嵐・大野智、「プライベートデート」報道は“素人の目撃談”!?  写真とタイムラグに「不自然な」謎

下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!

 後輩に硫酸をかけ大怪我をさせたとして、25歳の大学生が逮捕された。当初、この事件を扱ったワイドショーなどでは、専門家と称するコメンテーター(元警察官など)が、“社会に不満を持つ通り魔的犯行”なんてわけ知り顔で解説していた。全然違った。

第567回(8/26〜8/31発売号より)
1位「大野智 美女と“マザー牧場”デート撮」(「週刊女性」9月14日号)
2位「木村拓哉 『300万円の石』もまさかの“キムタク売れ”」(「週刊女性」9月14日号)
3位 女性週刊誌に溢れるコロナ関連記事

 またしても、大野智の熱愛プライベートデートが報じられた。スクープしたのは「週刊女性」。記事によると、大野は30代前半と思しきロングヘアーの“美女”と同年代の男性3人で、千葉県の「マザー牧場」を訪れた。男性は大野の愛犬の世話をする一方、大野と美女は2人で馬にニンジンをあげるなどデートを楽しんでいたという。

 大丈夫か? というのも大野は嵐活動休止直前に、「週刊文春」(文藝春秋)にシングルマザーとの熱愛&結婚間近報道があり、さらに同じ女性との破局報道に加え、今年4月には「女性自身」で別の女性との京都旅行をスクープされている。そしてそして、最近ではネットで元カノ・シングルマザー関連のプライベート動画&写真が大量流失! それでもって、身近な人に裏切り者、マスコミに自分のネタを売っている人物がいるのではと疑心暗鬼になっていると伝えられていたから。

 確かに、これだけ続くと疑心暗鬼になるのも無理はない。そしてまたしても――。だが今回は、ちょっと違うかもしれない。記事を読むと、今回のマザー牧場デートは「週女」が張り込んで追っかけて書いたものではなく、“偶然”大野らを目撃したという女性の目撃談ワンソースで構成する、という体裁のものだったから。

 しかもこの目撃女性、芸能記者ばりに観察眼が鋭い。大野のマスクの下からヒゲが見えたこと、一緒にいた男性が気を使って大野と美女を2人きりにしていたこと、美女が清楚でかわいく、おっとりした雰囲気で新木優子に似ていること、などなど(しかも、こういった女性の特徴は京都旅行に行った恋人女性と合致している)。

 さらにすごいのが写真だ。記事には大野と美女が寄り添って上手に餌をあげている後ろ姿、そして大野一人が餌をあげている写真も掲載されている。いや記事だけではない。巻頭カラーグラビアにも同様の写真が掲載されているのだが、素人が撮ったとは思えない出来のよさ。今のスマホ写真、性能いいからな、って本当か!?

 実際こうした記事において、本当は記者が目撃したのに、第三者の目撃談に変えたりすることは普通にある。いろんな事情で。今回も大野の疑心暗鬼を払拭し、ネタ元を守るため、こうした体裁をとったのか? だが、それにしては不自然だ。というのもこのデートが目撃されたのは“オリンピック閉会式から遡ること約1カ月前”らしい。ということは、7月8日あたりということだ。

 そして記事が掲載された「週女」発売日は8月31日。タイムラグがありすぎる。相葉雅紀と櫻井翔がオリンピックのスペシャルナビゲーターを務めていたから、オリンピックが終わるまで待った!? いや、それもタイミング的にどうかと思う。とするとやはり、本当に目撃女性が存在し、記者ばりに観察し、写真まで撮って、「週女」にタレ込んだのか。そう考えればこのタイムラグは納得がいく。

 話が大野デートとは外れてしまったが、本当に素人の持ち込みネタだったらすごいと思ったので(笑)。

 そして、もう一つわかったこと。今回のデート相手が京都の女性と同一人物なら、大野くんはこの女性を“裏切り者”などと疑っていないし、すごく信用しているということ。よかった、よかった。

 これは一体どういうことだ、キムタク! 

 木村拓哉がバラエティ番組『突然ですが占ってもいいですか?』(フジテレビ系)に出演した。そして占い師の鑑定結果を熱心に聞いていた。それだけでもびっくりだが、番組内で公開した自宅リビングに、左右にそびえる一対の“巨大な石”があり、その存在が視聴者を騒然とさせているというのだ。

 記事によるとその石はアメジストという種類のパワーストーンの原石で、専門店によるとウン千万円してもおかしくない希少価値のあるものだという。そんなものが自宅リビングにドーンと鎮座する。そう、キムタクがスピリチュアルにマジではまっているのではという内容だ。

 これが本当だったら“事件”だ。キムタクといえばスピリチュアル嫌い――これまではそう思われてきた。なぜなら、かつて仲良し家族だった木村家だが、15年以上前から一家離散状態に。その理由はキムタクの母が食育関係のスピリチュアルにハマってしまったから。その講演のため全国各地を回り、夫とも別居、さらに息子のキムタクも、ほとんど顔を合わせることがなくなったと言われてきたから。それなのに――。 

 そういえば昨年、妻の工藤静香も宝物と称した巨大な木株をインスタグラムにアップし、スピリチュアルに傾倒か!? と騒がれ、結果この写真を削除するという騒動を起こしている。今回もまた静香の影響か!?

 コロナ感染拡大が続いている。だからなのか、今週の女性週刊誌には、そろって数多くのコロナ関連記事が。

 中でもすごいのが「女性セブン」。「『子供スプレッダーから家族全滅』9月恐慌」、「『お願い、赤ちゃんを助けて』そのとき母の絶叫が聞こえた」、「ワクチンの効果はいつまでもつのか」、「驚愕の研究『ワクチン打っても打たなくても死亡率は変わらない』」、「ママ友もご近所さんも『未接種いじめ』がつらすぎる」と計5本もの特集記事を掲載している。ただ扇情的な傾向が強く、タイトルを見るだけで、少し怖い。そしてコロナに力が入りすぎたのか、芸能記事が面白くなかった。

嵐・大野智、「プライベートデート」報道は“素人の目撃談”!?  写真とタイムラグに「不自然な」謎

下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!

 後輩に硫酸をかけ大怪我をさせたとして、25歳の大学生が逮捕された。当初、この事件を扱ったワイドショーなどでは、専門家と称するコメンテーター(元警察官など)が、“社会に不満を持つ通り魔的犯行”なんてわけ知り顔で解説していた。全然違った。

第567回(8/26〜8/31発売号より)
1位「大野智 美女と“マザー牧場”デート撮」(「週刊女性」9月14日号)
2位「木村拓哉 『300万円の石』もまさかの“キムタク売れ”」(「週刊女性」9月14日号)
3位 女性週刊誌に溢れるコロナ関連記事

 またしても、大野智の熱愛プライベートデートが報じられた。スクープしたのは「週刊女性」。記事によると、大野は30代前半と思しきロングヘアーの“美女”と同年代の男性3人で、千葉県の「マザー牧場」を訪れた。男性は大野の愛犬の世話をする一方、大野と美女は2人で馬にニンジンをあげるなどデートを楽しんでいたという。

 大丈夫か? というのも大野は嵐活動休止直前に、「週刊文春」(文藝春秋)にシングルマザーとの熱愛&結婚間近報道があり、さらに同じ女性との破局報道に加え、今年4月には「女性自身」で別の女性との京都旅行をスクープされている。そしてそして、最近ではネットで元カノ・シングルマザー関連のプライベート動画&写真が大量流失! それでもって、身近な人に裏切り者、マスコミに自分のネタを売っている人物がいるのではと疑心暗鬼になっていると伝えられていたから。

 確かに、これだけ続くと疑心暗鬼になるのも無理はない。そしてまたしても――。だが今回は、ちょっと違うかもしれない。記事を読むと、今回のマザー牧場デートは「週女」が張り込んで追っかけて書いたものではなく、“偶然”大野らを目撃したという女性の目撃談ワンソースで構成する、という体裁のものだったから。

 しかもこの目撃女性、芸能記者ばりに観察眼が鋭い。大野のマスクの下からヒゲが見えたこと、一緒にいた男性が気を使って大野と美女を2人きりにしていたこと、美女が清楚でかわいく、おっとりした雰囲気で新木優子に似ていること、などなど(しかも、こういった女性の特徴は京都旅行に行った恋人女性と合致している)。

 さらにすごいのが写真だ。記事には大野と美女が寄り添って上手に餌をあげている後ろ姿、そして大野一人が餌をあげている写真も掲載されている。いや記事だけではない。巻頭カラーグラビアにも同様の写真が掲載されているのだが、素人が撮ったとは思えない出来のよさ。今のスマホ写真、性能いいからな、って本当か!?

