菅政権批判、安倍昭恵夫人、森友問題、五輪強行、吉村知事と関西メディアの癒着……社会派記事で攻める「女性自身」

下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!

 元東京都知事の舛添要一が小池百合子都知事の過労・静養について「ありえないこと」「理解不能」などと苦言を。都知事時代、公用車でほぼ毎週温泉別荘へ行っていたことが問題となった元都知事が――、よく言うよ。

第558回(6/24〜6/29発売号より)
1位「ノンフィクションライター松本創さん語る『吉村洋文知事と在阪メディアは“府民在宅死続出”の共犯だ!』」(「女性自身」7月13日号)
2位「田口淳之介 突きつけられた“別居生活”」(「週刊女性」7月13日号)
3位「嵐 再結成を目指すも脳裏をよぎる“グループ崩壊の年”」(「週刊女性」7月13日号)
「女性セブン」は合併号休み

 今週の「女性自身」は社会派記事が目立つ。トップ特集はコロナ禍での東京五輪開催に、先ごろ、天皇陛下の“懸念”が伝えられたことについて。切り口はもちろん菅政権に対する批判だ。国民や天皇の懸念を無視し、五輪開催に突き進む菅政権を“人命無視”と強く批判している。

 そして、安倍前首相夫妻についても特集されている。内容は安倍昭恵夫人が首相夫人時代のチヤホヤ待遇が忘れられず、夫の再々登板の後押しをするのでは、と政局を絡めての記事だ。まだある。先ごろ森友学園問題に絡む文書改ざんで自殺した財務省職員・赤木俊夫さんの“赤木ファイル”が開示されたが、赤木さんの妻のインタビューを掲載。

 さらに東京五輪強行で何が起こるかをシミュレーション、感染力の強いデルタ株が主流になると、東京だけで1日の新規感染者3,000〜4,000人、重症者はこれまでの3〜4倍の500人にも上るとの恐怖の試算を公表している。

 これだけ社会問題の記事が多かったのは2015年、安倍政権下で安保関連法が強行に進められ、多くの国民がこれに反発して以来ではないか。それだけ現在の日本の状況が“危機的”だという証左かもしれないが、中でも力作だったのが大阪府知事・吉村洋文のコロナに対する“失政”に切り込んだ特集だ。これはノンフィクションライター・松本創氏へのインタビューをもとに構成されたものだが、コロナ禍で明らかになりつつある大阪府・吉村洋文知事の“やるやる詐欺”ともいえる失策ぶり、そしてメディアとの関係に踏み込んだものだ。

 確かにコロナ感染が拡大する昨年前半頃を中心に、吉村知事は盛んにテレビに出演、感染対策や大阪ワクチンの開発を自信満々で語り、府民だけでなく多くの国民に支持された。しかし、実際はどうだったのか。例えば今年1月から5月21日の間に入院できず「在宅死」した大阪の感染者は全国で最多の28人、累計死者数でも全国最多の2,640人にものぼる(6月25日現在)。医療崩壊のワースト地域と指摘され、さらに給付金に関しても、対象都府県の中でダントツビリでの最下位だった。

 時がたつにつれ、吉村知事のボロがどんどん出てきて“やるやる詐欺”などと揶揄される始末だが、しかし松本氏は、こうした吉村知事の“失政”が、在阪メディア、特にテレビで正面から批判されることは少ないと指摘、知事の主張をそのまま垂れ流し、「吉村さん、がんばってはる」とエールさえ送る、その“蜜月”“癒着”ぶりは異常だと断罪しているのだ。

 そして興味深いのは、なぜ在阪メディアが知事を批判しないのかという理由だ。そこには元大阪府知事だった橋下徹氏の存在があると松本氏は言う。知事以前から頻繁に在阪テレビに出演していた橋下氏だが、その番組スタッフが橋下氏の府知事就任以降も引き続き番組を作るように。しかも、政治を扱う報道局ではなく、情報バラエティを作る制作局で、だった。そのため権力に対峙するのではなく、タレントを応援する“ノリ”になる。それは吉村知事となっても継承されたという。

 なんともトホホな状況だが、松本氏が指摘するのはそれだけではない。それが橋下氏や松井一郎大阪市長、つまり維新の会の“恫喝”体質だ。気に入らない質問をした記者を執拗に攻め、恫喝する。そのため萎縮したメディアに批判的な視点はなくなっていくというものだ。

 確かに、維新は福祉削減と効率化、民営化など強固に新自由主義を唱え、府民の命より自分たちの利権、との指摘もなされている。しかし大阪ではメディアとの癒着から、そうした声も消されてしまうということか。

 以上、なかなか読みごたえのあった今週の「女性自身」である。

 そ、そんなぁ。元KAT-TUNの田口淳之介と恋人・小嶺麗奈との関係がギクシャクして、今春、小嶺は同居していた田口の家を出て、実家のある熊本に行ってしまったのだという。

 記事によると昨年秋ころ、小嶺が田口に「そろそろ結婚しよう」とプロポーズしたが、田口は煮え切らない態度に終始し、怒った小嶺が家を出たというのだ。

 いやいや、本当か!? なにしろこの2人の関係、絆には長〜い歴史がある。しかも暗黒とも言えるものだ。まず2人の交際がスタートしたとされるのは2007年頃のこと。ジャニーズ事務所は田口に“年上女優”の小嶺と別れるよう再三説得したが、田口は拒否。すると15年には「女性自身」で「KAT-TUN田口淳之介 花見デートも恋人の母“同伴”交際8年決意の『マスオさん同棲!』」との記事が掲載される。“マスオさん”とはあまりに刺激的で、その背景はジャニーズがメディアを使って2人を別れさせる“工作”だったとされた。

▼参照▼

 ここまで事務所にされても、しかし田口は小嶺と別れないどころか、逆にKAT-TUNを脱退、そしてジャニーズ事務所も退所してしまう。交際だけでなく結婚を見据え、小嶺という女性のために、そこまでしたのだ。その後、小嶺の実家の関係で介護の仕事も手伝っていたという田口。

 さらに19年には、またしても逆風が2人を襲う。そろって大麻取締法違反で逮捕されてしまったのだ。しかしここでも、田口は「(小嶺と交際を)続けていきたい」と語り、小嶺も「交際を続けられるなら結婚したい」と強い絆を見せた。そこまでしたのに、ここにきて、しかも結婚もしないまま破局!?

 さらに驚がくなのが、これを報じた「週刊女性」が指摘する田口の結婚拒否の理由だ。

「ファンが減ることを恐れたのでしょう。現在、田口さんには数百人の熱心なファンがいます。(略)結婚を発表したことでファンの気持ちが冷めてしまったら、彼にとって死活問題になりかねないですからね。事務所のスタッフも、必死に結婚を止めたといいます」(レコード会社関係者のコメント)

 小嶺との交際・結婚を反対され、ジャニーズを出たはずの田口だが、現実は――。田口淳之介35歳。アイドルは、どこに行ってもつらい。

 そう言われれば、確かにそうだ。ジャニーズには“グループ25年崩壊説”というのが存在するらしい。SMAPは25周年で解散し、TOKIOは山口達也の事件で25周年ライブを断念、V6も25周年の配信ライブで解散を決めた。そのジンクスにならうと、嵐が25周年を迎える24年に何が起こるのか――解散、消滅!? 一方で、この2024年に嵐の再結成もウワサされるが、一体どうなるのか――。ジンクスって結構、当たったりするから――。

小林亜星さんに「遺産トラブル」の予兆! 次男をめぐる「週刊女性」と「女性自身」の正反対記事

下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!

