滝沢秀明氏、平野紫耀……ジャニーズ退社組をバッシング! 肝心なことは書かない女性週刊誌

下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!

 先週に引き続き女性週刊誌はジャニーズ祭り! タッキー退社にキンプリ分裂、そしてキムタクの信長まつりに中居正広の重大体調異変! でも肝心なことは、これまた先週に引き続き全然書かれていないようで……。

第626回(11/10〜11/15発売号より)
1位「滝沢秀明 8月の激昂!『贔屓と裏切り』重大事件」(「女性セブン」11月24日号)
2位「平野紫耀 キンプリ脱退!『抵抗したメンバー』『ビジネスへの野心』引き裂かれた心」(「女性セブン」11月24日号)
同「永瀬廉 キンプリ分裂で相談した『3人脱退』関ジャニ大倉忠義」(「女性自身」11月29日・12月6日合併号)
3位「加藤浩次 “ステルス排除”で『スッキリ』終了 目の前に迫る『最悪』の事態」(「週刊女性」11月29日号)

 芸能界に激震が走った一連のジャニーズ騒動。そして、これを取り上げる女性週刊誌は早速、忖度体質をあらわにした。先週の「女性自身」では、退社を発表した滝沢秀明氏のスパルタ体質などを非難する記事を掲載していたが、「女性セブン」もまた同様にすごい。

 まず滝沢氏の退社を“事務所は慰留”したにもかかわらず、“急転直下”の辞任劇と断じ(一部では1年前には退社の意思を伝えていたとの報道も)、滝沢氏からジャニーズJr.などへ“何の説明もない”と批判、その上で退社の理由をある2つの“挫折”に集約させている。そのひとつが滝沢氏の一部のJr.に対する“贔屓”であり、また贔屓されないJr.からのやっかみ、反発だ。

 記事では8月中旬の音楽イベントで、あるJr.が発した滝沢氏への発言が紹介される。

「滝沢さんは、滝沢さんが作ったグループを推したいのはわかります。それに負けてたら、おれらは一生、上に上がれない」

 この発言を滝沢氏は“自分への批判”“裏切りの告白”とも捉え、手塩にかけて育ててきたJr.との信頼関係が崩壊しかねない出来事だったと「セブン」は指摘するのだ。もうひとつの“重大事件”として滝沢氏の退社と関連づける“重大事件”も紹介される。それが8月下旬、滝沢氏が名付け親となったあるグループの単独コンサートの中止だという。着々と準備を進めたが諸事情が重なり中止となったが、この際、滝沢氏は苛立ちを隠さず、激昂。そしてこの2つの“事件”が重なり滝沢氏は“心身ともに疲弊”、そして退社という流れになったと記事は指摘する。

 つまり記事では故・ジャニー喜多川氏の後継者としてジュニアの育成に力を注いできた滝沢氏だが、心血を注ぐJr.からも反発や裏切りがあったから退社を決意したと言いたいようだが、あまに稚拙な論拠じゃない? 芸能マスコミならそんなことで退社するなんて有り得ないと百も承知のはずだ。しかもこの2つの“事件”、最初の不満発言は2022年8月4日、テレビ朝日主催の「SUMMER STATION」での内村颯太の発言で、中止になったコンサートはIMPACTorsのそれだが、記事ではそれも明記されていない不自然さだ。

 先週も指摘したが、今回のタッキー退社はジャニーズ事務所社長の藤島ジュリー景子氏の存在と無縁ではない。そもそもは故・ジャニー喜多川社長VSその姉、故・メリー喜多川氏&メリー氏の娘で現在のジャニーズ社長・藤島ジュリー景子氏との確執にあった。

 そもそもジャニー氏は姪のジュリー氏の手腕を認めず、逆にSMAPの育ての親・飯島三智氏を評価重用し、結果、SMAP独立騒動が起こった。その後、ジャニー氏は後継者としてタッキーを事務所副社長に据え、Jr.の育成などを任せようとした。その後、ジャニー氏、メリー氏が逝去するとその確執の構図はジュリーVSタッキーに引き継がれ、結果、ジュリー氏がジャニー派(タッキー派)を冷遇する傾向に。そして創業ルーツのジュリー氏が勝利した。

 こうした構図を芸能マスコミは百も承知だ。でも書かない。書けない。思い切り忖度する。そして忖度せずにジュリー氏のことを書いた「週刊文春」(文藝春秋)はジャニーズ事務所から法的処置を示唆された。そんな芸能マスコミと芸能事務所の力関係、構図を改めて浮かび上がらせたタッキー退社だった。

 もちろんキンプリ分裂記事も同様だ。先週も薄かったが今週の内容もうっすい! ジュリー氏の名前がないばかりか、退所組3人を悪者にしようとする意図も紛紛だ。

 まずは「女性セブン」。脱退する3人が「海外進出」というワードを繰り返したことには“多くのファンが首をかしげた”。実際、周囲も後押ししていたが、問題はメンバーたちの“英語能力”だと指摘したのだ。

「海外で活躍するには日常会話程度の英語力は必須。メンバーも努力していました。でも多忙なこともあり、現状は厳しかった」(レコード会社関係者のコメント)

 英語もできないのに――そんな現実無視で“無理筋”な海外進出の急先鋒が平野紫耀だと匂わす一方、唯一現実路線でありファンファーストだと永瀬廉を持ち上げる。

「永瀬くんは国内に目を向けていたというのではなく、まずは目の前のファンに認めてもらい、日本でナンバーワンになったうえで、海外へ行きたいと考えていた。語学力など基礎もないまま夢を語るメンバーに“いまは目の前のことに集中しよう”と話すこともあった」

 さらにひどいのがそのあと。平野が家族思いだと紹介した上で、平野の弟が絡んだ“ブランド宣伝騒動”を持ち出し、独立やビジネスへの野心などが退社の原因だと指摘するのだ。そして残留組の高橋海人については、“脱退組を引き止めた”心優しい人物だと描かれる。まるでSMAP独立騒動の時のような退社組バッシングの構図だ。

 そして「女性自身」は、永瀬のラジオ番組での発言を紹介しつつ、「突然のメンバーの脱退に、ファンはもちろん永瀬さん自身も非常にショックを受けています」と、まるで永瀬が仲間はずれ、被害者、部外者のように描かれている。そして「ファンのそばにいさせてほしい」と涙ながらに語っていた永瀬は、その “苦悩”を関ジャニ∞の大倉忠義にしているという“人情”話を。あまりにうすーーい!!

 ほかにも大手芸能事務所の権力、支配、排除の力学を垣間見られる記事が。『スッキリ』(日本テレビ系)が来年3月終了でMCも“卒業”となる加藤浩次。その背景について古巣・吉本興業との関連を「週刊女性」が分析している。19年の闇営業問題で吉本の会社体制を痛烈に批判した加藤だが、その後、吉本との関係は解消され――。

「“加藤の乱”以降、じわじわと時間をかけて排除されたという見方をされてしまうのも無理はありません」(芸能プロ関係者のコメント)

 巨大芸能事務所とテレビ局の結託の前には、芸人、芸能人個人はあまりに非力――恐れたことが3年もの時を経て現実化してしまった。

King&Prince分裂とタッキー退社の原因とささやかれる“あの人”に触れない「女性自身」と「週刊女性」

下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!

 鳴り物入りで行われた岐阜市での“キムタク信長”イベント。応募者が大殺到するなどその盛り上がりぶりが大きく報じられ、また当日の模様も盛んにテレビで放映された。退所などネガティブ情報が続くジャニーズ事務所にあって、“腐ってもキムタク”。なんだかんだいいながら、その安定ぶりを改めて感じさせてくれた。解散、脱退騒動の先輩だしね(関係ないか)。

第625回(11/3〜11/8発売号より)
1位「平野紫耀 キンプリ脱退! 『もう王様は卒業』発表3週間前の覚悟の涙に懊悩1627日」(「女性自身」11月22日号)
同「King & Prince 分裂の裏で滝沢新事務所設立」(「週刊女性」11月22日号)
2位「滝沢秀明 けが人続出で後輩悲鳴――『限界超えろ!』スパルタ指導の闇」(「女性自身」11月22日号)
3位「小室圭さん 争奪戦勃発で『年収5千万円も』」(「女性自身」11月22日号)
同「小室眞子さん またも不義理 祖父の一周忌にも『帰らない』」(「週刊女性」11月22日号)
※女性セブンは合併号休み

 最初から敗北宣言をしてしまっているのが今週の女性週刊誌だ。何に対してかって? King & Princeの脱退、退所騒動に対して。しょっぱなから「それは、まさに青天の霹靂だった」(週刊女性)、「寝耳に水の発表」(女性自身)と、その兆候や情報を事前にまったくキャッチしていなかったことを“告白”してしまっているのだから。まあ、それほど芸能マスコミもびっくりの事態だったが、だからなのか、キンプリ騒動を取り上げる2誌の内容の薄さといったら――。