 実際こうした記事において、本当は記者が目撃したのに、第三者の目撃談に変えたりすることは普通にある。いろんな事情で。今回も大野の疑心暗鬼を払拭し、ネタ元を守るため、こうした体裁をとったのか? だが、それにしては不自然だ。というのもこのデートが目撃されたのは“オリンピック閉会式から遡ること約1カ月前”らしい。ということは、7月8日あたりということだ。

 そして記事が掲載された「週女」発売日は8月31日。タイムラグがありすぎる。相葉雅紀と櫻井翔がオリンピックのスペシャルナビゲーターを務めていたから、オリンピックが終わるまで待った!? いや、それもタイミング的にどうかと思う。とするとやはり、本当に目撃女性が存在し、記者ばりに観察し、写真まで撮って、「週女」にタレ込んだのか。そう考えればこのタイムラグは納得がいく。

 話が大野デートとは外れてしまったが、本当に素人の持ち込みネタだったらすごいと思ったので(笑)。

 そして、もう一つわかったこと。今回のデート相手が京都の女性と同一人物なら、大野くんはこの女性を“裏切り者”などと疑っていないし、すごく信用しているということ。よかった、よかった。

 これは一体どういうことだ、キムタク! 

 木村拓哉がバラエティ番組『突然ですが占ってもいいですか?』(フジテレビ系)に出演した。そして占い師の鑑定結果を熱心に聞いていた。それだけでもびっくりだが、番組内で公開した自宅リビングに、左右にそびえる一対の“巨大な石”があり、その存在が視聴者を騒然とさせているというのだ。

 記事によるとその石はアメジストという種類のパワーストーンの原石で、専門店によるとウン千万円してもおかしくない希少価値のあるものだという。そんなものが自宅リビングにドーンと鎮座する。そう、キムタクがスピリチュアルにマジではまっているのではという内容だ。

 これが本当だったら“事件”だ。キムタクといえばスピリチュアル嫌い――これまではそう思われてきた。なぜなら、かつて仲良し家族だった木村家だが、15年以上前から一家離散状態に。その理由はキムタクの母が食育関係のスピリチュアルにハマってしまったから。その講演のため全国各地を回り、夫とも別居、さらに息子のキムタクも、ほとんど顔を合わせることがなくなったと言われてきたから。それなのに――。 

 そういえば昨年、妻の工藤静香も宝物と称した巨大な木株をインスタグラムにアップし、スピリチュアルに傾倒か!? と騒がれ、結果この写真を削除するという騒動を起こしている。今回もまた静香の影響か!?

 コロナ感染拡大が続いている。だからなのか、今週の女性週刊誌には、そろって数多くのコロナ関連記事が。

 中でもすごいのが「女性セブン」。「『子供スプレッダーから家族全滅』9月恐慌」、「『お願い、赤ちゃんを助けて』そのとき母の絶叫が聞こえた」、「ワクチンの効果はいつまでもつのか」、「驚愕の研究『ワクチン打っても打たなくても死亡率は変わらない』」、「ママ友もご近所さんも『未接種いじめ』がつらすぎる」と計5本もの特集記事を掲載している。ただ扇情的な傾向が強く、タイトルを見るだけで、少し怖い。そしてコロナに力が入りすぎたのか、芸能記事が面白くなかった。

「宮迫バッシング」の裏で、“なかったこと”のように扱われる吉本興業と反社会勢力の関係

下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!

 ジャニーズ事務所の“母”“女帝”と言われ、SMAP独立騒動でもキーマンとして話題となったメリー喜多川氏が逝去した。ひとつの時代の終焉でもあり、今後、ジャニーズ事務所の変革も続くだろう。そしてメリー氏の逝去を伝える一部メディアが東山紀之を“ジャニーズ事務所の長男”と表現していた。メリーさんは草葉の陰できっと怒っているだろう。うちの長男はマッチよ! と。

第566回(8/19〜8/24発売号より)
1位「宮迫博之 地上波NGを決定的にした(秘)リスト」(「週刊女性」9月7日号)
2位「DaiGo 知人もあきれる“僕は特別”の盛り人生」(「週刊女性」9月7日号)
3位「小室佳代さん 労災トラブル&無断欠勤」(「女性自身」9月7日号)

 大きな話題となった宮迫博之と蛍原徹のお笑いコンビ「雨上がり決死隊」の解散。吉本興業の公式YouTubeチャンネルとABEMAで解散を報告する動画が配信され、各局ワイドショーもこの話題を大きく取り上げた。その舞台裏を「週刊女性」が報じている。

 『アメトーーク特別編』として配信された解散報告動画が、地上波で放送されなかったのには事情があった。それがスポンサーの意向だという。

 記事によると、宮迫は地上波で広告を出している大手企業から“NGタレント”扱いとなっている。それだけでなく広告代理店が一部ユーチューバーに配った資料にも“宮迫とのコラボ禁止”“言及も禁止”との注意書きまであったという。さらにスポンサー筋だけでなく、テレビ局上層部も“宮迫NG”を出しており、宮迫の地上波復帰が絶望的だと実感した蛍原が、「雨上がり」の解散を決意したという内容だ。

 反社会的グループの忘年会に出席し、ギャラをもらったという宮迫。コンプライアンス的にスポンサーやテレビ局の対応は妥当――いや、そんな。わけがない。そもそも2年前の闇営業問題発覚後、明らかになったのは、闇営業問題が宮迫など芸人だけの問題ではなく、テレビ局に絶大な影響を持つ巨大芸能事務所・吉本興業の体質、問題だった。

 そもそも宮迫や田村亮らが反社会的勢力の忘年会に参加したのも、吉本興業が会社として関与していたという背景があった。宮迫らは問題となった反社会勢力のフロント企業のパーティ参加を持ちかけられた際、「吉本のイベントのスポンサーだから大丈夫」と言われていたからだ。

 そして吉本側も、関係したイベントのスポンサーのひとつが特殊詐欺グループのフロント企業だったことを認めている。つまり吉本興業自体が、反社会勢力の絡む仕事を引き受けていた、関係があったということだ。

 闇問題に関し、宮迫や田村が会見を開いたことで、こうした吉本興業の問題がクローズアップされたが、しかしそれも一瞬のこと。一部の芸人による吉本批判もあったものの、その後の吉本興業の巻き返しもあり、メディアの論調は再び宮迫バッシングへと戻ってしまったのだ。

