三浦瑠麗、太陽光発電や統一教会に関する疑惑続々! セレブコメンテーターの闇に切り込む「女性セブン」

下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!

 先日、ノンフィクション作家・佐野眞一氏のお別れの会に出席した。コロナ禍にあって、こうした集まりは本当に久々だった。大勢の人が佐野氏を見送った。75歳、若すぎる。そして本日1月31日、佐野氏と同世代で2019年に逝去した「噂の真相」元編集長の岡留安則の命日でもある。享年71歳。若すぎる。そして、超絶かっこよかったロッカー鮎川誠氏も74歳。若い――。

第635回(1/26〜1/31発売号より)
1位「三浦瑠麗 『夫が10億円トラブル』で自宅にガサ! 残念すぎるセレブ生活」(「女性セブン」2月9日号)
2位「広瀬すず 脚本家北川悦吏子の“差別発言”が炎上中」(「週刊女性」2月14日号)
3位「中居正広がすがる團十郎『酵素風呂』の土壇場」(「女性自身」2月14日号)

 国際政治学者でテレビコメンテーターとしても活躍する三浦瑠麗氏に、大スキャンダルが舞い降りた。夫である三浦清志氏が代表を務める投資会社「トライベイキャピタル」が“太陽光発電ビジネスで10億円をだまし取った”として、東京地検が家宅捜査、自宅にもガサ入れが行われたのだ。

 もちろん“有名人”で、妻である瑠麗氏にも大きな注目が集まった。夫婦して東大卒、そしてセレブ生活を隠すことなく、上から目線の発言を繰り返してきた瑠麗氏だ。ネットでも瑠麗氏を批判する声が多かったが、有名コメンテーターの夫が巨額詐欺の疑いがかけられているという話題性にもかかわらず、テレビの情報番組や総合週刊誌では、これを大きく取り上げてはいない。そこには“身内意識”もあるのだろう、がしかし「女性セブン」は果敢にも、これまでの瑠麗氏の言動を取り上げ、批判を展開した。

 まずは、そのセレブぶり。「『瑠麗さんは過去、(東京の)港区以外に住んだことがない』と豪語」として、現在、六本木のタワーマンションの高層階に住んでいることを紹介、さらに軽井沢の別荘、そして家具や調度品の豪華さも詳細に記している。また、公の席でのシースルーファッションで物議を醸したこと、食にこだわるが自分では作らないことなど、そのセレブぶりを伝えている。

 もちろん投資詐欺で問題にされているのは、あくまで瑠麗氏の夫だ。妻は別人格なのだから批判されるのは筋違い、という声もある。実際、瑠麗氏も「私としてはまったく夫の会社経営には関与しておらず、一切知り得ないことではございます」と釈明したが、しかしどうだろう。というのも、この釈明には大きな疑問があるからだ。「セブン」記事でも、この瑠麗氏の釈明についてこう指摘している。

「彼女の会社(筆者註・シンクタンク「山猫総合研究所」)は、捜索を受けた清志さんの投資会社と同じビルの同じフロアにあり、ほぼすべてのスペースを共有していたようです。過去には夫の事業である太陽光発電を推奨する発言も目立っていましたね」(社会部記者のコメント)

 この指摘は重要だ。実際、瑠麗氏が代表を務める「山猫総合研究所」は問題の夫の会社と同一の場所にあるだけでなく、瑠麗氏は2020年に菅義偉政権が新設した「成長戦略会議」の有識者メンバーに抜擢され、そこでも太陽光発電の推進を強く主張してきた。夫の事業に対し自らの立場を利用し、公に応援・推進してきたのだ。

 さらに「セブン」記事には重要な指摘があった。それは統一教会に対する瑠麗氏のスタンスだ。

「旧統一教会における多額の献金によって、被害者が生まれていると指摘する声に対し、『たくさんあった財産がなくなったっていうのは、そんなに同情すべきか……というのはあって』『競馬でスったって同じ』と発言して顰蹙を買ったことは記憶に新しい」

 そして明らかになったのが、清志氏が詐欺トラブルの民事裁判で代理人弁護士として依頼したのが、旧統一教会の顧問弁護士であり現役信者だったことだ。

 太陽光発電しかり、統一教会しかり、これまでの瑠麗氏の発言の数々について、化けの皮が剥がされていく。しかし瑠麗氏からこれらの疑惑についての説明は、いまのところない。

 そうした瑠麗氏の闇に対し、女性週刊誌らしく切り込んだ「セブン」。今後もこの事件と瑠麗氏の責任説明の行方を追ってほしい。

 注目のドラマ『夕暮れに、手をつなぐ』(TBS系)だが、第1話に女性に対する差別的発言があるとして炎上しているらしい。このドラマの脚本家は、売れっ子大御所の北川悦吏子だ。

 記事では、過去にも北川のセリフが差別的だと炎上したことを紹介する。「神保町にはブスしかいない」「若くて売れるうちに男を見つけたほうがいいんじゃない? 女も腐るよ」

 確かにひどい。しかも北川に対し、誰もこれらが差別発言だと指摘しなかったのか? 北川が大御所だから? 記事では、時代が変わり10年前の表現が今は問題視されることも多々あると分析されているが、そうした時代状況に北川は対応仕切れていないということか。女性脚本家による女性差別という問題。根が深い問題だ。

心配すぎる中居正広の行動

 泣きそうになるくらい心配になった。中居正広が市川團十郎に病気について相談し、團十郎が以前から愛用している酵素風呂に通い始めたというのだ。いや、それだけなら大した問題はないかもしれない。きちんとした現代医学的治療も並行していれば。しかし記事には、こんな心配な記述が。

「團十郎さんは、“手かざしの先生”も勧めているそうです。完全紹介制で、一回数万円だそうです」(芸能関係者のコメント)

 團十郎といえば、乳がんを患った妻・小林麻央に専門医でなく科学的根拠のない民間治療を選択させたと姉・麻耶に告発されている。そのため、標準治療を行うために1年4カ月もかかってしまったとも。

 そんな團十郎に病気を相談しているという中居。心配すぎる。

あの映画界の性加害報道監督、名前を変えて復帰――自覚や反省はないのか?

下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!

 日本最古といわれる「週刊朝日」(朝日新聞出版)の休刊が発表された。長年出版業界に身を置く立場として本当に衝撃だった一方、ここ20年来の誌面、そして売上、影響力、すべての低下を見るとやはりとも思う。今後、雑誌ジャーナリズムはどうなっていくのか。終わりの始まりにだけはなってほしくないと切望している。

第634回(1/19〜1/24発売号より)
1位「あの性加害監督 榊英雄が“厚顔”宣告『自分の名前を変えて夏から映画を作る……』」(「週刊女性」2月7日号)
2位「篠田麻里子 『もはや結婚詐欺』金欠モラハラ夫の“本性”」(「週刊女性」2月7日号)
3位「赤川次郎 三毛猫ホームズが開く明日への窓 連載58回 推進される軍拡と原発 政権の大言壮語を信じるな」(「女性自身」2月7日号)

 昨年に相次いだ映画界を中心とする性強要、性加害の実態。その発端は昨年3月「週刊文春」(文藝春秋)が報じた映画監督で俳優の榊英雄による女性たちへの性強要、性加害だったが、今週の「週刊女性」がその榊に関する驚きの情報をスクープしている。

 「週女」といえば、映画監督・園子温の女性に対する性加害をスクープするなど、「文春」に追いつけ追い越せとばかり芸能界における性暴力を何度も報じている雑誌だが、「週女」によると、榊は騒動から1年もたっていない今年1月中旬、映画界復帰に向け動き出したというのだ。

 榊は「文春」報道後、2本の監督作品が公開中止になり、妻とも離婚し、表舞台から姿を消している。しかし記事によると榊は2023年早々の1月中旬、今夏に新作映画の撮影をスタートさせる予定だといい、さらにそのためのワークショップを開いたというのだ。榊のワークショップといえば、女性たちにその影響力(キャスティング権)を匂わせて性加害を行った“加害場所”でもある。しかも榊は今回も以前と同様、新作映画の“キャスティング権”を匂わせ、ワークショップを開いていたというのだ。

 だが、問題はこれだけではない。今後は「榊英雄」の名前を「榊シンイチ」に変えて活動するという。おいおい。名前を変えるということは、これまでの性加害に蓋をしようとでも思ったからなのか。名前を変えれば、これまでの経緯を知らない若い俳優志望の人々が、榊の過去の情報を得ることなくワークショップに集まり、その中の何人かが性被害に遭う可能性もあるのでは――。そんな危惧の念さえ抱いてしまう。

