唐田えりかの「復帰」「復縁」の可能性を批判的に報じる「女性セブン」――芸能界の“差別的”体質

下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!

 コロナ拡大が止まらない中、東京からの帰省者への誹謗中傷が。同時に感染者に対する自業自得といった空気も。差別や分断がますます広がっている。

第518回(8/6〜8/11発売号より)
1位「杏 『慰謝料ナシ』を決断して父の隠れ家で満面の離婚パーティー撮」(「女性セブン」8月20・27日合併号)
2位「佐々木希 窮地の復帰 それでも夫と手をギュッ!撮」(「女性セブン」8月20・27日合併号)
3位「安倍首相 コロナ対策放り投げ!『お腹いたい…』胃腸の“緊急事態宣言”」(「女性セブン」8月20・27日合併号)
※「女性自身」「週刊女性」は合併号休み

 こんなご時世でも、不倫が頻発する。そんなことをしみじみ思ってしまう、2020年上半期は芸能界不倫の連発だったが、「女性セブン」が2つの不倫のその後を報じていて“その差”が興味深い。

 まずは杏と東出昌大の元夫婦について。不倫発覚直後、誰もが知る有名女優・杏を妻に持ち、オシドリ夫妻とされていた東出が、イクメンなどと持ち上げられていた東出が、まさかの不倫ということで多くの人の驚きと怒りを買った。

 その後、東出は仕事激減と会見での沈黙、さらには杏に無断で自宅に戻ったなど、どんどん男を下げ続け、8月には離婚が成立。その直後、杏は父親・渡辺謙の別荘に滞在し、子どもたちと友人夫妻と楽しい食卓を囲んでいたらしい。「セブン」には別荘近くで散策する杏の姿がとらえられている。また近隣住民が見かけた際、杏は満面の笑みを浮かべていたという。よかった。タイトルには“離婚パーティー”と銘打ってあるが、しかし、これは「セブン」の単なる推測なのだろう。楽しそうな声が聞こえてきたというだけだ。

 そんな記事だったが、別の気になる内容が。それが東出の不倫相手の唐田えりかについてだ。記事には東出の行き着く先に唐田がいるのかどうかと前置きして、芸能関係者のコメントが。

 いわく、現在も雲隠れ状態の唐田だが、周囲も本人も女優復帰を諦めていない、いわく、東出が離婚したことで正式な交際が始まるのでは、と。

 もちろん、このコメントは唐田に批判的なトーンなのだが、いずれも当然のことでしょ。芸能界の有名夫婦の男と不倫をしたからといって、自分だけ芸能界を追放されるというのはおかしい。復帰を目指すのは当然だ。しかも一方の東出はもう復帰している。オファーも殺到しているとの報道さえある。女性の側だけ“罰”を受けるのは理不尽だ。さらに3年も不倫して相手の男が離婚したら、もしかして――というのもあり得ない話ではない。世の中にはごまんとある。それを一方的に責めるのも変だ。

 芸能界では独身のジャニーズタレントと付き合っただけで芸能界からパージされたタレントもいるから、そうした差別的体質が色濃い場所ではあるも確か。

 そういえば、先週の「週刊女性」でも、夫の不倫で離婚した杏を当てこすり、一方の東出の不倫を擁護するかのような記事が掲載されていた。さらに、なぜか渡部建の離婚と対比させ、渡部の妻・佐々木希は「一度の過ちなら」と不倫を許したが、杏は夫の不倫発覚直後に、それを許さないと決意したなどと、まるで杏が“冷酷でひどい女”のように記されていた。

 それは「セブン」も同じだった。杏の近況に続いて掲載されている「セブン」の佐々木希の近況記事。“多目的トイレ不倫”などと揶揄された夫・渡部建の複数女性との不倫にもかかわらず、離婚はせず夫を支える決意をしたという佐々木を持ち上げまくっているからだ。

 まずは、佐々木と渡部が子どもを挟んで手を握り合って散歩する写真が掲載され、「ドラマに出てくるような“幸せな夫婦”」と描写する。そして不倫発覚直後の“妻の謝罪コメント”をあらためて紹介、さらに騒動後もレギュラー番組に出ていたことを“覚悟”と評価する。そしてこんな“賛美”記述も。

「そんな“女の意地”を見せた佐々木には、仕事のオファーが殺到しているという」

 もちろん、それぞれの夫婦で事情は違うが、なんだかね。不倫を許した妻を持ち上げ、毅然と対処すると当てこする。そして不倫相手の女性を徹底攻撃。

 ついでに渡部の“多目的トイレ不倫”に比べ“マシ”というこれまた驚くべき理由で、東出にオファーが殺到するという芸能界。本当におかしな世界である。

 広島、長崎の平和式典に出席した安倍晋三首相だが、先週、話題になったのがその健康不安説。安倍首相が吐血したとの報道があったが直後、菅義偉官房長官がそれを否定したという一件だ。そんな安倍首相について「セブン」が報じている。

「政府のコロナ対策はデタラメだらけ」
「総理は完全にやる気を失ったと思われて当然です」
「体力・気力も失われているようだ」

 おっしゃる通りだが、こんなトップのもと、コロナという緊急事態に日本はどう立ち向かえばいいのか。不安しかない。

東出昌大と離婚した杏を、佐々木希と比較して悪意的に報じる「週刊女性」

下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!

なんで、なんで? 国会を開かず、まともに国民にまともに発信もせず。コロナ拡大の中、この国のトップは何をしているのか……。

第517回(7/30〜8/4発売号より)
1位「杏が突き進む『修羅の女の意地』」(「週刊女性」8月18・25日合併号)
2位「石田純一 福岡出張で連夜の濃密宴会」(「週刊女性」8月18・25日合併号)
3位「工藤静香 『殺害予告』『芸能界の母』『キムタク』をも黙らせた『人誑しの魔術』(「週刊女性」8月18・25日合併号)
※「女性セブン」は合併号休み

 世間を騒がせた夫・東出昌大の不倫発覚から半年以上たった8月、ついに杏と東出の離婚が成立した。が、これを報じた「週刊女性」記事は何なんだ! だってものすごく杏に対して悪意的だから。

 まず、東出の浮気の発端について。

「’16年5月に双子の女の子が生まれてからというもの、東出さんは“家庭内に温もりのようなものがなくなった”と、周囲に不満をこぼしていたそうです」

 いや、双子の育児は大変だから、妻と一緒に育児をするのは当然だろう。なのに「自分をないがしろにした」だって。まるで東出の不倫を擁護するかのような印象を与えるような言い草だ。

 しかし、これは序章にすぎない。なぜか渡部建の不倫と対比させ、渡部の妻・佐々木希は「一度の過ちなら」と不倫を許したが、杏は夫の不倫発覚直後に、それを許さないと決意したなどと記されていく。不倫を許した佐々木を「さっぱりした性格」などと持ち上げ、不倫を許したことを美談のように記す一方、杏は寛容さがない、たった一度の不倫さえ許さない怖い女だと言わんばかりに、だ。さらに、不倫発覚から半年以上、東出と別居していたのは「ひとりで3人の子どもの面倒を見ているという“同情票”を集めるためだったのだと思います」という、あぜんとする芸能プロ関係者のコメントも。

