美人インフルエンサーの素顔は汚女! マンションを糞尿まみれにして夜逃げ

 中国では「綱紅(ワンホン)」と呼ばれるネットインフルエンサーの影響力が強く、SNSで100万超のフォロワーを抱える者も少なくない。タレント顔負けのきらびやかな生活を送る一方で、裏の顔を持つ者もいるようだ。

「澎湃新聞」(9月22日付)などによると、陝西省西安市に住む陳さんは、所有しているマンションの一室を賃貸に出していた。19日にその契約が終了することになっていたが、借主と連絡がつかなくなってしまった。しかも、管理費や光熱費など3,000元(約4万5,000円)が未払いのままだ。そこで部屋を訪れてみると、その変わり果てた姿に驚いた。借主は犬を飼っていたため、ドアなどはかみ傷だらけ。部屋の中は、犬の糞尿とゴミであふれていたのだ。

 陳さんによると、借主の外見は美しく、外出の際はいつも小ぎれいな格好をしていた。それもそのはず。困り果てた陳さんが借主の情報をネットに公開したところ、「李艾佳Lisa」という名前で活動しているネットインフルエンサーであることがわかったのだ。李は、中国版Twitter「微博」で110万人以上のフォロワーを抱えている。

 この件を受け、管理会社が警察に通報したところ、李は23日夜になって陳さんの前に姿を現し、謝罪するとともに部屋の掃除を行ったという。さらに26日には、自身の「微博」に謝罪動画を投稿。それまで金髪だった髪の毛を黒くしてメガネをかけ、反省している姿勢を演出したうえで、同日夜に事の経緯をライブ動画配信で説明すると打ち明けた。

 その配信によると、李は出張で3~4日家を空けていたために、部屋の中が犬の糞尿まみれになってしまったのだという。しかも、引っ越しをしなければならない時期にちょうど体調を崩して入院し、部屋の掃除ができなかったと釈明する。それに対し、視聴者からは「3~4日であんなに汚くなるか?」「体調が悪いと言った途端にせき払いをした」「笑わせるな」といった厳しいコメントが殺到。必死の演出も実らず、ユーザーは彼女の釈明をウソと判断したようだ。それでも時折涙を見せながら、約2時間も淀みなく話し続けた李。彼女を擁護するフォロワーも少しはいるだけに、もはや「投げ銭」を目的とした炎上商法にしか見えないが……。

(文=中山介石)

北京冬季五輪のマスコットはまたパンダ! ネット上で酷評相次ぐ

 来年に控える東京五輪のカウントダウンが始まるなか、お隣中国では2022年北京冬季五輪・パラリンピックの公式マスコットキャラクターが発表された。大会まで900日を切り、マスコットキャラクターの発表をきっかけにいよいよ盛り上がっていくかと思いきや、必ずしもそうではないようだ。

「聯合新聞網」(9月18日付)などによると、発表されたばかりのキャラクターに酷評が相次いでいるという。

 五輪のキャラクター「ピン・トゥントゥン」はパンダと氷の結晶を掛け合わせたデザイン。顔を囲むカラフルな線は、スピード競技のコースと第5世代通信(5G)技術を表しているという。

 一方、パラリンピックのキャラクター「シュエ・ロンロン」は、ちょうちんをモチーフにしたデザイン。目の周りだけが白く、キティちゃんがかぶり物をかぶっているようにも見える。“ゆるキャラ”と言ったほうがしっくりくるが、ピン・トゥントゥンとの統一感はまったくない。

 ネット上では「かわいい」「2008年の北京五輪のマスコットよりいい」という評価もある一方、「醜すぎる」「新しさがまるでない。中国にはデザイナーが存在しないのか?」といった辛辣な批判も相次いでいる。

 また、「首なし冷凍パンダ」「パンダアイスキャンディ」といった揶揄や、北京アジア大会、北京五輪、北京冬季五輪と、パンダのマスコットキャラクターが続いていることから「あんなに候補があったのに、結果またパンダか」といったような失望の声も多かった。中国は昔からパンダ外交を展開しているが、いまだにパンダの呪縛から逃れられないようだ。

 早くも10月5日からキャラクターグッズの販売を開始するとのことだが、東京五輪では、パクリ疑惑が浮上した大会エンブレムや、デザインが酷評されたボランティアの制服はその後改められた過去がある。中国の大会組織委員会は、 マスコットキャラへの不満にどう対処するのだろうか?