 「週女」は脱退メンバーの平野紫耀と岸優太の海外進出という“夢”の強さを強調、さらにTravis Japanに世界デビューを先取りされ、また、なにわ男子の台頭に焦ったのではと、その原因を記している。でも、これって忖度だらけの地上波テレビでも指摘できる程度のお話だ。

 記事ではさらに、キンプリ退所発表の3日前にジャニーズ退社発表のあった滝沢秀明氏が新事務所を立ち上げる情報を記載しているが、「これからの滝沢さんに注目が集まっています」と、その詳細など特に具体的情報はない。

 「自身」も似たりよったり。平野が10月16日のツアーで“泣いた”ことが異変の予兆ではと推察していることが「週女」との違いくらいで、これといった新情報や舞台裏はない。そして、あの人の存在を指摘するどころか匂わせてもいない。そう、今回のキンプリ分裂とタッキー退社の原因として巷間ささやかれているジャニーズ事務所社長の藤島ジュリー景子氏の存在を、だ。

 それはSMAP騒動以前にまで遡る話だが、簡単に言えば故・ジャニー喜多川社長VSその姉故・メリー喜多川氏&メリー氏の娘で現在のジャニーズ社長・藤島ジュリー景子氏との確執にある。そもそもジャニー氏は姪のジュリー氏の手腕を認めず、逆にSMAPの育ての親・飯島三智氏を評価重用し、結果、SMAP独立騒動が起こった。

 そして、ジャニー氏は後継者としてタッキーを事務所副社長に据え、ジュニアの育成などを任せようとした。その確執ぶりは、晩年のジャニー氏がジュリー氏と会おうともしなかったということでも明らかだ。そんなジャニー氏が最後に手掛け、手塩にかけデビューさせたのがキンプリだ。

 その後、ジャニー氏、メリー氏が逝去すると、その確執の構図はジュリーVSタッキーに引き継がれたといわれる。その間、人望もあり、政治力もあるといわれたタッキーも力を振るったが、しかしジュリー氏がジャニー派(タッキー派)を冷遇する傾向はやむことはなかった。そして創業ルーツのジュリー氏が勝利して――こうした構図の延長上に、タッキー退社とキンプリ分裂はある。

 こうした構図を芸能マスコミは百も承知だ。でも書かない。書けない。思いっきり忖度する。今回もいろんな意味で、最初から負けている芸能マスコミである。

 そしてジャニーズ事務所への忖度が十二分に発揮されたのが、2位の「女性自身」による滝沢秀明の退社特集記事ではないか。すっごいディスってる、もちろんタッキーを。

 例えば完全無欠だとタッキーを持ち上げたように見せて、こうこき下ろした。

「滝沢さんのもとで働いていたスタッフが、滝沢さんの細かな指示についていくのに必死で白髪だらけになってしまったことがあったそうです」(テレビ局関係者のコメント)

 さらにSnow Manの宮舘涼太は『滝沢歌舞伎』の稽古で7キロ痩せてしまったとか、タッキーが演出を担当した舞台『虎者』ではスパルタ指導が過ぎてTravis Japanの吉澤閑也が疲労骨折し、ほかのメンバーもけがや不調を訴えるものが多数などと指摘。こうしたタッキーの指導や、それを美徳だと思う姿勢は“時代錯誤”だとすら批判するのだ。

 まだまだある。タッキーはアメリカのミネラルウォーター輸入会社の取締役になっているが、それに関して疑惑があり(詳細は記事を読んでも不明)辞任したのではと、よくわからない臆測疑惑を紹介。揚げ句、退社時にタッキー本人からのコメントがなかったことをもって「社会人としていかがなものでしょう」と匿名のスポーツ紙記者に語らせている。

 しかもコメントがなかったと非難する一方、関係各所にタッキーから届いたあいさつ状が誌面に掲載されているのだ。社会人として立派に礼を尽くしていると思うが、「自身」、そして匿名のスポーツ紙記者はそうは思わないらしい。

 なんでもかんでも恣意的に批判する。一旦権力の座から落ちると、こんな仕打ちを受けるのか。懇意にしていたはずのマスコミから。しかもタッキーはジャニーズ事務所の副社長だったのに、関連会社「ジャニーズアイランド」の社長だったのに!

 でも物事を恣意的に見て判断してバッシングするのは、マスコミの得意中の得意な所業でもある。それは小室圭・眞子さんのケースを見れば明らかだ。今週もやってます、女性週刊誌の小室夫妻へのバッシング。それは圭さんがニューヨーク州司法試験合格の後、マスコミが圭さんを直撃、しかし圭さんは無言を貫いた。それについての論評がこうだ。

「顔色ひとつ変えずに黙殺」「いかなる事情があるにせよ、圭さんの対応を疑問に思った国民が少なくないだろう」「夫妻にとって、周囲の視線はどうでもいいのかもしれません」(週刊女性)

「無言を貫くにせよ、メディアへの敵意をあからさまに見せてしまうような態度は得策ではないと思います」「日本メディアの取材にも堂々とした態度で沈黙しているのは、“法律家としての自信”が芽生えているからなのだろうか」(女性自身)

 よく言うよ。これまで圭さんがマスコミに対し会釈したり微笑んだりの対応をした際には、“ドヤ顔”“有頂天”“高笑い”なんていう、すっごい主観的表現でバカにし、批判していたくせに。だから圭さんも無表情になるのも当然だと思うが。マスコミの我田引水、ご都合主義もここに極まれり。

仲本工事さん葬儀で妻・純歌に加藤茶、高木ブー長女が激怒ーー修羅場報道からわかること

下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!

 衝撃のニュースが飛び込んできた。滝沢秀明がジャニーズを退社! この情報はどのマスコミも事前に掴んでいなかったようで、かなりの衝撃を持って受け止められている。その真相は? これまで確執がささやかれ続けた藤島ジュリー景子社長との関連は? ジャニーズの行方は? 今後も大きな波紋を呼ぶこと必至だ。

第624回(10/27〜11/1発売号より)
1位「盟友・加藤茶が叱責 『仲本工事の悲劇は鬼嫁のせい!』」(「女性自身」11月15日号)
同「仲本工事さん急死の裏で起きていた深刻“修羅場”――唖然「振る舞い」の事実婚妻を叱責する加藤茶の怒声 『こうなったのはお前のせいだ!』」(「週刊女性」11月15日号)
参照「仲本工事急逝! 熟年結婚妻『相続権なし』の悲鳴」(「女性セブン」11月10・17日号)
2位「明菜 『復帰は来年』苦渋決断に帯状疱疹後遺症」(「女性自身」11月15日号)
同「中森明菜 『人前に立つの怖い』無念の紅白断念」(「女性セブン」11月10・17日号)
3位「松任谷由実 102歳老母が『コロナ重症から奇跡の生還』」(「女性自身」11月15日号)

 先週に引き続き、今週も女性週刊誌3誌が大きく取り上げている、ザ・ドリフターズ仲本工事氏の事故死。もちろん、その主人公は仲本氏の“歳の差妻”の存在だ。

 先週、斎場を抜け出し焼き肉屋に行った妻・純歌の姿をキャッチし、そこで話された戒名を巡る金銭に関する不可解な会話や不倫疑惑を報じた「女性自身」だが、今週も飛ばしている。仲本氏が事故に遭い病院に運ばれた後、駆けつけた朋友・加藤茶が、待合室の廊下で仲本氏の妻・純歌に怒りをあらわにしたことを「自身」が報じている。

 「仲本がこんなことになったのは、あんたのせいだからな!」と。

 加藤茶が怒鳴る。衝撃である。記事によれば、そもそも加藤は以前から純歌に不信感を抱いていたという。未入籍だったことや、仲本氏が純歌に振り回されすぎていることを加藤は心配していたというのだ。

 加藤の怒りを報じたのは「自身」だけではない。先週、元フィギュアスケート選手の渡部絵美氏や仲本夫妻と親交があったプロレス団体「西口プロレス」のアントニオ小猪木氏のコメントで、純歌を擁護するような記事を掲載していた「週刊女性」だが、今週は一転、「自身」とほぼ同じ内容の記事を掲載しているのだ。

 「週女」によると、仲本氏の事故後、病院に駆けつけた純歌だったが、“純歌ファン”といわれる男性3人も一緒だったという。そして純歌の服装は、胸元が大きく開いたシースルーとミニスカ姿。そこに駆けつけたのが加藤だ。そして純歌に、こう言い放ったという。

 「仲本がこうなったのはお前のせいだ! とんでもない女だ!」と。

 同じシーンを見たから同じ内容。しかし加藤の激怒を証言したのは、「自身」では“ドリフと長年仕事をしてきたテレビ局関係者”であり、「週女」では“仲本さんの知人”となっているのが面白い。多くの関係者の前で加藤が怒りを爆発させたということなのか。

