松田龍平、“新恋人との修羅場”記事に見る「女性自身」と「女性セブン」の食い違い

下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!

 池袋暴走事故を起こした男性が退院し、マスコミの前に姿を表した。逮捕、起訴されていないため“元院長”という肩書で。ワイドショーでは証拠隠滅も逃亡の恐れもなく高齢だから逮捕しないと解説していたが、それなら今後も同じ条件が他の高齢者にも適用されるのか。実際には同じような状況で逮捕された高齢者も。不平等な警察、司法――。

第459回(5/16〜5/21発売号より)
1位「松田龍平 新恋人が詰め寄る“責任問題”号泣修羅場」(「女性セブン」5月30日号)
参照「松田龍平 涙目で『行かないで…』を振り切って――満島ひかる似美女と『誕生日会直前の大ゲンカ』!」(「女性自身」5月28日号 注・先週号)
2位「仲代達矢が迎えていた『もう1人の養子』」(「週刊女性」6月4日号)
3位「『TOKIO復帰への思い』『今もフラつく足元』“あれから1年のすべて”独占直撃! 山口達也 衝撃の肉声」(「女性セブン」5月30日号)

 いやはや、これはかなりの珍事だろう。同じものを目撃したにもかかわらず、ここまで食い違うとは。それが先週号「女性自身」と今号「女性セブン」が報じた松田龍平と新恋人との修羅場記事だ。

 まずは先週号の「自身」を紹介したい。17年に離婚した龍平だが、龍平の5月9日の誕生日午後8時に20代とおぼしき“満島ひかり”似の新恋人(素性は一般人)とマンションエントランスで大ゲンカをしていたという。そこで恋人を振り切った龍平が向かったのは和食店。9時頃店に着いた龍平を迎えたのは“男だらけの一団”総勢10 名ほど。つまり男の友情のため、龍平は恋人を振り切って誕生会に出席したということだ。そして約2時間後、龍平は店を出て“日付がかわらないうちにとばかり”恋人の待つ自宅へと帰って行ったという。これが「自身」記事のあらましだが、「セブン」記事を読むとその事情、様相は一変するのだ。

 「セブン」が取り上げたのも同じく龍平の誕生日当日の恋人とのケンカで、マンション前で修羅場を演じたというのも「自身」記事と同じ。しかし、後が全然違う。まず龍平が向かった店で迎えたのは友人や弟の翔太に加え、元妻の太田莉菜と9歳の娘(!)など総勢15名ほど。しかも龍平は店を出た後二次会にも出席し、“深夜2時過ぎ”まで祝杯をあげていたというのだ。さらに「セブン」では修羅場を演じていた恋人の素性も明らかにしている。それがモデルのモーガン茉愛羅(21歳)だ。さらにさらに、茉愛羅は修羅場の後、野村周平とその恋人でモデルの琉花とバーで落ち合い、龍平に対する愚痴を言いまくった。そして深夜2時、迎えにきた龍平と落ち合い一緒に自宅へ。つまり修羅場は単に誕生日を一緒に過ごしてくれないだけじゃなく、元妻や娘のもとに行った龍平への不満だったということ。

 ね、全然違うでしょ(笑)。で、読めば一目瞭然だが、正確なのは断然「セブン」だろう。恋人の素性も割ることができなかった「自身」に対し、「セブン」ではきちんと割り出した。そして一次会でおそらく龍平の張り込みをやめてしまったであろう「自身」に対し、「セブン」はその後も龍平を追い、また修羅場後のモーガンまで別班で追ったのだ。いやー、なかなか面白い。「セブン」記事を読んで「自身」記者は真っ青になっただろう。編集長からお叱りを受けたかも!?

 誕生日の張り込みは芸能マスコミの“お約束”だが、同じ現場にいてもこれだけ違う。力量、熱意の差が産み出した珍事だ。さらに「セブン」には茉愛羅を慰める琉花が放ったこんな意味深な言葉も記載されている。

「だって茉愛羅の体のこと考えてよ! ヘイヘイ(龍平のこと)にも責任あるじゃん!」

 もしや妊娠!? いずれにせよ「セブン」の圧勝だ。

 またしても後妻業、殉愛、老いらくの恋騒動の勃発か! 今度の大御所は仲代達矢(86歳)だ。仲代は妻亡き後、妻の妹の長女で歌手として活動している仲代奈緒を養子にしている。仲代は奈緒の幼少期から溺愛していたというから、これはわかる。しかし今回、新たに別の女性(どうやら10年来のマネージャーらしい)を養子として迎えたというのだ。そしてこの女性、周囲に養子になったことを吹聴しているらしい。

 これだけで、高倉健やビートたけしややしきたかじんと同列視できないが、しかし「週刊女性」が仲代と養子女性を同時に直撃している様子を見ると、その疑惑を深めるものだ。

 そもそも「週女」は、仲代の主宰する「無名塾」に電話で今回の件を問い合わせているのだが、電話に出た養子女性は、仲代に取材依頼があったことを話さなかった。そして仲代は女性を養子にしたことを隠したがっている様子だが、女性は周囲に吹聴していた。そして、おそらく「週女」もそのルートからこの情報をキャッチしたと思われるが、ひとつだけこれまでの大御所とは違うところがある。それが仲代の女性に対する態度だ。仲代は「週女」の直撃に次第に興奮、聞かれもしない男女関係を否定した上で、養子女性をこう叱責したという。

「アンタがそんなことを他人にしゃべらなければよかったんだ! アンタの友達の誰が漏らしているのか、徹底的に調べてやる」

 記者の前で女性を叱責する。仲代達矢は、まだやられきっていない。たけしのように女性の意のままにはなっていない。まだ間に合う、かも。

 「女性セブン」が元TOKIO山口達也の現在を伝えている。自宅に戻った山口だが、双極性障害(躁鬱病)のため、日によって体調にかなり変動があるようだ。そして記事には山口の“現在の写真”が。髪を丸め、髭を蓄えサングラスをする山口。かなり怪しい風貌。衝撃だ(NEWSポストセブンのカラー写真もさらに衝撃!)。

華原朋美“妊娠6カ月発表の裏側”――「女性自身」から漂う“ありえない善意”

下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!