 実際、榊が行ったワークショップで、榊は性加害など一連の騒動に一切触れなかったという。昨年の騒動後の榊の態度などから見ても、反省などしていないのだろうな。自分の権力を盾に、弱者に性暴力を振るうような人間は、そもそも自分が悪いことをしている自覚などなかったのだろうし、発覚したのも運がない、くらいに思っているのではなかろうか。

 実際、「週女」がスクープした映画監督・園子温の性加害にしても、園は謝罪文を公表したものの、「週女」の記事内容が事実でないと訴訟を起こすと言い放った。さらに昨年末、ある映画作品に関し、偽名で製作総指揮と脚本を担当したと報じられている。

 映画界の性加害者は偽名を使ったり名前を変えたりして、短期間で復帰する――。ともすれば刑事罰に問われかねない犯罪行為の可能性すらあるのに、いいのか、これで――。そんなことを考えさせられた「週女」スクープだった。

 先週、「週刊女性」が報じた元AKB48・篠田麻里子と夫との別居・離婚・不倫騒動。登場したのは篠田の“親族のひとり”で、この親族は夫・T氏がいかにひどい人間か、篠田がいかにひどい目にあっているかを「週女」に赤裸々に語り、さらに“篠田の生い立ち&成長”の記録写真5枚も編集部に提供していた。

 「週女」では、今週も引き続きこの騒動を報じている。今回は先週登場した親族だけでなく、篠田夫妻の知人も加わった。今度は夫・T氏のモラハラぶりを告発している。そもそも夫は“実業家”ではなく、妻のスマホを覗き見し、妻を貶める言動を繰り返したという。それだけでなく、T氏は自身の両親も巻き込み、篠田に対して親子3人がかりで卑劣な口撃もしたらしい。さらに8,000万円もの法外な慰謝料を請求し、金銭の要求を拒まれるたびに篠田のプライバシーを暴露。

 一連の「週女」の篠田擁護に対し、一部メディアでは“AKBグループの圧力”“秋元康周辺への忖度”などという批判も巻き起こっているが、そうだろうか? そもそも今回の騒動、「女性セブン」や「週刊文春」(文藝春秋)、「週刊新潮」(新潮社)は篠田バッシングを展開する一方、篠田擁護はほぼ「週女」のみ。「文春」はさておき、「セブン」や「新潮」だって「週女」以上にAKBや秋元康に“近い”はず。

 面白ければ、そしてネタがあれば擁護でもバッシングでも逆張りでも厭わない。そんな芸能マスコミが篠田騒動で悪ノリしている。そして、夫側も篠田側も双方、マスコミやネットを通して自分に有利になるよう情報戦を展開している。どっちもどっち。そんな騒動だと思うのだが――。

赤川次郎のまっとうな言論

 いつも素敵でまっとうな言論を展開してくれる赤川次郎の「女性自身」不定期連載。今回、岸田政権に関する論考が掲載されているのだが、相変わらず的確で素敵だ。

「ことに今の岸田政権は、『敵基地攻撃能力の保有』『軍事費倍増』『原発の再稼働新設』など、憲法と世論が歯止めをかけてきたことをすべて無視して次々に方針の大転換を打ち出した。これは確実に日本の明日を閉ざす決定だろう」
「今の政権を担う政治家には、子や孫を愛する気持ちがないのだろうか」

 こうしたまっとうな言論を守りたい。

堺雅人だけでなく菅野美穂まで非難! 大手事務所から独立した芸能人へのネガティブキャンペーン

下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!

 昨年から、その体調が案じられていた中居正広が“本格復帰”を果たした。見た感じも思ったより元気そうで、よかった! しかし、今週の女性週刊誌などの報道は――。

第633回(1/12〜1/17発売号より)
1位「堺雅人 『菅野美穂と暴走舞台』退社トラブル」(「女性セブン」2月2日号)
2位「篠田麻里子の親族が明かす不倫騒動の『全内幕』」(「週刊女性」1月31日号)
3位「中居正広 「覚悟の再入院へ!」“出演反対”押し切り復帰も…」(「女性自身」1月31日号)
同「中居正広 WBCへの執念とプライド」(「週刊女性」1月31日号)

 やはり出ました! 堺雅人に関するネガティブ情報が。昨年末、突如として所属事務所を辞めた堺雅人。当初のマスコミ報道では“円満退社”などの文字が踊ったが、芸能関係者でそれを鵜呑みにする者はいなかった。

 堺といえば大ヒット作『半沢直樹』シリーズ(TBS系)で一躍ヒットメーカー俳優として躍り出て、いまや日本を代表する俳優の一人。さらに堺の所属事務所は、これまた日本の芸能界に絶大な影響力を持つ大手事務所・田辺エージェンシー。この組み合わせからして、“円満”などという生易しい話ではないことは容易に想像できる。

 そして、当然のように早速出ました! 「女性セブン」には、田辺から独立した堺本人だけでなく、その妻・菅野美穂もセットにした“ネガティブキャンペーン”が掲載されたのだ。

 記事によると、そもそも独立志向のなかった堺。しかし、仕事を巡って事務所と意見の相違が生じたのが、堺を10年来支えてきたマネジャーAさんだったという。マネジャーはその責任をとって退社、堺も自分のやりたい仕事を続けるために、このマネジャーについて独立、と相成ったという。しかも、堺もまた事務所とギクシャクしていたらしい。そのきっかけは、昨年3月に放送され、視聴率惨敗となったドラマ『ダマせない男』(日本テレビ系)だった。

「当初から、前事務所側はドラマの出演に難色を示していたが、堺さんはそれでも『自分たちでやりたい』と押し切った。俳優としてのブランディングも含めて、先々のことまで考えている前事務所側と、どんな仕事も挑戦したいと考える堺さん、そしてAさんの間に隔たりが生じていました」(芸能関係者のコメント)

 このコメントからも“先々のことを考えている”田辺エージェンシーに対し、堺は言うことをきかなかったという批判的ニュアンスを感じるが、さらに記事では「堺は結婚で変わった」として、その矛先が菅野にまで向かうのだ。

 その内容は、2人の子どもができたことにより、堺、そして菅野の仕事のペースが変わったこと、夫婦ともに教育熱心で堺も育児に積極的なこと、また、結婚前は仕事すべてを事務所に委ねていたが結婚後は妻にも相談するようになったことなどが指摘されるが、いずれも素晴らしく当然のことばかりで、非難に値するようなことではないはずだが、大手事務所の意向を受けた記事では、そうはならないらしい。また、子どもたちの保護者を招待する形で無料・非公式の自主舞台を行ったことは、“暴走”だとして糾弾する。

 まあ、そうなるよね。大手事務所から独立した芸能人への通例のネガティブキャンペーン。しかも相手は田辺エージェンシー、というより、そのトップであり芸能界のドン・田邊昭知社長である。SMAP独立問題でもその関与の大きさが話題になり、また所属タレントだった夏目三久と有吉弘行の“結婚前妊娠騒動”でも、その名を馳せた“芸能界のドン”。

 そんな田邊社長だが、今回も堺独立に関し「週刊新潮」(新潮社)の取材に答え、「理由はわかんないよ。マネジメントを自分でやりたいと言うのだから、そういう人を引き留めてもうまくいくわけないじゃない。もう一緒に仕事なんてできないよ」と突き放すようなコメントを出した。こうなれば、大手事務所忖度が大得意な芸能マスコミはやりたい放題である。大きなお墨付きを得たとばかりに、だ。

 いや、記事の内容だけでない。記事に添付された菅野の顔写真、すごく怖い顔。これも印象操作だ。今年も大手事務所と芸能マスコミの不条理なタッグは続くのだろう――。

 昨年8月、「女性セブン」がスクープした元AKB48篠田麻里子と夫との別居・離婚・不倫騒動は、当初からマスコミを巻き込んだ代理戦争の様相を呈している。実業家の夫サイドが妻の不倫を主張、その証拠がマスコミやインフルエンサーにばらまかれる一方、篠田サイドも子どもを合意なく連れ去られたとして監護権を申し立て、しかし、それが認められたにもかかわらず、夫が子どもを返さないと報道される――。