 さらに、さらに、東出と子どもたちを時折テレビ電話させていたのも、杏が冷酷だと思われるのを回避する“計算”なのだという“珍説”まで。

 記事に掲載されている杏の写真も、怖さをイメージさせるようなもので、そこにさえ悪意を感じてしまう。また離婚とは全く関係ない杏と実母との訴訟も蒸し返す。と、何から何まで杏に悪意的なもの。要するに、一度の不倫を絶対に許さない怖い女、離婚を自分に有利なように自己イメージを演出している女、実母さえも訴える非情な女――そんな杏を貶めるトーンの記事なのだ。

 確かに女性週刊誌といえども、ミソジニー感あふれる記事は数多あるが、今回はひどい。唖然呆然。

 渡部の“多目的トイレ不倫”に比べ“マシ”というこれまた驚くべき理由で、オファーが殺到していると報じられた東出だが、この記事も離婚を機に、東出サイドが巻き返しを計ろうとする一環的な記事なのだろうか。それにしてもひどい。

 またしても石田純一が物議を醸している。「週刊女性」が報じた福岡出張。記事によると7月18日、北海道から福岡入りした石田は、男女集団と福岡のバーに行き、その後パワーストーン販売会社社長宅に移動し、シャンパン宴会をしたという。ついでに21日にはゴルフも。

 まあ、長距離の移動とはいえ、宴会もゴルフも石田にとっては仕事のうちなのだから、と思う。コロナ感染で多くの仕事を失った石田。スポンサーだというこの社長や、宴会を仕切っていた代理店業の男性に頼るしかなかった、と記事にはある。イベントなどの“営業”は石田の主な収入源。それがほぼなくなり、スポンサーに挨拶し、酒を飲みゴルフをする。みんな生活のためだ。すでにネットなどでは批判の声もあるが、石田の行動はある意味仕方ない。石田も「週女」の直撃に「誰がメシを食わせてくれるんですか。スポンサーさんに誘われたら、ゴルフでも“3密”と言われている食事会でも、そりゃ行くでしょ」と答えている。

 コロナ禍では、仕方がないと思う。生活がかかっているから。それは誰にとっても、だ。もし責めるとしたら、そんな場をもうけたスポンサー社長や代理店の男性だろう。いくらスポンサーといえども、あまりに配慮がなさすぎる。バーに行く必要がある? 自宅での3密? 打ち合わせなら喫茶店とかで十分じゃない。断れない石田を、コロナ感染から復帰したばかりで連れまわす必要がどこにある。

 しかし、問題はそこではない。それが福岡での石田の不倫疑惑だ。記事には石田が社長宅で地元の25歳の女性と、ずっと手をつなぎ話し込み、一緒に石田の宿泊先のホテルへ! しかも時間差で! というのだ。これはまずいでしょ。

 “不倫は文化”と言っていたのは遠い昔。現在の妻である理子は許さないだろう。コロナ感染を巡り理子との間に亀裂が入ったと自ら語っていた石田だが、この記事を読んで理子はどうするのか。絶体絶命!?

 「週刊女性」前号に掲載された工藤静香特集。夫・木村拓哉と2人の娘のプロデュース能力を検証するという前後編の特集記事だが、今回は後編。前編では工藤の男遍歴から工藤のプロデュース能力を探るというすごい切り口だったが、今回はいよいよキムタク編。SMAP騒動の際、夫の独立を阻止したのが工藤だったことは有名だが、それ以前のメリー喜多川への食い込みがすごかった。長女が生まれた時、自分やキムタクの親より先にメリー氏に報告し、駆け付けたメリー氏に赤ちゃんを抱っこさせた――。知らなかった。工藤静香、最強だ。

『バイキング』拡大のトンデモない内幕――制作スタッフ“クビ”の責任を坂上忍に押し付けるフジと「女性セブン」

下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!

 Go Toトラベルのドタバタ劇。結局、政府がキャンセル料を負担すると発表されたが、でも最大3割程度って。じゃあ残りの7割は? わからん。もうキャンペーン始まるっていうのに。

第516回(7/16〜7/21発売号より)
1位「坂上忍 『全員クビ!』で暴動前夜『バイキング』延長というテレビの断末魔」(「女性セブン」7月30・8月6日合併号)
2位「紗栄子 右手に松潤 左手にワンオクTaka 極秘密会で話し合ったコト」(「女性セブン」7月30・8月6日合併号)
同「工藤静香 『諸星』『的場』『YOSHIKI』男で変わる『愛の履歴書』(「週刊女性」8月4・11日合併号)
3位「三浦春馬さん 誰にも言えなかった心の闇と収録現場での“異変”」(「週刊女性」8月4・11日合併号)
※「女性自身」は合併号休み

 やっぱりきな臭かった。情報番組『バイキング』(フジテレビ系)の周辺が。そもそも『バイキング』に関して、「週刊女性」(6月30日号)が、その“打ち切り”情報を報じたのだが、これがきな臭かった。記事では、司会の坂上忍の“数年前の”パワハラを引っ張りだし、打ち切り説を展開していたから。本欄でもこの記事を“きな臭い”と取り上げた。「政権に対する批判を強めていたバイキングへの圧力では」と。

 だが「週女」報道とは裏腹に、『バイキング』は9月28日から放送枠を1時間拡大し、代わって『直撃LIVEグッティ!』(フジテレビ系)が打ち切りになるとが発表された。しかし「女性セブン」によると、その内幕はやはりトンデモないものだった。

 まず『バイキング』の放送拡大は、フジテレビによる司会・坂上への最後通告なのだという。

「ここ数年、放送内容に対してフジテレビ上層部から物言いがつけられているんです」
「『バイキング』は積極的に政権批判を繰り返してきた。これに対し、『バラエティー番組が政権批判とは何事だ!』『一方的かつ行きすぎている』と、局内で批判が集中していました」

 やはり政権批判を強めてきた『バイキング』への風当たりが強かったということだ。もちろんフジテレビ、フジサンケイグループは保守路線、政権ベッタリとして知られるメディアグループだが、とはいえ言論機関には違いない。情報番組で政権批判をするのは当然のはず。しかもコロナ感染拡大のなか、無策無能ぶりを続ける政府、政権を監視、チェックするのも当然だ。でも、フジの論理はそうではなく真逆ということだ。

 さらに卑劣なことに、『バイキング』を制作していたバラエティー班を外し、『グッディ』などを制作している情報制作局に移行、スタッフも大幅入れ替えするという。売れっ子で視聴率も取れる坂上を簡単には切れない、ならば、お目付役として上層部の意向に沿う部署をつけ、政権批判を抑えたい、ということだろう。それだけでなく、フジは坂上のパワハラ疑惑調査に乗り出したのだという。今さら感満載だが、これまた卑劣だ。

 だが、卑劣なのはフジテレビだけではない。こうした内幕を報じた「セブン」も、そのスタンスは政権批判をする坂上の方に冷ややかであり、かつ完全にフジテレビ寄り。それはこんな記述からも明らかだ。

「現在の制作会社スタッフはお役御免(略)全員が“クビ”となる制作会社もあるでしょう。ボスである坂上さんが責任を取らないのは不可解です…」

 いやいや、そもそもバラエティ班を切ったのはフジテレビの意向でしょ。なんで坂上だけに責任を押し付けようとするのか。だいだい、政権の忖度するフジテレビと、情報番組としての責務をまっとうしようとする坂上と、どちらが“報道”“メディア”としてまっとうなのか。しかも「セブン」が坂上を直撃すると、坂上は「誠意ある記事を!」とコメント。それを受け、記事はこう締めくくられている。

