ほっともっと「490円」メニューを、プロが高評価! 人気弁当チェーン“700円以下”おすすめ6選

「おいしいごはんが食べたい、でも自炊するのはめんどくさい!」そんなズボラ女子の救世主といえば、コンビニ・ファミレス・ファストフード! 毎日の食事をおいしく楽チンにするため、管理栄養士・猪坂みなみ先生に、さまざまなテーマに合わせた「おすすめメニュー」を聞いちゃいます。

人気お弁当チェーン、“700円以下”おすすめメニュー6選

 物価高騰が続く中、お弁当を中心に扱うチェーン店では、栄養バランスを考えながらも食べ応えのある、コスパのいいメニューが豊富にそろっています。そこで今回は、人気チェーン「ほっともっと」「ほっかほっか亭」「オリジン弁当」のお弁当メニューから、猪坂先生が“700円以下”のコスパ抜群な商品をチェック。その上で、栄養面から見た各店のおすすめメニューを2品ずつ紹介します!

※以下、全て「東京都」の価格を参考にしています。

――「お弁当」を選ぶ時、栄養面ではどのような点に注意すればよいでしょうか?

猪坂みなみ先生(以下、猪坂) 市販のお弁当は、主菜が揚げ物だったり、脂身の多い食材が使用されていたりすることが多いため、選び方によっては脂質の摂取量が多くなってしまいがちです。さらに、野菜はあまり摂れない場合が多いので、できるだけ揚げ物などは避けて、野菜がたくさん入っているメニューを選ぶと良いでしょう。

 そしてご飯は、基本の量が大盛り程度の量になっていることが多いです。小さいサイズを選べば、普通のお茶碗1杯分くらいの量に抑えることができ、糖質の摂り過ぎ防止につながります。

 また、白米は血糖値を急上昇させやすいという特徴があるので、もち麦入りのご飯などに変更できる場合は、そちらを選ぶのもおすすめ。もちむぎを加えることで、食物繊維をよりたっぷりと摂取できますよ。

――それではまず、「ほっともっと」のおすすめメニューを2品教えてください。

彩・豆腐ハンバーグと野菜の照りだれ弁当(490円、税込み/以下同)

猪坂 豆腐ハンバーグでたんぱく質を、レンコンやナスなどで野菜を摂れるメニュー。1日に摂りたい食物繊維の1/3量を摂取できる点が、高評価のポイントです。

 とはいえ、たんぱく質はやや少なめなので、「特製豚汁」(120円)などのサイドメニューをプラスして補うと良いでしょう。2品購入しても700円以下で、お財布にも優しいです。ただし、両方全て食べると塩分の摂り過ぎになるので、健康を考えるなら汁物は具を中心に食べて、汁は全部飲まないことをおすすめします。

~野菜たっぷり~肉野菜炒め弁当(560円)

猪坂 キャベツ、タマネギ、もやし、ニンジン、枝豆などの野菜がたっぷり入っていて、1日に摂りたい食物繊維の1/2を補えるお弁当。たんぱく質も豚肉からしっかり摂取できます。塩分は少し多めなので、その日に食べるほかの食事では薄味のおかずを選ぶなど、1日の中でバランスをとるようにしてみてください。

――続いて、「ほっかほっか亭」はどうですか?

シャケ弁当(500円)

猪坂 不足しがちなお魚を摂取できるメニュー。揚げ物や脂身の多いお肉が主菜になっているお弁当と比べて、余分な脂質が少ないため、551kcalと比較的低カロリーです。

 ただし野菜が少ないので、サイドメニューの「野菜サラダ(すりおろしオニオンドレッシング付)」(140円)を足すと、バランスがよくなります。サラダをプラスしても、700円以下におさまるコスパの良さもうれしいポイントですよね。

肉野菜炒め弁当(550円)

猪坂 「野菜たっぷりのお弁当を選びたい!」という人におすすめなのは、こちらのメニュー。1日に摂りたい野菜(350g)の半分が1食でまかなえます。

 もちろん、野菜だけでなく豚肉も入っており、たんぱく質も充分。ただし、炒め油や豚肉の脂身などで脂質が多く、カロリーはやや高めです。前後のお食事では低脂質なメニューを選ぶなどして、1日の中で栄養バランスを調整すると良いでしょう。

――最後に、「オリジン弁当」のおすすめメニューを2品教えてください。

彩り幕の内(529円)

猪坂 たんぱく質と野菜がどちらも摂れて、比較的脂質の摂取量を抑えられるのが、この「彩り幕の内」。シュウマイや煮物、卵焼き、きんぴらごぼうなど、いろいろな食材を少しずつ食べられます。商品名の通り彩りが鮮やかで、目からも満足感を得られそうなのが良いですね。

~1日に必要な野菜の半分使用~野菜炒め弁当(塩)(529円)

猪坂 先の2店と同様、オリジン弁当でも野菜をたっぷり使った肉野菜炒め弁当があり、野菜不足が気になる方にはおすすめ。味付けは醤油と塩の2種類がありますが、塩のほうが塩分量は少なめですね。ただし、そこまで大きな差ではないので、お好みの味付けを選んでいいと思います。

 こちらのメニューも、炒め油や豚肉に含まれる脂身の分、脂質の量が多めですので、ほかの食事は脂質の少ない食材を使ったメニューを選び、バランスをとってみてください。

 たくさんの食材を使った料理は、自分で作ろうと思うと、手間がかかって大変なもの。そんなときは、お弁当屋さんを利用することで、手軽に栄養を摂取できます。ぜひ、上手に活用してみてください!

猪坂みなみ(いのさか・みなみ)
管理栄養士。大学卒業後、大手食品メーカーにて商品企画や研究開発などに従事。ダイエットアドバイザー、料理研究家助手、医療ヘルスケアベンチャー企業の商品企画職等を経て、現在はLINEで気軽に取り組めるパーソナルダイエットプログラム「ダイエットナビ」の運営や、ヘルスケア領域の新規事業開発アドバイザリー、法人向けの健康経営サポート等を行う。
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セブン-イレブン「二八そば」、ダイエット中にもおすすめ! プロが選ぶ3大コンビニ「麺メニュー」

「おいしいごはんが食べたい、でも自炊するのはめんどくさい!」そんなズボラ女子の救世主といえば、コンビニ・ファミレス・ファストフード! 毎日の食事をおいしく楽チンにするため、管理栄養士・猪坂みなみ先生に、さまざまなテーマに合わせた「おすすめメニュー」を聞いちゃいます。

セブン・ローソン・ファミマ、肌寒い時期におすすめ「麺メニュー」6選

 秋も深まり、肌寒く感じる日が増えてきた時期、あたたかい麺メニューに手が伸びてしまいませんか? 特にコンビニでは今の時期、そばやうどん、ラーメンなど多くの商品が店頭に並んでいます。

 そこで今回は、人気コンビニ「セブン-イレブン」「ローソン」「ファミリーマート」の麺メニューから、管理栄養士の猪坂みなみ先生に「栄養バランスの良いおすすめ商品」を6品紹介してもらいました!

――麺類からは、主にどんな栄養素が摂取できるのでしょうか?