 そして今回、「週刊女性」は篠田の“親族のひとり”とのコンタクトに成功、騒動の内幕を特集記事として報じているのだが、これがなかなか面白い。この親族によると、夫は8,000万円もの法外な慰謝料を求め、金銭の要求を拒むたびに篠田のプライバシーが暴露されること、さらに弁護士の仲介を拒否し、脅迫と感じることもあること、不倫の証拠も捏造されたもので不倫の事実はないことなどを詳細に証言しているのだが、興味深いのは、その内容ばかりではない。記事には7枚もの篠田の写真が掲載されているのだが、そのうちの5枚が、この親族から提供された“篠田の生い立ち&成長”の記録写真だったことだ。

 それら写真のキャプションだが、1枚目は「結婚を祝われた2人。篠田の左にいるのが夫のT氏(親族提供)」として、篠田と夫の結婚祝いの写真が掲載される。そして2枚目は「福岡県糸島市出身の篠田が生まれて間もないころの貴重写真(親族提供)」として篠田の赤ちゃん時代の写真、3枚目は「父と兄と一緒に篠田家のお墓参りに行く4歳の麻理子。こういった行事も欠かさない家族だった(親族提供)」、4枚目「11歳のころの篠田。すでに現在の面影が垣間見える(親族提供)」、5枚目「小学校6年生の篠田。今でも家族仲はとてもいい(親族提供)」となる。

 こうした告発記事で、“幼いころからの記念写真”が掲載されることは、かなり珍しいのではないか。そこにはいくつかの意図が読み取れる。きちんとした温かい家庭で育った篠田なのに、夫にひどい目にあわされてる、というメッセージ。そしてもうひとつが、この告発は本当に篠田に近い親族による“事実”なのだというメッセージだ。

 面白い。

女性週刊誌は楽観していない中居正広の復帰

 冒頭でも記した中居正広の本格復帰。しかし女性週刊誌は楽観していないようだ。「女性自身」によると最近の中居の様子はこうだ。

「中居さんは大きめのコートを着てスタジオに現れたのですが、収録中もそれを脱がなかったのです。やせてしまった体形を隠したかったのだろうと感じました」(ラジオ局関係者のコメント)

 「週刊女性」も、今年3月に開催されるWBC侍ジャパン公認サポーターについて、中居が辞退するのではとしながらも、それを払拭してサポーターを務めることに期待することで記事を締めくくっている。

 頑張れ! 中居くん!

土屋太鳳と片寄涼太の結婚も! 若手芸能人が“授かり婚”をする事情とは

下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!

 2022〜23年の年末年始、芸能界では大物カップルの結婚が相次いだ。年明け発売の女性週刊誌にも、その話題がちらほら。とはいえ今週の女性週刊誌にはスクープがない! 23年一発目の発売号だというのに、合併号だというのに――。悲しいが、でも今後に期待しよう! 頑張れ女性週刊誌! ということで、今年もよろしくお願いします。

第632回(1/5〜1/10発売号より)
1位「土屋太鳳『赤ちゃんが守ってくれる』片寄涼太と結婚突破の不退転」(「女性セブン」1月19・26日号)
2位「注目の熱愛カップル18組『’23年結婚or破局 愛の行方』大予想! 深田恭子まさかの『結婚白紙』」(「女性自身」1月17・24日合併号)
3位「中居正広 ヨロヨロ歩きで…別れの挨拶『涙の楽屋』目撃!」(「女性自身」1月17・24日合併号)

 ということで、正月に相次いだ大物芸能人の結婚劇。中でも世間が一番驚かされたのは綾野剛と佐久間由衣のカップルではなかったか。知らなかった――。多くの人がそう思ったに違いないが、それも当然。芸能マスコミも、ほぼノーマークだったから。確かに2人の関係がうわさされたことはあった。今から7年も前の16年に一部で熱愛が報じられ、18年には写真週刊誌に熱愛記事が。しかし、その後は続報もなく、また綾野をYouTuberの暴露が襲ったことで熱愛どころではなく、乱れた女性関係が大きな話題に。そんなこんなで佐久間の存在は、芸能マスコミのマークから消えていた。

 いや、この2人だけではない。土屋太鳳と片寄涼太も、ほぼノーマーク。結婚、そして妊娠が明らかになった後、「2人は交際がバレないように基本的に外でデートしなかった」という証言を盾に、芸能マスコミは総じてスクープできなかった不甲斐なさ、悔しさをにじませるばかり。もう1カップルの町田啓太と玄理も同様だ。

 そんな状況だったからか、今週の女性週刊誌には、彼ら彼女らの詳細な情報はあまりない。唯一特集が組まれたのが「女性セブン」に掲載された土屋太鳳と片寄涼太の記事だ。そして、そこで示唆されたのが、人気若手芸能人たちの結婚の難しさだ。

 記事によると土屋は「結婚を前提としない交際には反対」で、かつコソコソした交際を良しとはせず、オープンにしたいという真面目な考えを持っているという。しかし、そんなオープンな考えゆえのトラブルもあったらしい。16年、土屋は山崎賢人との熱愛が報じられたが、この時、土屋は交際を否定せず、ブログで「お伝えしたいことがある」とつぶやいた。ところが、この土屋の態度が問題に。

「実はあのとき本人は自分の真摯な気持ちを伝えたかったのですが、関係者との調整がうまくいかず、揉めに揉めたようです」(土屋の知人のコメント)

 そして土屋は山崎と破局したが、つまり関係者(事務所)が当時、若手新進気鋭の売れっ子である土屋の熱愛自体を歓迎せず、ましてやオープンにするなどとんでもない! ということだったのだろう。

 さらに片寄とも破局していた時期もあったというが、それも“ふたりきりで外を出歩くことができない環境に疑問を感じ”た土屋と片寄とのすれ違いによるものだったらしい。そして今回の結婚、妊娠のダブル発表。おそらく妊娠という切り札があったからこそ、めでたく今回の結婚発表がなされたのだろう。

 芸能界では2000年に入ったあたりからデキ婚、授かり婚が多発しているが、そうでなければ事務所やスポンサーなど、利害関係者をなかなか納得させられないという事情が大きい。それが現在の若手芸能人たちの結婚の現実だ。

 正月などに結婚報道が相次ぐと必ず出てくる企画が。それが2位の「女性自身」による“23年結婚予想”特集だ。広瀬すず×山崎健人、橋本環奈×中川大志、広瀬アリス×大倉忠義、原田知世×椎名桔平や、米倉涼子、中条あやみ、川口春奈などなど、そうそうたる芸能人18組の結婚予想が行われているが、しかし、ない! こうした予想記事には出てきて然るべき大物カップルがいない! 

 その筆頭が松本潤と井上真央の2人だ。ずっとうわさの大物カップル。毎年のように“結婚は?”などとうわさされているし、何より松本は、今年の大河ドラマ『どうする家康』の主役ではないか! 一方の井上も、1月スタートのTBSドラマ『100万回言えばよかった』のヒロイン役だ。そんな話題性の高い2人なのに。ジャニーズ忖度がこんなところにも!? 今年もこんなのでいいのか、「自身」! 

 そういえば『100万回言えばよかった』の井上の相手役・佐藤健にも不思議なうわさが。昨年末ころから佐藤と綾瀬はるかが電撃結婚! という情報が駆け巡ったが、しかし、どの報道も根拠がかなり薄い。いや結婚どころか、そもそも2人が付き合っているという根拠さえも薄い薄い。

 ドラマ『義母と娘のブルース』(TBS系)で共演して仲が良いとか、ロケ帰り新幹線で一緒に帰京とか、品川駅で夢中でおしゃべりとかなどの報道があるが、それは決定的根拠ではない。松本と井上を取り上げない理由とは違い、こちらのカップルは「自身」が熱愛とは認めていないのかも(笑)。

 ともあれ23年、女性週刊誌においては芸能界のスキャンダルをますます期待したい。

中居正広の体調をめぐる衝撃の目撃談

 昨年から懸念されていた中居正広の体調。新年早々、「女性自身」が衝撃の目撃談を報じている。中居が休養を発表する直前の昨年10月末、ある制作関係者が『中居正広のキャスターな会』(テレビ朝日)の収録のため局に来た中居の楽屋で、こんな風景を目撃したというのだ。

「楽屋の前を通ったらドアが開いていて、声は聞こえませんでしたが、中の様子が見えたんです。
 中居さんの周りの4〜5人のスタッフが全員、涙をこらえているかのように天井を見上げていました。今思うと、休養に入る前の“別れの挨拶”をされていたのかもしれません」

 スタッフたちのこの様子は衝撃だが、今年も引き続き良い知らせを待つしかない。

藤島ジュリー景子氏「ジャニーズ問題の根源」、川口春奈「八面六臂の活躍」……2022年の“女”を斬る!