「改編して仕事を失うスタッフの方こそ、坂上に“誠意”を求めたいに違いない」

 フジテレビの責任や報道姿勢を問題とせず、あくまで坂上に押し付けたようとする「セブン」。あぜん、である。

 女性週刊誌では久々ではないか、「女性セブン」の紗栄子ネタ。で、驚いた。ダルビッシュ有と結婚し、離婚。その後ZOZO創業者の前澤友作氏との熱愛を報じられた紗栄子だが、今度は嵐・松本潤とONE OK ROCK・Takaと密会! とはいっても、熱愛ではないらしい。3人で紗栄子が力を入れる社会貢献、ボランティアの相談をしていたという。とはいえ、前澤氏だけでなく、有名アイドルやら有名デザイナーとも浮名を流してきた紗栄子のこと。さらに今回、松潤とTakaというブッグネームが並んだのだから、どんな関係にせよ、その大物キラーぶりは健在だ。

 そんなことを思いながら「週刊女性」を見ると――。出ました! 工藤静香の男遍歴記事。なぜ今さら? どうやら夫・木村拓哉と2人の娘のプロデュース能力を検証するという前後編の記事(今回は前編)で、その原点は男って――。だが改めて読むと、やはりすごい。

 大物作曲家・後藤次利、元光GENJIの諸星和己、俳優・的場浩司、少年隊・植草克秀、X JAPAN・YOSHIKI――。

 その時々の実力者有名人ばかり。時代は少々違うが、紗栄子を凌ぐ元祖大物キラー!

 記事では次々と有名男性と交際し、しかも“匂わせ”でそれを世間に知らせた上で堂々交際、そして交際をアピールしながら、自分ものし上がる。そんな工藤の姿、自己プロデュースぶりが綿々と綴られている。その間、約35年。改めて芸能史の変遷なども感じられて面白い。後編はいよいよ木村拓哉との結婚、そして娘たちのデビューとなるはずだ。期待したい。

 衝撃だった三浦春馬の自殺。その衝撃ゆえ、理由をめぐってさまざまな情報が飛び交っている。仕事の悩み、女性関係、母親との関係――。そんな中「週刊女性」では、三浦のこれまでの異変を伝えている。控え室での叫び声、ナーバスで不安定だった一面などなど。一体、三浦に何があったのか。もちろん、そんなことは本人にしかわからないのだろうが、人気芸能人、特に若い芸能人の自殺となればファンにも、社会にも大きな影響がある。今後その真相が少しでもわかるといいのだが。

木下優樹菜への手のひら返し、ドラマ『M』の“エグい内幕”――マスコミと芸能事務所の怖さ

下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!

 先週の「女性自身」で、東出昌大の不倫が渡部建より「まだゲスじゃなかった」との理由でオファー殺到と報じられていたが、実際『芸能人が本気で考えた!ドッキリGP』(フジテレビ系)に東出が出演! 映画PR絡みとはいえ、本当だったんだ……。

第515回(7/9〜7/14発売号より)
1位「木下優樹菜 『引退するから黙ってて! 2人の男と『同時進行不倫』疑惑』(「女性セブン」7月23日号)
2位「小松成美氏初めて語った『田中みな実の怪演』と『あゆが取材中に見せた涙』」(「週刊女性」7月28日号)
3位「シリーズ人間 世良公則 コロナで見えた政治のごまかしに『NO!』」(「女性自身」7月28日号)

 “タピオカ騒動”の木下優樹菜が7月1日、復帰を発表するも、速攻で芸能界を引退した。で、大きな話題となったのが不倫だ。「女性セブン」もいち早く“2人の男と同時進行不倫”を報じている。ひとりはアスリート、もうひとりはミュージシャンらしい。

 それだけではない。他マスコミも大手事務所所属の男性グループの30代メンバーだとか、30代の俳優だとか、ダンサー、ヒップホップグループメンバーと、もうなんでもありだ。すごいな、ユッキーナ、ではない。マスコミが、だ。

 そもそも騒動の発端となったのは木下の「弁護士たてて、法的処理、いくらでもできるからこれからの出方次第でこっちも事務所総出でやりますね」といったタピオカ店への恫喝だが、しかし当初、ネットでの大騒動になっていたにもかかわらず、ワイドショーやスポーツ紙など多くのメディがこれをスルーしていた。なにしろ木下の所属事務所であるプラチナムは“芸能界のドン”率いるバーニングプロダクション系列。そんな案件に御用メディアが手を出すわけがない。

 その後、木下は芸能活動自粛に追い込まれ、夫・藤本敏史とも離婚するが、マスコミが一斉に手のひらを返したのが7月1日の芸能界復帰と、その直後の引退発表だった。

 以降、出るわ出るわの不倫スキャンダル。でも、これらマスコミが指摘する不倫相手は匿名かつバラバラで、その詳細も中身もない。なぜって、こうしたネガティブ情報の大半はどうやら事務所サイドからのリークらしいから。つまり事務所のお墨付き情報なんだから、その真偽のほどは関係ないし裏も取る必要がない。書き放題!!

 木下が完全に事務所に切られた。それは事務所が「信頼関係を維持することが著しく困難であると判断」というコメントしたことでも明らかだが、それで一気にマスコミも手のひら返し、ということだ。実際、「セブン」にもこんな一文が。

「木下さんの復帰に向けて、事務所はかなり骨を折ったようです。ところが、活動開始宣言後に、あるメディアから、2人の男性との交際について問い合わせがあったようです」(芸能関係者のコメント)

 あくまで事務所は被害者で、木下の不倫とわがままには付き合いきれないとのスタンスを流布したかったのだろう。ついでに「事務所総出」というネガティブなイメージも払拭!

 やっぱり怖いな、大手芸能事務所。

 どんどん可哀想になってくる。浜崎あゆみ。浜崎と所属事務所エイベックス松浦勝人氏との“事実に基づいた”恋愛小説『M 愛すべき人がいて』(幻冬舎)は大きな話題となり、テレビ朝日からドラマ化もされた。その原作者であるノンフィクション作家・小松成美氏が「週刊女性」で独占インタビューに応じ、その内幕を話しているのだが……。

「幻冬舎の社長の見城徹さんから“書いてほしい本がある”というお電話をいただいたことがきっかけでした」
「松浦さんと浜崎さんがひそかに交際していた当時のことを、ドラマにしようという話になった。それには原作が必要なんだ」

 ああ、最初からドラマ化ありきだったんだね。しかもテレ朝で、っていうのもエグい。なにしろ見城社長はテレ朝の放送番組審議会の委員長を務めているんだから。でもって、小松氏もまた同審議会の委員に名を連ねている。しかも松浦氏と見城氏は、昵懇の仲。だから作品の内容もやたら、松浦氏が美化されていたのも納得だ。この作品に関し、当初、“落ち目の浜崎が復活のために仕掛けた暴露本”などと浜崎がバッシングを浴びたが、全然違う。目立ちたがり屋の松浦氏が仕掛けたPR本で、それに浜崎が利用されたということだろう。実際、あゆはこの本やドラマについてあまり語りたがっていない様子だし。

 しかも小松氏は『M 愛すべき人がいて』の取材について「ふたり一緒にインタビューもしました」と明かしている。かわいそうだろ、浜崎! しかもドラマがスタートした今年4月、「文春オンライン」で松浦氏の偽装離婚や薬物使用疑惑が報じられているが、多くのマスコミはこれをスルー、今回の「週女」もスルー。

 怖いな、大手芸能事務所。

 今年5月、小泉今日子や、浜野謙太、きゃりーぱみゅぱみゅなど、多数の著名人を含む人びとがTwitter上で「#検察庁法改正案に抗議します」と声を上げたことは記憶に新しい。芸能人が政治的発言をするとバッシングされるという異様な日本の空気に、勇気を持って一石を投じたものだったが、その動きはまだまだ、続いている。「女性自身」の長期名物ルポ連載「シリーズ人間」でミュージシャンの世良公則が吠えた。

「あまりにアーチストが静かなので、自分が声を上げようと。誹謗中傷もあるけど、遠慮なんてしていられないですよ」

 Twitterでも政治的発言をし続ける世良。応援します!