 そして今回の解散動画でも、再び宮迫バッシングが繰り広げられている。吉本興業の問題など、まるでなかったかのように。そして吉本興業の体質を暴き、吉本を去った宮迫を、マスコミや吉本芸人たちまでもがそろって批判する。地上波から干され、世間から大バッシングされた宮迫が、生活のためにYouTubeに活動の場を移したことすら、バッシングのネタにされていったのだ。

 そう考えると、もし宮迫が“NG扱い”されるなら、吉本興業も同様、いや影響力からしたらそれ以上の対応が必要だと思うが、実際はそうはなっていない。

 “弱いものいじめ”。今回の「雨上がり」解散は、この言葉しか思い当たらなかった。

 そんな“弱いものいじめ”がマスコミや社会に蔓延しているからなのか。社会に影響力を持つ著名人の差別発言が大きな問題となった。そう、メンタリストDaiGoの、「生活保護の人たちに食わせる金があったら、猫を救ってほしい」「ホームレスの命はどうでもいい」といった発言だ。

 この発言が大きな批判を浴びたが、もちろん当然だろう。彼らを「邪魔」「臭い」「いないほうがいいじゃん」などと、その存在自体を肯定し、抹殺さえ正当化する、その発想は恐怖でしかない。しかもDaiGoは以前からこうした差別的発言を行っており、これまで問題視せずに持ち上げ続けてきたテレビやマスコミも同罪とまでは言わないが、反省すべき点は多いだろう。

 もちろん今回の差別発言→大炎上で、マスコミも見事な手のひら返しでDaiGoを批判しているが、「週刊女性」もそのひとつ。経歴に関してもかなり盛っていること、大学時代は意識高い系を気取り、自己啓発本を読んでいて周囲から浮いていて、相手にされず、親しい友人もいなかった――などなど、まさにけちょんけちょん。とはいえ、今回の差別問題とは全然関係ないと思うけど。

 さらに「週女」ではDaiGoの出版界での評判の悪さを指摘する。DaiGoは数多くの自己啓発本を出版しているが、通常より高い印税を要求し、それを躊躇すると冷たくあしらわれるらしい。そして態度も上から目線。なのに、最近では売れ行きもいまひとつ。よって担当編集者は“腹立つわぁ”と愚痴っているという。DaiGoを利用してへつらっているに違いない、この編集者もかなり程度が低そうだが、DaiGoは「週女」の版元である主婦と生活社からも本を出していたのでは?

 調べたら、あった。2015年に刊行された「子育ては心理学でラクになる 1日3分!子どものやる気・将来育成術」だって。もう6年も前のものだから、著者・作家としてもう配慮する必要もないのか(笑)。

 なんでもかんでもバッシング! 小室圭さんと母・佳代さんへのバッシングは止まらない。最近でも「週刊新潮」(新潮社)が佳代さんが勤務先でけがをして労災を求め、お世話になった勤務先社長と争いになっていることが報じられた。で、これに乗じて「女性自身」も佳代さんバッシング。「手を差し伸べてくれた人たちに不義理を繰り返す佳代さん」「あまりの不義理に社長は懲戒解雇も辞さない姿勢」だって。

 いやいや、おかしいでしょ。そもそも労災は労働者の当然のそして正当な権利だ。それは会社に長年お世話になっていようがなかろうが関係ない。しかも会社側は労災を請求することを嫌がり、非協力的なことも多い。さらに労災申請したことを理由にした懲戒解雇など、法律上も許されないことだ。

 それなのに「自身」は佳代さんをバッシングするために“労災”を持ち出し、申請したことを“不義理”などと批判する。先のDaiGo発言と似たものを感じる恐ろしい論調だと思う。ホームレスや生活困窮者に対するヘイトを誘発しかねないDaiGo発言。対し「自身」記事は、労働者の当然の権利である労災申請を否定的に報じる。もし、その記事を読んで労災申請を躊躇してしまう人がいたら――。あまりに罪深い。

小泉進次郎と東出昌大、「女性自身」で報じられた内容がちょっと気の毒になるワケ

下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!

 かなりショックなできごとが。「週刊文春」(文藝春秋)が電車の中吊り広告を終了するという。確かに紙媒体の売り上げは落ち、車内で週刊誌はおろか漫画雑誌も読む人はほとんどいなくなった。キオスクも週刊誌を購買する人が減り、雑誌の扱いスペースもどんどん縮小されている。これも時代か。紙媒体に長らく関わってきただけに、ひしひしとその寂しさを感じている。

第565回(8/12〜8/17発売号より)
1位「小泉進次郎環境相 緊急事態宣言下のSP同伴&家族総出ヘアカット」(「女性自身」8月31日号)
2位「東出昌大 待望の主演映画オファーも『“ダメ夫”役拒否』に何様?大批判」(「女性自身」8月31日号)
3位「福原愛“当てつけ中国移住”で『年収10億円タレント計画』」(「女性自身」8月31日号)
※「女性セブン」は合併号休み

 今週の「女性自身」には、ターゲットとして俎上にあがった男性有名人がちょっと気の毒になる特集が2本あった。その切り口に無理やり感があるから。その一つが環境相である小泉進次郎の“家族”ネタだ。

 記事によると緊急事態宣言中の8月7日、進次郎とその妻・滝川クリステル、そして1歳になる長男が一緒に都内の有名美容院に出向いたという。進次郎は大臣だからSP付きだ。そして、この日は奇しくも2年前に2人が結婚を発表した日だという。このことについて「女性自身」はこう批判、糾弾している。

「連日、国民への不要不急の外出自粛を呼び掛けている政府の一員として、家族総出で美容院にお出かけとはあまりにも“上流”すぎる」
「“人流を作らないで”と発信している側の大臣が、そういう行いをすること自体が問題だと思います」(神戸学院大学法学部・上脇博之教授コメント)
「買い物以外の外出自粛をお願いするような緊急事態宣言下で、送迎付きで美容院に行くというのは特権を利用しているように見られてしまうこともあるでしょう」(のぞみクリニック・筋野恵介院長コメント)

 確かに一理あると思うが、でも現在、美容院に行くのって不要不急でダメなのか? 昨年の最初の緊急事態宣言の際は、美容院はダメで理容院はOKという不可解な対応だった。これは“政治案件”との指摘もあったが、しかし現在は、美容院への休業要請はない。そんな状況下、大臣が家族で美容院に行くのは批判されることなのだろうか? もしそうなら、一般国民もヘアカットを自粛すべきだと「自身」は主張しているのか? 美容院に休業要請も、補償もない中で。そんな疑問が湧く。

 そもそも考えてみれば、こんなことが議論になるのは、「不要不急」の定義を政府が曖昧にしたままだからだ。しかも、ご都合主義で。例えば先日、IOCのバッハ会長が銀座をお散歩したことが話題になったが、これに対し丸川珠代五輪担当相は、「不要不急かは本人が判断すべきだ」と発言し物議を醸した。つまり、“不要不急”とは国民誰しもが“個人的に勝手に判断すること”であり、しかもその結果は、“自己責任”というわけだ。政府の無責任さがこうした混乱を招いたと言える。

 だから、進次郎が家族総出で美容院に行ったことを、進次郎個人の“特権”“上流”批判に安易に落とし込むだけでなく、政府のコロナ対策の無策無責任ぶりにまで踏み込んでほしかった。そんな意味で、進次郎を“気の毒”と表したが、進次郎の家族ネタやその動向は今後も当然、話題になるだろうし、するべきだと思う。

 2年前の結婚発表の際、首相官邸をわざわざ2人で訪れ、当時の安倍晋三首相に結婚を報告、そのまま官邸で揃って取材に応じ、“結婚会見”までした有名夫妻だ。生まれた長男も小泉家という政治家一族の跡取り有力候補でもある。ヘアカットは女性週刊誌らしい切り口ではあるが、しかし今回はやはり無理やり感が――。残念。