「女性週刊誌ぶった斬り!」を連載中の、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク・神林広恵が、今年世間を騒がせた女たちを斬る!

 2022年も年の瀬。恒例の“今年の女性ランキングベスト3”をお届けしたい。とはいえ、このランキング、極私的であり、かつ“今年輝いた女性”ばかりではないことをお断りしておきたい。

1位 藤島ジュリー景子氏

 今年、ジャニーズ事務所は激震に見舞われた。事務所の副社長で子会社・ジャニーズアイランド社長だった滝沢秀明氏が突如退任し、その直後にKing & Prince(以下、キンプリ)メンバーの脱退、退所騒動まで勃発したのだから。

 芸能マスコミにも激震が走ったが、しかし、この問題を報じる多くのマスコミは、いつものように忖度の態度を変えることはなかった。テレビはその内情をほぼ黙殺、そして週刊誌やスポーツ紙は、まるで退任する滝沢氏に問題があったかのような記事を連発し、揚げ句、キンプリに関しても、事務所に残留する永瀬廉と高橋海人を持ち上げる一方、その責任がまるで脱退する平野紫耀、岸優太、神宮寺勇太にあるかのような論調に始終したからだ。ジャニーズ事務所におもねり、事務所を裏切った(辞めた)者たちを糾弾する――。

 相変わらずの忖度マスコミの構図が繰り広げられたわけだが、そんな忖度マスコミが触れなかったのが、問題の根源である藤島ジュリー景子社長の存在だ。

 ジュリー氏は、ご存じカリスマ創業者のジャニー喜多川氏を叔父に持ち、それを支えた姉・メリー喜多川氏の娘である。血筋第一主義のジャニーズ事務所にあって、ジュリー氏は生まれた時から後継者と目されてきたが、悲しいかなジャニー氏は、ジュリー氏の手腕やセンスを認めていなかったといわれる。

 しかし一方の母親・メリー氏は、ジュリー氏の後継を既定路線とした。そのため、ジャニー氏が重用したSMAPの育ての親・飯島三智マネージャーの追放劇、そして世間を震撼させたSMAP独立騒動が勃発したわけだが、今回もまたしかり、だ。

 ジャニー、メリー両氏が亡くなり、ジャニーズ事務所のトップはジュリー氏へ。しかしジャニー氏が生前後継者として事務所を託した滝沢氏や、ジャニー氏が最後に手塩にかけてデビューさせたキンプリ(の一部)は、ジュリー氏との確執がささやかれた。ジュリー氏は自分に従順ではない者を、そしてジャニー氏を慕ったタレントを冷遇した。

 結果、創業ルーツのジュリー氏が勝利した。滝沢氏の退任とキンプリの分裂・退所のキーパーソンがジュリー氏であることは明らかだ。しかし多くのマスコミは、その事実だけでなく、ジュリー氏の存在さえもスルーした。そしてジュリー氏のことを大きく取り上げた「週刊文春」(文藝春秋)はジャニーズ事務所から法的処置を示唆されたのだ。

 忖度マスコミによってベールに包まれてきたジュリー氏だが、叔父と母亡きあと、後継者としてジャニーズ事務所をどう牽引するのか。日本のエンターテインメント界に大きな影響力のある事務所トップだけに、その存在と動向には来年も注目したい。

 今年は、映画界を中心とする性強要・性加害の実態が、次々と明るみに出た1年だった。その発端は、映画監督で俳優の榊英雄の問題。これをきっかけに映画・ドラマ界で、被害者女性たちによる性被害、ハラスメントへの告発が相次いだ。

 性暴力・性強要の“常習”であると報じられた映画監督・園子温、演技指導の名目で女優を家に招き、性行為を迫るなどの性加害が暴かれた俳優の木下ほうか、ホステスへの狼藉が明らかになった香川照之などが一例だ。

 こうした性強要・性加害が横行する背景の一つに、日本エンターテインメント界において強い権限を持つ監督やプロデューサーと、キャスティング権を握られた俳優の“上下関係”が指摘されたが、そうした風潮の中、女性たちは果敢に声を上げた――彼女たちの勇気は、その後の流れをも作った。次々と性強要や被害を訴える女性たちが登場したからだ。

 いや芸能エンタメ界だけではない。実名・顔出しで複数の男性自衛官からの性暴力を告発した、元自衛官の五ノ井里奈さんの勇気に対しても、大きな敬意を表したい。

 勇気ある告発が、次の告発を呼ぶ。性暴力にあった人々が泣き寝入りせず、次々と声を上げる。それをマスコミが大きく取り上げる。今年巻き起こったこのムーブメントを止めてはいけない。

 今年、最も輝いた女優の一人が、川口春奈だったのではないか。2021年の『NHK紅白歌合戦』の司会、NHK22年前期朝ドラ『ちむどんどん』でのヒロインの姉役。続く朝ドラ『舞いあがれ!』中継スペシャルでのナレーション、そして大きな話題となった10月期の連続ドラマ『silent』(フジテレビ系)のヒロイン・青羽紬役。個人的にも『silent』は大好きなドラマだった。若年発症型両側性感音難聴を患う佐倉想(Snow Man・目黒蓮)と、教室の黒板で会話する最終回のシーンには泣いた。手話でのシーンが多く、ながら見ができないため、その分、ドラマの世界に没入できた。よくできたドラマだった。

 しかし、そんな川口の八面六臂の活躍を見て、ふと思う。あの事件がなかったら、どうなっていたのだろう。川口の躍進劇の発端となった20年のNHK大河ドラマ『麒麟が来る』。当初「帰蝶」役だった沢尻エリカが撮影中に麻薬取締法違反で逮捕され、その代役としてキャスティングされたのが川口だった。

 でも、もし沢尻の逮捕がなかったら――。川口の活躍を見るたび、どうしてもそんなことを考えてしまう。さらに、23年2月には沢尻の執行猶予が明ける。そのタイミングで復帰に向けての動きがあるのか。川口と沢尻。来年気になる女優2人である。

中居正広の病状、ディープな「女性セブン」と薄っぺらい美談しか書けない「女性自身」の差

下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!

 2022年も年末を迎え、女性週刊誌も合併号に。よって女性誌ランキングは年内最後(来週は年末恒例、女性ランキング記事です!)。そして女性週刊誌の今年最後の表紙を見てつくづく思った。King & Prince(女性セブン)、KinKi Kids(女性自身)、新しい地図(週刊女性)。今年もいろいろあったジャニーズ。なんだかんだ言って、ジャニーズ関連で年が終わる――。

第631回(12/15〜12/20発売号より)
1位「中居正広 激やせが止まらない『大腸がんの名医』と極限の極秘闘病」(「女性セブン」23年1月5・12日号)
参照「中居正広へ――元スマが捧げた『希望の灯火』」(「女性自身」23年1月3・10日合併号)
2位「氷川きよし 最速の『再始動シナリオ』新パートナーはあの滝沢秀明氏」
参照「新われらの時代に 新興宗教と女性」(「女性セブン」23年1月5・12日号)
3位「佐藤健 『もう1つのFirst Love』美女と深夜3時の熱狂」(「女性セブン」23年1月5・12日号)

 先週、中居正広の病状を報じた「女性セブン」と「女性自身」。「セブン」では、中居が再手術するなど深刻な病状を具体的な状況から指摘、かなりディープな情報源がいることを匂わせていた。一方「自身」は病状に関する具体的記述はなく、にもかかわらず、なぜか楽観論を展開、中居復帰に関しても「来年の春ごろ」と具体的に報じていた。

 その2誌が今週もまた、中居について特集している。案の定「セブン」は前回同様の“悲観論”を、そして「自身」は“楽観論”を展開する形でだ。

 まずは「セブン」。12月11日放送の『中居正広のプロ野球珍プレー好プレー大賞』(フジテレビ系)のVTR出演で、その激やせが話題になったほどの中居だったが、実は、このVTR収録は放送の1カ月前。つまり現在の中居は、さらに痩せてしまったと指摘、その上、最初の病院から転院し、数多くのVIP患者を手がけた有名医師のもと、極秘入院をしていると“独自情報”をぶち上げた。