 映画『空母いぶき』に総理役で出演する佐藤浩市のインタビューが炎上している。佐藤の発言が安倍晋三首相を揶揄しているとネトウヨたちが怒り狂っているのだ。特に作家の百田尚樹は「三流役者が、えらそうに!!」と息巻いていたが、安倍信者ってどこまで狂っていくのだろう。

第458回(5/9〜5/14発売号より)
1位「華原朋美 『初産で45歳の母になる!』隠し続けた妊娠6カ月裏ドラマ独占公開」(「女性自身」5月28日号)
2位「小泉孝太郎 “元カノ女優”と本気の連泊愛スクープ撮」(「女性セブン」5月23日号)
3位「木嶋佳苗死刑囚 3度目の獄中結婚のお相手に決断させていた『妻子との別れ』」(「女性セブン」5月23日号)

 うれしくてびっくりした。華原朋美が妊娠6カ月であることを発表した。これまでも子どもを切望していた華原だが、44歳にしてその思いを実現したのだ。めでたい。そして思えばいろいろあった。

 小室哲哉に歌手として見出されただけでなく、彼女として付き合うという華やかな芸能人生をスタートさせた華原だが、その最中の1997年、新宿のホテルで小室との大喧嘩&救急車騒動を勃発させた。さらに小室との別離と、自殺未遂とうわさされたガス中毒事件に自宅ロビーでの昏倒事件。世間は華原の情緒不安定を心配し、そして華原は芸能界を無期休養する。99年には白馬に乗っての復帰会見で世間をあっと言わせるも、その後も精神安定剤の大量摂取事件に、深夜の歌舞伎町での意識障害&警察沙汰などを引き起こし、再びの芸能活動休止など数々のトラブルに見舞われてきた。その間、いろいろ問題のあるカレ(その後、加護亜衣の夫となる男性)や竹田恒泰などといった、どうしようもない男の存在もあった。まさに波瀾万丈で、トラブルのたび“このまま芸能界から姿を消してしまうのでは”と危惧されてもいたが、しかし華原は何度も舞い戻ってきた。そして、かつての華々さはないが、芸能活動を続けてきたのだ。

 決して“あの人はいま”的存在にはならなかった華原。何度も何度もめげずに復帰してきた根性はすごい! さらに、これだけ長期にわたって芸能マスコミにネタを提供し続けてきたのもすごい。

 そんな華原を追い続けてきたのが「女性自身」だった。その存在が忘れられそうになるタイミングで、計ったように華原に接触を続けてきた「自身」。芸能界休業中にも何度も華原に直撃するなど、その時々の華原の動向をたびたび報告してきた。華原もまたそんな「自身」の直撃に応え、ときにインタビューに応じることも。そんな関係からか、今回も――と思いきや、証言したのは華原本人ではなく“華原の友人”。その友人が華原に代わり妊娠前後の華原の様子や近況を語っている。それを読むと華原は大変元気そうだ。

 もしかして「自身」は身重の華原を慮って今回は本人の直撃しなかったのだろうか。そんな芸能マスコミの“ありえない善意”を想像してしまうほど、めでたい朋ちゃんの妊娠と、「自身」記事だった。

 かなり本格的かつ初めての決定的熱愛ではないか。「女性セブン」が報じた小泉孝太郎の熱愛スクープだ。そのお相手はドラマ『グッドワイフ』(TBS系)で共演した女優の芦名星。記事には2人が芦名の小型犬の散歩をする様子、そして、そのまま孝太郎の自宅へ行く様子が描かれている。さらに2人は別の日のグループデートの後、やはり孝太郎の自宅へ行ったり、1カ月の間に何度も仲睦まじい姿を目撃されているらしい。

 それだけではない。記事には芦名の愛犬を一人で散歩に連れている孝太郎の写真も掲載されている。つまり連泊愛っていうより、もう同棲なんじゃない?

 確かにこれまでにも孝太郎の熱愛報道はあった。古くはデビュー前に人妻との海岸不倫デートを報じられた(ちなみにこの時、缶チューハイの空き缶がデート現場に捨てられていて飲酒運転疑惑も物議を醸した)。さらに2011年には銀座の高級クラブホステスと、その翌年も別の女性とのドライブデート、さらに2年前にも一般女性とのデートの模様が報じられているが、いずれもデートの後、女性はひとり自宅に帰ったりと、決定的熱愛とは言い難いものだったから。

 しかし、記事では孝太郎ならではの、ある指摘がなされている。

「孝太郎さんが結婚して子供ができれば、将来、政治家になることを期待される」(孝太郎の知人のコメント)

 あっ、そうか。政治家一家に生まれ育った長男・孝太郎だが、すでに俳優として芸能界で生きているし、弟の進次郎が父親の跡を注いでいるし、“政治の世界からは一抜けた”と思っていた。もう政治の世界とは関係ないよ、と。でも子どもができれば――確かに。

 二世政治家が跋扈し、政治が世襲的職業のようになっている日本。俳優・孝太郎の子どもとはいえ、こうしたしがらみからは抜けられないのか。恐ろしい。ということはやはり政治一家のDAIGOと北川景子に子どもができたら、将来政治家になる可能性も!? そう考えるとやはりグロテスクだ、世襲政治って。

 木嶋佳苗死刑囚の3度目の結婚には驚いた。相手が「週刊新潮」(新潮社)のデスクだったから。しかもデスクは妻子と別れて木嶋と結婚していた。そんなデスクを「女性セブン」が直撃している。デスクは取材に対し、木嶋死刑囚は取材対象でなく、あくまで恋愛だと強調しているが、もし本当にそうだとしても、ぜひ記事にすべきだ。だって「週刊新潮」の編集者なんだから。

中居正広の“ダンサー恋人との同棲継続”報道に見る、女性週刊誌のウェブ戦略

下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!

 大型すぎるゴールデンウイークで1週お休みした本連載。しかし、10日間すべて休めた人はどのくらいいるのだろうか? フリーライターの知人たちも口々に言っていた。「社員編集者が『ゴールデンウイーク明けまでに』と締め切りを設定してきた」。長期休みの際には毎度繰り広げられる事態ではあるが、10日間、確かに長かった。

第457回(4/25〜5/7発売号より)
1位「中居正広 やっぱり離れられない!『ダンサー恋人』と10年愛撮」(「女性セブン」5月9・16日合併号)
2位「鈴木京香 長谷川博己 実父がん急逝で『老母W介護』令和婚への逡巡」(「女性自身」5月14・21合併号)
参照「長谷川博己 亡父との『不仲』と『10万円浮世絵』秘話」(「女性セブン」5月9・16日合併号)
3位「菅田将暉 福山雅治から『後継スター指名』の歓喜『令和はお前の時代に!』」(「女性自身」5月14・21合併号)
※「週刊女性」は合併号休み

 ゴールデンウイーク休みのため話題が少々古くなってしまったが、中居正広が2年前に熱愛を報じられた振付師兼ダンサーの女性と現在でも同棲していることを、「女性セブン」が報じている。4月中旬、中居のマンションから2人が時間差で出てきたらしい。すでに交際10年、そして同棲6年というから手慣れたものなのだろう。

 そしてなるほど、と思ったのがこれを報じた「セブン」、そしてネットで配信した「NEWSポストセブン」だ。この「セブン」の交際続行記事は4月24日の「ポストセブン」で配信されているが、その2日後、ネットでの反響を伝える記事を再び「ポストセブン」に掲載した。そしてそこには「セブン」に掲載されているダンサー恋人の写真とは別の角度のショットが。そして記事のタイトルは「中居正広と交際継続の振付師女性、左手薬指に光る指輪」だ。紙媒体である「セブン」では、このことを一切触れず、記事の反響を見てWEB版で新たな情報を追加する。ポストセブンって、かなりの収益を上げているらしいが、こうした“細かい戦略”も功を奏しているのだろう。