 緊急事態宣言から、まん延防止重点措置へ。そして飲食店の酒類の提供も、かなり特殊な条件下で解禁された。そして――私事で恐縮だが、先日の血液検査でγ-GTPが劇的に下がっていた。びっくり。外食、外飲みしてないもんね。でも、こんな効果があるとは。びっくり。

第557回(6/18〜6/22発売号より)
1位「小林亜星さん 絶縁8年『不肖の息子』と『4億円遺産』の憂い」(「週刊女性」7月6日号)
同「小林亜星さん 次男秘話 初告白『愛すべき頑固親父の最期』」(「女性自身」7月6日号)
2位「熊田曜子 元カレが明かした過去の“警察トラブル” 周囲が気をもむ愛娘との微妙な距離感」(「週刊女性」7月6日号)
3位「菅田将暉 あの女優の自宅に押しかけ婚!」(「女性セブン」7月1・8日号)

 久々に驚いた。目が点になった。先日亡くなった小林亜星氏に関する「女性自身」と「週刊女性」に掲載された2本の記事を読んで。

 まずは「週女」記事を紹介したい。大物芸能関係者が逝去した際によくある家族トラブル、相続問題に切り込んだ記事だが、記事の“主役”は小林氏の次男である小林朝夫氏だ。この朝夫氏、亜星氏の前妻との子どもで、一時は特撮ヒーローものにも出ていた元俳優。その後は“地震予知研究家”なる肩書でブログなどを開設している60歳だ。そして、確かにこれまでもマスコミを騒がす騒動・事件を起こしてきた。

 もっとも記憶に残るのは、2013年の淫行事件だろう。青森のアパートで女子高生にみだらな行為をしたとして逮捕、起訴された一件だ。それだけでなく「週女」では朝夫氏が結婚、事実婚を繰り返すなど女性問題を多く起こしていたこと、また妻に対してはDV騒動を、そして娘に対してはネグレクトもあったことを指摘、亜星氏との関係についてもこう断じている。

「亜星さん、朝夫さんとは絶縁状態だったんです。そうなる前から、朝夫さんは亜星さんの頭痛の種だったんですが、例の“事件”の後、亜星さんが勘当したんです。今回も朝夫さんには“亜星さんが亡くなった”という連絡だけで、葬儀には呼ばなかったそうです」(知人のコメント)

 なるほど、と思う。数多くの作品を輩出した大物作曲家。俳優もこなし国民から愛されるキャラでもあった著名人。そんな父親を持った子どもが、父親の姿を追いながら、しかし父親の大きさゆえ挫折し、トラブルを起こす。芸能界ではよくある話だ。しかも6,000曲とも言われる作品を残した亜星氏。勘当されたとはいえ、実子の朝夫氏にある程度、巨額の遺産は入る。偉大な作曲家だった亜星氏も、私生活では父親としていろいろ大変だったんだろうなと思う。

 でも「自身」を見るとびっくり。「週女」では勘当され、絶縁状態とされ、葬儀にも呼ばれなかったはずの朝夫氏本人が「自身」に堂々と登場しインタビューに応じ、こんなことを言っているからだ。

「死に顔は寝ているみたいに穏やかな表情でしたね。納骨は都内にある一族のところに入ります。遺書も用意していたようで、今後のことは落ち着いてから家族で話をする予定です」
「普段から交流があり、父が『ちょっと出てこいよ、飯行こうよ』って連絡をよくくれて。(中略)最後に会った半年ほど前も焼き肉に行きました」

 その上で、父親との思い出、例えば別荘に高倉健を連れてきたことや、西城秀樹や樹木希林が亡くなった時の落ち込みようを、この次男は語るのだ。一方は、次男は勘当され葬儀にも出席を許されなかったと記し、一方は最後まで良好な関係だったことを次男本人に語らせる。まさに正反対の記事で事実関係も対立する2つの記事。いずれにせよ今後、亜星氏をめぐりトラブル発生の予感しかしない、その予兆を十分感じさせてくれた2本の記事だ。

熊田曜子の離婚騒動に第三者が登場

 先週も取り上げた、熊田曜子と夫のDV・離婚騒動。熊田のDV告発に対し、夫は対抗手段として妻の不倫をマスコミに暴露。そのことで、不倫をしたらDVは当然という男サイドに立った卑劣な論理がまかり通り、この本質がどんどんずれていくことを指摘した。そして今週は、夫ではない別の第三者が「週刊女性」で熊田を告発しているのだが、これも首をひねるような内容だった。

 記事によると、熊田を告発するのは都内に住む会社員のBさん。Bさんの話では、熊田とは15年前から知り合いで、10年前に熊田から部屋に誘われ恋人関係に。だが携帯メールのやりとりを見て、熊田の浮気を疑うようになったという。口論になったが、熊田は警察に逃げ込むようになり、ストーキングだと訴えた。そして警察から“関わらないように”と口頭注意を受けたBさん。しかし数年後、熊田のインスタにダイレクトメッセージを送ったBさんに、再び警察から警告書が届いたという。

 これらの経緯を語った上で、Bさんは“今回熊田が夫にしたこととそっくり”“同じ目にあった”と、告発した動機を語っている。まあ、これにはかなり異論があるが、ひとまず置く。Bさんからの告発を受け、「週女」は熊田の代理人弁護士を取材した。すると意外な答えが。弁護士によると、2人の交際の事実はなく、ストーカー行為にあったため被害相談をしたこと、さらにこのB氏が、実は熊田の元マネジャーだったこと、そしてB氏は熊田のインスタではなく、熊田の夫のFacebookに“嫁は元気かい?”とのメッセージを送ってきたため、警察が接近禁止に関する警告を行ったと回答したのだ。

 いろいろ矛盾が。B氏はこれに対し再び反論しているが、どうだろう。記事を読む限り、当初B氏は「週女」に対し、元マネジャーだったと明かしていない。そして、人の携帯メールを覗き見するような人物でもあるらしい。警察もストーカーだと認識し、2回も警告を発している――。

 この告発、ちょっとやばいと思う。しかし「週女」はそうは思わなかったらしい。怪しい告発に乗って、またしても熊田を“浮気もの!”とバッシングするのだ。改めていうが、DVやストーキングは卑劣な暴力、犯罪だ。たとえ浮気しようが不倫しようが、それを正当化なんかできるはずはない。

 ただ、今回の一連の騒動でひとつ言えること。それは、熊田は男を見る目がない、ということだ。

 1年ほど前からうわさされていた菅田将暉と小松菜奈の交際が順調に進んでいて、現在では同棲状態だと「女性セブン」が報じている。なんでも菅田が小松にベタ惚れで、まずは小松のマンションの別の部屋に引っ越し、半同棲を経て同棲へという経緯らしい。芸能事務所トップコートのトップ俳優だからか、ワイドショーはほぼスルーしているが、俳優としてもノリノリで、かつモテモテ男子の菅田。まさか、近々結婚なんてことはないと思いたい……。

Hey!Say!JUMP・知念侑李とトラウデン直美、ジャニーズ忖度雑誌「女性セブン」が報じる不可思議な熱愛スクープ

下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!

 感染者はさほど減ってないのに、緊急事態宣言は解除される方針らしい。で、飲食店の酒類提供は引き続き「なし」。相変わらずちぐはぐで、無能ぶりばかりが目立つ日本の感染対策。そんな中でも一貫しているのが五輪開催だ。国民の安全安心など二の次三の次。そんな政府の本心ばかりが浮かび上がってくる。

第556回(6/11〜6/15発売号より)
1位「知念侑李 コロナ禍で育んだトラウデン直美との密着愛」(「女性セブン」6月24日号)
2位「熊田曜子 夫からの壮絶DV『ぶっ殺すぞ!』現場音声データ公開」(「女性セブン」6月24日号)
3位「華原朋美『あのころは、お医者さまで治せる病気ではなかった』」(「週刊女性」6月29日号)
「女性自身」は合併号休み

 これまでもジャニーズの恋愛ネタに関して、事務所の裏の思惑があったり、メディアとの癒着があったりと、さまざまに不可思議な記事は多いが、今回もまたいろいろ不可思議な熱愛スクープである。「女性セブン」がスクープしたHey!Say!JUMPの知念侑李とモデルのトラウデン直美の熱愛だ。

 記事によると、昨年末に急接近した2人は、今年に入ってから本格交際をスタートさせたという。そして「セブン」では、その証拠として知念の住む都心のタワマンからトラウデンが出てきた様子や、一度タクシーで帰宅したトラウデンが再び知念のマンションに戻ったこと、さらに別の日には仕事帰りにそのまま知念の自宅に帰るトラウデンの姿、そして知念のタワマンから大学に向かうトラウデンなどを紹介し、その“密着熱愛”を報じている。

 しかし、これほどトラウデンの姿をキャッチ、目撃している「セブン」だが、肝心の知念の姿の目撃談は記事にはない。知念の写真は掲載されているが、スタッフと思しき人物が近くにいて送迎車から降りる? 感じで、自宅タワマンから出てきた、というふうでも全然ない。よって、ツーショット写真もなしだ。

 しかも「セブン」といえばジャニーズべったり、忖度雑誌のひとつ。そのセブンが熱愛の根拠として、ツーショットすらないのに、「(知念は)家に大事な用があるみたいで、楽しそうに帰って行きますよ」(芸能関係者のコメント)「最近ふたりは、知念くんの自宅でよく会っていますよ」(知念の知人のコメント)といった程度の根拠で、熱愛を断言するのも不可解だ。

 しかもタワマンといえば芸能記者泣かせのマンション。なにしろ複数の出入り口があったり、地下駐車場から人知れず出入りできたりといった構造上の問題に加え、都心の人気タワマンには複数の芸能人が住んでいたりする。よって、トラウデンはこのタワマンの別の住人と熱愛しているとか、友人だとか、なんてことも可能性としてはある。

