高倉健、人生最大の失敗か? 誰も逆らえない養女のしたたかな“ビジネス”

下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!

 意外な展開になってきた4月15日の岸田文雄首相襲撃事件。逮捕された木村隆二容疑者の動機として、選挙制度に不満があったというのだ。木村容疑者は昨年、参院選で立候補したかったが年齢などが理由で不可に。それが不当だと国に損害賠償を求めて提訴までしていたらしい(請求は棄却)。なんと言っていいやら。

第646回(4/13〜4/18発売号より)
1位「高倉健さん 没後8年も“不器用”どころか……ついに“顔出し解禁”した養女が目論む厚顔ビジネス」(「週刊女性」5月2日号)
2位「ゆるキャラ頼み手越祐也に不発気配のワケ」(「週刊女性」5月2日号)
3位「米倉涼子と井上真央が囲んだ竹内結子さんの夫との意味深密会5時間」(「女性セブン」4月27日号)

 先週、ビートたけしの“晩節汚し”一直線の模様をお伝えしたが、今週も“晩節”というか“死後”にさまざまなトラブルが勃発している高倉健さんに関する「週刊女性」の記事を取り上げたい。死後8年、ここにきて動きが急に激しくなってきたように思えるから。何の動きかって、高倉の養女の動きが、だ。

 これまでの経緯を少しおさらいしたい。2014年11月、高倉が亡くなった後に世間が驚いたのは、それまで全く知られることのなかった高倉健の「養女」の存在が明らかになったことだろう。関係者の間でもごく限られた人しか知らなかった養女・小田貴月(たか)の存在。

 そして小田の存在は関係者を不信感に陥らせ、さまざまなハレーションを起こしていく。親族に高倉の死をしばらく伝えなかったことで、親族が密葬に参加できず、さらに遺骨は海に散骨し、親族に渡そうとしなかった。遺産全てを相続し、高倉が大切にしていた愛車、クルーザーなどを売却し、自宅も大改築してしまう。養子縁組が成立したのが高倉の死の1年半ほど前の13年5月だったということも、人々の不信感を煽った。だが養女の口から出るのは “高倉の遺志”“高倉からの宿題”という言葉。誰も逆らえない――。

 そんな小田だが、19年には高倉との日々を語った手記『高倉健、その愛』(文藝春秋)を刊行しているが、今年3月にも『高倉健、最後の季節(とき)。』(文藝春秋)を出版、さらに4月14日には“顔出し”を解禁した上で『アナザーストーリーズ 運命の分岐点』(NHK)の高倉特集に登場したのだ。

 これを受け、「週女」では小田に関するさまざまな疑問を改めて指摘、そしてなぜ高倉の死から8年もたった今、このタイミングで素顔をさらしたのか、こう解説するのだ。

「時間をかけて正体を明かすことで“高倉健”という名前を利用したビジネスに乗り出したように見えます。今年中には、健さんの愛した料理のレシピ本まで出版するつもりとも話しています。ただ、さすがにこれまでの2冊と同じように“健さんからの宿題”とはいえないでしょう」(スポーツ紙記者のコメント)

 つまり本格的に“高倉健ビジネス”乗り出すのではと指摘しているのだが、この指摘は正しかった。というのも2日前の16日、驚きの発表があったから。小田が芸能事務所である生島企画室(会長・生島ヒロシ)と業務提携するというのだ。発表によれば新刊『高倉健、最後の季節。』発売を機に、“文化人”として活動することを決意したらしい。声を生かすことや本を書く仕事がご所望のようだ。そのため生島ヒロシが新刊を持ち、小田の隣に寄り添うという写真まで公開している。それだけではない。19から21日にかけ『生島ヒロシのおはよう定食|一直線』(TBSラジオ)にも出演するのだという。

 これは、どう考えても高倉の遺志ではあるまい。「死後のことは任せる」「僕のこと、よく知ってるでしょ」。高倉がそう言い残したと語り、闘病中の見舞い拒否も高倉の意思だったという小田。疑わしいかもしれないが、どうしようもない。

 しかも小田はしたたかだ。すべての財産を手に入れるさまも、高倉の財産を好き勝手するさまも、そして「週刊文春」(文藝春秋)で最初に自分の存在を明かし、文藝春秋から本を出す。顔出しはNHK、そしてフリーアナウンサーとして業界に長い生島ヒロシの配下に入る。恐れ入るほどのしたたかさだ。

 しかし、その責任はやはり高倉にある。多くの人に愛されたであろう高倉だが、これは人生最大の失敗だったのではないか。小田を養女にしたこと、そして正式に(例えば弁護士に依頼してとか)遺言を残しておかなかったこと。死後の小田の行動を予想できなかったこと。小田は高倉の戸籍上、たった1人の“娘”だ。その娘が“高倉の遺志”だといえば誰も逆らえない。やはり、悲しい。

話題にならない手越祐也の冠番組とジャニーズ忖度

 ジャニーズ事務所を辞めたNEWSの元メンバー手越祐也。その近況を「週刊女性」が報じている。記事によれば、退所後初の関東での冠番組がテレビ埼玉で始まったとのこと。めでたい。しかし初回の放送はあまり話題になっていないらしい。悲しい。さらに、ほかのテレビ局でも手越の冠番組の計画があるのだが、「どの局も内部からの反対意見が根強」い、らしい。その理由は「ジャニーズ事務所への“忖度”も含まれているのでしょうね」だって。

 あまりにさらっと書いているのでムカついた。まるで他人事だから。あのBBCでの性加害報道や、その後も性被害者の元ジュニアの顔出し会見まであったのに一切無視かい。

 イギリス公共放送「BBC Two」のゴールデンタイムで放送された故・ジャニー喜多川の性加害問題はいまだに尾を引いている。当然だろう。この番組は世界中に配信された。以前からこの問題を取り上げてきた「週刊文春」は毎号関連記事を掲載、そして性加害の被害者である元Jr.のカウアン・オカモト氏は日本外国特派員協会で記者会見を行った。

 しかし、日本国内はどうだ。テレビは一切黙殺。新聞も申し訳程度に報じただけ。そしてテレビや雑誌は何事もなかったかのようにジャニーズタレントたちにオファーを続ける。そして女性週刊誌も一切この問題に触れず無視を決めこんだままだ。

 何度でも言う。これは性加害の加担者であり、犯罪的だと。

米倉涼子、井上真央ら有名芸能人の会食記事

 芸能人同士のつながりは豪華だ。会食も豪華なんだろう。今回「女性セブン」が報じた超有名芸能人を含む5人の会合も豪華っぽい。なにせ登場人物が米倉涼子、井上真央、岸部一徳、岸本加世子、そして故・竹内結子の夫だった中林大樹という面々なのだから。

 記事によると「セブン」の目撃情報は以下のようだったらしい。4月上旬のある日の18時頃、岸辺、岸本、中林が都内鉄板焼店で食事を開始、しばらくすると井上が合流、そして米倉も登場、宴は5時間にも及んだという。

 豪華である。そしてドラマ『ドクターX』(テレビ朝日系)がらみだ。みんな『ドクターX』に出演歴がある。特に米倉は岸辺を大変慕っているらしいしね。いや、井上は出演していないが、井上は岸辺と岸本と同じ事務所だって。なるほど。そして井上の“恋人”嵐の松本潤は米倉と飲み友達、だって。豪華だな。ついでに『ドクターX』の映画化が決定したらしい。すごいな。そして、特に内容がないこうした芸能人会食記事、好きだ。

DA PUMPが低迷した本当の理由とは……触れない「週刊女性」に違和感

下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!