猪坂みなみ先生(以下、猪坂) そばやうどん、ラーメンのような麺類は糖質を含むので、エネルギーの補給に役立ちます。肉や魚介類、野菜、きのこ、海藻などの具材がたっぷりトッピングされたメニューを選べば、たんぱく質やビタミン、ミネラル、食物繊維などの栄養も一緒に摂れて良いですね。

 麺の栄養素を比較すると、そば粉が配合されている分、うどんやラーメンよりも、そばは食物繊維が豊富だという特徴があります。食物繊維には、血糖値の急上昇抑制や腸内環境を改善する働きがあるので、ダイエットや健康を意識している人は、そばを選ぶのがおすすめです。

 そば粉の割合が高いほど摂取できる食物繊維の量も増えますが、実は小麦粉の割合が多く、そば粉が3割程度しか入っていない場合も。そのため、「十割そば」(そば粉100%)や「二八そば」(小麦粉20%、そば粉80%)などと謳っているお店や商品を選ぶと、より食物繊維の摂取に役立ちます。

――それではまず、「セブン-イレブン」のおすすめ麺メニューを教えてください。

セブン-イレブンおすすめ「鰹だし引き立つわかめ二八そば」(421円、税込み/以下同)

猪坂 前述した通り「二八そば」というのは、小麦粉が20%、そば粉が80%麺に配合されているという意味。さらに、わかめがたっぷりトッピングされていることもあり、1食で5.9gもの食物繊維を摂取できます。これは、女性が1日に摂りたい食物繊維のほぼ1/3の量です。

 わかめには食物繊維のほかにも、余分なナトリウム(塩分)を体外に排出してくれるカリウムや、栄養素の合成や分解を助けてくれるマグネシウムなどが多く含まれています。全体的に低脂質ですので、ダイエット中の方や、脂の多いものを食べると胃がもたれる方にもおすすめ。ただし、たんぱく質の多い食品(肉や魚、卵など)が入っていないので、ゆでたまごや半熟卵などをプラスすると、よりバランスが整いますよ。

セブン-イレブンおすすめ「コク旨ちゃんぽん」(572円)

猪坂 豚肉やもやし、キャベツ、玉ねぎ、にんじん、かまぼこ、ねぎなどがトッピングされた一品。これ1食で1/3日分のたんぱく質と食物繊維を摂取できるという点が、おすすめポイントですね。

 豚肉には、糖質をエネルギーに変えてくれるビタミンB1が豊富に含まれていますので、主食と一緒に食べると、効率よく代謝を進めることができます。

――続いて、「ローソン」の麺メニューはどうですか?

ローソンおすすめ「ちょい麺 鶏ゆず塩らーめん」(430円)

猪坂 鶏肉と卵がトッピングされており、これ1食で女性は1/3日分のたんぱく質を摂取できます。また、ラーメンにしては脂質が少なめで、316kcalと低カロリーなのもポイント。ただし、「ちょい麺」ということで量は少なく、野菜も少量しか摂れないので、サラダなどをプラスすると、より栄養バランスが整いますよ。

ローソンおすすめ「野菜かき揚げ二八そば」(497円)

猪坂 「麺にはやっぱり揚げ物を合わせたい!」という時におすすめなのが、こちらのメニュー。玉ねぎやにんじん、春菊、ごぼうが使われたかき揚げが入っているので、満足感をしっかり得られるでしょう。

 一般的に、コンビニやスーパーのそばに使われている麺は、そば粉の割合が3~5割程度であることが多いのですが、セブン-イレブンの「鰹だし引き立つわかめ二八そば」同様、こちらの「野菜かき揚げ二八そば」も、そば粉が8割配合されています。コンビニで本格的なそばが食べられるのは、とてもうれしいですよね。

――最後に「ファミリーマート」のおすすめ麺メニューを教えてください。

ファミリーマートおすすめ「梅と蒸し鶏のあったかそうめん」(420円)

猪坂 蒸し鶏や卵、野菜などがトッピングされた、あたたかいそうめん。麺メニューはどうしても具が少なくなりがちな一方、こちらの商品は蒸し鶏や卵からたんぱく質が摂れるほか、野菜と海藻も一緒に摂取できるのがうれしいですね。

 とろろ昆布はカリウムやマグネシウム、ビタミンKが豊富に含まれています。普段、海藻を食べる機会が少ないという人は、このメニューから取り入れてみるのはいかがでしょうか?

ファミリーマートおすすめ「あんかけ焼そば」(530円)

猪坂 海老や野菜、きくらげなどがトッピングされており、具だくさんな一品。きくらげなどのきのこに含まれるビタミンDには、健康な骨を維持したり、免疫機能を調節したりする働きがあります。空気が乾燥して風邪をひきやすくなるこれからの時期は、不足しないように注意したいものですね。

 またサラサラしたスープよりも、“あん“のようにとろみがついているものは、胃の中に留まる時間が長くなり、より体を温めてくれると考えられています。特に寒い日は、こちらのメニューを選んでみてください。

 各店から栄養バランスの良い麺メニューをご紹介してきましたが、どれも塩分が多いという注意点があります。つゆやスープは全部飲まずに残すようにしたり、あんやタレを落としながら食べるようにしたりするのがおすすめです。

 とはいえ、具だくさんの麺メニューは「主食・主菜・副菜」の栄養を1品で手軽に摂れる便利な面が魅力。コンビニの麺メニューを食べるときは、今回ご紹介したようなトッピングの多いものを選び、栄養バランスが偏るのを防止していきましょう。
(文:佐藤真琴)

猪坂みなみ(いのさか・みなみ)
管理栄養士。大学卒業後、大手食品メーカーにて商品企画や研究開発などに従事。ダイエットアドバイザー、料理研究家助手、医療ヘルスケアベンチャー企業の商品企画職等を経て、現在はLINEで気軽に取り組めるパーソナルダイエットプログラム「ダイエットナビ」の運営や、ヘルスケア領域の新規事業開発アドバイザリー、法人向けの健康経営サポート等を行う。
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イオン・ニチレイほか、“1,000円以下”の冷凍食品おすすめ6選! プロが「栄養バランス」に注目した商品も

「おいしいごはんが食べたい、でも自炊するのはめんどくさい!」そんなズボラ女子の救世主といえば、コンビニ・ファミレス・ファストフード! 毎日の食事をおいしく楽チンにするため、管理栄養士・猪坂みなみ先生に、さまざまなテーマに合わせた「おすすめメニュー」を聞いちゃいます。

イオン・ニチレイ・Picard(ピカール)、“1,000円以下”冷凍食品おすすめ6選

 コロナ禍によって自宅で食事をする機会が増える中、「冷凍食品」の需要が高まっているといいます。中でも、500〜1,000円程度の“ワンランク上”な冷凍食品が人気になっている様子。手間をかけずに食卓がちょっと豪華になるなんて、とても魅力的ですよね。

 そこで今回は、1,000円以下で少しぜい沢な冷凍食品が購入できる、イオン「プロのひと品」シリーズ、ニチレイ「アットホームバル」シリーズ、そしてフランスで人気の冷凍食品「Picard(ピカール)」に注目。管理栄養士の猪坂みなみ先生に、栄養面から見たおすすめ商品を、2品ずつピックアップしてもらいました!

――冷凍食品ならではのメリットや、上手な活用方法はありますか?

猪坂みなみ先生(以下、猪坂) 冷凍食品のメリットは、やはり保存がきくところです。お好みの食品を常に自宅の冷凍庫に入れておけば、「食事を手軽に済ませたい」「おかずが足りないから何かプラスしたい」という時など、便利に活用できます。

 冷凍食品と同じように、調理の手間が省ける、賞味期限が長いという特徴を持つ食品としては、カップ麺やレトルト食品などもありますが、冷凍食品はこれらと比較すると、食感や風味、栄養状態などを保ちやすいんです。そのため、「栄養バランスは気になるけど、調理に手間をかけたくない」という方には特に、冷凍食品をおすすめします。

――それでは、イオン「プロのひと品」シリーズのおすすめメニューから教えてください。

猪坂 「プロのひと品」シリーズは、自宅でイチから作ろうと思うと手間がかかるグラタンやグリル、カレーなどのメニューがラインナップされている点が、個人的な“推しポイント”。ファミリーレストラン「ロイヤルホスト」などを展開するロイヤルグループの首席料理長が監修しているため、おいしさの面でも信頼できます。

 外食で味わえるような本格的な味わいを、イオン系列のお店で購入できるところもうれしい。比較的入手しやすいというメリットも、「プロのひと品」シリーズの大きな特徴ですね。

イオン「プロのひと品」シリーズおすすめ1品目
「味わい深い5層の重ね焼き スパイス&ハーブ香るビーフと特製ソースのグラタン」(645円、税込み/以下同)

猪坂 「お肉も野菜もどちらも食べたい!」という人におすすめなのが、この商品。牛肉をじっくり炒めて8種のスパイスとハーブで味付けされているので、深い風味を楽しむことができます。ホワイトソースとチーズで濃厚なコクも感じられるでしょう。

 栄養的には、じゃがいもやなす、トマト、たまねぎなどが含まれており、食物繊維を5.4gも摂れるところが良いですね。塩分も控えめなので、むくみや高血圧が気になる人にもおすすめできます。

イオン「プロのひと品」シリーズおすすめ2品目
「煮込んだオニオンとトマトに8種のスパイスを合わせた野菜だけなのにコクのあるカレー」(429円)

猪坂 野菜不足を解消したい人におすすめのカレーです。たまねぎとトマト、ズッキーニ、赤ピーマン、黄ピーマン、なす、じゃがいも、にんじん、オクラと9種類の野菜が入っており、食物繊維を5.8gも摂れます。

 しょうがやにんにく、ガラムマサラなどで、コク深い味わいに仕上げられている点も良いですね。自宅でも手軽に外食のような味わいを楽しめるでしょう。

――続いて、ニチレイ「アットホームバル」シリーズはどうですか?