 さらに不可思議なのはトラウデンといえば、その社会派的発言だけでなく、ファッション誌「CanCam」の専属モデルという肩書も代名詞だ。しかし記事では、そのことに一切触れられてはいない。というか「セブン」も「CanCam」も版元は同じ小学館だ。メディアはタブーの宝庫でもある。別雑誌とはいえ、同じ出版社の人気モデルのスキャンダルを、そうやすやすと掲載するのは不可思議だ。

 よって、この記事にもなんらかの裏があるのでは、とどうしても勘ぐってしまう。2人の関係を表沙汰にすることでお仕置き&破局を狙うのか。それとも知念、またはトラウデンに別の本命恋人がいて、その存在を隠す必要があったのか。それとも本当に熱愛していて今後の進展(まさかの結婚とか、でき婚とか)への“地ならし的記事”なのか。

 いずれにせよ、普通の熱愛スクープ記事とは到底思えない。

 熊田陽子と夫とのDV・離婚騒動が波紋を広げている。そもそもの発端は5月18日未明、熊田が夫A氏に暴力を振るわれたとして警察に通報、夫が警視庁高輪署に暴行容疑で逮捕されたことだ。しかし、このことはすぐに表沙汰にならず、事件が公になったのはそれから10日以上たった後。そのため熊田は31日になってコメントを出した。その内容は夫のDVと離婚の話し合いを進めている、というものだった。

 以前から熊田は夫からのモラハラを訴えていたが、それに加えて夫が実際にDVで逮捕という事態、そして3人の子どもを抱えシングルマザーとして離婚するという熊田の意思に対し、世間は好意的に受け止めた。そして衝撃の“証拠”も出てきた。それが「女性セブン」が報じた音声データだ。その詳細を見ると、確かに背筋が凍るほど恐ろしい。“ぶっ殺す”“”マジで!“”ぶん殴りたい“。音声データがあるってことは、こうした暴言が以前にもあったことから、録音をしようと用意していたのだろう。自分を守るため、証拠を押さえるため当然のことだ。

 しかし、これに対し、夫サイドも反撃に出る。「週刊文春」(文藝春秋)「週刊新潮」(新潮社)など複数の媒体に、暴力沙汰の背景に熊田の不倫疑惑があったことを暴露し始めたのだ。しかも、DVについて「手が顔に当たっただけ」と主張している。このことで、マスコミや世論も“情報合戦”“泥仕合”などと熊田に対しても懐疑的になった感もあるが、でも、それっておかしいでしょ。

 もし、夫が主張するように熊田の不倫が本当だったとしよう。しかし、だからといって暴力を振るっていいわけはない。それを“夫婦げんか””情報戦“”泥仕合”などと矮小化するマスコミも、全くもって男目線かつ不条理でおかしい。しかも、夫側は不倫の根拠として大人のおもちゃの存在まで暴露した。男性週刊誌がいかにも飛びつきそうなセンセーショナルな“ブツ”。案の定、マスコミはDV疑惑から不倫へとシフトしていき、まんまと論調をずらすことに成功した。本質を隠蔽した。

 繰り返すが、不倫したからといって、暴力を正当化するいわれはひとかけらもない。だが救いはあった。女性週刊誌である「セブン」が真っ当にこう主張していたことだ。

「どのような事情があろうとも、暴行を正当化する理由は一切ない」

 そして、まるで被害者に非があるような報道はセカンドレイプであり、ほかのDV被害者を萎縮させる原因にもなる、と主張している。その通り。頑張れ、女性週刊誌!!

 『アウト×デラックスSP』(フジテレビ系)のダイエット企画に挑戦することが発表されるなど、何かと話題の華原朋美。そんな華原と作家・岩井志麻子との対談が「週刊女性」に掲載された。内容はもちろんブッ飛び、カッ飛びでメチャ面白い。

 例えばこんな感じ。

華原「(妊娠後も体重が戻らずデカパンをはいていることを明かした上で)もう1回妊娠して、子どもを産んだら元に戻るんじゃないかな、と思っていて。だから子どもが欲しいんです」
岩井「今は50歳近くなっても産む方いますからね。朋ちゃんもまだまだいけますよ」

 全文は是非「週女」誌面で(笑)。

「小室圭さんバッシング」のために“妄想”ニュースを作り上げる、「女性セブン」と「週刊女性」

下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!

 東京五輪開催について「私は主催者でない」と言い放った菅義偉首相。「安全安心」をおうむ返しするだけで、具体的なことに答えようとしない姿勢だけは一貫している。分科会の尾身茂会長が「パンデミックの所で(五輪を)やるのは普通ではない」と“真実”を暴露したが、同様にこの国のトップも「普通ではない」。

第555回(6/4〜6/8発売号より)
1位「ヘンリー王子 メーガンさんの『自殺』激白で宮内庁が恐れる小室圭さん『眞子さまとの恋』暴露」(「女性セブン」6月17日号)
同「小室圭さん “どさくさ”五輪帰国で天皇陛下へ3度目の無礼」(「週刊女性」6月22日号)
2位「篠原涼子 別居1年の最終結論『夫のいる家には帰らない!』」(「女性自身」6月22日号)
3位「有名人が仰天告白『あのとき、私は……』第27回元フィンガー5晃」(「週刊女性」6月22日号)

 あまりにひどい。このところ“なんでもあり”とばかりにマスコミが推し進めているのが、小室圭さんバッシングだ。今回の「女性セブン」、そして「週刊女性」はあまりにひどすぎる。

 まずは「セブン」。英王室を離脱したヘンリー王子が、先ごろアメリカメディアで訴えた。妻のメーガンさんが批判にさらされたことで妊娠中に自殺を考えた、と。そして、これは日本でも他人事ではないと指摘するのだ。

「“ヘンリー王子の告白に、小室さんが触発されるのではないか”と恐れる声が、宮内庁の周囲で少なからず上がっています。もし、小室さんが、『眞子さまとの恋』について暴露したら……。さらに困ったことに、『皇室批判』へとつながりかねないその告発を止める術を、宮内庁は持ち合わせていないのです」

 しかし、これはあくまで宮内庁側が勝手に抱いている“推測”だ。あくまでも宮内庁、そして「セブン」の憂慮にすぎない。実際、小室さんが告白をするなんて根拠は記事にも示されていないし、また宮内庁がそれを掴んでいるという記述もない。そもそも、ヘンリー王子に小室さんが触発されるのでは、というのも単なる“推測”だ。

 ところが記事では、なぜか小室さんの告発がすでに“既定路線”かのように進むのだ。

「いまや小室さんにとってメーガンさんは“お手本”のような存在」
「(ヘンリー王子と)同じように告発をすれば支持を得られると考えている可能性は充分にあるでしょう」
「いつか眞子さまの支えのもとで、すべてを暴露できる――そんな自信があるからこそ、小室さんはいまも沈黙を貫けるのではないだろうか」

 つまり“小室さんがヘンリー王子の告発に触発”という、あくまで臆測にすぎないことを根拠に、いつの間にか“小室さんが皇室を暴露する”話がまるで確定のように語られ、その上で小室さんへの批判、バッシングが展開される――。まさにフェイクニュースで、小室さんからしたらたまったものではないだろう。恐怖を感じるのも無理はない。

 小室さんを批判するためなら妄想に妄想を重ねる。そんな“妄想バッシング記事”の代表と言えるが、傑作なのは記事中には小室さんによる暴露内容まで“紹介”されていることだ。

「“国民からいわれなき批判を受けた”“どれだけ追い込まれても皇室は助けてくれなかった”という告発で、支持獲得を狙うのではないでしょうか」

 何度も言うが、小室さん自身は皇室を暴露するなんてひと言も言っていないし、記事にも妄想的根拠しかない。にもかかわらず、暴露の内容まで紹介されてしまうとは。ここまでくると笑ってしまうが、さらに悪質なのが最後の締めくくりだ。

「小室さんは静かに、チャンスをうかがっているようだ」

 しかし、こうした妄想記事は「セブン」だけではなかった。「週刊女性」では、小室さんが東京五輪開催の前後に帰国するのでは、との情報をもとに、バッシングを展開しているが、そもそもの“帰国情報”からして怪しい。「週女」が示す五輪中、もしくはその前後の帰国の根拠はこうだ。

 いわく、2人が30歳になる10月の結婚を目指すなら、その3カ月前に納采の儀を行う可能性が高い。いわく、小室さんの帰国の混乱を避けるため五輪のどさくさを利用、いわく、物価の高いNYの滞在費の困窮――。たしかに小室さんは、いつかは日本に帰国するだろうが、その時期が五輪の前後というのは、確たる証拠もなく単なる臆測。実際、小室さんの弁護人も5月中旬の時点で「帰国の予定はない」と明言している。

 しかし記事では、これまた五輪開催前後の“どさくさ帰国”が既定事実のように語られ、それをもって、天皇陛下への無礼にあたる! と声を荒げたという宮内庁関係者のこんな激烈なコメントを紹介し、小室さんをバッシングするのである。

「あえて五輪開催の直前に帰国して、陛下による開会宣言などのニュースがかき消されるようなことになったとしたら、遺憾な事態だといえます。開催期間中も小室さんの報道が過熱してしまうと五輪のニュースが減り、結果的に“五輪ムードに水を差す“形となれば、名誉総裁を務めていらっしゃる陛下に対して、大変な無礼にあたるからです」

 天皇陛下まで持ち出した「週女」。だから五輪開催前後に帰国するなんて小室さんは公表していないし、記事の中でも推測だけで明確な事実、根拠はない。でも、その臆測で陛下に無礼だ! と叫び、小室批判を展開するのだから逆に恐れ入る。無礼なのはむしろ「週女」のほうでは? 

