下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!
ついに大阪地検特捜部が籠池夫妻を逮捕した。一方、近畿財務局による国有地大幅ディスカウントは、今のところお咎めなし。さらに、加計学園問題では加計孝太郎氏が公の場に一度も出てくることはなく、安倍首相も“利害関係者”とのゴルフ飲食は問題にされず、昭恵夫人も今や素知らぬ顔。検察、そして日本から正義という言葉は消滅した。
第375回(7/27~8/1発売号より)
1位「松本潤 オムツCM“降板疑惑”のウラにあの女の意味深発言」(「週刊女性」8月15日号)
2位「塩谷瞬『消費税10%』『高すぎる会計』元従業員が明かす『怪しすぎる手口』」(「女性自身」8月15日号)
3位「石原真理子 実母が激白!!『あの子は食べ物になんか困ってませんよ!』」(「週刊女性」8月15日号)
参照「石原真理子 実母が“哀愁”激白――『娘はいまセレブ作家だから』」(「女性自身」8月15日号)
いやはや、なかなか愉快だ、「週刊女性」の松潤ネタ。
エリエールのオムツCMに出演していた嵐・松本潤が、7月初め、同社のホームページからその画像を削除された。「週女」が調べたところ、すでに契約は終了していたらしいが、しかし時期的にかなり不自然なものだという。
そこで浮上したのがAV女優の葵つかさ! そう、昨年末に「週刊文春」(文藝春秋)に松潤との“二股キチクスキャンダル”を報じられた、お相手女性だ。では葵と松潤のCM降板がどう関係するのか。記事では、葵が5月に出演したテレビ番組における発言との関連を指摘している。
「司会者に“最近した変態プレーは?”と聞かれた彼女は、“パンツのにおいを嗅いでくる”と、言ったんです」(テレビ局関係者のコメント)
なるほど。おむつとパンツ。どうやらこれが発端でCM降板と相成ったらしい。
爆笑、である。そもそも「文春」で報じられた二股スキャンダルを振り返ると、最大の被害者は葵だった。
松本の葵に対する扱いはひどいものだった。きまって深夜に呼び出され、数時間後には帰される。タクシー代もくれない。また井上真央という恋人の存在を知らなかった葵は、ある時、井上の存在を知り、松潤に聞いたところ、「それ以上、彼女のことを言ったら殺すよ」と言われてもいる。記事には“性奴隷”という言葉がぴったりの、松潤のキチクな所業の数々が告発されていたのだ。
しかも「文春」報道後、なぜか責められたのは葵の方だった。ジャニーズファンなどから、“売名行為”と罵られ、炎上。Twitterを消去し、サイン会が中止になり、さらに引退秒読みと報じられるほど追い詰められた。
一方の松潤は、これといってお咎めもなく、ジャニーズタブーもあってマスコミも沈黙。そんな中でのジャニーズキラー「週女」による松潤CM降板報道もさすがだが、葵もすごい。葵の問題の発言が、狙ってなのか、はたまた偶然なのかはわからないが、いずれにしても、立派な復讐劇となったからだ。やるなぁ~。今後も引退なんかしないで、頑張ってほしい。松潤にメチャクチャにされた4年もの歳月を取り戻すためにも。
お次は、二股騒動を起こした塩谷瞬の“その後”である。あったなぁ、そんな騒動、というくらいの感想しかないが、しかし「女性自身」の記事は、塩谷情報とはまったく関係のないところで興味深い。
とりあえず塩谷の話をざっとすると、副業のバーが“ぼったくり”だというもの。それを元従業員が告発しているのだが、その証言をもとに「自身」記者が塩谷を直撃したところからが、この記事のキモだ。なんと塩谷は記者のICレコーダーを奪い、逃走しようとしたらしい。すったもんだの末に双方揃って警察へ。その間の一部始終は記事を読んでほしいが、結局、“記者の方が被害者”として処理され、記者が解放されたのは午前4時。前日の夜9時半に始まった直撃取材は、6時間半にも及んだということだ。長いんだよね、警察が絡むと。
記者としては、こうしたトラブルも仕事のうちだが、一瞬で無視される直撃取材もあれば、こうして長時間に及ぶこともある。あらためて芸能記者も、大変なお仕事だと思う。しかも言ってはなんだが、塩谷ネタごときで(笑)。ご苦労さまでした。
「石原真理子が弁当を万引き」という情報にも驚いたが、それを報じたのがフジテレビの夕方の報道番組『みんなのニュース』で、まるで速報、スクープ扱いのようだったことも驚いた。
そんな石原だが、今週の「自身」「週女」がこのネタを揃って取り上げ、これまた揃って実母の反論を記事にしている。そこで語られた実母の主張は、“娘はそんなことをしていない”というもの。それを石原の“ぷっつん”と“困窮生活”とをオーバーラップさせる形で意地悪く紹介しているが、しかし聞き捨てならない重要な情報が「週女」に掲載されていた。それが『みんなのニュース』が報じた内容の日時、そして場所までが間違っていたということだ。
「(『みんなのニュース』が報じた)7月22日ではなく18日でした。場所もコンビニではなく墨田区にあるターミナル駅そばのビルの地下にある大手スーパーです」(一般紙社会部記者のコメント)
しかも逮捕もされず、任意で事情を聴かれただけと「週女」には記されている。一般人ならこの程度の話、報道などされない。半分引退したような石原に対する“弱いものいじめ”。そんな背景が浮かび上がる「週女」記事だった(ちなみに「自身」では日時や場所の誤りは明記されていない)。