 そして、これまた前回同様、消化器外科の専門医から“一般論”としてコメントを得て、中居の病状を紐解いていく。かなり進行している可能性、転移の可能性、腸閉塞の可能性、抗がん剤の副作用、などなど。そして、休養は3カ月は必要だと。やはり「セブン」は、かなりのディープスロートを擁していると思わせる情報ばかりだ。

 一方の「自身」は、新しい地図のファンミーティング会場で配られたペンライトが中居のSMAP時代のメンバーカラーの青だったことで、これは“中居へのエール”だと指摘、中居と新しい地図3人の絆を“希望の灯火”として記事にしている。とはいえ、中身はほぼなく、あまりに薄い美談だ。

 2号にわたり中居の詳しい病状を報じた「セブン」。一方、薄っぺらい友情記事しか書けなかった「自身」。2誌を比べると、嫌が応でも「セブン」情報の信憑性は、かなり高いと思えてしまう。年をまたぐ中居の心配な状況。来年は好転することを先週に続き祈りたい。

 今年最も衝撃的だった事件のひとつが、安倍晋三元首相の襲撃事件だ。そしてクローズアップされたのが旧統一教会であり、さらにほかの宗教団体に対しても、さまざまな問題が指摘されている。そんな宗教団体にまつわる興味深い芸能記事が「女性セブン」に掲載されている。

 その内容は、ちょっと不思議なものだ。今年いっぱいで歌手活動を休止する氷川きよしだが、その“今後”について、今年ジャニーズ事務所を退社した滝沢秀明氏と“合流”し、パートナーとして連携するのではないかというのだ。

 氷川と滝沢氏に共通項などあるのかと不思議に思うかもしれないが、それが両者ともに創価学会の信者だということらしい。氷川が熱心な学会信者だということは知られた話だが、滝沢氏も――。しかも滝沢氏は、現在旧統一教会でも被害者として大きな問題になっている“二世信者”でもあるらしい。さらにさらに、熱心な学会信者の滝沢ママは氷川とも仲良しだというのだ。ちょっとびっくり。

 記事は氷川の今後に関する芸能記事だが、しかし滝沢氏が実は宗教二世だったという指摘は、大きな意味を持つのではないのか。というのも「セブン」の同号のルポ企画「新われらの時代」では「新興宗教と女性」と題し、宗教二世を苦しめるのは、ほとんどが“母親”、つまり女性であることを指摘、その背景にある日本社会の問題に切り込んでいるからだ。

 このルポは大変興味深い。新興宗教にカモにされているのは、多くが女性であること、その背景には、日本社会や企業の中で厳然と存在する男女格差、男女差別、女性の孤立、そして出産育児など家事を一方的に強いられる風土が現存すること、そして、これらが女性たちがカルトに取り込まれる要因だと指摘されていく。中でも旧統一教会元信者で脱会支援を続ける竹迫之氏のコメントは興味深い。

「日本の男性は会社とのつながりが深く、妻とろくに会話をしない人が多い。当然、夫婦仲は冷え切り、孤独を深めた妻は信仰に癒しを求めます。誤解を恐れずたとえれば、夫は男尊女卑の日本企業という宗教団体に入っていて、そこで置いてけぼりをくらった妻が別のカルトに入信するようなもの」

 少々昭和チックな認識かなとも思えるが、面白い喩えだろう。氷川&タッキー記事と“信仰宗教と女性”ルポ。続けて読むと興味深い。おすすめしたい。

佐藤健と広末涼子の不倫熱愛報道をなかったことにする「女性セブン」

 佐藤健が家族ぐるみで交際する千鳥のノブの自宅で、W杯日本対クロアチア戦を観戦したらしい。美女2人と。それだけの記事なのだが、こんな一文に違和感を抱いた。

「かつてプライベートでは、前田敦子(31才)、吉岡里帆(29才)ら女優との恋が噂された佐藤だが、決定的な熱愛報道には至らなかった」

 いやいや、何をおっしゃる「女性セブン」さま! 今から8年ほど前、佐藤は広末涼子との不倫熱愛を報じられたのではなかったのか。佐藤のマンションにピンヒール姿で向かい、一夜を過ごす広末、そして芸能人御用達の密室岩盤浴でデートもする――。そんな決定的な熱愛報道を写真付きで報じたのは「セブン」さまではなかったのか。なのに、なぜこんな記述を? 何か深い理由でもあるのだろうか――。

中居正広、復帰は来年の春ごろ? 病状の深刻さをうかがわせる「女性自身」の根拠のない楽観論

下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!

 先週もglobe・KEIKOの“本格復帰”を喜んだが、なんと新曲に前夫・小室哲哉がコーラスとして参加しているとのこと。別々での収録だったらしいが贖罪だとしても、まだまだ足りない! 今後のKEIKOに対する惜しみない協力、献身を小室には期待したい。

第630回(12/8〜12/13発売号より)
1位「中居正広 頰も体もやせこけて復帰不能『オペ室で起きた激震』」(「女性セブン」23年1月1日号)
同「中居正広 『復帰は来春、必ず戻る』休養再々延長の壮絶覚悟」(「女性自身」12月27日号)
2位 「週刊女性」(12月27日号)に掲載されたアンケート・ランキング記事合計5本の特集!
「信用できる・できない芸人司会者コメンテーターランキング」ほか
3位「唐田えりか 剛力彩芽が悲痛な叫び『痩せられないっ!!』」(「週刊女性」12月27日号)

 相当に深刻なのか。一度は復帰したものの、たった20日間で再び芸能活動休止、年内いっぱいの静養が発表された中居正広の病状だ。病名についての公表はないものの「週刊新潮」(11月3日号・新潮社)が“盲腸がん”との衝撃報道をして以来、さまざまな臆測が広がっている。

 さらに12月11日には『中居正広のプロ野球珍プレー好プレー大賞』(フジテレビ系)でVTR出演をした中居だが、その激やせぶりも心配のタネに。そして今回、衝撃報道をしているのが「女性セブン」だ。

 まず「週刊新潮」報道では、中居は9月に盲腸がんの摘出手術をしたと報じられたのだが、今回の「セブン」によると、その後11月にも中居は再入院、再手術をしたという。しかも、この手術は数十分で終わるはずが、「不測の事態」が起こり、予想に反して数時間という時間がかかるなど、かなり難航したというのだ。記事には「不測の事態」が具体的に何なのかは記されていないが、気になる記述が。

「一口に腫瘍の摘出手術といっても、その部位によっては実際に手術をしてみないとわからないこともあるようです」(芸能関係者のコメント)

 これだけでない。記事には、中居の病状が思わしくないことを匂わせる記載が随所に散りばめられている。特に「一般的」とエクスキューズしながらも、専門医が現在の中居の病状についていくつかの “指摘”をする。

「(盲腸がんは)自覚症状が起こりにくい。一般的にはわかったときにはかなり進行しているケースも多い」
「かんがかなり進行していて、ほかの臓器に転移をしている可能性もある。特にがん性の腹膜炎で腸閉塞になっていたりすると、再手術が必要になったり、なかなか食べることができず、見た目にもげっそりとやせてくるということが起こり得ます」

 かなり重篤な状況が示唆されるのだ。しかもタイトルには“復帰不能”というセンセーショナルな文字も踊るのだ。さらに注目すべきは、「セブン」は中居と親しいテレビ局幹部に接触、匿名を条件に、こんなコメントを引き出していることだ。

「病名は絶対に言えない。箝口令が敷かれていて、ごく一部の限られた人間にしか正確な情報は伝えられていないんです」

 「病名は絶対に言えない」「箝口令が敷かれている」――いやいや、逆にこんなコメントを記者にするくらいなのだから、この“幹部”は中居の病状をある程度知っていて、記者にも中居の病状をある程度話したのではないか。そう勘ぐられてもおかしくない。そうならば「セブン」による中居の病状記事の信憑性は増すというもので、さらに心配にもなる。

 そして「女性自身」でも、中居の病状に関し「詳しいことは上層部のごくわずかな人しか知りません」との制作関係者のコメントもある。もっとも「自身」のほうは「セブン」ほどのディープスロートはいないのだろう。病状に関する具体的記述はなく、にもかかわらず“復帰不能”と報じた「セブン」を「そんなわけありません」と否定するのだ。しかも否定するだけでなく、中居復帰に関しても「来年の春ごろ」と具体的にぶち上げた。

 しかし不思議なのは、この “復帰コメント”をしているのが「(中居の病状は)上層部のごくわずかな人しか知りません」と証言していた同じ制作関係者だということ。つまり中居の病状など知らないはずの制作関係者が、中居復帰の有無だけでなく時期までも断言(推測?)しているのだ。摩訶不思議なコメントであり、案の定、復帰の根拠も何も示されないのだが、こうした「自身」記事のちぐはぐさ、楽観論は逆に怖くなる。根拠もなく、なぜ無理やりのように楽観論を唱えている? 願望? それほど中居の病状は深刻?