 小室さんを批判できれば、妄想だろうが、なんでもあり! ということが改めて確認できた2本の記事だった。

 今週は芸能ネタでも“臆測”記事が多かった。たとえば、嵐・大野智が恋人との京都旅行をすっぱ抜かれて周囲に疑心暗鬼になっている記事(週女)とか、適応障害で芸能界を休業した深田恭子だが、同じ事務所の綾瀬はるかとの葛藤があった(セブン)とか。そんな中、愚直にまっとうに取材して、張り込みして写真も押さえて、という正当的な芸能ネタを掲載しているのが「女性自身」だ。

 昨年8月「自身」がスクープした篠原涼子と市村正親との別居だが、それから10カ月、いまだに別居は続行中らしい。そんな様子を「自身」が追っている。まずは篠原のドラマロケ現場(写真あり)、その後、一人で暮らす別宅マンションに篠原が帰宅する様子(写真あり)、そして篠原不在の中、長男を学校に送る市村の姿(写真あり)、そして“一時帰宅”した篠原が長男の習い事に同伴、手をつなぎながら歩く様子(写真あり)――。

 いろんな写真をきちんと押さえている「自身」。グッドジョブだ。しかも、仕事後、ビールを片手に食料品が入ったビニール袋を持ち、俯き加減で帰宅する篠原の後ろ姿の写真は哀愁さえ感じられるもの。

 推測と妄想ばかりで正統的な芸能記事が少なかった今回の女性週刊誌の中で光る1本だった。

 「週刊女性」の“元有名人”による、この告白連載には何度か驚かされたが、今回も驚いた。今回登場したのは元フィンガーファイブ・メインボーカルの晃。当時圧倒的人気だった晃だが、超すごい仰天告白を!

「声変わりをさせたくないマネージャーが、親の許可なく女性ホルモンの注射を打たせようとしたんだ。でも女性ホルモンを打つと、男性器などの成長も止まるらしい……と噂で聞いていたから、マセガキだった俺が断固拒否して難を逃れたのよ(笑)」

 笑い事ではないが、でもマセガキでよかった、晃! やっぱり芸能界っておっかない!!

東出昌大の「養育費月1万円」は不当か否か? 「女性セブン」のバッシングと「週刊女性」の擁護、そして事務所の存在

下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!

 本日から東京などの緊急事態宣言や「まん延防止等重点措置」の延長が始まった。同時にデパートや映画館など、規制を緩める措置も。長期化する感染拡大だが、「安全安心」ばかりを繰り返すばかりの菅首相の元、本当に東京五輪がスタートしてしまうのか。不安しかない。

第554回(5/27〜6/2発売号より)
1位「独占スクープ 杏悲憤 東出昌大が『養育費は1人たった月1万円』」(「女性セブン」6月10日号)
2位「東出昌大『父の威厳を取り戻す』逆襲の一手」」(「週刊女性」6月15日号)
3位「岡田健史 所属事務所と訴訟トラブルで『両親との確執』」(「女性セブン」6月10日号)

 確かに驚いた。不倫で大バッシングに会った揚げ句、妻・杏と離婚という事態になった東出昌大だが、3人の子どもたちに対する養育費の額が「女性セブン」にスクープされてしまった。東出が提示した慰謝料の額が、子ども1人につき1万円で計3万円というショボさだったから。しかも、あまりの低額に杏が納得せず、現時点でその支払いもされていないというのだ。

 自らの不貞で離婚したにもかかわらず、そして有名芸能人という立場にあって、あまりの額の低さに東出に対するバッシングが再び盛り上がったのも当然だった。記事でも東出に対して手厳しい。養育費を捻出するための努力をしていない、「父親から愛されていない」と子どもが感じるかもしれない、などと東出のケチぶりを糾弾している。

 だが、この低額養育費が発覚後、巻き起こったのは東出バッシングだけではなかった。月1万円という具体的な数字が、しかもかなりプライバシー要素の強い話が、どうやってマスコミに漏れたのか、という疑問だ。この疑問は「セブン」の取材に応じた杏の態度でさらに加速する。「セブン」は慰謝料について杏に“話を聞いて”いるのだが、養育費未払いについては「事務所に聞いてください」との答え。さらに1人1万円ではと養育費の額を問いかけられると、杏はこう答えたというのだ。

「それは誰に聞いたんですか?」

 そうだよね。疑問に思うよね。未払いだけならまだしも、具体的な数字が漏れているんだから。そのため、一部では東出が周囲に愚痴っていたことがマスコミに漏れたという珍説まで流布される始末。しかし、東出不倫発覚→東出と相手女優・唐田えりか大バッシング→離婚→今回の慰謝料バッシングというこれまでの経緯を見ると、おのずと見えてくるのが杏の所属事務所・トップコートの存在だ。

 トップコートといえば、菅田将暉、中村倫也、松坂桃李など、今をときめく俳優を擁するイケイケ芸能事務所。さらに言えば、そもそも東出の不倫スクープも、杏サイドのかなり近いところからの出ていたというのは定説だ。だからこそ、マスコミも東出と唐田を「安心安全」とばかり大バッシングした。芸能ジャーナリズムに蔓延る大手芸能事務所への異常な忖度と、弱小プロへの不公平極まりないバッシング体質を思うと、そして今回も――。

 実際、杏に直撃した「セブン」だが、「事務所に聞いてください」と杏が繰り返したにもかかわらず、記事に事務所のコメントは出てこない。ということは「セブン」はあえて正式に事務所に取材をしなかったのか、それともしていない“体”を取ったのか。

 だが、そんな中、逆張りをするメディアだって現れる。「セブン」の慰謝料報道を受け、その後追いをした「週刊女性」は、この慰謝料の額について調べ「まったく不当な額とは言い切れない」として、かわいそうな東出をちょこっと擁護している。

 記事によると、もし杏の年収が1,000万円以上の場合、東出の年収が400万円ほどなら、月3万円という養育費はおかしくはないのだという。まあ普通に考えて杏の年収は軽く1,000万円は突破しているだろう。そして東出は2億円とも言われる違約金(借金)を抱えている。そして東出はスポーツクラブに通っているのだが、その月1万円ほどの会費も“痛い出費”とこぼしていることを紹介するのだ。

 そして記事はこんなエールで締めくくられる。

「徐々に活動を増やしている東出。養育費の金額を上げ父の威厳を取り戻すにも、完全復活となればいいが……。」

 救う神もあり!? っていうかこの「週女」記事こそ、東出サイドのリークなんじゃ(笑)。

 もうひとつ、芸能マスコミの芸能事務所への忖度、服従を思わせる一件、それが岡田健史をめぐる事務所独立トラブルだ。その発端は「週刊文春」(文藝春秋)が報じた芸能事務所スウィートパワー社長のモラハラ・セクハラ疑惑だった。以前から低賃金や急な仕事を入れるなどする事務所へ不信感を抱いていた岡田だが、「文春」報道で動いた。所属事務所と契約解除を求め仮処分を裁判所に申し立てたのだ。

 そして、独立騒動を“独占スクープ”した「女性自身」(6月1日号)では、モラハラや奴隷労働を強いた事務所ではなく、岡田をこう責めた。

「数々の作品に出演できているのは、事務所の力によるところも大きいはず。“今の知名度は自分の実力のおかげ”と考えて裁判に至っているなら“暴走”と捉えられても仕方ない」

 出た! 独立しようとするタレントを“恩知らず”と大バッシングし、事務所を擁護する芸能マスコミのお得意芸が! 「自身」は、まるで岡田のわがままのように報じているが、それは「自身」だけでない。岡田独立の後追い記事を掲載した「女性セブン」も、さらに追い討ちをかけている。

 今回の岡田独立に対し、「セブン」記事では両親との関係を持ち出した。岡田の知人という匿名コメントから、今回のトラブルを両親は知らず、父親は相談がなかったことを怒っている、そんな両親は“恩を仇で返すようなことをするな”と息子の行動に賛同はしていない、と紹介し、その上で父親に直撃した。

 その結果、「『私たちが話すことは何もありません!』と怒気が混じった返答があっただけだった」と記事にはあるが、しかし、この“怒気”は、息子に対してというより記者に対してというのが正しいのではないのか。まるでいやがらせのような父親への直撃取材。これも芸能事務所への忖度!?

