プロ筆跡鑑定人がNEWS・手越祐也を読み解く! 「無意識で修羅場を呼び込む」タイプの今後は?

 5月26日、NEWS・手越祐也の芸能活動休止がジャニーズ事務所から発表された。さらに、事務所を退所する意向を固めており、実業家になりたいと思っているとも報じられている。そこで手越の今後を見通すために、筆跡鑑定人で筆跡心理学に基づいた書籍『自分のイヤなところは直る! 〜名前を書くだけ〜』(東邦出版)の著者・牧野秀美氏に、手越の筆跡を読み解いてもらった。

考えるより感覚重視のイケイケタイプ

――手越の基本的な性格を教えてください。

牧野秀美氏(以下、牧野) 手越君は、もともと(1)接筆部が閉じ、(8)ハネが強いことから、根は真面目で物事を中途半端にすることを嫌うタイプのようです。また、(2)大小文字が混ざること、(7)左払いが長いことから、平凡よりも変化のある日常を好み、その中でも自分が中心でいたい、目立ちたいといった欲求があるようです。金髪の派手なイメージも、このようなところから来ているのではないでしょうか。

 左右払いとものびのびと書かれていますので、悪気なく自然に自分の存在をアピールできるとともに、(3)文字と文字の間隔が狭いことはせっかち気味、つまり待つことが苦手でどんどん先に進みたい、答えを早く知りたいといった傾向があるでしょう。とはいっても、ハネがしっかりしていますので、ある程度自分で満足するところまではやり遂げたい気持ちはあるようです。

 しかし、論理的にものを考えるよりも、その時々の感情や気分で動くことが多いため、気持ちと行動の一貫性がとりにくく、考え方と行動面のギャップが激しくなりそうです。言うことは真面目でしっかりしているのに、やることはその時その時で違う……となると、周りからは何を考えているのかわからない、と思われることがあるかもしれません。

 前回の嵐・二宮和也君もハネはしっかりしていましたが、手越君との決定的な違いは、自分の内面に時間をかけて向き合うことができるかどうか、ということでしょう。文字内部の空間を計算しながら書いている二宮君に対して、手越君は文字内部の空間の分割が均等ではありません。これは気の向くままにペンを走らせている、つまり計算せずに気分次第で行動しているといえるでしょう。

――たびたびスキャンダルが報じられながらも、勝手な行動を取り続けている神経の太さのようなものは表れていますか?

牧野 考え方は、基本真面目なのですが、基準があいまいなまま、自分の考え方に固執する傾向がある。つまり、人の意見を聞かずに感覚で動くため、周囲から誤解されやすいのは確かでしょう。何かしでかしたとしても、かわいらしい程度のものであれば、持ち前の愛嬌で済まされますが……。

――その時々の状況判断が苦手なのでしょうか?

牧野 能力がないとは思えません。そのように動く癖がついていないのでしょう。もともと型にはまらず自由にやりたいタイプですので、自分が中心だと考えて、悪気はないけれども都合よく解釈してしまうのでしょう。行動については、あらかじめ考えることなく、その時々の感覚・感情で動いてしまいます。なので、確信犯的に勝手な行動を取っているとは思えません。名前に出ている(4)横線の間隔がバラバラ、(6)文字と文字が接する。(7)左払いの長さと(8)強いハネを総合的に考えると、無意識のうちに、自らの自由な振る舞いから修羅場を呼び込んでしまうようです。

芸能人の素質は十分。自己管理能力が身についていれば……

――事務所やグループにも迷惑をかけながら、ここまで活動できたのは、何か人望のようなものがあるのでしょうか? そもそも、芸能人に向いていますか?

牧野 手越君の良いところは勢いです。資料にあったNEWSメンバーの筆跡から、小山慶一郎君には安定感、加藤シゲアキ君には精神性の高さ、増田貴久君には決められたことをきちんと守る生真面目さがあることがうかがえますが、3人ともお膳立てを必要とする、つまり、勝手なことはしないタイプだといえるでしょう。組織にとっては扱いやすい半面、勢いに乏しいようです。それをカバーする存在としての、手越君のキャラクターなのでしょう。アクシデントに強く、派手なパフォーマンスができ、それをこなす自分に充実感を感じるといった面においては、手越君には芸能人の素質は十分にあるといえるでしょう。また、思ったことをはっきり口に出してしまうタイプですが、自分が仕切りたいと思っているわけではなさそうですので、手越君本人が心の底から信頼している人物によって、自分と向き合う時間を作り、内省できるよう訓練してあげることで、問題行動も少なくなったのではないでしょうか。

――無期限の活動休止の処分に反発、事務所を辞めて独立を決断したともいわれています。果たして実業家としてうまくいくのでしょうか? それとも、タレントとして、今後もやっていったほうがいいのでしょうか?

牧野 手越君には、手綱を握ってくれる存在が必要でしょう。というのも、自分の力で何かを成し遂げたいといった独立精神に乏しく、今のままでは時間軸で物事を俯瞰できません。確固たる信念や価値観を持たないまま独立したとすると、最初は勢いで突っ走ることができても、足元を固めていきながら組織と人を育てていく流れが見えません。

 また、タレントとしてやっていく場合も、気分や感情が支配する自分の行動のクセを認識できなければ、受け入れ先も躊躇するのではないでしょうか。とはいっても、この流れでいくと、どこかに所属するといった選択肢はないかもしれません。結局、独立する方向になるのではと思われます。ただ、どこかで人生の師と出会うことができれば、彼の明るさと、芸能人の素質は、無駄にならずにすむのではないかと思われます。この一件をバネに、ぜひともいま一度自分自身と向き合ってほしいと思います。

牧野秀美(まきの・ひでみ)
筆跡鑑定人。筆跡アドバイザー・マスター。筆跡心理学をもとにした鑑定と診断を行う。著書に『自分のイヤなところは直る ~名前を書くだけ~』(東邦出版)
ほっかいどう筆跡鑑定研究所 

プロ筆跡鑑定人がNEWS・手越祐也を読み解く! 「無意識で修羅場を呼び込む」タイプの今後は?

 5月26日、NEWS・手越祐也の芸能活動休止がジャニーズ事務所から発表された。さらに、事務所を退所する意向を固めており、実業家になりたいと思っているとも報じられている。そこで手越の今後を見通すために、筆跡鑑定人で筆跡心理学に基づいた書籍『自分のイヤなところは直る! 〜名前を書くだけ〜』(東邦出版)の著者・牧野秀美氏に、手越の筆跡を読み解いてもらった。

考えるより感覚重視のイケイケタイプ

――手越の基本的な性格を教えてください。

牧野秀美氏(以下、牧野) 手越君は、もともと(1)接筆部が閉じ、(8)ハネが強いことから、根は真面目で物事を中途半端にすることを嫌うタイプのようです。また、(2)大小文字が混ざること、(7)左払いが長いことから、平凡よりも変化のある日常を好み、その中でも自分が中心でいたい、目立ちたいといった欲求があるようです。金髪の派手なイメージも、このようなところから来ているのではないでしょうか。

 左右払いとものびのびと書かれていますので、悪気なく自然に自分の存在をアピールできるとともに、(3)文字と文字の間隔が狭いことはせっかち気味、つまり待つことが苦手でどんどん先に進みたい、答えを早く知りたいといった傾向があるでしょう。とはいっても、ハネがしっかりしていますので、ある程度自分で満足するところまではやり遂げたい気持ちはあるようです。

 しかし、論理的にものを考えるよりも、その時々の感情や気分で動くことが多いため、気持ちと行動の一貫性がとりにくく、考え方と行動面のギャップが激しくなりそうです。言うことは真面目でしっかりしているのに、やることはその時その時で違う……となると、周りからは何を考えているのかわからない、と思われることがあるかもしれません。

 前回の嵐・二宮和也君もハネはしっかりしていましたが、手越君との決定的な違いは、自分の内面に時間をかけて向き合うことができるかどうか、ということでしょう。文字内部の空間を計算しながら書いている二宮君に対して、手越君は文字内部の空間の分割が均等ではありません。これは気の向くままにペンを走らせている、つまり計算せずに気分次第で行動しているといえるでしょう。

――たびたびスキャンダルが報じられながらも、勝手な行動を取り続けている神経の太さのようなものは表れていますか?