(文=中山介石)

急成長の宅配ビジネスを脅かすモンスタークレーマー「妊娠したのはコンドームの配達が遅れたせい⁉」

 中国の2018年の宅配代行サービスの市場規模は2,400億元(約3兆6,000万円)を突破し、ユーザーは3億5,800万人以上に上る(iiMedia Research調べ)。中国人の4人に1人が利用している計算だ。食べ物に限らず、家電、日用品などなんでも届けてくれる便利なサービスなのだが、指定の配達時間に遅れたことから、とんでもないトラブルに発展したケースもある。

「SETN三立新聞網」(9月24日付)などによると、江蘇省徐州市に住む20代の女性は8月のある日、自宅で彼氏と映画を見ていたが、時間が遅くなったので、彼氏が泊まっていくことになった。当然のようにベッドの上でイチャイチャし始めたが、コンドームの買い置きがないことに気づいた。そこで宅配アプリで注文。スマートフォンの画面には、20分で届けられると表示された。

 2人が一緒にシャワーを浴びて待っていると、アプリ上で「天候不良のために配達が遅れる可能性がある」との知らせがあった。ところが、すでに燃え上がってしまった 2人に我慢することは不可能だった。男性は避妊することなく蘇さんに挿入すると、そのまま果ててしまったという。コンドームが届いたのは、それから8分後だった。

 話はこれで終わらない。1カ月ほどたった頃、女性の妊娠が発覚したのだ。この1カ月を思い返してみると、コンドームをつけずに行為に及んだのは、くだんの配達が遅れた日の1回だけだった。蘇さんは「もし時間通りにコンドームが届いていたら、こんなことにならなかった!」と怒り心頭。配達員に3万元(約45万円)の賠償を請求した。それに対し配達員は、「俺が妊娠させたっていうのか? 訳がわからない」と反発している。

 報道を受け、ネット上では「配達員が遅いのではなく、彼氏がイクのが早すぎただけ」などと配達員に同情する意見が殺到しているという。

 蘇さんがこの賠償金を 出産費用に充てるつもりなのか 中絶費用に充てるつもりなのかは明らかにされていないが、中国のクレーマーは、げに恐ろしい。今後こうしたトラブルが繰り返されないためにも、ドローン配送の実用化が急がれる? 

(文=中山介石)

女子生徒のほとんどが被害に? 6年間にわたりわいせつ行為を繰り返した小学校教師が逮捕!

 中国でまたしても、男性教師による女子児童へのわいせつ事件が発覚した。

 江西省上饒市の警察が9月19日に発表したところによると、石源村という山あいにある村で、小学校の代行教師・江(68)が、児童わいせつの容疑で逮捕されたという。

 江は地元の出身で、43年間、教壇に立っていたが、2011年に定年退職。その後は小学校の代行教師を務め、13年から現在の小学校で働いていた。

 被害に遭った女児たちの保護者によると、子どもたちは長期間にわたってわいせつ行為を受けていたという。

 今回の逮捕を受け、さらに衝撃的な情報も飛び出した。あるネット民が中国版Twitter「微博」で告発したところによると、江には児童わいせつの前科があり、石源村の小学校で教えていた6年の間に、ほとんどの女児が江のわいせつ行為の被害に遭っており、上は12歳、下は4歳にまで及んでいたという。

 これまで事件が発覚しなかった理由について、中国事情に詳しい吉井透氏はこう話す。

「現地では出稼ぎに出ている親が多く、子どもたちの多くは祖父母と暮らす、いわゆる『留守児童』。被害児童たちが実の親とのコミュニケーションが取りにくい状況にあったため、発覚が遅れたとみられています。また、親の不在は性教育の遅れにも直結する。留守児童を狙った性被害では、被害児童自身に被害を受けた認識がないという例も少なくありません」

 今回、江のわいせつ行為が発覚したきっかけは、一人の女児が両親に下腹部の痛みを訴えたことだった。両親が詳しく問いただしたところ、女児はようやく、江に“なでられた”ところだと告白したのだという。やはり女児自身、自分が受けた性被害に気づいていなかった可能性もある。

 親と離れて暮らす子どもたちにとって、教師は信頼すべき身近な大人の代表格であるはずだ。その信頼を悪用して犯行に及んでいた加害者には、厳罰が処されるべきだろう。

(文=佐久間賢三)

新兵獲得のためのハニートラップ!? “美しすぎる女性兵士”は元下着モデルだった! 