有村昆“不倫未遂”の詳細すぎる会話、写真、掲載時期……「女性セブン」の不可解な続報記事

下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!

 数々の“暴言”で内閣官房参与から退いた高橋洋一氏。その発言は人を見下したもので、当然のことだが、しかし人の痛みをわかろうともしない、想像もできない、ひたすら自分のことばかり――そんな人物ばかりが跋扈する世の中だ。

第553回(5/20〜5/25発売号より)
1位「丸岡いずみ錯乱! 有村昆『口説き文句』と渡部建との合コン仲間」(「女性セブン」6月3日号)
2位「新垣結衣 守りぬいた『カモフラ』交際 先輩夫婦に学んだディスタンス」(「週刊女性」6月8日号)
3位「大倉忠義 (恐)送迎車GPS事件に『“やらかし”ファンにはもう限界…』」(「女性自身」6月8日号)

 「女性セブン」の有村昆“不倫”記事が怖い。

 先週人気デュオのコブクロ黒田俊介のあまりにトホホな不倫を紹介したが、今度は映画コメンテーターの有村昆の不倫が「フライデー」(講談社)で報じられた。そして、今回もかなりトホホで“イメージギャップ”なものだった。なにしろ有村の妻は、当時“奇跡の38歳”と称された元日テレアナ。そのため2012年に2人が結婚した際には、大きな話題となった。もちろんこの結婚で知名度がグンと上がったのも有村のほうだった。その後も夫婦仲の良さが喧伝されていたのに不倫――。

 でも、違う。だって今回は不倫ではなく不倫未遂だから。しかも口説いた女性にフラれただけでなく、“彼女の親友”にマスコミへ売られた。「ムラムラした時はいつでも呼んでくださいね」という口説き文句も、ラブホでの痴態も暴露された。エッチもできなかったのに、かなりトホホな展開だ。さらに、これが「フライデー」で報じられるや有村は芸能活動を自粛し、全レギュラー番組の降板まで申し出る事態に。“未遂”なのにかなりのダメージだ。

 そんな有村だが、今度は「女性セブン」が「フライデー」とは別の女性との関係を暴露している。これがかなり怖い。

 「セブン」によると、有村が20代と橋本環奈似の女性を口説いていたのは昨年の11月下旬、六本木のダイニングバーでのことだった。そこで有村は、自分たち夫婦がセックスレスなことをネタにしながら、「バンバン遊ばないと!」などと女性を口説いていたという。

 これだけなら特に怖いことはない。なにしろ「フライデー」の報道後、「自分も口説かれた」という女性が何人もマスコミにタレ込んでいると言われているから。「セブン」記事もそんなひとつか、と。しかし「セブン」を読むと、どうも違う。というのも、この時の有村と女性との会話が一問一答の形で紹介されているが、それは会話の要約といったレベルではない。少し抜粋してもこんな感じ。

有村「性体験は豊富だよ(略)エッチは好きだけど週に2回ぐらいかな」
女性「すごすぎますね」
有村「しかも相手の希望で3P。おかげで3Pが得意な人になったよ(笑い)」
女性「やったことないです」
有村「楽しいよ。4Pもないの?」

 録音されていたものを文字に書き起こしたとしか思えない詳細な一問一答形式。さらに不思議なのは、記事には有村がダイニングバーでテーブル越しの女性を口説いている写真までもが掲載されていることだ。2人の姿が写った写真。もし女性からのタレコミだとしたら、これは一体誰が撮ったものなのか。もちろん昨年11月の時点で、有村の不倫騒動は起こっていない。

 そう考えると、こんな可能性が浮上する。当時、「セブン」関係者がこの場にいて(偶然か張り込んでかは不明だが)、有村が女性を口説くシーンを目撃して、写真を撮って、録音もした。週刊誌ではよくある手法だ。しかし、なぜ「セブン」は当時これを記事にしなかったのか。

 さらに不思議なのは、「セブン」は有村の所属事務所に、この女性との関係について質問しているのだが、その答えは「その女性は知人です」と事務所が即座に不倫を否定していることだ。所属タレントが半年も前に会っていた女性の素性やタレントとの関係を、事務所がこんなにすんなり答えるのも不自然なような。

 そして「セブン」記事では、今回の女性のこととは別に、ある“闇グループ”について触れている。有村は、そのグループの中核メンバーと親しく、“口の堅い女性”を紹介してもらい“シークレットな関係”を持ってきたというのだ。しかも、“多目的トイレ不倫”のアンジャッシュ・渡部建もそのグループと懇意だったらしい。実際、渡部も不倫女性たちを“そういう女性だと思った”趣旨の主張をしていたが、その“闇グループ”取材の過程で、今回のことをキャッチしていたとしたら。

 不可解だらけな「セブン」の有村昆不倫続報記事だった。

芸能マスコミの“言い訳'

 みんなが驚いた星野源と新垣結衣の結婚。実際、交際のうわさもなければマスコミがノーマークだったから。でも、そのことを芸能マスコミの一員でもある「週刊女性」はこんな感じで言い訳をしている。

 いわく、最近、石原さとみ、岡村隆史、有吉弘行&夏目三久と、マスコミが交際をキャッチしていなかったのに結婚というケースが多い。その理由はセキュリティの高いタワーマンション在住だったり、同じマンションに住んでいたり、はたまた新型コロナの感染拡大で外出が減ったりという事情が大きいと。

 芸能マスコミの熱意の減少、劣化だと思うが、こんな言い訳をしている時点で、完全な敗北宣言だろう(笑)。

 でも、芸能マスコミにも意地がある!! 「週女」記事にはあることが匂わされている。それが2人の交際スタート時期だ。公式には『逃げ恥』スペシャル撮影後の昨年12月から交際をスタートさせたということだが、それが強調されればされるほど、実は違うのでは!? と疑ってしまうのも世の常。

 そして記事には2018年の時点で、新垣の住むマンションに星野が引っ越したこと、しかし交際スタートといわれる昨年12月には、すでに新垣だけ別のマンションに引っ越していたとの“事実”が紹介される。確かに怪しい“事実”だ。でも、これだけでは何の根拠にもならない。しかし「週女」も思うところがあったのか、何か掴んでいるのか、筆跡診断士の有田マサヒロ氏に2人の筆跡鑑定をお願いし、こんなコメントを掲載している。

「ともに衝動性はないので、結婚の前には何年かの交際期間があったのでは」

 芸能マスコミの意地かも!?

 すごいことになってる。常軌を逸した行動をとるジャニーズファン“やらかし”。そんな“やらかし”が関与したと思われる驚愕の事件が起こっていたらしい。ジャニーズの関ジャニ∞とHey! Say! JUMPの送迎車にGPSが取り付けられていたという事件が発覚したというのだ。犯人は不明だが、記事では“やらかし”の関与が強く示唆されている。これも怖い。

コブクロ・黒田俊介の“ダサすぎ不倫”に見る、女性スキャンダルを暴かれる有名人の「共通点」

下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!

 本当にやるのか東京五輪。経済界、著名人、アスリートからも賛否の声が上がりつつある。その中でも驚いたのは、やはり楽天・三木谷浩史会長の「自殺行為」発言だろう。確かにワクチン接種ひとつとっても体たらくな状態で、そんな国が五輪を開いたらどんな悲惨な結果になるのか――。恐ろしい。

第552回(5/13〜5/18発売号より)
1位「コブクロ黒田 『ダサすぎ不倫』誰も止められなかった『俺様・神様・天狗様』」(「週刊女性」6月1日号)
2位「所ジョージがひと肌脱ぐ 草なぎと地上波ゴールデン共演」(「週刊女性」6月1日号)
3位「阿部寛 “必勝”差し入れは行列ができるフレンチフライ」(「週刊女性」6月1日号)
※女性セブンは合併号休み

 またしてもトホホな不倫騒動が勃発した。人気デュオのコブクロ・黒田俊介44歳の不倫だ。報じたのは先週の「週刊文春」(文藝春秋)だが、記事によると相手女性は30代の独身女性A子さん。黒田は週に3回も彼女の部屋を訪れたり、1日に400通もLINEをやりとりするなど、ディープな不倫関係にあったが、その後破局。そして憔悴したA子さんを黒田はストーカー扱いし、A子さんは自殺未遂までしてしまったというものだ。

 「文春」を読む限り、ひどい男だ、と思う。これまでもっとひどい不倫劇はあった。渡部何某とか、東出何某とか――。しかし、ひどいのは不倫相手への対応だけではなかった。何しろ、黒田は「文春」の自分の不倫に対する取材を知るや、出版差し止めの仮処分を裁判所に申し立てたからだ。