 だが、「自身」と「週女」の一致は加藤の怒りだけではなかった。それが葬儀・出棺の際に起こった出来事だ。まずは「週女」記事から。

「出棺の前、純歌さんと病院にも一緒に来ていた男性たちが、仲本さんのご遺体を数十枚もパシャパシャと撮影していて……。その様子を見かねた、いかりや長介さんの娘さんが“やめなさい!”と声を荒げながら、その場で泣き崩れました」(葬儀に参列した人のコメント)

 まさに修羅場だ。そして「自身」では、激怒したのはいかりや長介氏の長女だけではなかったことが報じられている。葬儀に参列した高木ブーの長女、そして加藤茶の妻・綾菜もまた純歌に怒りを爆発させたという。

「まず高木の娘が声を上げた。
『やめて! 仲本さんをそんなふうに撮らないで! ご遺体は目に焼き付けるものでしょう!』(中略)『制止にも応じず故人を撮影し続ける純歌さんたちに対し、いかりやさんの娘さんも声を荒らげていました。加藤綾菜さんも泣き崩れて、高木さんの娘さんと3人で、肩に手を回して抱き合い、支え合っているような感じでした』」(「自身」記事より)

 葬儀は喪主(前妻との長男)の静かに送りたいという意向で少人数で執り行われたというが、参列者たちは怒り心頭だったのだろう。「自身」と「週女」に数少ない参列者が同じ内容をリークしたということだ。とはいえ、情報量は圧倒的に「自身」のほうが多い。ネタ元の情報量の違いかもしれないが、「自身」は純歌に直撃をしている。そして純歌が“注意されたのは友人で自分ではない”と他人事のように電話で語ったことが紹介されるのだ。

 同じ情景でも「自身」と「週女」記事に結構な違いがあることも興味深い。だが2誌に共通するのは、純歌に対し仲本氏周辺関係者が強い不信感を持っていること。だから誰かが週刊誌にリークした。病院での加藤の怒りと葬儀での純歌の非常識な振る舞いを。こうしたネタは、芸能マスコミの大好物だしね。

 そして、もうひとつわかったこと。それがドリフ関係者の仲のよさだ。いかりや長介の長女や高木ブーの娘といった“子どもたち”も仲本氏の葬儀に列席し、その死を悼む。加藤茶の嫁も、その家族の輪に入っていた。修羅場記事の中でその点だけは、ほっこり感動した。(ちなみに「女性セブン」はこれら修羅場をキャッチしていなかったようで、事実婚妻の遺産相続の問題を記事にしていた)

 デビュー40周年を迎え、新事務所を設立し、Twitterを開設、本格的再始動に向けて動き出したはずの中森明菜。『NHK紅白歌合戦』出場も実現か!? と期待されていたが、しかしその雲行きは怪しいようだ。「女性自身」と「女性セブン」がその絶望的展望を報じている。

 まずは「自身」。12月にベストアルバムが発売予定の明菜だが、レコード会社が要請した“コメント”を断ったのだという。そして同世代の歌手と比較する。長年患っている帯状疱疹も完全に治ったとはいえない現状のため、『紅白』ではなく来年の新曲発売とディナーショー復帰が、いまのところ有力視されているらしい。

 そして「セブン」を見ると、さらに深刻な事態が起こっていることがわかる。まず新事務所と旧事務所の引き継ぎがうまくいっていないらしい。旧事務所の代表は明菜の恋人と報じられていた人物。この代表は明菜の復帰に向かってさまざまに動いていたが、明菜はそんな代表を振り切って新事務所を設立したため、ファンクラブの移行もできず、明菜の窓口がどこなのかの混乱も起こっているらしい。さらに明菜の体調不良も指摘され、『紅白』は断念、という結論に。

 それにしても、かなり頻繁にその動向がマスコミに取り上げられる明菜。それだけ復帰が注目されているという証左だろう。そして多くの人がその復帰を待ちわびている。

松任谷由実、102歳実母の奇跡

 パワフルな女性だと思っていたが、その母上もパワフルだった! デビュー50周年を迎えた松任谷由実。102歳の実母がコロナに感染し、一時は重症となったが奇跡的に回復したことを自身のラジオ番組で語ったという。それをとっかかりに、松任谷と母上の“素敵な関係”を「女性自身」が紹介している。娘以上にパワフルで個性的なユーミンママ。すごいぞ!

小室圭さんだけでなく眞子さんにまでバッシング! 司法試験合格でも続く「週刊女性」と「女性自身」の粗探し

下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!

 ついに、やりました! 小室圭さんがニューヨーク州司法試験に合格した! これまでバッシングしてきた人たちもマスコミも、内心少しはホッとしたに違いない。少しはよかったなと思うに違いない。少しは応援しようと思うに違いない。そう思った。これまでより少しは温かく小室夫妻を見守るのでは、と。でもでも――。そうでもないらしい(ランキングに続く)。

第623回(10/20〜10/25発売号より)
1位「弁護士デビューで有頂天! 小室圭さん 勘違いがもたらす眞子さんとの亀裂」(「週刊女性」11月8日号)
同「小室圭さん お気楽すぎ将来設計『合格ご褒美は聖地観光に』」
「眞子さん 『学芸員は失格!』NY美術界 本当の評判」(「女性自身」11月8日号)
2位「仲本工事さん 秘めていた自宅“ゴミ屋敷”リフォーム計画とドリフ遺産」(「週刊女性」11月8日号)
同「仲本工事さん 鬼妻が斎場を抜け出して『冒涜の焼き肉密談』」(「女性自身」11月8日号)
3位「橋本環奈 お泊まり愛恋人は中川大志」(「女性自身」11月8日号)

 もうタイトルを見ただけでもおわかりだろう。全然祝福していない。そして粗探しをする気満々の女性週刊誌の意気込みを。これまでもそうだったが、やっと試験に受かり弁護士となれたのに、日本人は、日本マスコミは小室さんのことがそこまで憎いのか。

 まずは「週刊女性」。いわずと知れた小室さんの母親の金銭トラブルをスクープした雑誌であり、その後も一貫して小室バッシングに勤しむ急先鋒的存在でもある。そんな「週女」だが、圭さんが弁護士合格後の一発目の記事がこれだ。

 まず弁護士となった圭さんの年収は、これまでの3倍近く約3,000万円に及ぶと推測するのだが、これで“生活が安定してよかったね”とはならなかった。圭さんを知る匿名の知人のこんな懸念コメントを紹介する。

「念願の弁護士資格を手に入れた圭くんが、有頂天になっていないか心配です……」

 有頂天って――大きなお世話だろう。しかし、この知人とやらは圭さんが昔から調子に乗りやすく、注目を集めると途端に大きな顔をするタイプだと証言、眞子さんとの婚約内定後は当時パラリーガルを務めていた弁護士事務所に個室を要求したというエピソードや、自己顕示欲が強いなどとネガティブ情報を大披露するのだ。

 そして、こうした知人の“ネガティブ印象批評”を根拠にしたように、今度は秋篠宮関係者なる匿名コメントでこう締めくくる。

「今後、“アメリカで生活し続けられるのは、自分が弁護士になったおかげ”という圭さんの勘違いが生まれれば、眞子さんとの間に亀裂が生じる可能性もあるでしょう」

 だってさ。推測に推測を重ね、最後は“眞子さんとの亀裂”にまで発展させる。そのネガティブな想像力には、ただただ恐れ入る。これまでの圭さんバッシングも“身の程知らず”“図々しい”“下々のくせに”などといったゆがんだ差別意識が根底にあると思われるが、今回もまたしかり、なのだ。

 そして「女性自身」も負けてはいない。圭さんが合格したら大手を振ってジャズの聖地として知られる「ブルーノート」に行きたいと言っていた、ということを捉えて「合格を勝ち取ったご褒美にNYで観光を楽しみたいと考えているのだろう」などと揶揄をする。

 いや、もう何年もNYに住んでいる圭さん。ジャズクラブに行くだけで“NY観光を楽しむ”って表現はどうなの? 加えて、将来暖炉のあるような家に住み仲間を読んでホームパーティを開きたいという夢を語ったというだけで、「遊ぶことばかり口にしていた」なんて批判もされているのだ。

 いや、圭さんに対してだけではない。「自身」は眞子さんにもその牙を剥く。語学力と知識不足に加え、服装もTPOを考えてないので学芸員失格! だって。

 そこまでして2人を貶めたいのか。まだまだバッシングは続く――。

 大物芸能人、しかも複雑な女性関係や家族関係を持つ芸能人が亡くなるとやはり揉める。何かが起こる。芸能界のレジェンドであるザ・ドリフターズの仲本工事氏が交通事故で亡くなった。仲本氏といえば加藤茶と並んで超年下妻(27歳下の演歌歌手・三代純歌)を3度目の結婚でめとり、しかも過去何度か不仲説が浮上もしていた高齢芸能人。