猪坂 日本の冷凍食品メーカー大手「ニチレイ」が展開する、家でバルのようなメニューを楽しめる「アットホームバル」シリーズ。あめ色たまねぎソースのステーキや、野菜のビネガーソースと絡めたサーモンなど、ワインのおつまみにもなるメニューが楽しめます。

 どのメニューも、主菜(肉や魚などのメインのおかず)だけでなく、副菜(野菜のおかず)もそろっているので、たんぱく質と野菜をバランスよ摂れる点が推しポイントです。

ニチレイ「アットホームバル」シリーズおすすめ1品目
「牛カットステーキ あめ色玉ねぎソース」(648円)

猪坂 主菜として「牛カットステーキ あめ色玉ねぎソース」を、副菜として「クリームスピナッチ風マッシュポテト」と「きのこと赤ピーマンのソテー」を一緒に楽しめるメニュー。牛肉にかかっている「あめ色玉ねぎソース」は、東京・銀座のフランス料理店・マルディグラのシェフが監修したもので、ひと手間かけられた本格的なフレンチの味を楽しめます。

 栄養面から見ても、牛肉でたんぱく質、ジャガイモやほうれん草、赤ピーマンで野菜をきちんと摂取でき、ポイントが高い。1品でたんぱく質と野菜を補給するなら、便利な商品ですね。

ニチレイ「アットホームバル」シリーズおすすめ2品目
「鶏もも肉のステーキ スパイスカレーソース」(594円)

猪坂 こちらも、鶏もも肉ステーキにかかっているのは、マルディグラのシェフが監修したソース。14種のスパイスと2種のハーブで丁寧に仕上げられたカレーソースが、チキンのおいしさを引き立ててくれるでしょう。

 副菜は、ほうれん草とコーンのソテーと枝豆のマッシュポテト。ソースにも野菜が入っており、これ1品で、ほうれん草やトマト、にんじん、枝豆などさまざまな緑黄色野菜を摂ることができます。また、メインは脂質の少ない鶏肉なので、脂っぽいお肉が苦手な人にもおすすめのメニューです。

――最後に、「Picard(ピカール)」のおすすめメニューを教えてください。

猪坂 Picardは、フランスで有名な冷凍食品の専門店です。「牛肉の赤ワイン煮込み」や「エスカルゴ」「クロワッサン」のようなフランスを感じさせるメニューだけでなく、「ミラノ風リゾット」「ベトナム風エビ春巻」「フムス」など、他国の料理も多数ラインナップされています。

 また、パスタだけ見ても普通のロングパスタやペンネ、タリアテッレやニョッキ、ラビオリなど、日本では珍しいメニューがそろっていて、選ぶ楽しさがあるのも「ピカール」の良さ。ホームパーティやおもてなしの際にも役立ちそうです。

「Picard(ピカール)」おすすめ1品目
「鶏肉と小さなパスタ きのこソース」(699円)

猪坂 鶏のむね肉がごろごろと入っており、たんぱく質をしっかり補給できるメニュー。マカロニには、ポルチーニ風味のきのこクリームソースがかかっているので、コクのあるパスタが好きな人には特におすすめします。また、マッシュルームから食物繊維が補給できる点も良いですね。

「Picard(ピカール)」おすすめ2品目
「チレ・レジェーノ」(799円)

猪坂 野菜を摂りたいなら、この「チレ・レジェーノ」がおすすめ。「チレ・レジェーノ」とは、メキシコの家庭料理の一つで、辛くない唐辛子(チレ)にお肉やチーズを入れて揚げたメニューのことを指します。

 ピカールでは、大きめのパプリカに豆や野菜、チーズを詰め、コリアンダーやオレガノがきいたトマトベースのソースをかけて、スパイシーに仕上げています。お肉は入っていませんが、しっかりとした食べ応えがあるので、夕食などのおかずにもおすすめです。

 今回ご紹介した商品のように、最近の冷凍食品は、外食メニューのようにひと手間加えられたものや、他国の料理を本格的に楽しめるものが増えています。忙しいときでも手軽に栄養補給したい人にもおすすめなので、ぜひ好みのメニューを見つけて、自宅で楽しんでみてくださいね。
(文:佐藤真琴)

猪坂みなみ(いのさか・みなみ)
管理栄養士。大学卒業後、大手食品メーカーにて商品企画や研究開発などに従事。ダイエットアドバイザー、料理研究家助手、医療ヘルスケアベンチャー企業の商品企画職等を経て、現在はLINEで気軽に取り組めるパーソナルダイエットプログラム「ダイエットナビ」の運営や、ヘルスケア領域の新規事業開発アドバイザリー、法人向けの健康経営サポート等を行う。
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「牛丼チェーン」は物価高騰でも強い味方に! プロおすすめ“210円以下”サイドメニュー9選

「おいしいごはんが食べたい、でも自炊するのはめんどくさい!」そんなズボラ女子の救世主といえば、コンビニ・ファミレス・ファストフード! 毎日の食事をおいしく楽チンにするため、管理栄養士・猪坂みなみ先生に、さまざまなテーマに合わせた「おすすめメニュー」を聞いちゃいます。

物価高騰でも「牛丼チェーン」は強い味方! プロおすすめトッピングを紹介

 物価の高騰により、ファストフードやファミリーレストランなど、外食産業でも値上がりの波が訪れています。9月7日には、回転寿司チェーン大手の「くら寿司」が、10月1日から値上げを発表。創業依頼、1皿100円(税込み110円)だった商品を5円引き上げるといい、ネットユーザーの間に衝撃が走っていました。

 そんな中、牛丼チェーンのメニューはじわじわと値上がりしながらも、ワンコインでおなかいっぱい食べられるメニューが豊富。そのため、「強い味方になっている」という外食派の方は、結構多いのではないでしょうか?

 ということで今回は、人気牛丼チェーン「吉野家」「松屋」「すき家」に注目。管理栄養士の猪坂みなみ先生に、栄養を補いながら牛丼をおいしく食べるための「おすすめサイドメニュー」を教えてもらいました!

――まずは牛丼の主な栄養素と、牛丼にプラスしたい食品について教えてください。

猪坂みなみ先生(以下、猪坂) 牛丼に含まれる主な栄養素は、「糖質(ご飯)」と「たんぱく質&脂質(牛バラ肉)」です。玉ねぎが入っている場合も多いですが、量としては少なめなので、サイドメニューは野菜を中心に摂取できるものがおすすめ。特に丼ものはご飯の量が多めになるため、血糖値の急上昇を抑えてくれる水溶性食物繊維を野菜から摂ってほしいですね。

 また、お肉や丼ものを食べると、胃もたれやおなかのトラブルを引き起こしやすい人は、消化を助けてくれる酵素を含む野菜や、腸内環境の改善に役立つ発酵食品をプラスするのもいいでしょう。

――それを踏まえて、「吉野家」のサイドメニューは何がおすすめですか?