牧野 考え方は、基本真面目なのですが、基準があいまいなまま、自分の考え方に固執する傾向がある。つまり、人の意見を聞かずに感覚で動くため、周囲から誤解されやすいのは確かでしょう。何かしでかしたとしても、かわいらしい程度のものであれば、持ち前の愛嬌で済まされますが……。

――その時々の状況判断が苦手なのでしょうか?

牧野 能力がないとは思えません。そのように動く癖がついていないのでしょう。もともと型にはまらず自由にやりたいタイプですので、自分が中心だと考えて、悪気はないけれども都合よく解釈してしまうのでしょう。行動については、あらかじめ考えることなく、その時々の感覚・感情で動いてしまいます。なので、確信犯的に勝手な行動を取っているとは思えません。名前に出ている(4)横線の間隔がバラバラ、(6)文字と文字が接する。(7)左払いの長さと(8)強いハネを総合的に考えると、無意識のうちに、自らの自由な振る舞いから修羅場を呼び込んでしまうようです。

芸能人の素質は十分。自己管理能力が身についていれば……

――事務所やグループにも迷惑をかけながら、ここまで活動できたのは、何か人望のようなものがあるのでしょうか? そもそも、芸能人に向いていますか?

牧野 手越君の良いところは勢いです。資料にあったNEWSメンバーの筆跡から、小山慶一郎君には安定感、加藤シゲアキ君には精神性の高さ、増田貴久君には決められたことをきちんと守る生真面目さがあることがうかがえますが、3人ともお膳立てを必要とする、つまり、勝手なことはしないタイプだといえるでしょう。組織にとっては扱いやすい半面、勢いに乏しいようです。それをカバーする存在としての、手越君のキャラクターなのでしょう。アクシデントに強く、派手なパフォーマンスができ、それをこなす自分に充実感を感じるといった面においては、手越君には芸能人の素質は十分にあるといえるでしょう。また、思ったことをはっきり口に出してしまうタイプですが、自分が仕切りたいと思っているわけではなさそうですので、手越君本人が心の底から信頼している人物によって、自分と向き合う時間を作り、内省できるよう訓練してあげることで、問題行動も少なくなったのではないでしょうか。

――無期限の活動休止の処分に反発、事務所を辞めて独立を決断したともいわれています。果たして実業家としてうまくいくのでしょうか? それとも、タレントとして、今後もやっていったほうがいいのでしょうか?

牧野 手越君には、手綱を握ってくれる存在が必要でしょう。というのも、自分の力で何かを成し遂げたいといった独立精神に乏しく、今のままでは時間軸で物事を俯瞰できません。確固たる信念や価値観を持たないまま独立したとすると、最初は勢いで突っ走ることができても、足元を固めていきながら組織と人を育てていく流れが見えません。

 また、タレントとしてやっていく場合も、気分や感情が支配する自分の行動のクセを認識できなければ、受け入れ先も躊躇するのではないでしょうか。とはいっても、この流れでいくと、どこかに所属するといった選択肢はないかもしれません。結局、独立する方向になるのではと思われます。ただ、どこかで人生の師と出会うことができれば、彼の明るさと、芸能人の素質は、無駄にならずにすむのではないかと思われます。この一件をバネに、ぜひともいま一度自分自身と向き合ってほしいと思います。

牧野秀美(まきの・ひでみ)
筆跡鑑定人。筆跡アドバイザー・マスター。筆跡心理学をもとにした鑑定と診断を行う。著書に『自分のイヤなところは直る ~名前を書くだけ~』(東邦出版)
ほっかいどう筆跡鑑定研究所 

沢尻エリカをプロ筆跡鑑定人が読み解く! 自筆コメントから「悪の道」と「依存傾向」が明らかに

 2月6日、自宅で合成麻薬MDMAなどを所持したとして、麻薬取締法違反の罪に問われた沢尻エリカに懲役1年6月、執行猶予3年の判決が下った。同日夜、所属事務所エイベックス・マネジメントのサイトに掲載された自筆のコメントの中で、反省の気持ちや更生への決意を表した沢尻の筆跡を、筆跡鑑定人で筆跡心理学に基づいた書籍『自分のイヤなところは直る! 〜名前を書くだけ〜』(東邦出版)の著者・牧野秀美氏に、読み解いてもらった。

もともと一匹狼的だが寂しがり屋の面も

 

――沢尻エリカは、母親がフランス人、きれいな顔立ちゆえ常に目立つ一方で、父親が早くに病死、兄も事故死している複雑な家庭環境で育っています。2007年、主演映画の舞台あいさつで、司会者からの質問に「別に……」と不機嫌に答えたことで、その後大きなバッシングを受け、仕事が激減しましたが、あのふるまいは、もともとの性格から出たものでしょうか?

牧野秀美氏(以下、牧野) 沢尻さんのあの会見は私も見ました。当時まだ10代のわりには大人っぽくて、キャピキャピしたところが見られず、「ずいぶん生意気な子だな」と思っていました。確かに(4)「様」の字の指摘部分の突出が多く、上から押さえつけられるのはイヤなのでしょう。

 (5)へんとつくりの間も狭いので、打ち解けるのが苦手な完全に一匹狼タイプです。さらに全体を見ると、大きな文字と小さな文字が混在していますので、平凡では満足しない、変化を求める気質が表れています。そして、(2)書き始めに少しひねりが入るのと、(3)ハネが強めです。これらは気合を入れて、粘り強く物事に取り組むことを表しています。

 しかし、2019年12月のサイン(牧野再現)は、ひねりもなく、角が丸く、ハネも強くありません。この書面のお詫び文は印字で、名前のサインだけが直筆ですので、こちらの筆跡が普段使いだと思われます。つまり、気合を入れない通常運転時は、のめり込むわりには飽きっぽい面がある、そして、にぎやかなところが好きな寂しがり屋の面も見られるようです。

――今回の裁判により10代のころから薬物を使用していたことが明らかになりました。依存的な傾向についてはどうでしょうか?

牧野 先にも触れていますが、全文手書きのお詫び文での名前のサインは、2019年12月のサインと比べると気合が入っています。逆に言うと、普段は、楽しいことに流されやすく、信じている人には無防備になってしまうようです。レイアウト的には、(7)行がうねって書かれているのは、自分の感情に忠実に行動したいことを表し、文字の間隔が広かったり狭かったりとバラバラなのは、のんびりだったり急にせっかちになったりと行動のパターンが一定していないことを表しています。

 つまり、沢尻さんは、オープンな気質ではないため、自前の豊かな感情の動きのコントロールが苦手のようです。年上からはかわいがられる傾向があるため、苦手な同年代と付き合うよりも楽なほうを選んだのでしょう。それが自らをさらけ出すのが苦手な不器用な性格と合わさることで、悪い道であると感じていたとしても、その世界に逃げてしまっていたのかもしれません。

持って生まれた女優運で資質は申し分なし

――最近は、母親役など落ち着いた役柄も多くなり、今年は芸能生活20年で、大河ドラマに初出演し、重要な役を演じる予定でしたが……。

牧野 沢尻さんは、左払い、右払いの両方の払いが長く書かれています(1)。これは、女優運といって、自分を華麗に演出し、見られることで感情移入ができるのです。今までに取り上げてきた女優さん達も持っている特徴です(広瀬すずさん)。最近の演技は、沢尻さんの孤高のプライドや、内省的な面が女優業に反映されてきていたように思えていたので、非常に残念でした。先にも触れた、感情に忠実に行動する面もここに加わることで、女優として申し分のない才能を発揮できたはずです。

柔軟な思考を身につけることが復帰のポイント

——裁判で、女優復帰は考えていないと発言していますが、更生できるのでしょうか?