 産休のため芸能活動を休んでいた石原さとみだが、1年9カ月ぶりに映画で復帰するという。しかもその役は“娘が失踪し極限まで翻弄される母親”。しかもこの作品、『新聞記者』『あゝ、荒野』など社会派作品を手がけた故・河村光庸プロデューサー率いる映画製作・配給会社「スターサンズ」も関わっている。期待大だ、早く見たい。

第644回(3/30〜4/4発売号より)
1位「ISSA 今も右足には28cmのボルト。15年続く通院姿をキャッチ “粛々”なのに隠せない不屈の『パリピ臭』」(「週刊女性」4月18日号)
2位「神宮外苑1千本非情伐採を小池都知事が黙認! 坂本龍一『緑のバトンを次世代に』」(「女性自身」4月18日号)
3位「石井ふく子プロデューサーが激白『嘘つき!』泉ピン子を“完全排除”の舞台裏」(「週刊女性」4月18日号)

 おいおい、何をすっとぼけたことをほざいているのか。「週刊女性」がDA PUMP・ISSAの近況を報じた記事のことだ。ISSAは2008年のコンサートリハーサル中に大怪我をしたのだが、現在でも定期的に通院し定期診断を受けている。そんなISSAの通院姿を「週女」が目撃、ド派手な服装のISSAの写真とともに報じているのだが、問題は記事の中で詳細に記されているDA PUMPとISSAのこれまでの“軌跡“についてだ。記事にはこうある。

「沖縄アクターズスクール出身の初のボーカルダンスグループ『DA PUMP』のボーカルとして’97年に華々しくデビューしたISSA。
 しかし、オリジナルメンバーたちが脱退したこともあり、次第に人気が低迷」

 さらに記事では、新メンバーが加入したが人気は回復せず、ショッピングモールの営業など苦しい時代が続き、さらに08年の大怪我でISSAのパフォーマンスが制限されたと、その人気低迷を解説するのだ。 

 いやいや、何を寝ぼけたことを書いているのか。記事ではまるでDA PUMPの人気低迷が“自己責任”“自然の流れ”のように描かれているが、それは違うでしょ。あのジャニーズ事務所がDA PUMPを目の敵にして干した結果だ。しかも、そこには「週女」も深く関わっていた、いや当事者と言ってもいい立場だったはず。そのことは「週女」は十分ご存じのはずでは? なのに、何をすっとぼけているのか。違和感でしかない。

 DA PUMP低迷の経緯はこうだ。デビュー翌年の『NHK紅白歌合戦』に5年連続で出演するなど、当初から人気を博していたDA PUMP。しかし人気が出ると、そこに立ちはだかったのがジャニーズ事務所だった。

 当時、男性の歌って踊れるアイドルグループといえばジャニーズが独占する独壇場だ。よってDA PUMPが気に入らなくて仕方ない、排除したい。そのため音楽番組も、DA PUMPが出演すると知るや自社アイドルは出さない、ドタキャンさせるなどといういやがらせ、圧力、暴挙も行った。当然、テレビ局は震え上がり、DA PUMPを干していく。

 さらに01年、DA PUMPと「週女」が大きく関わる事件が起こる。その舞台は「週女」の発行元・主婦と生活社が刊行するアイドルインタビュー誌「JUNON」だ。「JUNON」においてSMAPの香取慎吾が「絵本」を作るビッグ企画があったのだが、その絵本のすぐ後にDA PUMPの広告が大きく掲載された。これに激怒したジャニーズは「JUNON」を出禁にし、ついでにこれまでジャニーズと蜜月だった「週女」とも決裂に至ったのだ。そしてDA PUMPは、こうした圧力と忖度によって、長きに渡る低迷を余儀なくされた。

 そんな経緯があったのに――。いや、当然か。「週女」はいまやすっかり忖度、御用雑誌に復活できたんだもんね――。

神宮外苑再開発に対する坂本龍一氏の強い思い

 一瞬ぎょっとした。本日4月4日発売の「女性自身」の特集記事に坂本龍一氏が登場、コメントまで出しているのだから。 

 「自身」記事は坂本氏がこれまで反対を表明してきた“神宮外苑再開発”についてレポートしたものだ。この再開発は、神宮球場と秩父宮ラグビー場の建て替えとともに商業施設やオフィスが入る複合ビルなど超高層ビルを建設するもので、この再開発によって伐採・移植される樹木は約1,000本にものぼると言われる。坂本氏はこの計画に反対を表明、さらに3月初旬には小池百合子都知事に手紙を送ったが、小池都知事はこれを一蹴したのだ。

 記事ではこの問題を取り上げつつ、坂本氏にも取材した。そしてコメント(けっこう長い)が寄せられた。

「この問題に気づき声を上げるのが遅かったのかもしれません」
「まだ立ち止まることはできるはずです」
「美しい自然と景観を守ることができなかったことを子どもたちに詫びなければなりません」

 それはコメントの一部だが、時期的に見てもこのコメントは亡くなる直前のものだと思われる。そんな時、メディアにコメントを託した坂本氏。そして記事には坂本の逝去は記されていない。コメントをもらって記事にした段階では、坂本氏の逝去は報じられていなかったのだろう。

 最後まで強い思いを持って逝った坂本氏。そして、すごいタイミングでコメントをもらった「自身」。今後も、ぜひとも坂本氏の遺志を受け継ぐような言論を続けてほしい。

橋田壽賀子氏の追悼ドラマから排除された泉ピン子

 このお話、どう決着がつくのか大変興味がある。「渡る世間は鬼ばかり」の脚本家だった橋田壽賀子氏の追悼ドラマから泉ピン子が排除された問題だ。今回、その張本人とささやかれる石井ふく子プロデューサーが口を開いた。「あんまり騒がないようにしている」とエクスキューズしながら。

「ご親戚でもないのに、橋田さんが希望なさらないことをやって、嘘も吹聴されたら問題になっちゃいますよ」
「ピン子さんは“嘘つき村の村長さん”なんです」
「文句を言われる筋合いはない」

 さすが、渡鬼のドン、怖い。

篠田麻里子の離婚情報戦で勝利を収めた「週刊女性」、夫・T氏の“不倫”疑惑をスクープ!

下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!

 英国公共放送BBC Twoが報じた故・ジャニー喜多川氏の性虐待ドキュメントは、大きな衝撃を日本に与えたはずだった。が、同時に日本既存オールドメディアの沈黙も、わかっていたとはいえ衝撃だった。一部週刊誌などをのぞき、ほぼスルー。これでは性的虐待にメディアが加担、容認したと認識されても仕方がないだろう。ジャニーズ忖度、つまり自分たちの利益のためには、性的虐待も平気で無視。おぞましいメディアの実態だが、もちろん“ジャニ忖”“御用”女性週刊誌も沈黙を守ったままである。

第643回(3/23〜3/28発売号より)
1位「篠田麻里子 “円満離婚”の裏側で『裏切りの夜』」(「週刊女性」4月11日号)
2位「宮崎駿もサジを投げた!? タイ人女性との公私混同でジブリに激震『鈴木敏夫は色ボケだ!』」(「週刊女性」4月11日号)
3位「中森明菜 急転直下!因縁元恋人と仰天“復縁”」(「女性自身」4月11日号)
※「女性セブン」は合併号休み

 昨年から繰り広げられてきた元AKB48の篠田麻里子と実業家の夫・T氏との泥沼の離婚劇だが、3月23日、ついに2人の離婚成立が発表された。しかも「この度の件について、麻里子の言葉を信じることにしました」とのT氏のコメント付きだ。これは今回の離婚劇が篠田の“勝利”に終わったという意味合いと同時に、週刊誌の代理情報合戦において(現時点ではあるが)「週刊女性」の“勝ち”という意味合いもあるだろう。

 少しおさらいすると事の発端は、昨年8月「女性セブン」がスクープした篠田の不倫疑惑だった。そこで夫婦が別居状態であることも明らかとなり、年末には夫婦げんかの音声がネット上に流出するなど、大騒動に発展していったが、この不倫騒動はマスコミを巻き込んだ代理戦争の様相を呈していた。「セブン」の不倫疑惑スクープに続いて「週刊文春」(文藝春秋)、「週刊新潮」(新潮社)などがそろって夫・T氏サイドに立って篠田の不倫疑惑を書きたてる一方、一貫して篠田サイドに立ってきたのが「週女」だった。

 篠田は子どもを合意なく夫に連れ去られたと主張していたこと、監護権を申し立て、それが認められたにもかかわらず夫が子どもを返さないことなどを非難する。さらに篠田親族によるT氏への告発とも取れる特集も掲載した。

 この親族は篠田の不倫を否定するだけでなく、夫が篠田のプライバシー暴露を匂わせながら8,000万円もの法外な慰謝料を求めたこと、金銭の要求を拒むたびに篠田のプライバシーが暴露されること、そして弁護士の仲介をなぜか拒否し、脅迫と感じることもあること、不倫の証拠も捏造されたものなどと詳細に証言したのだ。さらに別の号では篠田夫妻の知人も加わり、T氏のモラハラぶりを告発する、というように。

 そして、めでたく離婚が成立した今号、「週女」はその総仕上げ、追い打ちとばかりの離婚の舞台裏情報と、ある仰天スクープを報じている。記事では。これまでの経緯を改めて紹介、そして「週女」が暴いたT氏による8,000万円という“脅迫慰謝料請求”が、T氏の命取りになり、篠田の勝利となったと、こう指摘するのだ。

「離婚後に子どもとの生活を取り戻そうとした篠田さんに対して、T氏は状況を利用して多額の金銭要求をしており、メディア側も彼の側に立つと脅迫行為に加担することになるため、報じることをやめたのです」(スポーツ紙記者のコメント)