綾瀬はるか、“結婚報道”はホリプロによる「交際潰し」? 韓国ヘイトで袋叩きも“望み通りの展開”か

下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!

 木下優樹菜の芸能界復帰、即、芸能界引退が話題に。しかも所属事務所の「信頼関係を維持することが著しく困難」との発表で、木下の不倫疑惑を含めさまざまな臆測も飛び交っている。しかしトラブルがあったにせよ、長年所属してきたタレントに、こんな意味深で意地悪なコメントを事務所が出すとは。夫のFUJIWARA・藤本敏史が「今後も子供たちを含めて支えてまいります」とコメントしたのが唯一の救いだ。

第514回(7/2〜7/7発売号より)
1位「熱愛スクープ 綾瀬はるか 結婚決めた『韓流タレント』極秘2年交際」(「女性セブン」7月16日号)
参照「綾瀬はるか “結婚報道”韓流俳優が友人に語った驚肉声『ハルとの未来は潰された』」(「女性自身」7月21日号)
2位「フジテレビ『ザ・ノンフィクション』人気出演者が怒りの告発!『過剰演出の“半フィクション”です!』」(「週刊女性」7月21日号)
3位「大野智 『もう僕は戻らない』南の島に巨大リゾート移住計画」(「女性セブン」7月16日号)

 いやはや案の定というか。「女性セブン」が報じた綾瀬はるかと韓流タレントノ・ミヌの“結婚報道”。“熱愛”ではなくいきなり結婚だ。これをスクープした「女性セブン」によると、2人は2年前に知り合い交際をスタートさせたという。さらに綾瀬の知人のこんなコメントが。

「彼と結婚したいとごく親しい人には相談しています」

 だが、これを受けて吹き荒れたのが韓国ヘイト、嫌韓というネットの反応だった。まったく。その中には「なぜ日本人じゃないのか」という筋違いな嫉妬、差別丸出しのものまであったが、芸能人が韓流カルチャーを好きといっただけでネトウヨから袋叩きにされる昨今、国民的女優とまで言われる好感度の高い綾瀬が、大嫌いな韓国タレントと、となれば、ネトウヨたちの卑劣な反応は当然、予想されたものだ。

 そして「女性自身」によると、こうした世間の反応から “2人の未来は潰された”となってしまったらしい。

 だが、そもそもが怪しい。まずは「セブン」の報道だ。今回、熱愛を吹っ飛ばし、いきなり結婚と、よりセンセーショナルに報じた。案の定、この報道を受け、ネットでは韓国ヘイトだけでなく綾瀬へのヘイト的コメントまで多数出現。そして綾瀬の事務所、そしてミヌサイド双方が、早々にこの報道を“事実無根”として否定した。その結果、まるで2人の交際そのものがフェイクのような扱いすらされている。

 でも、これって綾瀬の所属事務所・ホリプロが望んだ展開なんじゃない? 周知のように、綾瀬は国民的なトップクラスの女優。好感度も高く、稼ぎっぷりもいい。そんな綾瀬が韓流タレントと熱愛・結婚となれば――。今の日本の現状を見れば、悲しいかなイメージダウンになってしまうのだろうし、女優生命がどうなるかわからない。韓国に移住すれば、仕事もセーブせざるを得ないかも。ホリプロからしたら、2人の関係は是が非でも摘んでおきたいもの。だから“結婚”というよりセンセーショナルな記事をぶち上げ、ネガティブな世間の反応を加えて、大事な大事な綾瀬の交際をぶち壊す。

 これまでも芸能事務所はマスコミを使って、同様な手口を何度もやってきたしね。今回も“なかったこと”“消された熱愛・結婚”騒動となってしまうのだろうか。

 またしてもフジテレビのやらせが発覚した。“ノンフィクション”を番組名に堂々と冠したドキュメント『ザ・ノンフィクション』にやらせ演出があったことを、その出演人物が「週刊女性」に告発したのだ。

 告発したのは同番組の人気シリーズ『マキさんの老後』の主人公2人。このシリーズは、レズビアンのジョンさんとゲイのマキさんというアベコベ夫婦の生活を追うもので、気性の激しいマキさんと、喧嘩をしながらも寄り添うジョンさんの姿が12年にわたり放送されている。しかし、それはフェイクだらけのものだったという。

 たとえばケンカシーンではワインボトルを割ったように放送されたが、実際は割っていないのに効果音で割ったかのように演出。またスーパーでは店員にイチャモンをつけるよう指示されたこともあったという。ジョンさんが作った料理をひっくり返せとの要求も。さらに問題なのはこうした2人の姿が放送されたことで、ネットではアンチサイトができて罵詈雑言、バッシングもされてきたという。

 フジテレビでは木村花さんを自殺にまで追い込んだリアリティ番組『テラスハウス』のやらせが大きな問題となったが、そっくりなそのままの構図が同局の『ザ・ノンフィクション』でも行われていた。木村さんの件ではSNSでの誹謗中傷が問題とされたが、しかし今回の告発でも明らかなように、その根源にはフジテレビのやらせ・演出がある。しかも今回、スタッフからジョンさんへのセクハラまであったという。

 いっそ、ドキュメントとかノンフィクションとかリアルとか真実とかいう言葉自体を使用禁止にして、すべてフィクション、フェイクと名乗ったらどうか、フジテレビ。

 嵐の大野智が活動休止後、“南の島”でゆっくりしたいという希望があると以前から口にしていたらしいが、それはてっきり海外だと思い込んでいた。今回「女性セブン」では南の島が沖縄の宮古島だと報じられ、ビックリした。国内だし人気観光地だし、ファンや野次馬が簡単に集まって来ちゃうよ。ゆっくり釣りなんて無理じゃない? ま、海外もまだまだ無理だろうけど。アイドルは大変だ。本当にゆっくりできる場所が見つかるといいね、大野くん。

手越祐也、会見の裏側で急浮上したジャニーズに代わる後ろ盾「ホリエモン」

下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!