 しかも「セブン」記事を受けて、その翌日、「東スポWEB」が配信した記事には面白い指摘がなされていた。ジャニーズにいると結婚できないと思われがちだが、しかしジャニーズを辞めた新しい地図の3人はいまだ結婚していない。それはファン離れを考えてのことで、中居は今期も事務所に残留。逆に残留したから結婚が現実味を帯びている、というものだ。

 なるほどね。今年2月14日号の記事「『僕たちはアンチSMAPを貫く!』活動休止全真相 二宮和也『限界超えた』直談判の夜」でジャニーズの逆鱗に触れて出禁になったと言われる「セブン」と、ずっとアンチジャニーズだった「東スポ」のワンツーフィニッシュ的な中居の熱愛記事。時代は変わる。

 破局説に交際続行説、さらには京都で“愛の巣”を用意したと女性週刊誌の間でも話題が続く鈴木京香と長谷川博己の大物カップル。今度は具体的な入籍情報が飛び出した。これを報じたのは「女性自身」。記事によると長谷川の実父が4月に急逝し、長谷川、京香ともに母親の介護問題に直面しているというものだが、長谷川の実父が亡くなる前、2人の入籍に向けてこんな計画が進んでいたというのだ。

「長谷川さんが主演する大河ドラマ『麒麟がくる』が放送される20年1月までに入籍する方向で、水面下で動いていたようです」(テレビ局関係者のコメント)

 しかし、長谷川の実父の急逝でその計画は「考え直さざるをえない状況になった」らしい。一貫して2人の交際続行を報じ、京都の愛の巣もスクープした「自身」だから、この具体的結婚計画も信憑性があるように思われる。が、一方、昨年12月に破局説をぶち上げたにもかかわらず、直後に「自身」に破局を否定され、その後沈黙を守ってきた「セブン」も長谷川の亡父について記事にしている。だが、そこには京香との交際についてや、結婚、さらに破局についての言及は一切なし。あったのは亡父と長谷川の過去の不仲、確執話で、しかし「自身」にはそれを打ち消すこんな記載が。

「そんな偉大な父と長谷川の“不仲説”が一部で報じられていたが、実際は近所でも評判になるほど昔から仲のよい父子だったという」

 長谷川、京香ネタで、またしても「自身」にひっくり返されてしまった「セブン」の長谷川記事だった。

 福山雅治が俳優、ミュージシャンと多方面で活躍する“共通項”のある菅田将暉を「後継スター指名」し、業界関係者も「福山の再来」と評価しているというこの記事。そもそも福山が、なぜこんなにもてはやされ人気があるのか、いまいちわからないし(個人的に)、そんな福山と菅田を比べるなんてナンセンスだと思っているが(個人的に)、こうした記事の本題とは別に、面白い記述があった。

 それが「自身」が目撃した菅田の様子について。菅田がプライベートでおしゃれな眼鏡屋さんを訪れたというのだが、そこで一緒だったのが「マネージャーらしき女性」と記事に書かれていることだ。

 なぜ“マネージャーらしき”と思ったのだろう。でも、記者ならその経験則でなんとなくわかるものなんだろうな。恋人なのか家族なのか、仕事スタッフなのか、マネジャーなのか。そんなことを考えてしまった菅田の目撃談だった。

中居正広の“ダンサー恋人との同棲継続”報道に見る、女性週刊誌のウェブ戦略

下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!

 大型すぎるゴールデンウイークで1週お休みした本連載。しかし、10日間すべて休めた人はどのくらいいるのだろうか? フリーライターの知人たちも口々に言っていた。「社員編集者が『ゴールデンウイーク明けまでに』と締め切りを設定してきた」。長期休みの際には毎度繰り広げられる事態ではあるが、10日間、確かに長かった。

第457回(4/25〜5/7発売号より)
1位「中居正広 やっぱり離れられない!『ダンサー恋人』と10年愛撮」(「女性セブン」5月9・16日合併号)
2位「鈴木京香 長谷川博己 実父がん急逝で『老母W介護』令和婚への逡巡」(「女性自身」5月14・21合併号)
参照「長谷川博己 亡父との『不仲』と『10万円浮世絵』秘話」(「女性セブン」5月9・16日合併号)
3位「菅田将暉 福山雅治から『後継スター指名』の歓喜『令和はお前の時代に!』」(「女性自身」5月14・21合併号)
※「週刊女性」は合併号休み

 ゴールデンウイーク休みのため話題が少々古くなってしまったが、中居正広が2年前に熱愛を報じられた振付師兼ダンサーの女性と現在でも同棲していることを、「女性セブン」が報じている。4月中旬、中居のマンションから2人が時間差で出てきたらしい。すでに交際10年、そして同棲6年というから手慣れたものなのだろう。

 そしてなるほど、と思ったのがこれを報じた「セブン」、そしてネットで配信した「NEWSポストセブン」だ。この「セブン」の交際続行記事は4月24日の「ポストセブン」で配信されているが、その2日後、ネットでの反響を伝える記事を再び「ポストセブン」に掲載した。そしてそこには「セブン」に掲載されているダンサー恋人の写真とは別の角度のショットが。そして記事のタイトルは「中居正広と交際継続の振付師女性、左手薬指に光る指輪」だ。紙媒体である「セブン」では、このことを一切触れず、記事の反響を見てWEB版で新たな情報を追加する。ポストセブンって、かなりの収益を上げているらしいが、こうした“細かい戦略”も功を奏しているのだろう。

 しかも「セブン」記事を受けて、その翌日、「東スポWEB」が配信した記事には面白い指摘がなされていた。ジャニーズにいると結婚できないと思われがちだが、しかしジャニーズを辞めた新しい地図の3人はいまだ結婚していない。それはファン離れを考えてのことで、中居は今期も事務所に残留。逆に残留したから結婚が現実味を帯びている、というものだ。

 なるほどね。今年2月14日号の記事「『僕たちはアンチSMAPを貫く!』活動休止全真相 二宮和也『限界超えた』直談判の夜」でジャニーズの逆鱗に触れて出禁になったと言われる「セブン」と、ずっとアンチジャニーズだった「東スポ」のワンツーフィニッシュ的な中居の熱愛記事。時代は変わる。

 破局説に交際続行説、さらには京都で“愛の巣”を用意したと女性週刊誌の間でも話題が続く鈴木京香と長谷川博己の大物カップル。今度は具体的な入籍情報が飛び出した。これを報じたのは「女性自身」。記事によると長谷川の実父が4月に急逝し、長谷川、京香ともに母親の介護問題に直面しているというものだが、長谷川の実父が亡くなる前、2人の入籍に向けてこんな計画が進んでいたというのだ。