牧野 少し気になるポイントがあります。あまりにも文章の文字間の間隔がバラバラであることと、(6)「償い」の字にみられるように、へんとつくりの間が広くなっている文字も少なからず混在していることです。

 一方、前回取り上げた二宮君は、自分の気持ちが伝わるようにレイアウトもきちんと考えて書かれています。特にこのへんとつくりの空間部分は、その人の気質に反映しているので広い人は広く、狭い人は狭く一定して書かれるものです。それが混在していることは、つまり、心の傾向と行動傾向が一定していないことを表しています。このような不安定な状態では、根本的な内省はできないと思われるのです。

 沢尻さんは、もともと真面目な性格です。それが、柔軟に情報や人の意見を取り入れることができない融通の利かない性格となっているようですので、余計に自分の考えや「~するべき」論に縛られてしまうとつらくなって自分を追い詰めてしまったり、誘惑に負けてしまったりすることが考えられます。すぐに白黒つけないで、あいまい部分を飲み込むような柔軟な思考を身につけることが復帰のポイントと思われます。

牧野秀美(まきの・ひでみ)
筆跡鑑定人。筆跡アドバイザー・マスター。筆跡心理学をもとにした鑑定と診断を行う。著書に『自分のイヤなところは直る~名前を書くだけ~』(東邦出版)
ほっかいどう筆跡鑑定研究所

嵐・二宮和也は、なぜ今「結婚」したのか? プロ筆跡鑑定人が“真意”を読み解く!

 来年いっぱいでの活動休止を発表している嵐だが、この度結婚を発表した二宮和也。休止まであと約1年のこの時期に発表したことについて、さまざまな臆測が飛び交っている。二宮はどんな思いで結婚を発表したのか。果たしてこの結婚はうまくいくのか。ファンクラブ会員宛てに送られた直筆のメッセージを元に、二宮の筆跡を、筆跡鑑定人で筆跡心理学に基づいた書籍『自分のイヤなところは直る! 〜名前を書くだけ〜』(東邦出版)の著者・牧野秀美氏に、読み解いてもらった。

内向性の中に潜む大物のオーラ

――二宮は「インドア派」を公言していて、人とのコミュニケーションを面倒くさがるイメージがあるので、嵐の中で一番に結婚を発表したのは意外です。

牧野秀美氏(以下、牧野) 二宮君は、確かに内向的な性格でしょう。一般的に、外向的といえば元気で明るく、内向的だとおとなしく暗い、のようなイメージを持つ方も多いと思います。しかし、心理学的には、自分の内面に興味を持つタイプを内向的といいます。

 考え方は(1)接筆部が閉じ、(2)角が角張ることから、真面目で、日常生活では目立つ行動を嫌う常識人タイプです。ただ、真面目だけれど、(4)少しだけ隙間が空いているので、上手にこっそりストレス発散できる器用さも持っているようです。

(3)刃物運がありますので、人やものの本質を鋭く見抜き、好き嫌いがはっきりしていますが、(6)上部への突出は少なめですので、自ら進んで敵をつくらないタイプでしょう。だからといって、周囲に合わせることもありません。争いは避けますが、それは面倒なことにはあまり関わりたくないといった気持ちの表れでしょう。しかし、自分の興味・関心のある分野に関しては譲れない、てこでも動かない頑固な一面を見せることも。ドライであまり他人に関心がなく、人との関わりさえ面倒くさいと思う、その時間を自分のために使いたい、このような心理が見え隠れしているようです。元ジャニーズの香取慎吾さんより精神的にはタフで、ストレスはたまりにくいと思います。

 そんな二宮君の文字には(7)女優運があります。女優運とは、左右両方の払いが長い人の特徴で、プレッシャーに強く、注目されればされるほど実力を発揮する、自分の感情に入れ込む、のめり込み型の筆跡です。まさに女優、俳優にぴったりの文字です。二宮君の卓越した演技力は、内面からにじみ出る強い自己表現欲求の表れなのでしょう。サインの最後は(9)大弧型(たいこがた)という大きなハネでしめています。この形も、普通では収まり切れない大物エネルギーの表れですので、一見普通そうに見えても、その内面には大物のオーラを潜ませているのでしょう。

――ファンクラブ会員宛ての直筆メッセージは、真面目にしっかり書いている、本人の気持ちが伝わってきそうな文字ですね。

牧野 今回の公式文書をよく見ると、意外とハネがしっかり書かれていることがわかります。ハネは、物事の最後のしめ方や最後まで手を抜かない行動傾向を表していますので、ハネが弱い人やハネを書かない人は、意識しないとまず出てきません。そのような意味で、二宮君本人としては、この発表を非常に厳粛な気持ちで受け止め、強い責任感を感じているのが伝わってくるようです。レイアウトもきちんと考えて書かれているので、ファンの皆さんにきちんと受け止めてもらえるように、時間をかけて、じっくり書かれたものだと思います。

自分の世界にずかずかと入ってくることは許さない

――突然の発表に戸惑いを隠せないファンに代わって、単刀直入にお聞きします。この結婚は果たしてうまくいくのでしょうか?

牧野 二宮君は、自分の世界を大切にする方ですので、プライベートを一緒に過ごす相手は十分に吟味したと思います。つまり、結婚することで自分の行動が制限されるような相手とは、一緒にならないのではないでしょうか。つまらない争いを好まないため、日常生活はあまり波風を立てたくないようです。しかし、細かな不満が積み重なった場合は、話し合う余地がないくらい、あっさりと結論を出すかもしれません。

 ポーカーフェイスですので、油断は禁物です。しっかり相手の動向を見ているタイプでしょう。二宮君は、表立って主導権を握りたいとか、亭主関白を振りかざすようなタイプではありませんが、自分の世界にずかずかと入ってくることはパートナーであっても許さないでしょう。二宮君の他人に対する適度な無関心が、お互いのプライベートを尊重することにつながりそうです。

――夫婦円満の秘訣はなんでしょうか?

牧野 お互いにある程度の距離感を意識して、あまり依存し合わないドライな間柄を築くことができたなら、うまくいくのではないかと思います。(8)は、行がうねっています。いくらインドア派で普通っぽく見えても、才能あふれる俳優でもある二宮君は、時に自分の感情を表現したい欲求にかられることもあるでしょう。二宮君は、自分を変えるという発想があまりないと思いますので、妻のほうに、良いところも悪いところも、時たま羽目を外すところも、そのまま全て受け入れる広い心があれば大丈夫でしょう。

牧野秀美(まきの・ひでみ)
筆跡鑑定人。筆跡アドバイザー・マスター。筆跡心理学をもとにした鑑定と診断を行う。著書に『自分のイヤなところは直る~名前を書くだけ~』(東邦出版)
ほっかいどう筆跡鑑定研究所

嵐・二宮和也は、なぜ今「結婚」したのか? プロ筆跡鑑定人が“真意”を読み解く!