 そんな「女性自身」が取り上げたもう一つのネタが東出昌大だ。不倫、離婚以降、メディアにボコボコにされ続けた東出だが、今回のネタは、ちょっと気の毒だと思うのだ。

 その内容は東出に騒動以降、役者としては意外と順調だという東出が“主演映画”のオファーを断ったというもの。不倫騒動で3億円ともいわれる違約金が発生した上、そのイメージダウンからCMオファーも途絶えた東出。さらに3人の子どもたちの養育費が「月1人1万円」との報道もある中、“仕事を選んでいる場合か!”というのが東出に対する「自身」記事の批判内容だ。

 これまたおっしゃる通り。しかし、記事で紹介されるその映画の内容を聞くと、ちょっと気の毒になるのだ。

「育児を任せきりにしていた妻が事故で意識不明になった後、児童養護施設に子供を預けてしまう“ダメ夫”が主人公」

 いや〜、いくら金銭的に困っていても、今こんなオファーを受けたら、その後の仕事に影響するだろうし、さらなるイメージダウンも必至では、というストーリー。だからなのか、事務所が総合的に判断して断ったと記事にはある。まあ、仕方ない。そんな事情も踏まえた上で、それでも「自身」はこう東出を糾弾した。

「杏さんにとっても『何様!?』との思いはあるでしょう」

 自業自得だが、ちょっと気の毒。

 そんな男たち2人を尻目に、なんだか明るい未来が見えてきているのが、不倫疑惑の末に離婚が成立した福原愛だ。福原は8月5日に中国のネットメディアで離婚後初の単独インタビューに応じたという。そして記事では、現在でも中国で絶大な人気を誇っている福原が中国本土で活動した場合の推定年収を算出している。その額10億円なり! 巨大マーケット中国を味方につける福原。頑張れ!

綾瀬はるか、韓流タレントのノ・ミヌと“破局”報道! 熱愛記事からバッシングまで全てはホリプロの作戦だった?

下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!

 東京オリパラの“オリ部門”が終了した。テレビでは連日その模様を伝えていたが、その最中、デルタ株の蔓延だけでなく、より感染力が強いと言われるラムダ株も入り込んでいた。しかも日本政府はそれを隠蔽しようとしていたというのだから最悪だ。そして、このままパラリンピックも予定通り行われる模様。ハァァ〜。

第564回(8/5〜8/10発売号より)
1位「綾瀬はるか 恋か仕事かそれとも…お気に入りウエアで密談したお相手」(「女性セブン」8月19・26日号)
2位「一周忌竹内結子さん 夫が許せなかった『中村獅童の言葉』」(「女性セブン」8月19・26日号)
3位「プレーバック!1990 対談石田純一×甘糟りり子」(「女性セブン」8月19・26日号)
※「女性自身」「週刊女性」は合併号休み

 その後どうなっているのか。昨年7月に「女性セブン」が報じた綾瀬はるかと韓流タレント、ノ・ミヌの“結婚報道”。「“綾瀬はるか結婚決めた『韓流タレント』極秘2年交際」と題し、熱愛ではなくいきなり“結婚”の文字を躍らせた「セブン」だったが、それに続けとばかり「週刊文春」(文藝春秋)が2人の4年愛を報じ、「FRIDAY」(講談社)は過去の焼き肉デートを報じるなど、綾瀬の熱愛が複数のメディアによって矢継ぎ早に明らかになっていった。

 しかし、この熱愛報道で巻き起こったのが、ネットでの韓国ヘイト。その影響もあってか、綾瀬の所属事務所ホリプロは熱愛を完全否定、さらにミヌサイドも“事実無根”として否定、その後コロナ禍ということもあってか、これといった情報もなかった。そんな中、熱愛をスクープした「女性セブン」最新号が、綾瀬とミヌの近況についてこう報じている。

「結局、ミヌさんとは破局したと聞いています。その後、綾瀬さんには新たに若手俳優との関係が一部で噂されましたが、決定打に欠け、報じられることはありませんでした。CMへの影響もなかった」(芸能リポーターのコメント)

 そして記事は綾瀬が破局したことで、CMだけでなくドラマ関係者などが胸をなでおろしたことが紹介される。それはそうだろう。しかし、もし破局が本当だとしたら、この展開を一番喜んだのは所属事務所のホリプロのはずだ。

 なにしろ綾瀬は国民的なトップクラスの女優。好感度も高く、稼ぎっぷりもいい。そんな綾瀬が韓流タレントと熱愛・結婚となれば――。今の日本の現状を見れば、悲しいかなイメージダウンになってしまうのだろうし、女優生命がどうなるかすらわからない。韓国に移住すれば、仕事もセーブせざるを得ないかも。ホリプロからしたら、2人の関係は是が非でも摘んでおきたかったはず。

 しかも、この間ホリプロは大激震に見舞われている。石原さとみの電撃結婚に、深田恭子の適応障害による活動休止だ。そして、気になるのは今回破局を報じた記事の扱いと内容だ。

 そもそもこの記事は、綾瀬の破局をメインにしたものではない。綾瀬が幼いころ感化されたという映画『E.T.』のシャツを来て、庶民的な寿司屋で税理士の男性と打ち合わせをしていたというものだ。タイトルにも“破局”の文字が入ってもいないし、分量もたったの1頁。

 思うに、この一連の経緯はホリプロが思い描いたままのものではなかったか。そもそも綾瀬の熱愛報道も、その後、お相手が韓国タレントということで巻き起こったネットでのバッシングも、まるで2人の交際自体がフェイクのような扱いをされたのも、全部ホリプロの手の中で踊らされたことだったのではないか。ドル箱の綾瀬の熱愛を潰すためマスコミに熱愛をリーク、予想通り世論の反発を買い、結果2人の仲を(事務所的には)穏便に別れさせることに成功する。大切な綾瀬には傷をつけないように。

 作戦、大成功!?

 来月9月27日、竹内結子の一周忌がやってくる。7月の三浦春馬の命日前後もそうだったが、これから竹内の一周忌関連の企画が散見されるだろう。それに先立ち、竹内関連の記事が「女性セブン」に掲載された。すでにタイトルからしてセンセーショナルで、内容が穏便ではないことがうかがわれるが、その通り。遺された夫と、すでに離婚している前夫との“確執”が報じられている。

 周知の通り、竹内は2005年に中村獅童と結婚し長男をもうけている。しかし獅童の不倫で3年後には離婚。一人で長男を育てていたが、19年に俳優の中林大樹と再婚し、翌年1月に第2子となる男児を出産していた。そして竹内の逝去により、現在は竹内の長男と次男は中林が育てているのだが、問題はその長男をめぐってのものだという。

 記事によれば、その発端は昨年末、獅童が「週刊女性」の取材に対し、“中林の事務所を通して可能なら長男を引き取ることもできると伝えてある”旨、答えたことだった。これに対し、親子3人で日常を取り戻そうとした中林は困惑し、理解に苦しんでいるというもの。確かに、長男は獅童の実子だが、これまでの経緯から竹内の再婚相手の中林が育ての親として生活をしてきた。そんな矢先に、こんな発言をする獅童を“許せない”と感じるのも無理はない。

 しかも記事には書かれていないが、そうしたセンシティブな事情を中林側に確認することなく獅童がマスコミにしゃべってしまったのも大きな問題だろう。獅童のパフォーマンスにも見えてしまう――。いずれにせよ、竹内が逝って1年、家族や関係者の傷は決して癒えていないということだろう。

 バブル時代を象徴する俳優・石田純一と作家の甘糟りり子の“バブル懐古”対談が面白い。甘糟が目撃した“お立ち台”が誕生した瞬間や、人であふれ返るディスコの様子。石田が語るドラマ現場や、車やイタリアンなど、若者たちの風俗事情。コロナ禍で窮屈な生活を強いられている今、少しノーテンキにも見える2人の会話が楽しかった。オススメです。

篠原涼子、離婚発表3日前の“最後の晩餐”をとらえた「女性セブン」のすごい写真!