猪坂 まずは「とん汁」(206円、税込み/以下同)をおすすめしたいです。ニンジンや大根、ネギなどから摂れる水溶性食物繊維には、栄養素の吸収スピードをゆるやかにする働きがあり、食事から摂取した糖が急激に血液へ移行するのを防いでくれます。さらに、コレステロールや塩分(ナトリウム)を体外に出す役割も期待できる栄養素です。

 水溶性食物繊維は、お肉などの動物性食品にはほとんど含まれていないので、野菜から摂取する必要があります。そのため、野菜がごろごろと入った「とん汁」で補えるといいですね。

 また、同じく水溶性食物繊維を補うなら、「ねぎラー油」(118円)も良さそう。ねぎから水溶性食物繊維を摂取できるほか、ラー油に含まれている唐辛子には、脂肪代謝をサポートするカプサイシンが含まれているため、特に脂身の多いお肉と合わせることをおすすめします。

 野菜以外だと、「あさり汁」(173円)にも注目。あさりなどの貝類には、コレステロールの吸収を抑える働きがあるタウリンが含まれています。タウリンは、ヒトの体内でも作り出すことができますが、それだけでは量が足りないので、食事からの摂取が大切。ただ、牛肉にはあまり多くは含まれないため、「あさり汁」で補給できるのはうれしいです。

――続いて、「松屋」のおすすめサイドメニューを教えてください。

猪坂 発酵食品の「富士山キムチ」(100円)は、腸内環境を改善してくれるため、便秘や下痢などおなかのトラブルを予防してくれます。また、キムチにも唐辛子が使われており、カプサイシンが含まれるので、脂質の代謝を助ける効果も期待できるでしょう。

 同じ発酵食品なら「納豆」(100円)もおすすめ。納豆には、糖質やたんぱく質、脂質の代謝を助けてくれるビタミンB2が含まれています。さらに、納豆に含まれる納豆菌や乳酸菌は、腸内で悪玉菌の増殖を抑えて、善玉菌を増やすのにも役立つんです。

 動物性脂肪の多いお肉を食べすぎると、腸内の悪玉菌が増加すると考えられているため、牛丼を食べる際には、腸内環境を整える成分もバランスよく取り入れてみてください。

 また、「大根おろし」(120円)も消化を助けてくれる酵素が豊富に含まれており、ガッツリ系のメニューを食べると胃もたれしやすいという人は、プラスするといいでしょう。さっぱりした辛みで、お肉の脂っぽさも抑えてくれます。

――最後に、「すき家」のおすすめサイドメニューはどれですか?

猪坂 「オクラサラダ」(200円)がいいですね。オクラに含まれるネバネバの正体は、ペクチンという名前の水溶性食物繊維。血糖値の急上昇を防いでくれるので、ご飯の量が多い丼もののお供におすすめします。

 今の季節には「ニンニクねぎ塩レモン」(200円)も注目したいですね。ニンニクやネギなどは独特な香りがしますが、この成分が胃液の分泌を促して、消化を助けてくれます。血行も促進してくれるので、クーラーなどで体が冷えやすい人にもおすすめ。さらにレモンの酸味には、脂っぽいメニューでもさっぱりと食べやすくしてくれる効果もありますよ。

 最後のおすすめメニューは、「いわしつみれ汁」(190円)。いわしなど魚の脂質には、DHAやEPAという物質が含まれており、健康的な血液の状態を保ったり、体脂肪の燃焼を促進したりする働きが期待されているため、不足しないように摂取したいところ。どちらもお肉には含まれないので、お魚の栄養をプラスできるメニューはありがたいです。

 牛丼は手軽にエネルギーを補給できるメニューですが、それだけでは野菜や大豆、魚介類などの栄養が不足しがち。そのため、足りない栄養素をプラスできるかどうかをポイントに、トッピングやサイドメニューを選んでみてくださいね。
(文:佐藤真琴)

猪坂みなみ(いのさか・みなみ)
管理栄養士。大学卒業後、大手食品メーカーにて商品企画や研究開発などに従事。ダイエットアドバイザー、料理研究家助手、医療ヘルスケアベンチャー企業の商品企画職等を経て、現在はLINEで気軽に取り組めるパーソナルダイエットプログラム「ダイエットナビ」の運営や、ヘルスケア領域の新規事業開発アドバイザリー、法人向けの健康経営サポート等を行う。
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無印良品「冷やして食べる」カレーも! プロが選ぶ“夏におすすめ”レトルトカレー12選【成城石井、カルディ】

「おいしいごはんが食べたい、でも自炊するのはめんどくさい!」そんなズボラ女子の救世主といえば、コンビニ・ファミレス・ファストフード! 毎日の食事をおいしく楽チンにするため、管理栄養士・猪坂みなみ先生に、さまざまなテーマに合わせた「おすすめメニュー」を聞いちゃいます。

成城石井、カルディ、無印良品「夏におすすめ」レトルトカレー12選!

 暑い夏は、ピリッと辛い物が食べたくなる季節ですよね。しかし、猛暑の日は自炊するのも面倒……そんな時に役立つのは、レトルトカレー! 昨今は定番の欧風カレーだけでなく、スパイスカレーやインドカレーなど、さまざまな種類のレトルトカレーが手頃な価格で買えるので、自宅で本格的な味が楽しめちゃうんです。

 そこで今回は、レトルトカレーの品揃えが充実している成城石井、無印良品、そしてカルディコーヒーファーム等で販売されている商品から、猪坂先生がおすすめをチョイス。「栄養がたっぷり摂れるカレー」「夏に食べたいスパイスカレー」という2つのテーマに合わせて、各店2品ずつ選んでもらいました。

――栄養面から見て、夏にカレーを食べるメリットはなんですか?

猪坂みなみ先生(以下、猪坂) カレーはエネルギー源となるご飯(お米)と、体を作るたんぱく質(肉や魚介類)、体の調子を整えてくれるビタミンやミネラルなどを含む野菜類を1皿で摂ることができます。そのため、「暑さで食欲が落ちやすい」「夏は栄養バランスが崩れがち」という人には、特におすすめしたいメニューです。

 ルーに含まれるスパイスには、消化を促進したり、食欲を増進させたりする働きがあるだけでなく、自律神経の働きを高める作用も期待されています。夏場は室内と屋外の温度差が大きく自律神経が乱れやすいので、スパイスが効いたカレーは夏にピッタリではないでしょうか。

 ちなみに、カレーのような辛いものを食べると汗が出ると思いますが、蒸発するときに皮膚の体温を奪ってくれるんです。そうすると、爽快感や涼しさを感じられるので、カレーは暑い時期におすすめの料理だといえます。

――それではまず、夏はもちろん1年中食べたい「栄養がたっぷり摂れるカレー」を教えてください。

成城石井:「成城石井desica ココナッツ風味香るグリーンカレー」(150g、453円/税込み・店頭価格、以下同)

猪坂 たんぱく質源となる鶏肉と、ビタミンやミネラル、食物繊維を含むヤングコーン、赤ピーマンなどの具材がたっぷり入ったグリーンカレー。爽快な辛さの青唐辛子や、東南アジアの柑橘類であるコブミカン、ココナッツ、レモングラスなどによって、本場の味わいに仕上げられている点もうれしいですね。

成城石井:「成城石井desica 旨みたっぷりホタテバターカレー」(180g、572円)

猪坂 ホタテがたっぷり入っているので、普段あまり魚介類を食べない人におすすめ。ホタテ以外にも、抗酸化作用の強い成分を含むトマトやたまねぎ、くるみなども入っています。特に夏は、紫外線によってお肌がダメージを受けやすい季節ですが、抗酸化作用を持つ成分はバリア機能があるので、美容を気にする人も積極的に取り入れてみてください。

無印良品:「素材を生かしたカレー バターチキン」(180g、350円)

猪坂 定番&人気の「バターチキン」カレーは、主原料が鶏肉であるため、たんぱく質をしっかり摂取できます。さらに、ビタミンやミネラルを含むたまねぎやカシューナッツ、トマトなどが含まれているのもいいですね。特にトマトは味の違うものが3種類使用されており、酸味や甘味、旨みをバランスよく味わえる商品だと思います。

無印良品:「素材を生かした ごろごろ野菜と豚ひき肉の大盛りカレー」(300g、350円)

猪坂 商品名の通り、じゃがいも、にんじん、たまねぎなどの野菜が“ごろごろ”と入った一品。ビタミンB1が豊富な豚のひき肉も使用されているものの、これだけではたんぱく質が少なめなので、食べるときはゆで卵などを追加するといいでしょう。

カルディ:「北海道から 北海道産牛すじカレー」(180g、383円)

猪坂 牛すじがたっぷり入ったカレーなので、たんぱく質をしっかり摂取できます。ただし、含まれている野菜の量が少ないため、より栄養バランスを整えるためには、ご飯は白米ではなく雑穀米や玄米にしたり、副菜としてサラダをプラスしたりして、ビタミンやミネラル、食物繊維を補うようにしましょう。

カルディ:「カルディオリジナル インドカレー キーマカレー」(180g、267円 ※店頭セール価格)

猪坂 ヨーグルトやスパイスが配合された、本格的なキーマカレー。鶏のひき肉が入っており、たんぱく質の摂取に役立つ商品です。また、たまねぎやトマト、生姜、にんにくなどの野菜が入っているのもポイントが高い。目玉焼きを添えると、味がまろやかになるだけでなく、たんぱく質やビタミン類の補給にもなるのでおすすめですよ。

――続いて、「夏に食べたいスパイスカレー」はどれですか?