 検察庁法改正案に対し多くの芸能人たちが声を上げたが、その立役者の一人、古舘寛治が日刊ゲンダイDIGITALのインタビューに登場し、こんなことを。「やるべき仕事が全くできない安倍政権が長く続いているのは、安倍首相がものすごい力を持っているわけじゃない。彼があのポストにいることで、得する人間がいっぱいいる。周囲の権威主義者たちがそれを支えている」。周囲からは「(政治的発言は)やめてくれ」と言われたという古舘だが、相変わらず声を上げる姿勢、素敵です。

第513回(6/25〜6/30発売号より)
1位「手越祐也 退所決断できた『もうひとつの理由』『母への豪邸』1億円ローン今春完済」(「女性自身」7月14日号)
同「手越祐也 緊急会見で語られなかった“真実”」(「週刊女性」7月14日号)
2位「前田敦子 フライング別居 不機嫌すぎる妻と逃げる夫 勝地涼」(「女性セブン」7月9日号)
3位「あの名ぜりふはもう聞けない! 再放送できない名作ドラマ」(「女性セブン」7月9日号)

 徐々に“通常の”芸能ネタが増えてきた女性週刊誌。なんだかホッとするが、今週もトップは手越祐也でいきたい。先週6月23日、会見を開いた手越。その内容や態度には賛否の声が上がったが、これを受けて、「女性自身」「週刊女性」が手越会見の“裏側”を報じている。

 まずは「週女」。会見でも手越は事務所から弁護士を立てるように言われ、藤島ジュリー景子社長とも直接会うことはかなわなかったと明かしていたが、ジャニーズ事務所の“冷たさ”についてこう記している。

「辞めることを伝えた途端、距離を置かれた」
「“自分も(他退所者のように)辞めることを伝えてしまったから、事務所は守ってくれない”と思ったのでは」

 だからといって、緊急事態宣言下での外食の言い訳にはならないと思うが、しかし手越をあれだけ好き勝手にさせ、スキャンダルを封殺してあげてきたのに、辞めるとなれば手のひら返し。やはりジャニーズ事務所、いや芸能事務所というものはエグい。一方、そんなこともわかっていないで、焦ってしまった手越も甘い。

 しかも興味深いのは、当初は弁護士同士の話し合いで6月末での退所が決まっていたというが、一転、6月19日に退所して構わないと事務所が提案してきたということ。その理由は「辞める前に情報が漏れることを恐れた」だって。さすが、情報統制のジャニーズだ(笑)。

 おそらく今回のことで、ジャニーズの力を思い知り、自分が守られてきたことも思い知ったに違いない手越。そこで手越の後ろ盾として取り沙汰されているのがホリエモンこと堀江貴文氏だ。「自身」では手越のホリエモンへの心酔ぶりを、会見後のホリエモンのツイッター内容や、手越が2年前に『メレンゲの気持ち』(日本テレビ系)で語った言葉で紹介、そして実業家を目指すようになったのも明らかにホリエモンの影響だと記している。

 手越とホリエモンは以前から飲み友達だというのは有名だが、しかし手越にジャニーズという後ろ盾がなくなった現在、このホリエモンとの関係は心配になる。ホリエモンは筋金入りの弱肉強食、新自由主義思想の持ち主だから。生活保護者を一刀両断し、正当な年金を求める人々を“税金泥棒”と罵った人物だ。金持ちはえらい、強者がえらい、簡単に言えばそういうことだろう。そして弱者を徹底的にバカにする。

 そんなホリエモンを手越が師匠と仰ぎ、心酔する。やばいでしょ。案の定、「ホリエモン新党」から東京都知事選に出馬した「NHKから国民を守る党」代表の立花孝志氏が「一緒に日本を変えていきましょう!」と手越にエールを送る事態に。

 やばいでしょ。これまでとは別の変な方向に行かなければいいのだが、手越――。

 前田敦子と勝地涼の別居を「女性セブン」がスクープしている。記事によると、前田は引っ越したばかりのタワーマンション住まいだが、勝地はその新居から車で20分ほど離れた別のマンションに帰宅。しかも2人の薬指から結婚指輪が消えているというのだ。昨年3月には第一子となる男の子が生まれたばかりなのに。

 その理由について「セブン」によると、妊娠と育児にあったようだ。感情の起伏が激しい前田が妊娠でさらにイライラ。そのため勝地もジムや飲み屋通いを控え、また前田の実母の家近くに引っ越しを提案するなどサポートしていたが、しかし――。前田は『ハケンの品格』(日本テレビ系)に出演し収録も再開、一方の勝地も仕事にのめり込むタイプだ。そしてこんな一文が。

「勝地さんとしては育児に協力しているつもりだけど、あっちゃんからすれば全然足らないというか……」

 これって、デジャブ感満載だと思ってしまった。今年2月から放送されてたドラマ『伝説のお母さん』(NHK)。主演の前田演じるメイは、かつて魔王を封印した史上最強の魔法使い。そしてひとり娘のさっちゃん(0歳8カ月)を抱え、ワンオペ家事育児と戦う毎日。夫のモブはゲームばかりして、オムツを替えるのが苦手で、しかも仕事も辞めてしまうダメ男。そんな中、メイが仕事復帰(魔王退治)することになり、夫との関係をめぐって苦悩する――。育児と仕事の両立や、育児しない夫との間で苦悩する女性の気持ちを、すごくよく表現し、前田の熱演もあり面白いドラマだったが、これって今回の前田の状況とオーバラップするような――。

 ドラマでも夫のモブは、一度は家を出て行ってしまったが、最後はハッピーエンドだった。実生活もそうなるといいのだが。

 コロナ感染拡大の影響で、かつての名作ドラマが再放送され、結構はまっていたが、「女性セブン」では再放送されない名作ドラマとその理由が紹介されている。その作品とは『家なき子』(日本テレビ系)『高校教師』『人間・失格』(ともにTBS系)『1リットルの涙』(フジテレビ系)などだという。理由はいじめや暴力シーンが過激すぎること、レイプシーンがあること、また出演者がその後薬物などで逮捕されていること――。なるほどね。時代背景も大きいのかも。だが、ここに紹介されていない再放送NGの名作が。NHK朝ドラ『あまちゃん』。主演ののん(当時は能年玲奈)に関し、事務所圧力の影響がまだ続いているのだろうが、どうにかしてほしい。

手越祐也から消えた「ジャニーズタブー」と「忖度マスコミ」――退所後の報じ方に変化は?

下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!

 手越祐也が電撃退所! まあ、あまり驚かなかったが。本日20時からの会見を、ジャニーズ事務所忖度のマスコミが、どんなトーンで報じるのか。注目!

第512回(6/18〜6/23発売号より)
1位「手越祐也 “ケンカ別れ退社”全真相!」(「週刊女性」7月7日号)
同「手越祐也 『もう我慢できねえ!!』反逆の退所通告」(「女性自身」7月7日号)
2位「不定期連載 有名人が仰天告白『あのとき、私は……』 宮崎謙介『報道後は裏切り者を特定するため人によって話す内容を変えていました』」(「週刊女性」7月7日号)
3位「シリーズ人間 小林麻美 私、66歳。パパ、81歳。夫婦で追い続ける芸能界の夢!」(「女性自身」7月7日号)

 芸能活動を自粛中だった手越祐也が6月19日、ジャニーズ事務所を退所した。発表では“合意解除”とされたが、しかし「週刊女性」「女性自身」ともに“ケンカ別れ”“反逆の退社”と銘打った。確かにそうなんだろう。

 ただし、両誌とも突っ込んだ内容はなし。そもそも手越は事務所と直接話し合うのではなく、弁護士をつけての話し合いだったというから仕方がない。「週女」は手越が芸能活動を休止してから、NEWSメンバーが誰一人手越に連絡をしなかったこと、また「自身」では、NEWSツアーがコロナの影響で中止になった上、スキャンダルで批判を受けたことで手越が「我慢できねえ!」と退所を決めたなど記されている。2誌の内容としては、そんなところだ。