 そして奇遇にも事故直前の「週刊新潮」(10月20日号・新潮社)には、純歌と事実婚であること、さらに現在では別居し、ゴミ屋敷のような部屋で仲本氏が一人暮らしていること、また飼い犬や猫が放置されるなど“ペット虐待”疑惑が報じられていた。この報道について生前の仲本氏本人は否定したのだが、その直後の事故死だった。

 これで芸能マスコミが黙っているはずはない。案の定「週刊女性」は「新潮」報道を紹介した上で、その内容を否定する記事を掲載している。しかも証言するのは元フィギュアスケート選手の渡部絵美氏や仲本夫妻と親交があったプロレス団体「西口プロレス」のアントニオ小猪木氏。実名である。

 彼らは仲本夫妻の夫婦関係はしっかりしていたこと、またゴミ屋敷と指摘されている家はリフォームする予定だったこと、そして、いかにペットを大切にしていたかを証言するのだ。

 だが「女性自身」を読むと一転、「週女」記事とは全く違い、「新潮」記事を補強するような内容となる。「自身」は斎場を抜け出し焼き肉屋に行った妻・純歌の姿をキャッチ、そこで話された戒名を巡る不可解な金銭に関する会話を紹介、さらに純歌が家事をしなかったことに加え、不倫をしたというショッキングな疑惑をも報じているのだ。

 ここ数年、何人もの大物芸能人の死後、後妻だったり疎遠な子どもだったり愛人だったり養女だったりが出現し、周囲を巻き込んだトラブルに発展するケースが目立つ。そして仲本氏もまた3度の結婚を繰り返し、最後は超歳の差結婚――と思いきや実は事実婚で、2度目の結婚でもうけた2人の子どもたちも存在する。まあまあ複雑な家族関係だ。そうなれば当然トラブルになりそうなものだが、しかし――。

 「新潮」「週女」「自身」ともに指摘しているのだが、仲本はお金に困っていたらしい。となれば、トラブルも最小限に済むかも。不幸中の幸い!?

橋本環奈と中川大志の熱愛スクープが微笑ましい

 久々の女性週刊誌らしいスクープだ。橋本環奈と中川大志の熱愛。愛犬家という共通項に、ご近所に住んでのお泊まりデート。スキャンダル要素が今のところない、好感度高い若手同士の微笑ましい熱愛にほっこり。

永作博美の「国籍デマ」を夫が告発、星田英利も在日認定に反論! 芸能人の悪質デマ拡散の危険性

下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!

 円安が止まらない。本日149円代に突入し150円も目前だ。これは32年ぶりのことだという。海外で安くお買い物! 高級ホテルで宿泊! そんな日々は遠い昔となったのか。「日本は安い!」そんな外国人観光客の声を聞くたび、複雑な気持ちになる。現在、日本人にとって海外旅行は物価も高く、まだまだハードルが高い。コロナ禍を経て、ますますドメスティックになる日本――。

第622回(10/13〜10/18発売号より)
1位「永作博美 『卑劣デマと闘争10年』夫が激怒告発」(「女性自身」11月1日号)
2位「小室圭さん 『3度目の試験落ちてもクビにならない』高笑いのドヤ顔写真 発見!」(「女性自身」11月1日号)
3位「武田砂鉄のテレビ磁石第185回 『事実に基づかない発言』を許され続ける政治家」(「女性自身」11月1日号)

 こうしたデマ、差別はいつになったらなくなるのだろうか。芸能人や著名人に対する“在日認定”。事実かどうかなどまったく関係なく、気に入らない人物などに「在日」「朝鮮半島出身」などと決めつけ認定し差別する行為が、ネットを中心にさかんに行われ、社会問題になって10年以上がたつ。

 そんなデマの被害に、NHK朝ドラ『舞い上がれ!』の主要キャストのひとり永作博美があっていたことを「女性自身」が報じている。その被害は現在に至るまで、10年近くもの長きにわたってだという。確かにここ何年か、ネットやSNSで「永作は韓国人」「父が中国人で母が韓国人」などという情報が流布されていた。

 そして「自身」記事によると、最近(今年9月13日)、永作の夫がそんな状況に対し、ブログで怒りの告発をしたというのだ。

「永作博美の国籍デマ。しつこい。永作博美と韓国(ときに中国)と結びつけようとする、奇妙な運動、あの手この手で10年近い」

 記事ではこうした夫の告発を紹介した上で、すでに2013年に発信者を特定するために情報開示請求も行ったこと、それでも現在まで悪質なデマは続いていること、デマが拡散されることで、それを信じる人が出てくる危惧などを紹介、解説している。

 こうした芸能人に対する悪質なデマについて芸能マスコミが否定し、記事化することは大切なことだと思う。SNSだけ見ていると、それが真実だと思い込み、さらに拡散されてしまう危険性が高いから。それを少しでも阻止することに、この記事は一役買っていると思うから。

 しかし記事には、なぜこうしたデマが発生し、原因や理由についての説明や分析はない。というか多くの場合、理由なんてほぼなかったりするから、追求しようがないのかも。

 たとえば、15年にほっしゃん。こと星田英利が当時の安倍政権、安保法制に対し批判的投稿をすると、速攻で「在日吉本」などと在日認定され、炎上する一件があった。自分と考えが違う、そして気に入らないから在日認定する。まさに短絡的で卑劣な行為だが、しかも在日認定のやっかいなことは、それを否定すれば、今度は「差別主義者」などと批判されてしまうことだ。このときの星田もそうだった。そして星田はこうつぶやいていた。

「あのね、日本人やけど、“在日”って言う言葉に何も不快も無いよ。その言葉を差別的に使うのが許されへんだけ」

 沈黙せずに批判を恐れず反論したあっぱれな星田だったが、永作もまた沈黙を選択することなく情報開示請求を行い、本人にかわって夫が在日認定に反論し告発した。

 デマを放置せず、差別や悪質な印象操作に果敢に立ち向かう。素晴らしい姿勢だし応援したい。それを記事化した今回の「自身」も。

 と思ったが、やめた。永作は応援するが「女性自身」は別かも。だって舌の根も乾かぬ同じ号の「女性自身」には、結構ひどい印象操作記事が掲載されているから。

 それが小室圭さん関連記事だ。内容は以下のようなもので、特に問題のあるようなものではない。

 小室さんが勤務していているニューヨークの法律事務所。そのウェブサイトに小室さんの写真が掲載された。これまでスタッフや弁護士のなかで小室さんだけ“顔写真ナシ”だったが、突如小室さんの顔写真がアップされた。その理由として、小室さんの司法試験の合否に関わらず今後も契約を続行するという、事務所の意思表示が考えられる。

 そして、もうひとつの理由が、眞子さんという元内親王の夫として小室さんの存在にメリットを感じているからではないか、というものだ。

 このように、記事の中では小室さんに対する無理やりな批判や揶揄はない。そして新たにアップされたという小室さんの顔写真が掲載されている。それだけだ。なのにタイトルは――「高笑いのドヤ顔写真」――って。

 確かに小室さんの写真は笑顔だ。にこやかに優しそうに笑っている(と思う)。清楚な好青年(に見える)! もちろん個人の感覚の違いもあるだろうが、これを“高笑いのドヤ顔”って言うのは、どうみても言いすぎじゃないか。またしても小室さんを貶めたいという編集部のいやらしい情報操作としか思えない。悪意満点だ。

 気鋭のコラムニスト・武田砂鉄によるテレビや人物時評連載「テレビ磁石」。いつも、うんうんとうなずきながら読んでます。そして今回も!

 今回のテーマは『羽鳥慎一モーニングショー』(テレビ朝日系)でコメンテーターの玉川徹氏の発言について。ご存じのように玉川氏が安倍晋三・元首相の国葬における菅義偉・前首相の弔辞について「当然、これは電通が入っていますからね」と発言、しかし、これが事実に基づかない発言だとして謝罪し、出勤停止10日間の謹慎処分になってしまった。これについて武田氏はこうつぶやく。

「『事実に基づかない発言』で処分が下される光景を久しぶりに見た」

 そしてこの数カ月、統一教会問題で「事実に基づかない発言」を繰り返す政治家たちはなんら処分されないことを指摘していく。さらに政権与党ではなく野党に対し、「事実に基づかない」批判をした『めざまし8』(フジテレビ系)司会の谷原章介は“ただ謝っただけで”済んだことも例に挙げて、こう疑問を投げかける。

「政権批判の一環で事実に基づかない発言をした玉川は懲戒処分。野党批判の一環で事実に基づかない発言をした谷原は謝罪。自分たちに向けられた批判をひっくり返すために事実に基づかない発言をした世耕(弘成参院幹事長)はそのまま放置。なんでだろう。なんで、政治家だけが『事実に基づかない発言』を許されるのだろう。そして、なんで私たちは、それを許してしまうのだろう」

 「事実に基づかない発言」をしてもなんら処分されない政治家(公人)たちと、一方で「事実に基づかない発言」で処分される政権批判のコメンテーター(民間人)。おっしゃる通り、不条理としか言いようがない。こんなことが許され続けたら、やりたい放題の権力者のもと、政権批判など許されない独裁国家のようになってしまう……。

「週刊女性」の企画、医師が食べない「ヤバ食材20」に驚き! これじゃあ、何も食べられない!