成城石井:「成城石井desica 6種野菜と9種スパイスのトマトカレー」(180g、453円)

猪坂 クミン、コリアンダー、ガラムマサラ、メース、ターメリック、オレガノ、ブラックペッパー、クローブ、シナモンという9種類のスパイスが含まれた、トマトベースのカレーです。しかし辛さは控えめなので、誰でもおいしく食べられる点もうれしい。また、じゃがいもやトマト、にんじん、かぼちゃ、パプリカ、たまねぎなど、スパイスのみならず野菜もたっぷり入っている点もいいですね。

成城石井:「成城石井desica 有機キヌアとガルバンゾビーンズのスパイシーカレー」(200g、453円)

猪坂 こちらも、ブラックペッパーやコリアンダー、カルダモン、赤唐辛子、オールスパイス、ホワイトペッパー、クミン、シナモン、ターメリックなど、さまざまな香辛料を配合。具材としては、ひよこ豆やキヌア、トマト、たまねぎなど植物性の食材が中心なので、夏バテ気味でお肉は避けたいという人でも食べやすいでしょう。

無印良品:「素材を生かした 冷やして食べる チキンジンジャーカレー」(180g、350円)

猪坂 「夏に食べたい」というテーマなら、無印良品の冷やして食べるカレーがおすすめ! 「チキンジンジャーカレー」は、生姜やターメリック、唐辛子などが入っているので、適度な辛さを楽しめます。鶏肉がたっぷり入っていて、たんぱく質を補給できる点もいいですね。

 ご飯だけでなく、そうめん、冷やしたうどんにもピッタリなので、どうしても食欲がないときは、麺類にかけたほうが箸が進みそう。夏バテで栄養不足が気になる人は、ぜひ一度試してみてください。

無印良品:「素材を生かしたカレー スパイシーチキン」(180g、350円)

猪坂 ブラックペッパーと赤唐辛子の刺激が特徴的なカレー。コリアンダー、ターメリック、カルダモン、シナモン、クローブなど、さまざまなスパイスの豊かな香りを感じることで、食欲低下も防止できるでしょう。

カルディ:「カルディオリジナル カラダよろこぶ ジンジャーとスパイスのチキンカレー」(180g、347円 ※店頭セール価格)

猪坂 血流を促進し、発汗を促す成分を含む生姜が入ったスパイシーなチキンカレー。食べると体がポカポカしてくるので、冷房の強い室内に長時間いることが多く、冷えを感じるという人に特におすすめです。

カルディ:「カルディオリジナル 和山椒キーマカレー」(180g、324円)

猪坂 和のスパイスである山椒がきいた、ちょっと変わった一品。山椒以外にも、コリアンダーやターメリック、カルダモン、フェンネル、メッチ、コショウ、ニンニクなどの香辛料が使用されており、さわやかなスパイス感を味わえます。かつおや昆布がベースに使われたカレーなので、さっぱりと食べられる点も夏向きですね。

 暑さで食欲が落ちやすい季節ですが、そんな時こそきちんと栄養補給しなければ、体調不良を招いてしまいます。スパイシーなカレーで食欲を取り戻して、元気に過ごしていきましょう!
(文:佐藤真琴)

猪坂みなみ(いのさか・みなみ)
管理栄養士。大学卒業後、大手食品メーカーにて商品企画や研究開発などに従事。ダイエットアドバイザー、料理研究家助手、医療ヘルスケアベンチャー企業の商品企画職等を経て、現在はLINEで気軽に取り組めるパーソナルダイエットプログラム「ダイエットナビ」の運営や、ヘルスケア領域の新規事業開発アドバイザリー、法人向けの健康経営サポート等を行う。
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吉野家「ねぎ塩豚皿麦とろ御膳」は夏にピッタリ! 松屋&すき家を抑えてプロがおすすめ

「おいしいごはんが食べたい、でも自炊するのはめんどくさい!」そんなズボラ女子の救世主といえば、コンビニ・ファミレス・ファストフード! 毎日の食事をおいしく楽チンにするため、管理栄養士・猪坂みなみ先生に、さまざまなテーマに合わせた「おすすめメニュー」を聞いちゃいます。

吉野家、松屋、すき家「夏限定メニュー」プロが選ぶおすすめメニュー

 この時期、人気牛丼チェーンの吉野家、松屋、すき家では、続々と「夏限定メニュー」が登場しています。それぞれ、個性的なラインナップですが、栄養面から見た時に「夏にピッタリ」なメニューは、一体どれなのでしょうか?

 そこで今回は、管理栄養士の猪坂みなみ先生に、「栄養面から見ておすすめしたい牛丼チェーンの夏限定メニュー」を選んでもらいました!

――暑い時期、特に必要な栄養素はありますか?

猪坂みなみ先生(以下、猪坂) 暑い日が続くと体がだるくなったり、疲れが取れないと感じたりする人も多いのではないでしょうか。そんな時は、体を動かすエネルギー源である「糖質」と、糖質からエネルギーを生み出すのを助けてくれる「ビタミンB1」、そのビタミンB1の吸収率を高めてくれる「アリシン」を摂取するのがおすすめです。

 また、暑くて食欲がわかないと、のどごしの良いそうめんや、ざるそばなどの麺類ばかり選んでしまうかもしれませんが、それではたんぱく質などの栄養が不足しがち。夏は特に、肉や魚、卵、大豆製品などをしっかり食べるように意識しましょう。

――それを踏まえて、まずは「吉野家」のおすすめ夏限定メニューを教えてください。

猪坂 吉野家のおすすめは「ねぎ塩豚皿麦とろ御膳」(767円、税込み/以下同)。豚肉やとろろ、オクラなど、ビタミンB1を含む食材をしっかり摂れるメニューです。ビタミンB1の吸収率を高めてくれるアリシンを含むネギもトッピングされているので、より効率よく夏の疲れをとることができるでしょう。

 さらに、とろろやオクラ、ネギなどの野菜には、皮膚でメラニン色素の生成を抑えて日焼けを防いでくれるビタミンCも含まれています。お肌のダメージを防止したい人は、こういった野菜類を食事に取り入れてみてください。

――続いて「松屋」はどうですか?

猪坂 夏野菜が入っている「海鮮ごろごろシーフードカレー」(並盛・880円)がいいですね。エビやアサリ、イカ、貝柱などのシーフードや、ズッキーニ、パプリカ、ナスなどの夏野菜が、名前の通りごろごろと入っているので、食べごたえもありそう。夏野菜からは、代謝をスムーズにしてくれるビタミンやミネラルも補えます。

 たんぱく質は31.4gと十分な量が含まれているので、トレーニングをしている人にもおすすめ。また、カレーなどに含まれるスパイスには食欲増進作用もあるので、暑くて食欲が落ちている日にぜひ選んでほしいですね。

――最後に、「すき家」のおすすめ夏限定メニューを教えてください。

猪坂 すき家は、ビタミンB1やアリシンを含むニンニクの補給に役立つ「トリプルニンニク牛丼」(並盛・650円)がおすすめです。ご飯から糖質を、牛肉からたんぱく質を補給できるうえに、ニンニクの芽、フライドにんにく、ガーリックフレークがたっぷりトッピングされているのがポイント。

 ニンニクの芽は、ニンニク本体と比べて抗酸化作用の強いβカロテンや、ビタミンCを豊富に含んでいます。抗酸化作用のある成分には、紫外線によるお肌のダメージを防ぐ働きが期待されているので、夏には特にしっかり摂りたいですね。

 一方、ニンニク本体のほうにも、塩分の摂りすぎによるむくみの予防に役立つカリウムや、アミノ酸などの代謝を助けてくれるビタミンB6が多く含まれています。このように、同じニンニクでも部位によって栄養素が違うので、それを一度に補給できるのがこのメニューのいいところだと思います。