 相次ぐジャニーズ事務所からの退所だが、しかし、ここまで手越を野放図にさせたのも、スキャンダルを屁とも思わせなかったのも、そもそもはジャニーズ事務所とマスコミのせいだ、ということは押さえなければいけない重要な点だ。

 マスコミは長い間、ジャニーズタレントの熱愛や不倫、乱交、そして警察沙汰まで数多くの不祥事を封殺してきた。もちろん「ジャニーズタブー」のためだ。

 その中でも手越は、異様にスキャンダルが多かったにもかかわらず、異様に優遇されてきたジャニーズタレントだった。ネットでは大騒ぎとなった7億円金塊窃盗事件容疑者との写真、未成年者との飲酒問題、また益若つばさ、きゃりーぱみゅぱみゅ、紗栄子、小嶋陽菜、柏木由紀など数多くの芸能人たちとの熱愛に、ナンパ女性の“お持ち帰り”、そしてコロナ禍での安倍昭恵夫人との“花見”、そして今回の緊急事態宣言下での2度にわたる飲酒・パーティ報道。

 しかし、最後の2回以外、マスコミはそれを大々的には報じることはなかった。たとえば安倍昭恵夫人との“お花見”では、ワイドショーがその証拠写真を紹介する際、手越の顔の部分には“ぼかし”を入れていたほど。それは手越がジャニーズ事務所の最高権力者だったメリー喜多川会長とその娘・藤島ジュリー景子社長の母子のお気に入りだったから。手越はジャニーズ事務所と御用・忖度マスコミに守られてきたのだ。

 だが、ジャニー喜多川社長が逝去し、タレント管理に厳しい滝沢秀明副社長体制になった。そしてジャニーズがコロナ感染防止支援のユニット「Twenty★Twenty(通称トニトニ)」を結成したにもかかわらず、その真逆の行動をとった。で、さすがのジャニーズも切れた。マスコミにも「お灸を据えて構わない」と容認した。で、今度は手越が逆ギレした、というわけだ。なんだかなぁ。

 そして本日23日20時、手越は会見を開く。これをマスコミがどう報じるか。マスコミ人脈や応援する人物も多いと言われる手越だけに、ワイドショーをはじめマスコミの動向に注目したい。

 改めて、やっぱりこやつ、まだまだゲスだった。元衆議院議員の宮崎謙介。2015年の議員時代、育休を取ると宣言し、イケメンであったことなどから世間の注目を浴び、しかし妻の出産直前に、自宅にタレントの宮沢麿由を引き入れ不倫密会、あえなく議員辞職したあの宮崎氏だ。その後、妻の金子恵美衆院議員は離婚ではなくやり直す道を選択、政界から引退した2人は最近でもワイドショーに揃って姿を表し、芸能人の不倫スキャンダルについて、自身の体験を踏まえ面白おかしくコメントするなど、何を考えているんだか、とツッコミたくなる御仁でもある。

 そんな宮崎氏のインタビューだったが、ひっくり返りそうになった。不倫劇についてこんなことを言い出したからだ。

「相手の女性とは知り合って間もないうえ、会ったのも2〜3回ほどだったので、どこから情報が漏れたんだろうと人間不信になりました」

 どの口が言う! まるで反省していないどころか、まるで被害者ズラ。さらには相手女性が情報源なのでは、とも取れる発言だ。確かに有名人の不倫(男)騒動が起こると、日本社会では必ず相手女性へのバッシングが起こる。「不倫をマスコミに暴露するなんて」「ベラベラしゃべって」「自分も誘いにのったくせに」――。まさに女性蔑視社会だから起こる現象だが、おそらく宮崎も、こうした考えの持ち主なのだろう。だから5年も経っているのに、自分の不倫を正当化する。そもそもチクられるようなことをしたのは、どこの誰だと思っているのだろう。

 さらに卑劣なのは次なる発言だ。

「報道後は裏切り者を特定するために、人によって話すことを変えて、その内容をメモしていました」

 裏切り者って、いったい何を言っているのか。そもそも裏切られるようなことを、マスコミに情報提供されるようなことを自分がしているという大前提を、この人はわかっていないのだろうか。

 開いた口がふさがらないが、もうひとつだけ、こんな言葉も紹介したい。

「僕自身、クリーンですよと表でアピールしているのに裏で汚職している政治家がいちばん嫌いだったんです」

 その言葉、そっくりそのままお返しします。

 久々に小林麻美の姿とインタビューを見て思い出した。あの不可解なスキャンダルを。2016年、突如浮上した「夏目三久が有吉弘行の子どもを妊娠」報道。だが、これに夏目の所属事務所・田辺エージェンシー社長で“芸能界のドン”田邊昭知氏が「事実無根」と大激怒、そしてマスコミは沈黙。そんななか、「週刊文春」(文藝春秋)が夏目と田邊社長の“親密ぶり”を報じたあの一件だ。

 もちろん田邊社長は小林の夫でもある。さらに、このスキャンダルと相前後して、引退中だったはずの小林の芸能界復帰も話題になった。とはいえ、その後もファッション誌などに顔を出す程度だったが。しかし最近になって半生本『小林麻美 第二幕』(朝日新聞出版)を出版、新たな活動として自分のキャリアを活かせる仕事をしたいと抱負を語るのだ。このタイミングは一体……。“芸能界のドン”に何か異変が起こっているのか!?

坂上忍『バイキング』打ち切り報道、本当の原因はパワハラではない? “きな臭い背景”

下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!

 れいわ新選組の山本太郎氏が東京都知事選挙への出馬を表明した。その出馬会見は圧巻だった。現職の小池百合子知事が圧勝と見られているが、さあ、どうなるか。宇都宮健児氏は? 久々に選挙が楽しみになってきた。

第511回(6/11〜6/16発売号より)
1位「フジテレビ名物2大番組相次いで終了へ……坂上忍のワンマンパワハラに“もう限界”」(「週刊女性」6月30日号)
2位「渡部建 妻佐々木希を欺き続けた『セックス依存』『他人は道具』の闇王子」(「週刊女性」6月30日号)
参照「渡部建『チャラ乱倫』『それでも離婚しない』佐々木希の悲愴」(「女性セブン」6月25日号)
3位「中居正広『ランナー』 松潤『嵐の恩返し』 『24時間』激突 これは『テレビ史上最大の作戦』だ」(「女性セブン」6月25日号)
※「女性自身」は合併号休み

 なんともきな臭い。「週刊女性」による情報番組『バイキング』(フジテレビ系)の打ち切り報道。記事によると、司会の坂上忍のパワハラがどんどんひどくなり、共演者からも不満の声が。さらにスタッフ2人が体調不良で休職しているが、それも坂上のパワハラが原因ではないかというのだ。

 たしかに、ここ最近でも坂上批判がメディアやネットで散見できる。でもなぁ。というのも、『バイキング』はコロナ感染拡大以降、政権に対する批判を強めていた。それは情報番組としては、しごくまっとうだと思うが、しかし、現政権下ではそうではない。しかもこのコロナ禍の状況下では。

 というのも、新型コロナ対応の後手後手ぶりに安倍政権への批判が集まっていた3月頃から、安倍政権はマスコミへの監視・圧力を強めてきたから。特に情報番組に対して。たとえばコロナ問題で舌鋒鋭い指摘をしている『羽鳥慎一モーニングショー』(テレビ朝日系)なども、マスク問題で厚生労働省、内閣官房、自民党広報のSNSなどで一斉にイチャモンをつけられ、しかし実際は『モーニングショー』のほうが正しかったというトンデモ事件まで起こっている。また『サンデーモーニング』(TBS系)も自民党議員やネトウヨから攻撃を受けたり、放送のたびに炎上しているのでは、というありさまだ。