 祈りたい。

 今年はやけに「アンケート・ランキング」企画が目立った「週刊女性」。年末になっても、その傾向はさらに顕著なようで今週も盛りだくさん。しかし読んでいて疑問に思うのが、それぞれの記事のアンケートの“やり方”がちぐはぐ、バラバラだということ。

 まずは「信用できる・できない芸人司会者コメンテーターランキング」。ランキングは1位カズレーザー、2位加藤浩次、3位恵俊彰と続くのだが、アンケート方法についてはこう記載されている。

《全国の20代〜70代の 男女1000人を対象に、2002年11月21日Freeasyにて行ったアンケート》

 出ました! 「週女」お得意の「Freeasy」。この「Freeasy」とはインターネットランキングサイトであり、過去の「週女」のランキング記事の少なからずを、この「Freeasy」に“委託”したもの。しかもこの「Freeasy」、セルフ式でアンケート1問、1人につき10円という低価格! さらに初期費用や登録費用もなし、アンケート内容作成から配信まで最短で10分、結果回収も数時間から2〜3日程度というとっても便利なサイトだ。今回も1000人ということは1万円! プラスアルファはあるようだが、安価は確かのよう。

 そして2つ目は「今年の『紅白』20代〜60代それぞれの見ない理由」だが、その方法は《全国600人の20代〜60代の女性を対象に、『今年の「紅白」見たいと思う?』と題したアンケートを実施》とだけ。「Freeasy」ではないのか?

 3番目。「富も名誉もあるのに……残念すぎる『おじさん不倫』」。1位は坂本勇人、2位阿部渉となるほどだが、アンケート方法は《男女1000人にアンケート調査》とあまりにそっけない表記のみ。どんな方法なのか、わからないぞ!

 そして4つ目の「テレビ映画の『やりすぎコンプライアンス』あなたはどう思う? 本音調査」では、出ました「Freeasy」!

《全国の30代から60代の男女600人に2022年12月4日、Freeasyにてアンケートを実施。過熱するテレビのコンプライアンスには、過半数が「どちらともいえない」と回答。コンプラへのさまざまな意見が寄せられた》

 く、詳しい。そして最後。「ウチは2人目を諦めました」と題された「私たちが岸田文雄首相を支持しないワケ」アンケート企画はというと……。

《「支持する」と回答したのは276人。「なし」や「わからない」など、分類ができない108人の回答は無効とした。※アンケートは12月6日、7日に全国18〜70歳の既婚女性3000人を対象にインターネット上で実施。編集部で用意した『支持しない理由』と『支持する』という選択肢を設け、それ以外の理由と期待することは記述式で答えてもらった》

 一番詳しい! しかし特集によってこの“差“は何なのだろう。時にとっても丁寧な説明でアンケート方法の詳細を明示し、結果も明記し、加えて丁寧にも日付まで明記したものも。だが一方で、方法がまったくよくわからないものも。同じ雑誌の企画で、なぜこんな差が? ここまで違うと、そっけないのは本当にアンケートをした? とさえ勘ぐってしまうし、アンケート結果の信憑性にも関わると思うのだが――。

ネットフリックスのドラマ『極悪女王』の舞台裏

 そんな「週刊女性」だが、ネットフリックスのドラマ『極悪女王』の舞台裏記事は面白かった。撮影スケジュールが押し、今年11月中旬で撮影が一時中断、再開は来年5月になったというが、それで大変になってしまったのが、クラッシュギャルズ役の唐田えりかと剛力彩芽。本作撮影のために10キロも体重を増やしたが、撮影が延期されたために半年以上、体重を維持する必要がある。しかしダイエットできないと次回の仕事に差し障りも!! 役のために体重を大幅増減させる役者さんたち、さすがプロ、大変な仕事だ。

元KAT-TUN・田口淳之介、破局と復縁を繰り返す小嶺麗奈との関係と不思議な言動

下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!

 “同僚” マーク・パンサーとのゴルフやラジオ出演が話題のglobe・KEIKO。ついにはマークがパーソナリティのラジオ『JOY TO THE OITA』(OBSラジオ)で来年からレギュラーに! 大病を乗り越えた姿に感動するとともに、前夫・小室哲哉の数々の“嘘”が改めて浮き彫りになった。改めてひどいやつだ。

第629回(12/1〜12/6発売号より)
1位「退所後を徹底追跡!! あの“元ジャニ”43人は今!」(「女性自身」12月20日号)
2位「あの事件から15年——実業家&YouTuberとして社会復帰 羽賀研二“復活”インタビュー」(「週刊女性」12月20日号)
3位「榊原郁恵 渡辺徹さんと結婚35年『父と同じ突然死…』全霊介護31年の無念」(「女性自身」12月20日号)
同「渡辺徹さん 『早朝から背中をさすってくれて……』妻柏原郁恵の10年献身と忘れられない『カキフライ』(「週刊女性」12月20日号)

 あの人は今――女性週刊誌や一般週刊誌でもよくある企画だ。特に年末年始で。今年の振り返り企画だし、ネタなしの時期にぴったり! そんな「あの人は今」のジャニ版企画が「女性自身」に掲載されている。

 その名を列挙されているのは、近藤真彦を筆頭に元SMAPの4人(森且行を含む)や諸星和己、大沢樹生、山口達也、渋谷すばる、そして最も最近退所した滝沢秀明など、有名どころ43人だ。その多くが、いまさら“今”を語られなくてもその近況がさかんに報道されていたり、ネットで調べればすぐにわかるような有名元ジャニたちばかりだが、しかしその中で個人的に気になったのが元KAT-TUN・田口淳之介の近況だ。

 田口といえば「FRIDAYデジタル」(11月21日配信)で元女優の小嶺麗奈との同棲解消が報じられたばかり。「FRIDAY」記事によれば、今年3月に「WEB女性自身」で15年にわたり交際してきた小嶺と家賃13万円のマンションでの同棲を報じられた田口だが、その数カ月後には小嶺との同棲を解消していたというのだ。今回の「自身」記事では、小嶺と同棲を解消し、音楽とプロ雀士活動を続ける田口は都内繁華街エリアで高級自転車乗る姿が目撃されていると報じている。

 まあ、それだけの情報なのだが、でも気になる。これまで破局や復縁、さらに同棲や同棲解消が何度か繰り返し報じられてきた田口と小嶺だが、この2人の関係、そして田口のこれまでの言動は、やはりとっても不可思議だから。

 そもそも田口がKAT-TUNという人気グループを脱退し、華やかなジャニーズとしての経歴を打ち切ったのは、恋人・小嶺との関係が原因だったのではなかったか。いまから7年も前の2015年、“年上”恋人の小嶺と付き合っていた田口は、その交際をジャニーズ事務所から反対されていた。いや、反対するどころか何度も別れることを要求、しかし田口はそれを頑に拒み続けた。

 両者の関係は、そのことで信頼関係どころではなくなっていったが、その関係に決定打を打ち込んだのが、ほかでもないジャニーズ御用達雑誌「自身」だった。「自身」では田口が小嶺と同棲していること、しかも小嶺の母親も同居する“マスオさん同棲”だということをスクープ、この記事がきっかけで田口は事務所に不信感を募らせる一方、事務所も田口に匙を投げたとされる。その結果、田口はKAT-TUNを脱退し、事務所も退所した。

 結婚や交際にまで口を出し、管理しようとしたジャニーズ。そして、それに反旗を翻した田口――。しかーし、そこまでしてその愛を貫き、結婚願望を口にしていたはずの田口だが、その後は首をかしげることばかり。

 破局説どころか、19年には田口、小嶺がそろって大麻所持容疑で逮捕されるという事態に。さらに、この裁判においても、「これからもいっしょに交際を続けていきたい」と仰天告白、その後も二人三脚で再起への道を歩むと宣言したほど。その後もマスコミの取材に対して入籍を匂わせていたが、一向に入籍とはならず、21年6月にも同棲解消との報道が。そして再び同棲したと思ったら、またしても破局報道――。