下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!

 東京五輪のお祭り騒ぎの中、五輪選手に対するSNSでの誹謗中傷が跋扈し、コロナ感染爆発も止まらない。世の中、さらにおかしな方向に向かっているようで――。

第563回(7/29〜8/3発売号より)
1位「篠原涼子 親権放棄の全真相『浮気はしてもいいから』夫の懇願を無視」」(「女性セブン」8月12日号)
2位 「前田敦子 はやっ! 7歳年上パリコレ・デザイナー新恋人と離婚3カ月の『押しかけ半同棲愛』」(「女性自身」8月17日・25日合併号)
3位「河野景子 再婚に『待った』をかける元夫との“銭争”勃発」(「週刊女性」8月17日・25日合併号)

 かなりディープなネタ元を持っているのかも。「女性セブン」が篠原涼子と市村正親の離婚についてリポートしているのだが、これがなかなかディープな内容だ。先週、“丸投げ離婚”と親権を持たなかった篠原を揶揄した「女性自身」とは一線を画している。まず驚くことに、これまでほとんどメディアの取材など表に出てこなかった篠原の兄が、離婚についてコメントしていることだ。

「お互い不仲だったら、涼子は絶対に親権を渡さないと思うよ。渡したのは市村さんを信頼しているからこそじゃないかな…」

 お兄さま、コメント内容もなかなか素敵! 親権を持たない母親(篠原)を批判するメディアとは大違い。そして記事では2人の馴れ初めから、結婚し、2人の子どもをもうけたこと、市村の胃がんが発覚した際の篠原の献身的支えなど、これまでの円満&幸せ家庭が描かれる。そして離婚についても、かなり詳細だ。

 2人の関係は最初から「篠原が圧倒的に上」だったらしい。それは甘えてわがままを言う妻と、優しくご機嫌をとる夫という微笑ましい構図だった。しかし、子育てで仕事をセーブしていた篠原が本格復帰したころから、その関係にほころびがではじめたと「セブン」は指摘する。その“証拠”として、「セブン」自身が過去に何度も目撃してきたという篠原の数々の様子を紹介している。

 隠れ家バーでのママ友との女子会で、「常に恋をしていたい」というママ友に同調する涼子。またある時は、高級焼肉でママ友らしき女性たちと「私のことをわかってほしいのよ」と語る涼子。さらに隠れ家個室レストランで、江口洋介としっぽり飲む涼子――。

 確かに、これまで「セブン」はここ数年、何度も篠原の夜遊び・飲み会を“目撃”し、その様子を記事にしている。当時から夫婦関係の危機を知っていて、張り込んでいたかのように。そして記事は離婚の核心に迫っていく。篠原の夜遊びを諌める市村に離婚を口にする篠原。しかし離婚を避けたい市村はその後、妻の夜の外出を容認するように。さらに「浮気してもいいから、きちんと世間には隠してほしい」とまで妻に懇願したというのだ。

 夫婦のディープで生々しいやりとりを活字にするのだから、内容にはかなり自信があるのだろう。さらに離婚を決めた篠原が子どもたちに言った言葉までも、大きな見出しでこう紹介されている。「離婚してもママはママだし、家族は家族。心配しないで」と。

 かなりのディープスロートをお持ちでは? と思う所以だが、さらに、その確証を深めたのが記事に掲載されている写真の存在だ。それは離婚発表の“3日前”、篠原と市村、そして長男が都内寿司店で“最後の晩餐”をした様子を見事にキャッチしたものだった。その様子、描写も詳細だ。

「長男を真ん中にはさんで、食事の話、仕事の話、そして、これからの家族の話。和やかな時間を過ごした後は店を出て、3人で円陣を組むようにして強いハグを交わした」

 写真は3人のハグの様子を見事にキャッチしている。繰り返すが、これは離婚発表の3日前のもの。すごいな、「セブン」。

 勝地涼との離婚から3カ月、前田敦子の熱愛を「女性自身」がスクープしているのだが、これがなかなか微妙で不思議なものだ。

 まず「自身」は7月19日、舞台の合間をぬって大阪から東京に帰り、都内マンションから出てきた前田をキャッチする。その日、前田は同マンションに宿泊、翌日には、大量の荷物を持ち一人で出てきた。さらに7月下旬にも、同じマンションに1人で出入りする前田の姿を「自身」は目撃したという。

 このマンションは前田の実家でも自宅でもない。そして記事には、このマンションにその世界では有名だというファッションデザイナーの森川正規氏が住んでおり、この森川こそが前田の新恋人だとするのだ。

 でも、ちょっと不思議。前田の姿は7月20日、21日、28日と写真を押さえているが、これは前田単独で歩いている様子の写真だ。新恋人である森川氏の写真はない(ツーショットはもちろん単独の姿さえも)。さらに前田には2歳の長男がいるが、その姿もない。恋人としてのエピソードもない。

 一方で、「自身」はマンションの住人から、7月になり前田の姿をよく見かけるようになったこと、さらに前田が小さい男の子を朝、保育園に送っていくところまで見たという証言を得たと紹介するのだ。

 何か変。もやもやした違和感を感じてしまう内容だ。本当に半同棲!? 熱愛!? 微妙。

 離婚後も何かとお騒がせな貴乃花と河野景子さんの元夫妻だが、またしてもトラブルが発生したらしい。なんと貴乃花が景子さんに「婚姻期間中に使った金を返してほしい」と要求したのだとか。これを読んで、「婚約期間中に出した金を返してほしい」と元婚約者から言われた小室圭さん親子の金銭トラブルを想起したのは筆者だけか!?

篠原涼子、福原愛、熊田曜子……「母は子どもと一緒にいるべき」バッシングする女性週刊誌と「親権を失った母」への冷たい目

下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!

 感染拡大が止まらなくても、緊急事態宣言が出続けていても、差別主義者が跋扈するなど不祥事が続出しても、それでも無理やり開催された東京五輪。少し前には、そんな状況に少々とはいえ疑問や苦言を呈していたメディアも一転、メダルが取れるたびに大はしゃぎ。臆面なさすぎ――。

第562回(7/22〜7/27発売号より)
1位「篠原涼子 子供2人の親権を72歳夫へ! 丸投げ離婚『決断の夜』目撃撮」(「女性自身」8月10日号)
2位 他にも続々! 女性週刊誌に溢れる離婚ネタ(鈴木保奈美 福原愛 小林麻耶 熊田曜子など)
3位「デタラメ五輪全舞台裏 追跡ワイド」(「女性自身」8月3日号)
※「女性セブン」は合併号休み

 今週は“丸投げ”ときましたか。先週、共同親権を選択し、2人の子どもとは別に暮らしている福原愛に対して、「子供はポイッ」というひどいタイトルをつけた「女性セブン」記事を紹介したが、それに続き今度は「女性自身」が親権を持たずに離婚した篠原涼子を「丸投げ離婚」と揶揄、批判する記事を掲載している。どいつもこいつも、だ。

 確かに篠原涼子と市村正親の離婚にはびっくりしたが、芸能マスコミからしたら既定の事実だった。昨年から別居報道があり、離婚が取りざたされていたから。そして満を持したように7月24日に離婚を公表した2人。でも芸能マスコミ的には意外なことがあった。それが、2人の子どもの親権を母親の篠原ではなく父親の市村が持つということだ。