 そう、「週女」が報じた8,000万円問題が篠田の勝利となったと同時に、他メディアへの勝利宣言でもある。この8,000万円問題こそが「週刊文春」など篠田を攻撃する他メディアを黙らせた。これ以上、夫側の言い分を報じて篠田を攻撃すれば、すなわちメディアも脅迫行為の共犯になる、と。それだけではない。「週女」は篠田の不倫を疑っていたT氏自身こそが、逆に“不倫”をしていたとの仰天スクープまで報じているのだ。

 記事によれば、離婚成立前の今年1月中旬、T氏は自身が経営する会社関係者の20代女性と牛丼をテイクアウトした上で、とあるマンションへと消えていったという。そして2人がマンションに消える様子のツーショット写真も掲載したのだ。ここまでくれば「週女」の勝利どころか圧勝だ。「文春」「新潮」という二大巨頭を相手に、そしてライバル「セブン」を相手に、情報戦で勝利を収めた「週女」であった。

スタジオジブリ名プロデューサーの“晩節を汚す”行為

 そして、2位の記事もある意味すごいスクープだ。ここにも晩節を汚そうとしている大物有名人の姿が描かれていたのだから。

 『風の谷のナウシカ』をはじめ、『となりのトトロ』『もののけ姫』など日本が世界に冠たる数多くのアニメ作品を輩出してきたスタジオジブリ。そのジブリ内部が大変なことになっているらしい。その原因は、ジブリ作品の多くに関わり宮崎駿監督の信も厚い、敏腕かつ名物プロデューサーである鈴木敏夫のある行為による。鈴木氏があるタイ人女性に2013年頃から熱を上げ、それがジブリ社内を混乱させる事態にまで発展しているという。記事によると、事の経緯は以下のようなものだ。

 タイでの飲食店やスパ経営のための支援を始める。当初は個人的な支援だったが、しかし次第にジブリを巻き込む事態に。18年、鈴木氏はバンコクにジブリ公認レストランを作り、その運営をこのタイ人女性に任せることに。が、1年ほどでレストランは閉店。さらに20年には『ジブリ美術館』の公式写真集を出版するが、そのカメラマンに素人のこの女性を起用し、その後も出版社からの書籍出版オファーに、この女性をカメラマンにと条件を出すなどしているというのだ。そのため周囲は困惑至極。さらに公私混同とも思える数々の行為を鈴木氏は行っているという。

 これが本当なら、確かに記事タイトルにあるように“色ボケ”だ。しかも事態は深刻だ。こうした行為を18年からジブリ社長を務める星野康二氏が諌めたのだが、今年3月末、鈴木氏はあろうことか星野氏を社長から降ろしてしまったのだから。しかもこの星野氏は、鈴木氏が後継者として指名して社長に就任させたという関係にあったにもかかわらず、だ。

 あーあ、またもや高齢で著名で、輝かしい実績と経歴を持つ男性がトチ狂ってしまったのか。繰り返される各界大御所たちの老いらくの恋と、それに伴う“晩節を汚す”行為。なぜ、なくならないのだろう。わからん。

中森明菜に関する“新情報”

 途切れない情報。中森明菜も伝説のひとつともなりつつあるが、今回もまた“新情報”が。新事務所を設立したものの、旧事務所との軋轢が報じられた明菜。その原因は旧事務所の代表であり明菜のマネージャーであり、長年の恋人といわれたA氏の存在だ。明菜は新事務所設立にあたりA氏と別れたといわれ、しかし怒り心頭のA氏が引き継ぎに非協力的だったといわれる。

 ところが、今年1月、新事務所の監査役に意外な人物が就任した。それがA氏の姉のB氏だという。明菜は芸能活動復帰のため、“しぶしぶ”B氏と手を組んだと記事にはある。そして、このことがA氏との“復縁”であるとも。えーー本当?? 姉が監査役になったからって、弟と復縁というのは論理飛躍すぎないか。記事にはほかの根拠は皆無だし、恋人と破局後もその親族と交流があることは不思議ではないから。まあ、なんでもいいけど進展は喜ばしいことだ。明菜の復帰、早く見たいから。それだけだ。

大谷翔平、家族取材NGでも“人となり”を明かした「女性セブン」渾身の記事

下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!

 1995年に起きた当時の国松孝次警察庁長官狙撃事件で驚きの展開が。狙撃犯に頼まれ運転を手伝ったと、元自衛官がマスコミの取材で告白したという。そして狙撃犯は、以前から犯行関与が指摘されていた強盗殺人未遂罪で無期懲役が確定した中村泰受刑者だ。さらに重要なのは、2人もオウム真理教とは現時点で無関係だとされること。この事件は捜査過程で警察組織内の対立や体質が問題化したが、今回のことで改めて検証が必要だろう。

第642回(3/16〜3/21発売号より)
1位「大谷翔平 奮い立たせる『母との約束』『26才で結婚と28才で子供』信念」(「女性セブン」3月30日・4月6日号)
同「ラーズ・ヌートバー 日系人侍の素顔 交際11年フィアンセが心配する『彼はママが大好きすぎるの』」(「女性セブン」3月30日・4月6日号)
2位「菅田将暉 妻が好きすぎて『自腹で弾丸パリ』の大誤算」(「女性セブン」3月30日・4月6日号)
号)
3位「高倉健さん 『顔出しNG養女』急転テレビ初出場の皮算用」(「女性セブン」3月30日・4月6日号)
※ 「女性自身」、「週刊女性」は合併号休み

 現在、日本の世の中、猫も杓子もWBC一色である。サッカーW杯の時にも思うが、日頃からこんなにサッカーファン、野球ファンがうじゃうじゃいた? と疑問に思うばかりだ。まあ、にわかファンかつ一時的なものだろうが。国を挙げての対決は人々を熱狂させるということだろう。戦争がなくならないはずだ。

 まあ、いい。そんな熱狂だから、女性週刊誌もWBCにあやかった特集を組む。もちろん野球解説などしても読者はついてこないから、選手の“人となり”を取り上げる。そのひとつが大谷翔平だ。野球に興味がなくても大谷翔平が大好き。異論はない。しかも「女性セブン」の大谷特集は“人となり”や生い立ちだけでなく、ある疑問にも応えてくれるものだった。そう、大谷の世界的活躍に対し、両親や家族のエピソードが極端に少ないこと、そして家族親族がほぼメディアに登場しない、取材を受けていないことだ。

大谷翔平選手の家族親族が取材を受けない理由

 これだけ注目されている大谷選手だ。両親にも注目が集まるのは当然だ。しかし、大谷ファミリーはそんなことで舞いあがらなかった。記事には、その理由がこう解説されている。

「WBCは大谷選手が子供の頃から夢見ていた舞台。絶対に息子の邪魔をしない、野球以外のことで煩わせないと決めたんでしょう。(略)自分たちは裏方に徹するという大谷家ルールですね」(スポーツライターのコメント)

 そのため大谷がメジャー移籍希望を公言する2017年頃を境に、家族がメディアに登場することはなくなった。そして今回のWBCでも家族取材はNG。東京ドームでの観戦の様子も、間違ってテレビに映りこむようなことがないよう徹底され、さらにもし家族に接触しようものなら、今後の取材は拒否といわれるほど徹底したものだという。これも家族のひとつの選択だろう。かつてまだプロとして実績がないのに異様に注目され、ちやほやされ、両親が“育児成功本”まで出版した挙句、その後活躍ができなかった選手もいたが、そうしたケースとは大違いでもある。大谷ファミリーの一貫した姿勢も好感度が高い。

 しかーし。それでも大谷選手のことを知りたい! それがマスコミ、特に週刊誌というものだ。スポーツ紙なら取材拒否されたら困るが、女性週刊誌なら取材拒否されてもそれほど痛くはない。

 そこで「セブン」では17年以前の母親のインタビューを引用したり、父親の友人などの関係者に取材し、両親や兄姉もスポーツに親しむスポーツ一家だということ、祖父との絆などを紹介している。さらには小学生時代に書いた児童センターのアンケートやら、文集に載せた祖父母への手紙、さらに高校時代に書いた「人生設計ノート」までゲット! それらを掲載している。同級生や地元関係者に地道に取材した結果だろう。家族の取材NGの中、「セブン」は頑張った!

大谷選手とは真逆のヌートバー選手のメディア対応

 そして大谷選手と双璧をなすように今回のWBCで注目されたのが、日本出身の母親を持つラーズ・ヌートバー選手だ。ヌートバー選手のメディア対応は、大谷選手とは真逆であった。ヌートバー選手が注目された理由のひとつに、母親・久美子さんの存在があったことはいうまでもないが、久美子さん、メチャ明るい! そしてメディアに出まくり!  