 ちなみに、期間限定でトッピングメニューとして「トリプルニンニク」(250円)も販売中。例えば、牛肉よりもビタミンB1を多く含む豚肉を使った「豚生姜焼き丼」(並盛り・580円)に組み合わせると、栄養面では“最強”ですね。

――それでは、今回紹介した中から「一番おすすめしたい牛丼チェーンの夏メニュー」を教えてください。

猪坂 どのお店のメニューにもそれぞれの特色があるので、好みでお選びいただければ良いと思いますが、強いて一番を選ぶのであれば、吉野家の「ねぎ塩豚皿麦とろ御膳」でしょうか。疲労回復に役立つビタミンB1をしっかり摂れるのが魅力です。

 なお、牛丼チェーンのメニューは「並盛り」でオーダーしても、ご飯の量はお茶碗大盛りに相当する量になります。なので、食べ過ぎが気になる人や運動量の少ない人は、小盛りやミニサイズをオーダーすると、ちょうど良いですよ。手軽に栄養が摂れる牛丼チェーンの夏限定メニューで、夏バテを予防し、元気に過ごしていきましょう!
(文:佐藤真琴)

猪坂みなみ(いのさか・みなみ)
管理栄養士。大学卒業後、大手食品メーカーにて商品企画や研究開発などに従事。ダイエットアドバイザー、料理研究家助手、医療ヘルスケアベンチャー企業の商品企画職等を経て、現在はLINEで気軽に取り組めるパーソナルダイエットプログラム「ダイエットナビ」の運営や、ヘルスケア領域の新規事業開発アドバイザリー、法人向けの健康経営サポート等を行う。
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「モスバーガー」のモーニングをプロがおすすめ! “390円”メニューのうれしいポイント

「おいしいごはんが食べたい、でも自炊するのはめんどくさい!」そんなズボラ女子の救世主といえば、コンビニ・ファミレス・ファストフード! 毎日の食事をおいしく楽チンにするため、管理栄養士・猪坂みなみ先生に、さまざまなテーマに合わせた「おすすめメニュー」を聞いちゃいます。

人気バーガーチェーン「モーニング」をチェック! プロおすすめのメニューは?

 この連載で特に人気の「モーニングメニュー」比較。今回は、人気のバーガーチェーン「モスバーガー」「フレッシュネスバーガー」「ロッテリア」について、管理栄養士の猪坂みなみ先生が、朝からしっかり栄養が摂れるおすすめを紹介していきます。最後には「一番おすすめしたいモーニングメニュー」をズバリ答えてもらいました!

――バーガーチェーンのモーニングを食べる際に、気をつけたほうがいいことはありますか?

猪坂みなみ先生(以下、猪坂) バーガーチェーンなどのファストフードで朝食を摂る一番の利点は、やはり手軽に栄養補給できる点ですね。「朝は時間がなくて朝食を抜いてしまいがち」という人も、お店を上手に活用すれば、しっかり朝食を摂ることができます。

 一方で気をつけたい点としては、メニューによって摂取できるたんぱく質や、野菜の量が少なめになってしまうこと。できるだけ肉や魚、卵、大豆、野菜などの栄養を摂れるメニューを選ぶようにしましょう。

――ではまず、「モスバーガー」のおすすめモーニングメニューを教えてください。

猪坂 「モーニング野菜チーズバーガー」(単品:390円、ドリンクセット:540円/税込み、以下同)」がいいですね。ポイントは、たんぱく質と野菜が摂れるところ。レタスやトマト、オニオンスライスなどの野菜がサンドされているので、ビタミンやミネラル、食物繊維を補給できます。

 また、カロリーハーフタイプのマヨネーズが使われているので、余計な脂質の摂取を抑えられるのもうれしい。さらに、パティやチーズからたんぱく質もしっかり摂れますよ。

 「モーニング野菜チーズバーガー」以外では、「モーニング野菜バーガー」(単品:360円、ドリンクセット510円)と、「ソイモーニング野菜チーズバーガー」(単品:410円、ドリンクセット560円)」も、たんぱく質の補給に役立つメニューです。

 普段、野菜をあまり摂取できておらず、食物繊維不足が気になる場合は、大豆を主原料として肉に近い食感が再現されている「ソイパティ」を使った「ソイモーニング野菜チーズバーガー」がおすすめ。ソイパティはたんぱく質だけでなく、食物繊維の供給源にもなります。

――続いて、「フレッシュネスバーガー」はどうですか?

猪坂 フレッシュネスバーガーのモーニングは、「パウンドケーキセット」か「ホットドッグセット」のどちらかを選べます。「パウンドケーキセット」はたんぱく質や野菜類が摂れないので、栄養バランスを考えるなら、「ホットドッグセット」がいいでしょう。

 その上で、たんぱく質を摂りたいなら「チーズドッグ」(単品:340円、ドリンクセット510円)、野菜も一緒に摂りたい場合は「ツナトマトドッグ」(単品:280円、ドリンクセット450円)がおすすめ。ただし、どちらも脂質が多いので、お昼と夜ごはんは和食など脂質の少ないメニューを選び、バランスをとるように心がけてほしいですね。

――最後に、「ロッテリア」のおすすめモーニングメニューを教えてください。

猪坂 レタスやトマト、スライスオニオンなどの野菜を摂取できる「ソイ野菜ハンバーガー」(単品:430円、セット:850円)がいいですね。野菜がしっかり摂れるだけでなく、カロリー50%カットかつノンコレステロールのマヨドレッシングが使われているのもうれしい。

 モスバーガー同様「ソイパティ」が使われていますが、これだけではややたんぱく質が足りないので、プロセスチーズや半熟タマゴをトッピングしたり、ドリンクに牛乳が入ったカフェラテを選んだりすることで、摂取量を増やせますよ。

――3店舗の中で「一番おすすめしたいモーニングメニュー」はどれですか?

猪坂 一番のおすすめは、モスバーガーの「モーニング野菜チーズバーガー」です! 1品で野菜とたんぱく質をバランスよく摂れるのが、ポイント高いですね。もちろん、今回紹介したフレッシュネスバーガーやロッテリアのメニューも、エネルギーやたんぱく質の補給に役立つので、お好きなものを選んでみてください。

 忙しい朝は、栄養バランスを考えながら朝食を摂るだけで素晴らしい! パンやご飯など糖質の多い食品だけでなく、たんぱく質の多い食材や野菜類を摂取することで、筋肉の分解を防ぎ、元気に1日を始められます。ぜひ、バーガーチェーンのモーニングメニューも活用していきましょう。
(文:佐藤真琴)

猪坂みなみ(いのさか・みなみ)
管理栄養士。大学卒業後、大手食品メーカーにて商品企画や研究開発などに従事。ダイエットアドバイザー、料理研究家助手、医療ヘルスケアベンチャー企業の商品企画職等を経て、現在はLINEで気軽に取り組めるパーソナルダイエットプログラム「ダイエットナビ」の運営や、ヘルスケア領域の新規事業開発アドバイザリー、法人向けの健康経営サポート等を行う。
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はなまるうどん、“670円”のメニューをプロがおすすめ! 夏に食べたい一品は?【丸亀製麵、なか卯】

「おいしいごはんが食べたい、でも自炊するのはめんどくさい!」そんなズボラ女子の救世主といえば、コンビニ・ファミレス・ファストフード! 毎日の食事をおいしく楽チンにするため、管理栄養士・猪坂みなみ先生に、さまざまなテーマに合わせた「おすすめメニュー」を聞いちゃいます。

人気うどんチェーン、夏に食べたい「おすすめメニュー」はコレ!

 記録的な猛暑が続き、すでに夏バテ気味という人も多いのでは? 食欲も落ちてしまいがちですが、うどんチェーンでは、さっぱりと食べられるメニューが充実しています。

 そこで今回は、人気うどんチェーン「はなまるうどん」「丸亀製麵」「なか卯」に注目。管理栄養士の猪坂みなみ先生が、栄養面から見て夏におすすめしたい商品を、各店1品ずつ選んじゃいます!