 よって記事では、親権を手放した篠原への批判が展開される。

「2人の子供が成長するにつれて、篠原さんの“夜遊び”が目撃されるように」
「夜にカラオケに行くなど改まる様子はなく」
「子供の面倒は市村さんとほぼ住み込みで世話をしてくれる家政婦さん任せ」
「一人で過ごす時間は想像以上に快適だった」

 ってな調子。うんざりするしかないが、これが日本の現状だ。そもそも前提として、子育てを母親だけが負担するという考えがこの国にはある。そのうえで、離婚という事態になり、母親が親権を持たず、子どもと離れて暮らす決心をすれば、もう大変。「母親失格」「子どもをポイッ」「丸投げ」ときたもんだ。

 これが逆だったら、同様のバッシングはもちろん起こらないだろう。それどころか養育費を払わない父親は数多く(厚労省の全国ひとり親世帯等調査では養育費を継続的に受け取る母子家庭はわずか24%!)、しかも、この問題は長く放置された。そして昨年2020年にやっと刑事罰が課せられるよう法改正が行われたばかりというのが現実にもかかわらず、だ。

 批判は、いつも女性の側ばかり。つまり、母性は女性の本能であり尊い、子どもは母親と一緒にいるべき、という価値観からの不条理なバッシング。一旦その価値観を破るようなことがあれば、“母親より仕事を取った”などと女性が批判にさらされる。しかも問題なのは、男性からの批判だけでなく、同じ女性からの批判も多いケースが多々見受けられること。その結果、女性たちが社会から疎外され、社会進出を拒まれているにもかかわらず、だ。

 うんざり、うんざり。だが、今週の女性週刊誌は、篠原・市村夫妻の離婚だけでなく、離婚ネタが満載だった。それら記事でも“親権”が話題になっていることが多くて――。

 まず「週刊女性」では、「『母より女優』の価値観」と題して篠原の離婚を取り上げ、「女性自身」同様に親権を手放した篠原を批判している。さらに同誌では福原愛の離婚も取り上げられている。

 その切り口は、福原は日本で悠々自適、一方、子どもたちと台湾のマンションで暮らす元夫は暮らし慣れた高級マンションを立ち退いたというもの。夫の収入では福原の持つ50%の所有権を買い取れないからだとか。もちろんあからさまではないが、福原を“いかがなものか”と苦言を呈したもの。

 そして熊田曜子。こちらは、ほかとは少々変わっているが、いろんな示唆に飛んだものだったので少々内容を紹介したい。

 記事によれば現在、熊田と夫は親権をめぐり、代理人を通じて話を進めている状況だという。というのも双方、是が非でも親権を取りたいという事情があるらしい。夫は「週女」の取材に対し、こんな証言をした。

「以前から、彼女の代理人を通して、“(暴行の)被害届の取り下げを条件に、親権を渡してほしい”という要求があったんです」

 そして、そこまでする熊田側の理由を説明しているのだが、これがなかなか興味深い。

「彼女のイメージは下落の一途。そのうえ、親権まで取られたら“ママタレ”どころかタレント生命も終わってしまいかねない」

 これは芸能プロ関係者による匿名のコメントだが、“親権”について世間や仕事関係者がどう考えているのかがよくわかる。熊田本人が本当にそう考えているかはともかく、親権を失った母親に対し世間の目はあまりに冷たい。イメージも最悪。仕事を失うほどに、ということだろう。本当に不条理だし、おかしな話だが、悲しいかな現在の日本の価値観が露呈したひとつの現実だ。

 ほかにも小林麻耶の離婚ネタ(週女)や、「女性自身」でも篠原離婚だけでなく鈴木保奈美と石橋貴明の離婚が取り上げられていたが、こちらは親権にはあまり関係がなかった。ともあれ、離婚ネタばかりが満載だった今週の女性週刊誌である。

 ついに始まってしまった東京五輪。メダルが取れるたびにメディアは大はしゃぎの中、「女性自身」は違った。タイトルからして「デタラメ五輪」、素敵です。そして中身も素敵。バッハ会長の警護費用人件費だけで1億円(日本国民の税金)、海外からの五輪関係者の路上飲みの現場などがレポートされている。引き続き五輪の“あきれた舞台裏”レポート、よろしくお願いします。

福原愛を“母親失格”バッシングする「女性セブン」、悪意あるタイトルが「不条理」すぎる理由

下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!

 障害者いじめが発覚し炎上していた小山田圭吾だが、7月19日、五輪の作曲担当を辞任した。これまでさまざまなトラブルや不祥事があった東京五輪だが、今回も悪質さにおいてはかなりのレベルで、辞任は当然だ。でも開会式の4日前。どうするんだろう。やはり中止にすれば、と思う。いろいろ無理スジなんだから。

第561回(7/15〜7/20発売号より)
1位「福原愛 『子供はポイッ』天才少女32年の孤独」(「女性セブン」7月29日・8月5日合併号)
2位「鈴木保奈美 卒婚よりも石橋貴明をポイッしたワケ」(「週刊女性」8月3日号)
3位「安倍なつみ 夫山崎育三郎とLOVEショッピング」(「週刊女性」8月3日号)

 今年3月、衝撃の不倫疑惑と同時に夫からのモラハラが報じられ、離婚が取りざたされていた福原愛の離婚が正式に成立した。その内幕を「女性セブン」が報じているのだが、騒動の発端である“不倫スクープ”を報じた「セブン」だけに、福原周辺に複数のネタ元があるのだろう。その内容は福原の心情にも迫る、かなりディープなものだ。

 今回の福原の離婚の大きな特徴は、2人の子どもを父親のいる台湾に置いてきたこと、そして子どもたちは台湾で父親と生活し、福原は共同親権を持つことになった点だ。そうした事情から、「セブン」記事では以前から子育てや子どもへの愛情に自信がないと周囲に漏らしていたこと、そして、その理由は福原の生い立ちにあると解説している。

 小さいころから母親はコーチであり、父親もまた“天才卓球少女”として娘と接した。それだけでなく、父親の会社が経営難になると両親は娘の収入に依存し、福原は幼くして一家の大黒柱になった。一家の生活は幼い娘の卓球生活が中心になり、やがて両親は離婚。兄もまた仕事を辞めて妹のサポートに。福原の世間からの注目度、卓球の才能が“普通の家庭”から福原や家族を遠ざけ、結果、父親とは絶縁するほどになったのだ。そんな福原が離婚し、今後も家族を支え働くためには、子どもや母親とも別れるのが最善だった、と。

 幼いころから天才と騒がれ、世間の注目を浴びたアスリートの苦難。その経過を報じる「セブン」記事は離婚や共同親権に関して、決してバッシング的でも、ヒステリック的でもなく、事実として淡々と記しているものだ。子どもを台湾に残してきたことも特に批判するものではない。しかし内容とは別に、このタイトルはなんだ。

「子供はポイッ」

 記事にあるように、福原は決して子どもたちを捨てたわけではないし、人それぞれ、さまざまな事情がある。でも、タイトルは記事内容とはかけ離れた「子供はポイッ」というもの。この一言だけで子どもを置いてきた福原に批判的で、悪意さえ感じる。このタイトルにしたのは、おそらく記事を書いた現場ではなく、デスク(とかの編集部)による“悪意”、または売るための“センセーショナル性”からなのだろう。

 こうしたマスコミの母親バッシングは、これまでにも散々あった。例えば2014年、親権を手放して離婚し、別の男性と熱愛報道が出た中山美穂に対する“母親失格”バッシング。また16年には雨宮塔子が子どもたちを別れた夫に託して『NEWS23』(TBS系)キャスターに就任した際にも、同様の批判が巻き起こった。