 「セブン」記事は、そんな久美子さんを大フィーチャー。さらにヌートバー選手のフィアンセの存在もすっぱ抜いた! いや、違う。フィアンセの存在は久美子さんのフェイスブックにアップされていた。ヌートバー選手とフィアンセのツーショット写真、そして久美子さんも含めたスリーショットも。そして記事では、ヌートバー選手が久美子さんを好きすぎて、フィアンセが嫉妬するほどだとのエピソードも。大谷とは違い、ぶっちゃけファミリーだが、これもそれぞれの家族の形であり、素敵な母子像だ。

 そして2位も、ある家族の形だ。菅田将暉、今や押しも押されもせぬ若手実力俳優の一人。そんな菅田が“緊張しておどおど、たじたじ”していたらしい。場所はパリ。妻の小松菜奈がアンバサダーを務まるシャネルの秋冬コレクションの会場だ。

 一体どうしたことか。いつも堂々、おしゃれでチャーミングでもある菅田が――。その理由は「セブン」によると菅田の“愛”だったらしい。16年からシャネルのブランドアンバサダーを務め、今回のコレクションでは、世界中の招待客に配られるインビテーションに写真が使用されるという快挙を果たした小松。そんな“主役”の小松を、菅田はあくまで“夫”としてサポートしたい。だから目立ちたくない、そしてパリまでの旅費は自腹、特別扱いも拒否、自分は前に出ないと徹底した姿勢だった。しかし、その振る舞いは外から見たら“緊張しておどおど、たじたじ”、という感じに。

 でも妻の活躍を支える夫、かっこいいよ、菅田くん。これも家族の形だ。

高倉健の養女が顔出しテレビ出演で波乱の予感

 そしてもうひとつ、こちらは今後も波乱含みの家族の形。そう、大大大物俳優で映画界のレジェンド高倉健の死後、発覚した養女の存在だ。高倉の生前、ごくごく一部の関係者しか知らされなかった養女。しかも高倉亡き後の行動がさまざまな波紋を呼んだ養女。そんな養女が、今回初めて顔出しでメディアに登場するらしい。4月上旬に放送予定の『アナザーストーリーズ 運命の分岐点』(NHK)に。

 彼女をめぐっては数々の疑問が存在している。高倉が亡くなった際、なぜ親族に知らせなかったか。分骨しなかったのか。高倉の自宅を取り壊し、愛車を処分するなど高倉に由縁のものを次々葬り去るような行為をしたのか――。そんな疑問がこの番組で晴れるのか。

 いや、100%ないだろうな。しかし興味深いのは「セブン」が養女に取材を申し込んだところ、それを受け“語り部として顔を出して伝える”旨、今後もメディアに登場し続けると答えたことだ。

 顔出しテレビ出演を機に、ますます波乱が起こりそうな予感――。

高倉健の養女は“糟糠の妻”か“後妻業”か? 報道に渦巻く邪悪な思惑

三浦瑠麗氏、逮捕された夫より話題なのに……テレビや週刊誌がスルーのワケ

下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!

 通常の3700倍ものレジオネラ属菌が検出され、その後の会見でも大きな批判を浴びた福岡県の老舗温泉旅館社長(その後辞任)が自殺を遂げた。しかし、あれだけ大騒ぎして猛バッシングを繰り広げていたワイドショー・情報番組はこの痛ましい自体をほぼスルー。腐ってる――。

第641回(3/9〜3/14発売号より)
1位「三浦瑠麗 『巨額横領マネーでセレブライフ』の化けの皮」(「女性セブン」3月23日号)
同「三浦瑠麗 夫が逮捕でも毎日オシャレ出社で笑みも見せる“鋼の心臓” ピンチも疑惑も堂々の“ヒロイン気質”」(「週刊女性」3月28日・4月4日合併号)
2位「宮沢氷魚 黒島結菜とお泊まり愛!」(「女性自身」3月28日・4月4日合併号)
3位「小室佳代さん 『影武者騒動』渦中の女性が『ひどいわ…』」(「女性自身」3月28日・4月4日合併号)

 太陽光発電への出資をめぐり、約10億円をだまし取った出資金の横領容疑で3月7日、三浦清志氏がついに逮捕された。この事件が大きく注目されたのは、際政治学者であり著名コメンテーターの妻・三浦瑠麗氏の存在が大きいのは言うまでもない。この疑惑が浮上して以降、女性週刊誌も積極的に瑠麗氏について報じてきた。

 例えば「女性セブン」の「三浦瑠麗『夫が10億円トラブル』で自宅にガサ! 残念すぎるセレブ生活」(2月9日号)や、「女性自身」の「三浦瑠麗 論客ベストマザーが連夜の乱行!」(2月28日号)、そして「週刊女性」もネットを含めるとかなりの量の原稿を出稿している。

 それも当然だろう。瑠麗氏は夫の会社とは無関係と主張しているが、それが虚偽だということは暴かれつつあるし、さらに夫の事業である太陽光発電を推奨する発言をさかんにしてきた瑠麗氏は、夫の事業に対し自らの立場を利用し、公に応援・推進してきたことにほかならないから。何より社会的影響の大きいテレビコメンテーターとして政治について発言、さらに政府の有識者会議で委員まで務めた人物だ。

 そんな瑠麗氏の夫がついに逮捕という事態となり、改めて「セブン」「週女」が三浦夫妻について記事にしている。まずは「セブン」。タイトルにあるようにかなり“攻めて”いる。まずは事件の張本人である清志氏についてこう記す。

「いつも上から目線で、コミュニケーション能力が低く、事業を成功させられるビジネスの能力がない。うまくいかない事業をぶちあげてはお金を集まるだけ、ということも少なくなかったようです」(捜査関係者のコメント)

 まるで詐欺常習犯のような書きっぷりで、けちょんけちょん(笑)。しかし記事でもっと大きく取り上げているのは、もちろん妻・瑠麗氏のほうだ。

「(夫が逮捕された当日)集まった取材陣の前で、50万円はくだらない『ドルチェ&ガッバーナ』のグリーンのコートを身にまとった国際政治学者の三浦瑠麗氏(42)が不敵な笑みをたたえていた――」

 こんな表現で瑠麗氏を紹介、そのセレブ生活を揶揄し、また瑠麗氏が夫の会社経営に関わっていることを過去のテレビでの発言から指摘もしている。

 「週女」も同様、夫の逮捕当日の瑠麗ファッションを紹介、それだけでなく翌8日も「ドルガバ」と「シャネル」のバッグを重ね持ちしていたこと、さらにその翌9日も「グッチ」の半袖ワンピにイタリアブランドの靴を履いていたことを記している。連日のファッションチェックといった様相だが、もちろんそれだけでなく、記事では夫との“共犯関係”が疑われていることも指摘する。そして瑠麗氏を“悲劇のヒロイン気質”と断じている。

 この2誌を見ただけでも三浦夫妻、特に瑠麗氏がいかに注目を集めているかがわかるだろう。

 でもテレビは違った。ワイドショーや情報番組では瑠麗氏を降板させただけで、この問題について深く触れようとしない。自分たちがコメンテーターとして起用し、重宝してきた“使用責任”を追求されたくないのだろう。もちろんいまだ身内意識もあるのかもしれない。そして冒頭の温泉社長自殺と同様に、三浦夫妻の事件をスルーし、ひたすらWBCの連勝を騒ぎまくる。

 さらに今回は、テレビだけでなく週刊誌の2大巨頭(?)の「週刊文春」(文藝春秋)と「週刊新潮」(新潮社)もなぜかスルーという摩訶不思議な現象が起きている。その理由は「作家タブー」にほかならない。瑠麗氏は「週刊文春」発行の文藝春秋から著作を出しているだけでなく、いくつもの媒体に執筆、また「週刊新潮」の版元新潮社も同様だから。

 メディアのご都合主義が露骨に現れた三浦夫妻の今回の事件。そんな中、今後も女性週刊誌に期待したいが、ちょっと心配な出来事も。これまで率先して三浦夫妻について批判的に取り上げてきた写真週刊誌「フラッシュ」(光文社)。だが、3月14日号で突如として瑠麗氏のインタビューを掲載、その中身は事件に触れることなく完全な“よいしょ記事”だったことだ。そして「フラッシュ」の版元は「女性自身」と同じ光文社——。今週「自身」は瑠麗氏について取り上げていたが、もしや――。ちょっと心配だ。

 先月2月28日発売号で宮沢氷魚と黒島結菜の熱愛をスクープした「女性自身」。でも、このスクープ記事は少々変だった。記事には熱愛のディテールなどがあまりに乏しく、ただ匿名の映像制作関係者のコメントがあるのみで“熱愛”の確証が曖昧だったから。そして記事にはツーショット写真が掲載されていたものの、熱愛とは無関係だったから。それは昨年11月にパリから一時帰国していた杏が自宅で催した杏の長男の誕生パーティに招待された2人が杏宅から一緒に出てきただけの“過去”の写真だった。そんな疑問を本欄でも呈しておいたのだが、今週の「自身」を見てびっくり! 