 15年以上の関係にある田口と小嶺、そしてジャニーズを退所してすでに7年たつ田口。紆余曲折を経た2人の関係がどうしても気になる。これまで田口に関する報道も多い「自身」だが、今回程度の情報ではなく、2人の関係をもっと掘り下げた記事を今後、期待したい。田口をジャニーズから追いやった記事を掲載した責任を取る意味でも(笑)。

 そして田口淳之介と小嶺麗奈が付き合い出したとされる15年前の07年、芸能マスコミを震撼させたのがこの男・羽賀研二だ。この年、未公開株に関連し、詐欺・恐喝で逮捕された羽賀だが、その後実刑判決が確定。さらに釈放後の17年にも不動産の名義を妻に移し財産を隠したとして強制執行妨害で逮捕されるという事件を起こした“お騒がせ男”である。そんな羽賀が昨年9月に刑期を終え出所、そして「週刊女性」が単独インタビューの3頁特集を掲載している。

 「週女」はこれまでもお騒がせ芸能人――最近は、いしだ壱成をさかんに取材し、その前の18年頃はトラブル続きの泰葉を独走状態でインタビューしたりしていた――に対する直撃やらインタビューに定評があるが、今度は羽賀研二という“鉱脈”を見つけたのか、その肉声を伝えている。しかし、やはりというべきか羽賀の口から出る言葉はけっこうひどい。

 まずは、逮捕された2つの事件について、羽賀は今でも冤罪だと思っているらしい。単に“先輩”や“弁護士”を信用し、その言葉に従っただけだ、と。全部、人のせいだと主張したいらしい。そして社会に対する認識も大甘だ。当初、芸能界にも簡単に戻れると思っていたらしい。しかし現実は違ったことに対してこんな感想を話す。

「世の中も10年、20年前に比べて、コンプライアンス的なことが厳しくなっていますよね。罪を犯したという過去が、こんなにも大きな壁になっていることを改めて痛感しました」

 甘い。大甘だ。そして心配だ。沖縄で人材派遣会社を起業し、一方で芸能活動も模索しているという羽賀だが、早速、映画出演のオファーがあったという。その映画はNHK党の立花孝志党首の半生を描く作品――。心配すぎる! 

 そして芸能界ではなく堅実な世界で働くべきでは? とのインタビュアーの問いには、こう答えるのだ。

「僕は芸能界でいただいていた仕事に、自分がしたことでドロを塗ってしまいました。そのドロを洗い流さなくてはいけないと思っているんです」

 そんなことを言いながら、しかし過去の栄光(梅宮アンナとの恋愛、『笑っていいとも!』の出演歴、大地真央や鳳蘭との共演歴)をチラつかせなるなど、自己顕示欲、アピールを隠そうともしない。相変わらずである(笑)。

 しかし「週女」もすごい。羽賀の言い分を、こうして無批判に垂れ流すのはどうかとも思うが、一方でそのままの肉声を掲載するからこそ、羽賀の“本性”も丸わかりになるということ。“お騒がせ芸能人の本音インタビュー”は「週女」の真骨頂かも(笑)。

渡辺徹氏の死と一家の軌跡

 突然の訃報に驚いた。俳優の渡辺徹氏が敗血症で急逝した。61歳。若すぎる。そして12月5日に行われた妻・榊原郁恵と長男・裕太の会見。笑いとともに涙が出た。すごすぎる芸能一家だ。そんな渡辺一家の大黒柱の死と軌跡を「女性自身」「週刊女性」ともに特集している。病気に苦しみながらも笑いに満ちた渡辺徹氏の死を悼みたい。

松原千明さんの死で明らかになった“予言者”の存在が示唆する「芸能界と洗脳問題」

下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!

 世間では大いに盛り上がっているらしい、サッカーワールドカップに。そして憂鬱になる。この時期、サッカーにワールドカップに興味がないと言うと驚かれる、白い眼で見られる、まるで非国民のように。しかも老若男女問わずから。怖い。

第628回(11/24〜11/29発売号より)
1位「松原千明さん『彼との交際は反対!』愛娘すみれと決裂生んだ怪予言者」(「女性自身」12月13日号)
参照「松原千明さん 精神安定剤とアルコール『家族写真の呪縛』が解けなくて」(「女性セブン」12月8日号)
2位「震撼内幕スクープ 滝沢秀明 『5人の隠密側近』と動き出した『渾身のアイドル帝国』計画」」(「女性セブン」12月8日号)
3位「井ノ原快彦 ジャケット着用で脱タッキー」(「女性自身」12月13日号)

 先週「女性セブン」がスクープした松原千明氏のハワイでの急逝。「セブン」では今週も松原氏の死の謎について追っているのだが、そこで注目したのは前夫・石田純一のファミリーだった。松原氏がハワイで孤独を深め、そして精神的に不安定になり、アルコール摂取も重なって体調を崩していったことが、いくつかのメディアでも報道されたが、その孤独の原因が石田ファミリーではないかというのだ。

 その論法はこうだ。ハワイで米国男性と再婚し、長男をもうけた松原氏だったが、しかしこの男性とも離婚。しかもこのタイミングで前夫の石田は東尾理子と再婚する。その頃、長男は父親のところを訪れる機会が増え、長女のすみれも日本での仕事が多忙となる。その間、石田と理子の間に子どもが生まれ、そこに東尾修、すみれ、いしだ壱成も加わり、“素敵な芸能一家石田ファミリー”が注目される。そして、その様子がSNSにアップされる。一方、ハワイでの松原氏といえば――。

「松原さんもそんな“石田家”をまぶしくもうれしく感じていたようです」「ただ、海の向こうから毎日のように更新される“家族写真”が、ハワイで孤独を深める彼女にはつらく感じるときがなかったかといえばわかりません」(松原氏の知人コメントより)

 まあ、「セブン」の分析はわからないでもない。石田ファミリー縁の下の力持ち・理子には少々気の毒な分析でもあるが、すみれも含めた石田ファミリーの“幸せ写真”を見て、ハワイにいる松原氏が寂しさを感じたというのは、さもありなんという分析だ。

 しかし一方の「女性自身」には、松原氏の死をめぐって、これまで知られていなかった驚きの“キーパーソン”の存在が明らかにされている。それは松原氏が心酔した“予言者”だ。「自身」には6年ほど前、仲のよかった松原氏とすみれの関係に亀裂が入り、さらに松原氏が自殺未遂するという事件が起こったことが記されているが、その原因も、この“予言者”にあったという。

「“将来を見通せる”といって松原さんの心の隙間に入り込んできたAさんです。久々に日本でも仕事を再開した松原さんはある日突然、その“予言者”の女性を連れ、すみれさんの事務所を訪れ、『これからはこの方が私の仲介として動いてもらいます』と宣言したそうなんです」(仕事関係者のコメント)

 さらに松原氏は予言者の助言を受け、すみれを独立させ予言者を社長にしたいと動いたり(実現はしなかったが)、当時交際していた男性との交際を反対したりもしたという。その結果、母娘は一時疎遠になってしまったというのだ。芸能界ではこうした“洗脳騒動”が起こり、時折世間を騒がすが、松原氏もまた“予言者”にすがらざるを得ない状況に追い込まれていたということだろう。

 そして昨年末、ハワイを訪れたすみれは、母と再会しお互い抱擁して号泣、関係は改善されたという。このことは松原氏の逝去報道のなかでも救いだが、しかし現在、この予言者はどうなっているのか。晩年の松原氏とどういった関係にあったかなど、記事には明記されていないが、芸能界と洗脳問題を考える上でも興味あるところだ。

 まだまだ女性週刊誌をにぎわすジャニーズからの滝沢秀明氏退任(とKing & Princeの分裂騒動)問題。「女性セブン」では、またも滝沢氏をターゲットに“今後”“第三の人生”についていろいろ調査、分析をしている。

 半年間はゆっくりしたいという滝沢氏だが、しかし半年後に向けて「“仕込み”は水面下で進んでいる」らしい。記事では滝沢氏が目指すとい今後について、こんな言葉が並ぶ。

 “あっと驚く芸能関係のビッグプロジェクト”“アイドルのプロデュースを軸”“エンタメとファッションの融合”“ファッションと海外を絡めた複合的エンタメ事業”――。

 全然具体的ではなく何がなんだか、そして、どんなことをするのはよくわからないが、まあ、なにかすごいことを画策していると記事は言いたいらしい。しかも、そのためのすごい人脈が存在するという。