 あーーぁ、やっちまった。最悪な対応だ。出版差し止めとは虚偽や名誉毀損にあたる可能性があり、出版後の名誉回復が難しい場合などに、その報道を行う出版物(雑誌や書籍など)に対して行われるもの。しかし、これは言論や表現の自由、そして読者の知る権利をも犯す可能性が大きく、かなり厳格な要件が必要とされ、裁判所も慎重さが求められるものだ。

 だから、不倫スキャンダルに対し出版差し止めなんていうことを行った著名人、芸能人の例など記憶にない。自分の不倫スキャンダルを封じ込めるために公権力を使って週刊誌を“発禁”にしようとする暴挙であり言論弾圧なんだから。よって言論機関であるメディアからも総すかんを食う可能性は高い。

 さらに最悪なのは、この出版差し止めの理由として黒田サイトが“女性のストーカーを助長する行為にあたる”と主張したことだ。つまり別れた女性のせいにしていること。しかも自殺未遂もまるで虚偽扱い。

 もう何もかもが最悪で、なぜこんなヘタな対応をとったのかとあきれるほどだが、案の定、東京地裁は仮処分申請翌日にこれを却下したのだ。当然だろう。そして黒田サイドは、女性に対する謝罪を公表するに至っている。

 これまで芸能人の不倫が致命傷になる、特に事後の対応を誤るととんでもないことになるのは、これまでの数々の不倫報道を見ても明らかなのに、黒田は世間知らずなのか、周囲もまともな対応をできなかったのか。その辺の事情を「週刊女性」では黒田の「俺様・神様・天狗様」にあると指摘している。

 そうなんだろうな。そもそも女性スキャンダルを暴かれる、そして告発されてしまうのは、ケチだったり、傲慢だったり、パワハラだったり、別れ方が汚かったりというケースがかなり多い。古くは宇野宗佑元首相の“3本指不倫”などが代表的だが、これはすでにスキャンダル史にも証明されていると思う(笑)。そして、加害者側は往々にしてこうした感情に無頓着、無神経。

 そうした黒田の態度がA子さんを追いつめたが、黒田はストーカー扱い。そして、ことが公になったら、これを封殺しようと動き、青ざめる。そして謝罪に追い込まれる。

 「週女」はこの黒田不倫を“ダサすぎ不倫”と断じているが、確かにかなりダサい不倫スキャンダル劇だった。

 ネタがない時、無理やりなにか直撃ネタをひねり出して直撃すると、なにかしらコメントをくれる大物が芸能界には存在する。その最高峰の一人が明石家さんまだが、所ジョージもその一人らしい。 

 今週、特にスクープもなかった「週刊女性」が目をつけたのが所と草なぎ剛の関係だった。といっても、2人はこれまで特に接点はない。しかし「週女」は見つけた。4月初め、所がNHKに行った際、偶然草なぎと会い、その感想を歌にしてYouTubeで歌ったことを。それに対し草なぎもTwitterで反応したことを。そして所と顔見知りの記者が所の自宅にアポなし直撃! 

 そして所は「週女」の思惑通り、ウェルカムでしゃべる、しゃべる! 所も草なぎとの関係を聞かれ、うれしかったのだろう。「草なぎくんたちと一緒にやるならやっぱりテレビだよ。それもゴールデンに番組」と笑顔で答え、記者に対してこんなことも。

「なんだよ、今回はずいぶんまじめな取材じゃないかよ(笑)。やっぱりゴシップばっかりじゃつまらないからね。こういう楽しい話題(の取材)なら、私はいつでもウェルカムですよ」

 さすが、生き馬の目を抜くといわれる芸能界にあって、飄々とその立場を確立してきた所ジョージの神対応だった。

 話題のドラマ、話題の出演俳優。そうなると芸能マスコミが話題にするのは収録現場での“差し入れ”。これまた芸能記事の風物詩だ。今回「週刊女性」が注目したのはドラマ『ドラゴン桜』(TBS系)だ。今期ドラマの中でも絶好調といわれるだけに、差し入れも豪華らしい。老舗のイチゴ大福に、行列のできるフレンチフライ。スイートポテトにフルーツサンドなどなど――。

 が、しかし、ここからおかしな展開に。通常、“差し入れ”の内容確認のため、わざわざ広報に取材などしないものだが、なぜか「週女」はTBSに問い合わせたらしい。すると――。

「感染症対策のため、差し入れは遠慮していただいているので、そういった事実は把握しておりません」

 こっそり“差し入れ”していることがバレちゃった!?

小室圭さんへのバッシングに奔走し、元婚約者の証言を一方的に信じる女性週刊誌の矛盾

下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!

 小泉進次郎環境相が体調不良でPCR検査! スワッ、重要閣僚初のコロナ感染かと思いきや、盲腸だって。なんだか笑える。

第551回(4/29〜5/11発売号より)
1位「スクープ内幕 母・佳代さん『長期入院の嘘』独占撮 小室圭さん『解決金は眞子さまから!』」(「女性セブン」5月20・27日合併号)
参照「小室圭さん7月緊急帰国で元婚約者を『懐柔工作』(「女性自身」5月25日号)
参照「小室圭さん 眞子さまとの新居生活が――看過できない1年目だけで税金『3億円』乱費」(「週刊女性」5月25日号)
2位「近藤真彦 東山紀之 真相『40年の愛憎』」(「女性セブン」5月20・27日合併号)
同「近藤真彦 実弟が明かした“愚か者”退所の真相」(「週刊女性」5月25日号)
3位「有吉弘行“毒舌男”が変心!忍従の妻へ全力献身」(「女性自身」5月25日号)

 小室圭さんの文書発表から1カ月以上がたつが、女性週刊誌の小室圭さんへの“バッシング情熱”は少しも衰えていない。今週も3誌そろって小室さんネタに奔走しているのだが、中でも最も鼻息が荒かったのが「女性セブン」だろう。金銭トラブルの当事者でもある圭さんの母・佳代さんの“ウソ”が発覚したと大はしゃぎだからだ。

 経緯を少し説明すると小室さんが28枚にわたる説明文書を発表したのが4月8日のこと。さらに小室さんサイドは、12日に佳代さんの元婚約者に対し「解決金」を提示した。これらを受け、今度は元婚約者がコメントを出したが、その中の一文が問題となった。

「現在、佳代さんは体調が悪く、長期間の入院中と伺っております」

 ところが、「セブン」の取材によると佳代さんは長期入院などしていなかったというのだ。同誌は小室家の近隣住民への取材や、佳代さんが4月にも仕事に出ていたこと、さらに「セブン」自身が5月3日に佳代さんの姿を目撃したことなどを根拠に、長期入院はウソだと、まるで鬼の首をとったようにはしゃぐ。

 しかし不思議でならない。このことでまるで佳代さんが“ウソつき”と言わんばかりの論調に、だ。もちろん記事にはこの“ウソ”について「誰が、何のために“長期入院”とウソをついたのか――」などとエクスキューズを入れているが、全体を読めば、“ウソをついているのは佳代さん”と言っているのに等しい。そして一方で、この情報を発信した大元である元婚約者の“ウソ”について、つまり間違った情報を発信しまった可能性についてはまったく検証さえされていないのだ。

 これは今回に限ったことではない。金銭トラブルが発覚以降、一貫してほぼ全てのメディアがこの元婚約者の証言をただただ鵜呑みにして、信用し、それを根拠に小室親子をバッシングしてきた。もちろん元婚約者の証言がすべて間違っているとは言わない。だが同時に、元婚約者側の言い分がすべて正しいとも言い切れないのだ。

 しかも、この元婚約者に接触したマスコミ記者や関係者は、これまでの経緯を鑑みても代理人の記者など、どう考えてもごくごく少人数。直接会ったことも取材したこともない人物が語る言葉を、本人に直接確認することもなく、なぜか盲目的に信じ、肩入れするマスコミ。そして、その一方的な主張を根拠に小室親子を大バッシングする――。

 その構造は異常としか思えないが、今回の元婚約者の言葉を鵜呑みにしての“長期入院ウソ”報道以外にももうひとつ、大きな疑問がある。それは元婚約者が一貫して主張していること、すなわち佳代さんとの“直接交渉”についてだ。元婚約者は今回も「私はあくまで交渉の相手は小室圭さんでなく小室佳代さんだと思っております」とコメントし、また今週の「女性自身」の取材に応じた元婚約者の知人も「とにかく一番の望みは、佳代さんと直接話をすることです」と証言している。

 これに対し、マスコミは元婚約者の願いをまったく無視し、きちんと対応していないとして小室親子を批判の大きな材料としてきたが、しかし普通に考えれば、これって女性にとってすっごく怖いことじゃない?