 2人が仲むつまじく犬の散歩をしているツーショット写真が掲載されている! それだけでなく、黒島の背後から抱きつくような宮沢のツーショット写真も! この写真が撮られたのは「自身」が発売された2月28日の5日後だという。記事の説明によるとこの写真が撮られた前日、2人は杏のホームパーティに招かれ、そして帰宅は2人一緒に黒島宅へ。そしてお泊まり翌日に撮られたのがこの写真だ。お泊まり確認に、ツーショット写真。「自身」渾身の“証拠”記事だ。

 でも、やっぱり不自然。熱愛報道直後に有名芸能人同士がこんな堂々と散歩する? 写真を撮られちゃう? しかも「自身」ネット版では記事掲載以外の2人のツーショット写真が複数掲載されているが、何やら素敵すぎるし、なんだか撮られているのがわかっているような感じにも思えるから。やらせ? 何か事情がある? 取り引き?  しかもスクープ撮なのに、記事はたった1ページ。

 やはりモヤモヤと不可解な気分だ。

「小室佳代さん影武者騒動」のひどい記事

 相も変わらず小室圭関連ネタ(もちろんバッシング)が大好きな日本社会と日本マスコミ。今週もトンデモネタが「女性自身」に掲載されている。「自身」によると圭の母親・佳代さんの姿が今年になって見かけられなくなったというが、しかしそんな2月下旬に不可解な出来事が。

 「ある週刊誌」に佳代さんが自転車に乗っている近影が掲載されたというのだ。そして浮上したのが“影武者説”。そこで「自身」は自転車を頼りに「ある週刊誌」に掲載された人物を見つけ出し直撃、女性は写真が自分だと認めて「人違いされるなんてひどいですよね…」とのコメントを。

 こんなネタ、よくやるよね「自身」。別人と間違えた「ある週刊誌」(おそらく「フライデー」かと)もひどいが、それを影武者騒動と騒ぎ立てる「自身」もひどい。

KinKi Kids・堂本光一の結婚を週刊誌が強く匂わせ! 過去の発言を羅列した背景とは

下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!

 安倍政権下での「放送法解釈変更」をめぐる総務省の内部文書問題。当時総務相だった高市早苗議員は「捏造文書」として、捏造でないなら議員辞職を明言したが、しかし松本剛明総務相が「総務省が作成した行政文書」だと認める事態に。どうなる高市議員。言論弾圧が明るみになるとともに、政局絡みでも俄然面白くなってきた。

第640回(3/2〜3/7発売号より)
1位「ショック! 大人気若手俳優 鈴木伸之が封印した『親密女性の妊娠・中絶』慟哭の過去」(「女性セブン」3月16日号)
2位「堂本光一 10年耐えた彼女の『もう限界!』」(「女性セブン」3月16日号)
3位「松田翔太を搭乗拒否!『ガソリンバーナーと暴言』空港大騒動」(「女性セブン」3月16日号)

 合併号明けの「女性セブン」が飛ばしている。熱愛、中絶スキャンダル、迷惑系トラブルなど、かなり攻めた芸能特集記事で、ここ最近大したスクープや注目記事の少なかった女性週刊誌にあって、久々の“神号”かも。

 まずは衝撃のスクープだ。劇団EXILEメンバーの鈴木伸之が女性を妊娠させ、さらに中絶させたというのだから。しかもこのスキャンダル、その詳細を見ると鈴木のツッコミどころ満載のご都合主義、ご都合セリフばかりが目立つものだ。

 現在放送中のドラマ『忍者に結婚は難しい』(フジテレビ系)で、菜々緒と夫婦役を演じる“主演”でもある鈴木。特にここ数年は映画やドラマでも実力、人気ともにうなぎのぼりの俳優だ。そして「セブン」記事によると、鈴木は2年ほど前に知り合ったA子さんと男女の関係に。その後2人は毎週のように逢瀬を重ねるが、しかし実は2人、恋人同士ではなかったという。なぜならA子さんが「恋人関係になりたい」と切り出すと、鈴木はこう言い放ったというのだから。

「仕事柄、つきあうのは難しい」

 ひゃー、芸能人がよく使うセリフ。仕事柄だって? 都合がいい言葉だよね。肉体関係だけで、真剣につきあう気はさらさらない。でも、あからさまだとまずいから「人気俳優はスキャンダルご法度」だとか、「彼女がいたら女性ファンが離れる」「仕事に支障がある」なんて言い訳した上で、都合よく性的に扱う、利用する。そんな鈴木の本性が垣間見れる一言だ。かつて嵐・松本潤の二股スキャンダルが発覚した際、“女性を性奴隷として扱った”との批判があったが、今回もその言葉が頭に浮かぶ。

 ところが、鈴木の非道ぶりはそれだけではなかった。鈴木から恋人ではないと“宣言”されたA子さんは鈴木と距離を取ろうとしたが、鈴木に誘われて自宅に向かい、そこで妊娠してしまう。そんなA子さんに鈴木はこう言ったらしい。「本当におれの子なの?」。卑劣だ。さらに産むことを考えていたA子さんに、さらにこんな言葉を放つ鈴木。

「産んでも認知はできない」「その子のことを考えると堕ろすしかない」

 そしてこんな言葉も。

「今後も友達としてつきあっていこう」

 これもひどい言葉でしょ。妊娠・中絶させた上に今後も友だち? 無神経なのか、それとも目の届くところにおいて、今回のような告発を阻止しようとした意図があったのか、そんな勘ぐりさえ覚えるもの。個人的に鈴木は大根役者だと思っているが、これらの言葉から私生活のセリフも大根だな。

 ともあれ、その後は鈴木からの金銭面を含めたフォローはあったものの、結果的に中絶にいたってしまったA子さん。その一部始終をA子さんに代わり友人のBさんが「セブン」に怒りの告発をしたというのが今回のスクープ記事だ。

 そして「セブン」取材に対し、弁護士を通して事実を認め、謝罪した鈴木。爽やかでちょっと天然かもと思わせる可愛さもあった鈴木だが、あまりに身勝手なスキャンダル発覚で、イメージ失墜は必至だろう。さらに今後の役どころにも影響が出る可能性は高い。虚像と実像――その乖離、落差が大きければ大きいほど、スキャンダルは人々の関心を呼ぶ。今回もしかり、の鈴木スキャンダルだった。

 2位は「女性セブン」のスクープではないが、大物アイドルの熱愛スキャンダルの興味深い後追い記事だ。KinKi Kidsの堂本光一と女優の佐藤めぐみの真剣交際が、2月26日付の「スポーツニッポン」に報じられたが、これを受け「セブン」が2人の熱愛や経緯を紹介している。しかし記事から浮かび上がってくるのが “光一結婚へ”という「セブン」の強い匂わせだ。

 その“匂わせ”はいくつもある。例えば恋愛や結婚について前向きにも思える光一の過去の発言の数々を羅列し、これらの発言は佐藤を意識しての発言だと推察、またネットなどで2人の関係が取りざたされても、光一は反論せず沈黙を貫いてきたこと、さらにマスコミが2人の関係をマークしたことで佐藤との関係を早い段階で関係者に報告、近年は結婚願望を隠していないとまで記載している。加えてジャニー喜多川氏が生前、所属タレントの結婚に「遠慮なく適齢期になったら結婚すべきです」といった発言を紹介するのだ。

 中でも興味深いのが、2人の関係は以前から複数のマスコミがマークしていたとして、スポニチのスクープのタイミングの舞台裏を開陳していることだろう。

「それでもしばらく報道が出なかったのは、昨年7月からKinKi Kidsがデビュー25周年イヤーに突入したことが理由の1つ。ドームコンサートや6年ぶりに出場したNHK紅白歌合戦などの大仕事を終えるまで、ファンの盛り上がりに水を差さないという報道側の配慮もあったようです」(芸能関係者のコメント)

 図らずもメディアのジャニーズ忖度ぶりが暴露された形だが、このコメントは以下のように解釈できる。ジャニーズ忖度&御用達メディアはジャニーズの意向、そして光一の都合を考えて熱愛を封印してきた。しかし今回、なんらかの理由でタイミングがよくなった(というかジャニーズがOKしたか黙認した)ため記事化された。ということは、ジャニーズも光一の結婚を認めた、ということではないのか。だからジャニーズ忖度&御用達のスポニチも「セブン」も光一と佐藤の関係を堂々と記事にできた。

 堂本光一、ついに結婚!?