「長谷川さんが主演する大河ドラマ『麒麟がくる』が放送される20年1月までに入籍する方向で、水面下で動いていたようです」(テレビ局関係者のコメント)

 しかし、長谷川の実父の急逝でその計画は「考え直さざるをえない状況になった」らしい。一貫して2人の交際続行を報じ、京都の愛の巣もスクープした「自身」だから、この具体的結婚計画も信憑性があるように思われる。が、一方、昨年12月に破局説をぶち上げたにもかかわらず、直後に「自身」に破局を否定され、その後沈黙を守ってきた「セブン」も長谷川の亡父について記事にしている。だが、そこには京香との交際についてや、結婚、さらに破局についての言及は一切なし。あったのは亡父と長谷川の過去の不仲、確執話で、しかし「自身」にはそれを打ち消すこんな記載が。

「そんな偉大な父と長谷川の“不仲説”が一部で報じられていたが、実際は近所でも評判になるほど昔から仲のよい父子だったという」

 長谷川、京香ネタで、またしても「自身」にひっくり返されてしまった「セブン」の長谷川記事だった。

 福山雅治が俳優、ミュージシャンと多方面で活躍する“共通項”のある菅田将暉を「後継スター指名」し、業界関係者も「福山の再来」と評価しているというこの記事。そもそも福山が、なぜこんなにもてはやされ人気があるのか、いまいちわからないし(個人的に)、そんな福山と菅田を比べるなんてナンセンスだと思っているが(個人的に)、こうした記事の本題とは別に、面白い記述があった。

 それが「自身」が目撃した菅田の様子について。菅田がプライベートでおしゃれな眼鏡屋さんを訪れたというのだが、そこで一緒だったのが「マネージャーらしき女性」と記事に書かれていることだ。

 なぜ“マネージャーらしき”と思ったのだろう。でも、記者ならその経験則でなんとなくわかるものなんだろうな。恋人なのか家族なのか、仕事スタッフなのか、マネジャーなのか。そんなことを考えてしまった菅田の目撃談だった。

滝沢秀明社長、ジャニーズのLDH化を目指す「父権的な志向」

下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!

 事件から21年、そして死刑確定から10年。和歌山ヒ素カレー事件から、これだけの年数がたった。最近になって林真須美死刑囚の長男がマスコミの取材に応じているが、今週の「女性自身」の連載ルポ「シリーズ人間」でも長男が登場している。加害者家族、死刑制度、事件の真相、冤罪――。さまざまなことを考えさせられるルポだ。

第456回(4/18〜4/23発売号より)
1位「滝沢秀明 “風紀を乱さないタレント育成” 掲げた目標と気になるあの先輩」(「週刊女性」5月7・14日合併号)
2位「連載ルポ 新われらの時代に 平成の日本女性はなぜこんなに貧しくなったのか」(「女性セブン」5月2日号)
3位「大竹しのぶ 現場撮!『還暦愛』お相手は22歳年下イケメン俳優」(「女性自身」5月7日号)
同「渡辺えり 『13才年下夫』と離婚で『27才年下俳優』と“復縁”新生活」(「女性セブン」5月2日号)

 こ、怖い。先週にも「女性セブン」が取り上げた滝沢秀明の“現在”。芸能活動を引退し、ジャニーズアイランド社長に就任した滝沢は睡眠時間を削り、土下座営業までして、社長業に邁進、Jr.育成に勤しんでいるという内容だったが、今週の「週刊女性」にも滝沢の猛烈で地道な営業活動が紹介されている。しかし目を引いたのは滝沢の改革、というか会社やタレントに対する“支配”志向だ。

 記事によると滝沢が目指すのはHIROが率いるLDH。その“一体感のある一族ぶり”をジャニーズにも導入したいというものらしい。一体感、一族って……。かつての石原軍団みたいなものか。しかも、ジャニーズの体制を盤石にするために必要なのは“ジャニーズ愛”と“風紀を乱さない”ということらしい。

 なんだか変な宗教の標語のようになってきた。社長になって気負っているのはわかるけど、滝沢ってマジ、体育会系でもあったんだ。しかも恩人や組織に従順な滝沢は下にも絶対服従を強いる、って父権的な感じが満々で、怖い。

 さらに恐ろしいことが。それは中居正広との関係だ。風紀や会社愛を重視する滝沢にとって、一度は会社に刃向かい、残留したとはいえ現在でも独立を匂わすような発言を度々する中居の存在は「事務所の風紀を乱しているように見える」らしい。でもって、立て続けに中居の冠番組が終了したのも、滝沢の意向だと勘ぐられている、との記載も。まじか。こ、怖い。

 番組終了は滝沢の意向とは考えにくいが、確かに滝沢と中居は性格的にも水と油かも。面倒見がいいのは共通するけど、中居の方がその眼差しは優しく、一方の滝沢はとっても強権的。モーレツ社長・滝沢の存在が中居の独立を後押しするなんて事態もあるのか!? そんな勢いである。いや、これじゃあ、粛清か。

 時に女性の目線に立った良質な社会派ルポが掲載される女性週刊誌だが、「女性セブン」の連載ルポ「新われらの時代に」では、女性の貧困を大きく取り上げている。

 多方面に渡る丁寧な取材と、数字を駆使したこのルポだが、読めば読むほど暗澹たる気持ちに。なにしろ日本を覆う恐ろしい事態が、これでもかとばかりに記されているから。そこには現政権が声高に主張している景気回復とか、豊かさとは真逆の現実が描かれている。

「平成の30年間を通じて、日本人は確実に貧しくなった。特に犠牲になったのは女性だ。それは紛れもない事実である」

 記事の冒頭部分に記された一文だ。これだけでルポの本気度がわかるが、その後も暗澹たる“事実”が記されていく。たとえば、厚労省の調査でも 6人に1人が貧困だとの結果がでていること、また若い世代だけでなく、40代、50~60代の女性の貧困も深刻で、さらに勤労世代の単身女性のなんと3人に1人が貧困との調査さえあるという。

 その理由についても、さまざまな要因が列挙されていく。非正規雇用の増大、バブル期に量産されたフリーターの存在、就職氷河期、未婚化の進行と離婚率の上昇――。

 しかし中でもぜひ紹介したいコメントがある。それが『最貧困女子』(幻冬舎新書)など貧困をテーマにした数多くの著書のあるルポライター鈴木大介氏のコメントだ。鈴木氏は、貧困の女性はDVや性暴力、いじめなど“被害者体験”でメンタルを痛めつけられてきていることが多く、たとえばDVから逃れて離婚しても、その時点でフルマラソンを走り終わったような心身ともに疲れ切っている状況だと指摘、そしてこう語るのだ。

「そこからの回復や心に抱えた苦しさの緩和がなければ、一歩も踏み出すことができず、結果、貧困からも抜け出せません。女性の貧困は自己責任ではなく、そこに彼女たちを追いやる『男性中心社会』の責任です」

 くぅう〜、痺れる〜!! 数多くの貧困女性を取材し、それを熟知している鈴木氏の渾身の言葉。しかも、こうした発言が男性からなされることも貴重だ。痺れた。

 先週、13歳年下の夫と離婚した渡辺えりの記事を取り上げたが、今度は離婚原因となった27才年下俳優と“復縁”記事が。さすがです。さらに、今度は大竹しのぶが22才年下の俳優とお忍び風デート! 60 代、女性が元気だ!