 それだけではない、内閣府、外務省や厚労省などもコロナ政策への批判チェックに莫大な予算を投じて、政権への批判を封じ込めようと躍起になっている。官邸、自民党もしかり。そんな中、政権批判を強めている『バイキング』の打ち切り報道だ。なんだかとっても怪しい。

 記事ではフジテレビ、そして坂上本人にもその真偽について聞いているが、双方、完全否定。しかも坂上は「週女」の直撃にこう答えている。

「何にせよ、数年前の記事と今回あなたが聞いてきたこと(坂上のパワハラが原因で番組が終了)を結びつけるのは、無理筋だと思いますよ」

 そう、パワハラ問題は2年ほど前にいくつか報道されたもの。それを今になって、という坂上の反論は的を射てもいる。ネガティブ情報が噴出してきた感の『バイキング』だが、番組終了情報は、なんともきな臭い。

 大きな話題となった“文春砲”によるアンジャッシュ渡部建の不倫。スキャンダルは娯楽であり、コロナ下でその娯楽に飢えていた世間もワイドショーも飛びついた。渡部の事務所、怖い系でもないしね。もちろん「週刊女性」も「女性セブン」も。

 そしてもちろん両誌とも渡部の悪口放題なわけだが、特に「週女」が面白い。タイトルかららして「セックス依存」「闇王子」だもの。

 その内容も“(独身時代の遊び方は)普通じゃない”とか、“(渡部自ら)セックス依存症と言っていた”とか、“女性を口説く3カ条”などなど。しかも下半身ばかりではなく、それは「とにかく、すべてにおいて“心がない”んです」と人格にまで及ぶ。

 まあ、今回明らかになったのは、渡部の女性蔑視的体質だから、批判されてもしょうがない。そして食べ物も妻も“上手に利用”してイメージアップしてきたから、そのギャップにみんなが飛びつく。千原せいじのハヤシライス不倫は、そこまでギャップがないから、少々盛り上がりに欠けたが、しかし今回と同様に、有名女優・杏を妻に持ち、イクメンだのオシドリ夫妻だともてはやされた東出昌大は、大きな苦境に立たされた。

 スキャンダルは表の顔と隠された別の顔のギャップこそが醍醐味だ。今回の渡部不倫で、改めて実感した。そしてイメージがいいというのも、良し悪しなんだとこれまた実感した。

 やはり嵐の年内休止は決定的なようだ。そして新国立競技場ライブが延期になった“演出家”松本潤がその代わりに見出したのが『24時間テレビ』(日本テレビ系)だと「女性セブン」が報じている。チャリティユニット・Twenty★Twenty(通称・トニトニ)を動員し、そして恒例のマラソンを走るのは中居正広! マジか!? 『24時間テレビ』のジャニーズ支配はコロナ下でも続く――。

NEWS・手越祐也、“美談”ムードに一変! 「契約満了で円満退所」「滝沢ノータッチ」報道の意図

下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!

 持続化給付金の電通“トンネル法人”への委託問題だが、とうとうテレビでもこの問題を取り上げ始めた。当然だ。さらに使い道を決めていない予備費も10兆円! この政権の元、どう使われるかわかったものではない。さらにさらに、コロナ対策に世界最大級だと自画自賛する胡散臭さ。危機的状況だからこそ、権力への監視がより必要だ。

第510回(6/4〜6/9発売号より)
1位「手越祐也 きっかけは3月の“相談”『タッキーに逆ギレ』報道の真相」(「女性セブン」6月18日号)
1.5位「手越祐也 宅配ボランティアでかけたチャラくない“愛言葉”」(「週刊女性」6月23日号)
2位「安倍昭恵夫人 『首相夫への反乱』で自粛継続もアベノマスクも拒否!」(「女性自身」6月23日号)
同「石田純一 『ワインで乾杯』マスクなして深夜の酩酊」(「女性自身」6月23日号)
同「富川悠太アナ 『復帰もマスクなし』違和感ありあり出勤撮」(「女性自身」6月23日号)
3位「生田斗真 清野菜名と『おこもり秘愛5年』全舞台裏」(「女性自身」6月23日号)
同「生田斗真と清野菜名が結婚発表5年越しで“解除”した3つの理由」(「週刊女性」6月23日号)

 「週刊女性」を見て、すっごく驚いた。ない、ない! 芸能記事がない! 冒頭からコロナ関連ばかり。そして、あった、135頁目にしてやっとワイド企画が。そのトップがNEWS・手越祐也記事だ。

 その内容は活動自粛をしている手越が、自粛処分後、コロナ自粛生活で生活苦になった母子家庭に弁当を届けるボランティアをしているというもの。でも、手越のボランティア活動は、先週4日発売の「女性セブン」が報じたもので、その後追い記事だった。

 「週女」は「セブン」報道を受け、ボランティアの主催者に取材、ボランティア初日に自転車で2時間ほどかけ5〜6軒の家庭に宅配したこと、宅配家庭には内緒のサプライズで、手越はサインや写真にも笑顔で応じていたことなどの情報を紹介している。訪問先で男の子と撮影した記念写真や、子どもからのお礼の手紙もゲットし掲載! 

 相当ネタがなかったのか、あまりに安易だ。しかも芸能記事のトップがこれ。そして美談仕立てだ。だが美談仕立てなのは「週女」だけでない。先発の「セブン」も同様なのだが、そこには気になる情報が。

 これまで手越の活動自粛処分は、2度に渡るコロナ自粛中の飲み会で、ジャニーズ事務所、特に滝沢秀明副社長が激怒したと報道されている。しかし「セブン」ではこうした情報を全否定しているのだ。

「年齢もキャリアも違う2人ですが、昔はプライベートでも一緒に遊んでいた仲なんです」「そもそも今回の活動休止処分は滝沢さんが下したものではないと聞いています」(芸能関係者のコメント)

 それだけでない。一部報道(先週の「女性自身」でも)では活動休止後、手越は事務所と話し合いさえしていないとされたが、これまた全否定。

「実はこの3月に手越さんは退所について事務所と話し合いを始めていました」「時期は来年3月。契約更新のタイミングなのですが、更新せずに契約満了で退所する、という内容です」(手越の知人のコメント)

 つまり手越の退所は活動休止処分前に「来年3月」と決まっていたということだ。新説である。「セブン」には自転車に乗り、宅配ボランティアをする手越の写真も掲載されている。この「セブン」記事といい、「週女」の美談トーンといい、手越サイドの情報戦、逆襲が始まったということなのだろうか。今後、どんな展開になるのか、本当に来年3月円満退所するのか、楽しみだ。

 2位はマスク、マスク、マスクである。今週の「女性自身」、マスクネタ満載! まずは安倍昭恵夫人。緊急事態宣言解除で6月1日、居酒屋「UZU」を再開した昭恵夫人だが、初日のお店入りでは、“大きな”マスク姿。夫の肝入り“小さな”アベノマスクではなかったらしい。さらに閉店直前、帰宅する昭恵夫人の口元には、マスクさえなかったという。アベノマスクをしている人を見たことすらないが、妻にまで拒否られるとは――。