 来年いっぱいでの活動休止を発表している嵐だが、この度結婚を発表した二宮和也。休止まであと約1年のこの時期に発表したことについて、さまざまな臆測が飛び交っている。二宮はどんな思いで結婚を発表したのか。果たしてこの結婚はうまくいくのか。ファンクラブ会員宛てに送られた直筆のメッセージを元に、二宮の筆跡を、筆跡鑑定人で筆跡心理学に基づいた書籍『自分のイヤなところは直る! 〜名前を書くだけ〜』(東邦出版)の著者・牧野秀美氏に、読み解いてもらった。

内向性の中に潜む大物のオーラ

――二宮は「インドア派」を公言していて、人とのコミュニケーションを面倒くさがるイメージがあるので、嵐の中で一番に結婚を発表したのは意外です。

牧野秀美氏(以下、牧野) 二宮君は、確かに内向的な性格でしょう。一般的に、外向的といえば元気で明るく、内向的だとおとなしく暗い、のようなイメージを持つ方も多いと思います。しかし、心理学的には、自分の内面に興味を持つタイプを内向的といいます。

 考え方は(1)接筆部が閉じ、(2)角が角張ることから、真面目で、日常生活では目立つ行動を嫌う常識人タイプです。ただ、真面目だけれど、(4)少しだけ隙間が空いているので、上手にこっそりストレス発散できる器用さも持っているようです。

(3)刃物運がありますので、人やものの本質を鋭く見抜き、好き嫌いがはっきりしていますが、(6)上部への突出は少なめですので、自ら進んで敵をつくらないタイプでしょう。だからといって、周囲に合わせることもありません。争いは避けますが、それは面倒なことにはあまり関わりたくないといった気持ちの表れでしょう。しかし、自分の興味・関心のある分野に関しては譲れない、てこでも動かない頑固な一面を見せることも。ドライであまり他人に関心がなく、人との関わりさえ面倒くさいと思う、その時間を自分のために使いたい、このような心理が見え隠れしているようです。元ジャニーズの香取慎吾さんより精神的にはタフで、ストレスはたまりにくいと思います。

 そんな二宮君の文字には(7)女優運があります。女優運とは、左右両方の払いが長い人の特徴で、プレッシャーに強く、注目されればされるほど実力を発揮する、自分の感情に入れ込む、のめり込み型の筆跡です。まさに女優、俳優にぴったりの文字です。二宮君の卓越した演技力は、内面からにじみ出る強い自己表現欲求の表れなのでしょう。サインの最後は(9)大弧型(たいこがた)という大きなハネでしめています。この形も、普通では収まり切れない大物エネルギーの表れですので、一見普通そうに見えても、その内面には大物のオーラを潜ませているのでしょう。

――ファンクラブ会員宛ての直筆メッセージは、真面目にしっかり書いている、本人の気持ちが伝わってきそうな文字ですね。

牧野 今回の公式文書をよく見ると、意外とハネがしっかり書かれていることがわかります。ハネは、物事の最後のしめ方や最後まで手を抜かない行動傾向を表していますので、ハネが弱い人やハネを書かない人は、意識しないとまず出てきません。そのような意味で、二宮君本人としては、この発表を非常に厳粛な気持ちで受け止め、強い責任感を感じているのが伝わってくるようです。レイアウトもきちんと考えて書かれているので、ファンの皆さんにきちんと受け止めてもらえるように、時間をかけて、じっくり書かれたものだと思います。

自分の世界にずかずかと入ってくることは許さない

――突然の発表に戸惑いを隠せないファンに代わって、単刀直入にお聞きします。この結婚は果たしてうまくいくのでしょうか?

牧野 二宮君は、自分の世界を大切にする方ですので、プライベートを一緒に過ごす相手は十分に吟味したと思います。つまり、結婚することで自分の行動が制限されるような相手とは、一緒にならないのではないでしょうか。つまらない争いを好まないため、日常生活はあまり波風を立てたくないようです。しかし、細かな不満が積み重なった場合は、話し合う余地がないくらい、あっさりと結論を出すかもしれません。

 ポーカーフェイスですので、油断は禁物です。しっかり相手の動向を見ているタイプでしょう。二宮君は、表立って主導権を握りたいとか、亭主関白を振りかざすようなタイプではありませんが、自分の世界にずかずかと入ってくることはパートナーであっても許さないでしょう。二宮君の他人に対する適度な無関心が、お互いのプライベートを尊重することにつながりそうです。

――夫婦円満の秘訣はなんでしょうか?

牧野 お互いにある程度の距離感を意識して、あまり依存し合わないドライな間柄を築くことができたなら、うまくいくのではないかと思います。(8)は、行がうねっています。いくらインドア派で普通っぽく見えても、才能あふれる俳優でもある二宮君は、時に自分の感情を表現したい欲求にかられることもあるでしょう。二宮君は、自分を変えるという発想があまりないと思いますので、妻のほうに、良いところも悪いところも、時たま羽目を外すところも、そのまま全て受け入れる広い心があれば大丈夫でしょう。

牧野秀美(まきの・ひでみ)
筆跡鑑定人。筆跡アドバイザー・マスター。筆跡心理学をもとにした鑑定と診断を行う。著書に『自分のイヤなところは直る~名前を書くだけ~』(東邦出版)
ほっかいどう筆跡鑑定研究所

マツコ・デラックスの“毒舌”は自分を守るため? ブレークの理由をプロ筆跡鑑定人が解説

1712matsuko 「テレビで見ない日はない」と言われるマツコ・デラックス。毒舌キャラのオネエとしてブレークしたマツコは、今やご意見番として定着し、民放からNHKまでさまざまな番組やCMにも出演。順風満帆のように見えるが、多忙のあまり、昨年体調不良で入院。また最近は、行きすぎともいえる発言が物議を醸したり、「業界ズレしてきた」という指摘も聞こえてきている。さらに、NHKを退職した有働由美子アナを自分の事務所に引っ張ってきたなど、その言動が何かと話題になる一方で、テレビ番組では、たびたび孤独や将来への不安を口にしたり、弱気な発言も聞かれる。

 そんなマツコの筆跡を、筆跡鑑定人で筆跡心理学に基づいた書籍『自分のイヤなところは直る! 〜名前を書くだけ〜』(東邦出版)の著者・牧野秀美氏に、読み解いてもらった。

■物事の本質を見抜くマツコ節の懐刀「刃物運型」

――非常に特徴的な筆跡ですね。丸みと幅があって、マツコさんらしい文字という印象です。

牧野秀美氏(以下、牧野) かなり独特な書き癖の持ち主です。丸みのある続け字ですので、好奇心が旺盛で情緒性豊か。この文字は、マツコさんにしっくりきます。「日本体育大」「東京農業大学」の文字は2015年のもので、これは、牧野が再現したものですが、実際はもっとスムーズで滑らかに書かれています。

――再現文字は、少したどたどしく見えます。やはり人の筆跡はまねしにくいものですか?

牧野 同じ文字でも腕の動かし方が違うので、スピード感がなく、ぎこちなくなります。

matsuko_writing2――マツコさんのブレークと文字の形は関係ありますか?