下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!

 もうすごすぎる。松任谷由実のリクエストベストアルバムが初週売り上げ初登場1位!  デビュー50周年を迎えたユーミンだが、さらに今回「アルバム1位獲得最年長アーティスト」歴代1位にも。68歳。現役バリバリのユーミンをみて、多くの女性が勇気づけられていると思う。青春の思い出とともに! ひゃーー。

第621回(10/6〜10/11発売号より)
1位「NEXT香川照之は誰だ!? “ラスボス”俳優ランキング」
同「ジャニーズタレント 『この身体が好き』ランキング」
同「10代&20代に聞く ’80年代アイドルの好きな曲ランキング」
(すべて「週刊女性」10月25日号)
2位「医者が一生食べないヤバ食材20」
参照「グラビア 100歳まで歩ける脚に! 筋力アップおかず」(「週刊女性」10月25日号)
3位「消えた“イケメンシェフ”のいま 川越達也 『メディア復帰は考えていない』」(「週刊女性」10月25日号)
※「女性自身」は合併号休み

 今週はさらにパワーアップしてしまったようだ。先週の「週刊女性」では2本もの“アンケート・ランキング企画”が掲載されていた。「好きな嫌いな メガネ有名人」と「ジャニーズタレント『このパーツが好き』ランキング」の2本。アンケート企画が同じ号で2本って多くない? しかもジャニタレの好きなパーツって……。マニアックというか意味不明というか、とツッコミを入れたくなったが、なんと今週の「週女」には、先週を超える3本もの“アンケート・ランキング企画”が登場したのだ。

 どうした「週女」? 安易すぎないか。ともあれ、その内容をざっと紹介しよう。まずは“ポスト香川照之は誰か”というアンケート企画。“1000人の男女に緊急アンケート”と謳い、その結果を発表している。1位は竹中直人、以下、吉田鋼太郎、市川猿之助、遠藤憲一、古田新太(以下略)。まあ、なるほどね、という結果だ。

 そして次は、“スタイルがいいジャニーズ”だって。先週の“ジャニーズパーツ”ランキングの亜流企画か。結果は1位ラウール(Snow Man)、以下、平野紫耀(King&Prince)、木村拓哉、道枝駿佑(なにわ男子)(以下略)などなど。

 ラスト3本目が“若者に聞いた80年代アイドルの好きな歌”。これは現在、ちょっとしたブームになっている80年代ソングに飛びついた安易な企画とも思えるが、結果は「赤いスイートピー」、以下「青い珊瑚礁」「ダンシング・ヒーロー」「DESIRE-情熱-」(以下省略)と続く。

 しかし安易なのは、アンケートという企画そのものではない。内容がかなり安易。何しろ3本ともその記事体裁、構成がそっくり同じなのだ。まずアンケート結果があり、その結果について、その分野の“専門家”が解説する。“ポスト香川”企画はテレビ評論家の吉田潮氏、ジャニーズランキングはファッションコーディネーターの中村康介氏、80年代ソングはメディア研究者の天野彬氏、といった具合。

 これら専門家の分析に加えて、アンケートに回答してくれた一般人たちの投票理由が挿入、紹介される。3本とも同じ。安易すぎる。

 それだけではない。アンケートの方法も、かなり安易なのだ。それぞれのアンケート企画には、その方法や対象者について、このように記されている。

「インターネットランキングサイト『Freeasy』にて9月21日〜22日、20〜60代の男女1000人を対象に実施」(ポスト香川アンケート)
「全国の20代から50代の女性1200人に聞いた結果がこちら! ※アンケートは8月10日にFreeasyにて調査」(スタイルのいいジャニーズ)
「インターネットランキングサイト『Freeasy』にて9月26日、15歳以上30歳以下の男女1200人を対象に実施」(80年代アイドル曲)

 すべてインターネットランキングサイト「Freeasy」での調査ということらしい。このFreeasyとはHPなどによると、セルフ式アンケートツールで業界最大規模450万人のモニターを有しているというランキングサイト。そしてアピールされるのが、手軽で低価格ということだ。アンケート1問、1人につき10円という価格設定らしい。

 もし1問だけだとしたら、ポスト香川アンケートは1万円、スタイルジャニーズは1万2,000円、80年代アイドルも1万2,000円でアンケートをできてしまう。合計3万4,000円。安い! もし、その理由など2問めの質問をしたとしても、3本で10万円以下。これで7ページの企画が一丁上がり。プラス専門家への謝礼をプラスしても安い! さらに初期費用や登録費用もなし、アンケート内容作成から配信まで最短で10分、結果回収も数時間から2〜3日程度でオッケーというのだから。

 「週女」には「好きなジャニーズ・嫌いなジャニーズ」という長年続く名物アンケート企画がある。「週女PRIME」や公式ツイッターでアンケートを募集し、丁寧に作りあげている印象だが、しかしそのうちFreeasyにお願いするようになってしまうのか――。「週女」の誌面がFreeasyのアンケート企画であふれかえる。そんなことにならないよう願うばかりだ。

 そんな「週刊女性」だが、気になる企画が。それが「医者が一生食べないヤバ食材20」だ。記事では4人の医師に取材し、医師が避ける食品20が列挙されるのだが、これが驚きだ。焼き肉(赤肉)、ハム・ソーセージ、マーガリンはなんとなくわかるが、ほかにもバナナ、白米、うどん・パスタ、菓子パン・ケーキ、茶色いソース、フルーツ缶詰など身近な食品がズラズラ。そして食べていいのは“自然なもの”らしい。

「人が誕生した当時から食べていたような食材が身体にいいといえるでしょうね。例えば野菜や貝類、魚、きのこなど。結局、加工しすぎない自然のものが一番なんです」(牧田善二医師のコメント)

 そんなわけにいくか! これじゃあ、何も食べられない! 記事を読み進めると、ムカついてきた。そして、このヤバ食材記事をめくると、次頁にはグラビアの料理レシピ企画が。きっと“医者が一生食べない”ヤバい食材も使っているに違いない。そんな意地悪な気持ちで、このレシピグラビアを見たら――。使われていない! ヤバ食材20が。すごい、さすが、おみそれいたしました!

川越達也シェフの近況

 かつて“有名イケメンシェフ”としてテレビに引っ張りだこだった、川越達也シェフ。2013年に“800円の水問題”で姿を消したが、その近況を「週刊女性」が報じている。川越シェフは現在、再婚し長野に移住、レストランのアドバイザーやプロデュースを手掛けながら、家族中心の生活をしているらしい。

 そんな川越シェフに「週女」が直撃しているのだが、その様子が面白い。「せっかく東京から来たのだから」と持っていたシャインマスカットを記者とカメラマンに手渡したのだという。さらに家に向かって走る川越シェフ。最後に、なぜかジャンプし、「週女」カメラマンがそれをパチリ。川越シェフ、憎めないキャラはいまだ健在のようで。

東出昌大の人たらしに「週刊女性」が取り込まれた? 唐田えりかの体当たりな”近況”にもエール

下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!