 女性側だけが、こうした状況において批判されバッシングされる。しかも福原は共同親権を持ち、養育費も多く負担するとみられているにもかかわらずだ。そして逆に父親が子どもを置いて出て行っても、さほど批判はされない。子どもを当然のように母親に押しつけ、養育費さえ支払わない父親がかなりの数に上っているにもかかわらず、だ。

 今後、福原に不条理な“母親失格”バッシングが起こらないよう祈りたい。

 さほど驚かない離婚劇だった。鈴木保奈美と石橋貴明。昨年から個人名義でマンションを購入したり、母妹が代表を務める個人事務所を設立し、離婚がささやかれていたから。それ以上にだって、したたかだものね、保奈美。石橋との結婚前にも、何人かの有名人と浮名を流し、1994年にモータージャーナリストの川井一仁と結婚したが、将来性のなさから? ポイッ。そして98年、絶頂期にあったとんねるずの石橋と電撃・略奪・デキ婚。

 これだけでもすごいが、結婚後、主婦業に専念していたものの、2011年芸能界復帰。今やそのブランクを感じさせないくらいの活躍ぶりだ。演技も結婚前よりますます磨きがかかり、恐ろしいくらい。そんな保奈美にとって、地上波レギュラーがゼロで、しかもあいかわらず俺さま、かつ亭主関白な石橋はうざいだろうな。またしてもポイッ(こっちのポイッは罪がないと思う・笑)。

 そんな保奈美の真骨頂とも言えるエピソードが、離婚を報じる「週刊女性」に。 

「離婚発表にタカさんのYouTubeを選んだのも、別れる夫が少しでも収益が得られるようにという“男気”なんだとか」(芸能プロ幹部のコメント)

 恐れ入ります。

 妻が芸能界に復帰するのは離婚のサイン。2位の鈴木保奈美と石橋貴明のケースでは、それが見事はまっていたが、こちらは――。 山崎育三郎と結婚、出産して芸能界から離れていた安倍なつみが本格復帰。これまたお約束のように離婚報道が出たが、しかし「週刊女性」は2人が仲良くショッピングする姿をキャッチ! その写真からも、なんだか仲よさそうに見える2人。個人的にもこのカップル好きなので、円満ぶりはうれしい。

ジャニー喜多川さんが逝って2年、ジャニーズが世界進出できなかった原因と皮肉な変化

下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!

 あれからもう1年――。今週の女性週刊誌全誌に踊った“三浦春馬”の名前。自死から1年がたったことで、さまざまな角度からの特集記事が企画されている。こうした記事を目にして、改めて1年前の衝撃を思い出した。

第550回(7/8〜7/13発売号より)
1位「独占レポート ジャニー喜多川さん 死去から2年、ジャニーズ事務所では“変化”が起きて――『60年来の悲願』と事務所を蝕む“消費期限”」(「週刊女性」7月27日号)
2位「新 われらの時代に 秋篠宮妃紀子さまと小室佳代さん あぁ、丙午の女たち」(「女性セブン」7月22日号)
3位「大谷翔平 家族が明かす 酒、恋人、プレゼント」(「週刊女性」7月27日号)

 7月6日、ジャニー喜多川氏の命日だ。ジャニーさんが逝って2年の年月が過ぎたことになる。「週刊女性」では、この間ジャニーズ事務所にはいくつもの変化があったとして、その内情をレポートしているが、その切り口としてクローズアップしたひとつが“アメリカ進出”だ。

 確かにジャニー喜多川氏はジャニーズ事務所を設立した当初から、自社タレントをアメリカに進出させることが夢であり、さまざまな試行錯誤をしてきたのは周知の通りだ。しかし、その夢は叶うことがなかった。が、記事では、その遺志は引き継がれ、例えばSnowManやSexyZone、King&Princeなどは世界進出に挑戦する動きを見せていることが紹介される。まあまあ好意的に。

 でも、実際はどうだろう。というのも、つい最近の7月3日に放送された『THE MUSIC DAY 音楽は止まらない』(日本テレビ系)を見てしまったから。そこでBTSが圧巻のパフォーマンスを見せたから。ネットでもジャニーズアイドルのパフォーマンスと比べ、“レベルが違いすぎる”“ジャニーズにとって公開処刑”などの声が上がったほどだ。

 もちろん、これまでも世界進出に成功したK-POP、BTSにあって、日本、ジャニーズにない“要因”はさまざまに指摘されてきた。数年前までネットには見向きもしなかったジャニーズの世界戦略の未熟さ。日本にばかり目を向けたドメスティック体質、パフォーマンスの質の違い、圧倒的語学力のなさ、社会的活動や発言のタブーなどなど。

 しかし、日本メディアはほとんど指摘しないが、ジャニーズが世界進出できなかったのには、それ以上の問題や原因があったと思う。それは、ジャニーズ事務所が長年行ってきた執拗な男性グループアイドル潰しだ。

 長い間、いや、つい最近まで日本の男性グループアイドルはジャニーズの独占状態にあった。ジャニーズ以外では存在すら許されない、デビューできない、デビューしても潰されるというのが常識だった。たとえば1997年のデビュー直後から大きな人気を博したDA PUMPは、ジャニーズに睨まれ、テレビ局や音楽番組にまで圧力かけられ、その後は長い低迷期を送らざるを得なかった。

 DA PUMPの弟分で2001年にデビューしたw-inds.も、ジャニーズとの共演はNG、地上波での出演はほとんどなく、05年結成のAAAに女性メンバーがいるのもジャニーズの圧力対策だといわれた。また三浦大知も1997年デビューの Folder時代からジャニーズに目をつけられ、『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)に初出演したのはデビューから19年もたった2016年のこと。このように長年ジャニーズは、ジャニーズ以外の“踊って歌える”男性アイドルグループを敵視、排除してきたのだ。

 その結果、何が起こったのか。日本ではジャニーズとメディアの癒着関係において、ジャニーズの男性アイドルグループが独占状態になったが、しかし大きな目で見ると、日本のエンタテインメント界においては、大きな痛手だったのではないか。新しい才能が“ジャニーズではない”という理由だけで潰され続けてきたからだ。ライバルがいなければ、それ以上の成長もない。世界進出なんて夢のまた夢――。

 しかし、こうした状況も少しずつ変わりつつある。SKY-HIがオーディションを行う「THE FIRST」や、『PRODUCE 101 JAPAN』によって誕生したJO1など“ジャニーズ以外”の男性グループが注目を浴びつつあるからだ。日本でもワールドワイドな男性アイドルグループが誕生する可能性も!? だが、こうした状況もジャニー喜多川氏の逝去から生じた“変化”だとしたら――皮肉なことだ。

 まだまだ続く“小室圭さん騒動”。なにしろ女性週刊誌においては、毎週のようにこのネタが続き、今週も3誌そろって大きく取り上げられているほど。圭さん本人はアメリカ留学中で、たいした情報もないということなのだろう。代わって「週刊文春WOMAN」(文藝春秋)で肉声が伝えられた母・佳代さんに再びスポットが当てられている。でも、こんな切り口って――。 

 「女性セブン」のルポ企画「新われらの時代に」で、佳代さんと紀子さまがそろって1966年の“丙午”生まれだという切り口の記事を掲載しているから。丙午というのは60年に一度だけ巡ってくる干支で“丙午生まれの女は男を食い殺す”とか“この年は天災が多い”などとの迷信が言い伝えられる年だ。