――まずは「はなまるうどん」のおすすめメニューを教えてください。

猪坂みなみ先生(以下、猪坂) ズバリ、「塩豚温玉ぶっかけ」(中・670円、税込み/以下同)です! 豚肉や卵には、糖質をエネルギーに変えるビタミンB1が含まれています。うどんのように糖質を多く含む主食を食べる際、ビタミンB1を一緒に摂ると、効率よく糖をエネルギーに変換できるため、暑さでバテやすい時期にはおすすめの組み合わせです。

 また、卵は半熟状態だと消化しやすいので、暑さで胃もたれ気味という人でも食べやすいはず。なお、このうどんにトッピングされているネギには、アリシンという成分が含まれており、ビタミンB1の吸収率を高めてくれるんです。なので「塩豚温玉ぶっかけ」は栄養面から見て、とてもいい組み合わせだといえます。

 ちなみに、このメニューは「温」と「冷」どちらでもオーダーできるので、冷房で体が冷えているときは「温」を、屋外を歩いてきた後などは「冷」をというように、状況に応じて選べるのもうれしいですね。

――続いて、「丸亀製麺」はどうですか?

猪坂 「鬼おろし豚しゃぶぶっかけ」(並・690円)がおすすめです。豚肉はしゃぶしゃぶにすることで余分な脂が落ちるので、脂質の摂りすぎが気になる人も選びやすいと思います。

 また、たっぷりとトッピングされた大根には、先ほども出てきたアリシンが含まれているため、豚肉のビタミンB1と相性がいい。さらに、ちょこんとゆずが乗っているので、いい香りでリラックスやリフレッシュができそうですね。

 ポン酢でさっぱりとした味付けに仕上げられているため、食欲のない暑い日でも食べやすく、夏の栄養補給に役立つ冷やし麺だと思います。

――最後に、「なか卯」のおすすめメニューを教えてください。

猪坂 「ねぎ親子がけうどん」(並・620円)がいいですね。こちらは、なか卯の定番メニュー「親子丼」(並・490円)の具をうどんに乗せたもの。麺メニューはどうしてもたんぱく質が不足しやすいので、鶏肉や卵がたっぷり摂れるのはいいですね。

 多めにトッピングされているネギからは、ビタミンCなどのビタミン、カリウムなどのミネラルが摂れます。夏は汗をかくことでミネラルなどを失いやすいので、こういった野菜から補うことも意識したいところ。

 また、“味変”できるようにピリ辛の柚子スパイスが添えられているのもいいですね。このような辛み成分には食欲増進作用があるので、夏バテで食欲不振になりやすい人は、ぜひ選んでみてください。ただし、辛いものを食べすぎると粘膜に悪影響を及ぼすこともあるので、要注意です。

――今回紹介した3品から、「一番おすすめのメニュー」を選ぶならどれですか?

猪坂 しいて一つ選ぶなら、はなまるうどんの「塩豚温玉ぶっかけ」でしょうか。豚肉と卵食材から、疲労回復に役立つビタミンB1を摂れる点がポイント高いですね。

 ただし、豚バラ肉は脂質が多めなので、脂っぽさが気になる人は、丸亀製麺の「鬼おろし豚しゃぶぶっかけ」のほうがおすすめ。豚肉を湯通ししている分、さっぱりと食べられますよ。

 今回は、夏におすすめのうどんメニューを紹介してきました。どれも食欲が落ちてバテやすい時期に摂りたいたんぱく質やビタミン、ミネラルなどの補給に役立つメニューですので、ご自身の好みやニーズに合うメニューを選んで、暑い夏も元気に過ごしていきましょう!
(文:佐藤真琴)

猪坂みなみ(いのさか・みなみ)
管理栄養士。大学卒業後、大手食品メーカーにて商品企画や研究開発などに従事。ダイエットアドバイザー、料理研究家助手、医療ヘルスケアベンチャー企業の商品企画職等を経て、現在はLINEで気軽に取り組めるパーソナルダイエットプログラム「ダイエットナビ」の運営や、ヘルスケア領域の新規事業開発アドバイザリー、法人向けの健康経営サポート等を行う。
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バーミヤンVS餃子の王将、“1人飲み”ならどっちが正解? プロの決め手は「サラダ」!?

「おいしいごはんが食べたい、でも自炊するのはめんどくさい!」そんなズボラ女子の救世主といえば、コンビニ・ファミレス・ファストフード! 毎日の食事をおいしく楽チンにするため、管理栄養士・猪坂みなみ先生に、さまざまなテーマに合わせた「おすすめメニュー」を聞いちゃいます。

「バーミヤン」VS「餃子の王将」、“1人飲み”するならどっちが正解!?

 夏を感じさせる暑い日も増えてきた、今日この頃。仕事が終わってから、冷たいビールを“ゴクッ”と飲みたくなるなんて人も、多いのではないでしょうか? そんな時、1人でも気軽に立ち寄りやすい店といえば、中華ファミレス。1人分のおつまみメニューが用意されている店が多いだけでなく、お得な価格も“ちょい飲み”の強い味方ですよね。

 そこで今回は、管理栄養士の猪坂みなみ先生が、中華ファミレスの2大人気店「バーミヤン」と「餃子の王将」から、栄養面を見ておすすめしたい“1人飲みにぴったりなメニュー”を、それぞれ3品チョイス。最後に、どちらのお店がよりおすすめなのか、ジャッジしてもらいました!

バーミヤンおすすめメニュー「ネギ塩冷やしトマト」(329円、税込み/以下同)

 冷やしたトマトに白ネギがトッピングされ、塩ダレで味をつけたシンプルなメニュー。「生ビール(中ジョッキ)」と「おつまみの麻辣ピーナッツ」、そして「選べる小皿メニュー」のセットで769円という、お得な「晩酌セット」の「小皿」にも選べる一品です。

 トマトには、強い抗酸化作用を持つリコピンが含まれていますが、この成分は、アルコールを過剰に摂取したときに発生する活性酸素をやっつける役割も。お酒を飲むときには、特にしっかり摂取しておくといいでしょう。

 それだけでなく、トマトの成分には、アルコール代謝をスムーズにする働きがあると考えられており、酔いが回るのを緩やかにしてくれたり、酔いが覚めるのを早めてくれたりします。二日酔いの予防にも、ぜひ選びたいですね。

バーミヤンおすすめメニュー「海老イカ帆立の油淋鶏ソース」(598円)

 3種類の海鮮と野菜に、甘酢しょうゆダレがしっかりと絡んだメニュー。海老やイカ、帆立などの海鮮にはタウリンというアミノ酸が含まれており、肝臓の能力を強める働きがあるため、お酒のお供にぴったりだといえるでしょう。また、たんぱく質と野菜をどちらも摂取できる点もうれしいですね。

バーミヤンおすすめメニュー「牛肉の酸辣炒め」(659円)

 牛カルビ肉と野菜を酸っぱ辛く味付けした炒め物。こちらも、たんぱく質と野菜類の栄養を一皿で摂れるメニューです。牛肉には肝臓の機能の維持に役立つメチオニンというアミノ酸が含まれているので、肝臓のケアのためにも摂り入れたい栄養素だといえます。

 ただし、牛カルビ肉はもともと脂身の多い部位なうえに、中華の炒め物には油が多く使われているため、脂質はやや多め。ほかにおつまみを選ぶなら、サラダや豆腐など、脂質の少ないメニューを中心に選び、カロリーオーバーにならないよう調整してみてください。

餃子の王将おすすめメニュー「野菜炒め(ジャストサイズ)」(293円)

 野菜の旨みと食感を楽しむことができる、シンプルな炒め物。中華料理は油が多く使われているので、先にこういったメニューで野菜をしっかり食べて、食物繊維を摂取しておくのがおすすめです。野菜などに含まれている水溶性食物繊維には、余分な糖や脂の吸収を抑える働きが期待されていますよ。

餃子の王将おすすめメニュー「棒々鶏(バンバンジー/蒸し鶏)」(605円)

 鶏肉に濃厚なゴマだれがかかったメニュー。揚げ物や炒め物に比べ、調理の際に使われている油が少ないので、脂質が少ない低カロリーメニューとしておすすめします。鶏肉からたんぱく質を、レタスやきゅうり、トマトからビタミン類をバランスよく摂れるのもいいですね。

 また鶏肉には、体内でタウリンの材料となるメチオニンが含まれていて、肝臓を保護する作用が期待できます。お酒のおつまみとして、ぴったりだといえるでしょう。

餃子の王将おすすめメニュー「回鍋肉(ジャストサイズ)」(326円)