 今朝、北朝鮮から発射された弾道ミサイル。NHKでは緊急ニュースが放送され、連続テレビ小説『舞いあがれ!』が総合、BSプレミアムともに中止になってしまった。昨日からはじまったばかりなのに――。前作『ちむどんどん』が妙な盛り上がり方をしただけに、今回の放送開始早々の事態が今後にどう影響するのかしないのか。逆になんだか、ワクワクする。

第620回(9/29〜10/4発売号より)
1位 巻頭グラビア「山暮らしの一部始終を独占ロングインタビュー! 東出昌大」
特集記事「東出昌大 『キツネにタヌキ、蛇や昆虫も食料です』」
参照「唐田えりか 大乱闘ロケで覚悟の8回首絞めプレイ」(すべて「週刊女性」10月18日号)
2位「好きな嫌いな メガネ有名人」
「ジャニーズタレント 『このパーツが好き』ランキング」(ともに「週刊女性」10月18 日号)
3位「いしだ壱成 『1日限定ホスト』舞台裏密着」(「週刊女性」10月18日号)

 「週刊女性」があの俳優を異常に“推し”ている。先週、狩猟をしながら山生活をする東出昌大のところに行き、直撃インタビューに成功、特集記事として掲載した「週女」だが、それだけでは飽き足らなかったらしい。先週に引き続き、今週も東出を取り上げているのだが、その持ち上げっぷりがすごい。

 まずは巻頭カラーグラビア。チェーンソーを持って微笑む東出、野外で薪でお湯を沸かす東出、山を歩き食料を探す東出、薪用の木の株を持つ東出――。そんな素敵でワイルドなショットが6枚! カラー4ページも使って紹介される。もちろん東出の素敵でワイルドな“山暮らしインタビュー”付きだ。

 そして、インタビューはグラビアページだけでは収まらなかったようで、特集記事に持ち越される。グラビアにプラス2ページの誌面を割いて、東出の自給自足生活が紹介される。こんなふうに。

「僕は何でも食べますね。キツネは淡白で脂身は少ないんですが、噛めば噛むほどコクがあって、ジャーキーみたいに味を凝縮した感じが口に広がります。タヌキはロードキル(道路上で起こる野生動物の死亡事故)で死んだものを食べることがあるのですが、狩ったものと違い、血抜きがされていないので美味しくはないですね」
「食べられなかったものはないかな。蛇は美味しいですよ。蝉も食べてみましたが、日常的には食べないかも」

 まるで自給自足のワイルドな山生活の食レポのようだが、そんな東出の現在の生活を詳細に紹介、さらに「骨太なドキュメンタリー作品で知られる森達也監督が初めて手がける、来年公開予定の劇映画『福田村事件(仮)』への出演も決定」と仕事の宣伝もしてあげる。

 「週女」、すごい入れ込みようである。以前から言われていたことだが、やはり東出って人たらしなんだろうね。直撃取材に訪れた記者とすぐに打ち解けて、取り込んじゃう。これで女癖が悪くなかったら、もう少し常識があったら――どうしても、そう考えてしまう。

 渡辺謙という世界的有名な父を持つ杏という有名女優と結婚、3児をもうけたのに、不倫スキャンダルを起こし芸能界追放の危機に。それでも東出を守ろうとした所属事務所だが、その後、性懲りもなく東出は別の女性と地方の撮影現場で密会、これまたバレて事務所を解雇――。

 しかし、その後もなんだかんだとマスコミに取り上げられ、今回の「週女」のように好意的なマスコミも現れる。今回の山暮らしにしても、山中で車がパンクした時に偶然助けられた人物からタダで山小屋を借りることになったというのだから、すごい。そして、すでに地元住民ともすっかり打ち解けているというのだから。少しヌケているように見えるから、放っておけないのか!? 周りの人にも恵まれるという人徳(?)ぶりだ。

 捨てる神あれば拾う神あり、といったところだが「週女」には、もうひとつ気になる記事が。それが東出凋落のきっかけとなった不倫スキャンダルの相手・唐田えりかの近況だ。

 記事によれば徐々に活動を再開しつつある唐田が、80年代の女子プロレスを描いたドラマに出演が決定、体当たりの演技を見せているという。そして記事では唐田にこんなエールを。

「女優としての新たな覚悟を見せた唐田。不倫騒動でついた“極悪イメージ”は、身体を貼って吹き飛ばせ!」

 東出祭りといった感の、今週の「週女」だった。

 そんな「週刊女性」で今週目についたのが「アンケート」企画。読者にさまざまな事象や人物に対するアンケートをとって、その結果を分析、紹介するというやつだが、今週号では2本もアンケート企画が掲載されている。アンケート企画が同じ号で2本って多くない? しかも今週だけでなく、近々でも“カラオケランキング”やら“抱かれたい芸人ランキング”やらと、最近の「週女」でやたらアンケート企画が多いような。好評なのか?

 それはさておき、今週のアンケート企画のひとつが「好きな嫌いな メガネ有名人」だ。好きトップは星野源、以下、水谷豊、宮川大輔、中村倫也、なるほど。そして嫌いな1位は宮川大輔、以下、古舘伊知郎、藤森慎吾、近藤春菜、だって。

 そして記事によると、このアンケートは「インターネットランキングサイト『Freeasy』にて9月上旬、40歳以上の女性2000人を対象に実施」したものだとか。アンケートの出典が明記されていて、その結果もなるほどと思わせる。

 しかし、もうひとつのアンケート企画「ジャニーズタレント『このパーツが好き』ランキング」にはそうした出典が記されていない。そもそも好きなジャニーズタレントならまだしも、“顔パーツランキング”ってなによ? 若干意味不明だが、記事によるとこのアンケート「全国の20代から50代の女性1200人に聞いた」とあるだけ。

 一方のメガネランキングはランキングサイトを明記し、一方はなし。怪しい……。こんな変則的というかヘンテコなテーマのアンケートだからこそ、その調査方法を明記してほしかった。

「週刊女性」はいしだ壱成も推していた

 そういえば、「週刊女性」はこの人も推していた。いしだ壱成。さかんにその近況を紹介し、本人のコメントも掲載している。そして今回、いしだが新宿の有名店で1日限定ホストをするというお話。記事では、もちろん、いしだ本人がコメントを寄せているのだが――。

「(マスコミの取材にテキーラで酔って)“1日の売り上げ5000万円!”とかメチャクチャ高い目標を語っちゃって。まあ、それくらいのお金を出してくれそうな友達は、いるにはいるんですけど」

 5000万円をホストクラブで出してくれそうな友達って――いつも心配になる、この人の大言壮語。

菅田将暉夫妻のロンドン旅行、東出昌大の山小屋0円生活! “直撃”成功の「週刊女性」に軍配

下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!

 国民の半数が反対している安倍晋三元首相の国葬が閣議決定のみで強行された。しかも国民の反対の声に対し、安倍応援団はまるでそれが国賊でもあるかのように攻撃をするが、安倍元首相がこれまでやってきたことを見れば、反対も当然ではないか。死者まで出した森友問題、いまだ解決を見ない桜を見る会問題、そして弱者へのあまりに冷淡な態度など、今回の国葬で莫大な税金が使われるという問題以上に、数多くの問題が積み残されたままだ。これらの検証を“死”によってなおざりにしてはいけない。

第619回(9/22〜9/27発売号より)
1位「菅田将暉 『ロンドンとか憧れる……』有言実行の海外ハネムーン」(「週刊女性」10月11日号)
参照「菅田将暉 『新妻と英国移住』ロンドン下見新婚旅行」(「女性自身」10月11日号)
2位「東出昌大 『自分で作った小屋に住もうと思っています』」(「週刊女性」10月11日号)
参照「杏 パリで『公文いくもん』『元夫とは真逆』の脱力生活」(「女性自身」10月11日号)
3位「安室奈美恵さんが進めていた“お忍び”観賞計画」(「週刊女性」10月11日号)
※ 「女性セブン」は合併号休み

 この時代、芸能人のお忍び旅行も大変だ。改めてそんなことを思ったのが、今週「週刊女性」「女性自身」がそろって報じた菅田将暉&小松菜奈夫妻のお忍び新婚旅行記事だ。

 両誌によると、4月下旬に函館で極秘結婚式を挙げた菅田夫妻は、その後、沖縄・宮古島へ新婚旅行、さらに今回ロンドンへ再びのハネムーンに向かったという。そして9月下旬、「週女」「自身」がそろって羽田空港に帰国した菅田夫妻の姿をキャッチ、その写真を掲載するに至っている。

 だが興味深いのが2誌ともに、極秘新婚旅行の当初のネタ元がSNS(一般人の目撃)だったこと。まず「週女」。SNSで《2人とも本当にロンドンにいるの?》などといった菅田夫妻の情報が錯綜していたとして、その状況をこう書いている。

「菅田将暉さんと小松菜奈さんが、イギリスのロンドンにいるという話が出回ったんです。目撃した一般人が撮ったと思われるツーショット写真まで投稿され、遠く離れた地にいるふたりの姿を見た日本のファンは騒然となりました」(スポーツ紙記者のコメント)

 そして「自身」もロンドン在住の日本人の目撃談として2人がロンドンの古着屋にいたこと、その様子や会話などを報じている。おそらくこの人物もSNSに投稿したひとりなのだろう。で、それを見た「自身」が接触してコメントをもらった――。

 こうしたSNSを含めた目撃談を元に両誌は取材を開始、ともに2人の帰国日を特定し、羽田に行き2人の搭乗する便を待ち、その帰国姿を写真に収めた。

 菅田夫妻にとっては不意打ち的事態かもしれないが、遠くロンドンにいても、菅田たちを知る日本人がいて、SNSにアップすれば、瞬く間に日本にも伝わる。しかも画像付きなら信ぴょう性は高い。そのため情報をキャッチしたマスコミが空港で待ち受けている、それも1社ではなく複数――。芸能人のお忍びも大変だ。