 佳代さんからしたら、一方的に婚約を破棄され、その後もほぼ音信不通だった元婚約者男性。それが有名人女性と息子の結婚話が浮上した途端、交際当時に使ったお金のことを持ち出された。しかも自分に直接連絡をとるわけではなく、マスコミを通して暴露、告発という形でだ。さらに弁護士を仲介しての話し合いも“とにかく直接会いたい”と主張され、遅々として進まない。金銭問題を解決しようにもできない状況に追い込まれていく――。

 これだけでも怖くて元交際相手と直接会うなんて躊躇するだろう。だが、その後も直接会うことを何度も要求される。“何をされるかわからない”と疑問や恐怖を感じるのは当然だろう。代理人や弁護士など、間に人を立てようとするのも防御策として当然だ。しかしマスコミはこうしたことは(意図的に?)スルー、ひたすら元婚約者の証言を信じる。小室さんを批判するためには、矛盾には目をつぶっているかのようだ。

 圭さんが元婚約者との会話を録音していたことが発覚した際もそうだった。ワイドショーやマスコミは「隠し録音するような人物は信用できない」と一斉に圭さんを批判したが、その後、元婚約者からと思われる隠し撮り音声も流出したにもかかわらず、この際、元婚約者を責める声は、なぜか皆無だった。

 今から62年前、現在の上皇后美智子さまのご成婚の際にも“平民のくせに”と強い反発を受けた。時代は変わっても、そうした意識は現在の日本にも根強く残っているのかもしれない。

 ジャニーズ事務所の長男・近藤真彦の退所は大きな波紋を呼んだ。何しろ“長男”“跡取り”と称された男だ。低迷期にあった70年代のジャニーズ事務所を立ち直らせ、ジャニーさん、メリーさんの寵愛を受けた男だ。そんな元大人気アイドルがジャニーズを去った。不倫が原因で。

 きっとマスコミも不倫に触れることなく、その功績を讃える報道に始終するにちがいない。しかも今、情報・バラエティ番組には後輩ジャニーズがウジャウジャ出演している。美談、感謝の嵐! だが、そんな予定調和を破ったのがこれまたジャニーズを背負って立つと言われる一人、東山紀之だった。先輩のマッチに対し「薄っぺらい」だもん。

 この発言には驚愕したが、この発言は、逆に近藤の存在感を増させる効果があったのかも。たとえば「女性セブン」。実は2人はデビュー前から強い絆で結ばれていた、しかも近藤のジャニーズに対する功績は大きいなどと、近藤のこれまでの軌跡を紹介、今回のことも自由奔放な近藤に対する、東山の最後のエールだとしている。

 確かに、東山の発言によって、近藤の退所がかなり大きな話題になったことは否めないだろう。もし東山発言がければ、単に“おつかれさん”“終わった人”といった薄〜い扱いだったかもしれないから。実際、退所にあたり近藤を引き止める空気は事務所になかったらしいしね。でも、東山の発言で、近藤はその存在感を世に示すことができた。話題になった。

 そして「週刊女性」も近藤の退所を報じているが、こちらは図らずも近藤の人徳のなさが露呈したものに。まず“恩師”武田鉄矢にコメントをもらうべく直撃した「週女」。しかし武田は「もう10年以上、付き合いはないし、年賀状のやりとりもない」だって。また田原俊彦も他人事で興味がないような様子だったらしい。そして実の弟も兄・近藤を「アイツ」呼ばわり。

 だが、近藤が昭和アイドルとして、ひとつの時代を作ったことは確かだろう。そして中森明菜の自殺未遂騒動で男を下げ、結果的に稀有な大歌姫を不遇な境遇に追いやったという負の面も。

 今後は“あの人は今”的に取り上げられるだけの存在になってしまうのだろうか、マッチ――。

 晴れて結婚を公表し、極秘交際から放たれた有吉弘行と夏目三久。その2人がエルメスでお買い物をしている様子を「女性自身」がキャッチ。颯爽と歩く新妻、居心地悪そうな夫・有吉――そんな様子が描かれているが、掲載されたツーショット写真も、2人の関係がよく見て取れる一枚。有吉が必死に付き従う感じ!? 凝視してしまった。

長谷川博己の亡父への思い、戸田恵子や松坂慶子の介護、チェッカーズ昔話……「日本の高齢化」を反映する女性週刊誌

下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!

 「女性自身」表4(後ろの表紙)をめくってびっくり。巻末グラビア頁に作家の室井佑月、51歳の白無垢姿と顔写真がデカデカと載っていた! 実はこの結婚式に筆者も参加していて、確かに実物もお綺麗だったが、ここまでアップでしかもカラーで掲載って――。連載作家への熱いお祝いの思いが溢れた「女性自身」グラビアだった。

第550回(4/25〜4/27発売号より)
1位「長谷川博己 3日フル実家大整理に『亡父との約束』感涙秘話」(「女性自身」5月11・18日合併号)
同「戸田恵子50年前離別の90歳父をワンオペ介護中」(「女性自身」5月11・18日合併号)
同「松坂慶子『恩讐を超えて』あの絶縁母を自宅で看取るまで」(「女性セブン」5月6・13日合併号)
2位「藤井フミヤの“チェッカーズ曲”解禁で高まる再結成の気運」(「週刊女性」5月11・18日合併号)
3位 ほかにも沢山! 女性週刊誌の“過去振り返り芸能企画”の数々

 ゴールデンウイーク直前だからか、緊急事態宣言の直前だったからか。女性週刊誌には大したネタが載っていない。そして目に付くのが、芸能人たちの“親ネタ”だ。芸能人自身の近況やスキャンダルなどではなく、彼らが直面している親の介護や看取りなどを取り上げ、それが企画となり記事となる。

 まずは大河ドラマも一息つき、長年の恋人・鈴木京香との関係が取りざたされている長谷川博己。しかし「女性自身」の記事には鈴木の名前はおろか、その存在についても一切触れられてはいない。代わってモチーフとなっているのが2年前に逝去した長谷川の実父の存在だ。

 亡父の三回忌当日、長谷川は東京郊外の実家でひとり荷物を運び出すなど家の大整理を行ったという。この実家に関しては父親の死後、母親が相続したが、しかし昨年2月、息子の長谷川がこれを“相続”したのだ。そして記事には、生前の父親と長谷川との関係や確執、亡父の家に対する思い、それを相続した長谷川の思いなどが綴られていく。

 そして次は女優の戸田恵子。戸田は16年前に他界した母親を自宅で介護したという経験を持つが、今度は実父の介護を行っていると記事では紹介されている。すでに50年も前に母親とは離婚した父親だったが、数年前に脳梗塞で倒れ、名古屋の施設に入居していた。しかしコロナ禍では見舞いもままならない。そのため東京の介護施設に入居させ、足繁く通い通院に付き添い、会えない日は電話をする日々――。

 そして、これまた女優の松坂慶子。ご存じのように松坂は1991年、ギタリストの高内春彦との結婚に大反対した両親と長く絶縁状態にあったが、約20年後の2012年になって母の介護のため、家族全員で実家に戻ることに。それ以前の06年、父親が糖尿病で寝たきりになり、松坂はその介護もしたが、父親は婿の高内と和解しないまま逝去。高内も子どもたちも松坂を支え続けたが、2年ほど前から寝たきりになった母親は、今年春に逝去したという。

 似たような親の介護・看取り記事が3本も――。もちろん現在の日本が異例の超高齢化社会ということもある。そして介護問題が大きな社会問題となっていることから、こうした記事に需要がある。そして、もうひとつ。紙媒体である女性週刊誌の雑誌の購買層、読者層もまた高齢化しているということもあるだろう。

 だから高齢者層、そしてそれを支える中高年層に訴えかけるという記事が成り立つ。“芸能人だって介護に直面している。自分たちだけではない”とシンパシーを感じる読者も多いだろうから。

 こうした現象は女性週刊誌だけではない。「週刊新潮」(新潮社)や「週刊ポスト」(小学館)といった一般週刊誌も同様だ。ネットがこれほど普及した今、紙媒体の未来はどうなるのか――。わかっているつもりだが、改めて悲しい気分になった3本の“芸能人介護ネタ”だった。

 ここ最近、女性週刊誌でやたらと取り上げられているネタ。それが、藤井フミヤがこれまで封印してきたチェッカーズ時代の歌を解禁したということ、そして、それに絡めてチェッカーズの再結成があるか否か、というものだ。

 まずは「女性自身」(4月13日号)。チェッカーズ時代のヒット曲(『ギザギザハートの子守唄』や『涙のリクエスト』など)を手がけた作曲家・芹澤廣明氏にインタビュー。フミヤとの確執の真相、そして昨年の和解電話と会食について語っている。また「女性セブン」(4月29日号)では、フミヤ本人に直撃取材を敢行、チェッカーズ時代の歌を封印していたのは自分一人がビジネスにするのは抵抗があったからであること、芹澤氏とは行き違いがあったことなどを語らせている。