松田翔太の空港トラブルとは無関係のネガティブ情報

 そして次も、なかなか面白い“独占キャッチ”スクープ記事だ。松田翔太がガソリンバーナーを飛行機に持ち込もうとして羽田空港でトラブルになり、飛行機が30分も遅延したというもの。しかし面白いのは、記事では持ち込みトラブル以上に、松田の若い頃の素行の悪さ、強いこだわり、プライドの高さ、夫婦の不仲説などいったトラブルとは関係のない松田のネガティブな情報ばかりが満載なこと。とほほ。

黒島結菜と宮沢氷魚、週刊誌の熱愛記事に感じるモヤモヤのワケ

下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!

 マンガ雑誌「イブニング」(講談社)が2月いっぱいで休刊に。2001年の創刊から愛読していた雑誌だが、しかし、ここ十数年来マンガを含めどんどん雑誌がなくなっていく。そしてオンラインの世界に。寂しい。紙が好きだ、やっぱり。

第639回(2/23〜2/28発売号より)
1位「宮沢氷魚&黒島結菜 朝ドラカップル誕生 再燃「ちむどんどん愛」」(「女性自身」3月14日号)
2位「西島秀俊 『木村拓哉と朝まで!』あすなろ5人会継続中」(「女性自身」3月14日号)
3位「Kōki, ターボ忖度で上がる女優のハードル」(「週刊女性」3月14日号)
※「女性セブン」は合併号休み

 そうきたか! 世間をざわつかせた朝ドラ前作『ちむどんどん』だが、そのヒロイン黒島結菜が夫役の宮沢氷魚と真剣交際をしているというスクープを「女性自身」が報じている。

 記事によると、撮影当時から仲がよかったという2人。人見知りの黒島が宮沢とは波長が合い、共通の趣味も多く、最近になって恋人として真剣に交際しているのだとか。そして記事には熱愛を証明するツーショット写真も――。

 いや、違う。このツーショット写真、熱愛を証明するもの――例えばどちらかのマンションから出てきたとか、デートしている現場――などではなく、実は昨年11月に“ある事情”で「自身」が撮ったもので、さらに言えば「自身」記事は、2人が真剣交際しているという記述だけで、付き合っているというそのディテールや目撃談などはまったくない。

 ただ匿名の映像制作関係者の「最近になって、2人が恋人同士として真剣に交際を始めている、という話が耳に入ってきたのです」「交際を始めてからは、隙間を見つけて会っているようですよ。お互いの作品を見たらLINEで報告し合っているようです」というコメントがあるのみなのだ。

 記事に添付されたツーショット写真を「自身」が撮った経緯は、2人の熱愛とは関係ない。昨年11月にパリから一時帰国していた杏が自宅で催した、杏の長男の誕生パーティに招待された宮沢と黒島。そして一緒に帰宅する様子を「自身」がキャッチ、その様子はすでに「自身」昨年11月29日・12月6日合併号で、熱愛とは無関係に報じられている。

 実際、ツーショットを撮った当日、2人は同じ車に乗ってその場を去ったと記事にはあるが、しかし「自身」がその後2人を追跡した形跡はない。そんな写真を、熱愛情報をキャッチした今、改めて引っ張り出してきたというものだ。直接熱愛とは関係ないツーショットで、そんな感じだから、記事全体を読んでもなんだかモヤモヤしてしまう。

 きっと熱愛、真剣交際は本当なんだと思う。でも「自身」の中途半端な取材っぷり、さらに以前撮ったツーショットを熱愛の証拠とばかりに堂々掲載している安易さも相まって、妙にモヤモヤする記事になってしまった。残念だ。

 高良健吾に成田凌、永瀬廉と、真偽のほどはバラバラだが、共演者とうわさになってきた黒島の共演者キラーぶり、また、朝ドラ共演者と結婚し離婚した、黒島が尊敬してやまない杏との関係もなんだかモヤモヤする。同じ轍を踏まないといいな、と。

 そして2位の「女性自身」記事も、これまた“いまなぜ?”というものだ。ドラマ『警視庁アウトサイダー』(テレビ朝日系)で30年ぶりの共演を果たしたという西島秀俊と石田ひかり。その関係は1993 年に放送されたドラマ『あすなろ白書』(フジテレビ系)にあるという。

 木村拓哉、筒井道隆、鈴木杏樹といった錚々たる出演者、そして最高視聴率30%超えという今では考えられないヒット作で共演者たちの絆は強く、放送後20年がたった2018年には「あすなろ」5人が集結して同窓会を開き、その後も何度か「あすなろ会」が開催されている、というもの。

 しかも現在は、コロナ禍で会も休止中らしい。なのに、なぜ今? まあ『警視庁アウトサイダー』で西島と石田が共演したことで、何か企画を! ってな感じだろう。でも記事のなかに、ちょっと感慨深いことがあった。「自身」記事では、「あすなろ会」の絆がいかに強いかのエピソードとして、当時ある雑誌に掲載された木村拓哉のインタビューが紹介されている。

「この前、筒井くんと西島くんが家に飲みに来たんだよ。朝の6時くらいまでズーッと飲んでた(以下略)」

 そして、この雑誌こそアイドルインタビュー雑誌のパイオニア(?)であり、主婦と生活社から発行されている「JUNON」だ。93年にはキムタクがまだ「JUNON」に登場していた! とっても感慨深い。というのも、それまで蜜月関係にあった「JUNON」とジャニーズ事務所だが、その後ある事件で大決裂してしまうから。それがいわゆる“JUNON事件”だ。

 01年、「JUNON」では当時人気を博していたDA PUMPの広告を掲載した。しかし、このDA PUMP、ダンスができる男子ボーカルユニットとしてジャニーズ事務所から目の敵にされていた存在だった。しかもDA PUMP の広告は、あろうことかSMAPの香取慎吾が登場した記事のすぐ後頁に掲載されていたのだ。当然大激怒したジャニーズ事務所。「JUNON」に出入り禁止を宣言し、以降、「JUNON」からジャニーズタレントが姿を消した。そんな経緯があったから、「JUNON」に掲載されたキムタクのインタビューが30年の時を経て引用されたのが、本当に感慨深くて――。

 「あすなろ会」には興味がないが、この引用に激しく反応してしまった。

映画初出演Kōki,のブルーリボン新人賞受賞は「出来レース」

 とはいえ、今は再び仲良しとなったジャニーズと「週刊女性」には、今回かなり攻めた記事が掲載されている。それが、木村拓哉の次女Kōki,に関するもの。モデルだけでなく女優業にも進出し、映画初出演でブルーリボン新人賞も受賞したKōki,。しかし出演作が一作なのにちょっと変? そして「週女」は指摘する。これは「親の七光り」で「出来レース」「忖度ターボ」、さらに「“Kōki,さんに何かしら賞を与えるべき”というムードになっていました」と。

 そうだよね――。

華原朋美、離婚劇でまたお騒がせ! 快進撃を遂げる“元親友”高嶋ちさ子と真逆の人生

下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!

 4年ぶりに那覇に行った。「噂の真相」編集長だった岡留安則氏の葬儀以来だ。那覇に移住した当初、岡留氏が桜坂でやっていた飲み屋「瓦屋」(後に美栄橋のほうに移転)を、近くを通りかかったので見に行った。しかし、ない! 建物ごとなくなっていた。4年の歳月の重みを感じた。

第638回(2/16〜2/21発売号より)
1位「華原朋美 『夫に騙された!』誰にも言えなかった悲痛の叫び」(「週刊女性」3月7日号)
2位「高嶋ちさ子 『死んじゃえばいいのに』と陰口も クラッシック界がザワつく年商10億の凄腕」(「女性自身」3月7日号)
3位「松本伊代 杖持ち散歩で明かした『復帰時期』」(「週刊女性」3月7日号)

 時折、思い出したように気になるのが華原朋美という存在かも。マスコミも気になるが筆者(私)も気になる。思い出したようにお騒がせぶりを発揮する朋ちゃんのことが。

 今回「週刊女性」が取り上げているのは、昨年に勃発した朋ちゃんの離婚劇の“深層スクープ”だ。朋ちゃんが2019年にイベントで知り合った大野友洋氏の事務所に所属して大野氏と結婚、そして昨年に夫の数々の嘘が発覚し離婚、現在に至る一部始終をレポートし、さらにその心情を考察したものだが、改めて読むと本当に切ないし歯がゆい。朋ちゃんのこれまでの人生は信じて、しかしすぐに疑心暗鬼になって、そして裏切られての連続だから。