滝沢秀明、ジャニーズJr.300人を率いる“社長”の働き方への疑問

下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!

 梅宮アンナのインスタグラムが炎上し、テレビロケが中止に。誹謗炎上も問題だが、炎上でロケを中止し自粛するようなテレビ局の姿勢はもっと問題だと思う。おかしな世の中と、おかしなメディア――。

第455回(4/11〜4/16発売号より)
1位「滝沢秀明 『睡眠ゼロ』『土下座営業』社長100日密着」(「女性セブン」4月25日号)
2位「武田鉄矢 『3年B組』教え子100人に“贈る言葉”『先生は古希から不良になります!』」(「女性自身」4月30日号)
3位「渡辺えり 13才年下夫と離婚  最後の“引き金”」(「女性セブン」4月25日号)

 芸能活動を引退し、「ジャニーズアイランド」社長に就任した滝沢秀明だが、「女性セブン」によると“社長業”は順調かつ多忙のようだ。もちろんメイン仕事は自身が引退公表の際に語っていたようにジャニーズJr .の育成だ。

 滝沢は現在、約300人ものJr.を統括し、Jr.のブランド化のため、Jr.の動画サイト「ISLAND TV」をスタートし、Jr.だけのショップ構想に奔走、その目玉となるJr.名鑑もすでに撮影済み、さらに3月には21万人を動員したJr.内グループの横浜アリーナコンサートを成功に導き、4月に舞台『滝沢歌舞伎ZERO』のスタートと、記事にはこれでもかとJr.、Jr.における滝沢の仕事が羅列される。

 いやー、すごいな。しかし、これすべて、ジャニー喜多川のため、“愛”なんだろうな。なにしろ滝沢が芸能活動を休止して裏方に回ったのは、Jr.をないがしろにするジュリー副社長路線に対する巻き返しだと言われてきたから。SMAP騒動後、ジャニーさんの姪・ジュリー副社長が実権を握りJr.軽視を続けたため、ジャニーさんは大きな不満を持ち、その意を汲んだタッキーが高齢のジャニーさんに代わってJr.育成する決意をした。

 さすが“小さなジャニーさん”“ジャニーさんの秘蔵っ子”である。その戦略は現在のところ順調ということだろう。でもこの路線は事務所にとっても大切だと思う。木村拓哉、中居正広はもとより、嵐やTOKIOなど軒並み“高齢化”しているジャニーズ事務所の“アイドル”たち。このままではアイドル路線は難しいでしょ。それを阻止するためには世代交代しかない。しかもジャニーさんはカリスマとはいえ、姉のメリー副社長には頭が上がらないから、そこも人望と政治力のある滝沢の出番!

 記事を読むと、まるでスーパーマンのような滝沢の活躍ぶりだが、気になるのは対するジュリー副社長の動向だ。ジャニー派の、しかも同族でもない“外様”の滝沢の活躍を、メリー・ジュリー副社長母娘が快く思っているはずはない。さらなる巻き返しがあるのか!? 

 さらに、さらに気になるのが公正取引委員会の動向だ。2017年、芸能事務所とタレントの契約で移籍制限など独占禁止法に抵触するのではと調査がスタート、最近ではジャニーズを辞めた元SMAPの3人に聞き取り調査もしているとの報道まであった。そして滝沢はジャニーズ事務所の働き方改革、Jr.の労働環境の改善にも努めているらしいからね。この問題でも滝沢の方に分がある。

 とはいえ、記事を読んで疑問に思ったのが滝沢の働き方(笑)。滝沢は現在、朝9時に自ら運転して出勤し、テレビ局やラジオ局、スポンサーに土下座する勢いで営業に走っているらしい。それに加え、Jr.の現場に足を運び、育成、プロデュースまでしている。そのため睡眠ほぼゼロで、休みもなし。しかも「ジャニーズアイランド」は社員10人らしい。少ない――。

 今後考えるべきは滝沢の働き方かも。

 近年、ここまでガッカリさせられたタレントはいない。金八先生こと武田鉄矢だ。数年前からワイドショーのコメンテーターとしてぼちぼち出演し始めた武田だが、その物言いはひどいものだったから。原発訴訟に関しても“テレビの放送を短縮する覚悟がないなら原発に反対するな”なんて趣旨の発言をしたこともあったし、韓国や中国へのヘイト発言もあった。もちろん安倍政権信奉者で、“ネトウヨ・タレント”とまで揶揄されている。

 いつからそうなっちゃった!? 昔からかもしれないが、しかしそうした言説の方がワイドショーに求められているし、仕事が来ると思って言っているのではないかと疑問を持っていた。要するに「仕事のため、金のため」ってやつだ。

 その疑問が氷解した。それが今週の「女性自身」の武田記事だ。その内容は今年4月に『3年B組金八先生』(TBS系)の同窓会が開かれ、100人という過去最大の出席者で盛り上がったというものだが、「自身」が同窓会について武田を直撃すると、武田は自身の今後についてこんなことを言い出したのだ。

「(略)実は、内田裕也さんみたいな顔を目指していこうかと思っています。銭の取れる顔にならないと、芸能界では生きていけませんから。
 裕也さんみたいに、遠くからひと目見ても『ああ、あの人だ!』ってわかる顔になりたい。そうじゃないと、われわれはギャラが発生しないんで」

 “銭”に“ギャラ”。やっぱり。しかも反骨のロックンローラー故・内田裕也を持ち出すとは。大変タチが悪い。臆面もなく守銭奴ぶりを自ら暴露、証明してくれた金八だった。

 渡辺えりが13歳年下の夫と離婚した。その理由がすごい。そもそも多忙で有名な妻との格差婚、加えて妻・渡辺の浮気疑惑。しかも夫よりさらに年下の男と。そして駄目出しが子ども代わりにかわいがっていた愛犬の死、だって。このパターンって、妻・渡辺を“夫”に置き換えると世の中に氾濫しているよくある話だが、しかし逆は珍しい。やるなぁ、渡辺えり!

ピエール瀧逮捕の余波――実名で報じられたリリー・フランキーの気になるコメント

下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!

 4月7日の春の統一地方選。女性当選者が過去最多の237人で、当選者割合も10%を超えた。とはいえ、世界的に見ても日本の女性議員が占める割合はかなりの下位。その背景には家事や育児など家庭労働は女性が担うという状況に加え、政治の世界がオヤジ社会そのものだからということもあるかも。でも数が多ければ、セクハラとかパワハラとかにも結束して立ち向かえるはず。頑張れ、女性議員!