 そんな“丙午”という切り口で紀子さまと佳代さんという2人の女性をルポしようとするのだから――ビックリ。しかしルポを読むと、2人以外の丙午生まれの女性たちの“生き方”や“時代論”も描かれており、興味深いものだった。

 高度成長期真っ只中だった66年、中国では文革が始まり、大人気のビートルズが初来日、そんな時代に生まれた丙午生まれの女性たち。その後も日本はイケイケ経済成長をとげ、バブルに突入、女子大生ブームも到来した。男女雇用機会均等法も施行され、就活もイケイケ。そして女性の生き方、結婚観も変わっていった時代だ。このルポでは、そんな時代考証もなされていて面白い。

 そして記事には丙午生まれの有名人が列挙されているのだが、確かにそれを見ると――小泉今日子、斉藤由貴、広瀬香美、三田寛子、江角マキコ、鈴木保奈美――なるほど。ちなみに筆者も丙午生まれです。

 野球に興味がなくてもうれしくなる大谷翔平の快進撃。そんな大谷の素顔をリトルリーグ時代の恩師、祖母、父親が語っている。みんなうれしそうに大谷を語るが、同時にみんな控えめだ。そうした周囲が今の大谷を生んだのだろう。かつて“なんとか王子”といわれた人の両親が、さかんにメディアに登場し育児論の本などを出していたことを思い出した。

引退から41年! 女性週刊誌のトップを飾る山口百恵の存在感と、五輪強行に疑問を呈す三浦友和の勇気ある発言

下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!

 久々に心が踊った。8月に予定される横浜市長選に田中康夫氏が出馬の意向だとか。すでにIR誘致反対などを表明している田中氏。菅義偉首相のお膝元でもある横浜市に殴り込み! に注目だ。

第559回(7/1〜7/6発売号より)
1位「東京五輪が発端! 百恵さん 夫友和と結婚41年目の初衝突」(「女性自身」7月20日号)
2位「独占スクープ 小林麻耶『目が覚めて』スピ夫と離婚へ」(「女性セブン」7月15日号)
3位「熊田曜子『裁判はムリ』、無念の“和解”へ」(「週刊女性」7月20日号)

 いや、すごすぎる。今週の「女性自身」特集トップに躍り出たのは山口百恵ネタだ。引退からすでに41年! その間、表舞台に登場することがないにもかかわらず、女性週刊誌のトップ特集を飾るのは、さすがの存在感、スーパーレジェンドだ。しかも、どんなビッグネタかと思いきや、内容はかなり苦しかった(笑)。

 まず記事は、妻の百恵さんの近況から始まる。6月末まで開催されたキルト展。東京オリパラで来日する選手団への贈り物として、全国から寄せられたキルトが展示されたものだが、その中に百恵さんの作品も。間近に迫った東京五輪へ百恵さんがエールを送った形だが、一方、夫の友和はというと、出席した映画イベントで、「ずっとおかしいと思っているのは、なんでずっとオリンピックをやろうとしているのかな、この人たち」と五輪強行に懸念を表明した。

 これまでケンカをしたことがないと伝えられているオシドリ夫妻だが、五輪をめぐり意見を違えたことで、“初衝突”が起こったと「自身」がこれを大きく報じたのだ。

 いや〜すごいな。そもそもこのキルト展、読売関連の隔月刊誌「よみうりキルト時間」が、「おもてなしキルト」プロジェクトとして2019年から募集したもの。だから、そこに出品しているからといって、現在でも百恵さんが五輪に全面的に大賛成で、夫と衝突しているかといえば、そんなことはないだろう。

 実際、「自身」でも記事の最後のほうで芸能レポーターの城下尊之が「百恵さんと友和が不仲になることはない」と断言しているが、当たり前だ。それでも、このネタが天皇陛下や小室圭さんなどの皇室ネタを抑えてトップになる。そのこと自体がすごいことだと思う。

 さらに友和の発言にも注目したい。前出のように友和は、イベントで「なんでオリンピックをやろうとしているのかな」と疑問を投げかけたが、ほかにも「理由を話してくれない。理由も教えてくれないのは、なぜなんだ?」とも語っていたという。

 確かに五輪開催予定の東京では、デルタ株の感染が広がり第5波が到来、五輪開催中に東京の新規感染者が1日1,000人を超えると危惧されている。世論調査でも、半数以上が開催反対だ。しかし、芸能界において、五輪反対を声高に主張する人は少ない。

 例えばコロナ禍以前から反対を表明していた久米宏などの例はあるが、しかし聖火ランナーを辞退した芸能人たちでさえ、その理由を“開催反対”とは表明していない。いや逆に、最近では武井壮や松本人志などは開催反対派を罵倒、糾弾さえしているのだから、芸能界において声を上げるのはかなり勇気のいることだ。

 そんな中での友和の勇気ある発言。さすが百恵さんの夫である。この動きが芸能界に広がれば、五輪開催による感染爆発は防げる、まだ間に合う。そんな気がしてきた。

 別居が伝えられていた小林麻耶と整体師の“あきら。”こと國光吟氏の離婚協議がいよいよスタートしたらしい。これまでにも麻耶をさかんに“利用”し“洗脳”してきたとされる國光氏。しかも昨年には“國光”の姓を、麻耶の“小林”姓に変更し、会社名も“コバヤシ”を使用するように。今回の離婚をスクープした「女性セブン」によると、それまで聞く耳を持たなかった麻耶が、この頃から國光氏に疑問を持ちはじめ、現在では弁護士に依頼し、離婚協議をスタートしたという。

 いや〜、よかった、と誰しも思ってるだろう。最も心配していた実母、そして麻耶に会えず寂しい思いをしていた甥っ子姪っ子の麗禾ちゃんと勸玄くんとも、昔のように交流できるかもしれないから。もちろん夫婦のことは外からはうかがい知れないことも多いだろう。でも今回の麻耶の結婚に関しては、麻耶をめぐる多くの人たちが夫の存在によって遠ざけられ、離れていった。番組降板や事務所退社など、麻耶の仕事にも影響が出た。長年お世話になった人を切り捨てた形になった。そのことだけでも、國光氏に大きな疑問を抱くのに十分だった。

 そして今回もそうだ。離婚協議を伝える「セブン」発売の当日(7月1日)、國光氏は、YouTubeの有料メンバーシップを募集することをブログで発表した。月額1万2,000円! で、メディテーションを月4回、お茶会を月2回やるんだって。そして、ここに自身と麻耶のツーショット写真まで載せているのだ。

 まだまだ麻耶を利用し尽くそうとしている國光氏。離婚までは、まだまだ時間がかかるかもしれない――。

 何度も取り上げて恐縮だが、今週もまた熊田曜子ネタを取り上げたい。なぜって熊田へのバッシング、芸能マスコミによる弱者いじめがあまりに眼に余るから。今回、熊田ネタを取り上げたのは「週刊女性」。その要旨は熊田の不倫疑惑発覚などで、裁判に勝つのは無理と判断した熊田が、和解に向けて動いているというもの。

 しかも、こんなくだりが。「これまでの報道を見る限りは、Aさん(夫)に分がありそうですからね」(Aさんの知人のコメント)だって。はぁ〜〜!? さらに先日「週刊新潮」が報じた、景品表示法に違反したハーブ茶の広告塔を熊田がしたことで、所属事務所も音をあげたというが、そもそも、この広告塔の仕事を事務所が知らなかったなんてあるの? むしろ事務所の責任なのでは!? など、ツッコミどころ満載の熊田バッシング記事。

 熊田の不倫や“落ち度”をことさら強調することで、結果的に夫のDV疑惑を払拭させ、容認までさせてしまう。あまりに恐い。こんな論調の芸能マスコミの罪は、重い。