 まず朋ちゃんが「お騒がせ」と言われてしまう現在の“そもそもの発端”だ。記事には、こう記されている。

「小室哲哉のプロデュースで、平成を代表する歌姫として’90年代後半に大ブレイクを果たした華原。しかし交際していた小室との破局後は、度々奇行が報じられるようになり、休養を繰り返すなどトラブルメーカーとして知られるように」

 そうなんだよね。みんな知ってるけど、そもそもは小室のせい。華原という才能を見つけたのはいいが、世間知らずな華原をデビューさせるだけでなく、自分の恋人にしてしまった。朋ちゃんも恋愛感情があったかもしれないが、当時の状況を考えれば、ある意味ハラスメントだ。

 小室は朋ちゃんにとって芸能界、そして人生そのものの生殺与奪を握る男だった。そんな小室だったが、朋ちゃんを翻弄した挙句に簡単に捨てた。小室は、いまよりもっともっと業界の大物だった。そんな男に捨てられた朋ちゃんの心が不安定になるのは当然だ。人間不信になるのも当然だ。

 そこがすべてのスタートだった。朋ちゃんがもっと計算高かったら、その後の展開は少し違ったかもしれない。しかし朋ちゃんは純粋で天然だった。小室のトラウマもあった。人をすぐに信じてしまう。そして些細なことで疑心暗鬼になった。理性的判断より感情をぶつけトラブルになった。さらに自身の心も不安定になる。そんな繰り返しだった。

 朋ちゃんは40歳をすぎて未婚の母となったが、そんな時に知り合ったのが大野氏であり、すぐに公私とものパートナーに。ところが、大野氏には結婚歴があり、子どももいた。前妻へのDV疑惑も浮上。しかも、それらの事実は朋ちゃんには知らされておらず、マスコミ報道によって発覚したものだった。

 人間不信になるよね。さらに記事によると、現在朋ちゃんは、これまで支えてくれた両親や兄弟、そして子どもの保育園の保育士も信頼できなくなってしまっているという。仕事も個人事務所でマネージャーもつけずに一人でやっているのだとか。

 かなり心配な状況だ。年を追うごとに人間不信になることが重なってしまう朋ちゃん。そんな中「週女」と同日発売の今週の「女性自身」には、朋ちゃんに関係するある人物の特集記事が掲載されていた。それが高嶋ちさ子に関する記事だ。そう、高嶋といえば朋ちゃんとはかつては深い親交があったが、20年の“ベビーシッター事件”でその関係が崩れてしまった、いわくつきの“元親友”だ。そんな高嶋に関する「自身」記事を読むと――朋ちゃんの人生とは真逆の“凄腕の錬金・成功人生物語”が描かれていた。以下、こんな感じ。

 現在、バラエティ番組でも人気沸騰の高嶋だが、特番ギャラは約400万、レギュラーも100万超という売れっ子ぶりを見せている。それだけではなく本業のバイオリンコンサートもクラッシック界では異例の集客を誇り年間90ほどの公演で9億円、さらにテレビやCMを含めると推定年商10億円なり!

 しかも、こうした快進撃の裏には高嶋のスポンサー集めの巧みさや、コンサートでの企画力があり、そしてテレビ出演はコンサート広告塔としての“営業手段”だと割り切るなど、その凄腕、やり手ぶりが絶賛されている。さらにすごいのが高嶋のメンタルだ。同業者から「死んじゃえばいいのに」と思われていても、気にせず一蹴。

 さすがです。だからこそ、どうしても比較してしまう、朋ちゃんと。せっかく仲良しだった高嶋から何かを得られなかったのか。それとも、いろんな意味で真逆だったから一時は親しくなり、しかし決裂してしまったのか。

 あまりに違ってしまった現在の華原と高嶋。芸能界は、人生は残酷だ。

 昨年11月、バラエティ番組『オオカミ少年』(TBS系)のの収録で落とし穴から落下、腰椎圧迫骨折で全治3カ月の重症を負った松本伊代。一時は寝たきりと伝えられたが「週刊女性」が自宅から散歩に出た松本を直撃、回復ぶりを報じている。

 しかし、今回の松本の事故に関しては大きな疑問が。それは、夫であるヒロミの献身的な看護ぶりばかり話題になり、本来問題にされるべきTBSの責任、そして、ここまでの重症を負わされた松本への補償問題などがほとんど報道されていないことだ。実際、今回の「週女」記事でも『オオカミ少年』という番組名を明記していない。さらにヒロミも松本もテレビをメイン舞台にしているタレント。今後の仕事を考えるとテレビ局を声高に非難できない、いや、むしろ戦略的にしないのか。大きな問題だ。

神田うの“不倫疑惑”は金銭トラブル? 不可思議な展開を見せる「女性セブン」の記事

下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!

 ついに来月13日からマスク着用の“個人判断”がスタートする。丸投げだから、けっこうな混乱が必至かと思う。どんな事態が起こるのか――。

第637回(2/9〜2/14発売号より)
1位「独占スクープ 神田うの 中国人経営者と『週一ビジネスホテル密会』トラブル」(「女性セブン」2月23日号)
2位「三浦瑠麗 論客ベストマザーが連夜の乱行! 腕組み しなだれ 魔性の現場撮」(「女性自身」2月28日号)
3位「美輪明宏さん 『岸田首相は無知! 同性愛の何が悪いのか?』」(「女性自身」2月28日号)

 一見してどんな内容か、いまいちわからない。そんなタイトルが踊る「女性セブン」の“スクープ記事”だが、内容はかなりスキャンダラスなものだ。タイトルにはその文字はないが、神田うのの“不倫”を疑う記事なのだから。

 その不倫疑惑とはこうだ。昨年夏の平日昼下がり、うのは都心のビジネスホテルからキョロキョロ周りを見回しながら姿をあらわし、タクシーに乗り、数分の距離にある実家に駆け込むように入っていったという。当時、うのはこのビジネスホテルに週1のペースで通い、1〜2時間ほど滞在することを繰り返した。

 記事によると部屋にいたのは中国人実業家の半沢龍之介氏という人物だという。芸能界にも顔が広いという半沢氏と、うのはデヴィ夫人を介して知り合ったらしい。そして、このビジネスホテルに半沢氏とほんの少しの時間差で入り、出るときは日傘で顔を隠し、足早に立ち去るという念の入れようだった。

 これが「セブン」が報じた、うのの“不可思議な密会”の一部始終だ。周知の通り、そもそもお嬢様育ちのうのは実業家の西村拓郎と超セレブ婚を果たし、長女をもうけている。そして半沢氏も当時は既婚者。もし、この密会が男女関係のそれなら、“不倫疑惑”ということになる。しかも、うのの夫は2020年11月に脳梗塞をわずらい闘病中、うのも夫の介護に当たっていた。そんな生活が落ち着いた矢先の出来事だったらしい。

 確かに怪しい。さらに記事では、セレブ志向のうのが普通なら見向きもしないビジネスホテルに通ったこと、さらにビジネスホテルが半沢氏の会社のすぐ近くだという状況証拠を挙げるのだが、しかし「セブン」記事も少々不可思議な展開を見せる。

 「セブン」記事は、これまでのうのと夫・西村氏の微妙な関係や半沢氏の素性、特に半沢氏についてかなり詳細に記している、つまり綿密に周辺取材も行っていたはずだが、密会をキャッチした昨年夏にはこれを掲載せず、半年以上もたった今、なぜこれを記事にしたのか。

 しかも記事では、こうした記事で週刊誌が好む“不倫”という言葉がかなり少なく(前述したようにタイトルにもない)、極力排除されているようにも見える。そして記事後半では半沢氏に直撃し、半沢氏は男女関係ではなく仕事の打ち合わせだと否定するのだが、半沢氏直撃の次に登場するうの側の人物の存在がちょっと妙なのだ。

 というのも、記事ではうの立場に立つ“うのの事務所関係者”という人物が登場、うのと半沢氏の男女関係を否定しただけでなく、半沢氏からギャラの未払いがあったと告発をしている。しかしこのコメント、なぜ“事務所関係者”という匿名扱いなのか? 事務所に正式に取材したのなら“事務所担当者”と記載されるのが普通だが、なぜか今回は“関係者”とあやふやな匿名扱い。しかも、うのは20年にそれまで所属していた事務所から独立し、個人事務所を設立している。そうなると、この“関係者”って――。

 不倫を取材していたはずなのに、当事者たちに仕事に絡む金銭トラブルが発生、うのサイドの言い分に配慮した末の時間差記事なのか――。

 今週はもうひとつ目を引く不倫(?)報道が。夫の詐欺容疑が浮上した国際政治学者でテレビコメンテーターの三浦瑠麗。その後はテレビ出演などを休止し、表舞台から姿を消しているが、そんな騒動の渦中にあって、連夜、男性と飲み歩いているというのだ。すわっ! 複数との不倫? しかも1位の「女性セブン」記事とは対照的に、今回の「女性自身」タイトルは「腕組み」「しなだれ」「魔性」「イケメン」など、かなりセンセーショナルだ。あの三浦にどんな乱れたスキャンダルが! 