 日本では元自衛官がアイドルやタレントに転身したケースがあるが、中国では逆に、元下着モデルが人民解放軍に入隊したことが話題になっている。

「聯合新聞網」(9月14日付)などによると、その女性は遼寧省大連市出身の門佳慧(27)さんで、北京服装学院を卒業後、下着モデルやモーターショーのコンパニオンなどをしていた。2008年には「ミス・ワールド」の大連大会でベスト10に選出されたほか、下着モデルコンテストの大連地区大会で3位に入賞したこともある。

 ところが14年、子どもの頃からの夢だった人民解放軍に入隊。15年に北京市の天安門前で行われた抗日戦争勝利70年を記念する軍事パレードに参加したこともちょっとした話題になった。今回の報道を受け、ネット民は大興奮。「解放軍が“財産”を独占するつもりだ」「カラダもすぐ将軍に解放されるだろう 」といったイジりコメントが多数書き込まれた。

 門さんは、中国版Twitter「微博」にアカウントを持っているが、人民解放軍への 入隊以降は投稿がない。にもかかわらず、過去の投稿に対し「また君を見に来たよ」「佳慧さん、最近はどう?」などフォロワーからのコメントが絶えない。

 それだけではない。門さんの情報は中国版Wikipedia「百度(Ba idu)百科」にまで掲載されている。それによると、身長179cm、体重53kg、スリーサイズは82cm、60cm、87cmだという。中国のウェブサイトは当局から厳しい検閲を受けているのにこのページが存在するということは、人民解放軍もスリーサイズの公表を認めているようだ。しかも、モデル時代の画像まである。

 もはや軍公認の「美しすぎる女性兵士」といったところだが、中国事情に詳しいフリーライターの吉井透氏は、こう推測する。

「彼女は軍のイメージアップ戦略に利用されているのでしょう。中国ではかつて人気職業だった軍人も、いまや3K職業の代名詞。特にここ10年ほどは、入隊希望者が減少傾向にあり、軍は新兵のリクルートに躍起です。彼女のようなアイドルを登場させ、お色気で若い男子を釣ろうというわけです。一種のハニートラップですね」

 中国は10月1日に建国70周年を迎え、大々的に軍事パレードが行われる予定だ。党のイメージアップのため、門さんは再びファンの前に姿を現すかもしれない。

(文=中山介石)

禁漁水域で投網漁中に落水し……人気動画配信者が生配信中に溺死

 日本同様、中国の若者の間では動画配信で収入を得る者が増えている。その数3億人といわれるが、注目を浴びるために危険な行為に及ぶ者も多く、事故が頻発している。そんな中、人気配信者が生配信中に死亡するという事故が起こってしまった。

「半島網」(9月2日付)によると8月28日、江蘇省南京市の川で、人気動画配信者の男性が溺死した。友人2人を連れ、市内の秦淮河で投網漁の様子を生配信していたという。

 深夜1時からの配信にもかかわらず、およそ7,000人の視聴者が見守る中、事故は起こった。友人2人と小型船上で作業を行っていたところ、配信者の男性がバランスを崩し、足を滑らせて、川に転落してしまったのだ。カメラを片手に実況しながら、まさに網を巻き上げようとしていたときだった。

 事故発生当時、夜で周囲は真っ暗だったうえ、雨で川が増水していたこともあって救助は難航。視聴者たちの応援もむなしく、男性の姿は水面から消えた。地元警察は、翌日午後4時過ぎになってようやく、心肺停止状態の男性を水中で発見した。

 この地域の川では釣りが禁止されており、注意喚起の看板なども立てられていた。警察は、2人の友人から事情聴取を行い、釣りを行った経緯などを調べている。

 こうした動画配信中の死亡事故は、今回が初めてではない。今年3月には大連市の男性が動画配信中に酒や油を大量に飲んで死亡する事故が、また5月には高層ビルで危険なパフォーマンスを行っていた動画配信者の男性が転落死している。

 名を売りたいがため、PVを稼ぎたいがための命の危険を顧みない動画配信者に対し、サイト運営側はアカウント凍結などの措置を応じているが、対策としては十分とはいえないようだ。

(文=青山大樹)

 

香港デモで「人間の鎖」を作る女子中高生に、中年男性が局部露出で対抗!