第454回(4/4〜4/9発売号より)
1位「リリー・フランキー 『側近が薬物逮捕』激白!と 次は麻薬取締官が狙う『あの国民的タレント』」(「女性セブン」4月18日号)
2位「内田也哉子 父裕也さん“最後の恋人”と『逝去翌日から遺品整理は2人で――』」(「女性自身」4月23日号)
3位「宮本亜門さん 『前立腺がん発見』のアメトムチ」(「女性セブン」4月18日号)

 なんだか、昭和の香りさえ漂うような懐かしい記事。それが「女性セブン」のピエール瀧の逮捕余波の記事だ。何が懐かしいって、薬物で芸能人が逮捕されるとそのルートで関係芸能人が芋づる式に――という切り口。昭和、そして平成でも、こうした「次に逮捕されのは誰?」という企画が盛んになされてきたが、しかしここ最近、それほど見かけなくなっていた。

 実際、この手の記事通りに本当に芸能人たちが続々と検挙されたことはないしね。しかも記事内で、「次の逮捕芸能人」はイニシャル扱い。だから、うわさレベルで書き放題。それが外れても名誉毀損にもならない。そんな安直さからか、一時は実話雑誌などで数多く見かけたこの企画だが、しかしコンプライアンス意識からか、激減している印象だった。ネットでは出回ってるけど。そんな中での「セブン」記事だ。

 そこに名前が上がっているのがヤクザ映画に引っ張りだこの強面俳優に、大物音楽プロデューサー、グラドルに元男性アイドル、そして国民的タレント。ね、特定しているようで、していない。なぜなら当てはまる芸能人は複数いるから。当たらなくても逮捕されなくても全然オッケー、な記事だ。

 そんなイニシャルの中、実名で挙げられているのがリリー・フランキーだ。その理由はピエール瀧の親友で、昨年にやはり薬物絡みで逮捕された音楽関係者Gがリリーとも関係があり、一時はリリーの運転手も務めていたというもの。さらにピエール逮捕の後には捜査員から電話もあったとか。確かにリリーといえば、ピエールとも映画などで共演しているし、公私ともに仲良い。記事ではリリーの疑惑を明確に否定しているが、気になるのが「セブン」の直撃にリリーが答えたこのコメントだ。

「瀧とGにはすごく迷惑しています」

 まるで突き放すようなコメントで、あまりにリリーらしくない。どうした!?

 4月9日号で内田裕也のマネジャーで“内縁の妻”と言われるA子さんの存在、そしてA子さんに樹木希林も「内田をよろしく」と託した“絆”について紹介した「女性自身」だが、その後噴出したのが、本木雅弘・内田也哉子夫妻とA子さんの確執だ。これは「セブン」でも報じられたが、お別れの会の日程や仕切りを巡り、本木夫妻とA子さんに齟齬があり、そこで確執説が浮上したというもの。

 だが、最初から“絆”を強調してきた「自身」はこの確執説を覆した。3日に行われた内田のお別れ会でA子さんと也哉子が寄り添い、話し込み、時には手を取る様子を紹介、さらに也哉子がお別れの会の謝辞で「(母は)折々に入れ替わる父の恋人たちに、あらゆる形で感謝をしてきました」と語ったことも合わせて報じている。さらにさらに、也哉子とA子さんが内田の亡くなった翌日に、内田宅で遺品整理をしていたとも。

 さすが樹木希林の娘、さすが内田の最後の恋人。やはり芸能マスコミや世間の“常識”など通用しない関係にあったということだろう。それにしても樹木希林、内田裕也、本木雅弘、内田也哉子となんと個性的で魅力的な一家なのか! そして「自身」では特集だけでなくグラビアでもお別れ会での本木一家の様子を掲載していた。そこに写る本木長男・UTA、めちゃかっこいい。

 2日、前立腺がんをツイッターで公表した宮本亜門が、8日放送の医療バラエティー番組『名医のTHE太鼓判!』(TBS系)に出演、ステージ2で転移もないことがわかり、ニュースになっている。そして、その内幕を「自身」が報じているのだが、いろいろびっくり。まず番組では過去に大久保佳代子の甲状腺腫瘍、東てる美、麻倉未稀のがんが次々発見されたこと。医療番組だから当然なのかもしれないけど、名前を羅列されると怖い。さらに宮本のケースでは番組が全面バックアップ、検査費や治療費なども番組が負担するらしい。しかしその見返りは治療、闘病の様子をテレビ公開することなんだろうね。これも怖い。

「JUNON」関係者が“事件”以来、初めて実名でSMAPを語る「週刊女性」の平成芸能史

下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!

 3月30日、「噂の真相」岡留安則元編集長を送る会が開かれた。多くの方々が集まってくれて岡留編集長を“賑やかに”送ることができた。参加、協力してくださった方々に感謝! そして、その直後の新元号発表。「噂の真相」休刊から15年、メディアも大きく変貌した。その変貌ぶりは無残としか言いようがない。送る会でも現在の言論状況を憂う声を多く聞いた。改めて現在のメディア状況を実感させてくれた会ともなった。

第454回(3/28〜4/2発売号より)
1位「平成芸能史を賑わせた――“主人公”たちをプレーバック! 『SMAP解散で始まった崩壊への序章』」(「週刊女性」4月16日号)
2位「仰天キャッチ! 松本潤、長瀬智也、岡田准一 周囲に漏らす“アイドル”の限界」(「週刊女性」4月16日号)
3位「藤ヶ谷太輔 『本命カノジョ』と破局していた!」(「週刊女性」4月16日号)

 ランキングすべてが「週刊女性」になってしまったが仕方ない。特に1位の平成芸能史振り返り企画の中のSMAP記事は大変興味深いものだ。なにしろあのアイドル誌「JUNON」(発行は「週女」と同じ主婦と生活社)の関係者たちが実名でSMAPについて語っているからだ。これは今から18年前に勃発したいわゆる“「JUNON」事件”以降、初めてのことかも。

 女性週刊誌の中で唯一ジャニーズ事務所と距離があるのが「週女」だというのは知られた話だが、実は以前は「週女」も他2誌同様、ジャニーズとべったりの蜜月関係にあったのだ。しかし、事件は起こった。当時も絶大な影響力を誇っていたジャニーズ事務所だが、目の敵にしていたのは1997年にデビューし大人気となっていたDA PUMP。そのためジャニーズはさまざまな恫喝や圧力をDA PUMPにかけていたが、そんな中、「JUNON」がある“失態”を演じてしまう。2001年9月号の「JUNON」には人気絶頂だったSMAPの香取慎吾が登場する目玉企画が掲載されたものの、その企画記事のすぐ後にDA PUMPの広告が大きく掲載されていた。これに激怒したジャニーズ事務所は、それまでジャニーズ御用達雑誌でもあった「JUNON」に出入り禁止を宣言、そのため同じ主婦と生活社の「週女」もアンチ・ジャニーズに大きく舵を切っていったのだ。