牧野 非常に関係あると思います。マツコさんの文字で一番特徴的なのは、刃物運型と呼ばれるものです(1)。図の下部に「一般的な刃物運型」として示していますが、わかりやすく言えば「木へん」の4画目が2画目を「切る」ように交差して書かれるものです。この特徴を持つ人は、刃物を扱う職業に就いている人に多いことから、そう呼ばれています。ネーミングから連想されるように「本質を見抜く鋭さを持ち、何事も白黒はっきりさせたい」気質の表れです。マツコさんの文字にはこの刃物運型が非常に多く、図に表れているだけで、9カ所もあります(丸囲み)。

 「物事の本質を鋭く見抜き、歯に衣着せずはっきり言う」、この「刃物運型」の持つ気質がブレークに関わったことは間違いないと思います。また、マツコさんの刃物運型は少し特殊ですので、ほかの要素も混ざり合っています。長い左払いと自分流に変形させた右払いへのつなげ方が組み合わさることによって、単純に物事を白黒ばっさりと切り捨てるのではなく、独自の視点で、エンタメ性を意識した演出を心掛けているように見えます。知識も豊富なので、本質を深くえぐることができるのでしょう。突出が少なめですので、上から目線ではない協調型です(4)。そのような性格がブレークに大きく関わっているのでしょう。

――(3)の自分流に変形する「異能者型」の文字は、香取慎吾さんにもありました。“特殊な才能”といっても、それぞれの気質や持ち味によって分野が変わってきますね。

牧野 マツコさんの場合は、ハネが弱く飽きっぽい面もあるようなので、じっくり時間をかけた創作活動は苦手かもしれません。それよりも、端的に言葉で伝えるほうが向いていると思います。(5)のように、接筆(四角い文字の角の線が交わる部分)が閉じていますので、考え方は真面目です。しかし、(6)のように角が丸いので行動面は臨機応変、(7)のように右払いが長いので、のめり込みやすく情にもろい、ハネが弱いため、流されやすく自分に甘い、面倒くさがりの一面もありそうです。

――“ハネ弱”は、マツコさんの場合は「飽きっぽさ」と解釈するのですか? 小池百合子さんや、泰葉さんでは「責任感のなさ」として表れていました。

牧野 テレビで活躍する以上、発言に責任を持たないわけにはいきません。“ハネ弱”は、責任感のほかにも、機敏で移り変わりの速さに適応できることから、情報を扱うことに長けているとも解釈します。マツコさんは、ぐずぐずしないで白黒つけたい「刃物運型」との兼ね合いから、早く結論を出したいとすぐに答えを求める傾向があります。細部にこだわることはあっても、いつまでもちまちま考えるのは性に合いません。豪快に力業で結論を出していくタイプです。

 また、へんとつくりの間の広さが狭めで、角が丸く、大きな文字と小さな文字が混在することから、閉鎖的傾向がある半面、人恋しく、変化の中で安心感を覚える一面もあるようです。一方「体」の字のように、へんとつくりの間の空間が広めの文字もありますが、空間の隙間を左払いの曲線で埋めています。これは、空いた空間に誰も入れずに、自分を守ろうとしているのかもしれません。

――安心感を求め、人の集まるところに行く一方で、「刃物運型」の切れ味で自分を守っているということは、警戒心が強いのでしょうか?

牧野 たくさんの修羅場をくぐってきたのではないでしょうか? 警戒しなくても、自分の身は自分で守れるのだと思います。

――最近、以前と比べてキャラが変化してきたのでは、という声も聞かれます。

牧野 マツコさんは、もともとマスコミ関係にいたわけですし(タレントになる前はゲイ雑誌の編集者)、本質を見抜く方ですので、業界の事情や、自分に求められていることなどはすべて織り込み済みでしょう。考え方が真面目な半面、サービス精神が旺盛なので、自分自身に矛盾を感じやすく、ストレスもたまるタイプだと思われます。根っこの気質部分が変化することは考えにくいので、「変わってきた」のではなく、「慣れ」「体調不良」「ストレス」による「疲れ」「不安」などが関係しているのでは? 普段であれば、自ら表現に気を遣うところに気が回らないときがあったのではないでしょうか?

――有働アナとマツコさんの関係はどうでしょうか?

牧野 有働さんの文字には、「大弧型」と呼ばれる大物性を表す特徴が出ています。おそらく、お互いに、相手の能力の高さを見抜き合ったのではないでしょうか。また、書き始めのひねりが、野心家であることを表しています。程度と方向性は違いますが、ふと、松居一代さんを思い出しました。マツコさんの文字にも「日」の字に見られる突出が、潜在的なリーダー気質を暗示しています。そして、有働さんの文字には、マツコさんにはない「考え方の柔軟性、視野の広さ」があります。能力者同士が補い合う関係を続けられれば、野心家の2人が、ツートップで事務所を発展させていけそうです。相性も合うのでしょうが、ビジネスベースでの戦略的な関係に見えます。

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――今後の活動は安泰でしょうか?

牧野 寂しがり屋で華やか好みですので、テレビ業界で活躍することは間違いないと思われます。ただ、留意点は、表面化した健康面でしょう。豪快でコツコツが苦手ということは、マツコさんにとって「節制」は大きなハードルと考えられます。たぶんマツコさんご本人も、一番よくわかっているのではないでしょうか? 健康面を心配するファンも多いと思います。今後も一層元気で活躍してほしいですね。

牧野秀美
筆跡鑑定人。筆跡アドバイザー・マスター。筆跡心理学をもとにした鑑定と診断を行う。著書に『自分のイヤなところは直る 〜名前を書くだけ〜』(東邦出版)
ほっかいどう筆跡鑑定研究所

マツコ・デラックスの“毒舌”は自分を守るため? ブレークの理由をプロ筆跡鑑定人が解説

1712matsuko 「テレビで見ない日はない」と言われるマツコ・デラックス。毒舌キャラのオネエとしてブレークしたマツコは、今やご意見番として定着し、民放からNHKまでさまざまな番組やCMにも出演。順風満帆のように見えるが、多忙のあまり、昨年体調不良で入院。また最近は、行きすぎともいえる発言が物議を醸したり、「業界ズレしてきた」という指摘も聞こえてきている。さらに、NHKを退職した有働由美子アナを自分の事務所に引っ張ってきたなど、その言動が何かと話題になる一方で、テレビ番組では、たびたび孤独や将来への不安を口にしたり、弱気な発言も聞かれる。

 そんなマツコの筆跡を、筆跡鑑定人で筆跡心理学に基づいた書籍『自分のイヤなところは直る! 〜名前を書くだけ〜』(東邦出版)の著者・牧野秀美氏に、読み解いてもらった。

■物事の本質を見抜くマツコ節の懐刀「刃物運型」

――非常に特徴的な筆跡ですね。丸みと幅があって、マツコさんらしい文字という印象です。

牧野秀美氏(以下、牧野) かなり独特な書き癖の持ち主です。丸みのある続け字ですので、好奇心が旺盛で情緒性豊か。この文字は、マツコさんにしっくりきます。「日本体育大」「東京農業大学」の文字は2015年のもので、これは、牧野が再現したものですが、実際はもっとスムーズで滑らかに書かれています。

――再現文字は、少したどたどしく見えます。やはり人の筆跡はまねしにくいものですか?

牧野 同じ文字でも腕の動かし方が違うので、スピード感がなく、ぎこちなくなります。

matsuko_writing2――マツコさんのブレークと文字の形は関係ありますか?