「逃亡犯条例」の改正反対に端を発する香港のデモで9日、200校近い中学・高校の生徒や卒業生が「人間の鎖」を作り、警察による暴力に対して抗議の意思を示した。一方、それに異を唱える親中派による抗議活動も激化している。ただし、中には違った意味で“過激”な抗議活動に走る中国人もいるようだ。

「SETN三立新聞網」(9月13日付)によると、中国人と思われる中年男性が「人間の鎖」を作っている女子中高生の前で男性器を露出させるという事件が起きた。とあるFacebookユーザーの投稿によると、「中国を熱愛する男性が生徒たちによる人間の鎖を破壊するため、わざと女子の前で男性器を露出させ、散り散りにしようとした」。通行人に阻止されたものの逃走し、9時間後に警察に逮捕された。当初、警察は男を捕らえる気がまったくなかったが、事件の模様がネット上に投稿され、各メディアに取り上げられたことでようやく重い腰を上げたという。つまりは、これも「愛国無罪」ということだろうか?

 ネット上での反響は大きく、「下品すぎる」「気持ち悪いウィニー(くまのプーさん、習近平国家主席を指す)信者」など、男への非難が殺到。中には「中華の伝統的優良文化のひとつ」と皮肉る者もいた。また、「香港警察は見れば見るほど目障りでひどくなっている」「香港警察はやるべきことをせず、やるべきでないことをする。ジャッキー・チェンの演技が、それを体現している。『警察故事(ポリス・ストーリー)』シリーズは、すべてウソっぱち。香港警察は中共(中国共産党)の悪行の共犯構造に組み込まれている」といった警察やジャッキー批判にまで発展している。

 デモを撃退するつもりで男性が取った行動は、皮肉なことに火に油を注ぐ結果となってしまったようだ。また、香港デモに抵抗を示し、中国のネット上で英雄視されるに至った人物も少なくないが、今までのところ、この男性にはいかなる栄誉も与えられていない。

 今回の事件では女子中高生への直接の危害はなかったが、今後も「愛国無罪」を盾にやりたい放題をするハレンチ中国人が、デモ現場で横行することになりかねない。

(文=中山介石)

セブンペイ不正事件とも関連か 中国人タバコ転売組織の実態とは?

 在日中国人による転売行為はこれまでメディアで幾度となく報じられてきたが、その多くは日本で物品を購入し、中国で売りさばくというのが共通のモデルだった。しかし今、あるモノが中国から日本に大量に密輸され、転売されているという。

 その転売は、在日中国人にとって同胞同士を結び、貴重な情報交換の場となっている中国版LINE「微信」のグループチャット上で盛んに行われているという。早速筆者は、目星をつけたいくつかのグループチャットに参加したところ、気になるキーワードを見つけた。

「毎天香煙大量出貨(毎日たばこを大量配送)」

 転売されているあるモノとは、たばこなのだ。

 しかし、たばこ事業法には「製造たばこの特定販売(輸入販売)又は小売販売を業として行おうとする者は、たばこ事業法第11条及び第22条により財務大臣の登録・許可を受けなければならない」とある。たばこ税は販売価格の約63%のため、密輸すればその分、利益となるが、登録・許可を受けていない者によるたばこの転売は、れっきとした犯罪行為なのである。

 中国人業者が転売しているたばこの多くは中国産紙巻きたばこで、国際郵便や手荷物持ち込みなどの手段で日本に大量に密輸している可能性が高く、関税法違反の疑いもある。税関広報にこうした現状についてコメントを求めたところ、「個別の案件については答えられないが、空港などでは日々職員による水際対策が行われている」と、返答があった。

 今回コンタクトを取った業者は、日本に持ち込んだたばこをマンションの一室で段ボール箱に詰め、配送をする様子の写真までアップしている。配送先には、中国人と思われる名前が並び、配送伝票の品物名には「お菓子」と記載がある。内容物を偽って配送していることは明らかだ。

 銘柄は「中南海」「中華」など、中国で人気の紙巻きたばこばかり。業者に入手元などについてメッセージで質問したところ、「中国から輸入した本物のたばこだ」と繰り返し、詳しい情報については明らかにしなかった。

  今年7月に起きたセブンペイの不正使用事件では、中国籍の男たちが加熱式電子たばこのカートリッジなどを大量に購入していたことがわかっており、警視庁は背後に転売組織があるとみて捜査を進めている。今回の業者も、アイコスなど電子たばこも取り扱っており、セブンペイ事件との関連も否定できない。中国人コミュニティの中だけで、微信を通じ購入から支払いまで完結してしまうこうしたたばこの密輸・転売は、日本の当局にはその実態がつかみにくい部分もある。組織の実態が明らかになる日は来るのだろうか?

(文=廣瀬大介)

風俗取り締まり強化の中国で、ロリータ娘「福利姫」が暗躍中?