 そんな菅田夫妻の帰国姿を同時キャッチした2誌だが、読み比べて見るとある共通項が。それは菅田が以前からロンドンに憧れを持っているということを紹介した上で、その事実を起点に移住や海外進出にまで話を展開するという記事の切り口だ。しかし、それも当然だろう。これまた、その情報源が同じだから。

 記事では両誌とも、菅田がロンドン憧れているという根拠に、今年1月放送の『TOKIOカケル』(フジテレビ系)で菅田自身が語ったロンドンへの憧れを引用して紹介している。「ロンドンとか憧れますね」と。確かに、こうくれば切り口はひとつ! 同じような感じになるのは致し方ない。

 しかーし。「週女」と「自身」記事には大きく違ったことがある。羽田で待ち受けた「週女」は菅田を直撃し、旅行や移住について質問、無言の菅田だったが、最後に「そっとしてもらっていいですか」という肉声をゲットした。

 一方の「自身」は、なぜか直撃はなし。なぜ「自身」は直撃しなかったか不明だが、今回の菅田ハネムーン記事の軍配は「週女」に勝手にあげたい。

 そして今週の「週刊女性」と「女性自身」には、もうひとつネタかぶりが。それが東出昌大の近況ネタだが、これまた明暗が(笑)。まずは「自身」。東出といえば、先ごろ発売された「週刊文春CIMEMA!」(文藝春秋)で、狩猟をしながらの山生活を告白し話題になったが、「自身」はそれを端緒に匿名の芸能関係者にこう語らせている。

「今冬には2本の映画公開が控えていますが、テレビ地上波への復帰は難しい状況です。子供との面会は許されていないようですが、しばらくはリモートになるでしょう。ただ、山奥からのリモート面会は可能なのでしょうか」

 一方の「週女」は「週刊文春CIMEMA!」を端緒にしているのは同じなのだが、「週女」記者は、東出が住む関東近郊の山あいの山小屋まで直接出向き、「臆測で書かれたくない」との東出の申し出により山小屋に招かれ、インタビューに成功しているのだ。

 そこで東出は、住居の小屋には風呂もなく携帯電話の電波もガスも水道も通っていない、そして家賃はゼロで狩猟など自給自足生活を送っていることを語っている。

 同じ「週刊文春CIMEMA!」を情報源として後追い報道。で、一方は匿名コメントで近況を伝え、一方は本人を直撃しインタビューに成功。今度も軍配は「週女」にあげたい。

安室奈美恵の気になる近況

 これまた大変気になる記事だ。引退以降、その近況がほとんど伝えられない安室奈美恵。そんな中、3年ぶりに開催予定だった「WE NAMIE HANABI SHOW」が台風で中止になったのだが、「週刊女性」によると、会場には安室がお忍びサプライズで観賞予定だったらしい。そして、こんな記述が。

「万が一、ファンに目撃された際に“夢を壊してはいけない”と、花火ショーに向けて現役時代の体形に近づけるべくトレーニングも積んでいたとか」(イベント会社関係者のコメント)

 “夢を壊す”ような体形になったとは思いたくないが、とっても気になる記述だ。

「本命は歯科医」は偽情報? リモート交際? 佳子さまの熱愛をめぐる玉石混淆の情報

下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!

 「週刊文春」(文藝春秋)がすごい砲弾スクープをぶち込んできた。小室圭さんの母親・佳代さんの新たな金銭問題。先ごろ一応の解決を見た元婚約者以前に同棲していた彫金師の男性に、「私が貢いだお金(約1,600万円)を返して」と要求、男性はその剣幕に恐怖を覚え警察に相談しているというのだ。それも過去の出来事ではなく、数週間前のことだという。警察庁も注視する事態となっているというが、もしそうなら今後は――。新たな小室母子バッシングの種が撒かれた。

第618回(9/15〜9/20発売号より)
1位「佳子さま 水面下で育む“本命愛”に紀子さまの待った!」(「週刊女性」10月4日号)
2位「佐藤建と井上真央『タブーな初共演』で嵐の予感」(「女性セブン」10月6日号)
3位「安倍晋三元総理『政界を引退したら映画を作りたい』」(「週刊女性」10月4日号)
※「女性自身」は合併号休み

 先日「女性自身」が(8月23・30日合併号)で報じた佳子さまの熱愛記事「佳子さま 本命恋人は両親公認エリート歯科医」が波紋を呼んでいる。「自身」記事の内容は、佳子さまの本命恋人が学習院出身の歯科医であり、さらに歯科医の実家を訪れた佳子さまの姿をキャッチ、その上でお相手医師との関係やディテール、背景についてもかなり詳細に記されたもの。

 皇室御用達「自身」の面目躍如、渾身のスクープと思いきや、その後、後追いマスコミが報じたのは、佳子さまと歯科医の交際の決定打ではなく、むしろ疑問視する報道だった。

 その急先鋒が「サンデー毎日」(毎日新聞出版)だ。同誌9月11日号では皇室に詳しい森暢平・成城大教授の連載「社会学的皇室ウォッチング!」で、「佳子さま『歯科医交際』の『女性自身』は偽情報」と題し、痛烈な批判を展開している。

「複数の関係者に確認し、佳子さまと若手歯科医Aさんは恋人関係にない、とはっきり断言できる。佳子さまは、Aさんの父親である院長に歯の治療をしてもらっていただけだ」

 そして、交際を全否定しただけでなく「自身」の取材不足をも批判、さらに、こう踏み込んだ。

「(事実でないと)知っていて書いたとしたらフェイクニュース生産機関と批判されても反論のしようがない」

 痛烈だ。逆にここまで書くのだから“絶対に交際していない”という確証があるのだろう(それが真実かどうかは別にしても)。

 ほかにも「週刊新潮」(新潮社)や「女性セブン」などが佳子さまの交際に否定的な記事を掲載しているが、そんな中、今週の「週刊女性」もまた、佳子さまの恋愛に関連する記事を掲載しているのだが、それがなかなか興味深い。

 まず記事では、手話スピーチコンテストに臨んだ佳子さまの近況を紹介、わずか5人しかいない独身女性皇族のなかでも、佳子さまの活躍を期待したいとのコメントや、女性宮家に創設について言及される。

 もし女性宮家が実現し、その上で佳子さまが結婚するならば、相手男性は皇室に止まる内親王と結婚するということになる。そうなれば結婚のハードルはさらに高まり、人生計画も大きく揺らぐと指摘するのだ。そして、こんな仰天情報を開陳した。

「渦中の佳子さまは、水面下で結婚の準備を進めておられるという」

 やはり「自身」が報じた歯科医との交際は本当だった!? と思いきや、匿名の宮内庁関係者がこんなコメントを! 「彼(歯科医)はあくまで家族ぐるみで付き合いがあるだけで、“本命の恋人はほかにいらっしゃる”といわれています」。さらに、この宮内庁関係者は本命恋人と佳子さまの逢瀬は、直接会うのではなく“リモート交際”が主だと証言するのだ。

 仰天証言だが、しかし記事では、この本命恋人が誰なのかなど、その詳細はまったく書かれていない。これまた本当か!? といった「??」な情報だが、その真偽は今後の展開を見守るとして、姉の眞子さんが結婚し、27歳になった佳子さまの今後に注目が集まるのは致し方ない。そして今後も玉石混淆の情報が氾濫するんだろうな。

 佐藤健と井上真央。この2人、来年1月クールのTBSドラマで初共演するらしい。にもかかわらず、ふたりはすでに“タブーな関係”なのだとか。なぜか。

 2人はある人物と因縁を抱えていると「女性セブン」は指摘するのだ。その人物とは嵐の松本潤。言うまでもなく井上は05年のドラマ『花より男子』(TBS系)の共演以降、松潤と長年交際が取りざたされてきた“交際相手”であり、一方の佐藤は松潤の“親友”。しかも今回のドラマは『花より男子』と同じ金曜午後10時枠のため「周囲がなんとなくやりにくさを覚える」んだって。

 ふーん。しかも本人たちは何のわだかまりもないという記載もあり、どうでもいいひまネタなのだろうが、ひとつ気になることが。こんな記事を掲載しながら、「セブン」はまたしても松潤と井上の交際を矮小化しようとしていることだ。

「’14年に写真週刊誌が焼肉デートを報じたのを機に、ふたりの交際は過熱」したが、しかし「井上さんは始終交際を否定。いまとなっては真偽不明の情報で、ファンの間では、“都市伝説”と言う人までいます」(芸能関係者のコメント)

 さすがジャニーズの御用媒体「セブン」。ふたりの交際は“真偽不明の都市伝説”だって(笑)。ジャニーズへの配慮か、忖度か。しかし、そもそも「写真週刊誌」がふたりの焼肉デートをスクープする以前に熱愛を最初にキャッチしたのは何を隠そう「セブン」だったのではないのか。

 というのも写真週刊誌「フライデー」(講談社)がふたりの焼肉デートを報じる前、「セブン」が2人の決定的ツーショットを撮影するも、ジャニーズ事務所の圧力で潰されるというトラブルが起こっていたから。