牧野 非常に関係あると思います。マツコさんの文字で一番特徴的なのは、刃物運型と呼ばれるものです(1)。図の下部に「一般的な刃物運型」として示していますが、わかりやすく言えば「木へん」の4画目が2画目を「切る」ように交差して書かれるものです。この特徴を持つ人は、刃物を扱う職業に就いている人に多いことから、そう呼ばれています。ネーミングから連想されるように「本質を見抜く鋭さを持ち、何事も白黒はっきりさせたい」気質の表れです。マツコさんの文字にはこの刃物運型が非常に多く、図に表れているだけで、9カ所もあります(丸囲み)。

 「物事の本質を鋭く見抜き、歯に衣着せずはっきり言う」、この「刃物運型」の持つ気質がブレークに関わったことは間違いないと思います。また、マツコさんの刃物運型は少し特殊ですので、ほかの要素も混ざり合っています。長い左払いと自分流に変形させた右払いへのつなげ方が組み合わさることによって、単純に物事を白黒ばっさりと切り捨てるのではなく、独自の視点で、エンタメ性を意識した演出を心掛けているように見えます。知識も豊富なので、本質を深くえぐることができるのでしょう。突出が少なめですので、上から目線ではない協調型です(4)。そのような性格がブレークに大きく関わっているのでしょう。

――(3)の自分流に変形する「異能者型」の文字は、香取慎吾さんにもありました。“特殊な才能”といっても、それぞれの気質や持ち味によって分野が変わってきますね。

牧野 マツコさんの場合は、ハネが弱く飽きっぽい面もあるようなので、じっくり時間をかけた創作活動は苦手かもしれません。それよりも、端的に言葉で伝えるほうが向いていると思います。(5)のように、接筆(四角い文字の角の線が交わる部分)が閉じていますので、考え方は真面目です。しかし、(6)のように角が丸いので行動面は臨機応変、(7)のように右払いが長いので、のめり込みやすく情にもろい、ハネが弱いため、流されやすく自分に甘い、面倒くさがりの一面もありそうです。

――“ハネ弱”は、マツコさんの場合は「飽きっぽさ」と解釈するのですか? 小池百合子さんや、泰葉さんでは「責任感のなさ」として表れていました。

牧野 テレビで活躍する以上、発言に責任を持たないわけにはいきません。“ハネ弱”は、責任感のほかにも、機敏で移り変わりの速さに適応できることから、情報を扱うことに長けているとも解釈します。マツコさんは、ぐずぐずしないで白黒つけたい「刃物運型」との兼ね合いから、早く結論を出したいとすぐに答えを求める傾向があります。細部にこだわることはあっても、いつまでもちまちま考えるのは性に合いません。豪快に力業で結論を出していくタイプです。

 また、へんとつくりの間の広さが狭めで、角が丸く、大きな文字と小さな文字が混在することから、閉鎖的傾向がある半面、人恋しく、変化の中で安心感を覚える一面もあるようです。一方「体」の字のように、へんとつくりの間の空間が広めの文字もありますが、空間の隙間を左払いの曲線で埋めています。これは、空いた空間に誰も入れずに、自分を守ろうとしているのかもしれません。

――安心感を求め、人の集まるところに行く一方で、「刃物運型」の切れ味で自分を守っているということは、警戒心が強いのでしょうか?

牧野 たくさんの修羅場をくぐってきたのではないでしょうか? 警戒しなくても、自分の身は自分で守れるのだと思います。

――最近、以前と比べてキャラが変化してきたのでは、という声も聞かれます。

牧野 マツコさんは、もともとマスコミ関係にいたわけですし(タレントになる前はゲイ雑誌の編集者)、本質を見抜く方ですので、業界の事情や、自分に求められていることなどはすべて織り込み済みでしょう。考え方が真面目な半面、サービス精神が旺盛なので、自分自身に矛盾を感じやすく、ストレスもたまるタイプだと思われます。根っこの気質部分が変化することは考えにくいので、「変わってきた」のではなく、「慣れ」「体調不良」「ストレス」による「疲れ」「不安」などが関係しているのでは? 普段であれば、自ら表現に気を遣うところに気が回らないときがあったのではないでしょうか?

――有働アナとマツコさんの関係はどうでしょうか?

牧野 有働さんの文字には、「大弧型」と呼ばれる大物性を表す特徴が出ています。おそらく、お互いに、相手の能力の高さを見抜き合ったのではないでしょうか。また、書き始めのひねりが、野心家であることを表しています。程度と方向性は違いますが、ふと、松居一代さんを思い出しました。マツコさんの文字にも「日」の字に見られる突出が、潜在的なリーダー気質を暗示しています。そして、有働さんの文字には、マツコさんにはない「考え方の柔軟性、視野の広さ」があります。能力者同士が補い合う関係を続けられれば、野心家の2人が、ツートップで事務所を発展させていけそうです。相性も合うのでしょうが、ビジネスベースでの戦略的な関係に見えます。

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――今後の活動は安泰でしょうか?

牧野 寂しがり屋で華やか好みですので、テレビ業界で活躍することは間違いないと思われます。ただ、留意点は、表面化した健康面でしょう。豪快でコツコツが苦手ということは、マツコさんにとって「節制」は大きなハードルと考えられます。たぶんマツコさんご本人も、一番よくわかっているのではないでしょうか? 健康面を心配するファンも多いと思います。今後も一層元気で活躍してほしいですね。

牧野秀美
筆跡鑑定人。筆跡アドバイザー・マスター。筆跡心理学をもとにした鑑定と診断を行う。著書に『自分のイヤなところは直る 〜名前を書くだけ〜』(東邦出版)
ほっかいどう筆跡鑑定研究所

香取慎吾が“新しい地図”成功のカギ!?  意外な性格を、プロ筆跡鑑定人が読み解く

180125katori SMAP解散後、3月で地上波のレギュラー番組『おじゃMAP!!』(フジテレビ系)が終了した香取慎吾。しかし、稲垣吾郎、草なぎ剛とともに主演した映画『クソ野郎と美しき世界』は、2週間限定公開で、当初掲げられた目標動員数15万人を軽く超え、28万人を突破。草なぎとの新デュエット曲がキヤノンのCMソングに起用されたり、高級車メーカーBMWの“ブランド・フレンド”に就任するなど、さまざまな活躍を見せている。

 また、最近はその独特の絵画が注目され、昨年10月には「カルティエ」とのコラボのアート作品が、先月には香港の街中に描いたストリートアート作品が発表された。一方で、「最近はクリエイターとか、アーティストと呼ばれることに抵抗がなくなってきている」と発言したことに対し、「さすがにそれは勘違いすぎる」「最近少し方向性がおかしくなってきてるな」といった批判的な声も上がっている。

 そんな香取の筆跡を、筆跡鑑定人で筆跡心理学に基づいた書籍『自分のイヤなところは直る! 〜名前を書くだけ〜』(東邦出版)の著者・牧野秀美氏に、読み解いてもらった。

■天真爛漫で感覚型に見えるが、真面目で論理的思考の持ち主

 

手書きをインスタでUPとはこんな感じでしょうか? #ホンネロス #明日は4時起き

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――男性的、というよりも若い女の子が書くような文字ですね。

牧野秀美氏(以下、牧野) 大きく屈託のない文字は、天真爛漫さ、気さくさ、遊び心を感じさせる文字だと思います。老若男女問わず人気のある、親しみやすいキャラクターですので、そのサービス精神が文字にも表れているのでしょう。

――文字が大きい、といえば土屋太鳳さんもそうでしたが。

牧野 香取さんの文字はアートを意識しているので、体育会系の暑苦しさは感じられません。ただ、本来の文字とは違うと思われます。ほかの画像で確認した文字は、崩さず楷書的に書かれていますので、そちらのほうが本来の文字に近いのではないかと思います。それらの文字に共通している特徴は、(1)「接筆部」(せっぴつぶ、四角い文字の左上)が閉じていることで、四角い文字に同じように表れています。これは考え方が真面目であることを表しています。