 

 習近平政権が誕生した2012年以降、中国では大々的に風俗壊滅作戦が実行され、性サービスを提供していたカラオケ、床屋、サウナ、マッサージ店などは壊滅状態にある。その一方でSNSを利用した出張型風俗など、無店舗型営業のサービスも台頭するなど新たな性産業が誕生しつつあるが、そんな中で流行語となりつつあるのが「福利姫」だ。

「網易新聞」(8月28日付)によると、中国のネット上で話題を集めている少女に、とある疑惑が持ち上がっている。その少女は中国の大学受験シーズンとなる今年6月、メディアの取材を受け、受験への意気込みを語ったのだが、ロリータファッションとそのかわいらしさから、たちまちネット上で話題となっていた。

 ところが一部ネットユーザーの間で、少女がネット上で性的な行為を配信している動画配信者であるという指摘が持ち上がり、少女が過去に配信していたとみられる動画などがネットに流出したのだ。少女は公園や路上など公共の場で、スカートをめくり下着を見せたり、時には全裸でダンスを披露するなどの行為を動画で配信していたようだ。

 中国では今こうしたロリータファッションなど、男好きするコスチュームで扇情的な動画を配信する「福利姫」と呼ばれる若い女性が増えている。福利とは隠語で“性的”という意味で、わいせつ動画を配信し、視聴者からの投げ銭を集めているという。中には、20分ほどのわいせつ動画を1,500元(約2万4,000円)ほどで販売したり、有料会員を集めている者もいるのだ。

 今年4月には、福利姫としてわいせつ動画を配信していた未成年の少女が当局に逮捕されるという事件も発生している。この少女はネット上で自分が着用した下着や、自撮りしたわいせつ動画なども販売していたと報じられている。福利姫の中には、金銭欲しさに視聴者と実際に会い、売春に手を染める者も多いという。

 当局による風俗取り締まり強化も、いたちごっこの様相だ。

(文=青山大樹)

政府公認のLGBT専用出会い系アプリ運営会社が米国で上場間近

 この数年でLGBTという言葉がかなり浸透してきた日本だが、LGBTの人々にはまだまだ暮らしにくい世の中ではある。

 一方、LGBT人口が約7,000万人ともいわれる中国では、ビジネス業界に一定の規模を持つ市場として認識され始めている。

 そんななか、中国最大の同性愛者専用デートアプリ「Blued」運営会社が、アメリカで上場間近だと伝えられた。

「ブルームバーグ」(8月30日付け)によると、中国発の同アプリは世界全体で約4,000万人もの会員を抱え、中国国内の同性愛男性の90%(約2,700万人)が、このアプリに登録しているという。同社は、来年にアメリカ市場への上場(IPO)を目指しており、現在のところ、評価額としての企業価値は10億ドル(約1,000億円)に達しているとされる。

 しかし、これまでの道のりは、決して平坦なものではなかった。

 

 Bluedの前身となるゲイ専用コミュニティサイト「淡藍色的回憶」が誕生したのは2000年のこと。創設者の耿楽氏は元警察官だ。自身も同性愛者であったことや、当時、中国国内で性的少数者に対する偏見が大きかったことなどを理由に警察を辞め、自分と同じ立場の人々のための情報サイトを立ち上げたことが起業のきっかけだった。

 当時の中国では「同性愛は精神疾患である」と見なされていたこともあり、開設したサイトに対する苦情の声が当局に寄せられるなどの憂き目にも遭ったという。しかしそんな中、08年に転機が訪れる。当時、中国ではHIV感染やエイズ患者数が爆発的に増えており、政府はその対策に頭を抱えていた。耿氏は、そこに目を付けたのだ。

 耿氏は自身の運営するサイトで、エイズに関する啓蒙活動を行うことにしたのである。この選択が、同社を1000億円企業へと成長させるきっかけになった。中国国内のエイズ予防センターなどの医療機関と提携し、会員に対してエイズ検査の受診を積極的に呼び掛けたり、医療機関の情報を提供するなど活動を行っていた。こうした活動の結果、12年、耿氏は中国国務院(日本の内閣に相当)からエイズ予防委員会の正式メンバーとして招集を受けたのである。当初、単なる同性愛者の出会い系サイトと見られていたBluedは、中国政府公認のもと、エイズ予防も行う企業となっていったのだ。

 現在Bluedは日本語を含め世界11カ国語に対応するなど、世界的アプリへと成長を続けている。日本でもLGBTの社会浸透をビジネスチャンスととらえる企業や起業家が増えれば、彼ら当事者たちにとって、より住みよい社会に近づくきっかけとなるかもしれない。

 (文=青山大樹)