 だが、それ以降も、当事者である主婦と生活社はこの一件にほとんど触れることはなかった。かつての御用達からしてみれば“自らの失敗”だったからかもしれない。しかしその沈黙が破られた。「週女」の平成振り返り企画で、ジャニーズと蜜月関係だった時代の「JUNON」編集者やライターなど関係者たちが当時の思い出をこう語っている。

「当時、事務所が猛プッシュしていたのは森(且行)くん。次に吾郎ちゃんでした」
「弊社でSMAPのカレンダーを制作したのですが、20万部を超える売り上げを記録。ジャニー(喜多川)さんは、“SMAPを平成のドリフターズのような存在にしたい”とおっしゃっていました」
「木村くんを取材したのですが、“今はパチンコでいうと7がそろった状態でフィーバーがかかってきたとき”と話す姿が印象的でした」

 主婦と生活社がSMAPのカレンダーを作り、キムタクのインタビューを行う――今からは考えられないし、隔世の感さえあるが、今やっと関係者たちが口を開いた。もちろん“事件”については触れられてはいないが、これがひとつの時代が終わるということなのだろう。

 そんな「週女」だが、トップ特集もやはりジャニーズ。渋谷すばる、今井翼の退所、滝沢秀明の芸能活動引退、嵐の活動休止と錦戸亮の脱退問題など、ここ最近、激動のジャニーズ事務所だが、さらに不穏な動きが。それが松本潤、長瀬智也、岡田准一の動向らしい。確かに長瀬に関しては以前から事務所と揉めて退所するのではとのうわさが流れていたが、松潤と岡田もとは!

 記事によると松潤は自分の好きな芝居、役者だけやっていきたいとの意向を持ち、長瀬はバンド活動を再開させたい(でも無理)、そして岡田は「俳優として評価されているのは、自分がジャニーズに所属しているからではないか」と悩んでいるのだとか。そして共通項は「事務所に不満を抱えている」こと。

 彼らはアラフォー。このままアイドルじゃないだろう、ということだ。

 そうだよね。ここ数年ジャニーズアイドルをめぐっては、その主要グループの高齢化がさかんに話題にもなっている。しかも適齢期になっても、なかなか結婚さえ自分の意思ではできない。アイドルという枠からも出られない。そう考えると、ジャニーズを巡る問題って、アイドルの高齢化問題でもあるのかも。しかし事務所は脱アイドルを許さない。

 芸能界では子役からの脱皮が難しいとよく言われるが、それはアイドルも同じか。40代でアイドルって、本人たちの今後の人生を考えちゃうよね。今後もいろいろあるぞ、ジャニーズ事務所。

 さらに今週の「週女」は、Kis-My-Ft2の藤ヶ谷太輔が11年もの間交際してきた“本命”恋人と破局していたと報じている。藤ヶ谷は瀧本美織との浮気報道があった際も、この恋人に「お願いだから別れないで」と懇願し、結婚するならこの人と決めて実家にも挨拶に行っていたほどの関係だったらしい。しかし、破局。藤ヶ谷がフられたらしいが、11年も交際し、おそらく30 代になった女性側が、(結婚に)煮え切らない藤ヶ谷に三行半をつきつけたということか。記事は「女心がぜんっぜんわかってない藤ヶ谷くん!」と締めているが、でも女心がわからないという藤ヶ谷の問題ではなく、結婚を認めないであろうジャニーズ事務所の問題だと思うけど。

GLAY・HISASHIの“不倫”報道で気になる「女性自身」の不思議な一文

下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!

 平年より5日早く21日に出された桜の開花宣言。しかし咲いてない! 報道番組では咲いている木の下で撮っているのか、なるほど咲いているが、私の周囲(都内)では咲いていない! 寒い! テレビではすでに開花を大騒ぎしているが、どういうことだ。

第452回(3/21〜3/26発売号より)
1位「GLAY HISASHI“不倫現場”撮! バラドルと禁断愛1年半」(「女性自身」4月9日号)
2位「樹木希林 『夫をよろしく…』内田裕也さん看取った“最後の女性”が明かす『感謝と約束』」(「女性自身」4月9日号)
3位「イチロー 結婚20年目弓子さんへ感謝の『東京労いデート』」(「女性自身」4月9日号)
※「女性セブン」は合併号休み

 GLAYに不倫報道が。不倫略奪婚したPUFFY・大貫亜美の夫TERUが再び! ではもちろんない。ギタリストのHISASHIが、だ。お相手はマルチタレントのめんそ〜れ愛菜、年齢非公開(永遠の18歳だそう)。これだけでも面白いが、「女性自身」は2人を熱心に追っている。

 昨年末の名古屋でのGLAYライブ後、スタッフやTAKUROも含めての居酒屋打ち上げに参加し、その後、HISASHIが待つ高級ホテルに時間差で入っためんそ〜れ愛菜。HISASHIの部屋で深夜から早朝の数時間過ごした。そして今年1月中旬のめんそ〜れ愛菜の六本木での誕生会。お開きの後、2人はめんそ〜れ愛菜の自宅へ向かい、30分ほど過ごした。その約3週間後に開かれたHISASHIの誕生会では、店から出てきた2人が深く腕を絡ませ、ぴったり寄り添っている姿を激写(写真あり)!

 状況証拠的には不倫関係を疑われても仕方がないシチュエーションだ。特にホテルへの時間差での入室はかなり怪しい。これについてHISASHIの所属事務所側は、「部屋には8人ほどいました」と答えているが、「自身」が目撃した感じでは、かなり無理がある釈明だ。

 ともあれ、「自身」の渾身の取材、スクープといえるが、どうにも不思議な描写が記事にはあった。それが1月中旬のめんそ〜れ愛菜誕生会に関するこの一文だ。

「23時半、HISASHIが事務所の車で吉田豪(48)とともに(誕生会会場となった)バーに到着。店内へと入っていった」

 うん? 吉田豪。そう、プロインタビュアーとして名高いあの吉田豪だ。もちろん芸能界やアイドルにも広い人脈を持つ吉田のこと、めんそ〜れ愛菜の誕生日に行っても不思議ではない。またサブカル好きのHISASHIとも交友があり、吉田がHISASHIに何度かインタビューしたり、一緒に『猫舌SHOWROOM 豪の部屋』に出演したりもしている。しかし、なぜわざわざこの吉田の名前を入れた? 唐突すぎる。なにしろ記事で吉田の名が出てくるのはここだけ。しかも吉田に関するなんらの説明もなく、肩書さえも書いていないのだ。

 シュールな感じさえするこの一文。なぞだ。

 お次も不倫? 記事。樹木希林と内田裕也の不思議な関係だ。この2人の43年にも及ぶ別居婚については数多くの報道がなされたが、内田には16年に渡り、身の回りの世話をしたり、マネジャーとして尽くしてきた女性A子さんの存在があったという。このA子さん、内田の看病だけでなく樹木との連絡役も務めていたらしい。しかも驚くのは樹木もまた、この女性を称賛し、感謝していたというのだ。そして昨夏には「内田をよろしくね」と伝えた――。