 次はコロナ感染で5月12日に無事退院した石田純一。それから1カ月弱の5月末、夜の街に繰り出し、仲間3〜4人と超高級ステーキ店で快気祝いをした。そして帰宅する石田を「自身」がキャッチしているのだが、その口元にはマスクなし。千鳥足で道に迷い、タクシーで帰宅したという。

 同様にコロナ感染し、6月4日に『報道ステーション』(テレビ朝日系)に復帰した富川悠太アナ。復帰直前の打ち合わせに向かう富川の姿を「自身」が撮影し、掲載しているが、マスクなしでの出勤だ。

 石田と富川は感染したから、抗体あるから大丈夫だと思ってる? しかし再感染のリスクも指摘されているし――。

 それにしてもマスク装着の有無がネタになる。恐ろしい時代でもある。

 生田斗真と清野菜名の結婚が発表された。こんな時代に、めでたい。清野のアクション大好きだ。で、これを報じた「女性自身」と「週刊女性」の2誌。

「実は、このふたりの熱愛をどこよりも早く報じていた本誌。’15年の夏、生田の自宅マンションに通う清野の姿を激写」(週女)
「私生活での“初ツーショットは、本誌が’17年2月にスクープしている」(自身)

 自慢です。そして2誌とも揃って、“スクープ”したという当時の写真を掲載している。新しいのはないんだね。コロナだから(笑)?

NEWS・手越祐也の活動自粛、スキャンダルを放置し助長してきた事務所と御用マスコミの責任

下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!

 持続化給付金の電通トンネル法人への委託問題。またもや税金の不透明な無駄使いで大問題だと思うが、しかしテレビはこれを大きく取り上げようとはしない。電通タブーはまだまだ健在……。あ、パソナもか(笑)。

第509回(5/28〜6/2発売号より)
1位「手越祐也 事務所からの呼び出しも断固拒否――『ジャニーズと徹底抗戦!』」(「女性自身」6月16日号)
同「手越祐也 熱望するあの“闇芸人”とのユーチューバー計画」(「週刊女性」6月16日号)
2位「元出演者がのぞき見た 恋愛リアリティショーの『無間地獄』」(「週刊女性」6月16日号
同「人気女子レスラーを死に追いつめた『テラスハウス』の演出暴走」(「女性セブン」6月11日号)
3位「長瀬智也 メンバーが青ざめた『出演ボイコット』(「女性セブン」6月11日号)

 先週飛び込んできたNEWS・手越祐也の芸能活動自粛発表。緊急事態宣言下に女性らとパーティをしたり飲み歩いていたりを2度も報道されたことから、ジャニーズ事務所の堪忍袋の尾が切れたのも、ある意味当然のことだろう。

 手越についてはすでに先週の「女性自身」と「週刊女性」が“退所情報”としてその動向を伝えているが、今週ももちろん続報を掲載している。

 まずは先週“事務所から次はないと最後通告された”と報じた「自身」は、自粛発表後もジャニーズ事務所と手越は今後の話し合いさえできていないし、手越はメンバーとも連絡を取ろうとしていないことを紹介。そして、もし退所となれば、一緒にお花見をした仲でもある安倍昭恵夫人周辺のセレブ人脈を生かした実業家転身を指摘する。

 マジですか(笑)。お騒がせな2人だから、実現したら面白いネタを提供してくれそうだが、一方、先週は“手越自らが退所を決意した”と報じた「週女」は、退所後の手越の活動について、いくつかのシミュレーションを提示している。

 まずは飲食店経営などの実業家転身について。が、「彼に近づいてくる人の中には、素性がはっきりしない人も多いので、犯罪に巻き込まれる可能性もあります」だって。お次は芸能界残留説。が、「(ジャニーズを)素行不良でクビになるようなものです。(略)そんな彼を引き受けてくれる事務所はないのでは」だって。

 その上で「週女」イチ押し(らしい)計画がユーチューバーへの転身。手越は人気ユーチューバーのヒカルと仲良しで、さらにヒカルは宮迫博之とコラボする仲。で、宮迫と手越のユーチューブでのコラボ――。

 なんだか、暗くてしょぼい。

 だが、こうした情報からわかるのは、手越がこれまで守られてきたジャニーズ事務所から完全に愛想をつかされたということだろう。数多くの女性スキャンダル、不祥事を引き起こしていたが、故・ジャニー喜多川氏や“女帝”メリー喜多川副社長からの寵愛を受け、特別扱いで、お咎めなしということが続いてきた。しかし、現在メリー副社長は第一線を退き、滝沢秀明副社長と藤島ジュリー景子社長体制のもと、タレントの不祥事に厳しい対応をし始めた。

 さらに、ジャニーズ事務所の顔色を伺い、これまで手越のスキャンダルをスルーしてきたワイドショーも、これに追随。ってことは事務所からの完全OKが出たということだ。でも、ここまで手越を放置し助長させてきた責任は事務所にも、ワイドショーをはじめとする御用マスコミにもあるはずなんだけど――。

 『TERRACE HOUSE TOKYO 2019-2020』(フジテレビ系/Netflix)に出演中だった女子プロレスラー・木村花さんの死はいまだ波紋を呼んでいる。当初、SNSでの激しいバッシングが木村さんを死に追い込んだのではないかとされ、ワイドショーでもさかんに報じられたが、しかし次第に番組制作側の問題が指摘され始めている。

 当然だ。すでにいくつかの週刊誌がその問題を報じているが、「女性セブン」「週刊女性」もこの問題に切り込んでいる。まず「セブン」では『テラハ』の現役と元スタッフが、SNSの誹謗中傷に向き合わなかったことを懺悔し、番組制作の“演出”実態をこう証言している。

「われわれスタッフから『もっと怒鳴り合って!』と指示を出すこともありました。昨年のある放送回では、嫉妬を映像で見せる演出に花さんを使いました」

 また「週女」は、かつて別の恋愛リアリティショー番組に出演したという2人の人物から意図的な演出、編集、そして出演者に蔓延していった制作側に“忖度する空気”を証言している。

 今回の問題はSNSの誹謗中傷が大きくクローズアップされたが、しかしそれを引き起こし、さらに誹謗中傷を煽るような行為を続けた『テラハ』、そしてフジテレビの責任が大きい。

 しかし、こうした指摘は週刊誌など紙媒体ではなされるが、テレビではほぼない。それはフジテレビだけでなく、全テレビ局が、こうした演出ややらせの問題とは無関係ではないからだ。

 さらに問題も。木村さんの死を受けて、政治家たちが「SNSでの誹謗中傷規制」を声高に叫んでいることだ。もちろん自分たちへの批判を封じる目的があってのことだが、あまりにゲスすぎる。残念ながら今回、女性週刊誌はこの問題を取り上げていないが、今後は是非、木村さんの死を利用するような政治家の卑劣な行為を取り上げてほしい。

 「女性セブン」が手越祐也ではなくTOKIO・長瀬智也の退所問題を取り上げている。友人である窪塚洋介の「長瀬くんもジャニーズ引退するって言ってたよ」とのインスタライブ発言、『TOKIOカケル』(フジテレビ系)での長瀬ボイコット説、そして「Twenty★Twenty」不参加――。これらの情報から退所決定との記事かと思いきや、しかしTOKIOは東京五輪のアンバサダーを継続して務めているから長瀬が欠けることはない、だって。とってつけたような結論だが、何を言いたいか不明な「セブン」記事を見て、やはり長瀬脱退、退所は近いと思ってしまった。