 豚肉、キャベツ、ピーマン、ネギを味噌ダレで味つけた回鍋肉。たんぱく質と野菜を一度に適量摂れることと、豚肉にアルコールの分解を助けるビタミンB1が豊富に含まれているところが、おすすめしたいポイントです。

 それぞれのメニューを見てきましたが、バーミヤンはバリエーションが豊かですし、餃子の王将は1人で食べるのにちょうどいい「ジャストサイズ」があります。どちらのお店も、1人で飲みたいときには最適だと思います。

 その上で、栄養面から見た時に強いて選ぶなら、バーミヤンでしょうか。中華料理は油の使用量が多いジャンルですが、バーミヤンは油で炒めたり揚げたりした料理だけでなく、サラダなどの冷菜が充実しているので、上手に選べば脂質の摂りすぎを防げそう。

 とはいえ、「1人飲みでもいろいろなメニューを味わいたい!」という場合は、少量サイズのメニューが豊富な餃子の王将も捨てがたい。ご自身のニーズに合ったお店を選び、楽しい時間を過ごしてください!
(文:佐藤真琴)

猪坂みなみ(いのさか・みなみ)
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3大コンビニ、“400円以下”ダイエット中におすすめ「冷凍食品」6選!【セブン、ローソン、ファミマ】

「おいしいごはんが食べたい、でも自炊するのはめんどくさい!」そんなズボラ女子の救世主といえば、コンビニ・ファミレス・ファストフード! 毎日の食事をおいしく楽チンにするため、管理栄養士・猪坂みなみ先生に、さまざまなテーマに合わせた「おすすめメニュー」を聞いちゃいます。

3大コンビニ、ダイエット中の女性におすすめ「冷凍食品」6選

 この時期、「夏が近づいてきたし、そろそろダイエットしようかな」なんて考えている人、結構多いのでは? ダイエットのため食事に気をつけようと思っても、自炊するのはやっぱり面倒……。そんなとき、管理栄養士の猪坂みなみ先生がおすすめするのは「冷凍食品」! 最近は、コンビニでも冷凍のお惣菜が手軽に買えるので、栄養バランスを手軽に整えられるのだとか。

 そこで今回は、大手コンビニ「セブンーイレブン」「ローソン」「ファミリーマート」の冷凍食品から、ダイエット中におすすめの商品を紹介してもらいました!

女性はダイエット中、「たんぱく質不足」になりがち!?

――ダイエットをする際、食事で気を付けるべきポイントはありますか?

猪坂みなみ先生(以下、猪坂) ダイエットというと、「食事量を減らさなくてはいけない」と考える人も多いと思いますが、単純に食べる量を減らすだけでは、健康な体を維持するために必要な栄養が不足してしまいます。そのため、バランスよく栄養を摂ることが重要です。

 どの栄養素も重要なので、「これだけをたくさん摂っておけばいい」ということはありませんが、ダイエット中の女性が陥りがちなのは、カロリーだけに着目して、食事をサラダのみにしたり、食事量を減らしたりすることによって起こる“たんぱく質不足”です。

 たんぱく質は筋肉の材料になるものなので、不足するとスムーズに筋肉の合成が進まなくなってしまいます。筋肉が減ると代謝が落ちて、リバウンドしやすい体になってしまうので、特にダイエット中は不足しないように気を付けましょう。

――冷凍食品でも、たんぱく質は十分に摂れますか?

猪坂 冷凍したからといって、たんぱく質の量が減ることはありません。最近では、肉や魚のおかずを冷凍した食品も増えているので、たんぱく質不足を感じたら、ぜひ食事にプラスしてみてください。

 冷凍食品の注意点を一つ挙げるならば、塩分の摂りすぎにつながりやすいこと。冷凍食品に限らず、市販の惣菜は万人受けするように濃い味付けになっているので、ほかのおかずを薄味にしたり、1回で食べきらないようにしたりなど、気をつけられると良いですね。

 そのうえで今回は、「たんぱく質が摂れること」に注目して、ダイエット中におすすめしたいコンビニの冷凍食品を紹介していきます!

――ではまず、「セブン-イレブン」のおすすめ冷凍食品を教えてください。

セブン-イレブンおすすめ「鶏むね肉とブロッコリー」(354円、税込み/以下同)

猪坂 脂質の少ない鶏むね肉をしっとりと仕上げたメニュー。食べやすい大きさにカットされているので、まるごとパックされているサラダチキンよりも、手軽に食べられると思います。

 あわせて、ブロッコリーで野菜が摂取できるのもうれしいポイント。レンジ解凍でも自然解凍でも食べられるので、外出先で食べたい、家にレンジがないという時にも便利です。

セブン-イレブンおすすめ「ジューシー鶏つくね」(300円)

猪坂 ちょっとこってりした味のものが食べたい時には、こちらの商品がおすすめ。外はこんがり、中はふんわり食感に仕上げられていて、ダイエット中ではない方にも、おつまみとしてよさそう。大葉とヤゲン軟骨が入っているため、大葉の香りやコリコリの食感を楽しめます。

 ただし、脂質がやや多いので、副菜にはほうれん草のおひたしやもずくなど、脂質の少ないものを選ぶと良いでしょう。

――続いて、「ローソン」のおすすめ商品はどれですか?

ローソンおすすめ「備長炭で仕上げた炭火焼鳥」(238円)

猪坂 高たんぱく・低脂質でダイエットに向いている食材である鶏肉を、炭火で香ばしく焼き上げた焼鳥。砂糖やみりんで味付けされているものの、糖質は5.4gと少なめなのもうれしいですね。

 皮も付いていますが、ダイエットのことを考えるならば、取り除いて食べたほうがいいかも。余分な脂質の摂取を防ぐことができますよ。

ローソンおすすめ「砂肝にんにくまみれ」(258円)

猪坂 女性に不足しがちな鉄分の補給に役立つ「砂肝」を使ったおかず。野菜(にんにくの芽)が摂れる点も良いですね。また、砂肝はコリコリとした適度な食感があるため、自然とよく噛んで、ゆっくり食べることになります。早食いをすると太りやすくなってしまうので、ゆっくり食べられるおかずはダイエット向きなんです。

 ただし、お酒のおつまみにもなるほど味が濃く、塩分の摂りすぎからむくみを招く恐れも。副菜は薄味にするなど、組み合わせには工夫が必要でしょう。

――最後に、「ファミリーマート」のおすすめ冷凍食品を教えてください。

ファミリーマートおすすめ「鶏ガラと生姜を使った特製ダレのレバニラ」(388円)

猪坂 目や皮膚の粘膜を健康に保つのに役立つ「ビタミンA」や、代謝をサポートしてくれる「ビタミンB群」、月経のある女性が不足しやすい「鉄分」など、さまざまな栄養素を豊富に含む豚レバーを、野菜と一緒に合わせたメニュー。おろし生姜や醤油などで味付けされているため、糖質が2.7gしか含まれていない点も、ダイエット向きだといえます。

ファミリーマートおすすめ「野菜とチキンのアヒージョ風」(311円)

猪坂 鶏肉からたんぱく質を摂取できるだけでなく、じゃがいもやブロッコリーも入っているので、食物繊維も合わせて補給できるメニュー。塩分が0.8gと少なめなので、むくみが気になる女性にとってうれしいポイントですね。スパイスやハーブで風味づけされているため、おいしさも損ないません。

 今回紹介した商品は、つくねや焼鳥、レバニラなど、家で作ろうと思うと手間がかかるメニューが多かったですが、冷凍食品ならレンジでチンするだけなので、気軽に食べられます。普段の食事でなかなかたんぱく質を補えない場合は、便利な冷凍食品を活用してみてはいかがでしょうか。
(文:佐藤真琴)

猪坂みなみ(いのさか・みなみ)
管理栄養士。大学卒業後、大手食品メーカーにて商品企画や研究開発などに従事。ダイエットアドバイザー、料理研究家助手、医療ヘルスケアベンチャー企業の商品企画職等を経て、現在はLINEで気軽に取り組めるパーソナルダイエットプログラム「ダイエットナビ」の運営や、ヘルスケア領域の新規事業開発アドバイザリー、法人向けの健康経営サポート等を行う。
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