 すごいな。この夫婦。もちろん夫婦の問題や結婚、そして人間関係は、外野がとやかく言う問題ではないし、それぞれ個人の価値観の問題だ。その上で言えば、芸能マスコミが不倫を暴くのも当然のこと。ただ、それに対してまったく関係ない外野やワイドショーなどが道徳心や正義などを振りかざすことは、うんざりするものだ。しかし樹木と内田を見ると、そうした社会の風潮、そして不倫などという概念を超越していたのだろう。

 しかも素敵なのは、この内田夫妻だけではない。A子さんもまた素敵なのだ。「自身」ではA子さんを直撃しているが、その言葉一つひとつが内田への深い思いを感じるものだったから。「殉愛」騒動やら養女問題やら、後妻業などという言葉が跋扈する現在、そうしたものとは無縁の内田の死。あ、お金がなかったし、妻の方が金持ちだったからか(笑)。

 それにしても樹木はもとより、内田は不思議な魅力のある人物だったんだなと、「自身」記事を読んで改めて知った。数多くの追悼記事の中でも良記事のひとつだと思う。

 引退発表で、さらにその偉大さを見せつけた形になったイチロー。その陰に自ら課したルーティンと、そのルーティンを実行すべく弓子夫人の献身があったことは有名だが、「自身」記事にはそのルーティンの詳細が紹介されている。

 昼食は球場に行く30 分前、入浴は就寝の90分前、遠征先から帰宅するときは何時であっても自宅で食事するが、そのメニューは8〜9品。時間も絶妙なタイミングで並べなければいけない。日常生活は5分刻みのスケジュールに膨大なルーティン。イチローじゃなかったら離婚だな。偉大なひとは変人だ。

田原俊彦、「女性自身」のトップを飾ったデート記事から見える“ビッグ”な自意識

下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!

 樹木希林亡き後、たった半年で夫の内田裕也が逝去した。夫婦ともに政治的発言を積極的に行い、内田にいたっては都知事選出馬するなど、直接コミットもしてきた人物だった。「ロック界の代表として政治に無関心でいられない」。内田のこの言葉は今でもしびれる。正統なロックンローラーだった内田に合掌。

第452回(3/14〜3/19発売号より)
1位「田原俊彦 『妻断絶3年でバイト生活』と『密愛の美女』!」(「女性自身」4月2日号)
2位「関ジャニ∞ 錦戸亮 メンバーに語った『脱退』本当の理由」(「女性セブン」3月28日・4月4日合併号)
3位「今井メロが語った今春再々婚と児童扶養手当不正受給疑惑」(「週刊女性」4月2日号)

 あの田原俊彦が「女性自身」のトップ特集を飾った! 超人気アイドルから一転、1994年のジャニーズ事務所独立と、同年飛び出した“ビッグ発言”で芸能界を干されていた田原。しかし2011年から『爆報! THE フライデー』(TBS系)のスペシャルMCなどで徐々に表舞台に姿をあらわすようになり、デビュー40 周年を迎えた今年3月には『あさイチ』(NHK)で10分間も歌と踊りを披露するほどにまでなっている。再ブレークとまでは言わんが、絶頂期を知らない若者にも、まあまあの認知度はあるまでに戻っている。

 そんな田原と妻でモデルの向井田彩子の別居報道が、今週の「自身」のトップ特集だ。記事によれば、その理由は15年に「フライデー」(講談社)で報じられた田原の不倫報道。これを機に別居し、それは3年に及ぶというもの。しかも「自身」には別居だけでなく、田原が愛車の真っ赤なポルシェに20代後半の美女を乗せ、和食デートを楽しんだ様子も報じられている。

 確かに田原は、15年に女優の自宅へ通う姿が「フライデー」で報じられている。しかもこの時期は田原がボチボチ再ブレークしてきた時期だ。だからこそマスコミに狙われたということもあるが、しかし男っていうものは――。ちょっと羽振りがよくなると浮気する。低迷期を支えた妻がいるのに。よく下積み時代を支えた女性をブレークした途端捨てる男性芸能人の話は多いが、再ブレークでも同じなのか。絶頂と挫折を双方知っているのに、それでも落ち着けないのか、田原俊彦! しかも田原は15年の不倫報道だけでなく、その後17年にも、そして18年と続けて別の女性とのデートが報じられている。いずれも女性は20代と若く、その舞台は“真っ赤なポルシェ”とワンパターン(笑)。

 これも田原“らしく”はあるが、今回の記事で笑ってしまったのが女性とのデートの模様だ。女性をポルシェに乗せる直前に急発進させ、素早くピックアップ。和食店にも時間差で入り、店を出るときも時間差で、周囲への警戒を怠らない。その後も2人が乗ったポルシェは、突如右折したり左折したりを繰り返したという。

 マスコミへの警戒だろうが、その警戒ぶりは一流芸能人並み。“ビッグ”な自意識は一生直るものではないらしい。別居記事とはいえ、ワイド扱いなどではなく「自身」のトップを飾れて、きっと田原は満足しているに違いない。

 「週刊文春」(文藝春秋)が報じた、錦戸亮の「関ジャニ∞脱退の意向」は波紋を呼び続けているが、先週の「自身」の火消し記事に続き、「女性セブン」にも同じようなトーンの錦戸関連記事が掲載されている。

 いわく、脱退の本当の理由は「(渋谷すばる脱退で)“1人でも欠けたら関ジャニ∞じゃないんじゃないか”“解散したい”とメンバーには本音を打ち明けていた」「メンバーの意見は割れていたが、時間をかけて気持ちを一つにしていった」「脱退についても一時保留」「錦戸くんの気持ちもどう変化していくのか」――。そしてジャニーズ事務所退所についてはほぼスルーだ。

 しかし、そもそも今回の錦戸脱退について、「セブン」、そして先週の「自身」が大きく後追いをすること自体が異例だったらしい。錦戸脱退を報じた「文春」がスクープ翌週の3月21日号でジャニーズ事務所のマスコミ工作について、その内情を報じている。

 それによれば、当初ジャニーズ事務所から週刊誌に「脱退問題を『記事にしないで欲しい』という通達」があったが、しかし「週刊女性」の大倉忠義脱退記事を機に、「他社も次々に取材を開始」したらしい。

 それでも「セブン」「自身」は忖度しちゃったんだろうな。長年の癒着、忖度根性もまた早々に直るものではない。

 結婚、離婚を繰り返し、風俗店勤務、AV出演など壮絶な人生が注目された今井メロだが、今週の「週女」が今井の再々婚と児童扶養手当の不正受給疑惑を大きく報じている。直撃に答えた今井は、借金があることを告白し不正受給を否定したが、こんな弱者いじめのような記事に3ページも割くなんて――。そっとしておいてあげればいいのに。