「詳しくは言えませんが、滝沢さんには側近とみられる支援者が少なくとも5人はいて、手厚い支援が約束されている」(芸能関係者のコメントより)

 “詳しくは言えませんが”などと仰々しくエクスキューズしているが、記事にはけっこう具体的な援軍人脈についての記載がされている。まず滝沢の親族が役員のアパレル関係の会社に役員として名を連ねる大手電気量販店の関連会社元社長A、Bさん。滝沢が住んでいる家のオーナーで、大手アパレル企業創業者・元会長のCさん。ドバイ人脈が豊富で“特別な水”関連のD氏(その後、滝沢は関係を絶ったといわれる)。その関連で「滝沢歌舞伎」にも祝い花を出していたアラブの大富豪E氏。インフルエンサーを多く抱える芸能事務所社長F氏。

 けっこう詳しい。見る人が見れば全部わかるくらい。しかし、こうして一見華やかな人脈を紹介する記事なのだが、「セブン」に散りばめられた表現にかかると、なんだかおどろおどろしく怪しい人脈に見えてきてしまうのだ。

 さらに記事の最後には、滝沢氏に近い芸能関係者のこんなコメントが。

「ジャニーズ事務所を辞めず、滝沢さんのやりたいことを叶える道はなかったのでしょうか」

 何をいまさら。そんな道がなかったから辞めたのに、いや辞めされられたのか。あくまでジャニーズ事務所に付き従い、辞めた人間を貶めたい「セブン」なのであった。

 そして「女性自身」にも、巧妙な滝沢秀明“貶め”記事が。滝沢氏の代わりにジャニーズアイランド社長に就任した井ノ原快彦。記事では滝沢氏と井ノ原の“方針の違い”を羅列しながら、井ノ原社長を持ち上げている。巧妙でお上手なイノッチ礼賛記事。さすがです。

元King & Prince・岩橋玄樹とそのエージェントが週刊誌のターゲットに! 退所を焚きつけたとでも言いたいのか

下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!

 2016年、妻に対する殺人罪に問われた講談社元編集次長の事件。先日最高裁で二審が破棄され高裁に差し戻しに。殺人ではなく被告の主張する自殺の可能性も捨てきれないとの判断だ。これまでさまざまな疑問が指摘されている“出版関連”事件だけに、今後の審理が注目される。

第627回(11/17〜11/22発売号より)
1位「平野紫耀も幻惑! キンプリを分裂させた『米国人フィクサー』」(「女性セブン」12月1日号)
2位「独占追悼 松原千明さん ハワイで急死『もがき続けた暗闇』」(「女性セブン」12月1日号)
参照「松原千明さん いしだ壱成 継子が忘れられない「ごめんね」の手紙」(「週刊女性」12月6日号)
3位「水谷豊と伊藤蘭 愛娘趣里主演ドラマに送り込んだ『ベッドシーン監視員』」(「女性セブン」12月1日号)
※「女性自身」は合併号休み

 滝沢秀明氏のジャニーズ退社とKing & Princeの分裂騒動。地上波テレビの情報番組はジャニーズ事務所の内幕など、その舞台裏を報じることは決してなかった。一方でジャニーズ御用達&忖度雑誌は、格好のスケープゴートを見つけたらしい。それが昨年3月にキンプリを脱退し、ジャニーズ事務所も退所している岩橋玄樹と、そのエージェントの存在だ。

 岩橋といえば、一足先にキンプリを辞めていたこと、語学が堪能で海外を拠点に活動していること、そのため海外でのルートがある、また3人の脱退に際して、平野紫耀などから相談を受けていたことなどが報じられ、注目されていた。そんな岩橋の存在に対し、しかし「女性セブン」はかなり懐疑的で批判的、そしてネガティブな情報を開陳する。

 例えば、11月11日に岩橋がツイッターアカウントを開設して、キンプリに関する発言をしていることに対して、「ファンの心情を刺激し続ける彼の言動には反発の声もあがり、岩橋くんのSNSをブロックするキンプリのファンも少なくない」と、まるでキンプリに関する発言をするなと言わんばかり。

 またキンプリのインスタアカウントをフォローしたことや、メンバーとの親しさをアピールしたこと、テレビ電話をしたことも「セブン」は気に入らないらしい。さらにキンプリが仕事で鈴鹿サーキットに行った際、岩橋も同所に“押しかけた”と苦々しく表現した。まるで岩橋がキンプリ脱退を焚きつけたとでも言いたいのか? と思ってしまうほど。

 こうした岩橋を批判した後に、満を持したように登場させたのが「米国人フィクサー」X氏だ。X氏は海外に強力なコネを持ち複数の会社を経営、独立後の岩橋をバックアップし、岩橋も全面的信頼を寄せているという。そもそも他報道では“エージエント”という肩書きで紹介されるX氏に、“フィクサー”などと、おどろおどろしい敬称をつけていること自体、恣意的だが、記事でもこのX氏、かなり胡散臭い人物として描かれる。

「かつては元KAT-TUNの赤西仁さん(38才)の遊び仲間」
「赤西さんの現場マネジャーを務めていたこともありますが、後に仲違いして決裂しています」
「山下(智久)さんがハリウッド映画に出演したり、世界的な俳優のウイル・スミスの家族が経営する事務所と契約することができたのもX氏の紹介という触れ込みでした」(以上、X氏の知人のコメント)
「彼が接触したタレントが次々に事務所を辞め。いざこざが絶えないことに多くの芸能関係者が危機感を抱いている」

 そして、平野らジャニーズ退所メンバーたちがX氏に影響されることを懸念するのだ。これまで残留組、特に永瀬廉を持ち上げる一方で、退所組3人を悪者にしようとしてきた“ジャニーズ忖度マスコミ”。しかし、それだけでは飽き足らず、お次は岩橋とそのエージェントという格好のバッシングターゲットを見つけて引っ張り出したというわけか。紅白出演が決まったキンプリだが、今後も同様の構図の報道が続くのだろう。

 衝撃のニュースが飛び込んできた。石田純一の前妻で、タレントのすみれの母である松原千明がハワイで急逝した。しかも今から1カ月以上前の10月8日のことだという。スクープしたのは「女性セブン」。他マスコミがどこもキャッチしていなかった中、「セブン」が報じたことで、他マスコミも大きく報じ、前夫の石田も取材に応じる形となった。立派なスクープである。

 しかも内容は詳細だ。石田との離婚後、娘のすみれを連れ、ハワイに移住した松原だが、その後アメリカ人のパートナーとの間に長男をもうけ結婚するも離婚、ストレスからうつ病を発症し、ここ数年、自殺未遂を繰り返していたという。そして死因もオーバードーズではないかと推察。また母を気にかけていたすみれも、コロナや自らの出産などが重なり、思うように母と会うことがままならなかったことなど、松原に纏わる情報をきちんと網羅していた。さらにハワイに飛び、松原の長男にインタビュー、コメントも掲載している。

 そして記事では、石田と東尾理子夫妻の長男の誕生日にいつも出席していたすみれの姿がなかったことが記されていたが、しかしその後、理子の誕生日には石田ファミリー(東尾修も含め)と笑顔で写真に収まるすみれの姿が。さらに「週刊女性」では、いしだ壱成が追悼取材を受けている。やはり、すごい芸能一家だと改めて感嘆させられた。

 今年、映画・ドラマ界で相次いだ監督など“権力者”による性加害やハラスメント。そんな影響も大きかったはずだ。日本の撮影現場でも「インティマシー・コーディネーター」の存在がクローズアップされつつある。

 インティマシー・コーディネーターとは、映画などでヌードシーンなどの性的描写のある撮影において、役者をサポートする専門スタッフのこと。そして、このインティマシー・コーディネーターを女優の趣里が起用しているのだとか。

 23年の朝ドラ主演が決まった趣里だが、現在放送中の『サワコ〜それは、果てなき復讐』(BS-TBS)では性的描写があり、そのため母・伊藤蘭の希望で、ということらしい。米国などを中心に起用が進んでいるが、日本ではまだまだ少ないインティマシー・コーディネーター。水谷豊、伊藤蘭、趣里という有名芸能一家がこうした専門職を率先して導入する。問題意識を現場に持ち込む。そして、ほかの俳優たちも追随する。有意義で素晴らしいことだと思う。