 ということで、記事には2日にわたる三浦の“夜の行動”が描かれていた。1日目、カジュアル飲食店で男性と内密な会話を2時間続け、場所を移して2軒ハシゴ。2人は移動の際、腕を組み、三浦は男性に甘えるような話し方。が、その後、数人の男性が合流し、三浦は午前1時ころ帰路に。そして翌日、別のイケメン男性と5つ星ホテルのバーへ。数時間後、店を出た2人は腕を組み密着、移動のタクシーでも三浦はイケメンにしなだれかかり、あわやキス!? という距離だったという。しかしタクシーは三浦の自宅に到着し、一人タクシーを降りたという。

 以上、ちょっと拍子抜けだ。単に知り合いの男性と飲んでいただけ。飲んでベタベタはしていたようだが、男女関係を疑う要素はない。個人的に三浦の言動、スタンスは大嫌いだが、しかし、逆境にあって豪胆に飲む三浦の様子は嫌いではなかった。そして今回もがっかりしたのは「自身」の表現だ。三浦が連日飲み歩いていたことをこう批判しているから。

「しかし三浦といえば、小学生の娘の母でもある」
「そんな三浦の様子や行動を夫は気にかけないのだろうか」
「(21年に選出の)ベストマザーと呼ばれたからには、家族の危機の最中には子供によりそう姿を見せてもらいたい」

 夫が不祥事を起こしたら妻は飲んではいけない? 子どもがいては、母親は飲んではいけない? 古い価値観、いや女性蔑視か。いずれにしても、大きなお世話だと思う。

 同性婚をめぐる差別発言で更迭された荒井勝喜・元首相秘書官。だが、この発言の発端には岸田文雄首相の「同性婚を認めれば社会が変わってしまうかもしれない」との差別発言があったことを忘れてはならない。

 そんな中、美輪明宏が「女性自身」誌上で岸田首相を叱り飛ばした。

「男が男を、女が女を愛し合っても、人間同士が愛し合うことに変わりはない。同性愛者だからといって人が人を愛したことの何が悪いのか。何1つ盗んだわけでもなく、殺したわけでもない」
「“隣に住んでいるのも嫌だ”という発言にしても、あなたの隣にいる人だって、じつはあなたのことを嫌だと思っているかもしれない。“時代遅れで、知識のない人間”そう思われていることに」

 さすが! 痛快! 

渡辺謙、「円満退社」じゃなかった? ネガティブ報道と再々婚の行方

下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!

 同性婚をめぐる差別発言で更迭された荒井勝喜・前首相秘書官。それにしても、この国の為政者、特に自民党には差別主義者が多すぎる。こうした差別問題が起こると、“失言”などという言葉で済ませようとする風潮もあるが、失言などではない。“差別”という“本音”だ。

第636回(2/2〜2/7発売号より)
1位「渡辺謙 軽井沢で“安ワイン”節約生活」(「週刊女性」2月21日号)
2位「泉ピン子 宣戦布告 石井ふく子を絶対に許さない」(「女性セブン」2月16日号)
3位「X JAPAN Toshlが叫んだ完全決別 YOSHIKI『攻撃ソング』全真相」(「女性セブン」2月16日号)

 これは予兆なのか。昨年末、21年間所属した事務所・ケイダッシュから独立した渡辺謙。独立の際、事務所は「円満退社」として温かいメッセージを出し、また渡辺もケイダッシュの川村龍夫会長の名前を出し、感謝を示した。でも、それは本当なのだろうか。というのも、今週の「週刊女性」がビミョーな記事を掲載しているから。記事によると渡辺独立の背景として、こんな指摘がなされている。

「関係者の間では、不倫発覚後から一緒に暮らしているという元ホステスの女性が、独立をすすめるなど謙さんに入れ知恵しているのでは?と囁かれています。中には、その女性の影響で“再々婚して、彼女に金を残したいと思うようになったのでは”と勘ぐる声も」(芸能プロ関係者のコメント)

 そして2人が住む軽井沢では、ジャージ姿の渡辺が安価なワインを買っていたという目撃談まで。渡辺の現在のパートナー女性をわざわざ“元ホステス”と表現したりと、かなり意地悪なトーン。やはり円満退社じゃなかったのでは? でもって、独立した渡辺のネガティブ情報を事務所サイドがマスコミに流したのでは? どうしても、そんな勘ぐりを入れてしまう。

 なぜなら、渡辺とケイダッシュの関係は、数年前から不協和音が囁かれていたから。しかもそれは、2017年に発覚した渡辺の不倫劇と大きく関係していたから。そして、なによりケイダッシュは、芸能界のドン・周防郁雄率いるバーニングとつながりの深い芸能プロであり、バーニング、そして田辺エージェンシーやジャニーズと並び、芸能マスコミにも絶大な影響力のある事務所だからだ。

 そもそも渡辺がケイダッシュに所属したきっかけは、マスコミ対策だったと言われる。01年、渡辺の当時の妻の借金問題が発覚、同時に渡辺の数々の女性スキャンダルも浮上、大スキャンダルに発展する。そこで渡辺が頼ったのが、ケイダッシュだった。

 ところが時を経て、渡辺がアメリカに拠点を置くなどしたことで、事務所との方針にズレが生じていく。そして巻き起こったのが、17年の不倫騒動だった。当時、南果歩と結婚していた渡辺だが、現在のパートナー女性との不倫が発覚し、スポーツ紙や各局のワイドショーがそろって後追いするなどのスキャンダル劇となっていった。

 しかも“ケイダッシュ所属の大物俳優のスキャンダル報道”の裏には、“これ以上逆らうな”という事務所側の渡辺への警告の意味があったとみられている。その後、渡辺は南と離婚(この離婚も事務所の意向とは真逆の決断だった)、不倫だった女性をパートナーに生活している。

 そんな経緯があっての今回の独立。今後、マスコミがどんな報道をするのか。本当に再々婚はあるのか、注目だ。

 すごいバトルが繰り広げられている。泉ピン子と石井ふく子――言わずと知れたドラマ『渡る世間は鬼ばかり』(TBS系)のメイン出演者と大物プロデューサーだが、この2人が大バトルを演じているという。その舞台は今春放送されるドラマ『ひとりぼっち――人と人をつなぐ愛の物語――』(TBS系)。これは脚本家の故・橋田壽賀子氏の追悼ドラマで、ここに『渡る世間は鬼ばかり』ファミリーが集結するのだが、しかし、そこに泉ピン子がキャスティングされず、大激怒しているというのだ。

 「女性セブン」記事によれば、ピン子外しの理由は石井の“意向”だという。もともと橋田を介してのビジネスな関係だったが、石井は以前からピン子に不信感を持っていたという。その最たるが、えなりかずきとの共演NG問題だ。ピン子の過干渉などをえなりが嫌い、ドラマ降板まで申し出る事態になった一件だが、石井はこうしたファミリーの和を乱すピン子に不満を持っていた。

 そんななか、橋田氏の死後、葬儀費用に文句をつけ、親族でないのに散骨の意思をマスコミにぺらぺら話すピン子に、石井はますます不信感を持っていく。一方、ピン子も橋田に関する言動を親族や橋田文化財団によって否定され、報道されたのは、背後に石井がいると不満を持っていた。そして橋田氏追悼ドラマのピン子外し――。

 現在、テレビの仕事がほぼなくなったというピン子は、“あの女だけは絶対に許さないんだから!”と怒り心頭らしいのだが、残念ながら、記事ではピン子への取材はなし。ここは是非ともピン子本人にその真相を聞きたい。「セブン」でなくてもいいから、是非ピン子に直撃してほしい。ピン子がどう反論するのか、どんな逆襲をするのか、是非とも知りたい。

X JAPAN・Toshlが新曲に込めたYOSHIKIへの罵詈雑言

 こちらも長年の確執と逆襲劇だ。X JAPAN・Toshlの新曲『叫 SAKEBE』が物議を呼んでいるらしい。なぜなら、そこにはYOSHIKIへの思い、というより罵詈雑言が綴られていたから。“虚言 狂言 イイ加減”“嘘泣き野郎 溺れるナルシスト”。その一節だけでもすごい。幼稚園から一緒で、デビュー後も、ボーカルながらカリスマYOSHIKIの陰に隠れがちなToshlの関係は、表に出ている以上に複雑だったんだろうな。我慢してきたんだなToshl。57歳でやっと吐露できたんだろうな。やっと吹っ切れた!!