――(2)の折れ曲がる部分ですが、「日」の字は角ばり、「吾」の字は丸く書かれていて、形が異なっていますね。

牧野 角(かど)の形は行動面を表します。ここが角ばっている人は行動面が真面目、丸い人は周囲に合わせる柔軟タイプです。ここが丸い文字も見られますが、本来は角ばるタイプだと思われます。つまり、本来の香取さんは、生真面目な性格でストレスもたまりやすく、プライベートではご自分を表現することが苦手かもしれません。加えて、「驚」の字は、(3)に見られるように等間隔傾向ですので、筋道にこだわり、理屈に合わないことは好まない論理的思考の持ち主でもあります。しかし、仕事や創作活動のシーンでは、相手に合わせるなど自然に柔軟さが出てくるのでしょう。

――竹内涼真さんも「口」の形に、異なる特徴を併せ持っていました。

牧野 香取さんの場合は、行動面に特徴があるようです。真面目ゆえに「自分ルール」に縛られやすい。しかし、仕事などでスイッチが入ると、周囲と一体化できる柔軟性が表れるのでしょう。

――ピンチになると自動的に柔軟さが出てくる。とても器用なタイプということでしょうか?

牧野 「取」の字は、(4)のように「へんとつくりの間が狭い」ので、自分や自分の世界を守る傾向が強いのでしょう。そういった意味では、オンとオフを使い分ける必要のある芸能界で適応できる能力を持っているのだと思います。また、「時」の字は、(5)に見られるようにハネの弱いあっさり型です。悩みやストレスはたまりやすいが、それを切り替えながら乗り越えるタイプなのでしょう。

――以前、“ハネ弱”は、泰葉さん小池百合子さんなど、基本的にその人の持つ実行力の弱さを表すと聞きました。

牧野 香取さんは、文字が大きく筆圧が高めですので、行動力があり、何事も一生懸命手を抜かないタイプのようです。つまり、実行力はあると思います。ハネは、実行力のほか、切り替えの速さにも関係します。ほかの特徴との兼ね合いから判断した結果、実行力よりも切り替え面を重視しました。

――芸術家としての才能は、どのような形で文字に表れていますか?

牧野 「4」「慎」「吾」の字に見られる(6)のような書き方は、「異能者型」といって、特異な才能を持つ人が書く文字です。レイアウトに気を使ったオリジナリティのある文字は、芸能分野のみならず、芸術分野でも十分な才能を発揮されると思います。内面が充実していますので、芸術活動の題材には困らないでしょうし、たまった複雑な感情を芸術的に表現できるのでしょう。それを表現するセンス、技術があることは「異能者型」の文字が物語っています。

――ところで、草なぎさんや稲垣さんとの関係はどうなのでしょうか?

牧野 香取さんは、プライベートでは自分を曲げない頑固な面があるようですので、対人関係は特定の人との深い付き合いを好むのでしょう。草なぎさんの文字は、「明るく情に厚い、面倒見がよい」文字で、香取さんとは正反対のものを持ち合わせています。お互いに補い合う関係ですので、居心地がよさそうです。稲垣さんは、相手に合わせてあげられますが、基本受け身ですので、自ら手を差し伸べるというよりも、黙って一緒にいてあげる、といった感じでしょうか。3人の中で主張が強いのは香取さんの文字です。

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――香取さんはよく太ったり痩せたりしていますが、精神的に不安定なところがあるのでしょうか?

牧野 大きい文字が表すのは、「遠慮しない、のびのび行動したい」ということですので、香取さんは基本的に、枠にはまることや節制は好まないのだと思います。しかし、やむを得ない場合は、(3)の等間隔と、(1)(2)の生真面目型から、決めたルールは守らなければ気が済まない性格にスイッチが入るのでは。ダイエットや英語習得など、困難に見えることも達成できるのは、そのようなところが関係していると思います。

――今後の活動は、どうなっていくのでしょうか?

牧野 香取さんの文字の存在感から、“新しい地図”は、やはり彼が中心に動いていくのではないでしょうか。時には閉鎖的な面がマイナスに働くこともあると思いますので、心の支えになる気心知れた仲間の存在は必要不可欠だと思います。

牧野秀美
筆跡鑑定人。筆跡アドバイザー・マスター。筆跡心理学をもとにした鑑定と診断を行う。著書に『自分のイヤなところは直る 〜名前を書くだけ〜』(東邦出版)
ほっかいどう筆跡鑑定研究所

広瀬すずはなぜ世間を「ザワつかせる」のか?――プロ筆跡鑑定人が指摘!

 CM、ドラマにと、テレビで見ない日はないというほど若手女優の中では圧倒的な存在感を示す、広瀬すず。しかし、現在放送されている広瀬主演の連続ドラマ『anone』(日本テレビ系)は、視聴率の面で苦戦している。また、過去にも無邪気な発言で、たびたびネットを騒がすポテンシャルの持ち主でもある。そんな広瀬の筆跡を、筆跡鑑定人で筆跡心理学に基づいた書籍『自分のイヤなところは直る! 〜名前を書くだけ〜』(東邦出版)の著者・牧野秀美氏に、読み解いてもらった。

■目立ちたがりでプレッシャーに強いものの、負けん気は薄め

――広瀬さん、「達筆」とは違いますが、癖のない読みやすい字ですね。

牧野秀美氏(以下、牧野) 広瀬さんもそうですが、最近の若手女優さんたちは、文字がきれいで感心します。「きれい」といっても「美しい」というのではなく、かしこまらず、軽いタッチで、読みやすい、というのでしょうか。服装で例えると、カジュアルだけど小ぎれいな普段着、のような文字が多いような気がします。

――古いですが、かつての酒井法子さんのかなり特徴的な丸文字を思うと、そんな、作った「かわいい」にしなくても、今の若手女優は「自然体のかわいい」で受け入れられる感があるのかもしれないですね。土屋太鳳さんは、なかなかのクセ字でしたけど。

牧野 広瀬さんの文字は、デビュー当時は「広」の字の左払いが長くありませんでした。2年後、売れっ子になってからの文字を見ると「広」の字の左払いは、これでもかというくらい長くなっています。左払いは、長ければ長いほど「目立ちたがり屋でプレッシャーに強いタイプ」です。スポットライトを浴びているうちに、女優魂に火がついたのかもしれません。華やかに自分を演出する女優らしい文字に、変化を遂げています。

――女優魂が、字を変えていったということでしょうか?

牧野 はい。また、縦長の文字でへんとつくりの間隔が狭いので、理想を持ち、高みを目指す職人的な面も持っています。

 次に、考え方と行動面です。四角い文字の左上角部分の接筆が閉じ(「問」の字)、角が丸い(「皆」の字)ことから、考え方は真面目ですが、行動面は自由です。角が丸い人は好奇心が強いので、いろいろなことやモノに興味を持ちやすいでしょう。

 彼女の場合、頭の回転も速く、新しいことにも素早く対応できるので、頭の中は常に皆の一歩先、といったような“不思議ちゃん”要素を秘めているともいえます。ただ、上部への突出がない協調型ですので(「瀬」の字)、ある程度は相手に合わせる社会性はあるでしょう。

 心配なのは線が細く、ひねりのない素直な文字で、ハネがないことでしょうか。線の細さはデリケートなメンタルを表しています。ひねりですが、松居一代さんのように、書き始めにぐいっとひねりがあるのは、根性があって負けん気が強いことを表します。しかし、広瀬さんは、そのひねりがありません。