 さらに17年、「週刊文春」(文藝春秋)が報じた松潤による葵つかさへの「性奴隷」問題でも、井上の存在が浮上している。「文春」では葵が一度だけ松潤に井上の存在を問い質した際、松潤が「それ以上、彼女のことを言ったら殺すよ」と言い放ったことを報じているのだ。

 芸能マスコミもいろいろ大変だな。

 半数以上が反対といわれる安倍晋三元首相の国葬問題だが、なぜか「週刊女性」が長年の安倍晋三応援団として知られる評論家の八幡和郎氏を登場させ、安倍元首相を絶賛させている。

「21世紀の初頭の世界で、最高クラスの政治家で長生きしたらノーベル平和賞も確実だった」
「安倍さんの葬儀は国葬に値する」

 八幡氏といえば安倍元首相の死後、「特定のマスコミや有識者といわれる人々が、テロ教唆と言われても仕方ないような言動、報道を繰り返し、暗殺されても仕方ないという空気をつくりだしたことが事件を引き起こした」「狙撃事件の犯人がいかなる人物かは、あまり重要でない」と主張している人物。そのためか、今回の記事のなかでも統一教会のことには一切触れてもいない。

 どうした「週女」! これまで時折、骨太な社会特集を組んできた「週女」、政権に対しても真っ当な批判記事も載せていたのに、今回は一体なぜ? あまりに不可解な安倍晋三礼賛企画だった。

中森明菜・再始動、取材力低下の「週刊新潮」と肝心なことに触れない「女性自身」

下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!

 熊本県議が甲子園の観客席で缶酎ハイを飲み加熱式たばこを吸って問題に。で、それを指摘されるとおかしな言い訳と逆ギレ。しかしSNSが普及した昨今、映像や動画といった“証拠の目”は多く、言い訳の嘘が暴露され、さらに釈明。あるよね、地方議員の横暴ぶりと劣化問題。しかも、こうしたことがあると、いもづる式で類似事例が表面化することが多いが今回も!? しかし膿はなかなか出しきれないのが現状かも。

第617回(9/8〜9/13発売号より)
1位「独占スクープ 中森明菜 LA→東京 隠遁生活から紅白で伝説」(「女性セブン」9月22日号)
参照「家族と断絶20年『中森明菜』謎の再始動の裏に『海外拠点』『NHK紅白』」(「週刊新潮」9月15日号)
2位「聖子と明菜 因縁40年『奇跡の紅白共闘』」(「女性自身」9月27日・10月4日合併号)
3位「シリーズ人間 精神科医・香山リカさん(62)北海道で僻地医療を――『本名・中塚尚子。自分をだますのはやめました』」(「女性自身」9月27日・10月4日合併号)

 5年のブランクを経て再起動を宣言した中森明菜周辺が騒がしい。新個人事務所「HZ VILLAGE」を設立し、Twitterも始めた。そんな明菜について、芸能マスコミももちろん飛びつく。そして女性週刊誌各誌も明菜特集を組む中、「女性セブン」が独占スクープとしてその内幕をレポートしている。

 しかし、そこから浮かび上がってきたのは老舗週刊誌「週刊新潮」(新潮社)の驚くべき取材力の低下だった(笑)。どういうことか。明菜に関しては先週の「女性自身」が明菜を長年支えてきたマネジャー兼恋人と決別し、新事務所を設立したことを報じていた。そして、複数の大物音楽関係者たちが明菜をバックアップする動きがあることも。

 その2日後に発売された「セブン」では、明菜復帰のバックには、元マネジャーに代わって新事務所の監査役に就任した弁護士A氏の存在があることを報じている。

 記事によれば、新事務所は「都心のオフィス街に佇むビルの一室」にあり、「夏前にB氏(元マネージャー)の会社から、明菜さんとの契約を解除したという通達が各レコード会社にあった」という。さらに記事は、明菜のこれまでの軌跡、そしてカムバックと紅白歌合戦出場の可能性、ディナーショー再開などについて言及していく。

 さらに明菜のカムバックをサポートする敏腕弁護士A氏を直撃、前事務所との契約解消、レコード会社との折衝や再始動についてコメントを掲載した。

 つまりこの辣腕弁護士の存在をすっぱ抜いたのが「セブン」であり、そのことがスクープということだ。実際この報道を受け、他芸能マスコミもA氏に接触、コメントをもらうという動きを見せている。芸能マスコミとしては堂々のスクープだろう。

 しかし――、問題は「セブン」と同日発売の「新潮」だ。「新潮」もワイド特集で明菜復帰について取り上げているのだが、それを読むと唖然呆然。まずリードからして「具体的な動静がまったくつかめない」として、どこぞの芸能デスクのこんなコメントを紹介する。

「所属するレコード会社は“なにも聞いていない”と言うし、新事務所について調べても、どこにも登記されていません。偽物説も囁かれる始末で、明菜のサインはあるものの、本物であるという確証すら得ることができないままです」

 この芸能デスク、明菜情報に関し“お手上げ”状態らしいが、本当にこんな芸能デスクは存在するのか? と思ってしまうほど。「セブン」だけでなく、他芸能マスコミも新事務所の場所を特定し登記に基づいた取材も行っている(「セブン」報道後だが)ことから、この「新潮」の記述は誤報、というより取材力のなさを露呈したものだと言っていいだろう。

 会社名はわかっているのに、登記取りさえまともにできなかった。週刊誌記者、芸能記者としてはかなり情けないが、記事では登記が見つからないのは「事務所の登記をロサンゼルス辺りにしたのではないでしょうか」などと推測する始末。登記が見つけられなかったのは自分たちの取材力のなさなのに、なんとも都合のよい発想、妄想だ(笑)。

 かつて「新潮」は週刊誌の中でも圧倒的な取材力、文章力で恐れられた週刊誌だ。「週刊新潮の歩いた後にはペンペン草もはえない」などと言われたほど。だが、次第にその取材力に衰えが指摘され、そして2009年には赤報隊犯人告白という世紀の大誤報事件まで起こしている。

 今回はそれに比べれば、ほんの小さな記事、出来事、間違いかもしれないが、でも悲しい。新潮ジャーナリズムはこのまま萎れてしまうのか。明菜同様、再起を願いたい。

 そして2位も、またしても中森明菜関連だ。彼女の存在感の大きさの表れでもあるが、しかし「女性自身」の特集は切り口があまりにベタで、ひねりがない。しかもあのことに一切触れていない!

 記事の内容は全国ツアーファイナルを迎えた松田聖子と、復帰の動きを見せた明菜との“紅白同時復帰”ストーリーだ。聖子は昨年、娘・沙也加の急死で『NHK紅白歌合戦』出場を辞退し、一方の明菜も14年の以来出演はない。80年代を代表する“2大歌姫”が同時に紅白に出場すれば、大きな話題になる、というもの。

 そして記事では2人の不仲説をアイドル時代の2人と共演したミュージシャンとやらがこう否定する。

「仲が悪いということは決してなく、むしろお2人は楽屋や舞台裏では笑顔で会話されていましたよ」
「時代は令和へと移り変わり。“再共演”に関しては、お二方とも強く願っていると思います」

 そして記事ではその証拠(?)として1983年に2人が『ザ・ベストテン』(TBS系)で共演した際の“仲良し”エピソードまで紹介される。はぁ?? 確かに83年は仲良しだったかもしれない、でも、その後のことはどうなの? 今回の「自身」記事ではなぜか触れられていないが2人の関係を語る際、あのことに触れないといけないんじゃないの? 

 時は89年、当時明菜は人気絶頂のジャニーズアイドル・近藤真彦と4年間にわたる真剣交際していた。が、この年の2月、近藤と聖子のニューヨーク密会写真が「フライデー」(講談社)に掲載される。それから5カ月ほど後の7月、明菜は近藤の自宅で自殺未遂をする。そして年末、だまし討ちのような会見出席と、別離――。

 それから明菜は迷走を続けている、現在に至るまで。そんな強烈な出来事、事実、歴史がある。だからノーテンキに無理やり美談に持っていこうとする「自身」記事には大きな違和感があるのだ。

 誰に忖度した記事だ!?

香山リカが北海道で僻地医療を選んだワケ

 精神科医にしてコラムニスト、テレビコメンテーターもつとめ、社会活動、サブカルにも精通する香山リカ。そんな香山が北海道むかわ町の診療所で副所長に就任し、臨床医“中塚尚子”(本名)として診療を始めたとのニュースを見たのが今年4月。

 そして、その詳細が「女性自身」のシリーズ人間でルポされている。香山がなぜ僻地医療を選び、何を思い、今後何をしたいのか。「地域医療の現場で普通に診察する」香山リカ。ぜひ読んでほしい興味深いルポだ。