですね!
(文:佐藤真琴)

川村郁子(かわむら・いくこ)
管理栄養士。中村学園大学栄養科学部栄養科学科卒業。九州の病院栄養士経験を経て独立。レストランのヘルシーメニュー監修、栄養専門学校講師、企業・大学での食育講演を行いながら、「コンビニや外食との上手な付き合い方」「15分で作れるかんたん栄養めし」の提案をしている。
インスタグラム:@shokuikuko/WEBサイト:「酒好きの食育