――ハネがないのは泰葉さんの字にも見られました。「実行力」のなさですよね。

牧野 はい。何においてもあまり執着しないので、向き合ったり突き詰めたりすることも苦手かもしれません。また、ひねりがないので素直で扱いやすく、上からはかわいがられるタイプです。

 ただ、「引き立てられ、苦労なく上昇気流」というのは、いい時はいいのですが、逆にいうと、「負けん気が強く、根性があるので、困難にぶつかってもなにくそと自分の力ではい上がる」タイプではないということです。

――逆境で輝く松居一代さんの字は、ここぞとばかりにひねって跳ねていましたね。

牧野 広瀬さんが壁にぶつかったときのダメージは、決して小さくはないと思います。メンタル面のコントロール能力は、これから先、必要になってくるかもしれません。

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――若くして成功すると、なかなか大変ですね。

牧野 なお、前々回紹介した吉岡里帆さんも、プライベートの文字は同じような雰囲気だったと思い比較してみたところ、文字の雰囲気は似ていても、筆跡の特徴は、はっきり違っていることがわかりました。比較すると、器の大きさは断然、吉岡さんのほうが大きいでしょう。広瀬さん、要領は良さそうですが、環境によってころころ変わるタイプかもしれません。メンタルは、あまり強くなさそうな気がします。

 あと、気になるのが字間つぶれ(「最」の字)が出ていることです。

――「最」の字は、広瀬さんに限らず、結構つぶれている人がいますよね。

牧野 インクの染みであればいいのですが、心のどこかに苦しいものやストレスを抱えていると、文字の込み入った部分の線が、重なったりつぶれたりするんです。自分で「忙しいな、つらいな」と自覚していればいいのですが、「大丈夫!」と思い込んで頑張りすぎると、心身に負担をかけてしまいます。ただ、この筆跡は2015年のものですので、現在の元気な姿から、心配することはないでしょう。

――ご自身の名字にある「瀬」もつぶれやすい文字ですが、ぜひつぶさずに書いてほしいですね。
(石徹白未亜)

牧野秀美
筆跡鑑定人。筆跡アドバイザー・マスター。筆跡心理学をもとにした鑑定と診断を行う。著書に『自分のイヤなところは直る! 〜名前を書くだけ〜』(東邦出版)
ほっかいどう筆跡鑑定研究所

広瀬すずはなぜ世間を「ザワつかせる」のか?――プロ筆跡鑑定人が指摘!

 CM、ドラマにと、テレビで見ない日はないというほど若手女優の中では圧倒的な存在感を示す、広瀬すず。しかし、現在放送されている広瀬主演の連続ドラマ『anone』(日本テレビ系)は、視聴率の面で苦戦している。また、過去にも無邪気な発言で、たびたびネットを騒がすポテンシャルの持ち主でもある。そんな広瀬の筆跡を、筆跡鑑定人で筆跡心理学に基づいた書籍『自分のイヤなところは直る! 〜名前を書くだけ〜』(東邦出版)の著者・牧野秀美氏に、読み解いてもらった。

■目立ちたがりでプレッシャーに強いものの、負けん気は薄め

――広瀬さん、「達筆」とは違いますが、癖のない読みやすい字ですね。

牧野秀美氏(以下、牧野) 広瀬さんもそうですが、最近の若手女優さんたちは、文字がきれいで感心します。「きれい」といっても「美しい」というのではなく、かしこまらず、軽いタッチで、読みやすい、というのでしょうか。服装で例えると、カジュアルだけど小ぎれいな普段着、のような文字が多いような気がします。

――古いですが、かつての酒井法子さんのかなり特徴的な丸文字を思うと、そんな、作った「かわいい」にしなくても、今の若手女優は「自然体のかわいい」で受け入れられる感があるのかもしれないですね。土屋太鳳さんは、なかなかのクセ字でしたけど。

牧野 広瀬さんの文字は、デビュー当時は「広」の字の左払いが長くありませんでした。2年後、売れっ子になってからの文字を見ると「広」の字の左払いは、これでもかというくらい長くなっています。左払いは、長ければ長いほど「目立ちたがり屋でプレッシャーに強いタイプ」です。スポットライトを浴びているうちに、女優魂に火がついたのかもしれません。華やかに自分を演出する女優らしい文字に、変化を遂げています。

――女優魂が、字を変えていったということでしょうか?

牧野 はい。また、縦長の文字でへんとつくりの間隔が狭いので、理想を持ち、高みを目指す職人的な面も持っています。

 次に、考え方と行動面です。四角い文字の左上角部分の接筆が閉じ(「問」の字)、角が丸い(「皆」の字)ことから、考え方は真面目ですが、行動面は自由です。角が丸い人は好奇心が強いので、いろいろなことやモノに興味を持ちやすいでしょう。

 彼女の場合、頭の回転も速く、新しいことにも素早く対応できるので、頭の中は常に皆の一歩先、といったような“不思議ちゃん”要素を秘めているともいえます。ただ、上部への突出がない協調型ですので(「瀬」の字)、ある程度は相手に合わせる社会性はあるでしょう。

 心配なのは線が細く、ひねりのない素直な文字で、ハネがないことでしょうか。線の細さはデリケートなメンタルを表しています。ひねりですが、松居一代さんのように、書き始めにぐいっとひねりがあるのは、根性があって負けん気が強いことを表します。しかし、広瀬さんは、そのひねりがありません。

――ハネがないのは泰葉さんの字にも見られました。「実行力」のなさですよね。

牧野 はい。何においてもあまり執着しないので、向き合ったり突き詰めたりすることも苦手かもしれません。また、ひねりがないので素直で扱いやすく、上からはかわいがられるタイプです。

 ただ、「引き立てられ、苦労なく上昇気流」というのは、いい時はいいのですが、逆にいうと、「負けん気が強く、根性があるので、困難にぶつかってもなにくそと自分の力ではい上がる」タイプではないということです。

――逆境で輝く松居一代さんの字は、ここぞとばかりにひねって跳ねていましたね。

牧野 広瀬さんが壁にぶつかったときのダメージは、決して小さくはないと思います。メンタル面のコントロール能力は、これから先、必要になってくるかもしれません。

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――若くして成功すると、なかなか大変ですね。

牧野 なお、前々回紹介した吉岡里帆さんも、プライベートの文字は同じような雰囲気だったと思い比較してみたところ、文字の雰囲気は似ていても、筆跡の特徴は、はっきり違っていることがわかりました。比較すると、器の大きさは断然、吉岡さんのほうが大きいでしょう。広瀬さん、要領は良さそうですが、環境によってころころ変わるタイプかもしれません。メンタルは、あまり強くなさそうな気がします。

 あと、気になるのが字間つぶれ(「最」の字)が出ていることです。

――「最」の字は、広瀬さんに限らず、結構つぶれている人がいますよね。

牧野 インクの染みであればいいのですが、心のどこかに苦しいものやストレスを抱えていると、文字の込み入った部分の線が、重なったりつぶれたりするんです。自分で「忙しいな、つらいな」と自覚していればいいのですが、「大丈夫!」と思い込んで頑張りすぎると、心身に負担をかけてしまいます。ただ、この筆跡は2015年のものですので、現在の元気な姿から、心配することはないでしょう。

――ご自身の名字にある「瀬」もつぶれやすい文字ですが、ぜひつぶさずに書いてほしいですね。
(石徹白未亜)

牧野秀美
筆跡鑑定人。筆跡アドバイザー・マスター。筆跡心理学をもとにした鑑定と診断を行う。著書に『自分のイヤなところは直る! 〜名前を書くだけ〜』(東邦出版)
ほっかいどう筆跡鑑定研究所