 そして今週は、ついに「週刊女性」もチェッカーズネタを取り上げた。もちろん先行2誌の差別化を図る必要があったのだろう。「週女」ではチェッカーズのリーダーだった武内亨を直撃している。そこで武内は、自身がフミヤと芹澤氏の架け橋になっていたことを明かし、04年に若くして亡くなったメンバーの徳永善也が「もういない」ことを理由に再結成を固く否定した。

 さらに、かつて暴露本まで出し、フミヤとの確執を隠さなかった高杢禎彦にも直撃、高杢本人からはコメントはもらえなかったが、その妻から「チェッカーズのみなさんとは現在、距離を置いていますので何もわかりません」というコメントをゲットしている。

 それにしても、どうして女性週刊誌は、こぞってチェッカーズネタをここまで熱心に取り上げるのか。もちろんフミヤは現役の人気アーチストだ。しかし、チェッカーズはすでに92年、実に今から30年も前に解散したグループ。いくら伝説的グループとはいえ、これほどまでに力を入れるとは――。

 これもやっぱり読者層、そして女性週刊誌の作り手(編集や記者)の世代が大きいのかも。チェッカーズ世代、ね(笑)。

 さらに、今週の女性週刊誌全体に目についたのが“過去振り返りネタ”だ。「女性自身」では 80年代振り返り連載「私たちの80年代」でドラマ『スチュワーデス物語』を取り上げ、「週刊女性」ではピンクレディとキャンディーズの解散まで遡った「アイドルグループ解散の“事情”」や90年代のヒット曲の裏側特集企画。

 芸能関連でなくても介護や認知、年金やシニアソロ活など、高齢者をターゲットにしたようなテーマが盛りだくさん。冒頭の室井“白無垢”姿も含め、いい意味でも悪い意味でも、日本の高齢化の現状を目の当たりにした今週の女性週刊誌だった。

大野智、「ジャニーズ御用達」媒体での“新恋人”ホノボノ報道に見るご時世

下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!

 東京五輪開催予定日まで100日を切った。が、新型コロナウイルスの感染はとどまることもなく、ワクチン接種もまったく進まないといった悲惨な有様だ。五輪ができる状況にはないと思うが、この国の為政者、五輪関係者はそうは思わないらしい。その代償は――恐ろしい限りだ。

第549回(4/18〜4/20発売号より)
1位「大野智 嵐と同じくらい大切な女性との京都旅 休止生活支える新恋人!」(「女性自身」5月4日号)
2位「暴露マリエ“枕営業強要”告発で広がる被害者の輪と震える加害者」(「女性セブン」4月29日号)
3位「中森明菜ガン無視 トシちゃんからの『復帰要請電話』」(「女性自身」5月4日号)
同「田原俊彦 幻に終わった明菜へのラブコール」(「週刊女性」5月4日号)

 芸能活動を休止した嵐の大野智。そんな大野の熱愛スクープを「女性自身」がすっぱ抜いている。記事によれば、4月初旬、大野は30歳前後とおぼしき女性と京都へ旅行したという。そして注目すべきはおっとりとした雰囲気だというこの女性、大野とは交際を始めてからまだ日が浅い新恋人だということだ。これまで報じられた女性とは違う“新恋人”! 大野は京都旅行でもこの新恋人を優しく大切にエスコート、大野がJr.時代に滞在した思い出深い旅館を訪れるなどしたという。

 かなりの本気度がうかがえる大野の熱愛記事だが、なんだかホッとした。そもそも嵐が活動を休止したのも、リーダー・大野の女性関係と熱愛報道、そして事務所からの横槍という挫折が大きかったからだ。それは2015年、写真週刊誌「フライデー」(講談社)が大野と一般女性との熱愛同棲を報じた際のこと。

 通常ならジャニーズタレントの熱愛報道をテレビやスポーツ紙は忖度し黙殺するはずだが、大野の同棲報道は異例の展開を見せた。報道直後、開催されたコンサートで大野が報道陣に対して“謝罪会見”をさせられたからだ。しかも、この場で大野は女性との交際、同棲を否定するだけでなく、今後一切会わないことを宣言させられた。もちろんジャニーズ事務所の意向によってだ。

 このことが大野の心に決定的なものを植え付けたといわれる。そして芸能活動、アイドルをやめて“何にも縛られず自由な生活がしてみたい”と切望するようになる。その結果が嵐の活動休止だったから。さらに、その後も大野は結婚まで意識したシングルマザーの恋人がいた。17年頃にはほぼ同棲状態で、嵐活動休止後の離島生活も、このシングルマザーとの生活が念頭にあったといわれるが、19年には破局してしまった。

 そんな大野にまた新たな恋人ができた。まあ、女性にモテるのは当然として、そしてけっこう浮気もしたりするようだが、しかし一人の女性との関係を大切にする傾向も強い大野。新恋人はこれまでと違って落ち着いたタイプの女性だというから、芸能活動から離れ、離島での釣りや絵画制作など大野の願う“自由な生活”に賛同してくれる女性なのかもしれない。

 芸能活動を休止し、“自由な生活”を謳歌する大野の姿が垣間見れるホノボノ記事だったが、こんな記事がジャニーズご用達の「女性自身」に掲載されるのもご時世か(笑)。そして今後も大野の去就に注目したい。もし東京五輪が開催されることになれば、NHKスペシャルナビゲーターに就任したままの嵐、そして大野がどう動くのか動かないのか――。やっと自由になれた大野には、このまま活動休止して“自由な生活”を続けてほしいと個人的には思うのだが――。

 モデルでデザイナーのマリエが、15年ほど前、大物芸人だった島田紳助に「枕営業」を強要されたことを告発し、ネットを中心に大きな波紋を呼んでいる。マリエの告発によれば当時18歳だったマリエは、大勢がいる打ち上げの席で紳助から「ヤラせろ」と関係を強要され、同席していた出川哲朗、お笑いコンビ・やるせなすも「ヤリなよ」などと煽ったというもの。その後、出川らは否定コメントを出したが、マリエは「嘘はついていない」とキッパリと反論、さらに出川はCMが放送中止・動画削除されるなどテレビから姿を消した。

 ここ数年前からの#MeToo運動など女性に対する性的搾取、そして権力者のパワハラも大きな問題になっており、今回のマリエの告発もそうした観点から大きな議論を呼んでしかるべきことだろう。だがしかし、ネットや一部週刊誌などでこれほど大きな話題となったにもかかわらず、テレビのワイドショーなどは、この問題をほとんどスルーしている。それは加害者とされる男性たちが売れっ子の芸人だったり、また引退したとはいえテレビ業界に大きな影響力を持つ吉本興業関連の人物ということも大きいだろう。

 そんな中、「女性セブン」がこの問題を取り上げている。しかもマリエが告発した「枕営業」は過去のものではなく、現在も脈々と引き継がれている、と芸能界のセクハラ構造の実情を暴いているのだ。

 たとえば、「テレビでよく顔を見かける人気MCでベテラン芸人のC」の場合だ。記事によればアシスタントはCのお気に入りか否かで決まるという。その手口はLINEを交換して食事に誘い、その流れで性的接触を試みる。かつてのように枕営業をあからさまに持ちかけると訴訟リスクもあるので、最近では段階を踏んで告発されにくいよう巧妙化しているらしい。さらに恐ろしいのは、誘いを断って長くアシスタントを続けた女性は、これまでいなかったということだ。さらに最近の声優ブームの中、アニメ・声優界でも「枕営業」が横行していることを、記事では詳細にレポートもしている。

 芸能界の力関係などから沈黙し、また加害者を糾弾するのではなく、逆に告発したマリエを揶揄、さらには男性社会特有の「被害妄想」「売名」などと本質を歪め女性側を貶めて非難しようとする男性目線の論調も多い中、しかし「セブン」記事は、あくまでまっとうな女性目線を保っている。そして、こう訴えている。

「夢を抱いた被害者が恐怖と悔しさで震えるのはおかしい。被害者たちが声をあげ、さまざまな業界の加害者たちが震えるときが、もうすぐそこまで来ているのかもしれない」

 まったく、御意・同意、である。

 今週の「女性自身」と「週刊女性」のネタかぶりが、田原俊彦ネタだというのが面白い。双方のディテールには若干齟齬があるが、大雑把に言えば、あるときトシちゃんが仕事関係者に宣言した。同時期活躍し友人でもある中森明菜を表舞台に復帰させよう! 僕ならそれができる! と。そしてその場で明菜に電話したのだが。「おかけになった電話番号は現在使われておりません」(週刊女性)、「電話したが、コールバックなし」(女性自身)という結果だったとか。

 記事では田原のトホホぶりが強調されているが、しかしトシの明菜に対する思い、復帰させたいとの志は素敵だ。マジでカムバックさせてほしい! 頑張れ、トシちゃん!!